1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 12:49:57 4XG9bRbw
マルコ「ユミルをどうにかって、いきなりどうしたんだい?」

コニー「あいついつもすぐに邪魔してくるんだよ」

マルコ「邪魔?何の?」

コニー「クリスタとの会話だよ」

マルコ「えっ?もしかしてクリスタが好きなの?」

コニー「ん?おかしいか?」


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 12:57:02 4XG9bRbw
マルコ「いやおかしくは無いよ、結構クリスタが好きって人多いし」

コニー「えっ?そうなのか?」

マルコ「うん、一番わかりやすい人だとライナーとかだね」

コニー「ライナーか、確かによくクリスタを見てる気がするぜ」

マルコ「だろ?で話は戻るけど僕にどうして欲しいんだい?」


6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 13:09:06 4XG9bRbw
コニー「クリスタとゆっくり話せるようにユミルを引き離して欲しい」

マルコ「うーん、結構難しい事を言うね」

コニー「出来れば何度も頼みたいんだが駄目か?」

マルコ「流石に何度もは無理だよ、1、2回が限界だよ」

コニー「1、2回でいい!頼めるか!?」

マルコ「出来るかわからないよ?なんせ相手はユミルだし」

コニー「それでもいい!チャンスを作ってくれ!」

マルコ「そこまで言うならやってみるけど期待しないでね?」

コニー「ありがとな!」

マルコ(変なこと引き受けちゃったなぁ)ハァ



9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 13:17:35 4XG9bRbw
次の日

マルコ「ユミルおはよう」

ユミル「ん?マルコか珍しいな、どうした?」

クリスタ「あっマルコおはよう!」

マルコ「クリスタもおはよう、目があったからなんとなくね」

ユミル「そうか、じゃあな」

マルコ「うん、またね」

クリスタ「ばいばいマルコ」

マルコ(まあ朝はこんなもんかな?)

12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 13:26:13 4XG9bRbw
食堂

コニー「どうだマルコ、出来そうか?」

マルコ「中々難しそうだよ」

コニー「そうか……」

マルコ「まあまだ朝だからね、焦るとユミルにばれちゃうよ」

コニー「確かにな、あのブスはクリスタの事になると異常に勘が働くからな」

マルコ「うん、だから今日いきなりってのは無理だと思う」

コニー「わかった、俺も色々考えてみるから頼んだぜ」


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 13:32:40 4XG9bRbw
座学

マルコ(とりあえずユミルの隣の席は確保出来たが……)

ユミル「お、珍しいなマルコが横って、なあクリスタ」

クリスタ「そう?私は何度かあるよ、ねっマルコ」

マルコ「そうだね、確か巨人の弱点についての時は隣だったね」

ユミル「へぇ、気付かなかったな」

クリスタ「マルコはノート綺麗にとってるよね」

マルコ「そうかな?人と比べた事ないからわからないな」


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 13:40:58 4XG9bRbw
ユミル「ちょっと見せてみろよ」

マルコ「別にいいけど、はい」

ユミル「どれどれ、おっ本当だ、結構見やすいじゃねえか」

マルコ「そう?ありがと、よかったらユミルのも見せてよ」

ユミル「私のか?別にいいけど、ほらよ」

マルコ「へぇ、ユミルも綺麗だね、他の人はこんな風にとるんだね」

クリスタ「私のも見る?はい」

マルコ「クリスタは結構可愛い字を書くんだね」


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 13:46:36 4XG9bRbw
クリスタ「そうかな?」

マルコ「うん、クリスタっぽいよ」

クリスタ「ふふっありがとねマルコ」

ユミル「おいおい何いい感じになってんだ?駄目だぞマルコ、クリスタは私のだ」

マルコ「わかってるよ、ちょっと褒めただけさ」

ユミル「わかってるならいい」

クリスタ「ごめんねマルコ、ユミルったらすぐ変なこと言うから」

マルコ「大丈夫だよ、気にしてないから」


16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 13:51:06 4XG9bRbw
昼・食堂

ライナー「おい、ありゃあどういう事だベルトルト」

ベルトルト「どうしたんだいライナー」

ライナー「クリスタとユミルがマルコと楽しそうに飯食ってやがる」

ベルトルト「え?本当だ、珍しい組み合わせだね」

ライナー「ちょっと混ざってくる」

ベルトルト「えっ、ちょっと……一人で食べるか……」


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 13:56:44 4XG9bRbw
サシャ「コニー、よそ見をしているならパンを下さい!」

コニー「嫌に決まってんだろ、少し黙ってろ」

サシャ「今日はなんだか機嫌悪いですねー」モグモグ

コニー(マルコ、何でお前一緒に飯食ってんだ?これも作戦なのか?)

