1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 09:36:53.50 ID:OWhzkVdfO
ルイズ「い、いいいくら謝ったっ・・・て・・・へ?」

サイト「もういい加減うんざりしてたしちょうどいい」ガサゴソ

ルイズ「なにしてるの?」キョトン

サイト「見たらわかるだろ」ガサゴソ

ルイズ「な、なんで荷物をまとめてるのかって聞いてるの!!」

サイト「なんでって、出て行くからに決まってるだろ・・・」ガサゴソ

ルイズ「出て行く?」

サイト「使い魔クビなんだろ?そしたらこの部屋にいる意味ないじゃん」ガサゴソ

ルイズ「なっ!?ななななに言って!!まずご主人様に謝るのが普通でしょ!」

サイト「なんで謝るんだよ・・・もう他人なんだから構うな」ガサゴソ

ルイズ「こっここここのバカ犬!そこに座りなさい!!!」バシン!

サイト「はぁ・・・だから嫌なんだよ」ボソッ

引用元: ・ルイズ「あああああんたなんか使い魔クビ!!「分かった」 



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 09:43:44.19 ID:OWhzkVdfO
ルイズ「なんですって!?」

サイト「はぁ・・・」ガサゴソ

ルイズ「・・・ちゃんと躾をしないと分からない見たいね・・・このバカ犬ゥーーーーーーーーー!!」グワッ

サイト「・・・」ガシッ

ルイズ「なっ!?離しなさい!!ご主人様に逆らうなんて、どどどどういうつもりよ!!」ジタバタ

サイト「なぁ・・・例えばの話だけど、もしお前がいきなりわけの分からない世界に呼び出されたとしてさ」

ルイズ「このっ!!離しなさいっ!!」ジタバタ

サイト「・・・・・・人の話はちゃんと聞けって学校の先生に習わなかったのかッ!!?あぁ!?」

ルイズ「っ!?」ビクッ

サイト「・・・もしお前がいきなりわけの分からない世界に呼び出されて、人間以下の家畜扱いされたらどう思う?」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 09:49:47.10 ID:OWhzkVdfO
ルイズ「そ、そんなこと、貴族のわたしが許すわけ」

サイト「この世界の常識はまったく通用しない場所でだ、突然勝手に呼び出されて奴隷扱いされたらどう思う?」

ルイズ「そ、そんなこと許さないに決まってるじゃない!そんなやつ縛り首にしてやるわ!!」

サイト「・・・人のこと奴隷扱いしてよく言えるな」

ルイズ「っ!・・・で、でも、ああああんたは使い魔で」

サイト「俺がいつ使い魔にしてくださいなんて言った?

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 09:56:44.08 ID:OWhzkVdfO
サイト「なぁ、誰が使い魔にしてくださいなんて言ったんだよ」

ルイズ「そ、それは、だって使い魔の儀式で、だから・・・」

サイト「それに、まぁ俺も男だしお前に惚れてたよ。お前の為に命懸けで戦ったこともある」

ルイズ「つ、使い魔なんだから当り前じゃない!!」

サイト「いつもそれだよなぁ?使い魔だから使い魔だから・・・」

ルイズ「だって、サイトは初めて成功した魔法で、わ、わたしの使い魔で、わたしを守るのは当たりま「もういいよ」

ルイズ「え?」

サイト「さて、じゃあな」スタスタ

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 10:01:07.82 ID:OWhzkVdfO
ルイズ「ま、待ちなさい!!今ならまだ許して」

サイト「許さなくていいから今後俺のことを二度と使い魔なんて呼ぶなよ」スタスタ

ルイズ「待ちなさいっ!・・・待って!」

サイト「・・・」ガチャッ

ルイズ「サイトっ!!」

サイト「お世話になりました、『元』ご主人様」バタン

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 10:09:04.88 ID:OWhzkVdfO
ルイズ「サイトっ!!・・・なによ・・・」

ルイズ「・・・あんたなんかいなくなっても平気だもん」

ルイズ「・・・どうせすぐ戻ってくるんだもん」

ルイズ「っ・・・グスッ・・・平気だもん・・・ヒクッ・・・」ウルウル






廊下

サイト「さて・・・おっ、シエスターーー!」

シエスタ「あ、サイトさん!」パタパタ

シエスタ「あら、どこかにお出かけですか?」

サイト「これ?あぁ、ルイズの部屋から荷物まとめて来たんだ」ヒョイ

シエスタ「?」

サイト「使い魔やめたから、部屋から出て来たんだよ」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 10:15:35.43 ID:OWhzkVdfO
シエスタ「なるほど、使い魔をおやめに・・・えぇぇぇ!?」

