1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 00:17:44.50 ID:/LzcDUSM0
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 00:22:21.21 ID:7MAHoV4a0
さやか「え、え、えぇー…」カアァ
まどか「さやかちゃん、どうしたの?」
さやか「な!なんでもないっ!!」バッ
まどか「…?」
さやか「あ、あははは!」
さやか(ついつい隠しちゃったー…)
まどか「さやかちゃん、どうしたの?」
さやか「な!なんでもないっ!!」バッ
まどか「…?」
さやか「あ、あははは!」
さやか(ついつい隠しちゃったー…)
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 00:28:06.51 ID:7MAHoV4a0
教室
ほむら「…………」ちらちら
さやか(うああ…超こっち見てる…)
ほむら「…」パッ
さやか(あ、そっぽ向いちゃった)
さやか「な、なんなんだ…?」
ほむら「…………」ちらちら
さやか(うああ…超こっち見てる…)
ほむら「…」パッ
さやか(あ、そっぽ向いちゃった)
さやか「な、なんなんだ…?」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 00:32:07.39 ID:7MAHoV4a0
さやか(と、とりあえず読んでみる、か…)コソコソ
さやか(うはぁ…めっちゃ綺麗な字…)
さやか(……でも)
さやか(ちょっと、震えてる)
さやか(…端っこのとこ、紙がへたってる)
さやか(手汗、かな)
さやか(いっぱい時間かけて、考えて書いたのかな)
さやか(きっと頑張って、勇気だして書いたんだなぁ…)
さやか(うはぁ…めっちゃ綺麗な字…)
さやか(……でも)
さやか(ちょっと、震えてる)
さやか(…端っこのとこ、紙がへたってる)
さやか(手汗、かな)
さやか(いっぱい時間かけて、考えて書いたのかな)
さやか(きっと頑張って、勇気だして書いたんだなぁ…)
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 00:42:58.82 ID:7MAHoV4a0
さやか「…………」
さやか「とりあえず、放課後に屋上にいけばいいのね」
さやか「な、なんか緊張してきた…」ドキドキ
さやか(っていうかなんであたしなわけ?)
さやか(転校生はあたしのこと嫌ってると思ってたんだけどな…)
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:03:07.88 ID:7MAHoV4a0
屋上
さやか「……」ドキドキ ガチャ
ほむら「あ……」
さやか「て、転校生…」
ほむら「来てくれたのね…」
ほむら「よかった…」ホッ
さやか(なんか…いつもの転校生と違う…)
さやか(いつものあの、威圧的な雰囲気がないというか…)
さやか「……」ドキドキ ガチャ
ほむら「あ……」
さやか「て、転校生…」
ほむら「来てくれたのね…」
ほむら「よかった…」ホッ
さやか(なんか…いつもの転校生と違う…)
さやか(いつものあの、威圧的な雰囲気がないというか…)
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:05:43.81 ID:7MAHoV4a0
ほむら「あ、あの…」モジモジ
ほむら「手紙、読んでくれたかしら…」
さやか「あ、あぁ…うん」
ほむら「…突然、こんな所に呼び出して、ごめんなさい」
ほむら「恥ずかしいけど…どうしても直接伝えたいことがあるの…」
さやか(ごくり…)
ほむら「手紙、読んでくれたかしら…」
さやか「あ、あぁ…うん」
ほむら「…突然、こんな所に呼び出して、ごめんなさい」
ほむら「恥ずかしいけど…どうしても直接伝えたいことがあるの…」
さやか(ごくり…)
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:17:47.67 ID:7MAHoV4a0
ほむら「その…美樹さやかは…」
ほむら「どんな爆発が好き?」
さやか「え?」
ほむら「地雷?それともクレイモア?最近流行の粉塵爆発かしら?」
さやか「え、え?」
ほむら「いろいろバリエーションはあるけど…あなたの1番好きなのを聞きたいの…」
さやか「………?」
ほむら「どんな爆発が好き?」
さやか「え?」
ほむら「地雷?それともクレイモア?最近流行の粉塵爆発かしら?」
さやか「え、え?」
ほむら「いろいろバリエーションはあるけど…あなたの1番好きなのを聞きたいの…」
さやか「………?」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:20:08.45 ID:7MAHoV4a0
ほむら(……はっ!)