コニー(あっライナーが近づいてった……泣きながら帰っていった)

コニー(何がしたかったんだあいつ?)


18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 14:00:05 4XG9bRbw
ライナー「うっ……ただいまベルトルト……」

ベルトルト「お帰りライナー、その涙は聞いた方がいい?」

ライナー「いや……今は聞かないでくれ……頼む……」

ベルトルト「わかったよ、じゃあ一緒に食べよう?」

ライナー「ああ、ありがとうベルトルト」


20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 14:07:31 4XG9bRbw
マルコ「さっきのは言い過ぎじゃない?あのライナーが泣いてたよ?」

クリスタ「そうだよユミル、言い過ぎだよ」

ユミル「あ?いいんだって、夜にはケロッとしてるって」

クリスタ「もうあんな事言っちゃだめだからね!?」

ユミル「へいへい」

クリスタ「もう本当にわかってるの?」

マルコ「ははは」

ユミル「何笑ってんだよ」

マルコ「いや、本当に仲がいいなと思ってね」

ユミル「だろ?よくわかってるじゃねえか」


21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 14:18:03 4XG9bRbw
立体機動訓練

コニー「なあマルコ、どんな魔法使ったんだ?」

マルコ「魔法?」

コニー「あのユミルがクリスタの近くに男をおくなんて見たことねえよ」

マルコ「そう?もしかして男と思われてないのかな?」

コニー「いやマルコは男だろ?何言ってんだ?」

マルコ「え?ああそうだね」

マルコ(コニーはたまに話が通じないな……)

コニー「そろそろ目的地だな、スピードあげようぜ」プシュゥゥ


22 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 14:26:40 4XG9bRbw
クリスタ「あっ目的地が見えたよユミル」

ユミル「ああ、そうだな、怪我すんなよ?」

クリスタ「大丈夫だよ、ユミルも気をつけてね」

スタッ スタッ

キース「レンズ組合格だ」

クリスタ「やったねユミル!」

ユミル「そうだな」

クリスタ「あ!マルコとコニーだ!」

マルコ「合格おめでとう」

クリスタ「うふふ、ありがとマルコ!そっちはどうだった?」

マルコ「合格だったよ」


23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 14:34:10 4XG9bRbw
クリスタ「おめでとー!」

マルコ「ありがとクリスタ」

クリスタ「コニーもおめでとー!」

コニー「おう、ありがとな!」

ユミル「クリスター、早く戻ろうぜー」

クリスタ「うーん!じゃあね二人共、お先!」

マルコ「またね」

コニー「ああ、じゃあな」

マルコ「僕らも戻ろっか」

コニー「そうだな、しかしちょっと緊張したぜ」


27 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 17:07:33 4XG9bRbw
夜・食堂

クリスタ「あっマルコ!よかったら私達と一緒に食べない?」

マルコ「ごめんね、コニーと食べる約束してるんだ」

クリスタ「じゃあコニーも一緒に食べようよ!いいでしょユミル」

ユミル「いやまあ私は別にいいがマルコ達の都合もあるだろ」

クリスタ「そうだけど、マルコ駄目?」

マルコ「僕は構わないからコニーに聞いてみようか」

クリスタ「コニー!一緒に食べよー!こっちこっちー!」


28 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 17:13:47 4XG9bRbw
ライナー「なあベルトルト、何で俺は誘われないんだ?」

ベルトルト「僕に聞かれても困るよ」

ライナー「クソッ!俺も明日の朝はマルコと飯を食う約束するか」

ベルトルト「僕は明日一人か……」

ライナー「何言ってんだ、お前も一緒だ!」

ベルトルト「ライナー、ありがとう」


29 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 17:24:23 4XG9bRbw
クリスタ「皆で食べると美味しいね」

