6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/19(火) 23:35:40.49 ID:C4/4CtuK0
マリ「何を……」ムカッ
シンジ「……ああ、君が帰らなくても僕が帰ればいいんだった」スッ
マリ「言っとくけど、アタシはいらない子なんかじゃ」
シンジ「いらないよ。僕には綾波がいればいい。2号機はアスカが乗る」
マリ「っ……なっ……」パクパク
シンジ「さよなら」
バタン
マリ「……なんなの、あいつ」
シンジ「……ああ、君が帰らなくても僕が帰ればいいんだった」スッ
マリ「言っとくけど、アタシはいらない子なんかじゃ」
シンジ「いらないよ。僕には綾波がいればいい。2号機はアスカが乗る」
マリ「っ……なっ……」パクパク
シンジ「さよなら」
バタン
マリ「……なんなの、あいつ」
引用元: ・マリ「君は好意に値するよ」シンジ「えっ」マリ「好きってことさ」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/19(火) 23:44:34.13 ID:C4/4CtuK0
アスカ「さーて、テストも終わったし帰……ん?」
マリ「…………」
アスカ「あんた、先に帰ったんじゃなかったの」
マリ「ああ、アスカ……」
アスカ「? なにしてんの?」
マリ「うん……」
アスカ「なによ。珍しく考え込んじゃって」
マリ「……あたしってさぁ。要らない子、かな?」
アスカ「……は?」
マリ「…………」
アスカ「あんた、先に帰ったんじゃなかったの」
マリ「ああ、アスカ……」
アスカ「? なにしてんの?」
マリ「うん……」
アスカ「なによ。珍しく考え込んじゃって」
マリ「……あたしってさぁ。要らない子、かな?」
アスカ「……は?」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/19(火) 23:54:52.70 ID:C4/4CtuK0
マリ「メガネとヒロイン役はレイで2号機パイロットはあんたで足りてお色気要員は他にもいるんだって!」ガシッ
アスカ「え、ちょ、なんの話?」
マリ「おかしい!私の存在意義がこの程度のことで否定されるのは絶対におかしい!」グラグラグラグラ
アスカ「ちょ、待っ……ゆすらな……」ガクガクガクガク
マリ「このままじゃアタシのプライドが許さん!アスカ手伝って!わんこ君に発言を撤回させるの手伝って!」グラグラグラグラ
アスカ「ちょ……やめなさいってば!」バッ
マリ「ハー……ハー……ごめん」
アスカ「で、なんですって?」
アスカ「え、ちょ、なんの話?」
マリ「おかしい!私の存在意義がこの程度のことで否定されるのは絶対におかしい!」グラグラグラグラ
アスカ「ちょ、待っ……ゆすらな……」ガクガクガクガク
マリ「このままじゃアタシのプライドが許さん!アスカ手伝って!わんこ君に発言を撤回させるの手伝って!」グラグラグラグラ
アスカ「ちょ……やめなさいってば!」バッ
マリ「ハー……ハー……ごめん」
アスカ「で、なんですって?」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 00:03:13.56 ID:nH0x4Fbz0
アスカ「ふーん。あのシンジが、ねぇ?」
マリ「確かに初対面でからかってやろうと思ったのは悪かったけどさー。いきなり要らない子呼ばわりはひどいじゃん?」
アスカ「…………」
マリ「なんか言ってよー!」ガバッ
アスカ「あーもう!ちょっとは考えさせなさいよ!」
マリ「あ、ごめん」パッ
アスカ「でも言われてみれば、ヒロインと2号機専属パイロットはアタシでメガネはエコヒイキ、お色気要員は他にもいるわね」
マリ「アタシが言ったのとちょっと違くない?」
アスカ「何が?」
マリ「……まぁいいや」
マリ「確かに初対面でからかってやろうと思ったのは悪かったけどさー。いきなり要らない子呼ばわりはひどいじゃん?」
アスカ「…………」
マリ「なんか言ってよー!」ガバッ
アスカ「あーもう!ちょっとは考えさせなさいよ!」
マリ「あ、ごめん」パッ
アスカ「でも言われてみれば、ヒロインと2号機専属パイロットはアタシでメガネはエコヒイキ、お色気要員は他にもいるわね」
マリ「アタシが言ったのとちょっと違くない?」
アスカ「何が?」
マリ「……まぁいいや」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 00:34:52.04 ID:GtXJJUAB0
マリ「で、どうすればいいと思う?」
アスカ「うーん……別にポジションとか気にしないで、普通に友達やれば?」
マリ「だーかーら。話かけただけで『お前は要らない子』って言われたんだってば」
アスカ「まったく……なんかやな事でもあったのかしらね。バカシンジのやつ」
マリ「八つ当たりで存在否定されちゃたまんないっつの」
アスカ「冗談よ。やなことがあると、他人に向かわずに自分の殻に篭るタイプだから。時々部屋に閉じこもってるし」
マリ「ふーん……ん?家行ったことあるの?」
