1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 12:44:32.11 ID:8E+zuClI0
QB「お友達招待キャンペーン中にて、3人分契約の方には低反発まくらもプレゼント!」

QB「これだけじゃないんです!番組終了1時間以内にご契約の方には超高解像度デジカメと、カラープリンターまで!」

引用元: QB「今ならなんと、お値段据え置きで願い事をもう一つ追加!」 



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 13:40:08.21 ID:EfgKnGyH0
QB「見てください!この美しいボデェー!」

マミ「ん!」ズイッ

さやか「すごい●●●●!こりゃ契約するっきゃないね!」

まどか「そ・・・そうだね・・・」ドキドキ

QB「限定100名様!100名様のみのご案内とさせていただきます!」

さやか「100人だけだって!ヤバイよまどか、速く連絡しないと!」

マミ「只今よりオペレーター20人体制でご注文を承りま~す」

まどか「でも、お高いんだよね・・・?」

QB「金利手数料等は全てジャパネットともえが負担致します!」

まどか「ウェヒヒヒヒ!契約します!契約します!」

ほむら「・・・」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 13:52:57.73 ID:EfgKnGyH0
まどか「ウェヒヒ、契約しちゃった」

ほむら「えっ」

さやか「こんなんでホントに●●●●大きくなるの?」

QB「なりますともなりますとも。一日2回、食後にお飲みください。一ヶ月で効果覿面でございます」

マミ「私が証人よ」

さやか「・・・まぁ今回はタダ同然だし、効果ないならヤメればいいだけだしね」

まどか「だよね」

ほむら「・・・この白い粉は何?」

QB「インキュベーター特製の滋養強壮剤でございます」

ほむら「胡散臭っ」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 13:58:33.02 ID:EfgKnGyH0
QB「詳しいことは企業秘密ですが、いろいろ珍しいモノをふんだんに使用しております」

まどか「いいね!」

ほむら「・・・そうかしら?」

さやか「一つだけ、何使ってるか教えて下さい!」

マミ「それはね・・・月の石とか・・・ね」

QB「マミさーん!それ言っちゃダメでしょう!秘密ですよー!?」

さやか「月の石!?すごいすごい!」ワクワク

まどか「ウェヒヒヒ!ウェヒヒヒ!」ワクワク

ほむら「砕いたからって石はちょっと」

QB「月の石ですから!地球の石とは違うんですよ!」

マミ「貴女とは違うのよ」

ほむら「うるさい」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 14:05:29.87 ID:EfgKnGyH0
QB「私どもは活動拠点を宇宙に持ってますので、地球外の色んなものをご提供できるというわけです。例えばこちら!」

ほむら「・・・石かしら?」じ~

マミ「なんとコレは火星の石。タコなんか居なかったわ」

まどか「火星の石!さ、さ、触ってもいいですか?」

マミ「えぇ、もちろんよ」

QB「そしてこちらが水星の水でございます!」チャプ

さやか「うわ!真っ黒!それに泡だってる・・・?」

マミ「水星の水はコーラみたいなのよ」

さやか「写メ撮っていいですか!?」

マミ「ごめんなさい、写真はお断りしてるのよ」

さやか「(´・ω・`)」

ほむら「・・・」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 14:09:21.91 ID:EfgKnGyH0
みたいなバカだらけのSSお願いします

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 18:42:27.31 ID:EfgKnGyH0
ーーーー・・・

【夜 まどホーム】

まどか「さて」

サッー!(迫真)

まどか「む」ゴクゴク

潤子「ん?風邪でも引いてんの?」

まどか「ちがうよ。滋養強壮剤」

潤子「何でまたそんなモンを・・・胡散臭い事この上ないね」

まどか「●●●●を大きくする薬なんだ。色々珍しいものが入ってるらしいよ」

潤子「・・・娘よ、そんなオカルトめいた物飲むのはやめロッテ」

まどか「大丈夫大丈夫、ただの栄養剤・・・え・・・えいよ・・・お・・・お・・・」プルプル

潤子「ん?」

まどか「お・・・オクレ兄さん!!!!」ブルブルブル

潤子「オーノーだズラ」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 18:48:11.57 ID:EfgKnGyH0
ーーーー・・・

【そんなこんなで一週間】

ほむら「・・・」

まどか「いやー、●●●●はさっぱりだよ」

さやか「QBさん!アンタ騙したんですか!?」

QB「いやー・・・これはこれは・・・・申し訳ない」ペコリ

マミ「私の時は何ら問題なかったのに・・・」

QB「マミさんにのみ合う調合だったんでしょうかねぇ・・・いや、全額返金させていただきます」ペコペコ

マミ「申し訳ありませんでした」ペコ

ほむら「その代わり、筋肉隆々になってしまったわね」

まどか「そうだね」ムキーン

さやか「なんか身長も伸びた」ムキーン

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 18:53:11.59 ID:EfgKnGyH0
まどか「まぁコレはコレであり・・・かな?」

さやか「そうだ転校生、腕相撲をしよう(提案)」

ほむら「嫌よ。まどかとなら幾らでもやってあげるけど」

まどか「じゃあほむらちゃん、やってみよう!」

ほむら「・・・ええ」グッ

QB「これはこれは!凄い威圧感ですね・・・」

マミ「レディー・・・・GO!」

まどか「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!」ゴオッ

ほむら「えっ」

メキメキメキメキメキッ!!!

ほむら「ぎゃあああああああああああ!!!!!」ボキーン

QB「Oh」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 18:58:15.05 ID:EfgKnGyH0
ほむら「・・・!!」ピクピク

マミ「暁美さん!暁美さん!」

まどか「フゥーッ!フゥーッ!」

さやか「ほほう・・・やるじゃん」

QB「これはいけない!腕が三節棍のようになってる!」

まどか「・・・はっ!?ほ、ほむらちゃん!ほむらちゃん!」

マミ「・・・気絶してるわ」

QB「こんな時こそジャパネットともえにお任せを。本日のご商品はこちら!」

マミ「はいっ!癒しの粉です!」

さやか「粉ばっかだな」

まどか「しかも漠然としてるしね」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 19:04:50.04 ID:EfgKnGyH0
QB「見てくださいコレ!どぉ~ですか、綺麗でしょう?」サラサラ

マミ「こちらも色んな不思議な物をふんだんに使用してます」

ほむら「・・・・」ビクビクビクッ

さやか「QBさんマミさん!転校生が変な痙攣を始めてます!」

まどか「おっ大丈夫か?大丈夫か?」

マミ「これもうわかんねぇな」

QB「とりあえずコレを飲ませて下さい!効果は抜群ですので!」

さやか「いや気絶してるし粉状だし!」

まどか「こうすればいいんだよ!」

サッー!(迫真)

さやか「・・・おお、水で溶かすんだ。やるねまどか!」

まどか「あとはコレを」ゴクゴク

マミ「ま、まさか・・・!」

ズキュウウウウウウウウン!!

QB「や、やった!」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 19:10:27.94 ID:EfgKnGyH0
まどか(口移しで飲ませれば飲んでくれるはず!)

ほむら「・・・ん・・・」ゴクゴク

さやか「お、飲んでますね」

QB「九死に一生を得ましたねぇ」

マミ「円環の理に導かれずに済んだようですね」

まどか「ぷはぁっ!私のファーストキス、奪われちゃった・・・///」

さやか「でかしたまどか!」

まどか「QBさん、この薬はどの位で効くんですか?」

QB「即効性がありますので、大体数分で効果を発揮します」

さやか「よ、よかったぁ・・・」ホッ

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 19:15:30.91 ID:EfgKnGyH0
ほむら「ン・・・クォクォア・・・?」パチ

まどか「ほむらちゃん!」

さやか「転校生!大丈夫?」

ほむら「・・・!私、まどかに腕をへし折られて・・・って、折られてない?」

QB「私どもの癒しの粉で完全復活でございます」

マミ「毎度ありがとうございます」

ほむら「ちょ、あの得体のしれない粉を飲ませたの・・・?」

QB「お値段、送料手数料は我々が負担して、このような金額になっております」スッ

ほむら「・・・腑に落ちないわね」チラ

暁美ほむら 様 \39,800

ほむら「・・・私が払うの?」

まどか「私も折半するよほむらちゃん!」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 19:17:56.98 ID:EfgKnGyH0
ーーーー・・・

【翌朝 ほむホーム】

ほむら「新しい朝がきた、希望の朝だわ」シャッ

ほむら「とりあえず着替えて、朝御飯でも・・・」

ミリッ

ほむら「・・・パジャマがキツイわね」

ビリーン!

ほむら「えっ!?」



ほむら「き、筋肉隆々になってる・・・!?」ムキーン

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 19:23:22.06 ID:EfgKnGyH0
ほむら「・・・」

ピピピッ!prrrrr・・・

ほむら「あ、もしもし。二年の暁美です。おはようございます」

ほむら「あのちょっと風邪を引いて・・・はい・・・休ませていただきたいんですが・・・はい・・・」

ほむら「はい、失礼します。はーい、はーい・・・病院、あ、行きます。はい。はーい・・・」

ピッ

ほむら「・・・」

ほむら「QB!QB!」

『申し訳ありません、只今営業時間外ですのでまた時間を改めて・・・』

ほむら「黙りなさい!今すぐ来るのよ!今すぐに!」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 19:30:20.85 ID:EfgKnGyH0
ーーーー・・・

QB「申し訳ございません」ペコリ

ほむら「なんなのよコレ!いくらクールを装っててもコレばっかりはねぇ!どうしてくれるのこのクッソ汚い陰獣が!!」

QB「はい、暁美様の怒りはごもっともでございます」ペコペコ

ほむら「いくら魔法少女だからって、華の女子中学生なのよ!?」

QB「はい、はい・・・」ペコペコ

ほむら「大体何よ!なんで勧誘しないのよ!今までとはパターンが違いすぎて訳がわからないよ!」

QB「落ち着いて、落ち着いてください・・・!」アセアセ

ほむら「・・・あのジャパネットともえって何なのよ」

QB「サイドビジネスです」

ほむら「・・・」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 19:38:25.66 ID:EfgKnGyH0
QB「・・・私どもは今まで魔法少女のシステムによって宇宙の延命を計っておりました」

ほむら「知ってるわ。魔法少女を魔女にする事も全て・・・ね」

QB「ですが私どもは常にシステムの効率化に向けて励んでおります」

QB「そこで、宇宙の延命に関する開発の際に生み出されたものを皆さんに格安で使っていただき、その際に発せられるエネルギーでどうにかならないか、という事を調べておりまして・・・」

ほむら「成程。それじゃあ私のこの筋肉は?」

QB「地球人にはちょっと副作用が強かったみたいです。こちらの不徳と致すところ、誠に申し訳ございません」ペコリ

ほむら「もっとサンプリングしなさいよ・・・」イラ

QB「サイヤ人という人種にお譲りしたところ、筋肉が増強されるという効果はありませんでしたので・・・」

ほむら「フンッ!」

バシィーーーン!!

