1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 17:13:49.25 ID:WoEMgzi40
~シャワールーム~

ザー ザー

シェリル「・・・・・・」

シェリル「ふぅ・・・、やっぱり一日の最後のシャワーは気持ちいいわね~」

シェリル「(シャンプー、シャンプー、・・・と・・・・)」

シェリル「・・・・・」スコスコ

シェリル「何よ、シャンプー切れてるじゃない!」スコスコ

シェリル「(仕方ない、グレイスを呼んで取って来てもらおう)」ピッ


シェリル「グレイス~?グレイスぅ~!?」

グレイス「・・・・・」

シェリル「シャンプーがないの!取ってきて~!!」

グレイス「・・・・・」

シェリル「グレイスったらぁ!!・・・・いないの?」

グレイス「・・・・・」ニヤニヤ

シェリル「ぐれ・・・・へっくしょん!!・・・・グレイス~?」

引用元: グレイス「シェリルいじめが楽しい」  シェリル「・・・?」 



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 17:26:03.85 ID:WoEMgzi40
~リビング シャワー後~

シェリル「もう!呼んだらすぐ来てよね!」ホカホカ

グレイス「ごめんなさい。あなたの夕飯を作っていたものだから」

シェリル「今日のごはんは何?」

グレイス「今日はカレーライス」

シェリル「おぉ~」

シェリル「まぁいいわ。早く、早く!お腹減っちゃった!」

グレイス「ふふっ・・・今よそうから・・・、はい、どうぞ召し上がれ」コトッ

シェリル「いただきまーす!」パクッ

シェリル「・・・・!? か、辛い!!激辛じゃない!!」

シェリル「ぐ、グレイス!水、みず!!」

グレイス「・・・・・」

シェリル「水を頂戴って!!早くぅ!!」

グレイス「え~っと、コップはどこやったかしら・・・?」ニヤニヤ

シェリル「はやくぅ!!」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 17:35:15.24 ID:WoEMgzi40
シェリル「まったく・・・」

グレイス「ごめんなさいね・・・辛い方がいいと思って」

シェリル「限度があるでしょ、限度が!」


シェリル「そうだ、明日の準備しないと・・・」ガサゴソ

グレイス「明日・・・?あぁ、お出掛けするのよね」

シェリル「そうそう、大事な日になりそうだからちゃんと用意しておかないと」

シェリル「って、あれ・・・?」ガサゴソ

グレイス「どうしたの?」

シェリル「帽子がないの!!お気に入りの帽子が!!」

シェリル「あれ・・・?いつもここに掛けてあるのに・・・・」ガサゴソ

シェリル「ねぇ、グレイス知らない!?私の帽子!」

グレイス「さぁ・・・・?」

シェリル「えぇ~?どこ言っちゃったのよぉ・・・。私の帽子・・・?」ガサゴソ

グレイス「(実は私が隠したんですけどね)」ニヤニヤ

シェリル「むぅ・・・、どこよぉ~・・・もぉ~・・・・」ガサゴソ

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 17:41:39.80 ID:WoEMgzi40
グレイス「あっ、こんな所にあるわよ?帽子・・・」

シェリル「えっ!?」

グレイス「はいっ」スッ

シェリル「あ・・・・!よ、良かった~。ありがとう、グレイス・・・・」

グレイス「どういたしまして」ニコッ


グレイス「それにしても、やけに張り切ってるわね・・・?」

シェリル「言ったでしょ?明日は大事な日になりそう、って」

グレイス「もしかして、彼(アルト)とお出掛け?」

シェリル「ち、違うわよ!!////」

シェリル「明日はランカちゃんと女同士のお出掛けよ」

グレイス「あら、珍しいわね・・・?」

シェリル「えっ?どうして・・・?」

グレイス「だって、あなたとランカさんって・・・、仲良さそうには見えないし」

シェリル「!?」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 17:53:25.97 ID:WoEMgzi40
シェリル「な、何言ってるのよ・・・・?」

シェリル「私とランカちゃんは友達よ?一緒に歌ったりしてるし・・・・」

グレイス「・・・確かに、劇場版のランカさんはあなたに良く懐いていたわ」

グレイス「いつもあなたを憧れに置いているし、落ち込んだり体調が悪かったら励ましてくれるし」

シェリル「ほら、そうでしょ?仲良しなんだから」

グレイス「でもアニメ版では、あなたの顔を見る度に嫌な顔してたじゃない」

グレイス「ガリア4の一件の時なんか、倒れたあなたの体の心配もしてなかったわよ?」

シェリル「うっ・・・・」


グレイス「あの頃よね~、人気落ちたの」

シェリル「うっ、うるさいわね!!確かにランカちゃんとは仲が悪いイメージはあるけど・・・」

シェリル「そのイメージを、明日のお出掛けで変えてみせるわ!!」

シェリル「ほら・・・、そのためにデートプラン考えたし・・・」

グレイス「へぇ・・・?見せて?」

シェリル「完璧過ぎて、驚くわよ?」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 18:02:54.65 ID:WoEMgzi40
グレイス「・・・・・」

シェリル「・・・ど、どうかしら・・・・?」

グレイス「そうね・・・。良くできてると思うわ」

シェリル「でしょ!?流石わたし!!」


グレイス「でも、なんだか恋人同士で廻るコースみたいね・・・・」

シェリル「ふっふっふ、それには理由があるのよ」

グレイス「理由?」

シェリル「おかしいと思ったことはない?今の三角関係について」

グレイス「三角関係って、 シェリル→アルト←ランカ のこと?」

グレイス「あなたも彼が好きなら、さっさとそう言っちゃいなさい」

シェリル「ま、まぁ、それは置いておいて・・・///」

シェリル「今のままだとランカちゃんと喧嘩になるでしょ?」

シェリル「でも、私がランカちゃんを魅了してしまえば・・・・」

グレイス「ははぁ~ん、 アルト→シェリル←ランカ になると言うわけね」

シェリル「そう!私が三角関係の中心になれるわけ!!」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 18:12:17.56 ID:WoEMgzi40
グレイス「でも、中心になったらなったで大変じゃない・・・?」

シェリル「心配しないで!アルトと違って、私なら両立可能よ!」

グレイス「それに、あんなに彼に依存してるランカさんが簡単に落ちるとは・・・・」

シェリル「むぅ・・・」

シェリル「できるわ!そのデートプラン通りにいけば!!」

シェリル「ちゃんと下調べもしたし、予約するところはしたし・・・」

シェリル「それに、ランカちゃんも三角関係に迷ってるはずよ」

シェリル「そこに私が手を差し伸べれば・・・」

グレイス「ランカさんの心はあなたのモノに・・・・?」

シェリル「そういうこと!」


シェリル「じゃあ準備もできたし、寝るわ!明日遅れそうになったら起こしてね」

グレイス「えぇ、わかったわ」

シェリル「おやすみ~」

グレイス「おやすみなさい」

グレイス「(明日、デートプラン通りにいけば上手くいく・・・・・か)」ニヤリ

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 18:23:16.18 ID:WoEMgzi40
~次の日 待ち合わせ場所~

