1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 07:55:20.26 ID:wNyed6Et0
アスカ「」ズキュウウウウン

シンジ「何やってんの?アスカ?」

アスカ「・・・」カァァ

シンジ「凄い姿勢だね?」

アスカ「な・・・なん」

シンジ「あ!何だ・・・雑誌の立ち方真似してるのかぁ・・・」

シンジ「結構無理な体勢だもんね・・・」

アスカ「え・・・いや・・・これ」

シンジ「アスカは偉いよね、いつも自分を磨いてるし・・・」

アスカ「いや、シンジ?これはね・・・」

シンジ「僕なんかとは大違いだよ」

シンジ「やっぱりアスカは凄いや・・・」

引用元: アスカ「不死身!不老不死!スタンドパワーッ!!」シンジ「えっ?」 



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3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 08:01:24.14 ID:wNyed6Et0
アスカ「と・・・当然よ!!私くらいになると、立ち方一つにもこだわりを見せつけちゃうみたいね!!」

シンジ「ホント感心するよ・・・」

アスカ「フン!!でもね、シンジ!!」

シンジ「?」

アスカ「これは他言無用よ!!」

シンジ「なんで?」

アスカ「当然よ!!天才は隠れて努力するものなの!!」

シンジ「くすっ・・・アスカらしいや」

アスカ「うるさーい!!良いわね!!誰かに喋ったら、ただじゃおかないわ!!」

シンジ「もう・・・信用無いなぁ・・・」

アスカ「いつアンタが私の信用を勝ち得たのよ!!バッカみたい!!」

シンジ「それもそうだね・・・」

アスカ「ま、いいわ!!ちゃんと黙っておけるなら、評価もうなぎ上りよ!!」

シンジ「そっか、わかったよ」

アスカ「妙に聞き分けが良いわね・・・怪しい・・・」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 08:08:30.45 ID:wNyed6Et0
アスカ(どうしよう・・・)

アスカ(あんな姿・・・バカシンジに見られて・・・)カァァ

アスカ(それにしても、ちゃんと私の事普段から見てるんだ・・・)

アスカ(少し嬉しくなって油断したわ・・・)

アスカ「はぁ・・・どうしよう・・・」

アスカ「痛っ!!」ズキッ

アスカ「痛いわね!!何なのよコレ!!」

アスカ「もう!!指から血が出てるっ!!」

アスカ「・・・石?」

アスカ「もう!!何でこんな所に石があるのよ!!」

シンジ「どうかしたの?」

アスカ「アンタ!こんな所に趣味の悪い石なんて置いてんじゃないわよ!!」

シンジ「僕じゃないよ・・・」

アスカ「あん?アンタじゃないの!?こんな尖った危ない石、誰が置いたのよ!!全く!!」

シンジ「ホントだ・・・危ないね」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 08:12:34.46 ID:wNyed6Et0
シンジ「危ないから、僕捨てておくよ」

アスカ「あっ・・・シンジ、手ぇ切れるわよ・・・」

シンジ「大丈夫だよ・・・平気平気」

アスカ「バカ!!そこ持つと!!」

ピタッ

アスカ「危ないって・・・」

シンジ「」

アスカ「なんだ、ちゃんと手ぇ止めてんじゃない・・・」

アスカ「ほら、貸しなさいよ」

シンジ「」

アスカ「もう!こんなモン、外に投げときゃ良いのよ!!」ぽいっ

シンジ「」

シンジ「あれ?アスカ、さっきの石は?」

アスカ「アンタバカぁ?私が取って投げたの見てたじゃない?」

シンジ「えっ・・・そうなの?いつの間に・・・」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 08:18:52.72 ID:wNyed6Et0
アスカ「ハァ?アンタ、頭もバカなら目もバカなの?」

シンジ「酷いなぁ・・・でも、今確かに僕取ろうとして」

アスカ「見てたわよ!私が止めたらちゃんと止まったじゃないの?」

シンジ「そうだっけ・・・?」

アスカ「そうよ!!」

シンジ「そう・・・?」

アスカ「もう!じれったいわね!!」

シンジ「ごめん・・・」

アスカ「ま、いいわ・・・それより絆創膏取ってよ!!」

シンジ「絆創膏?あ・・・ちょうど切らした所だったんだよ」

シンジ「予備は棚の上だね」

アスカ「早くしなさいよ!!血が出てるんだから!!」

シンジ「ちょっと待ってよ・・・」

シンジ「よいしょ・・・もう!バランス悪いなぁ・・・この椅子・・・」グラグラ

シンジ「よっ・・・ホラ、アスカ・・・」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 08:23:06.22 ID:wNyed6Et0
シンジ「うわぁあああっ!!」グラッ

