1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 01:08:31.01 ID:SuJco6KQO
リツコ「妊娠2ヶ月だそうです」

ゲンドウ「何故だ…。君は確かピルを飲んでタンジャア…」

リツコ「ああ。あれは嘘ですわ」

リツコ「とにかく私、産みますから」

ゲンドウ「」

引用元: リツコ「碇司令、子供が出来ました」ゲンドウ「えっ」 




5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 01:12:23.86 ID:SuJco6KQO
シンジ「リツコさんに…父さん?」

シンジ「ここで何をしてるんですか」

リツコ「あら。シンジくん」

ミサト「いつにもなく機嫌がいいのね」

リツコ「シンジくん…」パッ

シンジ「いきなり手なんか広げてどうしたんですか…」

リツコ「いいのよ、思いっきり甘えて」

シンジ「えっ」

リツコ「ふふふふふ」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 01:15:19.91 ID:SuJco6KQO
リツコ「さあ、シンジくん。いらっしゃい。抱っこしてあげるわ」

シンジ「えっえっえっ」

ミサト「ちょっとお…リツコ、あんた今日変よ」

リツコ「今日から私は変わるのよ」

リツコ「今までの私とはさようなら。タバコも吸わないわ。」

リツコ「ママって呼んでも…いいのよ?」
シンジ「???」

ゲンドウ「」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 01:20:58.25 ID:SuJco6KQO
ミサト「本当に気持ち悪いわよ。あんた…シンジくん個人には興味なかったんじゃなかったの?」

リツコ「私は変わるのよ!ん…シンジくん…」ぎゅっ

シンジ「…………(ムネガ!ムネガ!)」

リツコ「ああ!ママって呼んで頂戴!」

シンジ「えっ」

リツコ「ハヤク!」

シンジ「マ…ママ」

リツコ「モット!」

シンジ「ママ!」

ミサト「何のプレイよ…」


ゲンドウ「もう…わかったから…わかったから…」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 01:24:34.87 ID:SuJco6KQO
リツコ「じゃあ産んでもいいんですね?」ギュッ

ゲンドウ「…ああ」

シンジ「うー!うー!」(苦しい!苦しい!)

リツコ「じゃあ責任、取ってくれるんですね?」ギューッ

ゲンドウ「…………………ぁぁ」

シンジ「」

ミサト「え?なんか全然話が見えないんだけども」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 01:31:30.51 ID:SuJco6KQO
リツコ「そう。」

シンジ「ぷ…はぁはぁ…苦しかった…」

ゲンドウ「し…し…シンジ、お…落ち着いて…は…話を聞いてくれ。」

シンジ「その前に父さんが落ち着きなよ」

ゲンドウ「…お前に弟か妹が出来た。」

シンジ「えっ」

リツコ「もういいわ。私が説明するわ。」

リツコ「シンジくん、私と碇しれ…ううん。ゲンドウさんの間に子供が出来たの」

シンジ「……えっ」

リツコ「まだ理解できない?そうね。私とゲンドウさんが2ヶ月前に避 せずにxxxxをしたら、子供が出来たのよ」

シンジ「…えっえっえっ」

リツコ「まだ理解出来ないの?避 せずにxxxxをすると 子が…」

ミサト「もうやめてリツコ!」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 01:36:14.14 ID:SuJco6KQO
ミサト「シンジくん?大丈夫?」

シンジ「父さんと…リツコさんが…xxxx…」

リツコ「でも真剣に恋をした結果ですもの」プハー

ゲンドウ「………」

ミサト「リツコ、あんたねー」

リツコ「なに?じゃあシンジくんにはコウノトリが運んで来たとでも言うの?」

リツコ「そんな非科学的なこと、あり得ないわ!」

シンジ「………………う」

シンジ「うワアアアアアアアアアア」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 01:41:12.88 ID:SuJco6KQO
シンジ「うワアアアアアアアアアア!うワアアアアアアアアアア!」

