1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/15(日) 21:59:27.19 ID:dPPJ8TOso

俺が艦娘に対して抱いている印象をひたすら書くだけのスレ。

安価というか、誰を書くかアンケートめいた何かはするかも。

我が鎮守府に未実装な艦は書けないので悪しからず。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402837167

引用元: 【艦これ】長門「我々のことをどう思っているんだ?」 提督「えっ?」 



2: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:00:18.18 ID:dPPJ8TOso
- 食堂 -


提督「どう思ってるって言われてもだな。」


長門「提督もこの鎮守府に着任してからそれなりに時間が経っているだろう?少しくらいは我々に思う所がある筈だ。」


提督「思う所ねぇ…」
   「こんな提督に良くついてきてくれてるなぁ、とは思うが」


長門「いや、提督は優秀さ。私が保証する。」
   「というか、そういうことではなくてだな」


提督「うん?じゃあ性能面の話とかか?」
   「艦種によって役割が違うからな、戦艦と駆逐艦は一概には比べられないし──」


長門「だからそうじゃない!まどろっこしいな!」 ダンッ!!

提督 ビクッ!!


長門「いいか、私が聞いているのはだな──」

3: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:00:53.43 ID:dPPJ8TOso








     長門「──我々のことを異性としてどう思っているのかだッ!!!」







.

4: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:01:30.48 ID:dPPJ8TOso

金剛「!!」 ガタッ!!


榛名「!!」 ガタッ!!


加賀「!!」 ガタッ!!


瑞鶴「!!」 ガタッ!!


鳳翔「!!」 ガタッ!!


敷波「!!」 ガタッ!!


如月「!!」 ガタッ!!


酒匂「!!」 ガタッ!!


(以下略)

5: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:02:02.59 ID:dPPJ8TOso

提督「異性として、ねぇ…」
   「みんな魅力的な娘達だと思うよ?」


長門「そういった玉虫色な回答はいらん」
   「男だったら好みの一つや二つあるだろう?」


提督「まあ確かに好みはあるけどさぁ…」


提督「流石に艦娘達が集まってる食堂でソレを語るってのはどうなのよ」


長門「安心しろ、案外誰も聞いていないものだぞ」


提督「ホントか~?」 チラッ

6: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:02:43.64 ID:dPPJ8TOso

金剛「き、今日の紅茶もとってもおいしいデス!」


比叡「お姉さま、それは水です」




加賀「赤城さん、おかわりに行ってきます」


赤城「いや、まだお茶碗にご飯残ってますよ?」




瑞鳳「す、彗星の整備って大変なのよね~」


球磨「そんなこと、クマに言われても困るクマ…」




雷(司令官はロリコン、司令官はロリコン、司令官はロリコン…) ブツブツ


暁「き、急にどうしたのよ?そんなに凄い顔しちゃって」

7: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:03:31.20 ID:dPPJ8TOso

提督「………………………」


長門「………………………」


提督「……誰も聞いていない、ね」


長門「……この話は誰も聞いていない、いいね?」


提督「アッハイ」


提督「でも、どうして急にこんな話題を?」


長門「何、簡単なことさ──」




長門「──好いた異性の好みは、知りたくなるものだろう?」

8: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:04:01.12 ID:dPPJ8TOso

提督「マジか」


長門「マジだ」


提督「その、なんだ。そうやって素直に好意を表してくれるのは嬉しい、ありがとう」


長門「…やはり恥ずかしいな。慣れないことはするべきではなかったか」


提督「ははっ、恥ずかしがってる長門はなかなか可愛いな」


長門「やめてくれ…本気で恥ずかしいんだ」




榛名「…………………」 グヌヌ


霧島「榛名、それ以上力を込めると箸が折れるわよ」




瑞鶴「べ、別に提督さんのことなんか気にしてないし!」


翔鶴「別に誰も聞いていないわよ、瑞鶴」

9: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:04:40.83 ID:dPPJ8TOso

提督「問題は俺がそういう好意に応えられないっていうことなんですよね」


長門「知ってた。なんというか、私達のことは基本仕事仲間として見てるよな」


提督「まあ可愛いなーとか、キレイだなーと思うことはあるけどね」


長門「 情はしないのか?」


提督「そりゃあ、多少はするけどね。そういうのって表に出すの良くないじゃん?」


長門「確かに、何か問題を起こすよりはマシとは言えるな」


提督「で、俺の好みだかなんだかの話か。」
   「でもどこから話せば良いのやら。」


長門「折角だから一人ひとり寸評していったらどうだ?」


提督「あの、うちの鎮守府には100人以上の──」


長門「私は恥をしのんで告白したんだ、それくらいしてくれたって良いだろう?」


提督「うっ、それを言われたら…まあしゃーないか。」

10: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:05:14.98 ID:dPPJ8TOso

提督「で、誰から話せば良いかな」


長門「折角だから私に関する印象を聞かせてくれ。何だかんだで気になるんだ。」


提督「長門かー…割と早めにウチに来てくれたから、主力として鎮守府を支えてくれてるよな」
   「ビッグ7の名に違わず、とても頼りになる戦艦だ。」


長門「それで?」


提督「えっ?」


長門「外見への印象とか、性格に関するコメントとかいろいろあるだろう?」


提督「ほ、本人を前にしてそれを語るのか。まあ仕方ない」


提督「外見に関して言えば、まあ美女だよな。モデル体系だし、健康的な色気がある」


提督「正直、服装の露出の多さはどうかと思うがな」


長門「そんなに駄目か?この服装」


提督「駄目って言うか、普段の露出の割りに中破したときめっちゃ恥ずかしそうにしてるよね」


長門「そ、それは局部が見えそうになっていたら恥ずかしいに決まっているだろう!」


提督「言いたいことは分かるがなんか納得いかない」

11: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:05:51.35 ID:dPPJ8TOso

提督「んで、そんな長門さんには露出の少ない和服とかが目立つと思うのですよ」


長門「和服?私にか?」


提督「ああ、元が美人だし、普段露出度が高い分そういった服を着てるとギャップがあって非常に良い」


長門「そういうものなのか…浴衣とかなら着やすくて良いかも知れないな」


提督「浴衣の長門…いいねぇ!是非見てみたいな!」


長門「ま、まあ機会があったら着て見るとしようか」
   「それよりも次だ、次の艦娘に移ろう」


提督「次か…誰にしようかね」

12: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:06:31.70 ID:dPPJ8TOso

長門「ふむ、じゃあ陸奥で」




陸奥「!?」 ガタッ!!




提督「陸奥か、長門と同型故に同等の露出度を誇る超弩級戦艦」


提督「長門を正統派美人とすると、陸奥は年上お姉さん系美人とでも言うべきか」


長門「なるほど、いろいろあるのだな」


提督「『あらあら』っていう口癖があるくらいだしな、一歩引いて俺をからかうのが好きそうな感じだ」


提督「だが──」


長門「だが?」

13: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:07:04.84 ID:dPPJ8TOso








     提督「──実は彼女は『かまってちゃん』だったんだッ!!!」







.

14: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:07:54.39 ID:dPPJ8TOso

長門「なん…だと…?」


提督「仕事がどうしても忙しかった時にだな、秘書艦だった陸奥と二時間ほど会話すら出来なかったんだ」


提督「んで、仕事がひと段落してから陸奥に話しかけてみるとだな…」




提督「ものの見事に拗ねてた」




長門「奴が拗ねるのは砲塔についてからかった時くらいだと思っていたのだがな」


提督「この一件でむっちゃんのことをより身近に感じるようになりました。大変可愛かったです。」





陸奥「っ~~~!!!」 プルプル


飛龍(顔真っ赤にして震えてる…)

15: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:08:28.04 ID:dPPJ8TOso

長門「なるほどなぁ、陸奥にそんな一面があったとは…」


提督「さて、(むっちゃんが可哀想だから)次にいきますか」


長門「次は誰にするんだ?」


提督「うーん、じゃあ戦艦つながりで金剛で」




金剛「イエース!!」 ブンブン!!




提督「……まあ、取りあえず第一印象から語るか」


長門「ほう、どんな感じだったんだ?」


提督「『あの髪型どうなってるんだろう』」


長門「あぁ~…」

16: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:09:03.39 ID:dPPJ8TOso

提督「まあ、ストレートに好意をあらわしてくれるのは大変嬉しいよ」


長門「ああいう素直さは私も見習った方が良いかも知れないな」


提督「そして、ふとももがとても素晴らしいです」


長門「好きなのか?ふとももが」


提督「ハイ(断言)」


長門「…私と金剛を比べたら、どっちの方が好きなんだ?」


提督「うーん、長門には悪いけど、金剛の方に軍配が上がるかな」


長門「そうか…もっと精進しなければな」


提督(精進してどうにかなるモノなのか?)


提督「あと、カレーは意外とおいしかったです。英国面には堕ちていなかった」


長門「ぬぅ…料理は苦手だ…」

17: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:09:42.41 ID:dPPJ8TOso

提督「といったところで次いきますか」


長門「次は、順当に行けば比叡か」




比叡(あ、私もやるんだ)




提督「比叡は、なぁ…う~ん…」


長門「歯切れが悪いな、苦手なのか?」


提督「いや、苦手というか…ぶっちゃけてしまうとだな」


長門「うん?」

18: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:10:21.83 ID:dPPJ8TOso








     提督「比叡は俺の好みに一番近いんだよなぁ」







.

20: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:11:00.21 ID:dPPJ8TOso


比叡「!!?!?」 ブフォッ!!


金剛「!?」


榛名「!?」


霧島「!?」


比叡「ひ、ひえぇぇぇぇぇ!?」 ドンガラガッシャーン!!





長門「……マジか?」


提督「マジだ」


長門「それは外見的な意味でか?それとも性格面か?」


提督「その二つの最大公約数的な感じかなー」


長門「…言われてみれば、この鎮守府で唯一錬度が99に達しているな」


提督「まあちょっとエコ贔屓しすぎた感はある、反省はしている」

21: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:11:40.17 ID:dPPJ8TOso

長門「ということは、ケッコンカッコカリは比叡とするのか?」


提督「うーん、最初はそう思ってたんだけどさ」


長門「何かあったのか?」


提督「いや、絶対『お姉さまがいるから…』って断られそうだなぁ、と」


長門「……いや、まさか…でも、あり得なくはないな」


提督「だろ?」




霧島「それで比叡姉さまは実際、司令のことはどうお思いで?」


比叡「えっと、金剛姉さまが一番だけど、司令のことも嫌いじゃないっていうか…えへへ」 テレテレ


金剛「Oh…まあ、テートクが選んだならそれを尊重しマス!」
   「でも、選ばれるまでは負ける気は無いヨ、比叡!」


比叡「は、はいっ!」


榛名(ゴメンなさい、お姉さま。榛名は大丈夫じゃありません…)

22: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:12:19.81 ID:dPPJ8TOso

提督「あんまし語ってない気がするけど、榛名にいくか」


長門「私にとっては、甲斐甲斐しく提督を支える健気な娘という印象だが…」


提督「まあ俺としても、概ねその印象で間違ってない」


提督「仕事はキッチリこなして、料理上手で、こちらを立ててくれる正統派美少女だ」


長門「ベタ褒めだな」


提督「榛名は女神、はっきりわかんだね」




榛名「………♪」 グッ!!


金剛「は、榛名がとってもキラキラしてマース…」

23: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:12:59.12 ID:dPPJ8TOso

提督「あんまし語ってない気がするけど、榛名にいくか」


長門「私にとっては、甲斐甲斐しく提督を支える健気な娘という印象だが…」


提督「まあ俺としても、概ねその印象で間違ってない」


提督「仕事はキッチリこなして、料理上手で、こちらを立ててくれる正統派美少女だ」


長門「ベタ褒めだな」


提督「榛名は女神、はっきりわかんだね」




榛名「………♪」 グッ!!


金剛「は、榛名がとってもキラキラしてマース…」

24: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:13:51.62 ID:dPPJ8TOso

提督「あとまあ、嗜好の話になるが髪が非常に良い」


長門「髪か、確かに艶があってさわり心地が良さそうだな」


提督「一度で良いから撫で回したり、嗅いだりしてみたい」




榛名「榛名はいつでも大丈夫ですっ!」 クワッ!!




提督「……アーアーキコエナーイ」


長門「ふむ、髪は私も自信があるのだが…」


提督「長門の髪はどっちかというと櫛で梳かしてみたい髪かな」


長門「そういうものなのか?」


提督「そういうものなのだ」

27: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:14:22.26 ID:dPPJ8TOso

提督「次は霧島か」


長門「戦力として非常に頼りになる艦娘だな」


提督「鳥海とキャラが被っている…かと思ったら実は被っていなかったでござる」


長門「そうなのか?」


提督「データ重視の頭脳派かと思ったらNOUKINだった」


長門「そ、そうだったのか…」


提督「まあ、だからこそ頭脳派っていうのに憧れたっていう風に考えるとだな」


長門「ギャップ萌えという奴か」




霧島「…………コホンッ!!」


比叡(あ、耳が赤い)

28: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:14:55.38 ID:dPPJ8TOso

提督「っていうか、砲撃戦の時めっちゃ楽しそうだよな」


長門「確かに、かなりテンション上がっているな」


提督「あと、改二で背が高くなったよね」


長門「うむ、まさか私より背が高くなるとはな…」


提督「改装前はあどけなさが残る感じがあったけど、今は美人って感じだよな」


長門「どっちの方が好きなんだ?」


提督「今の方が好きかな」


長門「どっちもとは言わないんだな」


提督「なにぶん、自分に正直なもので」

30: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/15(日) 22:16:51.78 ID:dPPJ8TOso

提督「……このペースで百人以上語れる気がしないんだが」


長門「発言には責任を持て、上官だろう?」


提督「分かっちゃいるがな…」
   「さて、次の娘はどうしようか…」



 

68: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/16(月) 22:02:30.32 ID:JsrwlLp+o

長門「うむ、では暁型について語って貰おうか」


提督「脈絡無く駆逐艦とか、やはりながもんか…」


長門「可愛い物が好きで何が悪いっ!」


提督「悪くない、むしろ良い!」


長門「だろ?」


提督「流石だよな俺ら」

69: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/16(月) 22:02:58.60 ID:JsrwlLp+o

提督「んで、最初は暁かな」


長門「一人前のレディかわいい」


提督「だいたいあってる」


長門「しかし、背伸びしすぎて無理しないかは問題だな」


提督「まあ、自分が子供っぽいっていう自覚があるからこそのあの態度なんだろうな」


長門「別に急がなくても良いと思うが…」


提督「まあ、あの年代(見た目の容姿的に)は大人とかそういうものに憧れるものだしなぁ」


長門「別に直そうとする必要は無いわけか」




暁「こ、子供扱いしないでって言ってるでしょーっ!」 カスンプ!!


響「どうどう」

70: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/16(月) 22:03:29.86 ID:JsrwlLp+o

提督「慌てずに成長すればちゃんとした淑女に育つと思うけどねぇ」


長門「誰か目標でも見つけられればいいんだが」


提督「鳳翔さんや榛名あたりが良いと思う」


長門「私は?」


提督「レディはそんな格好しません」


長門「」


提督「しかし頭を撫でると拒否されるけど、撫でないと拗ねられる。どうすればいいんですかね」


長門「かわりに私を撫でろ!!」


提督「えっ、なんで?」


長門「」




雷「それで、結局撫でられたいの?」


暁「…紳士を立てるのも、レディの嗜みらしいわ」


電「要するに、撫でられたいのですね」


暁「こ、心構えの話よっ!」

71: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/16(月) 22:03:56.44 ID:JsrwlLp+o

提督「次は響改めВерныйか」


長門「響で慣れているせいで、つい響と呼んでしまう」


提督「まあ彼女のことを一言で言えば…」


長門「言えば?」


提督「天使かな」


長門「ああ、天使だな」


提督「まあ、響時代に『そろそろ戻っても良いかな』ってジト目でウザそうに言われた時は、心が折れるかと思ったが。」


長門「何をやったんだ?」


提督「身に覚えが無いんだよなぁ…」




暁「で、何をされたの?」


響「いや、特に何もされずにいたから帰っても良いのかなって」


暁(どういうことなの…)

72: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/16(月) 22:04:30.05 ID:JsrwlLp+o

提督「彼女の髪も非常に良いよな」


長門「ふむ、どんな所がだ?」


提督「単純に、銀髪とか好きだから」


長門「ああ、そういう…」


提督「わしゃわしゃって撫でてみたいなぁ、一度で良いから」


長門「うん?てっきりやったことあるのかと思っていたのだが」


提督「なんかずっとジト目で見られてるし、実はあんまり好かれてないのかなって」


長門「えぇぇぇ…」




響「」 ガーン


雷「司令官の目は節穴か…」


響(頑張ってボルシチ作ったのになぁ…) ズーン...

73: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/16(月) 22:04:59.36 ID:JsrwlLp+o

提督「…流石に罪悪感が」


長門「フォローなら後にしてやれ『この話は誰も聞いていない』んだ」


提督「アッハイ。切り替えよう……次は雷か」


長門「ロリおかんだな」


提督「と思っていたがな、良く考えると違った」


長門「ほう?」


提督「うーん、何ていうか割と暁に近い感じがするんだよな」


長門「と言うと?」


提督「あの数々の母性を感じられる台詞は、背伸びしてるんちゃうんかと」


長門「成る程、だがどうして?」


提督「多分、単純にかまって欲しいんだと思う」


長門「あぁ…確かにそんなニュアンスを感じさせることも言ってるな」




雷「司令官に!」


雷「かまって欲しくて!」


雷「何が悪いのよっ!!!!」



響「内心を指摘されて焦ってるからって騒がないでくれるかな」


電(響ちゃんがやさぐれてるのです…)

74: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/16(月) 22:05:32.06 ID:JsrwlLp+o

提督「まあ、こっちも言葉に乗せられてつい甘えてしまうこともあるのだがな」


長門「ダメ提督製造機の名は伊達ではないよ、といったところか」


提督「とはいっても仕事任せる訳にもいかんし、家事は自分で出来てるからそこまで頼ってもいないんだよな」


長門「じゃあどうやって甘えているんだ?」


提督「膝枕とか」


長門「ああ、女性にして貰いたい男性は多いそうだな」


提督「いや、俺が膝枕してる。んで頭撫でてる」


長門「それだと甘えてないと思うんだが…」


提督「癒されるから問題ない」


長門「それもそうだな」




響「……」 ジトー


雷「響は司令官を膝枕してるんだからこれくらい良いでしょっ!」


響「いや、誘ったら『無理しなくて良いよ』って断られた」


雷「……なんかゴメンなさい」

75: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/16(月) 22:06:04.38 ID:JsrwlLp+o

長門「…なんか響に対して冷たくないか?」


提督「それこそあんまり好かれてないと思ってたからなぁ、それが裏目に出てしまったか」


長門「すれ違いって怖い」


提督「さて、最後は電か」


長門「正統派守ってあげたい系ロリか」


提督「だが、本人は守られるばかりでなく守りたいと思う意思の強さを持ってるな」


長門「そういう意思は大切にしてやらないとな」


提督「兵法でも戦わずして勝つのが最善とされているからな」


長門「違うそうじゃない」


提督「冗談はおいといて、電の本気って一体なんなんだろうか」


長門「夜戦(普通の意味で)じゃないか?」


提督「まあ、確かに夜戦だとジャイアントキラーだけれども」




電「司令官さんが、前に言ってました。『守るためには強くなきゃいけない』って」
  「だから、本気で頑張って強くなろうと思ってるんです。」


暁(こ、このヒロインオーラは一体…!?)

76: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/16(月) 22:06:39.40 ID:JsrwlLp+o

提督「長身で素敵な女性を目指して、毎朝牛乳を欠かさない…らしいな」


長門「ああ、確かに朝は良く飲んでいるところを見かけるな」


提督「牛乳もそうだが、身長に関してはなんだかんだで夜早く寝るのが一番らしい」


長門「流石に就寝時間は分からんが…」


提督「まあ、健康に過ごしてくれるのが一番だよ」


長門「それで?」


提督「えっ?」


長門「電のことは撫でたりしていないのか?」


提督「今は時々撫でてる。最初は怖がられてるのかなって思ってたけど、いろいろ話してたら仲良くなってな」


長門「ちょっと気弱なところもあるからな、なんにせよ仲が良いようで何よりだ。」




電「怖がるばかりじゃなくて、一歩踏み出す事の大事さを教えてもらいました」


響(完全にヒロインだコレ)

77: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/16(月) 22:07:14.07 ID:JsrwlLp+o

提督「次は…ふむ、独断と偏見で青葉型いくか」




青葉「な、なんと!?」


衣笠「おぉ?」




長門「となると、最初は青葉か」


提督「衣笠にも言えるけど、マイペースな部分あるよな」


長門「流石に『敵はまだこちらに気づいてない』はないと思った」


提督「最終的に、青葉がその台詞は『敵艦がこちらを捕捉』っていう意味だということにしました」


長門「合理的な判断だな」




青葉「いやぁ、気づいてないと思ってるんですけどねぇ…」


衣笠「流石にそれはちょっと…」

78: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/16(月) 22:08:09.35 ID:JsrwlLp+o

提督「勝手な想像だけど、ヤンデレになったら凄いことになりそう」


長門「いや、大体の場合ヤンデレ化するとヤバいと思うが」


提督「でもさ、青葉ってマイペースで抜けてるところがあるわけよ」
   「でも恋して抜け目やスキが無くなると考えると…」


長門「ああ、元がもとなだけに余計にって感じか」


提督「まあ流石にここで病むことは無いと思うが」


長門「上官に対する尊敬はあれど、恋愛感情は無さそうだからな」


提督「明るくてちょっと抜けてるところがある青葉さんがぼくはすきです」


長門「流石にパパラッチは勘弁して欲しいがな」


提督「なまじ抜け目が無い人間だったら放置するわけにもいかないんだよな…そこらへん絶妙な性格していらっしゃる」



青葉「そ、そんなに抜けてますかねぇ…火力が足りないのかしら?」


衣笠「多分そういうところじゃないかな」

79: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/16(月) 22:08:37.39 ID:JsrwlLp+o

提督「衣笠さんか…」


長門「ふとももか?」


提督「ふとももだ。改装前も改装後も非常に素晴らしいッ!」


長門「これがフェティシズムというやつか…」


提督「性格や言動に関しては…なんというか、センスがちょっと古い?」




衣笠「嘘ぉ!?」 ガタッ


青葉「まあ、確かにちょっと古いところありますねぇ」




提督「だがそれが良い」


長門「つまり…どういうことだってばよ…?」

80: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/16(月) 22:09:05.25 ID:JsrwlLp+o

提督「端的に言うと、彼女のマイペースさの魅力になってるんだよ」


長門「ちょっとズレてるところがか?」


提督「青葉に似て明るいけど、衣笠本人は癒し系な感じだしな」


長門「癒されるのか」


提督「ちょっとペースがゆったりしてるからな」


長門「なるほど」


提督「明るさと癒し系が合わさって見える衣笠さんはマジ美少女」




衣笠「センス古いって言われたのはショックだったけど、提督の役に立ててるなら悪い気はしないかなぁ」


青葉「意外と司令官からの好感度が高いですねぇ、これは何かあるかも…?」

81: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/16(月) 22:09:32.10 ID:JsrwlLp+o

提督「しかし、同型を一緒に語ったら陽炎型と睦月型が大変な事になりそうだな…」


長門「諦めろ、そして潔く語れ」


提督「へいへい、それじゃあ次は──」

98: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/18(水) 22:04:45.31 ID:Hfh8X8iho

提督「次は鳳翔さんで」




鳳翔「!!」




長門「全ての空母の母か、確かに母性に溢れる人だな」


提督「でも茶目っ気もあるよね、かわいい」


長門「可愛くて母性がある女性とか最強だな」


提督「ああ、料理も上手いし隙が無い」


長門「私が男だったら嫁に貰いたいくらいだ」


提督「恋愛感情とか立場とかを除けば俺もケッコンしたい」




鳳翔「………」 グッ!!