ほむら(私は何を言ってるの…)
ほむら(勇気をだして手紙を出したんだもの!)
ほむら(ちゃんと、言わなきゃ!)
さやか「え、えーと…転校生…?」
ほむら「美樹さやか…」
さやか「あ、あたしは風船爆弾かなあ…あはは」
ほむら(我ながらどんな質問よ…)
ほむら(私は何を言ってるの…)
ほむら(勇気をだして手紙を出したんだもの!)
ほむら(ちゃんと、言わなきゃ!)
さやか「え、えーと…転校生…?」
ほむら「美樹さやか…」
さやか「あ、あたしは風船爆弾かなあ…あはは」
ほむら(我ながらどんな質問よ…)
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:22:58.89 ID:7MAHoV4a0
さやか「やっぱさぁ…名前がいいよね」
さやか「風船爆弾…結構いいセンスだとおもうなぁ…」
さやか「あたしとしては『ふ号兵器』ってのも…」
ほむら(なんか食いついてきてるわ…)
ほむら「ち、違うの!」
さやか「え」
ほむら「そ、その…」カアァ
ほむら「本当に言いたいのは…!!」
さやか「風船爆弾…結構いいセンスだとおもうなぁ…」
さやか「あたしとしては『ふ号兵器』ってのも…」
ほむら(なんか食いついてきてるわ…)
ほむら「ち、違うの!」
さやか「え」
ほむら「そ、その…」カアァ
ほむら「本当に言いたいのは…!!」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:30:08.04 ID:7MAHoV4a0
ほむら「あっ、あの…私」
ほむら「あなたの事が好きで…!」
ほむら「好きで好きでたまらないの!!」
さやか「………え」
さやか「えっ、えっ、えぇーっ!!?」
ほむら「…………」カアアァ
さやか「待って…待ってよ…?」
さやか「転校生が…あたしの事、好き…?」
ほむら「……」コクリ
ほむら「あなたの事が好きで…!」
ほむら「好きで好きでたまらないの!!」
さやか「………え」
さやか「えっ、えっ、えぇーっ!!?」
ほむら「…………」カアアァ
さやか「待って…待ってよ…?」
さやか「転校生が…あたしの事、好き…?」
ほむら「……」コクリ
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:33:57.93 ID:7MAHoV4a0
さやか「そ、そんなのおかしいよ…!」タジタジ
ほむら「おかしくなんて、ない」
ほむら「ほんとに、好きなの…」
さやか「だって、転校生はまどかのこと…好きなんじゃ」
ほむら「まどかも…大切に思ってるわ」
ほむら「…友達として」
ほむら「それ以上に私は、あなたのことを思ってるの」
ほむら「あなたに、この想いをずっと伝えたかった…」
ほむら「お願い…」
ほむら「あなたの気持ちを聞かせて…?」
さやか「うぅ…!?」
ほむら「おかしくなんて、ない」
ほむら「ほんとに、好きなの…」
さやか「だって、転校生はまどかのこと…好きなんじゃ」
ほむら「まどかも…大切に思ってるわ」
ほむら「…友達として」
ほむら「それ以上に私は、あなたのことを思ってるの」
ほむら「あなたに、この想いをずっと伝えたかった…」
ほむら「お願い…」
ほむら「あなたの気持ちを聞かせて…?」
さやか「うぅ…!?」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:39:48.70 ID:7MAHoV4a0
その時、さやかは、
選択を迫られて、ある光景を思い出していた。
ほむらの書いた手紙…
綺麗に一文字一文字丁寧に描かれた、震えた文字の手紙を…
同じ女の子だからこそ分かる、
ほむらがこの手紙を書くのにどれほど緊張したかが、
だからさやかは、この想いに真摯に答えねば、と
真っ直ぐなほむらの思いに、
ウソ偽りなく自分の思いで答えなくちゃいけない、と思った
さやか「転校生…!」
選択を迫られて、ある光景を思い出していた。
ほむらの書いた手紙…
綺麗に一文字一文字丁寧に描かれた、震えた文字の手紙を…
同じ女の子だからこそ分かる、