ランカ「・・・・・」

シェリル「ランカちゃ~ん」

ランカ「あっ、シェリルさん。おはようございます」

シェリル「おはよ。待った?」

ランカ「いえ、そんなことはないですけど・・・」

ランカ「急に『二人で出掛けたい』って言うからビックリしました」

シェリル「・・・?どうして?それにそんな急に言ったかしら?」

ランカ「あっ!そ、そういう意味じゃなくて・・・」

ランカ「まさか、シェリルさんが私の事を友達・・・というかなんというか・・・そんな風に思ってくれてたなんて」

シェリル「もう、当然でしょ?一緒に何回も仕事してるし、後えっと・・・同じクラスだし」

ランカ「そ、そうですよね////・・・す、すみません・・・変なこと言って・・・・」

シェリル「(ん・・・?もしかして脈アリ?)」

シェリル「(同年代の女の子も余裕でおとしちゃうなんて、流石わたし!)」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 18:35:22.56 ID:WoEMgzi40
シェリル「よーし、じゃあ早速行きましょうか!」

シェリル「私の後ろについてくるのよー?」スタスタ

ランカ「はっ、はい!」トコトコ

ランカ「(・・・・ん?)」

シェリル「ん?どうしたの?ランカちゃん?」

ランカ「あっ、いえ・・・・」

シェリル「も~、言いたいことがあるなら言わなきゃ」

ランカ「そ、そのシェリルさんが着てる服、最近買ったんですか?」

シェリル「あぁ、これ?この服はね~、私のお気に入りなの!似合うでしょう?」ミセビラカセ

ランカ「あ、あの・・・・」

シェリル「ん?」

ランカ「後ろに・・・・タグ(値段の札)・・・くっ付いてますけど・・・・」

シェリル「えっ!?う、ウソ!?」

シェリル「ちょ、ちょっ!と、取ってぇ!!取ってランカちゃん!!」

ランカ「は、はい!」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 18:43:22.02 ID:WoEMgzi40
シェリル「うぅ・・・・・////」

ランカ「も、もう取れましたよ・・・」

シェリル「ありがとう・・・・」ウルウル

ランカ「き、気にしないでください!私も良くありますから」

シェリル「でも・・・・・」ウルウル

ランカ「まぁまぁ、これから一日楽しむんだから落ち込んでも仕方ないですよ」

シェリル「・・・そうね、ごめんなさい」

ランカ「元気出してください!」

シェリル「うん・・・・じゃあ気を取り直して、行きましょう!」

ランカ「はーい!」


シェリル「(それにしても、なんでタグなんかくっ付いてるのよ・・・)」

シェリル「(朝着るときには付いてなかったのに・・・・)」

シェリル「(恥ずかしくて、死にたい・・・・・////)」


グレイス「・・・・・」ニヤニヤ

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 18:52:00.96 ID:WoEMgzi40
ランカ「これからどこに行くんです?」

シェリル「最近オープンした自然公園よ!」

シェリル「今は平日の朝だから、混んでもいないし気持ちいいと思うわ」

ランカ「わぁ~、楽しみ!」

シェリル「ランカちゃんは自然大好きだもんね!」

ランカ「えぇ!?ど、どうして・・・?」

シェリル「なんか自然が好きそうな顔してるし」

ランカ「どういう顔ですか!!それぇ・・・」

シェリル「あははっ」

ランカ「もう・・・・」


グレイス「こちらグレイス・・・・そちらの用意はいいかしら?」


ブレラ「・・・・了解」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 19:03:20.40 ID:WoEMgzi40
~自然公園~

ランカ「わぁ・・・!スゴイ、凄いですよ!シェリルさん!」

シェリル「ふふっ・・・、そうね・・・・」

ランカ「綺麗なお花がいっぱい・・・・緑も・・・・」

シェリル「(良かった。ランカちゃんはここを気にいってくれたみたい)」


シェリル「よーし、ランカちゃん!あっちの方へ行ってみましょ!」スタスタ

ランカ「はい!」トコトコ

シェリル「あ、やっぱりこっちに行きましょ」スタスタ

ランカ「こっちですか~?」トコトコ

シェリル「(ふふ、ランカちゃんったら・・・。あっちへ行ったりこっちへ行ったりしても健気についてくるのね・・・)」スタスタ

シェリル「(親についてくる子犬みたい///)」

シェリル「(意地悪して、走っちゃお!)」タッタッタ

ランカ「あっ!待ってくださいよ!シェリルさぁん!」ダッ

シェリル「ふふっ、置いていっちゃうわよ~?ランカちゃん!」タッタッタ

三(U・ω・)マッテーシェリルサーン   三( ´∀`)アハハ

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 19:15:10.23 ID:WoEMgzi40
シェリル「ほ~ら、捕まえてごらんなさい?」タッタッタ

ランカ「しぇ、シェリルさぁん、待ってぇ~」タッタッタ

シェリル「あははっ!ランカちゃ~ん、こっちこっち!」

ランカ「もぉ~、絶対捕まえてやるぅ!」

三(U・ω・)マテー   三( ´∀`)アハハ


ソフトクリーム~ ソフトクリームはいらんかね~

 (⊂・ω・)ソフトクリーム?   (´∀` )?

甘くて 美味しい ソフトクリーム~

(・ω・U)三 ソフトクリーム!  Σ(´Д`;)ランカチャン!?


店員に扮したブレラ「・・・・いらっしゃいませ」

ランカ「わぁ、美味しそう! シェリルさぁん、ソフトクリーム食べましょ~?」

シェリル「え、えぇ・・・・」

シェリル「(せっかく楽しく追いかけっこしてたのに・・・。こんのソフトクリーム屋・・・・ッ!)」


グレイス「・・・・・」ニヤニヤ

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 19:27:08.02 ID:WoEMgzi40
ランカ「どれがいいかな~?」

ブレラ(店員)「当店はジャンボフロンティアソフトクリームがオススメです」

ランカ「うわぁ!それ食べたい!」

シェリル「・・・・わかったわ。『ジャンボフロンティアソフトクリーム』ね?」スッ

ランカ「えっ?は、はい・・・・」

シェリル「私が買って持って行ってあげるから、ランカちゃんは先にそこのベンチに座っていて」

ランカ「で、でも・・・。いいんですか?」

シェリル「いいに決まってるでしょ?」

シェリル「今日は私が誘ったんだから、ランカちゃんは存分に私に甘えて♪」

ランカ「!? は、はい・・・・////」モジモジ

シェリル「ふふっ(よしっ!今ので1ポイント加点ね!)」グッ

ランカ「じゃあ、先に座ってますね~?」

シェリル「はいは~い」


シェリル「というわけだから、店員さん。超お急ぎで頼むわよ?私に恥かかせないように」

ブレラ(店員)「かしこまりました」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 19:37:03.17 ID:WoEMgzi40
ブレラ(店員)「・・・・・」 ブイーン

