1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 13:11:37.52 ID:HU8Hqe+y0
切嗣(しかも凄い美人だ……これ、喋ったら……浮気になるな)

セイバー「マスター?」

切嗣「……」

セイバー「マスター、あの……」

切嗣(僕には子どももいる。浮気なんてできるわけない。心苦しいが、ここは無視するほかないな)

セイバー「もしもし?」

切嗣「……」

アイリ「切嗣?」

切嗣「召喚は成功だ。行こうか、アイリ」

アイリ「えと……」

セイバー「……どうしてなにも言ってくれない?」


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5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 13:15:11.54 ID:HU8Hqe+y0
切嗣「今後の方針だが……」

セイバー「マスター!!」

切嗣(どうしよう……なんか辛そうな顔してる……やはり、無視されていることを気にしてるんだろうな)

セイバー「マスター!!何か不満があるなら言ってください!!」

切嗣(不満なんてあるわけない。こんなにも可憐な少女だ。僕だって妻がいなければ、心行くまで話している)

セイバー「……」

アイリ「切嗣、セイバーとも話を――」

切嗣「アイリはセイバーと共に行動してくれ。僕は別行動をとる」

セイバー「マスター!!いい加減に―――」

切嗣「では」

セイバー「マスター!!」

切嗣(ごめん、セイバー)


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 13:19:41.93 ID:HU8Hqe+y0
セイバー「どうしてだ……!!」

切嗣(セイバー……)ソーッ

アイリ「ごめんなさい。切嗣も何か考えがあってのことだと思うの」

セイバー「本当ですか?」

アイリ「多分」

セイバー「これではマスターとの信頼関係が築けません」

アイリ「そうね……」

切嗣(アイリを想ってのことなんだ……許してくれ)

セイバー「……」

セイバー(む。切嗣がこちらの様子を窺っている?)

セイバー(なにが目的だ……?)

セイバー(まさか、アイリスフィールを襲わないか疑っている……?)

セイバー(なんてマスターだ。不敬にもほどがある)

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 13:23:59.50 ID:HU8Hqe+y0
アイリ「どうしたのかしら……切嗣」

セイバー「決めました」

アイリ「え?」

セイバー「私は意地でも切嗣と行動を共にします」

アイリ「で、でも……」

切嗣(えぇー)

セイバー「……」チラッ

切嗣(そ、そんなことになったら緊張して銃の照準が狂うぞ……)

セイバー「私は切嗣を追います。アイリスフィールはここに居てください」

アイリ「あ、セイバー!!」

切嗣(こっちにきた……!!)

セイバー「……」トテトテ

セイバー「切嗣?―――いない。逃げたか」

11 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/11/23(水) 13:26:05.08 ID:pIPqJozt0
綺礼「なるほど…これがこの男の見出した答えか…」

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 13:27:24.41 ID:HU8Hqe+y0
セイバー「ふっ。サーヴァントから逃げられると思っているのですか、マスター?」

セイバー「必ず追い詰めてみせますよ……」

イリヤ「……?」

セイバー「イリヤスフィール、キリツグは?」

イリヤ「上」

セイバー「え?」

切嗣「……」プルプル

セイバー「マスター?天井に張り付いて、何の真似ですか?」

切嗣「……」スタッ

切嗣(恥ずかしいところを見られた……呆れられたか?)

セイバー(意外とかわいいところもあるのですね)

切嗣「……」スタスタ

セイバー「待ってください」トテトテ

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 13:32:19.06 ID:HU8Hqe+y0
セイバー「切嗣、どちらへ?」

切嗣(な、なんだ……セイバーが付いてくる……)

セイバー「お供します」

切嗣「……」スタスタ

セイバー(あくまでも私を差し置くつもりですか……いいでしょう、その勝負受けて立ちます)

切嗣「……」スタスタ

セイバー「どこへ行かれるのですか?荷物なら私が」トテトテ

切嗣「……」スタスタ

セイバー「切嗣、こんなところに糸くずが」スッ

切嗣「……!?」バッ

セイバー「!?」

セイバー(かわされた……!?私に触れられるのも嫌ということですか……)

切嗣(危ない。浮気するところだった)


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 13:37:54.27 ID:HU8Hqe+y0
セイバー「……」

切嗣「……」

セイバー「切嗣、どちらに行かれるのですか?それぐらい答えてください」

切嗣「……」

セイバー「む……」

切嗣(はぁ……セイバーの好感度が下がっているな……だが、アイリのためにも心を鬼にしなければ)

セイバー(殿方の気持ちなんて考えたこともなかったが、この場合どういった心理状態なのでしょうか)

切嗣「……」

セイバー(無視され触れられたくも無い……ある程度、同じ時間を過ごしているなら嫌悪する箇所などが見えて、こういった態度をとることも分かる)

切嗣(まだ付いてくる……)

セイバー(だが、出逢ってからまだ日が浅い。浅すぎる。私は切嗣の善し悪しなど判断できていないのに)

切嗣(ま。そのうち、諦めるだろう)

セイバー(まさか。私のマスターのことだから、卓越した炯眼で私の欠点を見破ってしまったのでしょうか……)

セイバー「マスター!!」

切嗣「……」ビクッ


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 13:45:18.99 ID:HU8Hqe+y0
セイバー「恐れ入りました」

切嗣(なんだ?)

