1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 17:05:18.08 ID:JLbJNLFE0
さやか「何それ?」

マミ「あら、美樹さんの学年には広まっていないのね」

杏子「あたしも初耳なんだが」

マミ「貴女は学校には通っていないでしょうし、無理もないわ」

さやか「で、それは何なの?」

マミ「最近、私のクラスで広まりだした噂なのだけれど」

杏子「噂、か。くだらねェな」

引用元: マミ「『まどかさま』って知ってる?」 



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 17:05:48.93 ID:JLbJNLFE0
マミ「深夜に女の子の所にやって来て、女の子を何処とも知れない場所に連れていく存在。それが『まどかさま』らしいの」

さやか「な、なんだか怖いね」

マミ「それで、ここからが本題なのだけれど。この話を聞いた人の所には、来るらしいのよ」

さやか「……え?」

マミ「『まどかさま』が」

杏子「おいおい。今時流行らないよ、そんなのは」

さやか「ど、どうしよう。ねぇマミさん、あたしはどうしたらいいの!?」

杏子「信じてやがる……」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 17:16:37.41 ID:JLbJNLFE0
マミ「助かる方法は二つあるの」

さやか「早く教えてよ、マミさん!」

マミ「一つは『この話を二人以上に伝える』」

杏子「お前はそっちを選んだってワケか」

マミ「ええ。そしてもう一つが、『呪文を唱える』。ただし、その時には決して眼を開けてはならない」

さやか「その呪文っていうのは?」

マミ「『まどっちまどまど』よ」

杏子「……」

さやか「まどっちまどまど、まどっちまどまど……」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 17:29:28.85 ID:JLbJNLFE0
マミ「この『まどかさま』って、どこかで聞き覚えがあると思わない?」

さやか「うう、そう言われるとどこかで聞いたような気も……」

杏子「お前もか」

さやか「え? え? やめてよ」

マミ「やっぱりね。二人を巻き込んでしまったのは申し訳ないけど、確かめたかったのよ。このデジャヴが錯覚レベルのものなのかどうか」

さやか「そういえば、行方不明者って女の子が多いよね……」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 17:29:51.07 ID:JLbJNLFE0
杏子「ただの偶然だとは思うが、確かに気になるわな。魔獣絡みかも知れねェ」

マミ「私達なら、いざという時の対抗手段も持っているしね。魔獣の仕業なら、放っておく訳にもいかないわ」

さやか「やだぁ……」

杏子「怖いんなら、呪文とやらを使えばいいんじゃねェの? あたしとしてはありがたい限りだ。丁度グリーフシードが欲しい所だった」

さやか「まどっちまどまど! まどっちまどまど!」

マミ「何かあったら、テレパシーで連絡して。直ぐに向かうわ。それじゃ、おやすみ」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 17:40:29.73 ID:JLbJNLFE0
――さやか宅――


さやか「まどっちまどまど、まどっちまどまど……」

さやか「眠れないよぅ……」

さやか「こんな時に限って、うちには誰もいないし」

さやか「……」

さやか「杏子のヤツ、大丈夫かなー」

さやか「し、心配だなー。あいつ、一人じゃなんにもできないもんなー」

さやか「しょうがないなー。さやかちゃんが一緒に居てあげよう!」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 17:41:03.70 ID:JLbJNLFE0
――河川敷――


パチ、パチ

杏子「……」

さやか「きょ、杏子?」

杏子「ああ、さやかか。丁度良い所に来た」

さやか「うげっ! それ、蛇!?」

杏子「食うかい?」

さやか「い、いらないよ!」

杏子「ま、食わんだろうな。……んぐっ」ガツガツ

さやか「うわぁ……」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 17:51:24.95 ID:JLbJNLFE0
杏子「お前には、感謝してるよ」

さやか「えっ」

杏子「これで、野郎が来る確率は50%から100%に跳ね上がったってワケだ。存在するなら、の話だけどな」にぃ

さやか(ヤバい、コイツすっごい頼りになる)

