8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 23:18:14.30 ID:+3DIz/qLO
唯「なんで女子高なのに男の人がここに居るの?」

琢磨川『それはね』『この学校が昨日から共学になったからだよ』

律「そうだったのか、なら問題無いな!」

澪「お、おい、律、おかしいだろ」

琢磨川『いや』『何もおかしくないよ』『だって僕がここにいるから問題はないよ』

梓「本当ですか、先生?」

さわ子「ほ、本当よ」

紬「ならお茶をいれるわね~」

澪「おい、ムギまで」

駄目だ、何も思いつかない。

引用元: 唯澪律紬梓「新入部員?」 球磨川『宜しくね』 



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 23:53:59.96 ID:+3DIz/qLO
琢磨川『ありがとう』『じゃあお茶を頂くよ』

唯「うん!ムギちゃんのお茶は凄く美味しいよ」

澪「いや、おかしいって」

梓「そうです!絶対におかしいですよ」

律「どうしたんだよ、おかしいのはお前達の方だぞ」

唯「うんうん、何がおかしいの?」

梓「この時期に共学化するのはおかしいです!」

澪「そ、そうだぞ、おかしいぞ」

琢磨川『僕が転校するから共学化したんだ』『いきなりだから馴染めないと思うけどこれからよろしくね』

紬「こちらこそ~」

こんなんで良いの?

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 00:28:43.62 ID:8+d/nk7yO
澪「いや、だからっておかしいじゃないか!」

澪「いきなり転校して共学化?絶対に間違ってる!」

さわ子「えーとね、秋山さん」

澪「なんですか、さわ子先生」

さわ子「実は、前々から共学化は進められていたのよ」

さわ子「本校の男子生徒第一号の彼、・・・球磨川君が4月に来るはずだったんだけどね」

球磨川『ちょっとした用事があって遅れてしまったんだ』『それに共学化と言っても一年だけだよ』

梓「え?どう言うことです?」

球磨川『共学化の一環として男子生徒がいたらどうなるか』『ちゃんと学園生活が送れるのか』『それらをテストするために僕はここに来たんだ』

唯「そっか~、それは大変だ~」

律「ならなんで軽音部に入ろうと思ったんだ?」

球磨川『楽しそうだったからだよ』『他に理由はないんだ』

律「よーし、ならもう軽音部の仲間だ!」

律「よろしくな、球磨川」

つまらないと思うが物好きは付き合ってくれ。

30: ♯ラフラフレシア 2011/02/06(日) 01:30:47.23 ID:9iXIieOh0
さわ子「じゃあ、入部の件はこれでオッケーね」

球磨川『はい、ありがとうございます』『それじゃあ、僕はこれから何をすればいいのかな?』

律「ああ、今日は進入部員の歓迎会だからゆっくりしていて」

唯「うんうん、ゆっくりしてて~」

球磨川『そうなんだ』『なら僕はお茶を貰うね』

紬「どうぞ~」

律「み~お~、納得したか~?」

澪「あ、ああ、それなら仕方ないな、ちゃんとした理由があるなら先に言ってくれ」

梓「そうですよ!いきなり男の人が来て新入部員といわれたら驚きますよ!」

32: ◆Z4Y6ltYfKcr/ 2011/02/06(日) 01:33:13.52 ID:9iXIieOh0
やはりミスったかw

さわ子「ごめんね~、彼が入学するのは明日からだから先に皆と仲良くなったほうが良いと思って」

律「それならそうと先に言ってよー!」

球磨川『ははは、遅れてきたのは僕のせいだからしょうがないよ』『僕がはやく馴染めるようにしてくれるようにしてくれただけだから先生は悪くないよ』


澪「そうか、ならこれからよろしくな、私の名前は秋山澪だ」

唯「よろしく!私は平沢唯と言います!」

梓「まだ納得できてませんがよろしくお願いします、中野梓です」

紬「琴吹紬です、よろしく~」

律「私が部長の田井中律だ、よろしくな!」

球磨川『皆よろしく』『僕は球磨川禊です』『これから一年間よろしくお願いします』

さわ子「それじゃあ、お茶はこれくらいにして今日は帰りましょう」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 01:35:09.80 ID:9iXIieOh0
唯「え~、もっとお茶しようよ~」