ほむらがこの手紙を書くのにどれほど緊張したかが、
だからさやかは、この想いに真摯に答えねば、と
真っ直ぐなほむらの思いに、
ウソ偽りなく自分の思いで答えなくちゃいけない、と思った
さやか「転校生…!」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:50:19.11 ID:7MAHoV4a0
さやか「む、無理だよ…」
さやか「その、あたし好きな人…いるし…」
さやか「それに女の子同士っておかしいし…」
ほむら「そ、そんな…」
ほむら「…どうしても?」
さやか「?」
ほむら「私じゃ…だめ?」
ほむら「私、本当にあなたが好きなの!」
ほむら「1番じゃなくてもいい…!あなたのそばに…!」
さやか「や、やめてよ…!」
さやか「その、あたし好きな人…いるし…」
さやか「それに女の子同士っておかしいし…」
ほむら「そ、そんな…」
ほむら「…どうしても?」
さやか「?」
ほむら「私じゃ…だめ?」
ほむら「私、本当にあなたが好きなの!」
ほむら「1番じゃなくてもいい…!あなたのそばに…!」
さやか「や、やめてよ…!」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:53:29.36 ID:7MAHoV4a0
さやか「はなして!」ガッシ ボカ
ほむら「きゃ…!」ステン
コローン
さやか「…おや?」
ほむら「…!それは…!」
さやか「なにこれ?なんかボタンが…」
ほむら「『スイッチ』を押させるなーー!!」
さやか「いいや!限界だ押すね!」
どかーーーーーーーーーん
ほむら「きゃ…!」ステン
コローン
さやか「…おや?」
ほむら「…!それは…!」
さやか「なにこれ?なんかボタンが…」
ほむら「『スイッチ』を押させるなーー!!」
さやか「いいや!限界だ押すね!」
どかーーーーーーーーーん
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 02:08:04.57 ID:7MAHoV4a0
さやか(えっと…)
さやか(いま、物凄い真面目な状況だってのは分かる…)
さやか(転校生の気持ちに答えをあげたいけど…)
さやか(もッッのすごくおトイレ行きたい…!)プルプル
さやか(仕方ないじゃん…!なんか緊張しちゃうし!)
さやか「あ、あはは…ごめん」
さやか「ちょっと、トイレに…」
ガシ
さやか「え」
ほむら「…はぐらかさないで」
ほむら「自分でも、おかしいって分かってる…」
ほむら「でも、だからって…誤魔化してほしくない…」
ほむら「お願い…あなたの口から…聞かせて」
ほむら「覚悟はできてるから…」
さやか(いま、物凄い真面目な状況だってのは分かる…)
さやか(転校生の気持ちに答えをあげたいけど…)
さやか(もッッのすごくおトイレ行きたい…!)プルプル
さやか(仕方ないじゃん…!なんか緊張しちゃうし!)
さやか「あ、あはは…ごめん」
さやか「ちょっと、トイレに…」
ガシ
さやか「え」
ほむら「…はぐらかさないで」
ほむら「自分でも、おかしいって分かってる…」
ほむら「でも、だからって…誤魔化してほしくない…」
ほむら「お願い…あなたの口から…聞かせて」
ほむら「覚悟はできてるから…」
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 02:10:44.98 ID:7MAHoV4a0
さやか(違う違う違う違うちがうーーー!!)
さやか(違うんだよ!ほんとにおトイレ行きたいんだよー!!)
さやか「て、転校生…!一旦離して!ね!?」グイグイ
ほむら「……やだぁ」グス
さやか(泣きたいのはこっちだぁぁぁぁーーーーッ!!)
さやか「あ、あ…」プルプル
ほむら「…?」
さやか「あ、あ、あ、あぁぁっーーー!!」
さやか(違うんだよ!ほんとにおトイレ行きたいんだよー!!)
さやか「て、転校生…!一旦離して!ね!?」グイグイ
ほむら「……やだぁ」グス
さやか(泣きたいのはこっちだぁぁぁぁーーーーッ!!)