龍驤(でも地味に恋愛感情も否定されとるんよなぁ…)

99: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/18(水) 22:05:13.76 ID:Hfh8X8iho

提督「さっき隙が無いって言ったけどさ、だからこそ隙を見せられるとギャップで惚れてまうかもわからんね」


長門「ギャップか…私の服装の時にもそんな話をしていたな」


提督「服装といえば、長門とは逆に露出度の高い服着てるのを見てみたい」


長門「それもギャップか」


提督「普段はほとんど露出が無い服着てるからな。」
   「着慣れない服を着て恥ずかしがってる鳳翔さんが見てみたい」


長門「恥じらい…成る程な」


提督「あと、いつもみんなが甘えているからたまには誰かに甘えてもいいのよ、とは思う」


長門「提督に甘えるのもか?」


提督「彼女なら大歓迎さ」




鳳翔「そうですね、たまには提督に甘えちゃいます♪」


夕張(抜け目がない…!)

100: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/18(水) 22:05:46.26 ID:Hfh8X8iho

提督「んで、次は龍驤かな」


長門「龍驤と言えば、まぁ…」


提督「彼女のバストは平坦であった」




龍驤「いや確かに鉄板ネタやけど!いちいち言わんでええやん!」 ガーッ!!




長門「て、鉄板…ククッ」 プルプル


提督「なんでそれがツボに入るんですかね…」


長門「ゲフンッ!!…まあいい、仕切りなおそう」


提督「改二実装おめでとうこざいます」


長門「急にキラキラしたと思ったら元に戻っていた」


提督「戦力的にはもちろん、愛らしさも増してマスコット的な感じになってきた感じがする。個人的には」


長門「そういえば、良く頭を撫でているな」


提督「かわいいからね、仕方ないね」

101: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/18(水) 22:06:22.52 ID:Hfh8X8iho

提督「それとまあ、中破絵が朝潮型にしか見えない」


長門「あぁ~…」


提督「並べると割りとマジで見分けがつかない気がする」


長門「服装と体型がこう、な…」


提督「とは言え、見た目によらず歴戦の空母で戦闘では非常に頼りになる」
   「それでいて、付き合いやすい人柄でこうやってイジることも何だかんだで許容してくれるという」


長門「ああいうタイプは貴重だな」


提督「でも、見た目どおり割と幼い部分もあるけどな」
   「髪の毛わしゃわしゃーって撫でたくなる感じ」




龍驤「ま、まぁ認められとるのは嬉しいなぁ。活躍したらいっぱい褒めてくれるし」


鳳翔(私も撫でられたい…!)

102: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/18(水) 22:06:59.24 ID:Hfh8X8iho

提督「次はどうしようかなぁ」


長門「同型いない繋がりで夕張はどうだ?」




夕張「来た!!」 ガタッ!!




提督「彼女のバストは──」


長門「ああ、もういいからソレ」


提督「しかし、バリさんか。蕎麦好きなのかなぁ」


長門「ん、何故に蕎麦?」


提督「お昼時にやたらと催促されたんだよなぁ、結局一緒に天ぷら蕎麦食べたけど」


長門「なん…だと…?」


提督「…まあ昼飯一緒に食べただけだから、大丈夫」


長門「何が大丈夫なんだ、何が」

103: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/18(水) 22:07:33.22 ID:Hfh8X8iho

提督「あと、頻繁に遅い遅い言ってるけど言うほど遅いだろうか?」


長門「まあ、他の軽巡と比べれば遅いんじゃなかろうか」


提督「気にするほどじゃないと思うけどなぁ」


長門「本人が気にしてるんだ、あまり突っ込むのも野暮だろう」


提督「それもそうか。」


長門「他には何かあるか?」


提督「うーん…あ、俺の好きなメニューのデータって何処で手に入れたのか気になる」


長門「奴め、そんな物を持っていたのか…!」




夕張「ああっ、それは言っちゃ駄目ですってばぁ!」


鳳翔「ください」


夕張「えっ」


鳳翔「データ、ください」

104: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/18(水) 22:08:03.65 ID:Hfh8X8iho

提督「…次行くか」


長門「せやな」


提督「同型いないつながりだと、島風かね」




島風「おっそーい!」 バンバン!!




提督「…まあ、こういっちゃ何だが単純に強いよな」


長門「速さ、火力、装甲。どれをとっても他の駆逐艦を上回るからな」


提督(正確には火力は夕立に、装甲は天津風に劣るんだったか)


提督「まあその性能と、やたらと速さを求める性格故にぼっ──」


長門「それ以上はいけない」


提督「天津風が来てくれた時から元気が三割増しになった気がする」


長門「元気になったのなら良いことじゃないか」


提督「天津風は大変そうだがな…」




天津風「流石に夜までかけっこ誘われるのは辛いわ…」


島風「えー、楽しいよ?」

105: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/18(水) 22:08:34.92 ID:Hfh8X8iho

提督「あと、突っついた時の反応が面白いから、用がなくてもつい突っついてしまう」


長門「おぅ!?」


提督「…声は同じなのになんだろうこの、うん」


長門「やめろ!そんな目で私を見るな!」


提督「ながもんは置いといて、戦闘の時はけっこう楽しそうだよな」


長門「自分の性能を十全に発揮できるからな、そういう思いは私も理解できる」


提督「後は…わざわざ執務室で連装砲ちゃんとお話しなくても良いと思う」


長門「それって提督に構って欲しかっただけなのでは…?」


提督「えっ?…あっ」




島風「だ、だって退屈なんだもんっ!」


夕張「へ、兵装の相談ならのってあげられるから!ねっ?」

106: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/18(水) 22:09:05.59 ID:Hfh8X8iho

提督「…ちょっと反省しつつ、次はあきつ丸だ」




あきつ丸「な、なんと!?」




長門「陸軍の揚陸艦か」


提督「真面目な娘だよなぁ、慣れない場所に来て大変だろうに」


長門「とは言っても、最近は馴染んできたみたいだが」


提督「なんで『ウチに染まってきた』のが悪いことみたいになってるんでしょうかね…」


長門「まあ…普段は規律も緩いからな、本来的には良くないことであるのは確かだ」


提督「ですよね。でもカ号のことになるとめっちゃ饒舌になるのよねあの娘」


長門「まあ、瑞鳳における九九艦爆みたいなものじゃないか?」




あきつ丸「そ、そんなにおかしな事なのでありますか?」


瑞鳳「装備に愛着を持つのは普通のことだと思うけど…」


祥鳳(語ると長いのが問題なのよね…)

107: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/18(水) 22:09:34.97 ID:Hfh8X8iho

提督「陸軍の糧食とやらを食べさせてもらったが…アレは…」


長門「酷かったのか?」


提督「普通に米だった。携帯食料は…うん…」


長門「今の自衛隊のレーションは美味いらしいが、当時のものではな…」


長門「…って、あきつ丸とも一緒に食事したのか?」


提督「こ、コミュニケーションの一環だから」


長門「ぐぬぬ…」


提督「…戦闘にはあまり出せないから事務仕事ばっかり任せてて、話す機会が無かったんだよ


長門「うーむ、まあそれなら…」




あきつ丸「提督殿は強引なのであります、自分は遠慮をすると言ったのに…」


夕張(でも声をかけられた時凄く嬉しそうだったけどなぁ)

108: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/18(水) 22:10:00.14 ID:Hfh8X8iho

提督「これで十七人目か…?やっぱ時間かかるなぁ」


長門「まだだ、まだ終わらんよ!」


提督「お次はどなたにしましょうかねぇ…」

133: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/22(日) 22:00:13.92 ID:zw6BlfR4o

提督「よし、赤城いくか」


長門「赤城か。鎮守府初の正規空母だったか」


提督「よその鎮守府では大食いキャラらしいが、うちではあんまりそういう認識は無いな」


長門「…まあ、私達戦艦の方が大食いだからな…」


提督「別にそれは気にせんでええねん。そこらへんの管理が俺の仕事なんだし」


提督「話を戻すと、俺の赤城に対する印象と言えば『頼りになるお姉さん』的な感じかな」


長門「確かに我が鎮守府の主力だしな」


提督「ただし風呂は長い」


長門「それは私も否定できない」


提督「本当に頼りになるんだけどね…ウチの鎮守府の切り札的存在なんだけどね…」


長門「もういい、これ以上思い出すんじゃない」


提督「せ、せやな…」




赤城「お、大型艦なんだから修理に時間がかかるのは仕方ないでしょう!?」


加賀(錬度から考えると、被弾が妙に多い気がするのは気のせいなのかしら)

134: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/22(日) 22:00:42.57 ID:zw6BlfR4o

提督「性格はさっき言ったが、外見は黒髪和服美人と三拍子揃ってる何気にハイスペックな人だ」


長門「スタイルも良いしな、やはりああいうのは男の夢とかそういう感じか?」


提督「うーん、見た目を考慮すればその筈なんだが、なんだが…」


長門「うん?見た目良し、性格も悪い印象は持っていないんだろう?何か不満があるのか?」


提督「なんつーか、相棒的なイメージが強すぎて…赤城さん真面目な人だから」


長門「まあ、職務に対する姿勢は見習いたいところがあるな」


提督「こう、天然なところとかあったりもするけど…長く居ると印象が固定化されてしまうっていうか」


長門「下手に異性として見れなくなってしまっている訳か…」




赤城「真面目っていう評価は嬉しいけど、なんか複雑ね…」


加賀「異性として見れないって断言されるのは、ね…」

135: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/22(日) 22:01:16.68 ID:zw6BlfR4o

提督「続いてイッコーセンの青いほう、加賀さんか」


長門「加賀か…」 ジィー


提督「…何か?」


長門「いや、加賀が艦隊に加わった時の提督の反応を思い出してな」


提督「やめてください」


長門「嬉しさの余り『うおあぁぁぁぁぁぁぁ!!!』って叫びながら鎮守府内を爆走…」


提督「やめてください」


長門「私が来た時はあんな反応してくれなかった!」


提督「…こう、さ。加賀に対する期待値が凄く高かったんだよ、赤城が強かったから」


長門「私に対する期待値が低かったというのか!?」


提督「高い低いというより、ながもんは来るのが早すぎた感がある」


長門「うぅ…そんな理由で…」




加賀「まあ、一航戦ですから」 キラキラ


赤城(私の時も、良く分かってなさそうな反応だったからなぁ…少し加賀が羨ましい)

136: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/22(日) 22:01:49.35 ID:zw6BlfR4o

提督「実際、加賀は期待以上に強かったから少しビビった」


長門「そんなことより見た目とかの話をしろぉ!どうせああいう物静かなタイプが好みだったりしたんだろぉ!?」 バンバン!!


提督「まあ美人だとは思うが…正直言って少しとっつきにくい所はあるような」




加賀「!?」 ガーン




長門「…そうか?割と提督を立てていると思うが」


提督「そう、なのかなぁ…表情やら感情が読めないからこっちから壁作っちゃってるかも知れん」


長門「それは上官としてどうなんだ…」


提督「面目ない…もう少しコミュニケーションは取るようにしないとな」


長門(まあ私も最近まで、加賀が提督LOVEとは気づかなかったんだがな!)




加賀「戦力として期待されているだけ、マシなのかしら」 シュン...


赤城「まあ私もそんな感じだし、これから頑張れば良いんじゃない?」

137: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/22(日) 22:02:21.15 ID:zw6BlfR4o

提督「ニコーセンの緑のほう、蒼龍さん」


長門「その紹介気に入ったのか」


提督「重巡並の低燃費空母として頑張ってもらっています」


長門「私が言うのも難だが、燃費が良いというのはそれだけで価値があるからな」


提督「そんな彼女に対する印象は…」


長門「印象は?」


提督「癒し系かな」


長門(てっきり胸について言及するのかと思った…)


提督「しかし、九九艦爆がはみでるって、どこに仕舞ってあるんですかね…」


長門「ああ、ソレには言及するんだな」




蒼龍「ふ、普通に矢筒ですからっ!変な想像しないでくださいっ!」


飛龍「普段からもうちょっと強めに注意した方が良いんじゃない?」

138: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/22(日) 22:02:51.45 ID:zw6BlfR4o

提督「まあさっき言った通り癒し系の印象があってな、特に声が良いと思う」


長門「今言った、九九艦爆に対する反応か?」


提督「それも良いが、個人的には『え、なんですか?』の声色が好み」


長門「そっちか、そんなに良いのか?」


提督「(ややメタ的な話をすると)好きすぎて蒼龍をつついた回数が多分島風に対するそれよりも多い」


長門「おおう…」


提督「あえて表現するのなら、子守唄歌って貰いたい感じかな」


長門「どれだけ癒しに飢えてるんだ…」


提督「提督道とは死狂いなり」


長門「虎眼流かい」




蒼龍「こ、子守唄かぁ…まあ、提督のリクエストならやってみても良いかなぁ」


飛龍「あまり甘えさせるのも良くないと思うよ?」

139: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/22(日) 22:03:20.62 ID:zw6BlfR4o

提督「ヒリュー=サンのエントリーだ!」


長門「多聞丸の人」


提督「だいたいあってる」




飛龍「その言い方は酷い!確かに合ってるけど酷い!」


蒼龍(否定はしないんだ)




提督「改二実装、おめでとうございます」


長門「凛々しくなったな、頼り甲斐がある」


提督「そのかわりふとももが消えてしまった…!」


長門「そんなに好きかふともも」




飛龍「そういうこと言ってたら、多聞丸に怒られますよっ!」


蒼龍(やっぱり多聞丸の人だ)

140: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/22(日) 22:03:50.30 ID:zw6BlfR4o

提督「異性として、という観点から見ると…しつこいが、やはり過去の提督と比べられると…」


長門「一丁前に嫉妬してるわけか」


提督「っていうか勝てるわけないでしょ!こちとら根性なしの若造だい!」


長門「どうどう」


提督「……まあ性格面を語るとすれば、お姉さんめいた雰囲気はあるよな」


長門「時に厳しく、時に優しくという感じか」


提督「言いたいことをはっきり言ってくれるのは助かる」


長門「嫌味な言い方もしないしな」


提督「見た目は…やはりふもももの損失は大きいか…」


長門「まだ言うか」


提督「後悔をしてる訳じゃないんだがな、今の凛とした雰囲気も好きだし」




飛龍「流石にふともものせいで後悔とかされてたら、引きこもってたかも知れない」


蒼龍「それは私も引きこもる」

141: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/22(日) 22:04:25.38 ID:zw6BlfR4o

提督「ロッコー…じゃなくて、五航戦、翔鶴か」


長門「被害担当艦?」


提督「うちでは瑞鶴も同じくらい被弾してるから、それはない」


提督「まあそれにしても…」


長門「それにしても?」


提督「瑞鶴が先に着任してくれてて助かった…」


長門「と言うと?」


提督「愚痴っぽくなるが…瑞鶴に言及しすぎなんだよなぁ」


長門「ああ…確かに、瑞鶴が居なかったらホラーになってたかもな」


提督「なんとか妹思いのお姉ちゃん枠で済んだ」




翔鶴「そうは言っても、やっぱり気になってしまいますし…」


瑞鶴「心配は嬉しいけど、そこまで過剰にしなくても良いのに」

142: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/22(日) 22:04:52.81 ID:zw6BlfR4o

提督「性格は、若干お嬢様めいている感じか?」


長門「確かに、どこか気品を感じるな」


提督「仕事も真面目だし、上官としては言うことないかな」


長門「男としては?」


提督「…尽くしてくれてる感じがこう、結構イイ」


長門「大和撫子か。で、容姿に関しては?」


提督「銀髪とか好きだから」


長門「そういえばそうだったな」


提督「瑞鶴と同じ髪型にしてるところ見てみたい」


長門「頼めばやってくれるんじゃないか?」


提督「うーん、内心嫌でも断りそうにない性格だからなぁ。頼みごとは避けたい」


長門「そこまで好感度低くないと思うが…」




翔鶴「…………」 イソイソ


瑞鶴「…翔鶴姉?」


翔鶴「!?な、何でもないのよ!」

143: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/22(日) 22:05:23.87 ID:zw6BlfR4o

提督「んで瑞鶴か」


長門「うーん、提督と瑞鶴は仲悪いのか?」


提督「えっ、なんで?」


長門「瑞鶴が秘書艦の時は、執務室から爆撃音が良く響くから」


提督「ああ、アレかぁ。アレはなぁ…」


長門「何かあるのか?」


提督「構わなかったら拗ねるけど、構ったら爆撃される」


長門「えっ」


提督「ちょっとぼくにはどうすれば良いか分からないですね」


長門「ああ、うん。頑張れ」


提督「まあ、音がうるさいだけの模擬弾だから別に良いっちゃ良いんだが…」




翔鶴「……瑞鶴?」 ゴゴゴゴ


瑞鶴「だ、だって恥ずかしいんだもん…」 ゴニョゴニョ..


加賀「……」 フッ...


瑞鶴「」

144: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/22(日) 22:05:54.65 ID:zw6BlfR4o

提督「まあ、性格は『ツンデレかわいい』ということで」


長門「まあ、それで良いなら良いが…例のごとく、見た目については?」


提督「うむ、まずツインテールというのは幼さや可愛らしさを強調する髪形で良いよな」


長門「ふむ、だからこそそういう印象が無い翔鶴にそういう髪型にしてもらいたいのか」


提督「まあそういうことだ。そして瑞鶴の場合は逆に髪を下ろしたところを見てみたい」


長門「幼さがなくなるということは…大人びた印象か?」


提督「そうだ。そして髪型いじくりまわしたい」


長門「また髪フェチか」


提督「素材が良いから、いろんな髪型が似合いそうなんだよなー」


長門「ただ、それを瑞鶴に頼むと…」


提督「…爆撃されるだろうなぁ」




瑞鶴「て、提督さんがどうしてもって言うのなら、そのっ…別に…」 モジモジ


翔鶴「もっと大きな声で言わないと、提督に気づいて貰えないわよ?」


瑞鶴「うぅ~…」

145: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/22(日) 22:06:22.18 ID:zw6BlfR4o

長門「これで正規空母組が終わったな」


提督「大鳳なんて艦はいないからね、仕方ないね」


長門「まだまだ巡洋艦や駆逐艦はたくさんいるな」


提督「いつになったら語り終わるのやら…」

163: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/24(火) 22:04:09.61 ID:26qUmvF6o

提督「というわけで、川内型いきます」


長門「まずは一番艦の川内からか」


提督「改二があからさまにニンジャなのだ!」


長門「アイエエエ!?ニンジャだなんてテストに出ないよぉ…」


提督「まあうちだと錬度足りないんですけどね」


長門「軽巡の層の薄さは我が鎮守府の課題だな…」


提督「まあそれはおいといて、たくさんの人達からクレームが入っています」


長門「だいたい想像がつく」


提督「『夜は静かにしろ!』とのことです」


長門「海域内でテンション上がるだけなら良いが、鎮守府内ではな…」




川内「だって夜なんだよ!?夜戦の時間なんだよ!!」


神通「少し静かにしましょうね」

164: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/24(火) 22:04:37.98 ID:26qUmvF6o

提督「んで、性格面についてだが…割と可愛げのある性格してるんだよな」


長門「夜戦が関わらなければな」


提督「へこんでる時に結構励ましてくれたりするのよ?」


長門「根が明るいし、何だかんだで姉で面倒見が良いからな」


提督「見た目も結構正統派な美少女だしな。改二はやはりニンジャ」


長門「…なんか淡々とした物言いだが、余り良い印象を持ってないのか?」


提督「別に長門や島風、飛龍より遅く来たことを恨んでなんかないですよ」


長門「稀に良くある」




川内「だって、余り夜戦しなさそうな鎮守府だったし…」


那珂「那珂ちゃん的には、そういう理由でお仕事を選ぶのは良くないと思うなぁ」

165: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/24(火) 22:05:04.11 ID:26qUmvF6o

提督「次は神通さん」


長門「日本が誇る最強の鬼神と呼ばれる軽巡か…」


提督「最初はそんなまさかと思っていたけど、実際鬼教官だったでござる」


長門「ちょっと頭がおかしいとしか思えない程のシゴキっぷりだからな…」


提督「『体が火照ってきた』って最初●●い意味だと思ってたんだがな…」


長門「『体が温まったのでもっと訓練してきますね』の意味だったとはな…」


提督「二水戦って凄い」


長門「ああ…」


提督「というかぶっちゃけ俺いなくても良くね?って思った」


長門「その結果『提督には提督としての自覚が足りない』という説教を受けることになったんだよな」


提督「ごもっともな事だと思いました」




神通「…?訓練をしておかないと、生き残れませんよね?」


川内「それはそうだけど、(夜戦のために)休むのも仕事のうちだよ?」

166: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/24(火) 22:05:30.09 ID:26qUmvF6o

提督「そんな彼女の性格は、恥ずかしがり屋だな」


長門「訓練の時は堂々としているが」


提督「素に戻ると、ちょっと恥ずかしそうにしている神通さんかわいい」


長門「訓練してる神通と、恥ずかしがり屋の神通。どちらが本物の神通なんだろうな…」


提督「……まあ、それはおいといて。見た目に関しては、改二で凛々しくかつ美しくなったな」


長門「『美しい』か、可愛いとかキレイではなく」


提督「彼女に関しては美しいって言葉が良く似合うと思うな。佇むだけで絵になるし」


長門「確かに、華があるな」


提督「あと二の腕ふにふにしたい」


長門「おいおい」




神通「褒めて頂けるのは、嬉しいです。でも二の腕は、ちょっと困っちゃいます」


那珂「おさわりは厳禁にしちゃうと良いと思うな」


神通「嫌というわけでは、ないのですけどね」

167: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/24(火) 22:05:58.86 ID:26qUmvF6o

提督「ナカチャンダヨー」


長門「なんでアイドルなんだろうな」


提督「わからへん、なんだかんだで歌上手いけどわからへん」


長門「艦隊のアイドルと言えば私だろうに!」


提督「史実を鑑みればあながち否定もできない」




那珂「まさかのライバル登場!?」




提督「世の中にはプロデューサーを兼任してる提督もいるらしいから、そういう人の元の方が活躍できるんじゃなかろうか」


長門「なんだかんだで提督の指揮は気に入ってるようだぞ?」


提督「マジか、ある意味掴みどころのないキャラだからそういうのわかんなかった」




那珂「ちゃんとトレーニングしてくれるし、ライブの舞台も用意してくれるし、オフもくれるからねー」


川内「訳すと『レベリングした上で艦隊決戦で活躍させてくれて、休みもくれるから全然文句ないよー』かな」

168: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/24(火) 22:06:26.51 ID:26qUmvF6o

