7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 20:03:54.04 ID:Tn3bDVbcO
唯「ほああ……おふぁよお」

ピロリン♪

唯「ん?」

憂「寝起きお姉ちゃんカワイーよー」

唯「ちょ、消して消して」

引用元: 梓「ゆーいせんぱーい」憂「I say hello」 


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 20:08:02.72 ID:Tn3bDVbcO
唯「寝ぐせひどいからさ」

憂「いーじゃん。寝ぐせカワイーよー?」

唯「そ……そういうのいいから」

憂「照れてるお姉ちゃんカワイー」

唯「は、離れて離れて」

憂「焦ってるお姉ちゃんカワイー」

唯「もうすっごくめんどくさい」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 20:13:28.69 ID:Tn3bDVbcO
唯「ほら、学校行く準備するよ」

憂「ほふぁああ……」

唯「お、寝不足?」

憂「さっきのノリで、1日のやる気使い果たしちゃった……」

唯「ええー」

憂「なんかやる気出ること言ってー」

唯「じ、じゃあ。学校ついたらハグっていいよ」

憂「しゃきーん」

唯「効果音いいから」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 20:20:47.05 ID:Tn3bDVbcO
憂「おはよー梓ちゃん」

梓「おはよ、憂。今日の収穫は?」

憂「ほらほら、寝ぐせお姉ちゃん」

唯「ちょ、見せないでってば」

梓「おぉ、後で送ってね」

唯「本人を無視して話すすめないで」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 20:24:51.38 ID:Tn3bDVbcO
梓「唯せんぱーい。聞きたいことがあるんですが」

唯「なに?」

梓「先輩はアレしますか?」

唯「ちょっと、ななな何の話?」

憂「お姉ちゃんは一人でするよねー」

梓「一人でやるんですか?」

憂「したくなったら、私たちに言ってねー」

唯「や、やめやめ。この話やめ」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 20:27:30.72 ID:Tn3bDVbcO
梓「先輩も」

唯「うん?」

梓「利き手が恋人だったりするんですか」

唯「うーん、そういう言い方もできるのかな」

梓「うわー」

憂「わー」

唯「な、なにさ」

梓「わーわー」

憂「わーわー」

唯「なんなの?さっきからなんなの?」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 20:35:16.18 ID:Tn3bDVbcO
梓「だって、ねー」

憂「ねー」

唯「……あー、なしなし、今のなし。利き手は日常必需品の間違い」

梓「なるほど、唯先輩にとってはアレが日課、と」

唯「アレ?日課?」

梓「憂、唯先輩の部屋からヘンな声聞こえたら教えてね」

憂「うん、すぐ報告するから」

唯「ねー、アレってなんなの。ねー」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 20:42:20.52 ID:Tn3bDVbcO
唯「行ってきます」

梓「唯先輩、またあとで」

唯(ふう……それにしても)

唯(あれってなんなんだろ?)

唯(……ゲーム?)

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 20:45:49.24 ID:Tn3bDVbcO
梓「唯先輩っていじるとカワイーよね」

憂「でしょー?日常ひちゅちゅひんだって」

梓「……」

憂「……」

梓「日常ひちゅちゅひん」

憂「やーめーてー」

梓「カワイー。やっぱり姉妹だよね」

憂「むー」

梓「日常ひちゅちゅひん」

憂「いやー」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 20:50:05.77 ID:Tn3bDVbcO
憂「みょんみょん」

唯「なにしてるの?」

梓「輪ゴムで遊んでるんです」

憂「楽しいみょん」

唯「止めなよ、ゴムは切れたら大変なことになるよ」

梓「……なるほど、唯先輩はそんなに頻繁に●●んですね」

憂「お姉ちゃん、財布の中見せてー」

唯「や、やだよ。なんで?」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 20:53:38.67 ID:Tn3bDVbcO
唯「……あ」

梓「はい?」

唯「●●で思い出した。私、確かにしょっちゅうプレイするよ」

梓「えっ」

憂「……うわー」

唯「一回50円のとこでね」

梓「はい」

憂「はい」

唯「な、なんで50円差し出すの?」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 20:57:34.24 ID:Tn3bDVbcO
梓「さあ、場所を変えましょう」

