2: 名無しさん@おーぷん 20/01/13(月)11:34:07 ID:oH7


甜花「にへへ……にへへへ………」オモチパクー

霧子「お、おはようございます……あ、甜花ちゃんおはよう……!」

甜花「むむもむまん、もまもう……ムグッ!? むぐっぐっ!!」

霧子「て、甜花ちゃん!? え、おもちさんが喉に……!? た、大変。甜花ちゃん、ちょっと痛いけど我慢してね……!」チョップバシー

甜花「もぎゃ!? ……あ、とれた……幽谷さん、ありがとう……」

霧子「ど、どういたしまして……おもちさん、無駄にしちゃってごめんね……」

甜花「だ、大丈夫……! ほら、いっぱいあるから……!」

霧子「わぁ……こんなにいっぱいおもちさん、凄いね……!」

甜花「にへへ、甜花が食べたいって言ったら、なーちゃんがいっぱいついてくれた……ゆ、幽谷さんも、食べる……?」

霧子「わぁ……うん、いただきます……うん、とっても、美味しい……」モグモグパクーモグモグパクー

甜花「にへへ……なーちゃんがついてくれたお餅は天下一品……!」

霧子「いいなぁ……やっぱり自分の家でついたおもちさんは美味しいね……」

???「…………」

引用元: 霧子「もちもち気分です」 


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3: 名無しさん@おーぷん 20/01/13(月)11:34:23 ID:oH7


真乃「あ、霧子ちゃんおはよう!」

霧子「真乃ちゃん、おはよう……? それは……」

真乃「うん、これはね、番組でついてくれたお餅を灯織ちゃんが料理してくれたんだ。お水をちょっと入れてレンジで温めた後、蜂蜜とバターをかけてくれたの」

霧子「わぁ、おいしそう……!」

真乃「霧子ちゃんもひとつ、どう?」

霧子「い、いいの……?」

真乃「うん! 灯織ちゃん、今日朝ごはんに同じのを作ってくれたんだ。だから……お裾分け!」

霧子「真乃ちゃん、ありがとう……わぁ、甘くって、おいしい……!」

真乃「うんっ! 灯織ちゃんにも霧子ちゃんがおいしいって言ってたって、教えてあげてもいい? 色々なレシピを試してるんだって!」

霧子「うん……! おもちさんでいっぱいお料理、いいなぁ……!」

???「…………」

4: 名無しさん@おーぷん 20/01/13(月)11:34:41 ID:oH7



夏葉「あら霧子、おはよう。唐突なのだけど、これを食べてみないかしら?」

霧子「夏葉ちゃん、おはようございます……あ、赤いおもちさんがたくさん……」

夏葉「ええ、さっき果穂達と餅つきをしてたのよ。みんな同じ色だと少し味気ないから食紅で色をつけてみたのだけど、果穂が『ジャスティスレッドの色ですー!』って喜んでくれたのよ」

霧子「果穂ちゃん、それで張り切ってたくさんおもちさんついてくれたんですね」

夏葉「ええ。私たちの分から、事務所のみんなの分もって言ってね。それでいま、みんなに配ってる途中なの」

霧子「ふふふ……それじゃあ、いただきます……うん、優しい味……」アムー

夏葉「そうよね! お餅そのものの美味しさもそうだけど、何より果穂の優しさが感じられるのよ! 買うお餅も美味しいけど、みんなで作ったお餅は一層美味しく感じられるわよね!」

