3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 00:26:39.97 ID:78N1Aeu20

シンジ「ただいま」

マリ「おっ、わんこ君おかえりー」

シンジ(Yシャツミニスカネクタイの制服か…)

マリ「お姫様ならコンビニだよー」

シンジ「アイス?僕もメールして買ってきてもらおうかな」

マリ「にひひっ、やっぱバニラアイス?」

シンジ(ネクタイ緩めてカーペットに寝そべってスカート捲れてる)


シンジ(なのに僕は…まるで興奮しない)


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 00:29:37.73 ID:78N1Aeu20

マリ「メールすれば?まだ間に合うかもよ」ピコピコ

シンジ「いやいいよ。帰りがけにトウジ達と買い食いしてたし」

マリ「おっ、わんこ君らしからぬ不良行為だね」

シンジ(寝そべったままこっちに顔を向けるッ…まさに横 の強調とスカートの更なるたくし上げ効果!)

シンジ(これが計算か天然か…どちらの可能性もある、でもとにかく)

マリ「?わんこ君どしたの?」

シンジ「そっちこそ何?誘ってるの?」

マリ「!!!??」

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 00:31:59.09 ID:78N1Aeu20
シンジ「まずおかしいだろ。ここの住民は僕とアスカとミサトさんだよ」

シンジ「君は違うだろ」

マリ「いやさ、お姫様が新作のゲーム買ったって言うからつい」

シンジ「まあ友達の家に遊びに来るのは分かる」

シンジ「問題は、僕が帰ってくるときはほとんどかならずアスカが出払っている…」

シンジ「いや、真希波に追い払われているっていうことだよ」

マリ「……鋭いなぁ。勘のいいガキは嫌いなんだけど、わんこ君だと許せちゃうにゃー」

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 00:33:59.46 ID:78N1Aeu20
シンジ「本題に戻ろう。何?誘ってるの?」

マリ「うん」コクリ

シンジ「直球だね」

マリ「そっちこそ、ど真ん中ストレートで問い詰めてきたじゃん」

シンジ「仕方ないだろ…ここまでされたら誰だって気づく」

マリ「あらまー。で、どうする?お姫様には『発売の終了したアイス』を頼んでるんだけど」

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 00:37:57.10 ID:78N1Aeu20
シンジ「…一つ。どうやってアスカに言う事を聞かせているの?」

マリ「んっふっふ、なーに、わんこ君もお姫様に命令したいんだね」

シンジ「弱みを握って脅したりしているんじゃないよね?」ギロッ

マリ「……ッ!!?」ゾクッ

マリ「してないしてない!本当!」

シンジ「ああそう…」

マリ(何今の…さっすが碇司令の息子さんってことなのかな…)ゴクリ


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 00:40:01.14 ID:78N1Aeu20
シンジ「じゃあいいんだけどさ、で、何だっけ」

マリ「わんこ君、私とキモチイイことしない?」

シンジ「…何のために」

マリ「前からわんこ君に目ぇ付けてたんだー。なよなよしてるようでしっかりしてるし」

マリ「いい匂いするし」

マリ「いい匂いするし」クンクン

マリ「正直同じ部屋にいるだけでたまんない…!」ギラギラ

シンジ「うわあ」

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 00:42:33.91 ID:78N1Aeu20
マリ「ほらほら!●●う!子供作ろう!絶対わんこ君の教育ならいい子になる!」

シンジ「さらっと育児放棄宣言出なかった?」

マリ「犬の世話なら任せて!」

シンジ「100%僕だそれ」

マリ「リードと首輪つけてお散歩!」

シンジ「僕が手綱引くんだろ?」



マリ「えっ」

シンジ「えっ」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 00:45:22.15 ID:78N1Aeu20
マリ「…とにかく!ぶっちゃけ今、わんこ君だって私とおなじようなカンジでしょ!」

マリ「ほらほらぁ、花のJKがスカートめくって君を待ってるんだよ?」チラチラ

シンジ(水縞か…)

