1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/20(火) 23:14:52.45 ID:vPJPX2dz0
QB「ももこ。君には魔法少女の素質がある。僕と契約して魔法少女になってよ」

まる子「うわ!?ちょっと、たまちゃん。変な猫が喋ってるよ」

たまえ「ホントだ。猫が喋ってるよ」

QB「僕と会話ができるのが素質を持っている証拠さ。さあ、僕と契約して魔法少女になってよ。契約すればどんな願いでもひとつ叶えてあげることができるよ」


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引用元: まる子「魔法少女?」 



2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/20(火) 23:15:20.15 ID:vPJPX2dz0
まるこ「へぇ~、便利な世の中になったもんだねぇ~」

たまえ「まるちゃん…」

まるこ「決めたよ!!たまちゃん。あたしゃ、魔法少女になるよ」

たまえ「だ、ダメだよ。絶対にあやしいって!!きっと何か裏があるんだよ」

まるこ「うら?」

たまえ「うん。よくわかんないけど、ただで願いを叶えてくれるなんてちょっと変だよ!!」

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/20(火) 23:15:39.87 ID:vPJPX2dz0
まるこ「ちょっと!!キュウベエ!!アンタまさか、あたしを騙そうってんじゃないだろうね!?」

QB「騙す?一体何を言ってるんだい?願いを叶える対価として魔法少女になってくれと頼んでいるんだよ」

まるこ「本当だろうね?」

QB「本当さ。そもそも感情を持たない僕たちインキュベーターは嘘をつくことなんてできないよ。さあ、ももこ、たまえ、僕と契約して魔法少女になってよ」

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/20(火) 23:16:19.46 ID:vPJPX2dz0
たまえ「ええっ!!わたしも!?」

QB「そうさ。ももこほどじゃないけど、君にも魔法少女になる素質が十分にある」

まるこ「そうだよたまちゃん!!一緒に契約しようよ。そしたら何かあっても二人なら平気だよ」

たまえ「でもまるちゃん…わたしは…」

QB「何も怖がることはないよ。契約は一瞬さ」

たまえ「でも…」

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/20(火) 23:16:51.21 ID:vPJPX2dz0
まるこ「もぅ~、たまちゃんのいっけず~。一緒に契約しようよ。どんな願いでも叶うんだよ?」

たまえ「…」

たまえ(あぁ、どうすればいいの。こんな怪しい話、断らなきゃいけないのに…でも…期待いっぱいのまるちゃんを裏切れない…タミーはどうすればいいの?)

QB「さあ。たまえ!!」

まるこ「たまちゃん!!」

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/20(火) 23:17:18.54 ID:vPJPX2dz0
コジコジ「あれぇ~、キュウベエがいるよ~」フヨフヨフヨ

QB「ゲッ、コジコジ…」

まるこ「また変なのがきたね~」

たまえ「うん。クマみたいなタヌキみたいな…」

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/20(火) 23:17:44.45 ID:vPJPX2dz0
QB「なんで君がこんなところにいるんだい?早くメルヘンの国へ帰りなよ」

コジコジ「そうだそうだ!!かえれー!!」

QB「君にいっているんだよ」

コジコジ「ガーン」

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/20(火) 23:18:28.39 ID:vPJPX2dz0
たまえ「ね、ねえ?あなたは誰?」

コジコジ「ん?コジコジはコジコジだよ」

たまえ「へ、へえ…」

まるこ「こ、コジコジも願いを叶えてくれるの?」

コジコジ「ううん。コジコジは願いを叶えることはできないよ」

まるこ「じゃあ、コジコジは何ができるの?」

コジコジ「うーん。コジコジはいったい何ができるのでしょう?」

まる子・たまえ「…」

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/20(火) 23:18:56.39 ID:vPJPX2dz0
QB「コジコジ、邪魔をするならかえってくれないか?ボクたちは大事な話の途中なんだ」

コジコジ「大事な話?大事な話ってなに?」

QB「君にいってもわからないだろうけど、魔法少女の契約の話しさ。彼女たちに魔法少女になってもらう代わりにボクはなんでも願いをひとつだけ叶える」

コジコジ「えぇー。なんでも願いを叶えてくれるのー。やったー」

QB「君の願いじゃないよ。彼女たちのだよ」

コジコジ「えっ…どうして…」ショボーン

QB「どうしてって…君はメルヘンの国の住民だろ。魔法少女にはなれないんだよ」

コジコジ「そっかぁ」パァ

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/20(火) 23:19:26.31 ID:vPJPX2dz0
まるこ「あ、あのさ…」

QB「あぁ。待たせて悪かったね。それじゃあ契約を…」

たまえ「ちょっと待って!!」

QB「…なんだい?」

たまえ「キュウベエは何のために魔法少女の契約をしてるの?」

QB「いい質問だね。端的に言えば宇宙を守るためさ」

たまえ「宇宙を守る?」

QB「そうさ。魔法少女という存在が宇宙を維持するための要となる…そのためにボクは少女たちとの契約をおこなっているんだ」

たまえ「それって、魔法少女が宇宙を守るために戦うってこと?」

QB「そう捉えてもらっても構わないね」

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/20(火) 23:19:52.55 ID:vPJPX2dz0
QB「さあ、もういいだろう。ボクと契約しt」

コジコジ「ねえ?まるちゃんのお願いは何?」

まるこ「えーと。そうだねぇ。ももえちゃん…お小遣い…うーん、迷うけど夢みたいな不思議な国へ行ってみんなで遊ぶことかな」

コジコジ「たまちゃんは?」

たまえ「えっと…わたしもまるちゃんと同じかな」

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/20(火) 23:20:27.24 ID:vPJPX2dz0
コジコジ「じゃあ、コジコジがかなえてあげるね」

まるこ「えっ」

コジコジ「ほらーおいでー」フヨフヨフヨ

まるこ「わわっ、浮いてるよたまちゃん!!」フヨフヨ

たまえ「うん!!わたしたち空を飛んでるよ!!」フヨフヨ

コジコジ「よーしっ。メルヘンの国へレッツゴー」フヨフヨ


QB「こ、コジコジっ!!勝手なことはしないd」



コジコジ「きゅうべえ?コジコジは守ってもらわなくても大丈夫だよ」



QB「な、何を言って…」

コジコジ「ほらーきゅうべえも」フヨフヨ

QB「わわ、待って、ボクは別にメルヘンの国になんか…」フヨフヨ

コジコジ「いいからいいから」フヨフヨ


コジコジ「みんなー、メルヘンの国はいいところだよ」

                       Fin