30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/14(土) 22:26:58.03 ID:MhgfaqK60
 
兄の部屋の前

妹「てか……おまえ誰だ?」

兄「あぁん?俺は俺に決まってんだろが。話しかけんじゃねぇよ!」

妹「!!ふ、ふん!勝手にすれば!」スタスタ

兄「……けっ……」スタスタ



妹「………………」

妹「なんだあいつ……意味わかんないし……」

妹「てか久しぶりに見た……しかも豚じゃなくなってるし……」

妹「ちっ…………」イラッ

妹「あぁもぅ気分わるい!部屋から出てくんじゃねぇよ!!」ガンッ

引用元: 妹「ゲッ!?おかーさーん!ゴミ豚が部屋から出てるよー!!」 



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/14(土) 22:33:11.00 ID:MhgfaqK60

茶の間

母「!!兄!よねぇ?ど、どうしたのこんな時間に?」

兄「……あぁ……」

父「………………」ギロッ

兄「………………」

母「お、お父さん……」

兄「……風呂……」

母「!!う、うん。みんな入ったからあとはあんただけだから」

兄「………………」スタスタ

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/14(土) 22:40:57.21 ID:MhgfaqK60

父「………………」

母「やっと……やっと部屋から出てきてくれたのね……うぅ……」ポロ

父「……母さん、酒」

母「!は、はい」

父「………………」

父「………………」

父「…………やつれたな」ボソッ

母「どうぞ」カラン

父「あぁ」

母「♪」

父「………………」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/14(土) 22:51:11.36 ID:MhgfaqK60
__________
______
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次の日 日曜日 朝

茶の間

妹「てかあいつなんで出てきたんだろ。一生出てくんなっつーの!」

母「妹!お兄ちゃんに対してそんな事いわないの!!」

妹「ふん。あんな奴もうお兄ちゃんじゃないもん!」

母「いい加減にしなさい!!昔はあんなになついてたのに!」

父「………………」

妹「とにかく、あいつの話はもう終わり!ごはんがまずくなるから!」

母「お父さん!お父さんも何か言ってよ」

父「あぁ……」

がらっ

母・妹「!!」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/14(土) 22:58:38.33 ID:MhgfaqK60

母「兄!どうしたのその格好?まさか出かけるの?」

兄「……あぁ……」

父「………………」

妹「うわ……きしょい……」

母「妹!いい加減にしなさい!!」

兄「…………」ギロッ

妹「!な、なによぉ……」

兄「……けっ……」スタスタ

父「………………」

妹「……あぁもういらつく!!もう帰ってくんな!!」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/14(土) 23:05:58.28 ID:MhgfaqK60
__________
______
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夕方



がらっ

兄「…………」

母「!!兄?お、おかえり?」

兄「……ただいま……」

父「………………」

母「さっぱりしたね。あんなに髪ボサボサだったのに」

兄「……あぁ……」

母「うん!やっとあんたらしくなったじゃない。」

兄「……そうか……俺……らしい……か」

父「………………」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/14(土) 23:17:38.62 ID:MhgfaqK60
あんまり期待しないで下さいね。只の思いつきなんで。一応完結を目指しますが
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次の日 朝



妹「お母さん、醤油取って」

母「はい」すっ

父「………………」モグモグ

母「お父さん、今日は遅くなるの?」

父「あぁ」モグモグ

がらっ

兄「…………」

母・妹「!!!」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/14(土) 23:27:53.73 ID:MhgfaqK60

母「兄?ど、どうしたの?」

兄「……大学……」

母・妹「!!!」

母「えっ?ま、まさか!?」

兄「……あぁ……」

父「………………」

兄「……行ってくる……」スタスタ

母「あ、あぁ………」ポロ

妹「………………」

父「…………ふっ」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/14(土) 23:35:47.88 ID:MhgfaqK60
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大学

講義室

兄「………………」

友「!?お、おい……お、おまえ兄か!?」

兄「あぁ…………」

友「おまえ今まで何やってたんだよ!メールしてもガン無視しやがって!!」

兄「悪い…………」

友「てかおまえほんとに兄か?随分みちがえったじゃねぇか?」

兄「あぁ…………」

友「へへっ……ほんとに心配させやがって!みんなおまえのこと心配してたんだぞ」

兄「悪かった…………」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/14(土) 23:43:53.74 ID:MhgfaqK60

友「おまえ何履修したんだ?みんなに被ってる授業のレジュメとノートみせてもらおうぜ!」

兄「すまん…………」

友「とりあえず今までのノート、あとでコピー取らせてやるから」

兄「友…………」

友「あん?」

兄「ありがとう…………」

友「!!へへっ!気にすんな!」

兄「…………ふっ」

?「友ーーおはよーー!」

友「!!」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/14(土) 23:50:04.74 ID:MhgfaqK60
なんか最初に投下した兄とキャラが違うくなってる!?すみません