梓「わがまま言わないでください、時間も時間ですししょうがないですよ」

澪「そうだな、もう帰らないと駄目だな」

球磨川『時間も時間だからね』『今日は楽しかったよ、ありがとう』

唯「いやいや、それほどでも~」

梓「いや、先輩は何もしてないでしょう…」

さわ子「それじゃあ、皆帰るわよー」

唯澪律紬梓「はーい」

少し書いて貼り付けるから適当に待っててね。

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 02:07:47.43 ID:9iXIieOh0
かえりみち!

律「なぁなぁ、球磨川、だっけ?かっこよかったよな!」

澪「そ、そうだな、優しそうだったしな」

唯「おぉ~、澪ちゃんがそう言うなんてすごいねぇ~」

梓「ゆ、唯先輩はどう思ったんですか?」

唯「私?私はね~」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 02:10:09.16 ID:9iXIieOh0
唯「良い人そうだなって感じかな~」

律「他には無いのかよ~」

唯「え~無いよ~」

律「そんな事無いだろ~ほらほら~早く言えよ~、…と、ここでお別れだな!」

唯「うん、そうだね」

唯澪律紬梓「じゃ~ね~」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 02:14:41.22 ID:9iXIieOh0
唯の家

唯「う~い~ただいま~」

憂「お帰り!お姉ちゃん!」

唯「ご飯な~に~?」

憂「今日はハンバーグだよ、お姉ちゃん」

唯「そうなんだ~、楽しみだよ」

憂「お姉ちゃんがそう言ってくれるならすごく嬉しいよ~」

唯「そうそう、憂」

憂「何、お姉ちゃん?」

唯「今日、軽音部に新入部員が入りました」フンス

憂「よかったね、お姉ちゃん」

唯「それでなんと!」

憂「なんと?」

唯「男の人なんだよ!」

憂「え、えぇー!?」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 02:19:20.75 ID:9iXIieOh0
憂「何で私達の学校に男の人が新入部員で入ってきたの!?」

憂「女子高に男の人が居るのはおかしいよね?」

唯「えっとね~、共学化のテストとかで一年間一緒に勉強するんだって」

唯「本当に入学するのは明日だから詳しい話は明日にはわかると思うよ~」

憂「そ、そうなんだ、仲良くできると良いね」

唯「多分大丈夫だよ、優しそうな人だったから」

憂「そうなんだ~。あ、お姉ちゃん、顔にソースがついてるよ」フキフキ

唯「ありがとう、憂!」

保守ありがとうございます。
また書いてくる。

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 03:12:19.36 ID:9iXIieOh0
つぎのひ!

唯「あ、りっちゃんおはよ~」

律「おう、唯、おはよー」

唯「今日から球磨川君がくるんだよね~」

紬「そうね、さわ子先生が今日からって言ってたわ」

律「クラスは何処なんだろうな、一緒のクラスなら良いな!」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 03:16:12.18 ID:9iXIieOh0
きーんこーんかーんこーん

さわ子「はーい、皆席につきなさーい」

さわ子「今日は転校生を紹介するわよー」

A「え、こんな時期に誰だろう?」

B「中途半端な時期に珍しいよねー」

さわ子「はーい、球磨川君はいってきて!」

球磨川『みなさんこんにちは、球磨川禊です』『今日から1年間よろしくお願いします』

C「え、男の人?」

D「何で女子高に男の人が?」

さわ子「はい皆さん静かに!」

さわ子「いきなりですが今日からこの学校が共学化を出来るかのテストとして球磨川君と一年間一緒に勉強してもらいます」

唯「一緒のクラスだね!りっちゃん」

唯「そうだな、唯」

さわ子「そこー、もうちょっと静かにしなさーい」

唯律「はーい」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 03:18:35.43 ID:9iXIieOh0
さわ子「じゃあ、球磨川君はそこの席ね」