アスカ「バカシンジ!!危ないっ!!」

ピタッ

シンジ「」

アスカ「えっ・・・」

アスカ「何て体勢で止まってんのよ!!バカシンジ!!」

アスカ「早く椅子片付けて・・・ん?」

アスカ「いやぁああああああ!!!何コレ!!!」

アスカ「足が・・・両足とも浮いてるぅううう!!」

シンジ「」

アスカ「ちょっと!!何の悪ふざけ!?」

アスカ「誰が空中浮遊ショーなんてやれって頼んだのよ!!」

シンジ「」

アスカ「はっはーん・・・さては私を驚かせようってハラね!!」

アスカ「そうはいかないんだからっ!!」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 08:30:26.64 ID:wNyed6Et0
シンジ「」

アスカ「・・・無視?」

アスカ「アンタ、舐めてんの!?」

アスカ「人おちょくって楽しいワケ!?」

シンジ「」

アスカ「何か言いなさいよ!!バカシンジっ!!」

シンジ「痛っ!!」ドテっ

シンジ「イテテ・・・急にグラつくんだもんなぁ・・・参ったよ・・・」

アスカ「ハッ!!何よ、白々しい!!」

アスカ「さっきまでワケわかんない見せ物披露しといていきなりコケて見せる!?」

シンジ「?」

アスカ「あんな体勢取れて、バランスも何も関係ないでしょうが・・・」

アスカ「ま、アンタにあんな身体能力があったなんて・・・正直驚いたけど」

アスカ「アンタもエヴァのパイロットだけあってアレくらいの運動能力は持ってたって事ね!!」

アスカ「ナナヒカリだけじゃ無いってのは、まぁ認めてあげるわ・・・」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 08:36:59.91 ID:wNyed6Et0
シンジ「アスカ?」

アスカ「何?アンタの期待通り驚いてやったのよ!?喜びなさい?」

シンジ「アスカが何を言ってるのかよくわからないよ・・・」

アスカ「ハァ?さっきアンタ、空中に浮いたまま止まってたでしょうが!!」

シンジ「ぷっ・・・何言ってるんだよアスカ?」

シンジ「人間にそんな事出来るワケないじゃないか」

シンジ「おかしなアスカっ」

アスカ「なっ・・・!!」

シンジ「ゲームのし過ぎなんじゃない?」

アスカ「アンタ、頬借りるわよ・・・」

シンジ「えっ?」

アスカ「・・・」むぎゅぅー

シンジ「痛い!!痛いよアスカ!!いきなり何するんだよ!!」じんじん

アスカ「夢じゃない・・・」

シンジ「当たり前だよ!!痛いよ!!思い切りつねって!!酷いよっ!!」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 08:41:16.51 ID:wNyed6Et0
アスカ「・・・」

シンジ「謝るくらいしようよ・・・」

アスカ「うるさいわね!!」

シンジ「そんなぁ」

アスカ「バカシンジ!さっきの事、本当に覚えてないの?」

シンジ「アスカが苦しそうな姿勢で独り言言ってた事?」

アスカ「それじゃない!!アンタが浮いてた事!!」

シンジ「覚えるも何も、そんな事あるワケないじゃないか」

アスカ「そう・・・」

アスカ(どういう事・・・?)

アスカ(夢じゃないし、確かに私は見た・・・)

アスカ(でも、このバカはまるで覚えていない・・・)

アスカ(自分でしてたのに・・・)

アスカ(・・・私、疲れてるのかしら?)

アスカ(そうよね、人が空中で静止するなんて・・・ありえないわ・・・)

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 08:47:53.20 ID:wNyed6Et0
ネルフ本部

冬月「首尾はどうか?」

マヤ「定点カメラ、チェック・・・問題ありません」

青葉「音声、良好・・・ノイズ、特にありません」

日向「主モニターの解像度、最高画質・・・タイムラグありません」

リツコ「了解、MAGIと各システムリンク・・・マヤ?連動率はどう?」

マヤ「各部正常、連動値120%をマーク」

リツコ「いけるわね」

ミサト「了解、作戦開始」

冬月「始まったな・・・」

ゲンドウ「あぁ・・・」

『アスカ「」ズキュウウウウン』


冬月「碇・・・あれは何だ?」

ゲンドウ「知らん」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 08:53:01.79 ID:wNyed6Et0
青葉「貴様ッッ!!見ているなッッ!!」