杏子「さて、それじゃ寝るとするかい。生憎と、布団は無いけどな」

さやか「だったらあたしの家で」

杏子「面倒臭い。それに、柔らかいベッドの上じゃ寝付けそうにもねェ」

さやか「うぅ……」

杏子「イヤなら帰っても良いんだぞ?」

さやか「やだ!」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 17:57:45.87 ID:JLbJNLFE0
杏子「そうか。じゃ、この寝袋を使え。あたしはもうちょっとしてから寝る」

さやか「悪いよ、そんなの」

杏子「ふん。あんたらとは鍛え方が違うもんでね。いいからさっさと寝なよ」

さやか「……ありがと。おやすみ」

杏子「ああ、おやすみ」


◆ ◆ ◆


  や ちゃ

さやか「zzzz」

 おぼ  てく た

さやか「……んあ? きょーこ?」

 さや ちゃ さ か

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 18:07:15.57 ID:JLbJNLFE0
さやか「え……」

 さ しいよ さ かちゃん

さやか「……や、やだ」

 さや ちゃん やかちゃ さやかちゃ

さやか「杏子!! 杏子ぉ!!」

 さやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんおぼえててくれたおぼえててさびしいよさやかちゃん

さやか「やだよお! なんでいないの!? 杏子お!!」

 さやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃん
 さやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃん
 さやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃんさやかちゃん

さやか「うぐ、うぅ……まどっち、まどまど! ぐすっ、まどっちまどまどぉ!!」


 さ や か ち ゃ ん

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 18:15:28.21 ID:JLbJNLFE0
杏子「……思いの外、時間が掛かっちまったな。しかし、大漁だ。手間ァ掛けて罠こさえた甲斐があった」

杏子「……さやか?」

杏子「さやか! さやか! おい、どこに居る!?」

杏子「……まさか」

 きょ  ちゃ

杏子「!?」

 う まい  し ったよ あり  う

杏子「……テメェの、仕業か」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 18:25:00.26 ID:JLbJNLFE0
 きょうこちゃんきょうこちゃん

杏子「……?」

 きょうこちゃんきょうこちゃんきょうこちゃんきょうこちゃん

杏子「なんであたしの名前を知ってやがる?」

 うんまいぼう おいしかったよ ありがとう

杏子「……」

 みじかいあいだだったけど わすれないよ きょうこちゃんもおぼえててくれたんだね

杏子「……悪い、忘れてた。ホントに悪いな。そっか、聞き覚えがあるワケだ」

 また きっと あえるからね

杏子「……ああ。もう、忘れねェから」

さやか「おーい! きょうこおおおおおお!!」

杏子「さやか。……と」

ほむら「……」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 18:36:49.72 ID:JLbJNLFE0
さやか「ふっふーん。怖がっちゃって」

杏子「お前の所にも来たのか」

さやか「うん。へへへ」

杏子「で、お前はどうした? ほむら」

ほむら「マミから話を聞いて」

杏子「ハナから知ってたって面だな」

ほむら「代わりに謝っておくわ。ごめんなさい。彼女も悪気があってやった訳じゃないの」

さやか「そんなの当たり前じゃーん!」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 18:37:12.84 ID:JLbJNLFE0
杏子「良く言うな。一人で寝られなくなってあたしのとこまで転がり込んできたのはどこの誰だ?」

さやか「ぐぬぬ」

ほむら「彼女は、嬉しかっただけなの。貴女たちに思い出してもらえたから」

杏子「だから、名前を知った奴の所を無差別に回ってるってワケか」

ほむら「そう」

さやか「なんか、怖がっちゃってバカみたいだねー。あははは」

杏子「マミの奴はどうなんだ? 二人に教えれば来ない、なんて言ってたが」

ほむら「さぁ。今頃、お話してる最中なんじゃないかしら」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 18:41:15.88 ID:JLbJNLFE0
――マミ宅――


マミ「ねぇ、なんで!? 二人に話せば助かるんじゃないの!?」

 ミ ん

マミ「やだ! やだ! まどっちまどまど! まどっちまどまど!」

 マミさんマミさん

マミ「ひいいいいいいいい」

 ティロ・フィナーレってなんだったんですか?