球磨川『はい、わかりました』『あそこの席ですね』

さわ子「はい、それじゃあHRをはじめまーす」

律「球磨川、よろしくな!」

球磨川『うん、よろしく』『わからないことが多いと思うからよろしくね』

唯「よし、今日からみっくんって呼ぶね!」

球磨川『・・・えーと』『いきなりどうしたの?』

唯「球磨川君って長いから呼びやすいようにみっくんと呼ぶんだ!」

律「お、みっくんか、呼びやすいから採用だ!」

球磨川『ははは、僕に拒否権はないのかな?』『別に呼びたいように呼べば良いけど』

唯「おー!許可が下りましたよ!りっちゃん隊員!」

律「よくやった、唯隊員!」

さわ子「あ・な・た・た・ち!」

唯律「すみませーん」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 04:00:01.12 ID:9iXIieOh0
球磨川(『さてと、過負荷を探しにここまで来たんだけど今のところいないな』)

球磨川(『ま、すぐに見つかるとは思ってなかったか良いけど』)

球磨川(『とりあえず暫くは平沢ちゃん辺りの関係を変えてみて様子を見よう』)

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 04:03:29.46 ID:9iXIieOh0
ほうかご

球磨川『あぁ、平沢ちゃん』

唯「ふぇ?私?」

球磨川『うん、ちょっとお願いがあるんだ』『少しで良いから話を聞いて欲しいんだけど』

唯「大丈夫だよ、どんな話?」

球磨川『うん、少し僕の話を聞いてくれれば良いから』『ちょっと僕に協力してもらえるように色んな事を「無かった」事にするだけだよ』

唯「え?いまなんて…」

……
………
…………

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 04:07:30.09 ID:9iXIieOh0
澪「唯のやつ遅いな」

律「みっくんも居ないし二人は何をっやってるんだ?」

澪「みっくん?みっくんって誰だ?」

律「ああ、そう言えば澪は知らないんだったな」

律「球磨川の事を今日からみっくんと呼ぶことになったから皆で呼ぼうな」

梓「また一人犠牲者が・・・」

律「何かいったか?」

梓「いえ、何も・・・、と、あ、唯センパイ!」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 04:08:22.26 ID:9iXIieOh0
唯「あ、みんなおはよー」

律「おいおい、今日は遅かったけど何かあったのか?」

唯「え?今日はみっくんに伝言を頼まれたから来ただけだよ?」

澪「え?」

唯「えっとね、『ほかにやることが出来たのでやっぱり入るのをやめます』だって」

律「ど、どういう事だ?」

唯「さあ?私はよくわからないからこれで帰るね」

梓「え、唯センパイ、練習はしないんですか?」

唯「え?私は帰宅部だから練習も何も無いよ、中野さん」

律紬澪梓「え!?」

唯「みんな、練習頑張ってね」ガチャ

律「・・・」

澪「・・・」

紬「・・・」

梓「・・・」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 04:49:25.45 ID:9iXIieOh0
律「・・・な、なあ、とりあえず今日は帰らないか?」

澪「そうだな、・・・今日の練習はもう無理だな」

紬「そうね、ちょっとわからなくなったし」

梓「うそ、ですよね、冗談ですよね」

澪「…梓、あの顔はとても冗談を言ってる顔じゃないぞ」

梓「わかってます、わかってますけど」

律「…明日また唯に聞いてみよう。後、球磨川にも」

澪「そうだな、そうしよう」

律「梓は一日休んでろ」

梓「は、はい・・・」

とりあえずそんなに長くないんで速めに終わらせれるように頑張ります

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 05:06:13.13 ID:9iXIieOh0
球磨川(『やっぱり平沢ちゃんは過負荷だった』)

