2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/01/07(火) 00:47:43.20 ID:/OCjmU3e0
事務所にて
ガチャ
美嘉「おはようございまーす!」
ちひろ「あ、美嘉さん、おはようございます」
美嘉「おはようございます、ちひろさん。プロデューサーは?」
ちひろ「今朝はまだ来てませんね。あ、でもプロデューサーさんから今日お仕事の皆さんへって、これを預かってますよ」スッ
美嘉「あ、今日の台本ですね。ありがとうございます、ちひろさん」
ちひろ「どういたしまして。それじゃ、わたしは用事がありますので出かけてきますね」
美嘉「お気をつけてー!」
バタン
美嘉「さて、と……プロデューサーが来るまで、台本でも読んでようっと」パラパラ
ガチャ
美嘉「おはようございまーす!」
ちひろ「あ、美嘉さん、おはようございます」
美嘉「おはようございます、ちひろさん。プロデューサーは?」
ちひろ「今朝はまだ来てませんね。あ、でもプロデューサーさんから今日お仕事の皆さんへって、これを預かってますよ」スッ
美嘉「あ、今日の台本ですね。ありがとうございます、ちひろさん」
ちひろ「どういたしまして。それじゃ、わたしは用事がありますので出かけてきますね」
美嘉「お気をつけてー!」
バタン
美嘉「さて、と……プロデューサーが来るまで、台本でも読んでようっと」パラパラ
引用元: ・美嘉・拓海(……気まずい)
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3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/01/07(火) 00:49:12.71 ID:/OCjmU3e0
ガチャ
美嘉「! プロデューサー?」
拓海「うーっす。……なんだ、城ヶ崎一人か?」
美嘉「拓海?おはよう。うん、まだあたししか来てないみたい」
拓海「んだよ、早く来すぎちまったかな」
美嘉「これ、今日の台本だって」
拓海「おう、サンキュー」パラパラ
美嘉「! プロデューサー?」
拓海「うーっす。……なんだ、城ヶ崎一人か?」
美嘉「拓海?おはよう。うん、まだあたししか来てないみたい」
拓海「んだよ、早く来すぎちまったかな」
美嘉「これ、今日の台本だって」
拓海「おう、サンキュー」パラパラ
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/01/07(火) 00:50:24.65 ID:/OCjmU3e0
美嘉「……(会話、なくなっちゃった…)」パラパラ
拓海「……(なんだよ、なんか喋ってくれよな…)」パラパラ
美嘉(うーん、なんていうのかな、拓海ってなんか不良っぽくて怖いんだよねー。夏樹とか里奈は平気なんだけど)パラパラ
拓海(んー、こっちから話しかけてみるか?でも、ギャルってどんな話すりゃいいんだ?なんつーか、アタシとは生きる世界が違くて何話していいのかわかんねえ)パラパラ
美嘉(前に一度一緒にお仕事したことはあるけど、あの時もほとんど話さなかったしなぁ)パラパラ
拓海(里奈とは結構普通に話すんだけどなぁ。まあ、里奈とは趣味も合うし当たり前なんだけど)パラパラ
美嘉(うー、気まずいなぁ。なんか話題、話題……)パラパラ
拓海(うだうだ考えてても仕方ねえか、とりあえず話しかけてから考えよう)パタン
拓海「……(なんだよ、なんか喋ってくれよな…)」パラパラ
美嘉(うーん、なんていうのかな、拓海ってなんか不良っぽくて怖いんだよねー。夏樹とか里奈は平気なんだけど)パラパラ
拓海(んー、こっちから話しかけてみるか?でも、ギャルってどんな話すりゃいいんだ?なんつーか、アタシとは生きる世界が違くて何話していいのかわかんねえ)パラパラ
美嘉(前に一度一緒にお仕事したことはあるけど、あの時もほとんど話さなかったしなぁ)パラパラ
