前回 アスカ「不死身!不老不死!スタンドパワーッ!!」シンジ「えっ?」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/22(火) 23:35:53.36 ID:hWfdef/O0
アスカ「アンタバカぁ?」

シンジ「メイドインヘブン!時は加速する・・・」ズキュウウン

アスカ「時が加速するぅ?頭おかしいんじゃないの!?」

シンジ「ふふふ・・・」

アスカ「大体、私が時を止めてるのに加速なんてするワケないじゃない!!」

シンジ「・・・13秒ならもう経ったよ?」

アスカ「なっ・・・!」

シンジ「ま、いいよ・・・止めれる時間が13秒なのはいつものアスカと一緒だね?」

アスカ「ハァ?なによ!いつもの私って!!」

シンジ「アスカは知らなくていいよ・・・」

回想

シンジ「うわぁっ!!」

カヲル「そんなに驚く事ないだろ、碇シンジ君」

マリ「ハロー!ワンコ君?こっちでは初めましてだね?」

シンジ「?」

引用元: シンジ「不死身!不老不死!スタンドパワーッ!!」アスカ「はぁ?」 



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/22(火) 23:46:21.73 ID:hWfdef/O0
シンジ「誰ですか・・・?何で僕を知ってるんですか?」

マリ「知った顔に自己紹介するのって何か嫌だね」

カヲル「仕方ないよ、この宇宙では初めて出会うんだから」

シンジ「何ですか?僕、急いでるんです・・・」

マリ「私はマリ、よろしくぅ」

カヲル「僕はカヲル・・・渚カヲル・・・」

シンジ「ど・・・どうも・・・」

マリ「早速だけど、ネルフのワンコ君?」

シンジ「・・・僕がエヴァのパイロットと知って声をかけたんですか?」

カヲル「知らない事など無いさ・・・僕たちには」

マリ「ストップ!ワンコ君が可愛いのはわかるけど、話の腰を折らないで欲しいなぁ?」

カヲル「すまないね」

マリ「このままだと君、死に続けちゃうニャ」

シンジ「死に続ける?言ってる意味がわかりません・・・」

カヲル「そうだろうね・・・」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/22(火) 23:54:14.44 ID:hWfdef/O0
マリ「ま、君だけじゃないんだけどね」

シンジ「ますます意味がわからない」

カヲル「君の同居人、式波アスカ」

シンジ「アスカがどうかしたの・・・?」

マリ「君、このままだと明日死ぬから」

シンジ「えっ?」

マリ「姫に良い様に弄ばれて死んじゃうニャ」

カヲル「そして世界は滅びる・・・」

シンジ「アスカがそんな事するワケないよ!!」

カヲル「そうだね、本来ならね」

マリ「ワンコ君次第なんだよ」

シンジ「僕次第・・・?なんなのそれ・・・」

カヲル「言うよりも見た方が早いね」スッ

マリ「必ず、姫の居ない所で一人で見てね」

カヲル「その中に人類の滅亡と再生の歴史・・・その始まりと終わりが記録されている、また明日この時間に会いに来るよ・・・碇シンジ君」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 00:12:16.95 ID:JtqvgLAS0
ピッ

ザー・・・ザー・・・
アスカ「今度こそ・・私とシンジ二人だけの世界を作るの・・・」 ミサト「な!あなたまさか・・・」
アスカ「・・・」ニヤリ シンジ「うわぁああああああ!!!!!!はああああああああ!!!!!!!!」
アスカ「私と一つになりたい?」アスカ「それはとてもとても気持ちの良い事なのよ・・・?」
シンジ「うわあああああああ!!!!!!!はああああああああ!!!!!」シンジ「いつもアスカが酷い事言うからだろ!!!!!!!!」
アスカ「愛情の裏返しよ!!!!!理解しなさいよ!!!!!バカシンジ!!!!!!!!」シンジ「うわああああああ!!!!!!!はあああああああああ!!!!!!!!!」
アスカ「嫌ああああああ!!!何すんのよ!!アンタのクソムシンジなんて要らないんだから!!」
アスカ「何とか言いなさいよ・・・バカシンジ・・・」ぎゅうううううシンジ「うわあああああああああああああ!!!!!!!!はああああああああああああああ!!!!!!!!」
アスカ「ずっとずっと二人きりの世界で・・・」アスカ「永遠に仲良く暮らして行くの・・・!!」アスカ「さぁ・・・私に還りなさい?シンジ・・・」
シンジ「うわぁあああああああああ!!!!!!!!はああああああああああああああ!!!!!!!!」
アスカ「私は私よ!!」シンジ「君は僕の知ってるアスカじゃないよっ!!だから・・・お前と一緒になんて・・・!!!」
シンジ「頼まれたってなってやるもんかッッ!!」アスカ「シン・・・ジ・・・?」アスカ「嫌あぁああああああああああ!!!!!私を一人にしないで!!!!!!!!!!」
シンジ「うわぁああああああああ!!!!!はぁああああああああああ!!!!!!!」

リツコ「人の域に留めておいたアスカが本来の姿を取り戻していく」
リツコ「人のかけた呪縛を解いて人を超えた神に近い存在へと変わっていく」
リツコ「天と地と万物を紡ぎ相補性の巨大なうねりの中で自らエネルギーの疑縮体に変身させているんだわ」
リツコ「純粋に二人の願いを叶える・・・ただそれだけのために」
リツコ「この世界の理を超えた新たな生命の誕生・・・代償として古の生命は滅びる」
リツコ「そう・・・セカンドインパクトの続き、サードインパクトが始まる」
リツコ「世界が終わるのよ・・・」

ザザ・・・ピー・・・

シンジ「なんだよこれ・・・なんで僕がこんなに居るの?」

シンジ「なんだよこれッッ!!なんだよこれぇええええええええええええッッ!!」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 00:20:11.03 ID:JtqvgLAS0
カヲル「来たね、碇シンジ君・・・」