QB「きゅっぷぐはぁっ!!」ビターン

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 19:42:54.17 ID:EfgKnGyH0
ーーーー・・・

【学校】

まどか「今日もいいペンキ☆」

さやか「ほら、私の今日の弁当は筋肉隆々になるおでん!」

仁美「まぁ、お二方は既にたくましい肉体ですのに」

三人「HAHAHAHA!」

まどか「しかし、ほむらちゃんはお休みかー」

さやか「帰りにお見舞いに行こうか?」

まどか「そうだね。仁美ちゃんは?」

仁美「そうですね・・・私もご一緒させていただきますわ」

さやか「よう言うた!」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 19:48:33.22 ID:EfgKnGyH0
ーーーー・・・

QB「やれやれ、暁美ほむらにはこっぴどくやられたよ」ヒリヒリ

マミ(筋肉隆々かぁ・・・あの粉は封印したほうがよさそうね)

QB「残念だけどそうせざるを得ないようだね。得られるエネルギーも少ないし」

マミ(新商品はないの?)

QB「あるっちゃああるんだけどね。魔法少女専用、身体能力を著しく向上させる薬とか」

マミ(ヴォースゲー!)

QB「ただし魔法は尻から出る」

マミ(私は使いたくないわね・・・●●●●プレイと勘違いされちゃうかも)

QB「●●から弾丸とはたまげたなぁ・・・」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 19:53:47.63 ID:EfgKnGyH0
QB「・・・!?」ピク

マミ(どうしたの?)

QB「マミ、どうやら結界が出現したみたいだ」

マミ(やれやれ、本業と行きますか)

スッ!

マミ「先生、ちょっとトイレに行かせてください、オナシャス!」 

先生「あぁ、考えてやるよ(行かせると入ってない)」

マミ「では」スタタタ


巴さんってやけにトイレに行くよねー

あれ?頻尿てヤツ?

やっだーもうー・・・


QB「可哀想だねマミ、いろんな意味で」

マミ「慣れたわよ・・・」グス

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 19:59:18.36 ID:EfgKnGyH0
ーーーー・・・

【魔女の結界】

マミ「ふんっ!」バシュッ

QB「ふむ、ここの使い魔は若干弱いみたいだね」

マミ「油断は禁物よ」

QB「そうかい、それじゃあこの魔法は尻から出る薬をだね・・・」

マミ「飲まないわよっ!」タタタ



ホラホラホラホラ!!



マミ「あら・・・この声は・・・?」

杏子「ふぅっ・・・ん?」

マミ「佐倉さん!」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 20:04:25.67 ID:EfgKnGyH0
杏子「これはこれは巴先輩じゃねーですかぁ、ご機嫌麗しく」

マミ「何やってるのよ貴女、私のテリトリーよ」

杏子「たまたま近くに居合わせてただけだよ。わざとじゃないさ」

マミ「・・・ふぅん。魔女は?」

杏子「どうやら当たりみたいだな。この奥に居るみたい」

マミ「・・・!」ピコーン

QB「?」

マミ「分かったわ佐倉さん。ここの魔女は譲ってあげる」

杏子「随分あっさり譲ってくれんじゃねーの?」

マミ「その代わり条件があるわ。QB」ニタリ

QB「・・・あぁ、そういうことか」ニタリ

杏子「?」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 20:09:52.16 ID:EfgKnGyH0
マミ「この薬を飲みなさい」ズイ

杏子「カプセルゥ?何の薬だよ」

QB「魔法少女の身体能力を一時的に向上させる薬だよ」

杏子「・・・マジで?」

マミ「QBウソつかない」

QB「君にテスターになって欲しいんだよ。結果次第では各地の魔法少女に配布する予定だよ」

杏子「・・・へへ、おもしれェ」パク

マミ「しゃあっ!」グッ

杏子「えっ?」

マミ「ささ、魔女をやっつけて、どうぞ」ワクワク

QB「僕らは見守ってるからね」ワクワク

杏子「あ、あぁ・・・??」



ほむら(何なのかしら、あの薬・・・佐倉杏子まで筋肉隆々に?)ドキドキ

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 20:16:05.77 ID:EfgKnGyH0
 夢くん「ヴォー・・・」

杏子「おいおい・・・なんて鳴き声だよコイツは」

マミ「ヴォーキタネー!」

QB「そうだよ(便乗)」

ドピュドピュッ!

杏子「!?なにか撃ってきやがった」サッ

ほむら(何あの白いの・・・?)

杏子「・・・あれ?なんだか体が軽い!?」シュンッ

マミ「佐倉さん、動きがかなり良くなってるわ!」

QB「まるでゴキブリみたいだ・・・」

杏子「QB後で殺す!」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 20:21:22.11 ID:EfgKnGyH0
杏子「身体能力が上がるってのはマジみたいだな・・・!」ヒュンッ

YJSNPI「うちさぁ、屋上あるんだけど・・・焼いてかない?」

YJSNPI「暴れんな、暴れんなよ・・・」

杏子「邪魔だぁ!破ァ!」

ドゴォォン!!

マミ「素手であの威力だなんて・・・」

QB「杏子、魔法で止めを刺すんだ!!」

杏子「あぁ、私の槍でやっつけてやんよ!出てこい!」ピカッ





杏子「アッー!!!!!!!」


ほむら「えっ、何それは(ドン引き)」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 20:28:35.84 ID:EfgKnGyH0
マミ「・・・●●から立派な槍が」

QB「ゲイボルグの槍と名付けよう」

杏子「これなんだよ!何で尻から槍が!尻からって!」

TON「あーいいっすね~」

ECZN「「なんだよ、お前のケツ、ガバガバじゃねーかよ」

杏子「うるせぇぇぇぇぇ!!!」ズバババ

QB「尻で突くのか。なかなk面白い表現だね」

マミ「ちょっと不便ね」

杏子「くそああああああああああああああああああ!!」

ドゴォォォオオオオン!!!!

 夢くん「ヴォ・・・ヴォー・・・」

ほむら(・・・ゲイボルグでやっつけた!)

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 20:35:16.12 ID:EfgKnGyH0
スゥゥ・・・

杏子「・・・」

マミ「・・・」

QB「・・・」

ほむら(・・・)コソコソ

QB「どうだった?」

杏子「・・・死にたい」

マミ「・・・そ、そんな事言わないで」

杏子「・・・ひぐっ」ポロポロ

マミ「さ、さ、佐倉さん!」アセアセ

杏子「私が何をしたってんだよぉ・・・」ポロポロ

QB「うーむ、精神的に参る、と」メモメモ

ほむら(QB、鬼ね)

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 20:41:06.13 ID:EfgKnGyH0
マミ「そろそろ出てきたらどう?暁美さん?」

ほむら「!・・・」スタスタ

杏子「!?」ビクッ

QB「彼女は暁美ほむら」

ほむら「呼び捨て?」ギロ

QB「あっ、暁美さまです」ペコペコ

杏子「・・・ふ、ふん!筋肉女が何の用だよ」グスッ

ほむら「私の筋肉も・・・ゲイボルグに比べたらマシかしら、と思って」

杏子「うわああああああああん!!」ダダダダ

マミ「佐倉さんっ!?」

ほむら(うん、この体を受け入れて生きていこう。尻から魔法が出るよりマシよ)

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 20:44:31.09 ID:EfgKnGyH0
ーーーー・・・

【放課後 ほむホーム】

ピンポンピンポンピンポーン

さやか「出ないね」

まどか「さやかちゃん、どいて」

さやか「?うん」

まどか「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!」グググ

メキメキメキメキ!!!

仁美「まぁ!」

まどか「カギは破壊したよ・・・お邪魔しまーす」スタスタ

仁美「これは犯罪にならないんですかね・・・?」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 20:49:37.05 ID:EfgKnGyH0
シィィーーン・・・

まどか「居ないみたいだね」

さやか「そっかー」

仁美「・・・あら?この布切れは」

まどか「んー・・・こ、これは!?」

仁美「何か分かりますの?」

さやか「これは服だね。私たちが筋肉隆々になる過程でパジャマが破けちゃったし」

仁美「・・・と、言うことは・・・」



仁美「暁美さんが筋肉隆々になってしまった可能性が微粒子レベルで存在している・・・?」

まどか「そうだよ(便乗)」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 20:57:34.49 ID:EfgKnGyH0
ほむら「ほら、逃げないで」グイグイ

マミ「暁美さんの家でお茶しましょうね~」グイグイ

杏子「やだよぅ・・・離せよぅ・・・」ベスベス

QB「この薬の改良点について話し合おうじゃないか」

ほむら「・・・あ、あら?」

マミ「?」

ほむら「カギが・・・破壊されてるッ!」

デデドン!(絶望)

QB「泥棒ってヤツかい?困ったものだね」

ほむら「許さないわ・・・キン肉バスターの餌食にしてくれるわ」スタスタ

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 21:05:50.44 ID:EfgKnGyH0
ほむら「覚悟なさい、この泥棒!」

まどか「ん?」

ほむら「あ、あら・・・?」

さやか「何なんですかいきなり・・・たまげたなぁ」

仁美「お邪魔してます」ペコ

QB「おや、これはこれはお二方」ペコ

仁美「!?この猫、喋りましたわ!!」

QB「え、あっ」

マミ(!一般人じゃない!)

ほむら「やべぇよ・・・やべぇよ・・・」

杏子(えー・・・筋肉女がまだ二人もいたなんて・・・)

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 21:12:14.58 ID:EfgKnGyH0
ーーーー・・・

仁美「魔法少女、ですか・・・」

QB「そうです!とはいっても現在ではシステム自体に見直しがかかってますので、今後どうなるかは不透明ですが・・・」

マミ「ジャパネットともえもどうかよろしくお願い致します」ペコリ

仁美「へ?あ、こちらこそ」ペコリ

ほむら(営業トークに戻ってるわね・・・)

杏子「・・・」

まどか「どうしたの?えーと・・・杏子ちゃん?」

さやか「そんなに私たちの体をジロジロ見てどうしたいのさ」

杏子「み、見てねぇよ!」

さやか「・・・見たけりゃ見せてやんよ(震え声)」

杏子「えっ」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 21:17:16.90 ID:EfgKnGyH0
ーーーー・・・

まどか「ふん!」ムキ

さやか「ふん!」ムキ

ほむら「・・・む」ムキーン

杏子「・・・」ポカーン

マミ「いい体つきしてるわね」

QB「佐倉杏子、何ガン見してんのさ」

杏子「い、いや・・・筋肉もいいもんだなぁ」

仁美「そうですわねぇ・・・」ウットリ

QB「志筑様、この薬を飲むとあのような筋肉に・・・」

ほむら「やめなさい」グシャ

QB「きゅっぷい」

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 21:23:32.57 ID:EfgKnGyH0
QB「いだだ・・・さて、暁美さまからお話があるようですが」

