1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 15:07:01.89 ID:EJY4eqRe0
IS学園某所………
???「………フッフフフフ…」

???「出来たぞ~…この『いっくんチビチビ光線銃』」

???「さて皆に問題です、何でこの天才博士束さんがこのような物を作ったか、皆分かるかな?それでは正解!…それはね~…この頃のいっくんに少し問題があるから作ったんで~すっ!
この頃のいっくんったら、少し他人行儀なところがあってねぇ~………前に久々に涙の再会をしたっていうのにね、いっくんの態度ったらすごい他人に接するような感じだったんだよぉ~、酷いよねぇ~?そうだよねぇ~?
だからさ、昔のように純粋無垢で、幼く可愛い容姿で『たばねおねぇ~ちゃ~ん♪』って抱きついてくるようないっくんに戻ってもらいたいなぁ~って思ったんだ」

???「な・の・で、この『いっくんチビチビ光線銃』を開発したってわけ♪う~~~ん!流石私天才っ!…ってアレは!!!」キュピーン!

???「なんと都合のいい事に、いっくん発見!………フフフ…何も知らずに廊下を歩いて…危機感皆無だなぁ~いっくんは、まぁそこもキュートでかわいいけどね♪」

???「よぉ~し!それじゃあ早速!食らえ、いっくん!昔のキュートな姿に戻れぇ!」バシュン!

引用元: 一夏「シャル…何だその姿…?」シャル「ぼくもわからないよぉ~!」 




9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 15:28:01.31 ID:EJY4eqRe0
3月、春休み
今IS学園は春休みだ、なので、一般の生徒たちの大半は帰省している………
俺の知っている範囲では、箒は地元に戻り、セシリアも本国に帰って、溜まった雑務を消化しているらしい、鈴は久々に両親に会いに本国に戻ってるらしい……うん、いいことだ、ラウラはドイツ軍の仲間のほうに帰ったらしい…
まぁ、夏休みのときは戻ってなかったからなぁ~………
だから、今このIS学園に残っている生徒は数えるぐらいしかいない、そして、その中には俺がいて、そしてもう一人…

シャル「あっ!おはよう!一夏!」

一夏「おっ!よぉ、シャル」

フランスの代表候補生、シャルロット・デュノアがいる………通称『シャル』
そのシャルは今、本国に戻りたくても戻れない状況にあり、今もIS学園に残っている…

一夏(こいつもこいつで大変な状況にいるんだよな………)

シャル「?どうしたの一夏?僕の顔に何かついてる?」

一夏「い、いやっ!何でもないぞ!」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 15:29:06.83 ID:EJY4eqRe0
シャル「?…そ、そうだ!一夏、まだご飯食べてないでしょ?」

一夏「ん?あぁ、まだだぜ」

シャル「そ、そっか………じゃ、じゃあさ…一緒にご飯食べよ…?」

一夏「あぁ、いいぜ」

シャル「!…じゃ、じゃあ早く行こっ!」ウキウキ

一夏「おいおい、そんなに急ぐなって」

シャル「だ、だって…」プスッ

シャル「?」

一夏「?どうかしたか?」

シャル「…いや………今何かが首すじに当たったような…」サスサス

一夏「大丈夫か?保健室に行くか?」

シャル「なっ…何言ってるの!一夏!大丈夫だから!大丈夫!だから早く食堂行こっ!」ウキウキ

一夏「あ、あぁ…」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 15:37:13.35 ID:EJY4eqRe0
IS学園某所………
???「な…ななな……」プルプル

???「何なの!?あの金髪外国人はぁぁぁぁぁぁ!!!」ムキィィィ

???「あぁ!もう!何て図々しいんだ!あの女ぁぁぁぁ!!!大事な時にぃぃぃぃぃぃ!!!いきなり出やがってぇぇぇぇぇ!!!」ムキャァァァ

???「弾はもう無いし!くっそぉぉぉぉぉ!天才束さん!一生の不覚ぅぅぅぅぅ!!!」ムギャギャギャギャ

???「………はぁ…新しい弾作らないと………まぁ、仕方ない!こういう事もたまに無いと、つまんないしぃ~♪
    んじゃ、弾作りに戻らないと!」

???「いっせぇ~の…みょーーーーん!!!」ドヒューン・・・キラーン・・・

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 15:53:33.72 ID:EJY4eqRe0
食堂………
一夏「う~ん、やっぱ朝は焼き鮭だなぁ~」パクパク
シャル「うん、お味噌汁もおいしいし…」ズズ・・・

一夏「分かるぜ~、赤味噌もいいが、俺はやっぱ白味噌だなぁ~」ズズ・・・
シャル「へ~、お味噌にも種類があるんだぁ~……ってアレ?」カチャカチャ

一夏「?どうした?シャル?」

シャル「いや……今までちゃんとお箸使えたはずなのに…」カチャカチャ

一夏「?どうした、箸使えないのか?」

シャル「…うん……でもどうしてだろう…」

一夏「仕方ない………俺が食わしてやろうか?」

シャル「ふぇっ…ふぇえぇぇぇぇぇぇ!?///」

一夏「?どうした…?」

シャル「そ、そんな別にいいよ…///そ、それにココ食堂だし、人の目が付くし………///」モジモジ

一夏「確かにそうだな、んじゃ俺がフォークもらってくるよ」アッサリ

シャル「………一夏の朴念仁…」ボソッ

一夏「?何か言ったか?」

シャル「何でもないよぉ!」ムスッ

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 16:01:15.87 ID:EJY4eqRe0
シャル(………それにしても…何で………お箸が使えなくなったんだろう…)

シャル(………何でだろう…)シュシュシュ・・・

シャル(!!!い、今手が小さくなってなかった?………気のせいかな………)

シャル(………気のせい…だよね…)

一夏「シャル~、フォーク貰ってきたぞ~」

シャル「あっ、ありがと!」

一夏「?…ほら…」ス・・・

一夏(あれ…シャルって……こんなに背が小さかったかな………気のせいだな…)

シャル「~♪」パクパク

一夏「………気のせいだよな…」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 16:12:04.91 ID:EJY4eqRe0
廊下………
一夏「ふぁ~、腹も満たされたし、部屋で二度寝に勤しむかな」

シャル「ははっ、一夏ったら………じゃ、じゃあ…ぼ、僕も一夏の部屋で……その…///」

一夏「あっ…そっか…シャルの部屋は今ラウラが居ないから一人なのか………よし、だったら、俺のとこ来てくれよ、俺も今、話相手がいなくて寂しかったところなんだよ」

シャル「ほ、ほんと…///じゃあ…お邪魔しようかな…///」

一夏「おう」

シャル(やったーーー!一夏の部屋にご招待されちゃったよぉ~///
よかった、この学園に残ってて…///こ、これを機会に一夏と………///
わっ、わぁぁぁぁぁぁ///そ、そんなこと考えちゃだめだってだ!僕はただ一夏の部屋に『遊び』に行くんであって………
何も下心なんて無いんだからぁ!///…って下心って………///もぅ~~~///僕のバカぁぁぁぁぁ!///)モンモン

一夏(シャルのやつ、何であんなに顔が赤いんだ?風邪か?)

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 16:26:17.11 ID:EJY4eqRe0
自室………
一夏「ふぅ~…こういうゆっくり過ごす日もたまにはいいなぁ~」ゴローン

シャル「そ…そうだね…///」モジモジ

シャル(ど、どうしよう…///朝から一夏と二人っきりだなんて…///
うぅ~///嫌でもよからなぬことを想像しちゃうよぉ~///)

シャル(ま、まさか…こんなことが………///)

一夏『シャル…やっと二人っきりだな…』

シャル『えっ…どういうこと………一夏?』

一夏『だって…俺の周りにはシャル以外にうるさい奴がわんさか居たからな………中々、二人っきりになれなかったじゃん………』

シャル『そ、そんな………///』

一夏『でもこれで………』

シャル『……い…一夏…///』

一夏『俺たちは………』

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 16:32:00.57 ID:EJY4eqRe0
シャル(なっ…なんてことが……///って僕は何を考えてるのさぁぁぁぁ///
もぅ…僕の●●●……///で、でも…一夏だって…へ、部屋に呼んだんだから………
も、もう少しそういう態度を………)チラッ

一夏「……Zz…」

シャル「寝てるし………一夏のバカ…」ズーン

シャル「…はぁ………シャワーでも浴びて、頭を冷やそ……」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 16:45:47.96 ID:EJY4eqRe0
シャル「……一夏ったら………少しぐらい…僕のことを意識してくれたっていいじゃないか……」シャー

シャル「………僕だけがこんなに悩んで………ばかみたいだよ…」シャー

シャル「………はぁ…」シャー

シャル「………」シャー

一夏「……お~い、シャルー…シャワー浴びてるのか~?」

シャル(一夏…起きたんだ…)

シャル「うん、ごめんね…かってにかりちゃって…」シャー

一夏「いいよ別に、ゆっくり入っててくれ」

シャル「うん……ありがとぉー」シャー

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 16:53:04.97 ID:EJY4eqRe0
シャル「…じゃあ…もうでよっかな…」カラ・・・

シャル「あっ……ばすたおる…ばすたおる…」カガミチラッ

シャル「……えっ」

シャル「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

一夏「どっ、どうした!シャ…ル…」ガラ・・・

シャル「うぅ~……いちかぁ…」ロリッコタイケイ

一夏「……えぇ~っと…」

一夏「シャル…何だその姿…?」

シャル「ぼくもわからないよぉ~!」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 17:27:18.69 ID:EJY4eqRe0
自室………
一夏「……えぇーっと…」

シャル「いちかぁ、これぶかぶかだよ?」yシャツ ヒラヒラ

一夏「シャルさん、あなたは何故このようなお姿に?」

シャル「わかんないって、いまさっきいったよ!いちか!」

一夏「…う~ん……じゃあ…心当たりは……」

シャル「こころあたり……う~ん…」

一夏(うっ…///小首を傾げるシャル可愛い…///じゃなくて!
こんなことできる人なんて、大体の予想はつくけど……なんでこんなことを………)

シャル「あっ!そういえば……きょうのあさにぼくのくびすじになにかあたったっていったでしょ?」

一夏「あぁ…そういえば…」

シャル「だから………それがかんけいしてるのかな~って…」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 17:37:30.43 ID:EJY4eqRe0
 一夏「………う~ん…分からん…」

一夏「と、いうことで、千冬姉に助けを求めに来ました」

シャル「きました!」

千冬「学園では織斑先生と………そんなことより、なんだこの餓鬼は?」

シャル「………ガキジャナノニ…」プクー

一夏「………えぇ~っと…これには…」

事情説明中………

千冬「ほぅ…なるほど、要するにこの金髪のちっこい餓鬼は、あのデュノアってことでいいんだな?」

一夏「まぁ、そういうことですハイ」

シャル「………ぼく…どうすればいいんでしょう………おりむらせんせい…?」ナミダメ ウルウル

千冬「うっ…///………大丈夫だ…私に少し心当たりがある…」

シャル「ほっ…ほんとですかぁ~!」キラキラ

千冬「あぁ、だからお前は安心して…

シャル「おりむらせんせい、だぁ~いすきぃ~♪」ダキッ

千冬「ッ!!!???」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 17:47:38.78 ID:EJY4eqRe0
シャル「あっ…///ご、ごめんなさい…///お、おもわず…///」モジモジ

一夏「これは多分、精神面でも幼少化してるってことかな……」

千冬「…///な、成程…おもった事を考えも無しに、無意識のうちにやってしまう……ということか…」

一夏「だけど……まだ普通のシャルとしての自我が残ってるっていうことは……あまり、精神面のほうでは上手くいかなかったでことか…」

シャル「……?」

千冬「……まぁ、大体分かった…私から言っておくから、お前はデュノアの相手をしていろ」

一夏「相手って言われても……こんな体型のシャルをどうやって………」グチグチ

千冬「いいからやれ、これは教師命令だ」

一夏「はい、分かりました………」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 18:00:28.51 ID:EJY4eqRe0
千冬の自室………
千冬「………」プルプル

???『はぁ~い!今日も天使でプリティな天才科学者、束さんの登場だよぉ~ん!』

千冬「やぁ、束…今日はお前に話しておきたいことがあるんだが…」

束「なになにぃ~?」

千冬「今日、私の教え子が幼少化した、お前が仕掛けたんだな?」

束「うわぁ~お!せ~いか~い♪ちーちゃんったら頭いいぃ~♪流石中学校の体育の成績では私に勝ってたちーちゃんだよぉ~♪」

千冬「お前と雑談にふける気はない、単刀直入に聞こう…
   どうやったら元に戻る?」

束「あぁ、そんなこと?大丈夫だよぉ~2日ぐらいで元通りになっちゃうように設定しておいたから~」

千冬「フン…そうか……ならもうお前に用はない、時間の無駄だからな」

束「えぇ~、唯一無二の親友との会話なのにちーちゃんったらツンデ

ピッ

千冬「はぁ~……2日か…」

千冬「あの馬鹿に変な 癖が芽生えなければいいんだが………」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 18:12:34.82 ID:EJY4eqRe0
一夏「う~ん………」

シャル「」ポケー

フタリハプリキュア!