女友「あれ?こんにちは。友の知り合い?」

友「は?」

兄「…………」

女友「えっ?だって仲よさそうじゃん!」

友「なに言ってんだ?こいつ兄だぜ!」

女友「えっ!!?兄?うそぉ!!」

兄「…………」

友「嘘じゃねぇよ!なぁ兄?」

兄「あぁ…………」

女友「うっ……マジなの?へ、へぇ……」

兄「…………」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/14(土) 23:58:27.65 ID:MhgfaqK60

友「とにかく。女友。おまえ何履修してる?兄と被ってる授業のノートと

  レジュメ、コピらせてやってくれよ」

女友「えっ!?う、うん」

兄「…………」

友「よし、俺のはこんだけだな。あとで行くぞ。兄、おまえ次の授業は?」

兄「いや、取ってない……」

友「そうか!じゃこれ終わったら図書室行くぜ」

兄「あぁ……悪いな友」

友「気にすんな。おっ講師が来たな。」

女友「…………」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:06:54.74 ID:5HYQYExH0
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______
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数時間後

大学 5号館 入口

友「よし、俺はこの授業で今日は終わりだ。兄、おまえは?」

兄「あぁ……俺も終わりだ」

友「これから遊びに行こうぜ兄!女友、おまえは?」

女友「えっ?あ、行く行く!」

兄「友、悪い……俺疲れた」

友「!そ、そうだよな。今まで引き籠ってたんだし、いきなりは無理だよな」

兄「悪いな……」

友「いいって、いいって。徐々に戻っていきゃあいいんだから」

兄「あぁ………」

女友「兄」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:13:26.40 ID:5HYQYExH0
 


改札前

友「なぁ兄、明日もこいよ!授業取ってんだろ。」

兄「あぁ………」

女友「そうだよ!折角出てきたんだから、このまま続けないとダメだぞ」

兄「あぁ………」

友「じゃな、兄。俺こっちだから。また明日!!」スタスタ

兄「あぁ………」

女友「私は兄と一緒の方面だね。途中まで一緒に行こ。」

兄「あぁ………」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:22:39.77 ID:5HYQYExH0
 

電車の中

ガタンゴトン

女友「それにしても兄。あんたカッコよくなったじゃん。」

兄「……………」

女友「あんなダサくて太ってたのにさ。人って代わるもんだね」

兄「……………」

女友「!あっ、ごめん」

兄「いや……別に……」

女友「い、いや。昔の兄の事だからね!今の兄の事じゃなくてさ。」

兄「あぁ………」

女友「うぅ………」

兄「……………」

ガタンゴトン

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:30:18.03 ID:5HYQYExH0

女友の降りる駅

ピンポーン シャー

女友「それじゃ兄。私ここだから。」

兄「あぁ………」

女友「それじゃ、また明日!」スタッ

兄「あぁ………」

ピンポーン シャー




兄「……………」

兄「女友……………」

ガタンゴトン

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:37:20.08 ID:5HYQYExH0
 


茶の間

妹「はぁ疲れた……」

母「若い子が疲れたって言うもんじゃないの」

妹「だってさ、みんな今年受験だからピリピリしちゃってさ。今から焦るなんてバカみたい!」

母「そんなこと言って。受験なんてあっと言う間に来るんだから」

妹「はいはい」

母「で、あんたどこ狙ってるの?」

妹「考え中」

母「そ、いいとこ狙うんなら早いことにこしたことはないから。そうねぇ、兄の大学なんて

  どうかしら?」

妹「うーん……どっしよかな?」

がらっ

母・妹「!!」

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:45:32.78 ID:5HYQYExH0

兄「…………」

母「あ、おかえり。」

兄「あぁ……」

妹「…………」

兄「ごはん……まだ?」

母「うん。もうすぐ。お父さんももう帰って来るから」

兄「そうか……」

妹「…………」じぃー

兄「なんだ………」

妹「!べ、別に!」

兄「…………」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:53:46.57 ID:5HYQYExH0

夕食

兄「…………」モグモグ

妹「…………」パクパク

母「久しぶりね。こうみんなでごはん食べるなんて」モグモグ

父「…………」グビグビ

兄「旨い………」モグモグ

母「!そ、そう。今日は兄、頑張ったもんね」

妹「お母さん、ドレッシング取って」

母「はいどうぞ。」

父「兄、飲むか……」すっ

母・妹「!!」

兄「!あぁ………」

父「………ふっ」

妹「……………」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 01:08:31.34 ID:5HYQYExH0

兄の部屋

兄「……………」

がらっ

兄「!」

妹「ねぇ。あんたどーゆーつもり!?なんで急に部屋から出てきたり、

  大学に行ったりしたの!!?」

兄「おまえには関係ない………」

妹「!そ、そうだけど!なんか腑に落ちない!!説明してよ!!」

兄「おまえに説明する必要はない」

妹「!な、なにそれ。いらつくぅ……」

兄「話はそれだけか?」

妹「うぅ……」

兄「終わりなら出てけ」

妹「!!」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 01:17:20.30 ID:5HYQYExH0
 