サイト「うわっ!なんだよ急に」

シエスタ「だって、えぇ!?喧嘩でもなさったんですか!?」

サイト「あぁ、いや、まぁ・・・限界だったんだよ」

シエスタ「限界?」

サイト「まっ、詳しいことは後で話すからシエスタも荷物まとめてきなよ」

シエスタ「へっ?」

サイト「ん?」

シエスタ「・・・えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?」

サイト「なに驚いてんだ?俺の専属メイドなんだろ?なら俺が出て来たんだからシエスタもあの部屋にいる理由がないでしょ」

シエスタ「えっ?あ、そうか・・・わたしてっきりプロ」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 10:20:10.97 ID:OWhzkVdfO
サイト「プロ?」

シエスタ「ぷ、ぷろ・・・な、なんでもありません!」

サイト「ま、まぁいいや。取りあえず俺は学院長に空いてる部屋がないか聞いてくるから、そのあいだに荷物まとめてきなよ」

シエスタ「は、はい!ただいま!」パタパタ


シエスタ(サイトさんと二人っきり・・・サイトさんと二人っきり・・・ふふっ・・・うふふふふふふふふふ)ニヤニヤ

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 10:48:27.38 ID:OWhzkVdfO
ガチャッ

ルイズ「さ、サイトっ!!」

シエスタ「し、失礼します・・・」

ルイズ「・・・・・・」

シエスタ「・・・・・・」ガサゴソ

ルイズ「・・・なにやってんのよ」

シエスタ「あ、あの、荷物の整理を」ガサゴソ

ルイズ「・・・・・・」

シエスタ「・・・それじゃ、失礼します」

ルイズ「・・・待ちなさいよ」

シエスタ「えっ?」ビクッ

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 10:54:52.36 ID:OWhzkVdfO
ルイズ「・・・サイトは?」

シエスタ「が、学院長様のところに」

ルイズ「どうして?」

シエスタ「さ、さぁ」

ルイズ「・・・あんたはどこに行くの?」

シエスタ「さ、サイトさんのところへ」

ルイズ「・・・二人で暮らすの?」

シエスタ「え、えっと・・・失礼します!」ガチャッ バタン






ルイズ「・・・・・・」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 10:56:01.41 ID:OWhzkVdfO






続く

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 11:14:49.78 ID:OWhzkVdfO
サイト「というわけで、引っ越すまでの間部屋を借りたいんですがどこか空いてないですか?」

オスマン「ふむ、しかしほんとうに使い魔をやめる気かの?」

サイト「やめた、んですよ」

オスマン「そうか・・・しかし残念ながら、このトリステイン魔法学院は人気があっての、貴族用の部屋に空きはないんじゃよ」

サイト「そうですか・・・」

オスマン「貴族用の部屋、にはの。きみはマルトーを知っておるな?」

サイト「はい」

オスマン「使用人に関してはあやつが全て管理しておるんじゃ。使用人の部屋でよければ、あやつに聞いてみたらどうかな?」

サイト「全然構いませんよ、それじゃ失礼します」ガチャッ


オスマン「使い魔をやめる・・・前代未聞じゃのぉ・・・ふむ」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 11:23:14.58 ID:OWhzkVdfO
廊下

サイト「マルトーのおやっさんなら厨房か」


タバサ「・・・・・・あっ」

サイト「おっ、よぉタバサ」

タバサ「・・・それ」ピッ

サイト「ん?」

タバサ「どこか行くの?」

サイト「あぁ、まぁそんなとこ」

タバサ「どこに行くの?」??

サイト「まだ決まってないというか」

シエスタ「サイトさーーん!」パタパタ

サイト「おっ、早いなシエスタ」

シエスタ「だってミス・ヴァリエールがこわ・・・な、なんでもないです!ところでお部屋はみつかりましたか?」

サイト「いや、それが空いてないらしくて・・・これから「部屋?」

タバサ「部屋を探してるの?」

156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 19:11:56.98 ID:OWhzkVdfO
 

タバサ「どうして部屋を探してるの?」

サイト「んー、ルイズの使い魔をやめてルイズの部屋にいる理由がなくなったから」

タバサ「っ!・・・どうして?」

サイト「ま、色々あってな。それで部屋を探してるってわけ」

タバサ「そう・・・・・・・」ソワソワ

シエスタ(――――っ!)ピキューン!

