1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/09(木) 22:21:26 ID:drTTClws
勇者「俺の名は勇者。世界は魔王の軍勢によって滅びを迎えようとしている」

勇者「旅仕度は整えた。行こう、魔王>>2を倒して世界を救いに」

引用元: 安価で魔王>>2を倒す旅 



2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/09(木) 22:33:48 ID:SK3wZcSg
ザ☆元気ボーイ

3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/09(木) 22:52:50 ID:drTTClws
勇者「魔王ザ☆元気ボーイ。全ての影なる者(陰キャ)の天敵」

勇者「かく言う俺も闇に棲まう者(陰キャ)だった。精霊の加護が無ければ、俺も眩しすぎる光に飲まれる犠牲者の一人に過ぎなかっただろう」

勇者「元気ボーイ、奴はこの世界を明るく陽キャの満ちた世界にするつもりだ。そうなれば俺を含めた陰キャは、皆等しく家から一歩も出られなくなる」

勇者「あまりにも邪悪な野望。光に飲まれ、町中を騒ぎ立てる陽キャに成り果てた陰キャは数知れず」

勇者「恐ろしい、一刻も早く奴の野望を止めなければ」

4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/09(木) 22:53:27 ID:drTTClws
勇者「まずは村の畑を荒らす魔物を倒す。…陽キャに恐れて家から出られない農夫の爺さんの為に」

勇者「小さな人助けがいずれは世界を救う筈だ、そう信じている」

勇者「さあ出てこい、光の魔物>>5よ!影なる者達を脅かすのはこれまでだ!」

5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/09(木) 23:03:14 ID:y4mfNYsg
ペガサス

6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/09(木) 23:18:11 ID:drTTClws
ペガサス「私を呼んだか?愚かな影なる人の子よ」

勇者「ペガサスか。奴等は神に近き存在、人の言語を使える事からそれは分かるだろう」

勇者「そんな賢き存在が何故、人の畑を襲うのか?」

ペガサス「お前の知恵を試してやろう、当ててみせよ」

勇者「…簡単だ。魔王元気ボーイが原因だろう」

ペガサス「ほう」

勇者「魔王元気ボーイ、奴の軍勢によって世界は支配されつつある」

勇者「その支配された国では何が起こっているのか?…それは、人々の陽キャ化に伴う肉食化だ」

勇者「積極的なナンパだけじゃない、支配された人々は肉しか食べなくなった」

勇者「お前は神に近い存在だ、だがそれでもお前は馬の姿を取る」

勇者「………食べたかったのだろう。野菜を」

ペガサス「………」

7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/09(木) 23:26:45 ID:drTTClws
勇者「かつて人間達は、神々に祈り、様々な野菜果物を捧げてきた」

勇者「だが奴等は野菜を食べない。畑なんて物は棄ててしまった。捧げる物は、何も無い」

ペガサス「そうだ。奴等は我等への信仰を無くし、言語も用いぬ畜生共ばかり食らうようになった!」

勇者「魔王元気ボーイは神々の怒りに触れた。お前も、魔王の犠牲者だったのだ」

ペガサス「ああ、だからこそ!奴等に我等の恐怖を思い出させなければならない!これは、その為に必要な供物だ!」

勇者「だが、それでも!あの爺さんの大切に育てた…いや、あまり家から出ないせいで少し放置気味だが…とにかく大切な作物だ!お前の言葉は飲めない!」

ペガサス「ならばどうする!我等に挑むと言うのか!」

勇者「不本意だが、そうさせて貰う。悪く思うなよ、俺は神を信じているが、それでも人の味方なのだ!」

ペガサス「愚かな闇の者よ!貴様の勇気を見届け、その上で神の力を見せてやろう!」

勇者「望むところだ!ここはまず>>8だ!」

8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 00:20:02 ID:faALlOAY
武器なしの肉弾戦

9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 00:41:41 ID:WyZYdOoE
勇者「武器無しの肉弾戦だ!」

ペガサス「ふむ、人は様々な道具を使い進化を遂げてきた筈だが。己から道具を捨てるとは思わなんだ」

勇者「よく言う、お前のような神性の持ち主に、ただの武器が効くわけが無いだろう」

勇者「通じるとすれば、ただ一つ。精霊の加護を受けた己の肉体だけだ!まずはストレートパンチ!」シュッ

ペガサス「成る程、しかして正しき選択なり!勇敢なる者よ、それを迷わず実行できる者が世界を救う者なり得るのか!」ヒラッ

勇者「そしてハイキック!さあな、先の事は分からないとも。俺はこの魂に誓う、世界を救う為に全てを費やそう!さらにアッパー!」ブン

ペガサス「よかろう!美しき魂に心からの喝采を送ろう!そして、だからこそ甘くは見ない!神の力に驕るべきでは無いだろう!」バサァッ

勇者「当然翼は飾りでは無い、空に逃がせば肉弾戦は厳しくなる!追い討ちサマーソルトキック!」ブゥン

ペガサス「故に私も全力を尽くすのみ!こちらも>>10で対抗しよう!」

10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 06:21:44 ID:kTwPjcmM
マインドスキャン

11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 08:17:06 ID:WyZYdOoE
ペガサス「マインドスキャン!お前の魂、全てを見させて貰おう」スッ

勇者「何をする気だ!?俺の心を読むとでも言うのか!」

ペガサス「私には不条理を貫く力がある、それを見せてやるのだ」ピピピ

勇者「やらせてたまるかーっ!ライジングタックル!落ちろカトンボ!」グルグル

ペガサス「そう焦るな、焦燥は私に更なる利を与えるぞ!」

勇者「馬鹿を言え、黙って心を読ませる訳いくかよーっ!バックスピンキック!」

ペガサス「お前は罠も魔法も使わないみたいだからな、本当に心を読むだけだが。さて、一つ面白い物を当ててやろう」

勇者(考える暇を与えるな、俺にも敵にもだ!心を読ませるな読める心を作るな!)

ペガサス「お前、勇者になる前は見事な引きこもりだった様だな。それだけでは無い!私はその時に作られた一つの歌を知っているぞ!」

勇者「歌だと?………ッッッ!?!?!?まっまさか、あれか!?貴様、待て、待ってくれ!?」ダダッ

ペガサス「勝利の欠片は逃さない物だ!高らかに叫ぶとしよう!……貴様の愛の歌(妄想)をな!」

勇者「止めろーーーーーッッッ!?!?!?」

12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 08:20:25 ID:WyZYdOoE
ペガサス「♪~ああ~愛しき君の~心は遠すぎて~♪」

勇者「っ!?うぐああああっっっ!?がああああああっっっっ!?」ズキン

勇者「くそっ止めろ!俺のかつての葬りし過去が、再び俺の心を潰しに訪れる!」

ペガサス「♪~いつまでも想うよ~俺達は~♪」

勇者「ぐはっ!?あがあっ…!?」

勇者(不味い!!これを続けられると、俺の魂は再起不能になってしまう!)ドックン

勇者「何も考えずヤツをぶっ飛ばせ!うおおっ旋風脚!更に畳み掛けろ鉄拳パンチ!」ズン

ペガサス「ラララ~そんな獣の如き一撃で私を打ち倒せる物か、お前の魂が砕けるのが先よ!」バサッ

勇者(既に少なくないダメージを俺は受けた!これ以上はかなり危険になる!すぐにでも終わらせる、>>13だ!)

13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 08:38:31 ID:ys5LSB4M
平野レミお料理教室

14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 09:27:11 ID:WyZYdOoE
勇者「お料理教室だっ!!」

ペガサス「貴様、ここでお料理教室などとふざけた事を!」

勇者「はい、という訳でね今回は超豪華料理に挑戦しまーす。勇者のお料理教室はーじまーるよー」

ペガサス「唐突に武器を使うのか!あれだけ神性の高いものには効かぬと言っておったというのに」

勇者「料理は武器と言えるのか…?」

ペガサス「それに私は知っているぞ!貴様、料理などまるで出来んだろう!」

勇者「そんなことよりだ、ここには爺さんの人参しか無くてな」

ペガサス「さては………アレだな?」

勇者「そうだ。丸ごと人参だっ!人参を丸ごと蒸しだ!」

ペガサス「作れるのか」

勇者「蒸せばいいんだろ蒸せば。何とかなるぞ、きっと。俺は諦めないからな」

勇者(そしてそれをお前に食わせるのだ!俺は自分がまともな料理を作れるなどとは思わない。自分から劇物を食らうなど御免被る)

勇者(俺の料理を食え…!それが貴様の最期だ!)

