1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 18:49:43.81 ID:Vl712A2OO
佐天「ははっ、せっかくレベル1になれたのに…こんな能力だなんて…」

佐天「……ぐすっ」

初春「佐天さーん、聞きましたよ!」

黒子「努力が実りましたのね」

佐天「あ、ありがとうございます…」

美琴「でっで! どんな能力なの?」

佐天「えっと」

初春「きっと佐天さんのことだから肉体操作系ですよ!」

美琴「あーありそう」

黒子「何にせよめでたいですの」

美琴「今日はお祝いね!」

佐天「あは、ははははは…」

引用元: 佐天「ブログを炎上させる能力、かぁ…」 



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 18:56:35.56 ID:Vl712A2OO
黒子「というわけでお姉様のおごりですの」

美琴「ちょっと、おごりは佐天さんだけであとは割り勘でしょ」

黒子「んまーお姉様ったらそんなケチ臭い」

佐天「まあまあ、そんな大したことじゃないしいいですよ」

初春「ですよね!」

美琴「初春さんも佐天さんの分割り勘ね」

初春「ちっ」

黒子「初春?」

初春「はいはーい、自分の分ここ置いときまーす」

黒子「それで、どんな能力でしたの?」

佐天「あの…炎的っていうか」

美琴「パイロキネシスね!」

初春「すごいじゃないですか佐天さん」

佐天(言えない…初春はおいといて御坂さんも白井さんもすごい能力者…
ブログを炎上させるだけの能力だなんて…)

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 19:00:25.14 ID:Vl712A2OO
佐天「まあー、そんな感じかなっ」

初春「佐天さんが燃やして私が保温、ばっちりですね!」

黒子「遭難しても生きてけそうですわね」

初春「そうなんだー」

美琴「あとはレベル上げるだけ、佐天さん頑張って!」

佐天「は、はあ…」

佐天(どうやってレベル上げろっていうのよ)

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 19:14:03.61 ID:Vl712A2OO
――帰宅後

佐天(なんか今日はちょっと憂鬱だなー、
レベルが上がればもっと何かが変わると思ってた。
人生が一変するような何かがあると思ってたのに)

佐天(御坂さんや白井さんはどうやってレベルを上げたんだろう…
御坂さんのブログを見てみようかな…
検索、御坂、美琴と)

佐天「おっ、あったあった」

『みこっちのビリビリぶろぐっ!』

XX月XX日
今日はとってもいいことがあったの!
たまにブログにも書いてる無能力者のSさんが、なんとレベル1になったのでーす!
その子ずーっと悩んでたりレベルアッパーに手を出したりして危なっかしかったのよ
これで少しは地に足着けてくれるといいなー
ってまだレベル1だけどね(笑)
これからは先輩として上位能力者になれるように鍛えてあげなきゃ
ってみこっちえらーい!
実はさー、その子普段遊んでて能力の話題になると一人で落ち込んだり、正直扱いに困るっていうか…
無能力者が周りにいる人ならみんな分かるわよねー(笑)
気まずくて最近避けちゃったりしてて…(笑)
これで私の話にもついて来れるからいいんだけどさー…
(後略)

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 19:21:09.97 ID:Vl712A2OO
佐天(! 御坂さん、普段私のことこんなふうに思ってたんだ…)

佐天「……じわっ」

佐天(酷い、そりゃいじけたときもあったけど…
でもこんな言い方…)

佐天「ぐすっ…御坂さんなんて、無能力者の気持ちを踏みにじるだけの…」

『コメント欄
 name:金属バットガール

 コメント
 その子だっていろいろ頑張ってきたんだと思いますよ
 超能力者だからって言葉遣いに気をつけたほうがいいと思います』

⇒書き込む

佐天「はぁー、私何やってんだろ
文句あるなら御坂さんに直接言えばいいのに…
でも少しだけ、少しだけすっきりした…」

佐天(今日はもう寝よう)

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 19:35:37.74 ID:Vl712A2OO
――翌日

美琴「初春さんと佐天さん遅いわねー」

黒子「もう三十分待ってますの」

美琴(暇だしブログのチェックしよっと)

美琴(コメント59件? 昨日の更新そんな反響あったのかな…いつもの倍以上ね。
まあレベル5で美少女の私なら人気あって当たり前だけど!)