提督「さて、性格は言うまでもなく明るいよな」


長門「ある意味キャラに入り込んでるせいなのかも知れないが…」


提督「あそこまで貫き通せば大したものだ、ただ…」


提督「ずっとあのテンションでいられるとその、疲れる」


長門「…ある意味秘書艦向きではないな、私も『ずっと』はキツい」


提督「仕事はちゃんとしてくれてるんだけどね…」


長門「で、見た目は?」


提督「サンタと改二は完全にアイドルになってたな、流石に似合ってた」


長門「本人が楽しそうで何よりだ」


提督「なんだかんだで、川内型の可愛い担当だな」


長門「恋愛感情は?」


提督「ソレとコレとは話が別です」




那珂「那珂ちゃんはぁ、みんなのものだからねー♪……でもちょっとショックかも~」


神通(あ、流石に落ち込むんだ)

169: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/24(火) 22:06:59.42 ID:26qUmvF6o

提督「というわけで、独断と偏見で初春型のお話です」


長門「一番艦初春…鎮守府に二番目に着任した艦だったか?」


提督「いやもう最初からお世話になりっぱなしで頭が上がらない」


長門「…ういはr──」


提督「はいはいテンプレテンプレ」


長門「ぬぅ…」


提督「彼女のお陰で、駆逐艦=ロリという法則にしばらく気づかなかったのは懐かしい思い出」


長門「のじゃロリだからな…百歩譲って合法ロリか」


提督「しばらくはウチの旗艦として活躍してもらったなぁ」


長門「…あれ、吹雪は?」


提督「自分、スペック厨なもので」  ※吹雪より初春の方が、運以外若干ステが高い


長門「ひでぇ」




初春「…あの時は、流石に血も涙も無い男じゃと思ったのう」


若葉「仕事が出来てるのなら良いと思うがな」

170: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/24(火) 22:07:35.66 ID:26qUmvF6o

提督「性格は、割と世話焼きな感じかな」


長門「偉そうだが、面倒見は良いな。偉そうだが」


提督「別にそこはええやろ…実際謙虚なところもあるんだぞ?」


長門「それくらい知ってる、冗談だ。」


提督(態度で見ると、長門も偉そうなんだよなぁ…)


提督「さて、見た目は…髪が非常に長い、アレどうなってるんだろう」


長門「いや本当にどうなってるんだアレ」


提督「ソレはおいておくとして、見事な和風ロリだよな」


長門「口調との親和性がマジパナイ」


提督「まあ、本人の性格はロリとは思えないほど熟成されてるんだがな…」




初春「最初の頃の彼奴は頼りなかったからのー、それが今では中将閣下とは。時の流れを感じてしまうの」


初霜(完全にお母さん視点だこれ)

171: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/24(火) 22:08:01.69 ID:26qUmvF6o

提督「今日は何の日?」


長門「特に何もなかった  ▼」


提督「そこは乗れよ、もしくは調べてボケろよ」


長門「まあまあ、早く紹介を進めよう」


提督「声がこう、ねっとりしてるよな」


長門「癖になるような、ならないような、なんていうのかなあの声」


提督「そして左手にはサイコガン」


長門「ヒューッ!…ていうかアレ本当にどうなってるんだ」


提督「初春型には謎が多いな…」


長門「あと何気に提督LOVE?」


提督「いや、あの言葉は単純に友人としてじゃね?」




子日「うん!提督は遊んでくれるから好き!」


初春「純粋なやつだのー。ま、そこが愛いのじゃがな」

172: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/24(火) 22:08:53.06 ID:26qUmvF6o

提督「今日は何の日?」


長門「特に何もなかった  ▼」


提督「そこは乗れよ、もしくは調べてボケろよ」


長門「まあまあ、早く紹介を進めよう」


提督「声がこう、ねっとりしてるよな」


長門「癖になるような、ならないような、なんていうのかなあの声」


提督「そして左手にはサイコガン」


長門「ヒューッ!…ていうかアレ本当にどうなってるんだ」


提督「初春型には謎が多いな…」


長門「あと何気に提督LOVE?」


提督「いや、あの言葉は単純に友人としてじゃね?」




子日「うん!提督は遊んでくれるから好き!」


初春「純粋なやつだのー。ま、そこが愛いのじゃがな」

173: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/24(火) 22:09:25.86 ID:26qUmvF6o

提督「性格は…まあやっぱ天真爛漫だな」


長門「良くも悪くも異性としては見れないし見られないタイプか」


提督「っていうか流石に犯罪ですよね、子日は」


長門「流石に私も止めるだろうな」


提督「そして見た目は…スパッツにサイコガン」


長門「前者も突っ込み所満載だが、後者まだひっぱるか」


提督「ぶっちゃけ気になる過ぎるんだよなぁアレ」


長門「私も気になることは気になるが、なんか話が本筋から外れてないかコレ」


提督「さっきも言ったが犯罪臭が凄くてそういう眼で見られんのよ…」




子日「犯罪…?子日何か悪いことしちゃったのかなぁ…?」


若葉「子日はそのままでいてくれ、悪いことは何もしてないから」

174: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/24(火) 22:09:51.78 ID:26qUmvF6o

提督「続いては若葉」


長門「あの働きっぷりは見ていて逆に不安になるな」


提督「正直休んでいて欲しいんだが…」


長門「本当にこなしてしまう当たりがたちが悪いよなぁ」


提督「口数が少なくてな、どうも上手くコミュニケーションが取れてる気がしない」


長門「少なくとも、提督に対する評価は良いようだが」


提督「マジか」


長門「声色と表情を良く見て判断しろ、それくらい分かるだろう」


提督「うーん、難しい。やっぱ今度話し合ってみるか」


長門「そういう暇があったら仕事しそうだけどな」




若葉「出来る者が出来る仕事をする、それの何がおかしいんだ?」


子日「たまには休んだ方がいいよぉ~…」

175: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/24(火) 22:10:18.84 ID:26qUmvF6o

提督「性格は…ちょっと気になるところが」


長門「というと?」


提督「『痛いぞ!だが…悪くない』っていうのは…」


長門「いや、木曾の『ちょっとばかし涼しくなったぜ』と同じようなものじゃないか?」


提督「普通はそう思うんだが、いかんせん仕事しすぎなところとかがあるからな」


長門「……単純に、逆境に燃えるとかそんなんだろう。 癖の話じゃない…筈だ」


提督「やはり初春型には謎が多いな…」


長門「…見た目に関しては?」


提督「最初のころは雷、電、文月あたりと間違えそうになったりした。今は大丈夫だが」


長門「似ているといっちゃ似てるが、でも言うほど似てないよな」




若葉「別に痛みが好きという訳ではないが」


初霜「それなら良いんだけど…自分を追い込みがちだから」

176: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/24(火) 22:10:47.88 ID:26qUmvF6o

提督「んで最後は初霜」


長門「なんというか、若葉とはまた違った方面で真面目だよなぁ」


提督「ああいう真面目さは助かる。ただ悪い人に騙されないか心配」


長門「純真とまでは言わないが、そこまで人を疑う性格でもないしな」


提督「優しいからな、何か事件に巻き込まれたりしなければ良いが」


長門「そういうのから守るのが、提督の仕事だろう」


提督「ごもっともで。まあ芯は強いしそうそう問題も起きないとは思う」


長門「本当に真面目で良い娘だからな…」


提督「一癖も二癖もある艦娘のなかで彼女のような存在は貴重だ」




初霜「そんなに気をつかってくれなくても良いのに、もったいないわ」


初春「こういった好意は素直に受け取って置くのが得策じゃぞ?」

177: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/24(火) 22:11:14.62 ID:26qUmvF6o

提督「性格は、まあ一言で言うと…」


長門「言うと?」


提督「ロリおねーさん(お姉さんではない)」


長門「ああ、結構気遣う言葉を言ったりしてるからな」


提督「初霜は私の姉となってくれるかも知れなかった女性だ!」


長門「コイツ…ロリコン…?」


提督「見た目は…優等生ロリって感じかな」


長門「まあ性格が大人っぽくとも肉体は子供だからな」


提督「あり余る包容力で何故か違法に思えなくなってくる不思議」


長門「どうあがいても見た目的には違法だぞ」




初霜「まあ、お役に立てるのなら提督のお姉さんでも…」


若葉「それは一応、やめておけ」

178: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/24(火) 22:11:40.66 ID:26qUmvF6o

提督「ふぅ、流石に疲れた」


長門「まあ半分も終わってないがな」


提督「長門、俺はあと何人語れば良い…妖精さんは何も答えてくれない…」

205: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/26(木) 21:53:08.53 ID:VHgrejzoo

提督「というわけで、潜水艦組よりイムヤさん」


長門「はじめての潜水艦だったな」


提督「レベリングデコイとか、オリョクルとか本当にお世話になりました」


長門「最早潜水艦無しでは生きていけない体になってしまったな…」


提督「いや、いなけりゃいないでなんとかするけどね」


提督「しかし…自分でいうのも難だが割りとアレな扱いしてる割に、良く懐いてる気がする」


長門「…社畜根性?」


提督「おいバカやめろ」


長門「そう思うのなら待遇を改善したらどうだ?」


提督「そうは言うが…最近は殆ど出撃させてないんだよなぁ」




伊168「確かに辛いこともあったけど…司令官のためだから頑張れたの」


伊8「実は言うほどキツイ労働条件でもないですしね」

206: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/26(木) 21:53:36.51 ID:VHgrejzoo

提督「性格は…アクの強い潜水艦組の中ではまともな性格だな」


長門「別に他の娘も悪いというわけではないのだがな…」


提督「男性的観点から見ると…幼馴染的な?」


長門(それってラブコメだと敗北フラグでは…?)


提督「気軽に物を言い合ったり、時に一緒に出かけたりとかそういう…」
   「…そういう青春を過ごしたかった…!」


長門「失われたものは戻ってこないんだから諦めろ」


提督「わあっとるわ!…んで容姿に関しては、ふともももだが…背中が良いと思う」


長門「せ、背中フェチ…?」


提督「なんか指を這わせたくなる不思議な魅力を持った背中だ、アレは」




伊168「し、司令官が望むなら…やる前に声をかけてくれたら、良いよ…?」


伊19「ちょっと、あざといの」


伊168「あ、あざとくないっ!」

207: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/26(木) 21:54:05.69 ID:VHgrejzoo

提督「次はゴーヤでち」


長門「その口調はやめてくだち」


提督「しかし、あの口癖は一体なんなんだろうなぁ」


長門「提督が無理な任務をこなしまくって精神が──」


提督「週の初め以外は殆ど出撃させてないから!週の初めも疲労抜きや被弾時の修理はちゃんとやってるから!」


長門「わかっているがな、それでも週の初めはかなり忙しそうだぞ?」


提督「あんな任務を出してくる大本営さんサイドにも問題があると思う」


長門「それもそうだが…」


提督「逆に言えば任務以外では出撃させてないしなぁ」




伊58「別に不満はないけど、頑張った時はちゃんと褒めて欲しいでち」


伊168「毎回チャンプルーってからかわれるのは流石にね」

208: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/26(木) 21:54:33.19 ID:VHgrejzoo

提督「んで、性格は…本当になんであんなに懐いてるんだ?」


長門「提督の後ろをとことこ着いているのをよく見かけるな」


提督「撫でたりすると本当に嬉しそうにしてくれるからな、撫ですぎてしまうこともある」


長門「撫でるの好きなのか?」


提督「ああいった反応は見ていて楽しいからな。」




伊168「うらやましい…!」


伊58「ゴーヤの特権でち!」


まるゆ「まるゆも時々なでてもらっています」


伊58「なん…でち…?」




提督「見た目は…まあ可愛いよね。他の潜水艦と比べてちょっと幼い感じ」


長門「ところで提督指定の水着って…」


提督「濡れ衣です。俺が指定したんじゃなくて大本営が指定したものを俺が用意しただけです。」


長門「スクール水着が好きというわけではないのか?」


提督「いや、普通に好きだけど、わざわざ権力使って指定する程じゃねーっす」


長門「そうだったのか…」




伊58「てーとく、ゴーヤに嘘ついたの…?」


伊8(水着に関しては特に何も言ってなかった気がします)

209: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/26(木) 21:55:28.22 ID:VHgrejzoo

提督「続いてはっちゃん」


長門「ドイツ娘…本当にドイツなのか?」


提督「正直ちょっとあやしい」




伊8「心外ですっ!」


まるゆ「はちさんって、ドイツの艦だったんですか?」


伊8「えっ、いや、そういうわけではないけれど…」




提督「それは置いといて、独特のペースを持ってるよな」


長門「話し方とかゆったりしてるよな」


提督「あと、本をあまり用意してあげられないのは申し訳ないと思っている」




伊8「流石にわがままだって分かってはいるんですけど、欲しくなっちゃうんです」


伊58「ゴーヤには難しい話はわからないでち…」

210: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/26(木) 21:55:58.03 ID:VHgrejzoo

提督「性格は…まあさっきも言ったとおりマイペースだよな」


長門「提督が好きな癒し系な娘だ」


提督「特別好きだって訳じゃないが…まあ、確かに一緒にいると落ち着くな」


長門「でも仕事は早いんだよな、何故だ」


提督「ゆっくり本を読みたいからだそうです」


長門「成る程」


提督「で、見た目は…スク水白ニーソ金髪メガネ巨 (エセ)外人とか属性盛りすぎじゃないですかね」


長門「好きじゃないのか?」


提督「大好きです、ふともも最高!」


長門「そう言うと思った」




伊8「ソックスは、露出を抑えるためなんですけど…提督が気に入ってるなら、コレでも良いかな」


伊19「イクから目をそらしちゃダメなのっ!」

211: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/26(木) 21:56:26.88 ID:VHgrejzoo

提督「さて、泳ぐ18 さんか…」


長門「……」 ジトー


提督「…何か?」


長門「伊19が着任した時の提督の反応を──」


提督「またこの流れですか!?」


長門「…加賀の時の反応の理由はわかったが、伊19は何故だ?」
   「確かに潜水艦は貴重だが、あの時既に4種類の潜水艦がいた筈だ」


提督「そ、それはですね…」


長門「……それは?」

212: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/26(木) 21:56:55.24 ID:VHgrejzoo








     提督「──ぶっちゃけイクさん目当てで提督になったからだッ!!」







.

213: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/26(木) 21:57:27.13 ID:VHgrejzoo


長門「!?」 ブフォ


他艦娘「!?」 ブフォ


伊19「流石、提督はお目が高いのね♪」




提督「はいこの話オフレコねー」


長門「わ、わかった…って納得するわけないだろうがぁぁぁぁぁっ!!」


提督「仕方ないでしょ!新参ホイホイのごとく釣られちゃったんだから!」


長門「因みにどこが気に入ったんだ!?」


提督「 ● ● い と こ ろ だ ! 」


長門「なんだよ…なんなんだよ!意中の相手が●●目的で仕事を選んでたって聞いた私はどうすれば良いんだよ!?」


提督「まあまあ落ち着いて…」



━━━━━━━━━━━━━━━━
─────────────
━━━━━━━━━━
───────
━━━━━
───

214: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/26(木) 21:57:58.11 ID:VHgrejzoo

提督「…落ち着いたか?」


長門「ああ、スマン。見苦しいところを見せたな」


長門「…つまるところ、女性の好みとしては伊19が一番近いのか?」


提督「うーん、そういうわけじゃないんだよな…」


長門「と言うと?」


提督「お付き合いした人と●●いことしたい人ってまた別なのよ」


長門「なんか最低の発想を聞いてる気がする…」


提督「実際に手を出してるわけじゃないから、これくらい良いじゃん…」


長門「それはそうなんだがなぁ…はぁ……」




伊19「イクさん的には、●●●なことも大歓迎なの!」


伊168「鎮守府の風紀を乱しちゃダメ!」


伊58「右に同じでち!」

215: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/26(木) 21:58:27.99 ID:VHgrejzoo

長門「提督の衝撃告白の後だが、まるゆだ」


提督「癒し」


長門「まったくだな」


提督「最初は馴染めるかどうか心配だったが、潜水艦組や木曾のお陰でだいぶ馴染んだみたいだな」


長門(流石に潜水できない潜水艦ってどうなのって思ってたのは内緒だ)


提督「彼女には、鎮守府周辺海域の哨戒を随伴艦として手伝ってもらってる」


長門「わりとまるゆ無しでは生きていけない鎮守府になってしまっているような気がするな…」


提督「いつも被害担当艦にしてしまっているのは本当に申し訳ないと思っている」


提督「そして、まるゆを公私共にサポートしてくれている木曾にも頭が上がらない」




まるゆ「そんな!まるゆは隊長のお役に立てているだけで嬉しいですから!」


木曾「確かに酷い扱いではあるかも知れんが、必要なことだからな…俺からは何も言えん」
   「世話に関しては、俺が好きでやっているだけだ。気にすることはない」

216: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/26(木) 21:58:57.04 ID:VHgrejzoo

提督「最初のころはちょっと引っ込み思案なところもあったけど、最近は自信が出てきたみたいだな」


長門「ああやって、海で頑張っているのを見るとちょっとした親の気分になれる」


提督「ああ、確かに兄か父親な目線で見てたな…」


長門(流石にあの見た目を異性として見てたら、なぁ…)


提督「しかし、あの白スク指定した陸軍はどうなんだ…」


長門「例のごとく提督指定のやつだと」


提督「だから!上から…この場合は横から指定された物を装備させてるだけなの!俺の趣味じゃないの!」


長門「でも好きなんだろう?」


提督「流石にあの年齢ではちょっと」


長門「それもそうか…」




まるゆ「うーん、でも毎回ボロボロにしちゃうのは申し訳ないです…」


伊19(中破は割と犯罪的な絵だったりするの)

217: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/26(木) 21:59:27.59 ID:VHgrejzoo

提督「潜水艦組はこれで終了か」


長門「伊401…」


提督「ん?イオナかな?(すっとぼけ)」


長門「…まあいない者は語れないから仕方ないのだがな」

237: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/29(日) 22:01:58.42 ID:0rkzqszho

提督「ええい、球磨型だ!球磨型いくぞ!」


長門「やけっぱちになるな」


提督「一番艦の球磨か…まあなんというか」


長門「なんというか?」


提督「『マジで優秀な球磨ちゃん』だな」


長門「なんで重巡クラスの火力あるんだろうな…」


提督「まあ性能面はおいといて、妹達に対しては結構お姉ちゃんキャラしてるんだよね」


長門「普段はマスコットみたいな感じだがな」


提督「一日の終わりに妹達の様子をこっそり聞いてくる球磨ちゃんマジお姉さん」




球磨「そ、それは内緒だって言ったクマーッ!」


多摩(実は球磨型全員が知ってることニャ)

238: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/29(日) 22:02:26.25 ID:0rkzqszho

提督「ただ、お姉さんキャラしててもマスコット感が否めないので異性としては見れない感じ」


長門「提督が頭を撫でているところを良く見るな」


提督「撫でると嫌がるけどなー。ただ余り構ってないと拗ねる」


長門「割と撫でられるのも嫌じゃないのかもな」


提督「あと他の娘撫でてても拗ねる」


長門「そりゃあ、ほったらかしにされればそうなるだろう…」


提督「まあ流石にアレは良くなかったかな。その日の晩飯の鮭取られたし」


長門(完全に熊になってるような…いや、そういうキャラだったか)


提督「割と声も好きだったりする。『ヴォー!?』とか痛そうだけど何度も聞いてみたい声だ」


長門「髪フェチな上に声フェチ…?」




球磨「退屈してないって言ったクマー!構ってほしい訳じゃないクマー!」


北上「と言いつつ提督の執務室に入り浸るのであった」


球磨「ヴォー!!」

239: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/29(日) 22:02:53.00 ID:0rkzqszho

提督「続いては多摩」


長門「一言で言うと」


提督&長門「「 猫だろ 」」




多摩「猫じゃないニャ!」




提督「ああ、確かに猫そのものじゃないけど猫キャラであることは確かだよな」




多摩「猫キャラでもないニャッ!!」




長門「でもじゃらすと楽しそうに遊ぶよな」




多摩「うにゃあああああああ!!」




提督&長門(( 楽しい ))

240: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/29(日) 22:03:20.20 ID:0rkzqszho

提督「まあこんな感じで疑いようも無く猫な多摩さんですが」


長門「なんだかんだで提督に懐いてるよな」


提督「本当に『懐いてる』という表現がピッタリなんだよなぁ」


長門「よく執務机の上で丸くなってるのを見るな」


提督「絶妙に作業の邪魔をするあたりマジで猫っぽい」


長門「かといって構おうとするとどっか行くしな」


提督「まあ何が言いたいかというと…」


提督&長門「「 猫だろ 」」




多摩「しつこいニャ!天丼は嫌われるって習わなかったのかニャ!?」


大井「でも、まあ猫よね」


木曾「だな」

241: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/29(日) 22:03:47.77 ID:0rkzqszho

提督「三番艦、北上さま」


長門「なんで様付けなんだ?」


提督「だって本人がそう呼べって…」




北上「いや、自称はしたけど呼べとは言ってないから」




提督「実際問題、戦闘では非常にお世話になってるからなぁ」


長門「単純な火力なら私も負ける気はしないが…先制攻撃というのはな」


提督「今は触接で相対的な優位性は無くなったが…ぶっちゃけ手放せない」


長門「完全に重雷装艦なしでは生きられない体になってるな…」




北上「ふっ…提督を虜にしてしまうなんて、アタシったら罪な女だぜぃ」


大井「私も虜になっていますよ!」


北上「ああ、うん、知ってるよー」

242: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/29(日) 22:04:15.98 ID:0rkzqszho

提督「と、まあ性能面ばかり話してしまったな。次は性格とかか」


長門「飄々としてる印象があるな」


提督「まあ実際そうだと思う。掴みどころは確かに無いな」


長門「とはいえ、何かにつけて提督に会ってるところを見ると、結構提督がお気に入りみたいだな」


提督「確かに話している回数は多いし、話してて楽しいけど…そんな頻度で会ってるかなぁ」


長門「出撃回数や時間を考えると、最近は相当な時間を提督に費やしているぞ」


提督「マジか、それは嬉しいが…きちんと休憩はとって欲しいな」


長門(提督と会う事が休憩になってるんだろう…とは言わなくていいのだろうか)


提督「あと、阿武隈とは仲良くしてください。どっちかというと阿武隈が一方的に苦手意識持ってるっぽいけど」




木曾「随分とまたアイツにご執心なようだな」


北上「いやぁ、まあ、それは…そう、ねぇ…」 アセアセ


大井「…………」


多摩(大井がなんか怖いニャ)

243: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/29(日) 22:04:50.73 ID:0rkzqszho

提督「次は大井」


長門「…実際、どう思ってるんだ?」


提督「文句があるなら真正面から言ってください」


長門「その、一応聞こえるように言ってるから陰口では…我ながらこの理論は無いな…」




大井「…………」




提督「まあ、実際のところああいう感じで不満なところを言ってくれるっていうのは別に悪いことじゃないからなぁ」


長門「改善点も見つかるしな」


提督「大井は仕事に対してはマジメだからな。別に嫌いだからあんな態度ってわけでもない…みたい?だし」


長門「ああ、北上が関わらなければまともだよな、北上が関わらなければ」




大井「まあ…提督は無能ではないですからね。あと北上さんは大事な親友です」


北上(頬が緩んでる…なんだかんだで、評価されてるのが嬉しかったみたいだねぇ)

244: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/29(日) 22:05:20.01 ID:0rkzqszho

提督「まあ、文句言われてもへこまない訳じゃないから程ほどにはして欲しいかな…」


長門「何だかんだでそれをやっても許してくれるって、分かってるからやってるんだろうな」


提督「つまり、俺は大井に甘えられていた…!?」


長門「なん…だと…?」




大井「酸素魚雷をご所望ですか?」




提督(照れ隠しが辛いぜ……本当に照れ隠しなのかなぁ)


長門「大井はああ言ってるが、改二になって態度が和らいだよな」


提督「少しは認めて貰えたということで良いのかね」


長門(大井がああいう態度である以上、恋愛に発展するのは難しいだろうな…)




北上「もう少しだけ仲良くしても良いと思うけどねー」


大井「北上さんが仲良しすぎるんですよ」


北上「まあ本人がそう言うのならこれ以上は言わないけどさ」

245: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/29(日) 22:05:49.26 ID:0rkzqszho

提督「木曾だキソー」


長門「アクが強い球磨型の中では常識人だキソー」


提督「なんというか、末っ子ならではの苦労が垣間見える」


長門「だからこそ、まるゆに世話を焼くのかも知れんな」


提督「ああ、まるゆ相手だと姉になれるのか」


長門「まあ単純に放っておけないというのもあるだろうが」


提督「木曾さんマジ女神」


長門(同じ眼帯の天龍とはどうしてこんなに差がついてしまった…!)