拓海(里奈とは結構普通に話すんだけどなぁ。まあ、里奈とは趣味も合うし当たり前なんだけど)パラパラ
美嘉(うー、気まずいなぁ。なんか話題、話題……)パラパラ
拓海(うだうだ考えてても仕方ねえか、とりあえず話しかけてから考えよう)パタン
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/01/07(火) 00:52:06.51 ID:/OCjmU3e0
美嘉「ね、ねえ」拓海「なあ」
美嘉・拓海「「!」」
美嘉「た、拓海からどうぞ」
拓海「いや、城ヶ崎から話せよ」
美嘉「いやいや、拓海からどうぞって」
拓海「いやいやいや、アタシの方は大した話でもねーから、城ヶ崎の方から話してみろって」
美嘉「いやいやいやいや、あたしの方こそ大した話じゃないから!拓海からどーぞお願いします!」
拓海「なんで敬語なんだよ!?」
美嘉「へっ!?あ、いや、別に深い意味はないっていうか一応拓海の方が年上だし!?なんかため口使うと気分悪くしちゃうかなーなんて!?」
拓海「アイドルとしてはお前の方が先輩なんだから、歳なんて関係ねーよ。第一、アタシは亜季にもため口だしな」
美嘉「あー、まあ、そっか」
美嘉・拓海「「!」」
美嘉「た、拓海からどうぞ」
拓海「いや、城ヶ崎から話せよ」
美嘉「いやいや、拓海からどうぞって」
拓海「いやいやいや、アタシの方は大した話でもねーから、城ヶ崎の方から話してみろって」
美嘉「いやいやいやいや、あたしの方こそ大した話じゃないから!拓海からどーぞお願いします!」
拓海「なんで敬語なんだよ!?」
美嘉「へっ!?あ、いや、別に深い意味はないっていうか一応拓海の方が年上だし!?なんかため口使うと気分悪くしちゃうかなーなんて!?」
拓海「アイドルとしてはお前の方が先輩なんだから、歳なんて関係ねーよ。第一、アタシは亜季にもため口だしな」
美嘉「あー、まあ、そっか」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/01/07(火) 00:52:45.59 ID:/OCjmU3e0
拓海「ところで、今日はなんの集まりなんだよ?」
美嘉「え、さあ?ってか、拓海さっきまで台本読んでたんじゃ?」
拓海「あ、いや……そういう城ヶ崎こそ、さっきまで読んでただろ」
美嘉「あっはは、実をいうと、適当にパラパラめくってただけで内容は頭に入ってきてなかったんだよね」
拓海「なんだそりゃ。変なやつだな」
美嘉「で、そういう拓海こそどうなのよ?」
拓海「………」
美嘉「拓海?」
美嘉「え、さあ?ってか、拓海さっきまで台本読んでたんじゃ?」
拓海「あ、いや……そういう城ヶ崎こそ、さっきまで読んでただろ」
美嘉「あっはは、実をいうと、適当にパラパラめくってただけで内容は頭に入ってきてなかったんだよね」
拓海「なんだそりゃ。変なやつだな」
美嘉「で、そういう拓海こそどうなのよ?」
拓海「………」
美嘉「拓海?」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/01/07(火) 00:53:34.85 ID:/OCjmU3e0
拓海「……――だーっ!うっせえな!お前と同じだよ!普段話したことねえやつと一緒だから、なんか話題でもねーかって考えてたんだよ!悪いか!」
美嘉「……―――」
拓海「な、なんだよ?そこで黙んなよ、気まずいだろうが!」
美嘉「―――ぷっあはははは!」
拓海「なに笑ってんだよ!?なんかアタシおかしいこと言ったか!?」
美嘉「い、いやいや、ごめんっ……、あたしと同じこと考えてたんだなって思ったら、なんか可笑しくってっ…あははは!」
拓海「わ、笑うなっつーの!くそ、調子狂うな……」
美嘉「ごめんごめん、そんな怒んないでよ拓海」
拓海「はあ、いいよもう。ったく、それというのもプロデューサーが来んのがおせーのが悪いんだ。来たら一発シメてやる」
