翌日

ミサト「シンジくん」

シンジ「何ですかミサトさん？」

ミサト「話があるの」

シンジ「何です？」

ミサト「最近あなたの作る料理が生臭いのよ」

シンジ「」

シンジ「そっ、そうですか……？」

ミサト「ええ、一体何を入れてるのかしら」

シンジ「…………」

ミサト「言いなさい」

シンジ「…………」

ミサト「言いなさい！」

シンジ「……だよ」

ミサト「え？」

シンジ「なんなんだよ！！」

シンジ「アスカもミサトさんも料理できないし、放っておくとジャンクフードばかり食べるから、仕方なく僕が毎日作ってるのに！！」

シンジ「それで味付けに文句があるだって！？」

シンジ「ふざけるなよ！！！」

ミサト「えっ……あっ……はい……」

シンジ「ミサトさんがそんな人だとは思わなかった……」

シンジ「最低だよ……」

ミサト「」

ミサト「ごめんなさい、私がどうかしてたわ……」

シンジ「わかってくれればいいんです……」

ミサト「じゃあ私は仕事に行くから……」ｶﾞﾁｬ

シンジ「いってらっしゃい」

ミサト(負けた……)

シンジ(フフフフフw)

夜

シンジ アスカ「いただきまーす」

ミサト「いっいただきます……」

アスカ「今日は変な臭いがしないわね」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

シンジ「もう、何言ってるんだよアスカまで～ﾊﾊﾊ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ミサト(今日はさすがにやっていないようね)ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ミサト「！？」ﾋﾞｸｯ

ミサト(生臭い！？)

シンジ(フフフw)ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ミサト(昨日までは全く感じなかった臭い……)

ミサト(今日ははっきりと感じる……)

ミサト(イカ臭い！！)

ミサト(今まではアスカにだけやっていたみたいね……)

ミサト(でも今朝のあれで私にターゲットが変更された……)

ミサト(どうしよう……)

シンジ「どうしたんですかミサトさん？ﾌﾌﾌw」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

アスカ「箸がすすんでないわね、具合でも悪いの？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ミサト「えっ、ええ……実は今朝からお腹の調子がね……」

シンジ「そうですかwwならご飯は残してもいいので今日は早く休んでくださいww」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ミサト「そうさせてもらうわ……」

アスカ「？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

そして事件は７日後に起こった

ミサト「ここにシンジくんに内緒でキッチンに仕掛けた監視カメラのテープがあります」

シンジ「」

アスカ「？」

ミサト「再生します」

シンジ「」

監視カメラの映像

シンジ「アスカ……アスカ……アスカ……」ｼｺｼｺ

シンジ「アスカ…アスカ…アスカ…」ｼｺｼｺｼｺ

シンジ「アスカアスカアスカアスカアスカアスカアスカアスカアスカ」ｼｺｼｺｼｺｼｺ

シンジ「アスカ！アスカ！アスカ！アスカ！アスカ！アスカ！アスカ！アスカ！アスカ！」ｼｺｼｺｼｺｼｺｼｺ

シンジ「アスカーーーーーー！！！」ﾄﾞﾋﾟｭﾄﾞﾋﾟｭ

料理「」ﾍﾞﾁｬ

ミサト「…………」

アスカ「…………」

マヤ「…………」

日向「…………」

青葉「…………」

リツコ「…………」

加持「…………」

ゲンドウ「…………」

冬月「…………」

レイ「…………」

シンジ「」

ミサト「シンジくんどういうことかしら？」

シンジ「」ｸﾞｽｯ

ミサト「泣けば許されるとでも思ってるの！！いいかげんにしなさい！！！」

シンジ「うぅ……」ｸﾞｽｸﾞｽ

ゲンドウ「シンジを泣かせるな！！！！！」

ミサト「！？」ﾋﾞｸｯ

ミサト「碇指令……」

ゲンドウ「何なんだお前はさっきからシンジばっかりが悪いみたいに！！！」

ゲンドウ「元はといえばお前の監督不行届が原因じゃないのか？ ああ？」

ミサト「！？」

ゲンドウ「思春期の少年が同年代の女の子や色気ムンムンのお姉さんと一緒に暮らせばこうなることくらい想像できなかったのか！？」

ゲンドウ「それになんだ、お前の家での格好は！ 誘ってんのか？ ああ？」

ゲンドウ「自分のことを棚に上げてシンジばっかりを責めるとは何事だ！！」

ゲンドウ「恥を知れっ！！」

ミサト「」ｸﾞｽﾝ

青葉「確かに司令の言うとおりだよな」

日向「しょうがないよね」

マヤ「ミサトさんにも悪いところはありましたもんね」


ｿｳﾀﾞｿｳﾀﾞｰﾐｻﾄｻﾝﾓﾜﾙｲｼﾞｬﾝ


ミサト「」

ゲンドウ「みんな落ち着け！」

みんな「…………」ﾋﾟﾀｯ

ゲンドウ「今回の件は葛城ミサト一佐を二佐に降格することで収めたいと思う、異論はあるか？」

みんな「異議なーし」

ミサト「」

ゲンドウ「それでは解散！」

ﾜｰﾜｰｻﾞﾜｻﾞﾜ

ゲンドウ「シンジきゅん、パパ頑張ったよぉ～」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

シンジ「さわんな」ﾊﾟｼｯ

ゲンドウ「」

その日の夜

アスカ「バカシンジ……」

シンジ「アスカ……」

シンジ「ごめんアスカ、僕、あんなことを……」

アスカ「ううんいいのよ……それより///」

シンジ「？」

アスカ「あんたアタシのことが好きなわけ？///」

シンジ「！？」

アスカ「アタシのことが好きだからあんなことしたのかって聞いてんのよ///」

シンジ「じっ実はそうなんだよ、ごめん///」

アスカ「そっそれなら、アンタとつっ付き合ってあげてもいいわよ///」

シンジ「///」

ミサト「なんだこれ」


完