1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 20:09:23.69 ID:vMSlTQzH0
シャル「こんな条件で勝負しようなんて言うから、おかしいと思ったんだ」

一夏「おう。一晩考えた秘策だぞ」ドヤ

シャル「秘策・・・」

シャル「よそ見が・・・秘策・・・」

シャル「それに引っ掛かった僕が馬鹿なんだよね」ショボン

引用元: シャルル「・・・じゃあひとつだけ言うこと聞くよ」 



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 20:16:17.60 ID:vMSlTQzH0
シャル『まっすぐ突っ込んできたらただの的だっていつも言ってるよね!』ドン!ドン!ドン!

一夏『うおおおー!』

シャル『もうシールドエネルギーも無いよね!これでおしまい!』スチャッ

一夏『シャルロット!』

シャル『ひゃいっ!?』ドキーン

一夏『あれ何だ?』

シャル『ふぇっ・・・何?』

シャル『あ』

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 20:22:21.58 ID:vMSlTQzH0
シャル「いきなり名前で呼ばれてびっくりしたんだよね・・・」

一夏「おう。そこがキモだな」

シャル「はぁ・・・次は無いからね」

シャル「・・・じゃあひとつだけ言うこと聞くよ」

一夏「そうか!ありがとう!」パァァ

シャル「い、言っておくけど!●●●なのはダメだからね!」

一夏「ん?当たり前だろ?」

シャル(当たり前なんだ・・・ちょっと期待しちゃったのに)

一夏「実はな」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 20:29:09.67 ID:vMSlTQzH0
一夏「心音を聞かせて欲しいんだ」

シャル「へ?」

一夏「昨日テレビでやってたんだ。赤ん坊に母親の心音を聞かせると、泣き止むって」

シャル「あー、やってたね。ラウラが超観てたよ」

一夏「ほら、俺は母親ってよくわからないからさ」

シャル「あ・・・、うん」

シャル(それでラウラも興味あったのかなぁ)

シャル「それはわかったけど・・・、なんで僕に言うの?ダブル幼馴染とかさ」

一夏「あいつらに頼むと絶対殴られるだろ。いやシャルが殴らないって意味じゃないぞ?」

シャル(ふたりはそういうポジションなんだ・・・。ちょっと気の毒)

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 20:35:34.61 ID:vMSlTQzH0
シャル「じ、じゃあ夜に一夏の部屋に行くよ」

一夏「ん?ロッカールームとかじゃダメなのか?」

シャル「だ、ダメに決まってるでしょ!・・・それにいろいろ準備もあるし」

シャル(訓練後だし、汗臭いよね! そ、それに心の準備が・・・)

一夏「おう、わかった。じゃあ夜に待ってるよ」

シャル「うん、また後でねー」フリフリ

シャル「はわわわどどどうしよう! いやでもこれはチャンス!」

シャル「ま、まずはシャワーだよね」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 20:51:23.71 ID:vMSlTQzH0
シャルの部屋にて

シャル(何を着ていけばいいかな・・・? 制服はまずいよね)

ラウラ「・・・」

シャル(ネコパジャマ・・・は、さすがに子供っぽいかな?)

ラウラ「・・・」←(ネコパジャマ装備中)

シャル(セクシーさをアピールしつつ、下品にならないように・・・うーん)

ラウラ「・・・シャル」

シャル「ひゃいっ!?」

ラウラ「何をそんなに緊張している? まるで初陣前の新兵のようだぞ?」

シャル(あ、当たってるー!?)

ラウラ「平常心を失った兵士から死んでいく。 何をするか知らんが、まずは落ち着け」

シャル「う、うん、ありがとう、ラウラ」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 20:58:45.08 ID:vMSlTQzH0
シャル(よし、ロングTシャツとショートパンツで・・・生足をアピール!)

シャル(って、制服が生足なんですよねー)

シャル「じゃあ! 行ってきます!」シュピッ

ラウラ「うむ。 健闘を祈る」シュピッ

ガチャ!バタン!ダダダッ!

ラウラ「・・・どこへ行ったんだ?」

シャル(ラウラごめんねー! でも恋は戦争なんだよ! 作者もそう言ってるんだよ!)

 

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 21:08:29.75 ID:vMSlTQzH0
コンコン

シャル「・・・一夏、いる?」

一夏「おう、待ってたぞ」ガチャ

シャル「お、おじゃまします」

シャル(「待ってた」って! なんかすごく嬉しい!)

一夏「お茶でも飲むか? 熱いやつ」

シャル「う、うん、もらおうかな」

一夏「・・・」ズズー

シャル「・・・」フーフー ズ

シャル(はわ・・・なんかすごく緊張してきたよ)ドキドキ

脳内ラウラ『平常心だ』

シャル(ラウラ・・・ありがとう)

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 21:14:28.28 ID:vMSlTQzH0
シャル「じ、じゃあやろっか」

一夏「おう。 よろしくおねがいします」

空いてるベッドにアヒル座りをするシャルさん

シャル「ど、どうぞ」

両手を広げて一夏をお迎えするシャルさん

一夏「う・・・」

一夏(・・・もしかして、俺ものすごい事を頼んじゃったのか!?)