提督「木曾は私の姉となってくれたかも知れない女性だ!」


長門「またソレか」




木曾「ううむ、提督の姉か…悪くないな!」


多摩「姉だと提督に甘えられないけど、良いのニャ?」


木曾「む、それは困る…」


球磨(ナチュラルに提督LOVEだクマ)

246: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/29(日) 22:06:19.42 ID:0rkzqszho

長門「ところで、一つ言っておきたいが…」


提督「ん?」


長門「実際、提督は木曾のこと好きだろう?」


提督「あ、良く分かったね。大好きだ」




木曾「!!」




長門「まあ、見てれば分かる。」


長門(比叡の方は気づかなかったがな…)


提督「まあ、木曾さんに『不安なのか』って声を掛けられて以来ずっとかなー」


長門「え、それだけ?」


提督「あの時はマジで不安だったんだよ…ロクに戦力も整ってなかったし、けど艦娘の皆の期待には応えたいしで」


提督「現状は仕事仲間として見てるが、何か機会があったらコロっと恋に落ちるかもな」




木曾「ま、まったく、愛だの恋だの恥ずかしい奴だな…」 ニヤニヤ


北上(そう言いつつ頬は緩み耳は真っ赤なのであった)

247: ◆ELh1UhR8A6 2014/06/29(日) 22:06:45.66 ID:0rkzqszho

長門「しかし比叡も好きで木曾も好きでとは、提督はなかなか浮気性な奴だな」


提督「別に付き合ってるわけじゃないし、問題ないと思います」


長門「どうなんだろうなぁ、二人同時に手を出したり流石に問題外だが」


提督「そもそも一番意識してるのは誰か、程度のものなんだけどね」


提督「さて次は──」

278: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:34:11.07 ID:NAFFvENlo

提督「さて、睦月型いくか」


長門「数が多いが、いけるのか?」


提督「がんばる。んで最初は睦月」


長門「睦月感激って、もしかしてヒデk──」


提督「それ以上はいけない。で、それは置いといて、子供らしい子供と言いますか」


長門「活発で無邪気なタイプだな」


提督「でも仕事に対しては結構真面目だから、駆逐艦のまとめ役とかやってもらうこともある」


長門「子供であっても一番艦、姉だということか」


提督「子供っぽくありながら、女性としての自覚が出てきた感じかね」


長門(なんかその言い方は犯罪っぽいな)




睦月「にゅふふー、もーっと睦月に頼っていいんですよ♪」


雷「それは私のセリフーッ!」

280: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:34:39.78 ID:NAFFvENlo

提督「そして結構ノリが良いのよねこの娘」


長門「多分提督にかまって貰えるのが嬉しいんだろうな」


提督「ああいう、無邪気に喜んでくれる娘と遊ぶのは楽しい」


長門「まあ外から見ると完全に犯罪なんだがな」


提督「やめて!」


長門「それで、外見は…」


提督「かわいい。…なんかこれ以上言及すると犯罪チックになるんだよなぁ」


長門「駆逐艦だからね、仕方ないね」


提督「魅力が無い訳じゃ全然ないんだが、いかんせん性格も幼いからな…」




睦月「むぅ、睦月とは遊びだったのーっ?」


卯月「さっき遊びって行ってたぴょん」

281: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:35:07.01 ID:NAFFvENlo

提督「次は如月か…」


長門「…まあ、大体予想はつくが…どんな印象を抱いているんだ?」


提督「●●い」


長門「うん、まあそうだよな」


提督「何なんでしょうね、あの男のツボを突く絶妙な言い回しとか」


長門「伊19と並ぶ双璧といった所か」


提督「狙ってやってる感があるからあざとさはあるが…分かってても精神(と 間)に悪い」


長門「外見は結構清楚な感じだがなぁ」


提督「そこら変のギャップもツボなのかもなぁ」




如月「あらぁ、司令官ったら…如月をそんな目で見てたのね♪」


望月「良くやるねぇ、ソレ」

282: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:35:32.88 ID:NAFFvENlo

提督「ただ、まぁ思うところが一つあって」


長門「うん、なんだ?」


提督「アレ絶対、如月の素ではないよなぁと」




如月「!!」 ドキッ




長門「む、それはまたどうしてだ?」


提督「的確にツボを突きすぎだからな、あそこまでは流石に狙わないとできない」


長門「そんなものなのか」


提督「根拠は無いが、ほぼ確信してる」


長門「ふむ、もろもろのアレコレが演技だったとすると…」


提督「内心恥ずかしく思いながら思わせぶりな発言を連発する、ちょっと背伸びした少女ってとこか」




如月「…………」 ダラダラダラ


皐月「…?凄い汗だよ、どうしたの?」

283: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:35:58.51 ID:NAFFvENlo

提督「続いて弥生」


長門「うーむ、彼女は鎮守府に馴染めているのか」


提督「感情表現が苦手とは言ってたが、普通に馴染んでるみたいだぞ」


長門「それならば良いのだが…」


提督「逆に俺には馴染んでないような気がする」


長門「うん?結構仲が良いと思ってたが」


提督「そうなのかなぁ、一応気にかけるようにはしてたから、そうだったらありがたい」


長門「むしろ、提督との時間が多すぎるから他と馴染めてるか心配だったんだが…」


提督「…あれ?」




弥生「司令官は、心配性すぎです」


文月「あたし達、普通に友達なのにねー」

284: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:36:24.39 ID:NAFFvENlo

提督「これ加賀と同じパターン?」


長門「まあ、そうなるな…」


提督「俺って提督失格なんじゃないですかね」


長門「そういう反省は後で良いから、弥生についてもっと語れ」


提督「うーん、なんていうか、泣いてる時に慰めてあげたいタイプ?」


長門「ふむ?」


提督「まあ、彼女は我慢が得意なタイプなんだが…そのせいで溜め込み過ぎることがありそうでな」


長門「ああ、感情表現も苦手って言ってるしな」


提督「まあ、そうやっていろいろ溜め込んで折れかけてるところを、支えてあげたいというか」


長門「やっぱり良くわからん」


提督「要するに、たまには甘えても良いのよってこと」




弥生「甘える…ど、どうすれば良いの?」 オロオロ


睦月「睦月的には、やりたいようにやれば良いと思うの」

285: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:37:18.97 ID:NAFFvENlo

提督「卯月か…」


長門「自由奔放というか、なんというか」


提督「うざかわいいって、便利な言葉よね」


長門「ああ、一言で表せるからな」


提督「というか、ぷっぷくぷーってなんだ」


長門「私に聞くな、流石にわからん」


提督「本人に聞いたら、『司令官は頭が固いぴょん』って言われた」


長門「多分意味とかないんだろうな」


提督「三隈のくまりんこみたいなものか…」




卯月「司令官、まだそんなこと悩んでたぴょん?流石に時代遅れだぴょん」


三日月(まともに相手をしない方が良いタイプなんですよね…)

286: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:37:44.50 ID:NAFFvENlo

提督「そんな彼女にもこだわりというか、誇りがあるようで」


長門「と、言うと?」


提督「睦月型全員を誇ってるというか、ちゃんと戦力になるんだって言いたいらしい」


長門「そういう思いは、私もわかる」


提督「睦月型は遠征に出してばっかりだからなぁ、そこら辺はちょっと耳が痛い」


長門「たまには出撃させてやらんとな…」


提督(そうは言っても、なかなか余裕がないんだよなぁ)


長門「しかし、そういう芯を持っているっていうのは意外だった」


提督「まあ、根は真面目…ではないけど、不真面目でもないからな。普段からもっと真面目だったら言うことないんだが…」




卯月「それはうーちゃんのアイデンティティにかかわるぴょん」


文月「あいでん…?」

287: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:38:11.36 ID:NAFFvENlo

提督「続きまして、皐月」


長門「くすぐりの称してのお触りは犯罪だぞ?」


提督「ちげーし!一緒に遊んでるだけだし!」


長門「完全に犯罪者の言い訳だな」


提督「俺も思った」


長門「まあそれはおいといて」


提督「割と睦月に似て無邪気な性格だよな、皐月の方が幼いけど」


長門「戦闘の時も、いの一番に突撃するタイプだしな。イノシシという訳じゃないんだが」


提督「ちょっと見てるこっちが冷や冷やしちゃうかな」




皐月「先に敵を倒せば、もう攻撃されないんだから大丈夫!」


如月「やだ、この娘脳筋…?」

288: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:38:37.73 ID:NAFFvENlo

提督「まあ、実際見ていて親の気分を味わえる娘だよな」


長門「見ていて危なっかしいところとかまさにって感じか」


提督「無理はしそうにないが、気づかない内に間違えたりしそうでな


長門「出撃時は目を離してないな」


提督「まあな。何かあってからじゃ遅いし」


長門「皐月本人としては、もうちょっと自分を信用して欲しいかも知れないが」


提督「うーん、とは言え大破進軍とかされても困るしなぁ」


長門「そういう時は提督の指示を仰ぐように教えれば良いだろうに」


提督「でもなぁ…」


長門(過保護すぎだろ)




皐月「ボクに任せてって言ってるのに、もう!」


弥生「やっぱり、司令官は心配性」

289: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:39:03.30 ID:NAFFvENlo

提督「文月か」


長門「睦月型の無邪気枠その3」


提督「と思っていたんだが…」


長門「うん?」


提督「結構、毒を吐くからなぁ…」


長門「確かに、どこで覚えたんだろうな」


提督「もしかしてすべて分かって言ってるんじゃなかろうか」


長門「……いや、そんなまさか」


提督「流石に無いとは思うが、でも割と的確に毒を吐くからなぁ」




文月「うーんとね、天龍お姉ちゃんと龍田お姉ちゃんが使ってた言葉まねしてるの」


望月(主に龍田なんだろうなぁ…)

290: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:39:57.90 ID:NAFFvENlo

提督「とはいえ、電とはまた違った正統派ロリであることは確かなんだよな」


長門「あの舌足らずなところとかな」


提督「さっき言った言葉遣いも、無邪気故の残酷さと考えれば…」


長門「それはちょっと苦しいと思う」


提督「俺視点での話をすると、印象は皐月に近いかな」


長門「また過保護か」


提督「でもああいう娘見てるとちょっと心配だなーとか思うだろ?」


長門「確かに思うが、あそこまで過保護にはしない」


提督「むむむ…」




文月「司令官、ちょっとうざい」


三日月(あ、これは摩耶さんの真似かな)




提督「!?」

291: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:40:26.48 ID:NAFFvENlo

提督「…気を取り直して、長月か」


長門「真面目な娘だな」


提督「なんというか軍人気質だよな」


長門「曲りなりにも海軍なんだから、軍人気質が普通な筈なんだがな…」


提督「艦が揃っていないころは本当にお世話になりました」


長門「私がいない頃の鎮守府を支えていた艦娘か…」


提督「ああいう頼もしいこと言ってくれる娘にはつい頼ってしまう」


長門「まさかの『長月、駄目提督製造機説』か」


提督「奮い立たせてくれるから、駄目提督にはならないと思う」




長月「司令官の相談にのるのも仕事の内だ」


卯月「ちょっと真面目すぎるっぴょん」

292: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:40:54.65 ID:NAFFvENlo

提督「しかし、そんな軍人気質な彼女もつっつくと動揺する」


長門「なんだ、犯罪か」


提督「…あれ、もしかして言い訳しようもない?」


長門「まあ、割と受け流しそうなタイプではあるよな」


提督「良くも悪くも慣れていなんだろうな」


長門(…実は私も触られるのは慣れていないんだよなぁ)


提督「しかしほっぺたつっついただけであんな反応とはなぁ」


長門「子供である自分を押し殺そうとしてるからじゃなかろうか」


提督「ああ、ふざけると余裕が無くなるのか。別に無理はする必要ないんだが…」




長月「無理などしていない。ただ…武勲を立てたら、褒めてほしい」


睦月「そんなに難しく考える必要ないのにー」

293: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:41:24.20 ID:NAFFvENlo

提督「そして菊月」


長門「割と長月に近いといった印象だが…」


提督「大体合ってるが一部違う」


長門「というと?」


提督「割と素が出やすい」


長門「あのキャラ、結構無理してたのか…」


提督「無理してたというか、ああいうのに憧れでもあるんじゃないかな」


長門「それって中二b──」


提督「やめなさい、あと菊月さんに言いたいことが一つ」


提督「改装した時は形式的でも良いからお礼言いなさい」




菊月「む、確かに礼の一つも言わないのは無作法であったか…」


三日月「というか、今まで言ってなかったの…?」

294: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:41:51.10 ID:NAFFvENlo

長門「でだ、菊月は提督が好きな銀髪だが」


提督「ああ、良い髪だ。いじりたい」


長門「やっぱり犯罪者…」


提督「やめて!…まあ菊月は触らせてくれないだろうけどなー」


長門「うん、そうなのか?」


提督「ほっぺたつっついたらめっちゃ照れてたし」


長門「マジか、っていうかそれが素なのか」


提督「素の方が可愛いのになぁ、ちょっともったいない」


長門「ちょっと興味が沸くな、菊月のそういう態度は」




菊月「か、可愛いなどと…!わ、私にはそんな評価はいらん!」


如月「んもう、わがままねぇ」

295: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:42:20.11 ID:NAFFvENlo

提督「お次は三日月」


長門「睦月型の真面目枠」


提督「長月とはまた違った真面目さよな」


長門「ちょっと謙虚過ぎるところはあるかも知れん」


提督「普通に仕事できてるし、戦闘でも割と活躍してるのになぁ」


長門「まあ、だからこそああやって頑張っているのかも知れないがな」


提督「ほんま、三日月さんはええ娘やで…」


長門「卯月に見習わせたいくらいだな」


提督「三日月みたいな卯月は卯月じゃないと思うがな」


長門「確かに」




三日月「そうやって褒めて頂けるのは嬉しいです。もっと努力しなきゃ…!」


卯月「うーちゃんにはコレは無理ぴょん」

296: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:42:51.14 ID:NAFFvENlo

提督「まあ要するに真面目かわいいということだな」


長門「本当に一言で要約してしまったな…」


提督「まあやっぱり、謙遜し過ぎなところは問題かな。あと努力し過ぎになりそうなところとか」


長門「そこらへんは本人の気質だからな、そこまで悪いって訳でもなかろうし」


提督「そういえば、褒めようとして頭撫でたら叱られたことあるなぁ」


長門「実際、頭撫でるってそこまで良い手段じゃないしな」


提督「わかってるんだが、あそこまで健気だとつい撫でたくなるんだよ。髪質も良さそうだし」


長門「自分の欲望も入ってるじゃないか…」


提督「そんな訳で髪を梳かすというところで落ち着きました」


長門「ああ、それは許されたんだな…」




三日月「流石に仕事中じゃなければ歓迎しますよ?」


菊月「恥ずかしい訳では、ないのか」

297: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:43:21.25 ID:NAFFvENlo

提督「睦月型最後はもっちー」


長門「も、もっちー…?」


提督「望月にこう呼んで良いかって聞いたら良いって言われた」


長門(適当にあしらわれただけでは…)


提督「そんで、望月の印象だが…」


長門「サボり魔という印象があるな」


提督「最初はそう思っていたんだがな」


長門「まさか、違うのか」


提督「態度だけ見るとサボりたがりだが、結構真面目でなー」


長門「…なんというか、コレは本当に意外だ」




望月「…まあ、サボった方がめんどいことになるしね、ホントそれだけだよ」


文月「そーなのかー」

298: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:44:02.37 ID:NAFFvENlo

提督「そしていきなりではあるが、俺は『望月、駄目提督製造機説』を提唱したい」


長門「…なんというか望月に頼るイメージは沸かないが」


提督「うーん、頼るっていうか、巻き込まれる?」


長門「ああ、あの独特な雰囲気にか…」


提督「ああ見えて結構気遣いがうまい娘なのよね、疲れてる時とかに休めって言ってくれるし」


長門「他人の疲れにも敏感なのか」


提督「んで、じっさい一緒に休んだりするといつもより安らぐんだ、絶妙なタイミングなんだよな」


長門「そういう部分は真似できないだろうなぁ」


提督「結論、望月はダウナーかわいい。そして気遣いの出来る娘」




望月「まあ、司令官に倒れられても困るしね。なんだかんだで嫌いじゃないし」


長月「確かに、働きすぎは良くないな」

299: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/02(水) 22:44:29.78 ID:NAFFvENlo

提督「やっぱし人数が多いと時間かかるな…」


長門「まだ陽炎型が存在している、頑張れ」


提督「まーもうすぐ折り返し地点だしな、もうひと頑張りするか…」

331: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/05(土) 22:19:42.35 ID:egk0Jxjpo

提督「続いては航空戦艦の時代、という訳で扶桑」


長門「艦橋が非常にデカい。見てて不安になる」


提督「ビスマルクも驚くその違法建築っぷりだからな…」


提督「まあそれはいいんだが、扶桑と言えばやはり山城に対する愛が伺えるってのがあるよな」


長門「まあ山城から扶桑への愛程じゃないがな」


提督「あと、伊勢や日向に対するライバル心。ウチではむしろ扶桑の方が活躍してるけどね」


長門「なんだかんだでそれに関しては嬉しそうだったぞ、少しはしゃいでたし」


提督「ああいう落ち着きのある美人がはしゃぐのってとても可愛いよな」


長門「まあ、より身近に感じることは確かだな」


提督「MVPとったときのドヤ顔とかとっても可愛いです」




扶桑「まあ提督ったら、そんなにからかわないでください」


山城「…………」

332: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/05(土) 22:20:10.31 ID:egk0Jxjpo

提督「まあさっきも言及したけど、扶桑は落ち着きのある美人だよな」


長門「私から見ても絵になる美しさだからな」


提督「こういっちゃ難だが、影があるところもかなり良い」


長門「薄幸のなんちゃら、ということか」


提督「スタイルも良いしなぁ、中破の時は目のやり場に困る」


長門「恥ずかしそうにはしてるんだが…隠さないんだよなぁ」


提督「腰つきが●●いんですよね、アレ」


長門「余り言及し過ぎると山城に噛み付かれるぞ?」


提督「確かに、これ以上は止めておこう」




扶桑「こうやって自分のことを評されるというのは、なかなか恥ずかしいものですね…」 テレテレ


山城「どう考えてもセクハラなんですけどね…」

333: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/05(土) 22:20:36.40 ID:egk0Jxjpo

提督「続いて山城」


長門「姉にべったりだよなぁ、微笑ましいといえば微笑ましいが」


提督「あと、そのなんだ…余り言いたくはないんだが…」


長門「?」


提督「彼女を秘書艦にしてると…気が滅入ってくるな…」


長門「流石にそれは言いすぎだろう」


提督「報告書を不幸の手紙と評したり、艦隊帰投の時にテンション最低レベルで報告されたりするんだぞ」


長門「…いや、それは…」


提督「それほどネガティヴな事は言ってないんだけどね、インパクトが強すぎるのよ…」




山城「だって…どうせ私は不幸ですし…」


扶桑「山城、あまり提督に迷惑をかけてはダメよ」


山城「はぁい…(扶桑姉さまに叱られた…不幸だわ…)」

334: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/05(土) 22:21:05.97 ID:egk0Jxjpo

提督「別に嫌いじゃないんだけどね、俺のことないがしろにはされるけど」


長門「扶桑にべったりだからなぁ」


提督「山城自身を褒めるより、扶桑を褒めた方が喜ぶしなぁ」


長門「分かってはいたが、筋金入りだなそれは」


提督「姉に似て美人なのにね、残念なとこ多いんだよね…」


長門「黙っていればかわいいとかそういう感じか」


提督「扶桑と話してると影から物凄い視線で見てくるしな」


長門「何が彼女をあそこまで駆り立てるんだ…」


提督「愛、かな」


長門「愛ってなんだ…?」




山城「扶桑姉さまは、もっと提督を警戒すべきなんです」


扶桑「うーん、そうかしら…?」

335: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/05(土) 22:21:33.99 ID:egk0Jxjpo

提督「お次は伊勢さん」


長門「何気に鎮守府への着任が遅かったんだよな」


提督「もう少しでビスマルクよりも遅くなるところだったからな…」


提督「そんな訳で彼女に対する印象は…印象は…」


長門「何かあったのか?」


提督「いや、なんというか…普通?」


長門「ふ、普通?」


提督「なんというか、秘書艦としても普通に優秀で、話題も航空戦艦の戦力に関する話で」


長門「…普通、だな」


提督「我が鎮守府で普通な娘は貴重だが、コメントするとなると結構困る」




伊勢「普通…良いことなのかな、日向?」


日向「まあ、そうなるな…」


伊勢「投げやりすぎるよ…」

336: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/05(土) 22:22:04.38 ID:egk0Jxjpo

提督「敢えて言えば、結構日向に関する言及が多いとは思う」


長門「確かに、何かと話題にしてる気がする」


提督「が、山城とか千代田とかがいるからな…」


長門「比較対象が悪いと思う」


提督「頼りになるし、実際頼りにしてるんだが…」


長門「こう、インパクトが足らんと」


提督「黒インナーという武器を持っているんだがな…」


長門「それは提督の好みの話だろう」


提督「スタイルが良い人が着ると途端に凶器になるのよね、黒インナー」


長門「伊勢の話じゃなくて黒インナーの話になってる」




伊勢「…もっと露出度を上げるべきなのかなぁ」


日向「必ずしも肌色を出せば色気が増える訳ではないぞ」


伊勢(日向がこわれた…!?)