一夏「……はぁ…」

シャル「はっ!?い、いちか!ちがうんだよ!ぼ、ぼくはほんとはこんなのいつもは…///」アタフタ

一夏「分かってるって」

シャル「む~…ほんと…?///」

一夏「ほんとだってば」

シャル「…じゃあべつにいいけど……」

プリキュアノタネー!デスゥー!

シャル「ほぇ~///」ポケー

一夏「……どうしたものかな…」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 18:59:45.89 ID:EJY4eqRe0
自室………
千冬「おい、一夏!」コンコン

一夏「あっ、はーい」ガチャ

千冬「………デュノアが幼少化した原因が分かった」

一夏「………それで」

千冬「………お前も予想してた通り、束の仕業だったらしい」

一夏「………だろうな……あんなこと出来るのなんてあの人くらいですし……」

千冬「…それでな一夏、幼女化したデュノアをココに置いておくと、色々面倒だ…
なので、お前にはデュノアを連れて、自宅に戻ってもらう」

一夏「………へ?」

千冬「二度も言わすな、それでは頼んだぞ」

一夏「えっ!?ちょっ!待って…」バタン

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 19:06:30.61 ID:EJY4eqRe0
シャル「?いちか?おりむらせんせい、なんていったの?」

一夏「……シャル…身支度をしてくれ…」

シャル「?どういうこと?」

一夏「……今から俺の地元に戻る…シャルも一緒だ……」

シャル「えっ…えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

一夏「ゴメンな…けど、お前がその姿だと色々面倒なことが起こるらしいからさ…」

シャル「い、いまからいちかのおうちに…?///」

一夏「あぁ」

シャル「………///」

一夏「ゴメンなシャル……俺の家だなんて…」

シャル「や…」

一夏「……や?」

シャル「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」バンザーイ

 
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:43:37.41 ID:EJY4eqRe0
一夏「………」

シャル「………///」

シャル「ち、ちがうんだよぉ!い、いまのは!///」

一夏「違うって何が?」

シャル「なっ、なにがって…///……も、もう!ぼくむずかしいことわかんないよぉ!///」プイ

一夏「……逃げやがった…」

シャル「にげてないもんっ!」

一夏「………シャル、その姿になったからには俺のしつけを聞いてもらうぞ、ほら、何を隠してるんだ?」ホッペタプニー

シャル「にゃにもきゃくしてにゃいもんーーー!」ホッペタプニー

一夏「嘘をつくんじゃない」ホッペタブニュウ

シャル「ちゅいてにゃいもん………」ホッペタポニュ

一夏「それも嘘なのか?」ホッペタミューン

シャル「……しゃる…うそちゅいてないもん………」プルプル ポロポロ

一夏「…あっ……やべっ…」

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 21:56:54.93 ID:EJY4eqRe0
シャル「……しゃる………うそ…ついてないもん……」プルプル ポロポロ

一夏「あ、あぁ…分かってるよ、シャルは嘘なんてつくやつじゃないって」

シャル「…グスッ……しゃる…うそ……ヒグッ…ついてないもん…」プルプル ポロポロ

一夏「あぁ…分かってるから……泣き止んでくれよぉ……」

シャル「……うそ…グスッ……ついて……ない……ヒグッ……もん…」プルプル ポロポロ

一夏「ま、まさか………」

シャル「……グスッ…うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん………」ボロボロ

一夏「あぁ………やっちまったよ…」

145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 22:14:49.20 ID:EJY4eqRe0
一夏「ごめん、シャル……少しやりすぎた………この通りだ…」ドゲザ
シャル「……ううん…しゃるがわるいの……グスッ………しゃるがうそついてたから………」

一夏「……シャル…」
シャル「……しゃるね…いちかの……ヒグッ…おうちにいくってしって………すごくうれしかったの………グスッ…」

一夏「………俺の家に行くことがそんなに嬉しかったのか?」
シャル「………うん……うれしかったの………」

一夏「…だから……嘘をついたのか…?」

シャル「………うん…ごめんなさい……」

一夏「………そっか…んじゃ早く準備するぞ、シャル」

シャル「………えっ…」

一夏「なんでか分からないけど……そんなに俺の家に行きたいんだろ?なら早く行こうぜ、シャル………着いたら…そうだな……お前が着れる服を買いに行くか?」

シャル「………うんっ!」ニコッ

一夏「よし、早速準備を………ん?」ギュ・・・

シャル「いちか、だぁ~いすきっ♪」ニコ

一夏「………///は、早く準備するぞ、シャル…///」

シャル「うんっ!」ニコニコ

176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 22:39:48.94 ID:EJY4eqRe0
一夏の地元………
一夏「………ふぅ~…」

シャル「~♪」

一夏「大丈夫かシャル?日差し強いけど…」

シャル「うんっ!だいじょうぶだよ、いちか!」ニコニコ

一夏「ん、そっか…んじゃ、俺の家に行く前に、シャルの服買うか………」

シャル「うんっ!」ニコニコ

一夏(それにしても………よくのほほんさんは子供用の服なんて持ってたな………それにあの言葉………
  『いつか必要になるとおもってさぁ~♪』………あの人はエスパーか何かなのか?)

シャル「~♪」

一夏(ま、そのおかげで今シャルはこうして歩いていられるんだけどな………ほんと感謝だな…)

シャル「いちかぁ~」

一夏「ん?何だ?」

シャル「……あれ…」ユビサシ

一夏「………『アイスクリーム』…」

シャル「………だめ…?///」

194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 22:51:45.14 ID:EJY4eqRe0
シャル「~♪」ペロ  

一夏「おいしいか?シャル?」

シャル「うんっ!」ニコッ

一夏「そっか…あむあむ………おっ、チョコも案外いける……」

シャル「………」ジー・・・

一夏「ん?どうした?シャル?」

シャル「…なっ!?なんにもないよ!うんっ!」ペロ  

一夏「………もしかして…食べたいのか?」

シャル「………///……うん…///」

一夏「うん、素直でよろしい、ほら」

シャル「えへへ…///……はむっ♪」パク・・・

一夏「うまいか?」

シャル「うん♪」ペロ

201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 22:58:43.98 ID:EJY4eqRe0
服屋前………
一夏「ふぅ~…やっと着いたか…」

シャル「………♪」ワクワク

一夏「んじゃ、入るか」

シャル「うんっ!」

211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 23:05:52.65 ID:EJY4eqRe0
服屋のキッズコーナー………
一夏「さて……どういうのを買おうか…」

シャル「わぁ~」キラキラ

一夏「う~ん………やっぱり男の俺には分からん…」

シャル「いちか!いちかぁ!」

一夏「ん?どうした?」

シャル「これきたい!」ズイ・・・

一夏「ワンピースか……まぁ、夏っぽくていいけど…それじゃあスースーして夏風邪引くかもしれないぞ…」

シャル「……じゃあいいや…」

一夏「い、いや!別に全否定してるわけじゃ…」

シャル「………」ムスー

一夏「お、おいってシャル…」

シャル「あっ…このふくよさそう……けどいちかはぼくがえらんだものは、だめだっていうから……やめとこ…」カチャ・・・ ズーン・・・

一夏「~~~!!!あぁ!もう分かったよ!買うよ!シャルの欲しいやつ全部買ってやるから!」

シャル「ほんとぉ!?」キラキラ

一夏「うっ…///あぁ、ほんとだ…」

223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 23:14:36.59 ID:EJY4eqRe0
一夏の家への道………
シャル「~♪」

一夏「おいおい……いつから子供服に万札が必要になる世の中になったんだ…?」

シャル「~♪」

一夏「まぁ…」

一夏(この笑顔を見たら、許しちゃうんだよな~………って!俺は何考えてんだ!
こ、これじゃあ世間で噂の…ロ……ロリコン…みたいじゃないか……いや!俺は決してそんな人種じゃ…)

シャル「?どうかしたの?いちか?」キョトン

一夏「………///な、何でもないよ…」

シャル「でもかおがあかいよ?おねつ?」

一夏「だ、誰のせいでっ!……じゃなくて……大丈夫だ…気にするな」

シャル「ふ~ん…へへ、へんないちかぁー」ニコニコ

一夏(………やばい…すげぇ可愛いと思ってしまった………死にたい…)

232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 23:21:39.88 ID:EJY4eqRe0
一夏の自宅前………
一夏「はぁ…色々と疲れた…」

シャル「」ウズウズ

一夏「んじゃ、入ろうぜ」

シャル「う、うん…///」ウズウズ

一夏「ただいま~」カラカラー

シャル「お、おじゃましま~す…」

235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 23:28:45.39 ID:EJY4eqRe0
一夏「ふぅ~…やっぱ自分の家だと落ち着くなぁ~…」

シャル「………///」ソワソワ

一夏「シャルも自分の家だと思って過ごしてくれよ、いつまでお前のその姿が続くのか分かんないし」

シャル「…う…うん…///」

シャル(ど、どうしよう///い、いちかのおうちにきちゃったよ///
そ、それに…こ、これからいちかとふたりっきりでここにすむんだよね………///
えへ…えへへへへへへ…///こういうのを『やくとく』っていうんだよね………///
えへへへへへへへへへ…///)

シャル「…えへへへへ…///」

一夏「?……どうしたんだシャルの奴…」

250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 23:37:00.23 ID:EJY4eqRe0
一夏「う~ん、んじゃ昼飯作らないとな…」

シャル「あっ!ぼくもてつだうよ!」

一夏「いいって、シャルは休んでてくれ」

シャル「いーやーだー!ぼくもてつだう!」プリプリ

一夏「仕方ないな……んじゃ、玉ねぎのみじん切りを頼むよ」

シャル「うんっ!」フンス!

279: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/29(火) 23:56:03.05 ID:EJY4eqRe0
調理中………
一夏「~♪」

シャル「よいしょ…よいしょ…」トントン

一夏「……大丈夫か?シャル………っていうか包丁危なすぎだろ…」

シャル「だぁ…だいじょぶだよ…」ナミダメ ポロポロ

一夏「あぁ!もう!危なすぎだって!シャル!」

シャル「だって……いちかのおてつだいしたくて……」ポロポロ

一夏「………///仕方ない……一緒にやるか、シャル」

シャル「……一緒に?…」ポロポロ

294: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 00:08:42.81 ID:kUMKmw5P0
一夏「よいしょ、よいしょ」

シャル「よ…よいしょ…///…よいしょ…///」トントン

一夏「うんうん、上手いぞ、シャル」

シャル(う~///い、いちかがうしろからぼ、ぼ、ぼくのてに、いちかのてが………///)

一夏「よし、全部切れたか………んじゃ、次はベーコンを切るとするか…」

シャル「い、いちか…///」

一夏「ん?」

シャル「そ、その………いちかがよければこれからもこういうことしてくれる?」

一夏「ん?これからって?あぁ………お前が元に戻るまでか、別にいいぜ……料理は一人で作るより、二人で作ったほうが楽しいからな」

シャル「……も、もう!そういうことじゃないよ!……いちかのぼくねんじん!///」

一夏「えっ…?なんで…?」

409: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 12:01:34.58 ID:kUMKmw5P0
一夏「ん~、うまいっ!IS学園の飯よりは劣るが、やっぱり自分の家の炒飯って感じがしてうまいぜ~…シャルもどうだ?うまいか?」

シャル「う、うん…」ハグハグ ポロポロ

一夏「……あぁ~…シャルご飯落ちてるぞ~」

シャル「……だって………すぷーん…おおきいんだもん…」モグモグ ポロポロ

一夏「……はぁ…子供用のスプーン買えばよかったな………仕方ないっ!」

シャル「う?」ハグ・・・ポロ・・・

一夏「俺が食わしてやるよ、シャル」

シャル「ふぇっ……ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ///」ポロポロ

413: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 12:09:03.50 ID:kUMKmw5P0
一夏「はい、あ~ん」

シャル「あっ…あーん……あむっ…///」パク・・・モグモグ

一夏「どうだ?うまいか?」

シャル「……うん…おいひい……///」モグモグ

一夏「あぁ、ほら…ちゃんと噛んでから喋りなさい、はい、30回噛んで」

シャル「う、うん………」モグモグモグモグ…

シャル「………ちゃんとかんだよ……」モグモグ、ゴックン

一夏「はは…シャルはえらいなぁ~」ナデナデ

シャル「………///……えへへ…///」モジモジ

416: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 12:18:41.22 ID:kUMKmw5P0
昼食後………
一夏「う~ん…暇だな…」

シャル「……えへへ…///……えへへ…///」ポワポワ

一夏「シャル、何処か行きたい所あるか?」

シャル「ふぇっ、ふぇえぇ!?///」ビクッ

一夏「いや、何処か行きたい所あるかな~?って」

シャル「……えっと………い、いちがかいきたいところでいいよ…」

一夏「………」

一夏「素直に言わないと、何処にも連れて行かないぞ~」

シャル「っ!?………む~…///」

シャル「じゃ、じゃあ………
     
    ゆうえんちにいきたい……///」モジモジ

一夏「…クスッ……んじゃ、行くか」

シャル「!…うんっ!」ニコッ

434: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 13:33:35.59 ID:kUMKmw5P0
一夏「ハンカチ持ったか?」

シャル「もった!」ハンカチ!

一夏「お財布持ったか?」

シャル「もった!」オサイフ!

一夏「お帽子ちゃんとかぶってるか?」

シャル「かぶってる!」ムギワラボウシ!