シエスタ(良くない雰囲気!メイドの勘がここから避難しろと告げている!)

サイト「で、今学院長に部屋がないか聞いて来たんだけど貴族用の部屋はないって言うから、これからマルトーのおやっさんに使用人の部屋が」

シエスタ(今だ!)

シエスタ「それじゃ早く行きま「ならわたしの部屋に」

タバサ「わたしの部屋にくれば・・・いい」

159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 19:23:40.56 ID:OWhzkVdfO
サイト「はっ?」

タバサ「わたしの部屋に」

シエスタ「そ、そんなのダメです!!サイトさんはわたしと二人で」

サイト「え?」

シエスタ「そ、それに!使用人の部屋に空きがあるのにミスタバサにご迷惑をかけるわけには」

タバサ「迷惑じゃない」

シエスタ「迷惑です!」

タバサ「・・・彼は貴族」

シエスタ「それがなにか?」

タバサ「使用人の部屋に住ませるなんて、それでもあなたは彼のメイド?」

シエスタ「はっ!で、でも」

サイト「いや、俺は寝床さえあればどこでも」

タバサ「あなたは黙ってて」
シエスタ「サイトさんは黙ってて下さい!」

サイト「ハイ・・・」

163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 19:32:05.46 ID:OWhzkVdfO
シエスタ「とにかく!サイトさんの部屋はわたしがなんとかします!」

タバサ「メイドになんとかできるの?」

シエスタ「します!」

タバサ「出来なかったら?」

シエスタ「するんです!」

タバサ「・・・・・・」



シエスタ「ぐぬぬぬぬぬ」ドドドドド

タバサ「・・・・・・」ゴゴゴゴゴ



シエスタ「・・・あ、あれ?サイトさんは?」キョロキョロ

タバサ「・・・?」キョロキョロ


厨房

サイト「ってわけで、部屋空いてないかなぁ」

165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 19:43:41.65 ID:OWhzkVdfO
マルトー「部屋かー・・・ちょっと待ってな」



マルトー「おー待たせたな、今確認してみたんだが『バーン!』

シエスタ「部屋は空いてるんですかっ!」パタパタ

タバサ「・・・」スタスタ

マルトー「な、なんだ藪から棒に」

シエスタ「部屋は、空いてるんですか!!」ドンッ

タバサ「・・・・・・」パン

マルトー「おっおぉ、そのことなんだが」

シエスタ「・・・・・・」ドキドキ

タバサ「・・・・・・」ワクワク

168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 19:56:06.43 ID:OWhzkVdfO
マルトー「シエスタも分かると思うが、ほとんどみんな相部屋で入ってもらってる状況でなぁ・・・空きがないんだよ」

シエスタ「そ・・・そんな」ガクリ

タバサ「・・・・・・」グッ グッ

サイト「そっか・・・じゃあ仕方ないな」

マルトー「だがまぁ、我らの剣の為ならなんとか」

シエスタ「なるんですか!?」

サイト「いや、俺の為に他のみんなに迷惑はかけたくないから」

マルトー「っ!うおおおおおん!やっぱりおまえは貴族になっても変わらない!頼りにならないオヤジですまん!」

176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 20:45:32.79 ID:OWhzkVdfO
サイト「どうするか・・・」

タバサ「・・・」クイクイ

サイト「ん?」

タバサ「わたしの部屋に来るといい」

サイト「迷惑じゃないか?」

タバサ「・・・広いから」

シエスタ「ぐぬぬぬぬぬ」プルプル

タバサ「・・・・・・来て」クイクイ

サイト「・・・じゃ、お世話になります。近くに家見つけるまでの間だけど」

タバサ「・・・ズット・・・イテイイ」ボソッ

サイト「ん?」

タバサ「なんでもない」フルフル


マルトー「あぁそうだ、シエスタだけなら前いた部屋に」

シエスタ「しっ!」ドゴッ

マルトー「ぐはぁっ!!・・・な、なぜ・・・」ガク

177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 20:46:17.17 ID:OWhzkVdfO








第一部完!

