1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/07(火) 05:55:29.19 ID:JSDnVBUx0
妹「つまり結婚できると…!!」

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/07(火) 05:58:11.66 ID:JSDnVBUx0
兄「なんでそうなる」

妹「ふっふー、お兄ちゃんはバカだな」

妹「お兄ちゃんとサブネットマスクが違うとつまり血が繋がって無い」

妹「255.255.0.0と255.255.255.0は通信が出来ない・・・そういうことだ!」

兄「いや、この話のオチをどこに持ってばいい」

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/07(火) 06:00:52.24 ID:JSDnVBUx0
兄「で、お前はいつから端末になったんだ」

妹「いつから? 何言ってるんですかー昔からですよ」

兄(一種の中二病か)

妹(14)「何はともあれ私のアドレスは10.0.54.3/24さあお兄ちゃんは!?」

妹(ここで的確な返しは出来ない…そこで私がお兄ちゃんのアドレスを決める!!)

兄「あ、俺IPv6なんで」

妹「」

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/07(火) 06:03:30.15 ID:JSDnVBUx0
妹「ちょちょちょちょおおおおおおおおおなんでIPv6なのよおおおおお」

兄「えーだって情報の授業でそうならったんだもん」

妹「なんでそっちなんだよおおおおおおおお」

妹「今だIPv4が主流でしょ!?なのになんでそんな方選ぶわけええええええええ!?」

兄「だから学校で
妹「管理しずれええええええんだ夜おおおおおおIPv6はあああああ」

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/07(火) 06:05:35.74 ID:JSDnVBUx0
妹「なにがアルファベットだよおおおおお、今までみたいに数字で管理してればいいんじゃねえええええええか!」

妹「お陰で住所録つくんの大変何度座おおおおおおおおおお尾」

兄「いやほら、もう(アドレスの資源が)薄いし」

妹「胸の話をしてんじゃねえええええええええええ夜おおおおおおおお禿げ!」

兄(うう…もう帰りたい)

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/07(火) 06:08:42.04 ID:JSDnVBUx0
妹「私はよおおおお、お兄ちゃんにFWを突破されたいのおおおおおお」

妹「お兄ちゃんのarpパケットはいってくりゅううううううううううううって叫び体のおおおお尾」

妹「なのに… なのにそんなお兄ちゃんはサブネットだのなんだのを通り越してもうアドレスのシステムが違うのおおおおおおおお尾」

妹「どおして… あたしよりもアドレス資源の方が大事なの…」

兄「俺は… 俺は!」



兄「もう、昔とは違うんだ」

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/07(火) 06:11:37.53 ID:JSDnVBUx0
妹「え…… どういうこと」

妹「昔とは違うって どういうこと!? お兄ちゃん!」

兄「…昔はさ、狭い家だったよな」

兄「でさ、狭いから必死になって自分たちのアドレスを沢山作った」

兄「ある時、俺が公園でNAT拾ってきた時なんてお母さんたちびっくりしてたじゃん」

兄「そんなの捨ててこいって…」

兄「でもNATのお陰で俺たちの夢は広がった」

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/07(火) 06:13:39.14 ID:JSDnVBUx0
兄「無尽蔵にアドレス作れたしさらに沢山の友達も出来た」

兄「時には喧嘩もしたし一緒に涙を流した」

兄「幼馴染が突然俺の80番ポートにアクセス要求をしたときは驚いた」

兄「そんな、たくさんの思い出がIPv4にはあるんだよ」

妹「おみいちゃん・・・」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/07(火) 06:17:27.85 ID:JSDnVBUx0
兄「でもな、俺らはここで成長しなければならないんだ」

兄「沢山の人たちの夢を守るにはIPv6への進化が必要なんだ」

妹「お兄ちゃんは私との思い出はすべて無に帰すの?」

妹「私ね…ずっと大事にしてるんだよ 初めてお兄ちゃんがpingパケットを私の22番ポートに送信してくれた日の事を」

妹「ずっと黙ってたんだよ! お兄ちゃんが好きって事を… httpsに隠していつもお兄ちゃんの事思ってたんだよ!」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/07(火) 06:23:15.58 ID:JSDnVBUx0
妹「ちょっとずぼらだし偶に記憶喪失もするし、たくさんの人のお願いを聞いて困り果てちゃうときもあるけど」

妹「でもいつもクライアントに対して誠実なお兄ちゃんはかっこよかった!」

兄「妹…」

妹「だからお兄ちゃんはIPv4のままでいてほしいの!」

兄「…」ダキ

妹「え…」

兄「僕らは常に物理層で繋がってるよ」

妹「たとえレイヤー2が壊れても僕たちは常に繋がっている、だからIPv6になることを怖がらないでほしい…」

10.0.54.3/24「お兄ちゃん」

2001:db8::dead:beaf「妹…」

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/07(火) 06:27:39.21 ID:JSDnVBUx0
ナレーター「プロトコルが違っても二人の間の愛は決して止まるは無い」

ナレーター「今、IPv4の資源は枯渇の一途をたどっている」

ナレーター「何れ人類はその手でインターネットの居場所を無くしてしまうのであろう」

ナレーター「それに悲観をしないでほしい」

ナレーター「君たちは変われる… そう君たちは物理層で常に繋がっているからこそ怖がらないでほしい」

ナレーター「変わる事に…」

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/07(火) 06:36:38.22 ID:JSDnVBUx0
それから三年後…

波平「人類が増えすぎたクライアントをIPv6に移行してから半年、ここサブネットonii:love::では新たなロードバランサーを搭載する必要が出てきた」

波平「ここ数カ月のクライアントたちの増加の対応策である」

波平「兄はここのロードバランサーの建設工事に今は携わっている」

社畜「おーい、兄 次そこのモジュールの動作を確認してくれ―」

兄「先輩ー この325ステップ目で止まるんですけど」

社畜「何だよその関数」

兄「阿部さんが作ったらしいですけど」

社畜「ったくそこだけやり直せ!!」

兄「ふぇぇ…」

波平「大変そうに見えるが今IPv6となった兄はその存在を光り輝かしている」

波平「NATやRouterの影にならない、そんな立派なアドレスを持っているのである」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/07(火) 06:38:50.52 ID:JSDnVBUx0
波平「一方妹はIPv6に移行しその存在を兄にもよくわかるアドレスを持った」

波平「しかし、今だアドレスを覚えるのに一苦労しているらしくiptableは今だアルファベットを弾くモジュールが搭載されている」

妹「ふぇぇ…名前覚えられないよう…」

波平「彼らは自由を手にした」


おわれ

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/07(火) 06:46:21.22 ID:JSDnVBUx0
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、仕事中に思い立ったのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ

http「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

SSL「いやーありがと!
私の隠匿性は二十分に伝わったかな?」

L3SW「付加機能は嬉しいけど、設定はめんどくさいわね…」

ping「見てくれありがとな!
正直、パケット発信中の内容は私の気持ちだよ!」

telnet「・・・404」ファサ

では、

http、SSL、L3SW、ping、telnet、SISC「皆さんありがとうございました!」