妹「なにさ!ちょっとカッコ良くなったからって調子に乗りやがって!」ぼかっ

兄「……………」

妹「ほんとにむかつく!!」ぼかっ

兄「……………」

妹「なんとか言えよ!このゴミ豚っ!!!」ぶんっ

ぱしっ

妹「!!」

兄「……………」

妹「うぅ……離してよ!!」

兄「気が済んだか……」ぱっ

妹「!!ふんっ!」ガチャ スタスタ

兄「……………」

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 01:26:45.76 ID:5HYQYExH0

妹の部屋

バタン

妹「くっ!むかつく!むかつく!!なんだあいつ!!」バン

妹「なんでなにも言わないの!!」ドン

妹「むかつくむかつくむかつくむかつくむかつくむかつく!!」ドンドン

妹「……………」

妹「くぅ………」

妹「うぅ……むかつく」

妹「もう寝よ……」

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107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 01:49:07.99 ID:5HYQYExH0

翌朝

茶の間

妹「……おはよう……」

母「おはよう。妹」

父「……………」モグモグ

妹「……あいつは……」

母「今日は授業遅いんだって」

妹「そ、そう」

母「なぁに?お兄ちゃんの事心配なの?」

妹「!!ちっ違……」

父「兄はたぶん、もう大丈夫だ」モグモグ

母・妹「えっ?」

父「顔付きがな。あの頃のあいつの顔に戻りつつある」モグモグ

母「そ、そうよね」

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 01:57:43.61 ID:5HYQYExH0

父「だが、まだ数日だ。過度な期待はするな。」

母「…………」

父「なにがきっかけで立ち直ったのか俺達にはわからん。だが」

妹「…………」

父「俺たちが出来ることは、ただあいつをもう一度信じること。それだけだ」

母「お父さん……」

父「だから妹。おまえはおまえのやることをやれ。」

妹「…………」

父「この話はこれで終わりだ。行ってくる」すっ

母「行ってらっしゃい。」

妹「…………」

妹「…………」

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 02:07:39.03 ID:5HYQYExH0
  
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妹の高校

妹「うぅ…むかつく………」イライラ

?「おはよー妹」

妹「あ、おはよう妹友!」

妹友「どうしたの?妹。なんかゴキゲン斜め?」

妹「そう!うちのクソ兄貴が最近調子にのっててさ!!」

妹友「あれ?兄貴って引き篭もりの?」

妹「うん、あいつの所為でいらいらしっぱなし!」

妹友「えっ?妹、兄貴になんかされたの?」

116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 02:15:14.82 ID:5HYQYExH0
 
妹「最近部屋から出てきてさ!顔見るたびいらつくの!!」

妹友「へ、へぇ大変だね?でもさ、別に無視すればいいじゃん。なんでそんなに腹立ててるのか

   わからないんだけど」

妹「!!そ、それは……」

妹友「ははーん。ほんとは妹、兄貴のこと気になってたんじゃないの?」

妹「!!ち、違う!」

妹友「ふーん。そういうことにしとこっか!」

妹「だから違うんだってば!」
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120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 02:24:02.87 ID:5HYQYExH0
 
大学

1号館3F 講義室

友「おっす。兄!」

兄「あぁ………」

友「へへっ。今日も来たな。良い傾向だぜ」

兄「あぁ………」

女友「あ、いた!おはよー!兄、友。」

友「おぅ」

兄「あぁ………」

女友「ねぇ二人とも掲示板見た?今日休講だって!」

友「まじか!?くそっ。だからこんな人すくねぇのか!!」

兄「なるほどな………」

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 02:32:43.68 ID:5HYQYExH0

友「くそっ!だったら昼からくりゃ良かったぜ!」

女友「まったくだね。あーホームページ見てくれば良かった!」

兄「あぁそうだな」

友「じゃどうする?はえーけど、学食行くか?」

兄「まだやってないだろ?」

女友「今11時ちょっと前でしょ?空いてる筈だよ。どうせ昼になったら混むし、今から行って

   済ましてもいいじゃない?」

兄「……早すぎないか?」

友「女友に賛成!行こうぜ!」

女友「行こう行こう!」

兄「あ、あぁ……」

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 02:40:47.65 ID:5HYQYExH0
__________
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___

学食

ガヤガヤ

友「ちっ。結構混んでやがるな!」

女友「でも昼よりはマシでしょ?」

兄「確かに……」

友「まぁいいや。とっと買って席着こうぜ!」

兄「あぁ………」

女友「今日はなににしよっかな?」

友「俺はあれにしよっ」スタスタ

女友「兄はなににすんの?」

兄「あぁ。そうだな」

145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 03:49:04.13 ID:5HYQYExH0
大変お待たせしました。

学食



兄「……………」モグモグ

友「なぁ、聞いていいか?」パクパク

兄「なんだ?」モグモグ

友「おまえ、なんで引き籠ってたんだ?」パクパク

兄「……………」モグモグ

女友「……………」パクパク

友「いや、無理ならいいんだ」モグモグ

兄「疲れたんだ……」モグモグ

友・女友「!!」

148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 03:56:33.69 ID:5HYQYExH0