シェリル「(もう少しで出来るわね・・・・)」

シェリル「(そうだ、お金・・・・)」パカッ

シェリル「!?」

シェリル「(お、お財布の中に現金がない!?)」

シェリル「(う、ウソッ!?昨日銀行で下ろしておいたはずなのに・・・・。どうして無いのよ!?)」オロオロ

ブレラ(店員)「ジャンボフロンティアソフトクリーム、お待たせいたしました」スッ

[ジャンボフロンティアソフトクリーム]

シェリル「うっ!・・・あ、あのぅ・・・カードで!」

ブレラ(店員)「ウチはカードの取り扱いはしておりません」

シェリル「うぅ・・・・(そりゃそうよね・・・・)」

シェリル「(ど、どうしよう・・・。出来ちゃったし、今更お金ないとも言えないし・・・・)」オロオロ



ランカ「あれ・・・・?なんかシェリルさん困ってるみたい・・・・?」


グレイス「・・・・・」ニヤニヤ

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 19:46:04.60 ID:WoEMgzi40
シェリル「(ど、どうしたらいいの・・・・?)」

ブレラ(店員)「・・・・溶けますよ?」

シェリル「わ、わかってるわよ!」

シェリル「え、え~っと・・・。実は私、シェリル・ノームなの!!私のサインが代金代わりじゃダメかしら?こんなサービス滅多に・・・」

ブレラ(店員)「ダメです」サラリ

シェリル「」ガーン

ランカ「あ、あのぅ・・・・」

シェリル「ハッ!ラ、ランカちゃん!?」アセッ

ランカ「ど、どうかしたんですか・・・?」

ブレラ(店員)「このお客様が・・・」

シェリル「ちょっとアンタは黙ってて!!」

シェリル「あ、あのね・・・・ランカちゃん・・・・」

ランカ「・・・・・?」

シェリル「お、お金貸してぇ・・・・・」ウルウル


グレイス「・・・・・・」ニヤニヤ

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 19:55:20.25 ID:WoEMgzi40
シェリル「・・・・・」ショボーン

ランカ「げ、元気出してください!お金忘れることなんて良くありますよぉ」

シェリル「後で・・・必ずお金返すから・・・・」

ランカ「そんなぁ、わざわざ返さなくてもいいですよ!私が食べたかっただけですし・・・・」

シェリル「必ず返すから!!」

ランカ「あっ・・・はいぃ・・・・あはは・・・・」

シェリル「(もぉ~、恥ずかしいったらないわ・・・////)」ウルウル

シェリル「(どうして今日に限ってこんな目に・・・・)」


ランカ「と、とにかく、ソフトクリーム食べましょう?」

ランカ「こんなに大きいし、スプーンも2つ貰えたし、これ1つで2人分ですよ!」

シェリル「で、でも・・・・」

ランカ「ほ、ほらぁ・・・あーんしてください」

シェリル「・・・・あーん」ぱくっ

ランカ「どうですかぁ?」

シェリル「・・・・あまい」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 20:06:51.40 ID:WoEMgzi40
ランカ「ごちそうさまでした」

シェリル「美味しかったわね~」

ランカ「ふふっ、シェリルさん・・・元気になりましたね!」

シェリル「もういいわよ。銀行行けばお金あるし・・・・」

蝶「・・・・」ヒラヒラ~

ランカ「あっ!ちょうちょだぁ」

シェリル「可愛いわね~」

シェリル「!!(そ、そうだわ!)」

シェリル「よーし、ランカちゃんのためにあの蝶々を捕ってきてあげるわ!」スクッ

ランカ「えぇ!?そ、そんなことできるんですか?」

シェリル「任せなさい、この私に不可能はない!」ビシッ

蝶「・・・・」ヒラヒラ~

ランカ「あっ!行っちゃう!」

シェリル「こらっ!待ちなさい!!」ダッ


グレイス「(喰い付いた・・・)」ニヤリ

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 20:14:40.83 ID:WoEMgzi40
蝶「・・・・・」ヒラヒラ~

シェリル「そこね!!」パシッ

蝶「・・・・・」ヒラヒラ~

シェリル「くっ・・・・」

ランカ「やっぱり無理ですよ~・・・・」

シェリル「いいえ!捕まえて見せるわ!!」

シェリル「(今日私いいところ1回も見せてないし・・・・)」


蝶「・・・・・」ヒラヒラ~

シェリル「とぅ!」パシッ

蝶「・・・・・」ヒラヒラ~

シェリル「このっ!」パシッ

ランカ「頑張ってくださーい」

蝶「・・・・・」ヒラヒラ

シェリル「(動きが鈍った!?チャンス!!) ・・・・貰ったぁ!!」バッ

ランカ「あっ!?だ、駄目ですよ!そっちには池が・・・・!!」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 20:23:55.86 ID:WoEMgzi40
シェリル「(し、しまった・・・!)」

ランカ「シェ、シェリルさぁん!!」

シェリル「・・・・・ッ!ぎ、ギリギリ・・・」

ランカ「セーフ・・・・」

シェリル「あ、危なかったぁ・・・。もう少しで池ポチャするところだったわ」

ランカ「もぉー!!ヒヤヒヤしたじゃないですか!!」プンプン

シェリル「だって・・・もう少しだったのよ?蝶々」


グレイス「・・・・・」チッ


ランカ「でも、落ちなくて良かったですよ」

シェリル「本当・・・・って、うっ!!」

ランカ「・・・・?どうかしました?」

シェリル「な、なんでもない!なんでもないから!」

シェリル「(止まることに集中してたら、犬の●●●踏んでた・・・)」ウルウル


グレイス「あら、お気の毒」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 20:31:42.04 ID:WoEMgzi40
ランカ「今何時だろう・・・・?」チラッ

PM12:28

ランカ「あっ!もうこんな時間」

シェリル「蝶々に夢中になってたから、すぐ時間過ぎちゃったわね~」

ランカ「じゃあ、そろそろお昼食べます?」

シェリル「そうね~・・・って、ハッ!」

ランカ「・・・・? どうかしました?」

シェリル「1時にレストラン予約してたんだったわ・・・!」

ランカ「ま、間に合うんですか・・・?」

シェリル「走ればイケる!」

ランカ「え?えぇぇぇぇ!?」

シェリル「ランカちゃん急ぐわよ!!付いてきて!!」

ランカ「は、はい!シェリルさん!」

タッタッタッタッタ・・・・


グレイス「・・・・・」コソーリ

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 20:41:04.19 ID:WoEMgzi40
~PM12:57 レストラン前~