ほむら「志筑仁美い話すのは気が引けるけれど・・・仕方ないわね」

まどか「?」ムキーン

さやか「何の話?」ムキーン

マミ「おう、ポージングやめろや」

ほむら「・・・約2週間後、この街にワルプルギスの夜がやってくる」

仁美「ワルプスプスの 夢?」

杏子「誰もそんな事言ってないだろ!いい加減にしろ!」

QB「ワルプルギスの夜とは、史上最強の魔女のことです」

さやか「な、なんてことを・・・」

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 21:34:43.74 ID:EfgKnGyH0
ほむら「そいつは強い。まず勝てないでしょうね・・・多分」

QB「僕もそうだと思います。あの魔女は災害クラス・・・一般人も巻き込みます」

まどか「ど、どうしよう・・・!!」オロオロ

さやか「そ、そうだ!私たちも魔法少女になって・・・!」

ほむら「それはダメ。私はあなた達2人・・・いえ、3人かしら?とにかくあなた達を魔法少女にさせるつもりはない」

マミ「ええ。でしょ?QB」

QB「そうだね・・・正直、上も魔法少女の在り方について考えなおしてきてるから、無理に魔法少女になる必要もないよ・・・鹿目まどか、君を除いてね」

まどか「?どういう・・・」

ほむら「黙りなさい、QB」

QB「む・・・まぁ、いいか」

ほむら「戦力なら大丈夫よ。ここに強力な魔法少女が居るわけだし」じ~

杏子「・・・私?」

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 21:38:25.84 ID:EfgKnGyH0
ほむら「佐倉杏子は魔女をほぼ素手で倒すほどの実力者よ」

まどか「素手!?」

仁美「それって凄いんですの・・・?」

QB「それは凄いことですよ志筑様!」ヘコヘコ

マミ「あからさまな態度の変え方、たまげたなぁ」

さやか「仁美んちはお金持ちだからね」

ほむら「まぁ魔法は尻から出るけど」

まどか「へ?」

杏子「お、おい・・・やめロッテ」

ほむら「これが動画よ」ズイ



携帯<アッー!!!


さやか「こ、これは・・・」ゴクリ

杏子「ああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 21:44:16.97 ID:EfgKnGyH0
仁美「まぁ、魔法少女はお尻から魔法を出すのですね」

まどか「情けない格好恥ずかしくないの?」

杏子「恥ずかしいよ・・・死ねよ・・・」ベスベス

さやか「でもすごいね・・・圧倒的だよ・・・」

仁美「この糞汚いステロイドハゲは何なんですかね・・・?」

マミ「使い魔よ」

仁美「はえ~」

ほむら「と、言うわけで・・・私、巴マミ、佐倉杏子の3人体制で挑めば、或いは・・・」

QB「どうかな?」

ほむら「・・・何よ」

QB「暁美ほむら、君の言いたいことは・・・」

ほむら「敬語」

QB「あ、スイマセン」

116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 21:51:23.42 ID:EfgKnGyH0
QB「ワルプルギスの夜の力は次元が違う。ゲイボルグがあったところで焼け石に水かと・・・」

杏子「ゲイボルグって言うのやめてくんない?」

マミ「参考資料はないの?」

QB「生憎とね・・・最悪、鹿目まどかの魔法少女化も視野に入れないとね」

ほむら「それは認めないって言ってるでしょう?引きちぎるわよ」

QB「・・・」ニヤリ

ほむら「っ!?」

QB「ちょっと僕はお暇させていただくよ。用事があるんでね」

まどか「え、あ・・・うん」

QB「志筑様、筋肉隆々になりたくなったらいつでもお声をお掛け下さいね」ヘコヘコ

杏子「さっさと帰れよ!」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 21:55:06.90 ID:EfgKnGyH0
シュンッ!

仁美「・・・不思議な御仁でしたわね」

ほむら「ただの陰獣よ」

まどか「私は魔法少女になっちゃいけないのか・・・残念」

さやか「なんでだろうね?」

ほむら「・・・」

杏子「やっぱアレじゃない?筋肉隆々だとダメなのかも」

まどか「あ^~納得じゃあ~」

ほむら(それじゃあ私はどうなるのよ!)

マミ「・・・大丈夫かしら?本当に」

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 22:04:21.15 ID:EfgKnGyH0
ーーーー・・・

【数日後 病院】

上条「・・・」

さやか「恭介、CD探してきたわよ~」

上条「え、あ、うん・・・なんかデカくないかい?さやか」

さやか「成長期だしね」

上条「そ、そう・・・あ、CDありがとう」

さやか「気に入ると思うんだけど・・・」

上条「NONA REEVESじゃないか!ちょうど欲しかったんだよなぁ」

さやか「ねねね、一緒に聴かない?」

上条「うん、いいよ」

126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 22:08:29.01 ID:EfgKnGyH0
上条「はい、こっちのイヤホン使って、どうぞ」

さやか「は~い」

グググッ

上条「・・・」

さやか「あれ、顔が近いね・・・」

上条「ちがうちがう、逆の方の耳だよ。これじゃお互い聴きづらいだろう?」

さやか「なるほど!さっすが恭介、セクシーだね!●●イッ!」

上条「セクシー要素が何処にあるんですかね・・・?」

さやか「再生っと」

128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 22:12:28.39 ID:EfgKnGyH0


さやか「いい曲だねぇ」

上条「ENJOYEE!ENJOYEE!」

さやか「恭介ってこういう曲聴くんだね?」

上条「ははは、クラシックばかりじゃないさ」

さやか「でもクラシックもいっぱい聴いておかないとねっ」

上条「・・・そうだね」

さやか「あ、他にもCDがあるんだよ」

上条「本当かい?」

さやか「うん。NONA REEVSEの・・・」

上条「申し訳ないが2枚連続はNG」

138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 23:16:56.87 ID:EfgKnGyH0
ーーーー・・・

【放課後 学校】

さやか「まどかー、仁美ー、CD屋に行こう(提案)」

まどか「あーいいっすねー」

ほむら「・・・」ホム

さやか「てんこうs・・・ほ、ほむらも、行こう?」

ほむら「!」ホムン

仁美(さやかさんはほむらさんのことを名前で呼ぶようになりました。いいですねぇこういうの)

まどか「NONA REEVESを買うの?」

さやか「今日はクラシックかなー」

仁美「モーツァルト?(無知)」

さやか「考え中」

139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 23:21:15.18 ID:EfgKnGyH0
ーーーー・・・

【CD屋】

杏子「DDRのサントラは・・・あった!3rdMIX?ちょっと古すぎんよ~」

ENJOYEE!ENJOYEE!

杏子「ん?」

まどか「ENJOYEE!ENJOYEE!」ブンブン

杏子「視聴でヘドバンとはたまげたなぁ・・・自分注意いいすか?」

仁美「あら、杏子さん」

杏子「あぁ、仁美か。CD買うの?」

仁美「いえ、私は付き添いですわ。さやかさんがクラシックのCDを買いたいと・・・」

140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/03(金) 23:27:40.51 ID:EfgKnGyH0
さやか「クラシックコーナーはこ↑こ↓」

ほむら「クラシック・・・そもそも私は音楽自体あまり興味ないのよね」

さやか「それは食わず嫌いってもんよ」

ほむら「ベートーベンとかブラームスとかバッハとか?」

さやか「3Bは押さえてるじゃんか」

ほむら「常識よ」

さやか「ヴァイオリンがメインの曲がいいなー」

ほむら「ヴァイオリン・・・ね・・・」

さやか「あ、G線上のアリアなんていいかも」ヒョイ



ほむら(そういえば今回は美樹さやかは魔法少女じゃなくて筋肉隆々姉貴・・・魔女になる危険性がないってのは楽ね。油断はできないけれど)

181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 10:13:43.74 ID:K/uWY6zY0
ーーーー・・・

【病室】

さやか「おじゃましまーす」ガラガラ

上条「・・・やぁ、さやか」

さやか「オッスオッス!調子はどう?」

上条「調子?いつも通りだよ」

さやか「・・・そう。はい、お土産」スッ

上条「・・・CDか」

さやか「?そうだけど・・・どうかしたの?」

上条「いや、毎日毎日ご丁寧にCDばかり・・・さやかは僕に嫌がらせがしたいのかい?」

さやか「えっ、何それは」

183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 10:18:25.28 ID:K/uWY6zY0
上条「何故だい?何故君は僕に音楽を聴かせようとするんだい?」

さやか「だ、だって・・・恭介、音楽好きじゃない」

上条「・・・っ!」

さやか「恭介?」

上条「もう聞きたくないんだよ!自分で弾けやしない曲なんてッ!!」

バキィィッ!!

さやか「先輩!何やってんすか!!」

上条「誰が先輩だよ!タメだろ僕らは!!」

185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 10:24:22.67 ID:K/uWY6zY0
さやか「ほら、血が出てるじゃん!えぇと、止血・・・」

上条「こ、こんな腕・・・こんな腕・・・!!」

さやか「そうだ、確か直接圧迫止血をすればいいんだっけ」

上条「・・・もうさ、諦めろって言われたんだ。今の医学ではどうしようもないって」

さやか「何諦めてんのさ!今から止血するから!」

上条「い、いや・・・出血の話じゃなくてね、僕の腕の話で」

さやか「唸れ私の手のひらよ!ウオシャアアアアアアアア!!!」ギュウウウウウ!!

上条「えっ、ちょ」

メキメキメキメキ!!

上条「ちょ、ヤバイヤバイ!変な音してる!コレヤバイって!さやか!!」

188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 10:34:46.95 ID:K/uWY6zY0
さやか「ふんっ!」パッ

上条「ぐ・・・なんだこれは・・・!」ジンジン

さやか「あ、ホラ!血止まってるじゃん!」

上条「え、あ・・・うん・・・止まったけどさ、なんか干し柿みたいになっちゃったんだよなぁ・・・」

さやか「で、話の続きは?」

上条「えっ・・・と、だからね、僕の腕はもう動かないんだって。ヴァイオリンは諦めるしかないんだよ・・・」

さやか「・・・」

上条「苦痛なんだよ・・・僕は・・・やりたいこともやれないんだ・・・神が与えし大罪、逃れられぬ業」

さやか「Be Quiet!(Ryu☆)」

上条「・・・?」

189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 10:42:19.55 ID:K/uWY6zY0
さやか「恭介、その腕は動かないって、誰が決めたのよ」

上条「それは、先生だけど」

さやか「そんなヤツの言葉アテにするんじゃないよッ!!」

上条「えっ!?」

さやか「希望を捨てるな!奇跡を信じろ!絶望ってのは希望を捨てたときにやって来るんだよ!」

上条「・・・そんな軽々しく奇跡だの何だの言わないで欲しいね。こっちの事情も考えてよ」

さやか「・・・あるよ」

上条「?」

さやか「奇跡も、魔法も、筋肉隆々になる薬も、あるんだよ!!」

上条「・・・筋肉の薬は、あるかもね」

193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 10:48:02.08 ID:K/uWY6zY0
さやか「ジャパネットともえ!ちょっとご相談があるのですがあああああああああああああああ!!!!」

ガラガラッ!