セイバー「もう私の欠点を看破したのですね?」

切嗣(いや、正直いいところしか見つかってないが)

セイバー「マスター、遠慮せずに言ってください。私もマスターに仕える以上、仲良くしたい」

切嗣(僕だって……でも……)

セイバー「さあ、私の欠点はどこですか!?」

切嗣(ないよ)

セイバー「何を躊躇うことがありますか。私は貴方の剣。なんでも仰ってください」

切嗣「……」スタスタ

セイバー「マスター!!!」トテトテ

切嗣(喋れない、喋れないんだ。そのことに気づいてくれ、セイバー!!)

セイバー(くっ……何故、こうも拒絶される?まさか、生理的に受け付けないとでもいうのか?)

セイバー(それならお手上げですが、肝心の切嗣は何もいってくれない……確かめる術はないものか)

切嗣(まだついてくる……舞弥になんとかしてもらうか)

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 13:50:28.21 ID:HU8Hqe+y0
切嗣「もしもし、舞弥?」

舞弥『どうしました?』

切嗣「緊急事態だ。すぐにきてくれ」

舞弥「わかりました」ズサァァ

切嗣「早いな」

舞弥「いえ」

切嗣(舞弥はもやは異性じゃないからいいんだけどなぁ……セイバーは……)チラッ

セイバー(お、目が合った)

舞弥「どうかされましたか?」

切嗣「セイバーをどうにかしてくれ」

舞弥「どうにか、とは?」

切嗣「任せる」

舞弥「わかりました」

セイバー「切嗣、まってください」トテトテ

舞弥「止まって」



38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 13:53:53.30 ID:HU8Hqe+y0
セイバー「邪魔です」

舞弥「……」

セイバー「貴様……どけ」

舞弥「そう言うわけにもいきません」

切嗣「……」スタスタ

セイバー「切嗣!!」

舞弥「……」

セイバー「どけ……これは私と切嗣の問題だ!!」

舞弥「では、貴女が退くべきだ」

セイバー「なに?」

舞弥「……あの人は、異性と会話はしない」

セイバー「は……?」

舞弥「アイリスフィールと結ばれてから、自分に敷いたルールなのです」

セイバー「いや、貴女とは普通に話をしていたじゃないですか」

舞弥「……いうなぁ!!!」


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 13:58:33.63 ID:HU8Hqe+y0
セイバー「な……!?」

舞弥「あ、失礼」

セイバー(異性と話をしない……だと?私を女として見ている?―――なんということだ。確かに女ではあるが、その前にサーヴァントだ)

セイバー(そんなことではこれから先の戦いに支障がある)

セイバー「では尚のこと通してもらいましょう」

舞弥「え?」

セイバー「私が異性だと思われなければいいんでしょう?」

舞弥「え、ええ」

セイバー「異性として見られないように努力します」

舞弥「……」

セイバー「では、失礼します」トテトテ

舞弥「あ……」

舞弥「一体、どうやって……?」

舞弥「……それなら私も異性として見られるようになる方法があるのでは?」

アイリ「――何の話?」


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 14:02:47.67 ID:HU8Hqe+y0
新都

セイバー「はぁぁぁぁ!!!」ゴォォォォ

切嗣「?!」

セイバー「追いつきました!!」

切嗣(な、なんで……舞弥め、しくじったか……)

セイバー「さあ、切嗣。どこに行くのですか?」

切嗣(戦場の下見なんだが)

セイバー「……?」

切嗣(小首を傾げるセイバー、かわいい♪)

切嗣(い、いや、ダメだ。アイリに申し訳が立たない)

セイバー(ふむ……どうやって異性だと思わないようにさせるか……いざやってみようと思うと難しい)

切嗣(無視だ、無視)スタスタ

セイバー(とりあえずついていきましょう。そのうち妙案が浮かぶでしょうし)トテトテ

切嗣(つ、ついてくる……ど、どうしたら……困ったぞ……)

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 14:09:40.14 ID:HU8Hqe+y0
切嗣「……」スタスタ

セイバー「……」トテトテ

切嗣(だめだ……諦める気配がない。セイバーと一緒ではまともな判断ができない……これでは下見どころではないな)

セイバー(マスター、どこまで行く気なのでしょうか)

切嗣「……」スタスタ

セイバー「……」トテトテ

切嗣「……はっ!?」

セイバー「切嗣!?まさか、敵ですか?!どこだ!?」

切嗣(こ、これ……デートだ……!!)