15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 09:35:32 ID:WyZYdOoE
勇者(そしてわざわざ爺さんに鍋を借りて丸ごと人参を作り、奴に食わせた)

勇者(やはりアレか、おまけにその辺にあったカラフルなキノコを突っ込んだのが駄目だったか)

勇者(いくら神に近き存在であっても、内側からの破壊には無力だったという事だな)



勇者『できた…できたぜー!』

ペガサス『では頂こう。お前は食わぬのか?』

勇者『俺は遠慮しよう、腹は空いていない』

勇者(あのキノコは間違いなくヤバいやつだ、俺はそんな物食わないぞ)

ペガサス『ふむ………っ!?うぐおおおおおっ!?!?』

勇者『な、なんだとーっ!?やっぱり駄目だったのかっ!?』



勇者(そして俺は今、次の町に向かう馬車の中だ)

勇者(歩いて行くには遠い、なるべく早く魔王を倒さねばならない。何もトラブルが起こらなければいいが。なあ?俺と同時に馬車に乗ろうとした名も知らぬ冒険者よ)

>>16>>17が出たぞ!」

勇者「やはり勇者たるもの、この程度の苦難は超えて見せろという事だな!受けて立つぞ!」

16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 11:23:03 ID:lVUB9wxQ
嘘つき

17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 11:30:56 ID:ys5LSB4M
ハンバーグ師匠

18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 12:37:40 ID:WyZYdOoE
嘘つき「ハンバーグ師匠が出たぞ!」

勇者「ハンバーグ師匠。熱々鉄板ギャグで油断させてから金目の物を奪い取る、恐るべき山賊!」

勇者「出てこいハンバーグ師匠!隠れてないで熱々鉄板ギャグを見せてみろ!」

勇者「………あくまで隠れ通すのか、だがこちらは優秀な人間がお前の事を既に察知しているぞ!」

嘘つき「ふふっ………あははは!兄ちゃん、ダサすぎ!嘘に決まってんじゃん!」

勇者「な、何っ!俺を騙したのか!?今は人間同士で争いあっている場合では…!」

嘘つき「そんなの知らないよ、騙された兄ちゃんが悪いのさ!」

勇者「くそっ、このガキィ…!」

ハンバーグ師匠「この世界の醜さも変わらねぇなぁ」

勇者「………全くだ、人が人を騙す。何故手を取り合う事ができない。………そしてアンタは誰だ」

19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 12:44:02 ID:WyZYdOoE
ハンバーグ師匠「どうした?付け合せのミックスベジタブルを見るような目で俺を見やがって」

勇者「ミックス………何?アンタまさか」

ハンバーグ師匠「忘れちまったかぁ?俺だよ俺。ハンバーグだよ!!!」

勇者「ハンバーグ!?まさか馬車の中に奇襲を!?」

ハンバーグ師匠「隙あり!あまーーーーーーーーーーーい!!!」バコン!

勇者「うぐあああっっ!?」ゴロゴロ

嘘つき「えっ、兄ちゃん!?まさか、本当にハンバーグ師匠がいるなんて…」

20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 12:46:59 ID:WyZYdOoE
ハンバーグ師匠「おいおいあんた、もしかして毎日のように嘘ついてるな?」

嘘つき「うっ……その通りだけど…」ギクッ

ハンバーグ師匠「仕方ねえな、嘘をつきすぎたらどうなるか、俺が直々に教えてやるよ!ハンバーグの熱々鉄板ジョーク、100g!!」

ハンバーグ師匠「嘘もね毎日ついたら新鮮味が無くなるよね!ああまた嘘かって、皆に思われるぞ!」

ハンバーグ師匠「そう、ハンバーグも毎日食べたら飽きるよね!」

\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!/

ハンバーグ師匠「ハンバアアアアアアアアアグ!!」

嘘つき「………」ボケーッ

ハンバーグ師匠「ボーッとするなよ!ハンバーグキィィッック!」

嘘つき「……あっ、う、うわぁ!?」ハッ

21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 12:49:35 ID:WyZYdOoE
勇者「………!」


ガキィィン!


ハンバーグ師匠「おいおい、勇者の兄ちゃん!お前に嘘をついた子供を庇うのか?」

勇者「………嘘をつくような人間でも、俺は人の為に戦うんだ」

ハンバーグ師匠「人間にあまーーーーーーーーーーーい!!!」

勇者(だが、確かに甘すぎたのかもすしれない。一撃を受けた後に無理矢理体を動かしてもう一撃受けた。これは中々効いたぞ)

勇者「覚悟しろよ、ハンバーグ師匠!くらえ、>>22だ!」

22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 13:55:07 ID:ys5LSB4M
あっさり豆腐ステーキギャグ3連発

23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 14:18:35 ID:WyZYdOoE
勇者「あっさり豆腐ステーキギャグ……それも3連発だ!」

ハンバーグ師匠「大きく出たね!ハンバーグ300gに届くね!その姿勢、ハンバーグのように重いね!」

勇者「俺はヤンデレの女の子が好きだ。それも体が軽い子がな」

勇者「体は軽いのに、愛は重い。豆腐ステーキとは真逆だな。体(質量)は重いのに、愛(カロリー)は軽い」

\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!/

勇者「豆腐ステエエエエエエエエエキ!!」

ハンバーグ師匠「熱々だぁ!最高に燃えてるな!」

24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 14:19:49 ID:WyZYdOoE
勇者「まだだ、更にもう一発!」

勇者「俺は宝くじを引くときに、毎回心の中で願うんだ。『当たりがいい、当たりがいい』ってな」

勇者「何故かって?俺は口当たりが良い物が好きなんだ。あっさりとしたやつがな」

\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!/

勇者「豆腐ステエエエエエエエエエキ!!」

ハンバーグ師匠「あっさりいいいいいいいい!!」

27: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 14:27:39 ID:WyZYdOoE
 

勇者「そして最後にまた一つ!」

勇者「俺はお前と戦う前に、ペガサスと戦ったんだ」

勇者「あの時地獄を見たね(Hell see・ヘルシー)」

\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!/

勇者「豆腐ステエエエエエエエエエキ!!」

勇者「見たか…!これが俺のあっさり豆腐ステーキギャグだ!」

ハンバーグ師匠「凄まじい…!小沢さんのようにあっさりだ!」

ハンバーグ師匠「俺もやらなくちゃな!見せてやるよ!俺の>>28を!」

28: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 16:10:36 ID:ys5LSB4M
熱々鉄板ジョーク、限界突破の10キログラム

29: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 17:04:38 ID:WyZYdOoE
ハンバーグ師匠「熱々鉄板ギャグ、それも限界突破の10キログラムだ!」

勇者「何い!?俺の三連発を遥に上回る物を出すと言うのか!?」

ハンバーグ師匠「ここまで俺を追い詰めた奴には、本気の全力で熱々に焦がしてやるぜ!」

ハンバーグ師匠「………そう、それは人の始まった時!アダムとイヴは出会ったのさ!ハンバーグとデミグラスソースのようにね!」

\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!/

ハンバーグ師匠「ハンバアアアアアアアアアグ!!」

勇者「………何?」

ハンバーグ師匠「突然訪れた終わり、繁栄した恐竜達は全て死に絶えた」

ハンバーグ師匠「一説では巨大な隕石によって、まきあげられた噴煙が全てを変えた!かけるならデミグラスだね!」

\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!/

ハンバーグ師匠「ハンバアアアアアアアアアグ!!」

勇者「まさか…こいつは…!」

30: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 17:09:46 ID:WyZYdOoE
ハンバーグ師匠「道具を使う事を覚えた人類、一番うまく使えたのは石だったね!何故って?」

\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!/

ハンバーグ師匠「石焼きハンバアアアアアアアアアグ!!」

勇者「人類の始まりから熱々鉄板ギャグを披露するだとぉぉぉぉぉっ!?」

嘘つき「この人達は何を言ってるんだろう?」

ハンバーグ師匠「木を削って槍を使い、獲物を狩
\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!/

ハンバーグ師匠「フライングハンバアアアアアアアアアグ!!」

勇者「圧倒的質量、あまりにも深すぎるハンバーグの歴史!!」

勇者「なんて強さだ……ハンバーグ師匠………!」

ハンバーグ師匠「まだ驚くのはまだ早いぜ?豆腐ステーキ勇者!!」

勇者「一体何をする気なんだ、ハンバーグ師匠!」

31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 17:12:04 ID:WyZYdOoE
ハンバーグ師匠「アダムとイヴの熱々鉄板ギャグ、その真髄を見てくれ!」

\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!/

ハンバーグ師匠「アダムサンダーハンバアアアアアアアアアグ!!」


ビシャァァァッ!!!


勇者「ぐああああああっ!?雷だとぉぉっ!?」

ハンバーグ師匠「超質量の熱々鉄板ギャグ!それは最早ギャグに収まらない!」

ハンバーグ師匠「そう、リアルハンバーグアタックさ!」

勇者「虚言を現実に変える………凄まじい技だ!ハンバーグとはなんと恐ろしき代物!」

32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 17:18:12 ID:WyZYdOoE
ハンバーグ師匠「そして恐竜を絶滅に追いやったデミグラスソースの一撃!」

\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!/

ハンバーグ師匠「メテオハンバアアアアアアアアアグ!!」


ゴオオォォォッ!!!


勇者「隕石まで呼び出すのか!だがマトモに食らう訳にはいかないな!」

勇者「マトモに食えるのは、マトモに調理されたハンバーグだけだ!」

\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!/

勇者「カウンターハンバアアアアアアアアアグ!!」

ハンバーグ師匠「この超質量の熱々鉄板ギャグに反撃を行うとは!ナイスハンバーグだ!」

33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 17:19:39 ID:WyZYdOoE
ハンバーグ師匠「だが咄嗟の反撃!威力はあまりにも弱くあまーーーーーーーーーーーい!!!」

勇者「勇者の名は伊達じゃ無いぞ!ハンバーグ師匠!豆腐ステーキの方はもうどうでもいいがな!」

ハンバーグ師匠「勇者の兄ちゃん、ハンバーグのように熱い魂だな!」

ハンバーグ師匠「だからこそ手は緩めない!そう!ハンバーグは一度口をつけたら止まらない!」

\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!/

ハンバーグ師匠「灼熱岩石ハンバアアアアアアアアアグ!!」

勇者「岩石か、だがただ飛ばすだけで俺は

\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!/

ハンバーグ師匠「フライングハンバアアアアアアアアアグ!!」

勇者「槍が高速で!?そうか、さっきのフライングハンバーグだ!」

勇者「俺はハンバーグとマッシュポテトを、同時に口に放り込みはしない!頂くなら片方ずつ味わって食べるからな!」

\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!/

勇者「カウンターハンバアアアアアアアアアグ!!」

34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 17:20:41 ID:WyZYdOoE
ハンバーグ師匠「ナイスカウンターハンバーグ!だが、まだまだこれからだ!数個食べて大食いハンバーグ大会は終わらないぞ!」