兄「あの時の俺は、全てに疲れていた」

友「すべて?」

兄「あぁ……全てだ。高校の時から受験勉強に入り、好きだったバスケも出来なくなった。」

女友「でもそれはみんな一緒じゃん」

兄「あぁ、もちろん。それだけじゃない。そのストレスで俺はブクブク太って行った。

  自重出来ない、自分の自制心に嫌気が刺したよ」

友「だが、おまえはこうして大学に入ってやって来たじゃないか?」

兄「あぁ、だが俺が太った所為で周りの奴らの反応は変わってきた。」

女友「…………」

兄「妹の俺を見る目も変わってきた。まるでゴミを見るような眼になっていたんだ」

友「太っただけでそうなるのか?おまえ自身がネガティブになったんじゃねぇのか?」

兄「その通りだ。今思えばそう思う。だがその当時の俺は、それの所為にした。」

151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 04:04:12.00 ID:5HYQYExH0

兄「俺は……その当時の俺は全てに対して自信を失っていた。大学に受かったのも

  運が良かったと思っていた。」

女友「勝負は時の運。入ったもん勝ちじゃん」

兄「あぁ。だが俺はそうは思えなかった。」

友「で、きっかけはそれなのか?」

兄「あぁ。その後すべてが空回りするような気がしてな。」

友「…………」

兄「大学って基本自由だろ?授業とかも高校の頃みたいにどの授業でも受け身じゃなくてさ。

  出欠とかも全てであるわけじゃないし。」

兄「そしたらいつも出る必要なんて無いな。その当時の俺は、おまえらもいるし、

  誰かにたのめばいいかと思うようになってな。」

女友「それはすんごい甘えだと思うんだけど」

兄「あぁ………そうだな」

153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 04:15:19.23 ID:5HYQYExH0

友「でもそれはみんながやることじゃねぇか?おまえだけが特別って訳じゃねぇよ。」

兄「あぁ。だが、一度さぼるとな。そんな自分がほんとに嫌だったよ」
  
女友「じゃ、やらなきゃいいじゃん。それでずるずるいくなんて本末転倒だよ!」

兄「あぁ………」

友「まぁまぁ。兄いいぞ」

兄「バイトもやったが、うまくいかなくてな。」

兄「なんども失敗した。俺の所為でみんなに迷惑かけてる。そう思うとなんだかなにも

  しない方が良い様に思えてきてな」

友「だから引き篭もりを……」

兄「あぁ………」

156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 04:20:36.24 ID:5HYQYExH0
これ妹スレなのに妹が全然出てこない!すんません

女友「でもその所為で親に迷惑がかかってるって思わなかったの?」

兄「思ったさ。だが怖くなってな。」

友「怖くなった?」

兄「あぁ。外に出るのが。人の目に触れるのが。醜い自分をみんなが見てる。

  そう思うと、なんだか出れなくなっちまってた。」

友「……………」

兄「家族にすら会うのが辛くなってな。俺は自分がほんとうに無価値なものに思えるように

  なってしまっていた。」

女友「だけど!それじゃなんの解決にもならないじゃん」

兄「わかってるよ!そんなことは!」

友・女友「!!!」

157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 04:31:42.49 ID:5HYQYExH0

兄「自分が一番わかってるんだ!だからこそ自分が一番許せなかった!でもどうする事も

  出来ない!!」

友「あ、兄?」

兄「……すまない。感情的になってしまった」

女友「いや大丈夫。続けて」

兄「あぁ、俺は引き籠りから抜け出せなくなっていた。家に籠ってネットに浸かる生活を送った」

友「…………」

兄「俺はネットを見ながら、俺以外にも俺みたいなやつがいる。そんなことを思いながら

  自分を慰めていた。」

女友「だけどそれじゃなんの解決にもならないじゃん」

兄「そうだな。その通りだと思う。だけどな、人間って一度楽な方に流されると

  止まらなくなるんだ」

160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 04:39:37.72 ID:5HYQYExH0

兄「そんな怠惰な生活を送っているうちに気が付いたら痩せこけていた」

友「なるほどな。おまえろくにめしも喰ってなかったわけか?」

兄「そしてあるサイトを覗いたんだ」

女友「あるサイト?」

兄「あぁ、絵画を紹介するサイトだ」

友「えっ?おまえ絵書くの?」

兄「昔な。小さい時に賞を取った事があるんだ」

女友「へー以外だね」

兄「俺には時間がある。そこで絵を書くことにしたんだ」

162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 04:44:55.60 ID:5HYQYExH0