タッタッタッタ・・・・

シェリル「よし!ギリギリぃ!」

ランカ「はぁ、はぁ・・・・」

シェリル「ごめんね?走らせちゃって・・・」

ランカ「い、いえ!走るの結構慣れてますから・・・」


ランカ「それにしてもオシャレなレストランですね~」

シェリル「美味しいイタリアンで有名なの。ココ」

シェリル「平日でも予約必須なのよ?その予約も1か月待ちだし」

ランカ「えぇ!?い、1か月!?」

シェリル「ふふっ、驚いた?」

ランカ「だって・・・、私との食事の為に予約してくれたんですよね・・・・?」

シェリル「ま、まぁ・・・そうなるわね///」

ランカ「ありがとうございます!シェリルさん!」ペコリ

シェリル「・・・と、とにかく入りましょ!時間ギリギリだし・・・」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 20:51:08.58 ID:WoEMgzi40
チリンチリン

店員「いらっしゃいませ~」

店員「ご予約は?」

シェリル「してるわ。13時から、名前はブレラ・スターンよ」

店員「かしこまりました。少々お待ちください」

ランカ「シェ、シェリルさん、ブレラ・スターンって・・・・」

シェリル「仕方ないじゃない。シェリル・ノームとは言えないし」

シェリル「グレイスの部下らしいし、無愛想なヤツだからこんな所来ないわよ」

ランカ「は、はぁ・・・・」


店員「え・・・っと、ブレラ様?」

シェリル「は~い!こっちよ」

店員「申し訳にくいのですが、ブレラ・スターン様は既にあちらに・・・・」

シェリル「はぁ!?」バッ

ブレラ「・・・・・・」

シェリル「(えぇ!?ど・・・どうして・・・・?)」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 20:58:37.38 ID:WoEMgzi40
シェリル「ちょっ・・・!ちょっとどいて!」

店員「お、お客様!?」


ブレラ「・・・・・」

シェリル「ちょっと、なんでアンタがここにいるのよ!?」

ブレラ「政府から命令されて・・・・」

シェリル「んなわけないでしょ!?もし護衛だっていうなら、護衛らしくしてなさいよ!」

ランカ「ちょ・・・ちょっとシェリルさん・・・・ッ!」

ブレラ「予約には・・・・俺の名前が書いてあったが・・・・?」

シェリル「そ、それは・・・・」

ブレラ「人の名前を勝手に使っていいのか?」

シェリル「(うっ・・・・)」

シェリル「い・・・、いいに決まってるじゃない!私はシェリルよ!?銀河のようせ・・・」

ランカ「シェリルさん!?それはマズいですって!!」

ざわざわ・・・・

客「おい、あれってシェリル・ノームじゃあ・・・・」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 21:06:15.55 ID:WoEMgzi40
シェリル「(し、しまった・・・・!)」

客A「もしかして、一緒にいるのランカ・リーじゃないか!?」

客B「す、すげぇ!!」

ランカ「(ば・・・、バレたぁ・・・・)」

客C「サインくれぇ!!」

シェリル「くっ・・・・!に、逃げるわよ!ランカちゃん!!」ダッ

ランカ「は、はいぃ・・・・」ダッ

ブレラ「フッ・・・・」

客D「待ってくれぇ!!」

店員「お、お客様方お会計をお願いします!!」


シェリル「(何よこれぇ・・・。明らかにおかしいわ!)」

シェリル「(そもそも今日不幸の連続な気がするし・・・・)」

シェリル「(それにしても・・・、せっかくランカちゃんのために予約したのに・・・)」ウルウル


グレイス「(流石に感付いてきたか・・・・。まぁ問題は無いけど・・・・)」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 21:15:39.00 ID:WoEMgzi40
ランカ「はぁ、はぁ・・・・・」

シェリル「はぁ、はぁ・・・・ごめんねランカちゃん。恥かかせちゃって・・・」

ランカ「へ、平気ですよ!これくらい・・・・」

ランカ「とりあえず別のお店探さないと・・・・」

シェリル「・・・・・」ショボーン

ランカ「ここから娘々は遠いし・・・・」キョロキョロ

ランカ「あっ!あそこのラーメン屋はどうですか?」

シェリル「(イタリアン→ラーメン・・・・かぁ・・・・)」

ランカ「じゃあ、あそこの牛丼屋さんは?」

シェリル「・・・・・・」

ランカ「じゃあ、あそこにしましょう!あのファーストフード!今ならマクロスグッズが付いてくる!」

シェリル「ランカちゃんに・・・、ついていくわ・・・・」

ランカ「じゃ、じゃあファーストフードで決まりぃ!あはは・・・」

シェリル「(うぅ・・・誘っておいて、まともにエスコートもできないなんて・・・・。何が銀河の妖精よ・・・・)」ウルウル


グレイス「・・・・・」ニヤニヤ

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 22:00:21.58 ID:WoEMgzi40
~ファーストフード~

ランカ「・・・・・」モグモグ

シェリル「・・・・・」モグモグ

ランカ「マクロスセット、もうありませんでしたね・・・」

シェリル「そりゃそうよ・・・。私たちがアレ撮影したの随分前じゃない」

ランカ「す・・・、すみません・・・・」ショボン

シェリル「べ、別にそういうわけじゃなくて、なんというか・・・」

シェリル「私こそごめんね。今日はランカちゃんに頼りっぱなしで・・・」

ランカ「いえ!むしろシェリルさんの可愛い部分が見れて良かったです!」

シェリル「あら?じゃあ普段は可愛くないっていうの?」

ランカ「そ、そういうわけじゃ・・・」

シェリル「うふふ・・・・」

ランカ「・・・・・?」

シェリル「(そうね・・・。落ち込んでるより挽回することを考えなきゃ・・・まだお昼なんだし)」

シェリル「よーし!これ食べたら次は映画を見るわよ!!」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 22:09:46.94 ID:WoEMgzi40
~映画館~

ランカ「なんの映画を見るんですか?」

シェリル「昨日から公開が始まった、『劇場版マクロスZ~さらばまた会う日まで~』よ」

ランカ「あっ、それって前後編の後編ですよね?」

シェリル「えっ!?も、もう観たの?」

ランカ「いえ、前編をナナちゃんと観ただけで・・・」

シェリル「それなら良かったわ・・・・」ホッ

シェリル「一番いい席をネットで予約してあるからね」

ランカ「ありがとうございます」

シェリル「だ、大丈夫よ?今度はさっきみたいにはならないから!」

ランカ「ふふっ、別に疑ってませんよ!」

シェリル「じゃあ、手続きしてくるから、そこで待ってて」

ランカ「は~い」

シェリル「(大丈夫だと思うけど不安になってきた・・・)」


グレイス「・・・・・」コソーリ

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 22:18:27.19 ID:WoEMgzi40
係員「え~っと、Fの13番と14番ですね」

