1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 16:31:25.61 ID:uEDjlpi20
いじめっ子「おら、喰らえアルミン!」

アルミン「うわ!」ドサッ

いじめっ子「ハハハ、こいつ女みてえ!」

アルミン「うぅ・・・・・・」

いじめっ子「もういっちょ喰ら」

ミカサ「あなた達何をしているの」タタタタ

いじめっ子「ミカサだ!どうする!?」

いじめっ子B「へへへ!俺たちだっていつまでも女に負けてられな・・・」

いじめっ子「う、うわああああ!」

いじめっ子B「どうした!?」

エレン「なにやってんだてめえら」ゴゴゴゴゴ


進撃の巨人(30) (講談社コミックス)
諫山 創
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3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 16:35:59.21 ID:uEDjlpi20
いじめっ子「や、やべえエレンだ!」

いじめっ子B「ずらかれ!あいつの強さはミカサの比じゃねえ!」

いじめっ子「うわあああああ!」スタコラ

ミカサ「・・・・・・私を見て逃げた」

アルミン「い、いや多分・・・・・・」チラ

エレン(180cm)「平気かアルミン!」

アルミン「エレンを見て逃げたんだ」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 16:41:11.44 ID:uEDjlpi20
エレン「まったく、今度あったらぶちのめしてやる」

アルミン「いいよエレン!」

エレン「何言ってるんだアルミン。あいつらは同じように殴られないとわからないだろ」

アルミン「エレンがやったら同じようにはならないからさ・・・・・・」

エレン「?」

アルミン「それよりもエレン、これ持ってきたんだほら」

エレン「お、それは外の世界の本!」

エレン「見せてくれアルミン!」キラキラ

アルミン(どうして見た目がこれで中身がこれなんだろう・・・)

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 16:45:25.58 ID:uEDjlpi20
エレン「見ろよ2人とも、外には海っていう塩味の水溜りがあるんだぜ!」

アルミン「あはは、それは僕が教えてあげたんじゃないか」チラリ

ミカサ「すごいね」ホッコリ

エレン「な!」

アルミン(ミカサはミカサではしゃいでるエレンを見てるだけで楽しそうだし)

アルミン(なんか、僕がこの2人と友達でいいんだろうか・・・・・・)

ピシャッ!

アルミン「なんだ!?」

エレン「・・・・・・壁の方からだ。行くぞ2人とも!」ダッ

アルミン「あ、待ってエレン!」

エレン「心配するな、何があっても大丈夫だ!」ズダダダダッ!

アルミン「そうじゃなくて!エレンに走られたら僕じゃ追いつけないよー!」

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 16:49:09.92 ID:uEDjlpi20
エレン「遅いぞアルミン!」

アルミン「・・・・・・ちょ、ちょっと待って、息、できない」グッタリ

エレン「なんだよアルミンちょっと走ったぐらいで」

ミカサ「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」グッタリ

エレン「お前もかよミカサ」ヤレヤレ

ミカサ「ご、ごめん」

アルミン「謝る必要あるのかな・・・・・・」

ドガーン!

アルミン「!?」

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 16:53:15.19 ID:uEDjlpi20
エレン「掴まれ二人とも!」ガシッ

ミカサ「あ、エレン・・・・・・」テレテレ

アルミン「うわ!?」

街の人「あー!」ピューン

建物「」ドンガラガッシャーン

アルミン(大の大人や建物まで吹っ飛ばされてるのに・・・・・・)

エレン「すげえ風だなアルミン!」

アルミン(直立不動・・・・・・!)

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 16:57:57.60 ID:uEDjlpi20
エレン「平気か?」

アルミン「う、うん。ありがとうエレン。それにしても何が・・・・・・」

超大型巨人「」ヌッ

アルミン「巨人・・・・・・壁が、壊された!?」

街の人「に、逃げろー!」

街の人B「巨人が入ってくるぞー!」

アルミン「う、うあ・・・・・・」

エレン「母さん・・・・・・!アルミン先に逃げろ!」

アルミン「え、でもエレンは!?」

エレン「あっちには家があるんだ!」ダダダダッ

ミカサ「!」スタタタッ

アルミン「駄目だエレ、うわあもうあんなに遠いや」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 17:02:30.85 ID:uEDjlpi20
カルラ「うぅ・・・・・・」

エレン「母さん!」ズザーッ

カルラ「エレン・・・・・・それに大分遠くにいるあれはミカサ?」

エレン「ああ、あいつ足遅くて」

カルラ「エレンが速いだけよ・・・・・・。あ、そんな場合じゃないわ!」

カルラ「ミカサを連れて早く逃げなさいエレン!母さんの足はもう」

エレン「よっと!」ズズーン

エレン「これで大丈夫だな!」

カルラ「・・・・・・」


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 17:06:34.91 ID:uEDjlpi20
ミカサ「ぜぇ・・・はぁ・・・おばさん大丈夫?」グッタリ

カルラ「あ、あなたこそ平気?」

エレン「よし、母さんは負ぶったし行くぞミカサ!」ダダダダッ

ミカサ「」

ヒューン

ハンネス「お前ら大丈夫か!?」

カルラ「ハンネス!お願い、ミカサを負ぶってあげて!」

ハンネス「は、はぁ?」

ミカサ「」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 17:09:53.06 ID:uEDjlpi20
アルミン「エレン、ミカサ・・・・・・!」

爺ちゃん「アルミン座ってなさい」

アルミン「けどまだエレン達が!」

爺ちゃん「アルミン」

アルミン「っ!」

爺ちゃん「・・・・・・あの子がこの程度で死ぬたまか?」

アルミン「・・・・・・」

アルミン「それもそうか」


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 17:13:39.56 ID:uEDjlpi20
街の人「お、おい!」

憲兵「これ以上は無理だ、船を出せぇ!」

アルミン「そ、そんな!」

街の人「ふざけるな!」

街の人「お願い、この子だけでも!」

アルミン「エレン・・・・・・!」

爺ちゃん「・・・・・・」

船の人「お、おい何だあれ!?」

アルミン「!」

船の人「人を担いで、川を遡ってくるやつがいる!」

アルミン「エレン!」


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 17:17:06.70 ID:uEDjlpi20
エレン「おーい、乗せてくれー!」

アルミン「エレン!待っててすぐ引き上げて」

船の人「無理だ、もういっぱいなんだよこの船は3人はとても乗せられない!」

アルミン「!」

エレン「じゃあ2人だけでいいから乗せてくれ!」

船の人「・・・・・・分かった!だが、お前はどうするんだ!?」

エレン「先に泳いでいく!」

船の人「さ、先に!?」

アルミン「い、いいから速くミカサとおばさんを!エレンは大丈夫です!」


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 17:21:45.29 ID:uEDjlpi20
ウォール・シーナ内部

アルミン「あ、いた!2人とも、エレンがいたよ!」

カルラ「エレン!大丈夫?怪我はない?」

エレン「服が濡れちまったよ」ビッショリ

ミカサ「よかった・・・・・・」ホッ

アルミン「ふ、船より速く泳いで最初に言うことがそれなんだ」

エレン「お前らの乗ってた船が遅いんだよ。それにしても・・・・・・」

街の人「うぅ・・・・・・」

街の人「これからどうすればいいんだ!」

エレン「酷いな」


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 17:28:07.72 ID:uEDjlpi20
憲兵「けっ、こいつらのせいで俺達の飯が減っちまうじゃねえか」

憲兵B「まったく、どうせならもっと巨人に食われちまえば良かったんだ!」

街の人「」ビクビク

エレン「・・・・・・」スッ

アルミン「え、エレン?」

エレン「おいお前ら」

憲兵「ああ?なんだよガキってでけえ!」(170cm)

エレン「もう一度言ってみろ」

憲兵B「あ、ええと、何をでしょうか」

エレン「お前らなんか、巨人がどんなものかも知らないくせに・・・・・・!」

アルミン(あ、あれ?エレンもそんなに知らないだろうに)

エレン「何もしらないお前らが偉そうに言うな!」


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 17:32:59.20 ID:uEDjlpi20
憲兵「へ、へへへ。分かった、分かったからよ」

憲兵B「悪かったな、お、俺らはもう行くよ」

エレン「ふん」

憲兵(こえええ!)

憲兵B(2m級の巨人だ・・・・・・)

アルミン「え、エレン」

エレン「なあアルミン、兵士って皆を守る気があるのか?」

アルミン「・・・・・・ごめん、僕にも分からない」

エレン「ハンネスさんみたいに頑張ってる人もいるんだろうけどさ」

アルミン「うん」

エレン「これじゃあ誰が皆を守るんだよ」

アルミン「・・・・・・ごめん、分からないよ」

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 17:37:23.54 ID:uEDjlpi20
 
エレン「よし、決めた」

エレン「俺、訓練兵団に入るよ」

アルミン「え!?」

カルラ「・・・・・・」

ミカサ「・・・・・・!」

エレン「俺が皆を守って、怖がらなくていいように巨人を駆逐する!」

アルミン「け、けど!」

カルラ「行きなさいエレン」

アルミン「おばさん!?」

カルラ「正直お前はそうなるべくして生まれたんだろうとお父さんとも話していたの」

カルラ「私達の子にしてはお前は屈強すぎたからね」

ミカサ「エレンが行くなら、私も行く」

エレン「お前はいいんだぞ。女が行くようなところじゃ」

ミカサ「行くったら行く」

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 17:40:22.31 ID:uEDjlpi20
エレン「・・・・・・分かった」

ミカサ「一緒だから、ずっと」

エレン「ああ」

アルミン「・・・・・・僕は」

エレン「俺達が行くからってお前まで付いて来なくていいんだぞアルミン」

ミカサ「無理はいけない」

アルミン「・・・・・・うん」

エレン「よーし!じゃあ訓練兵団に行くまでは畑を耕すか!」

アルミン「あはは、エレンがいれば荒地も耕地に変わっちゃうね」

アルミン(・・・・・・)


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 17:44:03.23 ID:uEDjlpi20
数日後

エレン「いや~よく働いたなアルミン!」

アルミン「エレン1人で畑が7、8個はできたね。一日で」

エレン「腹減ったな~今日もパン1つか」

アルミン「しょうがないよ、ウォールマリアから逃げてきた僕らみたいな人が多すぎて」

街の人「なんでもウォールマリアを奪還するという名目らしいが・・・」ヒソヒソ

街の人「なんだいそりゃ、ただの口減らしの口実じゃないか!」

街の人「声が大きい!」ヒソヒソ

アルミン「・・・・・・?」

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 17:48:57.96 ID:uEDjlpi20
憲兵「出立の用意を整えろ!奪われた貴様らの領地は、貴様らの手で取り戻すのだ!」

街の人「そ、そんな・・・・・・!」

憲兵「グズグズするなー!」

エレン「なんだよあれ・・・・・・」

街の人「ウォールマリアを奪還するんだとさ、兵士でもない民間人まで動員してな」

エレン「冗談だろ!おい、待てよ俺も・・・・・・!」

「待ちなさい」

エレン「な!?」

アルミン「爺、ちゃん?」

爺ちゃん「若い者が行き急ぐなエレン」


81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 17:52:16.26 ID:uEDjlpi20
アルミン「爺ちゃん、どこ行くの?」

爺ちゃん「・・・・・・」パサッ

爺ちゃん「アルミン、すまんが帽子を預かっておいてくれるか?」

アルミン「・・・・・・!」

爺ちゃん「忘れ物を取りに行ってくるよ」

アルミン「そんな、そんなぁ!」

エレン「・・・・・・やっぱり俺も!」

爺ちゃん「エレン、アルミンとこれからも仲良くしてやってくれ」

エレン「どうして!?俺だって戦えるのに!」

爺ちゃん「・・・・・・お前達はまだまだ知るべきことも、やるべきこともあるだろう」


84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 17:54:09.47 ID:uEDjlpi20
爺ちゃん「きっとまだまだ強くなれる。お前もだアルミン」

爺ちゃん「それまでは達者でな」ナデナデ

アルミン「嫌だ嫌だ・・・・・・!」

エレン「・・・・・・」グッ

爺ちゃん「・・・・・・アルミンを頼んだよ」

エレン「・・・・・・はい!」

爺ちゃん「元気でな、アルミン」

アルミン「嫌だ、爺ちゃん!!」

86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 17:56:34.93 ID:uEDjlpi20
街の人「酷いもんだったらしいよ・・・・・・」

街の人「当たり前さ。訓練も受けていない一般人だらけだったんだ」

街の人「残された人が気の毒だよ・・・・・・」


アルミン「・・・・・・」

エレン「アルミン・・・・・・」

アルミン「エレン、僕も行くよ。訓練兵団に」

エレン「お前・・・・・・!」

アルミン「絶対に許さない。偉そうにしておいて、口減らしのために爺ちゃんを・・・・・・!」

アルミン「もう誰にも、あんなことさせたくない!だから!」

エレン「・・・・・・ああ、分かった。一緒に行こうアルミン!」


89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:01:11.42 ID:uEDjlpi20
数年後

キース教官「貴様はなんだ!」

コニー「コニー・スプリンガーで」

キース教官「逆だコニー・スプリンガー!」グググッ

教官A「やってるな、君の時にもあっただろう」

教官B「ええ、あれには一体なんの意味が?」

教官A「ああ、今までの自分を否定して云々かんぬん」

教官B「何も言われていない子もいるようですが・・・・・・」

教官A「恐らくあの地獄を見てきたもの達だろう、顔つきが違う。それに・・・・・・」


エレン(210cm)「・・・・・・」


教官A「言いたくても言えないこともある・・・・・・」

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:06:34.03 ID:uEDjlpi20
コニー(あいつでけえな!)ギリギリギリギリ

マルコ(大きい人だなぁ)

ライナー(俺とベルトルトを足したような・・・・・・いや、足りないか色々)

ベルトルト(も、もしかして僕らと同じ・・・・・・)

ジャン(あいつが内地希望じゃありませんように)

サシャ(大きい人ですね。食べがいがありそう・・・・・・)イモモグモグ

クリスタ(何cmくらいあるんだろう)

ユミル(でかすぎてきもいな)

アニ(・・・・・・分けてくれないかな)

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:11:10.23 ID:uEDjlpi20
悪いこっからネタバレありで
キース教官「・・・・・・」

キース教官(いかんな。皆あの2m級に気を取られすぎている。ここは)

キース「おい!貴様は何だ!」

エレン「シガンシナ区出身、エレン・イェーガーです!」ババッ!

クリスタ(あ、声は普通なんだ・・・・・・)

キース「エレン・イェーガー!貴様は何をしにここへ来た!」

エレン「・・・・・・巨人を一匹残さず駆逐するために、強くなりに来ました!」

ライナー「」ビクッ

ベルトルト「」ビクッ

アニ「」ビクッ

ユミル(わ、私は違うよな!?)