一夏「よし、行くぞ」

シャル「うんっ!」ニコッ

442: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 13:50:29.66 ID:kUMKmw5P0
遊園地への道………
ジィー・・・ジィー・・・ミィーン・・・ミィーン・・・
一夏「ふぅ……あちぃなぁ……」ダラダラ

シャル「……うん……あちゅい…」タラタラ

一夏「……シャル…こんなに暑いんだ……手を繋ぐのやめないか…?」ダラダラ

シャル「………いちかはぼくと……てつなぐのいやなの…?」

一夏「……何言ってんだよ、シャルと手繋ぎたくないわけないだろ、ただシャルに暑い思いをさせたくないと思っただけだって」

シャル「………ほんと…///」

一夏「…?…あぁ、ほんとだ」

シャル「………えへへ…///」

一夏「?」

445: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 13:59:47.56 ID:kUMKmw5P0
シャル(えへ…///えへへへへへ…///……いちかがぼくとてをつなぎたいって……///)

シャル「えへ…///」ニヤニヤ

一夏「?」

一夏(……シャルの奴……暑さでどうにかなっちまったのか?…それにしても…
シャルの格好……似合いすぎだろ…///……まさか…昔買った、俺の麦わら帽子がこんなところで本領発揮するとは………///
さらにはワンピース…///……クソッ…俺はロリコンじゃない…俺はロリコンじゃない…俺は…)

一夏「……はぁ…///………直視できねぇよ…」

シャル「?」

448: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 14:05:03.27 ID:kUMKmw5P0
遊園地前………
一夏「ふぅ……着いた…」

シャル「わぁ~…」キラキラ

シャル「い、いちか!」ウズウズ

一夏「ん?どうした?」

シャル「は、はやくはいろっ!」ウズウズ

一夏「ははっ、そんなに早く遊びたいのか…」

シャル「うっ…///……む~…///」プクー

一夏「クスッ……んじゃ行くか?」

シャル「うんっ!」

469: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 14:21:27.98 ID:kUMKmw5P0
遊園地内部………
一夏「おぉ~…昔千冬姉と行ったことがあるんだが、すごい変わったなぁ~…」

シャル「ほわぁ~」キラキラ

一夏「んじゃ、どれから行こうか?」

シャル「あれぇ!」ズビシッ!

一夏「………ジェットコースター・『鬼瓦』…」

シャル「あれのるぅ!」キラキラ

472: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 14:30:24.41 ID:kUMKmw5P0
一夏「おいおい、シャル…お前のその身長じゃジェットコースターには乗れないって………」

シャル「……う~…」ムスー

一夏「ははっ、また今度の機会にな……」

鬼瓦スタッフ「ん?あれぇ?まさかお嬢ちゃん、この『鬼瓦』に乗りたいのかぁ~?」

シャル「うんっ!」キラキラ

鬼瓦スタッフ「おぉ!いい返事だぁ!……よし!なら乗ってけぇ!お嬢ちゃんのような根性のある奴を待ってたぜぇ!」

一夏「………へ?」

シャル「ほんとぉ?」キラキラ

鬼瓦スタッフ「あぁ!この鬼瓦はな、俺たちの最高傑作でよ…あまりに怖すぎて客たちが寄り付かなくなった
最恐のジェットコースターなんだ!だからさ、鬼瓦の怖さにも耐えられそうな根性のある奴を待ってたんだよ!
そして、今日その根性を持った奴が現れた………それがお嬢ちゃん、キミのことだぁ!!!」ズビシィ!!!

シャル「ほんとぉ!!!」キラキラ

一夏「おいおい…」

475: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 14:37:40.52 ID:kUMKmw5P0
一夏「第一、この子の身長じゃ無理じゃないのか?」

鬼瓦スタッフ「何言ってるんだぁ!このヤサ男ぉ!俺たちの鬼瓦は全年齢に設定しているわぁ!年齢や身長で差別するなんて、根性の無いことすると思ってんのかぁ!?」グワッ

一夏「あっ…はい…すいません…」ショボーン

鬼瓦スタッフ「それでお前ら、乗るのか?乗らないのか?」

シャル「のるぅ!」キラキラ

一夏「…乗ります…」

鬼瓦「よぉし!決定だぁ!鬼瓦も泣いて喜ぶと思うぜぇ!」

一夏「あはははは…」

シャル「」ワクワク

477: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 14:44:16.80 ID:kUMKmw5P0
一夏「………」ガクガクブルブル

シャル「………」ワクワクドキドキ

鬼瓦スタッフ「うっし!んじゃ行くぞお前らぁ!」

一夏「ひ、ひぃ…」

シャル「………」ドキドキワクワク

鬼瓦スタッフ「楽しんでこぉーい!」

ガゴーーーーーン!!!
―――――
―――

495: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 15:35:10.30 ID:kUMKmw5P0
一夏「はぁ…はぁ……オエッ!」

シャル「いちかっ!いちかっ!」ピョンピョン!

一夏「……何?…」

シャル「もういっかいのろっ!もいっかい!」キラキラ ピョンピョン!

一夏「かんべんしてくれ……」

シャル「もう…いちかのへたれ~」プリプリ

一夏「………言い返せない自分が憎い…」

501: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 15:43:48.33 ID:kUMKmw5P0
一夏「よし…調子戻ってきた……次どこ行きたい?」

シャル「えぇ~っと……っ!!!」ビクッ

一夏「ん?どうした?」

シャル「な、なんでもないよっ!……うん…」

一夏「?確か、あっち側を見て………」チラ

シャル「!!!み、みちゃだめぇぇぇぇぇ!!!」ガシッ

一夏「………お化け屋敷か…」

シャル「………」

一夏「まさか、シャル…怖いのか?」

シャル「っ!!!こ、こわくなんてないよぉ!!!」ガクブル

一夏「そっか、んじゃ行ってみよう!」

シャル「ふぇっ!?」ビクッ

506: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 15:53:22.68 ID:kUMKmw5P0
お化け屋敷内部………
一夏「おい、シャル……しがみついてると進めないんだが…」

シャル「………」プルプル ガシッ

一夏「はぁ…進むぞ…」テクテク

シャル「っ!!!………」プルプル テクテク

お化け「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

シャル「ひぃっ!!!」

一夏「お、おぉ…」

シャル「いちかぁ……はやくでようよ…」プルプル

一夏「そう言われても……まだ出口は先だぞ…」

シャル「で…でもぉ…」プルプル

お化け「ぎゃおぉぉぉぉん」

シャル「ひぃっ………うわぁぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁっぁん!!!」
―――――
―――

512: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 16:00:05.33 ID:kUMKmw5P0
一夏「ごめんなシャル……」

シャル「ふぇっ……ヒグッ…ふぇぇぇぇぇ……」ポロポロ

一夏「あっ!そ、そうだ!パ、パフェおごってやるよ、パフェ」

シャル「……グスッ…やだ……ゆるさない……ヒグッ…」

一夏「えぇ……じゃ、じゃあ何したら許してくれるんだよぉ!?」

シャル「……グスッ…あれ…」ユビサシ

一夏「…あれ?…」チラ・・・


シャル「……かんらんしゃ…」

540: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 17:59:26.07 ID:kUMKmw5P0
観覧車内部
シャル「うわぁ~」キラキラ

一夏「………」

シャル「みてみて、いちか!」ピョンピョン

一夏「ん?」

シャル「あれいちかのいえだよっ!」ピョンピョン

一夏「あぁ、そうだな…」

シャル「うわぁ~」キラキラ

544: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 18:08:31.72 ID:kUMKmw5P0
一夏「あんまりはしゃぐなよ~………はぁ…それにしても…」

一夏(………このシャルはいつ元に戻るのだろうか…)

一夏(この長期間の休みだって、無限じゃない……いつかは終わる…その時…シャルは元の姿に戻っているのか…?)

一夏(もし戻っていなくて……それで学業やISに響いたら……それでシャルが本国に帰るようなことが起きてしまったら…)

一夏(………クソッ!…そんなことが起きたらどうすればいい!俺は何ができる……シャルのために………クソッ…)

シャル「いちか」

一夏「!な、何だシャル…?」

シャル「なんだかいちか……こわいかおしてるよ…」

一夏「……へ?…」

シャル「まさか……なにかしんぱいごとでもあるの?」

一夏「ッ!!!」

546: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 18:15:02.20 ID:kUMKmw5P0
シャル「……やっぱり…」

一夏「………」

シャル「そして、そのしんぱいごとは………ぼくのこと?」

一夏「っ………」

シャル「……そっか………やっぱりいちかってやさしいね」

一夏「…シャル……」

シャル「……だけどね……ぼくはまったくふあんじゃないよ……だって……」



シャル「いつだって、いちかがぼくのこと……まもってくれるもん!」ニコッ

552: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 18:22:58.46 ID:kUMKmw5P0
シャル「だからぼくはなんにもこわくないよ」

一夏「………で、でもシャル…俺なんかじゃシャルを守れない………俺の力じゃ…」

シャル「いちかはあのとき、ぼくをまもってくれたよ……いちかのおかげでぼくはここにいられるんだよ」

一夏「で…でも……俺なんかじゃ……」

シャル「~~~!!!もう!いちかのばか!そんなことばっかりいう、いちかのおくちはとじちゃうよ!」

一夏「な、何言ってんだ?シャ…

「」

一夏「……ル…」

シャル「………///」

560: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 18:31:27.65 ID:kUMKmw5P0
一夏「……シャ、シャル……今のは…」

シャル「………い、いちかがわるいんだよ///」

一夏「………」

シャル「ぼ、ぼくはこれぐらい、いちかのことしんじてるのに……///
………いちかがぼくのことをぜんぜん、しんじてないからいけないんだよ……///」

一夏「………シャル」

シャル「だ、だから…



「」



シャル「………///………い、いちかぁ…?///」

一夏「…俺も……お前を信じるよ、シャル」

567: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 18:37:59.83 ID:kUMKmw5P0
シャル「…ふぇっ…///」

一夏「…これで……いいか?…シャル?」

シャル「……ふぇっ……」ジワジワ

一夏「…えっ?」

シャル「……ふぇっ…ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!///」ポロポロ

一夏「えぇーーー!!?何でぇぇぇぇぇぇぇ!!?」

フェェェェェェェェェェェェェェェェ・・・
―――――
―――

 
584: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 19:33:04.56 ID:kUMKmw5P0
帰り道………
シャル「…ヒグッ……ウグッ…グスッ…」ポロポロ

一夏「……はぁ…」

一夏(……遊園地を出るまでが地獄だった……色んな人からの冷たい視線……
その視線の中、俺はなんとか生き延びてここまで来れた……)

一夏「……だが…」

シャル「……グスッ……エグッ…」ポロポロ

一夏「……いまだにシャルさんが泣き止んでくれない……」

 
601: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 20:53:52.50 ID:kUMKmw5P0
一夏「な、なぁ…シャル…」

シャル「……ヒグッ…ウグッ……グスッ…」ポロポロ

一夏「……えぇーっと…突然キスして悪かったな……」

シャル「……エグッ…グスッ…」ポロポロ

一夏(………泣き止んでくれない)ガーン・・・

シャル「……ちが…うの……ヒグッ…」

一夏「……えっ?」

606: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 21:01:02.63 ID:kUMKmw5P0
シャル「…いちか……が…ぼくにきすしてくれて……ウグッ……うれしくて……なみだがとまらないんだよ……」ポロポロ

一夏「…///…そ、そうだったのか…///」

シャル「……ヒグッ……うん……グスッ…」ポロポロ

一夏「と、とにかくシャルが泣いてると色々とヤバイ……早く帰るぞ…」タッタタ

シャル「う…うん…」タッタタ

621: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 21:14:21.12 ID:kUMKmw5P0
自宅………
一夏「はぁ~……今日は疲れたなぁ~」ノビー

シャル「……うん…」ポロポロ

一夏「…ほら、シャル…涙拭くぞ」フキフキ

シャル「…んっ……」

一夏「ほんと……可愛い顔が涙でぐちゃぐちゃになったらもったいないからなぁ~」フキフキ

シャル「ふぇっ!?///」ボッ!

626: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 21:20:17.64 ID:kUMKmw5P0
一夏「?どうした?」

シャル「なっ…なんでもないよ…///」

一夏「そっか……よし、拭けたし…シャル、先にお風呂入るか?」

シャル「ふぇっ!?///い、いっしょに…?///」モジモジ

一夏「なっ…///ち、違うよ!流石にその姿になったからって一人で風呂ぐらいは入れるだろ?///」

シャル「……べつにひとりではいれるもん…」プクー

一夏(あぁ…怒らせちまったかも…)

 
661: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 22:50:36.65 ID:kUMKmw5P0
一夏「んじゃ、お湯沸かしてくるよ」

シャル「……は~い…」プクー

一夏(まだ怒ってるよ……はぁ…)ガチャ・・・バタン・・・

シャル「……もぅ…いちかのばか……」ムス・・・

シャル「………こんなすがただからかな……いちか………ぼくのこと……いしきしないのかな………」・・・ズーン・・・

シャル「………はぁ……きすだってしてくれたのに………///」ボッ!///

シャル(そ、それにしても…いちかのきす……す…すごかったなぁ~…///
おもわずないちゃったけど……で、でも……あのときなかなければいちかと………///
…も、もう!ぼくの●●●!こ、こんなことかんがえてたら、いちかにへんなこだっておもわれちゃうよ~///)

一夏「お~い、シャル~、お湯もう溜まったと思うぞ~」

シャル「ふぁっ!?はい!///」ビクッ

一夏「?どうしたんだ?シャル」

シャル「な、なんでもないよ……へへへへへ…///」モジモジ

667: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 22:58:28.23 ID:kUMKmw5P0
風呂………
シャル「………」

シャル「………///」ボッ!///

シャル(な、なにをかんがえてるの!ぼくは!た、たしかにここはいちかがはいっているおふろだけど………///
あ~~~!!!///…も、もう!は、はやくはいっちゃおう!う、うん!)ダッ・・・ツル・・・

シャル「あっ………」

ドンガラガッシャーーーーン!!!

