1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:17:51.50 ID:kQXfzaHt0
・朝
シンジ「お弁当はこれでよし、と」
シンジ「あ、もうこんな時間だ……まだ起きてこないや」
トントン
シンジ「姉さん?」
マリ「……ん~?」
シンジ「そろそろ起きないと。7時半だよ」
マリ「んー……」
シンジ「……こりゃダメだな」
シンジ(さて、僕も準備しないと)
マリ「ん…………やばっ!」ガバッ
シンジ「お弁当はこれでよし、と」
シンジ「あ、もうこんな時間だ……まだ起きてこないや」
トントン
シンジ「姉さん?」
マリ「……ん~?」
シンジ「そろそろ起きないと。7時半だよ」
マリ「んー……」
シンジ「……こりゃダメだな」
シンジ(さて、僕も準備しないと)
マリ「ん…………やばっ!」ガバッ
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:19:10.33 ID:kQXfzaHt0
マリ「やっばー!」ドタバタ
シンジ「あ、やっと起きた。はいお弁当」ヒョイ
マリ「ん、ありがとっ」
シンジ「じゃあ僕先に行くけど……」
マリ「待ってアタシもすぐ行くから!」
シンジ「ん」
ガチャ
シンジ「行ってきます」
マリ「行ってきまーす」
バタン
シンジ「あ、やっと起きた。はいお弁当」ヒョイ
マリ「ん、ありがとっ」
シンジ「じゃあ僕先に行くけど……」
マリ「待ってアタシもすぐ行くから!」
シンジ「ん」
ガチャ
シンジ「行ってきます」
マリ「行ってきまーす」
バタン
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:20:03.75 ID:kQXfzaHt0
テクテク
シンジ「そうだ姉さん、今日は夕方から……」
マリ「シンクロテストね。大丈夫、覚えてる」
シンジ「ならいいけど」
マリ「あ、アタシ電車やばいかも。ちょっと走るわ」
シンジ「ん。じゃあ行ってらっしゃい」
マリ「行ってきますっ」
タタタタ……
シンジ「そうだ姉さん、今日は夕方から……」
マリ「シンクロテストね。大丈夫、覚えてる」
シンジ「ならいいけど」
マリ「あ、アタシ電車やばいかも。ちょっと走るわ」
シンジ「ん。じゃあ行ってらっしゃい」
マリ「行ってきますっ」
タタタタ……
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:20:38.19 ID:kQXfzaHt0
トウジ「お、センセやないか」
ケンスケ「おはよう、碇」
シンジ「おはよう」
トウジ「さっきお前のねーちゃんが走ってったで」
シンジ「あ、うん。今日も寝坊してたから……」
ケンスケ「でも羨ましいよなぁ。あんな美人のお姉さまと二人暮らしだなんて」
シンジ「いや、そんな……」
ケンスケ「さっきだって通りかかりに『おはよっ!』って言ってくれたし……あの笑顔を毎日見られる碇は恵
まれてるよ」
シンジ(寝起きはものすごい無表情だけど……)
ケンスケ「おはよう、碇」
シンジ「おはよう」
トウジ「さっきお前のねーちゃんが走ってったで」
シンジ「あ、うん。今日も寝坊してたから……」
ケンスケ「でも羨ましいよなぁ。あんな美人のお姉さまと二人暮らしだなんて」
シンジ「いや、そんな……」
ケンスケ「さっきだって通りかかりに『おはよっ!』って言ってくれたし……あの笑顔を毎日見られる碇は恵
まれてるよ」
シンジ(寝起きはものすごい無表情だけど……)
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:21:30.07 ID:kQXfzaHt0
トウジ「……ん? センセ、あれ、ねーちゃんと違うか?」
シンジ「えっ」
マリ「…………」テクテク
シンジ「……ほんとだ」
マリ「お、君達また会ったね」ヒラヒラ
ケンスケ「お、おはようございますっ!」
マリ「おはよっ……二回目だけどねw」
トウジ「マリさん何してはるんですか」
マリ「うん。定期忘れた」
シンジ「ああ……」
マリ「もう間に合わないからのんびり行くわ。それじゃね~」ヒラヒラ
ケンスケ「は、はいっ!」
トウジ「……自由な人やな」
シンジ「……うん」
シンジ「えっ」
マリ「…………」テクテク
シンジ「……ほんとだ」
マリ「お、君達また会ったね」ヒラヒラ
ケンスケ「お、おはようございますっ!」
マリ「おはよっ……二回目だけどねw」
トウジ「マリさん何してはるんですか」
マリ「うん。定期忘れた」
シンジ「ああ……」
マリ「もう間に合わないからのんびり行くわ。それじゃね~」ヒラヒラ
ケンスケ「は、はいっ!」
トウジ「……自由な人やな」
シンジ「……うん」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:22:17.00 ID:kQXfzaHt0
・学校
ケンスケ「朝から二度もマリさんと話せるなんて……今日はツイてるなぁ♪」
