26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 09:23:22.71 ID:G3zHxn1E0
お昼休み

モブ1「なあ、聞いてくれよ昨日さー妹に死ねとか言われてさー」

モブ2「またかよ、なんかしたんだろ」

モブ「いや、ちょっと部屋に漫画借りにいっただけだぜ?」

梅原「……」モグモグ

純一「……」モグモグ

梅原「なあ、大将」

純一「ん?」

梅原「大将の妹の、美也ちゃんだけどよ」

純一「うん」

梅原「ブラコンっぽいよな」

純一「……」モグモグ

純一「はぁ?」

純一「どこがだよ」

引用元: 橘純一「美也を思いっきり抱きしめたらデレた」美也「にぃにー///」 



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 09:27:49.01 ID:G3zHxn1E0
梅原「だってよー、前にあの子、大将のことにぃにって呼んでただろ」

純一「う……そ、それは小さい頃の癖で……」

モブ1「あいつ最近俺のことおいとしか呼ばねえし絶対舐めてるわ」

梅原「普通はああらしいぜ?」

純一「い、いや、それは向こうの方がきっと特殊で……」

モブ3「そうそう、うちの妹よー」

梅原「な」

純一「……」

純一「い、いや、でも美也だって勝手に部屋に入れば怒るし」

梅原「ほぉー。死ねと?」

純一「それは流石にないけど……」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 09:32:35.33 ID:G3zHxn1E0
モブ4「俺なんかもう一年は口きいてないわー」

梅原「ちなみに大将んちは?」

純一「ま、毎日話すよ」

純一「で、でも普通だろ!?家族なんだし!」

梅原「ま、確かにな。それだけなら仲のいい兄妹ともとれるが」

梅原「俺っちの目が確かなら、あの子は間違いなくブラコンだね」

純一「どこにそんな根拠が!」

梅原「だからよ、実験してみねえか?」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 09:34:59.01 ID:G3zHxn1E0
橘家

純一「うう、梅原の奴め、なんで僕がこんな恥ずかしいことを……」

(梅原「内容はこうだ。大将が突然こう、美也ちゃんを抱き締めて」)

(梅原「嫌がられたら違う。受け入れられたらブラコンってことで」)

(梅原「あと、そうだな。かわいいとか耳で囁いてみるとか」)

純一「後で親に告げ口されたらどうするつもりなんだ……」

純一「はぁ、でも、うまくかわされて断りきれなかったんだよなぁ」

純一「ていうか、わざわざ隠れてビデオで撮影するなんて、梅原の奴、どんだけ気合い入ってるんだよ……」

純一「うう、こうしてても仕方ない。覚悟を決めるか」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 09:37:55.09 ID:G3zHxn1E0
コンコン

<美也「はーい?」

純一「み、美也、ちょっと僕の部屋まで来てくれないか?」

<美也「え、な、なんで?」

純一「わ、訳は後で話すからさ……頼むよ」

<美也「……わ、わかった。ちょっと待ってて」

純一「うん……」

純一の部屋

コンコン

美也「は、入るね」

純一「う、うん」

美也「な、なに?」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 09:40:02.38 ID:G3zHxn1E0
純一「……」スッ

美也「え?に、にぃに、なに?」

美也(ち、ちか――)

純一(うう、ごめん、美也)

純一「」ダキッ

美也「」

美也「ちょ!ちょっと!にぃに!
?」ジタバタ

純一「……美也」

美也「はな、はなして!やだ!」

純一「かわいいよ、美也」

美也「……ふぇ?」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 09:42:02.68 ID:G3zHxn1E0
純一「……」ナデナデ

美也「に、にぃに……」

純一(あ、あれ?動きが止まったぞ?)

美也「ほ、ほんとに?」

純一(の、のってきた?ええい、こうなったら!)

純一「うん、美也はすごくかわいい」

美也「え、えへへ」

美也「も、もっかい言って?」

純一「え」

純一(み、美也のやつ、ほんとにブラコンだったのか!?)

物陰
梅原「ぶふ、困ってる困ってる、くくく、こりゃあ保存ものだぜ」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 09:58:04.29 ID:G3zHxn1E0
ブフゥ

美也「あれ、今なんか声が」

純一(今のは梅原?なにやってるんだあいつは!)