リツコ「あら。シンジくん、喜んでくれてるのね。ありがとう」

シンジ「ワアアアアアアアアアアワアアアアアアアアアア!」

リツコ「じゃあ…司令?これからのことでも決めましょう。」

リツコ「日取りはいつ?住まいは?」

リツコ「場所はネルフでいいですわ。…名前もゲンドウさんが…」

ゲンドウ「…待て。産むのは構わん。」

ゲンドウ「ただ。君と籍を入れる気はない。」

リツコ「…え」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 01:45:10.57 ID:SuJco6KQO
ゲンドウ「私にはユイがいる。君と結婚することは不可能だ。」

リツコ「……………そんな」

ミサト「司令!そんなのあんまりじゃありませんか?それじゃリツコは…」

ゲンドウ「ひとりの愛人にしか過ぎんよ。金も払う認知もする。が、結婚はしない。」

リツコ「………………」


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 01:47:39.42 ID:SuJco6KQO
リツコ「…………なら」

ゲンドウ「なら?」

リツコ「…壊すまでですわ。全部。」

ミサト「…………リツコ?」

リツコ「私は幸せにならなきゃいけないの」

リツコ「母さんの分まで…ね?」

シンジ「あ………あ………」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 01:54:40.39 ID:SuJco6KQO
ドオーン!

ゲンドウ「!?」

ミサト「な…なんなの?いきなり…」

リツコ「ふふふふ」

マヤ「大変です!」タッタッタッ

マヤ「…碇司令!先輩!大変です!」

マヤ「レイと初号機との相互実験ですが…」

ミサト「ああ。そうだわ。テスト中なのに二人の姿が見えないから呼びに来たんだった。」

マヤ「レイを乗せたまま勝手に自爆…パイロットの安否不明。作業員にも死傷者が…」

ゲンドウ「」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 02:00:43.24 ID:SuJco6KQO
マヤ「それと…ドグマの一部分で同時に爆発が…」

ゲンドウ「赤木君!一体どういう…」

リツコ「あなたがそう言うだろうことは予想の範囲内でしたわ。」

リツコ「だから私は壊したの。初号機もレイも。」

ミサト「リツコ…あんた!」

リツコ「母さんも喜んで賛成してくれましたわ」

ゲンドウ「貴様…!」

シンジ「綾波…?綾波は?綾波は?」

リツコ「ふふふ。」

シンジ「あ…あ…あ…」

リツコ「大丈夫よ。シンジくん。これからは私があなたを守るもの」

シンジ「あ……あ………」

リツコ「これからは私があなたのママですもの」

シンジ「ま……………ママ…ま………」

リツコ「ふふふ」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 02:04:53.45 ID:SuJco6KQO
リツコ「さあ、結婚しましょう?碇司令。…いいえ。」

リツコ「ゲンドウさん?」

ゲンドウ「…………とめん」

リツコ「?」

ゲンドウ「認めん。」

リツコ「まだそんな事を言ってるのかしら?シンジ君はこんなに懐いてくれてるのに。」

シンジ「ま…………ママ………」

ゲンドウ「私は絶対に籍は入れない」

リツコ「強情な人。エゴイズム。」

ミサト「………どっちがよ」

リツコ「まあいいわ。そのうち絶対私と結婚せざる負えなくなるわ。」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 02:10:16.79 ID:SuJco6KQO
ゲンドウ「伊吹二尉、初号機の状態は?」
マヤ「………」

ゲンドウ「伊吹二尉?」

冬月「おい碇、探したぞ」

ゲンドウ「今取り込み中だ」

冬月「老人から呼び出しだ」

ゲンドウ「………!」

冬月「やけに耳が早い。流石と言うべきか…」

リツコ「………」ニヤリ


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 02:15:11.10 ID:SuJco6KQO
司令室