アスカ「なによ、朝っぱらから鼻の下伸ばしちゃって。だらしないわね」
ケンスケ「だらしないとは失礼な。男なら誰でも年上のお姉さまには憧れるものさ。なぁ碇?」
シンジ「いや僕に言われても……自分の姉だし、別に」
ケンスケ「なぜだ!あんなに美人なお姉さまなのに!」
ケンスケ「朝から二度もマリさんと話せるなんて……今日はツイてるなぁ♪」
アスカ「なによ、朝っぱらから鼻の下伸ばしちゃって。だらしないわね」
ケンスケ「だらしないとは失礼な。男なら誰でも年上のお姉さまには憧れるものさ。なぁ碇?」
シンジ「いや僕に言われても……自分の姉だし、別に」
ケンスケ「なぜだ!あんなに美人なお姉さまなのに!」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:22:47.16 ID:kQXfzaHt0
シンジ「んー……女兄弟のいないケンスケには、多分わからないと思う」
ケンスケ「そんなぁ。トウジはわかるだろ?」
アスカ「バカね。コイツの方が重度のシスコンじゃない。いもうとイモウトって」
トウジ「シスコンとはなんじゃ!兄妹愛じゃ!」
アスカ「うわシスコンキモッ!」
トウジ「なんやとぉ!」
シンジ「ちょ、やめなよ二人とも……」
ギャーギャーワーワー
ヒカリ「ほらホームルーム始まるわよ」
トウジ「お、委員長。おはようさん」
ヒカリ「あ、お、おはようっ」
アスカ「……ふふん」ニヤリ
ケンスケ「そんなぁ。トウジはわかるだろ?」
アスカ「バカね。コイツの方が重度のシスコンじゃない。いもうとイモウトって」
トウジ「シスコンとはなんじゃ!兄妹愛じゃ!」
アスカ「うわシスコンキモッ!」
トウジ「なんやとぉ!」
シンジ「ちょ、やめなよ二人とも……」
ギャーギャーワーワー
ヒカリ「ほらホームルーム始まるわよ」
トウジ「お、委員長。おはようさん」
ヒカリ「あ、お、おはようっ」
アスカ「……ふふん」ニヤリ
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:23:09.80 ID:kQXfzaHt0
・高校
マリ「そろそろ1限終わるな……うん。ちょうどいいや」
マリ「む。正門が閉まってやがる」
マリ「めんどくさいな……よっと」ヒョイ
ガシャッ ガシャッ
女教師「ま、真希波さん……」
マリ「あ、おはようございます」
マリ「よっと」スタッ
女教師「あなた女の子なんですから、短いスカートでそんなことするもんじゃありません」
マリ「はーい」
女教師「まったくもう……あなたって人は」
マリ「へへっ♪」
マリ「そろそろ1限終わるな……うん。ちょうどいいや」
マリ「む。正門が閉まってやがる」
マリ「めんどくさいな……よっと」ヒョイ
ガシャッ ガシャッ
女教師「ま、真希波さん……」
マリ「あ、おはようございます」
マリ「よっと」スタッ
女教師「あなた女の子なんですから、短いスカートでそんなことするもんじゃありません」
マリ「はーい」
女教師「まったくもう……あなたって人は」
マリ「へへっ♪」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:23:29.93 ID:kQXfzaHt0
・昼休み 中学
シンジ「綾波、これ」スッ
レイ「?」
シンジ「お昼、いつも食べてないみたいだったから」
レイ「ありが……とう」
シンジ「良かったら、向こうでみんなで食べようよ」
レイ「……ここで、いい」
シンジ「そう?」
レイ「……いい」
シンジ「……そっか。んじゃ、気が向いたら来てよ」
レイ「……ええ」
シンジ「綾波、これ」スッ
レイ「?」
シンジ「お昼、いつも食べてないみたいだったから」
レイ「ありが……とう」
シンジ「良かったら、向こうでみんなで食べようよ」
レイ「……ここで、いい」
シンジ「そう?」
レイ「……いい」
シンジ「……そっか。んじゃ、気が向いたら来てよ」
レイ「……ええ」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:23:55.00 ID:kQXfzaHt0
トウジ「さぁーてメシやメシ!」ガサガサ
アスカ「まーた購買で買い込んできたわね」
トウジ「別にええやろ」
アスカ「ま、そうだけど」チラッ
ヒカリ(お弁当……三人分作るのも四人分作るのも、一緒よね……?)
アスカ「…………」ニヤニヤ
ヒカリ(……っ! アスカってば、私の考えてること気づいた……?)
シンジ「よいしょ」ガタッ
ケンスケ「お、どこ行ってたんだ碇」
シンジ「うん、ちょっとね」
ヒカリ「そ、そういえば碇君、毎日お弁当よね」
シンジ「え、うん」
アスカ「まーた購買で買い込んできたわね」
トウジ「別にええやろ」
アスカ「ま、そうだけど」チラッ
ヒカリ(お弁当……三人分作るのも四人分作るのも、一緒よね……?)
アスカ「…………」ニヤニヤ
ヒカリ(……っ! アスカってば、私の考えてること気づいた……?)