セイバー「どこだ!敵はどこだ!!むむ、こい!!」

切嗣「……」チラッ

セイバー「そこか!!……違うか。そこですか!!?……違う。どこだ!!姿を現わせ!!」

切嗣(まずい……女の子と二人で街を散歩なんて、デート以外の何物でもないぞ……!!)

切嗣(アイリ……イリヤ……ごめん……僕は最低の父親だ……)ボロボロ

セイバー「マスター!?何故、泣いているのですか?!まさか、敵の精神攻撃!?なんて卑劣な!!」

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 14:16:00.11 ID:HU8Hqe+y0
セイバー「切嗣、泣きやんでください。敵はいないようですし」オロオロ

切嗣(どうしよう……令呪を使うか……?)

セイバー(困った。殿方が泣くところなど戦友が死んだときぐらいしか見たことがないのに……)

切嗣(いや……セイバーは見るからに真面目そうだし、令呪とか使われるの絶対に嫌だろうな)

セイバー「切嗣、ほ、ほら!アイスクリームがあそこにあります!どうでしょうか?」オロオロ

切嗣「……」

セイバー「……えっと、おでんとはなんですか?中々、美味しそうですね。よければ私に御馳走してくれませんか?」オロオロ

切嗣(セイバー、お腹すいたのか……?)

セイバー(こういうときは何かを食べるのが一番です)

切嗣「……」

セイバー「……」

切嗣(ダメだ。一緒に食事なんて、益々デートじゃないか。これ以上、アイリとイリヤを裏切るわけにはいかない)

セイバー(お腹はすいていないんでしょうか?)

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 14:22:04.08 ID:HU8Hqe+y0
切嗣「……」スッ

セイバー「あ、切嗣?どちらへ?」

切嗣「……」スタスタ

セイバー「む……」トテトテ

切嗣(どうしてついてくる……!!こんな最低なマスターなんてもう愛想がつきただろ)

セイバー(諦めません。私を異性だと思わないようになるまでは)

切嗣(ま、まさか……セイバー、僕に一目ぼれしたのか……?)

セイバー「……」トテトテ

切嗣(そ、そうだ……そうに違いない……!!)

セイバー(ときおり此方を見ますね。意識されている証拠でしょうか)

切嗣(このままでは、いつか僕はセイバーの魅力に負けてしまう……)

セイバー(異性として思われないようにするか……よし)

切嗣(それだけは……だが、どうしたらセイバーは僕のことを諦めてくれるのか……)

セイバー「マスター!!」

切嗣「……」ビクッ


119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 14:27:47.35 ID:HU8Hqe+y0
セイバー「私は男です!!」

切嗣「……」

セイバー「私は自分の時代から男として扱われてきました。だから、男として扱ってくれても平気です。むしろそちらのほうがありがたい」

切嗣(無理だ。セイバーはすごく可愛い女の子だ)

セイバー「むしろ、私を女性として見る方が失礼です」

切嗣「……」

セイバー「これでいいでしょう?さあ、切嗣、私と話を――」

切嗣「……」スタスタ

セイバー「な……!?まだダメですか?」トテトテ

切嗣(何を言い出すかと思えば……そんなこといって余計に意識させようとするなんて……セイバーの意地悪)

セイバー(やはり直接的、でしたか)

セイバー(ならば……!!)

セイバー「切嗣!!私はこのように胸もない。女性としての魅力に欠けているとは思いませんか?」

切嗣(やめろ……僕は貧 派だ……くそ……そんなまな板を誇らしげに見せつけるな!!)

セイバー(切嗣の顔色が変わった……なにか無礼なことをしたでしょうか……?)



134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 14:33:40.30 ID:HU8Hqe+y0
セイバー「はぁ……くそ……一体、何が……」

女「ねえ、志貴ー」

男「なんだよ?」

セイバー(ん?)

女「ちょっとつかれちゃったなぁ」

男「えー?じゃあ、少し喫茶店で休むか?」

女「うん!!」

セイバー(あれです!!)

切嗣(セイバー、早く帰ってくれ……君のことが気になって戦場の下見ができない……)

セイバー「はぁー、切嗣、私は疲れましたー」

切嗣「……」ピタッ

セイバー「少し休憩しませんか?」

切嗣(さ、誘ってる……!!セイバーは清純だと思っていたのに……でも、そのギャップも……)

セイバー(む、動きが止まった。脈ありでしょうか?)

144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 14:39:12.88 ID:HU8Hqe+y0
切嗣(ダメだ!!駄目だ!!!デートしているだけでもアイリとイリアを悲しめているのに……更に絶望の淵に追いやるようなことなどできるわけない!!)