182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 21:01:01.62 ID:OWhzkVdfO
おまけ


サイト「お邪魔しまーす」ガチャッ

タバサ「違う」

サイト「ん?」

タバサ「ただいま」

サイト「ん・・・ただいま」

タバサ「・・・」ニコッ

シエスタ「まぁでも、初めて来るんですからお邪魔します、で合ってますよね・・・ふっ」

タバサ「・・・・・・」ゴゴゴゴゴ

シエスタ「うふふふふふふふ」ドドドドド

186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 21:12:40.60 ID:OWhzkVdfO
サイト「あ、そうだ。なぁシエスタ、布団ってどっから持って来ればいい?」

シエスタ「お布団ですか?」

サイト「あぁ、ベッド一つしかないし、あと二つ布団がいるだろ?」

シエスタ「あぁ、そうですね・・・!」ピキューン

シエスタ「それじゃ、わたしが今持ってきますから待ってて下さい!」スタタタ



シエスタ「お待たせしました!」ガチャッ

サイト「おかえり、ありがとな」

シエスタ「いえ・・・でも、一組しか用意出来なかったんです・・・」チラッ

タバサ「っ!」

シエスタ「あ、あの、わたしは床で寝ますから!」チラッチラッ

サイト「いやいや、そんなこと出来ないよ。俺が床で寝るから」

シエスタ「だ、ダメです!そんなことさせられません!」

188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 21:20:22.19 ID:OWhzkVdfO
サイト「いや、そんなこと言っても」

シエスタ「そ、それじゃあ・・・サイトさんが嫌じゃなかったら」

タバサ「あなたはベッドで寝るべき」

シエスタ「っ!・・・そ、そうしたらミスタバサはどうされるんですか?」

タバサ「このベッドは広い」ポムポム

タバサ「二人寝てもなんの問題もない」ポムポム

シエスタ「あら、それじゃお言葉に甘えて。もう遅いですし寝ましょうかサイトさん」ポスッ

タバサ「違う」ガシッ

タバサ「あなたは下、わたしが上」

シエスタ「わたしはサイトさんのメイドなんです」

タバサ「・・・ここはわたしの部屋」

193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 21:32:17.51 ID:OWhzkVdfO
サイト「おやすみ」バサッ

シエスタ「さ、サイトさんが下で寝るならわたしも」ゴソゴソ

タバサ「・・・」ゴソゴソ

シエスタ「なんでミスタバサまで入ってくるんですか!」

タバサ「・・・グゥグゥ」

シエスタ「寝たフリしないで下さい!」



その頃ルイズ


ルイズ「グスッ・・・ヒクッ・・・」

ルイズ「すぐ戻って・・・くるもん・・・」





ルイズを涙目にさせる次回に続く!

208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 23:43:41.69 ID:OWhzkVdfO
バイト立て込んでた

三日後

キュルケ「ヴァリエールー」コンコン

・・・・・・

キュルケ「いるんでしょー」コンコン

・・・・・・

キュルケ「まったく・・・ココントウザーイ」ヒュッ

ガチャッ

キュルケ「なんで授業でないのよ」

布団「・・・・・・」

キュルケ「まったく・・・サイトがタバサの部屋にいることと関係あるのかしら?」

布団「っ!・・・」ビクッ

212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/12(金) 23:53:01.41 ID:OWhzkVdfO
キュルケ「はぁ・・・」

キュルケ「ねぇルイズ、あなたそれでいいの?」

布団「・・・・・・」

キュルケ「そのまま布団として生きていくつもり?」

布団「・・・・・・」

キュルケ「ゼロのルイズから布団のルイズに改名ね」

布団「・・・・・・」

キュルケ「・・・もういいわ」ガチャッ バタン

布団「・・・なによ」バサッ

キュルケ「かかったわねアホがッ」ガバッ

ルイズ「きゃっ!!」

214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/13(土) 00:05:27.28 ID:4fYQCl5OO
ルイズ「離しなさいよ!!離して!!」バタバタ

キュルケ「元気じゃない、貴族が授業サボるなんてどういうつもりよ」

ルイズ「ううううるさい!あんたに言われたくないもん!」バタバタ

キュルケ「ちょっ、いたっ!・・・大人しくしなさい!!!」

ルイズ「っ!・・・な、なによ!わたしがどうしようとわたしの勝手でしょ!」

キュルケ「うぐっ・・・ま、まぁ、ライバルがいないと張り合いがないじゃない」

215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/13(土) 00:12:45.02 ID:4fYQCl5OO
ルイズ「なによそれ・・・ほっといてよ」