マミ「こ↑こ↓?」

QB「違う違う、ここ↑ここ↓だよ」

マミ「難聴兄貴は死んで、どうぞ」

上条「え?え?」

QB「いや~どうもどうも、お世話になっております」ペコ

マミ「ジャパネットともえに何か御用ですか?」

さやか「すいませんねぇわざわざ。ほら、恭介も挨拶して」

上条「え、あ、初めまして・・・??」

194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 10:59:50.37 ID:K/uWY6zY0
QB「で、今日はどんなお薬が?」

マミ「美樹さん、滋養強壮剤がお気に入りですものね」

さやか「いや、今日は私じゃなくてですね・・・コイツに」

上条「ぼ、僕!?」

QB「成程、どういう風になりたいんですかね?」

上条「どういう風って・・・動かなくなった手が、指が・・・動くようになれば嬉しいけれど」

マミ「まぁ、それは・・・」

さやか「なんかそう言うのに効果的なものは無いんですか?」

QB「もちろんありますとも!」

上条「えっ」

195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 11:08:00.74 ID:K/uWY6zY0
マミ「というか、コレしか無いような・・・癒しの粉」ハイ

QB「以前、暁美ほむらの超絶複雑骨折を綺麗に治したじゃないか・・・」

ガラッ

ほむら「敬語、呼び捨て」

QB「あっ、スイマセン」

ピシャッ!

上条(誰だ・・・?)

QB「そういう訳で、この癒しの粉で大体の病気や怪我は治ると思います。ハイ」

マミ「確証はないけれど・・・大丈夫よ。多分」

さやか「自分が呼んどいて何だけど、ちょっと不安・・・」

上条「僕もだよ」

QB「とぼけちゃって(マジキチスマイル)」

198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 11:28:40.65 ID:K/uWY6zY0
QB「ささ、一気!一気!」

マミ「ビール!ビール!」

さやか「うんうん」ワクワク

上条「え・・・えぇ~・・・」

QB「・・・どうしたんですか?飲まないんですか?」

上条「いや、飲む飲まない以前にさ・・・君、どういう生き物なの?」

QB「・・・」

上条「・・・」

QB「・・・きゅっぷい」

ビー!ビー!

さやか「恭介!何ナースコール押してんのさ!!」

QB「ちょっ」

マミ「逃げるわよQB!」

199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 11:32:54.47 ID:K/uWY6zY0
ーーーー・・・

【同日 夜】

上条「はぁ、あの後さやかも何故か逃げ出したし・・・」

上条「・・・薬、返すの忘れてた」

上条「・・・」



―――「奇跡も、魔法も、筋肉隆々になる薬も、あるんだよ!!」



上条「奇跡、か」

サッー!(迫真)

上条「ちょっとだけ、夢を見ても・・・いいかな?」

202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 11:40:56.17 ID:K/uWY6zY0
ーーーー・・・

【数日後】

上条「やぁ、さやか」ムキーン

さやか「・・・忘れてた。あの薬って筋肉隆々になるんだった」

上条「ほら、見てよ」

さやか「・・・りんご?」

上条「糞っ!」

上条が右手に力を込めると、リンゴはあっという間に砕け散った!

上条「飲むかい?リンゴジュース」

さやか「あまりリンゴ好きじゃないから」

上条「そうか、残念だよ」

204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 11:50:38.89 ID:K/uWY6zY0
上条「・・・この間はゴメン。思い返すと最低だよ、僕」

さやか「・・・ううん、気にしてないよ」

上条「・・・そう言ってもらえると嬉しいよ。たとえ嘘でもね」

さやか「嘘じゃないよ。本心から言ってるに決まってるじゃん」

上条「・・・」

さやか「私、恭介を支えれたかなぁ?」

上条「・・・勿論だよ。苦しい時、いつも君は僕の側にいてくれた」

さやか「恭介・・・」ジッ

上条「さやか・・・」ジッ

まどか「上条くんとさやかちゃん・・・」ジッ

ほむら「まどか・・・」ジッ

205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 11:58:12.78 ID:K/uWY6zY0
上条「さやか、君に言いたいことがあるんだ」

さやか「!?」

上条「あのさぁ・・・」

さやか(え、えっ!?ちょっと、ええ!?マジで!?さやかちゃんとうとう勝利!?大勝利!?)

上条「こないだの薬って何処で買えるのかを教えてください!オナシャス!」

さやか「えっ」

上条「いやぁ、あの薬なんだか病みつきになっちゃってさ、筋肉も付くし怪我は治るし薬様様だよ」

さやか「・・・」

上条「で、何処で買えばいいんだい?」

さやか「ヨツンヴァインになるんだよこの野郎!おう早くしろよ!」

上条「え、それは・・・」

208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 12:13:38.32 ID:K/uWY6zY0
こんにちは、鹿目まどかです。
なんと、上条くんが復学しました!
これにはクラスのみんなびっくりです。ウェヒヒ。
私はさやかちゃんに教えてもらってたからニヤニヤしてましたけどね!

ただ、教室に上条くんが入ってくると、場の空気が凍りました。
まるで世紀末覇者のような筋肉にすべてを悟ったようなその表情は、今までの上条くんがいた魂のステージから次のステージへとステップアップしているとしか思えません。

素晴らしい。

私はそう思うしかなかった。
最早彼は上条ではない。神だ。神の上、そう・・・神上だ。

気がつけば涙が零れていた。
体が震える。この世の奇跡に心が雄叫びをあげる。


まどか「う・・・うぅ・・・!」ポロポロ

ほむら「何で泣くの?」

210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 12:22:44.38 ID:K/uWY6zY0
ーーーー・・・

【数日後】

ガチャ

ほむら「入って、どうぞ」

杏子「オッスお邪魔しまーす」ズカズカ

ほむら「ちょっと魔尻少女ゲイボルグ、上がるのはまどかが最初よ」

まどか「ウェヒヒヒ、おじゃましまーす」

杏子「おい、ゲイボルグの前に何つった、コラ」

さやか「おじゃまー」

神上「お邪魔するよ」

ゲイボルグ(だ、誰だよ!?)

212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 12:37:26.75 ID:K/uWY6zY0
ーーーー・・・

【ほむホーム】

ほむら「いい?ワルプルギスの出現範囲は・・・この辺りね」

まどか「結構範囲が広い・・・のかな?」

QB「地球上じゃ・・スーパーセルだったかな?そういう風に呼ばれるものだからね」

ほむら「台風だって暴風域や強風域と範囲が違うでしょ?この範囲は台風で言うところの暴風域。危険地帯なのよ」

マミ「放ったらかしにしてると・・・見滝原は全滅ってことね」

QB「そうだよ(便乗)」

仁美「まぁ・・・住人の方々に非難していただかないと危険ですわ」

神上「そうだね。何か対策を打たないと・・・」

ほむら「政府から避難勧告が出されるはず。そこは気にしなくても結構よ」

213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 12:45:22.09 ID:K/uWY6zY0
さやか「問題はワルプルギスをどう対処するか・・・って事?」

ほむら「そうね」

杏子「なぁ、何でワルプルギスの出現範囲が分かるんだ?」

ほむら「・・・統計よ」

神上「統計かい。この見滝原にそのような大災害は一度も無かったけれど・・・どうやって統計を取ったのかな?暁美さん?」

杏子「神上さんの言うとおりだ。ちょっと手の内隠し過ぎじゃないんですかね・・・?」

ほむら「それは・・・」

QB「誰にも、人に言えないようなことがある・・・って事かな?それとも、話しても問題ないようなことかな?」

ほむら「敬語」

QB「あ、スイマセン」

214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 12:53:21.92 ID:K/uWY6zY0
まどか「・・・言えないの?」

ほむら「・・・ごめんなさい。今は、言えないわ」

さやか「あぁ!?もうちょっと私たちのこと信用してくれてもいいんじゃねーの?」

杏子「やっちゃうよ?やっちゃうよ!?」

マミ「んだよお前よお(腹パン)」

ほむら「ぐふぅ!?」

仁美「皆さん、仲間割れはやめて下さい!」

神上「あぁ。詮索しすぎるのは良くないことだからね・・・とにかく、僕らは僕らでやれることをやろう」

さやか「じゃあちょっと悪いんだけどちょっと脱いで・・・貰えますかね(棒読み)」

神上「え、それは・・・」

216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 12:59:36.91 ID:K/uWY6zY0
ーーーー・・・

【夜 まどホーム】

まどか「ふんっ、ふんっ、ふんっ、8892、8893、8894・・・」グッ

コンコン

まどか「んー?」グッグッ

ガチャ

潤子「まどかー・・・アンタ、また腕立て伏せ?」

まどか「体が落ち着かなくて・・・大丈夫だよ、後で腹筋もするからさ」グッグッ

潤子「うーん、我が娘がここまで逞しい体になるなんて・・・嬉しいやら悲しいやら」

まどか「ウェッヒヒヒ!!」グッグッ

220: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 13:10:00.91 ID:K/uWY6zY0
まどか「ねぇ母者・・・じゃないや、ママ」

潤子「んー?」

まどか「私のこの体、何か・・・ううn、誰かの役に立てるかなぁ?」

潤子「・・・はは、この期に及んで他人のことしか考えてないのかい。殊勝な心がけだね」

まどか「どうかな?」

潤子「立てるさ。幾らでもね」

まどか「そ、そっか・・・ウェヒヒ」

潤子「何でまたそんな事聞くのさ?」

まどか「・・・私って、地味だし、成績も中途半端だし、体力も無かったし・・・前まではね」

潤子「・・・」

まどか「でも今は違う。私は自信に満ち溢れている・・・この体で、やれるだけやる!!」

潤子「何をやるかは知らないけどさ、自信を持つってことは素晴らしいことだよ。そうそう出来るもんじゃない・・・しっかりやんな」

まどか「ウィヒ!」

222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 13:17:00.90 ID:K/uWY6zY0
――そして

杏子「決めた、私、好きって言うってね・・・」タタタン

ほむら「何だこの停止・・・たまげたなぁ」

さやか「2MBはDDRの神。GOは人間の屑」


――ワルプルギスの夜は

仁美「実は私・・・神上君のこと、お慕い申し上げておりました!」

神上「済まない、僕はもう恋愛沙汰には興味がないんだ」

仁美「Oh・・・」


――見滝原に

QB「・・・ククク」

マミ「念のために魔女狩りにでも行こうかしらね」


――災いをもたらす

まどか「お・・・オクレ兄さん!!!!」ブルブルブル

 
227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 13:49:50.49 ID:K/uWY6zY0
ーーーー・・・

【ワルプルギスの夜出現 当日】

ゴォォォォ・・・!