友「ほぅ」

兄「一心不乱に書いた。そしたら当時の気持ちを思い出してな。筆を持ってる時は

  すごく集中できるんだ」

兄「そして俺はある絵画の投稿サイトに書いた絵をアップした。」

女友「えっ?」

兄「反応は最悪だった。ボロクソに叩かれた。ものすごく悔しかった。」

兄「そこで俺は次の作品を書いた。それこそ、叩いた奴を見返そうってな」

友「なるほどな」

兄「次の時はいろんな反応があったが、俺の絵を評価してくれた人が何人か居てな

  すごくうれしかった。そしたら俺でもやれば出来るじゃないかと思うようになってな」

友「なるほど。それがきっかけか。」

兄「俺の中に籠っている何かを解放できた気がしてな。外に向かって自分を出すって

  とても気持ちがいいんだ。バスケやってた時もそうだった。

  俺が投げたボールで試合が決まった時もそうだったんだ。」

163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 04:56:17.83 ID:5HYQYExH0

兄「自分を少し取り戻せた気がしたんだ。そこで部屋を出た。

  次の日に髪を切った。とてもすっきりした。

  昨日大学に出た。おまえらがいた。とても救われたんだ。

  帰って喰っためしが旨かった。父さんが俺に酒を勧めてくれた。

  小さい事だけど、俺にとっては大きいことだ。」

友・女友「兄………」

兄「それで今に至るわけだ。おまえらには感謝してる」

友「おぅよ。でもそんなんだったら話してくれりゃよかったじゃねぇか?」

兄「いや、俺の問題だと思ってたからな」

女友「でも今は立ち直れたんでしょ?」

兄「あぁ、少しはな………」

165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 05:02:49.97 ID:5HYQYExH0

友「なぁ兄。おまえは一人じゃないんだぜ?俺達もいるんだし」

兄「あぁ………」

女友「あ、また元のだんまり兄に戻っちゃったね」

兄「あぁ………」

友「へへっ。それでも兄は兄だ」

兄「あぁ………」

女友「あ、もうこんな時間!3限始まるよ?」

友「おっ?ほんとだ!おまえ次何?」

兄「次はミクロだ。1号館だな」

友「おぅ。それじゃ全部終わったら5号館のエントランスで待ち合わせな。女友もだぞ」

兄「あぁ………」

女友「うん。わかった!」

友「じゃ、解散!」

168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 05:11:10.54 ID:5HYQYExH0
ふぅやっとめんどいとこ終わった。じゃ後は細々と続けますんで。

授業終了

大学5号館 エントランス

友「おっ?来たな。」

兄「あぁ………」

女友「で、友。私たちに集合かけた理由は何?」

友「おぅ!ブクロに行くぞ!」

女友「えっ?これから?」

兄「なぜ………」

友「遊びに行くんだよ!今日は付き合えよ!」

兄「あぁそうだな」

女友「よぉし!じゃ行こっか!」

__________
______
___

171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 05:19:46.18 ID:5HYQYExH0



茶の間

妹「……………」

母「兄、遅いわね」

父「大学の友人達と遊んでるんだろ。好きにさせてやれ」グビグビ

母「そうだけど……」

妹「……………」

母「あら、妹?もうお風呂入ってきたら?」

妹「!う、うん……」

父「…………良い傾向だな」グビグビ

母「お父さん?」

父「…………ふっ」

174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 05:26:37.83 ID:5HYQYExH0

お風呂

妹「…………」チャプチャプ

妹「…………」チャプチャプ

妹「なんであいつのこと気になんの」チャプチャプ

妹「…………」チャプチャプ

妹「あたしバカみたい」チャプチャプ

妹「…………」チャプチャプ

妹「くっ…………」パシャ

妹「…………」

176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 05:31:03.53 ID:5HYQYExH0
ちょっと休憩します。すみません。保守お願いしてもいいですか?

家 茶の間

がらっ

兄「ただいま……」

母「おかえり兄。夕ご飯は?」

兄「ごめん。食べて来た」

母「そ、そう」

父「………………」

兄「父さん、母さん」

母「!」

兄「ありがとう……」

母「!!え、えぇ」

兄「…………………」スタスタ

父「…………ふっ」

母「うぅ……兄……」ポロ

182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 05:59:26.31 ID:5HYQYExH0
 
兄の部屋

兄「…………………」

兄「友、女友………」

兄「ありがとう……」

兄「…………………」

兄「……………ふっ」

兄「…………………」

兄「妹とはどう向き合うべきか」

兄「…………………」

兄「なる様にしかならんか………」

__________
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185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 06:07:34.41 ID:5HYQYExH0

数日後 休日(土曜日)



茶の間

妹「あぁ。今日はなにしよっかな?」

母「勉強なさいな。もう試験近いんでしょ?」

妹「うん。そうだけどさ」

父「……………」

ガチャ

母「あら?兄、お出かけ?」

兄「あぁ………」

父「……………」

妹「……………」

兄「行ってくる………」スタスタ

妹「……………」

187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 06:18:02.83 ID:5HYQYExH0
__________
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公園

兄「……………」

兄「……………」

兄「よし。あれを書くか」

兄「……………」カキカキ

兄「……………」カキカキ

兄「ふむ……………」カキカキ





妹「……………」すっ

兄「!」

189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 06:22:24.59 ID:5HYQYExH0