日向「そんな!!設置は完璧なはず・・・!!」

マヤ「そうですよ、青葉さん・・・見ているのは私たちですぅ!!」

青葉「あ・・・あぁ、俺とした事が・・・すまない・・・」

ミサト「それにしてもアスカ、凄い格好ね?」

リツコ「何かの漫画の真似かしら?」

マヤ「まさか・・・中学生ですよ?ありえません」

リツコ「それもそうね」

『シンジ「何やってんの?アスカ?」』

日向「あ、シンジ君見てたんだ」

青葉「これは恥ずかしい」

ゲンドウ「お前が言うな・・・」

青葉「えっ?」

冬月「碇、口を慎め」

ゲンドウ「あぁ・・・」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 08:59:56.57 ID:wNyed6Et0
『シンジ「あ!何だ・・・雑誌の立ち方真似してるのかぁ・・・」
シンジ「結構無理な体勢だもんね・・・」』

ミサト「なんだ」

リツコ「そういうこと」

マヤ「納得です」

青葉「でも雑誌なんて部屋に置いてないぞ?」

日向「本当ですか?」

マヤ「カメラで探します・・・雑誌、ありませんね・・・」

ミサト「きっとスタイル維持に効く体勢なのよ!」

リツコ「アスカがやるくらいですもの、効果ありそうね」

マヤ「そうですね、きっと習慣化して覚えてるんですよ」

ミサト「もう!アスカったら、何で教えてくれなかったのかしら・・・ケチぃ!!」

リツコ「ふふ・・・でも、これでもう私達も習得出来たわ?」

『アスカ「これは他言無用よ!!」』

リツコ「残念、筒抜けよ」

ミサト「秘密にしておきたいなんて、よっぽど効果があると見て間違いないわね!!」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 09:07:17.38 ID:wNyed6Et0
ミサト「善は急げ!!やってみましょう!!」

ミサト「」ズキュウウウン

リツコ「」ズキュウウウウン

マヤ「」ズキュウウウウン

青葉「何だろう・・・すごくバカにされてる気がする」

冬月「気のせいだな」

日向「しんどそうな体勢ですね・・・」

ミサト「はぁ・・・はぁ・・・コレ、維持するのしんどいわね」

リツコ「私、体育会系じゃないの・・・ぜえぜえ・・・」

マヤ「・・・もう・・・ダメですぅ・・・歳を感じます・・・」

青葉「無駄無駄無駄無駄無駄・・・」

ミサト「ぬわんですって!?」

リツコ「聞き捨てなら無いわ」

マヤ「そうです!女性に対して失礼です!!」

青葉「餌が」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 09:13:59.69 ID:wNyed6Et0
冬月「愉快だな」

ゲンドウ「あぁ・・・平常運転だ・・・」

『アスカ「痛っ!!」ズキッ』

日向「アスカ!負傷!!」

ミサト「なんですって!?」

青葉「切り傷くらいで大袈裟な・・・」

マヤ「!!」

マヤ「切り傷から高エネルギー反応!!」

リツコ「ありえないわ!!」

冬月「お決まりだな」

ゲンドウ「あぁ・・・」

『アスカ「もう!!何でこんな所に石があるのよ!!」』

日向「すごい切れ味ですね」

青葉「硎石か何かか?」

リツコ「包丁でもとぐのかしら?」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 09:18:39.04 ID:wNyed6Et0
ミサト「あ・・・あれ、前に加持から貰った石だわ」

『アスカ「アンタ!こんな所に趣味の悪い石なんて置いてんじゃないわよ!!」』

マヤ「うわぁ・・・」

リツコ「無様ね」

ミサト「加持には黙っておこう・・・」

『シンジ「危ないから、僕捨てておくよ」』

ミサト「あっ・・・シンジ君、いくら悪趣味でも捨てるのは・・・」

リツコ「認めたわね、受け取った本人に悪趣味と思われる方が傷つくと思うけど?」

ミサト「でへへぇー!!」

青葉「笑って誤摩化した」

日向「鬼畜の所業ですね」

マヤ「性格悪過ぎですぅ・・・」

ミサト「るっさいわねー!!別にいいでしょぉー!?私の貰ったモノなんだから!!」

リツコ「今度は開き直りね」

マヤ「最低ですぅ」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 09:24:26.41 ID:wNyed6Et0
ゲンドウ「おい、冬月」

