1: ◆CQZzx1saXs 2012/07/14(土) 23:09:28.30 ID:t0RZb5pDO

・上嬢さんスレ
・パラレルって奴
・上嬢さんと一方さんは幼なじみ
・上嬢さんは最初から上嬢さん
・キャラ崩壊可能性大いにあり


それではまったり参る。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1342274968

引用元: ・上嬢「幼なじみが学園都市第一位ってだけ」 



とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の一方通行(10) (電撃コミックスNEXT)
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3: ◆CQZzx1saXs 2012/07/14(土) 23:15:59.38 ID:t0RZb5pDO


上嬢「うひいぃ…あっつー…暑い暑い」ガラガラ

上嬢「だがしかし上条さんはこの暑さを利用して洗濯物を乾かすのですっ」モフッ ヨタタッ

上嬢「……夕立とかこないよなぁ」ジー マフマフ パンパンッ

一方「おい、とォま」

上嬢「一方通行?」

一方「上だ、上」

上嬢「あー…そういや上に越して来たんだっけか」

一方「ン」コクン

上嬢「これからよろしくな。えっとお上さん?」

一方「ァー、よろしくゥお下さん」

上嬢「…微妙な呼び方だな」ウゥム

一方「おカミさンとおシモさンってェのはないな」ウン

上嬢「まぁ、何はともあれこれからよろしく」ニコ

一方「あァ」ヘラ


5: ◆CQZzx1saXs 2012/07/14(土) 23:17:54.10 ID:t0RZb5pDO


上嬢(一方通行は、学園都市に来る前からの俺の幼なじみで)

上嬢(疫病神疫病神って言われてた俺を良く庇ってくれてたなぁ…)

上嬢(いきなりフラッといなくなったと思ったら学園都市で再開とか)

上嬢(ちょっとしたこの縁にほんわかするのですよ)

上嬢(しかし…)



一方『お前どこの学校行ってンの?』

上嬢『えと…そこのとある高校にいますよ』

一方『ふゥン…なら俺もそこの生徒になるわ』

上嬢『えっ』

一方『なる』

上嬢(うそん)




上嬢「まさか本当になるとは…しかも上の住人…自分の権力と金に物を言わせて退去させるとは…」


7: ◆CQZzx1saXs 2012/07/14(土) 23:24:01.79 ID:t0RZb5pDO


上嬢「前行ってた学校…かなりいい所だったハズなのにそこからランク落としてうちの学校に来るとか…」

上嬢「第一位は意味わからん」ウゥーン

上嬢「小さい頃はこんなんじゃなかったハズだけどなぁ…」



ピンポーン



上嬢「はいはーい」トテテ

ガチャ

一方「よォ、さっきぶりィ」

上嬢「ん、どうしたんだ?」

8: ◆CQZzx1saXs 2012/07/14(土) 23:34:08.77 ID:t0RZb5pDO



一方「引っ越しソバ」

上嬢「下の階なのに?」ニヘラ

一方「ン、ついでにそのソバ食いに」

上嬢「結局食うのかよ!」

一方「お前の飯美味いしな」キリッ

上嬢「はあぁ…とりあえずどうぞあがってください」

一方「お邪魔しま…うォっ?!」ズベッ

上嬢「一方通行!!」バッ


どたーん


上嬢「いたたたた…大丈…夫…か?」

一方「」パフパフ

上嬢「うわああああああぁぁぁ!!どうして一方通行が俺の胸に顔を埋めてんだよ!」ペシペシ

一方「ほふァへふァはっふェにはひィふォふェふァンふァろ(お前が勝手に抱き留めたンだろ)」

上嬢「っひゃ!ソコで喋んなああぁぁ!!」カアアアァァ

一方「ぷはっ…あー…死ぬかと思った………お前凄くね?学園都市第一位に死ぬかと思わせるなンて」クスクス

上嬢「うるさいうるさい!!だまれっ!」




10: ◆CQZzx1saXs 2012/07/14(土) 23:38:56.98 ID:t0RZb5pDO


一方「はいはい」ヤレヤレ

上嬢「ううぅ~…不幸だ…」グスッ

一方(やっぱ昔より立派に育ってるもンだなァ)チラッ

上嬢「!」ビクッ

一方「腹減ったから、ソバ早くなァ」

上嬢「わかってる!!」トタタタ

上嬢(一方通行細いな…下手したら俺より細いよな…あぁぁ…痩せたい…)エプロンツケツケ

一方(これからもっと成長したりすンのかねェ)マジマジ

上嬢「? リビングで待ってていいぞ?」

一方「お前の調理中の不幸を反射してやンよ」キリッ

上嬢「そう…か…ありがとう」ニヘラ

一方「どォいたしましてェ」ニコ




 

14: ◆CQZzx1saXs 2012/07/14(土) 23:50:23.15 ID:t0RZb5pDO














一方「………トロロソバかよ…」ムゥ

上嬢「何を期待してたんだか知りませんがトロロを付けただけで上条さんには贅沢なんですよっ」

一方「ふゥん…」

上嬢「むっ、不満があるなら食べなくてもいいんだぞっ!」

一方「肉ゥ」グター

上嬢「昔から肉食だけど肉ばっかじゃ駄目だ!もっと野菜とかも食べなさい!」

一方「………」ムゥ

上嬢「………、……喜んでくれると思ったのに」ポソ

一方「…、……」ピクッ

上嬢「いいですよ…一方通行食べないなら…上条さん一人で食べます。いただきまーす」パクッ ズルズル

一方「………」

上嬢「ん、美味しいな…このソバ…どこで買ったんだ?」

一方「………デパートの…なンか良さそうなの適当に…」

上嬢「そうか…」

一方「ン…」

上嬢「……」ズルズル

一方「……………」

一方(気まじィ…)

上嬢「………」ズルズル

一方「……………」

16: ◆CQZzx1saXs 2012/07/14(土) 23:57:20.31 ID:t0RZb5pDO


一方「……、…いただきまァす」

上嬢「…別に無理しなくていいのに」ポソッ

一方「ゥ…」

上嬢「……」ズルズル

一方「お前ってよォ…そンなねちっこい奴だったかァ?」

上嬢「そうですけど?」ツン

一方「可愛いくねェ」ボソッ

上嬢「ぐっ…」カチン

一方「…いただきまァす…ズルズル」

上嬢「一方通行だって…可愛いくない」ボソ

一方「そりゃ男だから可愛いくねェよ」

上嬢「そういう意味じゃないもん…」ショボ

一方「あーあーあー!!悪かった!!俺が悪かったよ!だからしょげンじゃねェよ!!」ワシワシワシワシ

上嬢「わっ、ちょ、止めっ!」

一方「………」ワシワシワシ

上嬢「っ、止めろってば」クスクス

一方「………、…もう怒ってねェ?」

上嬢「残さず食べるならな」

一方「当たり前だろォ…ちょっとゴネただけだっつーの」ムスッ

17: ◆CQZzx1saXs 2012/07/15(日) 00:08:05.74 ID:BMakOcPDO


一方「ン…これ…市販のめンつゆじゃねェだろ」

上嬢「あったり~、作り置きしてある上条さん特製めんつゆでーすっ」

一方「うン、カツオと昆布の相乗効果で旨味による甘味が出てる」

上嬢「そうかそうか」ニコニコ

一方「? なンでそンな嬉しそうなンだよ」

上嬢「一方通行が、俺の作ったの美味しいって言ってくれたから」ニヘラ

一方「ァー…昔はひどかったよなァ」

上嬢「むっ、仕方ないだろ!てか何歳頃の時の話しだよ!」

一方「8歳の時のヤキソバ」

上嬢「うぐっ」

一方「なンか油っぽくてしょっぱくてコショウ辛くて焦げてたヤキソバ」

上嬢「うぐぐっ…仕方ないだろ…初めてだったんだぞ…」ムゥ

一方「そォだな…まずかったが美味かった」シミジミ

上嬢「美味いのかマズいのかわかりません…」

一方「味はまずかったが、気持ちがこもってて美味かった」ウン

上嬢「………」カァッ




18: ◆CQZzx1saXs 2012/07/15(日) 00:13:25.32 ID:BMakOcPDO


一方「クカカッ、顔が赤いぜェ?かみじょォちゃン?」ニマニマ

上嬢「っ、怒るぞ!」

一方「短気は損気だぜェ」ムグムグ
上嬢「うっ」

一方「怒りん坊が怒る前に帰るわァ。ごちそォさま」

上嬢「逃げる気かっ!卑怯だぞ戦えー!」

一方「戦略的撤退っつゥか食休みですゥ。じゃあなァ」ガラッ ピョンッ

上嬢「能力でベランダから上に行く意味がわからない…」ハァ



ざああああああああぁぁぁ



上嬢「」

上嬢「ゲリラ豪雨とか不幸だ…」ボソッ

上嬢「はあぁ…」



28: ◆CQZzx1saXs 2012/07/15(日) 07:37:25.29 ID:BMakOcPDO


土御門「カーミやんっ」ニヤニヤ

上嬢「よぉ、猫御門…隣からうち覗くの止めろよな」ハァ

土御門「俺の名前は土御門だにゃー」ニマニマ

上嬢「わかった、にゃん御門」

土御門「……直ってないにゃー…」

上嬢「なんだよ。なんの用か簡潔に言え」イライラ

土御門「いんや、雨降って不幸だなーって」

上嬢「からかいたいなら明日にしろよな。俺は今夜どう寝るか考えてんだから」ベチャ

土御門「ウチ来るか? 舞夏の布団があるぜい」

上嬢「お前の部屋汗臭いからやだ」

土御門「厳しいにゃー…なら青ピにでも布団貰うかい?」

上嬢「んー…なんとかなるから大丈夫。ありがとな」ヘラ


ガラガラ、ピシャッ






土御門「相変わらずカミやんは可愛いにゃー」ニマニマ

29: ◆CQZzx1saXs 2012/07/15(日) 07:46:11.52 ID:BMakOcPDO


上嬢「とりあえず…布団…あー……不幸だ」グスッ

一方「とォま」

上嬢「ふぇ…?」ジワッ

一方「ッ、何泣いてやがンだ? 誰かに虐められたのかァ?」ツカツカ グシグシグシ

上嬢「あう、うぅ…」エグエグ グスン

一方「泣くなよォ」ゴシゴシ

上嬢「ぅ…布団…」グスッ

一方「ンあ?」ピタッ

上嬢「雨でっ、濡れて…えぅ…不幸、だっ」ポロポロポロ ジワッ

一方「……、…あァ…干してた布団が雨で濡れて今夜どう寝ようか考えてたら家に布団が無いことに気付いて泣いたってェのか」フム

上嬢「ぅー…」コクン

一方「俺がどうにかしてやるからもう泣くな」

上嬢「う、ん」コクッ

一方「お前の泣き顔見てっと不愉快になるンだよ」

上嬢「っ」ビクッ

一方「不愉快になった俺が学園都市をめちゃくちゃにしねェとは限らねェンだぜ?」ニマ

一方「だから5秒で泣き止め」

30: ◆CQZzx1saXs 2012/07/15(日) 07:53:37.12 ID:BMakOcPDO



上嬢「っ!っ!!」グシグシグシグシ チラッ

一方「ン、よしよし。今夜お前は世界で一番衛生的な布団で寝れるぜェ?」ヨシヨシ

上嬢「ぅ…どういう事だ?」

一方「水だけじゃなくて菌レベルまで反射してやンよ」

上嬢「逆にそれって衛生的なのかと上嬢さんは疑問に思いますですよ」

一方「多分問題ねェ」キリッ

上嬢「そうか…」

一方「じゃあちょっくらベランダでやってくるからよ、これ美味いのよろしくなァ」ポイッ

上嬢「っわ……コーヒー?」

一方「マズい茶水にしたら今までのお前の恥ずかしい出来事話してやンよ」ヒョイッ テクテクテク


ガラッ


上嬢「………どうしよう」

上嬢「うちにコーヒーメーカーはありませんの事よ」




32: ◆CQZzx1saXs 2012/07/15(日) 11:01:28.06 ID:BMakOcPDO



一方「…ンー…」

一方(まずは菌レベルで反射して。次に雨水だが…)

一方(一定レベルまで水を圧縮圧縮圧縮。それを隣の猫野郎の所に投げまァす)ポーイ

一方(そしたら圧縮を一気に解除)



ッドパアアアアァァン

「にゃあああああぁぁぁ?!!」


一方(ま、水風船がちょっと激しく割れる程度だがいいか)

土御門『ちょ、窓にヒビ入ったぜよ!?こわっゲリラ豪雨怖いにゃー!!』ガタブル


一方(俺のとうまにちょっかい出してンじゃねェよ。出していいのは俺だけだっての)マフッ スタスタ




上嬢「」ドゲザ





一方「あれ、コーヒーはァ?」

上嬢「ウチにコーヒーメーカーはないんです…」ドゲザ

一方「そォか…なら明日買ってくるわ」ショボ

上嬢「本当申し訳ない…」

一方「いいって。普通に考えりゃ貧乏学生は持ってないもンだしな」ウン

上嬢「…ん」シュン

一方「晩飯期待してるわー」ワシワシ

上嬢「わかった」ニヘ




35: ◆CQZzx1saXs 2012/07/15(日) 11:40:25.53 ID:BMakOcPDO













一方・上嬢「ごちそうさまでした」

一方「ンじゃ俺明日から通うから朝起こしてくれな」

上嬢「はい、了解です」

一方「また明日ァ」

上嬢「またなー」


ガラガラ、ひゅんっ


上嬢「だから何故窓から出入りするのか…」ハァ



上嬢「俺も風呂入って寝よう」クアァ

 

46: ◆CQZzx1saXs 2012/07/15(日) 21:16:37.09 ID:BMakOcPDO



ー朝ー

一方「……」グー

上嬢「一方通行。おいっ」ユサユサ

一方「ゥー…」ギュム パフ

上嬢「っ!昔からだが寝てる時に抱き着く癖どうにかしろっ!」カアアアァァ

一方「………」パフパフ

上嬢「っの…起きろっての!」

ゴチッ

一方「っで?!!」

上嬢「たく…っ」ムスッ

一方「……何も殴ることァねェだろ」ズキズキ

上嬢「知らないっ」プイッ

一方「……痛ェ」ムスッ

上嬢「知らない!先行くからなっ」ガチャッ スタスタ

一方「……流石に揉むのは駄目だったか」ボソッ

47: ◆CQZzx1saXs 2012/07/15(日) 21:23:52.16 ID:BMakOcPDO


上嬢「……」スタスタスタスタスタ

一方「おい、とう「カーミやーんっ」

上嬢「っわ、青ピ!?」

一方「……」イラッ

青ピ「一緒に学校行きまっせー」スリスリ

上嬢「ちょ、暑いから擦り付くなウザい!」

青ピ「あぁ~ん…その豚以下の生物を見るような目…た、ま、ら、ん」ハァハァ

上嬢「キモいキモいキモい」ゾワゾワゾワッ

一方「……」イライラ ムスッ

青ピ「なぁなぁ、あのアルビノ美少女さっきからガン飛ばしてんやけどカミやんの知り合い~?」

一方「美少女…だとォ?!!」ブチッ

上嬢「一方通行は男だぞ!謝れ青ピ!」アバババ

青ピ「あ、そうなの?…あ、本当や●●●●あらへん」サワサワ

一方「[ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー]」

上嬢「やめなさーい!!」

49: ◆CQZzx1saXs 2012/07/15(日) 22:11:22.04 ID:BMakOcPDO



上嬢「一方通行は短気過ぎる!」

上嬢「青ピはもっと真面目に謝りなさい!」

青ピ「すんませんでした」ペコ

一方「………」ムスッ

上嬢「ん。一緒に行くぞ」テクテク

青ピ「……」チラチラ

一方「なンだよ」

青ピ「自毛なんか?」

一方「ン…」コクッ

青ピ「そうなんか。ボクは染めてんねん…ええなぁ」ニヘ

一方「………」気まずい

一方「とォま。あとどれくらいで着くンだよ」

上嬢「あと10分くらい」

一方「ン…」




56: ◆CQZzx1saXs 2012/07/15(日) 23:02:37.28 ID:BMakOcPDO


土御門「カーミやんっ」

一方「……」

土御門「お?何で第一位がここにいるんだ?」ジロ

上嬢「今日からウチの学校に通うんだって」

土御門「ふううぅん」ジロジロ

一方「……」ギロ

上嬢「喧嘩したら絶交する」ボソ

一方・土御門・青ピ「」ビクッ

上嬢「遅刻しそうだから走るぞー」タッタッタッ

青ピ「あ、待ってやー」

一方「……」スタスタ

土御門「……、………」チラッ テクテク

67: ◆CQZzx1saXs 2012/07/16(月) 07:45:52.64 ID:GUL0FQiDO










小萌「おめでとう子猫ちゃん達!残念でした野郎共!」

小萌「入って下さい~」

一方通行(あ、やべ…名前…めんどくせェな…)

一方「第一位の一方通行です。よろしく。」

上嬢(あ、名前言わないんだ)

青ピ「第一位がなんでこの学校に…?」

小萌「はい、それじゃあ一方通行君は上条ちゃんの後ろの席ですね~」

一方「ン…」テクテク

上嬢「これからよろしく」ニッ

一方「居眠りなンてしねェよう見張っててやンよ」ニタ

上嬢「ちょ……お願いします……」

一方「任せとけェ」

土御門「………」ムスン

70: ◆CQZzx1saXs 2012/07/16(月) 10:25:24.14 ID:GUL0FQiDO



上嬢「ついでに勉強も教えて欲しいんですが」ヒソヒソ

一方「あァ?仕方ねェな」ヒソヒソ

上嬢「助かります」ニヘ

青ピ「なんかあの二人ええ雰囲気やね」ヒソヒソ

土御門「……別に」ムスン

青ピ「なぁなぁ二人は付き合っとんの?」

土御門「」

上嬢「?」

一方「ただの幼なじみだが?」

青ピ「えっ」

上嬢「ん?」

青ピ「学園都市第一位が幼なじみなんてカミやんすごいわぁ」ニコニコ

上嬢「いや…幼なじみが学園都市第一位になったってだけだよ」

青ピ「いやぁんカミやんかっこいー!」ギュムー

上嬢「むぐっ…はな、はなっ」バタバタ




79: ◆CQZzx1saXs 2012/07/16(月) 15:08:14.32 ID:GUL0FQiDO


吹寄「こるァ!だんs「おるァ」ビシッ

青ピ「痛っ!消しゴム?!」

一方「婦女暴行罪?セクハラ?で捕まれ」

青ピ「えぇ!?ボクとカミやんの仲やろ!?」

上嬢「むーむーむー!!」ジタジタ

土御門「そうだにゃー、俺達友達だから問題ないにゃー」ダキッ

上嬢「んぎゅうっ」

一方「苦しがってンだから止めろってンだよ」イライラ

土御門「っと、大丈夫かにゃーカミやん」サッ キリッ

青ピ「ごめんなカミやん」サッ ナデナデ

上嬢「っはー…はぁ…はぁ…しねっ」ジロ

青ピ「うっはー!怒り涙目なカミやん堪らんわー!」

一方(コイツは要注意だな)ギロッ

土御門「悪かったにゃー」ヨシヨシ

上嬢「昼飯奢れ…」

青ピ「ええでー」

土御門「金だけ渡すから買ってくるといいにゃー」

上嬢「えぇっ、買いに行ってくんないのかよ!」

青ピ・土御門「あんな戦場行きたくない」

一方「?」キョトン



85: ◆CQZzx1saXs 2012/07/16(月) 15:49:56.38 ID:GUL0FQiDO



上嬢「あぁ……一方通行にはわかんないか…まぁ一方通行も昼飯ないし一緒に行けばわかるよ」

一方「飯?戦場?どォいう事だァ?」

上嬢「行ったらわかる」ハァ

一方「?」キョトン





ー昼休みー





生徒A「おるあああああぁぁぁ!!食い物寄越せやああああああぁぁぁあああ!!!」

生徒B「カレーパンは俺のもんじゃぼけえぇぇぇ!!」

生徒C「ぶるああああぁぁぁぁああああぁぁぁぁぁぁ!!!」

上嬢「」グッタリ

一方「うわァ…」

上嬢「いくぞー…ぉー…」ハハハ…

一方「目が死んでるぞォ…」ワシワシ

上嬢「でも…ご飯食べなきゃ…死んじゃう…し…」ハハハハハ

一方「俺が行ってきてやンよ」

上嬢「ふぇ…?」




91: ◆CQZzx1saXs 2012/07/17(火) 00:48:37.75 ID:I593j+UDO


一方「アレだろ。能力で弾けば…」

上嬢「上条さんが行ってきます」シュタッ


一方「あっ」



チョ、ドケー
イタッ


一方「………」ビクッ

ウルサイヨコセエェェ

一方「……」ジー

上嬢「げっとぉ」ボロッ ニヘヘ

一方「………、…汚れてる」ムー ゴシゴシ

上嬢「ん、ごめん」ニヘラ

一方「ボロボロじゃねェか…」ムスッ

上嬢「能力は使わせませんよ!」キリッ

一方「もっと俺を頼れよォ」グシグシ

上嬢「昔言っただろ…本当に駄目な時に頼るよ」

一方「……、…ずっと…頼られるのを待つ身になれよォ」

上嬢「ごめん…でも一方通行に頼るのはとっときだから」ニヘ

一方「わかった………とりあえず飯だ飯。」

上嬢「明日からは弁当だなー…」
一方「材料費とかも全部余分に出すから俺のもよろしくなァ」

上嬢「はいはい」



104: ◆CQZzx1saXs 2012/07/17(火) 01:54:46.72 ID:I593j+UDO


上嬢「おかずは何が欲しい?」

一方「から揚げ」

上嬢「やっぱりか! から揚げ以外は」

一方「お前の南瓜の煮た奴ゥ」

上嬢「ん、了解」ガサガサ パクッ

一方「ンー…あ、ぷちトマトは入れンな」ガサガサ アムッ

上嬢「昔から嫌いだもんな、了解。食感が確か苦手だっけ?」ムグムグ

一方「なンか小さな虫噛み潰してる気がしてさァ」ムグムグ

上嬢「……それ聞く度にぷちトマト食べれなくなる」ング ムー

一方「だって苦手なンだよ」

上嬢「大方の野菜克服したのになぁ…」ハァ

一方「セロリも駄目だぞ」

上嬢「子供みたいだよなぁ」

一方「あの匂いとかマジ無理」フルフル



111: ◆CQZzx1saXs 2012/07/17(火) 02:11:44.23 ID:I593j+UDO


上嬢「でもコンソメスープに入れて細かくしてやると平気だよな」

一方「えっ」

上嬢「?」

一方「何ソレ知らねェンだけど」

上嬢「えっ」

上嬢「しょっちゅう入れてたけど?」

一方「」

上嬢「てっきりコンソメスープのセロリは平気なのかと…」

一方「もうヤダお前嫌い。俺の事を騙してたンだな」

上嬢「いや…てっきり気付いて…っちょ、拗ねないでくれよ!」

一方「……」ムスン

上嬢「あああぁぁああ…晩飯好きなの作るから!」

一方「!」パアアァ

土御門「俺もお邪魔していいかにゃー」

一方「消えろ」

上嬢「お前は舞夏が作ってくれるだろ」

土御門「どっこいここ三日は無理らしいんだぜよ」ヤレヤレ




118: ◆CQZzx1saXs 2012/07/17(火) 02:42:26.42 ID:I593j+UDO


上嬢「合宿かなにかか?」

土御門「そんな感じだにゃー」コクン

一方「……」ムスン

上嬢「ちゃんと一方通行のリクエスト通り作るからそんな顔すんなよ」

一方「…コイツうるせェンだよ。俺は飯は静かに食いたいンだ」

土御門「食堂で立ち食いでパンモサモサしてる奴に言われたくない」

一方「お前の存在が目障りで耳障りだ」

上嬢「公害みたいだな」クスクス

土御門「カミやん?!!」

上嬢「ウソだよ。飯は作ってやるけど自分の部屋で食えよ?」

土御門「えー…カミやん危機感ないにゃー…男は狼さんなんだから二人きりとか危な「お前と二人きりよりマシかな」

上嬢「一方通行は台所整備が皆無だし、飯作れないし…作ってやるだけ有り難く思ってください」

土御門「……、…一人で食うの寂しいぜよ」ポソ

上嬢「う…」ピクッ




121: ◆CQZzx1saXs 2012/07/17(火) 03:05:31.41 ID:I593j+UDO



土御門「いつもは舞夏が来てるけど…俺は今夜一人だにゃー…寂しい」

上嬢「あううぅ…」

一方「……………」ジー

上嬢「…うー」チラッ

一方「…………」ジイイィィ

上嬢「ぐ、ぐぐ…飯っ…食うぐらいならっ!静かに食うなら…!」

土御門「! 約束するにゃー!」バアアァァ

一方([ピーーー]。ネコイラズ飲んで[ピーーー])

上嬢「う…怒ってる…?」

一方「……別に」

上嬢(…つまりは怒ってるんですね…)ガクッ

土御門「とりあえず夜何にするんだにゃー?」

上嬢「え…と…何がいい?」

一方「………肉…」ムスッ ボソ

上嬢「…はい…」



123: ◆CQZzx1saXs 2012/07/17(火) 03:23:49.80 ID:I593j+UDO



上嬢「………」シュン

一方「中華だ。中華を用意しろ」

上嬢「ん…」コクリ…

土御門「あんまりカミやんを虐めるにゃー」

一方(誰のせいだと思ってやがる)ジロ

上嬢「虐められてないよ…」ショーン

一方「焼売な」

土御門「マイペースだなお前」

一方「俺ととうまの仲だ」ツン

土御門「ふうぅん…仲ねぇ」ジト

一方「テメェの思慮の浅い視線に辟易するわ」ハッ

土御門(……覚えてやがるクソガキ…)

一方(当麻の事を一番知ってるフリしてンじゃねェぞドカスが)



125: ◆CQZzx1saXs 2012/07/17(火) 03:35:44.67 ID:I593j+UDO



上嬢「焼売…」

一方「ン…わかってる」

上嬢「なら頑張る」ニパー

土御門(待て待て待て。今の会話で何がわかるってんだ…?)