ほむら「・・・ふぅ」ファサ

杏子「お、緊張してるのかい?」

ほむら「別に」

杏子「あっはは、顔に書いてあるぜ、怖いってな」

ほむら「怖いとか、そういうのはどうだっていい・・・私はただ、あの悪夢を葬り去りたい。それだけよ」

杏子「ホントにそれだけ?」

ほむら「しつこいわよゲイボルグ」

杏子「はいはい」

228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 13:55:55.96 ID:K/uWY6zY0
ほむら「・・・まどかと、美樹さやかは?」

杏子「ん?確か・・・避難所にいるはずだけど」

ほむら(避難所・・・そうね。それがいいわ)

ほむら「QB」

スッ

QB「・・・呼んだかい?」

ほむら「ゲイボルグ、ちょっと席を外して頂戴」

杏子「ん。マミのところの様子でも見に行くか」タッ

QB「・・・で、何の話?」

ほむら「敬語」

QB「あ、スイマセン」

231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 14:05:44.58 ID:K/uWY6zY0
ほむら「この時間のお前は今までで一番大人しい。でも油断は出来ない」

QB「・・・僕はいつも大人しいと思うんですがねぇ」

ほむら「とぼけないで、インキュベーター」

QB「暁美様は僕らの正体を知ってるでしょう?そしてその事を僕らも知っている」

ほむら「どの時間でも、お前は執拗にまどかに契約を迫って・・・最終的に魔女に追いやる外道だったわね」

QB「どの時間・・・?まるで色んな時間を渡ってきたみたいな言い方ですね」

ほむら「お前は誓える?まどかに、美樹さやかに・・・あと志筑仁美に、契約を迫らない。と」

QB「無理ですね。最悪の場合だと契約を迫るかも」

ほむら「・・・結局、お前はお前なのね」

QB「僕らも最善をつくすように励みますよ」

232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 14:10:54.08 ID:K/uWY6zY0
ほむら「分かったわ・・・消えなさい。まどか達には今後近づかないで」

QB「・・・善処しますよ」

フッ

ほむら「何が善処よ。クッソ汚い陰獣が・・・」



QB「一切近づかないで、か・・・無茶を言うね、暁美ほむら」タタタ

QB「僕らは僕らの考えがある。君の考えばかりが通るとは・・・思ってないだろうね?」

QB「・・・まどか!」

まどか「QB!マミさんと一緒じゃないの?」

QB「ちょっといいかい?大事な話があるんだ」

233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 14:22:58.18 ID:K/uWY6zY0
ゴォォォォォ・・・!

マミ「風が強くなってきたわね・・・」

さやか「マミさん!」

神上「巴先輩・・・」

マミ「美樹さん、神上くん!何やってんすか!」

さやか「避難誘導を手伝ってたんですよ。ガタイがよければOKなんだよなぁ・・・」

神上「ワルプルギスの夜というものを拝んでおきたくて・・・申し訳ありません」

マミ「あなた達を守ってる余裕はないわよ?」

さやか「自分の身くらい自分で守りますよ」ムキーン

マミ「・・・そう(無関心)」

さやか「そ、そこまで無関心にならなくても・・・」

マミ「来たわよ」

さやか「へ?」

235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 14:30:43.63 ID:K/uWY6zY0
             _,,-=-,,,_
           ,,=":;;;;=''''-ミミミ=,,、
            ,r';;;;;;,r"    `''=;::::ミ、
       ,r-シ″ ,r'''ヾ、    .ヾ::::}
.      / /    ヽ;,._, 〉     ゙}:{
      {/´     .__゙,.' 、 ,,,、、  ゙l=、
      イ´     ‐-(.  r'´、゙゙''! ,i::::{
.      |     ;t=、:.:.`・ノ  ゙ヾノ.,/::;r′
       l、    ヾヾ>:.:.゙!    ,/::;/`
      .ヽ:.:.   `ヽ、゙"‐'`   .,メ‐^
       .\:.:.         ._/
        `ー-、____,-.'

236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 14:32:53.44 ID:K/uWY6zY0
ほむら「・・・」

ほむら「・・・」

ほ ほ 「・・・」

ほ ほ 「・・・・・・・・・」
           











ほ ほ 「マジすか(棒読み)」

240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 14:39:51.95 ID:K/uWY6zY0
・ワルプルギスの夜の 夢
世界のクソホ 達の悪意の塊の集合体。性質は「無力」
何故YJSNPIの出で立ちをしてるのかは不明。
ステロイドハゲなので悪役にはちょうどいいのかもしれませんねぇ・・・

マミ「ちょ・・・魔女、よね?」

さやか「やべぇよ・・・やべぇよ・・・」

神上「さやか、君は逃げるんだ!」

さやか「えっ!?」

マミ「怯まないのよ、巴マミ・・・私は、大ベテランの魔法少女よッ!」

野獣「ンアアアアアアアッーーーーーーー!!!」

さやか「くぅっ!」ビリビリ

神上「なんという叫び声だ・・・何が魔女だ、魔王じゃないか・・・!」ビリビリ

263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 18:07:16.09 ID:K/uWY6zY0
杏子「あそこにはマミが居るはずだ!」バッ

ほむら「ゲイボルグッ!」バッ

杏子「あぁ!?なんだよこんな時に」

ほむら「私の手を!」

杏子「な、なんだよいきなり」ギュッ

ほむら「時よ止まれェーーーーーッ!!」



ドォォーーーーーン・・・



杏子「・・・?」

ほむら「時は止まった・・・急ぎましょう」グイッ

杏子「あ、おい!引っ張るなって!」

264: さるさん喰らってたんで放置してたんだよなぁ 2011/06/04(土) 18:15:02.28 ID:K/uWY6zY0
ほむら「これが私の能力よ・・・時間を止めることが出来るの」

杏子「は、はえ~」

ほむら「あまり長時間止める事は出来無いけれど、やれることは多いわ」

杏子「・・・何でこの期に及んで教えてくれるんだ?」

ほむら「手の内は最後まで隠すものよ。何があるか分からないから」

スタッ

ほむら「・・・さて、間近まで来たけれど」

杏子「凄い存在感だなコイツ」

ほむら「ゲイボルグ、コイツに攻撃を与えるのは少し待ってて頂戴。合図を送るわ」

杏子「合図ぅ?」

ほむら「派手な合図をね・・・!時は動き出すッ!」

ドォォォーーーーン!

266: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 18:23:28.18 ID:K/uWY6zY0
野獣「ンアアアアアアアッーーーーーーーッ!!」

野獣の咆哮と同時に、四方に黒い何かが放出された。
黒いものはやがて人の形を取り、魔法少女達に襲いかかる!

マミ「!?」パァン!

杏子「マミ、使い魔だッ!」

マミ「分かってるわよ!」

NSOK「調子こいてんじゃねーぞこの野郎(棒読み)」

DRVS「しゃぶってよ、怒ってんの?(棒読み)」

杏子「ああもうこいつらうっぜぇぇぇぇええええ!!」

神上「破ァ!」グオッ

パァン!と何かが割れる音がした。
神上が使い魔を葬り去った音であった。

マミ(す、素手で!?しかも魔法少女じゃないのに!?)

神上「成程、使いま程度なら僕でも十分行けそうだ」

267: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 18:28:34.61 ID:K/uWY6zY0
杏子「マミ!神上さん!ほむらの合図があったら一斉攻撃だ!」

神上「合図ってどんな合図だい?」

杏子「分からねぇけど、凄い合図らしいですよ!」

さやか「憤怒ッ!」ドカッ

マミ「美樹さん!」

さやか「自分のことは自分で何とかしますよ、マミさん・・・ッ!」

ガシィ!

さやか「くぅっ!?」

SNJ「俺も仲間に入れてくれよ~」 グググ

さやか「離せよ・・・このオッサン!!」ググッ!

パァンッ!

神上「ふぅ、大丈夫かいさやか?」シュウウ

さやか「勿論。この鋼の肉体はダイヤモンドよりも壊れないよ!」

268: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 18:36:27.20 ID:K/uWY6zY0
ほむら「時よ止まれッ!」

ドォォォーーーーン・・・!

ほむら「さて、派手に行こうかしらね」チャキ

自身の盾から、次から次へと銃器を取り出し、野獣へと放つ。
それらは全て野獣に命中する目前で音もなく止まる。

ほむら「R・P・G!」シュッ

ほむら「・・・一度言っておきたかったのよね」ホムッ

ほむら「後は・・・そうね、タンクローリーでも爆破させて・・・」

ふと目を配る。
マミ、杏子、神上、さやかの攻防がすぐ側で展開されていた。

ほむら「・・・申し訳ないけれど一般人はNGよ」

ほむらは爆破の影響を計算し、彼らに被害がないかを確認する。
他に被害を受けそうなものがないか、さらに目を配る。

ほむら「・・・な、何ですって・・・ッ!?」

やや離れた箇所に、まどかとQBの姿があった。

269: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 18:41:21.21 ID:K/uWY6zY0
ーーーー・・・

まどか「何?契約はしないって約束だよね?」

QB「そうだね。暁美ほむらからきつく言われている。でも君との契約は非常に魅力がある」

まどか「・・・契約以外の話はないの?」

QB「まどか、彼らと一緒に戦う気はないかい?」

まどか「・・・そりゃあ戦いたいよ。でも、魔法少女とあのクッソ汚い野獣との対決に、私が入る余地は・・・」

QB「あるさ。美樹さやかも神上恭介も戦ってるよ」

まどか「・・・聞いてないよ」

QB「君には黙ってきたんだろうね・・・まどか、君は鋼の肉体を持ってても、戦いには向いてない」

まどか「メンタル部分での話かな?」

QB「そんな所かな?」

271: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 18:46:46.28 ID:K/uWY6zY0
まどか「でも・・・私は、見滝原を守りたい。皆が戦ってて、私は指を咥えて見てるだけってのは・・・辛すぎるよ」

QB「覚悟はあるのかい?」

まどか「覚悟?」

QB「自己犠牲の精神・・・皆のために、自分の体を差し出す覚悟はあるのかい?」

まどか「・・・あ、あr」

QB「軽々しく言うんじゃあ無いよッ!良く考えたほうがいい・・・君の生死を左右する選択だ」

まどか「・・・」

QB「僕らは・・・いつもなら静観する立場なんだけど、今回のワルプルギスの夜は異常だ。なんであんなにホ 臭いんだ(憤怒)」

まどか「あ、やっぱおかしいんだアレ」

QB「どうだいまどか、君はこの身を犠牲にする気はあるかい?」

273: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 18:52:00.91 ID:K/uWY6zY0
まどか「・・・無いかな」

QB「・・・そうかい」

まどか「だって私、死ぬ気がしないもん」

QB「!?」

まどか「QB、さっさと私に戦う方法を示して。手遅れになっても知らないよ?」

QB「おやおや・・・君は随分と自分勝手だ。死ぬ気がしないと来たか・・・ウィヒ!」

まどか「QBって笑うんだね」

QB「・・・どうだろうね。まどか、これを受け取るがいいさ」パアッ

まどか「これは・・・」

QB「これは君の分、これは皆の分・・・これがないと勝ち目はないだろうさ」

まどか「・・・あ、あの」

QB「のんびりしてる暇はないよ、急がないと。僕もついて行くからさ!」

まどか「うんッ!」

277: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 18:59:04.11 ID:K/uWY6zY0
ーーーー・・・

ほむら「限界ね・・・時は動き出す」

ドォォーーーーン!!

