1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/20(火) 18:51:26 RDxESWtg
リヴァイ「おい、お前のしたい事は何だ?答えろ」

エレン「俺は...」

エレン「...調査兵団に入って、とにかく団長の髪をぶっ殺したいです」

リヴァイ「ほう....悪くない」

リヴァイ「特別に認めよう、調査兵団への入団を許可する」


2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/20(火) 18:56:10 RDxESWtg
リヴァイ「早速仕事だ、エルヴィンの髪を殺せ」

エレン「ハッ!!」タタッ


エルヴィン「ん?後ろから誰か走ってくる...誰だ?」

エレン「ふんっ!」プチ

エルヴィン「痛たっ!?」

エレン「やった!討伐数1!!」タタタッ


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/20(火) 19:02:27 RDxESWtg
エルヴィン「私の髪の毛一本取ってどこか走り去っていった...」

エルヴィン「彼は一体何がしたかったんだ....?」

本部

エレン「リヴァイ兵長、俺やりましたよ!早速戦果を上げました!」

オルオ「....たかが一体ぐらいで騒ぐんじゃねーぞ新入りがよぉ」

エレン「え!?」


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/20(火) 19:05:55 RDxESWtg
リヴァイ「コイツの言う通りだ、一体ぐらいで騒ぐな」

エレン「あの....この方達は?」

リヴァイ「俺の直属の部下....エルヴィン狩りのエース部隊だ」

エレン「エース部隊!?」

リヴァイ「お前はまだまだ甘い」


6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/20(火) 19:12:56 RDxESWtg
ペトラ・ラル 討伐10本 討伐補佐48本

オルオ・ボサド 討伐39本 討伐補佐9本

エルド・ジン 討伐14本 討伐補佐32本

グンタ・シュルツ 討伐7本 討伐補佐40本

リヴァイ「これが実力の差だ、しかも一度も気づかれずにやっている」

リヴァイ「前のキース団長はコイツ達が中心になって討伐した」


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/20(火) 19:18:25 RDxESWtg
エレン「一度も気づかれずにって....まさか!?」

リヴァイ「そう、キースはまだ自分の頭の惨劇を知らない」

エレン「な!?」

リヴァイ「お前もエルヴィンに悟られる事無く討伐しろ」

エレン「は...ハッ!」


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/20(火) 19:37:56 RDxESWtg
リヴァイ「今夜は大規模な作戦を実行する」

エレン「大規模な作戦...ですか?」

リヴァイ「そうだ、調査兵団の総力を上げてエルヴィンの頭を開拓する」

エレン「!?」

リヴァイ「エルヴィンの髪の毛の犠牲は避けられない....だがやるしかない」

リヴァイ「お前は俺達リヴァイ班と行動しろ」

その夜 人類の存亡を賭けた戦いが始まろうとしていた...


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/20(火) 19:44:37 RDxESWtg

エルヴィン「眠い...しかし今夜中に作戦企画書を完成させなければ...」カリカリ

ペトラ「エルヴィン発見....目標との距離10!」ソロ~

エルド「夜はエルヴィンの行動が鈍る....チャンスだ」

リヴァイ「お前達....行くぞ!」ダダッ

エレン「常に変革を求める人間の集まり....これが調査兵団!」ゴクリ


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/20(火) 19:50:14 RDxESWtg
オルオ「ていっ」プツン

エルヴィン「....」

ペトラ「はっ」プチン

エルヴィン「....」

エルド「人類の力を...」プツッ

グンタ「思い知れ!!」プチプチッ

エルヴィン「....」カリカリ

エレン「スゲぇ...こんな鮮やかな技初めて見た!」



16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/20(火) 19:54:52 RDxESWtg
リヴァイ「揃いも揃って...」

リヴァイアサン「面白れぇ生え際しやがって..」ダダッ

エレン「出た!人類最強!」

リヴァイ「はぁっ!!」ブチブチブチィ!

エルヴィン「さっきから痛ってぇぞお前等ァ!!!」

リヴァイ「ヒッ!.....ごめんなさい...」

エレン「まずい!」


19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/20(火) 20:03:13 RDxESWtg
リヴァイ「総員退避だ!総員退避!!」

エルヴィン「待て!何故そんな事をする!理由を教えろ!」バッ

エルド「うわぁ!?」

エレン「エルドさんが捕まった!」

リヴァイ「くそったれが....何故俺の毛抜き裁きがバレたんだ!?」

エレン「(俺のせいだ....俺の毛抜きが最初にバレたせいで...)」

エレン「(エルヴィンは警戒態勢に入ってたんだ!)」


20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/20(火) 20:10:57 RDxESWtg
エルド「うわぁああああ助けてぇええええ!!」

エレン「最初から.....こうしてれば!」ガリ

ピカッ!!

オルオ「あのガキ!巨人化しやがった!?」

グンタ「エルドを助ける気だ!しかしさすがに単騎行動は....」

オルオ「....俺達も加勢すれば....あるいは...!」

ペトラ「私はオルオに賛成する!クソエルヴィンに報いを!」

リヴァイ「お前等.....」


23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/20(火) 20:45:29 RDxESWtg
リヴァイ「俺が指揮する、エレンを援護しろ!突撃!!」

リヴァイ班「了解!!」ドドッ

巨人エレン「オオオオオオオオッ!」

エルヴィン「ま...待て!私が何をしたっていうんだ!?意味無く毛を抜かれたから怒っただけだ!やめろ!」

巨人エレンはエルヴィンの髪の毛を掴むと、力一杯引き抜いた

エルヴィン「ぐあぁああぁぁあ!」ブッッッチィ

エレン「オオオオオオオオ!!」勝利の雄叫び


26 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/20(火) 20:53:02 RDxESWtg
人類はエレンという切り札を使い勝利した。しかしエルヴィンの髪の毛は全滅....代償も大きかったのだ

ピクシス「....なるほど....お主もか」

エルヴィン「ピクシス指令、ではあなたも部下に....」

ピクシス「その通りじゃ、今日の朝に美容院に行ってやっと気づいたわい...リコに問い詰めると3年前にはもうワシの頭は...」

エルヴィン「心中お察しします」


27 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/20(火) 21:07:01 RDxESWtg
エルヴィン「しかしご安心下さい、私は技術班こんな物を作らせました」フサァ

ピクシス「!....その摩訶不思議な物は一体!?」

エルヴィン「『ヅラ』と命名しました、これを被ると」かぶり

ピクシス「何と!!見事じゃ!!」

エルヴィン「反撃はこれからです!一人残らず追い詰めましょう!我々の髪の毛の仇を!!」

知将エルヴィン(ヅラ)
彼の本当の戦いが始まる!!

次回【二千年後に生える】

おわり