一夏「シャ、シャル!大丈夫かぁ!?」ガラッ!

シャル「い、いちかぁー……ヒグッ………あたまうったぁ…グスッ……うぇぇぇぇぇぇぇぇぇん……ウグッ……ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇん……」ポロポロ

一夏「あぁ……痛かったなぁ…よしよし」ナデナデ

672: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 23:04:21.59 ID:kUMKmw5P0
シャル「ヒグッ……グスッ…」ポロポロ

一夏「ん~…どうしようか……あっ、痛みはもう引いたか?」ナデナデ

シャル「…うん……」ポロポロ

一夏「シャル一人だけじゃお風呂は危険だな……だがしかし…」

シャル「……も、もしかして…///……い、いちかがいっしょにはいってくれるの?…///」テレテレ

一夏「だけど……いいのか?シャル?」

シャル「う、うん!いいよ…///」テレテレ

一夏「そっか……んじゃ、一緒に入るか?」

シャル「うんっ!」ニコッ!

679: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 23:11:13.98 ID:kUMKmw5P0
風呂………
一夏「んじゃ入るぞ~」ガラッ

シャル「う…うんっ…///」ドキドキ

一夏「う~ん……二人も居ると風呂も狭いな…」

シャル「そ、そうだね…///」ドキドキ

一夏「よし、じゃ最初は頭を洗うか?」

シャル「えっ…///ぼ、ぼくの…?///」ドキドキ

一夏「あぁ………もしかして…髪は他人に触って欲しくっていうアレか……だったら…」

シャル「そ、そんなことないよぉ!///じゃ、じゃあおねがい……///」ドキドキ

一夏「おう、まかせろ」

682: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 23:16:35.28 ID:kUMKmw5P0
一夏「ほぉ~…シャルの髪すげぇな……指がするする通っていくぞ…」ホエー スルスルー

シャル「そ、そう…///」ドキドキ

シャル(も、もういちかったら……ふたりともは、はだかなのに…///
よくあんなにふつうにせっしてられるよね………やっぱり…ぼくのこと………)

シャル「………」

一夏「ほぇ~…ん?………どうかしたのか?シャル」スルスル・・・

シャル「……なんでもないよ…」ボソッ

一夏「?……シャル…?」

694: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 23:22:25.02 ID:kUMKmw5P0
シャル「………」

一夏「……シャル…」

シャル(………はぁ…こんなだからいちかはぼくのことをいしきしてくれない……
けど…このすがたじゃなかったら、いちかとぼくはいつまでもおともだちかんけいだったんだよね…)

一夏「……シャル…大丈夫か…?」

シャル「……グスッ……ヒグッ…」ポロポロ

699: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 23:26:58.01 ID:kUMKmw5P0
シャル(………ぼくはなにがしたいんだよぉ………もうわからないよ……ぼくはいちかになにをしてほしいのかわからないよ………)

シャル「……エグッ…ヒグッ……グスッ…」ポロポロ

一夏「シャッ!シャル!ど、どうした!大丈夫か!」

シャル「い……いちかぁ…」ポロポロ

一夏「どうしたんだ?まだどこか痛いのか?」

シャル「ぼく……いちかがだいすきっ……」ポロポロ

シャル(ぼ、ぼくなにいってるのぉ!もうなにがなんだかわからないよぉ!)

一夏「……シャル…」


708: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 23:35:06.36 ID:kUMKmw5P0
シャル「ぼくね……ヒグッ…いちかにすかれたいの……けど…」ポロポロ

一夏「………」

シャル「ぼくのからだがこんなのだからかな………グスッ………いちか…ぼくのこと…ぜんぜんいしきしてくれないよね……」ポロポロ

一夏「………」

シャル「だ……だからね………あ、あれ…?……も、もう…ぼくもなにがいいたいのか…わかんないよ……ヒグッ……グスッ…いちかぁぁぁ…」ポロポロ

一夏「………」

724: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 23:41:16.03 ID:kUMKmw5P0
一夏「はぁ、馬鹿だなシャルは」

シャル「…ヒグッ……ふぇっ…?」

一夏「俺はな、普通のシャルでも、今みたいなちっこい体のシャルでも
   関係なく、シャルが好きだっての」

シャル「………ほ、ほ、ほんと…///」テレテレ

一夏「あぁ、ほんとだよ……うわっ…///自分で言っておきながら恥ずかしくなってきた…///」

シャル「……じゃ、じゃあ………『しょうこ』みせてよ…いちか……///」

一夏「しょ、証拠?」

731: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 23:45:43.23 ID:kUMKmw5P0
シャル「…ねっ?…///……おねがい…///」モジモジ

一夏「~~~///あぁ!もう!仕方ない!こっち見ろ!シャル!」

シャル「う、うん!///」

一夏「い、いくぞ…///」

「」

一夏「………///こ、これでいいか…?///」

シャル「………///……ない…」ボソッ

一夏「……えっ?」

シャル「…まだ……たりない…///」

747: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 23:50:04.49 ID:ajJbV7DzP
シャル「………///……ない…」ボソッ

一夏「……えっ?」

シャル「…いちかのアレが……ない…///」

755: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/30(水) 23:54:54.74 ID:kUMKmw5P0
一夏「………///……後悔するなよ…シャル…?」

シャル「……うん…///」

一夏「……んじゃ…いくぞ…」チュ・・・

シャル「んっ……ンチュ…… …」

一夏「……チュプ…プハッ……これでいいか?シャル?」

シャル「…まだだよ……///……いちか……もっと…ちょうだい……」トロン

一夏「分かった…」

825: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/31(木) 00:31:40.21 ID:GbYiN5P00
リビング………
シャル「………」ガラ・・・バタン・・・

一夏「………」

シャル「………」トテトテトテ

一夏「………」

シャル「………」トテトテトテ

一夏「………すいませんでした…」ドゲザ

シャル「………」トテトテ ソファニチョコン・・・

一夏「………」ドゲザ

シャル「………」

841: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/31(木) 00:41:40.50 ID:GbYiN5P00
シャル「……べつにおこってないよ…」

一夏「……ほんとですか…?」

シャル「…うん……けどやっぱりいちかはぼくのからだじゃ……その……よ、よく   しないんだね…///」

一夏「なっ…///そ、そんなことないって!」

シャル「………ほんと?///」

一夏「あ、あぁ……だ、だけど…俺はさ…ありのままのシャルを……その…愛したいって………思ったからさ…///」

シャル「!!!……///……うぅ~…///……いちかの●●●…///」

一夏「………ははっ……●●●で結構、だからさ…シャルも早く元の姿に戻ってくれよ」

シャル「……うんっ!///」

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 08:45:40.19 ID:fXc4GTmJ0
朝………
一夏「……う~ん…」モゾモゾ・・・…ゴツンッ!・・・

一夏「………ゴツン…?」

シャル「……あたま……いたい…」ジワジワ・・・

一夏「……何で居るんですか?シャルちゃん…?」オソルオソル

シャル「………いたい…」ポロポロ

一夏「………これはまさか…」

シャル「………ふぇっ…」ポロポロ



シャル「ふぇぇぇっぇぇぇぇっぇぇぇぇぇぇぇっぇぇぇぇぇん!!!」ボロボロ

一夏「あぁー……やっぱりか…」

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 08:54:23.73 ID:fXc4GTmJ0
一夏「痛いの痛いの飛んでいけぇー」ナデナデ

シャル「ヒグッ……ウグッ……」ポロポロ

一夏「………ごめんなシャル……殴っちまって…」

シャル「……エグッ…うんっ……グスッ…」ポロポロ

一夏「でも何で一緒に寝てたんだ…?シャル?」ナデナデ

シャル「…ヒグッ……だって…いちかといっしょに……グスッ…おねんねしたかったんだもんっ……」ポロポロ

一夏「………そっか…」ナデナデ

シャル「……エグッ……グスッ…」ポロポロ

一夏「んじゃ、お詫びに今日はシャルの食べたい物作ってやるよ」ナデナデ

シャル「……ほんとぉ…?」ポロポロ

一夏「あぁ、何が食べたい?」ナデナデ

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 09:00:46.03 ID:fXc4GTmJ0
シャル「あむあむっ……おいちぃ!」ニコッ!

一夏「そっか……けどおにぎりなんかでよかったのか?」

シャル「うんっ!よかった!…あむあむっ……」ポロポロ

一夏「……はぁ~…ほら、また落としてるぞ」

シャル「……む~……だったら……いちかがたべさせて…?」ジッ・・・

一夏「……はぁ…またか……仕方ない…」ガタッ

シャル「えへ…///」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 09:08:32.20 ID:fXc4GTmJ0
朝食後………
シャル「えへ…///……えへへへへ…///」ポワポワ

一夏「ふぅ~……シャル、今日は行きたいところあるかぁ~?」カチャカチャ ←ショッキアライ

シャル「えぇ~……ない………あっ!これぇ!」タッタッタタ チラシ!

一夏「ん?花火大会?これに行きたいのか?」

シャル「うんっ!」ニコッ

一夏「ん~………んじゃ後で浴衣も買わなきゃな」

シャル「!…ほんとぉ!いちか、だいすきぃっ!」ダキッ

一夏「お前は人を乗せるのがうまいなぁ~」ナデナデ

シャル「えへへへへ…///」

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 09:13:35.88 ID:fXc4GTmJ0
一夏「さぁて……今日は何しようか…?」

シャル「あれしよう!あれぇ!」ビシィ!

一夏「ん?……ゲームか……千冬姉に惨敗して以来やってねぇな…」

シャル「ねぇねぇ!やろうやろう!」ピョンピョン!

一夏「よし、んじゃやるか?」

シャル「うんっ!」ニコッ

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 09:17:13.41 ID:fXc4GTmJ0
一夏「でも、シャルがやれそうなゲームなんてあったっけ?」

シャル「これやりゅぅぅ!」ブンブン!

一夏「あぁ!もう!振り回しちゃダメだって!」

シャル「……ぶぅー」プクー

一夏「……『ピョン吉の大冒険』……こんなゲームあったのかよ…」ウゲェ・・・

シャル「やろう!やろう!」ピョンピョン!

一夏「まぁ、今は都合がいいな……よし、やるか」

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 09:22:16.86 ID:fXc4GTmJ0
10分後………
一夏「こう、こうやって操作するんだぞ、分かったか?」

シャル「分かんないっ!」

一夏「………」

20分後………
一夏「あっ……死んだ…」デーデーン

シャル「……ピョンきち…しんだ………ふぇっ…」ジワジワ

シャル「ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!」ポロポロ

一夏「大丈夫、大丈夫、ピョン吉はまた生き返るって」ナデナデ

30分後………
シャル「……スー………あうっ!?……クゥー…」スースー

一夏「……寝やがった…」

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 09:28:31.37 ID:fXc4GTmJ0
一夏「泣き疲れたのか…」

シャル「……スゥー…」スヤスヤ

一夏「………今だったら……」ホッペタツンツン

シャル「……んっ…みゅぅ……」スヤスヤ

一夏「………///……これは…///」ドキッ ホッペタツンツン

シャル「……あぅ………ん~…」ムニャムニャ

一夏「……く、癖になるっ……///」ドキドキ

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 09:34:01.30 ID:fXc4GTmJ0
一夏「………///」ツンツン

シャル「んっ………むにゅ…」

一夏「……や、やわらかい…///」

シャル「……む~……なにぃ?」ゴシゴシ

一夏「あっ……」

シャル「……いちか…なにしてるの…?」ジトー

一夏「……こ、これは……えぇ~っと…」

129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 09:42:07.12 ID:fXc4GTmJ0
シャル「もぅ!……いちかならいいよ……///」テレテレ

一夏「……こ、これはぁ………えっ!?」


一夏「………///」プニプニ

シャル「むにゅ……えへっ…///……くちゅぐったいよぉ…///」

一夏「………///」プニプニ

シャル「…あうっ…///……もぅ!うまくしゃべりぇないよぉ~…///」ニコニコ

一夏「………///」プニプニ

シャル「……えへへへへ…///」

130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 09:48:38.90 ID:fXc4GTmJ0
ゲーム終了後………
一夏「……はぁ…///……色々とヤバかった…///」モンモン

シャル「?どうしたの?」キョトン

一夏「~~~///……なっ、何でもないよ…///」

シャル「?」

一夏「……はぁ…耐えられるのか………こいつが元に戻るまで……俺の理性は…」

135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 10:18:15.45 ID:fXc4GTmJ0
一夏「よし、んじゃ浴衣買いに行くか?」

シャル「うんっ!」

一夏「んじゃちょっと準備するから待っててくれ」

シャル「分かったぁ!」ダッ!

