滝壺「『こんな綺麗系のお姉さんに魔法少女風猫耳メイドとはなかなか燃える仕事だにゃー』とノリノリで仕上げてくれた」

麦野「いやでもこういう魔法少女ってのは……許されるのは第三位ぐらいまでの年齢じゃない？間違っても18歳以上お断りでしょ」

滝壺「むぎの！その発言はダメ。いろんな所に敵を作りかねない、撤回して」

麦野「え……でも常識的にかんｇ」

滝壺「hai!!早く謝って！はやくあやまっテ！！」

麦野「え、あ、ﾊｲｽﾝﾏｾﾝ」

滝壺「本当に危ない所だった。今後この話題について軽率な発言をしないでね」

麦野「なんだってのよ……」

麦野「やっぱり無理。根本的に無理だしこれミニスカ生足じゃない、余計に無理よ」

滝壺「大丈夫、私は若干太めの足を気にして生足になれないむぎのを応援している」

麦野「わかっててもそこは言うんじゃねぇよォォォォ！そっとスルーすればいいじゃねェかよォォォォォ！！」

滝壺「そうは行かない、コレはむしろ武器になる」

麦野「え？」

滝壺「この太目の足が一杯一杯感を増幅させてコアな層を取り込めることは確定的に明らか」

麦野「一杯一杯ってどういうことだゴルァアアア！それにしょっぱなからコア層狙いってどういうことだ！！」

滝壺「だってむぎの自信ないみたいだから」

麦野「関係ねェ！かァァァんけいねェェェんだよォォォ！！私の魅力でんなもん関係ねぇって証明してやるよォォォォォ！！」

滝壺「じゃ決まりだね」ﾆｺｯ

麦野「」

滝壺「安心してむぎの」

麦野「え？」

滝壺「むぎの一人だけにしない為のプランもちゃんと用意してある」

麦野「プラン？」

滝壺「そう、魔法少女にはお助け使い魔が付き物。というわけでこれ」ﾋﾟﾗｯ

麦野「『お助け使い魔　バニーリコリン』……」

滝壺「その筋の大御所H.S.氏の力作。この姿で能力的な意味でもリコリンが麦のんを完全サポートする」

麦野「このバニーガール風な衣装、そしてイニシャル……どう考えてもアイツじゃねェかよォォォォォ！」

　　「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」

～その頃のH.S.氏～
「ｿﾞｸｯ……なんだこの悪寒、風邪か？んなことより滝壺アレいつ着てくれるのかな」ﾜｸﾜｸ

～とある日とある裏路地～

スキルアウトA「オイオイオイどこ見て歩いてんだ姉ちゃん？目ェついてんのか、アァ！？」

スキルアウトB「何コイツのジャケットにアイス塗りたくってくれてんだよゴルァ！！」

佐天「ひっ、ご、ごめんなさい」

スキルアウトC「ゴメンで済むわきゃねーだろ！！」

スキルアウトA「オイ、姉ちゃんよぉ謝るんならそれなりに誠意ってもんがあるんじゃねーかァ？」ﾆﾔﾆﾔ

佐天「(コレって弁償しろってことよね……仕方ないか)べ、弁償します、いくらですか？」

スキルアウトA「もの分かりがいいじゃねーかよ、そうだなぁ慰謝料込みで30万ってとこだなぁ」

佐天「な！？そんなお金持ってないわよ！！」

スキルアウトB「じゃーしょーがねーな、オラついて来い！」ｶﾞｼｯ

佐天「ちょ、離して！」

スキルアウトC「金がねーなら他で払ってもらうだけって話だろうが！暴れんじゃねぇよ！」

佐天「誰か！誰か助けて！」

スキルアウトA「へっへっへっ、泣いても叫んでも誰も助けてくれやしねーよ！」

？？？「そこの悪党！ちょっと待つにゃん！」

スキルアウトA「だ、誰だ！」

佐天（……にゃん？）

麦のん「愛と希望と原子を司る！メルトダウにゃーマジカル麦のんだにゃん☆」

スキルアウトA「」

スキルアウトB「」

スキルアウトC「」

佐天「」

麦のん「あなたのハートをメルトダウンしちゃうにゃん♪」

リコリン「お供のリコリンもいるよー」

佐天（すんごいの来ちゃった……）

麦のん「オイ、てめぇらなんか言えやゴルァ……にゃん☆」

佐天（取って付けたように『にゃん』って言った！）

スキルアウトA「アウトだな」ｱｼﾌﾄｲｼ

スキルアウトB「アウトだろ」ﾊﾞﾊﾞｱﾀﾞｼ

スキルアウトC「アリだな」ﾌﾝﾃﾞﾎｼｲ

スキルアウトA「えっ」

スキルアウトB「えっ」

スキルアウトC「なにそれｋ麦のん「さんにーいちドバーン☆」ﾒﾙﾄﾀﾞｳｰﾝ

スキルアウトABC「「「おわーーーーーーーーー！！」」ありがとうございます!!」

麦のん「誰の足が太いだァ！？誰がババァだァ！？テメェらの緩んだ頭のネジ尻の　から絞めなおしてやろうかァ！アァ！？」

スキルアウトA「や、ヤベェ！逃げるぞ」ﾋﾞｬｰ

麦のん「正義は勝つにゃん☆」

佐天「」ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

リコリン「むぎのん私の出番……」


滝壺「という夢を見た」

麦野「夢オチ！？」

おわり