唯「あれ?練習は?」

梓「今日は休みです」

憂「お姉ちゃん、早く●●にいこう」

唯「……うん、確かに学校でやって見つかったらまずいもんね」

梓「ええ、退学になっちゃいます」

唯「えー?せいぜい没収されるくらいじゃない?」

憂「お姉ちゃん、没収されるもの持ち歩いてるの?」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 21:05:03.86 ID:Tn3bDVbcO
唯「というわけで、ゲーセンに来ました」

梓「……」

憂「……」

唯「あれ?二人ともテンション低いね」

梓「唯先輩のマニアックさに驚愕してるんです」

憂「ごめんね、私ムードは大切にしたいの」

唯「あー、二人とも煙草嫌いなんだ」

梓「煙草使うんですか?」

憂「いやー、ゾクゾクするー」

唯「?」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 21:07:21.24 ID:Tn3bDVbcO
唯「今日はおうちでゲームして遊ぼう」

憂「お姉ちゃん、これやろうよ」

唯「また格ゲーかー」

憂「え?」

唯「なんでもないよ。やろっか」

唯(……たまにはRPGとかやりたい……一人でゲームしたい)

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 21:15:42.24 ID:Tn3bDVbcO
梓「うちの学校の階段、亀がいるよね」

唯「カワイーよね。私、亀好きだよ」

憂「お姉ちゃん、亀の なでまくる?」

唯「まくらないよ」

梓「唯先輩、亀の首こすりまくる?」

唯「そもそも触ったことないよ」

憂「亀に嘔吐させまくる?」

梓「亀の吐瀉物飲みまくる?」

唯「なんなの、本当になんなの?」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 21:17:27.46 ID:Tn3bDVbcO
梓「唯先輩って」

唯「なーに?」

梓「かけられるの好き?」

唯「なにを?」

梓「なんでしょうねー」

憂「なんだろねー」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 21:20:12.97 ID:Tn3bDVbcO
唯「えーと、ビール?」

梓「優勝した野球チームみたいですね」

唯「豚の血?」

憂「そんな映画あったね」

唯「優しい言葉?」

梓「唯先輩カワイー」

憂「お姉ちゃん好き好き大好きー」

唯「や、やっぱりやめて。なでなでしないで」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 21:25:54.15 ID:Tn3bDVbcO
憂「私ね私ね、お姉ちゃんが好き好き大好き」

唯「あーはいはい」

梓「私はね」

唯「うんうん」

梓「言わないけど、唯先輩が大好きだよ」

唯「言ってるじゃん」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 21:35:21.29 ID:Tn3bDVbcO
唯「猫飼いたいなー」

憂「……梓ちゃん」

梓「ほら、ネコミミ」

憂「おねーちゃーん」

梓「ほら、猫が二匹いますよ」

唯「あー猫いないかなー」

憂「おねーちゃん」

梓「唯せんぱいー」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 21:40:50.55 ID:Tn3bDVbcO
梓「お尻に鼻を近づけるのが、猫のはじめましての挨拶なんですよ」

唯「へえー」

梓「というわけでやってください」

唯「や、やだよ」

梓「さあ」

唯「初対面じゃないでしょ」

梓「あなた誰ですか?知らない顔ですね」

唯「それはへこむから止めて」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 21:48:23.34 ID:Tn3bDVbcO
憂「小学校の頃、○○菌って流行ってたよね」

唯「男子がよくやってたね」

梓「えいっ」

唯「うわあ、急に抱きつかないでよぉ」

梓「唯先輩菌ゲットー」

憂「わーい、私も私もー」

梓「あげないよー」

憂「待ってー」

梓「唯先輩から菌もらえばいーじゃん」

唯「……いろんな意味で泣きたい」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 21:55:34.53 ID:Tn3bDVbcO
梓「私、バナナマスターなんですよ」

唯「あずにゃんバナナ好きそうだもんね」

梓「今から正しいバナナの食べ方を教えてあげます」

唯「ほうほう」

梓「まず、四つん這いになってください」

唯「あ、やっぱりいいや」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 21:59:17.13 ID:Tn3bDVbcO
梓「おはよー憂。唯先輩は?」