ゼーレ01「初号機の大破にファーストチルドレンの死亡」

ゼーレ02「実験の際君は私用で席を外していたそうだな」

ゲンドウ「はい」

ゼーレ04「君がもっときちんと監督していれば良かったのではないのかね」

ゲンドウ「…………」

ゼーレ01「君には責任を取って貰う」

ゲンドウ「…責任とは」

ゼーレ01「辞任。それから」

ゼーレ01「遺族への保証などもろもろ全てだ。」

ゲンドウ「」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 02:18:14.35 ID:SuJco6KQO
ゼーレ01「つまり君はクビだ」

ゲンドウ「そんな………」

冬月「と、いう訳だ碇。おい。諜報部」

諜報部「はっ」

冬月「こいつをつまみ出せ」

諜報部「来いっ!」

ゲンドウ「ま…待て!待て!話を…話を!やめろ!」

諜報部「…………」ズルズル



ゲンドウ「……………どうしてこうなった」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 02:24:27.85 ID:SuJco6KQO
駅・ホーム

ゲンドウ「……………」

ゲンドウ「仕事をクビになった上に多額の借金」

ゲンドウ「…………」

ゲンドウ「………………。」


―――――――――――
一方ネルフ

マヤ「どうでした?」

冬月「上手く行ったよ」

リツコ「ふふふふふ」

ミサト「…………ちょ、ちょっと?」

シンジ「……………」

ミサト「どういうことよ?」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 02:37:00.79 ID:SuJco6KQO
リツコ「事故の件は嘘よ」

シンジ「じゃあ綾波は…」

マヤ「相互実験も無事終了。生きてるわ。」

ミサト「でも…何でこんな嘘…」

リツコ「なかなか結婚してくれないから。私ももう30よ。」

冬月「碇もそろそろきちんと身を固めた方が良いからな」(ユイ君ユイ君ユイ君ユイ君ユイ君ユイ君)

マヤ「先輩の幸せの為ですから」

ミサト「そう言うことだったの!脅かさないでよー」

リツコ「敵を欺くにはまず味方からってね」

シンジ「じゃあ…妊娠も…」

リツコ「それは本当よ」

シンジ「」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 02:42:53.53 ID:SuJco6KQO
ミサト「でも碇司令、出て行っちゃったんでしょ?」

リツコ「そのうち戻ってくるわよ」プハー

冬月「あの性格だからな。ここ以外勤める場所なぞありはしない」

リツコ「で、困った時一番最初に出てくるのは私の顔」

リツコ「結婚をちらつかせて金を貸してやる約束をする」

リツコ「ハッピーエンドね」

ミサト「悪女ね」

リツコ「何とでも呼べばいいわ」



綾波「……………」

綾波「………………」タッ

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 02:49:03.49 ID:SuJco6KQO
店員「申し訳ありませんが、このカードはご使用になれません」

ゲンドウ「では現金で…」

ゲンドウ「………金がない」

ゲンドウ「待っていろ。すぐにおろしてくる」

店員「あ………はあ。」


銀行

ゲンドウ「100万、おろしたいのだが」

銀行員「少々お待ちください」

ゲンドウ「やけに貯めていたからな。貯金で当分は…」

銀行員「申し訳ございません」



銀行員「現在口座が 凍 結 されております。」


ゲンドウ「」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 02:52:34.96 ID:SuJco6KQO
リツコ「と、言うわけだから。シンジ君、よろしくね。」

シンジ「……最低だ」

リツコ「え?」

シンジ「父さんも最低だけど…父さんを騙したみんなは……」

シンジ「…もっと最低だ。」タッ

リツコ「し…シンジ君?」

ミサト「………………」


77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 02:56:21.24 ID:SuJco6KQO
ゲンドウ「金もない」

ゲンドウ「行く宛もない」

ゲンドウ「…………赤木君に」

ゲンドウ「ダメだ。それはダメだ。」

ゲンドウ「しかし…このままでは…」

ゲンドウ「……………」

―――――――――

シンジ「………………」

ミサト「シンジ君?」

シンジ「もう嫌だ。こんな所。」

ミサト「…………」


80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 03:02:31.30 ID:SuJco6KQO
ゲンドウ「結局、戻って来てしまった。」