『name:金髪セクシー
 コメント
 なにこいつ、超能力者だからって調子乗ってるってわけよ』
『name:メルトダウにゃん
 コメント
 いくらレベル5だからってこりゃねえわ』
『name:青ピ
 コメント
 もうファン辞めたるわー』
『name:守護神
 コメント
 家特定するぞゴラァ』
『name:天より舞い降りし巫女
 コメント
 オワルセカイ。コワレルキミ。悲しいね。』

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 19:40:18.74 ID:Vl712A2OO
美琴「なん…なのよ…
なんなのよこれぇぇぇぇええええ!!」

黒子「お、お姉様!?」

美琴「私が何したって言うのよォォ!!」

黒子「お姉様! お気を確かに!」

初春「御坂さん、白井さん、お待たせしましたー」

佐天「どーしたんですか?」

黒子「私にも分かりませんの」

御坂「…私、帰る」

初春「ええっ!?」

黒子「お姉様!?」

佐天(なにがあったんだろう…)

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 19:44:39.44 ID:Vl712A2OO
佐天「御坂さん帰っちゃいましたねー」

初春「心当たりはないんですか?」

黒子「さっきまで携帯で何やら見ていたようですが…」

初春「メールか何かですかね」

黒子「私やっぱりお姉様を一人にしておけませんわ!
初春、佐天さん、今日の埋め合わせは後日必ず!」

佐天「あっ…白井さんも行っちゃったね」

初春「今日は二人で買い物行きましょうか」

佐天「たまには二人っきりもいいしね!」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 19:53:04.51 ID:Vl712A2OO
『みこっちのビリビリぶろぐっ!

 XX月XX日
 なんか気持ち悪いコメントついてるけど、気にせず更新しまーす!
 現実では何も言えないでネット上でしか文句言えない根暗キモオタに何言われたってダメージないしね(笑)
 ところで今度の盛夏祭、私コスプレするの!
 メイドみこっち(≧∇≦)
 興味ある人は探してみてねっ
 ここでコメントしてる根暗さんたちも来てみたらぁ?
 来れるもんならね(笑)
 (後略)』

佐天(なにこれ酷い。コメント…317件?)

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 20:10:02.28 ID:Vl712A2OO
『name:大黒柱
 コメント
 火に油注ぐのはよくないじゃん』
『name:メルトダウにゃん
 コメント
 むかついた。お前マジむかついた。
 ちょっと晒してくるわ』
『name:通行止め
 コメント
 コメント荒れたくらいで必死なやつってさァ、見てて哀れになるよなァ。』
『name:ゆるふわ水姫
 コメント
 いつもブログ楽しみにしていたのですけれど…こんな方だったとはショックですわ』
『name:ホワイトエンジェル
 コメント
 大丈夫か? 俺だけは君の味方さ。
 よかったら名前欄からメールくれ。相談に乗るぜ』
『name:窒素倉庫
 コメント
 上のやつ下心丸出しで超キモいです』
『name:幻想ブレイカー
 コメント
 お前だって生まれたときは能力者じゃなかっただろ!
 その気持ちを思い出してみろよ!
 (中略)
 その幻想をぶっ壊す!』

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 20:17:32.73 ID:Vl712A2OO
佐天「なに…御坂さんのブログが炎上してる…
はっ、まさか私の能力!?」

佐天(これが私だけの現実…私だけの力!)

佐天「そうだ、試しに御坂さんのブログもっと炎上させてみよう」

『name:金属バットガール
 コメント
 こんなに叩かれてまだ気づかないんですか?
 そうやって他人の気持ちに気づかないからこんな結果になるんです
 盛夏祭、何人の人が集まるんでしょうね
 楽しみです』

 ⇒書き込む

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 20:22:21.11 ID:Vl712A2OO
――数日後

初春「佐天さん、聞きましたー?
御坂さん今日休んでるみたいですよ」

佐天「へぇー、なんで?」

初春「白井さんによるとパソコンの前から離れないんだそうです」

佐天「何があったんだろうねー」

初春「食事もろくにとってないようで…」

佐天「今度お見舞い行こっか!」

初春「そうですね!」

佐天(あれから毎晩鍛えた私の能力…)

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 20:34:05.35 ID:Vl712A2OO
『メルトダウにゃんのラブラブ妄想にっき!

 XX月XX日
 てめぇぇらァァ!!
 ブチコロ確定だ
 コメント書き込んだやつ全員上下二分割だァァァァ!!

 コメント(849)』

『白衣の巫女が綴るこの世の真実~Its true world?

 XX月XX日
 私が。何をしたっていうの。
 あなたたちみんな。神威天将軍様からの罰を。

 コメント(1032)』

『花飾りの守護神的ブログ

 XX月XX日
 私の軽率な発言を深く反省するとともに、不快にさせてしまいました皆さんに心からお詫び申し上げます。
 このブログは更新停止いたします。
 再開の予定はありません。
 楽しみにしていて下さった方、すべての責任は私にあります。
 今までありがとうございました。

 コメント(1850)』

佐天(日に日に炎上の威力を増してくこの力…)

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 20:38:40.60 ID:Vl712A2OO
佐天「もう私は落ちこぼれなんかじゃない!」

「ピンポンパンポーン
佐天涙子、佐天涙子、放課後職員室まで来なさい」

佐天「私? なんだろ?」

初春「なにかあったんですかね」

佐天「さあー?」

初春「じゃあ私今日は先帰りますね」

初春(さっさと帰って新しいブログ作ろう…)

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 20:42:58.89 ID:Vl712A2OO
――放課後

佐天「失礼しまーす」

「佐天、こちらの方が君に話があるそうだ」

佐天(この人は!?)