アスカ「え? あ、知らなかったっけ? ミサトの家に一緒に住んでるけど」
アスカ「うーん……別にポジションとか気にしないで、普通に友達やれば?」
マリ「だーかーら。話かけただけで『お前は要らない子』って言われたんだってば」
アスカ「まったく……なんかやな事でもあったのかしらね。バカシンジのやつ」
マリ「八つ当たりで存在否定されちゃたまんないっつの」
アスカ「冗談よ。やなことがあると、他人に向かわずに自分の殻に篭るタイプだから。時々部屋に閉じこもってるし」
マリ「ふーん……ん?家行ったことあるの?」
アスカ「え? あ、知らなかったっけ? ミサトの家に一緒に住んでるけど」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 00:53:58.77 ID:GtXJJUAB0
マリ「ベネ(良し)」
アスカ「は?」
マリ「ふっふっふ。一緒に住んでいるアスカを利用すれば、わんこ君の心の壁も薄くなろうというもの」
アスカ「え、なんかやんの?あたしが?」
マリ「手伝ってくれるって言ったじゃんよー!」ガバッ
アスカ「いちいちくっつかないでよ……わかったわよ。協力してあげるわ」
マリ「ありがとー!アスカ大好きー!」ギュー
アスカ「ちょっ……やめなさいよ……」
マリ「やめない」スリスリスリスリ
アスカ「ひゃっ」ゾクゾクッ
アスカ「は?」
マリ「ふっふっふ。一緒に住んでいるアスカを利用すれば、わんこ君の心の壁も薄くなろうというもの」
アスカ「え、なんかやんの?あたしが?」
マリ「手伝ってくれるって言ったじゃんよー!」ガバッ
アスカ「いちいちくっつかないでよ……わかったわよ。協力してあげるわ」
マリ「ありがとー!アスカ大好きー!」ギュー
アスカ「ちょっ……やめなさいよ……」
マリ「やめない」スリスリスリスリ
アスカ「ひゃっ」ゾクゾクッ
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 01:00:19.36 ID:GtXJJUAB0
・帰路
アスカ(……とは言ったものの、どうやったらいいのよ)
アスカ(とりあえずシンジにあいつの話振ってみればいいかな……?)
アスカ(…………ん?あれ?)
アスカ(なんでアタシがシンジに女の子紹介しなきゃなんないのよ!)
アスカ(……まぁ、いいわ。マリもそういう意味で近づきたいわけじゃなさそうだし)
アスカ(とにかく……言うだけ言ってみるか)
アスカ「ただいまー」
アスカ(……とは言ったものの、どうやったらいいのよ)
アスカ(とりあえずシンジにあいつの話振ってみればいいかな……?)
アスカ(…………ん?あれ?)
アスカ(なんでアタシがシンジに女の子紹介しなきゃなんないのよ!)
アスカ(……まぁ、いいわ。マリもそういう意味で近づきたいわけじゃなさそうだし)
アスカ(とにかく……言うだけ言ってみるか)
アスカ「ただいまー」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 01:06:45.41 ID:GtXJJUAB0
シンジ「あ、おかえりアスカ。ちょうど晩御飯できたよ」
アスカ「ん」
シンジ「荷物置いてきなよ。ミサトさん遅いらしいから先に食べよう」
アスカ「わかった」
アスカ(別に不機嫌そうには見えないわね……)
シンジ「いただきます」
アスカ「いただきます」
アスカ「ん」
シンジ「荷物置いてきなよ。ミサトさん遅いらしいから先に食べよう」
アスカ「わかった」
アスカ(別に不機嫌そうには見えないわね……)
シンジ「いただきます」
アスカ「いただきます」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 02:09:26.87 ID:GtXJJUAB0
シンジ「アスカ、どう?」
アスカ「うん。アタシ好みの味付けね」モグモグ
シンジ「良かった」ニコッ
アスカ(……よし)
アスカ「あ、あのさっ」
シンジ「?」
アスカ「あんた今日ネルフで……メガネかけた女に話しかけられたでしょ?」
アスカ「うん。アタシ好みの味付けね」モグモグ
シンジ「良かった」ニコッ
アスカ(……よし)
アスカ「あ、あのさっ」
シンジ「?」
アスカ「あんた今日ネルフで……メガネかけた女に話しかけられたでしょ?」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 02:20:15.05 ID:GtXJJUAB0
シンジ「」ピクッ
アスカ(っ!)
シンジ「……それが?」
アスカ「……う、うん。新しいパイロットなんだけど、どうかなー……って思って」
シンジ「うーん。あの人はなんで来たんだろうね。零号機も初号機も2号機もパイロットはいるのに」
アスカ「予備、じゃないかしら?ほら、なんかあった時のために」
シンジ「でも今のところ使徒も来てないし、必要ないと思うけどね」
アスカ「そ、そうね」
シンジ「」モグモグ
アスカ(あいつの話になったら急に態度が変わった……これは何かあるわね……)
アスカ(っ!)