マリ「って事は、ちゃんと見てくれたって事ニャ?」

シンジ「・・・」

マリ「今のままじゃ、君も姫も救われないよ?」

カヲル「今までの記録・・・あれと同じ事が」

カヲル「間違いなく、今日起こる」

マリ「私達もずっと監視する人生に疲れちゃったニャ・・・」

カヲル「エヴァの呪縛・・・僕等もそれに囚われている一人に過ぎない・・・」

マリ「ゴメンね、ワンコ君・・・でも・・・」

カヲル「君にしか止められないんだ・・・君なら出来る、君でなければ出来ない」

マリ「別の世界では、破滅を免れて君と姫は幸せに暮らしてる・・・」

カヲル「君の力で掴んだんだ、シンジ君自身の選んだ幸せを」

シンジ「・・・僕にどうしろって言うの?」

シンジ「なんだよあれ・・・?サードインパクトは僕らが使徒を倒せば起きないんじゃないの?」

シンジ「僕たち何の為に戦ってるの!?こんなのって無いよッッ!!」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 00:26:10.68 ID:JtqvgLAS0
カヲル「・・・シンジ君」

マリ「姫は何度も理想のワンコ君を作っては壊してる」

マリ「でも姫の欲しいワンコ君はもう居ないんだ」

マリ「姿形が一緒でも、中身は少しずつ違うから・・・」

マリ「君も」

シンジ「僕はアスカに作られた僕だって言いたいのッッ!!?」

シンジ「今回もアスカに気に入られなかったら僕は殺されるんだ・・・」

シンジ「アスカに作られてアスカに殺されるんだ・・・」

シンジ「僕のアスカへの気持ちも作られた物なんだ・・・」

シンジ「僕がアスカを思う様に仕組まれてるんだ・・・」

シンジ「僕は何?僕は・・・僕はアスカの事が・・・アスカ・・・!アスカ・・・!!」

カヲル「時計の針は巻き戻す事は出来ない」

マリ「でもね、ワンコ君」

カヲル「自らの手で進める事は出来るよ・・・」

シンジ「!!」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 00:31:21.05 ID:JtqvgLAS0
カヲル「僕らは今回に賭けている」

マリ「姫の幸せを」

カヲル「シンジ君、君の幸せを」

マリ「願ってるんだよ」

シンジ「僕にどうしろって言うの・・・」

カヲル「式波アスカの魂の補完・・・」

マリ「欠けてしまった君への思いを」

カヲル「君の心で取り戻すんだ・・・!!」

シンジ「僕の・・・心で・・・」

カヲル「その為に役立つかわからないけれど・・・」

マリ「ワンコ君にこれをあげる」

カヲル「少し痛いけど、我慢して欲しい・・・」

カヲル「ATフィールド全開!!」

シンジ「うわぁああああああああ!!!!!はぁああああああああああ!!!!」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 00:37:07.70 ID:JtqvgLAS0
葛城家

アスカ「アンタバカぁ!?こんなの、もう一度時間を止めて・・・!!」

シンジ「無駄だよ・・・加速した時の中で止まった時間なんて」

アスカ「っ・・・!!」

シンジ「アスカ、僕を探してるんでしょ?」

アスカ「なっ・・・!!何を・・・」

シンジ「良いよ、もう知ってるから・・・」

シンジ「ありがとうアスカ、僕をいつも思ってくれて」

アスカ「知らない!アンタは・・・アンタであってアンタじゃない・・・!!」

シンジ「また失敗作だった?」

アスカ「・・・どうしてそれを」

シンジ「言ったでしょ?アスカは知らなくていいんだよ」

アスカ「人形の癖に、生意気ね・・・」

シンジ「僕は・・・人形じゃない」

アスカ「人形よ!!あの日のアンタは帰って来ない!!もう居ないの!!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 00:45:21.56 ID:JtqvgLAS0
シンジ「そうだね・・・確かにあの僕は僕じゃない」

アスカ「偽物風情が!!知った様な口叩かないで!!」

シンジ「アスカ・・・」

アスカ「フン!アンタなんかに、私の気持ちはわからないわ!!」

アスカ「私は・・・自分の手でアンタを・・・この手で・・・うっ・・・うぅ・・・」

シンジ「・・・アスカ」

アスカ「この手で消しちゃった・・・シンジ・・・アンタが消えちゃった・・・ぅっ・・・」

シンジ「時の加速が特異点に近づいて来た・・・アスカ・・・」

シンジ「僕らはエヴァの呪縛に囚われて、幸せだったのかも知れない・・・」

シンジ「見て?アスカ・・・」

アスカ「・・・何よ・・・コレ・・・?」

シンジ「違う世界の僕達・・・」

シンジ「父さん、ネルフのみんな・・・この為に僕たちを見守って居てくれたんだね・・・」

シンジ「ありがとう、僕に全てを伝えてくれて・・・」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 00:53:50.63 ID:JtqvgLAS0
アスカ「バカシンジ!!早くしないと遅れるっ!!」

シンジ「むぅー・・・あと少しだけぇ・・・」

アスカ「もう!アンタ、いつからそんなだらしなくなったのよ!!」

アスカ「さっさと!起きろっ!!」

シンジ「ごめんってば・・・アスカぁ・・・」

アスカ「もうっ!!今日はあの子の誕生日なのよ!!」

アスカ「私だって忙しいんだから、ダラダラすんなっ!!」

シンジ「わかったよ・・・全く・・・」

アスカ「あによ!何か言ったぁ!?」

シンジ「はぁー・・・これじゃ14年前と正反対だよ・・・」ぶつぶつ

アスカ「昔の話を引っ張り出すなっ!そんな所だけ相変わらずバーカなんだからっ!!」

???「ばーか、ばーか、バカちんじ」

シンジ「参ったなぁ・・・」

アスカ「ほら、この子にまでバカ扱い!父親として恥ずかしくないワケ!?」

シンジ「アスカが聞かせるからだろぉ?」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 01:00:44.25 ID:JtqvgLAS0
シンジ「ほーら、おいでマリ?」

