1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 00:17:44.50 ID:/LzcDUSM0
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 00:22:21.21 ID:7MAHoV4a0
さやか「え、え、えぇー…」カアァ

まどか「さやかちゃん、どうしたの?」

さやか「な!なんでもないっ!!」バッ

まどか「…?」

さやか「あ、あははは!」

さやか(ついつい隠しちゃったー…)

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 00:28:06.51 ID:7MAHoV4a0
 教室

ほむら「…………」ちらちら

さやか(うああ…超こっち見てる…)

ほむら「…」パッ

さやか(あ、そっぽ向いちゃった)

さやか「な、なんなんだ…?」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 00:32:07.39 ID:7MAHoV4a0
さやか(と、とりあえず読んでみる、か…)コソコソ

さやか(うはぁ…めっちゃ綺麗な字…)

さやか(……でも)

さやか(ちょっと、震えてる)

さやか(…端っこのとこ、紙がへたってる)

さやか(手汗、かな)

さやか(いっぱい時間かけて、考えて書いたのかな)

さやか(きっと頑張って、勇気だして書いたんだなぁ…)

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 00:42:58.82 ID:7MAHoV4a0

さやか「…………」

さやか「とりあえず、放課後に屋上にいけばいいのね」

さやか「な、なんか緊張してきた…」ドキドキ

さやか(っていうかなんであたしなわけ?)

さやか(転校生はあたしのこと嫌ってると思ってたんだけどな…)

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:03:07.88 ID:7MAHoV4a0
 屋上

さやか「……」ドキドキ ガチャ

ほむら「あ……」

さやか「て、転校生…」

ほむら「来てくれたのね…」

ほむら「よかった…」ホッ

さやか(なんか…いつもの転校生と違う…)

さやか(いつものあの、威圧的な雰囲気がないというか…)

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:05:43.81 ID:7MAHoV4a0
ほむら「あ、あの…」モジモジ

ほむら「手紙、読んでくれたかしら…」

さやか「あ、あぁ…うん」

ほむら「…突然、こんな所に呼び出して、ごめんなさい」

ほむら「恥ずかしいけど…どうしても直接伝えたいことがあるの…」

さやか(ごくり…)

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:17:47.67 ID:7MAHoV4a0
ほむら「その…美樹さやかは…」

ほむら「どんな爆発が好き?」

さやか「え?」

ほむら「地雷?それともクレイモア?最近流行の粉塵爆発かしら?」

さやか「え、え?」

ほむら「いろいろバリエーションはあるけど…あなたの1番好きなのを聞きたいの…」

さやか「………?」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:20:08.45 ID:7MAHoV4a0
ほむら(……はっ!)

ほむら(私は何を言ってるの…)

ほむら(勇気をだして手紙を出したんだもの!)

ほむら(ちゃんと、言わなきゃ!)

さやか「え、えーと…転校生…?」

ほむら「美樹さやか…」

さやか「あ、あたしは風船爆弾かなあ…あはは」

ほむら(我ながらどんな質問よ…)

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:22:58.89 ID:7MAHoV4a0
さやか「やっぱさぁ…名前がいいよね」

さやか「風船爆弾…結構いいセンスだとおもうなぁ…」

さやか「あたしとしては『ふ号兵器』ってのも…」

ほむら(なんか食いついてきてるわ…)

ほむら「ち、違うの!」

さやか「え」

ほむら「そ、その…」カアァ

ほむら「本当に言いたいのは…!!」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:30:08.04 ID:7MAHoV4a0
ほむら「あっ、あの…私」

ほむら「あなたの事が好きで…!」

ほむら「好きで好きでたまらないの!!」

さやか「………え」

さやか「えっ、えっ、えぇーっ!!?」

ほむら「…………」カアアァ

さやか「待って…待ってよ…?」

さやか「転校生が…あたしの事、好き…?」

ほむら「……」コクリ

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:33:57.93 ID:7MAHoV4a0
さやか「そ、そんなのおかしいよ…!」タジタジ

ほむら「おかしくなんて、ない」

ほむら「ほんとに、好きなの…」

さやか「だって、転校生はまどかのこと…好きなんじゃ」

ほむら「まどかも…大切に思ってるわ」

ほむら「…友達として」

ほむら「それ以上に私は、あなたのことを思ってるの」

ほむら「あなたに、この想いをずっと伝えたかった…」

ほむら「お願い…」

ほむら「あなたの気持ちを聞かせて…?」

さやか「うぅ…!?」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:39:48.70 ID:7MAHoV4a0
その時、さやかは、
選択を迫られて、ある光景を思い出していた。
ほむらの書いた手紙…
綺麗に一文字一文字丁寧に描かれた、震えた文字の手紙を…

