1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 00:44:04.43 ID:kUE1eCT+0
クラウド(今日は仕事しないでエアリスの教会に行こう……)

ティファ「クラウド、仕事の電話来てるわよ」

クラウド「断ってくれ」

ティファ「ダメです。働きなさい」

クラウド「……誰からだ」

ティファ「>>5よ」

引用元: クラウド「ストライフ・デリバリーサービスだ」 



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 00:45:37.94 ID:1yVKxFHn0
江頭

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 00:49:22.22 ID:kUE1eCT+0
クラウド「はぁ……」

ティファ「ほら、待たせているんだから早く電話に出て」

クラウド「……分かってる」

クラウド(江頭? 確かテレビでたまに見かける芸人だったような……)

クラウド「もしもし」

江頭「あっ、もしもし。急にすいません」

江頭「江頭秀晴と申す者なんですが…」

クラウド「……」

江頭「どうしたんですか?」

クラウド「いや…意外と礼儀正しいと思って。本当に江頭2:50なのか?」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 00:54:17.18 ID:kUE1eCT+0
江頭「あっ、はい。私の事ご存知でしたか?」

クラウド「あぁ、テレビで見たことがある。ずいぶんと物腰が低いんだな」

江頭「今はプライベートなもんで」

クラウド「まぁいい……それで、用件はなんだ?」

江頭「>>20を福島の被災地まで運んで欲しいんですが」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 00:58:23.01 ID:LcN4/eFl0
>>836

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 01:01:37.33 ID:kUE1eCT+0
クラウド「>>836……?」

江頭「はい、>>836です。実はトラックが壊れて自分では運びに行けなくて…」

クラウド「分かった。今日中になんとかする」

ピッ

クラウド「……なぁ、ティファ」

ティファ「なに?」

クラウド「>>836って……なんだ?」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 01:04:45.03 ID:kUE1eCT+0
ティファ「知らないわ。>>836を頼まれたの?」

クラウド「ああ」

ティファ「もう、知らないんだったらちゃんと聞いておけばよかったのに」

クラウド「聞きそびれたんだ」

ティファ「それで…どうするの?」

クラウド「とりあえず引き受けた以上、仕事は最後までやる」

クラウド「フクシマにたどり着く前に>>836を見つけてみるさ」

ティファ「分かった。気をつけてね」

クラウド「行ってくる」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 01:06:05.46 ID:kUE1eCT+0
クラウド「さてと、どうするか…」

クラウド「>>836、か……」

クラウド「――あいつなら知っているかもしれない」

クラウド「>>34に電話しよう」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 01:07:24.76 ID:3qXI/65W0
東電

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 01:13:49.25 ID:kUE1eCT+0
prrrr,prrrr

クラウド「……出ないな」

クラウド「何があった…」

ヴー、ヴー

クラウド「!!」

ピッ

クラウド「もしもし」

リーブ「クラウドさん、大変です!」

クラウド「なんだ…アンタか。どうしたんだ?」

リーブ「東電の本社に、セフィロスが現れたと情報が入ったんです!」

クラウド「なんだと!?」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 01:18:03.72 ID:kUE1eCT+0
リーブ「今WROも東電の本社に向かっています。ぜひクラウドさんにも協力を」

クラウド「分かった、すぐに行く」

ピッ

クラウド「セフィロス、なんでまたアンタが……」

クラウド「くっ…急がないと。行くぞ、フェンリル」

ブオン、ブオン、ブロロロロロ

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 01:20:52.06 ID:kUE1eCT+0
東電本社。

クラウド「ここか……」

WRO隊員「クラウドさん!」

クラウド「セフィロスはどこだ?」

WRO隊員「最上階に…」

クラウド「分かった。後は俺に任せてくれ」

WRO隊員「で、ですが」

クラウド「心配ない。あいつの相手をするのは慣れている」

WRO隊員「…分かりました。お気をつけて」

クラウド「アンタ達もな」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 01:23:58.36 ID:kUE1eCT+0
社内。

クラウド「セフィロス…」

東電社員「」

クラウド「この死体は…この会社の社員のか」

クラウド「これもセフィロスの仕業か……ん?」

クラウド「血の跡が続いている…どうやらこれを辿っていけば最上階まで着くようだな」

クラウド「待っていろ…セフィロス」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 01:29:07.14 ID:kUE1eCT+0
最上階。

クラウド「セフィロス! どこにいる!!」

東電社長「」

クラウド「こいつが社長…セフィロスが殺したのか」

クラウド「一体あいつはどこに…」

ルーファウス「ここにはもういない」

クラウド「――!?」

ルーファウス「セフィロスはついさっき、ここを出て行った」

クラウド「ルーファウス…なんでアンタがここにいるんだ」

ルーファウス「ふっ…決まっているだろう。私が東電の二代目社長だからさ」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 01:36:49.07 ID:kUE1eCT+0
クラウド「アンタが…東電の?」