上嬢「一方通行のが上手い…から」

一方「当たり前だろォが」

土御門(なんか男として負ける会話的なアレか?)

青ピ「カ、ミやーん!」ギューッ

上嬢「うわぁ!?いきなり抱き着くなー!!」ジタジタジタ

青ピ「カミやん抱きしめ易いサイズなんやもーん」スリスリ

上嬢「一方通行も同じ身長だぞ!?」

青ピ「……」ピタッ

一方「………」

青ピ「ボクの胸……来る?」

一方「[ピーーー]」

青ピ「」ガーン




132: ◆CQZzx1saXs 2012/07/17(火) 04:23:17.88 ID:I593j+UDO


上嬢さんと木原くん


木原「だからそうじゃねぇって言ってんだろうが!」ガッ

上嬢「うあっ?!」ビチャ

木原「あぁ?」ジロッ

上嬢「ぅ…不幸だ…」ジワッ

木原「怒鳴って手を振り上げた所に来た所に来たテメェが悪い。お陰で駄目な部下を殴り損ねただろうが」イライラ

上嬢「はい…ごめんなさ、い」グスッ

木原(すぐ泣くのか…この女多分面白ぇな)ジー ニタァ

上嬢「」ビクブル






獲物を遊び[ピーーー]猫のような木原くん

138: ◆CQZzx1saXs 2012/07/17(火) 22:12:57.42 ID:I593j+UDO


青ピ「フラれてしもた…」ガーン

上嬢「いいから離せよっ」ジタジタ

一方「……」ジトー

青ピ「はうぅん!一方通行君の冷たい視線堪らん!!」

一方「クズが」ペッ

上嬢「うー!うー!」ジタバタ

青ピ「…あ、枝毛発見」イジイジ

上嬢「どうでもいいからはーなーせー!!」バタバタ

青ピ「後で髪弄って遊んでええ?」

一方「…」ピクッ

上嬢「いいから!離せ!」

青ピ「三編みとかもしてもええ?」

上嬢「いいからっ!恥ずかしいんだよ!」

青ピ「ほな、交渉成立やねっ」パッ

上嬢「痛くすんなよ」ムスッ

青ピ「ボクが今まで痛くした事無かったやろ」

上嬢「一応だ一応。」

青ピ「ほな教室戻ろ」ニコッ

土御門「俺はツインテールがいいにゃー」

一方「………」ジィ

上嬢「一方通行?」キョト

一方「いや…さっさと教室戻るぞ」テクテク

上嬢(なんか…機嫌いい…?)キョトン



139: ◆CQZzx1saXs 2012/07/17(火) 22:21:28.65 ID:I593j+UDO











一方(思えば当麻は髪がそれなりにある癖に弄る様子を見せねェ)

一方(三編みやツインテールも捨て難いが…)

一方(当麻なら断然ポニーテールだな)ウン

青ピ「痛ない?」アミアミ

上嬢「んー…」ウトウト

青ピ「寝てもええでー」アミアミ

一方(ただコイツに頼むのは釈然としない)ジト

青ピ「どうしたん?」ニコッ

一方「………、…別にィ」

上嬢「………」クピー

土御門「寝ちゃったにゃー」ニマニマ

青ピ「人に髪弄られるのって眠くなるらしいわ」

一方「………」ツイツイ

青ピ「ん?どないしたん?」

一方「……………」

青ピ「ん?」

一方「……まの」ポソ

青ピ「はい?」

140: ◆CQZzx1saXs 2012/07/17(火) 22:26:27.01 ID:I593j+UDO


一方「当麻の髪型…」

青ピ「んん?」

一方「ポニーテールのが…いいと思わねェか」

青ピ「んー…割とポニテはやったからなぁ…」

一方「………そうか」

青ピ(あ、ちとしょぼくれとってかわええ)

青ピ「せやな…カミやんでも多分ポニテくらいだったら出来るんちゃうん?」

土御門「体育とかでしてるの見たにゃー」

一方「そォか…」

青ピ「とりあえず完成やでー!ムッハー!ごっつかわええ!」

上嬢「……」スヤスヤ

一方「………」ホンワカ




142: ◆CQZzx1saXs 2012/07/18(水) 07:58:10.56 ID:nVFV5TtDO


青ピ「遊んどったらもうこないな時間か」

土御門「授業の準備しなきゃにゃー」

一方「起こさねェのか?」

青ピ・土御門「こんなに気持ち良さそうなのに起こす?」キョトン

一方「………」タシカニ

一方「まァ、チャイムの音で起きるよなァ」ウン













上嬢「授業終わってから起きた…不幸だ…」




143: ◆CQZzx1saXs 2012/07/18(水) 08:57:44.83 ID:nVFV5TtDO


上嬢「起こしてくれよ!!」

一方・土御門・青ピ「あんまりにも気持ち良さそうに寝てたからつい…」

上嬢「ばかー!」ブワッ

一方「いいから早く帰ろうぜ。腹減ったわ」

上嬢「…包むの手伝って下さいね」

一方「さっきも確認しただろォが。手伝うのは当たり前だろォ」ゴチ

上嬢「えう…ん、」

土御門(さっきのよくわからん会話はそういうことか)ホッ

青ピ「ほな皆で帰ろうか」

上嬢「あ、途中スーパー寄りたい」

一方「荷物もt「荷物持ちなら任せろにゃー」

上嬢「そうか…期待してる」ニヘ

土御門「任せろだぜい!」

一方「……」ムスッ



149: ◆CQZzx1saXs 2012/07/18(水) 18:27:00.47 ID:nVFV5TtDO


ースーパー寄って帰宅中ー


上嬢「……」テクテク

御坂「勝負しろやごらああぁぁあああああ!!」

一方「…」ビクッ

土御門(あー…長くなるかにゃー…)

上嬢「またビリビリ中学生ですか…」ハァ

御坂「ビリビリっていうな!勝負しなさいよ!」

上嬢「今日は友人もいるし食材も買ってしまって…」

御坂「私には関係ないわよっ」

上嬢「…お前はそういう所よくないぞ?」ハァ ナデナデ

御坂「なっ、撫でるんじゃないわよっ」カアアァァ

上嬢「心配してるんですよー?」ヨシヨシ

御坂「っ…よ、余計なお世…話っ」

上嬢「そうですか…」ショボン

御坂「っ!落ち込まないでよっ」アワアワ

上嬢「だって…俺…心配してるのに…」ショボン

土御門「あーあぁ…最近の中学生は怖いぜよ。高校生落ち込ませるんだもんにゃー」

御坂「っ!!」ビクッ



153: ◆CQZzx1saXs 2012/07/18(水) 20:21:16.20 ID:nVFV5TtDO


御坂「私っ、私そんなつもりじゃ…っ!」フルフル

上嬢「うん…わかってるビリビリ」ヨシヨシ

御坂「ただ…アンタに負けたくなくって…意味わかんない右手を理解したくって…!」フルフル

上嬢「ごめんなー、右手は俺にもよくわかんないからさ」ヘラ

御坂「ぅ…」グシグシ

御坂「今日は帰るけどまた勝負を仕掛けるんだから!」ビシッ

上嬢「その時はお手柔らかにな」ヘラ

御坂「う…その…また、ね…」カアァァァ

上嬢「出来れば勝負じゃなくて、遊びとかだったら嬉しいなぁ」ニヘラ

御坂「考えてあげなくもないわ!じゃあねっ!」ダッ

御坂(遊びって遊びに誘うってそんな普通の子の友達みたいなっ!あっあ、でもアイツは年上だから先輩か!でもでも先輩なんて今さら呼べないっ)

一方「なンだアイツ」

上嬢「えっと…ライバル意識?燃やしてる中学生…かな?」

土御門「いいから早く帰ろうぜい」

上嬢「うんっ!」



161: ◆CQZzx1saXs 2012/07/18(水) 20:37:32.94 ID:nVFV5TtDO


上嬢「ただいまー」

一方「おかえりィ」

土御門「腹減ったにゃー」

上嬢「焼売のタネ作るからそれまでくつろいでてくれ」エプロン装備

土御門「了解だにゃー」

一方(やっぱ俺の選んだエプロンいいわー)

土御門「…ゲームでもやるか?」ニヤ

一方「ボロボロにして哀れな肉人形にしてやっから楽しみにしてろや」フン







上嬢「タネできた……ぞ………」

土御門「うにゃああああああぁぁぁあああああ!!」カチカチカチカチカチカチ

一方「クハハハハハ!もっと楽しませろよ豚がァ!!」カチカチカチカチカチカチカチカチカチ

上嬢「仲良しなようで何よりだけど…タネ出来たって言い難いなぁ」ウーン



163: ◆CQZzx1saXs 2012/07/18(水) 20:45:35.24 ID:nVFV5TtDO


上嬢「…そのうち気付くかな」ウーン

一方「オイイィィィ?!!一体どうなってやがンだァ!??」

土御門「にゃははははは!コマンド入力もしらないのかにゃーん?」ワハハハハ

一方「クソがあああぁぁああああ」

上嬢「………」チマチマ

上嬢「…不幸だ」ポソ

一方「」バッ

土御門「ん?なんだ?この勝負貰っていいのか?」ニタァ

一方「止めだ止め。悪い当麻、手伝う」

上嬢「うん…」

一方「結構タネ作ったンだな」

上嬢「いっぱい食べるだろ?」ニヘ

一方「まァな」

土御門(勝負に勝ったが試合に負けた…!)

土御門「俺も手伝うにゃー」アセアセ

上嬢「土御門は焼売の作り方わかるか?」

土御門「……、…教えて欲しいぜよ」

上嬢「仕方ないなぁ」ニコニコ



167: ◆CQZzx1saXs 2012/07/18(水) 20:58:11.82 ID:nVFV5TtDO


上嬢「まず指をわっかにして、ここに皮を乗せます」パフ

上嬢「そしたらタネを入れます。欲張ってあんま入れ過ぎるなよー」ツメツメ

上嬢「そしたらここをこうして…こうっ」ドヤッ

土御門「ふむ…こうして、こうかにゃー」パフ ツメツメ グニグニ

上嬢「あ、そうじゃない。こうだよこう」

土御門「む…中々難しいにゃー」

上嬢「頑張ってくれよ!美味しい焼売の為だっ」

一方「………」黙々

上嬢「一方通行は相変わらず早いし綺麗だな」ウーム

一方「お前が下手過ぎなンだよ」

上嬢「ぐっ…どうせ上条さんは不器用ですよ」

土御門「確かに仕事は少し荒いが、カミやんはいい嫁さんになりそうだにゃー」

上嬢「貰い手がいませんよ」ハァ

土御門「そんなことな「俺が貰ってやろォかァ?」

上嬢「えっ」カアァ

土御門「」

一方「冗談だ」フッ

上嬢「そう…だよな…昔からちょいちょい言ってるもんな」

土御門「」ギリギリ チマチマ



170: ◆CQZzx1saXs 2012/07/18(水) 21:08:59.20 ID:nVFV5TtDO



上嬢「ん、結構できたな…じゃあ焼いて来ますねっ」トテトテ





土御門「………昔から言ってんのか」

一方「割とな」

土御門「本気か」

一方「ア?」

土御門「本気かって聞いてるんだ」

一方「……、…それを聞いてどうしたいンだ、お前」

土御門「貰えないなんて有り得ない。俺が貰うからにゃー」ニヤ

一方「ははっ、俺よりイイ男になってから言えよ」

土御門「モヤシでカミやんより身長もない男がイイ男?」

一方「身長が低かろうが筋肉が少なかろうがイイ男ってのは当麻が決めるもンだぜェ?」

土御門「…言いやがる。クソガキが」チッ

一方「当麻を知り尽くしているカッコイー先輩とでも言われたかったのかァ?残念でしたねェ」ハンッ

土御門「クソガキが」

一方「ボキャブラリーが少ねェな三下が」フッ


上嬢「誰か皿出してくれないか?」

土御門「はいにゃー」トテテ

土御門(クソッ、覚えてやがれ)


174: ◆CQZzx1saXs 2012/07/18(水) 22:55:22.30 ID:nVFV5TtDO



一方・上嬢・土御門「いただきまーす」

上嬢「……」ムグムグ

一方「うめェ」ムグムグムグ

土御門(カミやんが料理上手なのは知っていたがこれ程とは…!)ガツガツガツガツ

上嬢「落ち着いて食えよ土御門」

土御門「美味いのが悪いんだにゃー!」ガツガツガツガツガツガツ

一方「俺の分の焼売まで食うンじゃねェよ!」

土御門「弱肉強食だにゃー!」

一方「なら当麻がこの中じゃ一番の弱者だなァ」チラッ

上嬢「」ビクッ

土御門「か弱い女子から奪うのもゲスだにゃー」

一方「なら能力を使うまでだな」トンッ

土御門「フライング焼売?!!」

上嬢「わー…」

一方「弱者は骨でも食ってろ」クカカカ

土御門「にゃー!!」



175: ◆CQZzx1saXs 2012/07/18(水) 23:43:56.17 ID:nVFV5TtDO









土御門「腹いっぱいだにゃー…」

一方「ン…」ケプ

上嬢(弁当用に冷凍しておこうと思って余分に作ったのに…男子の胃袋恐るべし…)

土御門「ん、カミやんごちそうさまだにゃー」ニコ

上嬢「ん、今夜はもう寂しいとか大丈夫だろ?」

土御門「おー、あとは風呂入って筋トレして寝るだけだにゃー」

一方(筋トレ…)ピクッ

上嬢「その腹筋は普段のトレーニングからきてるのですか…」ジー

土御門「カミやんなら触ってもいいんだぜい?」キリッ

上嬢「割れ過ぎて怖いからいい」

土御門「」

一方(……筋トレ………)

土御門「と、とりあえず今夜は帰るぜい」

上嬢「また明日な」

土御門「また明日にゃー」テクテク


バタン


上嬢「一方通行も早く自分の部屋戻れよ」

一方「……筋肉…あった方がいいのか…?」

上嬢「マッチョな一方通行を想像できないからなんとも…あ、上嬢さんは少し筋肉欲しいかも…」プニプニ

上嬢(てか、痩せたい…)

一方「そォか…まァ今日は帰るわ」
上嬢「またなー」

一方「ンー…」


ガラッ ぴょんっ


上嬢(だから何故ベランダから……ま、いっか)

上嬢「お風呂入ろーっと」




177: ◆CQZzx1saXs 2012/07/18(水) 23:49:22.11 ID:nVFV5TtDO


一方通行宅


一方「今日は腹筋がンばる」エイエイオー

一方「マッチョ程欲しくはねェけど…当麻姫抱っこできるくらいに筋肉は欲しい」ウン

一方「目標は20回だッ!」キリッ





上嬢宅

上嬢「あ、ぁ…気持ち、い…っ」

上嬢「ん、ココ…コリコリして…」

上嬢「は、ぁ…あんっ、んー…!」






上嬢「はースッキリ。やっぱマッサージは風呂に限るな!」ウン





こうして夜は更けて行くのであった。

178: ◆CQZzx1saXs 2012/07/19(木) 00:02:32.29 ID:Ub9j+5LDO




「疫病神!!」

「お前がいると不幸になる!!」

「不幸を移すな!帰れ!!!」


当時はその罵倒が理不尽でもなんでもなく当たり前の物として受け止めていた。
だって俺は他人に近付いたり触ったりするだけで不幸になるから。
だから仕方ないんだと思っていた。

友達なんてできないし、作ってはいけないんだと信じきっていた。

でもあの時●●●●●に出会って、俺のその考えは間違ってなかったんだ。
苗字は2文字で、名前は3文字。
今は呼ぶことが無くなってしまい何故か忘れてしまったけど。




彼の存在が今でも自分の中でとても大事だ。







184: ◆CQZzx1saXs 2012/07/19(木) 09:37:26.84 ID:Ub9j+5LDO









ある日の日中。
いつものように疫病神と罵られ石を投げられた初夏間近のあの日、いつもいつも逃げ場として使っていた「ひみつきち」に見知らぬ人間がいた。

上嬢「ぁ…」

正直、俺は困った。
人に近付いてはいけないけど、かといって「ひみつきち」以外に俺に逃げ場は無かった。
どうしようと佇んでいるとその見知らぬ人間が俺に気付いた。

一方「………、よォ…」

微妙な間の後に小さく挨拶をされた。
その人からの挨拶に挙動不審になりつつ挨拶をし返したのは覚えている。

上嬢「あ、う…こんにち、わ…」

一方「ン…」

彼はそれ以上言葉を発しなかった。
俺もそれ以上関わるのが嫌で、微妙な距離に座ってぼーっと時間を潰していた。






そんな事が三日程続いた。








185: ◆CQZzx1saXs 2012/07/19(木) 09:56:41.91 ID:Ub9j+5LDO


流石に微妙な距離感がもどかしく感じてきた俺は少しコミュニケーションを取ろうと思った。
もしかしたら、「疫病神」なんて呼ばないで友達になってくれるかもしれない。
そんな淡い期待を僅かに含ませて。

上嬢「なぁ…」

一方「……」

上嬢「どうしてここにいるんだ?」

一方「……にンげンに…ふれたくなくて」

上嬢「なんで?」

一方「おまえにはかンけいねェだろ」

上嬢「…そうだね」

正直、自分でも踏み込み過ぎたと感じた。
だからか突き放された言い方をされても余りショックは受けなかった。
僅かな会話が成立しただけでも、嬉しかった。




186: ◆CQZzx1saXs 2012/07/19(木) 10:02:15.53 ID:Ub9j+5LDO



それでも、俺は人間だから。
疫病神なんて言われてしまっても期待してしまう。

一方「…おまえは…」

上嬢「ん?」

一方「おまえも、ひとりぽっちか」

上嬢「うん、ひとりぽっち」

一方「おれとおそろいだな」

上嬢「うん…」

彼の表情は果てしなく読めなかった。
ひたすら無表情で、無感動で、何を思っているか全くわからない表情を浮かべていた。
けど、彼も俺と一緒で寂しくて辛かったのだろう。
彼も、俺と一緒で人間なんだ。
一人は嫌で、どこか隅っこで淡く人間に期待してしまう。

一方「おれに…はなしかけるのはいいけど…ぜったいさわンなよ」

上嬢「うん、わかった」

少しだけ…歩み寄ろうという気配だけは理解したし感じた。
そうやって少しずつ、ちょっとずつ、本当にゆっくりと俺は●●●●●と仲良くなっていった。





187: ◆CQZzx1saXs 2012/07/19(木) 10:18:34.74 ID:Ub9j+5LDO


上嬢「………懐かしい夢見た…」グシグシ

上嬢「……眠い」ウトウト

上嬢「でも、お弁当作って…一方通行起こさないと…」

上嬢「……」ムー

上嬢「今…なんか幸せじゃないけど不幸じゃない」

上嬢「なんていったらいいんだろこの感じ…」ウーン

上嬢「とりあえず支度しよ。髪の毛ボサボサだし」トテテ




202: ◆CQZzx1saXs 2012/07/19(木) 20:29:36.80 ID:Ub9j+5LDO



一方「とうまはやくびょうがみなンかじゃねェ!!いったやつはでてきやがれおれがぶっころしてやる!!ころしてやるころしてやる!!このひきょうもののドカスがッ!!」

上嬢「●●●!!!」













一方「……なァつかしィ」

一方「あン時、とうまは泣いてたなァ」

一方「まだ…夢に出るなァ」

一方「俺が守ってやるなンておこがましいが…」

一方「でも、最低限助けてやりてェンだ」

一方「とうまは迷惑じゃねェといいンだが」ハァ


上嬢「一方通行ー!学校行こうー!」


一方「ォー!」




210: ◆CQZzx1saXs 2012/07/19(木) 21:47:00.37 ID:Ub9j+5LDO




「疫病神!」

「近寄るなよ!!」

誰かが叫んだ。
俺はいつもの通り俯いてその場を通り過ぎようとした。
でも彼に俺の「いつもの事」は彼にとっての「いつもの事」じゃなかったらしい。
ギョッとした目をした後怒りで目を見開きいた。

あぁ、これは止めなきゃ。
そう思って思わず右手で彼の腕を掴んだ。





211: ◆CQZzx1saXs 2012/07/19(木) 23:39:04.22 ID:Ub9j+5LDO


触ってはいけない。
そう思ってはいたのだけれど
何故か、彼がとても良くない事をしそうで。
触ってはいけないと、頭でははわかってはいたのだが

一方「はなせ!なンでとめるンだ!」

上嬢「だ、めだっ…だめっ」

触ってはいけないのに触ってしまったこと、彼が怒ってくれたこと。
辛くて嬉しくて悲しくて涙が出た。




212: ◆CQZzx1saXs 2012/07/20(金) 00:10:10.05 ID:XlsbdIfDO



一方「とうまがなにをしたっていうンだ!」

一方「おまえらはいつもそうだ!すこしちがうにンげンをとうたしようとひっしにざんこくになる!いいか、おれらはにンげンなんだぞ!!」

一方「とうまはやくびょうがみなンかじゃねェ!!いったやつはでてきやがれおれがぶっころしてやる!!ころしてやるころしてやる!!このひきょうもののドカスがッ!!」

上嬢「●●●!!!」

その時はなんとか彼を止められた。
怒鳴り散らすだけで彼は持ち前の能力を出さなかった。
いや、俺が右手で触っていたから出せなかったのだろう。
翌日、彼とまたいつものように「ひみつきち」で小さな約束をすると彼は学園都市へと行った。
俺も、追うように逃げるように。
学園都市へと編入したのだった。