―――
 今夜、貴方の所にも現れるかも知れない。
 寂しがり屋な彼女が……。 おわり

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 19:03:02.76 ID:G26hgZHy0
さやか「『マドガミさま』? なんですか? それ」

マミ「美樹さんは魔法少女になって日が浅いから、知らないのも無理ないわね」

杏子「あたしも知らねーぞ」

マミ「佐倉さんはあまり他の魔法少女と交流しないから……」

佐倉「あんただってボッチじゃねーか」

マミ「し、失礼な! 私だってmixiだとマイミク100人以上いるのよ! 魔法少女コミュの管理人だし!」

さやか「マミさん落ち着いて……」

マミ「ご、ごほん! まぁいいわ。貴女達に教えてあげる。『マドガミさま』の事……」

マミ「これを見て」


 魔法少女あつまれー☆ トピック

04月24日 … 『マドガミさま』の噂        
04月24日 … 【速報】群馬で魔獣が大量発生
04月23日 … 【殉職】魔法少女追悼トピ【円環
04月22日 … 新魔法少女の挨拶はここで
04月20日 … 皆で必殺技を考えるとぴ

杏子「なんだこれ」

マミ「魔法少女コミュのトピックよ」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 19:18:48.04 ID:G26hgZHy0
マミ「その中でも、これ」

さやか「『マドガミさま』の噂……?」

杏子「結局噂なんじゃねーか」

マミ「いいから見て!」


 『マドガミさま』の噂

 『マドガミさま』は魔獣退治が下手な魔法少女の下に現れ、連れ去ってしまうという……
 今魔法少女の間でまことしやかに語られるこの噂について話し合うトピです。

さやか「あわわ……どうしようマミさん! あたし連れてかれちゃう!」

杏子「あはは! 確かにさやかは弱っちーからな」

マミ「大丈夫よ美樹さん。これを見て」

眼鏡っこ   こんにちは、『マドガミさま』関連で新しい噂を聞いたので書きこませてもらいます。
         『マドガミさま』は身代わりを置く事で、そちらを魔法少女と勘違いして持っていくそうですよ。

††MAMI††  興味深いわね、ぜひ詳しい話を聞きたいわ>眼鏡っこ

眼鏡っこ   マドガミさまは、少女の肌に最も近い衣類。つまり下 を枕元に置くことで、勘違いしてそちらを持っていくそうです。


杏子「ただの下 ドロじゃねーかよ」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 19:25:32.23 ID:G26hgZHy0
マミ「佐倉さん! そんなこと言ったら呪われるわよ!」

杏子「はぁ? 何いってんだ」

さやか「まずいよ! 杏子連れてかれちゃうよ!?」

杏子「マドガミさまなんか居るわけねーっての。第一あたしはかなりスコアを稼いでるっての」

マミ「いいえ、このトピックを見る限り、馬鹿にしたり下 以外をお供えしたり、お菓子ばっかり食べてても呪われるらしいわ!」

杏子「なんだよお菓子たべちゃいけないのかよ」

さやか「きょうこぉ……お供えしよ? このままじゃ連れてかれちゃうよぉ……」

杏子「えぇい鬱陶しい! あたしは信じないかんな!」

さやか「あっ! 杏子!」

マミ「まずいわね……」

さやか「どうしようマミさん……」ブルブル

マミ「美樹さんは念のため、今日は枕元に下 をおいておくといいわ」

さやか「はい、そうします……」ビクビク

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 19:31:11.74 ID:G26hgZHy0
さやか「えっと、お供えはパ  でいいかなぁ……」

さやか「枕元において、と」

さやか「うぅ……怖くて寝れないよぅ……」

さやか「駄目だ、寝るんださやか! ねるねるねる!」

さやか「あれ? なんだか……急にねむけ……が……」

さやか「Zzzz……」


??「…………」ガチャ

??「…………」ガサガサ

??「……新品か」チッ

さやか「Zzzz…」

??「次は使用済みを置け」ヒソヒソ

さやか「ん……んむ……」Zzz



さやか「はっ! あたしいつの間に寝ちゃって……あっ」

さやか「下 が……無くなってる!!」

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 19:35:26.23 ID:G26hgZHy0
さやか「マミしゃあああああああああんん!!!」ダバダバ