さやか「あ、あ…」プルプル
ほむら「…?」
さやか「あ、あ、あ、あぁぁっーーー!!」
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 02:24:15.91 ID:7MAHoV4a0
さやか「う、うぇぇ…」ポロポロ
ぐっしょり…
ほむら「…」
ほむら「あの…その…」
ほむら「いや…てっきり…逃げられてしまうのかと…思って…」
さやか「えぇーーん…」グスグス
ほむら「ごめんなさい…」
ほむら「いま、着替えを持ってくるから…」ガチャ
ほむら「あ」
マミ「……」
ぐっしょり…
ほむら「…」
ほむら「あの…その…」
ほむら「いや…てっきり…逃げられてしまうのかと…思って…」
さやか「えぇーーん…」グスグス
ほむら「ごめんなさい…」
ほむら「いま、着替えを持ってくるから…」ガチャ
ほむら「あ」
マミ「……」
131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 02:27:48.26 ID:7MAHoV4a0
マミ「あ、暁美さん…」
ほむら「巴マミ…なぜここに…」
マミ「いや、美樹さんの声が聞こえたから…」
マミ「…あなた、何をしてるの?」
マミ「美樹さん…その…」
マミ「…恥ずかしい目にあってるみたいだけど」
マミ「暁美さん、何がお望み?」
マミ「それは、あなたと美樹さんの仲が良くないのは知ってるけど…」
マミ「流石にこれはいじめレベルよ」
ほむら「えーと…」
ほむら(何て説明すれば…)
ほむら「巴マミ…なぜここに…」
マミ「いや、美樹さんの声が聞こえたから…」
マミ「…あなた、何をしてるの?」
マミ「美樹さん…その…」
マミ「…恥ずかしい目にあってるみたいだけど」
マミ「暁美さん、何がお望み?」
マミ「それは、あなたと美樹さんの仲が良くないのは知ってるけど…」
マミ「流石にこれはいじめレベルよ」
ほむら「えーと…」
ほむら(何て説明すれば…)
143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 02:40:04.34 ID:7MAHoV4a0
マミ「つまり…」
マミ「告白の答えも聞けずに美樹さんが帰ってしまうと勘違いして」
マミ「引き留めたらこうなってしまった、と…」
ほむら「えぇ…」
さやか「…ぐすん」
さやか(寒い…)
マミ(……)
マミ(てっきりいじめか喧嘩かと思って首をつっこんだけど)
マミ(なんだかヘビーな問題ね…)
マミ(こういうデリケートな問題に第三者が手を出すべきじゃないけど)
マミ(…どうしましょう)
マミ(2人とも助けを求める眼をしているわ…)
マミ「告白の答えも聞けずに美樹さんが帰ってしまうと勘違いして」
マミ「引き留めたらこうなってしまった、と…」
ほむら「えぇ…」
さやか「…ぐすん」
さやか(寒い…)
マミ(……)
マミ(てっきりいじめか喧嘩かと思って首をつっこんだけど)
マミ(なんだかヘビーな問題ね…)
マミ(こういうデリケートな問題に第三者が手を出すべきじゃないけど)
マミ(…どうしましょう)
マミ(2人とも助けを求める眼をしているわ…)
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 02:42:44.81 ID:7MAHoV4a0
ほむら(どうしてこんなことに…)
ほむら(私はただ、美樹さやかに告白したいだけだったのに…)
さやか(とんだ目にあったよ…)
さやか(ぱ もスカートもぐしょ濡れだ…)
さやか(正直寒い…)
さやか「…っくちょん」
ほむさや(助けて……)
ほむら(私はただ、美樹さやかに告白したいだけだったのに…)
さやか(とんだ目にあったよ…)
さやか(ぱ もスカートもぐしょ濡れだ…)
さやか(正直寒い…)
さやか「…っくちょん」
ほむさや(助けて……)
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 02:52:33.52 ID:7MAHoV4a0
この時、マミは混乱していた
意味不明な現実に直面していた、というのもあるが
彼女は暁美ほむらに恋をしていたのだ…
現実をあまり把握出来ていないが故の混乱と
好きな人を取られてしまうかもしれない焦燥とが、
マミの思考回路を狂わせた
ショート寸前…今すぐ会いたいよ…
マミ「じ、実は…!」
さやほむ「?」
マミ「私、暁美さんが好きなの!」
さやほむ「なん…だと…?」
意味不明な現実に直面していた、というのもあるが
彼女は暁美ほむらに恋をしていたのだ…
現実をあまり把握出来ていないが故の混乱と