シンジ「よいしょ」ガタッ
ケンスケ「お、どこ行ってたんだ碇」
シンジ「うん、ちょっとね」
ヒカリ「そ、そういえば碇君、毎日お弁当よね」
シンジ「え、うん」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:24:20.17 ID:kQXfzaHt0
ケンスケ「ま、まさかマリさんの手作りなのか?」
トウジ「お前はそればっかりやな……」
シンジ「違うよ。自分で作ってる」
ヒカリ「へぇー」
アスカ「バカシンジにしてはキレイに作ってるじゃない」
シンジ「まぁ毎日やってるからね」
ヒカリ「お姉さんは料理とかしないの?」
シンジ「うーん、しなくはないんだけど」
ヒカリ「?」
シンジ「朝が弱い人だからアテにならないんだよね……」
ヒカリ「そう……」
トウジ「お前はそればっかりやな……」
シンジ「違うよ。自分で作ってる」
ヒカリ「へぇー」
アスカ「バカシンジにしてはキレイに作ってるじゃない」
シンジ「まぁ毎日やってるからね」
ヒカリ「お姉さんは料理とかしないの?」
シンジ「うーん、しなくはないんだけど」
ヒカリ「?」
シンジ「朝が弱い人だからアテにならないんだよね……」
ヒカリ「そう……」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:25:19.67 ID:kQXfzaHt0
・高校
マリ「いただきますっ」
パカッ
女「マリ、そのお弁当……シンジ君の手作り?」
マリ「ん?うん」
女2「へぇー、男の子なのに料理上手いんだー」
マリ「あいつはこういうの得意なんだよねー」
女「あんた自分でやろうとか思わないの?」
マリ「起きれたらやろうとは思うんだけどね……」
女2「ああ……」
女「はぁー、シンジ君がかわいそう……」
マリ「そこまで言わなくてもいいじゃんよー」
マリ「いただきますっ」
パカッ
女「マリ、そのお弁当……シンジ君の手作り?」
マリ「ん?うん」
女2「へぇー、男の子なのに料理上手いんだー」
マリ「あいつはこういうの得意なんだよねー」
女「あんた自分でやろうとか思わないの?」
マリ「起きれたらやろうとは思うんだけどね……」
女2「ああ……」
女「はぁー、シンジ君がかわいそう……」
マリ「そこまで言わなくてもいいじゃんよー」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:25:56.19 ID:kQXfzaHt0
女「あんたあんなにかわいい子が弟で、しかもお弁当まで作ってもらえて……どんだけ恵まれた環境にいるの
よ」
女2「シンジ君うちに欲しいわー。うちの弟も中学生だけど、可愛げのカケラもないわよ」
マリ「弟、何部?」
女2「野球部」
マリ「おー、たくましい」
女2「どうせならかわいい弟の方がいいわ」
女「シンジ君みたいな子に『お姉ちゃん』とか言われてみたいわー」
マリ「家事やってくれるのはありがたいけど、別にかわいいとかは思わないけどなぁ……」
女2「なんて贅沢な発言……」
よ」
女2「シンジ君うちに欲しいわー。うちの弟も中学生だけど、可愛げのカケラもないわよ」
マリ「弟、何部?」
女2「野球部」
マリ「おー、たくましい」
女2「どうせならかわいい弟の方がいいわ」
女「シンジ君みたいな子に『お姉ちゃん』とか言われてみたいわー」
マリ「家事やってくれるのはありがたいけど、別にかわいいとかは思わないけどなぁ……」
女2「なんて贅沢な発言……」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:26:23.06 ID:kQXfzaHt0
・中学 放課後
キーンコーンカーンコーン……
アスカ「さっ、行くわよシンジ」
シンジ「うん。あと綾波も……」
アスカ「あいつは先に行ったわ」
ケンスケ「あれ、どっか行くのかい」
シンジ「うん。ネルフに」
ケンスケ「そっか……いいなぁ。昼間は中学生、夜はパイロットとして訓練の日々か……」
シンジ「そ、そうかな……」
アスカ「アタシはパイロットの日々だけでいいのに」
キーンコーンカーンコーン……
アスカ「さっ、行くわよシンジ」
シンジ「うん。あと綾波も……」
アスカ「あいつは先に行ったわ」
ケンスケ「あれ、どっか行くのかい」
シンジ「うん。ネルフに」
ケンスケ「そっか……いいなぁ。昼間は中学生、夜はパイロットとして訓練の日々か……」
シンジ「そ、そうかな……」
アスカ「アタシはパイロットの日々だけでいいのに」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:27:04.11 ID:kQXfzaHt0
ケンスケ「ん? なぁ碇、マリさんもパイロットなんだよな?」
シンジ「うん。姉さんもパイロットだけど……前から知ってたよね?」
ケンスケ「じゃあマリさんもあのプラグスーツを着るんだよな!?」ギラギラ
アスカ「っ!何考えてるのよ!変 !」
ケンスケ「なんだよ、ただ確認しただけじゃないか」
アスカ「思いっきりやらしい目してたくせに……」
ケンスケ「なぁ碇、写メとか持ってないのか?」
シンジ「も、持ってないよ……」
ケンスケ「撮ってきてくれよ!お礼は弾むからs」ゲシッ
アスカ「やっぱりそうじゃない!」
シンジ「それに嫌だよ。自分の兄弟をわざわざ携帯で撮るなんて」
ケンスケ「兄弟だからこそ、そういうのが……」
シンジ「ないない」