セイバー「切嗣?どうでしょう?少しだけでいいので……」

切嗣「……もしもし?」

セイバー「?」

舞弥「もしもし?」ズサァァ

切嗣「早いな」

舞弥「いえ……どうしましたか?」

切嗣「セイバーを連れて帰ってくれ。もう限界だ」

セイバー「限界!?なにがですか!?」

舞弥「あの……」

切嗣「頼んだ」

舞弥「あ……髪型、変えてみたんですけど……」

切嗣「……」スタスタ

セイバー「切嗣!!!」

舞弥「止まって」ウルウル


156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 14:44:02.45 ID:HU8Hqe+y0
セイバー「何を泣いているのですか!?泣きたいのはこちらです!!」

舞弥「黙れ!!貴女に私の気持ちなど分かるはずがない!!!」バァァン

セイバー「な!?銃器を持ち出すとは……いい度胸です」

舞弥「まだ異性として見られているようで、よかったですね」

セイバー「なにを……」

舞弥「こっちは戦々恐々とアイリスフィールに魅力的な髪型にしてくださいと頼んだというのに……」

セイバー「はぁ?」

舞弥「スタート地点が違いすぎる!!」

セイバー「訳が分かりません」

舞弥「うぅ……」ボロボロ

セイバー「あぁ……えっと……」オロオロ

舞弥「どうせ……わたしなんて……」ボロボロ

セイバー「あ、あの……喫茶店にでも行きませんか?」

舞弥「……はい」


163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 14:50:53.30 ID:HU8Hqe+y0
喫茶店

セイバー「―――そんな過去が」

舞弥「……ええ」

セイバー「ですが、そのような過去がありながら、何故切嗣は貴女を女性として見ていないのですか?」

舞弥「あの人にとって、私は道具でしかありませんから」

セイバー「道具?」

舞弥「殺すための道具です。拳銃と私は同列なのですよ」

セイバー「それは……」

セイバー(いや、私が目指しているのはまさに彼女のような立ち位置。切嗣に己の剣であると認めさせれば、或いは……)

舞弥「はぁ……もう、私は女ですらないんです」

セイバー「そんなことはありません。魅力的な女性だと思います」

舞弥「お世辞はいいです」

セイバー「そんなつもりは……ですが、貴女のおかげで私の進むべき道が見えました」

舞弥「え?」

セイバー「異性だの同性だの、そんなものより物として扱われるほうがいいようです。私は切嗣の物になります」


169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 14:55:38.27 ID:HU8Hqe+y0
ビル 屋上

切嗣(はぁ……やっとまともに下見ができるな……)

ピリリリ

切嗣「もしもし?」

アイリ『切嗣?セイバーはいる?』

切嗣「いや、今舞弥に迎えにこさせた。しばらくすれば戻ると思う」

アイリ『あ、そうなんだ』

切嗣「なにかトラブルか?」

アイリ『ううん。イリヤがセイバーと遊びたいって言い始めて』

切嗣(僕の浮気相手と……なんてことだ……)

切嗣「そ、そうか……まあ、そのうち―――」

セイバー「いました」

舞弥「いましたね」

切嗣「……っ!?」

アイリ『切嗣?どうしたの?切嗣?』

178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 15:01:18.10 ID:HU8Hqe+y0
セイバー「切嗣、お話があります」

切嗣「……」ガクガク

アイリ『切嗣!?ねえ!!何かあったの!?』

切嗣「い、いや……」

切嗣(不味い……電話でセイバーの声が混じれば、密着していると思われる……!!)

セイバー「切嗣?」

切嗣(そうなれば……アイリは僕を見放し……イリヤには2度と会わせて貰えなくなる……!!)

舞弥「誰かと電話中ですね」

セイバー「では待ちます」

切嗣「アイリ」

アイリ『どうしたの?大丈夫?』

切嗣「僕のこと愛しているか?」

アイリ『も、もちろん』

切嗣「僕もだ」ピッ

アイリ『え?どういうこ―――』


190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 15:06:08.55 ID:HU8Hqe+y0
切嗣「……」

セイバー「お話は終わりましたか?」

切嗣(無視だ……もう縁を切るんだ!!)プイッ

セイバー(そっぽを向かれた……)

舞弥(いいなぁ)

セイバー「切嗣」

切嗣「……」

セイバー「私のことをこれからは物として扱ってください」

切嗣(も、物!?)

セイバー「初めからこう言っていればよかったのですね。私は貴方の剣だ。物も同然でしょう」

切嗣(ちがう……セイバーは物じゃない……かわいい、女の子だ……!!)