勇者「このままではこちらが有利に立つ事はできない……考えろ、食べ飽きたハンバーグの味を変える打開策を!」

ハンバーグ師匠「農業を初め、どんどん進歩していく人間達!だけど進みすぎた人間達は、仲良しからどんどん歪んでいく!」

ハンバーグ師匠「そう!大きく作りすぎたハンバーグのようにね!」

\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!/

ハンバーグ師匠「ハンバアアアアアアアアアグ!!」

勇者「………そうだ!大根おろしの如く、打開策はあったぞ!」

35: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 17:22:14 ID:WyZYdOoE
ハンバーグ師匠「そして受けてくれ!歪んだ人間達とハンバーグの形を!」

\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!/

ハンバーグ師匠「欲望ハンバアアアアアアアアアグ!!」

勇者「おい、嘘つきのガキ!」

嘘つき「えっ………?何?」

勇者「お前は何ができる!」

嘘つき「えっと、>>36

36: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 18:09:49 ID:ys5LSB4M
飽きないようにあっさりおろしポン酢ソース、日本人が大好き照り焼きソース、シンプルに素材で勝負ペッパーなど味付けを工夫する。

37: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 19:04:46 ID:WyZYdOoE
嘘つき「飽きないようにあっさりおろしポン酢ソース、日本人が大好き照り焼きソース、シンプルに素材で勝負ペッパーなど味付けを工夫できます」

勇者「………そうか」

勇者(さっきまで散々ハンバーグだの熱々鉄板ギャグだのやっていた俺が言えた事では無いが………何を言っているのか全く理解できない)

勇者(だが、ここは他でも無い熱々鉄板ギャグで現実と空想の境界が無いに等しい。そんなここでなら、味付けを変えるという意味の分からない行動も必ず何かに繋がる!)

勇者「よし嘘つき!なんかよく分からんが任せた!俺に合わせろ!」

嘘つき「ええ………うん………」

38: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 19:07:43 ID:WyZYdOoE
ハンバーグ師匠「おいおい長かったな!これは全力を込めた調理という事で良いんだな?」

勇者「勿論だ、もうプレーンハンバーグに飽き飽きするのは終わりだ」

勇者「嘘つき!隠し味、アクセント、何でもいい!このシンプルイズベストなハンバーグ師匠のハンバーグを変えるんだ!」

嘘つき「うん………(あんな滅茶苦茶な返答をするんじゃなかった)」

ハンバーグ師匠「勇者の兄ちゃん!お前は変えられるか?この人間達の欲望に満ちた歪んだハンバーグを!」

勇者「やってやるさ!この魂に懸けて!」

嘘つき「安い魂だなあ」

39: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 19:11:09 ID:WyZYdOoE
勇者「歪な形のハンバーグ、それは料理に不慣れな母親が作った努力の結晶!」

勇者「つまり歪んだ欲望などではない!母が己の子にかける情愛、人々は愛が為に戦うのだ!」

嘘つき「この人は何を言ってるんだろう」

勇者「そして、その愛は一つ工夫を加えた!頼む、嘘つき!」

嘘つき「うーん………チーズ入りハンバーグとかどう?」

ハンバーグ師匠「!?………チーズ入りハンバーグだって!?」

勇者「チーズ入り………そうか!熱々のハンバーグに入ったチーズは溶ける!」

勇者「つまりその愛のハンバーグは!ハンバーグ師匠、お前の野望をも溶かすのだぁ!!」

\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!/

勇者「愛情ハンバアアアアアアアアアグ!!」

嘘つき「どういう理論でそうなるの?」

40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 19:12:26 ID:WyZYdOoE
勇者「歪な形のハンバーグ、それは料理に不慣れな母親が作った努力の結晶!」

勇者「つまり歪んだ欲望などではない!母が己の子にかける情愛、人々は愛が為に戦うのだ!」

嘘つき「この人は何を言ってるんだろう」

勇者「そして、その愛は一つ工夫を加えた!頼む、嘘つき!」

嘘つき「うーん………チーズ入りハンバーグとかどう?」

ハンバーグ師匠「!?………チーズ入りハンバーグだって!?」

勇者「チーズ入り………そうか!熱々のハンバーグに入ったチーズは溶ける!」

勇者「つまりその愛のハンバーグは!ハンバーグ師匠、お前の野望をも溶かすのだぁ!!」

\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!/

勇者「愛情ハンバアアアアアアアアアグ!!」

嘘つき「どういう理論でそうなるの?」

41: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 19:13:51 ID:WyZYdOoE
ハンバーグ師匠「そうだ!一体どういう理論でそうなったんだ!ハンバーグの付け合わせにわかめを付けるくらいには理解できないぜ!」

嘘つき「その例えも理解できない」

勇者「うるせぇ………こんな滅茶苦茶な空想が現実になるようにしたのは………!」

勇者「他でもないお前の熱々鉄板ギャグだろうがああああああああ!!!」

\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!/

勇者「怒りのハンバアアアアアアアアアグ!!」

ハンバーグ師匠「小沢さあああああああん!!」

42: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 19:15:17 ID:WyZYdOoE
ハンバーグ師匠「母の愛情が、俺の心を溶かしていく!この心………なんて………なんて!」

ハンバーグ師匠「あまーーーーーーーーーーーい!!!」


ジュワアアア!


勇者「愛は海よりも深い。お前の熱々鉄板ギャグは溶かし返すが定め!」

ハンバーグ師匠「ぐっ………元気ですかッ。どうでしたか今夜のジョークの焼き加減は」

勇者「熱々だ。ただ、それだけだ」

ハンバーグ師匠「………ご唱和ください行くぞっ!!」

二人「「7!8!9!」」

二人「「ジュ~~~……」」

43: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 19:16:15 ID:WyZYdOoE
勇者「終わったな………」

勇者「嘘つきはいつの間にかいない。あのガキ、俺に嘘をついた事に対して聞きたい事が山ほどあったのだが」

勇者「………さて、次の町に行こう、いよいよ魔王城も近付いてきた」


勇者(そしてその町は魔王軍の奴等に支配されていた。そいつの名は>>44だ)

44: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 20:52:00 ID:kTwPjcmM
みんなしあわせタウン☆

45: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 22:09:32 ID:WyZYdOoE
勇者「みんなしあわせタウン☆………」

勇者(『しあわせ』の単語だけなら、良い町に見えるだろうが………)

勇者(みんなしあわせ、言葉にすれば簡単だな。現実はそんな事ができるのは、良くて宗教による信仰の幸福とかだろう)

勇者(幸せの定義は人によって異なる。全ての幸福など、マトモにできよう筈も無い)

勇者(事実、あの町に蔓延しているのは。金、暴力、xxx!そしておまけに薬物ときた)

勇者(あの町は腐りきっている。俺はあんな物を幸福とは認めない。)

勇者(いるかも分からぬマトモな人間を探しつつ、さっさと腐敗の元凶たる魔物を倒してしまおう)

46: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 22:18:05 ID:WyZYdOoE
勇者(にしても……)

黒服「金、暴力、xxx!」

眼鏡「え~xxxx~、xxxxはいらんかね~」

勇者(………反吐が出る、本当に。)

勇者(こんなに欲望を曝け出して、同じ人間とは思いたくも無い)

「そこの兄ちゃん、最高に気持ちよくなれる薬があるんだがどうだ?」

勇者「………既に間に合っている、結構だ」

「そいつぁ仕方ねえや、欲しくなったらいつでも来いよ!」

勇者「………」スタスタ

47: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 22:28:17 ID:WyZYdOoE
勇者(………こんな物が魔王の目指した『皆が元気な世界』だと言うのか?)

勇者(こんな物、元気などとは程遠いと分からないのか)

勇者(………薬でイカれた人間達を見るのはもううんざりだ。さっさと元凶を………!)チラッ


>>48「………!?………!?」


勇者「見過ごせない、か」

勇者(仕方無い、少し予定変更だ。あの>>48を助けてから、すぐに元凶の魔物>>49を倒しに行く)ダッ

48: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 22:47:03 ID:Y5jJ/0Jg
巴マミ

49: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/10(金) 23:03:46 ID:Kr.wJlNE
スライム

50: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 00:04:41 ID:Cfxu7hlQ
「おいそこの姉ちゃん、ちょいと俺らと遊んでいこうや」

巴マミ「お断りするわ。私は貴方達の相手をしている暇は無いもの。早くこの町の異変をどうにかしないと……!」

「つれねえなぁ、そんな生意気言うなら痛い目見て貰おうかぁ?」

巴マミ「痛い目見るのはどちらかしらね?止めないなら、少々手荒な手段も辞さないわ」

「………あんま舐めた口してんじゃ」

バキィッ!