ケンスケ「そうか……」
トウジ(妹の画像を待ち受けにしとることは言わんでおこう)
シンジ「うん。姉さんもパイロットだけど……前から知ってたよね?」
ケンスケ「じゃあマリさんもあのプラグスーツを着るんだよな!?」ギラギラ
アスカ「っ!何考えてるのよ!変 !」
ケンスケ「なんだよ、ただ確認しただけじゃないか」
アスカ「思いっきりやらしい目してたくせに……」
ケンスケ「なぁ碇、写メとか持ってないのか?」
シンジ「も、持ってないよ……」
ケンスケ「撮ってきてくれよ!お礼は弾むからs」ゲシッ
アスカ「やっぱりそうじゃない!」
シンジ「それに嫌だよ。自分の兄弟をわざわざ携帯で撮るなんて」
ケンスケ「兄弟だからこそ、そういうのが……」
シンジ「ないない」
ケンスケ「そうか……」
トウジ(妹の画像を待ち受けにしとることは言わんでおこう)
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:28:04.30 ID:kQXfzaHt0
・ネルフ
シンジ「こんにちは」
ミサト「お、来たわね」
シンジ「綾波、もう来てたんだ」
レイ「……ええ」
アスカ「今日もテストでしょ?ちゃっちゃと終わらせましょ」
リツコ「まだマリが来ていないわ」
シンジ「そうですか……すいません」
リツコ「シンジ君、あなたが謝ることじゃないわ。あくまでマリの問題だし……そのマリも、ただ学校に通っ
ているだけのこと」
マヤ「誰が悪いわけでもないわよ」
シンジ「こんにちは」
ミサト「お、来たわね」
シンジ「綾波、もう来てたんだ」
レイ「……ええ」
アスカ「今日もテストでしょ?ちゃっちゃと終わらせましょ」
リツコ「まだマリが来ていないわ」
シンジ「そうですか……すいません」
リツコ「シンジ君、あなたが謝ることじゃないわ。あくまでマリの問題だし……そのマリも、ただ学校に通っ
ているだけのこと」
マヤ「誰が悪いわけでもないわよ」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:28:57.71 ID:kQXfzaHt0
ミサト「ま、使徒も全然来ないし、気楽にやりましょ」
アスカ「さっさと終わらせたいわ」ブー
ミサト「そんなこと言ってー。それだけシンちゃんと一緒にいられるのよ?」
アスカ「っ!何言ってんのよ!誰がこんなバカシンジと!」
シンジ「でもこの後買い物行くし、早く終わらせたいよね」
アスカ「ばっ、何で今……」
ミサト「ほぉ~、そういうこと」ニヤニヤ
アスカ「な、なによ……」
ガチャ
マリ「お待たせー。ただいま到着っ」
アスカ「遅いわよ!」
マリ「ゴメンゴメン」
ミサト「そんじゃ早速だけど、着替えてきてもらいましょーか」
マリ「おー」
アスカ「さっさと終わらせたいわ」ブー
ミサト「そんなこと言ってー。それだけシンちゃんと一緒にいられるのよ?」
アスカ「っ!何言ってんのよ!誰がこんなバカシンジと!」
シンジ「でもこの後買い物行くし、早く終わらせたいよね」
アスカ「ばっ、何で今……」
ミサト「ほぉ~、そういうこと」ニヤニヤ
アスカ「な、なによ……」
ガチャ
マリ「お待たせー。ただいま到着っ」
アスカ「遅いわよ!」
マリ「ゴメンゴメン」
ミサト「そんじゃ早速だけど、着替えてきてもらいましょーか」
マリ「おー」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:30:19.89 ID:kQXfzaHt0
・更衣室
スルッ パサッ
マリ「♪フンフフンフフーン フーフフッフフーンフフン」
アスカ「…………」ジーッ
アスカ(「マリさんもプラグスーツ着るのか?」ね……確かに、このスタイルなら見てみたくなるのも……)
マリ「……ん?どしたの?」
アスカ「別に。なんでもない」
アスカ(……バカシンジはあたしのプラグスーツ姿見て何も思わないのかな?)
スルッ パサッ
レイ「…………」
アスカ(それとも、エコヒイキのプラグスーツ姿に興味あったり……)
マリ「ふーん?」
バッ
ムニュッ
アスカ「ひゃっ!?」
スルッ パサッ
マリ「♪フンフフンフフーン フーフフッフフーンフフン」
アスカ「…………」ジーッ
アスカ(「マリさんもプラグスーツ着るのか?」ね……確かに、このスタイルなら見てみたくなるのも……)
マリ「……ん?どしたの?」
アスカ「別に。なんでもない」
アスカ(……バカシンジはあたしのプラグスーツ姿見て何も思わないのかな?)
スルッ パサッ
レイ「…………」
アスカ(それとも、エコヒイキのプラグスーツ姿に興味あったり……)
マリ「ふーん?」
バッ
ムニュッ
アスカ「ひゃっ!?」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:30:39.59 ID:kQXfzaHt0
マリ「フム……」
アスカ「な、なにすんのよ!」
マリ「いや、胸のサイズを」
アスカ「やめなさいよ!どうせアンタが一番大きいんだから!」
マリ「ですよねー」
アスカ「ムカつくわね……」
マリ「でもあんたよりも二歳年上だからね。それだけ成長もするさ」
レイ「…………」ジーッ
マリ「レイもそうだよ。私より大きくなるかもしんない」
レイ「……そう」
マリ「ま、がんばってくださいな♪」
カシュッ プシューッ
アスカ(バカシンジはあれを見慣れてるわけよね……絶対にマリだけは越えてやる……)
レイ(……碇君は、大きい方が喜ぶ……?)