球磨川(『平沢ちゃんに関しては予想以上に上手く行った』)

球磨川(『後は中野ちゃんも過負荷の才能があったなんて思わなかったな』)

球磨川(『まさかここまで平沢ちゃんに依存をしていたなんて思ってなかったからこれは思わぬ掘り出し物を見つけたかもしれない』)

球磨川(『後は徹底的に一人にさせれば完成しちゃうくらいには寂しがりやだ』)

球磨川(『よし、明日は中野ちゃんの過負荷を開花させよう』)

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 05:33:20.54 ID:tCj8LpAu0
つぎのひ

球磨川『平沢ちゃん、昨日はごめんね』『助かったよ』

唯「いや、良いってことだよ~」

唯「私のこの力を教えてくれたんだもん、これ位はさせてよ~」

球磨川『過負荷は無自覚な場合もあるからね』『せっかくの才能をを欠点のまま受け入れるのは悲しいからね』

唯「そうだね~、おかげで別の世界だよ~」

53: ◆t9oAL4nhfQbY 2011/02/06(日) 05:37:18.01 ID:tCj8LpAu0
ID変わってたからコテも変えよう

球磨川『そうなんだ』『使い心地はどう?』『増幅する我侭 (チャイルドクイーン)は』

唯「良くわかんないや、憂が自分の面倒を見ていたのとか和ちゃんが自分に対して面倒を見てくれてたのがこの能力のおかげだったなんて信じられないもん」

球磨川『ハハハ』『他人の人生を変える能力だけどね』『相手の心のトラウマを使って強制的に償いをさせてるからね』

唯「私は生きていていいのかなぁ?」

球磨川『大丈夫だよ』『平沢ちゃんには一人がいやだと言うトラウマがあるだけだから』『一人がいやだから過負荷が開花したんだよ』

唯「みっくん…」

球磨川『と、学校についたね』『後は放課後にまた話そう』

唯「うん、わかったよ、みっくん」

寝ます。
明日の昼くらいには再開します。

67: ◆t9oAL4nhfQbY 2011/02/06(日) 14:17:14.19 ID:AjiWw54u0
やすみじかん

律「唯!何で昨日は帰ったんだ!」

唯「ふぇ?何でって言われても私部活に入ってないから残る理由なんてないよ~」

律「唯は軽音部員だろ!それに、何で梓の事を中野さんとか呼ぶんだよ!」

唯「え?別にそこまで仲良くないよ、田井中さん」

律「やめろし!もういいよ、知らない」

唯「何があったの、田井中さん?」

律「うるさい、もういいって」

唯「そうなんだ、じゃあ暫くは私と話をしないでね、お願い」

律「ああ、わかってるよ」

書くの遅くてごめんなさい。
やっぱり西尾さんは天才だ。

68: ◆t9oAL4nhfQbY 2011/02/06(日) 14:19:28.00 ID:AjiWw54u0
ほうかご

律「なあ、球磨川!」

球磨川『どうしたの』『やっぱり入るのやめた事を怒ってるのかな?』

律「それもあるけど、その、一つ相談があるんだよ」

球磨川『相談?』『僕でよければ相談に乗るよ』

律「ごめんな」

律「それでさ、唯の様子が変なんだよ」

球磨川『へん?』『どこか変なのかな?』

律「急に自分が帰宅部とか言い出したり私達の事を苗字で呼ぶんだよ」

69: ◆t9oAL4nhfQbY 2011/02/06(日) 14:21:57.49 ID:AjiWw54u0
球磨川『いや、何も間違ってないよ』『平沢ちゃんは帰宅部だったし』『みんなの事を苗字で呼んでたよ』

