1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 19:32:41.70 ID:yiaTbfNY0

※キャラほーかい解釈違いコミュネタバレ注意


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1590316361

引用元: 樋口円香「話し相手になるときは特別手当を頂きます」シャニP「ほい3万円」 



2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 19:33:46.07 ID:yiaTbfNY0
円香「…3万?」

P「そうだ。福沢諭吉3人だ」

円香「あなたには恥もなにもないのですか?こんな小娘に馬鹿にされて」

P「円香と話が出来るなら安いものさ」

円香「最低」

P「それでだ」

円香「何?」

P「特別に円香に3万円を渡すのだ。ただお話しするだけで済むと思っているのか?」

円香「はぁ!?」

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 19:34:26.69 ID:yiaTbfNY0
P「さぁ~てどんなことをお話ししてもらおうかな~?」

円香「待って私はただ話すと言っただけでその話内容までは言っていないから!」

P「ん~?じゃあただ話すだけが3万円ということでいいかな?」

円香「ええ。これから話をするには3万円が相場。だからそれ以上は追加料金」

P「ほい10万円」

円香「!?」

P「ただ話をすることの相場が3万円なら、その10倍のことはしていいんだよな」

円香「うっ…」

P「さぁ~てどんなことをしてもらおうかな~?」

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 19:34:59.67 ID:yiaTbfNY0
円香「……定額給付金」

P「ん?」

円香「その10万円、定額給付金からでしょ?つまりそれは私ももらえるお金と同等の価値しかない」

円香「つまり相対的に考えてその10万円の価値はないに等しい」

P「ずいぶん無茶な主張だな。この10万円があれば何が出来ると思っている」

円香「関係ない。私にとって無価値。ただそれだけ」

P「よしわかった。10万円では円香は何もしてくれないんだな」

円香「そう」

P「3万円ではお話してくれるのにな?」

円香「…うるさい」

P「じゃあここに雛菜を召喚しよう」

円香「!?!?」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 19:35:31.98 ID:yiaTbfNY0
P「『10万円上げるから円香の恥ずかしい過去を教えて』っと」メルメル

円香「待って待ってなにそれ」

P「円香はこの10万円がいらないんだろ?なら他の子に聞いてみるだけだよ」

円香「最悪」

P「何とでも言うがいいさ。これを止める権利は円香にないな」

円香「……10万円で聞きたいのは私の恥ずかしい過去?」

P「ん?」

円香「ならその恥ずかしい過去を私から聞き出せる権利を10万円で売る」

円香「そうすれば雛菜に聞く必要はないでしょ」

P「なるほどな」

P「円香から恥ずかしい過去を教えてもらうためには10万円払えばいいんだな?」

円香「ええ。恥ずかしい過去は10万円が相場」

P「よしわかった。雛菜に聞こう」

円香「なんで!?」

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 19:36:16.06 ID:yiaTbfNY0
P「だって同じ金額で同じことが出来るんだろ?なら円香に聞かなくてもいい」

円香「くっ」

P「むしろ幼馴染視点の恥ずかしいエピソードは希少価値がある。雛菜に聞いた方がお得さ」

円香「じゃあ8万円っ!2割引きにするから雛菜には聞かないで」

P「円香、さっき言っただろ?価値は相対的なものだって」

P「例え円香にとって10万円の価値しかない雛菜から恥ずかしエピソードを聞けるこの権利」

P「俺にとっては20万の価値があるッ!!」ドンッ!

円香「そんな……」

P「さあて聞いちゃおうかな~?雛菜にメールしちゃおうかな~?」

円香「20万ね?」

P「ん?」

円香「その雛菜から恥ずかしエピソードを聞く権利が20万なら、それを私が買います…!」

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 19:36:44.82 ID:yiaTbfNY0
P「そんな大金、高校生の円香に払えるかな?」

円香「てっ定額給付金…」

P「それだと10万円足りないな」

円香「……私から直接恥ずかしエピソードを聞ける権利が10万円」

P「ん?そうだったな」

円香「その権利を現物払いする…どう?」

P「つまり円香から10万円貰えてさらに恥ずかしいエピソードをじっくりねっとり聞き出せるんだな」

円香「聞き方が最低……」

P「何とでも言うがいいさ」

円香「はぁ……給付金で新しい服買いたかったのに……」

P「さて小糸を召喚しよう」

円香「!?!?!?」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 19:37:52.08 ID:yiaTbfNY0
P「小糸に円香が川を歩いていてすってんころりんしそうになったエピソードを聞いてもらおう」

円香「待って待ってその話は小糸にしないで!!」

P「頼りになる世話焼きお姉さんである円香のおっちょこちょいエピソード、小糸も喜ぶだろうなぁ~」

円香「いっ…いくら払えば口止めできるの?」

P「おいおい円香君。なんだか俺が君をゆすっているみたいじゃないかね?」

円香「……条件は何?」

P「察しが良くて助かるねぇ。まあそんな難しい話じゃないよ」

P「今度の休みに円香の私服を買って着てもらうだけさ」

円香「はぁ!?!?!?!」

P「感嘆符が多いぞ円香。クールでシニカルな設定はどこに行った」

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 19:38:31.43 ID:yiaTbfNY0
円香「そんなことをする意味が分かりません。セクハラです」