ユミル「そうか?私はクリスタがいれば何でもうまいぞ?」

コニー(何故か味がしねえ……)

マルコ「味がどうかはわからないけど楽しいとは思うよ」

クリスタ「だよね!」

ユミル「どうしたコニー、さっきから黙って」

コニー「なっ何でもねえよブス!」

クリスタ「コニー、やっぱり私達とは嫌だった?」

コニー「そんな事ねえよ!誘われてすげえ嬉しかったって」


30 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 17:33:36 4XG9bRbw
クリスタ「本当?よかった」

ユミル「嫌だっつってたらシバいてたとこだったぜ?」

コニー「あ?」

クリスタ「もう二人共喧嘩しないの!」

ユミル「ふんっ」

マルコ「コニーも落ち着いて」

コニー「あっああ、悪かった」

クリスタ「ユミルも謝って?」

ユミル「やだね、私は悪くないからな」

クリスタ「もう!ごめんねコニー」

コニー「いやいいよ」


31 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 17:41:26 4XG9bRbw
四人「ごちそうさまでした」

ユミル「さ、風呂行こうぜ」

クリスタ「うん、あっマルコちょっと待って」

マルコ「ん?どうしたのクリスタ」

クリスタ「お風呂の後少しいいかな?」

マルコ「いいけど、何か用?」

クリスタ「うん、ちょっと二人で話したい事あるから倉庫近くで待っててくれる?」

マルコ「わかった、じゃあ倉庫横でいい?」

クリスタ「うん、じゃあまた後でね!」

マルコ「また後で」



33 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 17:46:49 4XG9bRbw
ユミル「マルコと何話してたんだ?」

クリスタ「えへへ、秘密ー」

ユミル「なんだそりゃ」



コニー「クリスタ何だって?もしかして俺のことか!?」

マルコ「ううん、今日の座学についてだったよ」

コニー「そうか、なら聞いても仕方ねえな」

マルコ「コニーももう少し作戦内容を理解した方がいいよ、憲兵団狙ってるなら尚更ね」

コニー「うっ、努力はしてみる……」


34 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 17:59:05 4XG9bRbw
男子浴場

マルコ(話ってなんだろ?)

マルコ(コニーとくっつけようとしてるのばれたかな?)

マルコ(でもそれならユミルが言ってくるか……)

マルコ(うーん、まさか僕に告白!?そうだとしたらOKしても断っても後が怖いなあ)

ライナー「なあマルコ、ちょっといいか?」

マルコ「どうしたのライナー」

ライナー「明日の朝食一緒に食おうぜ、ベルトルトも一緒なんだがいいよな?」

マルコ「珍しいね、いいよ」

ライナー「よっしゃぁぁあああ!」


35 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 18:11:53 4XG9bRbw
倉庫横

マルコ(少し早かったかな?)

クリスタ「ごめんね、少し遅れちゃった」

マルコ「ううん、僕もさっき来た所だから気にしないで」

クリスタ「ふふ、何だかデートの待ち合わせみたいな会話だね」

マルコ「そうだね、それで話って?」

クリスタ「うん、あのねユミルとコニーの事なんだけどね」

マルコ「え?ユミルとコニー?」

クリスタ「うん、二人の事なんだけどね」

マルコ(告白じゃなかった、助かったような残念なような……複雑だな)


36 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 18:19:12 4XG9bRbw
クリスタ「二人共すぐに喧嘩するでしょ?」

マルコ「そうだね、二人共口はあまりいいとは言えないからね」

クリスタ「そこでね、二人にもう少し仲良くなってもらいたいなって思って」

マルコ「僕に協力して欲しいと?」

クリスタ「そうなの、駄目?」

マルコ「どうして僕なの?」

クリスタ「ユミルとコニー両方と仲がいいでしょ?」

マルコ「うーん、まあ悪くはないと思うけど」


37 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 18:26:03 4XG9bRbw
クリスタ「それに私はマルコの事信用してるよ?」

