8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/14(土) 23:57:03.04 ID:VfgsONxp0
シャル「これで、いいの・・・?」

一夏「おう、サンキュー。そんじゃ」

シャル「あ、あの、一夏」

一夏「何だよ」

引用元: 一夏「箒とデートするから金くれよ」 シャル「……うん、いいよ」 



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/14(土) 23:59:02.19 ID:VfgsONxp0
シャル「ううん、なんでもないよ・・・」

一夏「そうか?」

シャル「じゃあ、気をつけて・・・」

一夏「おうっ、じゃあなっ」

シャル「・・・・・・・・・」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:01:06.83 ID:8k02yjIe0
シャル「・・・・・・」

シャル「うっ」グスッ

シャル「うううっ」グスッグスッ

シャル「う、わあああああああんっ」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:12:07.18 ID:8k02yjIe0
シャル「なんで僕が一夏と他の女の子のためにお金を出さなきゃならないの!?」

シャル「何で僕と一緒にいてくれないの!?」

シャル「僕が妾の子だから!?それとも・・・・」

シャル「スパイ、だから・・・?」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:14:20.76 ID:8k02yjIe0
シャル「・・・なんだ」

シャル「これじゃ、最初から一夏の傍にいる資格なんてないんだ・・・」

アハハ、ウフフ

シャル「・・・窓の外じゃ、みんな楽しそうにしているのに、ね・・・」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:16:05.86 ID:8k02yjIe0
シャル「・・・そうだよ」

シャル「みんなには帰る場所がある」

シャル「だけども、僕には・・・」

シャル「ここしかない・・・」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:21:47.36 ID:8k02yjIe0
シャル「それどころか、国に帰れば、まず間違いになく刑務所送り」

シャル「もし、このまま学園生活が終われば僕は・・・」

シャル「僕は一体どうなるんだろ・・・?」

シャル「・・・・・・怖い」キュッ

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:25:42.46 ID:8k02yjIe0
シャル「もし、一夏が必要としてくれていなければ、僕は男として三年間みんなをだまし続けられたんだろうか・・・?」

シャル「―それとも、織斑先生に見破られて国に無理やり返されたのかな・・・?」

シャル「それとも、そのまま刑務所に送られたのかな・・・?」

シャル「怖い、怖いよ。一夏ぁ・・・」グスッ

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:31:34.29 ID:8k02yjIe0
シャル「他の女の子と遊びに行かないで僕と一緒に遊んでよ」

シャル「もっと、僕とおしゃべりしてよ」

シャル「もっと、僕と一緒にいて欲しいよ

シャル「一夏ぁ・・・」グスッ

一夏「・・・シャル?」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:33:57.99 ID:8k02yjIe0
シャル「い、一夏?」

一夏「ただいま、シャル」ニコッ

シャル「お帰り、一夏」ニコッ

シャル「あ、ちょっと待ってね。今お茶入れるから」

一夏「あ、いいよ。それよりも頼みたい事があるんだ」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:37:08.88 ID:8k02yjIe0
シャル「頼みたい事・・・?」

一夏「ああ、実はセシリアに指輪を買ってやろうと思って」

シャル「・・・・・・」

一夏「だから金をくれよ」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:39:16.17 ID:8k02yjIe0
シャル「・・・・・・・・・」

一夏「頼むよ」

シャル「一夏・・・」

一夏「・・・ダメか?」

シャル「・・・それ幾ら?」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:41:01.28 ID:8k02yjIe0
一夏「いや、ちょっと高くてさ~」

シャル「・・・ちょっとお金下ろしてくる」

一夏「悪いな」

シャル「ううん、いいよ・・・」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:43:11.11 ID:8k02yjIe0
シャル「はい、お金下ろしてきたよ・・・」

一夏「おお、サンキュー」

シャル「ううん・・・」

一夏「そんじゃな」ダッ

シャル「あっ、一夏!?」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:46:53.33 ID:8k02yjIe0
シャル「・・・行っちゃった」

シャル「・・・馬鹿だな僕って」

シャル「一夏の心はずっと前に離れているのにね・・・」

シャル「何時までも未練がましく・・・」

シャル「うっ・・・」グスッ

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:50:09.74 ID:8k02yjIe0
シャル「・・・いけない」ゴシゴシ