102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:15:13.29 ID:uEDjlpi20
キース「そ、そうか・・・・・・うむ、励めよイェーガー!」

コニー(こいつには何も言わないのか!?)

教官B「ど、どうしたんでしょう?」

教官A「・・・・・・恐らく思ってしまったのだろう『こいつならやりかねない』とな」

ジャン(何だびびってんのか?あの教官も大したことねえな)ジー

クリスタ(教官でも怖いものは怖いですよね・・・・・・)ジー

訓練生「ジー」

キース(い、いかん!このままでは舐められかねない!何か、何か・・・・・・あ!)

キース「何食ってんだ貴様ぁ!!」

サシャ「ひえっ!?」

104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:20:41.67 ID:uEDjlpi20
コニー「あの芋女まだ走ってるぜ」

マルコ「気がつかなかったよ、あの子が芋を食べてることに」

コニー「そりゃそうだ。何せもっとすごいもんがいたんだからな」チラッ

エレン「もっとすごいもん?どこにいるんだそいつ」

コニー「お前だよ」

エレン「はぁ?」

アルミン「あ、ご、ごめんねエレンはそういうの分からない人だからさ。あ、あははは」

コニー「変なやつら。所でお前らシガンシナ区から来たんだよな?」

エレン「ああ」

コニー「じゃ、じゃあ見たのか超大型巨人!」

ベルトルト「・・・・・・」ピクッ

ライナー(反応するなベルトルト。気持ちは分からんでもないが)

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:23:50.80 ID:uEDjlpi20
アルミン「・・・・・・うん、見たよ」

マルコ「本当に!?」

コニー「すっげえでかいんだろ!?壁を跨いだって聞いたぞ!」

アルミン「いや、流石にそこまでは・・・・・・」

エレン「大したことねえよ、あんなやつ」

マルコ「え?」

エレン「今度現れたら、俺がこの手で刈り取ってやる・・・・・・!」グッ

コニー「す、すっげえ迫力だなおい」

ベルトルト「・・・・・・!」バッ

ライナー(やめろベルトルト!そんな悲痛な顔でこっちを見るな!)

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:30:32.93 ID:uEDjlpi20
ジャン「はっとんだ死に急ぎ野郎だな」

エレン「・・・・・・ああ?」

ジャン「」ビクッ

ジャン「お、俺はごめんだぜ。俺は内地に行って楽をするために来たんだ(びびったら負けだびびったら負けだ)」

エレン「そうか。そう言ってたなそういや」

ジャン「な、なんか文句でもあんのか?」

エレン「いいや、別に」

ジャン「そ、そうか・・・・・・」

コニー(こいつ同い年じゃねえよ・・・・・・)

マルコ(大人みたいな落ち着きっぷりだ)

ジャン(あ、あれ?何か俺、ダサい?)

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:34:07.19 ID:uEDjlpi20
ジャン「な、なあ」

エレン「まだなんかあんのか?」

ジャン「いや、俺も別にあんたの生き方を否定するつもりはないんだ」

エレン「・・・・・・そうか」スッ

ジャン「うお!?」ノゾケリ

エレン「何びびってんだ?これで手打ちにしようぜ」スッ

ジャン「あ、ああそういう意味か」スッ

バッシーン!

ジャン「いいってえええええ!」ゴロゴロゴロゴロ

エレン「じゃあな、俺は一足先に宿舎に行くわ」

コニー「お、おいあいつ怒ってるのか!?」

アルミン「・・・・・・ごめん、本人は普通に叩いたつもりなんだ」

コニー「それであの威力!?ジャンってやつのたうち回ってるじゃねえか!」

118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:37:22.59 ID:uEDjlpi20
ミカサ「・・・・・・」スッ

ジャン「手が、手が弾けるー!はっ!」

ミカサ「・・・・・・」キラキラキラキラ

ジャン「」ゴクリ

ジャン「な、なあ!あんた!」

ミカサ「・・・・・・?」キョロキョロ

ジャン「下だよ下!」

ミカサ「・・・・・・!」

ジャン「その黒い髪、とても綺麗だ・・・・・・」

ミカサ「・・・・・・」

ミカサ「変な人」

ジャン「」


124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:41:11.38 ID:uEDjlpi20
ミカサ「エレン」タタタタ

ジャン「ハッ・・・・・・」ズリズリ

コニー「おい、先に起きろよお前」

エレン「お前髪の毛切った方がいいんじゃないか?訓練の時危ないぞ」

ミカサ「でも、短くしたことない」

エレン「そうだっけ。似合うと思うけどな」

ミカサ「・・・・・・エレンがそう言うなら、切る」テレテレ

ジャン「・・・・・・」

コニー「お前まんま不審者だぞ」

126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:43:19.08 ID:uEDjlpi20
ジャン「・・・・・・」ゴシゴシ

コニー「お前倒れたまま人のズボンで何拭ってんだよ」

ジャン「人との信頼だ・・・・・・!」

コニー「・・・・・・あっそ」

ジャン「あと痛み」

コニー「・・・・・・あっそ」

アルミン「本当に、ごめんね・・・・・・」
128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:46:19.71 ID:uEDjlpi20
数日後

キース「それでは本日より立体起動装置を用いた訓練を始める!」

エレン「いよいよだな」

アルミン「これができなければ、兵士にはなれない・・・・・・!」

キース「そうだアルレルト!今日行う基礎ができないものにはここを去ってもらう!」

キース「まずは空中で静止してみせろ!」

ワイワイガヤガヤ

教官A「お、やってるな」

教官B「懐かしいですね」

教官A「ああ」

133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:49:18.29 ID:uEDjlpi20
教官A「・・・・・・今年は粒揃いだな。見ろ彼女を、全くブレがない」

ミカサ「・・・・・・」プラーン

教官B「本当に」

教官A「おお、今年は離脱者0でいけそうだな」

コニー「ほっ・・・・・・よっと・・・・・・」プラーン

サシャ「お腹が空きましたー」プラーン

ユミル「さっき食ったろ芋女」プラーン

ジャン「・・・・・・」チラリ

エレン「けっこう簡単なもんだな」ピタッ

ジャン「・・・・・・ちっ」

141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:53:13.03 ID:uEDjlpi20
教官B「・・・・・・彼だけ随分と高い位置にいますね」

教官A「他と同じだと足が着いてどうにもならんそうだ・・・・・・」

教官B「な、なるほど」

キース「よし、全員問題ないようだな」キョロキョロ

キース「ん・・・・・・?」

エレン「早く動く練習がしたいな」

マルコ「もうちょっと先になるんじゃないかな、危険が伴う訓練だから」

キース「おいイェーガー」

エレン「はっなんでしょうか!」ババッ

キース「貴様、その装備で浮いていて違和感を感じないのか?」

エレン「?いえ、特には」

キース「・・・・・・後で交換しておけ、破損しているようだ」

エレン「ええ!?」

145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:56:52.09 ID:uEDjlpi20
キース(あの箇所が破損するなど聞いたこともないが・・・・・・)

キース(破損した装置で姿勢を長時間保つとは)

キース(他にそんなことができる者がいるだろうか)

キース(グリシャ・・・・・・)

キース(お前の息子、なんなの)

エレン「俺のベルト壊れてるんだってよ」

マルコ「危ないねー」


154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:01:07.78 ID:uEDjlpi20
エレン「おりゃ!」ブゥオン!

ライナー「うわあああああああ!」ドッシーン!

エレン「あ、悪いライナー!」

ライナー「お前、俺に、何か恨みでも・・・・・・」ガクガク

エレン「す、すまん!昔っから手加減ってやつが上手くできなくて」ペコペコ

ライナー「頼むからちょっとは覚えてくれよ。体格的にお前と組めるのは俺だけだが」

ライナー「このままじゃお前に殺される気がする・・・・・・」

エレン「・・・・・・悪い」

ライナー「もういいって。それより今度は交替だぞ、お前を投げられるか試そう・・・・・・ん?」

アニ「・・・・・・」スタスタ

158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:04:25.57 ID:uEDjlpi20
ライナー「・・・・・・!」ピコーン

ライナー「おいエレン、お前女や小さいやつ相手なら上手く手加減できるんじゃないか?」

エレン「どうかな。流石にミカサとも取っ組み合いはしたことないし」

ライナー「じゃあ少し試すか。ちょうど暇そうなやつがいる」

ライナー「おいアニ!」

アニ「・・・・・・?」

ライナー「随分と暇そうだな。教官にばれたら大目玉だぞ」


164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:07:49.98 ID:uEDjlpi20
アニ「・・・・・・真面目にやる方が馬鹿なんだ」

アニ「あいつら見なよ、適当に手を抜いてるだろ?」

アニ「真面目にやってるのはあんたらみたいな馬鹿正直なやつか」


ジャン「おらあ!次こいよ次!これじゃあ特訓にならねえだろ!俺はいつかな、あの野郎を倒して・・・・・・!」


アニ「・・・・・・単に馬鹿か」

ライナー「あいつマジで言ってるのか」

エレン「お、ジャンのやつ気合入ってるな!」

166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:11:21.04 ID:uEDjlpi20
アニ「とにかく、点数にもならない格闘なんてあたしはやる気がしないね」

アニ「それもあんたらみたいなでか物2人を相手になんて御免だ」

ライナー「・・・・・・」

ライナー「そうか、分かったぞ」

アニ「?」

ライナー「殴られたり叩かれたりで背が縮むんじゃないかと不安なんだろ」

アニ「・・・・・・あ?」

ライナー「そこまで頑なにやらないのは何か理由があるんだろうとは思っていたが」

ライナー「なるほどそういうことっうぐふぅ!」ドゲシッ!

アニ「もういっぺん言ってみな」

168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:14:01.38 ID:uEDjlpi20
ライナー「」

エレン「気を失ってる・・・・・・」

アニ「ふん」

エレン「すげえな、お前の倍以上はあるライナーが宙を舞ったぞ」

アニ「・・・・・・なんならあんたにも喰らわせてやろうか?」

アニ「これに懲りたらあたしに構うなってそこで寝てるやつにも言って」

エレン「面白そうだな。頼むわアニ」

アニ「・・・・・・は?」

170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:16:42.46 ID:uEDjlpi20
アニ「あんた、まさかそっちの気があるんじゃないだろうね」

エレン「そっちって・・・・・・どっちだよ」

アニ「はぁ、もういい。じゃあそこで立ってな」

アニ「遠慮はいらないだろ?その体格じゃ頑丈そうだし」

エレン「おう、思いっきり来い!」

アニ「・・・・・・後で泣いても」

アニ「知らないよっ!」ドゲシィ!


174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:19:46.10 ID:uEDjlpi20
エレン「・・・・・・ん?」

アニ「・・・っ・・・!」ピョンピョン

エレン「その足抱えて飛ぶのも技術の一種か?」

アニ「ちがっ、っつぅ・・・・・・!」ピョンピョン

エレン「?」

アニ「あんた、足になんか入れてるだろ!」

エレン「足?」ススッ

エレン「脛があるだけだろ」キョトン

アニ「」

181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:29:19.69 ID:uEDjlpi20
エレン「悪いなアニ、まさか俺の足がそこまで固いとは知らなくて」

アニ「・・・・・・何食ったらそうなるのか不思議だよ」

エレン「主にパンかな」

アニ「鉄でも入ってたんじゃないの・・・・・・」スッ ズキッ

アニ「うっ」

エレン「アニ、お前足」

アニ「平、気・・・・・・」ズリズリ

エレン「・・・・・・」

エレン「教官!」

キース「なんだイェーガー」

エレン「訓練に励みすぎたせいでライナーとアニが負傷しました!」

キース「なに?」

アニ「あ、あたしは別に」


188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:32:08.56 ID:uEDjlpi20
エレン「医務室へ2人を運びたいんですが・・・・・・」

キース「レオンハートはともかく、ブラウンを運べるのは貴様ぐらいだろう」

キース「よし、2人を運んでやれイェーガー」

エレン「はっ!」

エレン「ほら行くぞライナー」

ライナー「」

アニ「ちょっと、何勝手に・・・・・・!」

エレン「女が傷を放っておくもんじゃないぞアニ」

アニ「!」

エレン「こっち来いよ、背負ってやるから」

192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:35:41.02 ID:uEDjlpi20
ライナー「」ズルズル

アニ「・・・・・・」

エレン「お前軽いな」

アニ「・・・・・・!」

エレン「ライナーも軽いけど」

アニ「・・・・・・あんたが馬鹿力なだけ」

エレン「そうかぁ?」

アニ「そうに決まってる」

エレン「んなことねえって」

アニ「絶対にそう」

エレン「・・・・・・ふーん」

199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:44:06.20 ID:uEDjlpi20
翌日
エレン「うおりゃあ!」ブゥオオン!

ライナー「うわあああああ!」ドッシーン!

ライナー「お前、ふざけんなよマジで・・・・・・」

エレン「わ、悪い。今度はお前が俺を投げていいからさ!」

ライナー「もう試して無理だって結論出ただろうが!」

エレン「いや、でもお前以外に俺の相手できるやつは・・・・・・」

アニ「だったらあたしの練習に付き合いなよ」

ライナー「あ、アニ・・・・・・」

アニ「こいつで無理だってんならもう104期の中にあんたの相手が務まるやつはいないだろ?」

エレン「まあな」

アニ「だったらあんた暇だろ?けどサボるわけにもいかない」

エレン「そうだな」

アニ「なら調度いい。良い練習台だが2つも手に入って嬉しいよ」

エレン「なんだアニやる気だな!よし、来い!」

ライナー「ちょっと待て2つってまさか俺も入ってるんじゃ、ああっ!」ドゲシィ!


227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 20:37:02.87 ID:uEDjlpi20
ヒュオー!
エレン「取った・・・・・・!」ザン!
ベキボキ!

エレン「あ」

キース「こらイェーガー!誰が的を壊して回れと言った、これで何体目だと思ってる!」

エレン「申し訳ありません!」ビヨーン

キース「まったくあいつは・・・・・・ん」

ライナー「ふぅ!」ザン!

キース「ふむ」

キース(ライナー・ブラウン、知力体力共に優れ、なにより何より仲間からの信頼が厚い」

キース(あと最近では格闘技の授業でやたら受身が上手くなったと評判らしい)

ベルトルト「はっ!」ザン!

キース(ベルトルト・フーバー。こちらも非の打ち所の無い能力を持ってはいるが・・・・・・)

エレン「ようベルトルト!調子いいな!」

ベルトルト「う・・・・・・あ、ありがとう」

キース(個がなく、何より何かを恐れている様子があり、本来の実力を発揮できていない様子だ)


238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 20:42:31.34 ID:uEDjlpi20
ジャン「おらあ!」ザン!