マリ「わーいパパぁ!」

アスカ「もう!デレデレなんだから!!」

シンジ「そりゃあそうだよ、僕らの子なんだから・・・」

マリ「パパ、大好きだニャー」

シンジ「ありがとう、マリ?でも、語尾にニャーなんて・・・」

アスカ「!!」カァァ

シンジ「お母さんみたいだからやめなさい?」

アスカ「こっ・・・こっ・・・このバカッッ!!さっさと会社行けっ!!」

シンジ「はいはい・・・あ、今日は早く帰れると思うから」

アスカ「当たり前でしょ!!誕生日なんだからっ!!」

シンジ「それもそうだけど・・・ね?」

アスカ「・・・ケッ」

シンジ「期待してるよ?マリも、そろそろ弟か妹欲しいよね?」

マリ「欲しいーっ!!」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 01:07:08.59 ID:JtqvgLAS0
アスカ「こっ・・・子供になんて事聞かせてんのよ!!バカシンジっっ!!」

マリ「こどもにゃんてこときかしぇてんのよ!バカちんじっ!」

シンジ「はい、マリ?口が悪くなるから真似しちゃだーめ!行ってきます!!」

アスカ「もう・・・ホントバカ・・・」

マリ「ママー?」

アスカ「ん?なぁに?マリ?」

マリ「えへへー・・・顔、真っ赤ニャー」

アスカ「~~~~~!!!!」カァァ

マリ「?」

アスカ「ま・・・マリは・・・」

アスカ「男の子と女の子、どっちが良い?」

マリ「男の子ぉー!」

アスカ「そう、頑張る・・・」

マリ「んー?」

アスカ「男の子なら、名前はカヲルね・・・」ぼそっ

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 01:13:00.51 ID:JtqvgLAS0
アスカ「・・・」

シンジ「・・・」

アスカ「何よコレ」

シンジ「さっき言っただろ?違う世界の僕たちなんだよ」

アスカ「こんな・・・アンタと私がホントに・・・?」

シンジ「そうみたいだね」

アスカ「どうして!?知ってたの?」

シンジ「教えて貰ったんだ・・・」

アスカ「誰に?」

シンジ「僕らの・・・」

シンジ「子供達に」

アスカ「それって・・・」

シンジ「僕らと同じ背格好で現れてくれた」

アスカ「そう・・・」

シンジ「うん」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 01:22:05.33 ID:JtqvgLAS0
シンジ「こんな形もあり得るんだよ」

アスカ「・・・私は」

シンジ「わかってる、僕じゃダメなんだろ・・・?」

アスカ「・・・」

シンジ「だから、これが僕のとっておき」

シンジ「僕はアスカが好きだから・・・だから・・・」

シンジ「更に時を進めるよ・・・アスカの願いを叶える為に」

アスカ「・・・アンタ、何を!?」

シンジ「・・・いいから」

アスカ「?」

シンジ「メイドインへブン・・・!!」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 01:27:25.98 ID:JtqvgLAS0
葛城家

シンジ「あれ?・・・アスカ?僕・・・」
アスカ「寄るな!!この変態!!」ガスっ
シンジ「ごぼぁっ!!」
シンジ「あ・・・あす・・・アスカ・・・何を・・・?」
アスカ「~~~!!!しらばっくれんじゃないわよ!!」

------

アスカ「これは・・・!!」

アスカ「嫌!!やめて!!思い出させないで!!」

シンジ「違うんだよ・・・アスカ」

アスカ「えっ・・・」

シンジ「時を進めた・・・違う世界だけど、あの日・・・あの時と同じ状況が起きる」

シンジ「53万分の1に巡り会うまで」

アスカ「な・・・っ!!」

シンジ「アスカ、時間止めれるよね?」

アスカ「うん・・・」

シンジ「僕は時の加速を止めた」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 01:33:56.04 ID:JtqvgLAS0
葛城家

シンジ「何がだよ!!」
アスカ「はぁ?急に素に戻ったフリなんてして!!このバカシンジ!!」
シンジ「だから、何で気がついたら僕はいつも殴られんのさ!!」

---------

シンジ「アスカ!!時間を!!」

アスカ「時よ止まれ!!」

葛城家

アスカ「」

アスカ(アンタ、聞こえてる?)

アスカ「」

アスカ(ま、いいわ・・・アンタが言いたい事、わかるわ・・・私、素直じゃないから・・・)

アスカ「」

アスカ(でも、ダメよ?アンタ、そこでその先をそのまま言うと)

アスカ「」

アスカ(おしまいなんだから)

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 01:39:19.05 ID:JtqvgLAS0
葛城家

アスカ「」

アスカ(未来の私からアドバイスよ!幸せになりたいなら・・・)

アスカ「」

アスカ(素直になりなさい?)

アスカ「」じわ

アスカ(アンタの隣に居るそのバカは)

アスカ「」じわじわ

アスカ(私にとってかけがえのないバカなの・・・)

アスカ「」

アスカ(ま、アンタも・・・大バカだから気付いてないでしょうけど・・・)

アスカ「」

アスカ(たまには素直になりなさいよ?)