マリ「何か思うことはないの?え?思春期男子中学生君?」



シンジ「じゃあとりあえず、仮設5号機のプラグスーツに着替えてきてよ」

マリ「」

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 00:47:29.97 ID:78N1Aeu20
マリ「…ごめん、なんて?」

シンジ「仮設5号機のプラグスーツに着替えてきてよ」

マリ「何言ってるの?」

シンジ「だから、仮設5号機の」

マリ「ああいやそうじゃないって!何で今更あんなボロスーツを」

シンジ「……あんなボロスーツだってッ!!?ふざけるな!!!」ドン!

マリ「」ビクッ


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 00:50:29.76 ID:78N1Aeu20
シンジ「分かっちゃない、分かっちゃないよ真希波…!」

シンジ「僕がどれだけあのスーツに魅せられたことか!」

マリ(ていうかそもそも何で5号機のこと知ってるんだろ)

シンジ「僕らの着ているスーツは洗練されすぎている。スタイルは露骨に出るしなんか細いし」

マリ「いやほら、伸縮性とかさ」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 00:55:15.26 ID:78N1Aeu20
ピッ

『胸がきつくて、ヤダ』

マリ「!!」

シンジ「このセリフだね?」

マリ「何でこんなのあんの!?」

シンジ「そんなのはどうでもいい。問題は、このスーツの伸縮性が皆無に近いとこの一言で分かるって言うことだ」

マリ「うん。だからヤダ」

シンジ「そこがいいんだろバカ!!!」ドン!

シンジ「身動きの取れないスーツ!制限される柔軟性!その中で●ぎながらも戦うパイロット!」

シンジ「中で押し潰される●●!ざらざらの手触り!簡易的な拘束になる両手のケーブル類!」

シンジ「嗚呼…完璧だ…完璧すぎる」

マリ「」

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 00:57:47.08 ID:78N1Aeu20
マリ「うん…うん…分かった」

シンジ「!」

マリ「よーく分かったよわんこ君の情熱は。熱すぎて正直ちょっと引いた」

シンジ「通じたんだね…真希波!人と人は分かり合えるんだ!僕はここにいてもいいんだ!」

マリ「でもあれもう廃棄しちゃったにゃ」テヘヘ

シンジ「」

シンジ「」



シンジ「」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 01:03:06.09 ID:78N1Aeu20
シンジ「人と人の個性が…最後の萌えスーツが失われることによって…」ブツブツ

シンジ「アンチATフィールドが広がっていく…もう美少女がいればいいんだろ?見かけだけですべてが決まる業界に成り果てたんだ…ガイナックスの裏切り者」ブツブツ

マリ(致命傷だったにゃあ…)

シンジ「そうだ…やり直すんだ、庵野なんて知るか、エヴァをリビルドするんだ、そうだこれを新劇場版と名づけよう。序破急の三部作…」ブツブツ

マリ「はいはいわんこ君、もういいでしょなくなったスーツの話は」

シンジ「うるさい!みんな分かってくれないんだ…みんな綾波とアスカのスーツの話ばっか…」

シンジ「僕がD型装備の魅力を語ったってトウジもケンスケもどん引きだったし…」

マリ「何言ってるかよくわかんないけど、5号機のスーツはぼろぼろだったし仕方ないよ」

シンジ「ダメージ入りだったの!!?より惜しまれるじゃないかクソがッ」

マリ「だめだこりゃ」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 01:06:34.40 ID:78N1Aeu20
マリ「でもさあ、スーツじゃないからって私に魅力がないってワケじゃないと思ってるんだけどにゃあー」

シンジ「ああうん、いや、ないよ」

マリ「」

シンジ「ごめんけど巨 は大人勢や黒波で補充できたし、メガネは日向さんで十分だし」

シンジ「あとその妙な●●●っぽい言動?うん、あんまり受けが悪いと思うからさ…ごめん、戦力外」

マリ「」

シンジ「まあ持ってる武器は優秀だから、これからは清楚性をちょっとがんばってからまた来期来てね」

マリ「……う、うにゃああああああああーーーーーーーーーーーー!!!」ブン!ブン!