シャル「は、早く・・・」カァー

一夏「お、おう・・・おじゃまします・・・」オソルオソル

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 21:22:03.54 ID:vMSlTQzH0
ドクン ドクン ドクン

シャル(うわーうわー一夏近い超近い)

一夏「・・・」

シャル(なんで何も喋らないの!?)

一夏「・・・」

シャル「い、一夏・・・?」

一夏「・・・ん・・・」

シャル「ど、どうかな・・・?」

一夏「すげー落ち着く」フワー

一夏「それにいい匂い」フンフン

シャル「に、匂いは気にしないで・・・」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 21:27:44.74 ID:vMSlTQzH0
一夏「・・・」

シャル「・・・」

シャル(あ・・・なんかすごく僕も落ち着く・・・)

シャル(頭・・・抱いてもいいよね)ダキ

一夏「・・・んー・・・」ダキツキ

シャル「・・・ふふっ」

トクン トクン トクン

一夏(お、ちょっと動悸が静かになった)

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 21:35:38.28 ID:vMSlTQzH0
シャル「ふーん ふふーん ふーん ふーん」

一夏「・・・何の歌?」

シャル「子守唄だよ。 ママが唄ってくれたんだ」

一夏「なんで鼻唄なんだ」

シャル「一夏、フランス語わからないでしょ? 言葉がわからない歌聴くと落ち着かないと思ってさ」

一夏「なるほど・・・そりゃそうだ」

シャル「ふーん ふーん ふふふー ふーん」

シャル(僕も子供が出来たら、こうやって抱いてあげるのかなぁ)

シャル(子供・・・パパは・・・い、一夏? 結婚とか!? ひゃー!)

ドッキン ドッキン ドッキン

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 21:42:10.93 ID:vMSlTQzH0
一夏「なんか動悸が激しくなったぞ」

シャル「ひぇ? そ、そうかな?」

一夏「おう・・・どうかしたか?」

シャル(こ、これはまずい! 嘘発見器付けてるのと一緒だよ!)

シャル「な、なんでもないよ! 気にしないで!」

一夏「おう・・・気にしないー」フワー

シャル「う、うん」

シャル(ちょっとは気にしてよ! ああでも助かった・・・のかな?)

一夏「はふー・・・」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 21:46:17.16 ID:vMSlTQzH0
シャル「ねえ、一夏?」

一夏「んー」

シャル「いつまでやるのかな」

一夏「んー・・・、もうちょっと」ギュー

シャル「ふふっ・・・、うん、いいよ。 もうちょっとだね」

一夏「・・・」

シャル「・・・一夏?」

一夏「・・・」スカー

シャル「寝てる・・・」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 21:54:20.85 ID:vMSlTQzH0
シャル「もうちょっと言ったのに・・・」クスクス

シャル「寝てる一夏可愛い・・・顔見えないけどね」ナデナデ

一夏「・・・」ギュー

シャル「子供の頃の一夏も見てみたかったなぁ・・・」

シャル「箒と鈴だけが知ってる一夏・・・」

シャル「・・・なんか悔しい」ガブリ

一夏「・・・っ」ビクッ

シャル「ふふ・・・可愛い」ナデナデ

一夏「・・・」スカー

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 22:00:28.43 ID:vMSlTQzH0
一夏「・・・はっ」

シャル「一夏・・・? 起きたの・・・?」

一夏「す、すまん! 今何時だ!?」ガバッ

シャル「二時くらいかな」

シャル(うわー、離れるとすごく寂しい・・・)

一夏「すまん! 寝ちゃって!」

シャル「ふふっ、いいよ。 それだけ気持ちよかったってことだよね?」

一夏「あ、ああ、すげぇ気持ちよかった」

シャル「じゃあいいよ。 寝てる一夏も可愛かったし」クスッ

一夏「あ、ああ・・・?」

シャル「じゃあ、僕は部屋に帰るね」

一夏「お、おう、ありがとうな」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 22:05:37.17 ID:vMSlTQzH0
シャル「最後にもう一度」ギュッ

一夏「」

シャル「おやすみ、一夏」チュッ

一夏「」

シャル「じゃあまた明日」フリフリ

一夏「お、おう」フリフリ

ガチャ バタン

シャル「・・・」

シャル(ちょ、ちょっと最後は大胆だったかな!?)

シャル(でもいいよね!役得・・・ってことで!)

シャル(ふんふふーーん)スキップ


48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 22:16:00.13 ID:vMSlTQzH0
翌日

一夏「シャル! また勝負しないか?」

シャル「いいけど、今度は負けないよ?」

シャル「勝ったら何してもらおっかなー」

箒「・・・待て、その「勝ったら云々」とはどういうことだ」

シャル「えー? 一夏とふたりだけの秘密だよ」ニコッ

セシリア「ど、どういうことですの!? 一夏さん、説明を求めますわ!」

鈴「一夏殺す」

一夏「ま、待て、お前ら!」

ラウラ「待たん。死ね」キュイーーーン

一夏「うわーーーー!」ドゴーン

シャル「ああ、一夏がボロ雑巾のように」

箒セシ鈴ラウ「「シャル!」」

シャル「あはっ。 な・い・しょー!」ギューン

おわり