律「そんなことは無い、だって一昨日までは私達と練習してたんだぞ」

球磨川『大丈夫だよ』『田井中ちゃんも同じになるから』

律「へ?それはどう言う事だ?」

球磨川『すぐ終わるから大丈夫』『ただ「無かったこと」になるだけだから』

律「いや、意味が…」


……
………

72: ◆t9oAL4nhfQbY 2011/02/06(日) 15:47:07.64 ID:AjiWw54u0
梓「律先輩遅いですね」ズズ

澪「そうだな、こんな時間になってもこないのはおかしいな」ズズ

紬「じゃあ、私ちょっと様子を見てくるね」ガタ

澪「ああ、頼む」

73: ◆t9oAL4nhfQbY 2011/02/06(日) 15:51:56.96 ID:AjiWw54u0
ろうか

ぴ、ぴ、ぴ、ぴ、ぴ、ぷるるるるる、がちゃ

紬「あ、りっちゃん?」

律「えっと、琴吹さん?何であたしの携帯しってるの?」

紬「え?何でっていわれても私たち友達じゃない」

律「え、そうだったの?」

紬「・・・え?」

律「ああ、ちょっと琴吹さんにお願いがあるんだった」

紬「おねがい?いいわよ~」

律「じゃあ、今からあたしたちのクラスにきて!」

紬「わかった~。すぐに行くね~」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 16:58:17.07 ID:8+d/nk7yO
きょうしつ!

紬「りっちゃ~ん?」

球磨川『残念だったね』『田井中ちゃんは帰っちゃったよ』

紬「え、それはどうして?」

球磨川『そして琴吹ちゃんも帰る時間だよ』『大丈夫、僕がすべて「無かった」事にしとくから』

紬「な、無かったことってどう言う事なの?」

球磨川『大丈夫、何も考え無くてもいいから』『すぐに終わるから』

紬「え、何をするつもりなの?」


……
………

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 17:00:42.95 ID:8+d/nk7yO
梓「…むぎ先輩、戻ってきませんね」

澪「ああ」

梓「わ、私ちょっとむぎ先輩を探してきます」ガタタ

澪「ああ」

がちゃん

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 17:21:48.82 ID:8+d/nk7yO
がちゃん

澪「な、なんだ梓。忘れ物か?」

球磨川『中野ちゃんは出て行ったばかりじゃないか』『自分で返事をしてたじゃないか!』

澪「え・・・琢磨川君?」

球磨川『うん、そうだよ』『ちょっと訳があって色々とやってるんだ』

澪「い、色々って?」

球磨川『中野ちゃん以外の軽音部員を軽音部員と言う事を』『無かった事にしてるんだ』

澪「何を言ってるんだ!?」

澪「軽音部員だと言う事を無くす?」

澪「そんな事が出来るわけ無いだろ!」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 17:27:54.53 ID:8+d/nk7yO
球磨川『じゃあ今からやってみるね』『大丈夫、痛くないし時間もとらないよ』

澪「へ、な、何をするつもりなの?」

球磨川『いや、ちょっとね』『秋山ちゃんが軽音部員と言うことを』『「無かった」事にするだけだよ』

澪「だ、だれか助け・・・」

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 17:37:43.64 ID:8+d/nk7yO
がちゃん

梓「駄目です、むぎ先輩も律先輩も見つかりません・・・でし…た」

梓「あ、あれ?みおせんぱーい?みおせんぱーい?」

シーン

梓「どうしたんだろ、澪先輩」

梓「と、トイレかな?少しまってよう」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 18:13:04.91 ID:8+d/nk7yO
梓「澪先輩遅いなぁ」

梓「一人にした私も私だけど何も無しに居なくならなくても」

がちゃん

梓「あ、おかえりなさい、みお・・・せんぱい?」

球磨川『秋山ちゃんじゃなくてごめんね』『そして、君は一人きりだよ』

梓「へ、な、何でわかるんですか」

球磨川『僕がそうしたから』『君の才能を開花させるためにね』

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 18:31:49.80 ID:8+d/nk7yO
球磨川『君は凄い才能を持ってるんだよ』『だけど君は恵まれすぎたんだ』