シェリル「はい・・・・」ドキドキ

係員「ではこちらがチケットになります。マクロスZは5番館での上映になりますので、そちらのエレベーターから」

シェリル「ありがと・・・・」

シェリル「・・・・・・」

シェリル「(よ、良かったぁ・・・)」ホッ

シェリル「流石にこれは大丈夫よね・・・。カードで予約したんだもの」


ランカ「あっ、シェリルさんおかえりなさい」

シェリル「ただいま!はい、チケット」スッ

ランカ「ありがとうございます~」

シェリル「まーたさっきみたいになるかと思ってドキドキしたわ・・・」

ランカ「ふふっ、そんなに何回も悪いことは続きませんよ!」

シェリル「ありがとう、ランカちゃん」

ランカ「映画、楽しみですね!」

シェリル「えぇ!(アルトポジション・・・・。絶対なってやるわ・・・・)」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 22:29:45.99 ID:WoEMgzi40
~劇場 5番館~

ランカ「まだ上映まで時間がありますね・・・」

シェリル「あっ、ほら見て!ヒロインの服が飾ってあるわ」

ランカ「本当ですね~。かわい~」

シェリル「ねぇ、ランカちゃん並んでみてよ」

ランカ「えぇ!?は、恥ずかしいですよ・・・」

シェリル「もぉ~、ノリが悪いわね~!」

ランカ「だ、だってぇ・・・・////」


シェリル「あっ!売店もあるじゃない!」

係員「いらっしゃいませ~」

シェリル「キーホルダー2つとチャーム2つ」

係員「かしこまりました」ガサゴソ

シェリル「今日の記念にね!」

ランカ「えっ?もしかして1つは私の分・・・ですか?」

シェリル「そうよ~、お揃いのヤツ!・・・お金なら大丈夫よ?さっきATMから下ろしてきたから」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 22:36:59.83 ID:WoEMgzi40
シェリル「はい、ランカちゃん。プレゼント♪」

ランカ「あ、ありがとうございます・・・・////」

シェリル「大切にしてね?」

ランカ「も、もちろん!!」

シェリル「ふふっ」


ランカ「そ、そういえば・・・・」

シェリル「ん?」

ランカ「ポップコーン売ってませんね・・・?」

シェリル「あら?そういえばそうねぇ・・・」

シェリル「探しましょう!ランカちゃん!」

ランカ「は、はい!」

シェリル「どっこかしら~?」キョロキョロ

ランカ「(なんかシェリルさんって、急に子供みたいになるんだなぁ・・・)」

ランカ「(とっつきにくそうだと思ってたけど、実はそうじゃないのかな・・・?)」

シェリル「あっ!あったあった!きっとあれよ!あれ!」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 22:48:44.36 ID:WoEMgzi40
ポップコーンの機械「・・・・・」ポコポコ

シェリル「どんどん出来てるわね・・・」ジーッ

ランカ「シェリルさんは飲み物何にしますか?」

シェリル「私烏龍茶がいいわ」ジーッ

ランカ「はーい」

ランカ「すみません、烏龍茶とオレンジジュースください。あとポップコーン2つ」

係員「・・・・かしこまりました」


ランカ「シェリルさ~ん、買ってきましたよ~」

シェリル「ありがと。このポップコーンどれくらい作る気かしらねぇ・・・?」ジーッ

ランカ「さぁ・・・・?」

シェリル「ま、いいわ・・・。そろそろ戻りましょう!もうすぐ上映時間だし」

ランカ「はい!」

トコトコトコトコ・・・・


係員に扮したブレラ「任務完了」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 22:57:13.67 ID:WoEMgzi40
~劇場内~

ざわざわ・・・


シェリル「やっぱり公開2日目だから混んでいるわね~」

ランカ「でもシェリルさんが予約してくださったおかげで、とても観やすいです!」

ランカ「以前ナナちゃんと来た時は最前列で、首が痛くなっちゃいましたよ・・・・」

シェリル「うふふ、最前列で観ると、見上げることになるからでしょう?」

ランカ「そうなんですよ~、って、あっ!!」

シェリル「!? どうかしたの?ランカちゃん!?」

ランカ「い、いえ・・・。ちょっとトイレに・・・・////」

シェリル「なんだぁ・・・脅かさないでよ・・・」

ランカ「えへへ・・・、シェリルさんはどうします?」

シェリル「私はいいわ・・・。凄い混んでるし、1回座っちゃうとね・・・」

ランカ「じゃあ私だけで行ってきますね」

シェリル「混んでるから、痴漢に気を付けてね」

ランカ「は~い」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 23:03:53.96 ID:WoEMgzi40
ランカ「ただいま~」

シェリル「おかえり~」

ランカ「もぉ~、トイレ混みまくりで大変でしたよ!」

シェリル「あははっ、でしょう?あぁいうのイヤよね~」

ランカ「でも上映ギリギリには戻れたみたいですね・・・」

シェリル「ランカちゃん帰ってくるの遅いから、誰かに誘拐されちゃったかと思ったわ~」

ランカ「ひえぇ・・・、そ、そんなのイヤですよ~」



シェリル「あっ、他の映画の宣伝始まったわ」

ランカ「これが長いんですよね~」

シェリル「ま、この間にポップコーン食べればいいのよ」

ランカ「ふぁーい」モグモグ

シェリル「・・・・・」モグモグ

シェリル「(気のせいか、ちょっとしょっぱいわね・・・・)」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 23:15:53.80 ID:WoEMgzi40
~マクロスZ上映中~

主人公「くっ・・・なんて敵の数なんだ・・・」

バババーン ドカーン ボカーン

ランカ「・・・・・」ドキドキ

シェリル「(うぅ・・・、どうしよう・・・・)」

シェリル「(トイレ行きたくなってきちゃったわ・・・・)」モジモジ

シェリル「(さっきランカちゃんと行っておけば良かった・・・・)」モジモジ

シェリル「(で・・・、でも大丈夫よね?もうあと1時間くらいなはずだし・・・)」


主人公「・・・・?クソッ、敵をみうしな・・・」

ドガァッ!!!