「ぐふぅえっっ」ドサッ

巴マミ「!………誰!」

勇者「悪いな、助けは要らなかったと思うが俺も時間が無い!」

巴マミ「一体何を…」

勇者「この町はもう駄目だ、面倒な目に会いたくなけりゃ、さっさと別の何処かへ行くことだな!」ダッ

巴マミ「あっ!?待ってちょうだい!」ダッ

51: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 00:07:18 ID:Cfxu7hlQ
勇者「なんで着いてきた、俺にはやるべき事がある!」

巴マミ「貴方が何を言っているのか分からないわ!少しくらい話を聞かせてくれてもいいじゃない!」

勇者「………仕方ない。俺は急いでるんだ、走りながらで良いなら答えるぞ」

巴マミ「構わないわ。それで、まず貴方の名前は?」

勇者「俺の名は勇者だ」

巴マミ「ありがとう、では勇者さん。この町に何が起こっているの?」

勇者「この町は魔王軍の一人、スライムの奴が支配している。何をやったのかは知らないが、ロクでも無い手段を取ったのは間違いない」

52: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 00:09:40 ID:Cfxu7hlQ
巴マミ「魔王、スライム…なら、勇者さんの目的とは」

勇者「魔王を倒す。その前段階として、まずはこの町を支配するスライムを倒す」

巴マミ「成る程、なら私もそのスライムを倒すのに協力しましょう」

勇者「駄目だと言ってもアンタは聞かないだろうな」

巴マミ「分かるかしら?」

勇者「分かるとも、なら二人でさっさとぶっ飛ばしに行くぞ」

巴マミ「任せなさい、戦闘には自身があるわ」

53: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 00:11:39 ID:Cfxu7hlQ
勇者「おいスライム!てめえ何をやったかは知らないが、お前の支配もこれまでだ!」

巴マミ「貴方の悪行は見逃せないわ、観念しなさい」

スライム「ピキー!僕悪いスライムじゃないよ!」

勇者「どの面下げてんな事抜かしやがる!ぶっ潰してやるクソッタレが!」

巴マミ「…勇者さん?憤る気持ちは分かるけれど、少し落ち着いたらどうかしら?」

勇者「先手必勝!食らいやがれ、>>54だ!」

54: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 00:53:16 ID:aAqUOhx6
ラリアット

57: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 01:23:20 ID:Cfxu7hlQ
勇者「食らえやああああああああ!!全力ラリアットだああああああああ!!」ブゥン!

巴マミ「援護するわ!」ドォン!

スライム「ぷるぷる、スライムの僕に物理攻撃は通用しないよ」プルプル

勇者「くそっ、奴め。ドラクエ式ではなくWizardry式で来やがった!」

巴マミ「私の銃撃も効いていないわ、魔法にも耐性があるみたいよ」

勇者「あんのゲスが………何故無駄に堅いのだ!」

スライム「スライムは堅くないよ!ゼリーみたいにぷるぷるだよ!」

勇者「人の揚げ足取ってんじゃねえ!」

巴マミ「そ、そんなに激昂しないで、少しは落ち着きなさい!今は冷静に対策を考えましょう」

58: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 01:27:29 ID:Cfxu7hlQ
勇者「しかし、どうすんだ?こっちの攻撃は普通じゃ通らない。あのゼリー野郎も攻撃してくるだろ、何してくるか分からねえんだぞ」

巴マミ「そうは言っても、がむしゃらに攻撃しても意味は無いわ。耐え忍ぶ、とまでは言わないけれど、やはり考える時間は必要でしょう?」

勇者「くそっ今に見てろ、欠片残さず消し去ってやるからな」

スライム「僕も攻撃していいかなー?」

巴マミ「!気を付けて!」

勇者「何だ、何をするんだこいつはぁ!」

スライム「必殺、>>59!」

59: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 01:51:47 ID:WkOAnzpc
    モミモミ

60: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 02:22:24 ID:Cfxu7hlQ
スライム「必殺、    モミモミー!」


モミイ��


勇者「は?」

巴マミ「えっ!?///ち、ちょっと止めなさい!///」

スライム「あーいいっすねー、柔らけえっ………」

巴マミ「///ゆ、勇者さん!助けて、こいつをどうにかしてちょうだい!」

勇者「分かってる、この本性現したス  野郎は今すぐ塵に帰さねばならぬ」

勇者「だが………だが………!」

スライム「モミモミー!」

勇者「こいつに通じる攻撃が分からねえっ………!」

61: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 02:24:44 ID:Cfxu7hlQ
巴マミ「そ、そんな///勇者さん!///」

スライム「良い感じだぁ~」

勇者「分かる……分かるぜェ………」

勇者「この俺の魂に荒れ狂う感情がなあああ!」

巴マミ「勇者さん、その感情は何?」

勇者「おぞまじき憤怒と殺意と………僅かな嫉妬の心だ!!!」

巴マミ「………ちょっと嫉妬するのは止めて貰えないかしら?」

スライム「欲望に忠実なり」

勇者「だが分かる!今はこの熱き心に従えばいい!」

勇者「ゼリー野郎!貴様を潰すのは俺の灼熱に燃える怒りだ!」

勇者「悔しい!だが!それでいい!俺の魂が火を噴くぜーーーっ!!!」

勇者「食らえや、>>62!」

62: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 04:03:53 ID:0r0Txqfw
火葬

63: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 15:25:17 ID:Cfxu7hlQ
勇者「火葬だあああーーーッ!」

スライム「なっ!?ぷるぷる、火は駄目だよ!」

勇者「うるせーーーッ!!俺の心がバーニング!灼熱スマッシュだーーーッ!」

巴マミ「勇者さん、貴方炎なんて出せたのね」

スライム「ぷるぷる、そんなの聞いてないよ!?勇者は食えもしない料理を作って、豆腐ステーキで戦うだけの筈なのに!?」

勇者「そのクソみてえな情報はどこからだーーッ!」

スライム「ぷ、ぷるぷる。僕はさっさと逃げるよ!」プルンプルン

スラ/イム「「ぷるぷる、ぷるぷる」」

勇者「てめーっ分裂するだってー!?」

勇者「くそっ逃がして堪るかよーッ!!」

64: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 15:26:12 ID:Cfxu7hlQ


ドォォォォン!!!


スライム2「あべし!!??」

勇者「何だ、まさかやったのか!巴マミ!」


巴マミ「ふふふ………」


巴マミ「触れれば発射されるリボンの『結界』はッ!」

巴マミ「既にスライムの周り半径20メートル!スライムの動きも分裂体の動きも、手に取るように探知できるッ!」

巴マミ「くらえっ!スライムッ半径20メートル」

巴マミ「ティロ・フィナーレをーーーッ!」


ドォォォンドォォォンドォォォン!!!!!


勇者「急に人が変わったかの如く…!だが、最高だ。パーフェクトだ」

65: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 15:27:13 ID:Cfxu7hlQ
スライム「くっ!少しでも動けば銃撃が飛んでくる!」

巴マミ「思った通りね。勇者さんの炎で弱った今なら、魔法も防げない」

巴マミ「貴方はもう『チェックメイト』なのよ!」

スライム「ち、ちくしょーっ」

勇者「燃え尽きろ!紅蓮の火球を食らいやがれーーーーッ!!!」ボゥゥゥ!

スライム「ピキーーーー!」

勇者「おおっと、ただの火炎球じゃねえぞ!」

勇者「リボンの結界、その中に突っ込むんだ。つまりお前は燃やされながら全身を粉々にされるっつー訳だッ!!!」

勇者「薬物バラ撒いたツケを払え!てめえの命でな!」

スライム「ま、魔王様ーーー!!!」ジュウウゥゥ…

66: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 15:27:57 ID:Cfxu7hlQ
勇者「スライムの野郎は焼き潰したが、アンタはどうするんだ?」

巴マミ「…私はこの町に留まり続けるわ。この町がもうどうにもならないとしても、それでも私の住む町だもの」

勇者「好きにしな…俺は先を急ぐ」

巴マミ「魔王を倒すのね?」

勇者「そうだ…じゃあな」


勇者「次はとうとう…魔王城だ」

67: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 15:29:36 ID:Cfxu7hlQ
勇者「さすが魔王城ってところか、悪趣味な見た目してんな」

勇者「特に魔王城の癖に『元気』を求めたのかは知らんが、元々暗い城へ無理に明るい色を入れたのが相反しすぎている」

勇者「バランスは最悪だな、間違いなく」

勇者「そしててめえが魔王軍四天王!>>68!」

68: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 15:43:07 ID:O6oFHcrU
逆バニーマン

70: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 22:17:56 ID:Cfxu7hlQ
勇者「逆バニーマン!常に天井から逆さまにぶら下がる、ウサギ着ぐるみの男!」

勇者「そして!元気すぎて魔王軍の殆どが外に侵攻した魔王城の門番!」

逆バニーマン「その通り。私が人手不足から、誠に遺憾ながら渋々門番をやっている逆バニーマンだ」

逆バニーマン「あの守りを考えない愚か者共、奴等の身内切りを受けた私の八つ当たりを受けよ!」ヒューッ!

勇者「何!?奴め、訳の分からん私情で俺に攻撃をすると言うのか!?」

勇者「いや、門番だから侵入者に攻撃するのは当然なのか…」

勇者「ともかくだ、敵ならばこの勇者容赦せん!ベギラマ!!」ギィン!

71: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 22:22:47 ID:Cfxu7hlQ
逆バニーマン「私はこのロープを使い天井にぶら下がる。私のロープ捌きの前にそんな攻撃は当たらん!」ヒュン!

勇者「次から次へと別の足場へ!これはかなりの機動力、流石の四天王だ!」

勇者「だがな!俺の熱き魂は抵抗を許すものか!食らえ灼熱炸裂弾!!」ボゥゥゥ

逆バニーマン「広範囲へと炎を炸裂させるか、範囲攻撃に頼るのはよき知能。だが私の機動力はそんな物ではない!」

勇者(即座に攻撃範囲から移動するのは想定済み!ここで更に一撃!>>72だ!)

72: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 22:32:37 ID:BLFDg1Ts
ツァーリボンバ

73: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 22:58:01 ID:Cfxu7hlQ
勇者「ツァーリ・ボンバだッ!!!初めからこいつを使えばよかったんだよーーーッ!!!」

逆バニーマン「貴様それでも勇者か!?核なんて使えばこの魔王城周辺が全て消し飛ぶではないか!?」

勇者「うるせーッ!こんなクソッタレな狂った光の根源なんざ、塵一つ残さずにぶっ飛ばせばいいんだよ!なんなら放射能で長い間侵入禁止になればなお良い!」

逆バニーマン「早まるな!そんな事をすれば、魔王様の出番が無いまま世界が平和になって物語が終了してしまう!」

74: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 22:59:55 ID:Cfxu7hlQ
逆バニーマン「ええいそんな事はさせるものか!爆発オチが許されるのはドリフぐらいしか無いのだ!例えばガンダムで爆発オチなら批判殺到だ!」

勇者「黙れ、これはロンダルキアのデビルロードだ!逃れ得ぬ絶望に震えろ!行動前に枠が赤くなる様を見て絶望しろ!」

逆バニーマン「ふざけるなよ勇者!こんな終わりは許されないぞ!」

逆バニーマン「なんとしてでも核爆弾の起爆は防がねばならん!」

勇者「いいや限界だ!押すね!今だっ!」

逆バニーマン(やらせるものか!今だ!>>75!)