好きな人を取られてしまうかもしれない焦燥とが、
マミの思考回路を狂わせた
ショート寸前…今すぐ会いたいよ…
マミ「じ、実は…!」
さやほむ「?」
マミ「私、暁美さんが好きなの!」
さやほむ「なん…だと…?」
157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 02:56:15.18 ID:7MAHoV4a0
マミ「こ、こんな時に言う事じゃないって分かってる…!」
マミ「でも私っ、美樹さんに暁美さんを取られたくない…!」
マミ「好きです…、付き合ってください…!」
ほむら「え、ぁ、えぇ…っと…!?」カアアァ
ほむら「そ、そんな…私は美樹さやかのことが…」
マミ「…そうだ」
マミ「美樹さんは暁美さんのこと、どう思ってるの!?」
ほむら「わ、私も、聞きたい…!」
ほむら「答えを聞かせて?」
さやか「へっくち!」
さやか(なんだよこれ…)ズビー
マミ「でも私っ、美樹さんに暁美さんを取られたくない…!」
マミ「好きです…、付き合ってください…!」
ほむら「え、ぁ、えぇ…っと…!?」カアアァ
ほむら「そ、そんな…私は美樹さやかのことが…」
マミ「…そうだ」
マミ「美樹さんは暁美さんのこと、どう思ってるの!?」
ほむら「わ、私も、聞きたい…!」
ほむら「答えを聞かせて?」
さやか「へっくち!」
さやか(なんだよこれ…)ズビー
168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 03:06:19.48 ID:7MAHoV4a0
さやか「それより先に着替えさせて…」
さやか「この歳でこれは惨めだよ、あはは…」
ほむら「はっ」
ほむら「そうね、じゃあ私が着替えを持ってくるわ」
さやか「うん…着替えロッカーに入ってるから…」
ほむら「えぇ」ダッ
ガチャ バタン
さやか「……」
マミ「……」
さやか(超気まずい…!)
さやか「この歳でこれは惨めだよ、あはは…」
ほむら「はっ」
ほむら「そうね、じゃあ私が着替えを持ってくるわ」
さやか「うん…着替えロッカーに入ってるから…」
ほむら「えぇ」ダッ
ガチャ バタン
さやか「……」
マミ「……」
さやか(超気まずい…!)
169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 03:08:57.53 ID:7MAHoV4a0
ほむら「持ってきたわ」
さやか「うん、ありがと」
さやか「ジャージ…ださいけど、仕方ないよね」
マミ「さて」
さやか「?」
ほむら「答えを…聞かせて?」
マミ「…ごくり」どきどき
さやか「そうだった…」
さやか「………」
さやか「えーと、あたしは…!」
さやか「うん、ありがと」
さやか「ジャージ…ださいけど、仕方ないよね」
マミ「さて」
さやか「?」
ほむら「答えを…聞かせて?」
マミ「…ごくり」どきどき
さやか「そうだった…」
さやか「………」
さやか「えーと、あたしは…!」
176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 03:18:01.65 ID:7MAHoV4a0
さやか「私は…!」
マミ「ストップ!!」
さやか「えぇ!!?」
ほむら「…何のつもりかしら巴マミ」
マミ「それはおいといて暁美さんに仕返ししない?」
さやか「え?」
ほむら「いきなり何を…」
マミ「だって暁美さんのせいで美樹さんは中学生にもなって…」
さやか「わあ!?言わないでくださいよ!」
マミ「わざとじゃないとはいえ、少しおしおきが必要よね?」
マミ「ストップ!!」
さやか「えぇ!!?」
ほむら「…何のつもりかしら巴マミ」
マミ「それはおいといて暁美さんに仕返ししない?」
さやか「え?」
ほむら「いきなり何を…」
マミ「だって暁美さんのせいで美樹さんは中学生にもなって…」
さやか「わあ!?言わないでくださいよ!」
マミ「わざとじゃないとはいえ、少しおしおきが必要よね?」
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 03:23:23.26 ID:7MAHoV4a0
ほむら「ちょ、ちょっと!?」
さやか「転校生のソウルジェムゲットー!」バシッ
ほむら「あ!?」
マミ「隙あり」ガシィ
ほむら「あぁ!?」
ほむら「は、放して!」ジタバタ
マミ「ふふ…このままあなたを拘束しておけば、あなたはそのうちトイレに行きたくなる!」
ほむら「気持ちを利用したくないけど…!あなた、私が好きじゃなかったの!?」
マミ「好きだからこそ、見てみたいの…」ゾクゾク
ほむら(変 だ…本物の変 に出会ってしまった…!)