ルーファウス「そうだ。ここを拠点にして、世界に負債を返す」

ルーファウス「いわばここは…第二の神羅カンパニーになるのだ」

ルーファウス「まず手始めにフクシマの…」

クラウド「セフィロスはどこに行った」

ルーファウス「ふっ……興味ない、か」

クラウド「……」

ルーファウス「セフィロスなら、>>836を持ってどこかへ行った」

クラウド「>>836だと?」

ルーファウス「ああ、>>836だ」

クラウド「アンタは>>836が何なのか知っているのか?」

ルーファウス「いや、知らない。もともとこの会社にあったモノだと聞いてたが……見たことはない」

ルーファウス「だがセフィロスはあれが>>836だと言っていた」

ルーファウス「>>836の正体を知っているのは――セフィロスただ一人だ」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 01:39:42.94 ID:kUE1eCT+0
クラウド「……」

ルーファウス「どうするんだ? 星を救った英雄、クラウド」

ルーファウス「セフィロスを追うのか?」

クラウド「俺は…英雄なんかじゃない」

ルーファウス「ずいぶんとご謙遜だな」

クラウド「俺は行く。もうここには用はない」

ルーファウス「好きにしたまえ」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 01:41:52.80 ID:kUE1eCT+0
クラウド「セフィロス…今度は何が目的なんだ」

クラウド「またアイツを追うことになるとはな……」

クラウド「とにかく、何が起こるかわからない。パーティ編成をしよう」

クラウド「よし、>>51>>54を誘ってセフィロスを追うぞ」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 01:43:17.73 ID:2G2l7h1hO
QB

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 01:44:15.46 ID:1yVKxFHn0
土御門

59: 禁書知らん 2011/04/07(木) 01:51:20.99 ID:kUE1eCT+0
クラウド「アンタは…?」

QB「僕はQB、魔法少女を探して世界を旅しているんだ」

クラウド「……」

クラウド(ケットシーの方がマシだな)

クラウド「アンタは?」

土御門「俺は土御門。訳あって>>836を探しているにゃー」

クラウド「アンタも>>836を?」

土御門「ああ。ま、アンタとは目的が一緒だにゃー」

土御門「それにこのちっこいのよりは役に立つと思うぜぃ。よろしくにゃー」

クラウド「ああ……」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 01:57:09.87 ID:kUE1eCT+0
クラウド「とりあえず集まってしまったのはしょうがない。このメンバーでセフィロスを追うぞ」

QB「ところでセフィロスっていうのは女の子なのかい?」

クラウド「どうしてそんなことを聞く?」

QB「もし女の子だったら、魔法少女になってもらおうと思ってね」

クラウド「……好きにしてくれ」

クラウド「それより、まずセフィロスが向かった先だが――」

土御門「それなら調査済みだぜぃ。セフィロスなら>>65に向かったにゃー」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 01:58:02.82 ID:dPk7PMGn0
すすきの

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 02:05:01.45 ID:kUE1eCT+0
ススキノ。

クラウド「ここがススキノか…初めて来る街だ」

土御門「そりゃ以外だぜい。クラウド達は以前もセフィロスを追って世界を回っていたんじゃないのかにゃー?」

クラウド「行ったことのない所だってあるさ」

QB「ここは何をする街なんだい?」

土御門「ここは――」

クラウド「ん? 蜜蜂の館二号店……こんな所にできていたのか」

クラウド「よし、あの店に入るぞ」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 02:09:37.07 ID:kUE1eCT+0
蜜蜂の館二号店。

土御門「クラウド、何でよりによってこんな店なんか…」

クラウド「情報収集だ」

土御門「そうかい」

店員「いらっしゃいませ。どの子を指名しますか?」

クラウド「いや、俺達は――」

>>71「いらっしゃいませー」

クラウド「!!」

クラウド(どうして…こいつがここに)

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 02:10:40.84 ID:tRWJYQ0sO
実際雲ってどのくらい強いの?
ACの時はすごかったけど

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 02:16:16.95 ID:kUE1eCT+0
クラウド「お前は…!!」

ID:tRWJYQ0sO「いらっしゃいませ、クラウド様」

クラウド「なぜお前がここにいる!!」

土御門「どうしたんだい? クラウド」

ID:tRWJYQ0sO「お客様、緊張なされているんですか?」

土御門「情けないにゃー、クラウドは」

土御門「ところで店員さん、このお店に小さい女の子はいるかい?」

QB「僕も女の子を頼むよ」

クラウド「二人とも油断するな!」

クラウド「ID:tRWJYQ0sOの正体はセフィロスの思念体だ!」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 02:20:05.86 ID:kUE1eCT+0
土御門「なん…だと…」

ID:tRWJYQ0sO「……フッ、よく気づいたな」

QB「思念体? ようするにこのID:tRWJYQ0sOがいつかセフィロスになるってことかい?」

クラウド「ああ、まさか東電本社を襲ったのも……」

ID:tRWJYQ0sO「そう、私がやったことだ」

ID:tRWJYQ0sO「私が東電の社員や社長を殺した。>>836を手に入れるためにな」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 02:27:33.90 ID:kUE1eCT+0
クラウド「>>836を使って何をするつもりだ!」