セイバー「ですから切嗣も私に気を使う必要はない。物なのですからなんなりと御命令を与えてください。それに応えてみせます」

切嗣「舞弥、僕は連れて帰れといったはずだが?」

舞弥「あ、す、すいません……」

セイバー「切嗣!?何故ですか!!目ぐらい向けてくれても良いではないですか!?」


198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 15:13:10.79 ID:HU8Hqe+y0
切嗣「……」ギロリッ

セイバー「な!?」

切嗣「ふぅー……これは独りごとだ……誰に対しても向けていない、戯言なんだ……いいな?」

セイバー「え……?いや、そんなに見つめられては、独り言として受け取れないのですが……」

切嗣「僕はアイリとイリヤを裏切るつもりはない」

セイバー「は?」

切嗣「でも、セイバーとも仲良くしたいと邪な感情を抱いてしまっているのも事実だ」

セイバー「な、なら……」

切嗣「だからこそ、僕は心を鬼にする。僕が愛しているのはアイリだけ。セイバーじゃない」

セイバー「いや、それは重々承知していますが」

切嗣「僕から言えるのはそれだけだ。―――舞弥、セイバーを連れて帰ってくれ」

舞弥「は、はい……ところで、髪型を変えたんですけど……どうでしょうか?」

切嗣「……早く」

舞弥「す、すいません。さあ、城へ戻りましょう」

セイバー「いや、切嗣?なんか勘違いをしていませんか?話し合いの場を設けてくれないでしょうか?」

204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 15:18:21.10 ID:HU8Hqe+y0
アインツベルン城

イリヤ「セイバー、あそんでー」

セイバー「はい。ですが、その前にアイリスフィールと話をさせてください」

イリヤ「うん」

セイバー「アイリスフィール」

アイリ「どうしたの?」

セイバー「切嗣のことで相談が」

アイリ「どうかしたの?」

セイバー「私のことを何か勘違いしている」

アイリ「どういうこと?」

セイバー「うまく言えませんが……切嗣はもしかしたら、私のことを……」

アイリ「うん」

セイバー「側室か何かと思っているのではないでしょうか?」

アイリ「……」ピキッ

セイバー「あ、いや。きっと私の思い違いだとは思うのですが。ですが、その……言動が変なので……」

215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 15:22:48.02 ID:HU8Hqe+y0
アイリ「そんなわけないでしょう?」

セイバー「はっ」

アイリ「変なこと言わないで」

セイバー「申し訳ありません……」

セイバー(殺されるかと思った……)

アイリ「で?」

セイバー「はい?」

アイリ「そう思う根拠は?」

セイバー「え?」

アイリ「あの人が貴女に何かを言ったんでしょう?」

セイバー「あ、ああ……えっと……」

アイリ「なんて言ったの?」

セイバー「あの……な、なかよく、したいと……邪な気分とか……」

アイリ「ほんとに?」ピキッ

セイバー「あ、いや、私の聞き間違いかもしれません」オロオロ


220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 15:28:07.72 ID:HU8Hqe+y0
アイリ「……セイバーはイリヤと遊んでてくれない?」

セイバー「は、はい」

セイバー「イリヤスフィール、行きましょう」

イリヤ「わーい」

アイリ「―――もしもし?切嗣?今すぐ帰ってきて」

イリヤ「なにかあったの?」

セイバー「いえ。なんでもありません」

舞弥「……はぁ」

セイバー「どうしました?」

舞弥「髪型を元に戻そうかと……」

セイバー「サイドテールにしてみては?」

舞弥「そうですね……髪を伸ばしてみた方がいいのか……?」

イリヤ「いこ」

セイバー「はい。何して遊びますか?」

イリヤ「うーん。オママゴト!!」


224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 15:32:35.39 ID:HU8Hqe+y0
切嗣「ただいま、アイリ」

アイリ「……」

切嗣「アイリ?」

アイリ「切嗣?」

切嗣「な、なんだ……?」ブルルッ

切嗣(寒気、だと?)

アイリ「セイバーのことどう思ってるの?」

切嗣「……?!」

切嗣(ま、まさか……浮気がばれたのか……!?)

アイリ(言い淀んだ……本当なの、切嗣?)

切嗣「どういう意味だ?」

アイリ「どういう意味って、そのままの意味だけど?」

切嗣「……」

アイリ「どうしてそこで黙るの?」


229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 15:37:31.94 ID:HU8Hqe+y0
切嗣「すまない……」

アイリ「どうして謝るの?」

切嗣「……」

アイリ「切嗣!!どういうこと!?ねえ!!」

切嗣「……」

アイリ「黙ってたら分からない!!切嗣、答えて!!」

切嗣「すまない……アイリ……僕は……」

アイリ「うそ……私だけを愛してくれていたんじゃ……なかったの……?」

切嗣「愛している!!僕が愛しているのはアイリスフィールだけだ!!」

アイリ「……セイバーのことは?」

切嗣「そ、それは……」

アイリ「嘘付き!!!」

切嗣「アイリ!!」

アイリ「もう……切嗣のこと信じられない……!!」タタタッ

切嗣「まってくれ!!アイリ!!」


243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 15:42:07.65 ID:HU8Hqe+y0
切嗣「……」