一夏「……元気だなぁ…あいつは」

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 10:35:11.52 ID:fXc4GTmJ0
一夏「………」プルプル

千冬『……一夏か?』ガチャ

一夏「あぁ……おはよう、千冬姉……それで千冬姉、シャルのことで何か分かった?」

千冬『……あぁ』

一夏「!!!だ、だったら何でもいいから教えてくれ!」

千冬『………デュノアは2日で元に戻る……要するに明日には元の姿に戻るよ』

一夏「……そっかぁ…」ハァ・・・

千冬『何だ?お前まさか……デュノアはあのままで……何てゲスな考えはしていないだろうな…」

一夏「!!!なっ!?そ、そんなこと微塵も考えてないよぉ!うん!」ブンブン

千冬『……そっか…ならいい………一夏、せいぜい今日ぐらいはデュノアをうんと甘やかせよ』

一夏「?……まぁ、分かったよ、ありがと、千冬姉」

千冬『あぁ、頑張れよ……これからが正念場だからな』

一夏「うん……それじゃ…」ピッ

一夏「…はぁ………千冬姉には敵わないな………確かに、千冬姉の言う通り、『シャルはもう少しあのままで…』なんて考えちまったよ………はぁ…」

138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 10:40:10.07 ID:fXc4GTmJ0
一方その頃………
シャル「いちかおそいなぁ~」ポケー・・・・・・・・・ワンワンッ・・・

シャル「」ピクーン!

シャル「わんちゃんのこえがきこえた…」トテトテ

シャル「わんちゃんどこ?」トテトテ

シャル「…う~ん……わんわーん!」・・・・・・ワォーン・・・

シャル「!」ピクーン!

シャル「こっちだぁ!」トテトテトテ!
―――――
―――

139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 10:43:14.78 ID:fXc4GTmJ0
一夏「ふぅ……すまんすまん、シャル…ちょっと、準備に手間取って…」

ヒュー・・・

一夏「………いない…」


シャル「わんわーん!」トテトテ・・・・・・ワォーン!

シャル「!…えへへへへ」ニコニコ トテトテ

シャル「わんちゃん、まてぇー!」トテトテ

183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 18:05:14.45 ID:fXc4GTmJ0
道路………
シャル「わんわーん!」トテトテ・・・ワォーン!・・・

シャル「!こっちだなぁ!……あぁ!」トテトテトテ・・・ピタァ!

子犬達「ワンワン、キャンキャン」ゾロゾロ

シャル「わぁ~」キラキラ

お姉さん「あら、こんにちわ」

シャル「!こんにちわ」ペコリ

子犬達「キャンキャン」ゾロゾロ

シャル「……ねぇ、おねえさん!さわっていい?」キラキラ 

お姉さん「ええ、いいわよ」ニコッ

シャル「!やったぁ!」ピョンピョン!

188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 18:10:55.97 ID:fXc4GTmJ0
シャル「うわぁ~」キラキラ ナデナデ

子犬達「クゥーン…ハァ、ハァ…」

シャル「かわいい!」キラキラ ナデナデ

子犬達「ペロ  」

シャル「きゃっ!くすぐったいよぉ~///」

イチャイチャイチャイチャ・・・

シャル「おねえさん!ありがとうございました!」ペコリ

お姉さん「は~い、また会おうね、シャルちゃん」

シャル「うんっ!わんわんちゃんたちも、またね!」バイバイ

子犬達「ワンッ!ワンッ!」

192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 18:14:50.24 ID:fXc4GTmJ0
シャル「あっ!いちかとゆかたかいにいかないと!」ピコーン!

シャル「はやくもどらなきゃ!」トテトテ
………
……


シャル「………あれぇ…ここどこぉ…?」ハァ・・・ハァ・・・

シャル「…いちかぁ……どこぉ?……はやくきてよぉ…」ジワジワ・・・

シャル「……グスッ………いちかぁ…」ジワジワ・・・

???「………グルルルル…」

シャル「!!!」ビクッ!

195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 18:20:45.02 ID:fXc4GTmJ0
野良犬「………グルルルル…」ジリジリ・・・

シャル「……こないでぇ……」ポロポロ・・・

野良犬「………ウゥゥゥゥゥゥゥ…」ジリジリ・・・

シャル「………いちかぁ…こわいよぉ……いちかぁ…」ポロポロ・・・

野良犬「………ウワァァァオォォォォォ!!!」ゴワッ!

シャル「っ…!!!」ビクッ!

ベキッ!・・・・・・・・・ドサッ・・・

197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 18:25:22.48 ID:fXc4GTmJ0
シャル「………」ブルブル ポロポロ

???「よし……もう大丈夫だ」

シャル「………」オソルオソル・・・チラ・・・

シャル「!!!」




シャル「おりむらせんせいっ!」

千冬「はぁ……何をしているんだ、お前は」ヤレヤレ

198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 18:29:57.11 ID:fXc4GTmJ0
シャル「……ヒグッ…お……おりむらせんせーい!」ダキッ

千冬「なっ!///ば、馬鹿…///こんなところで抱きつくなっ!///」グイグイ・・・

シャル「……エグッ………こわかったよぉ……グスッ…ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇ…」ポロポロ

千冬「……馬鹿者…私は泣き虫な餓鬼は大嫌いだ、それにスーツが汚れるだろ……だから離れろ…」

シャル「……ウグッ……えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ…」ポロポロ

千冬「………はぁ………仕方ない…」

千冬「今日だけは特別だぞ……馬鹿者」ギュ・・・

203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 18:42:08.58 ID:fXc4GTmJ0
千冬「それで、お前は何でこんな所をうろついていたんだ?」

シャル「……グスッ……えっとね……わんちゃんがね……わぉーんってね…ぼくをね……よんだの……ヒグッ…」ポロポロ

千冬「……はぁ…そしてお前はその声に釣られて、ここまで来たと?」

シャル「……エグッ………うん…」ポロポロ

千冬「………はぁ…一夏は何をしているんだ………それで一夏は?」

シャル「……たぶん…グスッ……まだおうち…」ポロポロ

千冬「………はぁ…まぁいい………それと、デュノア…お前に一つ、ためになることを教えてやる」

シャル「ふぇっ?」ポロポロ

千冬「女がわんわん泣くな」

シャル「………」ポロポロ

千冬「女の涙という物はな……ここぞっていうときの大きな武器になる………それを毎回のように使っていたら…価値が下がってしまう…
だから、泣くんじゃない、こらえろ、我慢しろ………じゃないと、好きな男に見放されるぞ………」

シャル「……グスッ…わかりました…」グッ・・・

千冬「分かればいい…精進しろよ、小娘」

213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 19:44:16.44 ID:fXc4GTmJ0
千冬「よし、ここを真っ直ぐ行けば私の家だ、とっとと行け、私はここで待ってるよ」

シャル「えっ……おりむらせんせいは?」

千冬「私はお前らが行ったら、自分の家でやることをやって学園に帰るよ」

シャル「……おりむらせんせいも、いっしょに、はなびたいかい……いきませんか?」

千冬「フッ……私はいい、あまり興味も無いしな」

シャル「で、でも……たすけてもらったし……」

千冬「何、そんなこと気にするな………それに今日はお前達…デート……なんだろ?」

シャル「ふぇっ!?///……は、はい…///」モジモジ

千冬「フン……だったら……尚更私はお前達と行ってはならんな」

シャル「うぅ………ごめんなさい…おりむらせんせい……あと…ありがとうございました」ペコリ

千冬「フン…それだけで私は十分だ、早く行って来い」

シャル「はいっ!」

216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 19:52:18.45 ID:fXc4GTmJ0
一夏の家の前………
一夏「……ハァ…ハァ……シャルの奴……何処に居るんだよ…」ハァ・・・ハァ・・・

シャル「……いちか」

一夏「!…シャル……シャルぅ!!!」ダッ!

シャル「……い、いち…」

バシィンッ!

シャル「……ふぇっ…」

一夏「何処に言ってたんだよぉ!!!」

シャル「……ふぇっ…お、おさんぽ…」ジワッ・・・

一夏「ッ!!!馬ッ鹿野郎!!!それならちゃんと言えよ!心配したんだぞ!」

シャル「……グスッ…ご…ごめんなさい…」ポロポロ

一夏「こっのぉ!」グワッ

シャル「っ!!!」グッ・・・!

221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 20:00:39.24 ID:fXc4GTmJ0
ギュ・・・

シャル「……えっ…」

一夏「………馬鹿シャル……心配したんだぞ………ずっと探してたんだぞ…」ギュ・・・

シャル「…い……いちかぁ…」ジワ・・・

一夏「………もう俺から…離れないでくれ……シャル…」ギュッ!

シャル「……グスッ…うんっ……ごめんねっ……いちかぁ……ヒグッ…」ジワジワ・・・

一夏「………シャル………ずっと俺の傍に居てくれ……」ギュ・・・

シャル「……うんっ…グスッ…」ジワジワ・・・

シャル(………おりむらせんせい……いまはないてもいいよね………)ポロポロ

シャル「………グスッ…いちかぁ……うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん……うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん…」ポロポロ

238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 21:52:26.96 ID:fXc4GTmJ0
道路………
シャル「……えへへへへ…///」サスサス

一夏「……すまん、シャル………痛かったか?」オドオド

シャル「うん…いたかったよ…///」サスサス

一夏「…うっ……だ、大丈夫か…?今さっきからさすってるが…」オドオド

シャル「うん……だいじょうぶだよ…///」

一夏「………ほんとか…?」

シャル「……だいじょうぶだよぉ~…///」サスサス デレデレ

一夏「……ならいいんだが…」

241: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 22:02:12.21 ID:fXc4GTmJ0
シャル(えへへへへ…///……いちかに『おれのそばにいてくれ』なんていわれちゃったよぉ~…///
えへへへへ///………!!!///……い、いまきづいたんだけど……こ、このせりふって………
ぷ、ぷろぽーず……だよね…///………///………どどどどど、どうしようっ!…///ぼ、ぼくへんなかおしてないよね…///い、いちかにへんなこだなんておもわれてないよね///)ニタニタ

一夏(……シャルの奴…いったいどうしたんだ…?……今さっきからすごいニヤニヤしてるけど………まさかっ!!!…束さんの変な性格がシャルにも反映してるのか!?)

シャル「えへへへへ…///」

一夏「………まぁ、そんなことあるわけないか」

242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 22:06:51.31 ID:fXc4GTmJ0
着物店………
一夏「よし、着いたぞ~、シャル」

シャル「えへへへへへ…///……ふぇっ!?あ、もうついたの!?///」

一夏「ああ、だから入るぞ」

シャル「う、うん…///」ドキドキ

ウィーン・・・イラッシャイマセー

一夏「おぉ!着物がいっぱいだぁ…艶やかだなぁ…」

シャル「……きれ~い…」キラキラ ホエー

262: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 22:42:22.24 ID:fXc4GTmJ0
一夏「よし、シャルの浴衣選ぶか…」

シャル「!!!だ、だめぇ!」ガシッ

一夏「えっ……なんで?」

シャル「………ぼ、ぼくひとりでえらばせてぇ!」

一夏「???……なんで?」

シャル「~~~///い、いいからぁ!いちかはそとにでてて!あと、いちかのゆかたもぼくがえらんどくから、しんぱいしないでぇ!」グイグイ

一夏「えっ?えっ?えっ?」

シャル「いいかりゃぁー!」グイグイ・・・

一夏「わ、分かったよ……ほら、お財布、失くすなよ」

シャル「……う、うん………またね、いちか」

一夏「おう…またな?」ウィーン・・・ガシッ・・・

264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 22:49:56.36 ID:fXc4GTmJ0
シャル「もう!いちかったら、おとめごころがわからないんだからぁ!」プンプン

従業員のお姉さん「うふふふふふ♪」

シャル「!!!…///……み、みてたんですか…?///」モジモジ

従業員のお姉さん「はい♪終始ご拝見させていただきました♪うふ♪」

シャル「…うぅ~…///」

従業員のお姉さん「でも~、お客様だけで浴衣選べるんですか?」

シャル「!……ぼ、ぼく…ゆかたとか…よくわからなくて…」ショボーン・・・

従業員のお姉さん「うふ♪、それじゃあ、お客様にピッタリな浴衣……一緒に選びましょうか?」

シャル「………お、おねがいします…///」モジモジ

従業員のお姉さん「うふふふふ♪素直な女の子は私大好きよ♪」

271: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 22:59:17.22 ID:fXc4GTmJ0
30分後………
一夏「はぁ……シャルの奴遅いなぁ…」ボケェー

一夏「かれこれ30分は経ってるはずなんだが………それにしても…」

一夏「………道行く人たちの3割りがカップル、6割りが集団……残りが………まぁ言わなくてもいいか…」

一夏「………正直、周りの目から見たら、俺もその『残り』の中に入ってんのかな………」

一夏「………」

一夏「あぁ………遅いなぁ…シャルの奴…」ボケェー


何書いてるんだ、俺は

274: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 23:04:54.66 ID:fXc4GTmJ0
一夏「はぁ………」

弾「んんっ!?何でお前こんなとこに居んの?」

一夏「ん?あぁ…たった一割しかいない、希少な、『残り』の烙印が押された奴が来たよ」

弾「はぁ?出会いがしらに何言ってんだ、お前?」

一夏「いや、お前なら理解してくれると思ったが………ってこんなこと言ってる俺が『残り』の奴みたいじゃん!い、いや!俺はちゃんとあの3割の方に居るって!」

弾「?本気でお前は何言ってんだ?」

278: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 23:10:27.92 ID:fXc4GTmJ0
弾「で?お前はこんな店の前で一人佇んで、何してるわけ?」

一夏「何って……俺もよく分かんねぇよ」

弾「………お前には絶望したよ…」

一夏「へ?」

弾「あんなハーレム天国だというのにぃ!誘う女一人も居ないのかぁ!?お前はぁ!そこまで臆病者だとは思わなかったぞぉ!」

一夏「なっ!か、勘違いすんなぁ!ちゃんとツレはいるってぇ!」

弾「ま、だろうな……前にあの箒って女の子、誘ってたらしいし……んで、今年はいったい誰を誘ったんだ?お前は?」

一夏「……えぇ~っと………引くなよ」

弾「は?」

一夏「ぜっっったいに通報するなよぉ!!!」

弾「???」

279: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 23:12:23.55 ID:fXc4GTmJ0
一夏「………シャルっていうちっちゃい女の子………」

弾「」










弾「あっ、鈴?ちょっと、お前に報告したいことが…」

一夏「やめろぉぉぉぉぉぉ!!!何でか分からんが、嫌な予感がプンプンするぅぅぅ!!!」ガシィ!