アスカ(私がしてあげれるのはここまで・・・時が・・・動き出すわ・・・)

アスカ(自分の人生は自分の力でしか変えれないのよ?アンタ、シンジと幸せになりたいなら・・・頑張んさいよ)

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 01:50:37.91 ID:JtqvgLAS0
----------

シンジ「いいの?もう?」

アスカ「ええ・・・きっと大丈夫・・・」

シンジ「そっか」

アスカ「・・・泣いてた、私」

シンジ「そう・・・」

アスカ「おかしいわよね!時の止まった世界に入れっこないのに!!」

シンジ「そうだね・・・」

アスカ「あーあ!!これであのバカシンジと幸せになるのかぁ!アイツ!!」

シンジ「・・・」

アスカ「嫌になるわ!!なんで私があのバカと!!」

シンジ「アスカ・・・もう、気付いてるんでしょ?」

アスカ「何をよっ!?知らないっ!!」

アスカ「知ら・・・ない・・・」

シンジ「アスカ・・・」ぎゅっ

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 01:51:55.47 ID:JtqvgLAS0
葛城家

シンジ「だから、何で気がついたら僕はいつも殴られんのさ!!」

アスカ「アンタバ」

アスカ(たまには素直になりなさいよ)

アスカ「・・・恥ずかしいからに決まってんでしょ?バカシンジ!!」

シンジ「なんだ・・・それならそうと・・・」

シンジ「あれ?こんな所に手紙が・・・?」

シンジ「アスカ宛だよ?」

アスカ「なになに・・・?」

アスカ「アンタバカぁ・・・?私は普通の女の子、変な力なんて持ってないに決まってるじゃない」

アスカ「何コレ?」

シンジ「さぁ?」

アスカ「あ、PS・・・?・・・幸せになんなさいよ?じゃないと許さないんだから!!」

アスカ「ハァ?余計なお世話!!誰よ!?こんなくっだらない悪戯した奴!!」

シンジ「でも、そんな所に手紙なんてあったっけ?」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 01:57:43.56 ID:JtqvgLAS0
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アスカ「シンジ・・・私・・・」ぎゅっ

シンジ「いいんだ・・・」ぎゅっ

アスカ「何でよ・・・アンタまで一緒に・・・」ぎゅっ

シンジ「僕はアスカが好きだから」

シンジ「アスカが一緒なら構わないよ」

アスカ「シンジ・・・バカ・・・ホント、バカ・・・」ぎゅうう

シンジ「・・・」ぎゅっ

アスカ「シンジ!!私、アンタに会えて良かった!!アンタと居れて幸せだった!!」ぎゅっ

シンジ「よかった・・・僕も、アスカと居れて幸せだったと思う・・・」ぎゅっ

アスカ「シンジ!!シンジ!!シンジっ!!だいす」ぱしゃっ

シンジ「アスカ!!アスカ!!僕も!!何度生まれ変わったって!!アスカがす」ぱしゃっ

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33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 02:03:43.28 ID:JtqvgLAS0
ネルフ本部

『アスカ「・・・恥ずかしいからに決まってんでしょ?バカシンジ!!」』

青葉「ぶっ!」

日向「ぶほっ!!」

マヤ「もう!お茶噴かないで下さい!!」

ミサト「無理も無いわー・・・」

リツコ「奇跡ね」

冬月「明日は雷雨だな」

ゲンドウ「総員、明日は傘を必ず持って来い・・・」

『アスカ「アンタバカぁ・・・?私は普通の女の子、変な力なんて持ってないに決まってるじゃない」』

ミサト「大丈夫かしら?あの子・・・」

リツコ「良く見なさい?手紙よ・・・」

ミサト「なんであんな所に?」

マヤ「モニターにいきなり現れました」

冬月「使徒か?」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 02:11:02.30 ID:JtqvgLAS0
ゲンドウ「冬月・・・惚けたか?」

マヤ「使徒の反応はありません・・・しかし何故?」

リツコ「ありえないわ!」

ミサト「ま、無害なら良いんじゃない?案外シンちゃんが高速で悪戯したのかもぉ?」

青葉「そんな・・・あんな早業、時間でも止めないと出来ませんよ?WRYYYY」

日向「?」

青葉「アレ?何言ってんだ・・・?俺・・・」

マヤ「ホントですよ、変な青葉さん」

ミサト「あら?青葉君が変なのはいつもの事じゃない?」

リツコ「そうよ、マヤ・・・大丈夫?」

青葉「酷い言われ様だ」

日向「ドンマイ、青葉」

青葉「いや・・・お前に言われたくはなかった」

冬月「相変わらず賑やかな職場だな」

ゲンドウ「全くだ、緊張感が足らん・・・」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 02:21:08.78 ID:JtqvgLAS0
葛城家

シンジ「そう言えばさ・・・」

アスカ「あによ?」

シンジ「そろそろアスカの誕生日だねっ!」

アスカ「アンタ、覚えてたの?」

シンジ「うん・・・一応」

アスカ「一応とは何よ!!最・優・先・事項でしょおおお!!」

シンジ「ごめん・・・」

アスカ「全く!!バッカじゃないの!!」

アスカ「あっ!そーだっ!!」ひょい

シンジ「何?その手・・・」

アスカ「プレゼントなら、別に受け取ってやってもいいわ!!」ちょいちょい

シンジ「そんなもの無いよ・・・」

アスカ「気が利かない男ねーっ」

シンジ「だからさ・・・」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 02:27:31.19 ID:JtqvgLAS0
シンジ「明日、一緒にどうかな?」

アスカ「デートの誘いってワケ?」ニヤニヤ

シンジ「そ・・・そんなんじゃ無いよっっ!!」

アスカ「なーんだ・・・じゃ、却下」

シンジ「えっ?デートなら良いの?」

アスカ「・・・」ぷいっ

シンジ「じゃあ・・・僕とデー」

アスカ「いいけど、全てオゴリね」

シンジ「うぇぇええっ!?」

アスカ「当たり前じゃない!女に金払わせる気!?」

シンジ「そんなぁ・・・」

アスカ「で?行くの?行かないの・・・?」じっ

シンジ「行きます」

アスカ「よしっ!!何着て行こうかなぁ~?」

シンジ「なんだよ・・・嬉しそうにしちゃって」くすっ

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 02:34:46.86 ID:JtqvgLAS0
アスカ「あん?何か言った!?」

シンジ「別にーっ!何でもないよっ!!」

アスカ「あっそ!ふんふーん♪」

ネルフ本部

ミサト「」絶句

リツコ「」絶句

青葉「」絶句

日向「」絶句

マヤ「」絶句

冬月「なんなんだ・・・一体」

ゲンドウ「冬月、明日は休暇だ」

冬月「いいのか?」

ゲンドウ「構わん、これ以上親が息子のプライベートに干渉する必要もあるまい」

冬月「お前の仕事は盗撮だけではないぞ?」

ゲンドウ「・・・わかっている、死海文書にも変化が現れた」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 02:48:23.44 ID:JtqvgLAS0
冬月「それが監視を止める本当の理由か?」