セイバー「あ、切嗣」トテトテ

切嗣「……」

セイバー「アイリが泣きながら冷蔵庫の食料を漁っていましたが、何かあったのですか?」

切嗣「……」

セイバー「切嗣、いい加減にしてください。私のことは物だと思ってください」

切嗣「舞弥」

舞弥「ここに」シュタ

切嗣「セイバーに伝えてくれ」

セイバー「となりに居ますが」

切嗣「もう。僕に話しかけないでくれと」

セイバー「な……!?」

舞弥「もう話しかけるな、と申しています」

セイバー「復唱しなくても聞こえています!!!―――切嗣!!!どういうことですか!!!」

切嗣「……」スタスタ


250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 15:48:00.28 ID:HU8Hqe+y0
セイバー「切嗣!説明を求めます!!」トテトテ

切嗣「……」スタスタ

セイバー「切嗣!!」トテトテ

切嗣「……」ダッ

セイバー「な!?―――サーヴァントに勝てるとでも?!」ダダッ

切嗣「……」シュン

セイバー「な!?はやい!?」トテテ

セイバー「きりつぐー!!!」

セイバー「……今までは違う。強い拒絶が伝わってきました」

セイバー「私が何をしたと……?」

舞弥「……髪型、これでもダメですか」

セイバー「はぁ……どうしたら……」

セイバー「物……物……うーん……あ!」

舞弥「また怪策でも思いつきましたか?」

セイバー「ええ、切嗣もこれをすればさすがに……。王としてのプライドはこの際、捨てましょう」


258 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 15:52:51.31 ID:HU8Hqe+y0
アイリ「ふざけないでよ……もう……切嗣なんて……切嗣なんて……」モグモグ

セイバー「アイリスフィール」

アイリ「セイバー……」

セイバー「切嗣は?」

アイリ「なんで私が切嗣の居場所を知ってると思うの?」

セイバー「え……?」

アイリ「食事の邪魔しないで」モグモグ

セイバー「アイリスフィール、そんなに食べたら体に悪いです」

アイリ「ほっといて!!」モグモグ

セイバー「アイリスフィール、みてください!!御息女が泣いていますよ!!」

アイリ「え?!」

イリヤ「ふわぁぁ~」

アイリ「嘘付き」

セイバー「あ……あの……すいません」オロオロ

アイリ「……この時間なら切嗣はお風呂かもね……」モグモグ


268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 15:57:58.95 ID:HU8Hqe+y0
セイバー「入浴中ですか」

アイリ「うん」

セイバー「分かりました」

アイリ「何する気?」

セイバー「はっ。切嗣に私がただの物であると認識させるのです」

アイリ「……物?」ピキッ

セイバー「はい」

アイリ「なにそれ?」

セイバー「いや。切嗣は私のことを異性として捉えているようですので、この際、物として扱ってくれたらな、と」

アイリ「……物ってなに?」ピキッ

セイバー「ですから、道具です」

アイリ「……」ゴゴゴゴ

セイバー「アイリスフィール?」

アイリ「……セイバー?そこに座ってくれる?」

セイバー「はっ!!」



277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 16:03:13.25 ID:HU8Hqe+y0
アイリ「セイバーは結局、切嗣をどうしたいの?」

セイバー「どう、とは?」

アイリ「側室として扱って欲しいの?」

セイバー「は?」

アイリ「お風呂に行って、物として扱ってくださいって頼もうとしてたんでしょう?」

セイバー「端的に言えば、そうなります」

アイリ「……」ピキキ

セイバー(青筋が……)

アイリ「セイバー?」

セイバー「はい!」

アイリ「セイバーは女の子、でしょう?」

セイバー「いや、私は女である前にサーヴァ―――」

アイリ「女、でしょう?」

セイバー「は……女です」

アイリ「じゃあ、自分の体は大事にしなきゃ。会って数日の男性に体を許すとか、ダメじゃない」

283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 16:09:24.10 ID:HU8Hqe+y0
セイバー「体を許すもなにも、我が肉体はマスター切嗣のものです。そこは曲げるわけにはまいりません」ドヤッ

アイリ「あ?」

セイバー「……」ゾクッ

セイバー(わ、私が寒気を感じるなどと……)

アイリ「―――そこまでいうなら、いいわ」

セイバー「え?」

アイリ「今からお風呂に行きましょう」

セイバー「アイリスフィール?」

アイリ「そこで切嗣がどちらを選ぶか、決めてもらいましょうか?」

セイバー「ど、どういう意味ですか?!」

アイリ「どちらが正妻で側室なのか……」ゴゴゴゴ

セイバー「アイリスフィール!!待ってください!!貴女はすごい勘違いをしています!!」

アイリ「ううん、してないわよ?」ニッコリ

セイバー「ひぃ!?」ゾクッ

アイリ「さあ、お風呂場に行きましょう」


293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 16:14:37.52 ID:HU8Hqe+y0
アイリ「ふんふーん」