281: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 23:17:02.68 ID:fXc4GTmJ0
弾「シャルって確か……あのシャルロット・デュノア?ちゃんのことか?」

一夏「あぁ、それで合ってる」

弾「?俺の記憶が確かなら、あの子は鈴よりは発育がよかったはずだが………」

一夏「いや、まぁ………色々あってな………小学生前後の体型になっちまったんだ…」

弾「」




弾「あっ、蘭か………言いたくはなかったんだが、今のうちに言っておかないとって思ってさ…」

一夏「やめろぉぉぉ!俺の評判を落とすなぁぁぁぁ!!!」

282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 23:20:25.93 ID:fXc4GTmJ0
弾「なるほど、よく分からんがそんなことがあったのか…」

一夏「あぁ……ほんとあの人は何考えてるのか分かんねぇよ…」

弾「ふ~ん、まぁ、頑張れよ…んじゃ俺はもう行くわ」

一夏「へ?何処にだよ」

弾「何処にって……花火大会だよ…」

一夏「………」

弾「なっ、何だよ…」

一夏「お前………男一人で花火大会って…虚しいだけだぞ…」

弾「ちげぇわぁぁ!!!」

290: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 23:25:05.54 ID:fXc4GTmJ0
ネタバレ注意です

弾「俺は……ほら…アレだよ……その…う、虚さんと一緒に行くんだよ」

一夏「なっ!?お、お前……いつの間に………」

弾「ふふん…まっ!だからさ、IS学園の恩恵を受けてるのはお前だけじゃないってことさ」

一夏「偉そうにしやがって……まぁ、頑張れよ……虚さんは結構お堅いから、こういう行事には慣れてないはずだ………だからお前がちゃんとエスコートしろよ」

弾「ふっ…言われんでも……んじゃな」

一夏「あぁ、じゃあな」

294: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 23:34:33.26 ID:fXc4GTmJ0
5分後………
一夏「はぁ………あんな馬鹿でも居ないと少し寂しいな…」

キャッキャッキャ・・・イチャイチャイチャ・・・

一夏「………はぁ…こんな光景を目の前で見せられると、さらに寂しさが増すぜ………」

一夏「はぁ……シャルの奴……やっぱりぶったこと…怒ってんのかな……だから、復讐するために、俺に一人でこんな光景を延々と見せて……精神的ダメージを…」

一夏「………ま、そんなわけないか…」

一夏「………まだかなぁ…」 ウィーン・・・

従業員のお姉さん「お客様」

一夏「うぉ!?は、はい…何でしょうか?」

従業員のお姉さん「うふ♪お連れの方が待っていますよ」

一夏「……はぁ…やっとかぁ…」

298: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 23:46:57.34 ID:fXc4GTmJ0
一夏「ふぅ……無難な男物の浴衣だな」

従業員のお姉さん「まぁ♪とってもお似合いですよ♪」

一夏「ははっ…どうも…」

一夏「あっ!それで、俺のツレは………」

従業員のお姉さん「うふふふふふふ♪」ニコニコ

一夏「?」

シャル「い、いちか…///」

一夏「おっ!何してたんだ、シャ……」クルッ

シャル「………///」モジモジ

一夏「……か、かわいい…///」

299: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 23:51:24.94 ID:fXc4GTmJ0
シャル「~~~///」モジモジ

一夏「に、似合ってるよ!シャル!そのひまわり柄の浴衣ぁ!」

シャル「ほ、ほんと…?///けど、すこしこどもっぽいきがするよぉ…」

一夏「何言ってんだよ、お前はそれが一番似合ってる、俺が言ってるんだ、信じろよ」

シャル「……あ、ありがと…///……いちか…///」テレテレ

302: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/01(金) 23:58:45.07 ID:fXc4GTmJ0
シャル「おねえさん、ありがとう!」ペコリ

従業員のお姉さん「あらもぉ♪そんなかしこまらなくてもいいのにぃ~♪自然体のシャルちゃんのほうが私は好きよぉ~♪」

シャル「……で、でも…」

従業員のお姉さん「そんなことより!………頑張りなさい、応援してるから!」コショコショ

シャル「!あ、ありがと!おねえさん!」ニコ

一夏「?」

従業員のお姉さん「それじゃあね、シャルちゃん♪」バイバーイ

シャル「うん!ばいば~い!おねえさん!」ブンブン

一夏「ありがとうございました」ペコリ

従業員のお姉さん「は~い♪」ニッコリ

アリガトゴザイヤシタァー…ウィーン…

317: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 00:10:27.43 ID:w4ruDQgI0
 
花火大会への道………
ワーワー ギャーギャー ヒューヒュー・・・

一夏「おぉ~…人の多いことよぉ~」テクテク・・・ギュ・・・

シャル「………///」トテトテ・・・ギュ・・・

一夏「シャル、はぐれんなよ」ギュ・・・

シャル「ううう、うんっ…///だ、だいじょぶだよ!ぼくは!」アセアセ

一夏「?そっか……よし、何が食べたい?何でも買ってやるぞ」

シャル「えっ!?……う~ん…どれにしようかな…」

319: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 00:13:25.70 ID:w4ruDQgI0
さて、夏祭りや花火大会はどんな出店があるんだ?お前ら
教えてくれ

336: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 00:23:01.52 ID:w4ruDQgI0
シャル「あれぇ!」ビシィ!

一夏「ん?チョコバナナか」

シャル「うんっ!あれたべてみたい!」

一夏「おう!んじゃ買うか」

シャル「うんっ!」ニコッ


一夏「ほんとに一本食いきれるのかぁ~?」

シャル「うん、だいじょうぶ……はぐっ!」

346: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 00:29:38.96 ID:w4ruDQgI0
シャル「んぐっ……あぐっ…んんっ!?んんんーーー!!!」ジタバタ

一夏「あぁ!突っ込みすぎたって!」スポン!

シャル「…はぁ……はぁ……しぬかとおもった…」

一夏「あぁ!もう!ほらぁ!口の周りがチョコだらけだぞぉ~」ハンカチ フキフキ

シャル「んっ……んむっ…じゃ、じゃあいちかがたべさせてよぉ~」

一夏「……はぁ…仕方ないな………ほんとにお前は…」

シャル「えへへへへ…///」

376: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 01:07:56.36 ID:w4ruDQgI0
一夏「はい、あ~ん」ス・・・

シャル「あぁーん……あむっ、あむっ……んっ…おいしい!」ニコッ!

一夏「そっか、はい、あーん」ス・・・

シャル「あっ!ちょっとまって!」

一夏「お、おぉ……どうした?」

シャル「いちかばっかりずるいぃ!ぼくもたべさせてあげるよ!」

一夏「へ?」

378: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 01:12:12.55 ID:w4ruDQgI0
シャル「はい!あーん!」ズイ

一夏「あ、あむっ……んんっ…うまいな…」

シャル「!ほんとぉ!じゃ、じゃあ!もっと!」ズイズイ

一夏「い、いや……ちょっと…休ませ…」

シャル「はやくぅ!あーんして!」キラキラ ズイズイ

一夏「………いただきます…」

380: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 01:15:44.32 ID:w4ruDQgI0
一夏「……ふぅ…」

シャル「おいしかったね、いちか♪」

一夏「あぁ、ちょっとキツかったけど…」

シャル「?」

一夏「んじゃ次はどこ行きたい?」

シャル「……えぇ~っと………あれぇ!」ビシィ!

一夏「わなげ……か…」

385: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 01:22:52.62 ID:w4ruDQgI0
輪投げ屋………
シャル「やっ!」ヒュン・・・

・・・カラン・・・ポトン・・・

シャル「………」

シャル「ていっ!」ヒュン・・・

カッ・・・ポトン・・・

シャル「………」

シャル「やぁぁぁぁぁ!!!」ヒュン!

ヒュー・・・ポト・・・

シャル「………」

シャル「………」ジワ・・・

シャル「………ふぇっ…」ジワジワ

一夏「ああ!泣くな!泣くな!」

390: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 01:31:03.17 ID:w4ruDQgI0
一夏「よっ!」

カッ、クルンクルン・・・

一夏「よしっ!」

シャル「わぁ~!いちかすごーいっ!」キラキラ

一夏「何、たいしたことないよ」

シャル「でも、かっこよかったよぉー!いちかぁ!」ピョンピョン

一夏「………///で、商品は何だ?おっちゃん?」

おっちゃん「あぁ?あー……ほいこれ」ポイッ

シャル「わっ!……こいぬ………ありがとう!おじちゃん!」ニコッ!

おっちゃん「お、おう………///」ポリポリ

一夏「おいおい」

404: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 01:52:55.59 ID:w4ruDQgI0
シャル「~♪」ニコニコ

一夏「……そんなに嬉しかったのか?そのぬいぐるみ」

シャル「うんっ♪きょうね、こわいわんちゃんにもあったけどね、かわいいわんちゃんたちにもあったんだぁ♪」ニコニコ

一夏「へぇー……俺もあの時呼んでくれればよかったのに……結構犬好きなのに…」ズーン

シャル「えへへへへ…///」ニコニコ

一夏「……まだ花火にも時間はあるし、何か食べとこうぜ」

シャル「……う~ん……じゃああのしろいのぉ!」

一夏「……わたがしか…」

シャル「?わたがしぃ?」

一夏「あぁ、わたがし、食べてみれば分かるよ」

406: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 01:56:22.76 ID:w4ruDQgI0
シャル「あー…あむっ!………!!!」

一夏「?どうだ?うまいか?」

シャル「おいしぃ!いちかぁ!これすっっっごくあまいよ!」キラキラ

一夏「はは、そりゃこれ砂糖の塊みたいなものだからな」

シャル「ほら、いちかもたべていいよ」ズイ・・・

一夏「お、おお…ありがと……んっ………うまい…」

シャル「ね?」ニコッ

一夏「あぁ……昔を少し思い出すな…」

409: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 02:02:51.45 ID:w4ruDQgI0
千冬『すまん、一夏………せっかくのお祭りだというのに…』サンビャクエン・・・

一夏『何言ってんだよ、千冬姉、いつもは忙しい千冬姉が俺のわがままのために予定を空けてくれたんだ、俺はそれだけで満足だよ』ニコッ

千冬『………一夏…すまん……今回は色々な支払いが重なってな……だから来年こそは…』

一夏『大丈夫!来年は俺が千冬姉に色んな物をおごってやるよ!』

千冬『………一夏』

一夏『楽しみにしててくれ!』

千冬『………あぁ、ありがとう…一夏』

411: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 02:06:54.85 ID:w4ruDQgI0
千冬『一夏、ならこれで好きなものを買って来い』

一夏『……いいの…?』

千冬『あぁ、射的とか輪投げに使ってもいい、お前の好きにしろ』

一夏『………うん、分かった…買ってくるよ!』ギュ・・・タッタッタ・・・


一夏『はいっ!』

千冬『これは……わたがし?』

一夏『うんっ!ほら、一緒に食べようぜ!』

千冬『……いいのか?私が食べても…』

一夏『当たり前だろ!ほら、食べようぜ』

千冬『………ほんと…私は世界一最高な弟を持ったよ………あむっ…うん、うまいな…』

一夏『うん!ほんとだ!うまいっ!』

千冬『………おいしいな…一夏…』

ヒューン・・・ドーン・・・ドン・・・ドーン!
―――――
―――

412: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 02:08:41.54 ID:w4ruDQgI0
一夏「………懐かしいぜ…ほんとに…」

シャル「?」

一夏「よし!シャル!どっちが多く食べれるか競争するか!」

シャル「ふぇっ!?ちょ、ちょっとまってよぉぉぉぉ!!!」パクパク

474: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 14:40:48.16 ID:w4ruDQgI0
イッピキシカトレナカッター ヘヘーン オレナンカサンビキダゼー

一夏「ふぅ~……花火も後数十分後か………よし、シャル、場所を変え…」

シャル「」ピコーンッ!