216: ◆CQZzx1saXs 2012/07/20(金) 15:25:10.68 ID:XlsbdIfDO













一方「とォま」テクテク

上嬢「どうした?」テクテク

一方「今日の昼飯なンだ?」

上嬢「そりゃー…昼休みのお楽しみじゃないですかねー」ニヘ

一方「む…そりゃそうだけどよォ…」

上嬢「お腹減ったのか?」

一方「ン…」

上嬢「なら時間あるしコンビニ寄って行きますかー」ニコニコ

一方「! コーヒー飲みてェ。新しいの出てるらしいし!」ウキウキ

上嬢「本当にコーヒー好きだな」
一方「俺の80%はコーヒーでできてる」キリッ

上嬢「本当にそんな感じだから困る」クスクス

一方「……」ジー

上嬢「ん?」ニコッ

一方「いや、なンでもねェ」テクテク

上嬢「ふぅん?」テクテク




220: ◆CQZzx1saXs 2012/07/20(金) 18:56:28.10 ID:XlsbdIfDO



ーコンビニ内ー




一方(ブラックペッパーコーヒーとか…)

一方(期待しかねェな)ホクホク

上嬢(………特別濃厚いちごみるく…)

上嬢(でも200キロカロリー)

上嬢「……えう…」

一方「今日は体育あンだから栄養ねェとキツいだろ」ヒョイッ

上嬢「か、上条さんは買うなんて言ってないぞっ!」アウアウ

一方「昔から思ってたがお前は自分の体脂肪を気にし過ぎなンだよ」

上嬢「うっ」グサッ

一方「もっと太れとは言わねェが無駄なダイエットを意識すンじゃねェ」

上嬢「あぐっ」グサグサッ

一方「俺はいいムチムチだと思…ってヘコむンじゃねェよ」ワシワシワシワシ

上嬢「うー………」ドンヨリ

一方「どうせ今日体育で持久走だろ?栄養ねェと倒れるからカロリー取っとけ」ワシワシワシワシワシワシワシワシ

上嬢「………あい」コクン

一方「じゃあ俺は会計してくっからなァ」

上嬢「…あい」

一方(………、…危ねェ…変態じみた発言言い切る所だった…)フゥ




青ピ「………」ニマニマ







221: ◆CQZzx1saXs 2012/07/20(金) 19:07:18.11 ID:XlsbdIfDO



アジャジャッシター


一方「結構買ったなァ」

上嬢「主に一方通行のコーヒーだけどな」

一方「まさかホワイトペッパーも同時発売とは思わなかったンだよ」

上嬢「てか、重くないか?」

一方「お前まで俺をもやし扱いすンじゃねェ」ムスン

上嬢「へ?もやし?」

青ピ「カーミやーんっ」ハグッ

上嬢「はぐぅ!?」

青ピ「今日も可愛いらしいわぁカミやんカミやんカミやーん」スリスリスリスリスリ

上嬢「止めろ馬鹿たれっ!!」ドカッ

青ピ「ふぐっ」

青ピ「鳩尾に…絶妙な…肘鉄…さすがやおろろろろろろろ」ゲボォ

上嬢「うわぁ!汚っ!!」サッ

一方「相手にすンのも馬鹿らしいな」スタスタ

上嬢「あ、置いてくなよ!」タッタッタッ






青ピ「」







222: ◆CQZzx1saXs 2012/07/20(金) 19:14:39.86 ID:XlsbdIfDO



上嬢「もー…歩くの早いの自覚してくれよ」ハァ

一方「馬鹿と戯れてる馬鹿の相手してたら遅刻するからなァ」ツン

上嬢「うぐっ…今のは結構心に来ましたよ…」

土御門「おはにゃー、カミやん」

上嬢「おはよう土御門」ニコッ

土御門「………」

一方「………」

土御門「…………」

一方「……………………」

上嬢「……、…一方通行には挨拶しないのか?」ジッ

土御門「……、おはよう、もやし」

一方「おはよォ、猫助」

上嬢(あだ名で呼び合う仲になれたのか?)ウキウキ

一方・土御門「……」イライラ




227: ◆CQZzx1saXs 2012/07/20(金) 23:19:23.26 ID:XlsbdIfDO



上嬢「二人が仲良くなってくれると上条さんは嬉しいぞ」ニコニコ

土御門(うっ…カミやんの眩しい笑顔…)

一方「絶対やだね」ツン

上嬢「またツンツンしてるよ…だから昔から今まで友達できないんだぞ?」ハァ

一方「……、嫌な事を言うお口はコチラですかねェ」ギュムー

上嬢「ひゃいひゃいひゃいっ」

土御門(カミやんのほっぺはよく伸びるにゃー)

一方「げっ、マジで遅刻すンぞ馬鹿共」

上嬢「えうぅ…はしる…」ヒリヒリ サスサス

一方「ま、俺は能力使えば一瞬だけどォ?」ニマ

上嬢「! 是非一緒にお願いします!」

一方「しゃァねェなァ」ニギッ バッ

上嬢「わっ、ひゃあああああぁぁあああ!!?」

土御門(あ、今パンツ見えたぜよ……色気ないにゃー…)

土御門「……………」

土御門「やばい俺は走らなきゃ駄目だにゃー!!!」



228: ◆CQZzx1saXs 2012/07/20(金) 23:43:05.01 ID:XlsbdIfDO



子萌「上条ちゃん今日はセーフなのです♪」

上嬢「えへへ…」テレッ

子萌「土御門ちゃんは遅刻ですので補習ですね」ハァ

土御門「わはは…」ガクッ

青ピ「……」ニコニコ

一方「お前ワザと遅れてきただろ」

青ピ「子萌せんせーの補習の為やもん。当たり前やん?」ニコリ

一方(………なンなンだコイツ…)

上嬢「一方通行のお陰で間に合ったけど…今度はちゃんと土御門も一緒に連れてってやってくれよ」コソッ

一方「……気が向いたらなァ」ツン

上嬢「まったくもう…」ヤレヤレ



土御門(カミやんのぱんつ……)ホワ




235: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 00:11:55.56 ID:pOj+M7jDO


ー体育男子サイドー



青ピ「むっはー!!カミやんと委員長めっさ●●●わー!!!」

一方(……キンケリしてコイツの●●潰した方がとうまの為なンじゃねェだろうか…)ジー

土御門「でもアレ絶対●●●●の話ししてるにゃー」ニマニマ

一方(まァ…あンだけ大きけりゃ大変だよなァ…)

青ピ「後ろから包みこむようにして支えたげたいわー」クネクネ ハァハァ
土御門「流石にそれはないにゃー。ベッドでブラとかシャツの中に手を突っ込んでモミモミするのがいいんだぜよ」

青ピ「その時の反応は?」

土御門「『っぁ、んん…コラ!』だろ?」

青ピ「男の●ぎキモいわー」 

一方(他人のフリしよ。他人他人他人)






一方(俺はおっきくなったかも…みたいに言われてサイズ確かめる感じが……いやいやいやいや馬鹿に感化されすぎだろォ)






236: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 00:13:35.30 ID:pOj+M7jDO


ー体育女子サイドー



上嬢「はっ、はぁ…っは」タッタッタッ

姫神(………、…揺れる… ……)

吹寄「うー…やはり痛いわね…」タッタッタッ

上嬢「あー、吹寄も痛いのか?」タッタッタッ

吹寄「上条当麻…貴様もか」タポヨンタポヨン

上嬢「ん。俺の場合は少し手で押さえてるけど」プルンプルンッ

吹寄「押さえないとどうなる?」

上嬢「……ん」ブルンブルルッ

吹寄「…………、……●●だな」ボソッ

上嬢「ええ?!!」ガァンッ

吹寄「胸が寄るが仕方ない…私も押さえるか」ハァ…

上嬢(……うー…なんか離すのも押さえるのも恥ずかしくなってきた…どうしよう…早く終わらせよ)タッタッタッタッタッタッ





237: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 00:33:36.80 ID:pOj+M7jDO






上嬢「はぁっ!はぁっ…っ!」ゼーハー

上嬢(自己ベスト更新…!)ヨッシャ

青ピ「カーミやーんっ!汗でぬれぬれスケスケみるみるやでー!やーらしー!」ハァハァ ヒューヒュー

上嬢「ッッッ~?!??!!」バッ

一方「……コレでも着ておけ馬鹿」バサッ

上嬢「あ…上着…」

一方「さァて」


一方「オ・シ・オ・キ・確 定 だクソ野郎があああああああああああああアアァァァァァァ!!!」クワッ

青ピ「」

土御門「青ピ、アウトー。一応遺言は聞いてやるぜい?」

青ピ「白のレースはいいと思「お仕置きは拷問に変わったぜええェェェェ!!」

土御門「逝ってらっしゃーい」



青ピ「」

青ピ「」

青ピ「」




青ピ「」




244: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 00:50:48.84 ID:pOj+M7jDO



一方「お前体育の時になンか着ろ!!」

上嬢「え、でも暑「うるせェ!」

上嬢「っ…」ビクッ

土御門「彼氏でもないのにうるさい男だにゃー」

一方「…次はテメェが汚いミンチになりてェのか?ア゛ァ゛?!」

上嬢「わかっ、わかった!次はキャミソール着るから!」アバババ

一方「持ってンのか」ギヌロ

上嬢「それぐらい持ってるよ!上条さんをなんだと思ってるんですか!!」ジワッ

一方「自分のことをわかってねェ馬鹿だ馬鹿たれがッ!!」グワッ

上嬢「馬鹿馬鹿言うなボッチ!」ブワワッ

一方「ア゛ァァ?!」ブチッ




246: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 00:56:08.78 ID:pOj+M7jDO


黄泉川「痴話喧嘩はそこまでにするじゃーん。さっさと教室戻って仲良く昼飯でも食ってお互い反省するべきじゃんよ」

上嬢「っ、一方通行のぼっち!ばーか!」ダッシュ

一方「馬鹿に馬鹿って言われたくねェンだよ馬鹿が!!」

土御門(痴話喧嘩っつーか小学生の喧嘩だにゃー)

黄泉川「一方通行」

一方「あ?俺は今機嫌が悪ィンだよ」ギロッ

黄泉川「女性にあまり怒鳴って説教するのはよくないじゃん」

一方「ァ?」

黄泉川「心配されるのが嫌な奴なんていないじゃん。もっと落ち着いた言葉でしんみり言ってみるといいじゃん?」

一方「チッ…覚えておいてやらなくもねェ」





土御門「先生はあの二人を応援してるのかにゃー?」ジー

黄泉川「一方通行がブチ切れて学校壊されたくないだけじゃんよ」スパッ

土御門「なるほどだにゃー」ウンウン



青ピ「」






250: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 01:01:53.60 ID:pOj+M7jDO




ー教室ー



上嬢(一方通行にぼっちって言ってしまった…)ズーン

上嬢(一方通行が俺以外に距離取ってわざと一人なの…知ってるくせぬ…)ズーン

上嬢「俺って本当最低…」ボソ




ー自販機前ー


一方(炭酸飲料かココアならココアが正解)

一方(確かに感情に任せ過ぎたかもしれねェ…)

一方「謝るってあンました事ねェンだよなァ」ガシガシガシ











土御門「このまま拗れりゃいいのになぁ」ボソッ











261: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 01:16:49.93 ID:pOj+M7jDO











一方「………」ピトッ

上嬢「わひゃっ!?」ビクッ

一方「…ン…やる」

上嬢「ココア…!」キラキラ

一方「…………」モソ

上嬢「………」コキュコキュ

一方「…………」モソモソ

上嬢「あの……その……」

一方「…怒鳴って悪かった」ポソッ

上嬢「ぅ…心配してくれたのに…ごめん…」

一方「いや…キャミソールくらい普通に持ってるよな。悪い」

上嬢「うん…心配してくれてありがとう」ニヘラ

一方「ン…」ワシワシワシ




青ピ「青春ええなぁ」

土御門(つまらん)




275: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 01:29:18.86 ID:pOj+M7jDO



上嬢「昼飯食べよー?」

一方「おォ…俺の今日一番の楽しみ…!」キラキラキラ

上嬢「大袈裟だなぁ…はい」

一方「………」ウキウキウズウズ

一方「………」カパッ



一方「!!!」パアアアァァァ



ー本日のメニューー

・から揚げ
・きんぴらゴボウ
・南瓜の煮付け
・肉入り野菜炒め(生姜焼風)
・のり弁



上嬢「そんな派手な弁当じゃないけど」

一方「そンなのいらねェ。俺が一番好きな弁当は素朴で、かつ美味い弁当だ。コンビニやファミレスなンてクソだクソ」

上嬢「そのコンビニで今朝コーヒー買ってただろ」クスクス

一方「コーヒーはいいンだよ。なァ、食っていいンだよなァ?」ウキウキ

上嬢「いいぞー」ニコニコ

一方「いただきまァす」

上嬢「ゆっくり味わって食えよ」
一方「もちろンだろォが」キリッ

上嬢(良かったー…)ホッ





282: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 01:39:17.66 ID:pOj+M7jDO



一方(うンめェ)ムグムグ

上嬢(喜んでくれてるようで俺は嬉しい)ホンワカ モグモグ

土御門「カミやーん」

上嬢「ん…土御門」

土御門「購買戦争負けちまったにゃー」ボロッ

上嬢「あぁ、舞夏がいないから弁当ないのか」

土御門「何かおかずくれーくれー」アー

上嬢「仕方ないなぁ…なら上条さん用のプチトマトを贈呈しませう」アーン

土御門「ありがたきしあわせー」アム

一方「……」イラ

土御門「ん、うまいにゃー」チラッ チラ

一方「………」イッラァ

一方「俺にもぷちトマト寄越せ」
上嬢「チャレンジしたくなったのか?」アーン

一方「そンな所だ」アムッ

上嬢「そうか」ニコニコ

一方「……、…やっぱり好きになれねェ」ムウゥ

上嬢「そっかー…」ショボ

土御門(クソ邪魔だなコイツ)チッ

一方(甘ェ甘ェ!当麻の作る卵焼きより甘いンだよ猫畜生が)ケッ




 




324: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 03:08:44.22 ID:pOj+M7jDO


上嬢「後はコレやるよ」

土御門「いいのかにゃー」

上嬢「うん。もういらないから」ニコッ

土御門「カミやんマジ女神…」ジンワリ

上嬢「いいよいいよ。そのパンまずいよなー」

土御門「あぁ、ゲロ食った方がマシな味がする」ムグムグ

上嬢「今度俺が敗戦した時は期待している」

上嬢「いわばコレは投資だ」キリッ

土御門「カミやん難しい事知ってたんだにゃー」ハハハ

上嬢「バカにされてる!?」

一方「なら俺の少し分けてやンよ」

上嬢「え、いいのか?」

一方「ン…」コク

上嬢「ありがとうなー」ニコッ

一方「……、…ン」ホンワカ




345: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 03:39:30.85 ID:pOj+M7jDO




ー放課後ー







上嬢「帰ろー」

一方「……帰れなくなった…ムー」

上嬢「?」キョト

一方「いいから先帰れ」

上嬢「? わかった、飯までには帰ってこいよ」

一方「あァ」












一方「絶対能力進化ねェ…」





351: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 03:44:55.58 ID:pOj+M7jDO


一方「魅力的じゃないわけじゃあねェ」

一方「ただその方法が非人道的過ぎる」

一方「クローンにそう思うのも何か違う気もするが……」

一方「ただの人間の形した肉人形なのか、そうじゃねェのか判断がつかねェ…」

一方「でもこれやったら最強になれンのかァ…」

一方「うー……ン……」

一方「あンま気は進まねェがちょっくら研究所行ってみっかァ」ヨイショ



357: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 03:55:54.13 ID:pOj+M7jDO






ー研究所ー



一方「よォ」

芳川「あら、来なくてもメールで実験の否応を返信してくれればいいのに」

一方「思うことがあってよォ」

芳川「なにかしら」

一方「実験、やらない場合はどうなる」

芳川「……妹達の破棄か、貴方じゃない誰かに移行でしょうね」

一方「………」

芳川「多分破棄ね。破棄にもお金がかかるけど維持費をずるずる引きずるくらいなら破棄した方がマシ」

芳川「それが貴方になんの関係があるの?」

一方「いや………その妹達ってのは俺が会って問題ねェのか」

芳川「…実験の否応も受けてないし…そうね…外部テストも兼ねて僅かな時間なら問題はないでしょうね」

一方「一体でいい。会わせてくンねェか」

芳川「それが実験に参加するかどうか違いが出るのかしら」

一方「あァ、一番重要だ」

芳川「じゃあ、適当な個体を今用意するわ。少し待ってて頂戴」




362: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 04:02:32.77 ID:pOj+M7jDO



一方「待ってるっつーてもクソまずいコーヒーしかねェじゃねェか」

一方「……当麻の飯が食いてェなァ」ハァ



芳川「お待たせ」

一方「実験の概要は見ていたが…第三位に本当にそっくりだなァ、オイ」

ミサカ「……被験者でしょうか、とミサカは目の前の人物に尋ねます」

一方「いや、第三位よりは素直そうだな。まぁいい、一時間ほど借りンぞ」グイッ

ミサカ「無視されました、とミサカは少し不満に思いつつ目の前の人物に手を引かれます」

芳川「えぇ、行ってらっしゃい」




パタン




芳川「私って、本当に甘いわね」




367: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 04:12:42.92 ID:pOj+M7jDO


ミサカ「ミサカはどこへ連れて行かれるのでしょうかとミサカは不安に思いつつ連れられます」

一方「あァ、お前を確かめに」

ミサカ「意味がわかりませんとミサカは為す術もなく怯えます」

一方「ン、アイス食うか」

ミサカ「ふぇ、とミサカは唐突な提案に軽く警戒します」

一方「いや、俺の幼なじみが昔あの屋台アイス好きでよォ…今はカロリーだなンだと気にして食わねェンだわ」

ミサカ「しかし、ミサカの所持金は0円です」

一方「アイスぐらい奢ってやる」

ミサカ「なら…あのイチゴのを…とミサカはまだ知識でしか知らぬ味に胸をときめかせます」

一方「アイツもイチゴ好きだったなァ」ボソッ

ミサカ「幼なじみではなく彼女では…とミサカは疑問を抱きます」

一方「今も昔も幼なじみだ」

一方「変わらずなァ」

ミサカ(今の表情はなんでしょう、とミサカは目の前の人物を見つめます)



369: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 04:16:45.35 ID:pOj+M7jDO










一方「ほらよ、イチゴだ」

ミサカ「いただきますとミサカはきちんと挨拶をしてから一口食べます」ペロッ


ミサカ「!!」


一方(おォ?)

ミサカ「おいしいです!!とミサカは感動しながら目を輝かせます!」

一方「そォか」

ミサカ「甘酸っぱくて爽やかなイチゴの香りが堪りませんとミサカは興奮気味に美味しさを伝えます」

一方「あァ、それ食ったら研究所戻るぞ」

ミサカ「意外に早いですね、とミサカは食べつつ目を瞬かせます」

一方「あァ、答えは決まったからな」

ミサカ「?」ペロ 



371: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 04:24:13.57 ID:pOj+M7jDO


一方(ま、考えてみりゃ元から乗り気じゃなかったし)

一方(考える必要もあンまなかったンだろうなァ)チラ

ミサカ「?」モグモグ

一方「女ってのは、みんなそんな風に食い物を食うもンなのかァ?」クスクス

ミサカ「? 質問の意味がよくわかりませんとミサカは首を傾げます」

一方「ま、いいや。ゆっくり焦らずソレ食っちまえ」

ミサカ「はい、わかりましたとミサカは訳がわからないままも食べます」ムグムグ


一方(無敵ねェ…無敵になっちまったら、当麻とも遊べねェかもしンねェもンな)



384: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 04:52:34.93 ID:pOj+M7jDO




一方「お前さァ、実験始まる前にしときたい事とかあンのか?」

ミサカ「可愛いものが見たいです」

一方「可愛いものォ?」

ミサカ「はい。世の女性が言う「可愛い」を全てとは言いませんが出来るだけ見たいと少し思いますとミサカはうすぼんやりとした自分の願望を伝えます」

一方「ふゥン…中々壮大だなァ…見るだけでいいのか」

ミサカ「見るだけがいいのですとミサカは強く頷きつつ最後のアイスを飲み込みます」ゴクン


一方(可愛いねェ…当麻もコイツの中の可愛いに入ンのかなァ…)
一方(俺は当麻が可愛いに入るとは思うが)

一方「ンじゃ、研究所戻るかァ」

ミサカ「はい、とミサカは頷きつつ立ち上がります」




386: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 04:58:03.23 ID:pOj+M7jDO




ー研究所ー


芳川「あら、意外に早いわね」

一方「ま、あンま考える必要ねェ事に気付いてなァ」

芳川「そう…で、実験は受けるのかしら?」

一方「やらねェ」

芳川「そう…なら妹達は残念ね」

一方「破棄もさせねェ」

芳川「……どういうことかしら…貴方が貴方の変わりにレベル6になる人材を探すのかしら?」

一方「そうじゃねェ」

芳川「…何が言いたくて、何がしたいのかしら」




391: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 05:16:12.67 ID:pOj+M7jDO



一方「簡単な事だ。実に単純明快かァンたンな事なンだよ!!」

一方「妹達全員俺が施設ごと!!ぜェンぶ買い取ってやる!!」

芳川「はぁ?」

一方「買い取った事によって失業する研究者だって新しい職場を探して見つけてやるしなンだったら失業保険までつけてやる」

芳川「ちょっと!どうしてそうなるのよ!」

一方「あァ?実験やるやらねェ、捨てる捨てねェしか選択肢がねェなら俺が新しい選択肢を用意するまでだ」

芳川「……いくらかかると思ってるの…施設費や維持費を抜いて妹達だけで36億もするのよ?」

一方「たったの36億じゃねェか!!いいねいいね最ッ高だねェェ!!」

一方「お前らが今から計算すンのは俺がレベル6になるかじゃねェ!!俺にいくら払わせるかだ!!」

一方「さァさっさと動きやがれこの三下がァ!!!」



芳川「」





393: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 05:33:40.42 ID:pOj+M7jDO



芳川「」ハッ

芳川「いやいやいや貴方にそんな払えるわけないでしょ!」

一方「払えるンだよコレが」

芳川「」

芳川「嘘でしょ?」

一方「まァ一応借金って形になンのかなァ…」

一方「あっ、借り入れの約束ちょっとしてくるわ」


スタスタ

ガチャ


アッモシモシキハラクンカネカシテ
エッ イクラ
ウーン…
11チョウクライカナ、ウン
イイジャンオレナラヘンサイデキンダロー
ドコデモイイカラカリテクレヨ、ウン
ツーワケデヨロシクゥ