純一「み、美也」

美也「にぃにも聞こえなかった?」

純一「い、いや?それよりももっかいだったよな」

美也「え……うん」

純一「ははっ、美也はほんとかわいいなあ」

美也「……」

美也「違う」

純一「え?」

美也「なんか違う。嘘臭かった」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 10:01:52.50 ID:G3zHxn1E0
純一「ええ?」

純一(ど、どうすれば……)

美也「もっと……もっとぎゅっとして真面目に言って」

純一「ええ」

純一(妹相手にそんなこと……)チラッ

物陰の梅原(行け。行かないと男じゃないぞ)

純一(絶対面白がってる……)

美也「ねえ、にぃに?」

純一「あ、ごめんごめん」

美也「?後ろになにかあ――」

純一「美也はかわいいなぁ!!」ギュー

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 10:08:16.05 ID:G3zHxn1E0
美也「うぇ、い、いたい……」

純一「あ、ごめん……」

美也「それにまた真面目に言ってくれなかった……」

純一「え、えっと……それは……」

美也「……やっぱりふざけてるんだ」

純一「ええ!?」

美也「みゃーのことからかってるんだ!!」

純一「ち、違うよ!そんなことは……」

物陰の梅原「さあてどうするどうする?」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 10:10:59.15 ID:G3zHxn1E0
ここまで

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 10:24:39.45 ID:G3zHxn1E0
ちょっと切れ切れになってもいいなら

純一(どうしてこんなことに……)

純一(冷静になるんだ、橘純一……これは美也がブラコンかどうかを確める実験だったはず……)

純一(ここは素直に謝って真実を……)

悪魔純一(おい待てよ。それでいいのか?)

純一(え?)

悪魔(美也はこんなにマジだぜ?ほんとのこと言ったら超怒るぜ?)

純一(う……)

悪魔(もしかしたら、昼間の奴の妹みたいになっちまうかもよ?)

純一(うう……)

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 11:01:54.52 ID:G3zHxn1E0
純一(や、やっぱりなんとか誤魔化して……)

天使純一(待ちなさい)

天使(本当にそれでいいのですか?確かに、嘘をつけばこの場を取り繕うことはできるでしょう)

天使(しかし、美也は真剣なのですよ?それに嘘で応えるのですか?兄として、それでいいのですか?)

純一(は、そうだ、僕は……)

天使(見なさい、美也の真剣な面持ちを)

純一(美也……)

美也「……」ウルウル

純一「か、かわいい……」

天使(え)

悪魔(え)

梅原「おおー」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 11:04:35.12 ID:G3zHxn1E0
美也「え?」

純一(あ、つい口が)

美也「ほんと……に?」ウルウル

純一(でも……)

純一「ああ、もちろんさ」キリッ

美也「に、にぃに……」

純一「僕はなんてバカだったんだ……こんな可愛い妹を騙そうとしたなんて」

美也「……騙す?」

純一「梅原!」

梅原「え」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 11:08:15.08 ID:G3zHxn1E0
美也「え、梅ちゃん?」

梅原「ちょ」

純一「ごめん、美也。実は……」

――――
――


美也「ふーん」

美也「じゃあ、やっぱり全部からかってたんだ」

美也「全部、全部……かわいいって言ったのも」

純一「違うよ、美也」

美也「なにg」

ダキッ

純一「美也はほんとにかわいいと思う」

美也「」

梅原「」ポカーン

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 11:12:47.99 ID:G3zHxn1E0
純一「美也、ごめんよ。梅原の悪魔の誘いなんて、どうとでも断ることはできたんだ」

純一「でも、どうしても知りたかったんだ、美也がブラコンかどうか」

純一「なぜなら」

純一「僕も今気づいたけど。僕はシスコンだから!!」

シスコンだから!

コンだから!

だから!

から

美也「」

梅原「」

純一「美也!」

美也「え、えっと」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 11:14:50.75 ID:G3zHxn1E0
純一「美也!かわいいよ美也!」

美也「そ、そう?」

純一「なんでも言うさ!美也はかわいいなぁ!」

美也「えへへへへ」

梅原「」

美也「に、にぃにもかっこいいよ。ちょっとす  だけど」

純一「本当かい、美也」

美也「う、うん」

梅原「」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 11:19:05.08 ID:G3zHxn1E0
純一「美也!」

美也「に、にぃに///」

梅原「」ハッ

梅原「……俺、帰るわ」

梅原「じゃあな、大将」

梅原(人として……)

純一「あ、ちょっと待て梅原」

梅原「あん?」

純一「ビデオは置いていけよ」

美也「ビデオ?」

純一「さっきのかわいい美也を録っていたんだよ」

美也「ええ!?」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 11:25:13.76 ID:G3zHxn1E0
美也「は、恥ずかしい、ひどいよにぃに」

純一「でも、さっきの美也はほんとに可愛かったらさ、何度も見たいし」

美也「」

純一「それに大丈夫!僕以外には絶対見せないから!」

美也「に、にぃにだけなら……///」

純一「おいで美也」

純一「ほら、膝の上にのせてあげるから、一緒にビデオを見よう」

美也「え、ええええ」

純一「嫌か?」

美也「い、嫌じゃ……」

美也「ない///」

梅原「つ、ついていけねぇ」

梅原(あばよ、大将……)

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 11:29:12.81 ID:G3zHxn1E0
純一「あ、待て梅原」