冬月「どうした碇?」

ゲンドウ「さっきの悪趣味な石はどうした?」

冬月「はて?確かにさっきまでそこに・・・」

ゲンドウ「無いぞ」

冬月「無いな」

ゲンドウ「あぁ・・・」

ミサト「あっ!!無い!!シンジ君!!なーに勝手に人のモノ捨ててんのよ!!」

リツコ「でもおかしいわ?あんな一瞬で触れてもいない物体が・・・」

マヤ「そうですよ、理論上あり得ません」

ミサト「だーってぇ!!折角のお土産がっ!!」

マヤ「お土産だったんですね」

ミサト「そうよん」

マヤ「てっきり気持ちの籠った品かと思いました」

ミサト「さ・・・さぁ?そこまでは・・・私だって、アイツのそんな気持ちまで・・・」ぶつぶつ

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 09:36:25.80 ID:wNyed6Et0
『シンジ「あれ?アスカ、さっきの石は?」
アスカ「アンタバカぁ?私が取って投げたの見てたじゃない?」』

ミサト「えっ?」

リツコ「意味が分からないわ」

マヤ「アスカ・・・お察し・・・」

日向「だとしたらどんな強肩だよ・・・」

青葉「・・・」

『アスカ「ハァ?アンタ、頭もバカなら目もバカなの?」』

ミサト「アスカ・・・訓練で疲れてるのね・・・」

リツコ「いくらシンジ君がアスカに従順でも・・・見てないモノまで見た事にされたんじゃ、たまらないわね」

マヤ「不憫ですぅ」

『アスカ「見てたわよ!私が止めたらちゃんと止まったじゃないの?」』

冬月「何を言っているんだ?」

ゲンドウ「知らん、見当も付かん」

日向「しかし何故か言葉にリアリティがあります」

冬月「一応確認をしろ、気付かぬうちに使徒の攻撃に晒されている可能性もある」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 09:42:05.32 ID:wNyed6Et0
ミサト「巻き戻して確認を!!」

マヤ「はい・・・」

マヤ「異常、ありません・・・」

冬月「徒労だったか」

ゲンドウ「あぁ・・・」

『アスカ「もう!じれったいわね!!」』

ミサト「酷い・・・」

リツコ「ワケのわからない言いがかりをつけた上に・・・」

マヤ「なにがなんだかわからない・・・」

青葉「・・・」

『アスカ「ま、いいわ・・・それより絆創膏取ってよ!!」』

日向「それくらい自分で取れと」

青葉「なぁ?」

マヤ「女性が怪我してるんですよ?優しさに欠けると思います!」

ミサト「そーだそーだ!男はもっと女を労れーっ!器が小さいんだから!ここの男共はっ!!」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 09:49:00.36 ID:wNyed6Et0
日向「シンジ君、椅子を動かしてますね」

ミサト「ゲッ!あの椅子は・・・」

マヤ「どうしたんですか?」

ミサト「ちょっちね・・・」

マヤ「?」

ミサト(こないだ体重かけ過ぎて足がぐらついてるのよねー・・・)

ミサト(ハァ・・・お酒、控えようかしら・・・?)

『シンジ「うわぁあああっ!!」グラッ
シンジ「痛っ!!」ドテっ』

ミサト「あちゃあ・・・やっぱり・・・」

リツコ「思い当たる節があるのね?」

ミサト「ちょっちねー・・・てへへ・・・」

日向「そんなカワイコぶると、僕の打神鞭が大変な事になりますよ?」

ミサト「ゴメン、ちょっと何言ってるかわかんない」

冬月「無様だな」

ゲンドウ「あぁ・・・」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 10:03:20.17 ID:wNyed6Et0
『アスカ「さっきまでワケわかんない見せ物披露しといていきなりコケて見せる!?」』

日向「は?」

ミサト「は?」

リツコ「は?」

マヤ「は?」

青葉「・・・」

ミサト「アスカ、日本語大丈夫かしら?」

リツコ「確か、まだ少し漢字に弱いとか・・・」

マヤ「でも、文法がおかしいですよ」

リツコ「そうね、読み書きではないものね」

日向「この場合、「いきなりコケないでよ!!」が普通ですよね?」

マヤ「このケースだと、見せ物披露しといて、と・・・コケて見せる!?は違うモノを差す言葉ですし」

『アスカ「あんな体勢取れて、バランスも何も関係ないでしょうが・・・」』

ミサト「ま、確かに派手に落ちたわね」

リツコ「バランスも何もないわ」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 10:08:22.00 ID:wNyed6Et0
『アスカ「ま、アンタにあんな身体能力があったなんて・・・正直驚いたけど」』