キュルケ「はぁ・・・使い魔に愛想尽かされるメイジなんて聞いたことないわね」

ルイズ「ちっ、違うもん!!わたしがクビにしたんだもん!!」

キュルケ「じゃあ、なんであなたが布団になってるわけ?」

ルイズ「これは・・・お腹が痛いだけだもん」

キュルケ「これだけ暴れて大声を出してお腹が痛いですって?」

ルイズ「うっ・・・うるさい!」

キュルケ「ねぇルイズ、このままじゃほんとにあなたの使い魔、一生戻って来ないわよ?」

ルイズ「・・・あんな奴使い魔じゃないもん」

キュルケ「それでいいの?」

ルイズ「・・・・・・」

218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/13(土) 00:20:43.81 ID:4fYQCl5OO
キュルケ「自分のプライドとサイト、どっちが大事なの?」

ルイズ「・・・・・・」

キュルケ「自分の為に命懸けで戦ってくれる男なんて、一生に一人いるかいないかよ?」

ルイズ「・・・使い魔だから当然だもん・・・」

キュルケ「その当然がどれだけすごいことか、分からないほど馬鹿じゃないでしょ?いくらゼロでも」

ルイズ「・・・・・・ん」

キュルケ「・・・もうこれ以上は自分で考えなさい。サイトに謝って戻って来てもらうか、つまらない意地を張り続けるのか」

キュルケ「じゃあね。あと顔洗ったほうがいいわよ?ひどい顔してるから」

ルイズ「っ!」ガバッ

キュルケ「ふふっ」バタン

220: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/13(土) 00:26:42.95 ID:4fYQCl5OO
ルイズ(サイトは●●犬で馬鹿犬でどうしようもないけど・・・)

ルイズ(いつだって助けてくれて、わたしを認めてくれた・・・)

ルイズ(たしかに、ちょっとわたしの扱いはひどかったかもしれない)

ルイズ(でも、つ、つつつ使い魔に謝るなんて!)

『自分のプライドとサイト、どっちが大事なの?』

ルイズ(・・・・・・)



ルイズ(顔洗おう、そして、サイトに・・・)ガバッ

221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/13(土) 00:31:26.23 ID:4fYQCl5OO
廊下

ルイズ(はぁ、はぁ・・・この時間なら裏庭で稽古中かしら)


ルイズ(いた!・・・サイト)

サイト「ふっ、ふっ」ブンッ ブンッ



ルイズ「あ、あの・・・」

サイト「ふっ、ふっ」ブンッ ブンッ

ルイズ「さ、サイトっ!」

サイト「ん?あぁ、こんにちはミスヴァリエール」

ルイズ「へっ?」

サイト「いかがいたしました?」

227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/13(土) 00:41:59.43 ID:4fYQCl5OO
ルイズ「な、なんでそんな喋り方するの?」

サイト「なにか失礼がありましたか?」

ルイズ「だって、そんな、なんで他人みたいな喋り方するのよ!!」

サイト「平民出のただのシュヴァリエが、公爵家三女のミスヴァリエールに気安く口をきけるわけがないでしょう。おかしなことをおっしゃる」

ルイズ「そ、そんなこと!!普通に喋りなさい!!」

サイト「命令される義理はないはずですが」

ルイズ「っ!・・・ふ、普通に喋ってよ・・・」

230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/13(土) 00:55:18.63 ID:4fYQCl5OO
サイト「・・・まぁいいか。何の用だ?忙しいんだけど」

ルイズ「あ、ああああの・・・」

サイト「・・・」

ルイズ「え、えっと、その・・・」

サイト「早くしてくれる?」

ルイズ「あっ、ご、ごめ」

ルイズ「ごめんなさい!わたしが悪かったわ!」

サイト「それだけか?じゃあな」スタスタ

ルイズ「え・・・・・・?ま、まって!」

サイト「まだなにか?」

ルイズ「えっと、ゆ、許してくれる?」

236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/13(土) 01:05:42.18 ID:4fYQCl5OO
サイト「なにを?」

ルイズ「えっ?」

サイト「だからなにを?」

ルイズ「い、今までひどいことしてたこととか、勝手に召喚して使い魔にしちゃったこととか・・・」

サイト「なんだそんなことか」

ルイズ「へっ?」

サイト「そんなこともう怒ってないよ」

ルイズ「ほ、ほんとに!?」

サイト「あぁ、だってそんな昔のことにいつまでも腹を立てても仕方ないし」

ルイズ「それじゃ、まま、またわたしの使い「それにこれから二度とお前に関わることもないんだし」

ルイズ「・・・へ?」

245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/13(土) 01:13:12.73 ID:4fYQCl5OO
サイト「これ以上話すこともないだろ、鍛練の邪魔だからどっか行ってくれるか?」