兄「なんだ?」カキカキ

妹「なにしてんの」

兄「見てわからないか?」カキカキ

妹「ふーん。そ、また絵、書いてるんだ」

兄「あぁ………」カキカキ

妹「……………」

兄「……………」カキカキ

妹「ねぇ……………」

兄「なんだ?」カキカキ

妹「あたしを書いてよ。昔みたいにさ」

兄「!…………」カキカキ

妹「……………」

191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 06:30:29.14 ID:5HYQYExH0

妹「……………」

兄「わかった………」

妹「!!」

兄「そこに座れ……」

妹「う、うん」チョコン

兄「……………」

妹「……………」

兄「よし………」

兄「……………」カキカキ

兄「……………」カキカキ

196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 06:36:49.74 ID:5HYQYExH0

兄「……………」カキカキ

妹「……………」

兄「……………」カキカキ

妹「(すごい真剣な顔)」

兄「……………」カキカキ

妹「(あの頃の兄貴の眼だ)」

兄「……………」カキカキ

妹「(あの眼……)」

兄「……………」カキカキ

妹「(ほんとに吸いこまれそう……)」

兄「……………」カキカキ

198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 06:41:31.03 ID:5HYQYExH0
さてそろそろ終わらせた方がいいですか?展開としてはまだ浮かんできてるんですが

妹「(昔、この眼が好きでいつもあたしを書いてってねだってた)」

兄「……………」カキカキ

妹「(いつからだろう……)」

兄「……………」カキカキ

妹「(兄貴に強請らなくなったのは)」

兄「……………」カキカキ

妹「(いつからだろう……)」

兄「……………」カキカキ

妹「……(兄貴って呼ぶようになったのは)」

兄「……………」カキカキ

妹「(お兄ちゃん……)」

兄「……………」カキカキ

200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 06:46:08.40 ID:5HYQYExH0

妹「(またお兄ちゃんって呼びたい)」

兄「……………」カキカキ

妹「(お兄ちゃんのことまたお兄ちゃんって呼びたい)」

兄「……………」カキカキ

妹「(お兄ちゃん…お兄ちゃん…)」

兄「……………」カキカキ

妹「(お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん)」

兄「……………」カキカキ

妹「お兄ちゃん……(お兄ちゃん、お兄ちゃん)」

兄「………久しぶりだな。そう呼ばれるのは」カキカキ

妹「!!!」

206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 06:50:47.78 ID:5HYQYExH0

妹「あ、いや、これは……」

兄「……なつかしいな」カキカキ

妹「……………」

兄「俺も思い出してたよ」カキカキ

妹「……………」

兄「昔は良くこうやっておまえを書いてたな」カキカキ

妹「……………」

兄「……………」カキカキ

妹「お兄……ちゃん」

兄「あぁ………」カキカキ

妹「お兄ちゃん……」
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208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 06:53:07.92 ID:5HYQYExH0

夕方 公園

兄「よし、今日はここまで」

妹「うん………」

兄「帰るぞ。妹」

妹「うん」

兄「……………」

妹「……………」

兄「久しぶりに……」すっ

妹「!……………」

兄「手つなぐか?」

妹「!!う、うん」すっ

兄「……………」

妹「///」

おわり

259: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 09:15:49.51 ID:5HYQYExH0
 
ここからは蛇足です 本編と関係ないです

数日後



父「………………」

母「妹。そんなに兄にべったりしないの!」

妹「いいじゃん♪ねぇお兄ちゃん?」ベタベタ

兄「あ、あぁ………」

父「………………」

兄「(おかしい……どうしてこうなった?)」

妹「お兄ちゃん♪」イチャイチャ

兄「はぁ………」

母「妹……ねぇ兄、なにがあったの?先週の土曜からこの子おかしいよ?」

兄「あ、あぁ………」

262: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 09:21:09.75 ID:5HYQYExH0

父「………………」

兄「父さん……助けてくれ」

父「………………」プィ

兄「!」

妹「お兄ちゃん♪」ベタベタ

母「お父さん……」

父「………………」スタスタ

母「あ、あはは。お母さんもお洗濯しなくっちゃ」スタスタ

兄「(なんだこれは?一体俺がなにをした?)」

妹「お兄ちゃん♪」イチャイチャ

兄「はぁ………」

263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 09:30:27.68 ID:5HYQYExH0

家 午後

兄の部屋

兄「さて、そろそろ出かけるか」

兄「……………」

兄「問題は妹だな。どうするか?」

兄「うーん。困ったな」

兄「……………」

兄「なる様にしかならんか………」

兄「……………」

兄「この間とはえらい心境に差があるが………」

兄「はぁ………」

264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 09:41:02.06 ID:5HYQYExH0

玄関

兄「……………」そぉ

兄「……………」ゴソゴソ

兄「ふぅ………」そぉ

兄「問題ない。後はそのまま出るだけ」そぉ

兄「……………」カチャ

兄「よし………」そぉ



妹「あれ?お兄ちゃんどこ行くの?」



兄「!!!」びくっ

兄「(し、しまった!見つかった!!)」

267: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 09:49:04.76 ID:5HYQYExH0