シャル「ねぇ!いちかぁ!あのあかいおさかな、なにぃ!?」ビシィ!

一夏「ん?……あ~…あれは金魚っていう魚だ」

シャル「あ、あのひとたち、どうしておまつりで、つったさかなをもってきてるの?」

一夏「いや、あれは釣るんじゃなくて、すくうんだよな」

シャル「………すくう?」

475: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 14:45:34.55 ID:w4ruDQgI0
金魚屋………
シャル「わ~」キラキラ

シャル「いちか!いちか!きんぎょさんがいっぱいいるよ!すごーい!」キラキラ ピョンピョン

一夏「あぁ、すごいな」

シャル「」ワクワク

一夏「ははっ……あっ、おじさん、ポイ2つ」

おじさん「あいよ」

477: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 14:51:13.11 ID:w4ruDQgI0
一夏「シャル、あんましこのポイを水につけたりするなよ、すぐに溶け…」

シャル「へ?」チャプン・・・チャプン・・・

一夏「あぁ!馬鹿!そんなにつけたらっ!…」

ボロ・・・ビリ・・・

シャル「………」ボー

一夏「………」

シャル「………」ボー

一夏「………あの…もう一つポイは…」

おじさん「ウチは一人、一つだ」

一夏「あっ…マジすか……」

シャル「………」ボー

一夏「………あぁ!もう!分かったよ!俺のやるよ!シャルぅ!」

シャル「ほんとぉ!?」キラキラ

479: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 15:02:45.35 ID:w4ruDQgI0
一夏「ほら、こうやって、狙いを定めて……こう!…分かったか?」

シャル「ううう、うん…///」ドキドキ

シャル(い、いちかがぼ、ぼくのう、うしろから…///
どどど、どうしよう…///しゅ、しゅうちゅうできないよぉ…///)

一夏「よし、いくぞ!シャル!」

シャル「ふぇっ!?は、はいぃ!///」

一夏「何で敬語…?…!よし、この赤いのを取るぞぉ!」グワッ!

シャル「わっ!?」グォッ!

スッ・・・・・・ピチャーン・・・

480: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 15:13:37.88 ID:w4ruDQgI0
シャル「えへへへへへへ…///」キンギョ・・・ジー・・・ニヤニヤ

一夏「後、10分か……食う物適当に買って、あそこに行かないとな…」

シャル「えへへへ……えへへへへ…///」ニヤニヤ

一夏「シャル、何か食べたい物あるか?」

シャル「えへへへへ……きんぎょさーん…///」

一夏「………」

498: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 16:31:12.61 ID:w4ruDQgI0
林道………
一夏「おっと……大丈夫か?シャル」ガサガサ

シャル「……う、うん………ねぇ…い、いちかぁ……これからどこいくの?」ガクガクブルブル

一夏「ん?まぁ……簡単に言えば、織斑姉弟と篠ノ之姉妹しかしらない秘密の場所だよ」ガサガサ

シャル「ひみつのばしょ…?」トテトテ

一夏「あぁ、だから他人に教えるのはシャルが初めてだ」ガサガサ

シャル「………///そ、そうなんだ…///」モジモジ トテトテ

一夏「あぁ、期待しとけよ」

シャル「う、うん…///」モジモジ トテトテ

499: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 16:36:15.47 ID:w4ruDQgI0
秘密の場所………
シャル「わぁー…すごーい…」ホゲー

一夏「だろ?ここから見る花火はスゲーんだぜ」

シャル「そうなんだぁ!」ワクワク

一夏「後5分か……シャル、今のうちに食える物は食っとこうぜ」

シャル「うんっ!」

501: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 16:42:01.20 ID:w4ruDQgI0
食事中………
シャル「はぐはぐ……んぐんぐ…」モグモグ

一夏「まさかシャル、30回噛んでから飲み込んでるのか?」

シャル「………ごっくん……うん!だっていちかがちゃんとさんじゅっかい、かみなさいってまえいったから」ニコニコ

一夏「そっか、偉いぞシャル」ナデナデ

シャル「…えへへへへ…///」

一夏「おっ、もうこれだけしか残ってないよ」ガサガサ

シャル「…?…いちか……このまんまるなに?」

一夏「あぁ、これはなたこ焼きっていうんだ」

シャル「……たこやき…?」

503: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 16:50:54.48 ID:w4ruDQgI0
一夏「……ふぅ…ふぅ………はい、あーん」

シャル「あーん……あむっ……あむあむっ……んっ!?」モグモグ

一夏「ど、どうしたシャル!?また詰まったのか!?」

シャル「……ごっくん………いちかぁ!なかにたこさんがはいってたよぉ!」キラキラ

一夏「…はぁ……ヒヤヒヤしたぜ………だから、たこが入ってるから『たこ焼き』って言うんだぜ」

シャル「すごいすごい!もっと!いちか、もっと!」ピョンピョン

一夏「はいはい……ふぅ…ふぅ………はい、あーん」

シャル「あーん……はぐっはぐ…おいちぃ!」

一夏「あぁ!もう!ダメだぞシャル、ちゃんと食べてから喋りなさい」メッ!

シャル「はーいっ!」ニコッ

513: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 17:39:20.29 ID:w4ruDQgI0
さて、やるか
再開するお

515: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 17:45:08.24 ID:w4ruDQgI0
 
ヒュー・・・ドォーン・・・ドンドン・・・ドォーン!
一夏「おぉ~…」

シャル「すご~い…」キラキラ

一夏「前に箒と見たやつよりも迫力があるなぁ~……今年は気合が入ってるってことか…」

シャル「む…」

一夏「ん?どうした?」

シャル「なんでもないよ…」ムスー・・・

517: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 17:49:51.34 ID:w4ruDQgI0
ヒュー・・・ドーン・・・ドーン・・・
シャル「………」ムスー

一夏「……どうしたんだよ…シャル」

シャル「………わぁー…きれいだねー…」ムスー

一夏「?……なぁ、何怒ってんだよ?」

シャル「べつに……なにもおこってなんかないよ…」

一夏「?」

シャル「………いちかのばか…」ボソッ・・・

518: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 17:58:09.97 ID:w4ruDQgI0
シャル(ふたりっきりのときぐらい……ほかのおんなのこのこと……はなさないでよ………
!……あぁ!なにかんがえてるんだろ、ぼくのばか………いちかのそういうところはいまにはじまったことじゃないのに………
もう………どうして、こんなことでむかむかするんだろ……なんだかおさえられないよぉ………)

シャル「………」プクー・・・

一夏「………」ジィー・・・ウズウズ

シャル「………」プクプクー・・・

一夏「………えいっ」ホッペタツンッ!

シャル「ふぇっ!?」

一夏「シャルって怒るとほっぺたが膨れるんだなぁ~」ツンツン

シャル「も、もう!さわりゃないでよっ!///」ジタバタ

一夏「はは、かわいい~」ツンツン

シャル「~~~///もう!いちかのびゃかー!///」ジタバタ

521: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 18:10:35.23 ID:w4ruDQgI0
ドーン・・・ヒュー・・・ドンドーン・・・
一夏「やっと笑顔になってくれたよ」

シャル「へ?」

一夏「こんなきれいな物が目の前にあるんだぞ、なのにそんな顔してたらもったいないぞ」

シャル「………もったいない…?」

一夏「あぁ、お前の笑顔は花火なんかよりも綺麗なんだしさ」

シャル「ふぇっ!?///」ボッ!

一夏「だから綺麗なものが2つ……って何顔抑えてんだ?シャル、それじゃ、花火見れないぞ」

シャル「だ、だいじょうぶだよ…///」

523: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 18:19:55.77 ID:w4ruDQgI0
シャル(い、いちかのばか…///いきなりなにいってるのさ…///……あ、あんなはずかしいせりふ、よくいえるよね…///
も、もう!…///いちかのせいでかおがすごくあついよぉ……ぜったいかおまっかっかだよ…///……ばかぁ…///)カァ・・・

ヒュー・・・・・・ドガァァァァァァァァァァァン!!!

一夏「おぉー……でけぇ…」

シャル「……うぅ~…///」

一夏「おぉー……きれいだなぁ…」

シャル「もういちかのばか……///……き、きれいだなんて…///」テレテレ

566: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 22:52:07.65 ID:w4ruDQgI0
花火大会の帰り道………
一夏「ふぅわぁ~………ねっみぃ…」

シャル「………」ウトウト・・・

一夏「……シャル、大丈夫か?」

シャル「……うん…だいじょう……ぶ…」ウトウト・・・

一夏「……背負ってやろうか?」

シャル「……だいじょうぶ……だってばぁ………」ウトウト・・・コツンッ・・・

569: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 22:55:41.60 ID:w4ruDQgI0
シャル「ふぁっ!?」ユラ・・・

一夏「あ」

シャル「いてっ!!」ドテーーーンッ!

一夏「……えぇーと…大丈夫か?」

シャル「………」

一夏「……そ、そのぉ~…」オソルオソル・・・

シャル「……ふぇっ…」

一夏「!!!さ、流石にこんな夜に泣かれるとぉ!」アタフタ

シャル「……グスッ…ふぇっ…」ジワジワ

572: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 23:02:17.19 ID:w4ruDQgI0
千冬『女がわんわん泣くな』

シャル「………グスッ……」スク・・・

一夏「だ、大丈夫か?立てるか?」アタフタ

シャル「……うん…ぼく……なかないもん……これくらい……へっちゃらだもん……」

一夏「……シャル…」

シャル「………だから…ひとりで……あるける…もんっ……」トテトテ・・・・・・ガッ・・・

シャル「わぶっ!」バシーンッ!

一夏「………」

シャル「……エグッ………こんなの…へっちゃらだもん………グスッ…」ジワジワ

一夏「………何がお前をそこまでさせるんだ…」

576: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 23:09:20.87 ID:w4ruDQgI0
一夏「最初からこうすりゃよかった…」オンブチュウ・・・

シャル「………///」ギュ・・・

一夏「大丈夫か?どっか擦りむいてないか?」

シャル「だ、だいじょうぶだよ…///」

一夏「……ふーん…」ヒザコゾウ、チョン・・・

シャル「っ!!!」ビリビリ

一夏「ははっ、やっぱ擦りむいてんじゃん」

シャル「……いちかのばかぁ…///」サスサス

579: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 23:15:53.68 ID:w4ruDQgI0
自宅………
一夏「ふぇ~……着いたぁ…」

シャル「……もうついたんだ…」ショボーン・・・

一夏「あぁ、だから早く降りてくれ」

シャル「………だ…///」

一夏「ん?だ?」

シャル「…や……やだ…///」

一夏「………は?」

584: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 23:23:32.61 ID:w4ruDQgI0
一夏「なっ、何言ってんだよ……離れてくれないと風呂にだって…」

シャル「でもやだぁ!///」

一夏「……シャル…いったいどうしたんだよ……」

シャル「……うぅー…///」

一夏「はぁ……甘えんぼさんかお前は……!」

千冬『……そっか…ならいい………一夏、せいぜい今日ぐらいはデュノアをうんと甘やかせよ』

一夏(………ま、いっか…)

シャル「むむむ~…」ガシッ

一夏「ふっ……分かったよ、シャルには負けた……俺に甘えたければ好きなだけ甘えていいぞ」

シャル「!!!……べ、べつにあまえたいってわけじゃないよ……ぼ、ぼくは…///」

一夏「だったら、引き剥がすぞ」

シャル「~~~///あ、あまえたいっ!いちかと……その…///……いちゃいちゃしたい!……///」

一夏「ははっ、素直でよろしい」

シャル「……うぅ~…///」

595: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 23:40:46.36 ID:w4ruDQgI0
一夏「まっ、その前に傷の手当だな」

シャル「……う、うん…///」

一夏「よし、このまま洗面所に行って、足を洗わないとな」テクテク

洗面所………

一夏「ほら、足出して」

シャル「う、うん」スッ・・・

一夏「んじゃ、水当てるぞー」ジャー・・・

シャル「ひゃっ!?」ビクッ

599: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 23:48:38.72 ID:w4ruDQgI0
リビング………
一夏「よし、今度は消毒して、ばんそうこう貼るから降りてくれ」

シャル「う、うん…」スルスル・・・

一夏「んじゃ、消毒液かけるぞ」シュッ!

シャル「んんっ!」ビクビクゥ!