一方「とりあえず11兆借りたわ」キリッ

芳川「」

一方「ホラ、とっとと動きやがれ」


芳川(レベル6はもしかしたら生まれなくて良かったのかもしれない…レベル5でこれだもの…)

一方(これで今夜も当麻の飯が美味く食えるなァ)ウキウキ




398: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 14:49:39.48 ID:pOj+M7jDO


一方「…………」

一方「」ハッ

一方(ヤベェ当麻に11兆借金したとか言えねェ)ダラダラ

一方(でも言わないのも駄目だよなァ)

一方(でも俺当麻に「借金のある男とは付き合うな」って言っちまってるし)

一方「やべェやべェどうしよォ」アウアウ





ー上嬢宅ー


上嬢「一方通行遅いなぁ…」

上嬢「今日はせっかくカレーなのに」ムウ

土御門「カーミやんっ」

上嬢「あれ、土御門…どうしたんだ?」

土御門「今日も舞夏がいないんだにゃー」



土御門「だから俺と一緒に楽しいことしようぜい」

上嬢「?」キョト





399: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 15:05:01.67 ID:pOj+M7jDO



一方「なァ…」

ミサカ「はい、なんでしょうかとミサカは呼び掛けに答えます」

一方「借金11兆もある男って女からどう思うゥ?」オソルオソル

ミサカ「ないですねとミサカはキッパリ即答します」

一方「だよなァ」ハァ

ミサカ「ですが…」

一方「?」

ミサカ「今回は借金の理由が理由ですし…そうですねぇ…女性にもよりますが金目当てで近寄っているのではないなら縁遠くはならないんじゃないでしょうかとミサカは推測します」

一方「そうかなァ…」ウーン

ミサカ「貴方の借金によってその方に何かしら損害が与えられるのでしょうかとミサカは疑問をぶつけます」

一方「わっかンねェ…でも俺ソイツに借金のある男とは付き合うなって言っちまってンだよ」

ミサカ「…男らしく身を引くのがさっぱりしてるとミサカは感じます」

一方「」ガーン

ミサカ「ですが…きちんと貴方が借金をした経緯を説明して、その方の傍にいていいのか尋ねればいいのではないでしょうかとミサカはぼんやり思います」

一方「そっかなァ」

ミサカ「はい、頑張ってくださいとミサカは応援します」

一方「おう、ありがとなァ」ニヘ ワシワシ

ミサカ(ミサカは人の役にたてた事に喜びを感じます)ムフン ニヘー




404: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 19:21:38.77 ID:pOj+M7jDO


一方「なンかちょっと元気出たわ。さンきゅー」

ミサカ「ミサカがお役にたてたなら嬉しいです」ムフン

一方「あァ、じゃあ俺帰るな」

ミサカ「はい、またいつか会いましょう」

一方「あァ…」






ー上嬢宅ー

上嬢「やらぁ…も…無理、ら…っ」

上嬢「入んにゃ…えうぅ…」

上嬢「止め、土御門…っ」

上嬢「あぅ、ぁっ…バカぁ…」

上嬢「そんなことされたら俺…」

上嬢「うー……」



405: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 19:26:28.37 ID:pOj+M7jDO




ー上嬢宅ー


ガチャッ

一方「ただいまァ」






上嬢「やらぁ…も…無理、ら…っ」

土御門「いいだろカミやん…」

上嬢「入んにゃ…えうぅ…」

土御門「もう少し…もう少しだけだからにゃー」

上嬢「止め、土御門…っ」

土御門「もう入れちゃったにゃー」

上嬢「あぅ、ぁっ…バカぁ…」

土御門「嫌じゃないだろ?」

上嬢「そんなことされたら俺…」

上嬢「うー……」


上嬢「酔っちゃうぅ…」


土御門「もう酔ってるにゃー」ワハハ

上嬢「酔ってにゃいもんー」ベロンベロン

一方「………、…あァ?」ピキッ

土御門「わははははは」ニマニマ

一方「……酒臭ェ…」




 
407: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 19:32:44.89 ID:pOj+M7jDO



一方「で、お前はなンなンだ」

土御門「カミやんが今夜カレーだって言うからにゃー。カレーときたらワインだろ」キリッ

一方「未成年に飲ませンな死ね」

上嬢「あっ、あくせらあれえたー?」ヘローン

一方「ったく…お前も飲むンじゃねェよ」

上嬢「むー…のんでましぇーん」ワハハ グデーン

一方「ァー…めンどくせェ…もたれンなよ」ヒメダキ

上嬢「うー…?」キョト ジー

一方「ア?」

上嬢「えへー…いいにおいー」スンスン スリスリ

一方「……」キュン

土御門「変態がいるにゃー」

一方「黙れ変態代表。おい当麻、気持ち悪かったりしねェか」ベッドトスン

上嬢「うー…んと、ふわふわして、気持ちいなー?」ニパー

一方「そうかい…少し静かにしてろよ。俺はゴミを掃除すっからな」ジロッ

土御門「にゃー?」



410: ◆CQZzx1saXs 2012/07/22(日) 21:28:15.21 ID:pOj+M7jDO



一方「さァ、無様に泣いて謝罪でもしてみろ」ギロッ

土御門「なにを謝罪するんだにゃー借金11兆円野郎」

一方「……」ピクッ

土御門「カミやんに迷惑をかけるんじゃねぇよ」

一方「当たり前のことを言うなわかってる」

土御門「ふーん…まぁいいや。俺は帰るぜよ」ニャーン

一方「ふん…」




一方「迷惑ねェ」ナデナデ

上嬢「ふぁ…?」



 
418: ◆CQZzx1saXs 2012/07/23(月) 13:40:43.84 ID:cJe6ZFtDO



一方「………」ワシワシ

上嬢「ふにゃあ」トロン

一方「…可愛いなァ…猫みてェ」ヨシヨシ

上嬢「わんわん」

一方「犬の間違いか」

上嬢「んー…?」ニヘラ

一方「……、……ァー…」

一方(ムラッムラするわァ…)ワシャワシャ

上嬢「あくしぇらえぇたぁ…」グデーン

一方「呂律回ってねェぞ」

上嬢「んんんー?えへへー」ニパー

一方「………」ムラ…

上嬢「んー…ぎゅー、しろぉ」

一方「……ン」ギュ


420: ◆CQZzx1saXs 2012/07/23(月) 16:06:35.27 ID:cJe6ZFtDO



上嬢「あと、一緒にねろっ」

一方「………、…馬鹿かァ?」

上嬢「なんれー、俺ばかじゃないもん」

一方「馬鹿だろ。万年補習女が」

上嬢「うー…うるさいー」ペチペチ

一方「はいはい。一緒に寝るのは無しだかンな」

上嬢「なんれー」ムウゥ

一方「…あンましつこいと俺は狼さンになっちまうぜェ?」ニマ

上嬢「?」キョト

一方「なンでもねェ。寝ろ。」ハァ
上嬢「えう…一人でねるのやだー」ギュウゥ

一方「抱き着くな。いい年齢だろうが素直に一人で寝ろ」

上嬢「やーらー…!」ギュウウウゥゥ

一方「ぐっ…苦しいだろォが」ペチペチ

上嬢「うー……」グスッ

一方「泣くンじゃねェよ」ハァ




426: ◆CQZzx1saXs 2012/07/23(月) 22:55:17.49 ID:u/cvQLiN0




一方「俺はお前の泣いてンの苦手なのわかっててやってンのかァ?」ヨシャヨシャ

上嬢「う…知らない」グスン

一方「お前が寝付くまで傍にいてやる。それならいいだろォ?」

上嬢「ん…」コクン

一方「ン…だからいい子にして寝ろ」ポンポン

上嬢「うん…ありがとー…」ウトウト

一方「あァ、おやすみィ」ポンポン

上嬢「んー…」スヤ

一方「………………」ポンポン

上嬢「………」クユクユ

一方「……可愛いなァ…」和み




一方(久しぶりに●くかァ)ヨッコラセ



ガラッ  ピョンッ


上嬢「……んー…」スヤスヤ



437: ◆CQZzx1saXs 2012/07/24(火) 14:15:47.46 ID:gmTnYZWDO














上嬢「●●●、きのうはありがと…な」オズ

一方「…いや、あンなこといっちまってわるかった」

上嬢「うん…でもうれしかった」ニヘ

一方「あァ…またいわれたらおれをたよれ」

上嬢「んー……やくびょうがみっていわれてもたぶんたよらないとおもう」

一方「なンでだよ」ムゥ

上嬢「●●●にたよるのはね、どうしようもなくかなしくってつらいときだけにするっ」

一方「そうかよ」

上嬢「おれ、つよくなるよ!」

一方「おンながおれって言うンじゃねェよ…おれはおまえよりつよくなってやる」

上嬢「むっ、ぜったいまけないんだからな!」

一方「おれだってまけねェし」




438: ◆CQZzx1saXs 2012/07/24(火) 14:28:29.49 ID:gmTnYZWDO
















439: ◆CQZzx1saXs 2012/07/24(火) 14:31:47.96 ID:gmTnYZWDO



上嬢「………一方通行」

上嬢「…頭痛い…」ズキズキ

上嬢「一方通行…?」

上嬢「あ…いない…のか…」

上嬢「土御門にワイン…飲まされて…えっと」

上嬢「…二日酔いか…コレ…」グタァ

上嬢「ご飯…作って学校行かない…と…」

上嬢「ぁ…その前に風呂……」

上嬢「………………」

上嬢「動きたくない」ボフン



441: ◆CQZzx1saXs 2012/07/24(火) 21:46:14.16 ID:gmTnYZWDO



一方「………」パチッ

一方「12時…………」

一方「当麻…?」キョトン



ガラッ ピョンッ




上嬢「………」グー

一方「当麻…って寝てやがる」ハァ

上嬢「…………」クユ

一方「…………、…困らせてやろォ」モゾモゾ

上嬢「…ん」ピク

一方「……」ギュー

上嬢「………」ギュ

一方「……」スヤァ



443: ◆CQZzx1saXs 2012/07/24(火) 22:02:12.91 ID:gmTnYZWDO





上嬢「今なん…じ………」

一方「……」クピー

上嬢「」ビクッ

上嬢(な、なんで一方通行がココにいるんだ?!)

上嬢(いや、多分起きて時間見て俺が起こしに来ないのに不思議に思って俺のとこで来てそのまま寝たんだろうけど……)

一方「……」ヒシッ

上嬢(しっかり抱きしめられてます…困った…)

一方「………」スヤスヤ

上嬢「……寝顔かわいーな…」ニヘ

上嬢(少し悪戯しますかー)

上嬢(ほっぺ…柔らかい…気持ちいー)ムニュ

一方「……」クー

上嬢(唇なんてぷにぷにだし)プニュプニュ

一方「ンむ…」モゾ

上嬢「……唇…」プニプニプニ

一方「……、………」

上嬢「…………」プニプニ

上嬢「………、………ん…」チュ

一方「……、………、………」

上嬢「ん!!?」ビクッ

上嬢(俺今なにしたっ?!!)

上嬢(今…今っ!?俺、俺ちゅー)

上嬢「あ、う…っ」カアアァァッ

上嬢(外!そうだ外行こう!頭冷やそう!!)バッ


ドタン バタタ ガチャッ





一方「ゥ…」カァ…ッ

一方「馬鹿だろォ…アイツゥ…」グシグシ




449: ◆CQZzx1saXs 2012/07/24(火) 22:14:18.61 ID:gmTnYZWDO



上嬢「ぅ、うー………!!!」グシグシグシグシ テクテク

上嬢(恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしく思いますデス!!)テクテク

御坂「……あ…」パアァ フリフリ

上嬢「…不幸?だよな…あうう…」スタスタ

御坂「無視すんなー!」グワッ

上嬢「!!」ビクッ

御坂「こちとら笑顔で手まで振ってんのになんなのよ!!」

上嬢「あ、ごめんビリビリ…考え事しててさ」アワアワ

御坂「ビリビリって言うなー!」グワワッ

上嬢「ごめんごめん御坂」

御坂「みさっ…っ」カァッ

上嬢「ん?顔が赤いぞ?大丈夫か?」ワシワシ

御坂「撫でるなー!!」

上嬢「あ、ごめん」ショボ

御坂「うっ…か、考え事って何考えてたのよっ」アウウ

上嬢「あー…うー…っと…」カアアァァァァッ

御坂「……」ムッ




450: ◆CQZzx1saXs 2012/07/24(火) 22:26:06.01 ID:gmTnYZWDO


上嬢「あの…その…」アウアウ

御坂「………」ムー

上嬢「その…えと」チラッ

御坂「…………」ジー

上嬢「幼なじみに…その…ちゅーしちゃって…」カアアァァァァァッ

御坂「ちゅ!?」

上嬢「いやそのしたかったからとかじゃなくてさ!始めはほっぺ触ってたんだけど気まぐれに唇触ってみてさなんか指で触ってたらぷにぷにふにふにで柔らかくてしかもなんかピンク以上赤未満のなんかすっげぇ綺麗な色でさ!色気っていうのかな!?肌もすっげぇ白くて綺麗なんだよソイツ!多分その色気に虫みたいに吸い寄せられたように気が付いたら唇が合わさっちゃっててさっ!!なんか!うん!そんな感じなんだ!!別にちゅーしたくてしたわけじゃないんだよ!!」

御坂(その言い方だとちゅーした相手は女の子…?)

上嬢「俺、●●なのかなぁっ」ジワッ

御坂「ふぇ?!!な、泣くんじゃないわよ!!」アワワ

上嬢「しかもっ、寝てて無防備な所、しちゃって…!」ブワッ

御坂「ちょっ、ちょっと落ち着きなさーい!!」ガクガク

上嬢「う…っ」グッ

御坂「相手は寝てたんでしょ?!ならわからないわよ!」

上嬢「そう…かなぁ…?」グスッ

御坂「そうよ!そうに決まってるわ!」ビシッ

上嬢「う…」グシグシ

御坂「だから泣かないでよ…私が年上泣かしたみたいじゃない…」ジィ

上嬢「ん…ごめん…もう大丈夫…だ」ニヘ

御坂「うぅ…っ」ドキッ




472: ◆CQZzx1saXs 2012/07/25(水) 14:31:33.56 ID:Z/QmgRVDO


上嬢「ありがとうな御坂、俺男友達ばっかだからこんな相談できなくてさ」ニヘラ

御坂「あう…気、気にしないで!大丈夫だから!」

上嬢「うん…本当にありがとう」ニコッ

御坂「う…アンタ…この後暇…?」ジィ

上嬢「ごめん、今日はちょっと…」ショボ

御坂「ならまた誘うわ!だからそんな顔しないでよ!」

上嬢「……うん」ニヘー

御坂「う…美味しいケーキとかのお店…知ってるのよ」

上嬢「うん、一緒に行こうな」ニパー

御坂「え、えぇっ約束よ!」パアァッ

上嬢「うん、またな御坂」ニコッ

御坂「またねっ」ニコニコ



474: ◆CQZzx1saXs 2012/07/25(水) 15:05:08.08 ID:Z/QmgRVDO



御坂「黒子っ」

黒子「はいですのお姉様!」シュンッ

御坂「黒子のお陰でアイツときちんと会話できたの!」キャッキャ

黒子(ぐっ…お姉様にフラグをたてようと私は必死で確かにどう上条さんと会話したらいいかという方向の相談を受けておりましたが…あちらにフラグを立てられそうになるとは考えてませんでしたの!)

黒子「そ、それは良かったですねお姉様っ!黒子は役に立てて嬉しいですの」ニパー

御坂「うん、今度遊ぶ約束したんだけど…」チラッ

黒子「? もしかしてお姉様二人で遊ぶのは不安なのですか?」

御坂「ぅ…黒子…良かったら一緒に来てくれない…?」アウゥ

黒子「お姉様の頼みなら喜んで!」

御坂「! 黒子ありがとー!」

黒子「いえいえ」

黒子(こうしてゆっくりねっとり好感度を上げていくんですの…おほほほほほほ!!)



482: ◆CQZzx1saXs 2012/07/25(水) 15:55:54.15 ID:Z/QmgRVDO



一方「っとォそうだ…芳川に研究員リスト貰ったンだった」パラパラ

一方「ンー…」

一方「天井亜雄ねェ」

一方「………」ジィ

一方「…コイツ随分借金があンだな」

一方「人間追い詰められっと何仕出かすかわかンねェし」ウン

一方「俺みたいに優秀なわけじゃなさそうだし」ゲラゲラ

一方「まァ冗談は置いといて」

一方「ちょっと木原くンとこで監視してもらうかァ」

一方「木原くンの事だから持ち前の能力以上に働かせるだろうし」

一方「木原くンの研究ならすぐに金稼げるだろォしなァ」ウンウン





485: ◆CQZzx1saXs 2012/07/25(水) 20:57:01.44 ID:Z/QmgRVDO




ガチャ バタン




上嬢「ただいまー」

一方「」

一方(しまった当麻に借金のこと言ってねェ)

上嬢「た、ただいま一方通行」ニコー

一方「おォ、おかえりィ…どこ行ってたンだ?」アセアセ

上嬢「ちょっと散歩に…」

上嬢(一方通行の様子がおかしい…もしかしてちゅーした時起きてた!?)

一方(当麻の様子がおかしい…もしかしてどっかから借金のこと聞いたか!?)

上嬢「……」チラッ

一方「……」チラッ

上嬢「っ…」カアァァァッ

一方「」サアァァァ

上嬢「あの、さ…」

一方「お、おう!?」

上嬢「ご飯食べ…る?」

一方「食う」コクン



486: ◆CQZzx1saXs 2012/07/25(水) 21:12:18.81 ID:Z/QmgRVDO


一方「あ、あのよォ当麻」

上嬢「は、はいー?」

一方「しゃ」

上嬢「?」

一方「借金しちまった」テヘペロ

上嬢(あ、ちゅーの事じゃなかった)ホッ

上嬢「一方通行が借金って珍しいな…いくらくらいだ?」

一方「11兆」

上嬢「」

一方「……11兆」

上嬢「」

一方「…………」

上嬢「」








488: ◆CQZzx1saXs 2012/07/25(水) 21:17:21.60 ID:Z/QmgRVDO


一方「でさァ…俺…昔お前にさ…」

上嬢「大丈夫なのか!?」ガシッ

一方「はい?」

上嬢「なんかヤの人が来たり一方通行に返済迫ったり粘着されたりしないか!?」グワッ

一方「い、いや…木原くンに頼んだから多分大丈夫…」

上嬢「ならいいんだ」ホッ

一方「………」チラッ

上嬢「どうした?」

一方「昔…お前によォ…借金のある奴と付き合うなって…お前に言ったからよォ…俺…」

上嬢「一方通行は別だろ?」キョト

一方「ェ…」パアァ




上嬢「だって付き合ってるわけじゃないし」

一方「」




一方「……、…いや、うン…そう、だな」ハハハ…

上嬢「変な一方通行だな」ハハハ

一方(グサッと…なンかグサッときたわァ…)ガクッ





491: ◆CQZzx1saXs 2012/07/25(水) 22:00:20.85 ID:Z/QmgRVDO





ピンポーン


上嬢「? こんな時間に誰だ?」トタタ



ガチャ



青ピ「突撃☆」

土御門「友人の☆」

青ピ・土御門「晩御飯ー!」

上嬢「間に合ってます」

バタン ガチャ ジャラッ

土御門「……」

青ピ「あ、ボクピッキングできるで」

土御門「ならチェーンは俺に任せろだぜい」


ガチャッ


上嬢「……なんの用だよ…」

青ピ「今日カミやん休んだやろ?」

土御門「なんか体調悪かったのかにゃーと」

上嬢「…お前ら…」ジーン

一方「騙されンなよ絶対ソイツら飯食いに来やがっただけだ」

上嬢「えっ」ガーン




492: ◆CQZzx1saXs 2012/07/25(水) 22:48:09.86 ID:Z/QmgRVDO


土御門「にゃはははは」

青ピ「わははははは」

上嬢「否定しろよっ!!」ブワワッ
土御門「冗談だにゃー」

青ピ「ほれ、今日貰ったプリントやで」

上嬢「ん…ありがとな」ジーン…

青ピ「カミやんかわいいわぁ」ギュムッ

上嬢「むー!!」ジタジタ

一方「……」キンケリッ

青ピ「おふぅ!!!?」

土御門「同じ男とは思えない攻撃だぜい」ゾゾゾ

一方「早く帰れ」ムスッ

上嬢「流石に今日は無理だぞ」

土御門「そう言うと思ってホレ」

青ピ「スーパーのタイムセール狙って買ったで」

上嬢「お前ら…!!」パアァァ

一方(解せぬ)ムスン




500: ◆CQZzx1saXs 2012/07/26(木) 20:24:21.79 ID:9M0ssBXDO



ガサッ


上嬢「………コレは!!?」

青ピ「あ、もう見てもうたん?カミやんせっかちやねー」

土御門「もうその存在に気付いてしまったのかカミやん…!」

上嬢「コレは牛肉様じゃないですかー!!」パアァッ

土御門「ぜよ」コクッ

青ピ「美味しい牛丼を腹一杯食べさせてくれると嬉しいわぁ」ニヘ

上嬢「コレは腕が鳴るぜ!!」

一方(牛肉なンて言えば三食食わせてやるのに)ムスン

土御門「じゃあ俺はあっちでまったりさせて頂くにゃー」

青ピ「ボクはカミやんのエプロン装備舐めるように見つめつつ手伝うわー」

一方「ンじゃ今度は潰すか」

青ピ「」ビクッ

一方「………、…触ったりしたら…内臓に響くように…」ボソッ

青ピ(あかんコレ指一本でもカミやんに触ったら玉潰される…!)