梓「恵まれてて何が悪いんですか?」

球磨川『悪くは無いよ』『ただ、僕には目的があるから才能を開花させてあげてるだけだよ』

梓「才能才能って何の才能ですか!」

球磨川『過負荷能力』『君の過負荷は「友達の巣」(モブシューター)だよ』『平沢ちゃんの過負荷と似たようで全然違う過負荷なんだ』

梓「過負荷ってなんですか、平沢ちゃんって唯先輩ですよね!」

球磨川『ひとつずつ質問に答えるよ』『まずは過負荷からだね』

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 18:51:14.99 ID:8+d/nk7yO
球磨川『過負荷は簡単に言うと欠点なんだよ』
『平沢ちゃんの過負荷はわがままだね』『彼女のわがままは静止されないわがままなんだ』
『自分でコントロールを出来てたから弱くなっていたけどね』『制御しなくてもいいようにしてあげたら戸惑ってたけど開きなおって喜んでたよ』
『能力は簡単で相手にわがままを言えば聞いて貰える、そして実行してくれる』『そして、君の過負荷は「友達が作れないほどの愛情」を持っている事だ』
『君の友達は1か0なんだよ』『だから友達は好きだしそれ以外は敵なんだ』
『中野ちゃんの場合は集団を自分を守るようにさせれるんだ』『ただ、自分が友達になりたいと思わないと能力が使えないんだけどね』
『だから最後に君にやらなきゃいけない事があるんだ』

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 18:58:19.79 ID:8+d/nk7yO
梓「な、何をするきなんですか?」

球磨川『何、簡単な事だよ』『君の友達関係すべてを「無かった」ことにするんだ』

梓「へ、な、なんでそんな事を?」

球磨川『中野ちゃんの過負荷を開花させるためだよ』『一人きりになって友達が居なくなれば完成するんだ』

梓「そんなこと酷すぎます!」

球磨川『うん、ひどいね』『でも痛いのは嫌だよね』ヒョイ

梓「ひ、ひぃ」ガクガク

球磨川『じゃあちょっとそこに座ってね』『すぐに終わるから』

梓「あ、ひ、こな、こないでぇ!」

球磨川『もっと怖い事があるかもしれないけどね』『少し一人きりで生活しててね』

梓「だ、だれかぁ!」

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 19:56:07.20 ID:8+d/nk7yO
球磨川が居なくなって早くも1ヶ月がたった。
澪先輩と律先輩は生活に軽音部が無くなっただけで普通に生活しているらしい。
むぎ先輩は外国に引っ越した。
憂は学校に来ていない。
何があったかわからないがきっと唯先輩の事が関係あるだろう。
その唯先輩は行方不明になった。
球磨川と一緒に消えてしまった。
そして、球磨川は私以外覚えてない。
だけどそんなのどうでも良い。
今の私の生活は地獄なのだから。

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 20:36:25.47 ID:8+d/nk7yO
まず私の朝は親に叩かれて起きる。
そして親の分の朝ご飯を作る。
そして私はお金を貰う。
前日にスーパーの割引で買った菓子パンを食べて学校に行く。
そうしないと一食しかたべれないからだ。

学校についたらまず下駄箱の掃除だ。
私の下駄箱だけがゴミでいっぱいだからしょうがない。
掃除が終わったら上履きを探す。
無くすと遊べなくなるのがわかってるので隠す程度になっている。
そして教室に行って小さな声で挨拶をして机の掃除だ。
挨拶は返され無いので急いで机の落書きを消す。
授業中は消しゴムのカスや輪ゴムとか色んな物を当ててくる 。

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 20:48:34.53 ID:8+d/nk7yO
休み時間はひたすら歩く。
止まると何をされるかわからないから。
お昼休みは隠れる。
お金が足らないので買えないし買った所で捨てられる。
捨てられるならまだ優しいまである。
酷い時はゴミを食べさせられるのだから。
学校が終わったら一度家に帰る。
親が帰る少し前に家を出て時間をつぶして閉店前のスーパーに行き、菓子パンを二つ買って帰る。
そして菓子パン一つ食べて寝る。