アスカ「な、なにすんのよ!」
マリ「いや、胸のサイズを」
アスカ「やめなさいよ!どうせアンタが一番大きいんだから!」
マリ「ですよねー」
アスカ「ムカつくわね……」
マリ「でもあんたよりも二歳年上だからね。それだけ成長もするさ」
レイ「…………」ジーッ
マリ「レイもそうだよ。私より大きくなるかもしんない」
レイ「……そう」
マリ「ま、がんばってくださいな♪」
カシュッ プシューッ
アスカ(バカシンジはあれを見慣れてるわけよね……絶対にマリだけは越えてやる……)
レイ(……碇君は、大きい方が喜ぶ……?)
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:32:56.40 ID:kQXfzaHt0
・シンクロテスト
リツコ「問題ないわね」
マヤ「はい。全員安定してます」
ミサト「毎度のことだけど……さすがにシンジ君もマリも、初号機といい感じにシンクロするわね」
リツコ「初号機に乗れるのは、あの二人だけですもの。血というのは、何よりも強いつながりね」
マヤ「マリもシンジ君も、甲乙つけがたいですよ」
ミサト「でも出撃する時はシンジ君優先ね……」
マリ『え、なんでぇ!?』
ミサト「あんたエヴァの操縦荒いのよ」
リツコ「問題ないわね」
マヤ「はい。全員安定してます」
ミサト「毎度のことだけど……さすがにシンジ君もマリも、初号機といい感じにシンクロするわね」
リツコ「初号機に乗れるのは、あの二人だけですもの。血というのは、何よりも強いつながりね」
マヤ「マリもシンジ君も、甲乙つけがたいですよ」
ミサト「でも出撃する時はシンジ君優先ね……」
マリ『え、なんでぇ!?』
ミサト「あんたエヴァの操縦荒いのよ」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:33:26.90 ID:kQXfzaHt0
リツコ「確かに。相手にもよるけど、シンジ君より修理の手間が増えるわね」
マリ『シンジが大人しすぎるんだよー』
シンジ『姉さんはエヴァに乗ると人が変わるんだよ』
マリ『えー、そう?』
アスカ『変わるわよ』
マリ『そうかなー……』
マヤ「チェック終了です」
リツコ「お疲れ様。上がっていいわよ」
ミサト「アスカー、お待ちかねのデートよー」
アスカ『うっさい!』
マリ『シンジが大人しすぎるんだよー』
シンジ『姉さんはエヴァに乗ると人が変わるんだよ』
マリ『えー、そう?』
アスカ『変わるわよ』
マリ『そうかなー……』
マヤ「チェック終了です」
リツコ「お疲れ様。上がっていいわよ」
ミサト「アスカー、お待ちかねのデートよー」
アスカ『うっさい!』
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:34:32.89 ID:kQXfzaHt0
・帰路
マリ「シンジはアスカとお買い物、か……」
レイ「」テクテク
マリ「あ、レイ。一緒に帰ろ」
レイ「……ええ」
テクテク
レイ「……碇君は」
マリ「ん?」
レイ「碇君は、二番目の子と……」
マリ「……仲がいい、って?」
レイ「……ええ」
マリ「気になる?」
レイ「……よく、わからない」
マリ「シンジはアスカとお買い物、か……」
レイ「」テクテク
マリ「あ、レイ。一緒に帰ろ」
レイ「……ええ」
テクテク
レイ「……碇君は」
マリ「ん?」
レイ「碇君は、二番目の子と……」
マリ「……仲がいい、って?」
レイ「……ええ」
マリ「気になる?」
レイ「……よく、わからない」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:35:37.76 ID:kQXfzaHt0
マリ「レイはシンジのこと、どう思ってるの?」
レイ「……一緒にいると、ぽかぽかする」
マリ「ふんふん」
レイ「……碇君にもぽかぽかしてほしい、と思う」
マリ「そっかー」
レイ「そう」
マリ「我が弟ながらモテるねぇー」ニヤニヤ
レイ「…………」モヤモヤ
レイ「……一緒にいると、ぽかぽかする」
マリ「ふんふん」
レイ「……碇君にもぽかぽかしてほしい、と思う」
マリ「そっかー」
レイ「そう」
マリ「我が弟ながらモテるねぇー」ニヤニヤ
レイ「…………」モヤモヤ
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:36:22.59 ID:kQXfzaHt0
マリ(…………)
マリ「夕飯、うちで食べてく?」
レイ「えっ」
マリ「どうせシンジはアスカと食べてくるだろうし。あたし一人で作って食べるのもつまんないし」
レイ「……じゃあ」
マリ「よし、けってーい♪」
レイ「……」コクッ
マリ「んじゃ、買い物してから帰ろっ」
レイ「ええ」
マリ「夕飯、うちで食べてく?」
レイ「えっ」
マリ「どうせシンジはアスカと食べてくるだろうし。あたし一人で作って食べるのもつまんないし」
レイ「……じゃあ」
マリ「よし、けってーい♪」
レイ「……」コクッ
マリ「んじゃ、買い物してから帰ろっ」