日向「ただコケただけで大した評価だ・・・」

『アスカ「アンタもエヴァのパイロットだけあってアレくらいの運動能力は持ってたって事ね!!」』

ミサト「運動能力で買ってたらシンジ君にはパイロットさせないわー」

リツコ「さっきから何か見ていたかの様な言い様ね、アスカ」

マヤ「LCLに漬かり過ぎてヤバい事になってるんですかね?」

リツコ「LCLにはそんな成分、入ってないわ・・・LCLにはね・・・」

『シンジ「アスカが何を言ってるのかよくわからないよ・・・」』

ミサト「ですよねー」

リツコ「ですよねー」

マヤ「ですよねー」

日向「ですよねー」

冬月「ですよねー」

ゲンドウ「ですよねー」

青葉「・・・」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 10:19:58.86 ID:wNyed6Et0
『アスカ「ハァ?さっきアンタ、空中に浮いたまま止まってたでしょうが!!」』

ミサト「緊急搬送!!第一脳神経外科にアポ取って!!すぐに精密検査を!!」

リツコ「まさか・・・エヴァの呪縛?そんな・・・ありえないわ」ぶつぶつ

マヤ「大丈夫ですか?アスカ・・・主に頭的な意味で・・・」

日向「視神経にも異常があるかも知れません・・・脳波等、チェックします!!」

ミサト「急いで!!」

日向「そんな・・・異常なし!!」

リツコ「ありえないわ・・・これは一種の錯乱状態にも見えるけれど・・・」

マヤ「各バイタルチェック、MAGIは三台一致で正常値を示しています」

リツコ「そう・・・」

『シンジ「人間にそんな事出来るワケないじゃないか」』

冬月「そうだな」

『シンジ「おかしなアスカっ」』

ゲンドウ「間違いない」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 10:29:23.21 ID:wNyed6Et0
青葉(やばい・・・俺、全部見えてるんだけど・・・)

青葉(むしろ何で皆見えてないの?)

青葉(どう考えてもアスカが石外に投げてたし)

青葉(シンジ君にあんな特技?があったなんて驚いて声も出なかったくらいなのに・・・)

青葉(ここは黙っておこう)

青葉(下手に喋ると俺まで変人扱いだ・・・むしろ話を合わせるくらいで丁度いいかもしれない!!)

青葉(そうだ!そうしよう!!それが良い!!)

青葉(俺は知らない、シンジ君は浮いてないし)

青葉(アスカも石なんて投げてない)

青葉(変人扱いはゴメンだぜ・・・知らんぷり知らんぷり)

日向「どうした?顔色悪いぞ?青葉・・・?」

青葉「い・・・いや、何でもない・・・」

マヤ「調子悪いんですか?」

青葉「いや、大丈夫・・・き・・・気のせいだよ、マヤちゃん」

マヤ「そうですか、無理しないで下さいね」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 10:38:13.14 ID:wNyed6Et0
『アスカ「アンタ、頬借りるわよ・・・」』

日向「わ!いきなり!!」

青葉「何て横暴だ・・・」

『アスカ「夢じゃない・・・」』

リツコ「鬼ね」

ミサト「自分の正当性を確認するのに人の痛覚を使うなんて・・・」

マヤ「このド畜生が!!」

青葉「えっ?」

マヤ「えっ?」

青葉「気のせいか・・・」

マヤ「何がですか?」

青葉「いや・・・いいんだ、マヤちゃん」

マヤ「?」

青葉「ダメだ・・・俺、きっと疲れてるんだ・・・」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 10:45:34.66 ID:wNyed6Et0
葛城家

アスカ(きっと私、疲れてるんだわ・・・)

ペンペン「くわー!」

アスカ「ペンペン、私の疲れを察してくれるの?」

ペンペン「くわっ!」

アスカ「良い子ね・・・」

シンジ「アスカー!?ご飯作るよー?」

アスカ「お腹ぺこぺこー!さっさと作りなさいよ!!」

シンジ「すぐ出来るから」

アスカ「全く、そんな報告いいから・・・早くしてよね!」

シンジ「ごめん」

ペンペン「くわー!」

アスカ「あっ!バカシンジ!!その前にペンペンに餌!!」

シンジ「あっ・・・忘れてた・・・」

アスカ「もう・・・」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 10:49:35.10 ID:wNyed6Et0
シンジ「あれ?秋刀魚・・・ない・・・」