上嬢「手伝ってくれるなら大歓迎だ」ニコッ

青ピ「ま、まかせときー!」アババ

一方「……」ジト



501: ◆CQZzx1saXs 2012/07/26(木) 20:28:26.08 ID:9M0ssBXDO


一方「お前よォ…」

上嬢「はい?」

一方「………、…土御門の分は肉少なめにしろ」ハァ

上嬢「働かざる者食うべからずですっ!」ムフン

一方「ン、その分俺の多くしろ。あとは…」

上嬢「あ、温玉だろ」

一方「当たり」

上嬢「一方通行は温玉乗せ派だもんなー」

青ピ「カミやんボク生卵派やねん」

上嬢「ん、わかった」ニコッ

青ピ(ほんまカミやん癒し系やわぁ…笑顔がたまらん)ホワワ

一方「……」ギロッ

青ピ「」ビクッ

一方「…身の程を弁えとけよ虫が」ケッ

青ピ「あい…」ガクブル




503: ◆CQZzx1saXs 2012/07/26(木) 20:39:29.80 ID:9M0ssBXDO


土御門「カミやん俺は紅生姜乗せ派なんだにゃー」

上嬢「へー」

土御門「え、青ピみたくニコッてしてくれないのかにゃー?」

上嬢「上条さんはニートが嫌いです」

土御門「ニ、ニートじゃないにゃー!」アセアセ

上嬢「……、何もせずにくつろいでるお前が?」ジト

土御門「つ、机の上片付けたにゃー!」アワアワ

上嬢「あ、そうなのか?」

土御門「にゃーっ!」コクコク

一方「……………」

青ピ「……、…机の上になんら変わりはあらへんで?」

上嬢「……お前…」ジト

土御門「あうあう」ニャー

上嬢「ごめんなさいしたら許してやらなくもない」

土御門「ごめんなさいだにゃー」アババ

上嬢「ん、許してやろう」ニカッ

土御門「ありがたき御慈悲!!」

上嬢「有言実行な。はい、フキン」

土御門「任せろだにゃー!」シタッ




504: ◆CQZzx1saXs 2012/07/26(木) 20:46:12.09 ID:9M0ssBXDO


上嬢「と、言う訳で土御門は土御門なりに働いてるので肉の分量は変わりません」

一方「ン、仕方ねェな」

青ピ「せやねー」

上嬢「よし、作りますですよー!!」ウデマクリッ

青ピ「はいなっ!」シャキーン

一方「……」ジー

青ピ(カミやんのエプロン装備カミやんのエプロン装備カミやんのエプロン装備カミやんのエプロン装備カミやんのエプロン装備カミやんのエプロン装備)

一方「…………」ジトー

青ピ「!! あっ、カミやん髪の毛纏めた方が良かない?!」アセアセ

一方「……」ピクッ

青ピ「例えばポニテとか!」アワワ

上嬢「ん?そう言われればそうか…髪の毛入ったら嫌だし」

一方「」ピクッ

青ピ「ボクやったげよか?」

一方「………」

上嬢「自分でできっから大丈夫だって」ハハハ

一方「…………」ホッ




508: ◆CQZzx1saXs 2012/07/26(木) 21:03:10.17 ID:9M0ssBXDO


青ピ「ボクのゴムで良かったらどうぞ」

上嬢「ありがとな」ニヘ

一方「……」ジー

上嬢「んむ…んっ…んー」ユイユイ

青ピ(なんや●●●わぁ)

一方「……」ウキウキ

上嬢「完成ですっ」ドヤッ

青ピ「上手に出来てると思います」ニコニコ

上嬢「では調理を再開しますっ」



一方(やっぱ当麻はポニテだよなー)ホクホク




510: ◆CQZzx1saXs 2012/07/26(木) 21:22:45.53 ID:9M0ssBXDO












上嬢「完成です!」ドジャアアアァァン

青ピ「おぉおぉぉぉ!!」

一方「………」ホクホク

上嬢「あれ?土御門は?」

土御門「………」スヤスヤ

青ピ「寝てもうたようやねー」

上嬢「…布団かけといてやるかー…」ハァ

青ピ「今日タイムセール一番頑張っとたんやで」

上嬢「そうなのか」

青ピ「せやから取っておいたげてくれへん?」ニコッ

上嬢「はい、了解です」ニコッ

一方(タイムセールってそン疲れるもンなのか……)ムー



521: ◆CQZzx1saXs 2012/07/27(金) 22:28:44.20 ID:msC3f7IDO


上嬢「それじゃあ食べますか」

青ピ・一方「いただきま(ァ)す」

上嬢「♪」ニコニコモグモグ

一方(………、…そンなに牛肉が食いたかったのかよ)ムゥ

青ピ「大勢で食べるの美味いわー」ムグムグ

上嬢「うん、俺もそう思う」ニコニコ

一方(肉が食えて喜ンでた訳じゃねェのか)ムグムグ

土御門「………」スヤスヤ

上嬢「しかしこのいい匂いでよく寝れるなー」ムグムグ

青ピ「お腹よりも疲れのがおっきかったんやね」

一方「……」ムグムグ

上嬢「起こしてやらなくても大丈夫だよな?」

青ピ「ボクが帰る頃に起こせば問題ないんやないかな」ニヘ

上嬢「それもそうだな」ニヘ

青ピ(笑顔なカミやん和み可愛いわー)ホワ

一方(……………)ホワ




524: ◆CQZzx1saXs 2012/07/27(金) 22:36:37.55 ID:msC3f7IDO



青ピ「ごちそーさん」

一方「……」ムグムグ

上嬢「はい、じゃあ土御門起こすかー」

土御門「……」スヤー

青ピ「調度いいしつっちーのグラサン外してみようや」ニマニマ

上嬢「いいなソレ」

青ピ「それでイケメンやったらボクつっちーの事殴るわ」

上嬢「ま、真顔で言うなよ怖いだろ…」

青ピ「ボクは……本気やで……?」

上嬢「ま、まぁ外したらわかるよなっ」


スチャ


青ピ「……………」

上嬢「………………」

青ピ「そいやっさっ!!」バキッ

土御門「ぐぶぅ?!!」

上嬢「」

青ピ「イケメンは排除やー!!」ガアァッ

土御門「何しやがる!!」バキッ

青ピ「そげぶっ!??」

上嬢「」

一方「テメェら当麻の部屋で暴れンじゃねェよ!!」



532: ◆CQZzx1saXs 2012/07/28(土) 00:37:20.03 ID:MTnT1rkDO


上嬢「」フルフル

一方「………」ナデナデ

土御門「はっ、悪かったカミやん!」

青ピ「ごめん出来心で!!」

上嬢「」ギュウ

一方(怯えてンなァ)ナデナデ

土御門「もうしないにゃー!」

青ピ「大丈夫ボクとつっちーは仲良しやでー!」ギュムッ

一方「俺ごと抱きしめるンじゃねェ!!」

上嬢「……」ジッ

土御門「大丈夫だにゃー!」

上嬢「…約束…だからな」ポソ

青ピ「約束するわ!」

上嬢「ん…」コクッ

一方「俺からもお約束しよォなァ」ギロッ

青ピ「」

土御門「」

一方「次当麻怯えさせたら大事な玉一個無くなるからなァ」

青ピ・土御門「」ヒュッ

一方「つゥわけで帰れ帰れ」シッシ



533: ◆CQZzx1saXs 2012/07/28(土) 00:45:20.76 ID:MTnT1rkDO


土御門「またなカミやん」ポフポフ

青ピ「また明日な」ポフポフ

上嬢「ん…今日はありがとな」ニヘラ


ガチャン


上嬢「………」トテテ

一方「ン?」

上嬢「…………」ギュウ

一方「どォした」ナデナデ

上嬢「思春期男子のガチバトル怖い」

一方「あー…俺には絶対ないな」

上嬢「なんで?」

一方「能力で一掃するから」キリッ

上嬢「…一方通行は能力に頼り過ぎだと思う」クスクス

一方「あるもンは使うべきだろォが」キリッ

上嬢「まぁ…そうなんだけどさ」


534: ◆CQZzx1saXs 2012/07/28(土) 00:52:33.62 ID:MTnT1rkDO



一方「ンじゃ俺もそろそろ帰るかな」

上嬢「…………」ジッ

一方「ン?」

上嬢「また…明日な」シュン

一方(帰って欲しくなさそうだなァ)

上嬢「………」ジィ

一方「もう暫くいてやンよ」

上嬢「え、う…でも…俺これから風呂入ったりするし」

一方「あァ、適当にテレビ見たりすっから大丈夫だ」

上嬢「ありがとう」ニヘラ

一方「あァ…」

上嬢「♪」トタタ

一方(可愛い奴ゥ)ホンワカ



538: ◆CQZzx1saXs 2012/07/28(土) 11:23:59.89 ID:MTnT1rkDO


一方「さァて…俺はまったり返済の為に木原くンの研究レポートでもまとめるかァ」







上嬢「土御門って意外とイケメンだったなー」シャワー

上嬢「グラサンにアロハなんてしない方がいいと思うけど…」

上嬢「てかなんで彼女つくらないんだろ…」ウーン

上嬢「ま、どうせ上条さんには関係ありませんの事よ」シャワワー



土御門「へっぐしっ!!」

土御門「カミやんが噂してる気がするにゃー」ズビッ








540: ◆CQZzx1saXs 2012/07/28(土) 11:27:09.27 ID:MTnT1rkDO

























541: ◆CQZzx1saXs 2012/07/28(土) 11:30:32.26 ID:MTnT1rkDO









ーとあるビルの屋上ー



垣根「人生詰んだってのはこの事か?」

心理「別に貴方は追い詰められた状況じゃないでしょ?」

垣根「俺の中で詰んだってのは先に進めず後にも戻れない状態の事だ」

心理「貴方の言う事はよくわからないわ」

垣根「あーあぁ…第2位とかクソ半端な地位にいるし」

心理「………」

垣根「白黒ハッキリつける為に第一位に喧嘩売ったりしたけど逃げられるし」

心理「…………」

垣根「情熱的な恋とか●●●があるわけじゃねぇし」

心理(そこは年齢相応というかかなり傾いた欲望ね)

垣根「つかさ、第一位が逃げたのなんでだと思うよ」

心理「私にはわからないわね」

垣根「俺にもわかんねぇんだよ」

心理「なら私がわかるわけないじゃない」

垣根「お前なら人の心理がわかるかなって」

心理「見たこともない人間なんてわからないわよ」

垣根「……、…もっかい第一位に喧嘩売ってみよっかなー…」ムゥ

心理「はいはい行ってらっしゃい」

垣根「おー、行ってきまっす」バサァッ






心理「えっ、本当に行ったの?」キョト










549: ◆CQZzx1saXs 2012/07/28(土) 17:35:05.75 ID:MTnT1rkDO





垣根「とは言ったものの…俺アイツが今どこに住んでるかわっかんねぇんだよな」

垣根「前住んでたっぽい所はむしゃくしゃしてぶっ壊しちまったし」

垣根「…ちまちま情報集めんのも俺らしくねぇし」

垣根「はてさて…一方通行をどう見つけよっかなぁ…」ハアァ







一方「へっ、ぐし!!」

上嬢「っわ…風邪か?」

一方「まっさかァ…風邪の原因になりそうなウィルスは反射してるし」ズビッ

上嬢「いつも思うけどそれ良くないぞ」

一方「はいはい免疫が~とか言うンだろ? お前が風邪ひいた時は反射解いて看病して移ってやっから安心しろよ」

上嬢「そんな事が言いたいんじゃありません!」

一方「ンー…つかお前頭濡れてンじゃねェか…お前に風邪ひくとか言われたくねェよ」ワシャワシャ

上嬢「むぅ…」

一方(当麻の毛に付着している水分をタオルに吸収されるように反射ァ)パサッ

上嬢「はれ?もう乾いたのか?」キョト

一方「魔法の手だからなァ」ドヤァ

上嬢「能力使っただけだろ…」ジトー

一方「まァなァ」

上嬢「まったくもう」ヤレヤレ




551: ◆CQZzx1saXs 2012/07/28(土) 18:21:06.64 ID:MTnT1rkDO



上嬢「……」マフッ

一方「寝れるか?」

上嬢「…うん」

一方「また寝れるまでいてやろォか」ニマニマ

上嬢「うっ…またってなんですかまたって」

一方「覚えてねェのか」

上嬢「なにが?」

一方「お前昨日土御門に酒飲まされてベロンベロンになったンだよ」

上嬢「はい?」

一方「あまつさえ土御門帰した後ゲロッて掃除させて脱ぎだしてしかも頑張って俺が服を着せたらベッドに寝転がって寝るまで一緒にいないと離さないって抱き着いてきて大変だったわァ」

上嬢「う、嘘だッ!!」

一方「嘘だが?」スパッ

上嬢「えう…?」

一方「土御門に飲まされて寝るまで一緒にいないとって当たりは本当だがな」

上嬢「……」ジワッ

一方「で、一緒に寝て欲しいか?」

上嬢「別に一人で大丈夫だ!早く帰ればかー!」

一方「はいはい…また明日なァ」



ガラッ ピョンッ



上嬢「………ぐすっ」ギュウ

一方(実は一緒に寝るかとか地味にハードル上げたが断ってくれて助かったわァ…)バクバクドキドキ




562: ◆CQZzx1saXs 2012/07/30(月) 07:55:41.08 ID:ibYIOykDO



上嬢「…………」ギュムムムム


ガッシャーン!!


上嬢「!!?」ビックー

垣根「あーあーあー、やっと見つけたぜ一方通……行…?」

上嬢「」ビクビク

垣根「女の子?あれ?」

上嬢「ふ…っ」ジワッ

垣根「あー…泣かないでくれよ。窓ガラス割って侵入したのは悪かったよ」ツカツカツカ

上嬢「っ!…来る、なっ」

垣根「悪かったって…ちゃんと明日業者に頼んで直して貰うからさぁ………とりあえず、一方通行って奴知らない?」

上嬢「っ、知らないっ」

垣根「………、……お嬢さん…手ェ綺麗だな」ソッ

上嬢「……」ビクッ

垣根「細っこくて綺麗で…簡単に折れそうだな」ギリッ

上嬢「痛っ…!」

垣根「お前としょっちゅう歩き廻ってんのは知ってんだよ。素直に言えよ、どこに一方通行はいるんだ?」ギギギ

上嬢「知らな、いっ」

垣根「折れるぞ、指」ギリギリギリ




563: ◆CQZzx1saXs 2012/07/30(月) 11:59:27.39 ID:ibYIOykDO






バキッ




垣根「…いっ…てぇ」ヨロッ

上嬢「はぁ、はぁ…っ」

垣根「一応未元物質で体表面をコーティングしてたハズだが…なんだその右手…」

上嬢「近寄るなら、もっと殴るぞ!」

垣根「………、…女の癖に生意気だな…アンタ」

上嬢「っ…」ビクッ

一方「当麻、なンか割れた音がしたがどォし…」

垣根「よぉ、一方通行」

一方「垣根帝督…っ」ギリッ

垣根「白黒つけたくて会いに来ちまった。お前…長点上機学園辞めちまったし、家だって引っ越しちまっただろ?」

一方「…情熱的だねェ、男にそンな熱く迫られても何もキやしねェンだよ。さっさと帰りやがれ」

垣根「冷てぇな。こちとらお前に会う為にちまちまと苦手な情報収集したんだぜ?」ハハハ

一方「お前が勝手にした事だろォが。俺を巻き込むンじゃねェよ」

垣根「戦る気ねぇの?」

一方「ねェな」

垣根「ふぅん…………なぁ、ならアンタ今夜一晩俺と遊ばないか?」ギュッ

上嬢「っ!?」

垣根「遊んで遊んで…ぐっちゃぐちゃになるまで遊んで飽きたら捨ててやるからさ」スリ





578: ◆CQZzx1saXs 2012/08/01(水) 14:40:59.04 ID:6QEupbRDO


一方「悪趣味なンだよテメェは。言っておくがその女はただの同級生だ」

垣根「当麻、ってさっき仲よさ気に呼んでたのに?」

一方「…っち」

垣根「残念だけどお前らが幼なじみだってのは知ってるんだよ。……なぁ、この女そんなにイイのか?」

一方「あァ?」

垣根「いいなぁ、俺も年相応に恋愛したりして●●●ことしてぇ」ナデナデ

上嬢「ひ…っ」ビクッ

一方「ははァン…お前●●か」

垣根「……」ピクッ

一方「人が恋愛してンのを妬ンじまう●●とくンなンですねェ」

垣根「…る…せぇ…」ビキッ

一方「あまつさえそれをバネに第一位に喧嘩売るとかァ、●●の底力って怖いですねェ」

垣根「うるせぇんだよクソがああああぁぁああああ!!ムカつくムカつくムカつくんだよテメェはああぁぁああああ!!」

一方「うわァ」

上嬢(何故人の図星を無駄に突くんだ一方通行は…)



583: ◆CQZzx1saXs 2012/08/01(水) 20:37:56.65 ID:O++Bos+N0



一方「年相応に恋愛したりして●●●ことって…●●●事メインに考えてっから恋愛なンてもンができねェンじゃねェの?」

垣根「黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ!!!!」

一方「ムカついたかよ、三下」

垣根「ブチ殺す!!」バサァッ

一方「ちょっとは楽しませろよォ? 早くダウンする男は嫌われるぜェ?」ニマニマ

上嬢「ストーップ!!!!」

一方「ンだよ」ムゥ

上嬢「ここで喧嘩するんじゃありません!!」クワッ

一方「あァ?●されそうになってた癖して何言ってやがるンだ」

上嬢「うるさいっ!てか上条さんは●されそうになってません!ほとんど抵抗しなかっただけです!」

一方「あ?」ビキッ

上嬢「こんな上条さんより細そうな男児に俺が負けるわけないだろ」フンス

垣根「………」ビキッ

一方「お前よォ…男舐めてンのかァ?」ガシッ

上嬢「ん?」キョト

一方「一応俺も男だってこと忘れてねェよなァ?」グググ

上嬢「んんっ?」

一方「いっそ●してやろォか」ボソッ

上嬢「え?今なんか言ったか?」

一方「…そのうち話してやンよ」ハァ



584: ◆CQZzx1saXs 2012/08/02(木) 04:59:45.37 ID:Cwukw5rDO
珍しくボツが出たのでひっそり。




一方「昔々、木原くンが言いました」

一方「『●●を気にする奴は一生皮かむりだ』ってなァ」キリッ

垣根「」ビキッ

一方「ンで? お前は皮かむりなわけェ?」

垣根「」ビキビキ

一方「ムカついたかよチンピラ」
垣根「殺ス」

一方「クカカ、遊ンでやンよ!」

上嬢「止めろ馬鹿たれー!」




587: ◆CQZzx1saXs 2012/08/02(木) 18:43:54.80 ID:/RMKMTIo0


垣根「なんなら俺が●してやろうか」

上嬢「…………」ニコッ

垣根「ん?」

ばきっ

上嬢「さっさと帰れ!!!」

垣根「痛ぇ…」

一方「俺もさっさと寝るかァ」クアァ

垣根「……………」ムッスー

一方「おやすみィ」

上嬢「おやすみ、また明日な」

一方「ンー……」


602: ◆CQZzx1saXs 2012/08/03(金) 21:21:48.94 ID:zWSuo+Rl0



ガラッ


上嬢「うわっ!」

垣根「よぉ、おはようさん」

上嬢「帰れって言ったよな?」

垣根「家に帰れとは言われてねぇ」ツン

上嬢「……、…あっそ」




ぴしゃっ




垣根「…………短気な女だな」ムゥ

一方「喧嘩売るお前が悪い」

垣根「売ってねぇ」ムスッ

一方「当麻ー、昨日この馬鹿が窓ガラス割ったから窓閉めても意味ねェぞ」

上嬢「……………」

一方「あァ…ありゃ完璧に拗ねてるな」

垣根「ふぅん…ま、いいや帰る」

一方「もう二度と来ンな」

垣根「やだね」

一方「…………っち」




609: ◆CQZzx1saXs 2012/08/11(土) 22:57:58.71 ID:Eb+zioEDO



上嬢「………」ムッスー

一方「とォま」

上嬢「ん…」

一方「今日の弁当何だ?」

上嬢「……、…秘密だ」ニヘラ

一方「教えてくれたっていいだろォが」

上嬢「教えたらつまんないだろー?」

一方「ケチケチすンなよ」

上嬢「内緒だって」






いちゃいちゃ



いちゃいちゃいちゃ





垣根「…………………」

垣根「ムカつく」ボソッ

土御門「んだにゃー」

垣根「……………、…誰だテメェ」

土御門「隣の者だにゃー」

垣根「そうかよ」

土御門「目の前でイチャつかれると、ムカつくよな」

垣根「……おう」

土御門「ほんっと…邪魔したいぜよ」







615: ◆CQZzx1saXs 2012/08/11(土) 23:06:47.10 ID:rUv6HhUd0


垣根「……………」ジー

土御門「にゃ?」

垣根「お前も俺と一緒でつまらないのか?」

土御門「一緒にしないでくれるかにゃー」

垣根「…そうか」

土御門「カミやーん学校行きましょかー」

上嬢「おー、今行く」

垣根「……………………」ジー

上嬢「……」ツン

垣根「……………」ジイィィィィ

上嬢「…ごめんなさいするなら許してやらなくもない」

垣根「…ごめんなさい」

上嬢「よろしい。次は窓ガラス割るなよ」ワッシワシ

垣根「ん…」コクッ ホワワン



垣根(なんだろう…癒し系…か?)ホワワワ




617: ◆CQZzx1saXs 2012/08/11(土) 23:13:32.42 ID:rUv6HhUd0



垣根「なぁ」

上嬢「ん~?」

垣根「学校って楽しいのか?」

上嬢「おー、楽しいぞ!」

垣根「…俺も楽しい思いしてぇな」

上嬢「ならウチの学校にくるk「とうまァ!遅刻すンぞォ!!!」

上嬢「あっ、今行く!!!ごめんな、またな!!」ダッ




バタバタバタッ がちゃんっ




垣根(…………………)ムッスー

垣根(………………………)