シンジ「……それが?」
アスカ「……う、うん。新しいパイロットなんだけど、どうかなー……って思って」
シンジ「うーん。あの人はなんで来たんだろうね。零号機も初号機も2号機もパイロットはいるのに」
アスカ「予備、じゃないかしら?ほら、なんかあった時のために」
シンジ「でも今のところ使徒も来てないし、必要ないと思うけどね」
アスカ「そ、そうね」
シンジ「」モグモグ
アスカ(あいつの話になったら急に態度が変わった……これは何かあるわね……)
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 02:28:57.61 ID:GtXJJUAB0
・昼休み 学校の屋上
マリ「……で、どうだった?ワンコ君」
アスカ「アンタの話になった途端、急に冷たくなったわ……」
マリ「うっそぉー」
アスカ「あんた、なんかしたんじゃないの?」
マリ「してない……というか、初対面だもん。する暇なんかないよ」
アスカ「そうよねー」
マリ「はぁー……しかも転校してみたら同じクラスだもんなぁー……」
アスカ「気まずいわね」
マリ「それなりに男子にはモテる自信あったんだけどなぁー」
マリ「……で、どうだった?ワンコ君」
アスカ「アンタの話になった途端、急に冷たくなったわ……」
マリ「うっそぉー」
アスカ「あんた、なんかしたんじゃないの?」
マリ「してない……というか、初対面だもん。する暇なんかないよ」
アスカ「そうよねー」
マリ「はぁー……しかも転校してみたら同じクラスだもんなぁー……」
アスカ「気まずいわね」
マリ「それなりに男子にはモテる自信あったんだけどなぁー」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 02:41:40.10 ID:GtXJJUAB0
アスカ「……で、これからどーすんのよ」
マリ「ここまで徹底的に嫌われちゃ仕方ない。時間かけて誤解解くよ」
アスカ「あたしもできる範囲で協力するわ。あの態度には何k」ボフッ
マリ「んーっ」ムギュー
アスカ「んっ、ちょっ……やめなさい!毎回抱きつくのは!」ジタバタ
マリ「感謝の印なんだから遠慮することないのにー」スリスリ
アスカ「遠慮じゃないっ!いいから離しなさいって!」
マリ「ちぇっ」スッ
アスカ「とにかく……シンジがあんたをここまで避けるには何か必ず理由があるわ。絶対突き止めてやる……っ」
マリ「趣旨が変わってきたな」
マリ「ここまで徹底的に嫌われちゃ仕方ない。時間かけて誤解解くよ」
アスカ「あたしもできる範囲で協力するわ。あの態度には何k」ボフッ
マリ「んーっ」ムギュー
アスカ「んっ、ちょっ……やめなさい!毎回抱きつくのは!」ジタバタ
マリ「感謝の印なんだから遠慮することないのにー」スリスリ
アスカ「遠慮じゃないっ!いいから離しなさいって!」
マリ「ちぇっ」スッ
アスカ「とにかく……シンジがあんたをここまで避けるには何か必ず理由があるわ。絶対突き止めてやる……っ」
マリ「趣旨が変わってきたな」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 02:56:02.17 ID:GtXJJUAB0
・放課後
マリ「さぁーて。転校初日も終わり……っと」
男子「ま、真希波さん!部活は何に入るか決めてますかっ!?できたら野球部のマネージャーに――」
女子「真希波さん良かったらうちのテニス部に――」
マリ「んー、ゴメン!今日もネルフ行かないといけないの!」
男子「ええーっ」
女子「そう……」
アスカ「そーゆーことだから、部活の勧誘は諦めなさい」
マリ「ごめんねっ」
マリ「さぁーて。転校初日も終わり……っと」
男子「ま、真希波さん!部活は何に入るか決めてますかっ!?できたら野球部のマネージャーに――」
女子「真希波さん良かったらうちのテニス部に――」
マリ「んー、ゴメン!今日もネルフ行かないといけないの!」
男子「ええーっ」
女子「そう……」
アスカ「そーゆーことだから、部活の勧誘は諦めなさい」
マリ「ごめんねっ」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 02:57:22.19 ID:GtXJJUAB0
キョウミガアッタラゼヒヤキュウブニー ヒマダッタラテニスブニアソビニキテネー
アスカ「……なるほど。モテモテね」
マリ「お誘いは光栄だけど、あたしはエヴァに乗ってる方が楽しいからねェ」
アスカ「実戦ならね」
マリ「そこだよねぇー。どうせ今日もシンクロテストでしょ?」
アスカ「しょーがないわよ。ほら、行くわよ」
マリ「うい」
アスカ「……なるほど。モテモテね」
マリ「お誘いは光栄だけど、あたしはエヴァに乗ってる方が楽しいからねェ」
アスカ「実戦ならね」
マリ「そこだよねぇー。どうせ今日もシンクロテストでしょ?」
アスカ「しょーがないわよ。ほら、行くわよ」
マリ「うい」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 03:03:03.06 ID:GtXJJUAB0
マリ「んっと、下駄箱は……」
アスカ「どこ行くのよ。こっちよ」
マリ「おー」
テクテクテk
アスカ「あっ」ピタッ
マリ「ん?」
レイ「○○……○○……」
シンジ「○○……○○……」
アスカ「バカシンジにエコヒイキ……」
マリ「なんか……『人目をはばかる』って感じ……?」
アスカ「どこ行くのよ。こっちよ」
マリ「おー」