337: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/05(土) 22:22:32.12 ID:egk0Jxjpo

提督「そして日向」


長門「なんか、良く分からない武装の話をされるな」


提督「軍艦としては、現代の兵器には興味が沸くんじゃないかね」


長門「そうは言うが…ぶいえるえす?と言われてもな」


提督「護衛艦の方は地味にF-35が離着陸出来るんだよな…というのは置いといて」


提督「着任したばかりの頃は実は苦手な人だったんだよなぁ」


長門「なんと、一体何が?」


提督「地味に提督扱いされなかったり、新人に対して『酔狂だ』と評したり…」


長門「辛辣だなおい」


提督「一番ダメージがでかかったのは、改造直後に『あ、君まだ居たんだ』って言われたことかな…」




日向「…私なりの冗句や気遣いのつもりだったのだがな」


伊勢「流石に言葉が悪すぎると思うなぁ」

339: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/05(土) 22:22:59.74 ID:egk0Jxjpo

提督「まあ何だかんだでもう慣れたけどね。別に邪険にされてた訳ではなかったし」


長門「コミュニケーションは多くとってたみたいだな」


提督「というか、ある事に気づいてな」


長門「あること?」


提督「表情からは分からないが、航空戦艦への改装にめっちゃ喜んでるんだよね彼女」


長門「そうだったのか…?」


提督「武装のこととか聞くとめっちゃ嬉しそうに語りだすよ」


長門「…護衛艦に関することもその延長?」


提督「そういうことだ、というか改造前と改造後で態度がかなり変わってビビった」


長門「なんというか意外だな」


提督「俺も意外だし、だからこそ見てて楽しいんだよね」




日向「そんなにはしゃぎ過ぎていただろうか?」


伊勢「はしゃいではいないけど、見る人が見れば結構わかりやすいと思うよ」


日向「そうか…まあ、航空戦艦の時代だからな、仕方ない」

341: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/05(土) 22:23:31.62 ID:egk0Jxjpo
【おまけ】


長門「そういえば『霧』に対する評価を聞いていないな」


提督「まあ短い間しか一緒じゃなかったし、資源の関係でうまく扱えなかったからなぁ」


長門「私の着任前だから、ぜひ聞いてみたいのだが…」


提督「うーん、じゃあイオナから話してみるか」


提督「まあ性能面は語る必要もないだろうが、恐ろしいほど強かったな」


長門「そんなにか」


提督「ぶっちゃけ長門より強い、そして長門より大食らい」


長門「マジか」


提督「彼女のせいで『潜水艦って運用資源こんなに多いのか…』という思い込みが生まれたからな」


長門「今では考えられんな…」

342: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/05(土) 22:24:05.20 ID:egk0Jxjpo

提督「性格とかの面を見ると…良くも悪くも無垢だったな」


長門「無垢か、メンタルモデル?というのは皆そういう感じなのか?」


提督「そういう訳じゃない、というか個性的な奴ばっかだった」


長門「で、どんなセクハラをしたんだ?」


提督「セクハラすること前提なんですね…まあ構成材質が気になっていろいろ調べたりはしたが」


長門「例えばどんなことを?」


提督「素肌に触って


長門「有罪」


提督「堪忍してつかぁさい…」

343: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/05(土) 22:24:31.43 ID:egk0Jxjpo

提督「んで次というか最後にタカオだな」


長門「ん?味方をした『霧』は三隻だと聞いたが…」


提督「大戦艦ハルナなどというメンタルモデルは存じておりません」


長門「把握した」


提督「タカオの話に戻るが、彼女は…うん、まさに『従順タカオ』というフレーズがぴったりだったな」


長門「ツンデレ重巡と聞いたんだが」


提督「ツンデレっていうのは、もっとツンが多い娘のことを言うと僕は思うんです」


長門「デレデレ重巡だったか…」


提督「言葉遣いは確かにツンデレだったんだけどね、態度が完全にデレ満載だったからね」

344: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/05(土) 22:25:05.40 ID:egk0Jxjpo

提督「しかし、責任とってねと言われたんだがどう責任を取ればよかったんですかね」


長門「ちょっと待て何をしたんだ一体」


提督「普通に改修したりしただけなんだけどなぁ」


長門「どういうことだってばよ…」


提督「あと乙女プラグインとかいろいろ気になること言ってたな、結局聞けないうちに帰っちゃったが」


長門「私の中の『霧』像が完全に混沌と化したんだが」


提督「他にもカーニバルダヨ!とか完全武闘派キリシマとかいろいろいたなぁ」


長門「メンタルモデルって一体…」


提督「そこらへんは(作品の)根幹に関わるんじゃないかな」

345: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/05(土) 22:25:33.97 ID:egk0Jxjpo

提督「とまあこんな感じで寄り道してしまったが」


長門「語ってない艦娘はまだまだいるな」


提督「さっさと次決めて語るか…」

376: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/08(火) 22:06:52.69 ID:bUcdGSGdo

提督「それでは吹雪型いきましょう、吹雪型」


長門「となると最初は吹雪か」


提督「我が鎮守府最初の艦娘だな」


長門「因みに、何故吹雪を初期艦に選んだんだ?」


提督「…実は選んだ覚えがない。っていうか選べたことを着任一週間後に初めて知った」


長門「おいおい…しっかりしてくれよ」


提督「まあそれはもう仕方ないとして、着任してからの二言目が印象的でな」


長門「というと?」


提督「『し、司令…官…?』ってドン引きされた」


長門「一体何をやった」


提督「俺もわからん、っていうか聞いても答えてくれない」




深雪「で、実際どうしてなのさ?」


吹雪「…ノーコメントで(●●●見られたって勘違いしただけなんだけどね…)」

377: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/08(火) 22:07:27.60 ID:bUcdGSGdo

提督「なんだかんだあったけど、まっすぐで明るい娘だなぁって思ったけどね」


長門「年相応と言うべきかな」


提督「それでその、特徴は…」


長門「…まあ、なんだ」


提督「特徴がないのが特徴というある意味おいしいポジションを手に入れてるし」


長門「周りのメンツが濃すぎるっていうのもあるとは思うがな」


提督「かわいいんだけど、かわいいだけじゃこの業界は生き残れないのよ!」


長門「元が軍艦なんだから別にそこは気にしなくて良いと思うが…」


提督「史実を考えれば主人公でも全くおかしくない立ち居地ではあるんだけどねぇ…」




吹雪「ひどい、確かにひしひし感じてはいたけどこれはひどい」


磯波「イジられ役になれてるだけマシだと思います」

378: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/08(火) 22:07:53.35 ID:bUcdGSGdo

提督「続いて白雪」


長門「おしとやかな雰囲気を持つこれまた真面目な娘だな」


提督「彼女のお茶はおいしいです」


提督「んで、長門が『おしとやか』と言ったが確かにどこかお嬢様めいた雰囲気はあるよな」


長門「ところどころ品がある発言をするからな」


提督「お嬢様というと料理できないというイメージがあるが、むしろ料理上手そうなんだよなぁ」


長門「確かに、少なくとも下手なところは思い浮かばないな」


提督「そういうわけで白雪の料理食べてみたいです」


長門「いつからお願いコーナーになった」




白雪「料理、ですか。司令官がどうしてもとおっしゃるなら」


初雪「流石、マジメ」

379: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/08(火) 22:08:21.28 ID:bUcdGSGdo

提督「で、さっきのお嬢様発言をひっくり返すようで申し訳ないが」


長門「うん?」


提督「割とトリガーハッピーなところあるのよね、あの娘」


長門「そ、想像できないな」


提督「なんか、弾幕張ってる光景が好きみたい」


長門「ブライt──」


提督「別に弾幕薄いとは言って……言ってたな、そういえば」


長門「艦隊戦ではなく、対空戦の方が楽しめるんじゃないか?」


提督「そう言ったら『対空戦だけじゃ物足りないからやってるんです!』って言われた」




白雪「見てて楽しいじゃないですか、弾が沢山ある光景って」


叢雲「それはアンタだけでしょ…」

380: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/08(火) 22:08:48.36 ID:bUcdGSGdo

提督「初雪か」


長門「望月と並ぶ面倒臭がり屋というイメージだが…」


提督「単純に痛いのが嫌だから引きこもってるだけらしい」


長門「まあ痛いのが好きな奴はそうそういないと思うが」


提督「意外とサボったりしないからね、態度はダルそうだけど」


長門「確かにサボって何かしてる所は見たことがなかった」


提督「まあそもそもあまり出撃させてないしな、あれくらいなら大丈夫なんだろう」


長門「やるべきことをやってるのなら、別に問題は無いか」


提督「まあもうちょっとやる気出しても良いと思うけどな…」




初雪「痛いから、ヤダ」


深雪「そこはもうちょっと頑張ろうぜ…」

381: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/08(火) 22:09:15.38 ID:bUcdGSGdo

提督「明日から本気出すと言いながらなんだかんだで夜戦で本気出してくれるんだよね」


長門「駆逐艦にとっては夜戦が本番だからな」


提督「つまり、初雪は夜戦に向けて体力を温存していた…!」


長門「まさかの初雪策士説」


提督「普段から最低限の働きのみをすることで、己の全てを夜戦に最適化させる…」


長門「どちらかというと川内がやってそうだなソレは」


提督「まあ俺としては昼戦も頑張って欲しいんですけどね」


長門「まあそれはムリだろう」


提督「だよなぁ、そこらへんは適材適所で頑張るしかないか…」




初雪「まあ、ちょっとだけなら頑張っても良い。ちょっとだけなら」


吹雪「どれくらい?」


初雪「…魚雷一本分くらい?」


吹雪(良く分からない…)

382: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/08(火) 22:09:52.42 ID:bUcdGSGdo

提督「そして深雪」


長門「言いたくはないがやかましい」


提督「元気があって大変よろしい!…というアレは置いといて」


提督「なんというか、戦闘で活躍させて上げたい娘だなぁ、と」


長門「まあ、史実を鑑みるとそうなるな…」


提督「取りあえず、電と会わせてはいけない、うん」


長門「流石に大丈夫だと思うが」


提督「まあ、活躍させてあげたいと思いつつ遠征組なんですけどね」


長門「駄目だこりゃ」


提督「(キラ付けで)鎮守府周辺の哨戒はさせてるから、うん」




深雪「流石に物足りないんだよな、もっと強い敵と戦いたいぜぃ」


白雪「そうやって、怪我をしたら元も子もないですよ?」

383: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/08(火) 22:10:19.08 ID:bUcdGSGdo

提督「あと、ネーミングがちょっと残念」


長門「まあセンスが良い奴というのもなかなかいないものだが」


提督「流石に『深雪スペシャル』はなぁ」


長門「ア○゛ンストラッシュを思い出すな」


提督「なんでや!そっちはカッコイイやろ!」


長門「違いがわからん」


提督「はぁ…まあ、戦闘中の深雪は楽しそうだからな、見ていてこっちも楽しい。ヒヤヒヤもするけど」


長門「あの表情は夜戦中の川内に通じるものがある」


提督「夜戦じゃないぶん、安上がりになるから深雪の方がお財布に優しいです」




深雪「深雪スペシャルは仕方がないだろ!それ以外思いつかなかったんだから!」


叢雲「そこが残念なのよ…」

384: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/08(火) 22:10:46.67 ID:bUcdGSGdo

提督「ツンデレ駆逐艦、叢雲」


長門「ツンデレと言うほどデレがあっただろうか?」


提督「5%くらい?」


長門「それは最早ツンデレではないと思う」


提督「それは、ツンデレというにはあまりにもツンが多すぎた。険しく、辛辣で、キツく、そしてデレがなさ過ぎた。それは、正にツンツンだった」


長門「さながら提督ころしか」


提督「流石に酸素魚雷を撃たれそうになったときは死ぬかと思った」


長門「何をやったんだ?」


提督「見てただけなんだが」


長門「どこを?」


提督「脚を」


長門「そりゃ駄目だ」




叢雲「流石に気に入らないわよ、ああいう見られかたは」


磯波「酸素魚雷は止めたほうが言いと思います…」

385: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/08(火) 22:11:14.47 ID:bUcdGSGdo

提督「割と武人肌なところもあるのよね、この娘」


長門「確かに、誇りを持って戦ってるように感じるな」


提督「それもあるし、やっぱり言葉遣いかな」


長門「戦場(イクサバ)とか、私の前を云々とかか」


提督「そういう精神もあって、恋愛的というかそういうのが受け入れられないのかもなぁ」


長門「自身の魅力に言及したりもするが…そこはどうなんだろう」


提督「やはり艦としての魅力ということなのかね」


長門「となるとやはり相棒として見て欲しいという感じか」


提督「とはいえ、まだちょっと幼さもあるしなぁ」




叢雲「まあ、幼いのは自覚してるわ。でも私は一人の艦娘であり、一隻の駆逐艦だから、活躍もしたいのよ」


深雪「やっぱし戦ってナンボだよなぁ」

386: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/08(火) 22:11:41.76 ID:bUcdGSGdo

提督「最後は磯波」


長門「うーん、言っては悪いがこれといったイメージが無いな…」


提督「ちょっと気弱な部分とか、可愛いのよ?」


長門「それくらいは分かるが、それくらいしか知らない」


提督「結構努力家なのよね、三日月程じゃないんだけど」


長門「三日月はむしろ努力しすぎだ」


提督「だからそこまでムリし過ぎることはないだろうと思ってる。見ていて安心できる娘だな」


長門「なるほど、安定感があるのか」


提督「ああ、あと磯波に言いたい事が一つ」


提督「入渠は有給以前にちゃんと給料が出る休みとして定められています」




磯波「そ、そうだったのですか…!?」


吹雪「むしろなんで知らなかったの…?」

387: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/08(火) 22:12:08.39 ID:bUcdGSGdo

提督「そういえば、潜水艦組と鉢合わせになったとき凄かったな」


長門「ああ、潜水艦トラウマ組か…」


提督「ちょっと見てて可哀想になるくらい取り乱してた」


長門「まあ私にもトラウマがあるから、取り乱したくなる気持ちはわかる」


提督「ちゃんと仲良くなれたのかなぁ」


長門「いや、そこは提督がなんとかするところだろう」


提督「あまり無理に仲良くさせてもトラウマを刺激するだけかなぁと思って」


長門「理屈は分かるが、もうちょっと頑張れよ」


提督「そもそも潜水艦組と接点がなかなか無いから難しいんだよねぇ…」




磯波「な、なんとか克服できるように頑張ります…!」


叢雲「無理は禁物よ、それで頑張った結果精神がダメになっては意味無いわ」

388: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/08(火) 22:12:34.46 ID:bUcdGSGdo

提督「さて、そろそろ折り返し地点の筈だ」


長門「逆に言えばまだ半分残ってるということだ」


提督「それを言うなよ…」

404: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/11(金) 22:25:43.76 ID:1Ex8DBOwo

提督「そんなわけで利根型より利根」


長門「重巡なのに幼い見た目だな、改二だと特に」


提督「のじゃロリは初春と被っているが…何故か初春よりも精神面が幼いイメージがある」


長門「なんというか、筑摩の姉であろうとして背伸びすることが多いからかもな」


提督「確かに、それは言えてるな。そこまで背伸びせずとも十分に姉らしいと思うが…」


長門「そこら辺は、一番艦としての誇りとかそういう感じだと思う」


提督「なんかあやふやだな…まあ長門型一番艦が言うのならそうなんだろうが」


提督「しかし、背伸びしすぎてかえって幼く見えるとは…暁を思い出すな」


長門「彼女もネームシップだったな、まさか一番艦は精神的に幼いという法則が…?」


提督「そしたら長門自身が精神的に幼くなるんだが」




利根「幼い幼いと!我輩をなんだと思っておる!筑摩の、お姉さんなのだぞ!?」


筑摩「かわいい」

405: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/11(金) 22:26:10.92 ID:1Ex8DBOwo

提督「そんな訳で、まず利根に言いたいことが一つ」


長門「なんだ?」


提督「履いてくださいおねがいします」


長門「ああ、確かに見ていて危ないなアレは…」


提督「そしてそれに少しも頓着していない利根さん」


長門「マジか、凄いな」


提督「履かないままなのは、俺が男と思われていないからなのか、それとも別の意味を持っているのかが分からない」


長門「まあ嫌われてる訳ではないと思うが」


提督「むしろ空気と思われてるんじゃなかろうか」




利根「うむ?提督は普通に男であろう、それと我輩の格好に何の関係があるのじゃ?」


筑摩「よく分かってない利根姉さんかわいい」

406: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/11(金) 22:26:38.86 ID:1Ex8DBOwo

提督「続いて筑摩さん」


長門「背の高い美人、という感じだが…」


提督「筑摩…仮面…gif…ウッ、頭が…」


長門「おいばかやめろ」


提督「冗談はおいといて、よく利根の事を甲斐甲斐しく支えてる妹だよな」


長門「いや、あれは甲斐甲斐しいと言うより…」


提督「まあ、うん。千代田や山城に近いサムシングではあると思う」


長門「姉妹愛が強いのは良いことではあるんだがな」


提督「愛故に暴走とかはしなさそうだから多分大丈夫、たぶん」




筑摩「利根姉さんにはご迷惑お掛けしないようにをつけていますから」


利根「そこまで気を回さなくとも良いと言っておるのに」

407: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/11(金) 22:27:06.71 ID:1Ex8DBOwo

提督「大丈夫とは言ったけど、明らかに『利根>(超えられない壁)>俺』っていう優先順位なんだよなぁ…」


長門「そこは別に分かりきった事ではあるし、気にしなければ良いんじゃないか?」


提督「せめて『利根>(ただの壁)>俺』くらいにして欲しい」


長門「まあ愛が深いということで諦めろ」


提督「秘書艦の時は仕事できる完璧な人だからこそ、余計になぁ」


長門「割と利根のことに言及してるが、溺愛という程ではないみたいだしな」


提督「まあこれ以上は愚痴になるか。あとは…利根と同じく、履いて下さいおねがいします」


長門「姉妹そろってそれだったら最早 癖なのかも知れんな」


提督「えっ、でも艦娘の服装って大本営指定…」


長門「これ以上はいけない」




筑摩「別にこういう格好をしたくてしてるわけではないですよ。嫌でもないですけど」


利根「むしろ気分が良い!」


筑摩「えっ」


利根「えっ」

408: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/11(金) 22:27:37.84 ID:1Ex8DBOwo

提督「航巡つながりで最上型いくよ」


長門「まずはネームシップの最上か」


提督「艦が揃ってない頃は本当にお世話になりました」


長門「そんなにか」


提督「一時期は空母戦艦差し置いて錬度トップだった」


長門「本格的に歴戦の艦という感じだな」


提督「まあ戦歴はこれで終わりにするとして、鎮守府内では貴重なボクっ娘だな」


長門「他には時雨やZ1、皐月といった面々くらいだからな」


提督「でもドジっ娘でもあるからむしろ普通に女の子のイメージ」




最上「そ、そんなにドジかなぁ、衝突だって二回しかしてないのに」


熊野「普通は味方と衝突しませんわよ…」

409: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/11(金) 22:28:04.60 ID:1Ex8DBOwo

提督「そういえば、珍しくズボン履いてる娘なのよね」


長門「他に履いてるのは球磨型くらいか」


提督「さっき言ったボクっ娘と合わせてボーイッシュさを強調する要素足りえるんだが…」


提督「ドジっ娘というイメージが強くて『履き間違えたんじゃね?』という印象が…」


長門「まさかの服装間違え説」


提督「まあ流石にないとは思うが、もしかしたらと俺が思う程度にはドジっ娘」


長門「大本営が用意してるんだから、最上が間違えようがないだろう」


提督「実際ほぼ0%に近い仮説だからな、与太話だと思ってくれ」


長門「しかし提督にそうまで言わせるドジっぷりとは一体…」




最上「これはちゃんと指定された服装だよっ!そこを間違えたりしないってば!」


鈴谷「かーらーのー?」


最上「だーかーらー!」

410: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/11(金) 22:28:51.56 ID:1Ex8DBOwo

提督「三隈か」


長門「なんというか、その…」


提督「くまりんこって、何だろうな…」


長門「もしかして凄い哲学に突入しそうだな、その話は」


提督「うん、良家のお嬢様っぽいというイメージはあるよ?」


提督「でも本当にくまりんこって何なんだよ…」


長門「三隈のキャラを語るに当たっては避けて通れないな、くまりんこは」


提督「まあ、くまくま連呼するキャラに関しては自覚しているみたいだが…」


長門「つまりキャラ付け?でもアレわざとでできるレベルじゃあ無いような…」




三隈「おまじないのような物ですわ、余りお気になさらないでくださいまし」


熊野「『くま』と言われると地味に反応しそうになりますわ…」

411: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/11(金) 22:29:42.64 ID:1Ex8DBOwo

提督「まあくまりんこを除けば、やはりお嬢様キャラってところか」


長門「割と世間知らずなテンプレお嬢様と言ったところか」


提督「さっきも言ったが、三隈は良家のお嬢様タイプ。おしとやかな感じだな」


長門「むしろ家事とか仕込まれてそうなタイプ?」


提督「だいたいそんな感じ。それはそれとして、世間知らずとは別に天然だよなぁ彼女」


長門「仲が良すぎて衝突(物理)ってどういうことなんだ…」


提督「まあアレはどっちかというと最上がね、うん」


提督「それはおいとくとしても、やはりちょっとズレてはいるよね」


長門「くまりんこ…結局何なんだろうな…」


提督「最終的にそこに戻ってきちゃうんだよなぁ」




三隈「確かに、家事は一通りこなせますね。あと、私ってそんなにズレていますでしょうか…?」


鈴谷「まあ、少しねー。やっぱ三隈は違うなーって思うことはあるよん」

412: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/11(金) 22:31:22.74 ID:1Ex8DBOwo

提督「そして熊野」


長門「艦隊のお嬢様担当その2」


提督「熊野はお金持ちのお嬢様って感じかなぁ」


長門「そして、南斗水鳥拳の使い手」


提督「いきなり『とぅおぉぉぉおっ!』って叫びだした時には何が起こったのかと」


長門「被弾した訳でもないのに『ひゃあっ!』もなかなかビックリする」


提督「つまり熊野も天然お嬢様」


長門「最上型には天然しかいないのか…?」


提督「入渠の時に全身エステとか呼ぼうとするのは勘弁してください。妖精さんで我慢してください」




熊野「確かに、工廠の妖精の腕は良いけれど…こういうところにお金を掛けなければ駄目なのよ?」


最上「そこの感覚はボクには分からないなぁ…」

413: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/11(金) 22:31:50.57 ID:1Ex8DBOwo

提督「後は…テンプレめいた高飛車な発言とかはあるな」


長門「流石はお嬢様属性、そこに抜かりは無いか」


提督「まあ、『気安く触るなんて』っていう言葉を聴いて反省しなきゃなぁとは思ったな」


長門「ちゃんと許可をとってから触らなければセクハラだからな」


提督「さっきまで働いてたのに『今頃ご出勤?』と言われたりもしたが、これは…」


長門「これは?」


提督「ちょっと拗ねてるようにも聞こえた、幻聴かも知れないが」


長門「構って欲しかったのだろうか」


提督「あと、新造艦の報告の時も拗ねてたと思う」


長門「何だかんだで好かれてるんだな」




熊野「まあ…私達の提督を無難にこなしていますから、そこそこ執着も致しますわ」


鈴谷「さ、さらっと言うなぁ」

414: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/11(金) 22:32:17.88 ID:1Ex8DBOwo

提督「最後は鈴谷か」


長門「イマドキの娘という感じだが」


提督「最上型の天然じゃない枠」


長門「といっても苦労人という感じでは無さそうだな」


提督「あと、鈴谷を語るにあたってはどうしても言わなければならないことが一つある」


長門「どうした、改まって」


提督「これ言うと絶対引かれると思うんだよなぁ…」


長門「じゃあ言わなきゃ良いのでは…?」


提督「だが言わなきゃならない。それは──」

415: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/11(金) 22:32:45.72 ID:1Ex8DBOwo








        提督「 鈴 谷 は 処 女 ! 」 ドンッ!!