同じ女の子だからこそ分かる、
ほむらがこの手紙を書くのにどれほど緊張したかが、
だからさやかは、この想いに真摯に答えねば、と
真っ直ぐなほむらの思いに、
ウソ偽りなく自分の思いで答えなくちゃいけない、と思った

さやか「転校生…!」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:50:19.11 ID:7MAHoV4a0
さやか「む、無理だよ…」

さやか「その、あたし好きな人…いるし…」

さやか「それに女の子同士っておかしいし…」

ほむら「そ、そんな…」

ほむら「…どうしても?」

さやか「?」

ほむら「私じゃ…だめ?」

ほむら「私、本当にあなたが好きなの!」

ほむら「1番じゃなくてもいい…!あなたのそばに…!」

さやか「や、やめてよ…!」

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 01:53:29.36 ID:7MAHoV4a0
さやか「はなして!」ガッシ ボカ

ほむら「きゃ…!」ステン

コローン

さやか「…おや?」

ほむら「…!それは…!」

さやか「なにこれ?なんかボタンが…」

ほむら「『スイッチ』を押させるなーー!!」

さやか「いいや!限界だ押すね!」


どかーーーーーーーーーん

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 02:08:04.57 ID:7MAHoV4a0
さやか(えっと…)

さやか(いま、物凄い真面目な状況だってのは分かる…)

さやか(転校生の気持ちに答えをあげたいけど…)

さやか(もッッのすごくおトイレ行きたい…!)プルプル

さやか(仕方ないじゃん…!なんか緊張しちゃうし!)

さやか「あ、あはは…ごめん」

さやか「ちょっと、トイレに…」

ガシ

さやか「え」

ほむら「…はぐらかさないで」

ほむら「自分でも、おかしいって分かってる…」

ほむら「でも、だからって…誤魔化してほしくない…」

ほむら「お願い…あなたの口から…聞かせて」

ほむら「覚悟はできてるから…」

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 02:10:44.98 ID:7MAHoV4a0
さやか(違う違う違う違うちがうーーー!!)

さやか(違うんだよ!ほんとにおトイレ行きたいんだよー!!)

さやか「て、転校生…!一旦離して!ね!?」グイグイ

ほむら「……やだぁ」グス

さやか(泣きたいのはこっちだぁぁぁぁーーーーッ!!)

さやか「あ、あ…」プルプル

ほむら「…?」

さやか「あ、あ、あ、あぁぁっーーー!!」

128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 02:24:15.91 ID:7MAHoV4a0
さやか「う、うぇぇ…」ポロポロ

ぐっしょり…

ほむら「…」

ほむら「あの…その…」

ほむら「いや…てっきり…逃げられてしまうのかと…思って…」

さやか「えぇーーん…」グスグス

ほむら「ごめんなさい…」

ほむら「いま、着替えを持ってくるから…」ガチャ

ほむら「あ」

マミ「……」

131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 02:27:48.26 ID:7MAHoV4a0
マミ「あ、暁美さん…」

ほむら「巴マミ…なぜここに…」

マミ「いや、美樹さんの声が聞こえたから…」

マミ「…あなた、何をしてるの?」

マミ「美樹さん…その…」

マミ「…恥ずかしい目にあってるみたいだけど」

マミ「暁美さん、何がお望み?」

マミ「それは、あなたと美樹さんの仲が良くないのは知ってるけど…」

マミ「流石にこれはいじめレベルよ」

ほむら「えーと…」

ほむら(何て説明すれば…)

143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 02:40:04.34 ID:7MAHoV4a0
マミ「つまり…」

マミ「告白の答えも聞けずに美樹さんが帰ってしまうと勘違いして」

マミ「引き留めたらこうなってしまった、と…」

ほむら「えぇ…」

さやか「…ぐすん」

さやか(寒い…)

マミ(……)

マミ(てっきりいじめか喧嘩かと思って首をつっこんだけど)

マミ(なんだかヘビーな問題ね…)

マミ(こういうデリケートな問題に第三者が手を出すべきじゃないけど)

マミ(…どうしましょう)

マミ(2人とも助けを求める眼をしているわ…)

145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 02:42:44.81 ID:7MAHoV4a0
ほむら(どうしてこんなことに…)

ほむら(私はただ、美樹さやかに告白したいだけだったのに…)

さやか(とんだ目にあったよ…)

さやか(ぱ  もスカートもぐしょ濡れだ…)

さやか(正直寒い…)

さやか「…っくちょん」

ほむさや(助けて……)