テクテクテk
アスカ「あっ」ピタッ
マリ「ん?」
レイ「○○……○○……」
シンジ「○○……○○……」
アスカ「バカシンジにエコヒイキ……」
マリ「なんか……『人目をはばかる』って感じ……?」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 03:08:43.87 ID:GtXJJUAB0
アスカ「何しゃべってんのかしら」
マリ「接近!」コソコソ
アスカ「あっコラッ」コソコソ
シンジ「で……に……たんだ……」
レイ「そう……ったら……しが……」
マリ「まだ遠い」
アスカ「でもこれ以上は気づかれるわよ」
マリ「ここまでか……」
チュッ
アスカ・マリ「!?」
マリ「接近!」コソコソ
アスカ「あっコラッ」コソコソ
シンジ「で……に……たんだ……」
レイ「そう……ったら……しが……」
マリ「まだ遠い」
アスカ「でもこれ以上は気づかれるわよ」
マリ「ここまでか……」
チュッ
アスカ・マリ「!?」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 03:17:14.41 ID:GtXJJUAB0
チュッ ンッ チュッ チュッ
マリ「ほほぉ~w」ニヤニヤ
アスカ「」ドキドキドキドキ
マリ「どれ、この目で確認を……」
アスカ「ッ! バッ、やめなさいっ」ヒソヒソ
マリ「なんでよー」ヒソヒソ
アスカ「この距離じゃ気づかれるわよ」ヒソヒソ
マリ「大丈夫だって……お二人さん夢中ですからw」ウヒヒ
アスカ「だからって……」
シンジ「じゃあ、僕先に行くね」
レイ「ええ。また後で」
アスカ・マリ「!?」
マリ「ほほぉ~w」ニヤニヤ
アスカ「」ドキドキドキドキ
マリ「どれ、この目で確認を……」
アスカ「ッ! バッ、やめなさいっ」ヒソヒソ
マリ「なんでよー」ヒソヒソ
アスカ「この距離じゃ気づかれるわよ」ヒソヒソ
マリ「大丈夫だって……お二人さん夢中ですからw」ウヒヒ
アスカ「だからって……」
シンジ「じゃあ、僕先に行くね」
レイ「ええ。また後で」
アスカ・マリ「!?」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 03:21:31.94 ID:GtXJJUAB0
テクテクテクテク
アスカ「来るっ」
マリ「こっち!」
ササッ
テクテクテクテク……
マリ「行った?」
アスカ「……みたいね」
アスカ「来るっ」
マリ「こっち!」
ササッ
テクテクテクテク……
マリ「行った?」
アスカ「……みたいね」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 03:26:56.91 ID:GtXJJUAB0
マリ「いやーしかし……意外な収穫を得たね」ニヤニヤ
アスカ「まぁなんとなく仲いいなとは思ってたけど……まさかあんな……」
マリ「アスカ、顔赤いよ」
アスカ「っ! ばっ、バカ言ってんじゃないわよ!」
マリ「わんこ君とレイの●●場を見てその気になっちゃった~?」
アスカ「なっ、何言ってんのよ!そんなわけ」
マリ「うり」ムニュ
アスカ「ッ!?」
ボカッ!
アスカ「まぁなんとなく仲いいなとは思ってたけど……まさかあんな……」
マリ「アスカ、顔赤いよ」
アスカ「っ! ばっ、バカ言ってんじゃないわよ!」
マリ「わんこ君とレイの●●場を見てその気になっちゃった~?」
アスカ「なっ、何言ってんのよ!そんなわけ」
マリ「うり」ムニュ
アスカ「ッ!?」
ボカッ!
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 03:31:33.85 ID:GtXJJUAB0
マリ「っ! ったぁー……ぶつことないじゃーん」ブー
アスカ「いきなり人の胸を触るんじゃないわよ!」
マリ「いや、ドキドキしてるか確かめようと」
アスカ「しなくていいっ!」
レイ「なに、やってるの」
アスカ・マリ「わぁっ!?」
レイ「…………」
マリ「レ、レイ……」
アスカ「いきなり人の胸を触るんじゃないわよ!」
マリ「いや、ドキドキしてるか確かめようと」
アスカ「しなくていいっ!」
レイ「なに、やってるの」
アスカ・マリ「わぁっ!?」
レイ「…………」
マリ「レ、レイ……」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 03:35:22.24 ID:GtXJJUAB0
アスカ「い…いつからいたのよ……」
レイ「四番目の子が、あなたの胸を触るところから」
マリ「いや、はは……」
アスカ(気づかなかった……)
レイ「…………」ジーッ
マリ「?」
レイ「シンクロテスト。先、行くから」フイッ
マリ「……行っちゃった」
アスカ「……バレたかもしれないわね」
マリ「覗きが?」
アスカ「あんたのせいでしょ!」
マリ「ついてきたのはアスカじゃんよー」
アスカ「っ……そうだけど」
マリ「ま、とにかく。シンクロテスト行こうか?」
アスカ「……そうね」
レイ「四番目の子が、あなたの胸を触るところから」
マリ「いや、はは……」
アスカ(気づかなかった……)
レイ「…………」ジーッ
マリ「?」
レイ「シンクロテスト。先、行くから」フイッ
マリ「……行っちゃった」
アスカ「……バレたかもしれないわね」
マリ「覗きが?」
アスカ「あんたのせいでしょ!」
マリ「ついてきたのはアスカじゃんよー」
アスカ「っ……そうだけど」
マリ「ま、とにかく。シンクロテスト行こうか?」