.

416: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/11(金) 22:33:11.26 ID:1Ex8DBOwo


長門「」


最上「」


熊野「」


三隈「あらまぁ…」


鈴谷「は、はぁぁぁぁ!?ななななな何言ってんの!???バカじゃないの!?」




提督「これを言わねば鈴谷を語る事はできない」


長門「いや、何言ってるの?この食堂の何とも言えない空気どうしてくれるの?」


提督「反省はしているが後悔はしていない」


提督「そして鈴谷は否定しない」




鈴谷「~~~~ッ!!」 プルプル


最上「これは酷い、なんというか、本当に酷い」

417: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/11(金) 22:33:48.23 ID:1Ex8DBOwo

長門「本当に言う必要あったのか…?」


提督「はっはー、そもそも『誰も聞いてない』んだから外野は気にする必要はないのだよ」


長門「そういう問題では…いや、もう一旦置いておくべきか」


提督「まあ実際、鈴谷は意味深なこと言ったりしてたからね。恨むなら普段の自分を恨みなさいと」


長門「流石に跳躍しすぎな理論だと思うが…」


提督「大人をからかうなということで」




鈴谷(…て、提督は、経験無い方が良いのかな…?)


熊野「…鈴谷?」


鈴谷「!な、何でもないしっ!」

418: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/11(金) 22:34:25.52 ID:1Ex8DBOwo

長門「なんというか、提督は時々爆弾発言をしないと死ぬ病気にでも掛かっているのか?」


提督「するべき時はして、そうでない時はしないだけだ」


長門「勘弁してくれ、割と心臓に悪いんだ」


提督「語れと言ったお主が悪いのだ、さてお次は……」

447: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/15(火) 22:24:39.70 ID:xVuQV2h2o

提督「そういうわけで祥鳳」


長門「よく字を間違えてしまう」


提督「できるだけ気をつけるようにしてます」


提督「それは置いといて…結構積極的なのよね、あの娘」


長門「そうだったのか?そういうイメージが沸かないが…」


提督「まさかお触りOKだとはなー」


長門「えっ」


提督「全機発艦してからという条件つきだけど」


長門「むしろ祥鳳は何を想定しているんだ…」




祥鳳「ええっ!?な、何をって…それは…」 ポッ


瑞鳳「…………」 ジトー

448: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/15(火) 22:25:10.10 ID:xVuQV2h2o

提督「あとMVPのときはしゃぐのがかわいい…がちょっと困ることもある」


長門「というと?」


提督「抱きついてくる」


長門「なんと、でもその程度なら困ることでもないのでは?」


提督「そこで祥鳳の格好を思い出して下さい。勢い良く抱きついてくると何かがアブナイと思いませんか?」


長門「…ああ、たしかに危険だな」


提督「じっさいポロリもあるよが何度も起こってな…」


長門「もう完全に狙ってるじゃないか」


提督「そして俺は狙われてるわけか」


長門「…何もしてないだろうな?」


提督「できるほど経験豊富じゃないです」




祥鳳「…………」 ダラダラ


瑞鳳「…ズルい」


祥鳳「わ、わざとじゃ──」


瑞鳳「わざとなんでしょ!?」

450: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/15(火) 22:25:42.30 ID:xVuQV2h2o

提督「次は瑞鳳」


長門「まあ、なんだ。世話好きだよな」


提督「正直ちょっと怖いところがあります」


長門「うん?どこがだ?」


提督「あの娘な、めっちゃ甘え上手なんだ。彼女を男女混合の集団に放りこんだら壊滅しそうな気がする」


長門「いわゆる『サークラ』という奴か、でも私はそういうイメージがわかないが」


提督「彼女の甘え上手ぶりはマジパナイ。一線越えなくても関係を崩壊させるレベルでヤバイ」


長門「…そんなに?」


提督「狙ってやってるか、そうじゃないかはわからんが、どっちにしろ恐ろしい」




瑞鳳「あ、甘えるのは、そのっ…て、提督だけだしっ…」


祥鳳(あ、狙ってやってたんだ)

451: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/15(火) 22:26:40.77 ID:xVuQV2h2o

提督「とまあ妙に悪評みたいなことを言ってしまったが、それは偏に瑞鳳の魅力故だ」


長門「どれだけ甘えられてるんだ提督は」


提督「あの声が妙に癖になってな…」


長門「確かに特徴的な声をしているが」


提督「でも九九艦爆の話はもう20回以上聞いたから勘弁してほしい」


長門「私はまだ5回だな…あれ、まだ、なのか?」


提督「あと、他の鎮守府の提督いわく瑞鳳の格納庫をまさぐるのが少し前のブームらしい」


長門「なんなんだそのブームは…」


提督「なんだかんだでまさぐったこと無いからわからん」


長門「何故そういうところは妙に紳士的なんだ」




瑞鳳「せ、整備や整頓中じゃなかったら、別にまさぐっても、良い…かなぁ…?」 チラッ


祥鳳(あれ、瑞鳳も私のこと言えない思うんだけど…)

477: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/16(水) 22:03:02.31 ID:gukQFZ5Eo

提督「そんなわけで飛鷹さん」


長門「正規空母並みの軽空母か」


提督「そこまで装甲薄いかなぁ、やたらと気にしてるけど」


長門「まあ比較対象が正規空母だとどうしてもな…」


提督「って、また性能の話をしてしまった。ではこれは置いといて…」


提督「黒髪美人、ちょっとキツめな感じはする。一言でいうとこんなイメージかな」


長門「キツめ、というか少し厳しいだけだと思うが」


提督「まあ態度だけでなく容姿も含めてだからな、切れ長の目とか」


長門「なるほどな」


提督「あと尻」


長門「その一言は余計だと思う」




飛鷹「はぁ…本当に一言余計なのよ、褒められるのは悪い気分じゃないのに」


隼鷹「まあアレでこそ提督って感じもするけどな!」

478: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/16(水) 22:03:29.58 ID:gukQFZ5Eo

提督「性格は、というと…姉気質?」


長門「姉とな」


提督「彼女、結構遠慮のない物言いするからね。すごい身内感がある」


長門「たしかに、弟に注意する姉のような物言いかも知れんな」


提督「ああいう遠慮のなさってかえって安らぐからね、彼女と話するのは好きよ」


長門「家族と話をしている感覚か、それは確かに良いものだ」


提督「それに別に厳しいだけじゃないし、注意されることは正しいことだしね」


長門「結構世話焼きな気質かもな、飛鷹って」


提督「駄目提督製造機…?」


長門「ところどころ厳しいから駄目提督更正機じゃなかろうか」




飛鷹「ちょっと言いすぎかなって思ってたけど、ちゃんと理解してくれてたんだ」


隼鷹「まあ提督もバカじゃないしな」

479: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/16(水) 22:04:15.27 ID:gukQFZ5Eo

提督「ヒャッハー丸さん」


長門「ちゃんと隼鷹と呼んでやれ」


提督「意外とインパクト強いのよね、あのセリフ」


長門「まあ急に叫ぶからな…」


提督「まあ彼女にまず言いたい事があるとすれば…」


長門「なんとなく予想はつくが、なんだ?」


提督「 職 務 中 の 酒 は 控 え ろ ! 」


長門「だよなぁ…」


提督「仕事中じゃなかったら別にええねん、でも仕事中はやめろっちゅうねん」


長門「…まあアレで仕事をこなせているからほぼ黙認状態になってしまっているが…」




隼鷹「べ、別に仕事中に飲んでたりはしないよぉ~?」


飛鷹「だったらちゃんと目を見て話しなさい」

480: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/16(水) 22:04:48.57 ID:gukQFZ5Eo

提督「お説教はこれくらいにして、ちょっと前に面白いことがあってな」


長門「面白いこと?」


提督「他の提督に隼鷹が着任したって言ったら『アイツって実はお嬢様なんだぜ』って言われてな」


提督「まあ折を見て上等な衣装やら何やらを用意して彼女に着せてみたんだ」


長門「ほうほう」


提督「…すげぇな、普段呑んだくれてる奴とは別人だった」


長門「そ、そんなにか?」


提督「度胸がない俺が口説きたくなるレベル」


長門「それは凄いな…」


提督「ただ、本人的には窮屈らしくてあんまりそういうの着てくれなくなった。残念だ…」




隼鷹「あぁーっ!もうそれは秘密だって言ったじゃないかよぉ!もぉ~…」


飛鷹「一応私はそういう一面知ってるけど…確かに普段からは想像できないわね…」

481: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/16(水) 22:05:16.54 ID:gukQFZ5Eo

提督「続いては千歳」


長門「やたらと改装の回数が多いというイメージ」


提督「彼女のバストは豊満であった」


長門「ああ、余計な一言ではあるがアレは私も意外だったな」


提督「着痩せするタイプってレベルじゃねーぞ!」


長門「私もあの大きさには勝てんなぁ」


提督「しかも声が妙に艶っぽい時あるし!何あのお姉さん属性!」


長門「実際、姉ではあるわけだが…確かに色気の使い方が上手いか」


提督「でも執務中にお酒を勧めてくるのは勘弁してください」




千歳「まあまあ、そんな堅いことおっしゃらずに…ふふふ♪」


千代田「お姉、お酒は駄目って言ったでしょ!ていうか提督もお姉をそんな目で見ないでよ!」

482: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/16(水) 22:05:45.09 ID:gukQFZ5Eo

提督「あとは、うん。銀髪とか好きだから」


長門「また髪フェチ病か」


提督「ただね、千歳さんは色気が有りすぎて手を出せない」


長門「どういうことだ…?」


提督「あの人の髪いじってると多分ム ム してくる」


長門「…まあ、なんとなく言いたい事は理解できる」


提督「あと、執務時間外でもあまりお酒勧めないでください、彼女と飲むと二日酔いになるんだ…」


長門「それは自重できない提督が悪いのでは?」


提督「なんかお酌の仕方が凄い巧みなんだよね、いつの間にか飲んでしまってる」


提督(あと…酔い潰れたらナニかされそうで怖いというのは言わないでおこう)




千歳「あらあら、私の髪ならいくらでも触って良いんですよ…?」


千代田「なんか千歳お姉の雰囲気が妖しい…!!」

483: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/16(水) 22:06:14.06 ID:gukQFZ5Eo

提督「シスコン千代田さん」


長門「紛うことなきシスコンだな」


提督「彼女のバストは豊満であった」


長門「ああ、また言うのか」


提督「実際千歳と行動を共にしようとすることが多いな」


長門「まあ史実を考えれば過保護っぽくなるのは分からないでもないが」


提督「とはいえアブナイ方向ではないから別に良いかなあとは思ってる」


長門「不健全ではない、と思いたい」


提督「でも千歳と千代田を同時に出撃させることって滅多にないんだよなぁ…」


長門「そこの辺りは提督が頑張る領域だ」




千代田「…まあ、お姉が危険な時はちゃんと撤退してくれてるから不満は無いけど…」


千歳「もう少し、提督を信用しても良いと思うわよ?」

484: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/16(水) 22:06:42.05 ID:gukQFZ5Eo

提督「ところで、ちょっと最近気になることがあってだな」


長門「?なんだ?」


提督「千代田が執務室に来る回数が増えた気がする」


長門「偶然じゃないのか?」


提督「まあ、千歳を探して来たとは言っていたが…その後なんだかんだでしばらく居座られたりとか」


長門「…あえて推測するとすれば、そこで千歳を待ち構えたとか」


提督「なんか膝枕しろって言われてしたんだが」


長門「完全に懐いてますねこれ、っていうか提督を膝枕するんじゃなくて提督にさせるのか」


提督「千歳に膝枕したって言ったらそういう流れになった」


長門「…予想以上に親密だな、姉妹両方と」




千代田「べ、別に…千歳お姉がいなくて退屈だったから、提督で暇潰そうと思っただけで…」


千歳「あらあら、ふふ♪」


千代田「そ、その笑いは何なの!?」

485: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/16(水) 22:07:25.69 ID:gukQFZ5Eo

提督「これで、空母は全員分終わりかな」


長門「龍鳳…」


提督「捕鯨…尽きる資源…カコッテンダー…ウッ、頭が…」

529: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/20(日) 22:15:04.02 ID:M/LZNxYfo

提督「さて、それではドイツ艦いこうか」


長門「となると最初は…」


提督「Z1、レーベリヒト・マースだな。まず言いたい事が一つ」


提督「服の裾が短すぎると思います」


長門「まあ確かに。私は指摘できることではないが」


提督「アレな、相手が駆逐艦相手だと分かってても割りとドキドキすんだよなぁ」


長門「ロリコンか」


提督「なんかもう否定もできんわ」


長門「おいおい…」


提督「しかも生足だしさぁ、ちょっと風紀が乱れる格好じゃありませんこと?」




Z1「そ、それはボクに言われても困るよ…」


Bis「…言われてみれば、結構際どい格好よね」


Z1「!?」

531: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/20(日) 22:15:31.29 ID:M/LZNxYfo

提督「しかし割と少年めいたアトモスフィアもあることだなぁ」


長門「確かに、女らしくないというわけではないんだが…」


提督「そのせいでウスイタカイホンで艦隊のショタ枠として扱われることが…」


長門「薄い本の話はやめよう、な?」


提督「そうだな、まあ話を変えると…かなり健気な娘なのよね」


長門「そうなのか?」


提督「まさかご飯作ってくれるとは思わなかった。そしてウマかった」


長門「なん…だと…?」


提督「真面目な良い娘ですわ、とはいえこっちのことをどう思っているかは良くわからない」




Z1「提督のことは指揮官としては信頼してるかな、うん」


Z3「優秀とまでは言わないけれど、無能ではないわね」


外野(なんというか…色気がない…)

532: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/20(日) 22:16:02.78 ID:M/LZNxYfo

提督「つづいてZ3、マックス・シュルツ」


長門「Z1と同じくこう、服の裾がアブナイ」


提督「アレを指定したドイツ海軍は一体ナニを考えているんでしょうかね…」


提督「まあそれは置いといて、レーベとはまた違う方面で真面目な娘よね」


長門「なんというか、本当に実直な感じだな」


提督「ステレオタイプではあるが、まさにドイツ人といった感じだなぁ」


長門「規則を重んじる勤勉な人格か、確かに」


提督「まあ海軍である以上本来的には全員ああいう性格の方が望ましい訳だが」


長門「まあ提督がコレだからな、仕方あるまい」




Z3「この鎮守府は、弛んでるとまでは言わないけれど…もう少し引き締めた方が言いと思うわ」


Bis「貴女もそう思うでしょ?フフン♪」


Z3(何故ドヤ顔をしてるのかしら…?)

533: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/20(日) 22:16:31.25 ID:M/LZNxYfo

提督「あとマックスにちょっと聞きたいことがあるんだよな」


長門「というと?」


提督「時々『ふーん…』って言ってるけど何考えてるんだろう、って」


長門「ああ、その口癖は私も時々聞くな」


提督「あまり表情が変わらないから結構不安なんだよなぁ」


長門「私もそこまで交流があるわけではないからな…流石にどうなんだろうか」


提督「もしかして内心見下されたりしてるんじゃないかと」


長門「それは卑屈になりすぎじゃないか?」


提督「杞憂だと良いんだけど…」




Z3「別に、そういった不敬なことは思ってないのだけれど」


Z1「拗ねたり嬉しかったりする時の口癖だからね」


Z3「…!?な、何を…!!」

534: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/20(日) 22:17:06.00 ID:M/LZNxYfo

提督「そしてBismarck」


長門「わたしアイツきらい」 ※ビス子の時報ボイス参照


提督「外人には扶桑型が人気なんだなぁと再確認できたな、あの一連の発言は」


提督「それはおいとくとして、まあアレだ。あえてビス子を表すとすれば…」


長門「すれば?」


提督「『姫戦艦ビスマルク ~提督って本当に最低の屑だわっ~ 』」


長門「流石にそれは…でも大体合ってるか」


提督「因みに貴女は『対魔艦ナガト』ですから」


長門「えっ」




Bis「姫戦艦…私の優雅さが文字から溢れ出るようね!」


Z3(何故だか、それは違うという指摘をしたくなるわね)

535: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/20(日) 22:17:43.04 ID:M/LZNxYfo

提督「というか、まさか俺がメシ作るとは思ってなかったよ」


長門「えっ、作ったのか?」


提督「しかも三食」


長門「ドイツ艦って凄い」


提督「なんというか、でかい暁という例えは伊達じゃないわ。割と子供だわあの娘」


長門「あの容姿でソレか…」


提督「まあそこが可愛いんですけどね、なんだかんだで構ってほしいところとかね」


長門「本格的に暁、というかまだ待ってられるだけ暁の方が大人…?」


提督「戦闘ではとても頼りになるんだけどね」




Bis「わ、私をお子様扱いだなんて!私はアカツキと違って夜も怖くないわよっ!」


Z1「ああ、それが基準なんだ」

536: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/20(日) 22:18:14.40 ID:M/LZNxYfo

提督「海外艦、そして戦艦も全員分終わったかな」


長門「大和、武蔵とはなんだったのか」


提督「そんな艦娘はいない(白目)」

553: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/29(火) 19:48:05.77 ID:fwTNStLTo
あとちょっと自分用にまとめてみたよ


※実装されてる艦娘:135人


●書いた 計75人

長門     那珂      扶桑
陸奥     初春      山城
金剛     子日      日向
比叡     若葉      伊勢
榛名     初霜      吹雪
霧島     伊168     白雪
暁       伊58      初雪
響       伊8       深雪
雷       伊19      叢雲
電       まるゆ     磯波
青葉     球磨      利根
衣笠     多摩      筑摩
鳳翔     大井      最上
龍驤     北上      三隈
夕張     木曾      熊野
島風     睦月      鈴谷
あきつ丸   如月      祥鳳
赤城     弥生      瑞鳳
加賀     卯月      飛鷹
飛龍     皐月      隼鷹
蒼龍     文月      千歳
翔鶴     長月      千代田
瑞鶴     菊月      Z1
川内     三日月     Z3
神通     望月      Bismarck



●持ってない 計11人

初風
大和
秋雲
夕雲
長波
武蔵
大鳳
伊401
浦風
大鯨
阿賀野

562: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/29(火) 21:59:52.04 ID:fwTNStLTo

提督「それでは、天龍型より天龍」


長門「フフ…怖いか?」


提督「長門がやると怖い」


長門「失敬な」


提督「まあなんだ、遠征組として活躍して貰ってるな」


長門「あれだけ戦いたがっているのにそれは…」


提督「手持ちの軽巡の中では地味にレベル高いし戦ってもらうこともあるやも知れんが」


長門「とはいえ、天龍を高難易度海域に出撃させる状態だと鎮守府は末期だな…」


提督「鎮守府周辺の哨戒で勘弁して欲しい」




天龍「はぁ~、歯応えのないことばかりやらせやがってよぉ、まったく」


龍田「まあまあ、安全なのは良いことじゃない」

563: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/29(火) 22:00:23.94 ID:fwTNStLTo

提督「意外と駆逐艦からの評判は良いんだよな」


長門「遠征で世話を焼いてるからか?」


提督「最初は怖かったけど、なんだかんだでやるべきことを親切に教えてくれるそうだ」


長門「流石は遠征番長」


提督「やっぱり姉なんだね、一見NOUKINで残念っぽさが見えるけど」


長門「まあ妹の龍田は妙なオーラがあるしな、初見だと龍田が姉に見えるだろう」


提督「実際は天龍は気遣いが上手い娘なのよね、なんだかんだで姉気質なのよ」


長門「ぶっきらぼうな口調に対して姉気質か」


提督「このギャップこそ天龍の魅力よ」




天龍「ったく、オレが好きにやってるだけだっつーの。仕事の邪魔になって欲しくないだけだ」


龍田「私にも優しくお仕事教えて貰えないかしら~?」


天龍「お前には必要ないだろ」


龍田「ちぇ」

564: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/29(火) 22:00:52.72 ID:fwTNStLTo

提督「続いて龍田」


長門「天龍型の本当に怖いほう」


提督「甘いボイスから出てくる衝撃発言の数々、フフ…怖い」


長門(私もたまにたじろいでしまうんだよな…まあ秘密だが)


提督「天龍にべったりよねあの娘」


長門「姉妹艦が心配なのはわかるが…うん、アレはな」


提督「凄いアブナイ雰囲気がするのよね」


長門「天龍が良く分かってなさそうなあたりがな」


提督「まあ上手くいってるなら良いんだが…問題は起こさないでくれよと思ってる」




天龍「確かにオレのこと気にしすぎだぞ、もうちょっと距離とっても良いんじゃないか?」


龍田「でもぉ~、天龍ちゃんは私がついてなきゃ何するかわかんないしぃ…」

565: ◆ELh1UhR8A6 2014/07/29(火) 22:01:31.22 ID:fwTNStLTo

提督「まあいろいろ置いといて、気になる事が一つ」


提督「龍田の頭の上に浮いてる『パルック(仮称)』はなんなのかという疑問」


長門「…なんだろうな、想像もつかん」


提督「聞いてもはぐらかされたしな、永遠の謎の一つだ」


提督「まあソレも置いとこう、更に語るとすれば…」


長門「すれば?」


提督「ぜったいサディストですよね彼女」


長門「…まあ、そうだろうな」


提督「流石に『手を斬りおとす』とまで言われたのはビビった」


長門「一体何をした」


提督「何もしてない…ハズだ、何が気に障ったのかわからん」




龍田「私に気安く触って良いのは天龍ちゃんだけですから~」


天龍「信頼は嬉しいがなんか怖い」


龍田「フフフ…」

609: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/04(月) 21:59:26.17 ID:ou+zwO6+o

提督「それじゃあ朝潮型いこうか」


長門「となると最初は朝潮か」


提督「すごい真面目な娘だ、悪い言い方をすると少し堅物なところがあるな」


長門「提督に対する忠誠は凄まじいものがあるな」


提督「なんであんなに信頼されてるんだろうね」


長門「信頼に値すると思われてるんだろう」


提督「それは光栄だが、盲信はして欲しくないかな。俺だって間違えるし」


長門「そこまではいかないんじゃないか?」


提督「でも今まで俺の行動を肯定的に見なかったこと無いよ、あの娘」




朝潮「司令官なら、無駄な行動はしないと信じていますから!」


霞「それは流石にアイツに期待しすぎでしょう」

610: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/04(月) 21:59:55.37 ID:ou+zwO6+o