75: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/11(土) 23:36:11 ID:0r0Txqfw
はだしのゲン召喚

76: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 00:29:35 ID:XV4POe3s
逆バニーマン「はだしのゲン召喚だ!お前が魂の力で戦うのなら、こちらも恐ろしい程の想いを見せてやろう!」

勇者「何を、ガキ一人を召喚してなんになる!そりゃ悪手だろウサギ野郎!」

ゲン「おう、わしはなんでこんな空間におるんじゃ」

逆バニーマン「ゲン!頼む助けてくれ!あの男が核爆弾を使い、俺達を殺そうとする!」

ゲン「なんじゃ、核兵器がどれだけの命を奪うと思うとんじゃ!」

勇者「知ったものかよ!奴等は塵に帰るべきなんだよーーーッ!!!」

ゲン「おどりゃ汚いやつじゃのう。汚いやつじゃのう!」

77: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 00:30:58 ID:XV4POe3s
ゲン「映画の中でチャップリンが言うたセリフがこたえたよ 「街中で人を殺せば殺人者として死刑になって罰せられるが、戦場へ行って敵の人間を多く殺すほど勲章をもらって英雄になる」と言うたんじゃ 戦争という理由さえつけばいくらでも人を殺してもええとは・・・本当におかしなことじゃ」

ゲン「お前はおかあちゃんみたいに苦しむ人を作るんか!」

勇者「アンタの母親とか知らねえよ!クソッなんて厄介な奴を呼び出した!」

勇者「何故魔王城を消し飛ばすのに、原爆投下の張本人が如く憎まれねばならん!」

ゲン「お前が核で人を殺す言うんなら、わしはお前を許しておけん!!!」

勇者「しかも無駄に覚悟が決まってやがる!俺の魂に対抗するとは、こいつは間違いなく強い!」

78: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 00:31:54 ID:XV4POe3s
勇者「それに、これ以上あいつを喋らせると何か困った事になる気がする。まるではだしのゲンの語録がこれ以上思いつかないような!」

ゲン「戦争を終わらせたのは広島、長崎、約30万人以上の死者と生き残った被爆者約37万人の姿じゃ・・・ 日本人は広島、長崎の犠牲に感謝せんといけんわい 生き残れて安心して眠れる戦争のない世の中にしたんじゃけえ いや、世界中の国々も広島、長崎に感謝せんといけんわい 核兵器の恐ろしさを知ったんじゃけえ 地球が滅びる核戦争をふせいでおるんじゃけえ」

勇者「なんとかせねば、俺にもこの世界にも限界がくる前に!」

勇者「これ以上口開くな!>>79!」

79: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 00:48:10 ID:syHwvcJY
お前ら全員殴り倒す

80: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 01:04:58 ID:XV4POe3s
勇者「お前ら全員殴り倒す!」

勇者「まずはてめえだ!」バキィッ!

ゲン「なんじゃ!核を止めた思うたらまた暴力か!なぜ話し合おうとせんのじゃけえ!」

勇者「うるせーッ!殴られながらも喋り続けんじゃねーーーッ!!!」

勇者「ウサギ野郎、元はと言えばお前がこんな面倒な奴呼び出したんだろうが!」

勇者「てめえも殴り飛ばしてやる、サニーパンチ!!」バキィッ!

逆バニーマン「えっ!?うぶうぅぇぇっ!?」ゴロゴロ

勇者「二度と起き上がるな着ぐるみ野郎!」

ゲン「なんじゃ!親父にもぶたれたこと無いのに!」

勇者「てめーの時代で親父にぶたれたことないは、それこそあり得ねーだろうが!」バキィッ!

81: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 01:06:33 ID:XV4POe3s
勇者「うっお―――っ!! くっあ―――っ!! ざけんな―――っ!」バキィッバキィッ

逆バニーマン「ぐはあっ!?うげええっ!?」

ゲン「なんでも暴力で乗り越えられるわけないじゃろ!暴君の時代はもう終わったんじゃ!」

勇者「アンタはもう帰れよ!核はもういいからとにかく帰ってくれ!」

逆バニーマン「そうだ……核の機嫌はもう去った……」

勇者「てめーは許さねーぞ!」

逆バニーマン「だが、私がやられてもまだ三人の四天王が…!」

勇者「ばかぬかせーっ!おもいあがるんじゃね―――っ!」バキィッ!

逆バニーマン「うわらばーーーッ!」

82: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 01:07:44 ID:XV4POe3s
勇者「さて、ウサギ野郎をぶちのめした所で、まだ倒すべき敵がいる」

勇者「そう、四天王がまだ三人もいる!」

勇者「てめーらだよ、ご丁寧に二人も出て来やがって!>>83>>84!」

83: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 02:32:00 ID:G.OESsfU
海原雄山

84: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 02:33:50 ID:G.OESsfU
ハッピーボーイ

89: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 11:34:00 ID:XV4POe3s
勇者「空気と気配だけの存在か!」

気配「よく分かったね。僕だけじゃなく空気の事まで察知するなんて」

勇者「アンタは気配があるからな。だが空気は正直どこにいるか分からねえし、そもそも喋りすらしねえ!!」

気配「空気だからね、クラスで存在感の無い無口な子みたいだ」

勇者「空気も気配も、どちらも実体が無い。奴等にどう一撃を加える?」

勇者「そもそも空気ってなんだよ、俺が今吸っているのも空気なんじゃねえのか?」

90: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 11:35:07 ID:XV4POe3s
気配「そうかも知れないね、正確には空気の内の一つだけど。ところで、僕は今君の後ろに居るんだけどさ」

勇者「なにーーッ!ホォォワッタァァァ!!!」ブウンッ!

勇者「駄目だ、奴等にただ殴っても一切効果がない!」

気配「そりゃそうだ、空気と気配だけだもの」

勇者「考えろよ、奴等に有効な手を。思いつけよ勇者ーっ!」

勇者「こいつだーーーっ!>>91!」

91: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 11:55:16 ID:1aEdfa8M
無視

92: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 13:13:02 ID:XV4POe3s
勇者「無視だな」

気配「えっ?」

勇者「ここには誰も居ないみたいだ。早く先へ進もう」スタスタ

気配「あっちょっと待ちなよ!?なんで急に無かった事にしたの!?」

勇者「よし、出てこい!四天王の多分最後の一人!」

気配「やめないか!」ドン!

勇者(ぐっ……こいつ、とうとう攻撃してきやがった!ていうかどうやって攻撃したんだこいつ!?)

勇者「っ………怯えたのか?出てこいおそらく最後の四天王!」

気配「まだ無視を続行する!?何を考えているんだこの勇者!?」

93: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 13:14:02 ID:XV4POe3s
勇者(くそったれ……こっちは攻撃しても通らないのに、何故お前からは攻撃できる!?)

勇者「居ないのか?ならばさっさと魔王を始末して帰るか」

気配「いい加減こっち見ろこのタコ!空気ブラスト!!」ドォォン!

勇者(うぐぅっっ!こいつ空気で攻撃してたのか!?空気の扱いが最早武器じゃねえか!!)

勇者「うぐっ………ま、魔王はどこにいるー出てこいー」

気配「この勇者はなんでここまで無視を続けるんだ!?」

気配「このままじゃ本当に無視されたまま、最後の四天王と魔王様を倒されて終わってしまう!」

気配「勇者でも無視出来ない一撃を叩き込む!>>94だ!」

94: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 13:36:32 ID:syHwvcJY
ビンタ

95: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 13:48:54 ID:XV4POe3s
気配「無視し続けたお前が悪いんだからな!」


バチイイィィィンンン!!!


勇者「うがっ………!?」ドサッ

勇者(な、なんだこの威力は……思考が纏まらない、頭が酷くふらつく……)

気配「僕にガチビンタさせたお前が悪い!観念して僕とまともに戦え!」

勇者「そのビンタは何故そんなに強い……」

気配「そりゃそうさ!空気を圧縮してビンタで一気に解放したからね!」

勇者「なんてことを………」

96: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 13:51:48 ID:XV4POe3s
勇者「くそっ……膝が笑ってマトモに立てねえ……!」

気配「で、どうするんだい?もう一発ビンタいる?」

勇者「ま、待て……!少し待ってくれ……!」

勇者(あんな物を二度も食らえば間違いなくお陀仏だ!やらせたら俺は死ぬ!)

気配「いいけど、あんまり待たせたらビンタやるよ?空気、準備して」

空気「はい」

勇者「あいつ、やっと言葉を発しやがった……!」

97: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 13:52:53 ID:XV4POe3s
勇者「おい空気……お前もうちょっと自分の意思とかねえのか!?」

空気「ないです」

気配「そうだよ、僕と空気は一心同体だからね!」

勇者「あいつ話が通じねえ……!」

気配「それじゃ、そろそろやっていい?」

勇者「クソッタレ、ああ分かったよ!」

勇者「やってやるよ、やりゃあいいんだろ!!!>>98!」

98: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 14:12:13 ID:syHwvcJY
空気は吸うもの、吸い込んでやる、ついで気配も倒す

99: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 21:20:33 ID:XV4POe3s
勇者「うおおおっっっ!!全て吸い込むのが、俺の勝利への道だーーーっ!」

気配「戦うと思ったら急に何!?吸い込むって何をだい!?」

勇者「てめーの武器を吸い込んでやるんだよーっ!」

気配「理解できないね。いいからくたばってよ、空気ビンタ!」

勇者「うおお俺の肺は無敵だーっ!」ゴォォォッ!