シンジ「うわちょゲーム投げないで痛い痛い!」


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 01:10:49.41 ID:78N1Aeu20
マリ「ぜぇっ、はぁっ、ぜぇっ、はぁっ」

シンジ「当たらなきゃどうってことはない…でも逆に考えたんだ、”当たっちゃってもいいや”って」ボタボタ

マリ「うん…、ごめん、ちょっと暴れすぎた」

シンジ「頭部の破損がひどいんだけど、そこの救急箱取ってくれない?」

マリ「お安い御用にゃ」ガサガサ

シンジ「ありがと。あとどさくさに紛れてアスカのパ  が飛んできたんだけどしまっといて」

マリ「えー?かぶらないのー?」

シンジ「どんな変態だよ…」シュルシュル

マリ(いや変態でしょ君)

シンジ「もういいよ…このままにして僕が怒鳴られるくらいなら燃やすよ。またはLCL漬けにして父さんに送りつけるよ」

マリ「ああうんもうどうでもいいや」

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 01:14:17.33 ID:78N1Aeu20
マリ「……ねえ、シないの?」

シンジ「5号機スーツが…希望がないと、僕のカシウスの槍だって動かないよ」

マリ「もう極力スルーするにゃ。で、わんこ君は衣装にしかこだわりはないの?」

シンジ「むしろ衣装こそ最もこだわるべき所でしょ」

マリ「へえ。じゃあその物言いからして、他にもポイントはあるんだ?」

シンジ「……まあ、ね」

マリ「よし!がんばってそのポイントを満たすから、何でも言って!」バッ


シンジ「じゃあまず、三点倒立して」

マリ「」

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 01:18:04.61 ID:78N1Aeu20
マリ「いやできるけどさあ…」

シンジ「できるのにやらないのが最も愚かな人種なんだよ!ハリーハリー!最高にハリーってやつだァァァァッ!!」

マリ「分かった!うるさい!やる!」バッ

シンジ「おお…綺麗なラインだ」

マリ(まあこれぐらいならラクショーだし)

シンジ「直角の肘…関節を覆う薄い筋肉…!」

シンジ「綺麗に揃えられた足先…裸足だから見える親指つけ根のへこみ…!」

シンジ「何より…メガネ…!ずり落ちそうになるメガネ!嗚呼、これが汗だくの状態だったらどんなに甘美で●●なんだろう…!!」ウットリ

マリ(何言ってんだこいつ)


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 01:21:59.63 ID:78N1Aeu20
シンジ「というわけでエアコンをつけます。30℃に設定」ピッピッ

マリ「はぁっ!?私今長袖なんだけど!?」

シンジ「知ってるよ…その上でヤったんだ」グヘヘ

マリ「なんたるゲス顔!」

シンジ「でも真希波もやるね。正直スーツがなくなったと知った瞬間の絶望が、いまではすっかり消えてるよ」

シンジ「この…メガネのおかげでね!!」スルッ

マリ(!?メガネ取られた!)

シンジ「ふふっ…ネルフのメガネ要員を一手に引き受けていた日向さんのお株を奪うなんて、いけない赤フレームだなあ!」

マリ(!?メガネ戻った!)


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 01:25:34.30 ID:78N1Aeu20
-20分経過-

マリ「くっ……ふっ…」プルプル

シンジ「すごいねえ訓練を受けたチルドレンってのは。頭に血が上ってもこんなに耐えられるんだ」

マリ(いやムリムリムリもう限界だってやばい活動限界着てる内部電源切れる)

シンジ「そろそろアスカの帰ってくるころだな…」ボソッ

マリ「!!」

シンジ「アスカがこの光景を見たらどう思うんだろうね?汗だくで三点倒立してる真希波」

シンジ「それを見て…●●している僕…」

マリ(あ、●ってたんだ)

シンジ「どう考えてもイメージ大☆崩☆落だよねぇ…!?」

マリ(わんこ君多分それ一番被害大きいのわんこ君)


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 01:31:14.75 ID:78N1Aeu20
シンジ「まあいい。そろそろ元の体勢に戻りなよ」

マリ「はひゃぁっ…!」バターン!