マミ「あら美樹さん。おはよう」

さやか「ままままマドガミさまが! マドガミさまが出たんです!」ガクガク

マミ「な、なんですって!?」

杏子「んなわけねー。どうせ夢だろ?」

さやか「ちがうもん! 朝起きたら枕元に置いておいた下 が無くなってたんだって!」

杏子「はぁ? ベッドと壁の隙間とかに落ちてるんじゃね?」

さやか「絶対ない! あたし確認したし! それに・・・…」

マミ「それに?」

さやか「夢のなかで、次は使用済みだって聞いた、ような……」

杏子「変 じゃねーか!」

さやか「あー! また馬鹿にした! 杏子だめだよ!」

マミ「佐倉さん、あなた完全に呪われたわ」

杏子「えー?」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 19:40:13.28 ID:G26hgZHy0
マミ「とにかく、今日は貴女達二人とも下 を置くこと。ちゃんと使用済みをよ?」

さやか「はい! そうします!」

杏子「けっ 勝手にやってな」

マミ「佐倉さん……」

さやか「あううう……マミさんどうしよう、杏子が連れてかれちゃうよぉ」

マミ「信じるしか無いわ、彼女を……」


■あんこハウス

杏子「ったく、あいつらにも困ったもんだ」

杏子「…………」

杏子「一応だぞ! 念のため! そう、マドガミさまなんて居ないって証明するためだかんな!」ヌギヌギ

杏子「もう寝るけど、別に心配なんてしてないからな!」

杏子「………Zzzz」


??「…………」ヌッ

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 19:44:47.40 ID:G26hgZHy0
杏子「Zzzz…」

??「……」ゴソゴソ

??「……」クンカクンカ

??「……」ホムー//

??「………」ゴソゴソ


■さやさやハウス

さやか「うぅ……コワイよぉ」

さやか「でも今度こそ、使用済みをおけば……」ヌギヌギ

さやか「おやすみなさい」

さやか「Zzzz」

??「……」ゴソゴソ

??「……すっぺぇ」ペロ 


■翌日

さやか杏子「「あたしの下 が……ない!?」

112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 19:48:45.46 ID:G26hgZHy0
さやか「マミさあああああああん!」ダバダバ

杏子「しゃやかああああああああうあわあああああああ」ダバダバ

マミ「あら、二人とも……」

さやあん「「下 がなくなってた(ました)!」」

マミ「やはり……噂はほんとうだったのね」

マミ「こうしちゃいられない、早くトピックに書き込まないと!」


■ほむほーむ

ほむら「うひひ…… 大漁大漁」

QB「訳がわからないよ。どうして君は同姓の下 ――しかも使用済みを集めるんだい?」

ほむら「分かっていないわね、インキュベーター」

QB「説明してほしいな」

ほむら「だってまどかパ  はもうこの世にないのよ!? だったら他の魔法少女のモノで我慢するしか無いじゃない!」

QB「……駄目だこいつ」

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 19:53:53.99 ID:G26hgZHy0
ほむら「さて、早速手に入れたパ  を被って寝るとしましょう」

ほむら「はぁ……あんパ は汗臭くてたまんないわ、さすがボーイッシュ系魔法少女」

ほむら「さやパ はなんだか酸っぱいわ。おそらく酸化した 液の味ね。こいつまた上条で 情したわね」

ほむら「あぁ、たまんないわ……むにゃむにゃ」

ほむら「Zzzz…」


 ほ らち ん

 ほむら  ん

ほむら「ん……?」

 ほむらちゃん う  の

ほむら「だ、誰!?」

 わ しい    パ  をク   ン す   て

ほむら「お、お化け!? ひぃぃぃぃ」

 わたし こ はあそび ったの?