霧子「ふふ……うん……!」

???「…………」

5: 名無しさん@おーぷん 20/01/13(月)11:35:12 ID:oH7


P「霧子、新年早々から仕事で済まないな」

霧子「い、いえ。すごく楽しいです……!」

P「はは、ならよかった。……ところで霧子、霧子に渡したいものがあるんだ」

霧子「は、はい。なんでしょうか……」

P「これ……なんだけど」

霧子「これは……おもちさんのキーホルダー?」

P「ああ。今日霧子がいろんな人から餅をもらってたって聞いてさ。俺も用意しようかと思ったんだけど、生憎古傷が傷んでな……」

霧子「プロデューサーさん、どこか怪我をしているんですか……?」

P「ああ、でも過ぎた話さ、忘れてくれ。……でも、どうにかして霧子に餅を渡したかったんだ。だから代わりと言ったらなんだけどさ」

霧子「おもちさんのキーホルダー……ふふっ、大切にしますね……!」

P「そ、そうか……もちもちな気分になれたらいいな!」

霧子「もちもちな気分……はいっ……! もちもち、気分……!」

P「ははっ、そうさ、もちもち気分だ……!」

結華「??????????????????」

6: 名無しさん@おーぷん 20/01/13(月)11:35:58 ID:oH7


恋鐘「餅つきをするばい!!!!!!!!!!!!!!!!」

咲耶「ああ、異論はないよ。」

摩美々「……まー、霧子がやりたいって言ってるからねー」

結華「若干一名わけわからんやついたけど、あれ放っておいて大丈夫なの???」

恋鐘「臼や杵は事務所に置いてあったから、それを使おうか」

摩美々「それはいいんだけどー。餅米とかって前の日から水につけとかなきゃいけないんでしょー? どうすんのー?」

咲耶「ふふっ……こんなこともあろうかと、昨日から餅米を水につけておいて正解だったようだね」

結華「いやどんな慧眼!?」

恋鐘「なら決まったばい! 明日の朝に寮に集合でよかと?」

咲耶「ああ、構わないよ」

摩美々「私は起きれないからー、今日は咲耶のとこに泊まらせてもらおっかなー」

咲耶「ふふ……これは思ってもみなかった客人だ。いいよ、是非泊まって行くといい……可愛がってあげるよ」

摩美々「……! べ、べつにそんなこと期待してないからー///」

結華「私は何を見せられているんだ」

恋鐘「よーし! じゃあ明日、アンティーカで餅つき大会! どどっと開催ばい!!!」

全員「おーーー!!!」

7: 名無しさん@おーぷん 20/01/13(月)11:37:27 ID:oH7


結華「それにしたって早くない!?!?!?」

恋鐘「もー結華は何言っとるばい。昨日『明日の朝に』って言っとったとね。」

結華「いや早いんだよこがたん! それにしたって早いんだよ! 今4時だよ!? 朝にも程があるよ!」

恋鐘「霧子は今日が楽しみで8時に寝て3時に起きたって言ってたばい。もうランニングも済ませとるって。」

結華「餅つきガチ勢……!?」

咲耶「ふふっ……み、みんなは元気だね……いいこと、だよ……」ボロー

摩美々「もー、咲耶はだらしないなー。朝からしっかりしてかないとさー」ツヤツヤ

咲耶「ふふ……まみみの言う通り……だね……」ボロー

結華「……昨夜はお楽しみでしたか」

???「咲耶ちゃんだけに、ですね。ふふっ」

結華「今酒の匂いをまとった超絶美人の声が聞こえたような……空耳か……」

霧子「み、みんな……おもちさん、つかせてくれてありがとう……!」

恋鐘「ふっふ~! それじゃあいっぱいついていくとよー!そーれ!」

霧子「そ、そーれ……!」

ペタン!

8: 名無しさん@おーぷん 20/01/13(月)11:37:40 ID:oH7
結華「そーれ!」

ペタン!

9: 名無しさん@おーぷん 20/01/13(月)11:37:52 ID:oH7
摩美々「そーれー」

ペタン!

10: 名無しさん@おーぷん 20/01/13(月)11:38:04 ID:oH7
咲耶「そぅれ!」

ペタン!

11: 名無しさん@おーぷん 20/01/13(月)11:38:14 ID:oH7
霧子「ふふ……! そーれ……!」

ペタン!

12: 名無しさん@おーぷん 20/01/13(月)11:52:19 ID:u7Z
P「もちもち気分だな!そぉい!」

ペタン!