コニー「ちっ、後をつければいけると思ったのに!」

ジャン「甘いぜコニー!」

キース(ジャン・キルシュタイン。もとより立体起動について誰よりも高い適正を示していたが)

キース(ここ数ヶ月で他の分野でも才能を開花させ、上位組を猛追している)

キース(そして・・・・・・)

ミカサ「・・・・・・」ザン!

アニ「・・・・・・」ザン!

キース(女子では間違いなくあの2人がトップ、特にアッカーマンの実力は計り知れない)

キース(レオンハートはいまいちやる気が見えないが、それでも上位に位置し続けるほどの成績)

キース(全員が違う年に来ていれば1位になれたかもしれん)

241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 20:47:00.81 ID:uEDjlpi20
キース(だがまあ・・・・・・)

エレン「うっらあ!」ザン!シューンザン!
バキッ

アルミン「またやった」ヤレヤレ

キース(運が悪かったな・・・・・・)

キース(イェーガー相手に敵う訓練兵など今後現れるまい)

ジャン「おいエレン!1人で取りすぎだろ、ただでさえお前のせいで的減ってんだよ!」

エレン「悪いなジャン、速いもの勝ちだー!」


251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 20:57:02.69 ID:uEDjlpi20
数ヵ月後

キース「これより第104期訓練兵団の成績上位10名を発表する!」

キース「言うまでもないが、この上位10名には所属部隊を選択する権利が与えられる!」

キース「名前を呼ばれた者は前に進み出ろ、いいな!」

104期訓練兵団「はっ」ババッ

キース「では1番!エレン・イェーガー!」

エレン「はっ!」

ライナー(やはりか)

アルミン(2位までは発表するまでもないと思うな、次ミカサだろうし)

キース「2番、ミカサ・アッカーマン!」

ミカサ「はっ(エレンとワンツーフィニッシュ・・・・・・)」

254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 21:00:37.74 ID:uEDjlpi20
エレン「やったな」ボソボソ

ミカサ「!」

ミカサ「うん・・・・・・」テレテレ

ジャン(糞が、頼むから俺の名前呼んでくれよ~!)

キース「3番!」チラッ

ジャン「!」

ジャン(今一瞬俺の方を・・・・・・まさか!?)

キース「ライナー・ブラウン!」

ジャン「んっだよおい!」

257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 21:03:59.64 ID:uEDjlpi20
キース「静かにしろキルシュタイン!」

ジャン「あ、は、はっ!」

キース「ライナー・ブラウン!」

ライナー「はっ!」

エレン「ライナー」スッ

ライナー「!」

ライナー「おう!」コブシコツン

ライナー「手加減も上手くなったもんだ」

エレン「お前のお陰かな」

キース「4番!」チラッ

ジャン(また引っ掛ける気かよ・・・・・・その手に乗るかって)

アルミン(ここからは混戦・・・・・・順当に行けばベルトルト、かな?)


260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 21:07:52.91 ID:uEDjlpi20
キース「・・・・・・」ジー

ジャン(うっぜえ・・・・・・)

ベルトルト(僕、じゃないのかな)ドキドキ

アルミン(随分溜めるな・・・・・・)

キース「・・・・・・キルシュタイン」

ジャン「あ、え?な、なんでしょうか!?」

キース「違う」

ジャン「?」

キース「4番、ジャン・キルシュタイン!」

ジャン「え?」

キース「貴様が4番だ」

ジャン「・・・・・・やった」


263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 21:10:48.06 ID:uEDjlpi20
ジャン「やった、俺が、俺が4番・・・・・・これで内地に行けるー!」

アルミン「ジャン頑張ってたもんね」

コニー「まあ、納得できなくはねえな」

サシャ「おめでとうございます!」モグモグ

ベルトルト「・・・・・・はぁ」

ジャン「へ、へへへ!見たかよ!」

エレン「ああ、おめでとうジャン!」

ジャン「え」

エレン「これで内地に行くってお前の夢がかなうな!」

ジャン「お、おう!」



266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 21:17:00.44 ID:uEDjlpi20
ジャン(何かこいつに祝われると落ち着かねえな・・・・・・)

キース「5番!」

ベルトルト(今度こそぼ)

キース「アニ・レオンハート!」

ベルトルト「」

アニ「はっ!」

キース「これからはもう少しやる気を出せ。キルシュタインとお前は接線だった」

アニ「・・・・・・善処します」

キース「うむ。あ、6番はベルトルト・フーバーだ」

ベルトルト「あ、え!?」


270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 21:23:20.66 ID:uEDjlpi20
キース「フーバー!呼ばれたら前に出ろ!」

ベルトルト「い、いやでも今のは」

キース「速くしろ!」

ベルトルト「は、はっ!」

ベルトルト「で、でもこれで上位には入れたんだ。ライナー・・・・・・」


エレン「やったなアニ!」

ミカサ「おめでとう」

ライナー「お、嬉しそうな顔なんてお前にできるんだな」グリグリ

アニ「やめないとまたぶん投げるよ」

ジャン「あっぶねえ、アニと接戦だったのか・・・・・・」


ベルトルト「・・・・・・」

ベルトルト「ライナーは戦士じゃなくなった」


275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 21:33:22.20 ID:uEDjlpi20
キース「第7位、マルコ・ボッド!」

マルコ「はっ!」

ジャン「やっぱマルコは入ってるよな!」

マルコ「あはは、僕なんかがいいのかな」

ジャン「何言ってんだ、お前の実力だろ!」

エレン「そうだぞ、誇って良いんだマルコ」

マルコ「・・・・・・うん!」

キース「第8位、サシャ・ブラウス!」

サシャ「んぐっ!は、はっ!」

キース「・・・・・・」

サシャ「・・・・・・」


277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 21:35:57.58 ID:uEDjlpi20
キース「貴様今度は何を食っていた」

サシャ「ぱ、パンを少々・・・・・・」

キース「貴様の食い意地を矯正できなかったことが唯一心残りだ」

サシャ「あ、あははは」

キース「もういい。9番、コニー・スプリンガー!」

コニー「お、俺!?」

エレン「お!コニーが来たか!」

ライナー「前に出ろよコニー」

コニー「お、おう!」


280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 21:41:35.72 ID:uEDjlpi20
コニー「俺が、9番・・・・・・!」

エレン「やったな!」

コニー「おう!これで憲兵になって、村のやつらを見返してやれる!」

マルコ「おめでとうコニー」

ジャン「まあ、憲兵団で俺が出世したら雑用にしてやるよ」

コニー「なにー!」

サシャ「まあまあ、落ち着いて」モグモグ


ベルトルト「・・・・・・」

エレン「おいベルトルト!」

ベルトルト「!」

281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 21:45:16.80 ID:uEDjlpi20
エレン「そんな隅っこで何やってるんだ?6番がそんなんでどうすんだ」

ベルトルト「エレン・・・・・・」

エレン「ほら、さっさと皆のとこ行こうぜ」

ベルトルト「・・・・・・うん」

オオーッ!

エレン「10番が分かったみたいだな。誰か見に行こう、きっとアルミンだ!ほらベルトルトも!」

ベルトルト「ああ!」

キース「10番、クリスタ・レンズ!」

クリスタ「わ、私?」


284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 21:53:11.14 ID:uEDjlpi20
エレン「クリスタだったか!」

ベルトルト「馬術が人並み以上みたいだから、そこで負けちゃったのかもねアルミンは」

エレン「なるほどな」

クリスタ「あ、あの私!」

クリスタ「頑張ります!」ギュッ

アルミン(あ、これは負けて当然だ。天使だもの・・・・・・)

ジャン(女神・・・・・・)

ベルトルト(神様・・・・・・)

ライナー(結婚したい・・・・・・)


355 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 08:45:29.37 ID:BrX/tEg40
解散式の夜

ジャン「やったぜ!これで俺は憲兵団だー!」

コニー「俺も俺も!」

マルコ「あははは」

ジャン「何笑ってんだマルコ、お前も一緒だろ!」ガシッ

マルコ「い、痛いよジャン」


エレン「浮かれてるな皆」キョロキョロ

アルミン「夢がかなって内地へ行けるんだもん、仕方ないよ」

エレン「それもそうか、ところでアルミンお前惜しかったなー。教官に聞いたらやっぱ接戦だったらしいぞ」

アルミン「接戦って言っても負けは負けだから、いつまでも言ってても意味無いからさ」

エレン「前向きだな」

アルミン「誰かさんに似てきたのかも」クスクス


357 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 08:52:24.24 ID:BrX/tEg40
エレン「?」

トーマス「ようエレン」

ミーナ「1番おめでとう!」

ナック「まあ予想通りだったな」

エレン「おう、ありがとうな」

トーマス「成績上位の連中は皆憲兵団志望、羨ましいぜ」

ミーナ「エレンもそうするんでしょ?」

エレン「いや、俺は調査兵団だ」

ナック「ええ!お前もったいないぞ!」

トーマス「そうだエレン!1番のお前なら誰も文句は・・・・・・」

エレン「いいんだ。俺は元から内地に行く気はない」

359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 08:59:51.26 ID:BrX/tEg40
ミーナ「そう言えば、最初から巨人と戦うためにここへ来たって・・・・・・」

エレン「ああ。シガンシナが堕ちた時からずっとそう決めてたんだ」

エレン「戦えない人を守るために、戦える人になろうってな」

エレン「力のあるやつが戦って守らないと、力のない人は死ぬしかない」

エレン「そんなの、酷いだろ?」

ミーナ「・・・・・・」

トーマス「・・・・・・」

ナック「・・・・・・」


363 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 09:02:20.89 ID:BrX/tEg40
エレン「それに」ガシッ

アルミン「うわ!」

エレン「俺達は外の世界へ行きたいんだ!な、アルミン」

アルミン「う、うん!ご、ごめんエレンちょっと苦しい・・・・・・」

エレン「あ、悪い!」ワタワタ

ミーナ「ぷっ」

トーマス「なんだよ締まらないなー!」

ナック「エレンらしいわ!」ゲラゲラ

コニー「・・・・・・」

ジャン「・・・・・・ちっ」

364 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 09:07:26.20 ID:BrX/tEg40
キース「・・・・・・これで104期訓練兵団は解散となり、貴様らは後日それぞれの場へと向かうことになる!」

キース「いいか!ここで教えたことは生き残るために必要な最低のラインでしかない!」

キース「ここから先貴様らがどうなるかは、貴様ら一人一人の奮闘にかかっている!」

キース「精々励むが良い!心臓を捧げよ!」

104期訓練兵団「はっ!」ババッ

キース「以上、解散!」

ワイワイガヤガヤ

キース「・・・・・・」

エレン「教官!」

キース「イェーガーか」

エレン「今までご指導ありがとうございました!」

キース「貴様に何かを教えた覚えもあまりないが・・・・・・励めよイェーガー」

キース「貴様は平凡な兵が幾ら束になってもかなわない力量を持っている。だからこそ」

キース「簡単には死ぬな」

365 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 09:10:28.62 ID:BrX/tEg40
エレン「はいっ!」ババッ

キース「うむ。もう行け、仲間が待っているぞ」

エレン「教官も、どうかお元気で!」タタタタッ

キース(入ってきた時にはどうなるかと思ったが・・・・・・)

キース(安心しろグリシャ、お前の息子は立派に育っているぞ)

キース(身体的にだけでなく、な)


368 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 09:17:25.75 ID:BrX/tEg40
翌日

エレン「よいしょっと」ゴシゴシゴシゴシ

ナック「・・・・・・お前1人で砲台幾つ整備するつもりだよ。俺らやることねえ」

エレン「あ、悪い」

ナック「いや、楽だからいいけど。むしろお前に悪いと思って・・・・・・」

エレン「?」

ナック「・・・・・・いや、もういいからそのまま頑張れ」

エレン「変なやつ」ゴシゴシゴシゴシ

ナック「・・・・・・」

アルミン「ごめんね・・・・・・」

370 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 09:24:38.59 ID:BrX/tEg40
アルミン「いよいよだねエレン」

エレン「ああ、後数日で調査兵団に入れる。そうなったら後は戦うだけだ」

アルミン「・・・・・・」

エレン「・・・・・・アルミン、もしお前が」

アルミン「行くよ。エレンが止めたって、これは僕が決めたことだから」

エレン「・・・・・・分かった、もう何も言わない」

アルミン「うん。心配してくれてありがとうエレン」

ミーナ「2人とも、良い雰囲気のとこ申し訳ないけど今年は調査兵団の倍率上がるわよ!」

アルミン「え?」

ミーナ「ねえコニー?」

コニー「・・・・・・うっせえ」


375 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 09:31:53.02 ID:BrX/tEg40
あれお母さん生きてると巨人化できないんだっけ?

エレン「どういうことだ?」

トーマス「コニーのやつ、昨日のお前の演説聞いて志望変えたんだってさ」

エレン「なに!?」

エレン「本当かコニー!お前ずっと憲兵になりたいって言ってたじゃねえか!」

コニー「・・・・・・うっせえなあ。戦えるやつが戦える場所に行ってなんか悪いか?」

エレン「コニー・・・・・・」

コニー「アルミンじゃねえけど、俺だって自分で決めたんだ」

エレン「・・・・・・そうか、じゃあ向こうでもよろしくな!」

コニ「・・・・・・おう」

ミーナ「言っておくけど、私達もだからね!」

トーマス「エレンはともかく、アルミンとコニーはそう簡単にいくとは思うなよ」

コニー「なにー!」

アルミン「あははは、頑張るよ」

サシャ「・・・・・・皆さん」コソコソ


380 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 09:38:09.59 ID:BrX/tEg40
 
コニー「何こそこそしてるんだ」

サシャ「え、えへへへへ。これ、これ見てください」ハムーン

エレン「お前それ、肉!?」

アルミン「どうやって、いやどこから・・・・・・」

トーマス「まさか、食料庫から盗ってきたのか!?」

サシャ「えへへへ」

ミーナ「もう、馬鹿なんだからぁ」

ナック「肉女か今度は」

サシャ「後で皆で食べましょう!」

エレン「よっしゃ、そうと決まればさっさと終わらせるか!」


一方その頃

ベルトルト「・・・・・・」



382 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 09:43:39.82 ID:BrX/tEg40
ベルトルト「本当に大丈夫かな・・・・・・」ポワポワポワ~ン


ベルトルト『本当に大丈夫なんだね?』

ライナー『しつこいぞベルトルト。ちゃんと調べた。エレンたち4班は明日北東の担当だ』

ライナー『だからこの辺りから攻めれば一番遠い位置になる』

ベルトルト『本当に本当だね?巨人化して目の前にエレンがいたら、僕は・・・・・・』

ライナー『怖いのは分かる、分かるが落ち着け。いくらエレンでもお前がそう簡単に負けるわけがない』

ライナー『それに俺の調べた情報を、いや、俺を信じろベルトルト!』


ベルトルト「・・・・・・うん、信じたからねライナー」

ベルトルト「エレンたちはあっちにいるはず、だから平気だ」

387 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 09:47:36.42 ID:BrX/tEg40
先輩「おーいお前ら」

エレン「?」モグモグ

先輩「ちょっと他の班で手が足りない所があるらしい。早く終わったみたいだし、お前ら頼めないか?」

アルミン「あ、んん」ゴクン

アルミン「はい!」

先輩「お前ら何食べて、まあいいか。じゃあ頼んだぞ」

アルミン「ふぅ・・・・・・食べたら行こうか」

エレン「ああ」



ベルトルト「きっと大丈夫だ」



389 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 09:52:03.74 ID:BrX/tEg40
エレン「よっこらせっと」ガシャガシャ

ミーナ「ごめんねエレン、道具全部運んでもらって」

エレン「いいっていいって」


ベルトルト「よし、行くぞ!」ピシャァン!