野獣「!?」

時が動き出した瞬間、今まで放ったものが一斉に着弾する。
派手な音と熱を一斉に放つ。普通の生き物ならまず死滅するはずだ。

・・・普通の生き物なら。

杏子「合図だッ!」

マミ「任せなさい!ティロ・・・」

マミが構えると、空に無数のマスケット銃が姿を表し

マミ「フィナーーーーレッ!蜂の巣になりなさい!クソホ ガァァァアーーーーーッ!!」

無慈悲な銃撃が、一斉に着弾する。

マミ「佐倉さんッ!」

杏子「任せなッ!」

杏子が全ての力を槍に込め、野獣に突撃を決行する。

だが

280: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 19:04:00.57 ID:K/uWY6zY0

                       /
    ______        ,. -;‐;ァ;|
    ``丶、__l::::}ゝ    i i 、`-┴'ノ ',
          ̄´      l l \ ̄   |
                 l l  `    |        野獣「んあああああん疲れたもおおおおおおおおん(迫真)」
            ,      ヽヽ     ,'
          イ       ノ }    /
            ` ==;-チ‐′  /                  野獣の目付きが、鋭くなっていた。
              〈 |     /
          _,. -‐__二二ヽ  /___
         ‐´‐<工工工ン‐' /      ̄` - 、
                一' /            `丶

282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 19:29:13.14 ID:K/uWY6zY0
杏子「へっ」

そして、野獣の右腕は、杏子を狙って

杏子「ク、クソッ!怯むかよッ!死ね、このどグサレがッ!」

野獣「ちょっと遅すぎんよ~(アドバイス)」

――無慈悲なる腹パン!

杏子「グハァッ!?」

杏子はあまりの腹パンの速さに為す術も無く、思いっ切り後方に吹き飛ばされた。

マミ「佐倉さんッ!」

杏子「あ・・・う・・・」ビクビクッ

さやか「杏子ッ!?」

神上「やれやれ、今まで本気じゃなかったのかい・・・これは腹をくくらないとね」

287: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 20:01:25.02 ID:K/uWY6zY0
マミ「私が回復させるわ。美樹さん、一旦下がるわよ」

さやか「で、でも・・・恭介が!」

神上「僕の心配は無用だよさやか・・・巴先輩、ここは任せてください」

マミ「・・・死なないでね」タッ

さやか「恭介、すぐ戻ってくるから!ほら杏子行くわよ」グイッ

杏子「ハッ…ハッ…アッー!アーツィ!アーツ!アーツェ!アツゥイ!」

さやか「ちょっと大人しくしてなよ、もう!」タタタ

神上「・・・さて」

野獣「まだまだ行くよ?ホラホラホラホラ(迫真)」

野獣は再び使い魔を神上に仕向ける。
神上は、ただ構えた。

神上「・・・掛かって来なよ」

289: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 20:06:35.49 ID:K/uWY6zY0
ーーーー・・・

まどか「はぁ、はぁ・・・」

QB「・・・あれがワルプルギスの夜かい、禍々しいね」

まどか「なんとかして近づかないとね」

QB「まどか、迂回して近づいたほうが・・・」

ドゴォォォォォ・・・ン!

まどか「うわっ!」

QB「何だあの爆発(驚愕)」

ジャキィン!

まどか「今度は無数の銃が!」

QB「あれは・・・マミの技だ。総攻撃をかけてるようだ。急がないと」

パッ!

ほむら「・・・」パッ

まどか「ほむらちゃん!?」

291: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 20:13:37.00 ID:K/uWY6zY0
ほむら「QB、何故約束を破ったの」

まどか「約束?」

QB「・・・」

ほむら「まどか達に近づくなと、言ったでしょう?その耳は飾りなの?」

まどか「ほむらちゃん、今はそういう事言ってる場合じゃないよ。急いであそこに向かわないと」

ほむら「・・・まどかが行ったところで、何の役にも立たないわ」

QB「それはどうかな?」

ほむら「・・・どういう意味よ」

QB「彼女は立派な戦力だ・・・彼女の力がないと、きっと皆死んでしまうだろうね」

ほむら「・・・まさか、契約を?インキュベーターッ!!」

まどか「違うよほむらちゃん。今は啀み合ってる場合じゃないでしょ?」

ほむら「・・・ダメよまどか、戻りなさい」

292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/04(土) 20:20:18.34 ID:K/uWY6zY0
QB「君はいつもそうだね。まどかを関わらせない、巻き込ませないと必死で・・・当人の意見はお構いなし」

ほむら「まどかが心配なのよ!まどかを守ることが、私の生き甲斐なの!」

まどか「それじゃあ私は、ほむらちゃんを守ることを生き甲斐にしようかな?」

ほむら「・・・からかってるの?」

まどか「まさか。本心だよ・・・QB」

QB「暁美ほむら。彼女にあるものを渡してある・・・君も良く知ってるものをだ」

ほむら「・・・?」

まどか「ほむらちゃん、アイツを倒そう。見滝原は、私たちで守るの」

ほむら「・・・はぁ」

QB「納得してくれたかい?」

ほむら「ホントは嫌だけど・・・その目には決意が浮かんでる。危なくなったら、無理矢理にでも連れ戻すわよ・・・まどか、手を」

まどか「うんっ!」ギュ

ほむら「時よ止まれッ!」

333: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 10:19:04.64 ID:mxaLuMIs0
神上「ホラホラホラホラ!」

神上は怯まずに、ひたすら使い魔を撃破していく。
しかし、幾ら撃破しても所詮はクッソ汚い使い魔である。

野獣「暴れんなよ!暴れんな!(迫真)」 グオッ

神上「・・・ッ!?」

一転攻勢。
杏子を貫いた野獣の腹パンが、神上に襲いかかる!

神上(ちょ、速すぎィ!)

神上の肉体が幾ら強化されていようと、この一撃を喰らってしまうと一溜まりもない。
杏子は魔法少女だが、神上は魔法少女ではない。

―そして、次の瞬間、

神上「グハァッ!?」

真正面から、喰らってしまった。

334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 10:29:54.46 ID:mxaLuMIs0
神上(お、重い!重すぎるぞこの一撃は!)

野獣「オォン!アォン!(迫真)」

神上「!?」

野獣が叫び、そして再び腹パンが襲いかかる。
一撃目はなんとかガードしていた為にダメージは最小限に喰い止められたが、二発目までは保証できない。

神上「・・・これもうわかんねぇな」

野獣の鉄拳が神上に炸裂される、次の瞬間!

パッ!

神上「・・・えっ?」

神上は、全く別の場所に居た。

ほむら「やれやれ、間一髪ってとこかしら?」

まどか「神上くん!」

神上「鹿目さん、暁美さん!」

335: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 10:40:23.51 ID:mxaLuMIs0
QB「神上恭介、無事そうで何よりだよ」ヒョコ

神上「どこが無事なんですかね・・・」

ほむら「貴方の戦いぶりを拝見させていただいたわ。ホントに生身の人間?」

神上「少し他の人より頑丈なだけさ」

まどか「神上くん、これを」スッ

神上「これは・・・また薬かい?壊れるなあ」

QB「僕らの自信作が実践レベルにまで昇華したんだよ」

神上「・・・自信作?」

まどか「自分の力を限界まで引き上げるんだって!」

ほむら「胡散臭い事この上ないわね」

神上「全くだよ」

337: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 10:53:37.07 ID:mxaLuMIs0
QB「胡散臭いと言われるのは心外だなあ。僕らの薬の力は良く知ってるだろう?」

神上「・・・うん」ムキーン

ほむら「まあ、多少は」ムキーン

QB「いいかい?この薬は即効性だ。そして長くは持たない。飲んだら直ぐにケリを付けるんだ」

神上「・・・上手く行くのかな?」

QB「元々の勝率は0に等しいよ。でもコレさえ使えば・・・勝つことも不可能ではないよ」

まどか「私も貰ってるんだ。あとはさやかちゃんに渡せば・・・」

ほむら(私は私で貰ってるけど、正直気が乗らないわね・・・)

まどか「ほむらちゃん!今度はマミさん達のところに行こう!」

ほむら「そうね。あんな陰獣の顔をいつまでも拝むのはNGよ。時よ止まれッ!」

ドォォーーーン・・・!!

339: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 11:12:31.49 ID:mxaLuMIs0
マミ「くっ・・・」パアアッ

杏子「ヒュゥー、アッツ!アツウィー、アツーウィ!アツー、アツーェ!」ビクンビクン

さやか「・・・マミさん、どうですか?」

マミ「・・・多分、コレで大丈夫。ビクビクしていらっしゃる、ひっぱたいて差し上げなさい(名言)」

さやか「オラアアアアアア!」ベシベシベシ

杏子「ふぐひぐふぐぅぅっ!?」

マミ「佐倉さん、調子はどう?」

杏子「・・・え・・・っと・・・!?そうだ!ワルプルギスの腹パンで・・・!」

さやか「大丈夫そうですね」ホッ

マミ「でも一撃でこの様じゃあとてもじゃないけど勝ち目が・・・」

杏子「私はマミはいいけど・・・さやか、アンタは逃げな」

さやか「えぇっ!?」

340: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 11:21:44.18 ID:mxaLuMIs0
マミ「・・・そうね。アイツの力は想像以上だったわ。美樹さんを守りながら戦うなんて不可能よ」

さやか「だ、だから!私の身を守る必要なんか無いですって・・・」

杏子「バカかよテメェ!あんなの貰ったら一発で死ぬぞ!」

さやか「・・・だ、大丈夫だよ」

マミ「美樹さん・・・貴女を失ってしまったら、鹿目さんや神上くんに顔向けできないわ」

さやか「・・・」

杏子「化け物退治には慣れてるんでね、一般人は安全な箇所で見学してな」

さやか「・・・やだ!私も戦える!お願いだから、私も一緒に・・・!!」

杏子「しつこいぞ」

ほむら「全くだわ」パッ

マミ「!?」

341: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 11:27:31.26 ID:mxaLuMIs0
まどか「杏子ちゃん!大丈夫だった!?」

杏子「何とかな・・・丁度良かったよ。まどか、こいつを連れて避難しろ」

さやか「ぐぬぬ」

ほむら「何かあったの?」

マミ「美樹さんが一緒に戦うと言って聞かなくて・・・」

まどか「そっか、さやかちゃんは戦いたい?」

さやか「・・・それを聞くんだ。私の親友はずいぶん意地悪だね」

まどか「そうかなあ」

QB「そうだよ(便乗)

杏子「QBはちょっと便乗しすぎやしませんかね・・・?」」

343: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 11:34:22.56 ID:mxaLuMIs0
まどか「さやかちゃん、アレを見てごらん」

まどかが野獣を指差す。
そこには・・・



神上「かかってこいワルプルギス!いや、野獣!」ムキピカー

野獣「オォン!アォン!(迫真)」


さやか「恭介光ってるじゃねーか!!!!!1」

まどか「わっ!?ホントだ!ウェッヒヒヒ!!」

マミ「UFOか何か?(無知)」

杏子「やべぇよ・・・やべぇよ・・・」


光り輝く神上が、野獣と対立していた。

344: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 11:42:02.19 ID:mxaLuMIs0
ほむら「アレがあの薬の効果・・・!?いや、それ以前に、神上恭介は何の疑いもなくあの薬を飲んだのね」

さやか「薬ぃ?」

まどか「これだよ。はい、さやかちゃんの分」

さやか「!」

まどか「ほら、私の分もあるんだよ!ウィヒ!」

QB「コレを飲むと、自分の力が限界まで引き出されるんだ。すごいだろう?」

杏子「おいおい・・・お前、ただの怪しいセールスマンじゃなかったんだな!」

QB「勿論、魔法少女の分もあるよ」ハイ

マミ「・・・形状が違うわね」

QB「魔法少女用のは前からあるからね。そうだろう?佐倉杏子」

杏子「・・・」


その時、佐倉杏子に電撃が走る!