シェリル「!?」ビクッ

ランカ「ひぃっ!」ビクッ

主人公「うわああああああ!」

脇役「主人公ーーーー!!!」

ランカ「(ビックリしたぁ・・・。静かな時にいきなり攻撃されるとか・・・・)」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 23:25:58.69 ID:WoEMgzi40
ランカ「(怖いからシェリルさんの腕に掴まっていよう・・・・)」

ランカ「シェリルさん、シェリルさん?」ヒソヒソ

シェリル「な・・・なに・・・?ランカちゃん・・・?」ヒソヒソ

ランカ「えっと・・・・、腕・・・借りてもいいですか?////」ヒソヒソ

シェリル「え・・・えぇ・・・いいわよ?」ヒソヒソ

ランカ「・・・・・」ぎゅっ

シェリル「(ど、どうしたらいいの・・・・?)」

シェリル「(さっきビックリしてちょっと漏れちゃったかも・・・・(未確認))」

シェリル「(もし、染みになるくらい出ちゃってたら・・・・)」

シェリル「(終わりよ・・・・何もかも・・・・・)」ウルウル

シェリル「(それにしても、なんで急に尿意が襲い掛かってくるのよ・・・・っ!!)」

シェリル「(確かに烏龍茶は飲んだけど・・・・・)」


グレイス「(どうやら、大洪水になるまでは至らなかったみたいね・・・)」

ブレラ「(命令通り、利尿剤は烏龍茶に・・・)」

グレイス「(まぁ、ここで終わっちゃあ面白くないし、構わないわ)」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 23:38:05.58 ID:WoEMgzi40
~映画が終わって~
~トイレ~

シェリル「(ふぅ・・・、何とか間に合った・・・・)」

シェリル「(我慢するのに精一杯で、全然お話見てなかったわ・・・・)」


シェリル「・・・・・」

ランカ「あっ、シェリルさん!ここです!」

シェリル「お待たせ・・・」

ランカ「いや~、凄かったですね!まさかヒロインがあんなことになるなんて!」

シェリル「そ、そうね・・・・」

ランカ「終盤で主人公と離ればなれになるところで、私ボロボロ泣いちゃって~」アハハ

シェリル「えぇ・・・私もよ・・・・」

ランカ「凄い良くまとまってましたね~!」

シェリル「本当ね・・・・」

ランカ「あぁ~、また観たくなってきちゃった!」

シェリル「私もよ・・・(ほとんど把握できなかったし)」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 23:46:00.10 ID:WoEMgzi40
~外~

シェリル「えっと・・・じゃあ次は・・・・」

ランカ「・・・・・」ジーッ

シェリル「・・・・?どうかしたの?ランカちゃん?」

ランカ「あ、あそこ・・・・」

シェリル「・・・・?ゲームセンター・・・?」

ランカ「・・・・・」コクリ

シェリル「行きたいの?」

ランカ「楽しそうだから・・・・。ダメですか?」

シェリル「何言ってるの!ランカちゃんが行きたいところなら、どこへでも♪」

ランカ「あ、ありがとうございます!」

シェリル「何か目当てのゲームがあるの?」

ランカ「クレーンゲームなんですけど・・・・」


グレイス「あら、二人ともプランと別の行動を取り始めてる・・・?バレてはいないはずだけど・・・?」

ブレラ「・・・・・」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/24(火) 23:55:36.37 ID:WoEMgzi40
~ゲームセンター~


ランカ「え~っと・・・・」キョロキョロ

シェリル「目当ての物はあった?」

ランカ「んと・・・・あっ!ありました!」

シェリル「どれどれ・・・?って、これ私のフィギュアじゃない」

ランカ「そ、そうなんです・・・////大きいから飾りたいな、って」

シェリル「ふぅ~ん、私のフィギュアをねぇ・・・・」ニヤニヤ

ランカ「でも私じゃ全然取れなくて・・・・」

シェリル「よーし!じゃあ、私が取って・・・・ハッ!」

ランカ「・・・・・?」

シェリル「(嫌な予感がする・・・・。今日はツイてないし、クレーンの設定がキツい日かも・・・・)」

シェリル「(こういうのって、取れない時は全然取れないし・・・・)」

シェリル「(もし何度もやって、取ることができなかったら・・・・・?)」

ランカ「・・・?どうしたんですか?シェリルさん?」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/25(水) 00:05:48.27 ID:m5KuWSDC0
シェリル「つ・・・、次こそ・・・・!!」

ピロリロリーン ピロリロリーン

シェリル「行って!行って!」

スカッ

シェリル「くぅ・・・・・。ごめんね、ランカちゃん。両替に行ってくるわ・・・」

ランカ「え~?またですか~?私もう待ちくたびれちゃった」

シェリル「つ、次は取るから!」

ランカ「そんなこと言って、何回目の両替ですか?」

ランカ「タグは付けっぱだわ、お金は忘れるわ、昼の予約はしてないわ・・・最低ですね」

シェリル「うぅ・・・・」

アルト「まったく、そんなんで、良く『銀河の妖精』とか大口叩いてるよな~」

シェリル「ア、アルト!?どうしてここに!?」

アルト「シェリルとデートしたら、こっちまで恥かいちまうよ」

ランカ「もうシェリルさんなんかほっておいて、行こう?アルトくん」スタスタ


シェリル「そ、そんな!待ってぇ!2人とも!!」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/25(水) 00:12:52.67 ID:m5KuWSDC0
シェリル「待ってぇ!置いていかないでぇ・・・・」ウルウル

ランカ「あ、あの・・・・シェリルさん?」

シェリル「うぅ・・・・・・」ウルウル

ランカ「シェリルさん!!」

シェリル「ハッ!ランカちゃん・・・・?」

ランカ「ど、どうしたんですか?行かないで、とか言ってましたけど・・・」

シェリル「な、なんでもないから・・・////」アセアセ

シェリル「(とりあえず、こういう運要素が絡むものはやめておいた方がいいわね・・・)」

シェリル「ランカちゃん、私のフィギュアって、来月も出るでしょう?」

ランカ「え・・・・?は、はい・・・・・」

シェリル「その時に一緒にプレゼントするわよ!」

ランカ「本当ですか!?」

シェリル「えぇ。だから、今は違うゲームやりましょう!」


グレイス「何でか知らないけど、あの子勝手に凹んでたわね・・・」

ブレラ「・・・・・」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/25(水) 00:20:55.60 ID:m5KuWSDC0
~ビデオゲームコーナー~

ランカ「・・・・・」キョロキョロ

シェリル「・・・?どうしたの?ランカちゃん」

ランカ「だ・・・だって、私たち・・・浮いてる感じが・・・・」

シェリル「大丈夫!確かにオタク共ばっかりだけど、大したことないんだから!」


シェリル「よし!これをやりましょう!」


~マクロスvsマクロス~


ランカ「あっ!このゲーム知ってます!」

シェリル「あら、ランカちゃんもやったことあるの?」

ランカ「お兄ちゃんが休みの日、良くウチでやってるから・・・・」

シェリル「(よーし!これはいいところを見せるチャンスね)」

シェリル「(ランカちゃんと協力プレイして、活躍すれば・・・・)」ニヤリ

シェリル「よーし!早速協力プレイやりましょ!」

ランカ「はいっ!シェリルさん!」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/25(水) 00:31:11.71 ID:m5KuWSDC0
シェリル「あっ、ちょうど2席空いたわ」