垣根(あんなに嫌がってたってことは本当に転入してやろっかなー)ニママ




620: ◆CQZzx1saXs 2012/08/11(土) 23:22:15.41 ID:rUv6HhUd0








上嬢「一方通行、本日のご予定は?」テクテク

一方「ァー…木原くンに…ちと会いに研究室行ってくるゥ」テクテク

上嬢「今夜晩ご飯なにがいい?」

一方「ンァー…ァー…なンか肉ゥ」

上嬢「迷ったら肉っていってないか?」クスクス

一方「まァ、一応好物だしなァ」

上嬢「野菜もちゃんと食べろよ」

一方「美味しく作ってくれんならなンでも食ってやンよ」

上嬢「ほほう…ならば今夜もがんばりましょう!」

一方「おう」ニヘ







土御門「……………」イライラムカムカ




623: ◆CQZzx1saXs 2012/08/11(土) 23:32:00.55 ID:rUv6HhUd0




ー研究所ー





木原「………、…珍しいクズガキが来やがった」

一方「来いって言ったのは木原くンだろォが」

木原「まぁな」

一方「ンで、用事はなンだよ」

木原「お前の借金についてだ」

一方「ゲッ」

木原「なんだゲッてのは…まさかお前…踏み倒す気じゃねぇよなぁ?」ギロッ

一方「ちゃンときちンと耳揃えて返すってェの…木原くン俺を信用してねェわけェ?」

木原「信用してねぇわけじゃねぇが…方法はどうすんだってんだよ」

一方「適当に研究をやる」キリッ

木原「現実味がねぇ事抜かしてんじゃねぇぞバカ餓鬼が」ゴチッ

一方「いてェ!!!殴るンじゃねェよ!!!」

木原「ア?テメェが甘っちょろい事考えてんのが悪いんだよ…わかってんのか?」ガリガリ

一方「……………」ムッスー



629: ◆CQZzx1saXs 2012/08/11(土) 23:47:23.55 ID:rUv6HhUd0




木原「何より…テメェの大好きで大好きなカミジョーちゃんに迷惑かけていいのか?アァ?」

一方「うぐ…」

木原「…ンで、真面目に返済について考えた案はねぇのか」

一方「………研究体として…研究員に体差し出す」

木原「0点だクソガキ」ゴキンッ

一方「いってええェェ!!!!」ジワッ

木原「そんなことして、カミジョーちゃんがどんな気持ちになるか考えたのか? だからテメェは思慮が浅いし甘ェんだよクソが」ペッ

一方「ならどうしろってンだよクソジジィ!!!」グワッ

木原「俺がテメェを雇ってやる」

一方「ンェ?」

木原「その能力と知識全部フルで使って俺の研究を進める」

木原「研究の進み具合によっちゃお前が思うより早く返済が終わるだろうな」

一方「……なンでそンなことしてくれンだよ」

木原「なぁに…いい犬を寄越してくれたお礼だと思え」ポンポン

一方「木原くン…!」ジィン





天井「」




木原「何より、一方通行の障害になるもんはいらねぇ…」ボソッ

一方「?」キョトン



630: ◆CQZzx1saXs 2012/08/11(土) 23:56:45.59 ID:rUv6HhUd0



木原「ガキはガキなりに無駄な事考えずに成長しやがれクソガキ」ペシペシ

一方「なンか釈然としねェ」

木原「ま、話はそれだけだ。雇用期間は…明日から三ヶ月間で放課二時間でいいか」フム

一方「そンなンでいいのか?」

木原「遠心分離機が壊れたからな」

一方「えェ?」

木原「分子レベルまで分離できるよう頑張れ」

一方「無理に決まってンだろうがー!!」

木原「無理?できねえ?ンなのなんで俺が借金こさえたガキに考慮しなきゃなんねぇんだってぇの」

一方(……俺これからぐったりして帰ることになっかも当麻ァ…)グヘー






633: ◆CQZzx1saXs 2012/08/12(日) 00:17:55.00 ID:c9Pmi4d60



ー上嬢宅ー

上嬢「はれ?」

垣根「よぉ」

上嬢「なんでいるんです?」

垣根「お前今日鍵閉め忘れてっただろ。あと窓直すのに業者入れる為に立ち会ってたから」

上嬢「……ありがとう?」ニヘ

垣根「…………どういたしまして」テレテレ

上嬢「ふむ…晩ご飯の支度でもしますかー」エプロンツケツケ

垣根「………」ジー

上嬢「? どうした?」

垣根「……ぅ……」

上嬢「?」キョトン

垣根「なんか…手伝…ぅ」ボソボソ

上嬢「おぉ、手伝ってくれるなら晩ご飯ごちそうしますよ!」ニパー

垣根「ん…」



垣根(人の手で作った飯を食うのって何年ぶりなんだろ)ホワワ



上嬢「どうした?」

垣根「いや…お前って癒し系だよな」

上嬢「そんな事初めて言われましたよ」ニヘ

垣根「そうか」ホワホワ








636: ◆CQZzx1saXs 2012/08/13(月) 11:30:03.41 ID:6ykFRQMDO



土御門「カーミやん」ギュウッ

上嬢「っわ…土御門?」

土御門「今夜手伝うから晩御飯お邪魔してもいいかにゃー?」

上嬢「ダメ」

土御門「なんでぜよ」

上嬢「もう舞夏帰ってきてんだろ?」ハァ

土御門「………、ちょっと足りなかったんだにゃー」

上嬢「……」ジィ

土御門「お願いだにゃー、カミやん」

上嬢「ん、わかった」

土御門「さすがお願いのカミやんだにゃー!」ギュムッ

上嬢「っわ、離せー!」バタバタ

土御門「んー」スリスリ

垣根「………」ジイィ






637: ◆CQZzx1saXs 2012/08/13(月) 12:02:03.12 ID:6ykFRQMDO


土御門「カーミやん」ギュウッ

上嬢「っわ…土御門?」

土御門「今夜手伝うから晩御飯お邪魔してもいいかにゃー?」

上嬢「ダメ」

土御門「なんでぜよ」

上嬢「もう舞夏帰ってきてんだろ?」ハァ

土御門「………、ちょっと足りなかったんだにゃー」

上嬢「……」ジィ

土御門「お願いだにゃー、カミやん」

上嬢「ん、わかった」

土御門「さすが俺のカミやんだにゃー!」ギュムッ

上嬢「っわ、離せー!」バタバタ

土御門「んー」スリスリ

垣根「………」ジイィ




638: ◆CQZzx1saXs 2012/08/13(月) 12:11:05.32 ID:6ykFRQMDO



垣根「…お前……死ぬぞ」ジィ

土御門「なんでかにゃー?」スリスリ

上嬢「うー」ジタジタ





垣根「一方通行が帰ってきた」






一方「………………………」ゴゴゴゴゴゴゴ

土御門「おっと、なら俺は帰るぜよー」スタコラサッサー

上嬢「一方通行お帰り!」ニコー

一方「………、…あァ」ワシワシ ホワン

上嬢「研究所、どうだった?」

一方「ァー………疲れた…コキ使われたわァ」グヘー

上嬢「? なんでコキ使われたんだ?」

一方「まァ色々あってなァ」ハァ

垣根「腹減った~」グデェ

上嬢「はいはい、今やりますから」

垣根「ん」コックリ

一方「…………」ジト

垣根「……」ツン




639: ◆CQZzx1saXs 2012/08/13(月) 12:25:51.13 ID:6ykFRQMDO



一方「なンでまだいるンだよ」ジロッ

垣根「窓ガラス直す為と留守番だ」フン

一方「さっさと帰れって当麻に言われたよなァ?」イライラ

垣根「どっこい晩飯に呼ばれたんでな」

一方「当麻ァ!!」

上嬢「ひゃ、ひゃい!?」

一方「コイツに晩飯食ってけって言ったのか!?」グワッ

上嬢「え、あ…うん」

一方「…………、……ッチ」

上嬢「っ…」ビクッ

垣根「舌打ちすんなよ感じ悪ぃな」

上嬢「………」ジィ…

一方「早く飯作れ。お前は台所入るな」

上嬢「ん…」コクッ

垣根「横暴乱暴野郎め」

一方「俺は疲れを当麻で癒すだけですゥ」ギュウ

上嬢「でも舌打ちはよくないからな」ワシワシ

一方「気をつけるゥ」スリスリスリ





645: ◆CQZzx1saXs 2012/08/13(月) 16:17:12.01 ID:6ykFRQMDO



一方「………」ギュウ…ッ

上嬢「あんまりくっつき過ぎると危ないからほどほどにな」

一方「ンー…」スリスリ

上嬢(子供みたいだなぁ)

一方(癒される…)ホワワ

垣根「なぁ、俺もなんか手伝いたい」

上嬢「あ、じゃあそこの棚にあるお皿取ってもらえます?」

垣根「任せろ」キリッ

一方「………」ホワワン

垣根「……、…お前可愛いよなぁ」ジー

上嬢「え、えぇっ?」カアアァッ

一方「」ピクッ

垣根「妹とかいたらこんな感じなのかねぇ」ナデナデ

上嬢「い、妹ですか…」

垣根「なぁ、試しに俺のことお兄ちゃんって呼んでみてくんね?」

上嬢「えぇ…っ!?」

土御門「カミやんがお兄ちゃんと言うと聞いて!!」シュバッ

一方「帰れ」

垣根「いいな、本当に癒し系だわ」ナデナデ

上嬢「そ、そんなこと初めて言われました」テレテレ カアアァァッ

土御門・一方「」イラッ

一方「…………」ギュウウウゥッ

上嬢「ちょ、苦しいです苦しいです!!」タシタシ

一方「悪い…」ギュ…

上嬢「まったくもう…」ハァ

垣根「………」ニマニマ

土御門「?」



垣根「嫉妬しちゃった?」

土御門「」イラッ

一方(やっぱりアイツは殺そう)





674: ◆CQZzx1saXs 2012/08/14(火) 03:27:31.58 ID:dLaM8dGDO



上嬢「あ、ご飯できましたよー」

一方「」ピクッ

垣根「」ピクッ

土御門「わーい」

上嬢「土御門は帰れ」

土御門「……」ショボーン

上嬢「これ、やるから大人しく帰りなさい」パスッ

土御門「…………?」キョト

上嬢「…残り物と、今夜の晩飯の余りで作った。足りないならきちんと舞夏に言えよ!」

土御門「カミやん…!」ジイィン

一方「つーわけで帰れ」シッシッ

垣根「飯時にいつまでいるんだよ。帰れ」シッシッ

土御門「っ、また明日なカミやん!」

上嬢「おう」ニヘ






ガチャ バタンッ







土御門「……、…わははっ」ニマニマ ニコニコ




679: ◆CQZzx1saXs 2012/08/15(水) 21:55:49.30 ID:5vcjJiA90


一方「今夜のメシなンだ」

上嬢「ミートソーススパゲティですよ」

垣根「………」キラキラ

上嬢「…もしかして好きなのか?」

垣根「えぁ、す、好きじゃねぇよこんなお子様くさい食い物!!」

上嬢「そうなのか」

一方「俺は大好きだぜェ、肉だし」キリッ

上嬢「一方通行は肉ならなんでもいいんじゃないのか?」

一方「当麻の作った 肉料理なら なんでもいい」

垣根(うわぁ)

上嬢「なら野菜は嫌いなのか?」ジィ

一方「……お前の飯が一番に好きなンだ…言わせンじゃねェよ」プイッ

上嬢「ふふ…ごめんごめん」クスクス

垣根(…早く食いてぇな)ジー

上嬢「では食べますかー」

垣根「いただきますっ」

一方「いただきまァす」

上嬢「いっただきまーす」



681: ◆CQZzx1saXs 2012/08/16(木) 02:00:05.81 ID:oufaT4JDO















一方「ごちそォさまァ」マンプク

上嬢「………」ムグムグ

垣根(おかわりしてぇな…)チラッ

上嬢「おかわりはセルフなのでご自由にどうぞ」ニコッ

垣根「おう…」トテトテ





ピンポーン




上嬢「? はーい」トテテ

ミサカ「こんばんわ、一方通行君はいますかとミサカは人の家に来訪するのは初めてなので緊張気味に言います」

上嬢「ビリビリが一方通行に会いに来たのか?」キョト

御坂「誰かと勘違いしてませんかとミサカは目の前の女性に尋ねます」

一方「……ァー…どう説明すっかなァ…」

上嬢「一方通行、なんかビリビリが一方通行に会いに来たみたいだぞ?」

一方「コイツは超電磁砲じゃねェよ」

上嬢「?」キョトン

一方「アイツの妹みてェなもンだ」

ミサカ「お姉様と勘違いしてたんですねとミサカは時間を置いて気付きました」

一方「………、…ちょっと出掛けてくる」

上嬢「こんな時間にか?」

一方「あァ、すぐ帰ってくる」ナデナデ

上嬢「ん…」

一方「行ってきまァす」

上嬢(なんか…少し寂しい気がするのはなんでだ?)




垣根「パスタうめぇ…♪」






683: ◆CQZzx1saXs 2012/08/16(木) 02:39:32.54 ID:oufaT4JDO





一方「ンで、俺になンの用だ」

ミサカ「人探しを手伝って頂きたいのですとミサカは静かにため息を吐き出します」ハァ…

一方「人探しだァ?」

ミサカ「はい。上位個体と呼ばれるミサカ達の司令塔みたいなものなのですが…この前ミサカが一方通行とクレープを食べたと自慢したら……

『ミサカも食べたいっ!ってミサカはミサカは駄々をこねてみる!』

と、いい放ち研究所から飛び出てしまいまして…」

一方「自慢すンのもアレだが随分ガキ臭い性格した個体だなァ」

ミサカ「実年齢、見た目共にガキですとミサカは一方通行の言葉を肯定します」

一方「一体そりゃどういう事だ」

ミサカ「こちらが上位個体の写真になります」ソソソ

一方「……ただのガキだった」

ミサカ「はい、そうですとミサカは再び一方通行の言葉を肯定します」

一方「ンで、コイツ探せってかァ?」

ミサカ「ミサカ達だけでは少し困難なので…手伝って頂けると嬉しいですとミサカは頷きます」

一方「まァ当麻の飯も食ったし、食後の運動くらいにはなるな」ウン

ミサカ「手伝って頂けるのですかとミサカは少し驚きます」

一方「暇だからな」

ミサカ「では、よろしくお願いしますとミサカは頭を下げます」

一方「ォー、じゃあいっちょやるかァ」




690: ◆CQZzx1saXs 2012/08/16(木) 03:39:29.89 ID:oufaT4JDO









ー路地裏ー


打ち止め「衝動にかられて出てきてしまったことにミサカはミサカはちょっぴり後悔してみたり…」
打ち止め「うぅ…夜怖いし寒いかもってミサカはミサカは一人ぽっちの寂しさに震えてみる」

打ち止め「なにより、ここってあまり治安良くなかった気がするってミサカはミサカはネットワークの情報を思い出して更に震えてみたり…」

打ち止め「…………クレープ、食べたいなぁってミサカはミサカは呟いてみる」

浜面「……なんでこんな所に幼女が…?」

打ち止め「きゃー!!ってミサカはミサカは貞操の危機に叫んでみる!」

浜面「俺はそんな危険な趣向じゃねぇ!!つうか幼女、おい幼女。こんな危ねぇ所で何してんだ」

打ち止め「クレープという甘露を探し求めて三千理の旅をしているのってミサカはミサカは説明してみる」

浜面「はぁ……ここはちと危ねぇから別の道通った方がいいぜ。保護者とぐれたのか?」

打ち止め「ミサカに保護者はいないよ?ってミサカはミサカは首を傾げてみる」

浜面「…………、…聞いて悪かった」ワシワシ

打ち止め「きゃーってミサカはミサカは撫でられた事に嬉しくて叫んでみる」

浜面「とりあえずここいらは本当に危ねぇから、安全な道まで連れてってやるよ」ヒョイッ

打ち止め「ありがとう!ってミサカはミサカはあなたにお礼を言ってみる!」

浜面「……おう…」テクテク

浜面(俺の所じゃ面倒見れねぇから…最悪大将に頼んでみっかな。大将のがまともなツテあんだろ)テクテク




692: ◆CQZzx1saXs 2012/08/16(木) 20:50:07.79 ID:oufaT4JDO



浜面「おい幼女、名前は?」

打ち止め「打ち止めと言うのだってミサカはミサカは自己紹介っ」

浜面「ミサカじゃねぇのかよってハマヅラはハマヅラは突っ込むぜ」

打ち止め「…………………」

浜面「やめろ無言は止めろ。スベッたのはわかるから無言は止めてくれ」

打ち止め「人の口調を遊ぶから駄目だなんだよってミサカはミサカは頬を膨らませてみる」

浜面「悪かった、許してくれるか?」

打ち止め「仕方ないなぁってミサカはミサカは微笑んでみる」




一方「ン…アレってもしかしたらもしかしたらじゃねェか?」





694: ◆CQZzx1saXs 2012/08/16(木) 22:42:25.00 ID:oufaT4JDO


一方「おい、そこのチンピラ」

浜面「…………」

浜面(うわぁ…なにこの人相悪いガキ)

一方「そこにいるガキ寄越しなァ」

打ち止め「……?」キョトン

浜面(もしかしてこの子追ってきたなんか悪い組織的な何かか?!)

一方「オラ、素直に寄越せ」

浜面「はは……………さよならっ!!!」ダダッ

一方「あっ、待ちやがれ!!」ダッ

浜面(俺の勘が告げている!アイツに渡してはいけないと…!!)
打ち止め「はやーいってミサカはミサカははしゃいでみる!」




695: ◆CQZzx1saXs 2012/08/16(木) 22:59:54.80 ID:oufaT4JDO



浜面「こんな時は大将に電話!大将に電話!大将に電話~!!!」ピポパッ トゥルルル

上嬢『はい上条です』

浜面「もしもし大将?!今大将がよくいるスーパーの前なう!」

上嬢『ん、浜面? なうってなんだ?』キョトン

浜面「ああああああああぁぁぁぁもうこのお鈍さんっ!簡潔に言うなら助けてえええぇぇぇ!!」ダダダダッ

一方「アハ、逃げられると思ってンのかァ?」

浜面「いやああぁぁああっ!!早いいいぃぃっ!!」

一方「上手に逃げてみやがれウサギさンよォ」

浜面「バニーは好きだけど俺が狩られる立場のウサギさんはいやああああぁああああっ」

上嬢『あれ、その声は一方通行?』

一方「……当麻?」

浜面「え、大将と知り合いかよ」

一方「知り合いも何も幼なじみだってのォ」

浜面「えっ、ぇっ…え!?」

上嬢『とりあえず今からそっち行くから動くなよ~』

浜面「え、ぁ…うん…了解した」




698: ◆CQZzx1saXs 2012/08/17(金) 12:23:01.74 ID:uiZxg/iDO











上嬢「と、いうわけで来ました」

打ち止め「………」ピッタリ

一方「……………」グッタリ

上嬢「……、とりあえず状況の説明してくれるか?」

浜面「俺がこの幼女を保護しようとしたらコイツが追いかけてきた、大将に電話して待機してる間にこちらのお方が幼女に懐かれました」

上嬢「わかりやすく簡潔にありがとう」

打ち止め「打ち止めって言います!お姉ちゃんよろしくねってミサカはミサカは挨拶してみる!」

上嬢「よろしくね、打ち止め」

打ち止め「うんっ」

上嬢「しかし一方通行が反射してないの珍しいな?」ナデナデ

一方「このガキが無用心にベタベタと触ってくるからなァ」グヘー

上嬢「ふむ…一方通行はどうしてこの子を探してたんだ?」

一方「コイツのいも………仲間みてェなのに頼まれた」

打ち止め(妹達の事内緒にしてるのかなってミサカはミサカは一方通行を見つめてみる)

上嬢「ふむふむ…とりあえず浜面、保護ありがとうな。もう帰っても大丈夫だぞ」

浜面「ん…なんかあったら電話しろよ。すっ飛んでとは言わねぇけど急いで行くから」

上嬢「車ドロボーはすんなよ?」
浜面「しねぇよ」

浜面(次はバイクで行くからな)



709: ◆CQZzx1saXs 2012/08/18(土) 01:41:57.08 ID:SC4B5hxt0



上嬢「とりあえず帰りますか」

一方「ン」

打ち止め「うん!ってミサカがミサカはちゃっかり頷いてみる」

上嬢(歳の離れた妹っていたらこんな感じなのかな)ニコニコ

一方(当麻と子供が…いやいやあり得ねェ)

打ち止め「一方通行とお姉ちゃんと手を繋ぐってミサカはミサカは一挙両得の手段に出てみたり」ギュッ

上嬢「ふふ、かわいいなあ」ニコニコ

一方(やべェマジで親子みてェじゃねェか)ドキドキ

打ち止め「……………」グウゥ

上嬢「お腹減ったのか?」

打ち止め「えへへ、恥ずかしいかもってミサカはミサカは照れてみたり」

上嬢「まだ多分ミートソーススパゲティ残ってるからそれ食べるか?」

打ち止め「うんってミサカはミサカは頷いてみる!」コクコク キラキラ

一方「どっかの鳩ぽっぽが食尽す前にさっさと帰るかァ」

上嬢「え、もしかして…」

一方「あァ、飛ぶわ」ガシッ

上嬢「ちょっ待っきゃああああぁぁぁぁあああぁぁ!!!」

打ち止め「きゃー高いー!!ってミサカはミサカはハシャいでみる」

一方(あー…和むわァ)


711: ◆CQZzx1saXs 2012/08/18(土) 02:28:37.04 ID:SC4B5hxt0




ー上嬢宅ベランダー





上嬢「」キュウ

打ち止め「お姉ちゃんグッタリしちゃってるかもってミサカはミサカは心配してみたり」

一方「あー…とうま?」

上嬢「」グッタリ

一方(ヤベェ、これは殴られる)

上嬢「………」ボヤ

打ち止め「あっ、起きた」

一方「」ビクッ

上嬢「…………、ふ…」

一方「」ビクビク

上嬢「不幸だぁ…」ジワッ

一方(えええええええええええええェェェェェェェェェ)

打ち止め「お、お姉ちゃん泣かないでってミサカはミサカは慌ててみたり!」

一方「と、と当麻?」

上嬢「こ、怖かったあぁ…っ」ボロボロボロ

垣根「ん?お帰り」ガリガリ

一方「呑気にガリガリくン食ってンじゃねェよ!!」

上嬢「垣根!!」

垣根「おー、よしよし怖かったなぁ」ガリガリナデナデ

一方「ガリガリしながら当麻撫でてンじゃねェ!!!」




719: ◆CQZzx1saXs 2012/08/18(土) 02:49:11.05 ID:SC4B5hxt0



垣根「お前よ、女の子と一緒に飛ぶならもっと丁寧にやれ丁寧に」ガリガリ

一方「うーるーせェンですよ!!俺はどっかのメルヘンみたく羽とかで飛ンでるンじゃねェンですゥ」

垣根「それなら歩いて帰ってくればいいだけの話だろ」

一方「それじゃ早く帰ってこれねェだろ」

垣根「それでも、お前の扱いは女性に対して失礼だ」ナデナデ

打ち止め「ミ、ミサカは楽しかったよー?ってミサカはミサカは怖々言ってみる」

垣根「そうかそうあ。でもな、このお姉ちゃんは怖かったらしいんだわ。つまり一方通行、お前は上条ちゃんに対して優しさが足りてねぇ」

一方「ぐっ…言わせておけばクソ…っ」

垣根「幼なじみって所、お前はソコに甘えてんだよ」

一方「………」

垣根「とりあえず反省してさっさと目の前から消えろ」



一方「……クソが」フイッ



垣根「とりあえずアイツ行ったけど、大丈夫か?」ナデナデ

上嬢「ん…」コクン

垣根「アイツどんだけ高く早く飛んだんだか」ハァ

上嬢「わかんない…寒かったし怖かった…」

垣根「あー……あったかい飲み物作ってやるよ」

上嬢「いや、打ち止めに今夜の晩ご飯振る舞ってあげたいんだ」

垣根「じゃあ俺がついでに用意してやるよ。だからあのお嬢ちゃんの相手しててくれ」

上嬢「ん、ありがとう」ニコー

垣根「ついでだ、ついで」

上嬢(なんというか…普段はアレだけどちょいちょいイケメンだよなぁ)ホンワカ




722: ◆CQZzx1saXs 2012/08/18(土) 02:59:47.81 ID:SC4B5hxt0






ー一方通行宅ー





一方「………………」ムスン

垣根『幼なじみって所、お前はソコに甘えてんだよ』

一方「…別に甘えてなンてねェ」

一方「……………」

一方「ただ…やっぱもう少し違う関係を築けたら俺は嬉しい」

一方「だが…もどかしい距離感だが、そこを崩したくねェ」

一方「……何より、誰よりアイツを知ってンのは俺で、理解できンのも、一番近い存在であるのも俺でいてェ…」

一方「…どうしたらいいってンだクソッタレ」

一方「………………」

一方「木原くンの所行こ…」ノロノロ




726: ◆CQZzx1saXs 2012/08/18(土) 03:15:30.52 ID:SC4B5hxt0












垣根「おらよ」

打ち止め「わあぁ!美味しそうってミサカはミサカは素直な感想を漏らしてみる!」

上嬢「召し上がれ」

打ち止め「いただきます!!」

上嬢「……」ニコニコ

垣根「どうした、笑顔浮かべて」

上嬢「いえね、暖かい飲み物がココアで嬉しいんですよ」

垣根「ガキは好きだろ」

上嬢「ふふ…そうだな」

上嬢(多分自分の好みなんだろうなぁ)ニコニコ

垣根「落ち着いたら、明日一方通行と仲直りしろ」

上嬢「? 喧嘩した覚えはないぞ?」

垣根「俺が追い打ちかけたから軽く打ちのめされてんだろ、アレ」

上嬢「あー…多分反省して次からはしなくなると思う」

垣根「だから仲直りしろ」

上嬢「喧嘩じゃないから大丈夫です」

垣根「だから…「俺と一方通行の仲だもん」

垣根「………っち」

垣根(今の関係に満足してんのか、コイツら…)

垣根「まぁ、好きにしろ」

上嬢「? うん」

打ち止め「♪」



734: ◆CQZzx1saXs 2012/08/18(土) 05:27:12.26 ID:SC4B5hxt0


ー地の文書きたいのでおまけー






<木原くんと一方さん、それと天井くん>





木原数多は優しい言葉で言うならスパルタ気質だ。
もう少しわかりやすい言葉でもうちょっと優しく言うなら鬼畜と呼ぶのが正解である。
彼は限界を無視して壊すという事を信条にしている。
だから同じ研究職である癖に自分よりも能力の劣っている天井亜雄を木原数多は気に入らない。
他にもあるけど、気に入らないったら気に入らない。