ゲンドウ「ああ・・・恐らく私達の役目は終わった」

ゲンドウ「この映像を後世に託す必要もない」

冬月「肩の荷が降りたな」

ゲンドウ「あぁ・・・だが全てはこれからだ」

ミサト「お偉方は何やらお話中ね?」

リツコ「どうせ明日の監視計画でも練ってるのよ」

マヤ「デートの覗き見なんて最低です!!」

青葉「いや・・・自宅に隠しカメラの方が・・・」

マヤ「あぁ!?」

青葉「ひっ!」

リツコ「無様ね」

冬月「誤解されたくないから言っておくが、明日は休暇になった」

ミサト「ひょぉーい!あの子達はデートだしぃ!家で一人酒ぇえええええ!!」

リツコ「惨めね」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 02:54:19.07 ID:JtqvgLAS0
翌日

アスカ「さっさと行くわよ!!バカシンジっ!!」

ミサト「あらー?二人してお出かけぇ?」←知ってる

アスカ「ちっ・・・違うわよ!!」

ミサト「あらぁ?デートかと思ったわ・・・」←知ってる

アスカ「バカミサト!そんなワケないでしょ!!もう!!」

シンジ「そうですよ、偶然行く所が近いだけで・・・」

アスカ「!!」くわっ

ミサト「ふーん・・・シンちゃん、ひとつ良いかしら?」

ミサト「アスカ、さっきから凄い目で睨んでるけど?」ニヤニヤ

シンジ「えっ・・・?」

アスカ「~~~~~~~!!!!!!!」

シンジ「何だよ!!自分は違うって言い張るくせにっ!!」

アスカ「うっさいわね!!偶然なんでしょ!!ついて来ないでくれるっ!!」

ミサト(お熱い事で・・・こっちはカメラ他設備の取り外しで一日潰れるっての・・・)ケッ

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 02:58:53.11 ID:JtqvgLAS0
シンジ「ま・・・待ってよ!アスカぁ~・・・」

アスカ「うるさい!!一人で行くっ!!」

ミサト「もう・・・手でも繋いで仲良く行きなさい?」ニヤニヤ

アスカ「そんなんじゃないっ!!」

シンジ「もう・・・どっちなんだよ!」

アスカ「知らない!!」

ミサト「あっ・・・二人とも?」

アスカ「何よ!!まだ何かあるワケ!!?」

シンジ「なんですか?」

ミサト「えっとね・・・」

ミサト(カメラの取り外しに時間がかかるから・・・)

ミサト「夜、遅くなっても大丈夫だから」ニヤニヤ

アスカ「~~~~~~!!!!!!」カァァ

シンジ「」

アスカ「どういう意味よっっ!!それっっ!!不潔!!!!」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 03:07:58.63 ID:JtqvgLAS0
ミサト「あら?勘違いさせちゃったぁ?ゴメン!アスカ!!謝るっ!!」ニヤニヤ

アスカ「アンタも!!●●い事考えてないでさっさと行くわよ!!バカ!!」

シンジ「べ・・・別に誰も●●い事なんて」

ミサト「そうよ?私も一言もそんな事言ってないし・・・」

アスカ「あぁー!!もう!!うるさい!うるさい!うるさいっ!!」

シンジ「ミサトさん・・・アスカ怒らせないで下さいよ・・・大変なのはぼ」

アスカ「何!?何か言った!?」

シンジ「いえ・・・何も・・・」

ミサト「はぁー・・・蒸すわ・・・ただでさえ暑いのに、誰のせいかしら?」ちらっちらっ

アスカ「ケッ・・・」

シンジ「ミサトさぁん・・・」

ミサト「クーラー・・・クーラーっと・・・あ、クーラー効かなくなるから・・・早くドア締めて?いってらっしゃい?」

アスカ「言われなくても行ってくるわよ!!バッカじゃないの!!」

シンジ「行ってきます・・・」

ミサト「はーい!気をつけてぇーん?」ニヤニヤ

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 03:15:27.99 ID:JtqvgLAS0
アスカ「アッタマ来るわね!!あの日照り女!!クリスマス近いのにどうせ男も居ないから」ブツブツ

   ミサト「へっくち!またアスカが悪口言ってるわね・・・?」

シンジ「それはちょっと酷いよ・・・」

アスカ「何よ!アンタ、ミサトの肩持つつもり!?」

シンジ「そんなんじゃないけど」

アスカ「フン!今日は私の為に買い物に行くんだから!!」

シンジ「・・・うん」

アスカ「私の事以外考えたら殺すから!!」

シンジ「そりゃないよ・・・」

アスカ「バカね!冗談よ・・・」

シンジ「でも、出来るだけ考えない様にするよ・・・」

アスカ「努力しなさい!」

シンジ「うん」

アスカ「さーて!何買って貰おうかしら?」

シンジ「何が欲しいの?ゲームとか?」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 03:22:57.09 ID:JtqvgLAS0
アスカ「アンタバカぁ!?」

シンジ「ハズレかぁ・・・なんだろう?」

アスカ「アンタ、子供じゃないんだから誕生日にゲームなんてありえないわよ!!」

シンジ「だってアスカ、ゲームばっかしてるし・・・」

アスカ「はぁ・・・ホント、しょうもない奴・・・」

トウジ「あ?センセと式波やないか?」

ヒカリ「アスカ!何?買い物?」

シンジ「うん!アスカのたん」

アスカ「バカ!!別にいいのよ!!普通に買い物よっ」

トウジ「?」

ヒカリ「あっ・・・そっか・・・ふふふ・・・」

トウジ「なんや?」

ヒカリ「邪魔になるから、行こっ鈴原?」

トウジ「は?・・・あ・・・おぅ・・・??」

アスカ(二人、手ぇ繋いでる・・・)じっ

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 03:28:20.02 ID:JtqvgLAS0
トウジ「そう言う事やから、また学校でな・・・センセ」