杏子「あ」

345: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 11:48:05.24 ID:mxaLuMIs0
ーーーー・・・

【回想】

マミ「この薬を飲みなさい」ズイ

杏子「カプセルゥ?何の薬だよ」

QB「魔法少女の身体能力を一時的に向上させる薬だよ」

杏子「・・・マジで?」

マミ「QBウソつかない」


杏子「あぁ、私の槍でやっつけてやんよ!出てこい!」ピカッ



杏子「アッー!!!!!!!」

【回想終わり】

ーーーー・・・

杏子「またその薬かよオラアアアアアアアン!!!」

ほむら「ええ」

347: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 12:01:43.30 ID:mxaLuMIs0
マミ「あぁ、あの薬!封印したんじゃなかったの?」

QB「非常時だからね。あの薬は魔法は尻から出るけど、その分身体能力は馬鹿みたいに向上しただろう?」

杏子「まぁ・・・それはな。素手で戦えたし」

QB「今こそ皆で力を合わせるんだ。さぁ、僕の作った薬を飲んで、ワルプルギスと戦わないかい?」

杏子「・・・正直、気乗りはしない」

マミ「でしょうね」

杏子「だが、我儘言ってる場合じゃねぇ!アイツの力を目の当たりにした今なら分かる。この薬は必要なんだッ!」ゴク

まどか「の、飲んだ!杏子ちゃんが飲んだ!」

ほむら「先輩こいつ自主的に飲んじゃいましたよ。やっぱ好きなんすねえ」

マミ「まあ、多少はね?」

杏子「ウルセーぞテメーら!!」

348: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 12:14:38.96 ID:mxaLuMIs0
杏子「さぁお前らも飲むんだよ。マミ、ほむらぁ!死なばもろとも、同じ穴のムジナ!」

さやか「え、なにコイツ(ドン引き)」

マミ「わ、分かったわよ・・・」ゴク

ほむら「・・・」ゴク

さやか「私も!」サッー!

まどか「それじゃあ私も・・・」

QB「まどか」

まどか「何?」

QB「いいかい、手筈通りに・・・頼んだよ」

まどか「・・・ウェヒ!」ゴク

350: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 12:21:43.12 ID:mxaLuMIs0
神上「邪魔だよッ!」バキィッ

神と化した神上は野獣の攻撃をひたすら弾く。
先程の応戦一方が嘘のようだった。

野獣「硬くなってんぜ!溜まってんなぁ、オイ(迫真)」

神上「そうかい?君への怒りは溜まる一方だけどね」

野獣が暴れた後には、何も無い。
正に現れただけで数千の命を奪い最強の魔女だ。
神上は、自分の故郷を汚されるのが許せなかった。

神上「オラアアァッ!!」グアッ

野獣の本体に一撃を見舞う。だが・・・野獣はモノともしていない様子だった。

神上(ダメージは・・・ほぼ無いみたいだね。やれやれ、一対一じゃ分が悪すぎる)

352: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 12:31:48.12 ID:mxaLuMIs0
だが神上は諦めない。
希望は捨ててはいけない。さやかがそう教えてくれたから。


――「希望を捨てるな!奇跡を信じろ!絶望ってのは希望を捨てたときにやって来るんだよ!」


神上「・・・そうだね。まだまだやれるよ」グッ

神上は野獣を見据え、再び構える。

野獣「やっちゃうよ?やっちゃうよ?」

神上「それは僕のセリフだよ!」

そして両者が再び激突しようとしたその瞬間!



さやか「恭介ええええええええええええ!!」

杏子「おいさやか!!待てってば!」

神上「さやか!?」


救いはやってきた。

353: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 12:41:28.02 ID:mxaLuMIs0
さやか「食らえ!このステロイドハゲ!」グオッ!

さやかの懇親のタックルが野獣を襲う!

野獣「う…羽毛!?」

流石の野獣もこれには応えたようで、衝撃で後方へ吹き飛ばされる。

さやか「おーいて・・・アイツ硬すぎィ!」

杏子「何やってんだよ!無茶な攻撃はやめロッテ!」

マミ「暁美さん、援護を!」

ほむら「ええ」

マミが銃を野獣に構える!

さやか「マミさ・・・んんっ!?」



ただ、その銃は尻の から出ていたのだった。

マミ「・・・恥ずかしすぎて死にたいわね」

杏子「だろ?」

354: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 12:56:03.24 ID:mxaLuMIs0
マミ「オラアアアアアアアッ!」

マスケット銃からたった一発の弾丸が発射される。
だが意外にもコレが効果的だった!

ドゴォォォオン!!

野獣「オォン!?」

マミ「へ?」キョトン

ほむら(・・・なんて威力。これもあの薬の効果なの!?)

さやか「ヴォースゲー!」

ほむら「そうね・・・●●●●プレイと名づけましょう(提案)」

マミ「それは本当にやめろ」

359: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 13:12:22.83 ID:mxaLuMIs0
ほむら「冗談はさておき・・・これはひょっとするかもしれないわね」

杏子「そうだな、マミの●●●●で後方射撃、私のゲイボルグを使えば・・・!」

マミ「●●●●っていうなって」

神上「そして僕らが渾身の力を込めて攻撃・・・か」

さやか「いける!いけるよコレ!」

ほむら「・・・いい?アレを野放しにしておくのは危険。一気に決めるわよ」

マミ「・・・ええ」

ほむら「巴マミ、銃は何丁まで出せる?」

マミ「何丁でもいけるけど・・・あまり出し過ぎると私の●●●が裂けてしまうから」

杏子「ガバガバかよぉ!?」

マミ「うるっさい!」

360: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 13:18:53.09 ID:mxaLuMIs0
ほむら「じゃあ3丁。3丁だけ出して頂戴」

マミ「む・・・分かったわよ。えいっ!」

ピカッ!

マミ「熱いっす!熱いっす!アツェ!アツイ!アツイ!アツイ!アツイ!アツイ!アー・・・アツイ!」

ほむら「今よ!時よ止まれッ!」

ドォォーーーーン・・・!

ほむら「時は止まった・・・さて」

ほむらはマミの●●●から飛び出さんとする3丁の銃を無理矢理引っこ抜いた。
無理矢理。

ほむら「一点を集中して狙う。この銃なら突破口を開けるはず!」

一発一発の弾丸が、全く同じ箇所を飛んでいく。
野獣に命中する目の前で、音もなく停止した。

361: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 13:27:10.99 ID:mxaLuMIs0
ほむら「・・・あとは、私のありったけの銃器で」

そこまで考えて思い出す。
自身の重火器は殆ど使い果たしてしまったことを。

ほむら「・・・あとは手榴弾が数個、RPGが一発」

ほむらは即座にRPGがを打ち込み、手榴弾を投げつけた。

ほむら「・・・私に出来ることはここまでのようね。あとは・・・」

ほむら「あなた達の舞台よッ!そして時は動き出すッ!」

ドォォォーーーーン!

時が動き出し、先ほど放った弾丸が野獣の胸に命中する!
今までのそれとは比べものにならないほどの衝撃が皆を襲った!

マミ「え?あ!?いったああああああああああああああああああ!!!」ズキズキ

ほむら「今よ!佐倉杏子、さやか!神上恭介!」

杏子「任されたッ!」ヒュッ

さやか「よっしゃああああああああ!!」ダダダッ

神上「やれやれ・・・決めようか」タタッ

363: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 13:37:11.63 ID:mxaLuMIs0
さやかと神上が先程の爆破点へ渾身の一撃を放つ!

さやか「食らえ!これが私の限界だああああああああ!!」

神上「オラァッ!!」

だが野獣は怯まない。
ダメージは残ってても確実に目の前の驚異を取り除こうと行動する。

野獣「これ以上やると気持ちよくなっちゃう。もういいよ。ヤバイヤバイ」ビュツ

さやか「な・・・っ!?」

野獣から無数の黒い光が二人を襲い、拘束する。
流石の二人もこれだと動けない!

神上「・・・ははは、参ったねこりゃ」

野獣「じゃあ・・・死んで?」

野獣の怒りの腹パンが二人に襲いかかる!

さやか「くぬぬぬぬ・・・!」

杏子「違うだろこの野獣!お前の相手はこっちだ!」

杏子がゲイボルグを携えて野獣に襲いかかる!

364: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 13:44:09.60 ID:mxaLuMIs0
杏子「ホラホラホラホラッ!」ヒュッ

さやか「おぉ・・・なんて間抜けな突きのラッシュ!」

神上「尻で突くとはたまげたなぁ・・・」

間抜けな構図だが、身体能力が底上げされてる状態での杏子のラッシュは確実に野獣の体力を奪う!

野獣「オォン!アォン!(迫真)」

さやか「き、効いてる!」

マミ「・・・そう」ドンッ!

マミが再び銃を構え、撃つ。
後方からの援護あってこその前衛の猛攻撃が実現するのであった。

ほむら「ほら、また3丁出すのよ。オウ早くしろよ」

マミ「無理無理無理!無理だってあいだだだだだだだだだ!!!!!1」メリメリ

ほむら「時よ止まれッ!」

ドォォーーーン・・・!