ほむら「いや、違う! これはまどか! 会いに来てくれたのね! ひゃっほう!」 

128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 19:58:14.40 ID:G26hgZHy0
ほむら「ああ会いたかったよまどかまどかあああああああん!」

まどか「いっぺん黙れや」

ほむら「え?」

まどか「テレパシーで話してもラチが開かないし顕現しちゃったよ」

ほむら「まどかあああああ!」

まどか「近づくな変 」ベシッ

ほむら「あうっ」

まどか「何私の名前を勝手に使って変 行為に勤しんでるわけ?」

ほむら「そ、それは……あの、気の迷いって言うか」

まどか「ほむらちゃん、私のこと好きって言ったよね? あれ嘘だったの?」

ほむら「ちがう! 私はいつまでもまどか一筋よ!」

まどか「信じられんわ」ペッ

ほむら「まどかぁ……」

132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 20:02:56.92 ID:G26hgZHy0
まどか「大体下 って何よ下 って。無理あるだろ信じる方も信じる方だわ」

ほむら「美樹さやかは実にチョロかったわ」

まどか「てめーは黙ってろ」ゲシ

ほむら「あうっ」

まどか「はぁ、ほむらちゃんは本当にダメな子だなぁ」

ほむら「まどかぁ…」

まどか「これはお仕置きだわ」

ほむら「おしおき?」ハァハァ

まどか「呪いかけたから」

ほむら「えっ?」

まどか「呪い。女性用 着に触れると死ぬ呪い」

ほむら「そんな! 私の生きがいが!」

まどか「うっせー死ね」

ほむら「はうっ」ジュン//

まどか「駄目だこいつ」

143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 20:09:02.44 ID:G26hgZHy0
まどか「反省したら解くから、それまで頑張ってね」

ほむら「あぁ! 待ってまどか! まどかああああああ」

まどか「ばいばーい」

ほむら「うぅ……まどかぁ…」


■翌日

マミ「あ、美樹さん! 佐倉さん!」

さやか「どうしたんですか?」

杏子「また『マドガミさま」か?」

マミ「これ見て! 魔法少女コミュのトピック!」


 『マドガミさま』の噂

眼鏡っこ         『マドガミさま』は私が冗談で広めた嘘です。
              怖がらせてごめんなさい。

††MAMI††       死ね。氏ねじゃなくて死ね。

シャル@恵方巻き  めちゃビビったやんけ。どないしてくれんねん。

147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/25(月) 20:14:09.68 ID:G26hgZHy0
さやか「なんだー、ウソだったのかぁ」

杏子「……」ガクガクブルブル

さやか「どうしたの? 杏子」

杏子「下 ……」

マミ「え?」

杏子「じゃあ何で…… 下 着 は 無 く な っ て た ん だ ?」

マミさやか「「」」

 ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!

■おまけ

上条「ねぇ、『ホムガミさま』って知ってる?」

上条「何でも、神かくしみたいな怪異らしいんだけど」

上条「そうそう、でも大丈夫。使用済みのパ  を枕元に置いておけば助かるんだってさ」

上条「え? 誰から聞いたのかって?」

上条「 黒 く て 長 い 髪 の 女 の 子 が ……」               
                                              END  

268: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/26(火) 08:50:01.44 ID:jErznNaUO
ほむら「まどか様?」

ほむら(久しぶりにたっくん以外からまどかの名前を聞いたわ)

マミ「ええ、ぶっちゃけるとコックリさんの改変ね。ただ、十円玉じゃなく不思議アイテムのソウルジェムを使うの」

ほむら「そう」

マミ「ちょっと、そんな『わりとどうでもいい』って顔しないでよ」

ほむら「いや、わりとじゃなく、心底どうでもいいわ」

マミ「ひどい。皆が私をシカトするなら、みんな死ぬしかないj」

ほむら「暴れないで」腹パン

マミ「」ドサッ


ほむら「仕方ないから聞いてあげるわ。ただし三行でね」

270: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/26(火) 09:22:49.94 ID:jErznNaUO
ほむら(そもそも魔法少女が似非オカルトなんてナンセンス極まりないわ)

マミ「やった。
   お告げはあけみにでんごん
   りぼんはおさげにしないの省略されました。」

ほむら「わっふるわっふる」

マミ「話を聞いてくれるのね!?」パァァ

ほむら「」コクコク

ほむら(まさか本物なんて思わなかったわ。誰が言い出したか、円環のなんちゃらから自然に派生した名前かと)