憂「おねーちゃん、今寝てる」

梓「教室で熟睡できるって、すごいよね」

憂「夕べもしまくってたんだよ」

梓「声聞こえなかった?」

憂「んー、ずっと耳すませてたんだけどね」

梓「必死に声をこらえながらしてたんだろうね。カワイーね」

憂「ていうか私たち、すごい見られてるよ」

梓「先輩の教室だからね」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 22:03:40.71 ID:Tn3bDVbcO
梓「前、唯先輩菌ってやったじゃん」

憂「あー、やったね」

梓「あれを●●●に塗ったらどうなるんだろうね」

憂「できちゃうかもね」

梓「あー、きっとできちゃうね」

憂「ていうか私たち、遠巻きにされてるね」

梓「指さすなんて、失礼だよね」

唯(……起きたいのに起きれない)

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 22:10:11.87 ID:Tn3bDVbcO
憂「お姉ちゃんって、S?M?」

唯「よく意味がわからないよ」

梓「じゃあ、唯先輩は生まれ変わったら、何になりたいですか?」

唯「うーん、ギターかな」

梓「やっぱりMだったね」

憂「予想通りだね」

唯「な、なんで?」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 22:14:50.93 ID:Tn3bDVbcO
梓「だってほら、指先でコロコロされるの好きなんでしょう?」

憂「ビンビンしちゃうんでしょ?」

梓「上手い人は歯でしてくれますもんね」

憂「きゃーきゃー」

唯「二人とも、どこ見てるの?ちょっとちょっと」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 22:19:03.51 ID:Tn3bDVbcO
唯「私、いくら食べても太らないんだー」

憂「どれどれー?」

唯「ひゃうっ……わ、わき腹はダメだよ」

梓「つんっ」

唯「ひっ……」

憂「それそれそれー」

唯「あっ……んくっ……ふ、ふあぁ……」

憂(……これは)

梓(……私たちもやばい)

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 22:25:08.06 ID:Tn3bDVbcO
憂「あー、雨降ってきた」

唯「私、傘もってきてないや」

梓「唯先輩、濡れちゃうんですか?」

憂「ぐ ょぐ ょになっちゃうの?」

梓「どこが●●ちゃうんですか?」

憂「下 も●●ちゃうの?」

唯「そろそろ怒っていい?」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 22:26:48.74 ID:Tn3bDVbcO
梓「一発芸やりまーす」

唯「わーい」

梓「関東平野!」

憂「自虐ネタだ!」

唯「ごめん、よくわからなかった」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 22:33:00.94 ID:Tn3bDVbcO
憂「私も一発芸やりまーす!」

梓「どうぞ!」

憂「アルプス山脈!」

梓「殴りたい!」

唯「ねー、どういう意味なの?ねー」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 22:41:07.61 ID:Tn3bDVbcO
憂「お姉ちゃん、どうぞ!」

唯「えー、わ、私も?」

梓「さあ」

唯「えっと……新燃岳?」

憂「え……」

梓「……」

唯「あれ?」

憂「……お姉ちゃん、出るの!?」

梓「相手は誰ですか!?」

憂「張ってるの?痛くないの?」

梓「今度飲ませてください!」

唯「何この空気」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 22:48:48.13 ID:Tn3bDVbcO
唯「三人で食べるお昼はおいしいね」

憂「お姉ちゃん、ほっぺについちゃった。ペロッて取ってー」

唯「自分で取りなよう」

憂「ペ ペ がいいのー」

梓「唯先輩、私も牛乳ヒゲできちゃいました。ペ ペ してください」

唯「あずにゃんまでー、もー」

憂(牛乳ヒゲって聞いたの、小学校以来だ……)

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 22:52:24.11 ID:Tn3bDVbcO
唯「あずにゃん、お昼に牛乳飲むんだね」

梓「ええ、おっきくなりたいですから。いろいろと」

唯「私も牛乳は毎朝飲むよー。あと飲むヨーグルトや豆乳も好きかなあ」

憂「お姉ちゃん、白いの飲むの好きだもんね」

唯「……な、なんで笑顔でこっち見るの、二人とも」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 22:57:35.95 ID:Tn3bDVbcO
アナウンサー「○○容疑者は、容疑を否認しております」