マリ「はーっ、はーっ、はーっ」

シンジ「次は何にしようかな…」

マリ「ッ!?次!?」ゾクゾクッ

シンジ「うーん、ブリッジも捨てがたいけど、やっぱりこれかな」ウィンウィン

マリ「なに…それ…」ガタガタ

シンジ「またまた、知ってるんでしょ?」

シンジ「お掃除ロボット、ルンパだよ……!!」



52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 01:34:10.59 ID:78N1Aeu20
何がルンパだよ馬鹿かルンバだよ


シンジ「普段にゃーにゃー言ってるじゃないか。だったら上に乗りなよ」

マリ「こ、こんな小さいのに…?」

シンジ「早くしろよ!!ルンバ猫に便乗して、ルンバ真希波を見せてみなよ…!」

マリ「は、はい…」ソーッ

シンジ「待って」ガシッ

マリ「!」

シンジ「誰 が そ ん な 服 で 乗 れ っ て 言 っ た ?」


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 01:40:39.61 ID:78N1Aeu20
マリ「わっ、わんこ君、本当にこんな格好でルンバに乗るの、私…?」

シンジ「うん、そうでもしなきゃ興奮しないから、僕」

マリ「いや、でも」

シンジ「何を躊躇してるの?僕の貴重な●●が収まるまであと185秒、これだけじゃあ6回ぐらいしか●●できないよ」

マリ(早っ)

シンジ「だから早く乗ってよ!乗らなきゃ何にもならないんだよ!だから…乗ってよぉ!!」

マリ「わ、分かったって」

マリ(とはいえ…)

マリ(さすがに葛城さんのボディコンはちょっとなあ…)

シンジ(まあ胸元だぼだぼだし眼福だな)アリガタヤ

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 01:44:06.18 ID:78N1Aeu20
シンジ(…ハッ!違う、この服装のメインはそこじゃないよバカか僕は!)バキィ!

マリ(自分で自分を殴った!?)

シンジ(目を覚ませ…この格好は実にいいものだ。なぜなら…ミサトさんのずぼらさが招いたダメージがあちこちにあるんだから!)ドギャァァン

マリ「うわっ、ルンバ動き出した」

シンジ(くるくる回ることであらゆるアングルから鑑賞できる)

カヲル(ルンバはいいね。ルンバはアイロボット社の作り出した芸術作品鑑賞ツールの極みだよ)

シンジ(こいつ直接脳内に…!ていうか誰だよお前)


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 01:47:51.96 ID:78N1Aeu20
ルンバ「デュフフwww上重すぎでおじゃるwww」

シンジ「あーこっちこっち。真希波、ちょっと重心で操作して」

マリ「そんな機能ないよ」

シンジ「チッ」

マリ「…ねえわんこ君、これだんだん外に出てない?」

シンジ「気のせい気のせい」プシュッ

マリ「いやドア開けてるし!くっ…ハメられた!追い出すつもりじゃん!」

シンジ「ハメてないよ。元々ハメられに来たのはそっちだろ」

マリ「何も言い返せない!」

シンジ「wwww」m9



60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 01:50:30.00 ID:78N1Aeu20
シンジ「じゃあさよなら」バイバイ

マリ「くっ…いつか篭絡してみせるんだからー!」バイバイ

シンジ「二度と来るな 豚」ボソッ

マリ「!!?」プシュッ

シンジ「……ふう」

ア、オカエリオヒメサマー

コネメガネ!?アンタソンナカッコウデナニシテンノ!?

ルンバマリダニャ

シンジ「……」


シンジ「加持さんに5号機スーツの再現頼もう」ピッ

終われ