空気「吸われる」

気配「えっ!?空気!?そ、そんな!?」

勇者「は、肺が………俺はカービィじゃねえ………やっぱつれえわ………」ゴホッゴホッ

100: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 21:21:30 ID:XV4POe3s
勇者「だが、これで空気は俺の中だ。貴様、どうやって俺に攻撃する?」

気配「………そうだね。どうしようか」

気配(どうする?気配しか無い僕は、攻撃を受けなくても攻撃をする手段が無い)

勇者「無いんだな?なら、こっちから行くぞ」

気配「ふん、君は僕に攻撃出来ない。さっきも拳は空を切ったじゃないか」

勇者「だからなんだ、俺には何よりも諦めない魂がある。いつだって俺の魂を信じて乗り越えてきた」

気配(魂、か………あの男、性格は滅茶苦茶だけど……勇者の魂は本物だ)

気配「……僕も、信じてみようかな。魂の力ってやつ」

101: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 21:23:26 ID:XV4POe3s
勇者「なんだ。なにしやがる、てめー」

気配「そのままだよ、僕は魂の力を信じて君を倒す」

勇者「余計な事させるかーーーっ!」ダッ

気配「信じろ………信じるんだ………」

勇者「魂のはいった拳なら――、どんなもんでも打ち抜くぜーっ!!!!」

気配「僕ならやれる……僕ならやれるんだーーーっ!」ピカーッ!

勇者「うおっまぶしっ」

気配「うおおおおおおおおおお!!!」キラーン

102: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 21:24:33 ID:XV4POe3s
勇者「覚醒の真似事かぁ!?ふざけるなよてめーっ!」

勇者「………っ!?なんだ、なんだよーーーッ!」


スゥーーー…


勇者「俺の前に美少女が!?幻覚かっなにしやがった気配!!」

気配「それは僕だよ、間違いなくね」

勇者「なっ何………なんだとーーっ!」

勇者「てめー女だったのかーーーっ!!!???」

気配「あっそこ………?うん、一応そういう分類だけど」

勇者「だからってラブコメなんざ始まらねーーーっ!」

103: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 21:26:00 ID:XV4POe3s
勇者「てめえが女だろうが知ったものかよ!殴り飛ばしてやる!」

気配「ああそうだ!君はそういう奴だったよ!勇者!!」

勇者「くらえ正拳突き!なに!?透けただとーーーっ!?」

気配「姿を持っても僕は気配のままだ!君の拳が通る筋合いは無い!」

気配「そして僕は姿を持った事で、君をこの魂の力で殴れる!!」

勇者「なにーっ、男なら拳ひとつで勝負せんかい!」

気配「君が言えた言葉じゃない!それに僕は女だ!」バキィッ!

勇者「すげえ気をもってやがる、うげら!!」

104: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 21:26:51 ID:XV4POe3s
気配「よし、攻撃が通った!これなら!」

勇者「くそっ………勧善懲悪のこの世界で、あまりにも屑すぎる俺の発言はあまりにも致命的………!」

勇者「勇者、反省………!正義の心を取り戻せ………!」

気配「何言ってるのさ!君が逆バニーマンとなんかいた男の子にした事を僕は知ってるよ!」

勇者「げっ!?あれ見てたのかよてめーっ!」

気配「見てたよ!君が核を使おうとしたのも、結局暴力で全て終わらせたのも!」

勇者「くそっあれは正義に程遠い愚行………!最早気配の奴が正義に見えて仕方が無い!」

105: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 21:27:41 ID:XV4POe3s
勇者「とりあえず正義っぽい攻撃で打ち勝てばいいんだ!」

気配(ヤバい、よく分からないけど勇者の覚悟が決まった!)

勇者「うっお―――っ!正義パンチ!!」ズガン!

気配「ううっ!?安直!!」

勇者「くらえ、ジャスティスキック!」ブウン!

気配「あうっ!?ただの英語じゃないか!!」

勇者「必殺、ヒーロートルネード!」バババババ!

気配「な、なにそれ………うわあああああ!?」ヒューン

勇者「最後にはなんか勝つんだよ!」バーン!

106: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 21:29:14 ID:XV4POe3s
勇者「あーあ。俺が勇者じゃ無ければ、あの気配とラブコメに洒落込んでたのにな」

勇者「俺だってどうせなら可愛い女がいい。ハンバーグにウサギに、なんであんなむさい連中とやらねばならん」

勇者「おまけに、核のアイツだって来るしな。あー、実は気配が攫われた姫様とか設定ねえかなー。無いな」

勇者「とにかく、四天王の三体は倒した。そんで後は一人」

勇者「そう、お前だ。>>107!」

107: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 21:30:12 ID:lxz8PHiM
巨 美女

109: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 22:33:37 ID:XV4POe3s
勇者「巨 美女、てめーが四天王最後の一人だぜ!」

巨 美女「あらあら、うふふ。これは流石に魔王軍もピンチですね」

勇者「そんで、てめーもさっさとくたばってくれたら良いんだかな!」

巨 美女「悪いけれど、そういう訳にはいかないのよ。ごめんなさいね」

勇者「余裕ぶりやがって……早速先手必勝と行かせて貰おうか」

勇者「くらえやーっ!ダイナマイッ!」ボォーン!

巨 美女「あらあら、野蛮なお方ね!」

110: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 22:34:09 ID:XV4POe3s
勇者「甘く見てんじゃねーっ!煉獄パンチ!!」ボゥ-ン!

巨 美女「危ないわね、服が燃えたらどうするのかしら?」

勇者「服なんざ心配する事かぁ?骨の髄まで燃やし尽くすんだぜーッ!」ダッ

巨 美女「やられたままは気に障るのよ。母性バリア!」

勇者「うぐっ!本能に働きかける母性が俺の拳を妨害する!」

巨 美女「乱暴な殿方は嫌いよ?」

勇者「うぐぐ、まだ何も終わってねーっ!」

勇者「無理矢理破り抜いてやる!>>111!」

119: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 23:03:00 ID:G.OESsfU
とりあえずお茶しない

120: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/12(日) 23:03:19 ID:QbzlrcMY
>>1さんも大変ですな。
安価なら
母性を盾にしているというなら、おもっきし甘えてやれば良いんじゃないですかね?

123: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/13(月) 01:36:20 ID:7T5Ovxqk
勇者「とりあえずお茶しない?」

巨 美女「いつの間にティーセットを……テーブルに椅子まで」

勇者「細けえ事は気にすんなよ、それより一服と行こうぜ?」

巨 美女「………まあ、爆炎で薙ぎ払われるよりはマシかしらね?」

巨 美女「乗ってあげましょう、存分に私を楽しませる事ね」

勇者「よしよし、良い女だ……」

勇者(なわけねーだろ、さっきの気配の方が俺は好みだ)

勇者(それに、なんかこいつはいけ好かねえ。まるでこいつを作った奴に問題があるみたいな)

124: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/13(月) 01:37:06 ID:7T5Ovxqk
勇者(俺がマトモにティータイムなんざやるわきゃねーだろ、今までの様を見てたならな!)

勇者(こいつは今までの俺の戦い方を知らねえ。あの先制攻撃を見て、これを受け入れてんだから間違いねえ)

勇者(俺は頭筋肉で殴って燃やして爆破して、なんて訳じゃねーんだよなあ!)

勇者「oh~……マッマ……」

巨 美女「はい?」

勇者(初手は順調だな、反応したんだから間違いない)

勇者「ボクはママのオチチが飲みたいよぉ~」クネクネ

巨 美女「えっ………急にどうしたの………?」ヒキッ

125: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/13(月) 01:37:58 ID:7T5Ovxqk
勇者(ふっ………こんな女、陰キャの俺でも簡単に落ちるんだよ!)

勇者「ねぇ~my mother~」

巨 美女(私はきっと、勇者の事を甘く見ていたのだわ)

巨 美女(こんな形で精神攻撃を仕掛けてくるなんて!)

巨 美女「あ~はいはい、少し待ってね?」

勇者「うん、マッマ~」

勇者(かかったなアホが!隙を見せたてめーは最後だアマ!)

巨 美女(すぐにでもこの男を始末しないと。>>126!)

126: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/13(月) 02:12:26 ID:U8hKnp52
デート商法で高い絵を買わせて懐にダメージ、後に精神的にもダメージを与える。

127: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/13(月) 03:50:17 ID:7T5Ovxqk
巨 美女「じゃあ、勇者ちゃん。お外にお買い物に行きましょうか」

勇者「えっ?………う、うん。ママ~」

勇者(なんだ急に、何考えてやがる。しかし、せっかく見つけた隙だ。逃す訳にもいくまい)

巨 美女(せいぜい利用してやりましょう……ちょっと私欲で使っても構わないわよね?)

勇者「ど、どこ行くの~マッマ」

巨 美女「ちょっと、欲しい物を買いに行くのよ」

勇者(いつまで演技すりゃいいんだ、さっさと爆殺したほうが圧倒的に楽だったかもしんねえ)

巨 美女「着いたわよ、画伯の店」

勇者「は?」

128: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/13(月) 03:51:14 ID:7T5Ovxqk
巨 美女「ねえ、ママ今月お金が無いの。ママは高い絵が欲しいから買ってくれないかしら?」

勇者「えっ?うん?」

勇者(仮にも息子役に頼む内容じゃねえだろ……しかしここで断ると不味いな)

勇者(買うしかねえか………たけえ!?超有名絵画じゃねーか!?)

