1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(京都府) 2011/03/16(水) 01:08:21.63 ID:ihCNEjQv0
マミ「なんでかしら」

QB「それは簡単だよ。君は3話で退場した。
   生前の君が交流していたのはほむら、まどか、さやかの3人。
   ほむらとは犬猿の仲、まどかにはほむらがいるし、
   さやかも杏子とのカップリングがお約束になってしまった。
   君が入り込む余地なんてありはしないんだよ」

マミ「……」

マミ「いや……諦めたらそこで終わりだわ。
   私にも誰かとのカップリングが成立するはずよ。
   やってみなければわからないわ」

QB「無駄な努力だと思うけどねぇ」

引用元: マミさん「私だけカップリングからハブられてる気がするわ」 


3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(京都府) 2011/03/16(水) 01:12:45.78 ID:ihCNEjQv0
マミ「かなめさん」

まどか「あっ、マミさん! どうしたんですか?」

マミ「今日の放課後、暇かしら?
   よかったら一緒に……」

まどか「あっ、ごめんなさい!
     今日ほむらちゃんやさやかちゃんと映画行く約束してるんです!
     だからまた今度……」

マミ「そう、なら仕方ないわねー」




マミ「まどかはダメ……と」

QB「ダメというか君はそもそも邪魔者なんじゃないのかい」

マミ「えっ?」

QB「だってそうだろう?
   普通なら『マミさんも一緒に行きませんか?』と誘われるところじゃないか。
   それがただ断るだけ……」

マミ「やめて」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(京都府) 2011/03/16(水) 01:15:49.29 ID:ihCNEjQv0
後日。

マミ「みきさん」

さやか「なんですか、マミさん」

マミ「今日の放課後、暇かしら?
   よかったら一緒に……」

さやか「あーすみません、今日の放課後はちょっと……」

マミ「なにか用事でもあるの?
   よかったら私も一緒に付きあわせてくれないかしら」

QB(それはちょっと強引だねマミ)

マミ(うるさい)

さやか「すみません、友達のお見舞いに行くんです。だから……」

マミ「あら、そうだったの」

まどか「友達じゃなくて~、上條くん、でしょ!」

さやか「まっ、まどかぁ~!」

マミ「上條……くん……」

マミ(そうかこの手があったか!)

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(京都府) 2011/03/16(水) 01:20:20.28 ID:ihCNEjQv0
マミ「上條くんって、もしかして彼氏?」

さやか「かっ、か、彼氏とかじゃなくて……!
     その、ただの……ごにょごにょ」

まどか「上條くん、バイオリニストだったんです」

マミ(上條、バイオリニスト……聞いたことあるわ、もしかして……)

マミ「もしかして、天才バイオリニスト少年って話題になってた
   上條恭介くんのこと?」

まどか「はい、ご存じだったんですか」

マミ「ええ、大ファンよ。一目会いたいって思ってたの。
   お願い、私も連れていってくれない?」

さやか「えー、でも……あいつそういうの嫌がりそうだからな~……」

マミ「嫌がったらすぐ帰るから……おねがい!」

さやか「わ、わかりましたよ」

QB(男をたぶらかすとファンが減るよ、マミ)

マミ(●●同人誌での活躍の場が増えるでしょ)

QB(もうなりふりかまってないね)

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(京都府) 2011/03/16(水) 01:24:31.37 ID:ihCNEjQv0
病院。

上條「やあ、さやか。今日も来たのかい」

さやか「うん、それでね……あの、今日は
     恭介に会いたいっていうファンの人が来てて……」

上條「さやか……そういうのは極力断ってくれって言ったろ」

さやか「ごめん、私の先輩でさ……
     一回会うだけでも」

上條「はあ……仕方ないなあ。部屋に入れなよ」

さやか「ありがと、恭介……マミさーん、いいですよー」

ガラッ
マミ「はじめまして。上條さん」

上條(な……なんてすばらしい●●●●なんだ……!)

マミ「上條さんのCD,私いっぱい持ってます。はやく良くなってくださいね」たゆん

上條「えっ、ええ、そりゃあもう!! 今すぐにでも良くなりたいくらいですよハッハァ!」

さやか「…………」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(京都府) 2011/03/16(水) 01:30:43.91 ID:ihCNEjQv0
マミ「ふう……これでもうカップリング相手の心配をする必要もなくなったわ」

QB「でもこれはやめておいたほうが賢明だと思うよ」

マミ「えっ、どうして?」

QB「さやかのヤンデレルート一直線だからさ。
   この心の溝は杏子でもカバーしきれるものじゃない。
   さやかには上條恭介と佐倉杏子、二人とのカップリングが必要なんだ」

マミ「な、なによそれ、3Pがデフォなんて反則じゃない」

QB「3Pだなんてはしたないな」

マミ「うう……じゃあ私は誰と組めば」

QB「まるで体育の準備運動やパス練習で二人組を作れと言われたのに
   仲が良かったはずの友達がどんどんグループを形成していって
   最後に余ってしまった人のようだね」

マミ「言わないで」

QB「そうだ、彼女なんかどうだい?
   まどかのクラスの行き遅れ担任なんかは」

マミ「そこまで落ちぶれてはいないわよ」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(京都府) 2011/03/16(水) 01:35:44.26 ID:ihCNEjQv0
QB「ならもうあの子しかないね」