唯「否認……ひにん」

憂「コーラで洗うといいってのは、ウソなんだよ」

唯「?」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/23(水) 23:01:15.06 ID:Tn3bDVbcO
ちょっと中断ー

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 01:05:13.15 ID:gbhLgm7dO
唯「みんなこれ何に見える?」



梓「リュック背負った人ですかね」

憂「さすらいの旅人、って感じだなぁ」

唯「じゃあ、これは?」

ξ

梓「……メタボ」

憂「でも出るとこ出てるよ?」

梓「垂れてるじゃん」

憂「できてるのかもよ」

唯「?」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 01:12:06.51 ID:gbhLgm7dO
梓「ヒザヒザヒザヒザヒザ」

憂「じゃあ、ここは?」

梓「ヒザ……あっ」

憂「残念、ヒジでしたー」

梓「くっ」

憂「お姉ちゃんにもやってみなよ」

梓「唯先輩、チクワって10回言ってください」

唯「チクワチクワチクワチクワ以下略」

梓「じゃあ、ここは?」

唯「ちく……ゎ」

梓「わーい」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 01:16:43.73 ID:gbhLgm7dO
唯「今日のおやつはマロングラッセ」

梓「クリですなーういっ」

憂「クリだねー梓ちゃん」

唯「なっ……なんでこっち見んのさ」

梓「だって」

憂「ねー?」

唯「あーもー、この話おしまい。クリの魅力について話そう」

梓「イガをくぱぁ、ってやる瞬間」

憂「花のあの香り」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 01:23:45.66 ID:gbhLgm7dO
梓「考えてみたらさ」

憂「?」

唯「?」

梓「唯先輩と憂って、同じ穴から出てきたんだよね」

憂「……おお」

唯「?」

梓「こういうのを、同じ穴の狢って言うんじゃなかったっけ?」

憂「違うと思うよ」

唯(……意味がよくわからないから黙っておこう)

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 01:30:05.74 ID:gbhLgm7dO
梓「熱ってエネルギーじゃん」

憂「そうだね」

唯「えっと、そだね」

梓「ということは、摩擦熱の力で無いものも膨らむのではないでしょうか」

唯「……えー、つまり?」

梓「唯先輩、さすってください」

唯「や……じ、自分でやりなよぅ」

憂「摩擦熱と膨張熱は、違うんじゃない?」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 01:32:36.75 ID:gbhLgm7dO
唯「おふぁよ……あれ、私のイスがない」

憂「お姉ちゃんたってる?たってるの?」

梓「朝だから?朝だからたってるんですか?」

唯「早くイス返してください。あと自分の教室に戻りなさい」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 01:39:34.78 ID:gbhLgm7dO
憂「おはようお姉ちゃん」

唯「あらためておはようございます」

梓「今日は何持ってきたんですか?」

唯「はい」

梓「おお、これはトランプ」

憂「後でババ抜こうね」

梓「ババを抜きまくろうね」

憂「シ シ 抜きまくろうね」

梓「ど ゅど ゅ抜きまくろうね」

唯(……たまには一人でトランプタワーとかやりたい……)

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 01:48:31.63 ID:gbhLgm7dO
梓「妹に、なりたい」

唯「……はい?」

梓「私も妹になりたかった」

憂「へえ……」

梓「お兄ちゃん、って言ってみたい」

唯「お兄ちゃんがほしかったんだね」

梓「お兄ちゃん太すぎるよぉ、とかお兄ちゃん入らないよぉ、とか言いたい」

憂「梓ちゃん、荒んでるね」

梓「憂に言われたくないよ」

唯(兄妹で引っ越しの手伝いでもするのかな?)