ゲンドウ「……………もういいか。」

ゲンドウ「腹を決めて…赤木君と結婚しよう」

ゲンドウ「…………すまないな。ユイ。」

―――――――

青葉「碇司令を確認しました!」

リツコ「じゃあ副司令。保証人を」

冬月「まかせたまえ。」

マヤ「提出はネットで出来ますから、あとは碇司令が名前を書くだけですね!」

リツコ「よかったでちゅねー」ポンポン

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 03:07:02.67 ID:SuJco6KQO
ゲンドウ「……………。」

綾波「碇司令」

ゲンドウ「レイ!どうしてお前が!死んだんじゃ…」

綾波「…みんな、嘘みたいです」

ゲンドウ「……………!」

ゲンドウ「じゃあ」

綾波「でも妊娠は本当みたいです」

ゲンドウ「…………」


ヴーッ!ヴーッ!ヴーッ!

ゲンドウ「!」

ミサト「司令…大変です!シンジ君が…シンジ君が!」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 03:10:27.99 ID:SuJco6KQO
リツコ「一体なにごと?」

マヤ「初号機が起動…」

リツコ「そんな馬鹿な!こちらでは何も…」

冬月「ユイ君…」

――――――――

シンジ「父さんは母さん以外といやらしいことをしてた」

シンジ「みんなは僕を騙した」

シンジ「許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない!」

初号機「ウオオオオオオオ!」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 03:13:23.49 ID:SuJco6KQO
初号機「ウォウ!ウォウ!ウォウ!ウォウ!ウォウ!ウォウ!」

マヤ「まさか…暴走…?」

リツコ「彼女が…………」

冬月「ああ。」

リツコ「……………」サスリ

初号機「ウオオオオオオオ!」

シンジ「もうみんなぶっ壊してやる!」

初号機「ウオオオオオオオ」



ゲンドウ「待ってくれ!」

初号機・シンジ「!?」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 03:15:39.21 ID:SuJco6KQO
ゲンドウ「話を、聞いてくれ」

シンジ「…イヤだよ。今更話なんか…」

初号機「ウオオオオオオオ」

ゲンドウ「聞いてくれ!」ガバッ

ミサト「碇司令が…土下座…」

綾波「きいてあげて」

初号機・シンジ「……………」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 03:19:27.21 ID:SuJco6KQO
ゲンドウ「確かに私は赤木君と…xxxxをした。」

ゲンドウ「しかも避 せずにだ。」

シンジ「……………」

ゲンドウ「いやらしい、汚れた行為だ。それも分かっている。」

ゲンドウ「だが、そうして人は歴史を紡いで来た。これも事実だ。」

ゲンドウ「そして現に赤木君の腹の中には新しい命が芽生えている」

リツコ「……………」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 03:30:49.18 ID:SuJco6KQO
ゲンドウ「私は罪を犯した」

ゲンドウ「シンジ、お前を守ることも出来ず」

ゲンドウ「ユイ、お前と…もう一度会うことも出来ずにいるのに」

ゲンドウ「他の女性と結ばれる…などできない。」

ゲンドウ「しかし、自分なりに考えた。」

ゲンドウ「路頭に迷ったから…と言うのもあった。しかし、嘘だと知っても変わらない。」

ゲンドウ「赤木君は確かに酷い嘘をついたがそれは私を愛してくれているから…であろう」

ゲンドウ「私も…」

初号機・シンジ「…………」


ゲンドウ「私もそれに答えたい」


95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 03:35:51.77 ID:SuJco6KQO
シンジ「そんな…………」

シンジ「そんな都合が良すぎるよ!」

シンジ「そんなの父さんとリツコさんの勝手な言い分じゃないか」

ゲンドウ「……………シンジ!」

シンジ「『歴史を紡いできた』?笑わせないでよ。」

シンジ「子供を作りたくて作ったんじゃないんでしょ。欲に溺れただけでしょ?」

シンジ「そんなの…ただの汚い行為だ。それを正当化してるだけだ!」

シンジ「僕は認めない。絶対に」

初号機「……………」グッ

(ゲンドウを掴む初号機)