ランカ「うわ~、なんかドキドキする・・・・」

シェリル「ふふっ、大丈夫。私がなんとかしてあげるから!」

ランカ「は、はいっ!」

ランカ「(シェリルさんって、こういう時も頼りになるなぁ・・・)」

シェリル「よーし、私はイサム・スペシャルを使おうかしら」

ランカ「じゃあ私はアーマードメサイア(オズマ機)で・・・」

シェリル「渋っ!」

ランカ「こ、これしか使えないんですよ・・・・」


~向かいの相手と対戦開始~

シェリル「・・・・ッ!このっ!」カチカチ

ランカ「あわわ・・・・」カチカチ

YOU WIN

ランカ「や、やったぁ・・・!」

シェリル「なかなかやるじゃない、ランカちゃん!」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/25(水) 00:37:41.60 ID:m5KuWSDC0
~1時間後~

YOU WIN

シェリル「ふふっ、ま、こんなもんね」

ランカ「す、すごいです!対人戦で9連勝目ですよ!」

シェリル「ランカちゃんがサポートしてくれるおかげよ~」

シェリル「(で、次の対戦相手は・・・・)」


ルシファー×2


シェリル「(ちょっと!ルシファーとか厨機体選んでんじゃないわよ!)」

ランカ「ど、どうしましょう・・・?シェリルさん・・・・?」

シェリル「大丈夫!私に任せて!」

ランカ「は、はいぃ・・・・」

シェリル「(厨機体なんて使ってるヤツは大したことないのよ・・・!)」


ブレラ「・・・・・」

グレイス「フフフ・・・・」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/25(水) 00:47:50.69 ID:m5KuWSDC0
シェリル「このっ!このっ!」カチカチ

ブレラ「遅い・・・!」カチカチッ

シェリル「うぅ・・・」カチカチ

グレイス「フフッ」カチカチッ

シェリル「しまっ・・・」

ドカーン


ランカ「(わ、私が・・・私が頑張らなくちゃ!)」ババババ

ブレラ「・・・・・」

シェリル「(何よ・・・!ランカちゃんはちゃんと当ててるのに、私はかわされてばっかりじゃない!)」

シェリル「(そのくせ被弾率は私の方が上だし・・・)」

シェリル「(いいところ・・・・いいところを見せなきゃ!)」

グレイス「・・・・」カチカチッ

バキッ ドカッ

シェリル「あぁ・・・!」

ブレラ「貰った!!」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/25(水) 00:54:36.09 ID:m5KuWSDC0
シェリル「・・・・・・」ショボーン

ランカ「あ、あの・・・・。惜しかったですね!あれに勝てれば10連勝だったのに・・・」

シェリル「足引っ張っちゃって、ごめんね・・・・」ショボーン

ランカ「そ、そんな事ないですよ!私だって・・・」

シェリル「・・・・・」

ランカ「・・・・・」

シェリル「・・・・出よっか・・・・?」

ランカ「・・・・・・・はい」


ブレラ「グレイス大佐」

グレイス「・・・・なにかしら?」

ブレラ「少々やり過ぎなのでは・・・・?」

グレイス「大丈夫。もうすぐファイナルステージだから」

ブレラ「・・・・?時間的には、まだ夕方・・・・」

グレイス「いいえ、そろそろ最終局面に入るわ」

グレイス「きっとランカさんだって、うずうずしているはずよ?」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/25(水) 01:02:31.71 ID:m5KuWSDC0
~外~

シェリル「ごめんね、なんか・・・・」

ランカ「い、いえ・・・・」

シェリル「なんかもう・・・今日はダメみたい」

シェリル「本当はこの後も楽しみたかったけど・・・・」

ランカ「・・・・・」

シェリル「ごめんね。私・・・、帰るわ・・・」

ランカ「ちょ・・・、ちょっと待ってください!」

シェリル「・・・・?」

ランカ「私・・・、今日シェリルさんに訊こうと思っていたことがあるんです・・・!!」

シェリル「訊きたいこと・・・・?」

ランカ「はい!2人っきりの時に・・・・」

シェリル「なるほど・・・。じゃあそれを最後に聞かせてもらうとするわ」


ランカ「アルトくんのことなんですけど・・・・」

シェリル「・・・・!?」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/25(水) 01:12:29.63 ID:m5KuWSDC0
シェリル「ア、アルトのこと・・・・?」

ランカ「シェ、シェリルさんは、アルトくんの事をどう思ってるんですか!?」

シェリル「ど、どうって・・・・」

ランカ「・・・・・・」

ランカ「・・・・私は・・・、アルトくんの事が好きなんです」

シェリル「!?」

ランカ「もう嫌なんです!こんな関係・・・・」

ランカ「もしシェリルさんが、本気でアルトくんの事を好きじゃないのなら・・・」

ランカ「もう・・・・、アルトくんと仲良くしないでください!!!」

シェリル「」ガーン

シェリル「ラ、ランカちゃん・・・。急にどうして・・・・?」

ランカ「私・・・、気づいちゃったんです・・・」

ランカ「アルトくんは、シェリルさんが好きなんだって・・・・」ウルウル


グレイス「よし、そろそろ私たちの出番ね・・・・」

ブレラ「(こ、このタイミングで!?)」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/25(水) 01:25:10.40 ID:m5KuWSDC0
シェリル「アルトが・・・・、私を・・・・?」

シェリル「で、でも・・・、アルトはランカちゃんにだって優しいじゃない!」

ランカ「アルトくんは・・・、誰にでも優しいから・・・・」

ランカ「でも・・・・、アルトくんはシェリルさんには特別な顔をしている・・・・」

ランカ「いつも見てるからわかる・・・・」

ランカ「だからっ!そんなアルトくんを弄ぶような気分で接しているなら・・・!」

ランカ「諦めてほしいの・・・・」

シェリル「(こ、これは・・・、予想外の展開だわ・・・・。まさか内気なランカちゃんがここまで言ってくるとは・・・・)」

シェリル「(けど、ここで正直に私のアルトへの気持ちを言ってしまえば、また三角関係に逆戻り・・・・)」

シェリル「(それどころか、『アルトは私のことが好き』であるなら、ランカちゃんの気持ちを踏みにじることになる・・・!)」

シェリル「(い・・・一体どうすれば・・・・)」

カラン コロコロ

シェリル「(ん・・・・?何か転がってきた・・・・あっちの方から・・・・?)」

グレイス「・・・・・」ニヤリ

シェリル「(グレイス!?)」

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/25(水) 01:37:00.28 ID:m5KuWSDC0
シェリル「(グレイス・・・!今日ツイてなかったけど何とかなったのは、グレイスが見守っていてくれたからなの・・・?)」