ルイズ「――――――――」ポカーン

サイト「はぁ・・・お前が動かないなら俺が行くよ。じゃあな」スタスタ

ルイズ「―――――はっ!?まままま、待ちなさい!」

サイト「なんだよ、まだなんか用か?」

ルイズ「に、二度と関わらないってどういうこと!?」ガバッ

サイト「服を引っ張るなよ鬱陶しいな」パシッ

ルイズ「っ!そ、それよりどういうことよ!」

サイト「はぁ・・・」

ルイズ「どういうことって聞いてるの!!!」

247: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/13(土) 01:21:40.39 ID:4fYQCl5OO
サイト「俺はもうお前の使い魔じゃないんだよ」

ルイズ「な、なんで?さっき怒ってないって」

サイト「あぁ、怒ってない」

ルイズ「じゃ、じゃあ!」

サイト「じゃあまた使い魔になれってのか?どんだけわがままなんだよお前」

ルイズ「だ、だって、謝ったし!!怒ってないなら!」

サイト「お前はもう怒る対象でもなんでもない他人なんだよ」

ルイズ「っ!」

サイト「わかったか?」

ルイズ「・・・っ・・・」プルプル

サイト「聞いてんのか?おい」

ルイズ「な・・・なんでそんなことっ、グスッ、言うの?」プルプル

サイト「あぁ、そうやって威張ってるくせにすぐ泣くところも嫌いだ」

255: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/13(土) 01:30:29.62 ID:4fYQCl5OO
ルイズ「泣いてっない、ヒック、もん」グスグス

サイト「そうですか」スタスタ

ルイズ「待って!!」グイッ

サイト「なんだよもう、いい加減にしてくれるか?」

ルイズ「い、今までのことならっ、グスッ、あやまっ、ヒッグ、謝るから!」

ルイズ「それに、こっ、これからは!ヒグッ・・・これからは・・・ひ、ひどいこと・・・グスッ・・・しないから!」ウルウル

サイト「・・・・・・」

ルイズ「戻って・・・来てよっ!ぁっ、ヒグッ、どこにもっ・・・どこにも行かないで!!」ポタポタ

サイト「・・・・・・」

サイト「よし、じゃあ一つだけ条件をだしてやろう。それを守ったら今までのことは全て許してやる」

260: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/13(土) 01:38:23.85 ID:4fYQCl5OO
ルイズ「な、なんでもするっ!!・・・うぅっ・・・なんでもするから」ポタポタ

サイト「約束は守れよ?」

ルイズ「うんっ、ま、守るっ」コクコク

サイト「よし・・・」




サイト「今後一切俺に近寄るな、話しかけるのもなしだぞ?それだけだ・・・・・・じゃあな」スタスタ


ルイズ「や、やだ・・・」

ルイズ「やだっ・・・そんなのやだっ・・・待ってよサイト!」

ルイズ「行かないで・・・サイト!そんなひどいこと言わないで!行かないでよ!!」



ルイズ「サイト・・・あ、あぁ・・・いやあぁぁぁぁああぁああああぁああ!!!!」

266: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/13(土) 01:39:47.51 ID:4fYQCl5OO













第二部完ッ!!

456: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/14(日) 00:24:18.42 ID:k/f5++CDO
数日後

ルイズ「うっ・・・グスッ・・・サイトぉ・・・」
コンコン

ルイズ「さ、サイト!?」

キュルケ「ルイズー元気?」

ルイズ「・・・・・・」ガバッ

キュルケ「はぁ・・・」

キュルケ「また布団?好きなのかしら?布団」

布団「・・・・・・」

461: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/14(日) 00:33:01.56 ID:k/f5++CDO
キュルケ「その様子じゃどうせ謝りにもいってないんでしょう」

布団「っ」ビクッ

キュルケ「まったく、好きな男に逃げられてショックなのはわかるけど、あなたがこんな意気地なしだとは思わなかったわ」

布団「・・・」プルプル

キュルケ「・・・今ごろサイトはメイドとタバサと楽しく食事中かしらね?」

布団「・・・ったもん」プルプル

キュルケ「なにか言って?」

布団「・・・りに・・・い・・・もん」プルプル

キュルケ「なに?聞こえないわよ」

ルイズ「っ!」ガバッ

ルイズ「謝りにいったもん!!」

470: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/14(日) 00:47:13.14 ID:k/f5++CDO
キュルケ「い、いったの?じゃあなんでまた布団になってるのよ。ちゃんと謝ってないんじゃ」