レイ「ええ」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:37:36.28 ID:kQXfzaHt0
・帰宅
マリ「ただいまー」
レイ「おじゃまします」
マリ「さーてと……ん?どうしたの?」
レイ「……料理、したことないの」
マリ「だったらこれから覚えればいいさ」
レイ「…………」
マリ「シンジにお弁当のお返ししたいでしょ?」
レイ「! ……知ってたの?」
マリ「ただいまー」
レイ「おじゃまします」
マリ「さーてと……ん?どうしたの?」
レイ「……料理、したことないの」
マリ「だったらこれから覚えればいいさ」
レイ「…………」
マリ「シンジにお弁当のお返ししたいでしょ?」
レイ「! ……知ってたの?」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:39:08.15 ID:kQXfzaHt0
マリ「んっふっふ。シンジが毎朝、どこでお弁当作ってると思ってる?」
レイ「……ここ」
マリ「そ。一つ多く作ってたから『誰の?』って聞いたら『綾波に渡すんだ』って」
レイ「…………」
マリ「確かにあいつはアスカと仲いいけど……ちゃんとレイのことも気にしてるよ」
レイ「……そう」
レイ「…………」ポカポカ
マリ「さっ、そんじゃ始よっか」
レイ「ええ」
レイ「……ここ」
マリ「そ。一つ多く作ってたから『誰の?』って聞いたら『綾波に渡すんだ』って」
レイ「…………」
マリ「確かにあいつはアスカと仲いいけど……ちゃんとレイのことも気にしてるよ」
レイ「……そう」
レイ「…………」ポカポカ
マリ「さっ、そんじゃ始よっか」
レイ「ええ」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:48:13.75 ID:kQXfzaHt0
マリ「それでは……いただきまーす」
レイ「いただきます」
マリ「」モグモグ
レイ「」モグモグ
マリ「……うん。美味しい。料理全然できるじゃん」
レイ「そう?」
マリ「余裕余裕。あたしが教える、なんて偉そうなこといえないよ」
レイ「……そう」
マリ「今度ご馳走してあげれば、シンジ喜ぶと思うよ」
レイ「……そう」テレッ
マリ「…………」ナデナデ
レイ「っ……」
マリ「がんばれっ」
レイ「……はい」
レイ「いただきます」
マリ「」モグモグ
レイ「」モグモグ
マリ「……うん。美味しい。料理全然できるじゃん」
レイ「そう?」
マリ「余裕余裕。あたしが教える、なんて偉そうなこといえないよ」
レイ「……そう」
マリ「今度ご馳走してあげれば、シンジ喜ぶと思うよ」
レイ「……そう」テレッ
マリ「…………」ナデナデ
レイ「っ……」
マリ「がんばれっ」
レイ「……はい」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:49:38.11 ID:kQXfzaHt0
・レイ帰宅
レイ「私そろそろ……」
マリ「ん。ごめんね遅くまで」
レイ「いえ……あの」
マリ「?」
レイ「……ありがとう」
マリ「ふふっ。いーのいーの」
レイ「…………」
マリ「しかし残念だなー。シンジがいたら家まで送らせるのに」
レイ「……碇君、と……」
マリ「」ニヤニヤ
レイ「っ……それじゃあ、おじゃましました」
マリ「ん、おやすみ~」
レイ「おやすみなさい」
レイ「私そろそろ……」
マリ「ん。ごめんね遅くまで」
レイ「いえ……あの」
マリ「?」
レイ「……ありがとう」
マリ「ふふっ。いーのいーの」
レイ「…………」
マリ「しかし残念だなー。シンジがいたら家まで送らせるのに」
レイ「……碇君、と……」
マリ「」ニヤニヤ
レイ「っ……それじゃあ、おじゃましました」
マリ「ん、おやすみ~」
レイ「おやすみなさい」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:50:30.44 ID:kQXfzaHt0
・夜
シンジ「ただいまー」
マリ「おっかえりー」
シンジ「ごめんね。今日の夕飯の当番僕だったのに代わってもらって」
マリ「別にいいよ。それより……アスカと買い物、してきた?」
シンジ「うん」
マリ「ほぉー。青春だねぇ」
シンジ「うーん、これってそうなのかな……?」
マリ「ま、中学時代のことなんて後になってから『青春だったなぁ』って思うのさ」
シンジ「姉さんだってまだ高校生じゃないか」
マリ「気にしない気にしない」ヒラヒラ
シンジ「そんなもんかなぁ」
マリ「さて、と。そんじゃアタシお風呂入ってくるわ」
シンジ「あ、うん」
シンジ「ただいまー」
マリ「おっかえりー」
シンジ「ごめんね。今日の夕飯の当番僕だったのに代わってもらって」
マリ「別にいいよ。それより……アスカと買い物、してきた?」
シンジ「うん」
マリ「ほぉー。青春だねぇ」
シンジ「うーん、これってそうなのかな……?」
マリ「ま、中学時代のことなんて後になってから『青春だったなぁ』って思うのさ」
シンジ「姉さんだってまだ高校生じゃないか」