マルコ「はぁ、わかったよ、僕でよければ手伝う」

クリスタ「本当?ありがとねマルコ!」

マルコ「具体的にはどうしたらいいの?」

クリスタ「一時は一緒に食事をしてもらいたいんだけど」

マルコ「夕飯の時の四人でって事かい?」

クリスタ「うん、出来ないかな?」

マルコ「いいよ、じゃあ明日の朝食からでよかった?」

クリスタ「うん、お願いねマルコ」



39 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 18:33:47 4XG9bRbw
男子寮

マルコ「ライナー、明日の朝食一緒に食べられなくなった、ごめんね」

ライナー「えっ?なんでだ?」

マルコ「詳しくは言えないんだけど、クリスタと食べる事になったんだ」

ライナー「は?俺も一緒じゃ駄目なのか?」

マルコ「うん、クリスタが僕とコニーだけだって」

ライナー「そんな!俺の方が約束は先だっただろ?」

マルコ「じゃあ今から断ってクリスタを悲しませてきていいの?」

ライナー「駄目だ!クソッ!クソォォオオ!!」


41 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/21(水) 18:40:40 4XG9bRbw
マルコ(そんなに僕と食事したかったのか?ホ 疑惑あったけどまさか……)
マルコ「ごめんね、また機会があった時に食べよう?」

ライナー「そうだな……」

マルコ「ベルトルトもごめんね」

ベルトルト「気にしないで、僕は気にしてないから」

マルコ「ありがとう、それじゃ」



マルコ「コニー、明日から当分一緒にご飯食べようよ」

コニー「いいぞ!じゃあ明日な、おやすみ!」

マルコ「うん、おやすみ」



47 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/22(木) 09:20:12 ct04qYe.
朝・食堂

クリスタ「マルコー!こっちこっち!」

ユミル「あ?またマルコと食うのか?」

マルコ「おはよう、クリスタにユミル、ほらコニーもこっちきて」

コニー「え?一緒に食うつったけどクリスタ達も一緒だったのか」

ユミル「おいマルコ、まさかお前クリスタに手出すつもりじゃねえよな?」

マルコ「そんな、僕はそんなつもりないよ」

クリスタ「そうよユミル!私からお願いしたの!だからマルコは悪くないの」


48 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/22(木) 09:29:16 ct04qYe.
ざわ…… ざわ……

ユミル「おい、周りが騒がしくなる発言するな」

クリスタ「えっ?え?なんで?」

ユミル「いやどう考えてもお前がマルコと飯を食いたいって事だろ」

クリスタ「それが?」

ユミル「いやだからな、お前、今皆にマルコが好きだと思われてるぞ?」

ライナー「」チーン

クリスタ「ええ!?ちっ違うの!マルコにお願いがあっただけで本当に違うの!」

コニー「どういう事だ?話についていけてねえのは俺だけか?」


49 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/22(木) 09:37:15 ct04qYe.
ユミル「ちょっと黙っててくれ、バカ」

ユミル「で、お願いってなんだ?」

クリスタ「それは……その……」

ユミル「マルコ、お前はすでに内容知ってんのか?」

マルコ「うん、昨日お願いされたからね」

ユミル「なんだ?言ってみろよ」

マルコ「僕の口からはちょっと、クリスタが言わないなら僕も言わないよ」

ユミル「あ?いい根性してんじゃねえか!ライナーみたいに泣かしてやろうか?」

ざわ…… ざわ……


50 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/22(木) 09:47:35 ct04qYe.
クリスタ「やめてユミル!言うから!だから、ね?」

マルコ「クリスタ、言わなくていいよ」

ユミル「は?お前ちょっと表出るか?」

マルコ「そんな力ずくで彼女から何でも聞いて楽しいかい?」

ユミル「楽しくねえよ!何だやっぱ喧嘩売ってんのか!?」

マルコ「顔を見てみなよ、悲しそうな顔してるよ?ユミルは守ってるつもりかもしれないけど」

マルコ「ちょっと過剰なんじゃない?もう少し信用してあげなよ」

マルコ「それともユミルはクリスタを信用出来ない?」


51 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/22(木) 09:53:47 ct04qYe.
ユミル「チッ、わかったよわかりました!」