ルイズ「ちゃんとっ、グスッ、ご、ごめんなさいって、言ったもん!!」ウルウル

キュルケ「ちゃんと謝ったのね?」

ルイズ「ヒグッ・・・グスッ」コクン

キュルケ「で、サイトはなんて?」

ルイズ「っ・・・さいっ、サイトは・・・」

ルイズ「もう怒ってないっ、て・・・言って・・・」グスッ

キュルケ「それで?」

ルイズ「もっ・・・もう、た、他人、ヒクツ・・・他人だ・・・ウゥッ・・・て」

キュルケ「・・・」

ルイズ「に、二度と・・・近くにくる・・・うあっ・・・グスッ・・・」ポタポタ

キュルケ「・・・もういいわ」

ルイズ「二度と・・・話しかけるなって・・・う、うぅ・・・」ポタポタ

キュルケ「・・・わかったから」ギュッ

ルイズ「う・・・あぁっ・・・うぅあぁぁぁぁああぁああああぁああ!!」

479: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/14(日) 01:00:50.42 ID:k/f5++CDO



キュルケ「・・・落ち着いた?」

ルイズ「・・・ん」コクン

キュルケ「しかし、あのサイトがそんなこと言うなんてねぇ・・・相当溜まってたのかしら」

ルイズ「っ・・・わ、わたしの・・・グスッ・・・」ウルウル

キュルケ「あー、ほら、今はそんなこと言っても仕方ないでしょう?」ナデナデ

ルイズ「・・・グスッ・・・」

キュルケ「で、あなたはどうしたいの?」

ルイズ「・・・」

キュルケ「まさかほんとに布団として生きていくなんて言わないでよ?」

ルイズ「サイトに・・・そばにいて・・・サイトのそばにいたい」

キュルケ「それじゃなにか行動しなさいな。部屋に籠っててもサイトは戻って来ないわよ?」

486: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/14(日) 01:11:36.21 ID:k/f5++CDO
ルイズ「で、でも・・・近くに来るなって・・・」

キュルケ「一回失敗したくらいでなに言ってるのよ、胸だけじゃなくて度胸もゼロなの?」

ルイズ「む、むむむ胸は関係ないでしょ!!」

キュルケ「ふふっ」

キュルケ「それに、逆に考えなさいな『近寄るなって言われたなら近寄らせればいいんだ』って考えなさいな」

ルイズ「どういうこと?」

キュルケ「それくらい自分で考えなさい。じゃあねー」ガチャッ バタン

492: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/14(日) 01:17:19.07 ID:k/f5++CDO
ルイズ「近寄るらせるっていったって・・・話しかけるなって言われたのに・・・」

ルイズ「・・・・・・」


ルイズ「そ、そうだ!」ピキューン



ルイズ「こ、これなら・・・・・・」

499: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/14(日) 01:22:33.97 ID:k/f5++CDO
タバサの部屋

ルイズ(サイトは今ここに・・・)

ルイズ(・・・・・・)

パサッ

『・・・手紙?』

『・・・・・・』

502: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/14(日) 01:31:43.07 ID:k/f5++CDO


火の塔屋上


ヒュゥゥーー

ルイズ「・・・」ブルッ

ルイズ(・・・日が暮れてどれくらい経ったかしら・・・)

ルイズ(・・・)

ルイズ(・・・絶対来るわよ・・・サイトはわたしが初めて成功した魔法なんだもん)


ギィ・・・カツカツ


ルイズ(来た!来てくれた・・・サイト)


カツカツ

ルイズ「さ、サイト!あの・・・」

508: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/14(日) 01:38:10.46 ID:k/f5++CDO
??「こんばんは」

ルイズ「え・・・?」



シエスタ「サイトさんが来ると思ったんですか?」

シエスタ「来るわけないじゃないですか」

ルイズ「な、なんであんたが」

シエスタ「今まで散々サイトさんを苦しめて、まだ足りないんですか?」

ルイズ「ち、ちがっ!謝ろうと」

シエスタ「謝って、またサイトさんが使い魔になったとして、また命懸けで戦わせるんですか?」

519: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/14(日) 01:47:36.87 ID:k/f5++CDO
ルイズ「それは・・・今までのことは反省して」