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 01:53:05.30 ID:gbhLgm7dO
憂「お母さんにもう一人頼んでみたら?」

梓「それ無理。ただでさえ薄い愛が弟か妹に奪われる」

憂「梓ちゃん、愛に飢えてるんだね」

唯「寂しがり屋さんなんだ。まるでウサギさんだね」

梓「ウサギの雄って、一度●●だしたらなかなか止まらないんですよ」

唯「とりあえず押し倒さないで」

憂「……えっと、寂しいならうち来る?」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 02:00:07.43 ID:gbhLgm7dO
梓「そんなわけで、平沢家に泊まりにきました」

憂「いらっしゃい」

梓「ここが唯先輩の部屋か」

唯「あんまりいじらないでね」

梓「あれ、シーツと枕カバーは?」

唯「今洗濯中だよ」

梓「……なんでですか」

唯「ほえ?」

梓「どうしてそういうことをするんですか?何でなんですか?」

唯「ひっぱらないれー」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 02:17:22.66 ID:gbhLgm7dO
唯「そういうわけで、今日はあずにゃんの寂しさを癒やしてあげたいと思います」

憂「お姉ちゃんにいくらでも甘えていいからね」

梓「お姉ちゃーん」

唯「いもーとー」

梓「だ、抱きつかないでください!これじゃ部活と変わらないじゃないですか!」

憂「あ、部活ではこういうノリなんだ」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 02:27:09.72 ID:gbhLgm7dO
憂「部活のお姉ちゃんって、どんな感じなの」

梓「いつも困ってるよ。練習しないし抱きつくし」

唯「面目ない」

梓「唯先輩は中途半端なんだもん。ハグより先の行為にちっとも進まないの」

憂「人前だからね」

梓「ヘタレなんだよ」

憂「純情だから、どうしたらいいかわからないんじゃない?」

唯「よくわかんないけど、バカにされてるのはわかった」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 02:31:29.25 ID:gbhLgm7dO
梓「今週は何回した?」

憂「んー、8回かな」

梓「私は10回だよ」

憂「なかなかヒマがなくて」

梓「●●すぎると、バカになるって本当なのかな」

唯「何の話?私も混ぜて」

梓「唯先輩には関係ないです」

憂「本当は関係あるけどね」

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 09:16:16.39 ID:gbhLgm7dO
梓「でもさー」

憂「んー?」

梓「憂って同じ屋根の下に住んでて、よく我慢できるよね」

憂「実の妹だからね」

梓「私だったら狼に変身して、あっという間にチョメチョメしちゃうかも」

唯(チョメチョメ?)

憂「梓ちゃんは狼っていうより猫だけどね」

梓「てへ」

憂「おちょくったつもりなのに」

唯(もうついてけないや……ゲームでもしよっと)

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 09:25:03.24 ID:gbhLgm7dO
梓「やっぱり妹だから、良心が痛んだりするの?」

憂「うん。さっき、今週は8回って言ったじゃん」

梓「言ってたね」

憂「本当は梓ちゃんと同じに10回くらいしたかったんだけど、なんか胸が痛くてさ」

梓「あれ?憂って今日あの日だったの?」

憂「なんで真面目な話してるのに、台無しにするようなこと言うかな」

唯「やっぱりキルにゃんだよねえ」

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 09:27:56.13 ID:gbhLgm7dO
梓「妹ってのも、大変なんだね」

憂「うん、たまに梓ちゃんがうらやましくなるよ」

梓「ごめん。勝手な理由で押しかけたりして」

憂「ううん、今日はいっぱい楽しもう」

梓「そだね。たっぷり楽しもうか」

唯「また進化キャンセルしちゃった……」

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 09:34:22.41 ID:gbhLgm7dO
梓「というわけで唯先輩」

唯「なにがというわけなのか、わからない」

憂「お風呂に入ってください」

梓「さあ、入浴しちゃってください。さあ」

唯「いやいや、さっき入っちゃったし」

梓「……これはどういうことですか、憂さん」

憂「ごめんね、忘れてた」

梓「許さない。こんなビッグイベントだったのに」

唯「びっぐ?」

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 09:38:13.49 ID:gbhLgm7dO
憂「お姉ちゃん、もう一回入ってきたら?」

唯「いいよ、面倒だし」

梓「唯先輩、ちょっとにおいますね」

唯「えっ」

憂「ホントだ、におうにおう」

梓「唯先輩のにおいだ」

憂「おいしそうなにおいだ」

唯「ち、ちょっと。クンクンしないで」

梓「くんかくんか」

憂「すーはー」

唯「やああああああ」

梓「羞恥に堪えきれず逃げ出したか」

憂「やっぱりお姉ちゃんカワイー」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 09:45:12.83 ID:gbhLgm7dO
憂「しょうがない、私たちで入ろっか」