トーマス「な、何だ!?」

アルミン「今のは・・・・・・!」

エレン「・・・・・・よう、久しぶりだな」

超大型巨人「・・・・・・」


超大型巨人「ら、らい・・・ああああ!(※ラ、ライナアアアア!)」

392 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 09:58:16.08 ID:BrX/tEg40
アルミン「喋った!?」

ミーナ「らいあー!?」

超大型巨人「ううわあああああああ!」ドンガラガッシャーン

エレン「よけろぉ!」ビューン

コニー「くそっ!」ビューン

サムエル「うわあ!」ゴチン!

サシャ「サムエル!」タタタタタ!

サムエル「」ピュー

サシャ「間に合わない・・・・・・!」


394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 10:01:37.94 ID:BrX/tEg40
ビューン!ズダダダダ!

サシャ「え?速い!」

エレン「うおおおおお!」ガシッ

サムエル「う、うぅ」

サシャ「良かった・・・・・・」

エレン「動くなよサムエル!おい、誰かサムエルを頼む!」

サシャ「は、はい!」

エレン「任せるぞサシャ!」

サシャ「はい!え、エレンはどうするんです!?」

エレン「決まってるだろ!」ビューン

エレン「固定砲整備4班!これはチャンスだ、絶対に逃がすなぁ!」


397 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 10:06:01.74 ID:BrX/tEg40
超大型巨人「・・・・・・」

エレン「よう・・・・・・!」ビュオッ

超大型巨人「・・・・・・!」

超大型巨人(やるしか、ない!)ドゴォン!

エレン「ふっ!」バシュッ ザクッ

エレン「うおおおおおおお!」

トーマス「す、すげえ!」

コニー「超大型巨人の腕を登って行きやがる!」

エレン「とったぁ!」シャキン!

超大型巨人(まずい!)ブシュー!


399 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 10:11:09.17 ID:BrX/tEg40
エレン「関係ねええええええ!」

超大型巨人(嘘だろ!?)

エレン「おおおおおおおお!」ジャキン!

超大型巨人(間に合わない・・・・・・し、死んで)

ドッゴオオオン!

エレン「なに!?」

コニー「どうなってやがるもう一体現れて、超大型に体当たりしやがった・・・・・・!」

アルミン「巨人が、巨人を助けた・・・・・・!?」

鎧の巨人「・・・・・・」


403 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 10:16:02.36 ID:BrX/tEg40
エレン「・・・・・・」

超大型巨人「・・・・・・」

鎧の巨人「・・・・・・」

エレン「いいぜ、まとめて来いよぉ!」

鎧の巨人「・・・・・・!」

超大型巨人「」シュン

アルミン「大型が消えた!」

コニー「おい、鎧の方も!」

鎧の巨人「・・・・・・」シュン

トーマス「す、すごい。1人であの2体を追い払った・・・・・・」

ミーナ「エレン、すごい・・・・・・」

エレン「ちっ!」

407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 10:18:44.33 ID:BrX/tEg40
エレン「お前ら、ぼうっとしてないで行くぞ!」

エレン「壁が破られた!」

トーマス「そ、そうだ!行かないと!」

コニー「ああ!」

アルミン「巨人が、入ってくる・・・・・・!」

エレン「・・・・・・」

アルミン「エレン?どうかした?」

エレン「・・・・・・いや、なんでもない」

エレン「行こう!」

408 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 10:21:29.85 ID:BrX/tEg40
ベルトルト「・・・・・・!・・・・・・!」ドガッベシッ

ライナー「痛い、痛いって!」

ライナー「悪かったよ、まさかあいつがいるとは思わなかったんだ!」

ベルトルト「・・・・・・!」ポカポカ

ライナー「ベルトルト・・・・・・」

ベルトルト「来てくれて、ありがとうライナー」ボロボロ

ライナー「泣くなよ、もう行かないと怪しまれちまう」

ベルトルト「ああ・・・・・・!」


414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 10:26:41.73 ID:BrX/tEg40
兵士「お前達訓練兵団には、中衛を担当してもらう!」

兵士「前衛を援護し、前が打ち漏らした巨人はお前達が倒せ!」

ジャン「無茶苦茶言いやがる・・・・・・!」

マルコ「・・・・・・」

104期訓練兵「やだ、いやだ!」

104期「・・・・・・」

エレン「皆まいっちまってるな」

アルミン「そりゃ、そうだよ・・・・・・門が破られて、巨人が来るんだ」

アルミン「門を塞ぐ方法はない、あの大岩はいくらエレンでも動かせない」

アルミン「ウォールシーナはもう・・・・・・!」

415 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 10:31:43.88 ID:BrX/tEg40
エレン「・・・・・・アルミン、まだだろ?」

アルミン「え?」

エレン「まだ終わったわけじゃねえんだ」

エレン「ウォールシーナにはまだ大勢人が残ってる」

エレン「だったら、それを守るのが俺達だろ!」

アルミン「!」

エレン「ここでビビって戦わなかったら、あの時の偉そうな兵士と同じになっちまう!」

アルミン「・・・・・・そうだ、僕は!」

エレン「お前らも!」

ジャン「!」

エレン「死ぬと決まったわけでも負けると決まったわけでもない!」

ジャン「てめえ・・・・・・!お前みたいな死に急ぎに、俺達の気持ちが分かるか!?」

ジャン「俺は、俺は明日から内地へ行くはずだった!たった1日、たった1日ずれただけで!」

エレン「今日勝って、明日内地へ行けばいい!」


419 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 10:35:17.94 ID:BrX/tEg40
エレン「憲兵になるんだろジャン。だったら、こんなとこで縮こまって死ねないだろ!」

ジャン「・・・・・・ちっ!勘違いすんなよ、お前の言葉に乗せられたんじゃねえからな!」

ジャン「行くぞマルコ!」

マルコ「ああ!」

エレン「・・・・・・よし、俺達も行こう」

憲兵「待てイェーガー!」

エレン「?」

憲兵「お前は前衛だ!」

アルミン「え?どうしてエレンだけ!」

憲兵「本来ならばお前には後衛に回ってもらいたかったが、お前ほどのやつを後方で腐らせるわけにはいかん!」

エレン「了解しました!」ババッ


422 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 10:39:38.35 ID:BrX/tEg40
アルミン「エレン・・・・・・!」

エレン「平気だアルミン。任せろ」

エレン「中衛には1体も漏らさない・・・・・・!」

憲兵「行けイェーガー!」

エレン「アルミン、ミーナたちから離れるなよ!」タタタタタッ

アルミン「エレン!」

アルミン「・・・・・・」

ミカサ「アルミン」

アルミン「ミカサ・・・・・・」

ミカサ「エレンは?」

アルミン「エレンは、前衛の応援に行った」


424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 10:42:45.49 ID:BrX/tEg40
ミカサ「・・・・・・!私も」

憲兵「お前は後衛だアッカーマン!後方にも戦力が必要なんだ!」

ミカサ「けど私は!」

ダダダダダッ

エレン「ミカサー!」

ミカサ「エレン!」

エレン「後ろを頼んだぞ、皆が逃げるまでお前が守ってやってくれ!」

ミカサ「けど私はエレンと一緒に戦いたい!」

エレン「安心して任せられるのはお前しかいないんだ!」

ミカサ「・・・・・・!」

エレン「頼りにしてるぞミカサ」

ミカサ「分かった」

エレン「じゃあな!」ダダダダダッ


427 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 10:45:28.59 ID:BrX/tEg40
憲兵「台風みたいなやつだな・・・・・・」

アルミン「なんか、すいません」

憲兵「頼もしいな。よし、我々も行くぞアッカーマン!・・・アッカーマン?」

ミカサ「・・・・・・」テレテレ

憲兵「・・・・・・やつはどうしたんだ」

アルミン「・・・・・・多分、頼りにしてるって言われてたのがよほど嬉しかったのかと」


430 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 10:48:39.93 ID:BrX/tEg40
前衛兵士「うわあああああ!」

巨人「ニタニタ」

前衛兵士「だ、駄目だ!戦線を維持できない・・・・・・!うわっ!?」

巨人「アーン」

前衛兵士「ひっ!」

ジャキン!

前衛兵士「え?」

巨人「」バターン

前衛兵士「一体なにが・・・・・・はっ!」

ジャキン!ジャキン!ジャキン!

前衛兵士「きょ、巨人が倒れていく・・・・・・」


433 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 10:53:07.09 ID:BrX/tEg40
奇行種「ニタニタ」ダダダダダッ

前衛兵士B「奇行種だ!気をつけろ速いぞぉ!」バシュッ ビューン

前衛兵士C「駄目だ、中衛に抜けられる!」

ジャキン!

奇行種「」バターン

前衛兵士B「や、やった!?」

前衛兵士C「誰が・・・・・・?はっ!?」


エレン「・・・・・・」


前衛兵士C「あ、あいつは一体」

前衛兵士B「・・・・・・イェーガーだ」



437 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 10:58:16.07 ID:BrX/tEg40
前衛C「イェーガー・・・・・・?」

前衛B「知らないのか?104期訓練兵団を過去に類を見ない成績で卒業した」

前衛B「平凡な兵士10000人分にも値すると言われる、あいつがきっとそうだ!」

前衛C「10000!?そ、それじゃああいつは!?」

前衛B「ああ!あのリヴァイ兵長よりも強い・・・・・・!」

巨人の群れ「ワラワラニタニタ」

エレン「・・・・・・」バシュッ ビューン

前衛A「おいお前ら何してる!やつに続け!」

前衛A「例え俺達が全滅しても、イェーガーだけは死なせるなー!」

前衛B「・・・・・・行くぞ!」

前衛C「ああ!」


440 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 11:02:08.77 ID:BrX/tEg40
エレン「うらあ!」ザンッ!

巨人「」

エレン「これで22体・・・・・・!」

巨人「グワッ!」

エレン「2じゅう・・・・・・!」バシュッ!

エレン「3!」ザンッ バキッ

巨人「」ドシーン

エレン「ちっ、なんて脆い刃だ!」

3m級「アーン」

エレン「ちっ!」バシュッ


445 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 11:05:48.34 ID:BrX/tEg40
前衛A「不味い、刃が折れたんだ!」

前衛B「くそっ!間に合えよ・・・・・・!」

3m級「アーン」

エレン「・・・・・・」


アニ『この技術は鍛えれば自分より大きい相手にも通用する』

アニ『あたしがライナーを投げたように、あんたなら』


エレン「!」ドゲシィ!

3m級「!?」グルンッ


アニ『巨人も投げられるかもね』


448 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 11:08:41.53 ID:BrX/tEg40
3m級「グフッ」

エレン「うらあああああああ!」ザシュッ

3m級「」グッタリ

前衛C「はっは!なんてやつだ!巨人を格闘技で投げやがった!」

前衛B「あんな折れた刃で止めを・・・・・・!おいイェーガー!」

エレン「あ、先輩方!」

前衛B「これ使え!俺の予備だ!」


452 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 11:12:55.53 ID:BrX/tEg40
前衛A「俺のも持て。あと、気合十分なのはいいがもうすこし力を抜いてな。刃は無限じゃないんだ」

エレン「はっはい!」

前衛A「・・・・・・情けない話だが、ここを守りきれるかどうかはお前にかかってる」

エレン「・・・・・・はい」

前衛C「情けない先輩だと笑ってくれてもいいぜ」

エレン「そんなことは!」

前衛A「だが、お前だけは俺達が絶対死なせない・・・・・・!だからお前は背中を気にせずやつらを殺せ!」

エレン「!」

エレン「はいっ!」


456 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 11:15:23.97 ID:BrX/tEg40
エレン(仲間がいる・・・・・・!)

エレン(俺達は、勝てる!)

前衛B「よし、行くぞぉ!」

前衛C「おお!」

エレン「はっ!」バシュ ビューン!


一方中衛


トーマス「・・・・・・一匹も来ないな」

アルミン「前衛が頑張ってくれてるんだよきっと」

ミーナ「エレンも、だよね」

アルミン「・・・・・・うん」


459 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 11:20:41.51 ID:BrX/tEg40
ナック「俺達も、行った方がいいんじゃないのか?」

トーマス「命令が出るまでは待機だ」

アルミン「くやしいけど、今はそれしかないよね。きっと、エレンなら大丈夫だ」

ミーナ「エレン・・・・・・」

ドガーン!

トーマス「な、なんだ!?」

アルミン「どうして中衛であんな・・・・・・!」

ナック「おい、嘘だろ。どうやって入ったってんだよ!」


鎧の巨人「・・・・・・」

超大型巨人「・・・・・・」

461 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 11:23:37.40 ID:BrX/tEg40
少し前

ライナー「不味いな・・・・・・」

ベルトルト「最初は崩し放題だった前衛から動揺が消えてる」

ライナー「ああ。あいつ1人で味方の士気まで上げやがったんだ」

ベルトルト「・・・・・・どうするライナー」

ライナー「どうするもこうするもねえだろ。エレンは今前衛にいて、あいつが邪魔で上手く進めないってんなら」

ライナー「あいつをここに来させるまでだ・・・・・・!」ズオッ!



463 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 11:27:20.31 ID:BrX/tEg40
鎧の巨人「・・・・・・」ズシンズシンズシンズシン!

中衛兵士「う、うわああああ!」

超大型巨人「・・・・・・」ドガーン!

