1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 19:24:42.92 ID:Ugd+JDt2O
QB「この身体の事かい?いや、違うよ」
ほむら「予想通りね」
QB「流石だね、暁美ほむら。君は本当に何を知っているんだか…」
ほむら「質問よ。それなら何故そんな姿でいるの?」
QB「この星の第二次成長期の少女は猫のような生き物が好きだとわかったからさ。見た目で警戒されては意味がないだろう?」
QB「でも猫と全く同じにしては意味がない。だからこの部分を残したんだよ」トフトフ
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 19:25:34.91 ID:Ugd+JDt2O
ほむら「その言い方だと、どんな姿にもなれるというかしら」
QB「大抵の事は出来ると思うよ」
ほむら「では少女の姿になりなさい、と言ったら?」
QB「゙どんな少女なのががわからないと出来ないな。サンプルがないとね」
ほむら「そう…」
ほむら「じゃあ、鹿目まどかの姿になって……と言ったら?」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 19:28:31.28 ID:Ugd+JDt2O
QB「?別になれるけど、何故まどかの姿になるんだい?」
ほむら「ただの例よ」
QB「そうか」
ほむら「……」
QB「……」
ほむら「ほら、はやく」
QB「えっ?」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 19:31:07.89 ID:Ugd+JDt2O
ほむら「鹿目まどかになれるんでしょ?ほら、やってみなさい」
QB「なんでやらなくちゃいけないのかわからないよ」
ほむら「あなたが嘘をついている可能性があるわ」
QB「僕がこんな嘘をついてもメリットがないよ」
ほむら「いいから」
QB「いいからって…」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 19:35:10.36 ID:Ugd+JDt2O
ほむら「いいから」イライラ
QB「……まあ、いいとしよう。別にデメリットがあるわけでもないし」
ほむら「早いなさいってば」
QB「急かすのはよくないよ」ミョーン
ほむら「グロい」
QB(まどか)「ほら、これでいいのかい?」
ほむら「!」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 19:39:18.13 ID:Ugd+JDt2O
ほむら「ま、まどか…」
QB「わかっただろ、もういいかい?」
ほむら「ま、待って」
QB「なんだい?」
ほむら「ちょっと近くに寄りなさい」
QB「?どうしてだい」
ほむら「どうしてもよ」
QB「わかったよ」トコトコ
ほむら(まどかが…まどかが私に向かって歩いてきてる…!)
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 19:43:47.53 ID:Ugd+JDt2O
QB「なんだい?」
ほむら「頭を撫でさせなさい」
QB「理由をわかりかねるな」
ほむら「黙って」
QB「……」
ほむら「……」ワッシャワッシャ
ほむら(これが…まどかの頭の感覚…)
ほむら(名前をつけて保存、名前をつけて保存、名前をつけて保存)
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 19:47:38.79 ID:Ugd+JDt2O
QB「もう戻っても…」
ほむら「駄目に決まってるでしょう」
QB「もう満足したんじゃないのかい?」
ほむら「次はこの紙に書いてある言葉を読みなさい」
QB「何故だい?」
ほむら「さっきから質問ばかりね。少しは自分で考えたら?」
QB「……」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 19:53:33.77 ID:Ugd+JDt2O
ほむら「じゃあはい、読んで」
QB「えっと…」
紙『ほむらちゃんのこと大好きだよ(はぁと)』
QB「暁美ほむら」
ほむら「気にしないで」
QB「気にせざるを得ないんだ」
ほむら「眉間にケツ 増やされたくなければ早く」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 19:57:18.61 ID:Ugd+JDt2O
QB「わかったよ…『ほむらちゃんのことだいすきだよ』」
ほむら「……」
QB「なんだいその顔は」
ほむら「ああ駄目だ、全っ然駄目だぜ」
QB「急にキャラを変えないでほしいよ」
ほむら「ここでチェス盤をひっくり返すぜ」
QB「戻ってきて」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 20:01:36.18 ID:Ugd+JDt2O