提督「まあなんだ、●●いことしても肯定的に見られそう」


長門「その発想は最悪だな」


提督「というか流石にあそこまで信頼されるのはちょっと怖いんです」


長門「まあ、ある意味ダメ提督製造機に近い性質は持ってるかも知れないな」


提督「流石に盲信までいってないと信じたいが」


長門「ある意味軍人とは何かを究極的に再現した存在かも知れんな」


提督「俺としては犬めいた感じがしなくもない」


長門「なるほど、忠犬か」


提督「なんか尻尾振らないタイプの犬的な?」


長門「とことん尽くすタイプか」




朝潮「司令官が望むのなら、犬にだってなって見せます!」


霰「それは、無理だと思う」

611: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/04(月) 22:00:24.30 ID:ou+zwO6+o

提督「次は霞か。…霞…か…」


長門「…まあなんだ、考えてることは分かるがちゃんと語ろう」


提督「流石に心が折れそうです…まあ史実を考えれば仕方ないんだけどさ」


長門「あんな過去があれば、上司を信頼できなくはなりそうだな」


提督「真面目な娘だから作戦時は助かるんだけどね」


長門「命じられたことはきっちりとやってるからな」


提督「指揮には従うけどそれはそれとして嫌い、みたいなスタンスっぽい?」


長門「嫌いとまではいかないだろうが、好感度が低いのは確かかもな」


提督「できれば仲良くやりたいけどね、あくまで出来ればだし」




霞「馴れ合う必要なんて無いわよ、今までどおりやってけば良いじゃない」


荒潮「あら、お仕事のことは評価してるのね」


霞「う、うるさいわねっ!」

612: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/04(月) 22:01:00.46 ID:ou+zwO6+o

提督「あと霞には言っておきたいことが一つ」


長門「ほう?」


提督「焦る必要はないのよ、ということだ」


長門「焦る?どういうことだ?」


提督「知っての通り霞は俺のことを良く罵と──じゃなくて注意する訳だが」


提督「割と急かすような注意の仕方が多いような気がしてな」


長門「そうなのか」


提督「完全にとまでは言わなくとも、現状は割りと計画通りに艦隊を運用できてるからな」


提督「無理してまで頑張る必要はない、それだけは言っておきたかった」




霞「…フンッ、計画が甘かったりしないんでしょうね?」


大潮「きっと大丈夫ですよっ!司令官が作った計画なんですから!」

613: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/04(月) 22:01:31.35 ID:ou+zwO6+o

提督「続いて霰」


長門「まず言いたいことがある」


提督「奇遇だな、俺にもある」


長門「じゃあ一緒に言うか」


提督「せーのっ──」




提督&長門「「 んちゃって言っとるやんッ!! 」」




長門「スゴクすっきりした」


提督「なかなかツッコむ機会がなかったからな」


長門「んちゃ、とかは言いません(言わないとはいってない)」


提督「これもうわかんねぇな」




霰「偶然、です」


満潮(一体何が偶然なのかしら…)

614: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/04(月) 22:01:55.48 ID:ou+zwO6+o

提督「でまあ敢えて語るとすればだ」


提督「『朝潮型はガチ』という言葉をまんまで表してる存在だと思う」


長門「私もそう思う」


提督「なんか彼女の相手してると通報されそうで怖い」


長門「そういう発想に至る時点で既に邪なのだ!」


提督「勘弁してくれ…それはそれとして、反応が薄いからちょっと対応に困ってるんだよな」


長門「まあ表情もあまり変わらないしな、どんどんコミュニケーションとって慣れるしかないんじゃないか?」


提督「嫌がられては無いよなぁ、多分」


長門「そこからか」




霰「嫌だったら、そもそも話さない」


朝潮「司令官はもっと自信を持っても良いと思います!」

615: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/04(月) 22:02:24.25 ID:ou+zwO6+o

提督「荒潮か」


長門「なんか凄くマイペースなイメージだ」


提督「まあ俺も大体そんな感じのイメージなんだが…」


長門「だが?」


提督「唐突に『好きよ』と言われた時はビビった」


長門「!?」 ガタッ


提督「改修してる時だったから多分『改修が好き』という意味だと思うんだが、主語が無かったからな…」


長門「その場で聞けば良かったじゃないか」


提督「ビビって何も出来ない間に工廠から出てっちゃったからなぁ…」




荒潮「うふふふ、秘密ですよ~」


霰「そこはハッキリしときなさいよ…」

616: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/04(月) 22:02:54.05 ID:ou+zwO6+o

提督「あと(肉体年齢的には)荒潮は年下の筈なのに、年上めいたアトモスフィアを感じる」


長門「落ち着きがあるからじゃないか?」


提督「なんか手玉に取られそうな気がする、というか既に取られてるような気がする」


長門「そこまでか」


提督「独特なゆったりとした雰囲気も相まってな、そう考えてしまう」


提督「あとちょっと龍田を思い出して怖い」


長門「なんとなく分かるがそれは失礼ではなかろうか」


提督「割と好意的ではあるんだがな、なんかこう、煙に巻かれるというか」


長門「謎が多い少女ということか」




荒潮「そんなに怖がられると困っちゃうわね~」


満潮(確かに、私もよく煙に巻かれるわね)

617: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/04(月) 22:03:25.02 ID:ou+zwO6+o

提督「そして満潮。…満潮…」


長門「ほらほら暗くならない」


提督「まあ実際キツい言葉は言われるけど、罵倒じゃないからな」


提督「仕事はちゃんとやってくれてるし、そこまで会話も苦じゃないんだよね」


長門「まさかマゾ…」


提督「だまらっしゃい。別に悦んではないです」


提督「というか、なんだ、割と信頼してくれてるような気がする」


長門「そこは断言しても良いんじゃないか?」


提督「自信ないです」




満潮「あのねぇ、上官なんだからはっきり言い切りなさいよ!」


朝潮(あ、信頼してることは否定しないんだ)

618: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/04(月) 22:03:53.48 ID:ou+zwO6+o

提督「まあさっきもちょっと垣間見えたが…」


長門「見えたが?」


提督「ツンデレ、だよな」


長門「…まあちょっとツンが多すぎるような気がしないでもないが」


提督「ツンが多いからこそデレが輝くのです」


長門「これで実際はデレが無かったら恥ずかしいってレベルじゃないけどな」


提督「やめて!」


長門(そもそも満潮のソレは恋愛的なツンデレじゃないしな)


提督「やっぱちょっと自信無くなってきた」




満潮「ツンとかデレとか、下らないこと言ってるんじゃないわよ」


荒潮「ふふ、でも嬉しそうねぇ」


満潮「はぁ!?どこがよっ!!」

619: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/04(月) 22:04:22.18 ID:ou+zwO6+o

提督「最後は大潮」


長門「元気な娘だな」


提督「元気すぎてビビった」


長門「そこまでじゃないだろう」


提督「あそこまでテンション高いとは思ってなかったんだよなぁ」


長門「なんか年寄りみたいな台詞だな」


提督「彼女と一緒だと基礎体力の衰えを感じるんだよね」


長門「本格的に年寄りだな、というか艦娘と人間は比較できるものでもないというに」


提督「いやホント『この年になると』って言葉が思わず出ちゃいそうなんだよ」




大潮「司令官!もっとテンション上げなきゃ駄目ですよっ!」


霰「そこまで、極端にしなくていいけど」

620: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/04(月) 22:04:52.62 ID:ou+zwO6+o

提督「なんというか、皐月に近い純粋さというか子供らしさがあるな」


長門「どっちも元気が良いしな、というかたまに一緒に遊んでるようだ」


提督「あと中破大破した時は無理しないでください、心臓に悪いです」


長門「ああ、大丈夫ですって言って無理に進軍しようとした時があったな」


提督「やはりこういう娘は保護者めいた視点になるなぁ」


長門「まあ実際(肉体年齢は)子供だしな」


提督「素直で良い娘ではあるんだがね、怪我した時も素直に帰ってきて欲しいです」


長門「一度教えたんだから今度はちゃんと守ると思うぞ?」


提督「うーん、でも心配だなぁ…」


長門「ホントに過保護だな」




大潮「うーん、大丈夫だと思ったんですけどねぇ」


霞「勝手に判断して、沈んじゃったら意味ないでしょうがっ、まったく…」

621: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/04(月) 22:05:20.28 ID:ou+zwO6+o

提督「というわけで朝潮型をお送りいたしました」


長門「これでもまだ語っていない駆逐艦が結構残ってるんだよな」


提督「心が折れそうだ」


長門「安心しろ、折れても語らせるから」


提督「アイエエエ……」

658: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:01:30.26 ID:CX+Zkxabo

提督「んじゃあ長良さんいくで」


長門「我が鎮守府の主力軽巡だな」


提督「そしてブルマが良く似合う体育会系少女」


長門「相変わらずそういう点には着目するんだな」


提督「これだけ艦娘いてブルマ履いてるのは長良だけだらな」


長門「そんなにブルマ好きか?」


提督「うーん、人並みには?」


長門「人並みってなんなんだ…」


提督「なんだかんだでみんな好きだと思うよ、ブルマ」




長良「ブルマって動きやすいですからね!みんなも履けば良いのに」


五十鈴「提督はそういう意味で言ってる訳じゃないわよ」

659: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:02:36.11 ID:CX+Zkxabo

提督「体育会系と言うだけあって、トレーニングが好きなようだ」


長門「ふむ、神通と似ているか?」


提督「いや、神通は『訓練』で、長良は『トレーニング』だからな。微妙に違う」


長門「良くわからんが、そういうものなのか」


提督「戦闘技術を磨くというより、基礎体力を鍛えるって感じだからな」


提督「そして、良く走りこみをしてるだけあって脚のラインが綺麗だ」


長門「ああ、程よい筋量で機能性もあるな」


提督「というか、走りこみの成果を見せるためか、良く脚を見せ付けてくれるんですよね」


長門「それは止めさせろよ」


提督「これくらいは役得ということで」




長良「意外と自分の筋量って自分じゃわからないんだよね、やっぱ他の人に見て貰わなきゃ」


阿武隈「それ、提督相手は止めた方が良いと思うけど…」

660: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:03:03.57 ID:CX+Zkxabo

提督「次は五十鈴です」


長門「対潜特化軽巡だな」


提督「彼女のバストは豊満であった」


長門「毎回思うが、それセクハラだからな?」


提督「でも言わなきゃいけないんです、魂がそう言うんです」


提督「さて、五十鈴と言えば……」


長門「…ああ、アレか」


提督「21号対空電探…十二鈴…牧場…ウッ、頭が…」


長門「我々戦艦は恩恵を受けてるから何も言えない」


提督「申し訳ないけどなんだかんだで凄くお世話になりました、そしてなってます」




五十鈴「…まあ思うところが無い訳じゃないけど、役立ててるのだったら別に良いわ」


由良「流石に見ててかわいそうだったね…」

661: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:03:32.14 ID:CX+Zkxabo

提督「…まあ、この件は一旦置いとこう。我が鎮守府の闇の部分だし」


提督「その他に五十鈴を語るとすればまあ一つだ」


長門「なんだ?」


提督「史実で乗せた人たちがね、うん…」


長門「滅茶苦茶豪華な面々だよな、うん」


提督「ぶっちゃけ『ああ、こりゃ自慢しない方がおかしいわ』って方々だし」


長門「で、わざわざソレを口に出した意図は?」


提督「ぶっちゃけ比較されてるようでツラいです…」


長門「頑張れ」




五十鈴「提督も歴史に名を残すくらいの偉業を成し遂げれば良いじゃない、仮にも五十鈴の提督なのよ?」


鬼怒「でも比較対象が豪華過ぎて萎縮しちゃうよ…」

662: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:04:07.26 ID:CX+Zkxabo

提督「名取か」


長門「我が鎮守府初の軽巡だったか」


提督「彼女のバストは豊満であった」


長門「ああ、やっぱりソレ言うのな」


提督「というか、俺が妙に避けられてるような気がする」


長門「さっきみたいなことばかり言ってるからだろ」


提督「普段は言ってません。本当に何で避けられるのか…」


長門「覚えて無いだけでなんかやったんじゃないか?」


提督「うーん、本当に記憶に無いなぁ…」




名取「べ、別に避けてるわけではないんですけど…その、緊張しちゃって…」


五十鈴「言っちゃ悪いけど、提督ってそこまでかしこまるような相手じゃ無いわよ?」

663: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:04:33.72 ID:CX+Zkxabo

提督「あと妙に気弱なんだよなぁ」


長門「戦果を見る限り結構活躍してるんだが…」


提督「訓練は人一倍熱心にやってるんだけどねぇ」


長門「まあ、戦闘というのはいくら経験しても恐怖が付き纏うものだ、多少臆病でも良いんじゃないか?」


提督「まあそうなんだが…あっ」


長門「どうした?」


提督「そういえば中部太平洋海域(春イベE-4)で一度ダメコン消費してるんだよな…」


長門「トラウマ物だなこれは、ただでさえ気が弱いというのに」


提督「アレはこっちもビクビクしながら見守ってたしなぁ…本当に悪いことをした」




名取「その…正直言うと、とっても怖かったです…」


長良「沈まないように気をつけてもらってるけど、こればかりはねぇ…」

664: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:05:02.67 ID:CX+Zkxabo

提督「続きまして、由良さん」


長門「わが鎮守府の対潜要因その2」


提督「ところで…」


長門「?」


提督「由良さんの『単装砲』って何なんですかね…」


長門「普通に14cm単装砲だろう」


提督「もしかして由良=サンは『ふたなり』な…?(ボブは訝しんだ)」


長門「セクハラってレベルじゃないな、うん」


提督「というか、単装砲にそんなに魅力があるのだろうか…北上にも聞きたいが」




由良「単装砲を整備してるところみ、じっと見られてたから何かと思って聞いただけなのに…」


五十鈴「提督の感性の問題だから気にしたら負けよ」

665: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:05:32.14 ID:CX+Zkxabo

提督「あとはまぁ、声が特徴的だな、うん」


長門「そうかだろうか?」


提督「戦闘時の一部の台詞の言い方がな、うん」


長門「戦闘時なんだから多少変でも仕方ないのでは?」


提督「変というか、50回くらい聞いてると徐々に癖になるらしい」


長門「らしい、というと他の提督の言か。というか50回って地味に多いな」


提督「まあ確かに特徴的だなぁとは思う」


長門「提督も気に入ってるのか?」


提督「気に入ってるという程じゃないが、たまに聞きたくなるなぁ」




由良「一体どの言葉のこと…?」


鬼怒(多分アレなんだろうなぁ)

666: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:06:01.24 ID:CX+Zkxabo

提督「鬼怒か」


長門「あのポーズは一体…」


提督「まあコロンビアだよな、うん」


長門「紛うことなきコロンビアだな、うん」


提督「気になって実際聞いてみたら『トレーニング中だからあのポーズになっちゃったの』とのことだ」


長門「長良型はトレーニング好きが多いな」


提督「といっても二人だけだけどな」


長門「他にもトレーニング好きな艦娘がいたな」


提督「あれ、いたっけ?」


長門「『た』から始まって『う』で終わる空母の──」


提督「やめろ、やめてください」




鬼怒「体動かすのって楽しいしねぇ、暇があったらついついやっちゃうんだ」


長良「だよねぇ」


阿武隈「ちょっとやりすぎじゃないかなぁ…」

667: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:06:29.58 ID:CX+Zkxabo

提督「それとまあ、なんだ」


長門「どうした?」


提督「割と俺になついてる気がする」


長門「ああ、一部の艦娘ほど顕著ではないが、確かにそうかもな」


提督「『一緒に汗かいちゃう?』って言われたときはちょっとドキっとしました」


長門「流石に思考が邪なんじゃないか」


提督「でも結構意味深なこと言うからなぁ、割と判断に困る」


長門「マジか」


提督「本人は気づいてないのか、気づいてないフリをしているのか…」




鬼怒「な、なんのことかなー」


名取(あ、わざとなんだ)

668: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:06:58.62 ID:CX+Zkxabo

提督「最後は阿武隈か」


長門「北上と仲が悪いというイメージだな」


提督「仲が悪いというか…イジリ役とイジられ役という感じ?」


長門「そこまで深刻な感じではないのか」


提督「一応気をつけてはいるけど、ぶっちゃけ普通に仲が良いと思う」


提督「あと前髪気になって触ったら『北上さんみたい』って言われた」


長門「まあ髪をイジる、イジられる関係だったら仲が悪い筈もないか」


提督「たまに大井が──」


長門「なんとなく予想がつくからそれ以上言わなくていい」


提督(普通に三人仲良くしてるだけなんだけどな)




阿武隈「結構この髪型作るの大変なんだから、もう」


北上「スキ有りっ」 スッ


阿武隈「ああっ!?」

669: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:07:26.79 ID:CX+Zkxabo

提督「あとはまあ、鬼怒と同じく結構なついてくれてると思う」


長門「気弱なところがあると思ってたが、意外だな」


提督「鬼怒みたいな意味深な発言こそしないがな」


長門「それだったら提督の勘違いである可能性があるのでは?」


提督「うーん、でも『寝る』と言いつつ遅くまで仕事に付き合ってくれるしなぁ」


長門「あぁ、時々眠れなかったと言ってたのはソレだったのか」


提督「ただまぁ、気になることが一つ」


提督「『リアルする?』ってどういうこっちゃねん…」


長門「メメタァ」




阿武隈「その、提督と会えなくなるからつい確認したくなっちゃって…」


由良「リアルって一体…?」

670: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:07:57.48 ID:CX+Zkxabo

提督「これで軽巡はだいたい終わったかな」


長門「うん?まだ阿賀野型があるだろう?」


提督「大人の事情があるんで…」

   (訳:イベント中に阿賀野ゲットできるかも知れんし…)

671: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:08:41.44 ID:CX+Zkxabo
本編投下おわりです、5分後くらいに短編投下します

672: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:14:24.10 ID:CX+Zkxabo
そういやイベント情報公開やってたっけ、まあ後で見れば良いか


■これから投下する物は本編と関係がない、注意だ■



.

673: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:14:52.18 ID:CX+Zkxabo






     瑞鶴「加賀さんが正妻だという風潮」






.

674: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:15:25.58 ID:CX+Zkxabo

= 一航戦私室 =


瑞鶴「やっぱり納得できないんですけどっ!」


加賀「周りが勝手に言ってるだけよ」 フッ


瑞鶴「こういうのは提督さんが決めることであって、周りが決めることじゃないじゃない!」


加賀「それだったら、別に気にしなくて良いと思うけれど」


瑞鶴「で、でもっ、その…やっぱりみんなからもそう見られたいし…」


加賀「そんなに提督が気になるなら、思いを伝えたらどうなの?」


瑞鶴「別に気になってるとは言ってないっ!」


瑞鶴「大体、提督さんには加賀さんがいるし…」


加賀 ピクッ


加賀「…何か勘違いしているようだけど──」

675: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:15:56.50 ID:CX+Zkxabo






     加賀「私は提督を特別思ってる訳じゃないわ」






.

676: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:16:25.72 ID:CX+Zkxabo

瑞鶴「えぇぇぇーっ!?」


加賀「…そんなに驚かれることだったのかしら?」


瑞鶴「だって、加賀さんいつも提督の傍にいるし…」


加賀「秘書艦を任せられているだけよ」


瑞鶴「提督さんの私室に入ってるところ見たし!」


加賀「書類の決裁を頼みにいっただけ」


瑞鶴「うぅー…そうだったんだ…ちょっと勘違いしてました」


加賀「…………」

677: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:17:45.74 ID:CX+Zkxabo

ガチャッ


赤城「ただいまー」


瑞鶴「あ、赤城さんこんにちは!」


加賀「おかえりなさい赤城さん」


赤城「あら、瑞鶴と加賀なんて珍しい組み合わせね」


加賀「瑞鶴の相談にのっていまして」


赤城「へぇ、どんな内容なの?」


瑞鶴「そ、それは秘密なんですけど…でも聞いてくださいよ!」


赤城「なになに?」


瑞鶴「加賀さんっててっきり提督さんのことが好きなんだと思ってたんですけど、違うって言うんですよ!」

678: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:18:22.85 ID:CX+Zkxabo

赤城「…えっ?」


加賀「わざわざ赤城さんに言うことでもないでしょう?」


瑞鶴「でも本当に驚いたんですよぅ」


赤城「…えっ、加賀って普通に提督のこと好きなのよね?」


加賀「はぁ…赤城さんまでそんなことを」


瑞鶴「やっぱり赤城さんもそう思ってたんだ」


赤城「…で、でも──」

679: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:19:02.01 ID:CX+Zkxabo






     赤城「提督の写真をわざわざ枕の下に入れて寝てるのに?」






.

680: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:19:33.18 ID:CX+Zkxabo

瑞鶴「えっ」 チラッ


加賀「…………」 フイッ


瑞鶴「…………」 ジトー


加賀「…私の顔に、何かついていて?」


瑞鶴「なんで提督さんの写真を敷いて寝てるんですか?」


加賀「…秘書艦だからよ」


瑞鶴「じゃあ秘書艦じゃない日は写真入れてないんですよね?」


加賀「…ええ、そう


赤城「七枚分あって一週間でサイクルするようにしてるけれど」


加賀「…………」


瑞鶴「そこまでは予想できなかった」

681: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:20:06.51 ID:CX+Zkxabo

瑞鶴「まあ加賀さんの提督さん好きがわかったところで」


加賀「別に好きとは言ってな


赤城「流石にもう観念した方が良いと思うけれど」


瑞鶴「加賀さんには負けませんから!」


加賀「何の話かしら」


瑞鶴「もちろん、提督さんの正妻ですっ!」


加賀「それは譲れません」


赤城(いきなり認めたっ!?)

682: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:20:40.96 ID:CX+Zkxabo

ガタンッ!