 

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 21:07:29.95 ID:Vl712A2OO
「佐天涙子君だね」

佐天「あなたは…木山先生!」

木山「久しぶり、元気だったかい?」

佐天「ええ、まあ」

木山「ちょっと場所を変えようか」

佐天「私に話って…?」

木山「君は能力者になっただろう、その能力についてなんだが」

佐天「ブログを炎上させる能力、です」

木山「そうだったね、仮に”Android(メシウマタイム)”と名付けよう」

佐天「”Android(メシウマタイム)”…」

木山「その力、学園都市で他に類を見ない能力なんだ。
一応分類すれば精神操作系にはなる。
だが同じような力は過去に一度も発現していない」

144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 21:12:06.97 ID:Vl712A2OO
佐天「精神操作系なんですか?」

木山「ああ、ツリーダイアグラムをもってしても、その力が拡大するとどうなるのか予測できないんだ」

佐天「拡大って私レベル1ですよー、大げさですって」

木山「いいや、君の力は今まで前例がないと言っただろう。
便宜上レベル1となっているが、実際どの程度の強度なのか分からないんだ」

佐天「それじゃあ、私…」

木山「学園都市始まって以来のレベル6かもしれない」

佐天「!!」

木山「すまない、言い過ぎた」

佐天「あははっ、ですよねー」

木山「とにかくむやみな能力の使用はしないようにね」

佐天「はーい」

154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 21:26:44.21 ID:Vl712A2OO
――夜

佐天(学園都市で、私だけの能力…)

佐天「あはっ、強くなればレベル5にも勝てちゃったりして♪」

佐天「御坂さんのブログはどうなってるかなー」

『みこっちのビリビリぶろぐっ

XX月XX日

 どうせあんたら無能力者なんでしょ?
 はいはいネット上だけでネチネチネチネチご苦労様^^
 悔しかったら直接来なさい^^
 無理だろうけどねー^^
 言っとくけど私忙しくて今日までここ見てなかったから^^
 あんたらみたく粘着してらんないの
 コメントもいちいち見てないし
 そんなんだから●●なんだっつーの
 外に出て女の子に声かけてみればー?
 「なんかくさーい」って逃げられるのがオチだけど(笑)
 つーか私にはバックがいるから

 コメント(2566)』

160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 21:39:13.60 ID:Vl712A2OO
佐天「なにこれ! メシウマ!」

佐天「コメントも見てみよっと!」

『name:永遠少年
 コメント
 ちょっとあなた、ここは純粋な少年たちも見てるのよ!
 自分のブログだからって言葉には気を使いなさい』

『name:まいまい
 コメント
 呆れたにゃー』

『name:ニンニン
 コメント
 これは酷いでござる
 拙者、盛夏祭でスネークどろんぱっ』

『name:守護神
 コメント
 テラワロスwwwwwwww』

『name:アクセラオーダー
 コメント
 バックとかって情けなーいってミサカはミサカは失笑してみる』

『name:窒素倉庫改めモアイたん
 コメント
 見てないといいつつ1日10回以上って超更新しすぎです。
 見苦しいったらないです』

164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 21:41:30.37 ID:Vl712A2OO
『name:ホワイトエンジェル
 コメント
 決してブレるな。誰よりも才能があり誰よりも弱い自分を許せない君よ。
 俺が味方だ。メールくれ』

『name:ドクターゲコゲコ
 コメント
 上の君、必死すぎるんだね』

『name:☆
 コメント
 みこっち炎上まとめWIKI
 http://~』

『name:通行止め
 コメント
 まとめ作ったやつ、GJだァ』

『name:根性
 コメント
 俺もスネークするぞ!
 常盤台の寮に根性で侵入だ!!』

『name:ナイトクルージング
 コメント
 まとめ乙よん
 お姉さんスネークに期待しちゃって今から体が熱いわぁ』

佐天「プークスクスクス」

172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 21:47:30.28 ID:Vl712A2OO
佐天(まとめまでできてるし!
スネークは今のとこ…二人かぁ)

佐天「いっそ何十人もいれば面白いのになー」

佐天「昼間木山先生が言ってた、レベル6…
もし御坂さんを追い詰めたらレベル5は名乗ってもいいよね!」

佐天(さーて今日は寝よっと。
盛夏祭楽しみだなっ!)

185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 21:58:20.99 ID:Vl712A2OO

――常盤台中学寮 

黒子「お姉様、まだ起きてらっしゃるんですの?」 

美琴「…うん、あんたは先に寝てて」 

黒子「でもここ数日ろくに寝てないではありま」 

美琴「うるさい!」 

黒子「あばばばばばばっ」 

美琴(ちくしょう…ちくしょう、リロードするたびコメントが増えてく…どうしよう…!)