アスカ「……そうね」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 03:41:36.62 ID:GtXJJUAB0
・ネルフ
ミサト「それじゃ、シンクロテストいくわよー」
マリ「ういー」
シンジ「あの、ミサトさん」
ミサト「ん?」
シンジ「真希波さんは2号機のパイロットなんですか?」
マリ「むっ」
アスカ(来たわね)
ミサト「そうよ。今はアスカが乗ってるけど、万が一の場合はマリに乗ってもらうわ」
マリ「万が一じゃなくても乗りたいんですけどー」
ミサト「そこはアスカと相談しといて~♪」
マリ「うしっ♪」
アスカ「なにガッツポーズとってんのよ……2号機はアタシのだからね!」
ミサト「それじゃ、シンクロテストいくわよー」
マリ「ういー」
シンジ「あの、ミサトさん」
ミサト「ん?」
シンジ「真希波さんは2号機のパイロットなんですか?」
マリ「むっ」
アスカ(来たわね)
ミサト「そうよ。今はアスカが乗ってるけど、万が一の場合はマリに乗ってもらうわ」
マリ「万が一じゃなくても乗りたいんですけどー」
ミサト「そこはアスカと相談しといて~♪」
マリ「うしっ♪」
アスカ「なにガッツポーズとってんのよ……2号機はアタシのだからね!」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 03:46:56.09 ID:GtXJJUAB0
シンジ「アスカもそう言ってますし、わざわざパイロットを増やすこともなかったんじゃ……」
ミサト「シンジ君? エヴァーが、使徒に対する唯一の対抗手段なのは知ってるわよね」
シンジ「はい」
ミサト「それが万が一の場合に使えません、じゃ困るでしょ?」
シンジ「はい」
ミサト「だからこそ、念には念を……ってことよ」
シンジ「……はい」
ミサト「特に2号機は制式タイプの先行量産機……パイロットの入れ替えも想定しないとね」
マリ「おー」
アスカ「じゃあエヴァごと来れば良かったのに……ブツブツ……」
ミサト「さて。そんなわけでシンクロテストいくわよ」
ミサト「シンジ君? エヴァーが、使徒に対する唯一の対抗手段なのは知ってるわよね」
シンジ「はい」
ミサト「それが万が一の場合に使えません、じゃ困るでしょ?」
シンジ「はい」
ミサト「だからこそ、念には念を……ってことよ」
シンジ「……はい」
ミサト「特に2号機は制式タイプの先行量産機……パイロットの入れ替えも想定しないとね」
マリ「おー」
アスカ「じゃあエヴァごと来れば良かったのに……ブツブツ……」
ミサト「さて。そんなわけでシンクロテストいくわよ」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 03:52:55.60 ID:GtXJJUAB0
・エントリープラグ内
ゴボゴボ……
マリ(……わんこ君、やっぱり強気にくるね)
マリ(ミサトの前であたしを要らない子呼ばわりするとは……)ムカムカ
マリ(でも、本当になんにもした覚えないんだけどなー)
マリ(ちょっと匂い嗅いでいい匂いがするって褒めただけなのに)
マリ(……そういうのが気に入らなかったのかな?)
ゴボゴボ……
マリ(……わんこ君、やっぱり強気にくるね)
マリ(ミサトの前であたしを要らない子呼ばわりするとは……)ムカムカ
マリ(でも、本当になんにもした覚えないんだけどなー)
マリ(ちょっと匂い嗅いでいい匂いがするって褒めただけなのに)
マリ(……そういうのが気に入らなかったのかな?)
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 03:56:34.79 ID:GtXJJUAB0
ゴボゴボ……
アスカ(あたしにマリにレイ、ミサト、職員……あんな大勢の前で、シンジがあんなこと言うなんて……)
アスカ(やっぱりなんか理由があるみたいね)
アスカ(マリはユーロで会った時からあんな感じだし……)
アスカ(あのベタベタしてくるのが嫌なのかしらね?)
アスカ(…………)
アスカ(うん。あたしでもたまに鬱陶しいわ……)
アスカ(あたしにマリにレイ、ミサト、職員……あんな大勢の前で、シンジがあんなこと言うなんて……)
アスカ(やっぱりなんか理由があるみたいね)
アスカ(マリはユーロで会った時からあんな感じだし……)
アスカ(あのベタベタしてくるのが嫌なのかしらね?)
アスカ(…………)
アスカ(うん。あたしでもたまに鬱陶しいわ……)
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 04:01:05.48 ID:GtXJJUAB0
マリ(それならそうと言ってくれればいいのに……直接言えないなら、誰かに漏らしてでも……)
アスカ(でもシンジ、アタシにもそういう「○○が嫌」みたいなことは言わないわね)
マリ(アスカは知らないみたいだし、他に言うとしたら……)
アスカ(あいつが自分の全てを伝えるぐらい信用してる相手と言ったら……)
マリ(…………)チラッ
アスカ(…………)チラッ
レイ(…………)
アスカ・マリ(綾波レイ!)
アスカ(でもシンジ、アタシにもそういう「○○が嫌」みたいなことは言わないわね)
マリ(アスカは知らないみたいだし、他に言うとしたら……)
アスカ(あいつが自分の全てを伝えるぐらい信用してる相手と言ったら……)
マリ(…………)チラッ
アスカ(…………)チラッ
レイ(…………)
アスカ・マリ(綾波レイ!)