一夏「あぁ、ちょっと染みるから我慢してくれよ」

シャル「う…うん…」ブルブル・・・

―――――

一夏「ほい、終了」ペタン

シャル「……えへへへへ…///」サスサス

一夏「あっ、こういうのはお風呂入ってからのがよかったかも…」

シャル「えへへへへ…///……ばんそうこう…いちかにはってもらった…///」サスサス

一夏「?まぁ…いいか、シャル、風呂先にいいぞ」

シャル「………ぼ、ぼく……いちかと………///」モジモジ

一夏「!だ、ダメだ!今日は一人で入りなさい!」

601: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/02(土) 23:54:03.42 ID:w4ruDQgI0
シャル「えっ!?ま、まだぼくはなにもいってないよ」

一夏「シャルの言いたいことぐらい分かるっての」

シャル「ふぇっ!?///……そ、そうなんだ……///」モジモジ

一夏「?…まぁ、とにかく早く風呂に入って来い、シャル」

シャル「……う、うん…わかった……///」

603: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 00:04:50.21 ID:xWVklltc0
風呂………
一夏「はぁ……明日にはシャルが元に戻るのか…」

一夏「………」

一夏「………ははっ……まさか…俺……」

一夏「ちっさいシャルのほうが好き……なのか…?」

一夏「………いや、俺は普通のシャルのほうが………」

一夏「……好き………なのか…?」

一夏「………どっちなんだよ…俺………」

606: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 00:08:48.31 ID:xWVklltc0
リビング………
一夏「……ふぅ…」

シャル「いちかおそぉい!」

一夏「うぉ!?な、何だよ…」

シャル「……なんだよって……///……そ、その……い、いちか…///……ひとつたのんでもいいかな…?///」

一夏「ん?いいぜ」

シャル「じゃ、じゃあ………ぼくのかみをかわかして…///」

609: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 00:13:56.98 ID:xWVklltc0
一夏「つか、もう乾いてると思うんだが…」ゴォォォォォ・・・

シャル「い、いいからぁ!つづけて!」プリプリ

一夏「まぁ、いいけどな、シャルの髪触ってると気持ちいいし」ゴォォォォォ・・・

シャル「……///……そ、そうかな…///」テレテレ

一夏「………」ゴォォォォォ・・・

一夏(………明日には、シャルが元通り………今のこのシャルは…居なくなる………)

一夏(………だったら…)

一夏「シャールー!」ダキッ!

シャル「ふぁっ!?」

615: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 00:21:10.91 ID:xWVklltc0
一夏「シャルは可愛いなぁ~」ホオズリスリスリ

シャル「い、いちかぁ~…///ど、どうしたのぉ~…///」

一夏「あ~…ぱくっ!」ミミカプッ

シャル「ふぁっ!?///」

一夏「あむあむっ…」

シャル「ふぇっ…///……い、いちかっ…やめてっ…///」ムズムズ

622: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 00:27:34.24 ID:xWVklltc0
一夏「あむあむあむ…」

シャル「い、いや…///……いちかぁ…///」ムズムズ

一夏「………」

一夏(………何をしているんだ…俺は…!!!)

シャル「?……どうしたの…いちかぁ…?」ハァ・・・ハァ・・・

一夏(ま、またやっちまった………俺の馬鹿…)ズーン・・・

625: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 00:31:10.50 ID:xWVklltc0
一夏「………」ナデナデ

シャル「えへへへへ…///」

一夏「……ごめんな…シャル…」ナデナデ

シャル「?」

一夏「………ほんとにごめん…」ナデナデ

630: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 00:38:03.46 ID:xWVklltc0
シャル「………」コクッ・・・

一夏「ん?…シャル、もう眠いのか?」

シャル「……ふぇっ………まだおきれりゅよ…ぼくは…」ネムネム

一夏「はいはい、んじゃもうおねんねするか、よいしょ」オヒメサマダッコ

シャル「………ぼく…まだいちかと……おはなし……すりゅ…」ネムネム

一夏「……クスッ…」テクテク

631: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 00:44:21.16 ID:xWVklltc0
ベッド………
一夏「よいしょ」ドサリ・・・

シャル「……いちかぁ…」

一夏「おやすみ、シャル」

一夏(………これで…このシャルともお別れ…)ギュ・・・

一夏「へっ?」

シャル「いちかと……おねんねする…」ウトウト

一夏「」

636: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 00:53:18.04 ID:xWVklltc0
ベッド………
一夏「………シャル…ほんとに一緒に寝てよかったのか?」

シャル「……うん…」ウトウト

一夏「……そっか…」

シャル「……………ねぇ…いちか…」

一夏「ん?」

シャル「………いちかは……ぼくのことすき…?」

一夏「……あぁ…好きだよ……」

シャル「…ほんとぉ……えへへへへ………」

一夏「………」

一夏(………結局俺は………どっちのシャルが好きなんだ……)

643: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 01:02:02.42 ID:xWVklltc0
シャル『うぅ~……いちかぁ…』

シャル『はっ!?い、いちか!ちがうんだよ!ぼ、ぼくはほんとはこんなのいつもは…///』アタフタ

シャル『やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』バンザーイ

一夏(確かにこのシャルは可愛い………この2日間で俺はどれだけ、このシャルに心を奪われただろう………だけど…)

シャル『あっ!おはよう!一夏!』

シャル『そ、そっか………じゃ、じゃあさ…一緒にご飯食べよ…?』

シャル『!…じゃ、じゃあ早く行こっ!』ウキウキ

一夏(………俺は…)

644: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 01:05:09.95 ID:xWVklltc0
一夏「俺は………やっぱり普通のシャルが一番好きだよ」

シャル「………そっかぁ…」

一夏「だから……さ……早く元に戻ってくれよ、シャル」

シャル「………うん…わかったぁ……」ウトウト

一夏「………もう眠いか?……シャル?」

シャル「……ううん………ぼく…まだいちかとおしゃべり……」

一夏「……俺は嘘つく子は嫌いだぞ」

シャル「………うん…ほんとはね……もうねむいよぉ………いちか…」

一夏「うん、素直でよろしい」

653: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 01:08:50.39 ID:xWVklltc0
一夏「………シャル…じゃあもう寝なさい…」

シャル「……うん…じゃあ……いちかぁ…」ウトウト

一夏「ん?」

シャル「……おやすみの………きす………して…」ウトウト

一夏「………あぁ…いいぜ…」

シャル「……えへ………じゃあ…おねがい……」

一夏「………おぉ」




「」




655: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 01:10:53.45 ID:xWVklltc0
シャル「………えへへへ……いちか…ありがと…」

一夏「……じゃあ、おやすみ…シャル…」

シャル「……うん…おやすみ……いちかぁ……………クゥー………スゥー…」スヤスヤ

一夏「…あぁ、おやすみ…シャル………そして…」




一夏「さよなら、もう一人のシャル」

659: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 01:14:18.85 ID:xWVklltc0
どこかの研究室………
???「………うぇっへっへっへっへっへ…」

???「……出来たぞぉ~…これで…」

???「これで、いっくんを………えへ…」

???「うえっへっへっへっへっへ………」

ウエッヘッヘッヘッヘッヘッヘッヘ・・・

―――――
―――

665: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 01:17:47.97 ID:xWVklltc0
チュン・・・チュンチュン・・・
一夏「……んっ………朝…か…」

一夏「………!!!」

一夏「シャ、シャルッ!!!」ガバッ!

シャル「……クゥー………スゥー…」スヤスヤ

一夏「……よかった………元に戻ってる…」ホッ・・・

シャル「……ん…?……一夏ぁ…?」シバシバ

一夏「おぉ、おはよう、シャル」

671: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 01:24:04.89 ID:xWVklltc0
シャル「………」ポケー・・・

シャル「いっちかぁ!」ダキッ!

シャル「おはよう!一夏ぁ!」ギュギュ・・・

一夏「お、おぉ…おはよう、シャル」

シャル「ねぇ、一夏、今日僕と一緒にあの子犬ちゃんたちに会いに行かない?一夏も見てみたいでしょ?」ニコニコ

一夏「あ、あぁ…いいぜ…」

シャル「あっ!でねでね!一夏!僕行きたいところがあったんだ!えぇーっとね、水族館、動物園、それにね…」ニコニコ

一夏「ははっ、今日のシャルは妙に素直だなぁ~、小さいシャルを思い出すよ」

シャル「へっ?………」ジブンノカラダヲギョウシ・・・

シャル「………」・・・ボウゼン・・・

一夏「あはははは…」

シャル「………ふぇっ…ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!???///」

678: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 01:29:04.61 ID:xWVklltc0
シャル「………///」モジモジ

一夏「はははは…」

シャル「………どうして教えてくれなかったのさ……僕の姿が戻るのが2日後って」

一夏「いやぁ~……教えてなかったけぇ……なんてぇ~…」

シャル「………」ジー・・・

一夏「すいませんでした」ドゲザ

シャル「…はぁ……ほんとに……一夏の馬鹿」

一夏「………それにしても」

一夏「……シャル……お前…小さい時のあの態度とかは全部………演技……だったのか?」

シャル「!!!ち、違うよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

680: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 01:31:54.75 ID:xWVklltc0
シャル「い、今さっきのは……その………小さい僕がまだ僕の中に残ってたんだよ!うん!きっとそうだよ!」

一夏「………いや…その言い訳はどうかと思うぜ………それに…」

一夏「俺は嘘つく子は嫌いだぞ」ニヤ・・・

シャル「うっ………分かったよ…白状するよ………」

一夏「うん、素直でよろしい」ナデナデ

シャル「……///……一夏の馬鹿…///」プクー

685: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 01:37:23.44 ID:xWVklltc0
シャル「………この姿になったら…何の違和感も無いと思ったからだよ………」

一夏「?」

シャル「……だ、だからっ!い、一夏にべたべたしても、何の違和感が無いと思ったからだよぉ!」

一夏「………ははっ……シャルは可愛いなぁ~」ナデナデ

シャル「~~~///で、でも……制御できないときもあったんだよ」

一夏「へ?」

シャル「………わんちゃんの時とか…///」ボソッ

一夏「………あぁ…」

688: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 01:40:49.61 ID:xWVklltc0
 
一夏「ま、まぁ……だいたい分かったから………その…シャル…」チラチラ

シャル「ん?」

一夏「あのぉ~……服を…」チラチラ

シャル「………」モイッカイジブンノカラダヲギョウシ

シャル「~~~///あ、あっち向いててぇぇぇぇぇぇ!!!」ババッ

一夏「!!!お、おぉ!」グルッ!

713: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 02:11:28.19 ID:xWVklltc0
一夏の自宅付近の家の屋根………
???「………ふっふっふっふっふっふ」

???「弾の補充は?完璧、狙いは?ピッタリ………よし、やろうか?」

???「『いっくんデカデカ光線銃』!」ババーン!

???「………何をしている、束」

束「へ?」

???「こんなところでお前は何をしているんだ?」

束「………ちーちゃんこそ…こんなところで何してるのさ」

千冬「フン……何、すこし嫌な予感がしてな………張り込みをしていたんだ」

束「へぇ~、ご苦労様です、ちーちゃん刑事」

千冬「あぁ、ほんとに疲れるよ、こんな朝っぱらから、ターゲットがひっかかるとは思わなかったからな…」

束「ほぇ~…それはそれは」

719: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 02:15:28.55 ID:xWVklltc0
千冬「で?お前は何をしているんだ?」

束「何って、あたらしいいっくん改造銃を開発したから、早速試しに来たんだよ♪」キュピーン!

千冬「………」

束「ちっちゃいいっくんもいいけど~、今よりかさらにジェントルメンでムッキムキで、いかにも『男』って感じがするいっくんもいいかな~…なんて思ってさ♪」

千冬「………そうか、だから作ったのか…お前は」

束「うん♪だから、ちーちゃんもおとなしく見て…」ガシッ!

束「……へ?」

千冬「すまないな、束……私は今の一夏が一番……その…き、気に入ってるからな…///………だから、紳士でムキムキな一夏には興味が無いんだ」ベキベキィ

束「えぇー!?ま、待ってよぉ!ちーちゃーーん!弟の新しい一面が見れるんだよぉー!!!」グイグイ

千冬「だから何だ、興味が無いと言っている
それに、もう面倒ごとをおこすな!フォローや後始末が面倒だ!」グイッ!

束「あぁ!もう!ちーちゃんの分からずや!えぇい!当たれぇぇぇ!!!おねがぁぁぁぁい!!!神様ぁぁぁぁ!!!」ドシュン!

千冬「なっ…!?」

725: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 02:20:15.55 ID:xWVklltc0
その頃………
一夏「ごめん……シャルの服学園に置いてきたままだったんだ………」

シャル「別にいいよ、着れるだけ恵まれてると思わないと………」チクッ!

シャル「?」

一夏「?どうした?シャル?」

シャル「……今…肩に何か当たったような…?」

一夏「?………あれデジャブった…?」

シャル「デジャブ…?……何言ってるのぉ、一夏……ってあれぇ!?」

一夏「!?ど、どうした?シャル」

729: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 02:22:16.42 ID:xWVklltc0
シャル「な、何だか髪が一瞬伸びたような………」

一夏「ははっ、そんな馬鹿な………まさか………!?」グルッ!マドノソトニナニカヲハッケン!

一夏「あ、あそこに居るのは…千冬姉と束さん………やっぱり…」

シャル「い、一夏ぁ…」

735: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/03(日) 02:29:52.80 ID:xWVklltc0
一夏「な、何だ………!!!」クル・・・・・・ハナジブッ

シャル「よ、よく分からないんだけど……す、すごく成長しちゃったよぉ!」ボンッ!キュッ!ボォン!!!

一夏「………束さん…グッジョブ…」ハナジダラダラ

シャル「ふぇぇぇ……何これぇぇぇぇ!?」

その頃………
千冬「………どうやら…また面倒ごとが増えたよ…」

束「………ゴメンネ…ちーちゃん……」

千冬「あぁ…もういいよ………怒る気も失せたから…」
―――――
シャル「………ね、ねぇ…?どうしよう……///」グラマー

一夏「………一つ聞いていいか?」

一夏「シャル…何だその姿…?」ブッ・・・

シャル「僕も分からないよぉ~!」ボインッ!

おわり