181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 21:57:30.12 ID:Vl712A2OO
『name:モアイたん
 コメント
 私も超スネークやりまーす』

『name:こまっち
 コメント
 俺もやろう…スネークを!!』

『name:永遠少年
 コメント
 私の能力なら何人いても常盤台の寮に侵入できるわよ』

『name:こころん
 コメント
 ていうかぁ私の能力ならぁ、正面から入れまぁす☆』

美琴(…!! なにこれ、さっきまでスネークとか言ってるクソゴミ2人だけだったのに!)


200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 22:06:12.09 ID:Vl712A2OO
美琴(なんとかしないと…そうだ自分で擁護のコメント書こう…!)

『name:ビリビリ
 コメント
 ちょっとさーあんたたち、中学のブログにこんなことして楽しいの?
 現実の世界がつらくて逃げ込んでるんだろうけど^^』

⇒書き込む

『name:電撃姫
 コメント
 だよねーマジでそう思う
 これだからキモオタは困る』

⇒書き込む

『name:サンダーゲコ太
 コメント
 本当のこと言っちゃかわいそうだって(笑)
 スネークとか言っても実際来るわけないし(笑)』

⇒書き込む

210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 22:11:53.52 ID:Vl712A2OO
『name:電磁殺し
 コメント
 あまり酷いとみこっちさんに訴えられても知らないよー?』

⇒書き込む

『name:超幻想砲
 コメント
 今なら誤れば許してもらえるんじゃ内?』

⇒書き込む

美琴(これで、どうかな…)

225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 22:25:37.88 ID:Vl712A2OO
『name:青ピ
 コメント
 なんや臭いコメント増えてへん?』

『name:モアイたん
 コメント
 ブログ書いてるみこっちと文体似てますね』

『name:守護神
 コメント
 ビリビリ206.XX.XX.X
 電撃姫206.XX.XX.X
 サンダーゲコ太206.XX.XX.X
 電磁殺し206.XX.XX.X
 超幻想砲206.XX.XX.X』

『name:通行止め
 コメント
 >守護神
 クケカキコケコココッ!!
 いいねェ愉快だ楽しいねェ!』

『name:あわあわまあにゃ
 コメント
 これは引きますわ…』

『name:こころん
 コメント
 どぉいうことぉ?
 こころん分かんなぁい』

239: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 22:31:07.70 ID:Vl712A2OO
『name:メルトダウにゃん
 コメント
 久しぶりに来たけどどうなってんの?』
『name:むさしの
 コメント
 >こころん
 >メルトダウにゃん
 まとめ完成
 スネーク募集
 コメント自作自演←今ここ』

『name:メルトダウにゃん
 コメント
 >むさしの
 把握』

『name:大黒柱
 コメント
 >守護神
 GJじゃん』

美琴(なんでこうなるのよっ!!)

257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 22:45:16.69 ID:Vl712A2OO
『name:蜘蛛男
 コメント
 盛夏祭っていつ?
 俺もスネークやるぜ』

『name:金髪セクシー
 コメント
 結局私もスネークやるわけよ!』

『name:☆
 コメント
 スネークというか凸にしたらどうだろう?』

『name:モアイたん
 コメント
 >☆
 超賛成です!
 正面から堂々と行きましょう!』

『name:守護神
 コメント
 じゃあブログの記事プリントアウトして持って行きますよー』

『name:まいまい
 コメント
 動画撮影とうpは俺に任せるぜよ!』

266: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 22:49:10.53 ID:Vl712A2OO
美琴「ううっ…ぐすっ…もう止めて…」

美琴(なんで、どうしてこんなことに…
今まで楽しくブログやってたのに…いつから…
酷いコメントなんて一度もなかったのに…いつから…)

美琴(数日前のブログは全然普通なのに…
どこからおかしくなったんだろう…)

美琴(あった、この日から炎上したんだ…
このコメントから…)

美琴「…金属バットガール?」

281: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 22:54:22.34 ID:Vl712A2OO
――翌日

佐天「あーよく寝た。最近は起きてすぐネットが習慣になっちゃったなー」

佐天「御坂さんのブログ、と」

佐天(!! コメント4725件!)