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 04:10:12.21 ID:GtXJJUAB0
マヤ「チェック完了。シンクロ率も安定してます」
リツコ「問題ないわね。4人ともお疲れさま。あがっていいわよ」
マリ『オッケー? じゃあ次回の2号機はあたしってことで』
アスカ『ちょっと!誰がいいって言ったのよ!』
リツコ「あなた、パイロットを本人同士に決めさせるなんて、作戦部長として無責任じゃなくって?」
ミサト「まさか本当に決めさせやしないわよー」
アスカ『ほら、聞いたでしょ!』
マリ『ミサトーッ!』
ミサト「その時の現場の状況に応じて判断しまーす」
リツコ「問題ないわね。4人ともお疲れさま。あがっていいわよ」
マリ『オッケー? じゃあ次回の2号機はあたしってことで』
アスカ『ちょっと!誰がいいって言ったのよ!』
リツコ「あなた、パイロットを本人同士に決めさせるなんて、作戦部長として無責任じゃなくって?」
ミサト「まさか本当に決めさせやしないわよー」
アスカ『ほら、聞いたでしょ!』
マリ『ミサトーッ!』
ミサト「その時の現場の状況に応じて判断しまーす」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 04:23:44.39 ID:GtXJJUAB0
・更衣室
シャーッ
マリ「はーサッパリしたー」ワシャワシャ
アスカ「あんたよくメガネかけたまんまシャワー浴びられるわね……」
マリ「まーね………うりゃっ!」ガバッ
アスカ「っ! だからいきなり胸触るんじゃないって言ってるでしょ!」
マリ「いや、ユーロ時代から成長したかなーと思って」
シャーッ
マリ「はーサッパリしたー」ワシャワシャ
アスカ「あんたよくメガネかけたまんまシャワー浴びられるわね……」
マリ「まーね………うりゃっ!」ガバッ
アスカ「っ! だからいきなり胸触るんじゃないって言ってるでしょ!」
マリ「いや、ユーロ時代から成長したかなーと思って」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 04:25:21.76 ID:GtXJJUAB0
アスカ「失礼ね!だいたい昼間も触ったでしょーが!」
マリ「あれは服の上からだったし……」
アスカ「変わんないわよ!」
レイ「…………」ワシャワシャ
マリ「そんじゃ今度はレイでっ」バッ
レイ「ッ!」ビクッ
マリ「あ、小さ……いやいやいやいやw」
アスカ(言ったー!)
レイ「……手、どけてくれる」
マリ「あ、うん」ヒョイ
マリ「あれは服の上からだったし……」
アスカ「変わんないわよ!」
レイ「…………」ワシャワシャ
マリ「そんじゃ今度はレイでっ」バッ
レイ「ッ!」ビクッ
マリ「あ、小さ……いやいやいやいやw」
アスカ(言ったー!)
レイ「……手、どけてくれる」
マリ「あ、うん」ヒョイ
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 04:31:54.52 ID:GtXJJUAB0
レイ「…………」
マリ「……あの、レイ?」
レイ「……なに?」
マリ「わんk……シンジから、あたしについて何か聞いてたりしない?」
アスカ「っ!」
マリ「…………」
レイ「……ないわ」
アスカ「ほんとに?」ズイッ
レイ「……ええ」
マリ「……あの、レイ?」
レイ「……なに?」
マリ「わんk……シンジから、あたしについて何か聞いてたりしない?」
アスカ「っ!」
マリ「…………」
レイ「……ないわ」
アスカ「ほんとに?」ズイッ
レイ「……ええ」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 04:36:18.55 ID:GtXJJUAB0
マリ「レイでも何にも聞いてないかー」グデー
アスカ「こりゃ難しくなったわね」
レイ「…………」
マリ「いやね、初めて会った時から、シンジがアタシにやたらと冷たいのよ」
レイ「……そう」
マリ「シンジと付き合ってるレイならなんか知ってると思ったんだけどなー……あれ?」
アスカ「ん……あっ!」
レイ「……やっぱり。今日、見てたのね」
マリ(しまったー!口が滑ったー!)
アスカ(バカーッ!)
アスカ「こりゃ難しくなったわね」
レイ「…………」
マリ「いやね、初めて会った時から、シンジがアタシにやたらと冷たいのよ」
レイ「……そう」
マリ「シンジと付き合ってるレイならなんか知ってると思ったんだけどなー……あれ?」
アスカ「ん……あっ!」
レイ「……やっぱり。今日、見てたのね」
マリ(しまったー!口が滑ったー!)
アスカ(バカーッ!)