13: 名無しさん@おーぷん 20/01/13(月)11:53:05 ID:u7Z
結華「ちょいまって、不審者!!」

P「不審者とは聞こえが悪い。挙動不審と言え」

結華「修飾語ついて詳しく言っただけじゃん! 不審なことには変わりないじゃん!」

恋鐘「あ、プロデューサー! 奇遇やね!こんな早くにどうしたんね!?」

結華「早いという自覚はあったんだね……」

P「ああ、他事務所との交流新年会でな。さっきまで飲んでたところだったんだが、ふと霧子が餅つきをしている気配を感じてな」

結華「そんなピンポイントな気配感じるんだ!?」

P「ああ、俺はプロデューサーだからな」

結華「その一言で何もかもが許されるわけじゃないよ……?」

14: 名無しさん@おーぷん 20/01/13(月)11:53:17 ID:u7Z
霧子「あ、あの、プロデューサーさん……ついたおもちさん、もうすぐ出来上がるって言ってましたから、その……」

P「えっ!? 今日は霧子のついたお餅を食べてもいいのか!?」

結華「ああ、たくさん食え……」

恋鐘「おかわりもあるばい!」

P「!!」

咲耶「遠慮しないほうがいい、今までの分、たくさん食べるといいさ……」

摩美々「それではこれより試食を開始しまーす。ではプロデューサー、どうぞー」

P「それでは……むぐぼっふぉぉ!?!? か、辛いいいい!!!」

恋鐘・霧子・結華・咲耶「!?!?」

摩美々「ふふー。ひっかかったー」

P「み、みみみみみ水…!」

咲耶「これは……ワサビかい?」

恋鐘「も~~~! 食べ物で遊んだらいかんばい! プロデューサー、これお水……うひゃあ!?」ドシーンバシャームニー

結華「ああっ!? こがたんが水をプロデューサーに渡そうと思ったら謎の力で滑って転んで豊満な胸部が余すところなくPたんの顔の上に!?」

摩美々「なんでそんな説明口調なのー?」

結華「一度やってみたくて……」

P「モゴモガ!ムグー!」

恋鐘「ひわぁ、プロデューサー、その体勢で喋らんで……ふひゃぁ…!」

P「ムムムムー!モギモガモゴー!」

恋鐘「あっあっあっあっ、ぷ、ぷろでゅうさぁ……!舌が、舌があたっとるけん……!」

結華「……●●●だね。きりりん、見ちゃいけないよー」

摩美々「……●●●ですねー。霧子、こっちおいでー」

咲耶「……ああ、●●●だ。霧子にはまだ早い、かもしれないね」

霧子「…………舌遣いが甘い…………」

結華・摩美々・咲耶「!?!?!?」

15: 名無しさん@おーぷん 20/01/13(月)11:53:45 ID:u7Z


恋鐘「まったく、ひどい目にあったばい……摩美々は後でお説教ばい! もう//////」

P「まったくだ。まったくまったくまったくだ」テカテカ

結華「説得力がないんだよなぁ……」

霧子「プロデューサーさん……これ、今度は私が作ったおもちさんですから、大丈夫だと思います……どうぞ……」

P「ああ、ありがとう……うん、美味しいよ! もちもち気分だ!」

霧子「ふふっ……はい、もちもち気分……!」

摩美々「さっきから何回か出てるけどさー、もちもち気分って何ー?」

咲耶「それはわたしにもわからないな。でも……」



霧子「もちもち気分、もちもち気分です……!」



咲耶「……あの笑顔が見れるんだったら、そんな些細なこと、どうでもいいと思わないかい?」

摩美々「……まーそーですねー。霧子が楽しいんなら、それでー」



結華「………………え!? なんかいい感じで終わろうとしている!?」

摩美々「まーまー結華ー。もちもち気分だからー」

咲耶「そうだね。もちもち気分だね」

結華「さくやんの言い方はどこかのパッション芸人さんを感じるよ? でもまぁそうかぁ……もちもち気分かぁ……」


霧子「もちもち気分、もちもち気分です……!」