マミ「あの子、って?」

QB「シャルロッ

マミ「げぇぇえええええぇぇぇぇっ!! うえええぇぇぇぇぇぇぇっ!!」

QB「すまない。吐くほどのトラウマになっていたとは思わなかった」

マミ「げほっ……勘弁してちょうだい、
   あんなやつとカップリングなんて命がいくつあっても」

QB「でもマミシャルが一番しっくりくるんだよ、色的にも」

マミ「何よ色的にって」

QB「それにこのスレッドでもシャルロットと組めという意見が
   ちらほら見受けられるよ」

マミ「うぅ……」

QB「トラウマを乗り越えよう、マミ。
   その先には君にピッタリのカップリング相手が待っている」

マミ「わけがわからないよ」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(京都府) 2011/03/16(水) 01:39:12.68 ID:ihCNEjQv0
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33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(京都府) 2011/03/16(水) 01:44:09.33 ID:ihCNEjQv0
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36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(京都府) 2011/03/16(水) 01:46:44.06 ID:ihCNEjQv0
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37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(京都府) 2011/03/16(水) 01:48:46.62 ID:ihCNEjQv0
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43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(京都府) 2011/03/16(水) 01:53:37.38 ID:ihCNEjQv0
マミ「うっ……はあ、は、はあ」

QB「よく耐えたね、マミ!
   これでもうシャルロットも怖くないだろう」

マミ「ありがとう……QB……応援してくれて」

QB「礼には及ばないよ。
   君のカップリング相手が見つかったのは僕も嬉しい」

マミ「でもよく考えたら」

QB「なんだい」

マミ「私がシャルロットに慣れたところで」

QB「うん」

マミ「シャルロットのほうは私に対して」

QB「あ~」

マミ「なついたわけじゃな―― ばくっ ごりっ べちゃっ

QB「これは完全に誤算だったよ、すまないねマミ」

マミ「びくんびくん」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(京都府) 2011/03/16(水) 02:00:08.45 ID:ihCNEjQv0
マミ「結局私は……誰ともカップリングを組めないのね」

QB「修学旅行で余り物グループに入れられたけど
   そこですら溶け込めずに
   自由行動の時間にこっそり班から抜けだして
   そのへんのトイレにこもって時間潰してる人みたいだね」

マミ「やめて」

QB「いいじゃないか、君は元々孤独が売りのキャラだ。
   孤高の一匹狼。最高にかっこいいじゃないか」

マミ「孤高と孤独は違うわ。寂しいもの、やっぱり」

QB「そうかぁ。難しい問題だね」

マミ「はあ……私、ずっと一人なのかなあ」

QB「仕方ないな、じゃあシャルロットを手懐ける方向で……」

マミ「うげええええぇぇぇぇぇえええぇぇぇぇっ!!」

QB「さっき食いちぎられたせいでトラウマが悪化したね」

マミ「うう、げほっ……もうシャル……もムリよ」

QB「めんどくさくなってきたな……付き合いきれない」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(京都府) 2011/03/16(水) 02:06:07.13 ID:ihCNEjQv0
マミ「私ってばいつのまにかゲロマミれ……ぶふふっ」

QB「寂しすぎて笑いのツボがおかしくなってるね」

マミ「あー……友達欲しいなあ」

QB「カップリング相手から友達がほしいに格下げかい?
   よっぽど人肌恋しいんだね。
   それならいっそ」

マミ「いっそ……何?」

QB「脳内友達でも作ればどうだい」

マミ「脳内友達? なにそれ」

QB「文字通り脳内に創りだした理想の友達さ。
   他の人には見られない、自分だけの友達。
   あの大人気ラノベ『僕は友達が少ない』のヒロインも脳内友達を持っているんだ、
   まさに脳内友達は今ぼっち界のトレンドと言っても過言ではないよ」

マミ「な、なるほど……
   確かに実在しないとはいえ、寂しくなったら理想の友達が慰めてくれる……
   いえ、一緒に遊ぶことだってできる……
   素晴らしい名案だわきゅうべぇ、ありがとう!」

QB「いやいや、どういたしまして」
  (あー、これでおとなしくなってくれるだろ……
   疲れたしまどかの  チラでも観に行くか)

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(京都府) 2011/03/16(水) 02:10:50.27 ID:ihCNEjQv0
脳内友達(おはようマミ、宿題やってきた?)

マミ(あ~、昨日は疲れちゃってできなかったのー)

脳内友達(また魔女退治? ホドホドにしなさいっていつも言ってるじゃない)

マミ(ふふ、でも私がやらなきゃね……他に魔法少女といえばあのあけみほむらしかいないし)

脳内友達(じゃあいつも頑張ってるマミに……私からご褒美)

マミ(えっ、ご褒美って何?)

脳内友達(目、つぶって)

マミ(んっ……)

脳内友達(ちゅっ)

マミ(ちょちょ、ちょっともー、なにするのよ~……)

脳内友達(えへっ、顔赤いよマミ~)

マミ「うへ、うへへへ……」


まどか(テレパシーでダダ漏れなんだけど)
さやか(教えてあげたほうがいいのかなあ……)

        お           わ            り