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 04:41:32.41 ID:GtXJJUAB0
マリ「言ってしまったからには認めるしかないなぁ……見ました。バッチリ。チューしてるとこまで」
アスカ「帰りがけにアンタとバk……シンジがいたから、ついね」
レイ「……いい」
マリ「そんなわけでもっかい聞くけど、シンジはレイのこと信用してるわけでしょ?なんか言ってなかったかなー」
レイ「……碇君は、何も言ってないわ」
アスカ「何度聞いたって一緒よ。別の手で……」
レイ「そうなるようにしたのは、私」
アスカ「えっ?」
マリ「えっ」
アスカ「帰りがけにアンタとバk……シンジがいたから、ついね」
レイ「……いい」
マリ「そんなわけでもっかい聞くけど、シンジはレイのこと信用してるわけでしょ?なんか言ってなかったかなー」
レイ「……碇君は、何も言ってないわ」
アスカ「何度聞いたって一緒よ。別の手で……」
レイ「そうなるようにしたのは、私」
アスカ「えっ?」
マリ「えっ」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 04:50:41.42 ID:GtXJJUAB0
アスカ「どういうこと?」
マリ「あたしなんか悪いことしたっけ?いや、二人でいるとこ覗いたけど」
レイ「……碇君が、とられると思った」
マリ「それって……アタシに?」
レイ「ええ」
アスカ「そういやアンタ、前にシンジといると……なんだっけ。なんだかするって……」
レイ「ポカポカ」
マリ「あたしなんか悪いことしたっけ?いや、二人でいるとこ覗いたけど」
レイ「……碇君が、とられると思った」
マリ「それって……アタシに?」
レイ「ええ」
アスカ「そういやアンタ、前にシンジといると……なんだっけ。なんだかするって……」
レイ「ポカポカ」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 04:56:06.28 ID:GtXJJUAB0
マリ「ぽかぽか、ねぇ」
レイ「碇君と一緒にいると、ポカポカする。他の人じゃなく、碇君じゃないと、ダメ」
マリ「ふんふん」
レイ「碇君にこのことを伝えたら、碇君もそうだって言ってくれた。一緒にぽかぽかしたいって。そう言ってくれた」
アスカ「へぇー……あのシンジが」
レイ「それから、時々ああやって……」
マリ「……人目につかない場所でポカポカしてた、と」
レイ「…………」コクッ
マリ「っかー!聞いてるこっちが恥ずかしいぐらいのラブラブっぷりじゃないのよ」
アスカ「で、それがなんでマリが要らない子呼ばわりになるのよ」
レイ「…………」
レイ「碇君と一緒にいると、ポカポカする。他の人じゃなく、碇君じゃないと、ダメ」
マリ「ふんふん」
レイ「碇君にこのことを伝えたら、碇君もそうだって言ってくれた。一緒にぽかぽかしたいって。そう言ってくれた」
アスカ「へぇー……あのシンジが」
レイ「それから、時々ああやって……」
マリ「……人目につかない場所でポカポカしてた、と」
レイ「…………」コクッ
マリ「っかー!聞いてるこっちが恥ずかしいぐらいのラブラブっぷりじゃないのよ」
アスカ「で、それがなんでマリが要らない子呼ばわりになるのよ」
レイ「…………」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 05:02:07.50 ID:GtXJJUAB0
レイ「初めて会った時、あなたは二番目の子に抱きついていた」
マリ「んー……かも、ね」
アスカ「しょっちゅうやってるわよ」
レイ「碇君は私と一緒にいてくれる。けど、それは私が好きだからじゃなく、人との触れ合いが欲しかっただけかもしれないと思った」
マリ「つまり『体目当てかも』って?」
レイ「そう。ただ触れ合うだけでいいなら、私じゃなくてもいい。碇君にとって、相手から歩み寄ってくる相手なら、あなたでも私でも、どちらでも同じこと」
アスカ「…………」
マリ「んー……かも、ね」
アスカ「しょっちゅうやってるわよ」
レイ「碇君は私と一緒にいてくれる。けど、それは私が好きだからじゃなく、人との触れ合いが欲しかっただけかもしれないと思った」
マリ「つまり『体目当てかも』って?」
レイ「そう。ただ触れ合うだけでいいなら、私じゃなくてもいい。碇君にとって、相手から歩み寄ってくる相手なら、あなたでも私でも、どちらでも同じこと」
アスカ「…………」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 05:11:20.47 ID:GtXJJUAB0
レイ「だから、あなたが碇君に会う前に。あなたが碇君と触れ合う前に。碇君に言ったの。私は碇君だけいてくれればいい。他の人はいらないって」
マリ「…………」
レイ「そうすれば、碇君の心が私に向いていなくても、少しは私の方を向いてくれると思った。少なくとも、私から離れないくらいには」
マリ「その結果が……『僕には綾波がいればいい。真希波は要らない子』か……」
レイ「そう」
アスカ「っ!」ブンッ
バチーン!
レイ「ッ……」
マリ「アスカッ!!」
マリ「…………」
レイ「そうすれば、碇君の心が私に向いていなくても、少しは私の方を向いてくれると思った。少なくとも、私から離れないくらいには」
マリ「その結果が……『僕には綾波がいればいい。真希波は要らない子』か……」
レイ「そう」
アスカ「っ!」ブンッ
バチーン!