さやか「転校生のソウルジェムゲットー!」バシッ
ほむら「あ!?」
マミ「隙あり」ガシィ
ほむら「あぁ!?」
ほむら「は、放して!」ジタバタ
マミ「ふふ…このままあなたを拘束しておけば、あなたはそのうちトイレに行きたくなる!」
ほむら「気持ちを利用したくないけど…!あなた、私が好きじゃなかったの!?」
マミ「好きだからこそ、見てみたいの…」ゾクゾク
ほむら(変 だ…本物の変 に出会ってしまった…!)
213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 14:17:13.73 ID:7MAHoV4a0
…10時間後
マミ「…………」
ほむら「………」
さやか「ふああぁ…」
マミ(なんで平気なの…この子…)
マミ(逆に私の方がつらくなってきた…)
さやか「マミさーん…もう深夜ですよ…」
さやか「眠い…携帯の充電切れちゃったし…」
マミ「な…なぜなの…」
ほむら「…………」
マミ「…………」
ほむら「………」
さやか「ふああぁ…」
マミ(なんで平気なの…この子…)
マミ(逆に私の方がつらくなってきた…)
さやか「マミさーん…もう深夜ですよ…」
さやか「眠い…携帯の充電切れちゃったし…」
マミ「な…なぜなの…」
ほむら「…………」
215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 14:20:11.23 ID:7MAHoV4a0
さやか「…のどかわいたなぁ」
さやか「ちょっと自販機でジュースでも買ってきます…」ガチャ
マミ「あ、私ジンジャーエール…」
さやか「はーい…」
マミ(!)
マミ(そうだ…これよ)
マミ(飲ませればいいんだわ!)
マミ「あと暁美さんにも何か!」
さやか「あ、はい」
さやか「転校生…どうするー?」
ほむら「…………」
ほむら「………」Zzz
マミ「なん…だと…」
さやか「ちょっと自販機でジュースでも買ってきます…」ガチャ
マミ「あ、私ジンジャーエール…」
さやか「はーい…」
マミ(!)
マミ(そうだ…これよ)
マミ(飲ませればいいんだわ!)
マミ「あと暁美さんにも何か!」
さやか「あ、はい」
さやか「転校生…どうするー?」
ほむら「…………」
ほむら「………」Zzz
マミ「なん…だと…」
223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 14:30:09.61 ID:7MAHoV4a0
さやか「…起きませんね、転校生」ゴクゴク
マミ「…そうね」
ほむら「………」Zzz
さやか(あー超おなかへったし♪)
さやか(転校生のソウルジェム…)
さやか(綺麗だなぁ…ぶどう味かなぁ…)
さやか(あー…ほんとにお腹減ってきたぁ…)グゥ
さやか(ちょっと…ちょっとだけ…)
さやか「レロレロレロレロレロレロレロ」
マミ「何をするだァーー!!」
マミ「…そうね」
ほむら「………」Zzz
さやか(あー超おなかへったし♪)
さやか(転校生のソウルジェム…)
さやか(綺麗だなぁ…ぶどう味かなぁ…)
さやか(あー…ほんとにお腹減ってきたぁ…)グゥ
さやか(ちょっと…ちょっとだけ…)
さやか「レロレロレロレロレロレロレロ」
マミ「何をするだァーー!!」
227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 14:33:23.01 ID:7MAHoV4a0
さやか「うわあ!?」ビクッ ゴクン
さやか「マミさん…驚かさないでくださいよ…」
さやか「ん…?」
さやか「しまったッ!転校生のソウルジェムをのんでしまった!」
マミ「なんですって!?」
マミ(…ん?)