シャル「部屋にずっといるから気が滅入るんだ・・・」

シャル「ジュースでも買いに行こう・・・」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:53:02.16 ID:8k02yjIe0
シャル「はぁ・・・」テクテク

箒「どうしたんだ?元気が無いぞ?」

シャル「あ・・・」

箒「?」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:55:19.79 ID:8k02yjIe0
シャル「な、なんでもないよ・・・。それよりも、随分と機嫌がいいんだね・・・」

箒「そう見えるか?まあ、あの馬鹿がわたしに・・・」

シャル「・・・・・・・・・・」

箒「?どうした、変な顔して」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 00:57:44.57 ID:8k02yjIe0
シャル「な、なんでもないよ。あっ、僕行かなきゃならないとこがあったんだ」ダッ

箒「お、おいっ」

シャル「それじゃっ」タッタッタッ・・・

箒「・・・変なヤツ」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 01:00:46.63 ID:8k02yjIe0
タッタッタッ・・・

シャル「ハアッハアッ」

シャル「・・・・・・・・・」

シャル「・・・・・・どうして」

シャル「どうして僕じゃ!?」

カサッ

シャル「!?」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 01:03:49.91 ID:8k02yjIe0
シャル「誰だろ・・・?」コソッ

シャル「あっ、一夏・・・」

シャル「それに、・・・ラウラ・・・!?」

ラウラ「こらっ、少しは場所を考えてだな・・・」

一夏「いいだろ別に・・・」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 01:07:34.96 ID:8k02yjIe0
ラウラ「もしこんな所をシャルロットに見つかりでもしたら・・・」ハアハア・・・

一夏「別に構わねえだろ・・・」チュッ・・・

ラウラ「んあ・・・」ハアハア

一夏「それに、ここは随分寝れてるみてーだけど・・・」

ラウラ「ばかぁ・・・」ハアハア

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 01:10:05.47 ID:8k02yjIe0
一夏「あんな妾の女ほっといてこっちに集中しろよ・・・」

ラウラ「あん・・・」

がさっ

一夏「・・・?」

ラウラ「どうした・・・?」

一夏「いや、気のせいだろ。それよりも・・・」
 
ラウラ「あんっ!!」


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 01:13:46.60 ID:8k02yjIe0
シャル「は」

シャル「あはははははは」

シャル「僕は何を期待していたの」

シャル「あははははあははっはははあははっはあははっはは)

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 01:16:29.73 ID:8k02yjIe0
シャル「そんなの最初から分かってたじゃないか」

シャル「僕が妾の子だなんて」

シャル「みんなが僕のことをどう見てるかなんて」

シャル「あはははははははは」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 01:19:20.86 ID:8k02yjIe0
シャル「みんな口では言わないけどさ」

シャル「蔑んだ目で僕を何時も見てるじゃないか」

シャル「妾の子だ、妾の子だ、うっとおしい妾の子だってね」

シャル「あははははははっは」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 01:22:47.94 ID:8k02yjIe0
鈴「おーい、シャル~」

シャル「!?」ヒィッ

鈴「どうしたの、顔色悪いよ?」

シャル「だ、大丈夫だよ・・・」アハハ・・・

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 01:25:11.33 ID:8k02yjIe0
鈴「そう?」

シャル「うん・・・。ねえ、その首飾り・・・」

鈴「あ、これ似合う?実は一夏が・・・」

シャル「・・・!?」ダッ

鈴「ちょっと、シャル!?」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 01:27:21.23 ID:8k02yjIe0
鈴「・・・何よ、変なの」


シャル「はあっはあっ」

シャル「・・・・・・・・・」

シャル「・・・・・・・」

シャル「・・・」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 01:28:52.08 ID:8k02yjIe0
シャル「・・・疲れたなぁ、なんだか・・・」

シャル「もういいや」

シャル「楽になろう」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 01:36:09.93 ID:8k02yjIe0
シャル「うわあ、とっても綺麗な景色・・・」