156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 02:52:33.52 ID:7MAHoV4a0
この時、マミは混乱していた
意味不明な現実に直面していた、というのもあるが
彼女は暁美ほむらに恋をしていたのだ…

現実をあまり把握出来ていないが故の混乱と
好きな人を取られてしまうかもしれない焦燥とが、
マミの思考回路を狂わせた

ショート寸前…今すぐ会いたいよ…


マミ「じ、実は…!」

さやほむ「?」

マミ「私、暁美さんが好きなの!」

さやほむ「なん…だと…?」

157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 02:56:15.18 ID:7MAHoV4a0
マミ「こ、こんな時に言う事じゃないって分かってる…!」

マミ「でも私っ、美樹さんに暁美さんを取られたくない…!」

マミ「好きです…、付き合ってください…!」

ほむら「え、ぁ、えぇ…っと…!?」カアアァ

ほむら「そ、そんな…私は美樹さやかのことが…」

マミ「…そうだ」

マミ「美樹さんは暁美さんのこと、どう思ってるの!?」

ほむら「わ、私も、聞きたい…!」

ほむら「答えを聞かせて?」

さやか「へっくち!」

さやか(なんだよこれ…)ズビー

168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 03:06:19.48 ID:7MAHoV4a0
さやか「それより先に着替えさせて…」

さやか「この歳でこれは惨めだよ、あはは…」

ほむら「はっ」

ほむら「そうね、じゃあ私が着替えを持ってくるわ」

さやか「うん…着替えロッカーに入ってるから…」

ほむら「えぇ」ダッ

ガチャ バタン

さやか「……」

マミ「……」

さやか(超気まずい…!)

169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 03:08:57.53 ID:7MAHoV4a0
ほむら「持ってきたわ」

さやか「うん、ありがと」

さやか「ジャージ…ださいけど、仕方ないよね」

マミ「さて」

さやか「?」

ほむら「答えを…聞かせて?」

マミ「…ごくり」どきどき

さやか「そうだった…」

さやか「………」

さやか「えーと、あたしは…!」

176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 03:18:01.65 ID:7MAHoV4a0
さやか「私は…!」

マミ「ストップ!!」

さやか「えぇ!!?」

ほむら「…何のつもりかしら巴マミ」

マミ「それはおいといて暁美さんに仕返ししない?」

さやか「え?」

ほむら「いきなり何を…」

マミ「だって暁美さんのせいで美樹さんは中学生にもなって…」

さやか「わあ!?言わないでくださいよ!」

マミ「わざとじゃないとはいえ、少しおしおきが必要よね?」

177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 03:23:23.26 ID:7MAHoV4a0
ほむら「ちょ、ちょっと!?」

さやか「転校生のソウルジェムゲットー!」バシッ

ほむら「あ!?」

マミ「隙あり」ガシィ

ほむら「あぁ!?」

ほむら「は、放して!」ジタバタ

マミ「ふふ…このままあなたを拘束しておけば、あなたはそのうちトイレに行きたくなる!」

ほむら「気持ちを利用したくないけど…!あなた、私が好きじゃなかったの!?」

マミ「好きだからこそ、見てみたいの…」ゾクゾク

ほむら(変 だ…本物の変 に出会ってしまった…!)

213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 14:17:13.73 ID:7MAHoV4a0
…10時間後

マミ「…………」

ほむら「………」

さやか「ふああぁ…」

マミ(なんで平気なの…この子…)

マミ(逆に私の方がつらくなってきた…)

さやか「マミさーん…もう深夜ですよ…」

さやか「眠い…携帯の充電切れちゃったし…」

マミ「な…なぜなの…」

ほむら「…………」

215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 14:20:11.23 ID:7MAHoV4a0
さやか「…のどかわいたなぁ」

さやか「ちょっと自販機でジュースでも買ってきます…」ガチャ

マミ「あ、私ジンジャーエール…」

さやか「はーい…」

マミ(!)

マミ(そうだ…これよ)

マミ(飲ませればいいんだわ!)

マミ「あと暁美さんにも何か!」

さやか「あ、はい」

さやか「転校生…どうするー?」

ほむら「…………」

ほむら「………」Zzz

マミ「なん…だと…」

223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 14:30:09.61 ID:7MAHoV4a0
さやか「…起きませんね、転校生」ゴクゴク

マミ「…そうね」

ほむら「………」Zzz

さやか(あー超おなかへったし♪)

さやか(転校生のソウルジェム…)

さやか(綺麗だなぁ…ぶどう味かなぁ…)

さやか(あー…ほんとにお腹減ってきたぁ…)グゥ

さやか(ちょっと…ちょっとだけ…)

さやか「レロレロレロレロレロレロレロ」

マミ「何をするだァーー!!」

227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 14:33:23.01 ID:7MAHoV4a0
さやか「うわあ!?」ビクッ ゴクン

さやか「マミさん…驚かさないでくださいよ…」

さやか「ん…?」

さやか「しまったッ!転校生のソウルジェムをのんでしまった!」

マミ「なんですって!?」

マミ(…ん?)