マミ「じゃあ暁美さんと美樹さんが離れられなくなったということ!?」
さやか「まぁ…そうなっちゃいますかね…」
マミ(なんてうらやましい)
マミ(そうだ)
マミ(暁美さんにも私のソウルジェムを飲んでもらいましょう)グイグイ
ほむら「もがもが…」Zzz ゴクン
さやか「マミさん…驚かさないでくださいよ…」
さやか「ん…?」
さやか「しまったッ!転校生のソウルジェムをのんでしまった!」
マミ「なんですって!?」
マミ(…ん?)
マミ「じゃあ暁美さんと美樹さんが離れられなくなったということ!?」
さやか「まぁ…そうなっちゃいますかね…」
マミ(なんてうらやましい)
マミ(そうだ)
マミ(暁美さんにも私のソウルジェムを飲んでもらいましょう)グイグイ
ほむら「もがもが…」Zzz ゴクン
230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 14:35:56.18 ID:7MAHoV4a0
ほむら「んぁ…」パチン
さやか「あ、起きた」
ほむら「…すごい寝てたわ」ムク
ほむら「…なんだかお腹がへんなかんじなのだけど」
さやか「あー…それは…」
マミ「かくかくしかじか」
ほむら「……は?」
マミ「私、もう1人ぼっちじゃない!」
ほむら「…」スパーーン
マミ「ぐぎゃっ」
さやか「あ、起きた」
ほむら「…すごい寝てたわ」ムク
ほむら「…なんだかお腹がへんなかんじなのだけど」
さやか「あー…それは…」
マミ「かくかくしかじか」
ほむら「……は?」
マミ「私、もう1人ぼっちじゃない!」
ほむら「…」スパーーン
マミ「ぐぎゃっ」
238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 14:42:28.17 ID:7MAHoV4a0
ほむら「うああああ!!」ガバァ
マミ「きゃあ!?」
ほむら「ゆ、ゆめ…?」ハァハァ
さやか「ど、どうしたの転校生…」
ほむら「い、いえ…悪夢を…」
マミ「ラーリホー…?」
ほむら「縁起でもないわ…」
さやか「えっと…自販機いくけど…何か買ってくる…?」
ほむら「えぇ…お願いするわ…」
マミ「きゃあ!?」
ほむら「ゆ、ゆめ…?」ハァハァ
さやか「ど、どうしたの転校生…」
ほむら「い、いえ…悪夢を…」
マミ「ラーリホー…?」
ほむら「縁起でもないわ…」
さやか「えっと…自販機いくけど…何か買ってくる…?」
ほむら「えぇ…お願いするわ…」
239: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 14:45:21.13 ID:7MAHoV4a0
さやか「えーと」
さやか「あたしは…コーラでいいや」ピ ガコン
さやか「マミさんがジンジャーエールで…」ピ ガコン
さやか「転校生が三ツ矢サイダー…」
さやか「あれ」
さやか「サイダー売切れだぁ」
さやか「電話して…っと、充電切れてるんだった」
さやか「まぁいいや適当に買ってこう」
さやか「あたしは…コーラでいいや」ピ ガコン
さやか「マミさんがジンジャーエールで…」ピ ガコン
さやか「転校生が三ツ矢サイダー…」
さやか「あれ」
さやか「サイダー売切れだぁ」
さやか「電話して…っと、充電切れてるんだった」
さやか「まぁいいや適当に買ってこう」
248: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 14:52:16.74 ID:7MAHoV4a0
ほむら「水…水って…」
さやか「いや…1番安かったからさ…」
さやか「ほら…それだけで世界を変える系の水だし…」
ほむら「だからなんなのよ…」
マミ「まぁまぁ…はいケーキ」
ほむら「どこから出したのよ…」
ほむら「なんで炭酸にケーキなの…」
ほむら「そして何を優雅にお茶(?)会をしているの…」
さやか(怒涛のローテンション三連つっこみ…)
ほむら「…もう帰るわ」