中衛兵士「駄目だ、止められない・・・・・・!」

トーマス「あ、うあ・・・・・・!」

ナック「どうすんだ、どうすりゃいいんだよ!」

ミーナ「あんなの、止められない・・・・・・!」

アルミン「はっ、住民の避難はまだ・・・・・・!」


エレン『力のあるやつが守らないと』


アルミン「・・・・・・34班、前進だ!」

アルミン「目標、鎧の巨人及び超大型巨人!」


465 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 11:29:47.48 ID:BrX/tEg40
トーマス「アルミン!?」

ミーナ「けど、あんなのどうしたら・・・・・・!」

アルミン「分からない。分からないけど・・・・・・!」

アルミン「前衛にいるあいつなら、きっとそうすると思うから!」

トーマス「!」

ナック「!」

ミーナ「!」

アルミン「・・・・・・ごめん、僕だけでも行く」

トーマス「バカ言うなってアルミン」

アルミン「え?」

トーマス「お前だけ戦わせたなんて言ったら、ここで生き残ってもエレンにやられてしまう」


468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 11:34:25.37 ID:BrX/tEg40
ミーナ「・・・・・・そうだよね、私達の仲間はもう先に戦ってるんだもん」

ナック「俺達もやらないと嘘だよな!」

アルミン「皆・・・・・・」

トーマス「行こうぜアルミン!」

アルミン「うん!」バシュッ ビューン

トーマス「で、どうする!?」

ナック「1体だけでも怪物なのに、それが2体だぞ」

アルミン「・・・・・・狙うなら超大型だ。さっきエレンと戦った時思った、あいつは動きが鈍い」

ミーナ「確かにそうね・・・・・・」

アルミン「エレンが速すぎるっていうのもあったけど、それにしてもあいつは遅い」

アルミン「だから、2人が囮でかく乱してもう2人が密着してしまえば!」


470 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 11:38:04.98 ID:BrX/tEg40
トーマス「・・・・・・分かった、それでいこう」

ナック「囮は俺とトーマスでやる。ミーナとアルミンであいつのうなじをぶった切れ」

アルミン「分かってるとは思うけど、動きが遅くてもあいつの攻撃は広い範囲に及ぶ」

アルミン「囮の方が危険なのは、分かってるよね?」

トーマス「・・・・・・ああ、それでもやるしかないんだろ?」

ナック「後でエレンにどやされないためにもな!」

ミーナ「もう、ナックってば!」

アルミン「あははは・・・・・・」

アルミン(エレン、君も戦っているんだろうね)

アルミン(待ってて、もうすぐ僕らも)

超大型巨人「・・・・・・」

アルミン(戦うから!)

473 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 11:41:27.78 ID:BrX/tEg40
ミーナ「目標に接近!」

アルミン「よし、行く・・・・・・」

バクン!

アルミン「え?」

トーマス「あ、あれ?」


ナック「う、うお」

巨人「ニタニタ」

ナック「あ、あああああ、うわああああああ!」


ミーナ「ナック!?」

トーマス「いつの間にこんな・・・・・・!」

アルミン「あ、うあ」

巨人の群れ「ニタニタ」ズシーンズシーン

474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 11:43:59.42 ID:BrX/tEg40
ナック「嫌だ、嫌だ、助けてくれぇ!」

トーマス「待ってろ!」

ミーナ「今行くわ!」バシュッ

アルミン「あ、待って二人とも!駄目だー!」


巨人「ニタァ」ガシッ

トーマス「え?」

巨人「・・・・・・」グンッ

ミーナ「ああ!?」


アルミン「・・・・・・」

アルミン(あ、あれ?)

アルミン(どうして僕、動けないんだ?)


478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 11:47:33.06 ID:BrX/tEg40
ナック「う、ごぁ・・・・・・」バキバキ

トーマス「ひぃ!」ベキッ

ミーナ「・・・・・・」グッタリ

アルミン「あ、あ・・・・・・」

アルミン「ぼ、僕のせいだ」

アルミン「僕が、戦おうなんて」

アルミン「エレンみたいになんて、思わなければ・・・・・・」

巨人「ニタニタ」

アルミン「あ」

アルミン(そうだ、僕のせいなんだから)

アルミン(僕も、死なないと)

巨人「アーン」

ザンッ!


481 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 11:52:35.68 ID:BrX/tEg40
アルミン「え、エレン・・・・・・?」


ジャン「うおおおおあああああああ!」バシュッ!

巨人「?」モグモグ

ジャン「てめえ、人の同期を食ってんじゃねえぞぉ!」ザンッ!


アルミン「じゃ、ジャン・・・・・・」

コニー「無事かアルミン!」

アルミン「コニー・・・・・・」

コニー「もう大丈夫だからな!」

アルミン「え・・・・・・」


ミカサ「・・・・・・ふっ!」ザンッ

巨人「」ポロリ

サシャ「ミーナ!」ガシッ!

クリスタ「トーマスを運ぶ、手を貸してユミル!」

ユミル「たくしょうがねえなあ」


487 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 12:00:05.60 ID:BrX/tEg40
ジャン「くそ!ナックはもう駄目だ・・・・・・!」

サシャ「ミーナは大丈夫です、けどトーマスが・・・・・・」

クリスタ「お願い、息を、息をして!」ドックンドックン

ユミル「・・・・・・クリスタ、もうよしな」

クリスタ「でも!」

ユミル「もう死んでるよ、そいつは」

クリスタ「・・・・・・そんな!」

アルミン「僕の、僕のせいだ」

ミカサ「アルミン?」

アルミン「僕が、戦おうなんて言ったから!だから2人は!」

アルミン「うわああああああ!」ボロボロ

ミカサ「・・・・・・」ギュッ

コニー「・・・・・・移動しないと駄目だ。こんな低い屋根じゃいつからやられる」

ジャン「・・・・・・ああ」

490 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 12:03:36.26 ID:BrX/tEg40
ユミル「つってもなあ」

サシャ「あの2体がいるせいで、移動もままなりませんね・・・・・・」

超大型巨人「・・・・・・」ドゴーン!

鎧の巨人「・・・・・・」ズシンズシン!

ジャン「・・・・・・!あいつら、門の方へ向かってやがる!」

コニー「なに!?」

クリスタ「と、止めないと!」

ユミル「よしな!」ガシッ

ジャン「あいつらの所へ向かおうにも・・・・・・」

巨人の群れ「ワラワラ」

ジャン「くそっ、どうしていきなり前衛が崩れたんだ!あいつは・・・・・・あいつはどうしたんだよ!」

アルミン「・・・・・・」

ミカサ「・・・・・・」ギュッ



493 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 12:06:52.70 ID:BrX/tEg40
少し前

エレン「はああああああ!」ザンッ!

前衛A「こっちを見ろ!」ビューン

前衛B「のろまな巨人がぁ!」ビューン

巨人「キョロキョロ」

前衛C「おらあ!」ザンッ!

巨人「」ドシーン

エレン「ふっ!」ザンッ!

前衛A「こっちが3人で1体相手取ってるってのに・・・・・・」

前衛C「頼もしい後輩だよ全く!」

前衛B「数は大分減った、そろそろ民間人の退避も終わるはずだ!」

前衛A「あと少し、踏ん張るぞ!」

494 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 12:09:45.10 ID:BrX/tEg40
エレン「次っ!」

エレン「・・・・・・?」


女型の巨人「・・・・・・」


エレン「なんだあいつ、門の前から動かない・・・・・・奇行種か?」

女型の巨人「アー!」ビリビリ!

エレン「っ!」

前衛A「なんて大声だ!」

前衛B「野郎、何を・・・・・・!」

前衛C「・・・・・・!?おい、門の外を見ろ!」


巨人の群れ「ニヤァ」ドシーンドシーンドシーンドシーン

495 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 12:11:43.50 ID:BrX/tEg40
前衛A「は、速いやつがあんなに・・・・・・!」

前衛B「まさか、あいつが呼んだっていうのか!?」

女型の巨人「・・・・・・」シュー

前衛C「消えやがった!」

前衛B「何なんだあいつは・・・・・・」

前衛A「お前ら気を取られるな、来るぞ!」

エレン「くっ!」シャキン!

496 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 12:15:44.89 ID:BrX/tEg40
巨人の群れ「ニタニタ」

エレン「おおお!」ザンッ!

巨人「アーン!」

エレン「ちぃ!」バシュッ!

エレン「っらあ!」ザンッ!

巨人「グワッ!」

エレン「きりが無い・・・・・・!くそおおおおおお!」ザンッ!

ドガーン!

エレン「!?」

前衛A「なんだ!中衛の方からだぞ!」

エレン「あれは!」

超大型巨人「・・・・・・」

前衛B「どうやってあんな所へ!」


500 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 12:19:39.49 ID:BrX/tEg40
前衛C「あいつにまた門を破られたら、もう人類は・・・・・・!」

前衛B「それに、もう前衛はもたない!」

前衛A「・・・・・・イェーガー、お前は中衛へ向かえ」

エレン「・・・・・・!しかしそれでは前衛が!」

前衛A「ここはもう終わりだ!」

エレン「!」

前衛A「お前のお陰でよくもった。だがな、こうなった以上はここでお前を戦わせることに意味はない」

前衛A「お前は行って」スッ

超大型巨人「・・・・・・」

前衛A「あいつを始末して来い」

エレン「!」

前衛A「今あいつに勝てるのはお前だけだ。そしてあいつを倒せない限り、人類に未来は無い」


502 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 12:24:10.69 ID:BrX/tEg40
前衛A「分かるだろ。今お前がいるべき場所はここじゃないんだ」

前衛A「破られた前衛に、お前みたいなやつはもう必要ない」

エレン「先輩・・・・・・」

前衛B「後ろは俺達が守る。お前は気にせず行け」

エレン「そんな!」

前衛C「そんなに気になるならさっさと行って、あのデカ物を始末してから戻って来い!」

前衛A「悪いが、これは命令だ」

エレン「・・・・・・はっ!」ババッ

前衛ABC「・・・・・・」ババッ

エレン「御武運を!」

前衛A「ああ」

前衛B「お前の方もな」

前衛C「頑張れよ、後輩」


505 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 12:27:58.45 ID:BrX/tEg40
エレン「それでは!」バシュッ

前衛C「・・・・・・さーて、お前らガスの残りは?」

前衛B「空よりましってとこか」

前衛A「それでもまだ」


巨人の群れ「・・・・・・」


前衛A「戦えるだろ?」

前衛B「かわいい後輩の後ろを追わせちゃいけないよな」

前衛C「へっへっへ、こういう時ってかっこつけたやつから死ぬんだぜ?」

前衛A「なら精々、格好悪く頑張るか」

バシュッ!

512 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 12:34:57.49 ID:BrX/tEg40
ジャン「・・・・・・やるしかねえってか」

コニー「やるってまさか、あの2体をか!」

ジャン「それ以外ねえだろ!住民の避難は終わってる、ただの巨人は放っておいてもいい!」

ジャン「だがあいつらだけはやらねえと、人類が滅ぶんだぞ!」

コニー「お、お前本当にジャンかよ」

ユミル「らしくない熱血じゃないか。まるであいつみたいだ」

ジャン「ああ!?」

ユミル「こいつらを見なよ。あんたと同じことやろうとしてこうなったんだぜ?」

トーマス「」

ミーナ「うぅ・・・・・・」


515 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 12:38:45.23 ID:BrX/tEg40
ジャン「・・・・・・だったら何だ?こいつらが間違ってたとでも言うのか!?」

アルミン「!」

ジャン「違うだろうが!こいつらは誰より先に、あのでかいのに立ち向かおうとしたんだぞ!」

ジャン「びびっただろうし、後悔しただろうけどよ、それでも!」

ジャン「こいつらが間違ってたなんて、誰にも言わせねえ!」

アルミン「ジャン・・・・・・」

ユミル「・・・・・・あっついあっつい。好きにしなよ」

サシャ「やりましょうよ!皆でやればきっと勝てます!」

ユミル「黙ってな芋女」ズビシッ

サシャ「あう!?」


518 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 12:41:01.05 ID:BrX/tEg40
ユミル「で?」クルッ

アルミン「え?」

ユミル「え、じゃねえよ座学トップさんよ」

ユミル「これからあれと戦おうって言ってんだ。策はあるんだろ?」

アルミン「あ、ああ。けど、僕は・・・・・・」

ミカサ「アルミン」

アルミン「・・・・・・」

ミカサ「大丈夫だから」ギュッ

アルミン「ミカサ・・・・・・」

ミカサ「今度は誰も死なせない、だから」


520 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 12:44:26.49 ID:BrX/tEg40
アルミン「・・・・・・」

コニー「アルミン、やろうぜ!」

サシャ「アルミン!」

ジャン「・・・・・・あいつの腰ぎんちゃくじゃねえってとこ見せろよ」

アルミン「・・・・・・ああ、分かった!」

アルミン「まず、あいつの動きは遅い。だから囮役がかく乱して、他で仕留める」

アルミン「ただ、なだれ込んだ巨人の数が多くてそれも監視しながらでないと・・・・・・」

ユミル「ああなるってわけか」

アルミン「・・・・・・ああ、そうだ!」

524 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 12:48:41.94 ID:BrX/tEg40
アルミン「今いるのは7人だから、2人が囮、3人が巨人に警戒」

アルミン「残った2人のどちらかが機を狙ってやつを倒す」

コニー「・・・・・・囮の1人は俺だ。細かく動くなら俺が一番だからな」

クリスタ「じゃ、じゃあもう1人はわたっ」モガモガ

ユミル「私がもう1人だ」

アルミン「う、うん」

サシャ「私は警戒担当ですね!」

アルミン「うん。後は僕とクリスタ。そして」

ジャン「俺とミカサが残りの2人ってわけだ」

アルミン「確実に仕留めるには成績上位の2人をここへ回すべきだと思う」

528 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 12:52:30.97 ID:BrX/tEg40
ミカサ「分かった」

ジャン「きょ、共同作業だな!?」

ミカサ「・・・・・・?違うと思う」

ジャン「」

アルミン「ミーナはもう少し高い位置にいてもらおう」

サシャ「運びます!」

アルミン「お願いするよ」

コニー「で、いつ仕掛ける?」

アルミン「・・・・・・やつが門に辿り着く前に」

アルミン「こっちから行ってやる・・・・・・!」


超大型巨人「・・・・・・」

の中身(・・・・・・これで、人類を滅ぼせる。そうすれば故郷に)

バシュバシュ!

コニー「やいてめえ、こっちだぁ!」

ユミル「・・・・・・できれば帰ってくんないかな」

531 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 12:56:03.33 ID:BrX/tEg40
超大型巨人「・・・・・・」ズシン!ズシン!