美嘉「いやいや、プロデューサーは悪くないでしょ!遅れるのがわかってただろうからこうして台本用意しといてくれてたんだろうし」
美嘉「……―――」
拓海「な、なんだよ?そこで黙んなよ、気まずいだろうが!」
美嘉「―――ぷっあはははは!」
拓海「なに笑ってんだよ!?なんかアタシおかしいこと言ったか!?」
美嘉「い、いやいや、ごめんっ……、あたしと同じこと考えてたんだなって思ったら、なんか可笑しくってっ…あははは!」
拓海「わ、笑うなっつーの!くそ、調子狂うな……」
美嘉「ごめんごめん、そんな怒んないでよ拓海」
拓海「はあ、いいよもう。ったく、それというのもプロデューサーが来んのがおせーのが悪いんだ。来たら一発シメてやる」
美嘉「いやいや、プロデューサーは悪くないでしょ!遅れるのがわかってただろうからこうして台本用意しといてくれてたんだろうし」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/01/07(火) 00:54:21.83 ID:/OCjmU3e0
拓海「あん?なんだよ、ずいぶんプロデューサーの肩を持つじゃねーか?」
美嘉「え?べ、別に?」アセアセ
拓海「……ははーん?」ニヤニヤ
美嘉「な、なによその意味深な笑いは?」
拓海「お前、あいつに惚れてんのか?」
美嘉「ッ!!そ、そういうんじゃないし!?あ、あたしたちのプロデューサーなんだから、肩を持つのも当然っていうか!?」
拓海「はは、照れんなって。あいつ、典型的な仕事人間だからなぁ、苦労すんぞ?」ケラケラ
美嘉「もうーっ!そんなんじゃないったらーっ!」
拓海「そうかそうか、アイドルとプロデューサーの恋なんて、またずいぶんと難儀な話だなー!」
美嘉「拓海ぃーっ!」
美嘉「え?べ、別に?」アセアセ
拓海「……ははーん?」ニヤニヤ
美嘉「な、なによその意味深な笑いは?」
拓海「お前、あいつに惚れてんのか?」
美嘉「ッ!!そ、そういうんじゃないし!?あ、あたしたちのプロデューサーなんだから、肩を持つのも当然っていうか!?」
拓海「はは、照れんなって。あいつ、典型的な仕事人間だからなぁ、苦労すんぞ?」ケラケラ
美嘉「もうーっ!そんなんじゃないったらーっ!」
拓海「そうかそうか、アイドルとプロデューサーの恋なんて、またずいぶんと難儀な話だなー!」
美嘉「拓海ぃーっ!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/01/07(火) 00:55:18.68 ID:/OCjmU3e0
拓海「まあ、真面目な話、アタシは応援すんぜ?まあ、ちょっと歳の差は離れてるけどな。でもま、あいつに惚れてんのは城ヶ崎だけでもねーだろうしな」
美嘉「う……別に、あたしはそういうんじゃないけどね?やっぱ、プロデューサーを好きな子って他にもいるのかな?」
拓海「さあなー?今のは適当に言っただけだからな」
美嘉「うーっ、拓海のいじわるー!」
拓海「頑張れよ城ヶ崎。あいつを振り向かせるのは大変だぜ?」
美嘉「むー、なによ拓海ったら……」
美嘉「う……別に、あたしはそういうんじゃないけどね?やっぱ、プロデューサーを好きな子って他にもいるのかな?」
拓海「さあなー?今のは適当に言っただけだからな」
美嘉「うーっ、拓海のいじわるー!」
拓海「頑張れよ城ヶ崎。あいつを振り向かせるのは大変だぜ?」
美嘉「むー、なによ拓海ったら……」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/01/07(火) 00:56:01.56 ID:/OCjmU3e0
美嘉「ねえ、拓海」
拓海「なんだよ?」
美嘉「あたしのこと、美嘉って呼んでよ」
拓海「んだよ、藪から棒に」
美嘉「ほら、あたしの妹もここのアイドルだしさ?城ヶ崎呼びだとややこしいじゃん?」
拓海「ああ、そういや城ヶ崎妹もいたな。んじゃ、今度からは美嘉って呼ばせてもらうぜ」
美嘉「うん!あらためてよろしくね、拓海!」
