1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 10:41:40.39 ID:Ul4u9GEdO


ミサト「どうしてアスカにあんなこと言ったの?」

シンジ「それとなく異臭がするって伝えたくて・・・」

ミサト「謝ってきなさい」

シンジ「どうしてですか?僕はなにも悪いことしてないのに!」

ミサト「謝ってきなさい」

シンジ「精一杯オブラートにつつんで言ったんですよ・・・!ほんとは雨の日の埼京線(20時頃の下り)って言いたかったのに!」

ミサト「シンジくん」

シンジ「なんですか」

ミサト「謝ってきなさい」

シンジ「ミサトさんはいつもそうだ・・・僕が苦しんでるのを無視してっ・・・」

ミサト「謝って来いっつってんだろ」


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 10:48:47.13 ID:STl+IE8F0

シンジ「アスカ・・・碇シンジですけど」コンコン

シンジ「さっき言ったのは変な意味じゃないんだ・・・ただアスカの匂いを客観的に表現してみただけで」

シンジ「あれだよ?地下鉄って言っても東西線とか有楽町線じゃなくて、南北線とか三田線とかさ・・・そういうあれで」

シンジ「とにかく、アスカに不快な思いをさせたかったわけじゃないんだ。不快な思いをするのは僕だけで十分だし」

シンジ「あっ、今のはアスカのメトロスメルで僕が不快な思いをしてるとかじゃないから気にしないで」

シンジ「まあなんて言うか、その・・・僕は地下鉄好きだしね。渋谷の副都心線のホームとかなんかワクワクするし」

シンジ「だから出てきてよアスカ」

ミサト「ふんっ!」バキッ!

シンジ「痛いっ!後頭部が!」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 10:52:43.48 ID:Ul4u9GEdO


ミサト「ちゃんと謝ってきなさい」

シンジ「謝ったじゃないですか!!」

ミサト「ちゃんと謝ってきなさい」

シンジ「僕にこれ以上なにをしろって言うんですか・・・無理ですよ!できるわけないよ!」

ミサト「ぶっ飛ばされたくなかったら謝ってきなさい」



シンジ「アスカ、また碇シンジですけど」コンコン

シンジ「ごめん・・・ごめんなさい。僕が悪かったよ」

シンジ「ほんとはアスカにあんなこと言いたくなかったんだ・・・でも30歳でちょっちとか言ってるあの人に脅されて」



10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 10:56:25.11 ID:Ul4u9GEdO
シンジ「ほんとに言いたくなかったんだっ・・・!うぅっ・・・Kつらぎさんに殴られた傷が・・・」

シンジ「だって、僕がアスカにあんなこと言うはずないだろ?」

シンジ「でも、言ったことにかわりはないんだ・・・ごめん・・・」


シンジ「このあと僕は1時間ほど平謝りを続けた」


シンジ「アスカ・・・出てきてよ・・・アスカの顔見て謝りたいんだ」

シンジ「頼むよ・・・」

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 11:00:07.25 ID:dT3RjKRH0
シンジ「アスカ・・・っ!頼むから・・・僕が許せないならいくら殴ってくれても構わない」

シンジ「せめてアスカの顔が見たいんだ・・・アスカ!」



ガラッ
アス

シンジ「ドア、ひらきゃーす。プシューッ」

ピシャッ!

シンジ「白線の内側までお下がり下さ、あれ?なんで閉めちゃうのさ!」


ミサト「オラァッ!!」メコッ

シンジ「ほぎゃっ!!」

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 11:06:11.68 ID:b/6M6u+q0
ミサト「もうこの馬鹿には任せらんないわ・・・とにかく部屋から連れ出して、どこか静かなところに」

ミサト「アスカ、わたし。開けてくれる?」コンコン

ミサト「アスカ?入るわよ」ガラッ




ミサト「し、死んで・・・ない!」

アスカ「・・・」ピクピク

ミサト「アスカ!しっかりしなさいアスカ!!」

シンジ「うわっ、金曜夜の山手線(ゲロ車両)より臭いやこの部屋」

アスカ「-----------」ガクッ

ミサト「アスカーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」


劇終