ほむら「このまどかは出来損ないだ。食べれないよ」
QB「そりゃ本人じゃないんだから仕方ないじゃないか」
ほむら「まず棒読みが駄目だ。気持ちの入ってなさと本人に似せる気がないのが全っ然駄目だぜ」
QB「混ざってるよ」
ほむら「とにかくまどかに似せて話して」
QB「わけがわからないよ。それならまどかに直接言って貰えばいいじゃないか」
ほむら「黙りなさい」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 20:07:25.34 ID:Ugd+JDt2O
QB「やれやれ…『ほむらちゃんのこと、大好きだよ(はぁと)』」
ほむら「!う、嬉しい!私も大好きよ、まどか!」
QB「えっと…『やだ…恥ずかしいよぅ』」
ほむら「嫌だったかしら…?」
QB「『違うの!ただ、嬉しすぎて…///』」
ほむら「まどか…まどかぁ!」
QB(本格的にわけがわからないよ)
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 20:12:55.44 ID:Ugd+JDt2O
QB「ねぇ、暁美ほむら」
ほむら「いやっ、ほむらたんって読んで…」
QB「ほむらたん、そろそろやめても…」
ほむら「まどか!まどか!まどか!まどかぁぁあああわああああああああんッ!!!」ダキッ
QB「うわぁ」
ほむら「あぁ…ちっちゃい。やわからい…」
QB「そりゃあ第二次成長期の少女の身体だからね」
ほむら「ちょっと黙りなさい」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 20:22:13.25 ID:Ugd+JDt2O
QB「ここまで付き合ったのに随分酷い事を言うな」
ほむら「じゃあアドリブでまどかっぽく応えて」
QB「僕には感情というものがないからアドリブなんかは出来ないよ」
ほむら「とりあえず『ほむらちゃん』『大好き』『あいしてるよ』『もっと』『キスして』『やだぁ…』『やめてよぅ』って言っておいて」
QB「なんてこったい」
ほむら「まどか…ぺ ぺ 」
QB「ほむらちゃんやめてよぅ」
ほむら「かわいいわまどか…」
QB「やだぁ…」
ほむら「私にどうして欲しい?」
QB「やめてよぅ」
ほむら「はいカットー」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 20:26:10.09 ID:Ugd+JDt2O
ほむら「何?なめてるの?なんでやだとかやめてばっかりなの?」
QB「だってこう言えって言ったじゃないか」
ほむら「もっとあるでしょう!大好きとか!!キスしてとか!!!」
QB「少し冷静になってほしいよ」
ほむら「はぁ…はぁ…」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 20:35:01.73 ID:Ugd+JDt2O
ほむら「もういいわ、最初からあなたには期待していなかったから」
QB「僕が悪いのかい?」
ほむら「はぁ……じゃあ次は黙って手を繋いで一緒に歩いてちょうだい」
QB「それだけでいいのかい?」
ほむら「いいから、ほら」
QB「うん」ギュッ
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 20:43:12.03 ID:Ugd+JDt2O
‐‐‐
杏子「ふんふんふーん、今日もさやかに無視されたけど全く気にしてないぞ。独り言いっちゃうけど気にしてないぞ」
杏子「やっぱり尾行してんのがあれだったんかな…。ストーカーってわけじゃねーのに…」
杏子「あれ、目からソウルジェムが…」
杏子「……ん?」
ほむら「まどかの手、あったかいわ…」
まどか(QB)「……」
杏子「なん…だと…」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 20:48:02.87 ID:Ugd+JDt2O
杏子「あわわわ…な、なんだあれ!」
杏子「あいつらデキてたのかよ!し、知らなかった…!」
杏子「とりあえず写真と…あ、ムービーも」パシャンパシャン ピロリーン
杏子「あ、でもあいつらがくっつくって事は私もさやかと…」
杏子「よし!GJだあいつら!」ビシッ
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 20:52:36.21 ID:Ugd+JDt2O
‐‐‐
ほむら「まどかの手はぷにぷにね」
QB「……」コクコク
ほむら「まどか、かわいい…」ふー
QB「あぅ」
ほむら「耳が弱いの?」
QB『そんな事はないよ』
ほむら『てめぇ誰がテレパシーならいいって言った』
QB「ごめんよ」
ほむら「まどかの声だから許してあげるわ」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 21:02:05.42 ID:Ugd+JDt2O
‐‐‐翌日
さやか「でさ、そこでこうや豆腐が…」