木原「ビシバシ働けやオラッ」

ビシバシゲシゲシと木原数多が天井亜雄を殴る。
殴る蹴るは可愛いもので、酷い時は本当におぞましい手段で天井を追いつめる。

天井「ひいいいぃぃぃぃいいいいいぃぃぃぃい!!!!」

そんな目に合ってるものだから天井亜雄はいつも悲鳴が絶えない。
いつもいつも泣いている。
生傷だってない日はない。

木原「だーれがテメェに金払ってると思ってんだ? オイコラ、答えろや」

天井「きききき木原さんですううぅぅ!!」

木原「お前は自分の働きが頂いている金銭に伴っていると思うか?」

天井「おも、思いたいです!」

天井亜雄はどんなに殴って蹴られても素直に自分の思った事を言う。
始めのうちは嘘を吐いていたが嘘を吐いたって木原数多はめざとく嘘を見抜くし、見抜いたらそれはそれでまた殴るからだ。
何より、研究者としてそう思いたい。
木原数多の、爪の先だけでも役にたってると思いたい。
自分はこの凄まじい労働の対価に見合ってると思いたい。

木原「そうか、ハズレだ」

天井「えっ」

その言葉一つ、ズドンという衝撃が天井の腹の真ん中に。
そして天井は意識を飛ばした。





735: ◆CQZzx1saXs 2012/08/18(土) 05:27:49.34 ID:SC4B5hxt0




一方「まァたノビてるよ」

本日も自分の借金を返済する為に木原数多の研究所に立ち寄った一方通行が床に転がされている天井を見て呟いた。
その呟きを聞いて休憩中でコーヒーを飲んでいた木原が珍しく口元に微笑を浮かべながら一方通行に言う。

木原「いいサンドバックで助かるわ」

一方「あンまやり過ぎると死ぬぜェ?」

あまり興味がなさそうに一方通行が呟く。
木原が目を細めてコーヒーを啜る。
それは昨日一方通行が持ってきたコーヒーだが、構わずに啜る。
一方通行は木原が飲むだろうと思って持ってきたのだから特に気にする様子は無い。

木原「コイツは甘ったれの坊ちゃんで、人格までクズときている。ちょっと痛い目みておいた方がいいんだ」

一方「ふゥン?」

木原「いかんせんコイツは自分の実力を多く盛る。確かにケツぶっ叩けばできる。だがそれじゃあ駄目な訳だ」

一方「俺みたく壊しすぎンなよォ」

木原「壊れる前にコイツがドMになるに一千万賭けるわ」

一方「へェ…なンでドMになるって思うわけ?」

木原「逃げ出すとか、反論するとかが一切ねぇんだわ」

一方「長いものに巻かれてるだけだろォ」

木原「………賭けるか?」

一方「これ以上借金増やしたら当麻と合わせる顔がねェ」

一方通行のその言葉に木原が小さく頷き、苦笑しながら「違いない」と言う。
床でのびていた天井が小さく呻くと木原は足先で天井を軽く蹴飛ばす。

木原「オイ起きろ。俺はテメェを床にちゅーさせる為に雇ってるわけじゃねぇ。働けボケナスがァ!!!」

天井「ひぃっ!?」

木原の怒鳴り声に最早反射で目を覚ますと、軍人のようにぴっしりしゃっきり程ではないが背筋を伸ばして立ち上がった。

一方「そうそう。内臓は売りに出したくねェンだろォ?」

天井「はいぃっ!!只今!やります!!」




736: ◆CQZzx1saXs 2012/08/18(土) 05:28:36.04 ID:SC4B5hxt0




木原「ところで上条ちゃんの話だが」

一方「ぶっ…」

一方通行が自分でカップに注ぎ、口に含んだコーヒーを吹き出した。
そうだった。こんなヤクザのようなナリでも一応自分の父親みたいな存在なのだった。

年頃の息子の片想い相手は
・知りたい
・見たい
・そしてそれをネタにして息子を弄りたい
そんな感じの自分の父親代わりの木原数多。
上条当麻の事に関して割と前々からしつこくねちっこく話題に出してくる。

「進展はしたのか」
「ちゅーはしたのか」
「●●●くらいしたんだろ?なぁっ」

と、それはそれはうざったい。
いやまぁ自分がうざったいのは構わない。
問題はこんなヤクザ面した男を
「自分の父親みたいな存在です」
と上条に紹介してもいいものか本当に迷う。
三百歩くらい譲って紹介は構わない、が。
問題は上条が木原を怖がらないかどうかと、木原が持ち前の鬼畜さを上条に対して出さないか。である。

正直後者は自信がない。

だから上条と自分がもし、もしも恋仲になったのであるなら
そしたら紹介しようと一方通行は考えているのである。
その旨を木原に伝えているにも関わらず木原はしつこい。
一々真面目に答えるのも馬鹿馬鹿しくなったので、ここ最近は

一方「木原くンが顔の刺青消したら合わせてやンよ」

と言ってある。
とりあえず、とりあえず最初の怖がらせないという問題だけはクリアしておきたい一方通行なのであった。

木原「刺青ねぇ…ま、おいおいだな」

一方「おう」

木原「とりあえず今日も頑張って稼ぐ研究すんぞ」

一方「ォー」

今日も天井亜雄と一方通行は自分の為に金を稼ぎ、木原数多は自分の息子の恋愛が上手くいっているのか探りをいれる。
そして一方通行が学校へ行っている間や一方通行がいない間。
こっそり自分の刺青を綺麗に隠せる研究を秘密裏に進めている。

木原数多はスパルタで鬼畜だが、将来一方通行の嫁が上条当麻になったならでろでろに甘やかそうと計画している。

木原(早く会いたいもんだねぇ、上条ちゃんよ)








そして木原数多はこっそりと上条当麻に「息子がお世話になっています」と言うときを本当に密かに楽しみにしているのだった。







おまけおわり


740: ◆CQZzx1saXs 2012/08/19(日) 02:05:30.85 ID:Q7bU+0cDO



打ち止め「ごちそうさまでしたってミサカはミサカはくあぁ…」

上嬢「眠くなっちゃったのか」ナデナデ

打ち止め「ぅ…眠くないもんってミサカはミサカは…」ウトウト

垣根「はいはい、俺が面倒見とくからお前風呂入っちまえよ」ヒョイ ポフポフ

打ち止め「うぅ…抱っこのまま規則正しいリズム…ってミサカはみしゃかはあぁ…」ウトウトウトウト

上嬢「じゃあたまにはご好意に甘えて…」ニコニコ

上嬢(やっぱりお兄ちゃんっていたらあんな感じなのかなぁ)

垣根(………●くさい気がする)ポフポフ

打ち止め「むにゃ…」スヤスヤ

垣根(………、…子供ってこんな感じなのか…俺は違かった気がするなぁ)

打ち止め「んむ…」ギュー

垣根(こんな心を和ませる存在じゃなかった気がする)ホンワカ





746: ◆CQZzx1saXs 2012/08/19(日) 22:18:15.13 ID:Q7bU+0cDO


垣根「………」ポフポフ

打ち止め「………」クユクユ

垣根「ねむ…」ウト













上嬢「お先にー……って、あれ?」

垣根「……」スヤ

打ち止め「………」スヤスヤ ギュウ

上嬢「…ヤンキーとその子供…みたいな感じだな」クスクス

上嬢「とりあえず布団かけて…」ポフ

上嬢「さて…上条さんはどこで寝ましょうか…」

上嬢「………」ウーン

上嬢「…………風呂…かなぁ」





751: ◆CQZzx1saXs 2012/08/19(日) 22:56:55.10 ID:Q7bU+0cDO



上嬢「ま、二人の寝顔見てたら不幸とは言えないなぁ」ニコニコ

上嬢「まず水気を拭きます」キリッ

上嬢「そして換気扇を回します」キリッ

上嬢「布団をひきます」キリキリッ

上嬢「……寝ますかぁ」フゥ

上嬢「…ん」ウトウト

上嬢「………Zzz」







一方「……」コソッ

一方「当麻がいねェ」

打ち止め・垣根「………」グー

一方「……風呂かァ?」




752: ◆CQZzx1saXs 2012/08/19(日) 23:18:01.99 ID:Q7bU+0cDO



一方「……」コソコソ

上嬢「くー……」スヤァ

一方「………、………」モソモソ

上嬢「……」クユ

一方「ン…」ギュウ

上嬢「…んー…」ギュ

一方「……」ホンワカ

上嬢「…」スヤスヤ

一方(ちょっとくらいなら…いいよなァ)

上嬢「………」スヤ

一方「ン…」チュ

上嬢「っ…ん…」ピクッ

一方(あー………やべェ顔あっちィ…幸せ…)ドキドキドキ

上嬢「……」グー

一方「おやすみ、当麻」




753: ◆CQZzx1saXs 2012/08/19(日) 23:54:42.74 ID:Q7bU+0cDO










上嬢「ん…………ん!?」ビクッ

一方「……」スヤスヤ

上嬢(な、なんで一方通行がココに寝てるんだ!?)

一方「ン…」ギュゥ

上嬢(しかも完全にホールドされちゃってます…!)

上嬢(あうぅ…どうしよう…っ)

打ち止め「おはよーございまーすってミサカはミサカはお風呂の扉の前で元気よく挨拶してみたり」

上嬢(どうしよう一方通行を今、起こさない為にも声を出してはいけない…!!)

打ち止め「まだ寝てるの? ってミサカはミサカは意外にお寝坊さんなお姉ちゃんに首を傾げてみたり」

上嬢(かといって打ち止めが俺を起こす為にこの扉を開けてこの状況を見るのも教育的に良くない気がする…!!!)

打ち止め「お姉ちゃーんってミサカはミサカは再度声をかけてみたり」

上嬢(ああああぁぁああああ!!どうする!どうするよ俺!!!)

打ち止め「失礼しまーす…ってミサカはミサカは声をかけて入ってみたり」

上嬢「」ビクッ

打ち止め「あれ、お姉ちゃん起きてたんだねってミサカはミサカは微笑んでみる」

上嬢「ん、今起きたんだ」ニコッ

打ち止め「じゃあリビングで待ってるね!ってミサカはミサカは伝えてみる」タタタッ

上嬢「すぐ行くからなー」




上嬢「さて…と」

一方「……」スー

上嬢「無理矢理引きはがして布団で隠してしまった」ナデナデ

一方「ン…」スリ

上嬢「やっぱ寝顔可愛い」ニヘラ




761: ◆CQZzx1saXs 2012/08/20(月) 02:40:27.05 ID:TPs3H+ix0



上嬢「一方通行~」ユサユサ

一方「ゥー…」

上嬢「朝だぞ~」ユサユサ

一方「ンー…」

上嬢「起きないとちゅーしますよー?」

一方「………してみろよ」

上嬢「ひゃわ!?」

一方「ン…どォしたンだよ…シてみろってのォ」ズイッ

上嬢(顔近い●●●顔近い●●●顔近い●●●!!!)

一方「シねェなら…俺がシちまおうかァ?」ペロ

上嬢(舌なめずりしないでえええぇぇえぇぇええぇえ!!!)

一方「ン………」

上嬢(ひゃわわわわわわわわわわわぁぁっ)ギュウ



763: ◆CQZzx1saXs 2012/08/20(月) 02:44:08.52 ID:TPs3H+ix0



一方「……くー」コテン

上嬢「ふぇ…?」グスッ

一方「………………」スヤスヤ

上嬢「もしかして…寝ぼけて…た?」

一方「…………」スヨヨ

上嬢「こ………怖かったぁ…っ」クタン

上嬢(一方通行が怖い、とか…男の子怖いって思ったの初めてだ…)

上嬢(しかし…それ以上に……)

一方「……………」グー


上嬢(なんっか!!!なんか●●かったぞ?!!!)


上嬢(上条さんあんな色気醸せないっていうか無理!!!)

上嬢(いやまあ誰を誘惑するってわけじゃないから別にいいけどさ)

上嬢「……不幸だ」ハァ

上嬢(とりあえずリビングに行きますか…)



773: ◆CQZzx1saXs 2012/08/20(月) 14:30:00.48 ID:vDDZzHrs0



上嬢「おはよー」

垣根「………………」ボー

打ち止め「改めておはよーってミサカはミサカは挨拶してみる」ニコー

上嬢「ん、随分ねぼけてるな」

垣根「………?」コテン

上嬢(しょ、小動物みたい!可愛い!)キュウウゥン

打ち止め「お姉ちゃんお腹空いたかもってミサカはミサカは遠慮気味に言ってみたり」

上嬢「じゃあご飯作りますか~」

打ち止め「ミサカも手伝う~ってミサカはミサカはしゃいでみたり!」

垣根「…………、………………」ハッ

上嬢「じゃあ打ち止めは卵を割る係な!」

打ち止め「らじゃー!」

垣根「………微笑ましいな」クスッ

打ち止め「カラ入っちゃったってミサカはミサカはオロオロ」

上嬢「大丈夫だぞ、こうやればとれるから」ニコニコ

打ち止め「おぉー!ってミサカはミサカは感動してみたり」

垣根「………風呂入ろ」ンショ

788: ◆CQZzx1saXs 2012/08/20(月) 22:31:00.29 ID:0MVbwVgDO


垣根「………」ノソノソ

一方「……」グー

垣根「…………、………」ジャバジャバ

一方「…ンー……」ゴロン

垣根「うぉ…?!」ビクッ

一方「……」スクー

垣根(何だコイツ●●いでもしたのか?)

垣根(いや、嬢ちゃんの反応だとそれはねぇか)ウン

垣根(…………このネタで嬢ちゃんからかったらコイツどんな反応するかね)

一方「………」パチッ

垣根「お?」

一方「毛布毛布…」モソモソ

垣根「って、ソレ俺のタオル…!」

一方「……………」クカー

垣根「なにコイツこわい」

一方「……」スニャー

垣根「俺も寝起きは良くない方だがコイツは最悪だな」

垣根「ま、いいや」


垣根「嬢ちゃんからかいに行こ~」




794: ◆CQZzx1saXs 2012/08/20(月) 23:30:22.86 ID:0MVbwVgDO



垣根「………」ソソソ

上嬢「ご飯はまだだぞ?」

垣根「●った?」

上嬢「? なにを?」

垣根「一方通行と」

上嬢「!!」カアァァァァァァァ

垣根「なぁ、こっそり教えろよ」

上嬢「な、なんにもしてないです!」

垣根「本当に?」

上嬢「本当だ!てかセクハラだぞ!?」

垣根「お兄ちゃんはシンパイショーってね」ワシワシ

上嬢「一方通行とは、本当にただの幼なじみなんだからな…」ムゥ

垣根「はいはい」

一方「」

垣根「ホラ、その幼なじみが起きたみたいだぞ」

一方「」

上嬢「あ、おはよう一方通行」

一方「アァ、オハヨー」

上嬢「すぐご飯できるからな」

一方「アァ…」ズーン

垣根(わぁ、おもしれぇ)





796: ◆CQZzx1saXs 2012/08/21(火) 02:07:39.19 ID:UNz4mXUDO



垣根「なぁなぁ」

一方「……消えろ」

垣根「何?ガチ凹みなわけ?ウケる(笑)」

一方(うっぜえええェェェ!!!)イライラ

垣根「かーわいそ、ただの幼なじみ扱い」プー クスクス

一方「………」イライラ

垣根「ムカついた?ムカついちゃった?」

上嬢「あっ、一方通行をあんまイラつかせるんじゃありません!」

垣根「……、………」ムゥ

上嬢「何してたか知らないけど仲良くしてくださいね?」

打ち止め「とりあえずご飯なのだーってミサカはミサカは勤労の喜びに目覚めてみたり!」

一方「どォせ卵のカラ割るとかだろォ」ハン

打ち止め「ミサカ頑張ったもーん!ってミサカはミサカは頬を膨らませてみたり!」

上嬢「そうだな、一方通行より上手だったぞ?」ナデナデ

打ち止め「エヘヘー、ってミサカはミサカは褒められながら撫でられたことに喜んでみる」ニパー

上嬢「かわいいなーもうっ」ギュー

打ち止め「きゃーってミサカはミサカは叫びつつお姉ちゃんに擦り付いてみたり」

一方(ガキっていいなぁ…)ジー

垣根「いいな、俺も抱きしめてくれよ」

一方「」





798: ◆CQZzx1saXs 2012/08/21(火) 02:12:42.01 ID:UNz4mXUDO



上嬢「お兄さんそれセクハラです」キリッ

垣根「えー…解せぬ」

一方「と…とォま…」ツンツン

上嬢「はい?」

一方「ッ……」

上嬢「?」キョトン

一方(よくよく考えたら俺もそのガキみたく抱きしめてくれ…なンて言えねェェェ!!)

一方「なン、でもねェ」プイッ

上嬢「そうか?」ナデナデ

打ち止め「一方通行もお姉ちゃんにギューして欲かったりしてってミサカはミサカは推測してみたり」

一方「ア゛ァ?!誰がンな事言ったよ!デコピンすンぞガキがァ!!」クワッ

打ち止め「お姉ちゃん!ってミサカはミサカはお姉ちゃんの後ろに隠れてみるっ」サッ

一方「チッ…」

上嬢「しょうがないなー」ギュッ

一方「!!!?」




799: ◆CQZzx1saXs 2012/08/21(火) 02:23:40.64 ID:UNz4mXUDO



上嬢「いいんですよー? 頼っても」ニヤニヤ ギュー

一方「む…頼ったわけじゃねェし!お前が勝手に抱きしめたンだろォが」

上嬢「ま、そりゃそうだな」

垣根「何で俺は駄目で一方通行はいいんだよ」ブーブー

上嬢「お兄さん下心ありそうだから」

垣根「いやいや、無いから。その●●●●に一方通行みたく挟まれたいとか無いから。」

一方「思い切り下心じゃねェか」

上嬢「………」ソロ

打ち止め(お姉ちゃんが●●●●に挟まれるという単語で少し離れた…ってミサカはミサカはつるぺたな自分の胸を見つめてみたり…)ショボ

垣根「まぁいいからさ、飯食おう飯」

上嬢「じゃ、いただきますしようか」ニコッ

ミサカ「大きな声で、いただきますっ!ってミサカはミサカは音頭を取ってみたり」

一方「いただきまァす…ってその言い方誰に教わったンだよ」

ミサカ「研究所のアマイアオだよってミサカはミサカは正直に答えてみる」

一方「なンだアイツ」

垣根「父性にでも目覚めたんじゃね?」ニマニマ

一方「今度ロリコンって罵るかァ」

上嬢「?」モグモグ




800: ◆CQZzx1saXs 2012/08/21(火) 02:47:51.98 ID:UNz4mXUDO
もう寝るからおまけ置いてく。ID:DIZIyybSO5せいで天井くんの妄想が止まらなくなった…クソッ







<天井くんと打ち止め>






打ち止め「……おはようございますってミサカはミサカは挨拶してみたり」

天井「おはよう、最終信号」

最終信号を培養機から出してみた。
最終信号としてミサカネットワークを直接命令ができるかのチェックと、この個体がきちんと学習装置にて学習できているかのチェックだ。
あえて肉体を未完成にしてあるから、尚更他の個体よりもチェックが必要とされる。
木原数多から出される鬼のような仕事の曖昧にこのように自分の仕事をするのは我ながら気が狂ってるのではと思うレベルだ。

打ち止め「…お腹が空きました…ってミサカはミサカは控え目に言ってみる」

しかし学習したからといって、この個体は些か子供らしくない。
いや、まぁ見た目が子供なだけなのだが…

天井「悪いがココには携帯食料レベルのものしかない。コレで大丈夫か?」

ゼリータイプの携帯食料を差し出す。
本当はシリアルバーのような物も用意はしてある、が。
この個体は今まで培養機の栄養素で生きてきたのだ。
いきなり胃に食物をいれるのはよくないと判断した結果、ゼリータイプを食べて貰う事にした。
こくり、と目の前の最終信号が頷く。
そのまま素直に受け取ると乾いた音をさせて捻り開けるとそのまま口を付けようとする。

天井「最終信号」

打ち止め「はい、とミサカはミサカは動きを止めます」

天井「食事をする時はいただきますをするのが礼儀だ」

打ち止め「イタダキマス?」

天井「ふ…そうだ、いただきますと言え」

何故かカタコトだった事に笑ってしまった。
必要ないかもしれないが補足で知識を入れる。
礼儀礼節も学習させるべきだろうか?