佐天(しかも数十人規模のスネークというか凸!
これ、私の能力だよね…)

佐天「盛夏祭は明日だし! 楽しみだなぁ♪」

288: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 22:59:09.23 ID:Vl712A2OO
初春「佐天さーん、おはようございますー」

佐天「おっはよー、ういはるーん!」

初春「ご機嫌ですねー」

佐天「あはっ、分かる?」

初春「そういえば御坂さんのことなんですけど…」

佐天「あー、まだ休んでんでしょ?」

初春「今日から学校行くみたいですよ」

佐天「え?」

初春「今朝白井さんから電話来て、すっかり元気になったって!」

佐天「へ、へー」

佐天(レベル5って神経も図太いのかな)

初春「常盤台の盛夏祭楽しみですねー」

佐天「…うん…」

319: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 23:11:26.06 ID:Vl712A2OO
佐天「はぁ、朝は気分よかったのになんかテンション下がった…」

初春「佐天さん、どうしたんですか?」

佐天「なんでもー、初春ちょっとドクターペッパー買ってきて。
なんちゃって」

初春「分かりました!」

佐天「え…」

初春「行ってきますね、佐天さん!」

佐天「え、あのー冗談だよ」

佐天「って、あーあ初春行っちゃった…
ドクターペッパーなんて今どきどこにも売ってないのに」

325: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 23:21:38.24 ID:Vl712A2OO
佐天(結局放課後まで初春戻って来なかったな…
どうしたんだろ)

アケミ「涙子ー! まだ帰らないの?」

むーちん「そういえばういはるんは?」

もう一人「途中からいなくなったよね」

佐天「うん…電話してみる。
って誰かから電話だ」

佐天(うわっ、御坂さん…シカトしよう)

326: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 23:22:06.41 ID:Vl712A2OO
アケミ「電話いいの?」

佐天「出ようと思ったら切れちゃった」

むーちん「私ういはるんに電話してみるよー
あ、もしもし。ういはるん?
何してんの? ドクターペッパー?」

佐天「貸して! 初春、どこいたの?
早く戻ってきなよ、うん。じゃあとでね」

もう一人「ういはるん何だって?」

佐天「公園で待ち合わせ」

むーちん「じゃあ一緒にそこまで行こー」

佐天「うん!」

341: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 23:36:25.34 ID:Vl712A2OO
――公園

アケミ「ういはるんまだいないね」

佐天「うん、もっかい電話してみようかなー」

佐天(あ、さっきの御坂さん、留守電入ってる。
聞いてみよっと)

美琴『はぁい佐天さん、ひっさしぶりー♪
元気してた?
実は私ねー、すっごくすっごく不愉快なことがあってしばらく学校休んでたの』

むーちん「あっ、涙子。ういはるん来たよ!」

初春「佐天さーん!」

美琴『どれくらい不愉快かって言うとー、夜寝てるときに蚊の音が聞こえてくるくらい。
それでもう落ち込んじゃってね、黒子にも迷惑かけて寮監にも叱られたし内申にも響くだろうなー』

アケミ「じゃあ私たち帰るね」

もう一人「また明日! 涙子にういはるん」

初春「ドクターペッパー見つかりませんでしたよー」

美琴『だからね、その不愉快な蚊を叩き潰すことにしたの』

363: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 23:46:11.54 ID:Vl712A2OO
初春「佐天さん? どうしたんですか?」

美琴『学園都市最強のハッカーって誰だか…知ってる?
…ブツッ、ツー、ツー』
「この伝言を消去する場合は…」

佐天「ねえ初春、学園都市最強のハッカーって誰?」

初春「そうですねー、技術者は上には上がいますし、それに電流磁力関係の能力者のほうが上ですね」

佐天「じゃあ最強のハッカーは、電撃使いのレベル5…御坂、さん…」

美琴「ピンポーン! 金属バットガールさん♪」

433: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 00:20:00.28 ID:XA9NlCeNO
初春「御坂さん! こんにちはー」

美琴「こんにちは、初春さんに佐天さん」

佐天「…」

美琴「佐天さーん?」

佐天「…久しぶりですね」

美琴「ここに来た用件は分かってるわよね」

佐天「…」

初春「あっあの、御坂さん?」

美琴「黙ってなさい守護神!」

初春「えー? 何のことですか?
お二人の間のことみたいだから一応黙りますけど」

初春(ヤバい、御坂さんビリビリいってます)

美琴「んで佐天さん、いえ”Android(メシウマタイム)”さん。
私のブログを炎上させてくれてあ・り・が・と♪」

534: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 01:24:13.05 ID:XA9NlCeNO
佐天「…どうやって私の能力を知ったんですか?」

美琴「ちょろーっとバンクにアクセスしてねー」

佐天「じゃあ私の能力はきっかけにしかすぎないって分かってますよね?」

美琴「何事もきっかけがないと起こらないでしょ」

佐天「あそこまで炎上したのは私の力じゃないですよ」

美琴「能力覚えたての低能力者が何を分かったようなこと言ってんの?」

佐天「現に私は二回しか書き込んでません。
私が書いてない間もコメントは増えてったじゃないですか」

美琴「精神操作系能力者ならちょろいもんよね?」

佐天「数百、数千の人間に影響を及ぼすなんてレベル5でも無理ですよ」

初春「はい論破」

548: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 01:31:41.78 ID:XA9NlCeNO
美琴「ぐっ! それでも、それでもあんたがきっかけなのは間違いないでしょうがぁぁ!」