ヒカリ「アスカ!頑張って!」ごにょごにょ

アスカ「そ・・・そんなんじゃないわ・・・」ごにょごにょ

シンジ「?」

シンジ「最近トウジと委員長、よく一緒に居るね?」

アスカ「アンタ、アレ見てわかんないの?鈍感・・・」

シンジ「えっ?」

アスカ「はぁ・・・ホント、バカね」

シンジ「えっ・・・あ!あぁ!!そ・・・そうなんだ?」

アスカ「そうよ・・・ホントすっトロイわね」

シンジ「手繋いでたもんね」

アスカ「・・・私も」ぼそっ

シンジ「えっ?」

アスカ「手くらい繋いでやってもいいわよ・・・」ぼそっ

シンジ「えっ?」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 03:32:17.92 ID:JtqvgLAS0
アスカ「だぁああああっ!!もう!!二人切りで出かけてんだから!!手くらい繋いでない方が不自然だって言ってんのよ!!」ぎゅっ

シンジ「あ・・・あああああああアスカ!?」ぎゅっ

アスカ「もう・・・鈍いんだから・・・」

シンジ「ごめん」

アスカ「良いわよ、今に始まった事じゃないし」

シンジ「そう・・・かな・・・?」

アスカ「そうよ」

シンジ「・・・」

アスカ「・・・」

シンジ「・・・」

アスカ「アンタ、何か喋りなさいよ」

シンジ「えっ?あ・・・その・・・えっと・・・」

アスカ「?」

シンジ「汗!汗かくね!!」

アスカ「年中夏なんだから当たり前でしょ」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 03:37:13.03 ID:JtqvgLAS0
シンジ「そ・・・そうだね」

アスカ「そうよ」

シンジ「・・・」

アスカ「・・・」

シンジ「そう言えばさ・・・」

アスカ「何よ?」

シンジ「セカンドインパクト前はこの時期になると雪が降ってたらしいよ?」

アスカ「聞いた事あるわ、この暑さじゃ空から氷の結晶が落ちて来るなんて信じられないわね」

シンジ「うん・・・街に飾ってあるサンタの人形もすごい毛皮とかに包まれてるでしょ?」

アスカ「前時代の名残ね、ホントにあんなの着たら暑くて死ぬわ」

シンジ「そうだね・・・」

アスカ「でも・・・雪ってすごく綺麗らしいわ」

シンジ「うん、そうらしいね」

アスカ「・・・」

シンジ「アスカとどっちが綺麗かな?」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 03:44:34.38 ID:JtqvgLAS0
アスカ「・・・な・・・ななな!!!」カァァ

シンジ「ん?」

アスカ「バカ言ってんじゃないわよ!!気象現象と比べないでくれる!?」

シンジ「ごめん」

アスカ「もう!さっさと買いに行くわよ!!」

シンジ「そ・・・そうだねっ」

アスカ「もう・・・ホントバカなんだから」

シンジ(なんだろう・・・アスカがいつもより可愛く見える)

アスカ(遠回しに綺麗とか言わないでよ・・・照れるじゃない・・・)

シンジ「アスカ・・・そろそろクリスマスも近いじゃない?」

アスカ「そ・・・そうね・・・」

シンジ「僕さ、好きな人居るんだよね・・・」

アスカ「えっ?」

シンジ「実はさ・・・」

アスカ「へぇー・・・?だ、誰よ?内緒にしといてあげるから、教えてくれてもいいのよ?」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 03:48:30.88 ID:JtqvgLAS0
アスカ「あ・・・当ててあげるわ!!エコヒイキ!?ミサト!?あっ!マヤね!!大人しくて可愛いし!!」

シンジ「アスカ!!」

アスカ「ひゃうん!」

シンジ「はぐらかさないでよ・・・」

アスカ「えっ・・・そ・・・それって・・・」

シンジ「うん」

アスカ「わ・・・わた・・・わた・・・」

シンジ「アスカ、僕はアスカが好きなんだ」

アスカ「」

シンジ「・・・言ってしまった」

アスカ「」

シンジ「ホントは、今日は止めようと思ったんだけど・・・」

アスカ「」

シンジ「アスカが凄く可愛く見えて・・・それで・・・」ちらっ

シンジ「僕じゃダメかな・・・?」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 03:52:58.06 ID:JtqvgLAS0
アスカ「」

シンジ「ごめん・・・買い物に付き合ってくれただけだよね!?」

アスカ「」

シンジ「あはは・・・僕じゃ、アスカには釣り合わないよね!!」

アスカ「」

シンジ「忘れてよ!まだしばらく一緒に暮らすし!!作戦に支障が出ても困るし!!」

アスカ「」

シンジ「アスカ?」

アスカ「」

シンジ「アスカぁ!?」

アスカ「」

シンジ「えっ!!アスカ!?大丈夫!!?」

アスカ「」

シンジ「・・・まさか・・・死ん」

アスカ「勝手に殺すな!!このバカシンジ!!」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 03:58:00.81 ID:JtqvgLAS0
シンジ「良かった・・・返事がないから」

アスカ「このアホ!!いきなり何告白してんのよ!!」カァァ

シンジ「えっ・・・」

アスカ「こっちにだって心の準備ってモンが・・・」ぷい

シンジ「そ・・・そっか・・・」

アスカ「心臓止まるかと思ったわ!!」

シンジ「ごめん」

アスカ「アンタバカぁ!?ムードも欠片も無いじゃない!!」

アスカ「それに・・・こんな人がたくさん居る通りで・・・」カァァ

ざわざわ

シンジ「ごめん・・・抑えられなくて・・・」

ざわざわ

アスカ「こんなの、断ったら私が悪者じゃない・・・」カァァ

シンジ「えっ・・・じゃあ?」

アスカ「付き合ったげるわ、アンタの無謀さに免じて・・・それから・・・」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 04:03:24.75 ID:JtqvgLAS0
アスカ「初めての誕生日プレゼント買いに行くんだから、奮発しなさいよね?」