365: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 13:49:02.07 ID:mxaLuMIs0
ーーーー・・・

まどか「・・・」

QB「どうだい?いけそうかい?」

まどか「なんとかね」

遠くから戦いを静観しているまどかとQB。
ただ見てるわけではない。構えているのである。

QB「しかし、これほどとはね・・・まどか、君には本当に驚かされるよ」

まどか「ウェヒ!」

まどかから発せられる光の量は神上やさやかの比ではなかった。
それほどにまどかの力は上昇していた。

QB「まどか、君は覚悟をしてこの場に臨んでいる。君には知る権利がある」

まどか「・・・ふぅん?」

あくまで興味がないような素振りで、QBの話を聞き流す。

367: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 13:52:55.31 ID:mxaLuMIs0
QB「興味はないのかい?」

まどか「・・・大体の予想は付くよ」

まどかが構えてるのは自身の力を具現化させた弓矢。
他の魔法少女達の攻撃をはるかに凌ぐ可能性がある一撃。
その分、体への負担は計り知れない。

QB「正直に言おう。偶然だよ。あの薬でここまで力を引き出すなんて思いもしなかった」

まどか「・・・死んじゃうのかな?私?」

QB「・・・5分5分だね」

まどか「そっか」

なんとなくそんな予感はしていた。
だが、砂漠の砂粒ほど後悔しては居なかった。

『まどか!』

まどか「ほむらちゃん!?」

368: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 13:57:34.55 ID:mxaLuMIs0
『用意は出来てる?』

まどか「ウェヒヒ、待ちくたびれちゃったよ!」

『・・・大分体力が削れてきたみたい。今なら行けるわ!』

まどか「分かったよ。合図をちょうだい!」

『今から巴マミの銃を拝借して狙撃する。ヒットした箇所を狙って・・・そこさえ狙えば、撃破できる!』

まどか「・・・了解」

QB「さて・・・どうなるのかな?」

まどか「QB、エネルギーの回収とやら・・・上手くいきそう?」

QB「期待してるよ、まどか」ニィィ

まどか「・・・狡賢いね」

369: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 14:02:26.20 ID:mxaLuMIs0
ドゴォォォン・・・!!

野獣の体が激しく爆発する!
それこそが、まどかへの合図だった!

ほむら「もう一度・・・時よ止まれッ!」

ドォォォーーーーン・・・!

ほむら「さやか、神上、杏子を回収しないと・・・」

ほむらが3人に近づき、無理矢理体を引っ張って安全な箇所へ押し込む。
振り返ると、そこには光り輝く矢が迫っていた。

ほむら「・・・凄い」

思わず見惚れてしまった。
まるで童話の中の話に出てくるような、そんな物体がそこにはあった。

ほむら(まどか・・・)

ほむらは祈った。
そして・・・

ほむら「時は動き出す」

ドォォーーーン・・・!

370: 童話の中お話ってなんかおかしいんだよなあ・・・頭痛が痛いみたいじゃないか(憤怒) 2011/06/05(日) 14:05:59.59 ID:mxaLuMIs0
まどか「ッ!」

QB「・・・!」

ほむら「マドカァァァーーーッ!!」




――光の矢が何かを飲み込み




――いつしか、雨は止んでいた。

371: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 14:09:57.61 ID:mxaLuMIs0
ーーーー・・・

【数日後】

さやか「・・・ふぅ」

仁美「さやかさん?どうかしましたか?」

さやか「いやあ、いざ無くなると・・・やっぱ寂しいもんだね」

仁美「まぁ、またその話ですの?」

さやか「またってなにさ!ねーまどか!」

仁美「・・・さやかさん」

さやか「まd・・・あ、あぁ・・・あはは、ちょっと間違っちゃったよ」

仁美「・・・くす、うっかり屋さんですわね」

373: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 14:14:15.30 ID:mxaLuMIs0
ーーーー・・・

マミ「・・・」ヒリヒリ

杏子「まだ痛むの?」

マミ「ふざけんな!(声だけ迫真)あんだけ無茶すりゃ痛むに決まってんでしょ!」

杏子「そ、そんなに怒るなよ・・・私だってケツから槍出して戦ったんだぞ?」

マミ「・・・消し去りたい過去が出来たわね」

杏子「・・・ああ、互いにな」

マミ「・・・尻が痛いので思い出したわ。暁美さん・・・最近見た?」

杏子「見ないな・・・まぁ行く場所なんて限られてるけどな」

マミ「私たちも、行く?」

杏子「あぁ・・・そうだな」

374: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 14:18:13.88 ID:mxaLuMIs0
ーーーー・・・

【まどホーム】

潤子「まどかー、またお友達が来てくれたぞー」

まどか「・・・」

ほむら「・・・」

潤子「うーん・・・やっぱダメみたいだね」

ほむら「そ、そうですか・・・」ションボリ

潤子「ほむらちゃん、アイツのことは暫く忘れてくれても結構だよ?毎日毎日来るのは辛いだろう?」

ほむら「いえ、まどかは私の大切な友達ですから」

潤子「・・・まどかは幸せものだね」

まどか「・・・」

ほむら「あの、二人っきりにしてもらっても・・・」

潤子「ん、いいよ」ガチャ

バタン!

376: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 14:24:03.87 ID:mxaLuMIs0
ほむら「まどか・・・」

まどか「・・・」

ほむら「やっぱり、聞いては貰えないのかな」

まどか「・・・」

ほむら「今回の事、まどかには感謝しているわ。幾ら感謝しても足りないくらいに、ね」

まどか「・・・」

ほむら「もう終わったこと。私が望んだハッピーエンドまであとちょっと・・・だったけれど」

まどか「・・・」

ほむら「ねぇ・・・お願い・・・まどか・・・!」ポロポロ










ほむら「もう筋トレはやめてッ!!失った筋肉は戻ってこないわよォォーーーーッ!!」

まどか「ぐ、ぐぬぬ・・・よん・・・かい・・・」プルプル

378: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 14:34:11.33 ID:mxaLuMIs0
ーーーー・・・

【回想】

QB「うひょおおおおお!何だこのエネルギー!?ビール!ビール!」

まどか「・・・私の肉体が・・・」ガビーン

さやか「私もだよ・・・!」ガビーン

上条「・・・あれ、でも僕普通に歩けるや。筋肉無くなったのに」

仁美「まぁまぁまぁ!」キラキラ

ほむら「まどか!生きてる・・・の・・・!」ウルッ

まどか「うん(無関心)」

ほむら「・・・あれ?」

杏子「何やってんだあいつら…?」

マミ「俺も仲間に入れてくれよ~」

ほむら「何だこのオッサン!(驚愕)」

381: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 14:52:48.87 ID:mxaLuMIs0
QB「いやぁ、大満足だよ」ホクホク

ほむら「ちゃんと説明しなさい」ギリギリ

QB「きゅっぷい!いたっきゅっぷい!」ビクビク

まどか「QB・・・何で私は生きてるのさ」グス

QB「ふむ・・・まどか、君はあの一撃にほぼすべての生命エネルギーを使い果たす筈・・・だった」

さやか「だった?」

QB「だが、君の生命エネルギーを大部分カバーしてくれるモノが存在してたのさ」

杏子「・・・おい、それって」

QB「お察しのとおり、あの筋肉だよ」

ほむら「え、何それは(ドン引き)」

382: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 15:04:09.09 ID:mxaLuMIs0
QB「正確には「僕らの薬」によって必要以上摂取してしまった、又はまったく異質のエネルギーを肉体に蓄えていた・・・」

ほむら「人類だと、それが「筋肉」として蓄えられてた・・・と言うことかしら?」

QB「正解だよ」

まどか「・・・それで?」

QB「まどか、君が元々持ち合わせるエネルギーが足りない分を君の筋肉、更にその付近に居た人物から瞬間的に補ったんじゃないのかな?」

さやか「なるほど・・・だから私たちは「エネルギーとして蓄えていた」分の筋肉をまどかの矢の力として提供したってこと?」

QB「そうだよ(便乗)あ、でも上条恭介の怪我は治ったままみたいだね。こういうイレギュラーもある。実に運が良かったね」

上条「・・・ふふ、奇跡ってのはあるんだね、さやか」

さやか「でしょ?」ブイ

QB「まどかの放った矢のエネルギーがワルプルギスを飲み込んだ際に、+と-のエネルギーがスパークしてかつて無いほどのエネルギーを回収することにも成功した。まどか様様だよ」

ほむら「・・・と、言うことは?」

QB「今まで以上に魔法少女に固執する必要はなくなったって事。下手すりゃもうこれ以上の契約は必要ないかも」

マミ「まぁ!」

杏子「そいつはめでてぇな!」

383: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 15:09:00.52 ID:mxaLuMIs0
QB「あのワルプルギスを葬った上に宇宙の延命にも尽力してくれた君たちの名前は宇宙史に名を残すと思うよ」

さやか「う、宇宙史て・・・」

上条「随分壮大だね」

マミ「そうだ!今日はパーッとパーティーでもやりましょう!」

杏子「あーいいっすねー!」

さやか「この辺にぃ、ウマいラーメン屋の屋台、あるらしいですよ」

マミ「邪険今日行きましょうね~!」

AHAHAHAHA!!

まどか「ちょっと」

マミ「?」

まどか「じゃあ何で!何でほむらちゃんの筋肉はそのままなのさ!!」



ほむら「・・・あっ、ホントだ。・・・ええええええええええっ!?」

386: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 15:19:53.65 ID:mxaLuMIs0
QB「あぁ・・・さっきも言っただろう?更にその付近に居た人物から瞬間的に補ったんじゃないのかな?ってさ」

まどか「それは聞いたけど・・・?」

杏子「・・・わかった!」

さやか「はい、杏子さん!」

杏子「ほむらの分のエネルギーは必要なかったんじゃないのか?」

ほむら「えっ」

QB「恐らくそうだろうね。まどかは毎日筋トレに励んでいたし、筋肉に蓄えていたエネルギーがかなり多かったんじゃないのかな?」

ほむら「ちょ、そしたら私の筋肉は・・・どうなるんですかね・・・?」

QB「死ぬまでそのままかもね」

ほむら「そ、そんな・・・」

387: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 15:24:44.46 ID:mxaLuMIs0
ーーーー・・・

【そして現在に至る】

ほむら「私は私で何とかやるから・・・まどかも、筋トレはやめて・・・またみんなで学校に行こう?」

まどか「・・・やっぱり、その方がいいのかな?」

ほむら「!そ、そうよ。いえ、そうだよ!」

まどか「・・・分かったよほむらちゃん。いつまでもクヨクヨしてても仕方が無いよね」

ほむら「ま、まどか・・・!」

まどか「ホムラチャン!」ダキッ

ほむら「マドカァー!!」ダキッ



二人は幸せそうなキスをして終了・・・?



まどか「そんなんじゃ甘いよ」

ほむら「えっ」

389: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/05(日) 15:32:49.53 ID:mxaLuMIs0
まどか「お前、体・・・だけは偉そうじゃねえか」

ほむら「えっ」

まどか「けっ…こう良い体つきしてるみたいだけど、何かスポーツとかやってるの?」

ほむら「アメフトォ・・・じゃない!何言ってるのまどか!?」

まどか「ああああああああ!!やっぱり筋肉あったほうがいいよ!欲しいよ筋肉!ジャパネットともええええええええええええええ!!!」

ガチャ!

マミ「こ↑こ↓?」

QB「何か用かい?」

まどか「滋養強壮剤ちょうだい!やっぱ筋肉が欲しいや!」

ほむら「まどか!ダメダメダメ、ダメだって!!」

まどか「暴れんなよ!暴れんな!(迫真)」



~まどかが幸せそうに滋養強壮剤をサッー!(迫真)と飲んで終了~ 


おしまい