初春「論破されて 病ですかwwww」

佐天「初春黙って!
私の最初のコメント見てください、確かに匿名で書いたのはごめんなさい。
でも御坂さんを中傷するようなことは何も書いてないです!」

美琴「うるさいだまれ!
あのブログは馴れ合いながらひっそりやってたのよ!
青ピさんだってメルトダウにゃんさんだって最初優しかった!
それを…それをあんたみたいなちょっと前まで無能力者だったゴミにっ!!
どうしてこんなにされなきゃいけねぇんだよぉぉおお!!」

佐天「そうやって! そうやって私たちのような無能力者や無能力者同然の人間を見下してるから!
自分もレベル1だった頃の気持ちなんて思い出しもしないから!
だから友達いないしネット上にも居場所がなくなるんですよ!!」

560: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 01:39:28.80 ID:XA9NlCeNO
美琴「…!!」

初春(あわわわわっ、これは洒落にならないです)

美琴「…」

佐天(言い過ぎちゃった、かな…)

美琴「……もういい。低能力者には私の気持ちが分かるはずもないんだ。
だから…」

佐天「御坂さん…誰にだって自由な意思があるん」

美琴「黙れ黙れ黙れぇぇぇぇ!
だから! この場で!
あんたの体に分からせてあげるわ!!」

571: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 01:45:07.81 ID:XA9NlCeNO
佐天(ヤバいヤバいヤバい…!
論破したら勝てると思ったら逆ギレした!)

美琴「食らえーーっ!」

佐天「初春、こっち来なさい!」

初春「はいっ!」

美琴「初春さんどいて! そいつ殺せない!」

初春「どっ、どきます!」

佐天「だめ! ここにいなさい!」

初春「ええっ!? はい!」

美琴「初春さん? 痛い目にあいたいの?」

初春「嫌ですっ、でも体が!」

佐天「あはっ♪ さっきまでは半信半疑だったけど今確信しました。
私の勝ちですよ御坂さん!」

579: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 01:52:15.48 ID:XA9NlCeNO
美琴「…レベル5を前にして何言ってんの?」

佐天「私の能力はブログ炎上させるだけじゃない…それなら精神操作系とは言えないじゃないですか。
炎上させたブログを見て実際に何かアクションを起こした、または起こそうとした人を操れる!
これが私の”Android(メシウマタイム)”の真の能力です!!」

初春「な、なんだってーーーー!」

佐天(多分だけど)

佐天「そしてこれが守護神の盾(初春シールド)!」

佐天「そしてこれがっ!」

初春(佐天さんがすごい勢いで携帯を操作しているッ!)

『name:金属バットガール
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 おまいら今すぐ公園集合!』

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佐天「私の全力だぁーーっ!!」

602: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 02:01:12.62 ID:XA9NlCeNO
初春(何なんでしょうか…)

美琴「…で?」

佐天「あとちょっと待ってください」

美琴「ふざけんじゃないわよ!」

絹旗「超お待たせしました、金属バットガールさん!
HNモアイたんです!」

美琴「!」

駒場「こまっちだ…以後よろしく」

美琴「!!」

半蔵「おっ、ここだな!
お前らもスネークか
ニンニンだぜ!」

美琴「!!」

黒妻「ずいぶん揃ってるじゃん、待たせたな」

フレンダ「金髪セクシーことフレンダ、よろしくってわけよ」

美琴「!!!!」

618: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 02:08:14.55 ID:XA9NlCeNO
佐天「御坂さん、これが人の力です…」

初春(ちょっと違う気が…)

美琴「ぷっ、あはっ」

佐天「?」

美琴「あははっ、あはははははははは!
雑魚ばっかりじゃない!
こんなの何人いたって私の勝ち!
スライムが何匹集まったって一緒よ!!」

佐天「くっ!」

美琴「さあ覚悟はいい?」

半蔵「待て!」

駒場「俺たちの…」

フレンダ「私たちの」

黒妻「力をっ」

絹旗「超舐めないでください!」

佐天「みんな!」

630: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 02:19:54.76 ID:XA9NlCeNO
美琴「雑魚はすっこんでろぉ!!」

半蔵「あばばばばばばばばっ」

駒場「あばばばばばばばばっ」

フレンダ「あばばばばばばばばっ」

黒妻「あばばばばばばばばっ」

絹旗「くっ、さすがですねェ!
超電磁砲!!」

佐天(よ、弱い…)

美琴「佐天さん、これで自分の立場が分かった?」

佐天「まだっ、まだこっちには守護神の盾とモアイたんが!」

美琴「大切なお仲間をまたこんな目に合わせるつもり?」

佐天「!!」

絹旗「金属バットガールさン! 耳を貸しちゃァダメです!」

631: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 02:21:02.24 ID:XA9NlCeNO
美琴「今なら佐天さんが痛い目見れば残りは助けてあげる」