シエスタ「反省して謝れば許して貰えると思ったんですか?」

ルイズ「そ、それは・・・許してくれるまで謝れば」

シエスタ「相変わらず自分勝手でわがままですね」

ルイズ「う、ううううるさい!!あんたなんかに用はないのよ!!」

シエスタ「わたしが平民だからですか?そういう態度が嫌われる原因になったってまだ分からないんですね」クスクス

534: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/14(日) 02:01:08.70 ID:k/f5++CDO
ルイズ「・・・」ブチッ

シエスタ「最近、サイトさんいつも笑ってるんですよ」

シエスタ「いつも怒鳴ってわがままを言う『だけ』の人がいなくなったからですかね?」

ルイズ「――――――」

シエスタ「誰とはいいませんけど。ふふっ」

ルイズ「――――――」

シエスタ「あ、それと私達来週引っ越すんです。サイトさんが部屋を借りて、一緒に来てくれって言ってくれたんです」

ルイズ「――――――」

シエスタ「もう二度と会うことはないと、どうぞお元気で」

ルイズ「――――――」

シエスタ「・・・それじゃ」スタスタ

シエスタ「あんな『また使い魔にしてあげるから』なんてふざけぐぇっ!」

ルイズ「――――――」ギリギリ

546: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/14(日) 02:10:55.07 ID:k/f5++CDO
シエスタ「がふっ・・・げっ・・・はな゙っ!ぐっふ・・・」バタバタ

ルイズ「ふふっあはは、はははは!あはははは!」ギリギリ

シエスタ「だ・・・ぐぇ・・・けて・・・」バタバタ

ルイズ「ずーーーっと前から邪魔だったのよ!平民のくせに・・・」ギリギリ

シエスタ「や゙・・・いと・・・ざん・・・」ピクピク

シエスタ「と・・・さ・・・けて・・・」ピクッ

シエスタ「・・・・・・・・・・・・」

ルイズ「ほら、なんか言ってみなさいよ!はぁっ・・・っ・・・」ギリギリ

シエスタ「――――――――――」

567: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/14(日) 02:18:35.74 ID:k/f5++CDO
ルイズ「無視してんじゃないわよ!」ギリギリ

シエスタだったもの「――――――」

ルイズ「ちょっと!聞いてんの!?」バシッ

シエスタだったもの「―――――――」

ルイズ「無視するな!」バシッ

シエスタだったもの「――――――」ドサッ

ルイズ「・・・え?」

ルイズ「ちょ、ちょっと!ねぇ!」ユサユサ

シエスタだったもの「――――――」

ルイズ「う、嘘・・・ねぇ!シエスタ!!」ユサユサ

587: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/14(日) 02:28:04.92 ID:k/f5++CDO
ルイズ「シエスタ!シエスタ!!」ユサユサ

シエスタだったもの「――――――」

ルイズ「い、いや・・・」

ルイズ「あ・・・あぁ・・・」

ルイズ「た・・・けて・・・」ガクガク

ルイズ「・・・いと・・・す・・・て・・・」フラフラ

ルイズ「たす・・・さいと・・・さいと・・・」フラフラ

ルイズ「さいと助けて・・・さいと・・・助けて・・・さいと・・・さいと・・・」フラフラ


ルイズ「さいと・・・さいと・・・さいと・・・」フラフラ


トンッ

ルイズ「っ?」ガクッ

ルイズ「あっ・・・・・・」




ドチャッ

598: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/14(日) 02:38:52.46 ID:k/f5++CDO
翌日


サイト「・・・嘘だ」

オスマン「状況を見るかぎり、ミスヴァリエールがメイドのシエスタを殺して自殺・・・わしも嘘だと思いたいが・・・」

サイト「俺の・・・俺のせいだ・・・」

オスマン「あまり深く考えすぎるでないぞ、サイトくん・・・」





サイト「俺が・・・シエスタ・・・・・・ルイズ・・・」フラフラ

サイト「うぁ・・・あっ・・・」ポタポタ

サイト「・・・うぅっ・・・ぐぁ・・・」ポタポタ

??「大丈夫」ギュッ

611: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/14(日) 02:44:11.25 ID:k/f5++CDO
サイト「・・・ぁ?」


タバサ「わたしがずっとそばにいる」ギュッ

サイト「・・・たば・・・さ」

タバサ「大丈夫・・・あなたは悪くない」ギュッ

サイト「タバサ・・・タバサっ・・・・・・」

タバサ「大丈夫・・・大丈夫・・・」ギュッ

サイト「あっ・・・あぁぁ・・・あぁぁぁぁああぁああああぁああ!!」ギュッ


タバサ「ずっとそばにいる・・・わたしだけの勇者様」ニコッ




劇終!