クリスタ「えっいいのユミル?」

ユミル「ああ、無理に聞こうとして悪かったな」

クリスタ「ううん、私こそ隠し事してごめんね」

クリスタ「マルコもごめんね」

マルコ「いいよ、ユミルの知らない二人だけの秘密だからね」

ユミル「おいマルコ、やっぱ一発殴られとくか?」

マルコ「ははは、冗談だから怖い顔しないでくれ」

コニー「ん!?結局どうなったんだ?」


55 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/22(木) 14:07:51 ct04qYe.
マルコ「何もないよ、さっ早く食べよう、スープが冷えちゃうよ」

コニー「そうか?そうだな!二人も食べようぜ!」

クリスタ「そうだね、ユミルも食べよ?」

ユミル「へいへい」




ベルトルト「ライナー?ライナー?おーい!」

ライナー「はっ!」

ベルトルト「大丈夫かい?」

ライナー「ああ、俺はどうかしちまってた!」

ベルトルト「さあ朝食を食べよう!」

ライナー「そうだな、すまないなベルトルト」


56 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/22(木) 14:23:31 ct04qYe.
馬術訓練

ユミル「なあ、何で馬術訓練までお前らと一緒なんだ?」

コニー「いや俺に聞かれてもわかんねえよ」

マルコ「僕も驚いてるよ」

クリスタ「すっすごい偶然だねー(棒)」

ユミル「お前かクリスタ、何考えてんだ?」

クリスタ「いいじゃない、仲良くしようよ」

コニー「そうだな、せっかく同じ班なんだし楽しくやろうぜ!」

ユミル「はぁ、バカは気楽でいいな」


57 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/22(木) 14:31:40 ct04qYe.
数日後

コニー(マルコに頼んでからクリスタと話す機会がかなり増えたぜ)

コニー(俺と話す時はいつも笑顔だし、もしかしてクリスタは俺に気があるんじゃねえか?)

コニー(そろそろ付き合ってくれって言えばOK貰えるんじゃ?)

コニー(問題はブスだな、そろそろ二人きりになりたいぜ)

マルコ(とかコニーは思ってそうだな、一緒にいるのは意外と簡単だったんだけど)

マルコ(ユミルを引き離すのは中々難しいんだよな……)


58 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/22(木) 14:39:41 ct04qYe.
夜・食堂

マルコ「ねえユミル、お風呂の後二人で話したい事があるんだけどいいかな?」

コニクリ「!?」

ユミル「どうした?私に愛の告白でもしたくなったか?」

マルコ「残念だけどそういう色っぽい話じゃないよ」

ユミル「はぁ、まあお前が言うなら真面目な話なんだろ、いいぞ」

マルコ「ありがとう、助かるよ」

コニー(ついにきた!ブスがクリスタから離れる瞬間!)

ユミル「何嬉しそうな顔してんだバカ」

コニー「いっいや何でもねえよブス!」


59 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/22(木) 14:47:10 ct04qYe.
男子浴場

コニー「マルコ、ありがとな!」

マルコ「そんなに引きとめられないと思うけど頑張ってね」

コニー「ああ!任せとけ!」

マルコ(何をだ……)

マルコ「まあ最後のチャンスだと思ってくれ」

コニー「見てろよ!明日からクリスタの横はブスじゃねえ!俺だ!」

マルコ「ははは、頑張ってねコニー」

マルコ(その自信はどこからきてるんだろう?)


60 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/22(木) 14:52:52 ct04qYe.
倉庫横

ユミル「おう、待たせたな」

マルコ「ううん、僕こそ急に呼び出してごめんね」

ユミル「で、話ってなんだよ」

マルコ「僕たち最近毎日食事をとるようになっただろ」

ユミル「そうだな」

マルコ「何でだと思う?」

ユミル「あ?クリスタが食いたいって言うからだろ?」

マルコ「まあ間違ってはないね」

ユミル「何が言いたいんだよ」

マルコ「何でそこにコニーがいると思う?」


61 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/22(木) 15:03:30 ct04qYe.
ユミル「はぁ?知らねえよ」