佐天「…」

美琴「早く初春さんを離しなさい」

佐天「ほんとですか…ほんとに私だけで…」

美琴「本当よぉー、だーかーらー、早くこっち来なさいつってんのよ!!」

絹旗「金属さン! ダメです!!」

初春「佐天さん!」

佐天「あはっ、初春、モアイたん…
私ダメだったみたい、巻き込んでごめんね…!」

絹旗「巻き込まれたンじゃありませン! 炎上は私の意思で!」

初春「そうですよ佐天さん!」

佐天「もう…いいの初春、もうみんなをこれ以上傷つけたくない…」

美琴「さあおいで♪」

641: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 02:33:21.23 ID:XA9NlCeNO
結標「待ちなさい!」

美琴「!」

佐天「!?」

一方通行「クケカキコケコココーーッ!
またせたなァ金属バットガールちゃン!!
こっから先は通行止めってなァ!」

美琴「なっ!?」

佐天「通行止めさん!」

麦野「刃向かうやつは神様だろうと真っ二つ、メルトダウにゃんよ!」

美琴「原子崩しっ!」

削板「根性! 気合い! 勝利!
いい根性見せてもらった!!」

佐天「根性さんも!」

食蜂「御坂さぁん、弱いものいじめってぇ、いけない子ねぇん。
こころんがお仕置きしちゃう☆」

美琴「心理掌握…!」

661: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 02:45:55.18 ID:XA9NlCeNO
垣根「君は他の誰よりもパイオニアになるに相応しいッ!」

佐天「誰?」

美琴「…なんなの、なんなのよあんたたちぃ!
ちくしょう…! みんなで寄ってたかって私を…っ!!」

一方通行「ぎゃはっ、勝手に終わってンなァ!
まだいるぜェ、オリジナルゥ!
最後に来るのはヒーローって決まってンだァ!」

上条「御坂! お前の幻想をぶっ壊してやるよ!」

美琴「あんたは!!」

佐天「あの、皆さんはお知り合いなんですか?」

結標「私と幻想ブレイカー君以外みんなレベル5ね。
私は永遠少年、結標淡希よ」

佐天「少年が好きなんですか?」

結標「はっ、HNよ! ただの!」

垣根「因みに俺は第三位の味方だ」

668: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 02:49:26.62 ID:XA9NlCeNO
美琴「無理、無理よぉこんなの…!」

佐天「御坂さん、今度こそおしまいですね!」

垣根「いや俺がいるから」

一方通行「オリジナルゥ、お前の負けだ」

上条「御坂…歯を食いしばれ。お前の幻想をぶち壊してやる」

垣根「待てよおい」

美琴「私は! 私は馴れ合ってたかっただけなのに…!」

佐天「それが他人を踏み台にしてもですか?」

673: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 02:51:21.72 ID:XA9NlCeNO
垣根「おい」

食蜂「うるさいわねぇん、えい☆」

垣根「急にドクターペッパーが飲みたくなった!
またな第三位!」

佐天「超能力者だって一人で生きてるわけじゃないんですよ」

美琴「…」

上条「御坂…」

一方通行「オリジナルゥ…」

美琴「…」

美琴「…くすっ」

美琴「なーんちゃって♪」

693: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 03:04:24.24 ID:XA9NlCeNO
美琴「レベル5の頭脳を持つこの私が、一晩も時間あって何も考えないと思った?」

佐天「!?」

美琴「ブログを炎上させるだけなのに精神操作系能力者…
それはサーバー止まりではなく、それを見ている受信者にも作用するということ」

美琴「つまりこんな状況お見通しなのよっ!」

初春「な、なんだってぇーーっ!!」

美琴「そして私はさらに考える。
あんただけの現実、つまりそれは想像の範囲内でしかない…
過去の事例の繰り返しでしかない…
物体に作用するならあくまで物理法則に則った、精神に作用するならやはり精神的活動の反復現象…
炎上という言葉が生まれてから同時にその常識として生まれた法則とはっ!!」

佐天(何? 何を言ってるの!?)

美琴「証明してあげるわ佐天涙子!
かかってきなさい!!」

700: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 03:12:58.70 ID:XA9NlCeNO
佐天(御坂さんは本気だ、出し惜しみはしない!)

佐天「行けっ! ミュウツーにツボツボ!」

一方通行「ぐっちゃぐちゃのミンチにしてやンよオリジナルゥ!」

絹旗「今度こそ超おしまいですよォ超電磁砲!」

美琴「邪魔なのよあんたらはぁ! 吹っ飛べぇーー!!」

佐天(本気のレールガン!! でも通行止めさんは第一位だし!)

一方通行「ぶべらっ」

絹旗「あべしっ」

佐天「えっ」

712: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 03:20:35.39 ID:XA9NlCeNO
一方通行「な、なンだ能力が…」

絹旗「金属さン、超すみませン…」

美琴「あははははっ、きっもちいーい!」

佐天「そんな…」

麦野「てめぇぇ! 超電磁っ!!」

削板「根性ぉっっ!!」

美琴「オラァッ!」

削板「ひでぶっ」

麦野(原子崩しを掻き消した!?)