まどか「あはは!すごいね」
ほむら(今日はまどQBに何しようかしら…)
ガサッ
杏子「おい、お前ら!」
さやか「げっ…あんたは…」
杏子「あっ、さやかだ!今日も会うなんて運命だな!」
さやか「まどかごめん逃g……ちょっと先に帰るわ」
杏子「ま、待てよ!」
さやか「うらー!」ポーイ
杏子「あっ…あれは大福!」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 21:07:51.60 ID:Ugd+JDt2O
杏子「むっしゃむっしゃ…ごくん。あれ?さやかが消えた!」
ほむら「あなたが大福を貪り食ってる間に消えたわ」
まどか(なんでさやかちゃんは大福を常備してたんだろ…)
杏子「まぁ今日はいい。今用があるのはお前らにだ」
ほむら「何?早く言って早く帰ってちょうだい。せっかくまどかと二人っきりになれたの邪魔よ」
杏子「ひでぇ!」
ほむら「消え失せて」
杏子「うわーん!」
まどか(やっぱり大福は苺大福がおいしいよね)←聞いてない
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 21:11:07.39 ID:Ugd+JDt2O
杏子「こほん…昨日あたしは見たんだよ」
ほむら(やっぱり本物の方がずっとかわいいわ…)
まどか(やっぱりあんこはこし餡がいいなぁ)
杏子「お前らが手を繋いで歩いてるのを!」
ほむら「!!」
まどか「へっ?」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 21:16:42.01 ID:Ugd+JDt2O
杏子「証拠もあるぞ!えっとこの辺りに…」
まどか「えっ?そんな事してな…」
ほむら「ザ・ワールドッ!」
ピキーン
ほむら「チッ…まさか見られてるとは思わなかったわ。証拠は没収ね」ゴソゴソ
ほむら「さて、後は適当に誤魔化して…」
ほむら「やっぱりムカつくから悪戯でもしましょう」ゴソゴソ
ほむら「そして時は動き出す!」
パキーン
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 21:24:42.10 ID:Ugd+JDt2O
まどか「…いよ?」
杏子「しらばっくれんな。ほら、これが証拠さ!」バッ
まどか「!?ひゃっ!」
ほむら「……」
杏子「……はぇ?」
ほむら「…で、その●●本はなんの証拠になるのかしら?」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 21:26:55.01 ID:Ugd+JDt2O
杏子「…なっ!?こ、これはなんかの間違いだ!にゃ、なんでこんなものがっ!」
まどか「あぅ…///」
ほむら「なになに…゙女同士のxxxxの仕方特集゙?いい趣味ね」
杏子「ち、違う!あたっ、あたしこんなの持ってないもん!」
ほむら「近付かないほうがいいわ…帰りましょう、まどか」
まどか「う、うん」
杏子「違うって言ってんだろー!本当に証拠が…あれ、ない!」ゴソゴソ
杏子「そ、そんな…なんで…」
杏子「……」
杏子「……」ペラペラ
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 21:31:46.60 ID:Ugd+JDt2O
まどか「なんだったのかな、今の…」
ほむら「春は頭がお花畑な人が出てくる季節だから仕方ないわ」
まどか「そっかぁ」
ほむら「それに安心して、あなたは私が守るわ」
まどか「ほむらちゃん…」
ほむら(あ、心の●●●が●ったわ)
QB『君の心にはそんなものが生えてるのかい?』
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 21:36:14.34 ID:Ugd+JDt2O
ほむら『今いい雰囲気なのよ。わかったら帰って』
QB『まぁまぁ。それより今日も昨日の続きをするって言ってたけど、この様子だと必要がないみたいだね』
QB『ああ、やっぱりこの身体の方が慣れているね。速く走れるし高く跳べるよ』
ほむら『何言ってるのよ』
QB『えっ?』
ほむら『これからも予行練習に付き合ってもらうに決まってるでしょ』
END
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(広西チワン族自治区) 2011/03/14(月) 21:40:26.35 ID:Ugd+JDt2O
‐‐‐おまけ
杏子「さやか!」
さやか「……」クルッ
杏子「黙って進行方向を逆にすんな!」
さやか「全く…で、今日はなんの用なのよ」
杏子「今までの事を謝りたかったんだ…」
さやか「杏子…?」
杏子「今まで大した知識もなく迫ってごめんな…。でも大丈夫!ほら、今日はちゃんと勉強してきたんだぞ!」
さやか「おい」
本当におしまい
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