マルコ「コニーはクリスタが好きなんだよ」

ユミル「は?マジか?あのバカ後で泣かす!つーか何でそれを私に?」

マルコ「隠す必要が無くなったからね、後でユミルも知る事になるはずだから」

ユミル「ちょっとまて、クリスタはコニーの気持ちに気付いてんのか?」

マルコ「いや、気付いてないと思うよ、でもそろそろ知る事になると思う」

ユミル「は?まさか今あのバカ!?」

マルコ「うん、そのまさかさ」


62 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/22(木) 15:08:09 ct04qYe.
浴場近く

クリスタ「どうしたのコニー」

コニー「いや、悪いな急に」

クリスタ「ううん、気にしないで」

コニー「俺さバカだからさ、洒落た事とか言えねえんだけどさ」

クリスタ「なに?」

コニー「俺クリスタが好きだ!付き合ってくれ!」

クリスタ「え!?」


63 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/22(木) 15:17:53 ct04qYe.
倉庫横

ユミル「そのまさかってお前、いいのか?」

マルコ「仕方ないよ、僕がクリスタと付き合い始める前に頼まれた事だったし」

ユミル「はぁ、私はお前だから許したんだぜ?」

マルコ「大丈夫だよ、僕はクリスタを信じてるし、コニーも一度降られれば諦めるよ」

ユミル「お前結構性格ひねくれてんな、コニー泣くぜ?」

マルコ「あ!困ったな、明日からコニー一緒に食事してくれるかな?」

ユミル「絶対無理だろ、つうか何で困るんだよ」

マルコ「いや、クリスタのお願いが関係してるんだよね」


64 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/22(木) 15:23:02 ct04qYe.
浴場近く

コニー「駄目か?」

クリスタ「うん、私付き合ってる人いるから」

コニー「え?誰とだ?」

クリスタ「……マルコ」

コニー「んん!?マルコ!?え?はっ?マルコ?」

クリスタ「うん、私から告白して付き合う事になったの、皆には秘密だよ?」

コニー「え?あっああ、秘密な!え?マルコ?え?」



66 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/22(木) 15:29:38 ct04qYe.
男子寮

コニー「」チーン

ライナー「コニー、どうした!?」

コニー「クリスタに彼氏がいた」ボソッ

ライナー「はぁぁああああ!?おい!相手は誰だ!」

コニー「マルコだってよ」ボソッ

ライナー「マルコォォオオ!!」

マルコ「ん?呼んだかいライナー」

ライナー「クリスタと付き合ってると言うのは本当か!?」

マルコ「誰がそんな事を?」

ライナー「そこで死んでるコニーだ!」



69 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/22(木) 15:36:50 ct04qYe.
マルコ「はぁ、コニーも案外口が軽いなぁ」

ライナー「ということは事実なんだな!」

マルコ「まあね」

ライナー「いつからだ!」

マルコ「何日か前に食堂で僕とユミルが言い合いしてただろ?あの日の夜かな」

ライナー「あの日か!クソッ!」

マルコ「もういいかな?」

ライナー「よくねぇぇええ!!」

マルコ「ベルトルト、ライナーをどうにかしてくれないか?」

ベルトルト「はぁ、仕方ないなぁ」トンッ

ライナー「うっ」ドサッ


70 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/22(木) 15:43:08 ct04qYe.
女子寮

ユミル「おい、お前コニーに告られただろ」

クリスタ「どうして知ってるの?」

ユミル「さっきマルコに聞いた、コニーが告ってるだろうってな」

クリスタ「だからか、断った後、何だかコニーがおかしかったの」

ユミル「おかしい?」

クリスタ「うん、マルコと付き合ってるって言ったら信じられないって顔してたの」

ユミル「だろうな、さすがの私も少し同情する」


71 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/08/22(木) 15:46:20 ct04qYe.
クリスタ「でもマルコって素敵よね!私のためにユミルと云々」

ユミル「はいはい、何度も聞きました、わかったから」ハァ

クリスタ「キスもうまいのよ!?」ウットリ

ユミル「おいちょっとまて、それは初耳だぞ!?」




おわり