ミサト「シンジくん!?」

ゲンドウ「…………」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 03:38:12.31 ID:SuJco6KQO
シンジ「…………壊してやる」

綾波「碇君だめ!」

シンジ「ウオオオオオオオ!」

ミサト「シンジくん…………!」

初号機「…………」

ゲンドウ「…………」

リツコ「……………」



シンジ「……………あれ」

シンジ「手に力が入らない?」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 03:41:24.47 ID:SuJco6KQO
ユイ『聞こえる?シンジ、あなた。』

シンジ・ゲンドウ「…………!」

ユイ『ふふっ。聞こえてるみたいね。』

ゲンドウ「ユイ!」

ユイ『久しぶりね。あなた。』

シンジ「母…………さん?」

ユイ『そう。』

ユイ『…母さんよ。シンジ。』

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 03:44:53.05 ID:SuJco6KQO
シンジ「どうして…母さんは…」

シンジ「母さんはイヤじゃないの?」

ユイ『イヤじゃないわ。むしろ…』

ユイ『嬉しい…かしら』

シンジ「……………!」

ユイ『私はね、もうシンジの所へは戻れない』

ユイ『シンジとお父さんを守るために。』
シンジ「そんな!」

ユイ『お父さんが他の女性と幸せになる…』

ユイ『そして、あなたも。』

ゲンドウ「…………ユイ」

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 03:48:32.06 ID:SuJco6KQO
ユイ『もう。私の影にとらわれないで欲しいの。』

ユイ『お願い。』

ゲンドウ「しかし…」

ユイ『ちゃんと自分でしたことの責任はとってください。』

ユイ『でないと握り潰しちゃいますよ?』

ゲンドウ「…………ぐっ」

ユイ『始まりはどうであれ赤木博士はあなたのことを心から愛してくれてるわ』

ユイ『ふふっ私以外にもいたのね「変わり者」って』


103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 03:52:02.21 ID:SuJco6KQO
ユイ『二人とも。覚悟を決めて頂戴』

ユイ『シンジも大人なんだから…ね?』

シンジ「…………」

ユイ『それじゃ。時間だわ。』

ユイ『おめでとう』


―――――――

リツコ「司令!司令!」

ゲンドウ「……………!」

ゲンドウ「…………ここは」

リツコ「病院」

リツコ「初号機に握られたまま…気絶してましたわ」

ゲンドウ「……………そうか」

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 03:56:48.05 ID:SuJco6KQO
ゲンドウ「なあ、赤木くん」

リツコ「なんです」

ゲンドウ「私のこと、愛しているか」

リツコ「……………えっ」

ゲンドウ「愛しているかと聞いているんだ」

リツコ「……………」

リツコ「もちろん。愛していますわ。」

ゲンドウ「そうか。」

リツコ「はい。」

ゲンドウ「そうか。」



ゲンドウ「ペンを貸してくれ」

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 04:00:54.38 ID:SuJco6KQO
一同「ワァー!ブラボーッ!」
ミサト「おめでとう!」
アスカ「おめでとう!」
綾波「おめでとう」
シンジ「おめでとう!」
加持「おめでとう!」
委員長「おめでとう!」
ケンスケ「めでたいなぁ!」
トウジ「おめでとさん!」
ペンペン「クックックワァクッ!」
日向「おめでとう!」
青葉「おめでとう!」
マヤ「おめでとう!」
冬月「おめでとう」


ユイ「おめでとう」


リツコ・ゲンドウ「ありがとう」

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/08(火) 04:04:35.23 ID:SuJco6KQO

………………………
…………………
……………
………
……

リツコ「このパターン…マギの解析によると17.5パーセントの確率で成功ね。」

リツコ「一番高い数値だわ」

リツコ「……………ありがとう母さん」

リツコ「ふふふふふ」



―終劇―
>>1に続く