ペンペン「くわっ!!?」

シンジ「ごめん、ペンペン・・・今日は秋刀魚ないんだ」

ペンペン「アホー!!アホー!!」

アスカ「ペンペンにまでアホ扱いされてるーっ!」けたけた

ペンペン「シネー!!」ビキビキ

シンジ「!?」

アスカ「えっ!!」

ペンペン「クワーっ!!」ズギュウウン

アスカ「何よこの氷っ!!」

シンジ「うわぁあああああああ!!!はぁあああああああ!!!!!」

ピタッ

アスカ「バカシンジっっ!!」

アスカ「・・・」

アスカ「・・・あれ?」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 10:54:50.05 ID:wNyed6Et0
シンジ「」

ペンペン「」

アスカ「何よこの氷・・・浮いてる・・・」

アスカ「これ・・・ペンペンが出したのよね・・・?」

アスカ「ペンギンって氷作れるのね・・・?」

アスカ「でも、危ないったらないわ!!」

アスカ「暑いし、冷凍庫に入れて今度かき氷にでもしましょ」

アスカ「それにしても・・・こいつら微動だにしないわね・・・」

アスカ「シンジ、早くご飯してよ!・・・こんな調子じゃ何時になるか」

アスカ「・・・って」

アスカ「時計、動いてない」

アスカ「・・・シンジ?」

シンジ「」

アスカ「ペンペン?」

ペンペン「」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 10:58:55.13 ID:wNyed6Et0
アスカ「息・・・してない・・・」

アスカ「これってもしかして・・・?」

アスカ「嘘・・・?」

シンジ「」

ペンペン「」

アスカ「死んでる・・・」

アスカ「あぁあああああああ!!!!!嫌ぁああああああああ!!!!!」

アスカ「救急車!!警察!!ミサトぉおおおおおお!!!」

シンジ「わああああああ!!!・・・あ・・・?」

シンジ「あれ?」

ペンペン「くわっ!!」

アスカ「シンジ!!ペンペン!!良かった!!アンタ達、死んだかと思って・・・!!」ぎゅうう

アスカ「私・・・私・・・」ぐすっ

シンジ「あ・・・アスカ?」

シンジ「まいったな・・・」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 11:03:13.66 ID:wNyed6Et0
アスカ「このバカ!!勝手に死んだら許さないんだからね!!」ぎゅうう

シンジ「大袈裟だなぁ・・・」

アスカ「だって・・・」

シンジ「それより、さっきの大きな氷は・・・」

ペンペン「くわー?」

アスカ「あぁ、さっきペンペンがアンタに向かってぶつけようとしてた!」

ペンペン「くわっ!!」

アスカ「こら!!ペンペン!!あんなの当たったらそれこそ死ぬわ!!ダメよ!!」

ペンペン「くわーっ・・・」しゅん

アスカ「わかればいいのよ!」

ペンペン「くわっ!」

アスカ「アンタ、アレいつでも作れんの?」

ペンペン「くわっ!!」

アスカ「へぇ・・・セカンドインパクト前の生き物って氷が作れるのね!不思議ーっ!!」

シンジ「そう言うものかな・・・?」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 11:08:59.15 ID:wNyed6Et0
アスカ「ま、これでうちには優秀な製氷機が居るってわかったわ!」

ペンペン「くわっ!!」

シンジ「製氷機って・・・」

アスカ「ところでシンジ?」

シンジ「?」

アスカ「さっき、何があったか覚えてる?」

シンジ「え?ペンペンが氷をいきなり出してきて・・・」

アスカ「それで?」

シンジ「ぶつかりそうになって叫んだら」

アスカ「うん」

シンジ「消えてた」

シンジ「で、机の上に置いてある」

アスカ「そうね・・・私が置いたの、覚えてる?」

シンジ「そうなの?」

アスカ「そうよ!」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 11:14:28.30 ID:wNyed6Et0
アスカ(やっぱり・・・)

アスカ(時計の針が止まって)

アスカ(シンジもペンペンも、一時的に活動限界を迎える・・・)

アスカ(これってつまり、時を止めてるって事じゃない!!)

アスカ(とりあえず私がヤバいと思った時に時間が止まるみたいね・・・)

アスカ(何秒くらい止まるのかしら?)

アスカ(時間が止まってるのに何秒って言い方も変な気がするけど・・・)

アスカ(何秒くらい止まるのか、検証する必要があるわね・・・)

アスカ(それから・・・これ、便利そうだから)

アスカ(任意に操れないかしら・・・?)