マリ「気にしない気にしない」ヒラヒラ
シンジ「そんなもんかなぁ」
マリ「さて、と。そんじゃアタシお風呂入ってくるわ」
シンジ「あ、うん」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:52:24.34 ID:kQXfzaHt0
シンジ「さて……夕飯は食べてきたけど、やっぱり帰ったらお腹すくんだよな……なんかないかなぁ」
バフッ
シンジ「ん?冷蔵庫の中に……ハンバーグか」
シンジ(姉さん、一応僕の分も作ってくれたのかな……ちょうどいいや。温めて食べよう)
チーン
シンジ「いただきます」モグモグ
ガチャ
マリ「ふーサッパr……ん?」
シンジ「スー……スー……」
マリ「まったく。やっと帰ってきたと思ったらリビングで寝ちゃって……ほら、シンジ。こんなとこで寝たら風邪ひくよ」
シンジ「え……あ、寝てたのか……」
マリ「お風呂入っちゃいなよ」
シンジ「う……ん……」モソモソ
バフッ
シンジ「ん?冷蔵庫の中に……ハンバーグか」
シンジ(姉さん、一応僕の分も作ってくれたのかな……ちょうどいいや。温めて食べよう)
チーン
シンジ「いただきます」モグモグ
ガチャ
マリ「ふーサッパr……ん?」
シンジ「スー……スー……」
マリ「まったく。やっと帰ってきたと思ったらリビングで寝ちゃって……ほら、シンジ。こんなとこで寝たら風邪ひくよ」
シンジ「え……あ、寝てたのか……」
マリ「お風呂入っちゃいなよ」
シンジ「う……ん……」モソモソ
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:53:53.19 ID:kQXfzaHt0
マリ(……あいつ、部屋に戻ったきり出てこないな)
マリ(着替え取りに行ってそのまま寝ちゃうパターン?)
マリ「シンジ、開けるよー」
ガラッ
シンジ「スー……スー……」
マリ「ああ、やっぱり寝てら」
マリ「…………」ジーッ
マリ(『可愛い弟』ねぇ……)
シンジ「スー……スー……」
マリ(……疲れて寝てるとこなんかは、確かにちょっとかわいいかな……?)
マリ「ま、寝かしといてやるか」
マリ「おやすみ」
パタン
マリ(着替え取りに行ってそのまま寝ちゃうパターン?)
マリ「シンジ、開けるよー」
ガラッ
シンジ「スー……スー……」
マリ「ああ、やっぱり寝てら」
マリ「…………」ジーッ
マリ(『可愛い弟』ねぇ……)
シンジ「スー……スー……」
マリ(……疲れて寝てるとこなんかは、確かにちょっとかわいいかな……?)
マリ「ま、寝かしといてやるか」
マリ「おやすみ」
パタン
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:55:45.34 ID:kQXfzaHt0
・翌日 朝
シンジ「ん……あ、あれ?」
シンジ「そうか……昨日服のまま寝ちゃったんだ……」
ガラッ
シンジ「おはよ……」
マリ「あ、おはよー」
シンジ「……姉さん休みの日は早起きだよね」
マリ「色々やりたいことがあるからね」
シンジ「平日もちゃんと起きればいいのに……あ、そういえば冷蔵庫のハンバーグ食べたけど」
マリ「! うんうん。どうだった?」
シンジ「ん……あ、あれ?」
シンジ「そうか……昨日服のまま寝ちゃったんだ……」
ガラッ
シンジ「おはよ……」
マリ「あ、おはよー」
シンジ「……姉さん休みの日は早起きだよね」
マリ「色々やりたいことがあるからね」
シンジ「平日もちゃんと起きればいいのに……あ、そういえば冷蔵庫のハンバーグ食べたけど」
マリ「! うんうん。どうだった?」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:56:37.15 ID:kQXfzaHt0
シンジ「? うん、美味しかったよ。なんで?」
マリ「いや、別にィ?」ニヤニヤ
シンジ「?」
マリ「そっかー。美味しかったかー」
シンジ「うん……何笑ってるの?」
マリ「なんでもなーい♪」
シンジ「?」
マリ「いやー……いやぁー♪」ニヤニヤ
シンジ「?」
マリ「いや、別にィ?」ニヤニヤ
シンジ「?」
マリ「そっかー。美味しかったかー」
シンジ「うん……何笑ってるの?」
マリ「なんでもなーい♪」
シンジ「?」
マリ「いやー……いやぁー♪」ニヤニヤ
シンジ「?」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:57:23.21 ID:kQXfzaHt0
・夕方
シンジ「僕夕飯の買い物行ってくるね」
マリ「あー、あたしも行こうかな。今日家から出てないし」
シンジ「じゃあ行こうか」
マリ「うい」
テクテク
シンジ「あ、猫だ」
マリ「どこっ」
シンジ「ほら、あそこ」
猫「ニャー」
マリ「おー」ススススッ
シンジ「あ、ちょ……どこ行……」
シンジ「僕夕飯の買い物行ってくるね」
マリ「あー、あたしも行こうかな。今日家から出てないし」
シンジ「じゃあ行こうか」
マリ「うい」
テクテク
シンジ「あ、猫だ」
マリ「どこっ」
シンジ「ほら、あそこ」
猫「ニャー」