セイバー「アイリスフィール!!やめましょう!!きっと切嗣は混乱する!!」ズルズル

アイリ「ふんふーん」

セイバー「それよりも私を引き摺るのはやめてください!!」ズルズル

アイリ「さ、ここよ!」

セイバー「アイリスフィール……」

アイリ「いくわよ」

舞弥「はっ」

セイバー「本気ですか!?」

アイリ「勿論」

舞弥「行きましょう」

セイバー「しかし……あの……」

イリヤ「みんなでおふろー♪」

アイリ「問答無用よ?セイバー?」

セイバー「あぁ……なんでこんなことに……」オロオロ

308 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 16:20:27.74 ID:HU8Hqe+y0
大浴場

切嗣「……」ブクブク

切嗣(アイリ……怒っていたな)

切嗣(全て僕の所為だ……)ブクブク

切嗣(謝って済む問題ではないな)

切嗣「はぁ……」

イリヤ「わーい♪」ペタペタ

切嗣「……ぶっ!?」

イリヤ「洗ってー」

切嗣「びっくりした……どうしたんだい?」

イリヤ「皆でおふろー」

切嗣「みんな?」

舞弥「はっ」

切嗣「なんだ、舞弥か」

舞弥「……」ガーン


329 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 16:27:05.43 ID:HU8Hqe+y0
切嗣「丁度いい、イリヤを洗ってあげてくれ」

舞弥「は、はい……」

舞弥(いや、まあ、私の裸なんて見慣れてるでしょうけど……それでも、この不意打ちで無反応ってどういうこと?)

イリヤ「はやくー」

舞弥「……っ!!」ゴシゴシ

イリヤ「いたたたたた!!!そんなに強くこすらないで!!」

舞弥(こんな子どもでも反応があったのに……!!どうして!!どうして!!!)ゴシゴシ

イリヤ「いたい!!いたいってば!!!」

切嗣「……」

切嗣(舞弥……不機嫌だな……)

切嗣「……」ブクブク

セイバー「切嗣?」トテトテ

切嗣「ぶぅぅ!?!!??」

セイバー「あ、あの……」トテトテ

切嗣(な、なんで……セイバーが……前も隠さずに近付いてくる……!??)


344 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 16:35:10.35 ID:HU8Hqe+y0
切嗣「……」プイッ

セイバー「あ……やはり、だめですか」

セイバー(裸体をみせれば、如何に私が女性としての肉体をもっていないか、知っていただけると思ったのですが)

セイバー「アイリスフィールのほうがよっぽど女性として完成されている」

切嗣「……え?」

アイリ「切嗣?湯加減はどう?」

切嗣「ああ、アイリ。どうしたんだい?」

アイリ「……」ピクッ

切嗣「……?」

舞弥(な……アイリスフィールにも無反応?どういうこと?)ゴシゴシ

イリヤ「あはははは!!!そこは……だめぇぇ……あははは!!!」

アイリ「あの……妻がこうして湯殿に入ってきたんだけど?」

切嗣「……それがどうしたんだい?」

アイリ「……」ピキッ

セイバー「アイリスフィール?怒ってます?」


358 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 16:41:50.78 ID:HU8Hqe+y0
アイリ「セイバーのほうがいいってわけ?」グイッ

セイバー「わわ……アイリスフィール、なにを―――」

切嗣「ぶっ!!?」

アイリ「……」ピキキ

切嗣「セイバーに伝えてくれ、ここから出て行けと」

セイバー「切嗣!!ちゃんと私を見て言ってください!!!」

切嗣「……」チラッ

セイバー「……」ツルペターン

切嗣「……!?!?」プイッ

セイバー「切嗣!!何故ですか!!私から目を背けないでください!!」

アイリ「……そう。やっぱり、そうなんだ」

セイバー「アイリスフィール?」

切嗣「……アイリ?」

アイリ「セイバーのことが好きなのね!!そうなんでしょ、切嗣!!!」

切嗣「な、なにを言ってるんだ……!!」


369 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 16:48:13.44 ID:HU8Hqe+y0
舞弥「……」ゴクリ

イリヤ「きゃぁ?!ちょ……そこはぁ……ふぁ……」ゾクゾク

セイバー「アイリスフィール、憶測でそのようなことを言っては切嗣が可哀想です」

切嗣「アイリ、僕が愛しているのは君だけだ。信じてくれ」

アイリ「……」ボインボイン

切嗣「アイリ……頼む、信じてくれ」

アイリ「……」グイッ

セイバー「ちょ!なんですか?」ペターン

切嗣「ぶぅぅぅぅ!!!!!」

アイリ「その反応を見れれば十分です」

切嗣「な、なにがだ……?」

アイリ「私には無反応なのに……セイバーだけに過剰な反応してるし……」

切嗣「それは……アイリの裸を見慣れているからで……」

イリヤ「わーい」ツルーン

切嗣「ぶっ!?イリヤ、走ったら危ないだろ?」


385 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 16:53:32.63 ID:HU8Hqe+y0
アイリ「……」