さやか「いや…1番安かったからさ…」
さやか「ほら…それだけで世界を変える系の水だし…」
ほむら「だからなんなのよ…」
マミ「まぁまぁ…はいケーキ」
ほむら「どこから出したのよ…」
ほむら「なんで炭酸にケーキなの…」
ほむら「そして何を優雅にお茶(?)会をしているの…」
さやか(怒涛のローテンション三連つっこみ…)
ほむら「…もう帰るわ」
250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 14:54:56.43 ID:7MAHoV4a0
マミ「えっ」
ほむら「じゃあまた…」ガチャ
さやか「待ちなよ、転校生」
ほむら「…」ピタ
マミ「そ、そうよ答えを聞かなくていいの?」
マミ「ちなみの私は暁美さんの答えを聞きたいわ!!」ハァハァ
ほむら「きらい…」
マミ「あぁん…」
ほむら「………」
ほむら(美樹さやかの…答え…)ドキドキ
ほむら「じゃあまた…」ガチャ
さやか「待ちなよ、転校生」
ほむら「…」ピタ
マミ「そ、そうよ答えを聞かなくていいの?」
マミ「ちなみの私は暁美さんの答えを聞きたいわ!!」ハァハァ
ほむら「きらい…」
マミ「あぁん…」
ほむら「………」
ほむら(美樹さやかの…答え…)ドキドキ
263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 15:07:50.16 ID:7MAHoV4a0
さやか「ご、ごめん…」
さやか「あたし…仁美が、好き、なんだ」
ほむら「え…」
さやか「あの、あたし転校生に手紙もらえてすごく嬉しかったよ」
さやか「でも、転校生とは付き合えない…」
ほむら「そ、そう…」
さやか「ごめんね…」
ほむら「…うぅん」
ほむら「…………」
さやか「…………」
マミ「私が空気」
さやか「あたし…仁美が、好き、なんだ」
ほむら「え…」
さやか「あの、あたし転校生に手紙もらえてすごく嬉しかったよ」
さやか「でも、転校生とは付き合えない…」
ほむら「そ、そう…」
さやか「ごめんね…」
ほむら「…うぅん」
ほむら「…………」
さやか「…………」
マミ「私が空気」
264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 15:14:49.71 ID:7MAHoV4a0
その後、
3人は守衛に見つからないように学校を出て…家に帰った。
少しのお喋りはしたが、気まずいような、居心地の悪い空気が場を包んでいた。
3人の少女の心は、ばらばらにベクトルを向いていて、
視線の先は違う人の元へ注がれていた。
かと言って引き下がる乙女心ではない。
きっとここから先も諦めずに少女は想いを寄せ、
その度にぶつかったり、くじけたりしながらすこしずつ前に進んでいくのだろうが…
ひとまず、今回の恋愛劇は幕を引く。
ここから先がどうなるかはまだ、神様しか知らない、
いや…もしかしたら神ですら分からないのかも知れない。
分からない行き先を、暗闇の中で探りながら、日々は過ぎて、
そして、朝はやってくるのだ。
完
3人は守衛に見つからないように学校を出て…家に帰った。
少しのお喋りはしたが、気まずいような、居心地の悪い空気が場を包んでいた。
3人の少女の心は、ばらばらにベクトルを向いていて、
視線の先は違う人の元へ注がれていた。
かと言って引き下がる乙女心ではない。
きっとここから先も諦めずに少女は想いを寄せ、
その度にぶつかったり、くじけたりしながらすこしずつ前に進んでいくのだろうが…
ひとまず、今回の恋愛劇は幕を引く。
ここから先がどうなるかはまだ、神様しか知らない、
いや…もしかしたら神ですら分からないのかも知れない。
分からない行き先を、暗闇の中で探りながら、日々は過ぎて、
そして、朝はやってくるのだ。
完
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