コニー「来やがった・・・・・・!」

ユミル「私女だからさ、あんた頑張れよ?」

コニー「・・・・・・どの面下げてんなこと言ってんだ糞女」バシュッ

ユミル「はあ~私の嫁に会いたい」バシュッ


アルミン「よし、上手く行ってる!」

アルミン「それに近くには巨人も少ない・・・・・・!いける!」

ジャン「」

アルミン「いつまで凹んでるのジャン・・・・・・」

533 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 12:58:06.20 ID:BrX/tEg40
超大型巨人「・・・・・・」ブオッ!

コニー「来るぞ!」

ユミル「ちっ!」ビュン!

超大型巨人「・・・・・・」ズズーン!

アルミン「今だ!」

ジャン「お、おおう!」バシュ!

ミカサ「・・・・・・!」ビューン!

535 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 13:00:36.68 ID:BrX/tEg40
超大型巨人「!」

ジャン「いけるっ!」シャキン!

ミカサ「・・・・・・!」シャキン!

超大型巨人「!」ブッファー

ジャン「なに!?あっちい!」

ミカサ「くっ、届けぇ!」ザンッ!

超大型巨人「!」

ジャン「やった!?」

ミカサ「駄目・・・・・・浅い!」

537 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 13:02:30.67 ID:BrX/tEg40
アルミン「2人とも逃げてー!」

ジャン「くそっ!」

ミカサ「!」

超大型巨人「・・・・・・」ガシッ

ジャン「ミカサー!」

アルミン「ミカサ・・・・・・!」


超大型巨人「・・・・・・」

ミカサ「・・・・・・」

ミカサ(これで、終わり?)

ミカサ(私は死ぬ、エレン・・・・・・)


543 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 13:06:38.54 ID:BrX/tEg40
子供エレン(168cm)『戦え!』

ミカサ「!」

少年エレン(180cm)『戦え!』

ミカサ「!」

青年エレン(210cm)『戦え、ミカサー!』

ミカサ「エレン・・・・・・!」

ミカサ「うああああああ!」ズバシュッ!

超大型巨人「!?」

ジャン「あ、ええええ!?」

アルミン「すごい、自力で!」


552 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 13:09:56.03 ID:BrX/tEg40
ミカサ「くぅ!」ドタッ

アルミン「まずい、地上に落ちたら!」

ジャン「くそっ!」バシュ!

ミカサ「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」

巨人「!」アーン

アルミン「逃げてミカサ!」

ミカサ「戦う、戦う!」シャキン!

巨人の群れ「アーン」

ミカサ「・・・・・・!」

ザンッ!

ミカサ「!?」

558 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 13:13:29.76 ID:BrX/tEg40
「悪い」

ミカサ「あ、ああ・・・・・・!」

巨人「」ドシーン!

「遅くなった」

巨人の群れ「」ドシーン!

ミカサ「え・・・・・・エレン!」

エレン「おう、間に合ってよかった」


アルミン「エレン・・・・・・ミカサ、良かった」

ジャン「・・・・・・ちっ、ヒーローみたいに現れやがって」

ジャン「・・・・・・へへ」


566 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 13:16:12.04 ID:BrX/tEg40
エレン「立てるか?」

ミカサ「う、うん」

エレン「無茶しやがって」ワシワシ

ミカサ「あ、あう」テレテレ

エレン「皆は?全員無事か?」

ミカサ「・・・・・・ナックとトーマスが。ミーナも大怪我してる」

エレン「・・・・・・っ!」

エレン「ミカサ、先に上へ行ってろ」

ミカサ「エレンは!?」

エレン「俺は・・・・・・」


超大型巨人「・・・・・・」

エレン「あいつとかたをつける・・・・・・!」

588 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 13:38:48.93 ID:BrX/tEg40
超大型巨人「・・・・・・」

エレン「ミカサ、行け」

ミカサ「私も一緒に」

エレン「頼む」

ミカサ「・・・・・・分かった。エレン」

エレン「ん?」

ミカサ「どうか死なないで」

エレン「・・・・・・ああ」ニッ


594 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 13:41:31.80 ID:BrX/tEg40

エレン「・・・・・・」シャキン

超大型巨人「・・・・・・」フシュー


ジャン「あいつ、1人でやる気なのか!?」

アルミン「エレン・・・・・・」


エレン「ふぅ!」ダダダダ バシュッ

超大型巨人「!」ブンッ!

ジャン「まずい、離れるぞアルミン!」

アルミン「う、うん!」

597 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 13:44:30.05 ID:BrX/tEg40
超大型巨人「!」ドゴーン!

エレン「ちっ、流石にパワーがありやがる!」バシュッ!

エレン「だがお前は・・・・・・」

エレン「とろいんだよ!」ビューン!


コニー「あんな暴風の中でよく立体起動で動けるなあいつ!」

ユミル「流石に1番は違うってわけだ・・・・・・」

ユミル(あたしでも、勝てないだろうね)


エレン「うおおおおおおおお!」ズダダダダ

超大型「!」ブンッブンッ

599 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 13:47:06.85 ID:BrX/tEg40
クリスタ「すごい・・・・・・!あんなに揺らされてるのに真っ直ぐ駆けていく!」

サシャ「エレンはさっきも勝ちかけたんです!だから今度も!」

クリスタ「うん!・・・・・・あれ?」

ズシンズシンズシンズシン!

サシャ「!?」

クリスタ「あれは、鎧の巨人!」

サシャ「助けにきたんですよ、あの大きいのを!」

クリスタ「こ、こっちに来る!」

鎧の巨人「・・・・・・」ドシンドシンドシン

サシャ「逃げましょう!」

クリスタ「間に合わない!」


601 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 13:49:36.44 ID:BrX/tEg40
クリスタ「きゃああああああ!」

鎧の巨人「」チラッ

の中身(結婚しよ)

ズシンズシンズシンズシン!

サシャ「い、行っちゃいました」

クリスタ「どうして・・・・・・」


エレン「うおおおおおおお!」ズダダダダッ

ズシン!

エレン「!?・・・・・・またきやがったか!」

鎧の巨人「・・・・・・」フシュー


604 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 13:55:23.02 ID:BrX/tEg40
エレン「ちょうど揃ってくれてよかった」

超大型巨人「・・・・・・」

鎧の巨人「・・・・・・」

エレン「一度にお前ら2人とも倒せる良い機会だからな。それに」

エレン「聞かなきゃいけないこともある・・・・・・!」

ベルトルト(2人・・・・・・!?)

ライナー(こいつ、まさか)

エレン「お前ら何やってんだよ」

エレン「なあベルトルト、ライナー」


610 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 13:58:45.40 ID:BrX/tEg40
鎧の巨人「!」

超大型巨人「!」

エレン「さっきな、2体の巨人が消えた後に見えちまったんだ」

エレン「煙に紛れて立体起動で飛んでいくお前らの姿が」


ジャン「あいつ、巨人となに話してるんだ!?」

アルミン「巨人の動きが止まってる・・・・・・」


エレン「間違いであって欲しかった。信じたくはなかったが」

エレン「言い出したとたんにお前らはこうして動きを止めてる」

鎧の巨人「・・・・・・!」

エレン「正解ってことで良いんだな・・・・・・?」

612 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 14:03:20.25 ID:BrX/tEg40
エレン「・・・・・・」

鎧の巨人「・・・・・・」

超大型巨人「・・・・・・」

エレン「・・・・・・お前らのせいで、どれだけ人が死んだと思ってる」

エレン「お前らが好き好んでこんなことするやつじゃないってことは知ってる」

エレン「だから何か理由があったんだろうともな」

鎧の巨人「・・・・・・」

エレン「けどな」

超大型巨人「・・・・・・!」

エレン「お前らのせいで大勢死んだ。先輩たちも、俺達の同期も、ナックやトーマスも」

エレン「だから俺は、どんな理由があろうがお前らを許さない・・・・・・!」

鎧の巨人「・・・・・・」

超大型巨人「・・・・・・」

エレン「この、裏切りもんどもが・・・・・・!」

618 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 14:08:53.18 ID:BrX/tEg40
バシュッ

エレン「お前からだライナー・・・・・・!」

鎧の巨人「!」

ライナー(そこまで分かってるのか、こいつは!)

ライナー(・・・・・・だが無駄だ。お前の力は確かに脅威だが!)

ライナー(巨人化した俺にはその刃は通じない!)

ライナー(やれ、ベルトルト)

ライナー(こいつを握りつぶせ・・・・・・!)


624 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 14:13:53.46 ID:BrX/tEg40
エレン「うおおおおお!」ビューン

鎧の巨人「!」

ライナー(真正面から!?)

ライナー(どうやら本物の・・・・・・死にたがりらしいな!)

鎧の巨人「!」グワッ

エレン「なんてな」タンッ

ライナー(なに!?俺を踏み台に・・・・・・)

ドゴォン

ライナー(う、お!?)

632 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 14:17:45.93 ID:BrX/tEg40
ジャン「どうなってやがる!」

ジャン「超大型が鎧の方を殴りやがった・・・・・・!」

アルミン「わざとじゃない、エレンを狙った一撃をエレンがかわしたから・・・・・・!」


エレン「互いに守りあうだろうと思ってたぜ」

エレン「同郷で、普段から仲の良かったお前らならな」

エレン「それにベルトルト、お前は俺を怖がってたよな」

エレン「ライナーが来て勇んじまったんだろ?」

エレン「それが敗因だ、ベルトルト」バシュ


ライナー(鎧が、崩れる・・・・・・!)

ベルトルト(ぼ、僕は何をやってるんだ・・・・・・!)

635 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 14:20:10.46 ID:BrX/tEg40
ズダダダダ!

サシャ「行けーエレーン!」

クリスタ「もうちょっと!」


エレン「じゃあな、ベルトルト」

エレン「すぐにライナーも送ってやるから」

エレン「寂しくねえぞ・・・・・・!」ザンッ!

ベルトルト(あ・・・・・・)

ライナー(お、おい!)


コニー「やりやがった!」

ユミル「・・・・・・」


640 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 14:22:47.89 ID:BrX/tEg40
超大型巨人「」ドッシーン!

ベルトルト(ライナー・・・・・・僕らの故郷に・・・・・・)

ライナー(おい、おい嘘だろ!)

鎧の巨人「べる、どるどおお、おおおお!!」

エレン「・・・・・・」バシュッ


ミカサ「え?」

ジャン「あいつ、喋った・・・・・・!?いや、それより」

アルミン「ベル、トルト?」


643 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 14:28:10.97 ID:BrX/tEg40
鎧の巨人「う、おおおおおおおおおおおおお!」ガバッ

ボロボロ

ジャン「鎧が崩れ落ちていく・・・・・・」

コニー「まだ、戦うってのかよ・・・・・・」

アルミン「ライ、ナー?」


エレン「・・・・・・」

鎧の巨人「お、まえ、がああああああああ!」

バシュッ ビューン

エレン「心配するなよ」

エレン「お前も一緒だ」

644 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 14:30:33.44 ID:BrX/tEg40
エレン「あっちで、仲良くやれよ」

ザンッ!

鎧の巨人「っ!」

ドシーン!

エレン「なあ、ライナー」

鎧の巨人「」

エレン「なんで、こんなことになったんだろうな?」

シュー


649 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 14:33:14.19 ID:BrX/tEg40
ジャン「あいつ、マジでやりやがった・・・・・・」

アルミン「・・・・・・」

ミカサ「・・・・・・」

ジャン「おいどうしたんだよ!壁を壊せる巨人はこれでもういないんだぜ!」

ジャン「やっぱあいつは・・・・・・」

ミカサ「泣いてる」

ジャン「はあ?」

ミカサ「エレンは、泣いてる」

アルミン(ライナーとエレンは、すっごく仲良しだった・・・・・・)

アルミン「エレン・・・・・・」

653 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 14:36:19.95 ID:BrX/tEg40
ズシンズシンズシンズシン!

エレン「・・・・・・」

巨人「・・・・・・」

エレン「なあ、お前らなんなんだよ」

巨人「アーン」

バシュッ!ザンッ!

巨人「」ドシーン!

エレン「殺したら消えちまうしよ、これじゃあ・・・・・・」

エレン「何にも分からないじゃねえかよ・・・・・・!」グッ

コニー「おーいエレーン!」

サシャ「エレーン!」


660 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 14:39:52.60 ID:BrX/tEg40
コニー「前衛が完全に崩れたみたいだ!撤退するぞ!」

エレン「前衛が・・・・・・!?先輩たち!」ダッ

サシャ「ちょ、ちょっと駄目ですよ!」ズルズル

エレン「あそこにはまだ仲間がいるんだ!」

サシャ「そんなこと言ったって、壁を登れるかも分からないほどしかガスは残ってないんですよ!?」ズルズル

サシャ「私達より長く戦ってたエレンは、もっと少ないはずです!幾ら上手でも!」ズルズル

コニー「お前がどんな気持ちか俺達には分からない、けどよ!」

コニー「死に急いでほしくねえんだ!」ガシッ

エレン「!」

コニー「頼む、エレン・・・・・・!」


663 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 14:43:54.89 ID:BrX/tEg40
エレン「離してくれ、分かったから」

コニー「・・・・・・戻る時は俺も一緒に行く。けど、今は一旦さがろう」

エレン「ああ・・・・・・悪いなコニー。サシャも」

サシャ「いえいえ。それにしても力持ちですねー引きずられちゃいました」

コニー「俺ら2人でこいつが止められるかよ」パシパシ

エレン「ははは・・・・・・」

ジャン「お前ら、遊んでる場合じゃねえぞ!」

エレン「ジャン!お前も無事でよかった!」

ジャン「お、おう。・・・・・・まあ、お前もな」ボソボソ

ミカサ「早く行こう。巨人の群れがそこまで来てる」

エレン「ああ!」


667 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 14:47:32.08 ID:BrX/tEg40
バシュッ!ヒューン

バシュ!ヒューン

ジャン「ちっ、ガスが心元ねえなあ・・・・・・!」

アルミン「一番残ってた僕のガスを分配してもギリギリか」

コニー「壁まで直進できりゃあよかったんだが・・・・・・」

巨人「ニタニタ」

クリスタ「これじゃあ無理、だよね・・・・・・」

ユミル「いざとなったら抱えてやるよ」

コニー「マジで!?」

ユミル「てめえは勝手に食われろ!」

エレン「・・・・・・」

ミカサ「エレン・・・・・・」

エレン「・・・・・・ちゃんと前見て飛べ、あぶねえぞ」

668 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 14:50:04.34 ID:BrX/tEg40
ジャン「はぁ、はぁ、ようやく壁か・・・・・・」

ジャン「全員ガスは残ってるか?」

コニー「マジでギリギリだ・・・・・・」

ユミル「途中までのぼりゃあ引き上げてくれんだろ」

サシャ「そ、そうですね!行けるとこまで行きましょう!」

クリスタ「うん!」

エレン「俺が最後尾で登る。下は気にしなくていいぞ」

ジャン「・・・・・・ああ、頼む!」

ミカサ「・・・・・・」


671 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 14:52:54.92 ID:BrX/tEg40
バシュ!ギュルルルル

コニー「はぁ、ようやく巨人から離れられる」

ユミル「おい、誰かミーナ担ぐの代わってくれよ」

コニー「あ!?なんのためにお前のガスを多めにしたと思ってんだ!」

ギャーギャー

ジャン「うるせえ・・・・・・」

クリスタ「元気だね」クスクス

アルミン「・・・・・・」チラ


ミカサ「エレン」

エレン「下見るなって。どうした?」

ミカサ「元気が無い」

エレン「・・・・・・そうかもな」

ミカサ「何かあったの?」


674 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 14:56:04.07 ID:BrX/tEg40
エレン「・・・・・・」

ミカサ「私にも話せないこと・・・・・・?」

エレン「・・・・・・いや、皆には話さないとな」

エレン「ミカサ、壁を登りきったら話すよ。色々と、前からお前に言いたかったことも」

ミカサ「!」

ミカサ「う、うん」テレテレ


クリスタ「何か、良い雰囲気だね」

アルミン「うん。あの2人これで上手くいくと」

ジャン「ちっ!!!!!」

アルミン「ジャン、舌打ち大きすぎ・・・・・・ん?」ドシーンドシーン!