アスカ(試してみよ)

シンジ「アスカ?どうしたの?」

アスカ「えっ・・・?あぁ・・・何でもないのよ!!」

シンジ「そう?何か今日のアスカ、様子がおかしいね?」

アスカ「そ・・・そうね?おかしいかも知れないわね・・・あはっ!あはははは・・・」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 11:18:30.36 ID:wNyed6Et0
シンジ「無理しないで横になってていいよ?」

アスカ「だ・・・大丈夫よ!!何て事ないわ!!」

シンジ「そう?」

アスカ「それより、少し試したい事があるから」

アスカ「少し協力しなさいよ!!」

シンジ「いいけど・・・ご飯の準備がまだ」

アスカ「あー!私がする質問に答えるだけでいいわ!!料理、してて構わないから」

シンジ「なんだ、それなら良いよ」

アスカ「ありがと、じゃ・・・よろしくね」

アスカ(よしっ!!)

アスカ「すぅー・・・はぁー・・・」

アスカ「時よ止まれっ!!」

アスカ「・・・・」

シンジ「何言ってんの?アスカ?」

アスカ「~~~~~!!!」カァァ

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 11:24:22.17 ID:wNyed6Et0
シンジ「大丈夫!?やっぱり寝てた方が・・・」

アスカ「今のはナシ!!違うのっ!!」

シンジ「ぷっ・・・何が違うんだよ・・・」

アスカ「もぉおおおお!!うるさい!!止まるの!!私が止まれって言ったら止まるんだから!!」

シンジ「どうしたのさ・・・やっぱり今日のアスカ、変だよ?」ぷくく

アスカ「むぅううう!!」

アスカ「見てなさいよ!?」

アスカ「命令よ!!時よ止まりなさい!!」

シンジ「」

アスカ「あっ!やっぱり!!」

アスカ「バカシンジ!?」

シンジ「何?あーっ・・・ときがとまってうごけないよー・・・アスカー・・・」

シンジ「たすけてー」

アスカ「~~~~~!!!!!!!」ごすっ

シンジ「痛いよっ!!」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 11:29:31.01 ID:wNyed6Et0
アスカ「うっさい!!このバカ!!知らないっ!!」

シンジ「もう・・・なんなんだよ・・・魔法使いにでもなったつもり?」

アスカ「はぁ・・・何で思った時に使えないのよ・・・」

シンジ「アスカ、ホントに寝た方が良いよ?」

アスカ「バカ!今に見てなさい!!絶対使いこなしてみせるわ!!」

シンジ「・・・大丈夫かなぁ?」

アスカ「むぅうううう・・・」

アスカ「ふぅううううう!!!!」

シンジ「あーすーかーぁ?」

アスカ「集中してるの!!話しかけないで!!」

シンジ「何だよ・・・ご飯出来たのに・・・」

アスカ「・・・行くわ」

シンジ「集中してたんじゃないの?」

アスカ「腹が減っては戦は出来ないのよ!!」

シンジ「なんだかなぁ・・・」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 11:36:26.52 ID:wNyed6Et0
アスカ「いただきまーす」

シンジ「いただきます」

ペンペン「くわーっ」

アスカ「んぐんぐ・・・今日も・・・まあまあね・・・」

シンジ「ありがとう、もう美味しいって聞こえる様になったよ」

アスカ「そ・・・ま、そう捉えても構わないわ」

シンジ「くすっ」

アスカ「あによ?」

シンジ「時間止めないの?」

アスカ「今も試してんのよ!念じてるのっ!!放っといて!!」

シンジ「ごめんごめん」

アスカ「アンタ、絶対バカにしてるでしょ!?ホントなんだから!!」

シンジ「そっか」

アスカ「フン!覚えときなさいよ!!」

シンジ「忘れるワケ無いよ・・・ぷっ・・・くく・・・」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 11:41:16.48 ID:wNyed6Et0
シンジ「アスカにもそういう所、あるんだって思うと・・・くく・・・お腹が・・・」

アスカ「精々今のうちに笑ってなさい!目にモノ見せてやるんだから!!」

シンジ「期待せずに・・・くくっ・・・待ってるよ・・・ぷっ・・・」

アスカ「~~~~~!!!!!」

シンジ「ごめんごめん・・・ちょっとふざけ過ぎたかな・・・あーお腹痛い」

アスカ「もう!腹立つわね!!止まれったら止まりなさいよ!!バカシンジ!!」

ぴたっ

シンジ「」

アスカ「あれ?」

シンジ「」

アスカ「止まった?」

アスカ「あっ!!時計時計!!」

アスカ「・・・1・・・2・・・3・・・4・・・5・・・6・・・7」

アスカ「・・・8・・・9・・・10・・・11・・・12・・・13」

シンジ「もう!お腹痛くなるからやめてよね!!」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 11:47:26.74 ID:wNyed6Et0
アスカ「ふふふ・・・あはははは!!」