梅原「は?まだなんか……」クルッ

純一「ビデオをセットしていってくれないか?」

純一「美也をだっこしてるから動けないんだ」

美也「ごめんね、梅ちゃん」

梅原「」

梅原「う」

梅原「うわああああああ、この馬鹿兄妹があああああああ」

純一「なんだありゃ」

美也「ね、ねぇにぃに。ビデオは?」

純一「仕方ない。ちょっと降りててよ」

美也「えー」

純一「うーん……」

純一「よし、じゃあおんぶだ!」

美也「はーい」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 11:31:52.85 ID:G3zHxn1E0
やることだいたい終わった

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 11:39:54.61 ID:G3zHxn1E0
ご飯時

美也「にぃに、あーん」

純一「お、おいそうだな。あーん」

美也「ね、おいしい?」

純一「ああ、もちろんだよ!美也が食べさせてくれるならなんだっておいしいよ!」

美也「そっかぁ、にししし」

親「あ、あんたたちどうしたの?」

純一「え、元からこんな感じだよ?」

美也「そうだよねー、にぃにー」

親(な、仲が良すぎるのも困りものよね……?)

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 11:51:13.77 ID:G3zHxn1E0
風呂

純一「」ワシャワシャ

キィ

純一「ん?」

美也「にぃに、背中洗ってあげる!」

純一「ええ!?」

美也「あ、にぃにはそのまま座ってて。頭そのままみゃーが洗うから」

純一「え」

美也「んしょ、かゆいところはないですかー?」ワシワシ

純一「……いや、すごく気持ちがいいよ」

美也「んー、それじゃあ流すよー」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 11:57:10.87 ID:G3zHxn1E0
純一「ふぅ……ありがとう、m」

美也「ふぇ?」

純一「」

美也「う……あ、あんまり見ないで……恥ずかしいよ」

純一「ご、ごめん」

美也「もう、にぃにはすけべなんだから……よし、じゃあ次は背中だー!」

純一「ははっ、じゃあしっかり頼むぞ」

美也「んしょ、んしょ」

純一「んー、もう少し力が必要だなー」

美也「むー」

美也「よいしょ!よいしょ!」

純一「あ、おい。そんな立って力いれたらこr」

ズルッ

美也「あ」

純一「え」

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 12:00:01.12 ID:G3zHxn1E0
美也「ひゃあ!」

純一「うわわわわ」

ドッシーン

美也「いったーい」

純一「大丈夫か、みy」

純一「」

美也「あ、ごめんにぃに。にぃに?」

美也「?」

純一(た、タオルが……)

美也「」

美也「や、やぁぁあああ、見ないで!!」

純一「ご、ごめん!!」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 12:02:22.49 ID:G3zHxn1E0
美也「み、見られたぁ……」

純一(み、見てしまった……)

美也「……」

純一「……」

美也「さ、先あがるから」

純一「う、うん」

美也「……」ガラッ

純一「……」

純一「一応膨らんでたな……」

純一「し、下もはっきり……」

純一「はっ、僕は何を……」

純一「……」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 12:10:36.95 ID:G3zHxn1E0
就寝前

純一(あれから美也は部屋に籠ったままだ)

純一(謝りに行っても、おやすみを言っても、何も返してこない)

純一(折角美也とすごく仲良くなれたのに……)

純一(もしかしてこのまま……)

(モブ「俺なんかもう一年は口きいてないわー」)

純一「うう、そんなの嫌だ。美也……」

コンコン

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 13:24:25.29 ID:G3zHxn1E0
純一「はーい」

美也「にぃに……」

純一「み、美也か?」

美也「うん……」

純一「どうしたんだ?入っておいで」

美也「……」ガチャ

美也「……」モジモジ

純一(ぱ、パジャマ……パジャマの美也もかわいいなぁ)

純一(それにしてもどうしたんだろう。何も言わないぞ)

純一「美也?」

美也「っ」

美也「あ、あのね、にぃに?」

純一「なんだい?」

美也「い、一緒に寝ても、いいかな?」

116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 13:27:07.65 ID:G3zHxn1E0
純一「」

純一「も、もちろんだよ!!」

美也「ほ、ほんとに?」

純一「ああ!ほら、おいで」

純一「あ、布団は別々の方がいいか?じゃあ床に敷くから――」

美也「ち、ちがうの!一緒に……」

美也「一緒に、にぃにと同じお布団で寝たいの」

純一「」

純一「……」ギュッ

純一「いたっ!夢じゃない!?」

美也「な、何してるのにぃに?変なの」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 13:29:48.15 ID:G3zHxn1E0
純一「いやいやいや、なんでもないんだ!」

純一「えーっと……ね、寝る?」

美也「うん……」

純一「じ、じゃあ電気消すから、いつまでも立ってないで、こっちにおいで」

美也「うん……」

純一(……?やけに素直だな)

純一(さっきのこと、気にしてるのか?)