打ち止め「いただき…ます」

天井「あぁ、よくできた」

最終信号の頭を軽く撫でるときょとんとした瞳で見つめられてしまった。
木原数多が一方通行によくやるのを見ていたから、気付いたらやってしまっていた。
思わず苦笑する。
以前の私は、こんな事をする人間ではなかったのだ。




801: ◆CQZzx1saXs 2012/08/21(火) 03:10:33.46 ID:UNz4mXUDO











打ち止め「アマイアオ!ってミサカはミサカは名前を呼んでみたり!」

天井「フルネームで呼び捨てにするんじゃない!」

打ち止め「?」

天井「まったく…」

それから暫く経ち、学習装置の学習内容を少し改良して再び最終信号へ学習させると、以前より子供らしく振る舞う事が多くなった。
しかし未だ学習不足なのか私の事を「アマイアオ」なんぞカタコトで呼びやがる。
そして個性が芽生えたのか、調整不足か、ココ最近最終信号は「超機動少女カナミン」なんてお子様くさい物がブームである。

天井「ホラ、お前の好きなカナミンが始まる前に飯を食うぞ」

打ち止め「はっ!ってミサカはミサカはカナミンが今日放送される日だった事を今思い出してみたり」

天井「きちんと席に座りなさい。挨拶は覚えただろ?」

打ち止め「大きな声で、いただきます!!」

天井「よろしい」

今まで研究ばかりしていた為、自炊なんてものはほとんどしてこなかった。

学園都市にはファミレスやコンビニがそこらにあるし、研究所には食堂もある。
しかしそれでは最終信号の知識によくないと判断し、自炊して最終信号に提供する事にした。
しかし私は今まで一人ヤモメだったのだ。大した物は作れない。
せいぜいトーストを焼くだとか、目玉焼きを作るだとか、最終信号用に甘ったるいミルクティーを作る事ぐらいだ。

始めのうちは目玉焼きは焦げたりしたが、練習したので今は問題なく作れる。ここ最近の私は中々努力家なのだよ。

打ち止め「美味しいってミサカはミサカは笑顔を浮かべてみたり」

天井「そうか。ならよかった」

ここ最近は最終信号を培養機に戻さず、研究所で私の傍に置こうかと思う。外に出さなければ最終信号に危険は及ばないからな。
何より木原数多やら一方通行やらにコキ使われたり殴られたり蹴られたり罵倒されたりする私にとって精神衛生上、最終信号はとても良い…そう「癒し系」な存在なのだ。

打ち止め「幸せーってミサカはミサカは至福を感じてみたり」

天井「そうか…」

木原の下で借金を返済し終わったら、この子と一緒に暮らすのも悪くないかもしれない。
そう、考え始めた。
どうやらここ最近で、私は一気に腑抜けてしまったようだな。







802: ◆CQZzx1saXs 2012/08/21(火) 03:11:00.82 ID:UNz4mXUDO
























803: ◆CQZzx1saXs 2012/08/21(火) 03:29:11.29 ID:UNz4mXUDO



打ち止め「クレープってなに?ってミサカはミサカはアマイアオに質問してみる」

ミサカネットワークから情報を良く得るのか、最終信号はよく質問をしてくる。
「どんななんで病」と私は命名した。
中々いいネーミングだと思う。

天井「牛乳、卵、小麦粉、砂糖を混ぜた生地を薄く丸く伸ばして焼き、フルーツやスイーツ、時にはおかず等を巻いて食す物だ」

打ち止め「美味しい?ってミサカはミサカは尋ねてみたり」

天井「………食べた事はないな…」

打ち止め「食べてみたい!ってミサカはミサカはアマイアオを見つめてみる」

天井「この研究所から出るのは駄目だ」

ここまでが「どんな」そしてこれからが「なんで」を発症するのだ。

打ち止め「なんでなんでー!!ってミサカはミサカは納得がいかずに駄々をこねてみる」

天井「…前にも話しただろ」

打ち止め「納得してないもんっ!他の個体は研究所の外に自由に行けるのになんでミサカだけってミサカはミサカは膨れてみる」

天井「お前は上位個体だ。他の個体とは違うんだぞ?」

打ち止め「っ~!!アマイアオなんか知らないっ」










そして打ち止めはクレープを求めるという理由の為に研究所を無断で出て行った。
慌てて下位個体に頼んだが中々見つからず、私が一方通行に頼むかと下位個体に提案してみると

ミサカ『ミサカから一方通行に頼みますから研究所であの子の帰りを待ってて下さい。一方通行に借りを作りたくないでしょう?とミサカは天井亜雄の為に言います』

と言い切られてしまった。
とりあえず、確保されるまで私は落ち着かないだろう。

とりあえず、無事帰って来たなら下位個体の私の呼び方を改めてさせて、無断で出て行った事を叱って、一緒にクレープを食べに行こうと思う。
何も言わずに研究所から一人で出て行くくらいなら、私が一緒に行った方が幾許かマシだ。



あぁ、だから早く帰ってこい。















おまけおわり

808: ◆CQZzx1saXs 2012/08/21(火) 23:50:42.95 ID:UNz4mXUDO










上嬢「ごちそうさまでした…さー、学校行こ」

垣根「今日休日だろ?」

一方「察してやれ、補習だ…」

垣根「あぁ…」

上嬢「ぐっ…成績は悪くないんだぞ…ただ…能力開発が問題なんだもの…」

一方「あァ、わかってる」

垣根「幼女は任せろ」キリッ

上嬢「じゃあ、一方通行頼んだぞ」ガシッ

一方「あァ、任せろォ」コクン

垣根「……、…解せぬ」ムー

打ち止め「?」キョトン

一方「今日は好きな所連れてってやる」

打ち止め「本当!?ってミサカはミサカは驚いてみたり」

一方「ただし俺から離れるな」

打ち止め「うん!ってミサカはミサカは大きく頷いてみる!」コクコク

一方「ン、なら好きな所行け。金なら気にすンな」

打ち止め「お世話になりますってミサカはミサカは頭を下げてみる!」

垣根(いいもん勝手にお兄さんぶってやる)ムスー




823: ◆CQZzx1saXs 2012/08/23(木) 23:36:59.65 ID:xHcM3wxDO


一方「さて…どこに行きてェ?」

打ち止め「………んー」モゾ

垣根「ん?どうした?」ナデナデ

打ち止め「ちょっぴりお家が恋しい気がするのってミサカはミサカは呟いてみたり」

一方「家?」

打ち止め「ん…実はミサカね、アマイアオに何も言わずに飛び出して来ちゃったのってミサカはミサカは自分で言ってて落ち込んでみたり」ショボ

一方「ァー…」

垣根「あー…」

打ち止め「怒られるかな…ってミサカはミサカは…っ」ジワッ

一方「泣くンじゃねェよ」ワシワシ

打ち止め「アマイアオ、にっ会いたいってミサカはミサカはぁっ」エグッ

一方「きちンとごめンなさいしたら大丈夫だ」

垣根(そんなもんかねぇ…)

打ち止め「う…っふぇ…」グスグス

一方「ンじゃ、最初の行き先は天井の所だな」ヨイショッ

打ち止め「ん…」ギュゥ

垣根「」ハッ

垣根(一方通行が幼女を抱っこして慰める→俺のお兄さんぶる出番が無くなった)

一方「ンじゃ行くかァ…しっかり掴まってろよ」

打ち止め「うん…」コク



824: ◆CQZzx1saXs 2012/08/23(木) 23:58:08.49 ID:xHcM3wxDO





ー研究所ー






木原「どッ…こをどうしたらA液とB液の分離を間違えやがるんだクソ野郎が、コレもう使い物になんねぇだろ!!」バキッ

天井「あぐっ! ススススイマセン専門外でわか、わからなくって」ガクガクブルブル

木原「専門外だァ!?」

天井「はいいいぃっ!!」

木原「何の為にこの研究所にいるんだよクソが!! テメェ以外にも研究員はいて専門の奴がいるだろうがア゛ァ?!」

天井「昨日研究員に指示を忘れてしまって! 専門研究員は今日は非番でしてっ」

木原「言い訳してんじゃねぇよ。 あ゛?」

天井「すいませんごめんなさいっ!!」ブルブル

木原「つかよぉ…お前今まで以上にミス多過ぎるんだがこの時間のロスどうしてくれちゃうわけ? 死ぬか?」

天井「」アバババ

一方「木ィィィ原くうううゥン」

木原「チッ…クソガキか」

一方「せいかァいでェす。今日手伝ってやっしバイト代いらねェから許してやってくれよ」

天井(もしかして最終信号が見つかったのか?!)

木原「………」チラッ

天井「っ!!!」ビクッ

木原「お前がタダ働きする理由はなんだ」

一方「別にィ、気が向いただけェ」

木原「オイ天井…テメェ、今日は帰れ」

天井「で、でも」

木原「使い物にならねェクズはいらねぇんだよ」

天井「は、い…ありがとうございますっ!!」タタタッ

木原「…いつも以上にボロ雑巾扱いすっから覚悟しとけ」

一方「はいはァい…」グヘァ

垣根「なんなら俺も手伝うし」ヒョコッ

木原「……、…第二位か」

垣根「久しぶり、木原センセっ」ニッコニコ

木原「こりゃあ…遅れを取り戻す以上に進展しそうだな」

一方「第一位ですからァ」ドヤァ

垣根「第二位ですから」ドヤッ

木原「はいはい…ンじゃ、やるぞ」




854: ◆CQZzx1saXs 2012/08/27(月) 21:48:36.98 ID:9acuyBFDO





天井「最終信号!!」

打ち止め「っ!」ビクッ

天井「どこに行ってたんだ!心配したじゃないか馬鹿が!」ギュウッ

打ち止め「アマイアオ…ってミサカはミサカはうわあああぁぁんっ」ブワッ

天井「ど、どうした!怖い思いでもしたのか?」オロオロ

打ち止め「うっ…アマイアオに会いたかったのってミサカはみしゃかはああぁぁ」ビエェェェェェッ

天井「」オロオロオロオロ

打ち止め「ふえぇぇぇぇえっ!!」ビエェェェェェェェェェッ

天井「ら、最終信号!クレープを食べに行こう!」ガシッ

打ち止め「ふぇ…っ」ピタッ

天井「今日、私はお休みを貰ったんだ!私と一緒だったらクレープを食べに行ってもいいぞ!」

打ち止め「本当!?ってミサカはミサカは喜んでみたり!パアアアァアァァッ」

天井「あぁ!」



857: ◆CQZzx1saXs 2012/08/27(月) 22:24:05.01 ID:9acuyBFDO


打ち止め「嬉しい!楽しみっ!ってミサカはミサカは喜んでみたり」ニコニコ グスッ

天井「あぁ…これからは忙しくなければ行きたい所に連れて行ってやろう」

打ち止め「本当に?ってミサカはミサカは遠慮気味に尋ねてみたり」

天井「………高い物は駄目だからな。私はそんなに金は持っていない」

打ち止め「アマイアオの経済状況はきちんと把握してるもん!ってミサカはミサカは憤慨してみたり」プクー

天井「まぁ、そのうちたくさん食べたい物を食べさせてやろう」ナデナデ

打ち止め「うん!のんびり待ってるよってミサカはミサカは頷いてみたり」

天井「なんだ、私に期待していないのか?」

打ち止め「アマイアオが頑張り過ぎて体調を壊すのが嫌なのってミサカはミサカは不満を抱いてみたり」ムスー

天井「はは、ありがとうな」ニコニコ

打ち止め「ん…早くクレープ食べに行こってミサカはミサカはアマイアオの手を引いてみたり」ニヘラ

天井「うむ」ニコニコ



924: ◆CQZzx1saXs 2012/09/06(木) 16:27:45.37 ID:U6ca/ndu0



打ち止め「あのね!カミジョートウマってお姉ちゃんの家にお世話になったの!ってミサカはミサカは興奮気味にあった事を伝えてみたり」

天井「そうか、ずいぶんお世話になったんだな」ニコ

打ち止め「うん!スパゲッティー美味しかったよってミサカはミサカは笑顔で頷いてみる!」

天井「うむ…今度お礼を言わないとな」

打ち止め「その時はミサカも行く~ってミサカはミサカはアマイアオをじっと見つめてみたり」

天井「あぁ、それは勿論だ。それと生クリームがつきまくってるからなんとかしなさい」

打ち止め「! 恥ずかしいってミサカはミサカはごしごし顔を擦ってみる」

天井(まだ子供だなぁ…)ホンワカ

打ち止め「クレープ美味しいねってミサカはミサカはアマイアオに笑顔を向けてみる」

天井「あぁ、私も初めて食べたが中々悪くない」

打ち止め「また食べたいなってミサカはミサカはおねだりしてみる」

天井「しょっちゅうは駄目だが、たまになら…な」

打ち止め「! やったー!ってミサカはミサカは大喜び!!」バンザーイ

天井「ふふ…最終信号は本当に子供だ」

打ち止め「子供扱いしないでよ!ってミサカはミサカは憤慨してみる」プクー

天井「いつか大人になるのだから、今は子供を楽しみなさい」

打ち止め「…意外に深い言葉を言われちゃったってミサカはミサカはアマイアオを見つめてみる」



927: ◆CQZzx1saXs 2012/09/06(木) 16:34:17.15 ID:U6ca/ndu0


天井「どんな子供も大人に憧れて背伸びする。しかし大人は戻れない子供時代を懐かしむだけしかできない。だから最終信号は子供を楽しみなさい」

打ち止め「はーい…ってミサカはミサカは口を尖らせつつ頷いてみたり」コクリ

天井「あぁ、わかってくれたならよかった」

打ち止め(わかったというよりも納得しただけなんだけれどねってミサカはミサカは自分が子供なのを認めたくなく思ってみたり)








ー研究所ー




一方「」グタァ




垣根「あ、死んだ」

木原「使えねぇクソガキだ」チッ イソイソ

垣根(そう言いつつ毛布かけてあげるんだな、木原先生は)フッ

一方「とォまに…あいたい…」ボソッ

木原「お?呼ぶか?呼んじまうか?」ウキウキ

一方「絶対ヤダ…」

木原「そうかよ。一時間だけ休憩させてやっからその間に使えるようになっとけ」

一方「ンー…」モソ

垣根(親子みてぇだな)




932: ◆CQZzx1saXs 2012/09/06(木) 19:18:07.06 ID:fzygEoODO


垣根「お嬢さん呼んだら少しはマシに仕事するかね?」

木原「呼ぶのは好ましくねぇが…コイツ前来た時はずっと『とォまの飯食いたい…』って呟いてたな」

垣根「んじゃお弁当作ってくれるかメールしてみるわ」メルメル

木原「愛妻弁当…だと」イラッ

一方「………」スピー

垣根「ついでに俺と木原先生の分頼む?」

木原「あぁ、負担にならない事前提で頼むわ」

垣根「はいはい」メルメル





ー上嬢宅ー

上嬢「ん?」メルメル

上嬢「男子のお弁当三人前、かぁ」

上嬢「添付ファイルついてる…」
上嬢「一方通行の寝顔かー…ふふ」ニコニコ

上嬢「よし、上条さん張り切っちゃいますよー!」ノビー




962: ◆CQZzx1saXs 2012/09/09(日) 14:28:09.32 ID:mb2WhLYj0
もんもんしてかいたキャバ嬢さん。キャバクラ行ったことないからシステムとかよくわかんないや。







キャバクラ「とある」
この店には夜な夜な色んなお客さんが来る。
一応俺は未成年なんだけれど、インデクッスの食費を稼ぐためにバイトを探しに探していたら土御門からココを紹介された。
いやらしい事はさせない。だからここで働いてくれ。
土御門にそこまで言われたら断れなくて(何より給料も良くて)ここで働くことを決めた。
本当にいやらしい事は何もなくて、お客さんと話をしているだけ。
正直給料を貰っているのが申し訳なくなるのですが…いいんだろうか。

垣根「カミジョーさん、指名入りましたよ」

上嬢「あ、はい。今行きます」

彼はボーイの垣根さん。
なんでボーイをやってるのか不思議だった(だってどっちかっていうとホスト向きの顔だ)から聞いてみたら。

垣根『面白そうだったから』キリッ

って答えられた。正直掴めない人だなぁとは思う。
とりあえずあまり露出のないドレスを着て(土御門がコレで良いって言ってたから甘んじている)本日の一番乗りのお客さんの元へ行く。

上嬢「こんばんわー…あ、第一位さんだ」

一方「よォ」

この人は学園都市第一位の一方通行。
どこかで借金を返済する為にホストをやってるみたいな事を垣根さんから聞いたことがある。
最近はウチの店によく来るけど…そんなお金使っていいのかなぁとは思う。

上嬢「ここ最近よく来るな」ニコッ

一方「お前に会いたくて会いたくて震えるんだよ」キリッ

上嬢「そんなこと言うキャラじゃないだろー?」クスクス

一方「お前が笑うか一晩考えたギャグだ」

上嬢「一方通行がお店に来てくれるだけで嬉しいからギャグなんていらないですよ」ニコッ

一方「おォ…そォか」

上嬢「というか、一方通行ウチの店で働く気はないか?」

一方「あァ?なンでだよ」

上嬢「こんな毎晩毎日のようにウチの店来てたら借金返済間に合わなくなるだろ…?」ショボ

一方「まァ…考えておいてやンよ」

上嬢「うん、ありがとー」ニヘラ

一方(そうかボーイになるって手もあンのか…)

そんなこんなで店の夜は早く進む。
今夜のお客さんは一方通行だったけど、一方通行じゃないお客さんもちゃんと来てくれる。
青ピとか、ミサカちゃんとか、ビリビリとか、なんでか知らんけど土御門とか。
とりあえずお仕事は楽しいし、環境には大満足なので長く続けられたらなって思ってたりします。




964: ◆CQZzx1saXs 2012/09/09(日) 14:40:40.08 ID:mb2WhLYj0












上嬢「できた!」

上嬢「垣根さんにメールしておこう」メルメル

上嬢「できましたので行きます、っと」

上嬢「さて、行きますかー」ヨイショ

上嬢「…俺の分も作っちゃったけど…一方通行と一緒に食べてもいいかな」

上嬢「駄目だったら帰って食べれば良いよな」

上嬢「頑張って作ったから、美味しいって言ってくれるよ…な」ニヘ…

上嬢「いってきまーす」



971: ◆CQZzx1saXs 2012/09/09(日) 21:53:10.34 ID:1yQ4YneDO



ー研究所ー


垣根「お弁当出来たから来るって」

木原「そうか」ソワソワ

垣根(ソワソワする木原先生とか)

木原「俺は上嬢ちゃんに合わない方がいいよな?」ソワソワ

垣根「まぁ……その辺は先生の好きにしたらいいんじゃないスかね」

木原「だよな、まだ俺用ファンデも出来てねぇし無駄に怖がらせたら駄目だよぁ?」

垣根「まぁ…一方通行の約束破ってもいいってんなら俺は止めませんが」

木原「………」チラッ

一方「……………」クピー

木原「……、ファンデの完成度はどんな感じだ」

垣根「10分くらいで顔の入れ墨が出ますよ」

木原「…………………」ムー

垣根「………まぁ、弁当受け取るくらいなら…大丈夫なんじゃないすかね…」

木原「そうか…」ホワ

垣根(いつも怖い顔と口調だからギャップが凄まじいな)




973: ◆CQZzx1saXs 2012/09/13(木) 20:07:15.93 ID:IvT2DnJDO



木原「………」ソワソワ

垣根(入れ墨のない先生ってなんか若々しい…つか、違和感)

一方「くぴー…」

木原「チッ…また布団抱き込んで体冷やしてやがる…散々言ったのにまだ直ってねぇのかクソガキ」イソイソ

一方「ン…ゥー」マフッ

垣根(なんつーか…口の汚いお父さんだよな)

木原「……」ソワソワ





~♪




木原「」ピクッ

垣根「嬢ちゃん来たみたいっすよ」

木原「行ってくる」タッタッタ

垣根「あれがヤクザ面した男かよ…」ハハ…

一方「ン…」モゾ

垣根「一方通行、起きねぇと嬢ちゃんと木原先生が鉢合わせすンぞ」

一方「」バッ

垣根「いってらっしゃーい」

一方「木ィィィ原くゥゥゥン?!!!」ダダダッ

垣根「……能力使って走ってくなよ…」



975: ◆CQZzx1saXs 2012/09/13(木) 20:40:02.95 ID:IvT2DnJDO





上嬢「ふぇ…」

上嬢「研究所って…こんなでかいのか」キョト

上嬢「どうしよ…関係者以外立ち入り禁止って書いてあるし…」オロオロ

木原「よぉ」

上嬢「」ビクッ

木原「カミジョーちゃんだろ?ウチのクソガキが昔からかなり世話になってるっていう…」

上嬢「ぇ、あの…どちら様でしょう…か」

木原「あー…木原数多っつーたらわかるか?」

上嬢「! 一方通行がたまに話してくれます!」ニパー

木原「そうか…てっきり何も言ってねぇと思ってたわ」

上嬢「いやいや…『俺の父親みてェなもンで、怖いンだけどすっげェ頼りになってかっこいいンだぞ』って自慢されました」ニコニコ

木原「そうかよ…そりゃあちと、恥ずかしいな」

上嬢「へへへ…あ、これお弁当作ってきたんですけど」

木原「わざわざ済まねぇな。面倒だったろ」

上嬢「いえいえ、作り応えがありました」

木原「もし良かったらクソガキと一緒に食ってけ」

上嬢「研究の邪魔になりませんか?」

木原「あのクソガキ、カミジョーちゃんがいないとモチベーションが下がるんだわ。」

上嬢「なら、ぜひお願いします」ニヘラ

木原「あぁ、俺は研究でちと手が離せねぇが…まぁ末永くアイツと仲良くしてやってくれな」ポンポン

上嬢「はい、こちらからもよろしくお願いしたいと思ってます」



一方「木ィィィィィィ原ァァァアアアア!!!」ダダダダダダ



木原「あー…うるっせぇのが来たな」




977: ◆CQZzx1saXs 2012/09/13(木) 20:54:08.29 ID:IvT2DnJDO


一方「テメッ、何勝手なことしてやがる!!」

木原「あ゛ぁ? もやしガキの代わりに弁当受け取っただけだ」

一方「つか何も話してねェだろォな?!」

木原「さぁて、なんのことやら」フッ

一方「木原テメェ!!」

木原「さて、美味い飯食って今夜も頑張るぞー」エイエイオー

一方「シカトぶっこいてンじゃねェよブチ[ピーーー]ぞゴルァ!!」グワッ

木原「はっ…ブチ殴られたいなら飯食った後相手してやっから後でにしろや」スタスタ

一方「ちょ、待ちやがれ!」

上嬢「ア、一方通行…置いてかないでくれ」ガシッ

一方「っち………本当に何も変な事言ってねェだろうなァ」

上嬢「ん、一方通行がお世話になってますってぐらいの世間話しかできなかった」

一方「ならいいンだよ…とりあえず腹減った」

上嬢「今日のは自信作です」

一方「最ッ高だねェ、超期待しとくわァ」ウキウキ

上嬢「木原さんから一緒に食べる許可貰ったから、一緒に食べような」

一方「木原くンが駄目って言っても一緒に食うわ」

上嬢「俺様だなぁ、一方通行は」クスクス




979: ◆CQZzx1saXs 2012/09/13(木) 20:58:25.13 ID:IvT2DnJDO










垣根「………、…会った感想は?」

木原「ウチの娘にしたい。ヤバイ超可愛い」

垣根(恐るべし嬢ちゃんの魔性…)

木原「オイ未元物質…クソガキは幼なじみから進展できっと思うか?」

垣根「まぁ…他の輩よりはいい位置なんじゃないっすかね」

木原「そうか」ウキウキ

垣根(まぁ…肝心の一方通行がヘタレってるわけなんだけどさ)

木原「ファンデ落ちたから俺はあっちの部屋で食うわ。二人の邪魔すんじゃねぇぞ」スタスタスタスタ

垣根「うぃーっす」

垣根「……………」

垣根「嬢ちゃんの弁当なんだろうな」ウキウキ

垣根「カニさんウィンナーあっかな…」




垣根(タコさんウィンナーだったらどうしよ…いや、食うけど…できればカニさんがいいなー…)





995: ◆CQZzx1saXs 2012/09/14(金) 01:48:30.71 ID:D7QIS5mO0
今夜はもう本編書く気力ないので埋めがてらおまけのキャバ嬢さん




上嬢「いらっしゃ…ってお前か…」ハァ…

青ピ「なんや残念そうな表情せんといてやカミやん」

上嬢「だって、お前来ると邪魔だし」

青ピ「酷ない?!一応ボクお客さんやで?!!」

上嬢「だって友達だしうるさいし…」

青ピ「えぇ…それって接客態度のイコールにならないやないの」

上嬢「なによりお前よりいいお客さんいるし」



青ピ「」



上嬢「冗談だって」クスクス

青ピ「この魔性!!!」ブワワッ

上嬢「でも一方通行とか、土御門の方が羽振りはいいぞ」

青ピ「……一般学生以上の経済力持ってそうな人名上げられましても…」

上嬢「悪いけど今夜辺り土御門来ると思う」

青ピ「んで、カミやん指名して独占するんやろ!!そうなんやろ?!!」

上嬢「…頼めばお前も相席していいとは思うけど…」ウーン

青ピ「あのケチ臭い猫男がカミやんとの相席許可してくれると思えへん…」ガクー

土御門「ほう…」

青ピ「」ビクッ

土御門「せっかくデルタで一緒に楽しくわいわいやろうと思ったんだが…」ゴゴゴゴゴゴ

青ピ「つ、土御門クンいつからそこに…」ダラダラ

土御門「割と最初からだにゃー」

上嬢「はははっ」

青ピ「カミやんその笑い方は気付いとったやろ!?」

上嬢「いやー、真後ろにいるのに全く気付かないんだもん」ケラケラ

青ピ「このっ、魔性!!魔性っ子めー!!!」

上嬢「ははは、まぁ三人で楽しく話そうぜ」

土御門「全部青ピの奢りでにゃー」ニヤニヤ

青ピ「っちょ!!非道や!!!非道やで!!!!」

土御門「いつも俺にたかってるんだからたまには還元しろにゃー」ワハハ

上嬢「俺フルーツタワー食べたいなー」

青ピ「かなり高いやつやん!!魔性!!魔性がああぁあ!!」ピャー




その一晩で青ピの財布はかなり軽くなったらしい。



ーおまけ終わりー