マミ「まずね、これは地方によってはタマキ様とも呼ばれてて、いわゆる円環の理の噂、魔法少女の死に際に謎の少女が見えるって奴の、その女の子を降霊する儀式で」

ほむら(思った通り長いわ)

説明は省略されました。


ほむら「纏めると、さやか、杏子とやったら、私にお告げがあったのね」

マミ「そうよ。五つほどあったけど……」

ほむら「聞かせて」

271: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/26(火) 09:53:35.25 ID:jErznNaUO
ほむら「どういう事……」

ほむら「真夜中に近所の銭湯の煙突の天辺で、全裸で腕を広げたタジャドルのポーズなんて……」

QB「どうしたんだい、ほむら。異常 癖の気はあったけど、露出の趣味はなかったじゃないか」

ほむら「まどか様のお告げよ。」

QB「昔から、この年頃の少女はオカルトに興味を持つね。どうしてそんな非科学的な存在を信じるのか理解できないよ」

ほむら「地球の一般常識で考えれば、インキュベーター、あなたこそオカルト存在そのものよ」

QB「返す言葉もないや」

ほむら「さて、次のお告げは……」




杏子「いやー、小綺麗な身体だぜ」

さやか「推定Bね。杏子よりはマシか」

杏子「んだとコラ」

マミ(望遠カメラってすごい!)

273: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/26(火) 10:07:46.52 ID:jErznNaUO
ほむら「これが謎の白い液体……」

さやか「これを下 姿のほむらにぶちまける、か……」

ほむら「これは何?アルコールの匂いがするわ」

さやか「プルケが手に入らなかったから、にっこりマッコリを買ってきたよ」

ほむら「中学生がよく買えたわね」

さやか「本当は、父さんの飲みかけを拝借したの」

ほむら「どうでもいいわ、さあ早く」


バシャッ

ほむら「さあ、次よ」

さやか「なにこれ●●い」

杏子「これはケフィアですか」

マミ「いいえマッコリです」

杏子「どう見ても ry」

279: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/26(火) 12:30:34.82 ID:jErznNaUO
その後、魔法少女の衣裳で男物の●●●を購入し、部屋でびっくりするほどユートピアをさせられたほむら。

ほむら「最後のお告げは、私もまどか様の儀式に参加、か……」
マミ「じゃあ、始めるわよ」ツヤツヤ
ほむら「それにしてもあなた達、やけに血色がいいわね」
さやか「え?そんな事ないよ」ツヤツヤ
杏子(ほむらの裸etcで●●したなんて言えねえ)ツヤツヤ

マミ「まどか様まどか様、お越しください」

ほ む ら ち ゃ ん

ほむら「!?」

ゆっくり、一文字ずつ、黄色のソウルジェムは平仮名を指していく。
おねがいきいてくれてありがとう
ほむらちゃんのこと わたしはずっとみてる

ほむら「……」
さやか「泣いてる……」
杏子「良かったな、良かったなぁほむら……」貰い泣き
きょうはもうかえるけど またよんでほしいな
つきにいちどくらいがいいかも
ほむら「まどか……うん、絶対、絶対また呼ぶよ!」
じゃあ またね
マミ「もう動かないわね。お帰りになったみたい」
ほむら「まどか、まどかぁ……嬉しいよぉ……」

282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/26(火) 13:12:21.79 ID:jErznNaUO
翌日、夜。
マミの家に、杏子とさやかが集まり、三人でまどか様をしていた

杏子「スゲーな、あのほむらが何でもしやがったぜ」

さやか「いけない、びっくりするほどユートピアで思い出し笑いがwwwwww」

マミ「でも、何故まどか様はこんなイタズラを?」

ちょっとむかし いたずらされた しかえしに

マミ「さてと、それじゃあ来月のイタズラをどうしましょうか?」

わたしは あたまからなっとうを かぶせたいわ

杏子「食い物を粗末にするのは良くねーぞ」

さやか「じゃさ、納豆の●●盛りにすりゃいいじゃん」

なるほど



見滝原の夜は更けていく