純一「じゃあ、消すぞ」

パチッ

130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 14:44:46.98 ID:0JtBTD+S0
ID変わったはず

美也「……」ドキドキ

純一「は、入るぞ?」

美也「……」ドキドキ

純一「……」ドキドキ

純一(うう、なんでずっと黙っているんだ?怒ってる、わけじゃないよな?)

純一(怒ってたらこうして一緒に寝ようだなんて……)チラッ

美也「……」

純一(そっぽ向いてるし……)

純一「……」

純一(一緒に寝るなんて、何年ぶりだろう)

132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 15:01:44.02 ID:0JtBTD+S0
純一(昔は結構一緒に寝たよな)

純一(両親がいない日や、雷の日なんかは)

純一(あの頃に比べたら、美也も大きくなったよな)ジッ

純一(……でも、まだこんなに小さいんだ)

純一(うっ)

純一(い、いけない!美也の背中をじっと見ていたら)

純一(さっきのお風呂での記憶が!!)

美也「ねえ、にぃに……」

純一「へ?あ、いや、な、なんだい?」

美也「さっきのこと、覚えてる……?」

139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 15:45:44.90 ID:gUMNzgO80
純一「う、うん――い、いや!覚えてるけど、絶対忘れるから!」

美也「なに慌ててるの?」

美也「クスクス、いいよ別に、忘れなくても」

純一「ええ!?」

美也「恥ずかしいけどさ」

美也「……どうだった?」

純一「ど、どうって……」

美也「みゃーの……その……」

純一「う……え……」

美也「……にぃにの、好みじゃないでしょ」

純一「え」

美也「みゃーの、ちっちゃいから……」

142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 15:54:25.39 ID:gUMNzgO80
純一「ち、ちっちゃいからなんだよ!」

純一「ぼ、僕は別に大きさだけで判断しないし、大きければいいというものでもないし」

純一「それに美也だってまだまだ成長する可能性もあるわけだし、その」

美也「でも、にぃにが読んでる●●●な本の女の人は」

美也「大きい人ばっかじゃん」

純一「」

純一「よ、読んだのか?」

美也「///」

純一「うわああああ」モンゼツ

美也「……」

美也「やっぱりみゃーのじゃ……」

147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 16:34:10.52 ID:gUMNzgO80
美也「……」ショボン

純一「美也……」

純一「こっちを向いて、美也」

美也「え?」

純一「美也」ギュッ

美也「ふぇ」

純一「美也は、すごくかわいくて、魅力的な女の子だよ」

純一「ちっちゃいとか、気にすることなんてない。だって」

純一「僕の心臓の音、聞こえるかい?」

美也「う、うん」

純一「すごく、ドキドキしてるだろ?それが証拠だよ」

157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 17:04:03.78 ID:gUMNzgO80
美也「うん、にぃに、すごくドキドキしてる……」

美也「みゃーも。みゃーもすごいドキドキしてる、でしょ?」

純一「うん」

純一「さっき、忘れるって言っただろ?その……美也の、裸のこと」

純一「ごめん、無理だ」

純一「さっきから、ずっと頭の中でちらちらして、美也のこと見ているだけで、思い出しそうになるんだ」

美也「う……は、恥ずかしいよにぃに」

純一「でも、それだけみゃーのは、裸が、魅力的だったんだよ」

美也「と……当然でしょ!ふんだ!」

純一「美也」

純一「やっと、いつもの美也に、戻ったかな」

美也「そうかな……そうかも。にしし」

167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 17:55:53.54 ID:Fg3ULiDz0
美也「……ところでにぃに」

純一「なんだい?」

美也「そうしてると寝にくい」

純一「ああ、ごめんごめん」

純一「……」

純一(美也、柔らかくて気持ちよかったな……)

純一(抱き枕にしたい……)

美也「……ごめんねにぃに」

純一「なにが?」

美也「変なこと言っちゃって……」

純一「なんだ、気にするなよこのくらい」

美也「ありがと、にしし」
 

168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 18:00:36.35 ID:Fg3ULiDz0
美也「ねえ、にぃに」

純一「ん?」

美也「手を繋いで寝ても……いい?」

純一「いいよ。ほら」

美也「うん」

純一「……」

美也「……」

美也「おやすみ……大好きなにぃに」

182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 18:57:31.13 ID:Fg3ULiDz0
チュンチュンチュンチュン

美也「にぃに、起きて!朝だよにぃに!」

純一「うーん……」

美也「にぃにってば!もー、こうなったら」

純一(ん……あさ……?)

美也「起きないとちゅーだからね!!」

純一(ちゅ……う……?)

美也「……」

美也「……」チュ

純一「え」

純一「えええええええ」

美也「あ、にぃに起きた」