シンジ「はは・・・そうだね・・・」

アスカ「私も・・・」

シンジ「えっ?」

アスカ「クリスマスのプレゼントくらいは用意してあげるわ・・・」カァァ

アスカ「あと、バレンタインデーも・・・チョコくらい、作ってあげるんだから・・・」カァァ

シンジ「アスカ・・・」

アスカ「ニヤニヤすんな!バカシンジ!!」

シンジ「そんな事言われたって!嬉しいんだからしょうがないだろっっ!!」

アスカ「もう!恥ずかしい!!人が見てるの!!さっさと場所変えるわよ!!」カァァ

シンジ「う・・・うん」

「おめでとう」

「おめでとう」

アスカ「もう!何て日よ!!」

シンジ「はは・・・みんな祝福してくれてるね・・・」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 04:08:14.88 ID:JtqvgLAS0
アスカ「はぁ・・・はぁ・・・」

シンジ「そんな全力でダッシュしなくても・・・」

アスカ「うるっさいわね!アンタがあんな所で!!」

シンジ「仕方ないだろぉ!?勢いで言っちゃったんだから!!」

アスカ「まっ!勢いだけで普通告白するぅ!?やっぱ付き合うのやめようかしら・・・」

シンジ「えっ・・・」しゅん

アスカ「冗談よ!!バカ!!逃がすもんですか!!」

シンジ「えっ・・・?」

アスカ「!!・・・・プレゼントもまだ貰ってないのに・・・」ごにょごにょ

アスカ「あっ・・・」

シンジ「どうしたの?アスカ・・・?」

アスカ「・・・決めた!!アレが良い!!」

シンジ「えっ?」

アスカ「ショーウインドウ見なさいよ!!」

シンジ「?」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 04:16:23.18 ID:JtqvgLAS0
I know, I know I've let you down
I've been a fool to myself
I thought that I could
live for no one else

シンジ「ペアリング・・・」

アスカ「そっ!アレに決めたわ!!」

シンジ「僕らにはまだ早いんじゃ」

アスカ「うるっさいわね!!アンタみたいなのには首輪付けとかなきゃダメなのよ!!」

シンジ「そんなぁ・・・信用無いなぁ・・・」

アスカ「アンタ、ナナヒカリにも気に入られてるじゃない?ツバ付けとくのよ!!」

シンジ「ツバって・・・」

アスカ「・・・アンタがずっと、私のモノである証!」

シンジ「そういう事なら・・・」

アスカ「決まりね!!」

シンジ「でもよく見て決めようよ?色々あるよ?」

アスカ「アンタバカぁ?これ以上のデザイン無いわよ!!」

シンジ「なんで?」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 04:25:57.13 ID:JtqvgLAS0
But now through all the hurt & pain
It's time for me to respect
the ones you love
mean more than anything

アスカ「カシウスとロンギヌスって知ってる?」

シンジ「ロンギヌスってセントラルドグマに刺さってた槍じゃ無いの?」

アスカ「そうね、カシウスはそれの対の槍って言われてるの」

シンジ「へぇ・・・」

アスカ「エヴァに関わる私たちですもの!丁度良いわ!!それに・・・」

シンジ「それに?」

アスカ「槍は二対だから、ナナヒカリに似たような指輪買われる事ないもん!」

シンジ「買わないよ・・・」

アスカ「当然よ!!保険よ保険!!もしものための!!」

シンジ「大袈裟だなぁ・・・」

アスカ「コレ下さい!」

シンジ「本当にいいんだね?」

アスカ「うん・・・コレが良い・・・コレじゃなきゃ、ダメな気がするの・・・」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 04:33:18.64 ID:JtqvgLAS0
So with sadness in my heart
(I)feel the best thing I could do
is end it all
and leave forever

シンジ「さっそくつける?」

アスカ「あっ・・・待って!コレ、重ねられるみたいよ?」

シンジ「へぇ・・・何か、DNAの形みたいだね・・・?」

アスカ「そうね・・・不思議・・・」

シンジ「そうだね・・・何か少し光ってない?」

アスカ「なんだろう・・・この光・・・ぽかぽかする・・・」

カッ!!

???「おめでとう、姫」

???「おめでとう、シンジ君」

???「おめでとう、僕」

???「おめでとう、私」

シンジ「・・・誰?僕らを知ってるの?」

アスカ「どうして・・・私を知ってるの?」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 04:39:29.08 ID:JtqvgLAS0
what's done is done it feels so bad
what once was happy now is sad
I'll never love again
my world is ending

???「おめでとう、ママ」

???「おめでとう、お父さん」

???「僕は君だよ」

???「私はアナタ」

???「僕の欠けた心を」

???「私の欠けた心を」

???「埋めてくれた」

???「癒してくれた」

アスカ「私はあなた・・・」

シンジ「僕は僕・・・?」

???「どれも君のひとつの可能性なんだよ、碇シンジ君」

???「そっ!姫はずっと素直じゃニャいから!!苦労したよー?」

アスカ「姫姫って・・・アンタ誰よ?」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 04:50:07.70 ID:JtqvgLAS0
I wish that I could turn back time
cos now the guilt is all mine
can't live without
the trust from those you love