巨 美女「ねえおねがーい」

勇者(このクソアマァ!!!ち、ちくしょう!敵から奪い取った金がぁ~)

勇者「うん、いいよマッマ!」

勇者(後でお前を殺す)

巨 美女「そう、ありがとうね~」

巨 美女(後は適当に処理しましょう)

129: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/13(月) 03:52:05 ID:7T5Ovxqk
勇者(で、次に路地裏ってか。ホントに何考えてんだ?)

勇者「ここどこ?マッマ?」

巨 美女(今よ、来なさい!)

チンピラ「おう、お前さん達、俺達にちょっといいもんくれよ!」

勇者「なんだこのおっさん!?」

巨 美女「わあ、こわーい!勇者ちゃん助けて~」

勇者(クソックソッタレ!どこまで嘲笑うんだこいつは!?)

勇者(仕方ねえ、さっさと首でもへし折って…)

巨 美女「あ、でもママは血は見たくないから暴力は駄目よ?」

勇者「ころす」

130: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/13(月) 03:52:57 ID:7T5Ovxqk
勇者(あっやっべ)

巨 美女「あれ?そんな事言っていいんですか?ママはそんな子のママやりたくないな~」

チンピラ「おう、巨 美女さんを困らせるたあ、いい度胸してんなおい!」

勇者「ええい、このクソカス共がアーーーッ!!!」

巨 美女「あら、もう終わりかしら?ならチンピラ、やっちゃいなさい」

チンピラ「いいんですか?まだ買えるもんのリストありますよ?」

勇者「いったいなんのリストだよてめ―――っ!! 」

勇者「地獄廻ってマグマに沈め!>>131!」

131: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/13(月) 06:32:32 ID:x5qUnp32
地獄の断頭台

133: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/14(火) 01:33:07 ID:ZRK14dUs
勇者「おらっ、ちょっと付き合えや!」ガシッ

チンピラ「うわっなんだ!?」

勇者「くたばれや!」

勇者「地獄の断頭台!!!」

チンピラ「ぐっ!?首がぁ~……」

勇者「へっ、格闘と爆破は俺の十八番なんだよ!」

巨 美女「チンピラ!?」

勇者「てめーもだクソアマ!」ガシッ

巨 美女「あっ!何を……!?」

勇者「スピン・ダブルアーム!!」グルグルグル

巨 美女「きゃあああああ!?」

134: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/14(火) 01:33:59 ID:ZRK14dUs
勇者「飛べえ!そして地獄に落ちろ!!」

勇者「地獄の断頭台!!!」

巨 美女「」ピクピク

勇者「見たか、クソッタレ。悪魔超人直伝だ」

勇者「胸揉まれる女といいテメエといい、マトモな女は気配だけかよ!?」

勇者「………そう考えると、あいつは優良物件だな………」スタスタ

勇者「さーて、後は魔王を始末して………帰るかな、どうしようか」

135: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/14(火) 01:34:46 ID:ZRK14dUs
勇者「………やっと会えたなァ、魔王よ」

元気ボーイ「やあ!僕、元気ボーイ!」

勇者「元気いっぱいだな、その腐った性根と裏腹にな」

元気ボーイ「何を言ってるんだ!僕は皆に元気を与える正義のヒーローさ!」

勇者「一番狂ってんのは、自分が狂っていると理解できない奴……てか?」

元気ボーイ「君みたいな悪が僕の邪魔をする!覚悟するんだ!」

勇者「やっぱ、これだな」

勇者「お前は 自分が『悪』だと気づいていない… もっともドス黒い『悪』だ」

勇者「うんうん、しっくりくるな」

136: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/14(火) 01:35:45 ID:ZRK14dUs
元気ボーイ「君はそんな事が言えるのか?核でこの城を吹き飛ばそうとしたの、僕は知ってるよ!」

勇者「なんでどいつもこいつも核の事知ってんだよォーーーッ!!!」

元気ボーイ「巨 美女は知らなかったじゃないか」

勇者「うるせーっ!あんな奴どうでもよいわ!」

元気ボーイ「やっぱり君が悪じゃないか!そんな乱暴な言葉を使って!」

勇者「てめーよくもぬけぬけと!元気がそんなに好きかぁぁぁぁぁぁっ!!!」

勇者「覚悟しやがれ、最終決戦だッ!!!>>137!」

137: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/14(火) 02:22:52 ID:alTZGOkI
エターナルフォースブリザード相手は死ぬ

138: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/14(火) 12:31:03 ID:ZRK14dUs
勇者「エターナルフォースブリザード!」ゴゥッ!

元気ボーイ「うわっ氷が!?」

勇者「一瞬で相手の周囲の大気ごと氷結させる!」ゴォォォッ!

元気ボーイ「くっ、どんどん凍ってゆく!」

勇者「相手は死ぬ!」カチーン!

元気ボーイ「ふっ……でもね、勇者……」

勇者「ちっ……なんだ?」

元気ボーイ「僕は知ってるんだ……君が今まで炎ばかり使っていた事を!」

元気ボーイ「炎の力に馴染みすぎて、氷の力は弱くなっている!僕はこの程度で氷漬けになったりはしないよ!!」

勇者「誠その通りだ……出力が甘かったらしいな」

139: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/14(火) 12:31:50 ID:ZRK14dUs
元気ボーイ「さて、こんな氷はさっさと破る!」バリーン!

勇者「力尽くか、俺と似たような事を」

元気ボーイ「それじゃ次は僕がやらせてもらうよ!元気ビーム!」ビィィン!

勇者「危ねーなー、ふざけたビームだなおい!」バチバチッ!

元気ボーイ「咄嗟に氷を出して防いだね、よくやるよ」

勇者「素手でうけたら骨がくだけるからね」

元気ボーイ「でも一発防いだだけじゃ、終わらないよ!更に元気ビーム!」ビィィン!

勇者「おいおい、こいつの使い道はまだあるぜ――っ!!」バキッ!

140: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/14(火) 12:32:44 ID:ZRK14dUs
元気ボーイ「氷を砕いて目潰しに!」

勇者「なにが元気だ、てめえの元気術はでたらめだよ、アイスパンチ!!」ブン!

元気ボーイ「くっ、元気バリア!」

勇者「なんでもかんでも元気元気元気ってよおーーッ!」

元気ボーイ「元気があれば何でもできるんだよ!」

勇者「なめんじゃねえ… おれはまだ狼のままだ うろたえるんじゃねえ――っ!!!」

元気ボーイ「君が何をしでかすか分からない!また核なんて使われたらもう滅茶苦茶だ!」

元気ボーイ「早く地に伏せるといい!>>141!」

141: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/14(火) 12:36:49 ID:8B9oQrVU
ビームハリセン

142: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/14(火) 16:11:43 ID:ZRK14dUs
元気ボーイ「ビームハリセン!」

勇者「なんでわざわざビームでハリセンを模したんだ……?」

元気ボーイ「ええいっ!」バチィン!

勇者「ぐえっ!?ふざけたハリセンでもビームだから強い!」

元気ボーイ「更に元気ビーム!逃げられまい!」ビィィン!

勇者「マヒャド!完全にビームの方向で来てやがる!」カチーン!

勇者「そもそもなんでハリセンなんだ!ビームサーベルでいいだろ!」

元気ボーイ「ハリセンの方が元気があるからさ!」

勇者「クスリやってる奴みてえな言い分だな」

143: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/14(火) 16:12:43 ID:ZRK14dUs
勇者「ハリセンがなんだ、こっちから行くぜ!」ダッ

元気ボーイ「元気ビーム!」ビィィン!

勇者「アホが!当たるかよ!」

元気ボーイ「二連元気ビーム!」ビィィンビィィン!

勇者「うおっ!?二発目は危ねえ」

元気ボーイ「更に元気ビーム!」

勇者「甘ったれんな!氷結斬り!」キン!

元気ボーイ「元気バリア!そしてハリセンをくらえ!」バチン!

勇者「アイスウォール!」カチーン!

144: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/14(火) 16:13:47 ID:ZRK14dUs
元気ボーイ「ビームが通らない氷とは厄介だね!」

勇者「その謎バリアは面倒だな、ただ剣で斬るだけでは貫通できないか」

元気ボーイ「そういえば勇者、君は剣を持ってたんだね」

勇者「一応勇者だからな。散々拳に爆破しかやってねえが」

勇者「剣より拳の方が身に馴染む。そして爆破だ!」バキン!

元気ボーイ「また氷を砕いて目潰しを!」

勇者(今度はあの謎バリアでも防げない一撃を叩き込む!>>145!)