シャル「こんなに見晴らしの良い所があったんだ・・・」

シャル「最後にこんなにいい景色を見ていけるんだから言う事無いよな・・・」

シャル「それじゃ、みんな」スッ・・・

シャル「―さよなら」タンッ

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 01:37:36.34 ID:8k02yjIe0
シャル(あ、でも)

シャル(できれば、あの景色を―)

シャル(一夏と一緒に見たかったかな)





終り

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 01:56:51.45 ID:8k02yjIe0
ラウラ「・・・おい」

シャル「・・・えっ?」

ラウラ「しっかりしろ」ユサユサ

シャル「へっ、ラウラ?僕死んだんじゃ・・・」

ラウラ「・・・何を言ってるんだ?」

シャル「・・・あっ」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 02:00:14.54 ID:8k02yjIe0
ラウラ「・・・また、あの夢か」

シャル「うん・・・」

ラウラ「全く、隣で盛大に何かが転げ落ちた思ったら・・・」ハァ・・・

シャル「ご、ごめん・・・」

ラウラ「謝るくらいなら心配をかけるな」

シャル「うん・・・」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 02:04:57.15 ID:8k02yjIe0
ラウラ「さあ、もう一眠りするか」バサッ

シャル「そうだね・・・」バサッ

シャル「ねえ、ラウラ・・・」

ラウラ「どうした?」

シャル「・・・僕不安になるんだ」

ラウラ「・・・・・・」

シャル「今はみんなと居られるし、みんなと楽しくやっていけてる」

シャル「でも、ここを卒業したら」

シャル「―僕は誰かに必要とされるんだろうか・・・?」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 02:08:38.60 ID:8k02yjIe0
シャル「多分、国に帰れば刑務所に送られるだろうし、そこから出た後もどうなるか分からない」

ラウラ「・・・・・・」

シャル「だからね、僕、時々思うんだ」

シャル「ここを出る前に僕の人生を・・・」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 02:12:59.14 ID:8k02yjIe0
ラウラ「・・・・・・」ゴソゴソ

シャル「へっ?ちょっと、ラウラ!?」

ラウラ「・・・今日は一緒に寝てやる」

シャル「へっ?」

ラウラ「・・・わたしにはお前の苦しみを代わってやることも、理解してやることも出来ない」

ラウラ「でも、こうして一緒に寝てやることくらいは出来る・・・」

シャル「ラウラ・・・」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 02:14:58.27 ID:8k02yjIe0
ラウラ「なら、もう少し眠るか」

シャル「うん」

シャル「おやすみ、ラウラ・・・9

ラウラ「ああ、おやすみ」スウ・・・

シャル(ありがとう、僕の一番の友達・・・)

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 02:21:47.77 ID:8k02yjIe0
シャル「・・・・・・」フゥ・・・

一夏「なんだか最近元気ないな、シャルのヤツ」

箒「確かに、昼だというのに専ら一人で食べてるしな・・・」

鈴「溜息ばっかついてるし、流石に心配だよね・・・」

セシリア「―やはり、あの事でしょうか?」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 02:27:02.48 ID:8k02yjIe0
一夏「セシリア、何か知ってるのか?」

セシリア「確証はありませんが、最近彼女宛によく手紙が届くんです」

鈴「それって、」

セシリア「おそらく、本国からの帰還命令でしょうね」

一夏「それに従ったらシャルは―」

セシリア「・・・多分、わたくし達とは二度と会えないでしょうね・・・」

箒「そんな・・・」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 02:32:44.16 ID:8k02yjIe0
セシリア「それに、この学園を卒業すれば・・・」

鈴「今まで無視してきた分も一緒に回ってくるかもしれないわね・・・」

箒「なんてことだ・・・」

一夏「・・・俺、ちょっと見てくるよ」

箒「一夏?」

一夏「・・・力に無れなくても話くらいは聞いてやれるから・・・」スッ・・・

鈴「一夏ったら」クスッ

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 02:35:37.48 ID:8k02yjIe0
一夏「シャル、ちょっといいか?」

シャル「・・・なに?」

一夏「いや、最近何だか元気がないと思ってな」

シャル「・・・そんな事ないよ」

一夏「いや、今だって・・・」

シャル「いいからほっといてよ!!」ガシャンッ!