梓「あっ、ういうい。あれあれ」

憂「おお、これはまさしく」

梓「……白だね」

憂「でも上はピンクだね」

梓「かっわいいい」

憂「……どうする?」

梓「……どうしよう」

憂「……」

梓「……やめとく?」

憂「やめとこうか」

115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 09:53:28.22 ID:gbhLgm7dO
梓「できる限りキレイにしておこっか」

憂「そうだね。背中流すの手伝うよ」

梓「ありがとう。なんか初体験の前の気分だね」

憂「梓ちゃん、まだ未経験でしょ」

梓「憂だって」

憂「人間って、なんでキレイになりたがるんだろうね。どうせすぐ汚れるのに」

梓「現実逃避、じゃないかな。あるいは罪滅ぼしかも」

憂「なるほどね」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 09:57:35.74 ID:gbhLgm7dO
憂「お姉ちゃん、お風呂上がったよ……って」

梓「ありゃ、寝てる」

唯「くうくう」

憂「……梓ちゃん」

梓「……どうする?」

憂「●●ちゃう?」

梓「●●ちゃいますか?」

憂「ごめんね、お姉ちゃん」

梓「無防備な唯先輩が、いけないんですよ」

唯「……むにゃ、うーいー、あずにゃ……」

憂「ひっ」

梓「ぎくっ」

唯「……だいしゅきを、ありがと……」

憂「……」

梓「……」

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 10:03:05.18 ID:gbhLgm7dO
憂「なにもせずに撤退とは……」

梓「私たち、まだまだ甘ちゃんだよね」

憂「梓ちゃんもヘタレじゃん」

梓「面目ない」

憂「……でも、●●ことは●●ておかないとね」

梓「そだね。今夜はたっぷり楽しもっか」

憂「ベッド半分使っていいよ」

梓「ありがとう」

119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 10:05:32.97 ID:gbhLgm7dO
唯「……んー、もう朝か……」

梓「おはようございます、唯先輩」

憂「お姉ちゃんおはよー」

唯「おはよ……」

梓「いい天気だね」

憂「すがすがしいね」

唯「汗くさ」

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 10:34:01.48 ID:gbhLgm7dO
梓「唯先輩、テンション低いですね」

唯「憂の部屋から夜通し変な声が聞こえてきて、よく寝れなかったんだよ」

憂「あー、聞かれてたんだ」

梓「ちょっと恥ずかしいかも」

唯「なんか貝をペ ペ する夢見たし」

梓「その夢詳しく」

唯「それより、どうして二人ともそんなにハイなの?」

憂「さあ」

梓「私たち、わかりませーん」

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 10:39:03.00 ID:gbhLgm7dO
唯「眠い……」

憂「お姉ちゃん、私たちが夜ナニしてたか、知りたい?」

唯「別に知りたくないよ」

梓「私たち、実はですね」

唯「止めて」

梓「唯先輩のことを思って」

唯「本当に止めてください」

憂「梓ちゃん、ゴーゴー」

梓「しちゃったんです、アレ」

唯「もうやだ。さようなら」

憂「なんでお姉ちゃんがサヨナラなんて言うのかわからないよ」

梓「私は言うよ、ハローハロー」

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 10:42:43.24 ID:gbhLgm7dO
憂「お姉ちゃんが家出しました」

梓「あー、やっぱり唯先輩堪えられなかったか」

憂「お姉ちゃん、ピュアだからね」

梓「ウブなだけだよ」

憂「なんか心配……」

梓「大丈夫だよ。学校で会えるから。ほら、制服がなくなってるし」

憂「ほんとだ。じゃあ今日はいっぱいしちゃおうか」

梓「そだね」

憂「……あっ、お姉ちゃんの 着が一枚もない」

梓「ちくしょう」

126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/24(木) 10:48:34.79 ID:gbhLgm7dO
……

梓「そんなわけで、学校に来ました」

憂「時が流れるのってはやいねー」

梓「あっ、唯先輩だ」

憂「おねえちゃーん」

梓「唯先輩、おはようございます」

唯「……」

憂「そそくさと逃げられちゃった」

梓「ゆーいせんぱーい」

憂「I say hello」



終わり