拓海「あらたまる必要もねーけどな。ま、よろしくな」
拓海「なんだよ?」
美嘉「あたしのこと、美嘉って呼んでよ」
拓海「んだよ、藪から棒に」
美嘉「ほら、あたしの妹もここのアイドルだしさ?城ヶ崎呼びだとややこしいじゃん?」
拓海「ああ、そういや城ヶ崎妹もいたな。んじゃ、今度からは美嘉って呼ばせてもらうぜ」
美嘉「うん!あらためてよろしくね、拓海!」
拓海「あらたまる必要もねーけどな。ま、よろしくな」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/01/07(火) 00:56:35.69 ID:/OCjmU3e0
ガチャ
P「おーし、みんな揃ってるかー?」
美嘉「あっ、プロデューサおそーい!」
拓海「このアタシをこんだけ待たせるたあいい度胸じゃねーか?あぁん?」
P「よし、二人とも平常運航だな。ちひろさんから台本は受け取ってるか?」
美嘉「受け取ってるよ、これでしょ?」
P「よし、なら話は早いな。もう台本に目は通してくれたか?」
美嘉・拓海「「あ」」
P「……読んでないの?」
美嘉「あ、あははは……ごめんプロデューサー。つい拓海と盛り上がっちゃって」
P「おーし、みんな揃ってるかー?」
美嘉「あっ、プロデューサおそーい!」
拓海「このアタシをこんだけ待たせるたあいい度胸じゃねーか?あぁん?」
P「よし、二人とも平常運航だな。ちひろさんから台本は受け取ってるか?」
美嘉「受け取ってるよ、これでしょ?」
P「よし、なら話は早いな。もう台本に目は通してくれたか?」
美嘉・拓海「「あ」」
P「……読んでないの?」
美嘉「あ、あははは……ごめんプロデューサー。つい拓海と盛り上がっちゃって」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/01/07(火) 00:57:22.86 ID:/OCjmU3e0
拓海「つーか、事前に読んでおいてほしいんならそう言っとけよ!」
P「え、その、ごめんなさい。だって二人とも、面識あんまりなかったはずだから黙々と台本読んでくれるかと……」
美嘉「もうー、それはちょっと失礼じゃない?あたしら、アイドルなんだからね?面識なかったとしても、話くらいするって。ね、拓海?」
拓海「美嘉の言う通りだぞ。少しアタシらを舐め過ぎだ。つーか、他のメンバーは?」
P「え?」
美嘉「え?」
拓海「は?」
P「これで全員ですが?」
P「え、その、ごめんなさい。だって二人とも、面識あんまりなかったはずだから黙々と台本読んでくれるかと……」
美嘉「もうー、それはちょっと失礼じゃない?あたしら、アイドルなんだからね?面識なかったとしても、話くらいするって。ね、拓海?」
拓海「美嘉の言う通りだぞ。少しアタシらを舐め過ぎだ。つーか、他のメンバーは?」
P「え?」
美嘉「え?」
拓海「は?」
P「これで全員ですが?」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/01/07(火) 00:58:01.61 ID:/OCjmU3e0
美嘉「え?」
拓海「は?」
P「あ、ちなみに衣装はもうできてるぞ。ほら、これ」
拓海「またフリフリの衣装かよオラァー!!!」
美嘉「えー?かわいいじゃんホラホラー♪」
拓海「や、やめろ美嘉ーっ!アタシが目指すアイドルってのは、こんなんじゃねぇーっ!!」
P(ありがとう美嘉、予想通り俺への矛先は逸れてくれた)
終わり
拓海「は?」
P「あ、ちなみに衣装はもうできてるぞ。ほら、これ」
拓海「またフリフリの衣装かよオラァー!!!」
美嘉「えー?かわいいじゃんホラホラー♪」
拓海「や、やめろ美嘉ーっ!アタシが目指すアイドルってのは、こんなんじゃねぇーっ!!」
P(ありがとう美嘉、予想通り俺への矛先は逸れてくれた)
終わり
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