イリヤ「100まで数える?」

切嗣「そうだな」

イリヤ「いーち、にー、さーん―――」

アイリ「そういうこと」

切嗣「え?」

アイリ「わかりました。この胸がなければ……いいのね?」

切嗣「え?」

アイリ「セイバー?」

セイバー「はい」

アイリ「この忌まわしい胸を切り取って」

セイバー「はぁ!?」

切嗣「何を言っているんだ!?」

アイリ「だって……だって……!!」

舞弥「待ってください。――私は決してプロポーションはよくありませんが、切嗣は無反応ですよ?」スレンダー


402 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 17:00:00.65 ID:HU8Hqe+y0
アイリ「ほ、ほんと?」

舞弥「はい。その証拠に――こんなポーズをとってみても」ウッフン

切嗣「アイリ……お願いだ、馬鹿な真似は止せ」

舞弥「見向き……も、しません……うぅ……」ボロボロ

セイバー「泣くほど辛いのでしたら、やらなくても……」

アイリ「ほんと……どういうこと、なの?」

舞弥「切嗣は単に、見慣れない裸に戸惑っただけです」

アイリ「本当に?」

切嗣「……」コク

舞弥「それにセイバーが切嗣の物になるとは、すなわち切嗣の兵器になるという意味です。決して側室になるとかそんな浮ついた話ではありません」

アイリ「そうなの?」

セイバー「はい」

アイリ「えと……」

切嗣「アイリ……」

アイリ「切嗣……ごめんなさい……私……勘違いしてたみたい……」カァァ


426 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 17:06:09.05 ID:HU8Hqe+y0
切嗣「分かってくれればいいんだ」

アイリ「切嗣……」

イリヤ「じゅう……じゅうの次ってなに?……いーち、にー、さーん―――」

セイバー「ふむ……誤解はとけたようですね」

舞弥「ええ」

セイバー「切嗣?」

切嗣「……」

セイバー「この際、無視して貰っても構いません。ただ、これだけは約束してください」

切嗣(セイバーの胸……かわいいなぁ)

セイバー「聖杯は必ず、勝ちとると!!」

切嗣(……下も……)

イリヤ「ん……?」ツンツン

セイバー「切嗣?いいですね?」

切嗣「舞弥、伝えてくれ。――わかったと」

セイバー「切嗣……ありがとう。それが聞ければ十分です」

437 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 17:12:48.58 ID:HU8Hqe+y0
セイバー「はぁ……良いお湯でした」

アイリ「いつでも好きなときに入って良いからね?」

セイバー「はっ」

舞弥「では、私はこれから戦場の下見に行ってきます」

切嗣「舞弥」

舞弥「はい?」

切嗣「髪型、戻したのか?」

舞弥「え……」ドキッ

切嗣「いつもと違っていて、良かったぞ?」

舞弥「は、はは、はい!!!い、いますぐ!!あの髪型にします!!!」ゴソゴソ

切嗣「そうか」

アイリ「良かったわね……?」ニッコリ

舞弥「あ……えと……このままで……いきます……」オロオロ

切嗣「そうか。好きにするといい」

舞弥「は、はい……そ、それでは……これで……」ダダダッ

454 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 17:19:15.66 ID:HU8Hqe+y0
イリヤ「ねー?」

切嗣「ん?」

イリヤ「セイバーの裸みたとき、おっきい●●●が●●に生えたけど、あれなに?」

切嗣「!?」

アイリ「あ?」ピキキ

セイバー「キノコ?あの浴槽にですか?そんなバカな」

イリヤ「ほんとだって。これくらいの」

セイバー「ふむ……分かりませんね」

アイリ「……切嗣?」

切嗣「あ、いや……」

アイリ「セイバーと会話することは禁止。あと、半径5メートル以内に近づくのも禁止。聖杯戦争は私とセイバーが表で戦います。切嗣は後方支援を」

セイバー「アイリスフィール!?しかし、私のマスターは切嗣で―――」

アイリ「返事」

切嗣「はい」

セイバー「そんな……!!」



461 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 17:22:37.61 ID:HU8Hqe+y0
現在 衛宮邸

セイバー「ということがありまして、切嗣とは殆ど会話したことがありません」

士郎「そうか……」

セイバー「士郎は切嗣のようになりたいのでしたね?」

士郎「いや……もういいよ」

セイバー「え?」

士郎「俺、ロリコンじゃないし」

セイバー「ロリ……?士郎?」

士郎「親父……」ホロリ

セイバー「士郎!?どうして泣いているのですか!?士郎、しっかりしてください!!」オロオロ

士郎「……正義の味方なんて……糞食らえだ……!!」

セイバー「士郎!?士郎!?もしもーし!!」オロオロ


END