147: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/14(火) 16:39:24 ID:y5uIEJzc
陰キャエナジー注入

148: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/15(水) 16:39:52 ID:wQNVQyso
勇者「おらっちょっとそこ動くな!」ガシッ

元気ボーイ「バリアの上から掴むだって!?」

勇者「陰キャエナジー注入!」ギュインギュイン

元気ボーイ「ぐっ、なんだこの悍ましいエネルギーは!?」

勇者「俺の生涯に培われた陰キャエネルギーだ。元気が取り柄のお前にはさぞかし効くだろう!」

元気ボーイ「うぐっ!なんだこの感覚は……!?」ズキン

勇者「早速効果が現れたな!!どうだ、どんな気分だ!感想を述べよ!!」

149: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/15(水) 16:41:06 ID:wQNVQyso
元気ボーイ「………いや、お前とはここまで戦ってきたんだ。勇者一人くらい、何も思わないよ」

勇者「ちっ、元が元だ。効きが少し悪いのか」

勇者「なら仕方ねえ!来い、バイトのカネコ君!」

カネコ「急に呼び出してなんです?」

元気ボーイ「うっ!?」ズキン

勇者「カネコ君、彼に挨拶しろ」

カネコ「はあ?……カネコです、よろしくお願いします」

元気ボーイ「な、なんだと……僕が、知らない人間に対して恥ずかしさを覚えている!?」

150: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/15(水) 16:41:59 ID:wQNVQyso
勇者「はっ!俺に対しては何も無かったみてえだが、突然現れたカネコ君には免疫なんて物はない!」

勇者「元気、破れたり!」バーン

元気ボーイ「くっそぉ……この僕が挨拶一つまともに返せないなんて!」グッ

カネコ「先輩、俺もう帰っていいっすか?録画してるアニメあるんすけど」

勇者「待て、待ってくれカネコ君。そこに立っているだけでいいから、今は帰らないでくれ」

カネコ「仕方無いっすね。早くこの茶番終わらせて下さいよ?」

勇者「茶番とか言うな!」

151: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/15(水) 16:42:43 ID:wQNVQyso
勇者「ええい、なら魔王をさっさと仕留める!」

勇者「早くやらないと、このままではカネコ君が帰ってしまう!」

元気ボーイ「僕よりもアニメが上だと言うのか……!?」

カネコ「そりゃそうっすよ。先輩とよく分からん男より、アニメの方が大事っす」

元気ボーイ「ああ!話しかけられて恥ずかしい!」

勇者「マトモに動けんだろう!ここで終わりだ!」

元気ボーイ「いや、まだだ。こんな影の力に僕は負けない!」

勇者「終わらねえ、だとっ!?まだ抵抗しやがる!?」

元気ボーイ「君に一矢報いる!>>152!」

152: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/15(水) 17:05:35 ID:n1Tyh4/k
サイバイマンがヤムチャにやったみたいなやつ

155: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/15(水) 21:19:46 ID:wQNVQyso
勇者「オレにやらせてくれ」

カネコ「元より俺はやらないっすよ」

勇者「ここらでおあそびは、いいかげんにしろってとこを、みせてやりたい」

元気ボーイ「う、うぐぐ……」

勇者「きえろ。ぶっとばされんうちにな。いや、もう遅いか…」

カネコ「さんざん戦った後に何言ってんすか」

勇者「はあっ!!!」ドガッ

元気ボーイ「ぐはぁっ!!!」ドサッ

勇者「おまえたちがおもっているほど、この化け物たちは強くなかったようだな」

勇者「のこりの4匹も、このオレひとりでかたづけてやるぜ…」

カネコ「魔王は一人しかいないっすよ」

156: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/15(水) 21:20:31 ID:wQNVQyso
元気ボーイ「!」ガシッ

勇者「なにーーーッ!!!」ピカーッ


ドガーン!!!


勇者「」チーン

元気ボーイ「」チーン

カネコ「ええ………」

勇者「………ふ、ふふふ………」ガバッ

元気ボーイ「………ま、だ……息が……あるのか………」ガバッ

勇者「たりめーだ……てめーのはサイバイマンじゃねー………チャオズなんだよ………」

157: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/15(水) 21:21:25 ID:wQNVQyso
元気ボーイ「………だが、僕もまだ、やれるぞ………」

勇者「また、元気………てか?」

元気ボーイ「分かってるじゃ……ないか………」

カネコ「いい雰囲気出してるとこ悪いっすけど、あんたらただ自爆しただけっすよ」

元気ボーイ「かかってきなよ……真っ向から、相手してやる………」

勇者「よく言ったな……遠慮無く、やらせて貰うぜ………」

勇者「俺の、最後の一撃だ………>>158!」

158: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/15(水) 21:29:25 ID:sT30xQSU
脳天かかと落とし

159: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/15(水) 23:35:47 ID:wQNVQyso
勇者「終わりだ………!」グッ

元気ボーイ「僕は……皆が明るく暮らせる世界を……作りたかっ」




グシャッ!




勇者「………終わったな」

カネコ「終わったっすね。それじゃあ俺は、アニメがあるんで帰らせて貰うっす」

勇者「カネコ君………後少しだけ、付き合ってくれ」

カネコ「………なんすか?」

160: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/15(水) 23:36:33 ID:wQNVQyso
カネコ「先輩、用っていうのは………」

勇者「ああ。アイツに、会いに来た」

カネコ「あいつって………一体誰っすか」


勇者「気配」


気配「………えっ!?なんで勇者がここに!?」

カネコ「先輩、気配ちゃんに会って何するんすか」

勇者「フッ………簡単だ」


勇者「告白だ」

161: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/15(水) 23:37:24 ID:wQNVQyso
カネコ「は?」

気配「は?」

勇者「気配。俺は一目見たときから君の事が」

気配「ちょっと待って!?急に来たと思ったらなんで告白なのさ!?」

カネコ「そうっすよ!あのまま魔王がいなくなって、世界は平和になってエンディングでいいじゃないすか!」

勇者「ダメだ、それじゃダメなんだ。自爆の末に脳天かかと落としでエンディングはダメだ」

カネコ「この人終わり方が気に入らないだけだ!?」

気配「僕そんな理由で告白されるの!?」

162: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/15(水) 23:38:09 ID:wQNVQyso
勇者「ああそうだ。最終的に一番ダメージを与えたのが、アイツ自身の自爆というのがダメだ」

気配「自爆防ぎきっただけでも十分凄いじゃん!?」

勇者「ダメだ、このままでは俺のやった事は『自爆した敵に追い討ち気味にかかと落としを決めた』なんていう、不名誉極まりない終わりを迎える」

カネコ「誰もそこまで捻くれた考えしないっすよ!?」

勇者「だから俺は、ここで君に告白する。そして告白成功からの幸せハッピーエンドを迎えるのだ!」

気配「人をエンディング変える道具みたいに扱って、本当に告白成功すると思ってるのかな?」

163: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/15(水) 23:38:59 ID:wQNVQyso
カネコ「こうなったら先輩は止まらないからなぁ………気配ちゃん、受けた方がいいっすよ」

気配「えっ!?カネコさん!?」

カネコ「あー、ああ見えても先輩って愛に一途だし、あと料理も豆腐ステーキなら作れるし………」

カネコ「ともかく、彼は優良物件っすよ」

気配「本当に……?あの暴力で全部解決するあの勇者が………?」

勇者「一応ちゃんとした理由もあるぞ」

気配「………何?」

勇者「他の女共と比べてマシだ」

164: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/15(水) 23:39:46 ID:wQNVQyso
気配「消去法じゃないか!?えっ、それ他に良い人が居れば僕じゃなくてよかったって事!?」

勇者「そうなるな。だか現実は胸揉まれる女とクソカスアバズレ女の二名だ。君が一番良いんだ」

勇者「いつか俺も、あんな奴等と結ばれるなんて考えると………恐ろしくてとても考えたくない」

勇者「君が理想なんだ!かわいい、マトモ、強い。こんな完璧な娘は他にいない!」

気配「う、ううん……褒められるのは嬉しいけど、それとこれとは………」

勇者「ああ嫌だ!俺は奴隷にも●●られ男にもなりたくない!」

気配「そ、そんなに……?」

165: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/15(水) 23:40:32 ID:wQNVQyso
勇者「頼む、料理だって豆腐ステーキなら作れるから」

気配「毎日豆腐ステーキとかやだよ!?」

勇者「暴力だってなるべく抑えるから」

気配「核使った人間が言っても説得力が…」

勇者「ええい、とにかくだ!!!俺は君に告白する!俺の愛を受け取ってくれ!!!」

カネコ「気配ちゃん!とりあえずなんか返事して!」

気配「えっ、ええと………>>166!」

166: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/16(木) 00:57:39 ID:jySHuEWs
勇者が陽キャになったら

167: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/16(木) 01:40:51 ID:JXT0HRS2
気配「勇者が陽キャになったら!そ、その……告白を受けてあげても……」

勇者「本当か!?よし、言質は取ったぞ!皆!!」ダッ

気配「………皆?」チラッ

カネコ「えっ先輩?他に誰かいるんすか?」チラッ


勇者「やったぞ!俺は成し遂げたぞーーーっ!」

168: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/16(木) 01:41:36 ID:JXT0HRS2
農家の爺「おお、めでたいの」

ペガサス「めでたいな」

嘘つき「やったな、兄ちゃん!」

ハンバーグ師匠「あまーーーーーーーーーーーい!!!」

巴マミ「おめでとう、勇者さん」

スライム「ぷるぷる、おめでとう!」

逆バニーマン「祝福しよう!」

ゲン「めでたいのう、めでたいのう!」

空気「おめでとう」

巨 美女「あらあら、おめでとう」

元気ボーイ「元気におめでとう!」

カネコ「なんだこいつら!?そして魔王はなんで生きてるんすか!?」

169: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/16(木) 01:42:45 ID:JXT0HRS2
勇者「こいつらはな、俺が告白に成功する所を見てくれって呼んだんだ」

勇者「結果的にすぐにOKとはいかなかったが………これは実質OKという事だろう!」

気配「な、ななっ………」プルプル

カネコ「断られたら、どうするつもりだったんすか?」

勇者「家に引き籠もって悲しみの涙を流す」

カネコ「重いっすよ………」

気配「ううう、恥ずかしい………こんな大勢の前で、あんな事言っちゃった、聞かれちゃった………」プルプル

勇者「よし!こうなったら早速陽キャになる為に、新たな旅に出る!」

170: 以下、名無しが深夜にお送りします 2020/04/16(木) 01:44:02 ID:JXT0HRS2
勇者「勇者の旅は終わらない!行くぞぉぉぉぉぉ!!!」ダッ

「「「「「おーーーっ!!!」」」」」ドドドッ

気配「あっ!?ちょっと待って、僕に弁明させて!!待ってーーー!!!」ダッ



ドドドドドッ………



カネコ「………仕方無いっすね。俺も行くっすよーーー!!!」ダッ



HAPPY END