マミ「じゃあ暁美さんと美樹さんが離れられなくなったということ!?」

さやか「まぁ…そうなっちゃいますかね…」

マミ(なんてうらやましい)

マミ(そうだ)

マミ(暁美さんにも私のソウルジェムを飲んでもらいましょう)グイグイ

ほむら「もがもが…」Zzz ゴクン

230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 14:35:56.18 ID:7MAHoV4a0
ほむら「んぁ…」パチン

さやか「あ、起きた」

ほむら「…すごい寝てたわ」ムク

ほむら「…なんだかお腹がへんなかんじなのだけど」

さやか「あー…それは…」

マミ「かくかくしかじか」

ほむら「……は?」

マミ「私、もう1人ぼっちじゃない!」

ほむら「…」スパーーン

マミ「ぐぎゃっ」

238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 14:42:28.17 ID:7MAHoV4a0
ほむら「うああああ!!」ガバァ

マミ「きゃあ!?」

ほむら「ゆ、ゆめ…?」ハァハァ

さやか「ど、どうしたの転校生…」

ほむら「い、いえ…悪夢を…」

マミ「ラーリホー…?」

ほむら「縁起でもないわ…」

さやか「えっと…自販機いくけど…何か買ってくる…?」

ほむら「えぇ…お願いするわ…」

239: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 14:45:21.13 ID:7MAHoV4a0
さやか「えーと」

さやか「あたしは…コーラでいいや」ピ ガコン

さやか「マミさんがジンジャーエールで…」ピ ガコン

さやか「転校生が三ツ矢サイダー…」

さやか「あれ」

さやか「サイダー売切れだぁ」

さやか「電話して…っと、充電切れてるんだった」

さやか「まぁいいや適当に買ってこう」

248: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 14:52:16.74 ID:7MAHoV4a0
ほむら「水…水って…」

さやか「いや…1番安かったからさ…」

さやか「ほら…それだけで世界を変える系の水だし…」

ほむら「だからなんなのよ…」

マミ「まぁまぁ…はいケーキ」

ほむら「どこから出したのよ…」

ほむら「なんで炭酸にケーキなの…」

ほむら「そして何を優雅にお茶(?)会をしているの…」

さやか(怒涛のローテンション三連つっこみ…)

ほむら「…もう帰るわ」

250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 14:54:56.43 ID:7MAHoV4a0
マミ「えっ」

ほむら「じゃあまた…」ガチャ

さやか「待ちなよ、転校生」

ほむら「…」ピタ

マミ「そ、そうよ答えを聞かなくていいの?」

マミ「ちなみの私は暁美さんの答えを聞きたいわ!!」ハァハァ

ほむら「きらい…」

マミ「あぁん…」

ほむら「………」

ほむら(美樹さやかの…答え…)ドキドキ


263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 15:07:50.16 ID:7MAHoV4a0
さやか「ご、ごめん…」

さやか「あたし…仁美が、好き、なんだ」

ほむら「え…」

さやか「あの、あたし転校生に手紙もらえてすごく嬉しかったよ」

さやか「でも、転校生とは付き合えない…」

ほむら「そ、そう…」

さやか「ごめんね…」

ほむら「…うぅん」

ほむら「…………」

さやか「…………」

マミ「私が空気」

264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/22(水) 15:14:49.71 ID:7MAHoV4a0
その後、
3人は守衛に見つからないように学校を出て…家に帰った。
少しのお喋りはしたが、気まずいような、居心地の悪い空気が場を包んでいた。

3人の少女の心は、ばらばらにベクトルを向いていて、
視線の先は違う人の元へ注がれていた。
かと言って引き下がる乙女心ではない。
きっとここから先も諦めずに少女は想いを寄せ、
その度にぶつかったり、くじけたりしながらすこしずつ前に進んでいくのだろうが…
ひとまず、今回の恋愛劇は幕を引く。

ここから先がどうなるかはまだ、神様しか知らない、
いや…もしかしたら神ですら分からないのかも知れない。
分からない行き先を、暗闇の中で探りながら、日々は過ぎて、
そして、朝はやってくるのだ。