兄「(ま、まずい)」

妹「ん?」

兄「(仕方がない。ほんとのことを話そう)」

妹「お兄ちゃん?」

兄「い、妹。俺はこれから友達と約束があるんだ。」

妹「えっ?そうなの?」

兄「あぁ、だから出る。」

妹「じゃあたしも行くーー♪」

兄「!!」

妹「よし、じゃ待っててね。お兄ちゃん♪」スタスタ

兄「お、おい……」

271: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 09:56:24.79 ID:5HYQYExH0

兄「……………」

兄「(まずいことになったな)」

兄「……………」

兄「(このまま行ってしまうか?)」

兄「……………」

兄「(いや、あいつの性格を考えると……)」

兄「……………」

兄「(この間もポカポカやられたし……)」

兄「……………」

兄「なる様にしかならんか………」

兄「はぁ………」

274: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 10:04:52.79 ID:5HYQYExH0
__________
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池袋 西武東口

友「おっ?来たか!」

兄「あぁ………」

友カノ「あ、兄君おひさー」

兄「あぁ………」

友カノ「大分見違えったね?イケメンじゃん♪」

友「おいこら」

友カノ「へへっ。友ごめん。私は友の方が好みだし」

女友「よし!これで全員そろったね!」

兄「いや、すまん。実はもう一人いるんだ……」

一同「!!?」

妹「へへー。どうもどうも。」

一同「!!!!?」

277: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 10:09:22.65 ID:5HYQYExH0

友「あのぉ……兄?この子は?」

兄「あぁ……俺の妹だ……」

女友「えっ?兄、こないだ話してた妹ってこの子なの?」

兄「あぁ………」

妹「お兄ちゃん♪」ぎゅっ

友「なぁ……おまえこの間の話と大分違うくね?」

兄「あ、あぁ……」

友カノ「この子、可愛い!」

妹「えへ。ありがとうございまーす」

女友「むぅ………」いらっ

兄「なんかすまん……」

282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 10:14:32.74 ID:5HYQYExH0

兄「で、今日はどこ行くんだ?」

友「そうだな。無難にカラオケでいいんじゃね?」

兄「カラオケか」

女友「なに?兄、カラオケ苦手なの?」

兄「あ、あぁ……」

妹「あたしはお兄ちゃんの歌聴きたーい」

友カノ「あらやだこの子。兄君のこと大好きなんだー?」

妹「はーい♪大好きでーす」

兄「……………」

友「おい……兄、言い残すことはないか?」イライラ

兄「ない………」

283: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 10:18:29.62 ID:5HYQYExH0
 
カラオケ

兄「はぁ………」

妹「♪」

女友「ねぇ妹ちゃん?さすがに兄の膝の上に座るのはどうかと思うんだけど」

妹「えっ?なんでですか?」

女友「なんでですかって、君ねぇ……」

友「……なぁ兄?」ヒソヒソ

兄「あぁ………」ヒソヒソ

友「この子、実はやべぇんじゃないのか?」ヒソヒソ

兄「あ、あぁ……俺も最近思い始めてる」ヒソヒソ

友カノ「ねぇ妹ちゃん。なに歌う?」

妹「はーい。○○がいいでーす」

兄・友「はぁ………」

287: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 10:26:50.57 ID:5HYQYExH0

妹「ん………」

兄「どうした?妹」

妹「ちょっとトイレ」

兄「ん。行って来い」

妹「でもどこにあるの?」

友カノ「じゃ私が連れていこっか?」

友・女友「!!」

妹「あっ。お願いします」トコトコ

友カノ「うん。じゃ行こ行こ」トコトコ

兄「ふぅ………」

女友「兄、どういうことか説明して!!」

兄「!!」

291: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 10:43:07.80 ID:5HYQYExH0

兄「……という事だ。俺にもさっぱりわからん」

友「なるほどな。要するにおまえが引き籠る前…いや、昔の頃の妹に戻ったというわけか」

女友「むぅ………」

兄「なついてくれるのはうれしいんだが、少々度が過ぎてるな」

友「うーん。なつくって言うより、あれだ。あれは恋する乙女って感じだぞ」

女友「友!!」

兄「!まさか!?」

友「いや、あり得るね。あれはふつうじゃない」

兄「……………」

女友「いやいやダメだよ兄!何考えてるの!?」

兄「あ、あぁ……」

女友「妹でしょ!そんなのダメに決まって……妹「ただいまー!」

兄・友・女友「!!」

293: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 10:52:26.19 ID:5HYQYExH0

妹「?どうしたの?お兄ちゃん」

兄「あ、あぁ……」

女友「ね、ねぇ妹ちゃん。ちょっといいかな?」

妹「はい?なんですか?」

友「お、おい。女友!」

女友「もしかして、妹ちゃん。兄のこと男性として好きなの?」

妹「は、はい///」

兄「!!」

女友「あのねぇ。兄妹通しでやっていいことと悪い事があるの。わかる?」

妹「……なにが言いたんですか?」

友カノ「うわっ?なにこれ、修羅場ってやつ?」

友「おまえ少しだまってろ!」

294: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 11:01:55.09 ID:5HYQYExH0