ID:tRWJYQ0sO「>>836はやがてライフストリームに溶け込み世界に広がる」

ID:tRWJYQ0sO「その流れにセフィロスの思念を流れ込ませると、どうなると思う?」

クラウド「……」

ID:tRWJYQ0sO「セフィロスの思念も>>836と共に世界に広がり、侵食する」

ID:tRWJYQ0sO「その時、私は完全なる復活を遂げるのだ」

クラウド「アンタの目的は…!」

ID:tRWJYQ0sO「星を巡り、復活したセフィロスはこの世界に神として君臨し――」

ID:tRWJYQ0sO「やがてこの星を支配する」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 02:34:28.39 ID:kUE1eCT+0
土御門「はっ、何かと思えば…ただの誇大妄想かにゃー」

クラウド「…いや、セフィロスはそれを成し遂げるほどの実力を持っている」

クラウド「たとえ思念体だとしてもな」

ID:tRWJYQ0sO「……」

QB「君が神になってしまったら困るよ。せっかく魔法少女を探しにこの星に来たのに」

ID:tRWJYQ0sO「フッ…私の邪魔をするつもりか?」

クラウド「アンタの思い通りにはさせない」

クラウド「それにこっちも仕事があるからな――>>836は渡してもらうぞ」

ID:tRWJYQ0sO「いいだろう…なら、力づくで奪ってみせろ」バッ

クラウド「!!」

ID:tRWJYQ0sO「見せてやろう――私のリユニオンを」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 02:38:02.58 ID:kUE1eCT+0
土御門「あいつ…>>836を手にしてるぜよ!!」

クラウド「リユニオンだと……」

QB「どうしたんだい?」

クラウド「まさか…ID:tRWJYQ0sOは>>836を使って」

ID:tRWJYQ0sO「その通り、>>836を使いリユニオンをした私は――」

ID:tRWJYQ0sO「セフィロスになる」

土御門「なんだと!?」

クラウド「みんな、ID:tRWJYQ0sOを止めるんだ!!」

ID:tRWJYQ0sO「もう遅い――」

ゴゴゴゴゴ・・・

クラウド「しまった!」

セフィロス「――久しぶりだな、クラウド」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 02:43:25.23 ID:kUE1eCT+0
クラウド「セフィロス…!」

土御門「あれが…セフィロス」

QB「女の子じゃなかったのか……」

セフィロス「フッ…見たことのないやつらを引き連れているな」

セフィロス「子供と…ペットか」

土御門「おっと、俺をなめてもらっちゃ困るぜぃ」

クラウド「セフィロス、>>836は渡してもらうぞ」

セフィロス「なら私を倒してみろ」

クラウド「ああ、やってやるさ」

QB「僕たちで勝てる見込みはあるのかい?」

クラウド「心配するな。>>94でセフィロスを倒せるはずだ」

94: 忍法帖【Lv=6,xxxP】 2011/04/07(木) 02:46:04.70 ID:B3rKbvtu0
ダブルメテオ

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 02:53:01.40 ID:kUE1eCT+0
QB「ダブルメテオ?」

クラウド「俺一人ではメテオレインしか放つことができない」

クラウド「だが三人なら、ダブルメテオを発動できるはずだ!」

土御門「なるほど…分かったにゃー」

セフィロス「フッ…愚かな」

クラウド「行くぞ!パワーをメテオに!!」

土御門「いいですにゃー」

QB「使うんだ、全ての力を」

【ダブルメテオ】

ドガンッ!!ドガンッ!!
ドガァアアアアアアアンッ!!

セフィロス「闇に堕ちるか…」ドカーン

クラウド「よし、セフィロスを倒したぞ」


100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 02:58:52.37 ID:kUE1eCT+0
土御門「>>836は!!」

QB「……どうやら、今の衝撃で一緒に消滅したみたいだ」

土御門「なんだと…くそっ」

クラウド「セフィロスは倒せたんだ。>>836ぐらい安いものさ」

土御門「…アンタの仕事はどうするんだい?」

クラウド「さぁな……けど、本当は最初から>>836なんて必要なかったんだ。今ならそう思える」

土御門「なに?」

クラウド「>>836がなくても、フクシマの人たちは自力で立ち直ることができるさ……」

クラウド「ミッドガルのようにな」

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/07(木) 03:02:42.29 ID:kUE1eCT+0
土御門「……そうか」

クラウド「アンタはどうするんだ?」

土御門「とにかく、俺には>>836が必要だ。それを探しにまた世界を回るにゃー」

QB「僕はまた、僕と契約してくれる女の子を探しに行くよ」

クラウド「そうか…がんばってくれ」

土御門「じゃあな、クラウド」

QB「ばいばい」

クラウド「ああ、元気でな」

こうして俺達の短い旅は終わった。
江頭の依頼は果たせなかったが・・・まぁいいか。