美琴「どう? 佐天さん、自分の現実を突きつけられた気分は?」

佐天「なんで…」

美琴「いいわ教えてあ・げ・る♪
炎上と同時に生まれた言葉! それは!
『敵に回すと怖いが味方にすると頼りない!!』」

佐天「!!」

723: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 03:32:20.79 ID:XA9NlCeNO
美琴「ネット上だけなら、スネークだけなら怖いかもしれない。
だけど現実に事が動き出せば、自分がその中心になればとても頼りないものなのよ。
ネット上の力は現実の助けになることはあっても、その力は佐天さんの力とは違うし現実の力とも違うわ!!」

佐天「…だって、私だけの現実は…」

美琴「所詮佐天さんごときの現実は、こんなもんなのよ」

佐天「…」

美琴「あんたの精神操作を少しでも受け現実に味方した時点で一方通行たちは頼りなくなったの」

佐天(まだ、まだメルトダウにゃんさんやこころんさんが…)

美琴「あれー? 心理掌握はどこか行っちゃったみたいねー。
原子崩しもあの様だし…
あ・と・は座標移動だけねっ」

佐天(永遠少年さん!)

結標「少年たちが気軽に遊べる健全なネットは私が守る!」

740: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 03:44:42.95 ID:XA9NlCeNO
美琴「もうフィナーレよ、座標移動。
悪あがきは止めてくれない?」

結標「私はまだ終わってない!」

佐天「もういいんです永遠少年さん! だってあなたの力は!」

美琴「そうよ、果たして自分自身すらテレポートできるかしらねっ」

結標「くっ…!」

美琴「これで全部終わりよ!」

佐天「待って御坂さん!」

結標「ジーク…ユンゲ…ッ!」

美琴「私の本気のレールガンで! 吹っ飛べオラァッ!!」

上条「止めろーっ御坂!!」

746: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 03:51:09.01 ID:XA9NlCeNO
美琴「レールガンがっ!」

佐天(かき消された!?)

結標「幻想殺し!」

上条「燃えろ星たちよ!」

美琴「どうして…どうしてよぉ!」

上条「流星となって…今こそ!」

美琴「あんたの右手だって頼りなくなってるはずじゃ…!」

上条「燃え上がれっ!!」

美琴「ぐはぁっ!」

752: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 04:09:12.70 ID:XA9NlCeNO
上条「御坂! 俺だってお前のブログを見てたさ! むしろ1日何十回もリロードしてた!
共感したこともあったし反感を覚えたこともあった! だけどそれは当たり前のことだ!
人間なんだから相手に100パー受け入れてもらえると思うな、相手のすべては分からないから知りたいって思うんだろ!
佐天さんの意見だって耳を傾けるべきだった、それを煽り返すような真似をして、お前それじゃ炎上し続けるに決まってんだろ!
炎上しそうになったら形だけでも反省文をアップしてしばらく更新を止めろ!
ネット上の負けは現実の負けなんかじゃねえ、ネット上の勝ちも現実の勝ちなんかじゃねえ!
そして冷静になったらもう一度記事とコメントを読み返せ!
いいか御坂、ネットは確かに敵に回したら怖いし味方にしたら頼りないかもしれない!
でもお前はまだ本物の怖さを知らねえんだ! 鬼女という本物の狂気を!
いいか御坂! ラスボスはいつも最後に出てくるもんだ! お前はまだそこまで行っちゃいねえ! 踏みとどまってる!
だから――手遅れになる前に頭冷やして…
もう一度始めようぜ! ブログ!」

佐天「幻想ブレイカーさん…」

上条「あと説教が後になっちまったからもう一回殴らせろ。
そげぶ!」

美琴「げはぁっ」

761: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 04:23:39.26 ID:XA9NlCeNO
美琴「…負けた…負けたわ」

佐天「御坂さん…」

一方通行(さすがだァ…ヒーロー)

美琴「私、佐天さんの気持ち全然分かってなかった。
ネット上だって好き勝手やっていいと思ってた。
私が一番力ってものを勘違いしてたのね」

初春「分かってくれたらいいんです」

佐天「ちょっと初春」

美琴「だから、しばらくはツイッターにするわ!」

佐天「はい! アカウント教えてくださいね!」

美琴「当然よ!」

上条「仲良きことは美しきかな…上条さんはいい説教ができて満足です」

一方通行「眩しくて見えねェぜ…俺もツイッター始めるかなァ」

結標「私もツイッターにするわ!」

佐天「みんなでツイッターかぁ、楽しみですね!」

初春「私はさっきから呟いてましたよ」

764: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 04:25:10.40 ID:XA9NlCeNO
こうして学園都市にツイッターブームがやってきたのでした!
~fin~