シンジ「えっ?気でも触れたの?アスカ?」

アスカ「失礼ね!!止めたのよ!!今、この瞬間!!」

シンジ「嘘だぁ・・・」

アスカ「ホントよ!時計見て時間が止まったの確認したわ!!」

アスカ「そこから13秒!!時間を止めれたもの!!」

シンジ「そんな事言われたって証拠が無いよ」

アスカ「いいわ!じゃあ次、証拠を残してあげる!!」

シンジ「またまたー!アスカったらからかわないでよ」

アスカ「アンタの首筋にキスマーク、つけてあげるわ!!」

シンジ「はいはい、出来るもんならねっ」

アスカ「うっさいバカシンジ!!見てなさい!!時よ止まれっ!!」

ぴたっ

シンジ「」

アスカ「完璧!完全にコントロール下に置いたわ!!コツがわかれば、こんなの楽勝よ!!」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 11:51:29.46 ID:wNyed6Et0
アスカ「さーて・・・」

アスカ「あと10秒・・・覚悟しなさい!!バカシンジ!!」

アスカ「ちゅうううううううううううううううううううううううううううううう」

シンジ「」

アスカ「ちゅうううううううううううううううううううううううううううううう」

アスカ「ちゅぽんっ」

アスカ「そろそろ時が動き出すわね・・・」

アスカ「全く、反応もないからつまんないわ!!」

シンジ「何だよ、別に何も・・・」

アスカ「く・び・す・じぃ!!」

シンジ「えっ・・・?」

アスカ「ホラ、鏡!!」ニヤニヤ

シンジ「嘘でしょ?」

アスカ「嘘じゃないもん!!」

シンジ「えぇええええええええええええええ!!!!!!!」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 11:57:25.21 ID:wNyed6Et0
アスカ「どうよ!私の言った事がホントだってわかったでしょ?」

シンジ「うわぁあああああああ!!!!!はぁああああああああああああああ!!!!!!!」

シンジ「嘘だ!!嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!!!」

アスカ「残念、これ現実よ?」

シンジ「うわぁあああああああ!!!!!!」

アスカ「何よ・・・そんな大声出さなくても・・・」

シンジ「お・・・おかしいよ!!こんなのってないよ!!」

アスカ「えっ・・・?シンジ?」

シンジ「どうかしてるよ・・・時間が止まるなんて・・・」

アスカ「ちょっと・・・シンジ?」

シンジ「近寄らないでよ!!」

アスカ「!!」

シンジ「嫌だよ・・・ミサトさん・・・助けて!!怖いよ!!」

アスカ「な・・・私、何も・・・」

シンジ「嘘だ!!嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!!!!」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 12:08:51.20 ID:wNyed6Et0
アスカ「バカ・・・私から逃げれるワケないのに」

シンジ「」

アスカ「ダメよ、悪さしちゃ・・・」

シンジ「」

アスカ「アンタはこれからずっと私と一緒」

シンジ「」

アスカ「アンタが嫌でも私はアンタの側に居れちゃうんだから?」

シンジ「」

アスカ「このまま黙ったままのアンタと朽ちて行くのも良いわね」

シンジ「」

アスカ「少しずつだけど、時を止めていられる感覚も長くなって来たわ・・・」

シンジ「」

アスカ「ふふふ・・・私、幸せよ?」

シンジ「」

アスカ「アンタが居るだけで私は幸せなの、アンタは私を見てくれるから・・・アンタも幸せでしょ?シンジ・・・」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 12:23:12.20 ID:wNyed6Et0
マリ「姫の願いはなかなか成就しないね?」

マリ「向こうのワンコ君達はあんなに幸せになれたのに・・・」

マリ「何がいけないのかニャ?」

マリ「加持君に渡したあの石が余計なお世話だったかニャ!?」

マリ「でも姫の願いはにゃー・・・素直で従順なワンコ君だもんねー・・・」

マリ「けど、あれじゃ従順どころか人形だよ」

マリ「姫、人形嫌いだもんねー」

マリ「結局壊して遊んじゃったもんにゃー・・・」

マリ「はぁ・・・ちょっくら介入が必要かニャ?」

マリ「あ、居た居た・・・変態ホ クソ野郎」

カヲル「何だい?」

マリ「ちょっと槍貸せっ!!」

カヲル「ちょ・・・それはシンジ君に・・・」

マリ「うるちゃい!狙いはぁ・・・外さないよぉ!!」

カヲル「式波アスカ、今度こそシンジ君を頼むよ・・・」