女友「とにかく!兄はダメ」

妹「なんでですか?女友さんには関係ないじゃないですか?」

女友「!関係なくない!私は兄の事好きだもん!」

兄「!な、なに?女友おまえなにを?」

友「!なるほどな。」

妹「!そうゆうこと……ふ、ふーん。じゃお兄ちゃんに決めてもらいましょ?」

兄「!!」

女友「!い、いいじゃん。わかった。兄に判断してもらいましょ!」

兄「あ、あの………」

友カノ「あは♪面白くなってきた!」

友「お、おい」

298: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 11:07:50.19 ID:5HYQYExH0

妹「お兄ちゃん!」

兄「!な、なんだ?」

妹「あたしのこと好きよね?」

兄「あ、あぁ……」

女友「兄!私の方が好きよね?」

兄「えっえっと………」

妹・女友「どっちが好きか、決めてよ!!」



兄「あ、あぁ……」



兄「考えさせてってのは……」

妹・女友「ダメ!!」

301: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 11:14:15.96 ID:5HYQYExH0

兄「………………」

兄「(困ったぞ。追い詰められてしまった)」

兄「………………」

兄「(しかも……)」ちらっ

妹・女友「………………」

兄「(逃げ場なし……)」

兄「………………」

兄「(こうなったら腹を括るしかないか)」

兄「(妹・女友どちらも大事な人だ……だが……)」

兄「………………」

兄「(そうだな。すまない妹)」

305: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 11:19:33.01 ID:5HYQYExH0

女友「……で、決まった?」

兄「あぁ………」

妹「どっちにするの?」

兄「俺は………」



兄「妹の事が好きだ。すまん、こんな兄で」


妹・女友・友・友カノ「!!!」

309: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 11:24:46.87 ID:5HYQYExH0

女友「ほ、本気なの?」

兄「あぁ………」

妹「お兄ちゃん……」

友「い、いやぁ……な、なんというか……」

友カノ「うはぁ!兄君、すごーい!」

兄「女友、おまえの気持ちはうれしい。だが俺はおまえを友達としか見れない」

女友「そ、そっか。!べ、別にいいわよ。なにも本気だったわけじゃないし!」

兄「なに?」

女友「ただあんたが悪い方向に行くのを見逃せなかっただけ!」

兄「そ、そうか。すまんな。俺はやっぱりダメ人間だな」

妹「そんなことない!ダメなんかじゃない!」

312: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 11:32:36.95 ID:5HYQYExH0

妹「あたし一生懸命になってるときのお兄ちゃんの眼が好き!

  今、お兄ちゃんの眼そうなってるよ!

  その眼になってる時のお兄ちゃん、最高にかっこいいんだよ!!」

兄「妹……」

妹「だから、そんなお兄ちゃんを悪く言わないで!!」

友・友カノ「…………」

女友「……わかった。もう言わない。酷いこと言ってごめん」

兄「女友……」

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313: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 11:34:57.11 ID:5HYQYExH0

駅前

友「ということでなんかいろいろ疲れたな」

兄「なんかすまん……」

女友「まぁいいじゃん。じゃ、ここで解散!」

妹「お疲れ様でした。」

友カノ「じゃ友、行こ!」

友「あぁ、じゃあな!」スタスタ

女友「じゃあたしも帰るね。兄、また明日!」スタスタ

兄「あぁ、じゃあな」






女友「……ヒグ……グス……」ポロポロ

315: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 11:38:34.72 ID:5HYQYExH0

帰り道 近所の公園


兄「いいな。ここの景色は」

妹「うん……」

兄「…………」

妹「ねぇ、お兄ちゃん?」

兄「なんだ……」

妹「ほんとにあたしで良かったの?」

兄「あぁ………」

妹「後悔してない?」

兄「あぁ………」

妹「そう………」


妹「ねぇ?お兄ちゃん。キスして」

兄「!!」

317: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 11:42:09.72 ID:5HYQYExH0
 
妹「ね?いいでしょ?」

兄「…………」

妹「やっぱりあたしとじゃ嫌?」

兄「いや…………」

妹「!!やっぱり」ジワッ

兄「そうじゃない」がしっ

妹「あっ///」

兄「妹……眼、閉じて」

妹「嫌、お兄ちゃんの眼見ながらしたい///」

兄「そうか……」



兄「ん…………」ちゅう

妹「///」

320: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 11:46:57.98 ID:5HYQYExH0

兄「帰るか……」

妹「うん///」

兄「…………」

妹「♪///」

兄「(父さん達になんて言おう……)」

妹「♪///」

兄「(けど……)」

妹「お兄ちゃん♪///」にこっ

兄「(妹も幸せそうだし……)」

兄「なる様にしかならんか………」


おわり