奇行種「アーン」

677 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 14:59:01.43 ID:BrX/tEg40
ジャン「な!?でかいぞ!」

アルミン「超大型ほどじゃない、けど!」

アルミン「エレン!ミカサ!急いでー!」

奇行種「アーン」ズドドドド

クリスタ「速い!」


エレン「ちっ、ミカサ急げ!」

ミカサ「うん!」

バシュッ カスッ

ミカサ「え?」ヒュー

エレン「お、おい!?」


681 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 15:02:16.41 ID:BrX/tEg40
ガシッ

エレン「お前、ガス切れならもっと早くに言えよ!」

ミカサ「ご、ごめんなさい。エレンに気が行ってて気づけなかった」

エレン「アホか!」

奇行種「アーン」ピョーン

ガチン!

エレン「・・・・・・やべえか!」

奇行種「アーン」ピョーン

ガチン!

エレン「随分上達が早いじゃねえか・・・・・・!」

エレン「しっかり掴まれよ!」

ミカサ「・・・・・・エレン、私を放して!」

エレン「ああ!?」

ミカサ「このままじゃ2人とも食われてしまう!」


685 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 15:04:57.55 ID:BrX/tEg40
エレン「できるわけないだろうが!」

ミカサ「エレンの方もガスが少ないはず、2人ではあいつから逃げられない!」

ミカサ「私のせいでエレンが死ぬなんて、耐えられない!」

エレン「ふざけんなよ!そんなもん俺だって一緒だ!」

ミカサ「!!」


アルミン「2人とも今行く!」ダダッ

クリスタ「私も!」

ジャン「お前はここで待ってろ!」ダダッ

ジャン(ここまで来て、死ぬなよミカサ!・・・・・・エレン!)



690 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 15:07:36.67 ID:BrX/tEg40
奇行種「アーン」ピョーン

ガチン!

エレン「くそっ!ブーツの底でも食ってろってんだ!」

ミカサ「エレン・・・・・・お願いだから!」

エレン「黙ってろ!」


アルミン「エレン、ミカサ!」

ジャン「早く掴まれ!」

エレン「お前ら・・・・・・!」

エレン「ほら見ろ!2人とも助かれるだろうが!」

ミカサ「・・・・・・うん!」


奇行種「・・・・・・」グググッ

ビュオン!

693 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 15:10:51.88 ID:BrX/tEg40
奇行種「ニタァ」

アルミン「え?」

ジャン「嘘、だろ!?ここまで飛んでくるってのか!」

エレン「・・・・・・ジャン」グググッ

ミカサ「エレン!?」

エレン「こいつを頼む!」グアッ

ミカサ「きゃっ!?」

ガシッ

ジャン「うお!?お、おい!」

ガブリ!

エレン「う、くぅ・・・・・・!」

奇行種「モグモグ」

ミカサ「エレン!!」

697 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 15:15:03.32 ID:BrX/tEg40
エレン「人の足食いやがって・・・・・・!」

アルミン「エレン!今助ける!」

エレン「来るなぁ!」

ミカサ「エレン!」

エレン「ジャン、後任せたからな」

ガタガタガタガタ

アルミン「立体軌道装置が!?」

ジャン「おい、おいふざけんなよ!こんな形で託されたって!」

エレン「お前なら、大丈夫だと思う」

ガタガタガタガタ!

エレン「ミカサ!」

ミカサ「!」

エレン「俺、お前のことずっと・・・・・・」

バギン!

奇行種「バクン!」

703 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 15:19:08.53 ID:BrX/tEg40
アルミン「あ、ああああ・・・・・・!」

ミカサ「あ、嘘だ」

ジャン「おい、おい!!」

アルミン「エレェーン!」

奇行種「ゴクン」

アルミン「こんな、こんなのって!」

ミカサ「嘘だ、嘘だ・・・・・・」

ジャン「・・・・・・くそおおおお!」

ジャン「アルミン!登るぞ!あの馬鹿が残した時間を無駄にするなぁ!」

アルミン「あ、あ、ああ」

ジャン「おい、聞いてんのか!」バキッ

アルミン「うっ!」

ジャン「あいつのお陰で俺達はここまでこれたんだ!なのにお前を食われたとあっちゃ」

ジャン「あいつに顔向けできねえだろうがぁ!」


712 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 15:23:49.36 ID:BrX/tEg40
城壁内部

ジャン「・・・・・・」

コニー「・・・・・・」

サシャ「・・・・・・」

クリスタ「・・・・・・」ポロポロ

ユミル「・・・・・・ちっ」ナデナデ

ミカサ「嘘だ・・・・・・」ガタガタ

カルラ「ミカサ、アルミン!」

アルミン「!」

715 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 15:27:30.97 ID:BrX/tEg40
カルラ「無事でよかった・・・・・・」ギュッ

アルミン「あ・・・・・・」

ミカサ「お、おばさん」

カルラ「辛かっただろうね・・・・・・」ギュー

アルミン「おばさん・・・・・・エレンが、エレンが・・・・・・!」

ミカサ「私のせいで・・・・・・」

カルラ「・・・・・・」

カルラ「あなた達のせいなんかじゃない。あの子は自分の意思で戦うことを選んだ」

カルラ「だから、あなた達は泣いてもいいのよ?」

アルミン「う、うぅぅ・・・・・・僕は、僕は!」

ミカサ「エレン、エレン・・・・・・!」ポロポロ

ジャン「・・・・・・あのバカ」

ジャン「泣かせてんじゃねえよ・・・・・・!」グスッ


717 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 15:31:26.51 ID:BrX/tEg40
数時間後

ピクシス「ええ、それでは始めるとするか」

ピクシス「各自状況は分かっているな?」

兵士達「・・・・・・」

ピクシス「結構」

ピクシス「我々が生き残るにはどうあってもウォール・ローゼを奪還せねばならない」

ピクシス「そのためには門の復旧が必要だが、今の所その技術は我々にはない」

ピクシス「そこで門付近にあるこの大岩を、総力を持って動かす必要がある」

ピクシス「無論容易ではない、どころか動くという保障もない」

ピクシス「だがやらねばならない」


719 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 15:36:24.12 ID:BrX/tEg40
ピクシス「幸いなことに勇敢な前衛部隊の奮闘により入り込んだ巨人は相当数が減っている」

ピクシス「さらにエレン・イェーガーという英雄によって超大型・鎧の巨人も討ち倒されている」

ピクシス「ずばり言おう、勝機は僅かながら我らにもある」

兵士「あの話は本当だったのか・・・・・・」

兵士B「そのイェーガーってやつがいれば、もしかしたら・・・・・・」

ピクシス「残念ながら、イェーガーは先の戦闘で命を落とした」

兵士達「!」

ピクシス「だが彼のお陰で人類を滅さんとする脅威を2つも排除することができた」

ピクシス「我々はそれを敬い、後に続かねばならない」

ピクシス「諸君、今こそ心臓を捧げる時だ」ババッ

兵士達「・・・・・・!」ババッ

720 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 15:39:58.03 ID:BrX/tEg40
ジャン「ろくに休めず次の作戦、しかも成功する保障はないときたか」

コニー「・・・・・・びびったんならやめとけよ。俺は行くぜ」

ジャン「いつになくやる気だなコニー」

コニー「当たり前だろ。あいつは死んだんだぜ?あんだけやったのに・・・・・・!」

コニー「生きてる俺らが頑張らねえと、報われねえよ」

ジャン「・・・・・・そうだな」

アルミン「あ、2人とも」

コニー「アルミン、お前・・・・・・」

ジャン「お前とミカサは無理することねえんだぞ」

アルミン「・・・・・・ううん、いつまでも凹んでたらエレンに笑われる」

アルミン「戦うんだ!エレンの分まで僕が!」

721 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 15:42:48.98 ID:BrX/tEg40
コニー「・・・・・・」

ジャン「・・・・・・」

アルミン「・・・・・・?」

コニー「エレンの分までは無理だろアルミン」

アルミン「ええ!?」

ジャン「あんな怪物みたいな真似、普通の人間の俺らじゃ無理だっての」グリグリ

アルミン「酷い!?」

コニー「ははははは!」

ジャン「へへっ!」

アルミン「あははは!」


ユミル「なに笑ってんだあいつら」

クリスタ「励ましあってるんだよ。3人とも、エレンとは色々あったから」

サシャ「・・・・・・ミカサ、大丈夫でしょうか?」

ミカサ「私が、なに?」

723 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 15:44:59.50 ID:BrX/tEg40
クリスタ「ミカサ!もう平気なの?」

ミカサ「怪我をしてるわけじゃない。平気」

サシャ「無理は駄目ですよ!」

ミカサ「無理なんてしてない」

サシャ「でも!」

ユミル「もうやめとけ芋女」

サシャ「!」

ユミル「止めたって聞かないよ。だろ?」

ミカサ「・・・・・・迷惑はかけない」

ユミル「分かってるよ」


ユミル(いざって時は、私が・・・・・・)

725 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 15:46:44.30 ID:BrX/tEg40
ピクシス「それでは諸君、作戦を始める」

兵士達「・・・・・・!」ババッ

ピクシス「・・・・・・逃げ出さずこうして集まってくれた諸君らの勇敢さに敬意を表する」

ピクシス「各自行動開始!」

ピクシス「壁を取り戻せ!」

兵士達「うおおおおおおおおおお!」

バシュ!ビューン!

727 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 15:50:09.98 ID:BrX/tEg40
ジャン「俺らの班は岩を動かす実働班を守る!」

コニー「おお!」

サシャ「前方に3m級数体!」

ジャン「かかれぇー!」バシュッ!

ミカサ「エレン、私に力を!」バシュッ!

ザンッ!

リコ「実働班、準備はいいわね!」

実働班「はっ!」

リコ「なんとしても、どうあってもあの岩を動かす!」

リコ「行くわよ!」

実働班「うおおおおおおお!」

728 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 15:53:17.84 ID:BrX/tEg40
ジャン「うらあ!討伐数7!」ザンッ

コニー「やるじゃねえかジャンのやつ!」

ミカサ「はあ!」ザンッ

クリスタ「すごい・・・・・・!」

サシャ「負けてられませんよー!」


リコ「引いて!」

実働班「うおおおおおおおお!」

大岩「」シーン

リコ「くっもっと力入れて引いて!」

大岩「」シーン


736 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 16:04:05.69 ID:BrX/tEg40
また規制されたらあれだし巻いて行くわな

ジャン「ちっ、まだか!?」

コニー「岩が動かねえんだ!」

ジャン「このままじゃいずれ全滅だ・・・・・・!」

ミカサ「・・・・・・皆も行って」

ジャン「ああ!?」

ミカサ「人手が足りないなら、足すしかない」

コニー「けど俺らがここを守らないと他に迷惑が」

ミカサ「分かってる。だから私がここを守る」

サシャ「そんな!」

コニー「バカなこと言うな!1人で戦うなんて・・・・・・!」

ミカサ「お願い。このままでは本当に全滅する」

739 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 16:06:44.92 ID:BrX/tEg40
ジャン「・・・・・・!」

コニー「おいジャン!どうするんだよ!」

ジャン「1つ聞くが、死に急いでるんじゃねえだろうな」

ミカサ「・・・・・・」

ジャン「お前・・・・・・あいつがどんな思いで」

ミカサ「分かってる。私はエレンに生かされた」

アルミン「ミカサ・・・・・・」

ミカサ「大事なその命を、容易に使い捨てたりはしない」

ジャン「……」

ミカサ「約束する」

740 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 16:08:58.22 ID:BrX/tEg40
ジャン「・・・・・・分かった」

コニー「ジャン!?」

ジャン「お前らも知ってるだろ、こいつは俺達が束になるより強い」

ミカサ「・・・・・・任せて」

コニー「・・・・・・!絶対死ぬなよ、絶対だからな!フリとかじゃねえぞ!」

ミカサ「大丈夫」クスッ

アルミン「ミカサ」

ミカサ「?」

アルミン「後で、必ずまた!」

ミカサ「・・・・・・うん!」

742 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 16:11:30.04 ID:BrX/tEg40
ミカサ「エレン・・・・・・」シャキン

ミカサ「私も」バシュッ

ミカサ「皆も」


ジャン「よし、引けえ!」

コニー「うおおおおおおお!」

アルミン「うああああああ!」

大岩「」

ミカサ「戦うから!」

ザンッ!

746 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 16:13:31.71 ID:BrX/tEg40
『エレン!』

『親父!?どこ行ってたんだよ!こんな時に!』

『こっちに来なさい、お前に渡したいものがある』

『?』

『少し痛むが、我慢しろ』チュウシャキシャキーン

ボキン!

『・・・・・・』チュウシャキボキーン

『?』

『ええいもう飲め!これを飲めエレン!』

『うわ!?』ゴクゴク


751 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 16:15:25.30 ID:BrX/tEg40
『不味い!』

『人類は辿り着かなければならない!』

『こんなもん飲ませて、父さんはおかしくなったんだ!』

『その力で仲間を守れ、エレン・・・・・・!』

『!』



エレン「仲間を、守る・・・・・・」


755 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 16:18:06.80 ID:BrX/tEg40
ミカサ「くっ!」ザンッ!