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 20:57:24.36 ID:8+d/nk7yO
あぁ、もういやだ。
愛されない生活はここまで酷いのか。
人と繋がれない生活がここまで酷いのか。
あぁ、愛が欲しい。
誰かに抱きしめて欲しい。
そんな事を思って外を歩いていたら目の前に人が現れた。

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 21:10:50.93 ID:8+d/nk7yO
梓「く、球磨川・・・」

球磨川『やあ中野ちゃん』『その様子だと予想以上に辛かったんだろうね』

梓「何を言ってるんですか、こうしたのは貴方のせいでしょう」

球磨川『ちがうちがう』『みんなには君に対する愛情を「忘れ」させただけだよ』

梓「同じじゃ無いですか!」

球磨川『いや、違うよ』『愛情を無くしただけだから憎悪を増やした訳じゃない』『これは君が望んだんだ』『君は人と繋がりたいから』

梓「ち、違う!」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 21:27:00.57 ID:8+d/nk7yO
球磨川『違わないよ』『君が自分以外と繋がりが無いと死んでしまうから』『中野ちゃんの能力がそれ何だよ』『能力を使って自分をいじめさせたんだ』

梓「う、嘘、全部嘘」

ギュ

球磨川『安心していいよ』『僕は君を救いに来たんだ』

梓「な、何を言ってるんですか」

梓「救う前に殺そうとしてるじゃ無いですか」

球磨川『いや、僕が出てこなくてもいずれはこうなるよ』『今回は理由があったから起こっただけで次は理由も無しにおこるよ』

梓「う、嘘です、大嘘です」

球磨川『大丈夫だよ』『僕達の所にくればずっと友達が出来るよ』

梓「僕・・・達・・・」

球磨川『そう、僕達』『今回来たのは僕だけじゃないよ』『それじゃ、こっちきて』




『平沢ちゃん』

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 21:40:03.33 ID:8+d/nk7yO
唯「うん、わかったよみっくん」

梓「ゆ、・・・唯・・・先輩」

唯「えっと、・・・中野さん、だよね」

梓「はい、中野・・・梓です・・・」

唯「ごめんね、中野さんとの出会いも無かった事になったらしいんだ」

梓「やっぱり、そうなんですね」

唯「うん、だけど何か懐かしいかもしれない」ギュ

梓「ゆいせんぱい・・・」ギュ

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 22:02:47.83 ID:8+d/nk7yO
球磨川『それで中野ちゃん、この後どうしたい?』

梓「私は、私は・・・」
球磨川『このままの生活を続ける?』『それとも僕達の所にくる』

梓「でも、わたしは」

唯「大丈夫だよ、一緒に頑張れば何も怖くないよ」

梓「唯、先輩」

球磨川『中野ちゃん、どうする』

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 22:22:35.70 ID:8+d/nk7yO
梓「わ、私は・・・」

梓「私は、唯先輩が居る所が・・・いいです」

梓「私は唯先輩が居なきゃいやなんです」

梓「唯先輩が行くなら、一緒に行きます」

球磨川『ならようこそ』『僕達の世界に』

梓「それで、これからどうしたら?」

球磨川『しばらくは身を隠して過負荷を理解しよう』『そして、今度行く学校に転校すれば良いから』

唯「しばらくは私と暮らすんだって、よろしくね、中野さん」

梓「梓で良いですよ唯先輩」

球磨川『これなら大丈夫そうだね』『それじゃあ、これからよろしく』

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/06(日) 22:25:07.31 ID:8+d/nk7yO
そうして、私達は姿をけした。
きっとここには戻ってこないだろう。
でも大丈夫。
私には唯先輩がいるから。

終わり