P「あの赤チェックのアウターどこで買った?」

円香「ららぽーと……」

P「ホントか?」

円香「……しまむら」

P「その羽のついたパーカーは?」

円香「ドンキです……」

P「アイドルになったからには私服もちゃんとするべきだ。しっかりコーデしてやるから覚悟しろ」

円香「はい……でもお金が……」

P「大丈夫だ。経費で落ちる」

円香「……あの」

P「お礼ならはづきさんに言うんだ。むしろ経費ははづきさんに握られてる」

円香「……はい」

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 19:39:23.68 ID:yiaTbfNY0
P「さて円香とのデート楽しみだなぁ!どこへ行こうかなぁ!」

円香「で・え・と」

P「どうした関口宏の東京フレンドパークみたいなこと言い出して?」

円香「私があなたに取引した権利は『休みの日にあなた好みの私服を買う』権利ですよね?」

円香「そこにデートをする権利は含まれていません」

円香「つまり私は現地の服屋に行く必要はありません。リモートワークで十分では?」

P「普通休みの日に服を買いに行くと言ったら一緒に現地でファッションショーしながらだろ!?」

円香「ハイ残念。そこまで約束していませんミスター恋愛脳」

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 19:39:52.78 ID:yiaTbfNY0
P「いくらだ」

円香「はあ?」

P「いくらで円香と休日デート出来るんだ」

円香「がっつきすぎ思春期」

P「円香も思春期だろ」

円香「……じゃあ100万円」

P「100万円……だと?」

円香「今を時めく女子高生アイドルとデート出来る権利。世間の相場はそれくらいじゃない?」

P「くっ」

円香「あらあら赤ちゃん基準のあなたには厳しい金額でちゅかね~」

P「はい100万円」

円香「!?!?!?!?」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 19:40:23.92 ID:yiaTbfNY0
P「残業をどれくらいしていると思っているんだ?オールドタイプの人間をなめるなよ」

P「ちなみに100万円をぽんと手渡しすると流石に扶養控除を外れて税金がうんぬんかんぬんのどうたらこうたらだから分割払いで給与と一緒に支払おう」

円香「……どうしてあなたは私にそんなことをするんですか」

P「?」

円香「わたしにそんな価値なんてない。ただの17歳の小娘なのに……」

P(あっネガティブモードに入った)

円香「わたし言いましたよね…?調子に乗っていたら叱ってくださいって…!」

円香「こんな大金……私にそんな価値なんて……恐い」

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 19:40:59.06 ID:yiaTbfNY0
P「大丈夫さ」

円香「え…」

P「円香の魅力はみんな分かってくれる。その証拠に周りにあんなにたくさんいい友人がいるじゃないか」

円香「…はい」

P「だからそれをもっとたくさんの人に伝えていきたいんだ。ただそれだけなんだよ」

円香「……本当にあなたは、最低ね」

円香「でも……ありがとうございます」

P「いつもそれだけ素直だと嬉しいんだけどな」

円香「はいはい」

P「まあそれはそれとして透に円香と間接キッスしちゃったことを報告しようかな!」

円香「はーーーーーーーーーーーっ!?あっーーーーーーーーーー!?」

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 19:41:34.94 ID:yiaTbfNY0
P「なぜかいつも俺が飲んでいるコーヒーを買ってみて一口飲んで苦くて飲めないからシロップとミルクを入れてなおかつ突然バーコードを集め始める挙動不審な行動をとっちゃう可愛い円香の一連を事細かに説明してあげようかなぁ~?」

円香「待って無理ホントダメそれだけはやめてお願い何でもするから」



P「ん?」

P「いま」

P「何でもするって」

P「言ったよ」

P「ね?」

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 19:42:14.88 ID:yiaTbfNY0
円香「……」

P「ん?いま何でもするって」

円香「…言った」

円香「言ったから、お願いです」

円香「透だけには言わないでください…」

P「……わかった」

P「じゃあ透に間接キッスの話をしない権利を1億円で売ろう」

円香「…そんな大金ないです」

P「だろうな」

P「仕方がないから現物で払ってもらおう」

円香「最悪」

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 19:42:53.32 ID:yiaTbfNY0
P「円香、1億円で」

P「ずっとアイドルをやってくれ」

円香「……それだけ?」

P「それだけ」

円香「こんなに口が悪いのに?」

P「それも魅力だ」

円香「顔も可愛くないし…体型だって他のみんなより綺麗じゃないのに…」

円香「性格だってひねくれているのに…」

円香「それでも……それでもいい?」

P「もちろんだ」

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 19:43:19.65 ID:yiaTbfNY0
円香「……ふふっ。あなたらしいですね」

P「ありがとう円香」

円香「まだ何も言っていない」

P「でも伝わった」

円香「……もう一度言います」

円香「あなたのやさしいところ、情に厚いところ、結構ドジだったりユニークだったりするところ…」

円香「そうやって私を騙そうとするところ、全部大嫌いです」

P「よし楽しく話せたな」

円香「ところで――」

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 19:43:46.24 ID:yiaTbfNY0
おん ざ べっと いん ぷろでゅーさーはうすっ!

円香「ピロートークとは普通こういうものなの?」

P「違うと思う」


おしまいっ!

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/24(日) 19:47:32.75 ID:yiaTbfNY0
90連で聲魚引けました!!ニガニガは必修科目!!

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清涼飲料水を飲んでむせている樋口円香.wav