???「さぁねー?私の顔、覚えてたら・・・14年後くらいに見れるんじゃにゃいのー?」

???「だけどそれも可能性の一つでしかない・・・」

???「そう、君達が離れてしまえば・・・僕たちは本当にこの世から消え去ってしまう」

???「私たちに会いたければ、末永くお幸せにっ!!お・ひ・め・さ・まっ!!」

???「僕も、君と敵対する運命だってあるしね」

???「私も、同僚になる時があるんだよーっ」

???「全ては可能性なんだ」

???「もう手助けは出来ないわ・・・これからは自分達の力でどうにかしなさいよね!!」

???「そうだね、僕たちはこれから還るから・・・」

アスカ「帰るってどこへよ?ここ、真っ白で何もないじゃない!!」

???「私に還るの」

???「ママに還るのニャ」

???「産まれる前にさ、碇シンジ君・・・それから、お母さん・・・」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 04:58:26.29 ID:JtqvgLAS0
I know we can't forget the past
you can't forget love & pride
because of that, it's kill in me inside

???「そろそろ時間だよ」

???「私たちは、あなた達の可能性・・・」

???「いつでも君の内から見守っているよ」

???「幸せになんなさいよ?じゃないと許さないんだから!!」

アスカ「あの時の手紙!!」

シンジ「じゃあ・・・あれって・・・」

???「時が満ちたね」ぱしゃっ

???「じゃーねー」ぱしゃっ

???「僕はきっと、アスカを幸せに出来るよ?」ぱしゃっ

???「アンタ、私を傷つけたら殺すわ・・・」

シンジ「待ってよ!!いきなり消えるなんてないよ!!」

アスカ「行かないで!!私は・・・もっとアンタに聞かなきゃいけない事が!!」

???「もう知ってるでしょ・・・いつまでも甘えてんじゃないわよ・・・バカ」ぱしゃっ

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 05:03:49.98 ID:JtqvgLAS0
It all returns to nothing, it all comes
tumbling down, tumbling down,
tumbling down

シンジ「はっ!」

アスカ「はっ!」

シンジ「・・・アスカ?」

アスカ「見た?アンタも・・・」

シンジ「うん・・・」

アスカ「私たちの中に・・・居るのね?今も・・・」

シンジ「うん・・・」

アスカ「きっと、ずっと見守ってくれる」

シンジ「でも、それに頼っちゃダメなんだ・・・」

アスカ「これからは・・・もう少し素直になるわ、私も」

シンジ「僕も・・・もっとしっかりするよ」

シンジ「アスカを守って行きたいから・・・」

アスカ「・・・やっと言えたわね、このバカ」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 05:10:02.27 ID:JtqvgLAS0
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It all returns to nothing, I just keep
letting me down, letting me down,
letting me down
In my heart of hearts

LCLの海

シンジ「これでいいんだ・・・」

アスカ「そうね、私たちはこの海で溶け合って一つになれた・・・」

アスカ「これでいいのよ・・・」

シンジ「自分で選んで決めた事だから、後悔はないよ」

アスカ「それに、ここには私たちの可能性が他にも沢山居るわ・・・」

シンジ「そうだね、どんな人生を送って来たのか思い出に花を咲かせるのもいいね」

アスカ「私はどんな世界だったとしても、シンジが居れば構わない」

シンジ「僕もだよ、アスカ」

アスカ「見届けましょう?今の私達を・・・」

シンジ「呪縛から解放された僕らを・・・」

-------------

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 05:15:27.75 ID:JtqvgLAS0
アスカ「バカシンジ!!早くしないと、遅刻する!!」

シンジ「わかってるよ・・・」

アスカ「もう!!いつもいつも!!二人目が産まれても変わらないんだから!!」

シンジ「そ・・・そんな事ないよっ!!」

マリ「パパ、また怒られてるぅ」

シンジ「ま・・・マリ・・・これは・・・」

アスカ「だぁああああ!もう!!スっトロイわね!!」

アスカ「アンタとマリのお弁当も作んなきゃならないんだから!!」

アスカ「カヲルのおしめくらい変えてよね!!」

カヲル「ぎゃああああああ!!!ぎゃあああああああ!!」

シンジ「はいはい・・・ちょーっと待ってね、カヲル君ー?」

マリ「早くするニャ、バカしんじ!」

シンジ「マリ、そのバカシンジはやめなさい!!」

マリ「なんでー?」

シンジ「ママみたいに怖い顔になっちゃうよ?」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 05:22:14.38 ID:JtqvgLAS0
マリ「ふーん・・・じゃ、やめない」

アスカ「マリはわかってるわねーっ!あぁー!女の子って癒されるっ!」

アスカ「アンタとの子供が揃ってこんなに可愛いく産まれて来るなんて、思いもしなかったわ!!」

アスカ「ま、私の遺伝子のおかげね?」

シンジ「マリはどっちかって言うと僕似だよっ!!」

アスカ「親バカ」

シンジ「アスカだってそうだろぉ!?」

アスカ「気持ち悪い」

マリ「バカしんじ!早くカヲルのおしめ変えるニャ!!」

カヲル「ぎゃああああああ!!!ぎゃああああああああ!!」

シンジ「おっと!ゴメンよ、カヲル君・・・」

アスカ「フン!ま、幸せってこう言うものよね・・・全く、良いパパしちゃって・・・」

シンジ「何か言った?アスカ?」

アスカ「なんでもなーい!早く支度しなさいよ!!バカシンジ!!」

終劇

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/23(水) 05:39:32.66 ID:JtqvgLAS0
ミサト「ついに輪廻の歯車を抜け出したシンジとアスカ」

ミサト「>>1は変な設定をぶっ込み過ぎて困っていたらしい」

ミサト「純粋なLASでドタバタコメディが書きたい」

ミサト「●●を入れれる空気ですらなくなった」

ミサト「太鼓叩かせて遊びたい」

ミサト「たまにはLRSも書きたい」

ミサト「ただの我が侭を実現するために>>1はスタンドをぶち込んだ」

ミサト「荒木先生ごめんなさい、なんかホントにごめんなさい」

ミサト「53万回もの盗撮を続けるネルフ職員」

ミサト「その記録は死海文書に記されていた」

ミサト「次回、アスカ「まだやんの?もういい加減にしなさいよね!!」シンジ「ただの>>1の暇つぶしじゃないか」」

ミサト「この次も、サービスサービスぅ!!」