レイ「ッ……」
マリ「アスカッ!!」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 05:20:23.62 ID:GtXJJUAB0
アスカ「あんたバカァ!?そこまで好きなのに、なんでバカシンジのことが信じられないのよ!!」
レイ「…………」
マリ「…………」
アスカ「シンジはね、アタシと同じ家に住んでても変な気なんか一回も起こさなかった!あんたにはあれだけキスしてんのに、私には何にもしてこなかった!」
レイ「…………」
アスカ「好きな相手なら、最後の最後まで信じなさいよ!あいつが誰でもいいなんて思ってるわけないじゃない!シンジだって、綾波レイじゃなきゃダメだったのよ!誰でも良かったのはあんたの方じゃないの!」
レイ「……私が……」
アスカ「あんたが信じきらなかったから、変なこと言ったから、シンジまでおかしくなって……あんな……敵意むき出しにして……いつものシンジじゃなくて……」ポロポロ
レイ「私のせいで……碇君が……」
レイ「…………」
マリ「…………」
アスカ「シンジはね、アタシと同じ家に住んでても変な気なんか一回も起こさなかった!あんたにはあれだけキスしてんのに、私には何にもしてこなかった!」
レイ「…………」
アスカ「好きな相手なら、最後の最後まで信じなさいよ!あいつが誰でもいいなんて思ってるわけないじゃない!シンジだって、綾波レイじゃなきゃダメだったのよ!誰でも良かったのはあんたの方じゃないの!」
レイ「……私が……」
アスカ「あんたが信じきらなかったから、変なこと言ったから、シンジまでおかしくなって……あんな……敵意むき出しにして……いつものシンジじゃなくて……」ポロポロ
レイ「私のせいで……碇君が……」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 05:29:00.08 ID:GtXJJUAB0
アスカ「誰かと触れ合いたかったのは、あんたよ。シンジ以外に、他に相手が見つからなかっただけでしょ」
レイ「誰かと触れ合いたかったのは、私の方……」
マリ「…………」スッ
レイ「?」
マリ「んーっ」ムギュー
レイ「!」
アスカ「…………」
レイ「誰かと触れ合いたかったのは、私の方……」
マリ「…………」スッ
レイ「?」
マリ「んーっ」ムギュー
レイ「!」
アスカ「…………」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 05:33:18.06 ID:GtXJJUAB0
マリ「……どう? ぽかぽか、する?」
レイ「…………ん」
マリ「人と触れ合うのって、すっごく楽しいことなんだよ」
レイ「…………」
マリ「誰かから奪うとか、奪われるとかじゃなくてさ。みんなでぽかぽかすればそれでいいんじゃないの?」
レイ「……うん」ギュッ
マリ「ふふっ」ナデナデ
レイ「…………」
マリ「ほらっ。アスカも」
アスカ「……ちょっとだけ、だからね」ギュッ
レイ「…………ありがとう」
マリ「んふふ」ニッ
アスカ「……ふんだ」ギュ
レイ「…………ん」
マリ「人と触れ合うのって、すっごく楽しいことなんだよ」
レイ「…………」
マリ「誰かから奪うとか、奪われるとかじゃなくてさ。みんなでぽかぽかすればそれでいいんじゃないの?」
レイ「……うん」ギュッ
マリ「ふふっ」ナデナデ
レイ「…………」
マリ「ほらっ。アスカも」
アスカ「……ちょっとだけ、だからね」ギュッ
レイ「…………ありがとう」
マリ「んふふ」ニッ
アスカ「……ふんだ」ギュ
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 05:42:42.54 ID:GtXJJUAB0
・正面ゲート
シンジ「綾波、遅いなぁ……あっ」
マリ「よう少年!お待たせ~!」
レイ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「綾波、え、なんで?真希波さんは……」
レイ「ごめんなさい。私が間違ってた」
シンジ「えっ」
アスカ「あんたが取られると思って、必要以上に警戒してたのよ」
シンジ「じゃ、それじゃ……」
マリ「レイはレイで、君を独り占めしたかったみたいね」
アスカ「んで、あんたはレイにこだわりすぎ」
シンジ「あ……はぁ……」
シンジ「綾波、遅いなぁ……あっ」
マリ「よう少年!お待たせ~!」
レイ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「綾波、え、なんで?真希波さんは……」
レイ「ごめんなさい。私が間違ってた」
シンジ「えっ」
アスカ「あんたが取られると思って、必要以上に警戒してたのよ」
シンジ「じゃ、それじゃ……」
マリ「レイはレイで、君を独り占めしたかったみたいね」
アスカ「んで、あんたはレイにこだわりすぎ」
シンジ「あ……はぁ……」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 05:50:30.60 ID:GtXJJUAB0
マリ「つーことで、これにて仲直り、ってね?」ダキッ
レイ「んっ」ギュ
シンジ「!」
アスカ「仲いいのはいいけど、もっと柔軟に……聞いてる?」
シンジ「……真希波さん……今までのことは、すいませんでした」
マリ「いーっていーって。それだけレイが好きな証拠ってことで。これから仲良くしようよ♪」
レイ「んっ」ギュ
シンジ「!」
アスカ「仲いいのはいいけど、もっと柔軟に……聞いてる?」
シンジ「……真希波さん……今までのことは、すいませんでした」
マリ「いーっていーって。それだけレイが好きな証拠ってことで。これから仲良くしようよ♪」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/20(水) 05:51:15.32 ID:GtXJJUAB0
シンジ「……でも」
マリ「……でも?」ギュー
レイ「んっ」ギュー
シンジ「綾波を……返せっ!」バッ
マリ「おっと♪」ヒョイ
シンジ「ずっと待ってたのに!綾波!」
マリ「これからはあたしもハグしたげるからさー♪」ダキッ
シンジ「僕は綾波がいいんです!」
レイ「碇君っ……」
アスカ「あーもう!あんた達いい加減にしなさい!」
ワイワイキャーキャー
終わり
マリ「……でも?」ギュー
レイ「んっ」ギュー
シンジ「綾波を……返せっ!」バッ
マリ「おっと♪」ヒョイ
シンジ「ずっと待ってたのに!綾波!」
マリ「これからはあたしもハグしたげるからさー♪」ダキッ
シンジ「僕は綾波がいいんです!」
レイ「碇君っ……」
アスカ「あーもう!あんた達いい加減にしなさい!」
ワイワイキャーキャー
終わり
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