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 02:39:15.43 ID:8k02yjIe0
箒「おっ、おい、シャルロット!?」

シャル「あ、ゴメン・・・」

一夏「いや、構わねえが・・・」

シャル「・・・僕もう行くね」

一夏「おい、待てってば」グイッ

シャル「放してよ!!」バッ!

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 02:42:18.73 ID:8k02yjIe0
一夏「なんなんだよ、一体!!」

シャル「いいからほっといてよ!!」タッタッタッ・・・

一夏「なんなんだよ・・・」

「で、何をしとるんだお前は?」


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 02:59:14.32 ID:8k02yjIe0
一夏「千冬ねえ・・・」

千冬「織斑先生だろうが・・・。さて、お前が今する事は」

一夏「・・・分かってる」

千冬「ならば、さっさと行け」

一夏「ああっ」タッタッタッ・・・

千冬「まったく、世話のかかるガキどもが・・・」ポリポリ

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 03:01:39.97 ID:8k02yjIe0
一夏「シャルっ!?」

シャル「一夏!?来ないで!!」

一夏「何でだよ!お前最近俺の事ずっと避けてるだろ!?何かしたかよ!?」

シャル「・・・いいから来ないでよ!!」

一夏「嫌だ!!」ダキッ

シャル「!?」

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 03:03:55.64 ID:8k02yjIe0
シャル「放してよ!!」

一夏「嫌だ!理由を聞くまではな!!」

シャル「・・・・・・」

一夏「シャル?」

シャル「・・・一夏はなんでそうなの?」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 03:05:16.73 ID:8k02yjIe0
シャル「いつも何時も、ずるいよ!!」

一夏「しゃ、シャル?」

シャル「僕は、こんなに一課のことが好きなのに!!」

一夏「!?」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 03:09:16.78 ID:8k02yjIe0
シャル「でもね、僕はスパイなの、犯罪者なの!!国に帰れば掴まるの!!」

一夏「・・・・・・」

シャル「それにね、僕は妾の子なんだよ、誰からも必要とされて無い、迷惑なだけの!!」

シャル「だから、僕は一夏のことを好きになったらいけなかったんだよぅ・・・」

シャル「だから、一夏。僕のことを嫌いになってよぉ・・・」

一夏「・・・・・・・ならねえよ」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 03:13:04.65 ID:8k02yjIe0
一夏「・・・お前をスパイだと言って捕まえるヤツがいるなら俺が全力でそいつから守ってやる」

一夏「お前を出自の事で馬鹿にするやつが居るなら全力でぶん殴ってやる」

一夏「お前がもし、幸せになれないって言うのなら」

一夏「―――俺が全力で幸せにしてやる」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 03:15:24.87 ID:8k02yjIe0
一夏「だから―」

「よく言ったな」

シャル「ラウラ?」

ラウラ「それでこそわたしの嫁だが―」

ラウラ「わたしにも同じようなこと言ってなかったか?」

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 03:17:39.05 ID:8k02yjIe0
シャル「へっ?」

一夏「・・・確かに、言った」

ラウラ「ほう」

一夏「・・・お前ら纏めて幸せにしてやるさ!!」

シャル「なっ///」

ラウラ「さすがだ」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 03:19:48.53 ID:8k02yjIe0
ラウラ「だが、わたしは納得しても、あいつらはそうはいかんようだぞ?」

箒「・・・一夏」

セシリア「・・・一夏さん?」

鈴「い~ち~か~!!」

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 03:21:18.56 ID:8k02yjIe0
一夏「ま、待て」

「「「死ねーーーーー!!!!」」」

一夏「ぎゃあああああああ・・・」

・・・・・・

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/15(日) 03:25:03.46 ID:8k02yjIe0
千冬「全く・・・」

シャル「あはは・・・」

千冬「で、納得できたのか?」

シャル「・・・はい!」

確かに、これからも様々な困難が待ち受けているに違いない。大変なことが次々に降りかかってくるだろう。

でも、これからは乗り越えられていける。

あの時の彼のぬくもりは本物だったから。