グレイス「(シェリル・・・、それを使いなさい・・・!)」

シェリル「これは・・・・?」

[ヘアマニキュア](要は髪染め)

シェリル「(これは!アルトの髪の色・・・・!?)」

シェリル「ハッ!? そういうことなのね!?グレイス!!」

ランカ「・・・・?いったい何を・・・?」

シェリル「・・・・・」スッ

ランカ「・・・!?シェリルさん!?なんで髪を・・・っ!?」

シェリル「(髪の色をアルトと同じにして・・・、後ろで束ねれば・・・・)」ササッ

シェリル「・・・・ランカちゃん・・・・。いや!ランカ!!」

ランカ「は、はいっ!?」

シェリル「俺が『早乙女アルト』よ!!」ビシッ


ブレラ「・・・・・・」

グレイス「・・・・・・」プークスクス

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/25(水) 01:43:44.50 ID:m5KuWSDC0
ランカ「・・・・・・??」

シェリル「あ、あれ・・・・?」

ランカ「あの・・・、どういう反応をすればいいのか・・・」

シェリル「!?」

シェリル「(これだけじゃ駄目みたいね・・・・)」

シェリル「(グレイス!アルトの制服も持ってきて頂戴!!)」

グレイス「・・・・・・」

シェリル「(ちょ、ちょっとグレイス!?早く持ってきて・・・)」

グレイス「・・・・・・」ニヤニヤ

シェリル「(グレイスぅ!はやくぅ!)」

ランカ「あの・・・・、シェリルさん?」

シェリル「え・・・・・?」

ランカ「私を馬鹿にしているんですか・・・ッ!私は本気なのに・・・!!」ワナワナ・・・

シェリル「ち、違うわ!誤解よぉ・・・・」ウルウル


ブレラ「(終わった・・・・・)」

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/25(水) 01:58:04.05 ID:m5KuWSDC0
グレイス「面白いからビデオに撮って、後でシェリルに見せましょう」

ブレラ「(ひどすぎる・・・・・)」


ランカ「私、シェリルさんがそんな人だとは思いませんでした!!さよなら!!」

シェリル「(違う・・・、誤解よぉ・・・・。私はランカちゃんにも傷ついて欲しくなくて・・・・)」

シェリル「(こうなったら・・・・こうなったら、言いたいこと言ってやる!!)」

シェリル「そうよ!私だってランカちゃんと同じくらいアルトの事が好きよ!優しいし、頼りになるし、カッコいいし・・・」

ランカ「!?」

シェリル「だから、ランカちゃんの気持ちもわかる!だからこそ無下に扱いたくないの・・・」

シェリル「ランカちゃんに悲しい顔をして欲しくなくて・・・・、だから・・・、馬鹿になんかしてない!!」

ランカ「シェリルさん・・・・」

シェリル「だから・・・、私がランカちゃんの『アルト』になるから・・・・!私の・・・いや」

シェリル「俺の胸に黙って飛び込んで来い!!」バッ

ランカ「アルト・・・くん・・・・?アルトくぅん!」ダキッ

シェリル「ランカ・・・・ッ!」ぎゅっ

グレイス「あら、まぁ」

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/25(水) 02:05:08.86 ID:m5KuWSDC0
~午後22時~

ランカ「えへへ~、次はどこに行こうか?アルトくん!」

シェリル「ん~?おまえは行きたいところないのか?」

ランカ「勿論あるよ!」

シェリル「だからそれを言えって」

ランカ「アルトくんの行きたいところ!」

シェリル「はぁ?」

ランカ「アルトくんの行きたいところに、行きたい!」ニコニコ

シェリル「おいおい・・・・」ハァー

ランカ「えへへ~////」


ポヨポヨッ(携帯の着信)


ランカ「あっ、お兄ちゃんからメール・・・・」

ランカ「もう、帰らなきゃ・・・・」

シェリル「・・・・・・」

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/25(水) 02:10:58.72 ID:m5KuWSDC0
ランカ「えっと・・・あの・・・・」

シェリル「もう・・・帰らなきゃね?」

ランカ「はい・・・・」シュン

シェリル「仕方ないわよ。時間なんだから」

ランカ「・・・・・」

ランカ「あ、あの・・・・っ!シェリルさん・・・・」

シェリル「・・・・ん?」

ランカ「よ、良ければまた・・・・。また私の『アルトくん』になっていただけませんか・・・・?」

シェリル「(きた!これにOKすれば私は・・・・!!)」

ランカ「だ、駄目ですよね・・・。そりゃ・・・・」

シェリル「いいわよ」

ランカ「えっ!?」

シェリル「ランカちゃんが喜んでくれるなら・・・」

ランカ「シェ・・・シェリルさん!!」ウルウル

シェリル「よしよし。いい子いい子」ナデナデ

112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/25(水) 02:17:35.39 ID:m5KuWSDC0
ランカ「じゃ、じゃあ・・・さよならシェリルさん」

シェリル「うん、気を付けてね!」

ランカ「あ、あの・・・最後に・・・・////」

シェリル「ん?」

ランカ「ばいばい、アルトくん」フリフリ

シェリル「・・・・またな!ランカ」

ランカ「・・・・・」ニコッ

ランカ「・・・・・」タッタッタ


シェリル「ふふ・・・、ふふふ・・・・」

シェリル「やったぁ!当初の目的クリアー!」

シェリル「それどころか、ランカちゃんに『アルトくん』と呼ばせる背徳プレイ!」

シェリル「表ではアルトと・・・・、裏ではランカちゃんと・・・・!」

シェリル「こんなんで地獄に落ちないかしら?」

シェリル「ま、問題ないわよね・・・・」

シェリル「だって、私はシェリル。シェリル・ノームなんだから!!」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/25(水) 02:24:11.73 ID:m5KuWSDC0
シェリル「らんらら~ん♪」



グレイス「・・・・・」

ブレラ「・・・・・」

グレイス「ふふっ・・・、まさかあの空気からあそこまで持っていくなんてね・・・・」

ブレラ「背水が味方したのでは」

グレイス「そうね。確実に仕留めるには、『逃げ場』という甘えも与えなきゃいけなかった・・・」

ブレラ「・・・・・」

グレイス「でも・・・・」

ブレラ「でも・・・・?」

グレイス「これはこれで、これから楽しめそうじゃない・・・・?」

ブレラ「・・・・・」


~おわり~