ジャン「びくともしやがらねえ・・・・・・!」

コニー「ただの岩じゃねえぞこれ・・・・・・!」

リコ「頑張って、これが動かないことには何も!」


兵士「う、うお!大群が来るぞぉ!」

リコ「え!?」

巨人の群れ「ニタニタ」ドシーン!ドシーン!

リコ「そんな・・・・・・!?」

758 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 16:20:20.38 ID:BrX/tEg40
奇行種「ニタァ」ドシンドシンドシンドシン!

アルミン「あ、あいつは!」

ミカサ「・・・・・・!」ギリッ!

ジャン「エレンを食った奇行種!不味い、ミカサが!」

ミカサ「うわあああああああああ!」バシュッ!

兵士「あ、アッカーマンに続け!岩が動くまで、実働班には近づけるなぁ!」



エレン「誰かが、戦ってるのか・・・・・・?」

759 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 16:22:28.35 ID:BrX/tEg40
巨人「モグモグ」

兵士「うああああ!」

巨人「アーン」

ミカサ「どけぇ!!」ザンッ!

ミカサ「お前だけは、お前だけは私がぁ!」バシュッ!

兵士「よせアッカーマン!出すぎだ!」

ミカサ「あああああああ!」


エレン「アッカーマン・・・・・・ミカサが戦ってるのか?」

エレン「けど何にも見えねえ、ここは真っ暗だ・・・・・・」


761 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 16:25:21.89 ID:BrX/tEg40
ジャン「くっそおおおおお!」

コニー「やっぱり無理なのか・・・・・・!」

アルミン「・・・・・・!」

アルミン(情けない、どうしてこんな時までエレンがいてくれればなんて思うんだ僕は!)

アルミン(もうエレンはいないのに、どうして、どうして!)

アルミン「どうして死んじまったんだエレーン!!」


エレン「アルミン・・・・・・?」

エレン「俺が死んだって・・・・・・俺はここにいるのに」

764 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 16:30:20.42 ID:BrX/tEg40
ミカサ「エレン・・・・・・!」

ジャン「くそっあいつがいなきゃ、俺らなんてこんなもんかよ!?」

コニー「これじゃああの世行ってもあいつになんて言えばいいんだ!」

サシャ「ううう!私もエレンぐらい力持ちだったらー!」

クリスタ「もう、駄目なの・・・・・・?」

ユミル(糞ったれ、もうやるしかねえ!)ガリッ!

兵士「うわ!?な、なんだぁ!」

ユミル「!?」


エレン「皆が呼んでる。俺を」

『人類は辿り着かなければならない!』

エレン「皆が戦ってる・・・・・・!」

『この力で』

エレン「皆が待ってるっ!!」

『仲間を守れ!』

ガリッ!


768 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 16:32:58.65 ID:BrX/tEg40
ミカサ「!?」

奇行種「」ドッパーン!

ジャン「うお!?」

コニー「今度は何だよ!?」

アルミン「あ、あれは!」


巨人エレン(100m)「・・・・・・」


ジャン「で、でけえ・・・・・・」

コニー「超大型の比じゃねえぞ・・・・・・!」

アルミン「・・・・・・!」


774 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 16:35:21.59 ID:BrX/tEg40
サシャ「あ、あんなのどうやって戦えばいいんですか・・・・・・」

クリスタ「大き過ぎるよ!」

ユミル「・・・・・・!」

ジャン「お、おいそういえばミカサはどこだ!?」

コニー「あの奇行種もいねえ!」

アルミン「・・・・・・あそこだ」

ジャン「なに!?」

アルミン「あの巨人の手の上だ!」

コニー「嘘だろ!?」

782 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 16:38:01.93 ID:BrX/tEg40
ミカサ「う・・・・・・」

巨人エレン「・・・・・・」ジロリ

ミカサ「」ビクッ

ミカサ「た、戦う!」シャキン

巨人エレン「・・・・・・」スッ

ミカサ「え?」

巨人エレン「・・・・・・」ソッ


ジャン「な、なんかすっげえ気を使いながらミカサを下ろしたぞ」

コニー「どうなってんだ・・・・・・」

アルミン「・・・・・・」

巨人エレン「・・・・・・」ジッ

アルミン「・・・・・・!」ハッ

788 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 16:40:33.36 ID:BrX/tEg40
アルミン「エレン・・・・・・?」

ジャン「は、はあ!?」

コニー「何言ってんだアルミン!あれがエレンなわけねえ!」

サシャ「そうですよ!幾らエレンでも急にあんなでっかくなれませんよ!」

コニー「そういう問題じゃねえだろ!」

アルミン「エレン!エレンなんだろ!」

巨人エレン「・・・・・・」

ニッ

アルミン「やっぱりそうだ、エレンが笑った時の顔だ!」

ジャン「あんな凶悪な顔だったか!?」


794 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 16:43:20.70 ID:BrX/tEg40
ミカサ「いや、あれはエレンで間違いない」

ジャン「無事だったのか!」

コニー「なんでわかるんだよ!」

ミカサ「エレンの匂いがした。それに・・・・・・私に特別優しい」

コニー「あ?」

アルミン「エレーン!生きてて良かったー!」

巨人エレン「・・・・・・」グッ

サシャ「反応しましたよ!?」

コニー「ま、マジでエレンなのか!」

クリスタ「わ、私何がなんだか」

ユミル「・・・・・・あいつ、いつから」


800 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 16:46:47.05 ID:BrX/tEg40
ジャン「お、おいアルミン!あいつにこの岩動かして穴塞ぐように言え!」

アルミン「あ、ああ!」

アルミン「エレン!この岩を動かして、壁の穴を塞ぎたいんだ!」

アルミン「けど僕らじゃ駄目だった・・・・・・!だから!」

巨人エレン「・・・・・・」コクリ

巨人エレン「・・・・・・」サッサッ

アルミン「下がってろだって!」

コニー「お前、あいつの言いたいこと完璧に理解できるのな」

アルミン「幼馴染だから!」

ミカサ「私も、私も分かった」

コニー「ああそう・・・・・・」


805 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 16:49:59.38 ID:BrX/tEg40
巨人エレン「・・・・・・」ツマミッ

大岩「」スンナリ

巨人エレン「・・・・・・」ヒョイッ

大岩「」スポッ

巨人エレン「・・・・・・」グッ

アルミン「やったー!」

ジャン「あんないとも簡単に・・・・・・俺らの努力を畜生!」

コニー「もっと早く戻ってこいってのバカ野郎ー!」

サシャ「嬉しそうです2人とも!」

クリスタ「うん、うん!」

ユミル「・・・・・・礼言っとくよエレン。色々とな」

812 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 16:54:07.91 ID:BrX/tEg40
リコ「これは一体・・・・・・あれは味方、でいいのかしら?」

アルミン「はいっ!絶対に人類を傷つけたりしない、弱い人を守ってくれる」

アルミン「そんなやつです!」

バシュッ ヒューン

「おい」

コニー「?」

リヴァイ「状況を説明しろガキども」

コニー「おせえよ」


その後、巨人化したエレンと到着した調査兵団、彼らに同調した兵達によって
侵入した巨人の群れはその日の内に駆逐された


824 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 17:00:21.74 ID:BrX/tEg40
アルミン(それから数ヵ月後、街は平穏を取り戻していた・・・・・・)

エレン「色々あってこれで俺達も調査兵団か」

エレン「やっと外の世界が見られるなアルミン」

アルミン「うん!」

アルミン(エレンと僕、もちろんミカサもだけど。生き残った104期訓練兵の多くが調査兵団に入り)

アルミン(それぞれが忙しく動き回っている。ただ・・・・・・)

エレン「マルコとライナー、ベルトルトも一緒だったらな・・・・・・」

アルミン「そうだね・・・・・・」

アルミン(マルコの死体は、ジャンが見つけたそうだ)

アルミン(落ち込んだ彼をエレンと僕とコニーでずっと慰めた)

アルミン(それに・・・・・・)



831 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 17:03:42.45 ID:BrX/tEg40
アルミン「ねえ、エレン・・・・・・?」

エレン「ん?」

アルミン「やっぱり、何でもない」

アルミン(ライナーとベルトルトは、もうここにはいないんだろう)

アルミン(エレンはその答えを知っている。けれど僕には、それを聞き出すことはできない)

アルミン(きっとエレンを傷つけてしまうことになるから)

エレン「そういやアニのやつもどこ行ったか分からずじまいか」

アルミン「うん、彼女が死んだとは思えないけど・・・・・・」

エレン「まあ、生きてりゃそのうちどっかで会えるさ。きっとあいつなら無事だ」

アルミン「うん・・・・・・」


834 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 17:07:13.70 ID:BrX/tEg40
アルミン(後で知ったことだけど)

アルミン(ライナーとベルトルト、それにアニは同郷の出身だったそうだ)

アルミン(もし僕の推測が正しければ、彼女もきっと・・・・・・)

エレン「しまった、遅刻するぞアルミン!」

アルミン「え!?」

エレン「今日遅れたらまたリヴァイ兵長の掃除地獄だ!急ぐぞアルミン!」ダダダダダッ

アルミン「えええ!?ちょっと待ってよエレーン!」タタタタタッ

アルミン(・・・・・・今は、よそう)

アルミン(もしそれが正しいのならば、僕らとアニはまたどこかで必ず会うことになる)

アルミン(なぜなら次の調査兵団の目的は・・・・・・)



840 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 17:11:51.55 ID:BrX/tEg40
エルヴィン「我々は、ウォール・マリアの奪還を目指す」

調査兵団「・・・・・・」ざわざわ

エルヴィン「人類の活動領域を取り戻し、そして」

エルヴィン「巨人を駆逐するための第一歩として」

エレン「!」

エルヴィン「これまでそれは不可能と言われてきたが、今の我々にはそれを成すだけの戦力がある」

リヴァイ「・・・・・・頼もしい新入生がいるからな」

エルヴィン「その通りだ」ガシッ

エレン「!」

エルヴィン「頼んだぞ、エレン」

エレン「はっ!」ババッ

846 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 17:14:51.93 ID:BrX/tEg40
アルミン(巨人の駆逐、いつかエレンが語った夢のようなその話は)

アルミン(今や現実味を帯びたものに変わった)

アルミン(他ならないエレンの力によって)


数日後


街の人「調査兵団だ!頑張ってくれよー!」

街の人「ウォール・マリアを取り返してくれー!」

街の人「イェーガー、俺の家は潰さないでくれー!」

エレン「ははっ、なんか言ってら」

ジャン「気をつけて歩けよエレン、気がついたら味方踏んでましたなんで冗談じゃねえぞ」

コニー「ジャンならいいけど俺は踏むなよ!」


850 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 17:17:52.24 ID:BrX/tEg40
ジャン「俺はいいってどういうことだてめえ!」クワッ

コニー「バカ冗談だろ、そんなに怒るなって!」

サシャ「うぅぅ、お腹がすきました」

クリスタ「へ、平気?」

ユミル「放っておけよ。おい芋女、頑張ってウォールマリア取り戻せば飯の量も増えるぞ」

サシャ「頑張ります!」クワッ

ユミル「へっへ、扱いやすいやつ」

クリスタ「もう!やめなよユミル!」


ミカサ「エレン・・・・・・」

エレン「!」

851 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 17:20:26.49 ID:BrX/tEg40
ミカサ「・・・・・・」モジモジ

エレン「?」

コニー「!おい、ジャン行こうぜ」

ジャン「・・・・・・嫌だ」

コニー「いい加減諦めろよお前!」

アルミン「ジャン、お願いだから!ミカサ、頑張って!」ガシッ

コニー「構うなアルミン!引きずっていくぞ!上手くやれよ!」ガシッ

ジャン「離せ、うわああああ、ミカサー!」ズルズル

エレン「なんだあいつら・・・・・・」

ミカサ「・・・・・・」テレテレ



853 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 17:22:48.89 ID:BrX/tEg40
ミカサ「あ、あのエレン」

エレン「ん?」

ミカサ「あの時のこと、まだ聞いてない」

エレン「あの時の・・・・・・?」

ミカサ「私に言いたかったことがあるって」

エレン「!」

エレン「お、覚えてたのか」

ミカサ「・・・・・・聞かせてほしい」モジモジ

エレン「お、おう!いい加減俺も腹くくらねえと!」バシバシ!


856 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 17:24:36.12 ID:BrX/tEg40
エレン「ミカサ!」

ミカサ「は、はい」

エレン「一回しか言わないぞ、よく聞いてくれ!」

ミカサ「うん」

エレン「ガキの頃から、俺はお前が・・・・・・」

ミカサ「・・・・・・」

エレン「好きだった!」

ミカサ「・・・・・・」

ミカサ「・・・・・・」ブワッ


863 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 17:26:50.12 ID:BrX/tEg40
エレン「お、おい!?」

ミカサ「・・・!・・・・・・!」グッグッ

エレン「泣いてる!?喜んでる!?」

ミカサ「両方・・・・・・」

エレン「そ、そうか。その、っていうことはあー」

ミカサ「私も」

ミカサ「ずっと前から、あなたが好き」

エレン「・・・・・・ありがとうな」

ミカサ「・・・・・・どういたしまして」


869 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 17:29:18.34 ID:BrX/tEg40
ジャン「終わった。俺の恋が。今終わったよ」

コニー「最初から始まってねえだろ」

アルミン「2人とも、おめでとうー」グスッ!

サシャ「初々しいですねー!」

クリスタ「ちょっと羨ましいかな、なんて」

ユミル「クリスタには私がいるだろ~」ギュッ


エレン「な、何見てるんだお前ら!」

ミカサ「・・・・・・」Vサイン


874 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 17:32:11.83 ID:BrX/tEg40
ジャン「お前、ミカサなかしたら許さないからな!」

コニー「ええ、挙式はいつ?お子さんの予定は?」

アルミン「や、やめなよ2人とも」

サシャ「式には呼んでくださいね!必ず行きますから!」

ユミル「お前は食い物目当てだろうが!」

クリスタ「ミカサにはドレスがきっと似合うよ!」

ミカサ「ありがとう」テレテレ



877 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/19(日) 17:35:20.30 ID:BrX/tEg40
エレン「はあ~あ」

エレン「・・・・・・」

エレン「よっしゃ!」

全員「?」

エレン「結婚式にお前ら全員呼ぶためにもいっちょやるか!」

全員「おう!」

アルミン(きっとこれからも、辛いことや苦しいことはなくならない)

アルミン(けど、前みたいに暗くなって、泣くのはもうやめよう)

アルミン(だって僕らの前にはいつだって)

アルミン(兵士10000人分の男がいるんだから!)