マリ「おー」ススススッ
シンジ「あ、ちょ……どこ行……」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 22:59:46.85 ID:kQXfzaHt0
マリ「にゃー」
猫「ニャー」スリスリ
マリ「よーしよしよしよし」ナデナデ
猫「ニャー」ゴロゴロ
マリ「ほれほれ」ウニウニ
猫「ニャンニャン」スリスリ
シンジ(……こういう無邪気なとこは、ケンスケの言う通りかもしれない)
マリ「じゃ、バイバイ」ヒラヒラ
猫「ニャー」
マリ「はい。お待たせ」
シンジ「うん。行こうか」
マリ「行きましょう行きましょう」
猫「ニャー」スリスリ
マリ「よーしよしよしよし」ナデナデ
猫「ニャー」ゴロゴロ
マリ「ほれほれ」ウニウニ
猫「ニャンニャン」スリスリ
シンジ(……こういう無邪気なとこは、ケンスケの言う通りかもしれない)
マリ「じゃ、バイバイ」ヒラヒラ
猫「ニャー」
マリ「はい。お待たせ」
シンジ「うん。行こうか」
マリ「行きましょう行きましょう」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 23:03:49.06 ID:kQXfzaHt0
・スーパー
マリ「えーっとあれとこれと……お、炭酸炭酸♪」
シンジ「そうだ、牛乳がなかったよ」
マリ「あー、そうだった」
シンジ「こんなもんかな?」
マリ「ん」
ピッ ピッ ○○円ニナリマース アリガトウゴザイマシター
ガサガサ……ガサガサ……
マリ「ちょっと多いね」
シンジ「姉さんそっちの袋持ってよ。僕これ持ってくから」ガサッ
マリ「あ、うん」ヒョイ
マリ(あ、軽い……重いものは全部あっちか……)
マリ(……レイはこういうとこにぽかぽかするのかね)
マリ「えーっとあれとこれと……お、炭酸炭酸♪」
シンジ「そうだ、牛乳がなかったよ」
マリ「あー、そうだった」
シンジ「こんなもんかな?」
マリ「ん」
ピッ ピッ ○○円ニナリマース アリガトウゴザイマシター
ガサガサ……ガサガサ……
マリ「ちょっと多いね」
シンジ「姉さんそっちの袋持ってよ。僕これ持ってくから」ガサッ
マリ「あ、うん」ヒョイ
マリ(あ、軽い……重いものは全部あっちか……)
マリ(……レイはこういうとこにぽかぽかするのかね)
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 23:05:26.27 ID:kQXfzaHt0
・学校 昼
ケンスケ「はぁー、俺にも美人の姉がいたらなぁ……」
アスカ「まーた始まったわ……」
ケンスケ「またとはなんだよぉ」
アスカ「こないだシンジも言ってたでしょ。自分の姉には何も思わないって」
レイ(私から見たら、お義姉さん……)
シンジ「まぁそうだけど……でも」
アスカ「……でも?」
レイ(……でも?)
シンジ「ケンスケの言ってる意味も、なんとなくわかるような気がする」
ケンスケ「おおっ!やっぱりそうだろ?」
シンジ「うーん、なんて言うか……」
ケンスケ「はぁー、俺にも美人の姉がいたらなぁ……」
アスカ「まーた始まったわ……」
ケンスケ「またとはなんだよぉ」
アスカ「こないだシンジも言ってたでしょ。自分の姉には何も思わないって」
レイ(私から見たら、お義姉さん……)
シンジ「まぁそうだけど……でも」
アスカ「……でも?」
レイ(……でも?)
シンジ「ケンスケの言ってる意味も、なんとなくわかるような気がする」
ケンスケ「おおっ!やっぱりそうだろ?」
シンジ「うーん、なんて言うか……」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 23:06:25.22 ID:kQXfzaHt0
・高校 昼
女「出たわね、シンジ君特製弁当」
女2「相変わらずキレイねー。家事もできて性格もいい弟、ほんとに羨ましいわ」
女「それを『別に普通』と言い切るなんて……」
マリ「んー、それがね」
女「……それが?」
女2「……それが?」
マリ「確かにちょっとかわいいところはあるかなー……とか、思った」
女「そうでしょ?思うでしょ?」
マリ「うん。言うなれば……」
女「出たわね、シンジ君特製弁当」
女2「相変わらずキレイねー。家事もできて性格もいい弟、ほんとに羨ましいわ」
女「それを『別に普通』と言い切るなんて……」
マリ「んー、それがね」
女「……それが?」
女2「……それが?」
マリ「確かにちょっとかわいいところはあるかなー……とか、思った」
女「そうでしょ?思うでしょ?」
マリ「うん。言うなれば……」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/24(日) 23:07:20.61 ID:kQXfzaHt0
シンジ「自慢の姉だよ」ニコッ
マリ「自慢の弟だよ」ニコッ
このへんで終わり、と。
マリ「自慢の弟だよ」ニコッ
このへんで終わり、と。
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