金剛「スタァァァァァップッ!」


金剛「テートクの正妻はッ!この金剛デース!」


赤城「静かにしてください」


金剛「アッハイ」


榛名「勝手は、榛名が、許しませんっ!」


榛名「この戦い、榛名も全力で参りますっ!」


雷「司令官には私がいるじゃない!」


伊19「提督はイクの物なのっ!」


酒匂「私だって、負けないもん!」




瑞鶴「な、なんだか収拾がつかなくなってきたわね」


加賀「それじゃあ、いっそ提督に直接聞いてみましょうか」




━━━━━━━━━━
────────
━━━━━━
────
━━

683: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:21:15.25 ID:CX+Zkxabo

= 執務室 =


如月「それで」


瑞鳳「提督は」


金剛「一体」


加賀「誰と」


瑞鶴「ケッコンしたいの?」

684: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/07(木) 22:21:44.49 ID:CX+Zkxabo






     提督「うーん、イオナかな」






おわり

783: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/30(土) 21:59:57.99 ID:AiE8s1+no

提督「───はっ!?」


長門「急にどうした?」


提督「なんか20日くらい大きな作戦を指揮していた気がする、そしてなんかいろいろ艦娘が加わった気がする」


長門「ボーッとしたかと思うと変なことを言うな」


提督「うーむ、長い夢を見た気分だ…」

784: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/30(土) 22:00:25.64 ID:AiE8s1+no

提督「まあいいや、仕切りなおして古鷹型いくか、まずは古鷹だ」


長門「優しい娘だな」


提督「ああ、誰が言ったか大天使フルタカエル」


長門「確かに言い得て妙かも知れん」


提督「どんな時でも他人を気遣ってくれるし、仕事もきっちりこなしてくれる」


提督「そう、古鷹は重巡の癒やしッ!」


長門「衣笠の時もそう言ってなかったか?」


提督「衣笠さんはスキンシップで癒やされて、古鷹は会話で癒されるタイプだ」


長門(スキンシップで癒されるってそれはどうなんだろう…)




古鷹「提督のお役に立てているのなら、私は嬉しいです!」


加古「あたしももうちょっと褒めてくれても良いんだけどねぇ…?」

785: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/30(土) 22:01:01.78 ID:AiE8s1+no

提督「ただ、そんな古鷹にも一つ欠点がある」


長門「ほう、どんなところだ?」


提督「加古を甘やかしすぎる」


長門「あぁー……」


提督「適度に甘やかす分には別に良いんだ、むしろ俺も甘やかされたいし」


長門「うん、まあその発言は置いとこう」


提督「現状では業務に支障をきたしていないが、上官としては居眠りを庇わないでくれるとありがたいかなぁ」


長門「締めるところは締めなければな」


提督「さながら『駄目巡洋艦製造機』と言ったところか」


長門「言いたいことはわかるがなんか違う気がする」




古鷹「でも、加古は心配だし…」


加古「あたしとしても心配してくれた方が…あ、いや、何でもない…」

786: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/30(土) 22:01:29.60 ID:AiE8s1+no

提督「カコッテンダー」


長門「ちゃんと紹介しなさい」


提督「加古に罪は無いとはいえ、若干トラウマなんだよなぁこの台詞」


長門「それは置いとこう、目が死んでるぞ」


提督「そうだな…まあ加古に言いたいことはまず一つ」


提督「マイペース過ぎだろ」


長門「居眠りとかな…」


提督「戦場では活躍してるが…流石に秘書艦になった時に寝られるとなぁ」


長門「良くも悪くも秘書艦向きではないな」




加古「しょーがねーじゃん、眠くなっちまうんだし…」


古鷹「ちゃんと規則正しく生活しないからそうなるんだよ」

787: ◆ELh1UhR8A6 2014/08/30(土) 22:02:00.02 ID:AiE8s1+no

提督「それで先程から指摘しているが、古鷹と非常に仲が良い」


長門「むしろ加古が古鷹に軽く依存してる…?」


提督「甘やかす古鷹、甘える加古という風にガッチリ組み合ってるからな」


提督「基本的に二人で一組って感じか」


長門「相性が良いんだな」


提督「シスコン入ってる姉妹艦よりもコンビのイメージが強いかなぁ」


長門「そこまでか」


提督「ある意味理想的な姉妹関係なのか?」


長門「理想的にしては加古の方がだらけ過ぎ…」


提督「でもそれがあるからこそ噛み合ってるんだろうなぁとは思う」




加古「うーん、確かに古鷹無しのあたしとかちょっと考えられないかな」


古鷹「私も、加古が頑張ってるから頑張れるんです」

807: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/15(水) 20:01:26.63 ID:CEdpjHepo

提督「続きまして白露型、つまり最初は白露」


長門「元気が合って大変よろしい」


提督「だが何故あそこまで一番にこだわるのだろうか」


長門「艦として、向上心を持つのは当たり前じゃないか?」


提督「まあそうなんだが、こう、一番を目指す余りに誰かに騙されそうな気がする」


長門「そうだろうか?」


提督「結構無邪気なのよねぇ、あの娘」


長門「…まさかと思うが何かしたのか?」


提督「そういう訳じゃないが、姉妹の中でも精神がな…別に幼いという訳でもないのに」


長門「これが子供を騙す大人の姿か…」


提督「やめて」




白露「あたしは一番艦だから、当然精神年齢も一番なんだよっ!」


村雨「まあ、そういうことにしておきましょうか」

808: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/15(水) 20:01:52.89 ID:CEdpjHepo

提督「んで外見は…駆逐艦の中で一番成長した姿かな」


長門「まあ白露型全般に言えることだがな」


提督「あとはまあ、なんか思い出す物がありますね…」


長門「○○○○!か」


提督「比較すると結構違うけど、逆に言えば比較できる程似てるという…」


長門「これ以上はなんか良くない、うん」


提督「性格面では、、無邪気と称したけど、実際真っ直ぐなところは好感が持てるな」


提督「ただ…一番艦なのに姉って感じはしない」


長門「たしかに、子供っぽいという訳では無いのだがな」




白露「えぇー、ちゃんと一番艦だぞぉ~、お姉ちゃんだぞぉ~っ!」


時雨「大丈夫、僕にとってはちゃんと姉さんだから」

809: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/15(水) 20:02:29.73 ID:CEdpjHepo

提督「続いて時雨」


長門「鎮守府における主力駆逐艦の一隻だな」


提督「そして貴重なボクっ娘である」


長門「ああうん、言うと思った」


提督「ちょっと落ち着いた声だから高めのイケメンボイスに聞こえることもある」


長門「それって褒めているのか…?」


提督「褒めてます。まあそれは置いといて…」


提督「『何でも聞いてよ』と仰ったけど本当に『何でも』聞いて良いんですかね」


長門「その発想は完全に犯罪者なのだが」




時雨「…まあ、提督だったら大体何でも聞いていいよ?」


五月雨「何でも…?明日の朝ごはんの献立とか?」


涼風「違う、そうじゃない」

810: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/15(水) 20:03:01.71 ID:CEdpjHepo

提督「んで見た目は…ガンタンクとかガンキャノンとか言ってスンマセンでしたッ!」


長門「言うほど似てはいないと思うが…」


提督「最初に会った時ついポロっと漏らしちゃったんだよね…」


提督「それでも許してくれた時雨はマジ女神」


長門「時雨に感謝だな」


提督「あと、改二になったら髪型が犬っぽくてかわいい」


長門「性格も鑑みるとまさしく忠犬といった感じだな」


提督「謙虚で尽くしてくれる時雨はマジ女神」


長門「それしか言わないのか」




時雨「犬…犬かぁ、うーんどうなんだろう?」


春雨「嫌では無いんですか?」


時雨「まあ、提督の犬なら…」


村雨「その言い方はなんか卑 ね…」

811: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/15(水) 20:03:29.57 ID:CEdpjHepo

提督「続いて村雨」


長門「やや駆逐艦らしからぬ雰囲気があるよな」


提督「初見では村雨が長女なんじゃないかと勘違いしそうになる」


長門「なんなんだろうな、あの独特な雰囲気」


提督「アレだろ、それこそ謎の●●●」


長門「おい」


提督「でも実際妙に色気があるんだよなぁ…」


長門「…まあ、私も言いたいことは分かる」


提督「だろ?」




村雨「え、●●●って…褒められてるの?」


夕立「多分、提督さんなりに褒めてるっぽい?」

812: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/15(水) 20:03:55.64 ID:CEdpjHepo

提督「でまあ印象だが、まずスタイル的になんか駆逐艦じゃなくね?」


長門「セクハラで連行されたいのか?」


提督「いやでも、なんか本人もソレを自覚してるような気がするんだよなぁ」


長門「そうなのか?」


提督「彼女の言う『ちょっとイイトコ』って何なんですかね…」


長門「…普通に砲雷撃の強さでは?」


提督「放置に対して『そんな趣味無い』という理由は?」


長門「…アレだ、耳年増だ、うん」


提督「そして『来週の村雨』とは!?」


長門「それは知らん」




白露「それで、来週の村雨って何?」


村雨「うーん、ちょっと強くなった村雨の活躍をご期待ください的な?」


時雨「意外とまともな解答が返ってきたね」

813: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/15(水) 20:04:28.57 ID:CEdpjHepo

提督「というわけで次は夕立」


長門「史実ではソロモン海で活躍した武勲艦とされているが…」


提督「『ぽいぬ』だよなぁ」


長門「『ぽいぬ』だな」


提督「こう語尾が特徴的だと『意外と○○って言ってない』みたいなことがあるわけだが…」


長門「本当にぽいぽい言ってるからな、うん」


提督「実際ぽいぽい言いながら懐いてくる彼女の姿は愛らしい」


長門「そういえば、暇があれば提督のところに居るような気がする」


提督「ただし戦闘に関しては割りと脳筋だったりする」




夕立「のうきん…?戦いかたのことっぽい?」


涼風「えーっと、まあ大体合ってる…かなぁ?」

814: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/15(水) 20:04:58.72 ID:CEdpjHepo

提督「さて、彼女も時雨と同じく犬めいた髪型な訳だが」


長門「敵艦隊に突撃して戦果を上げる姿はまるで狂犬のようだな」


提督「実際、昼戦で戦艦を落とすこともあるからなぁ…侮れんわ」


提督「まあそれは置いといて、彼女は朝潮と同じく頼めばなんでもやってくれそうな感じがする」


提督「まあ夕立の場合は良くわからないから言うとおりにしちゃうって感じだろうけど」


長門「ダメだこの男、本当にダメだ」


提督「実際無知シチュが捗ることだなぁ」


長門「駆逐艦を隔離した方が方が良いんじゃないか?」


提督「実際は何もしてないから問題ない!多分!」




夕立「隔離って、提督さんと会えないのは嫌っぽい!」


五月雨「私は提督のこと、信じてますからっ!」


涼風(うーん、信じて良いのかなぁ、本当に…)

815: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/15(水) 20:05:25.48 ID:CEdpjHepo

提督「そして春雨」


長門「食べ物じゃないと言われても食べる方思い出してしまう」


提督「おいしいからね、仕方ないね」


提督「しかし、濃いキャラが多い白露型の中では良くも悪くも普通だよなぁ」


長門「なんというか、吹雪タイプか?」


提督「名前が美味しそうだからまあそういう感じのキャラ付けで…?」


長門「無理にキャラ付けする必要は無いと思うが」


提督「冗談はこれくらいにしておくとして、『麻婆春雨、食べてっ!』って本人に言われた時は流石にちょっとドキっとした」


長門「…まあ分からんでもないか…?」




春雨「あ、後で思い出したらちょっと恥ずかしかったかなーって、思います」


夕立「…?どうして?」


時雨「夕立は分からなくて良いんじゃないかな、うん」

816: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/15(水) 20:05:57.20 ID:CEdpjHepo

提督「容姿は全体的にふわふわした感じだよなぁ」


長門「微妙なニュアンスだがなんとなくわかる」


提督「頭なでたくなるというより抱きしめたくなる可愛さって言うの?」


長門「抱きしめたら犯罪的な絵面だがな」


提督「うん、知ってた」


提督「あと何故かはわからんがあの帽子が妙にツボに入った」


長門「笑いの?」


提督「違います。なんだろうね、何が琴線に触れたのかわからんがとにかくアレ良いわ」


長門「帽子フェチ…?」


提督「別に帽子に性的興奮を覚える訳じゃないから、単純に似合ってるっていうことだから」




春雨「流石に抱きしめられるのは、その前にちゃんと言ってくれないと…」


五月雨「帽子かぁ、私もかぶってみようかなぁ」

817: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/15(水) 20:06:40.17 ID:CEdpjHepo

長門「次は五月雨か」


提督「ドジっ娘、実際ドジっ娘」


長門「流石の私も否定しようがない」


提督「今のところ致命的なドジは無いが、今後ともちょっと心配な艦娘だ」


長門(まあ致命的になる仕事を任せていないというのもあるがな)


提督「まあ、何事にも一生懸命なその姿は癒されるな」


長門「白露型の癒やし枠か」


提督「他の姉妹で癒やされない訳じゃないけど、五月雨は特にな」




五月雨「提督のリラクゼーションならお任せくださいっ!」


春雨(そ、それで良いのかなぁ…?)

818: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/15(水) 20:07:12.65 ID:CEdpjHepo

提督「後彼女の良さと言えば…」


長門「言えば?」


提督「脇だ」


長門「ワキって…あの脇か?」


提督「そうだ、全体的に楚々とした出で立ちなのに肩から腕を大きく露出していることで余計その色気が増しているッ!」


長門(一息で言い切った…)


長門「…脇フェチだったのか?」


提督「そういう訳じゃないんだけどね、やはりギャップの要素が大きいか」


長門「男というものは良くわからん」


提督「というか分かられても困るような気がする」




五月雨「み、見られてるって思うと、なんだか恥ずかしいですっ…!」


夕立「五月雨の脇がおいしそうっていうこと?」


時雨「提督にとってはそうんだんだろうね…」

819: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/15(水) 20:07:45.80 ID:CEdpjHepo

提督「続いて涼風」


長門「江戸っ子…いや江戸っ娘か」


提督「何故べらんめぇ調なのだろうか…」


長門「初対面では『沖縄?』って思ってしまった」


提督「わからんでもない」


提督「あとまあ、触るとちょっと嫌がられる」


長門「普通の反応じゃあないか?」


提督「でも割と構われたがりなのよね、あの娘」


長門「そうだったのか、なんか意外だな」


提督「いや、もしかして寂しがりやなのか…?」




涼風「別に寂しいとかじゃなくてさ、折角だから提督ともっと話したいんだよ」


白露「折角の秘書艦だしねー」

820: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/15(水) 20:08:13.66 ID:CEdpjHepo

提督「それで彼女に対する印象だが…」


長門「脇か?」


提督「脇も良いけどやっぱふとももかな」


長門「ああ、やっぱりそこにいくんだな」


提督「特にふとももの裏側、臀部が良い感じなんだよなぁ…」


長門「性的な目でしか見られんのか」


提督「性的な目で見るとすればの話な」


長門「じゃあそういう目で見てないのか?」


提督「黙秘します」




涼風「へ、変な風に見てんじゃないよぉーっ、このスットコドッコイ!」


村雨「提督も業が深いわね…」

821: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/15(水) 20:09:28.05 ID:CEdpjHepo

今日はこれで終わりです


※実装されてる艦娘:143(?)人


●書いた 計98人

長門     那珂      扶桑
陸奥     初春      山城
金剛     子日      日向
比叡     若葉      伊勢
榛名     初霜      吹雪
霧島     伊168     白雪
暁       伊58      初雪
響       伊8       深雪
雷       伊19      叢雲
電       まるゆ     磯波
青葉     球磨      利根
衣笠     多摩      筑摩
鳳翔     大井      最上
龍驤     北上      三隈
夕張     木曾      熊野
島風     睦月      鈴谷
あきつ丸   如月      祥鳳
赤城     弥生      瑞鳳
加賀     卯月      飛鷹
飛龍     皐月      隼鷹
蒼龍     文月      千歳
翔鶴     長月      千代田
瑞鶴     菊月      Z1
川内     三日月     Z3
神通     望月      Bismarck


天龍
龍田
朝潮


荒潮
満潮
大潮
長良
五十鈴
名取
由良
鬼怒
阿武隈
古鷹
加古
白露
時雨
村雨
夕立
春雨
五月雨
涼風

●持ってない 計4人

初風
大和
大鳳
伊401

824: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/15(水) 21:12:23.36 ID:CEdpjHepo
あ、次は阿賀野型っす

833: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/22(水) 20:00:07.68 ID:ylXYUGCHo

提督「阿賀野型いきましょうか」


長門「となると最初は阿賀野だな」


提督「なんか『提督日誌』なるものをつけているらしい」


長門「なんだそれは」


提督「見せてって言っても頑なに見せてくれないんだよなぁ」


長門「日誌なのにか?」


提督「日誌と日記を勘違いしているのではなかろうか」


長門「…阿賀野ならありえるか?」


提督「あり得るだろうな…」


提督( 『提督日誌つけてるんだってばぁ!』って言葉が『提督に躾けてるんだってばぁ!』に聞こえたのは内緒だ )




阿賀野「へっ?日誌と日記って…違うの…?」


能代「明確な違いは無いけど、日誌は公的な物っていうイメージがある…かな?」

834: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/22(水) 20:00:40.57 ID:ylXYUGCHo

提督「それで彼女の印象と言えば…」


提督「…ぽんこつ?」


長門「酷い言い草だが、ある意味イメージに一番近い言葉だな」


提督「こう、最新鋭というところに拘ってる姿が余計にこう…」


長門「まあ自分の本領を発揮出来なかった無念というのは私も良く分かるのだがな」


提督「でもこういう人って本当は頭良かったりするパターンもあるんだよね」


長門「私は多分アレが素だと思うが」


提督「まあ姉妹の他の娘に比べればおなか周りがちょっとだらしない感じがするしな」


提督「あの脇腹はぷにぷにと突いたりつまんだりしてみたい」


長門(…少し肉付きが良い方が好みなのか?)




阿賀野「だ、だらしないって!そんな事ないしっ!」


矢矧「……そうね」 チラッ


阿賀野「なんでチラッとおなか見たの!?」

835: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/22(水) 20:01:08.57 ID:ylXYUGCHo

提督「二番艦、能代」


長門「姉とうってかわって真面目なタイプだ」


提督「そのせいか、よく阿賀野の世話を焼いてるな」


長門「それでも仕事は普通にこなすから立派なものだ」


提督「とはいえ、阿賀野の世話が彼女にとっての生きがいになってる感じもあする」


長門「そうなのか?」


提督「阿賀野が言ってた『能代には阿賀野がいないと』っていう言葉もあながち間違えではない」


長門「そうなのか…」


提督「でも阿賀野も能代がいないとダメだけどな」


長門「ああうん、それは確実だな」


提督「なんやかんやで阿賀野と能代はワンセットなのよね」




能代「なんというか、阿賀野姉ぇのお世話は姉妹同士の大事なふれあいの時間であるのは確かですね」


阿賀野「でしょ?能代ったら甘えん坊なんだからぁ~」


酒匂「私も甘えて良いかなぁ?」


阿賀野「もちろん!」

836: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/22(水) 20:01:37.83 ID:ylXYUGCHo

提督「それで、能代に対するイメージは…」


提督「全艦娘屈指のスタイルの良さ、ですかね」


長門「女の私から見ても羨ましいスタイルだな」


提督「くびれがまた良いんですよね…溜め息が出そうになるほど」


長門「いつものふとももは?」


提督「語るまでもなく素晴らしいですはい」


長門「そうか、なんか安心した」


提督「っていうかあの服装なんなの?セクハラしてくれっていうことなの?誘ってるの?」


長門「落ち着け、完全にセクハラする側の理論になってる」




能代「あ、阿賀野姉ぇがいない時なら…その、別に…」


阿賀野「気にしなくていいのにー」


矢矧「そういう問題…?」

837: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/22(水) 20:02:16.18 ID:ylXYUGCHo

提督「お次は矢矧」


長門「阿賀野型姉妹の凛々しい枠だな」


提督「中破した時の表情とセリフがかなりイケメンなんですよね…」


長門「アレは完全に主人公だな、うん」


提督「吹雪ェ…まあそれはおいといて」


提督「上官としては、戦闘でも事務でも頼りになる娘だな」


長門「でも任務には結構手間取ってたな」


提督「よく考えれば艦娘だけで任務こなせてたら俺の存在意義が全くなくなるんだよね」


長門「…まあ、難関海域における戦略的判断とかもあるから、な」


提督「否定してくれよう…」




矢矧「正直言うと、私一人でもなんとかなると思ってたのだけれど、提督って大変なのね…」


酒匂「見た目は全然忙しそうじゃないのにねー」

838: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/22(水) 20:02:46.30 ID:ylXYUGCHo

提督「んでまあ例のごとく印象に入る訳だが」


提督「能代に負けず劣らず良いスタイルだよなぁ」


長門「容姿は完全にメインヒロインとかそういう感じだな」


提督「美しさに凛々しさをかけて100倍だ!」


提督「…それでいてお触りOK派というか、触り返してくるというか」


長門「容姿的にたしなめてくるイメージがあったが…」


提督「真面目ではあるが、頑固ではないという感じか」


長門「というかスルーしてたが、セクハラしてるのか」


提督「こう、妙に寂しそうな表情してたから抱きしめただけ…ってやっぱセクハラだなこれ」




矢矧「時々、私が普通の人間だったらって思うこともあって、ちょっとね…」


阿賀野「うーん、そしたら提督さんや矢矧達に会えてないから悩むなぁ」


矢矧「…そうね、そう思えば艦娘っていうのも悪くはないかも知れないわ」

839: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/22(水) 20:03:14.97 ID:ylXYUGCHo

提督「続いて酒匂」


長門「彼女に変なことしてないだろうな?」


提督「急にどうした」


長門「…いや、なんだかんだで酒匂のことは心配でな」


提督「そういえば長門にとっては妹みたいなものか」


提督「…しかし、やはり酒匂は口癖の印象が強いな」


長門「ああ、『ぴゃん』とか『ぴゅう』とかか」


提督「アレは…なんなんだ?」


長門「何故私に聞く」


提督「なんか知ってるかなぁと」




酒匂「ぴゃぁぁ…つい言っちゃうんだよぅ…」


能代「まあ口癖だからそういうもの…なんだろうけれど」

840: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/22(水) 20:03:42.56 ID:ylXYUGCHo

提督「彼女は姉達と比べたら、その…慎ましい身体をしてるよな」


長門「まあ比較対象が比較対象というのもあると思うがな」


提督「そして金剛並にストレートに好意をぶつけてくる」


長門「うーむ、応援したくはあるが…こればかりは、な」


提督「流石にあそこまで真っ直ぐだと照れる」


提督「ただ、ちょっと幼いところもあるから父性を求めてるのか?って時々思う」


長門「たしかに、彼女がそのあたりの感情を上手く整理できてるかどうかはわからん」


提督「ま、向けられた好意には裏切らないようにはしておくさ」


長門「好意に『応える』わけじゃないんだな」


提督「まあ、そこら辺は…そう、まあ…そうねぇ…」




酒匂「ちゃんと分かってるよぉ!子供扱いしないでよぉ~!」


矢矧( こういう言動のせいもあるとは思うのだけれど… )

850: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/30(木) 20:27:16.86 ID:NYmIaunbo

提督「それでは妙高型より妙高さんだ」


長門「我らが艦隊の主力重巡だな」


提督「妙高…中破…クソコラ…うっ、頭が…」


長門「やめなさい」


提督「実際インパクトがあり過ぎてなぁ、一度見たら忘れられない」


長門「まあ、言いたいことはよく理解できるがやめてやれ」


提督「改二になったら普通になって良かったけどちょっと寂しい感じもある」


長門「本人も多少気にしてたからなぁ、あまりそのことでイジるのはやめてやれ」


提督「妙高さんに本格的に謝罪しなければいけませんね…」




妙高「…反省してるのなら、他の娘にはこういったことしないでくださいね?」


足柄「まあ、妹の私から見てもインパクトあったから多少はしょうがないんじゃない?」

851: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/30(木) 20:27:45.08 ID:NYmIaunbo

提督「それで彼女に対する印象だが…」


提督「大人の女性だな、非常に頼りになる」


長門「ああ、私も頼りにしてるな」


提督「良くも悪くもアクが強い3人の妹を束ねてるだけあるというか」


長門「球磨型における木曾みたいなものか」


提督「まあその分お説教はちょっと長いけどな、でもこの歳になって叱ってくれる人ってのは有難い存在だよ」


長門「叱ると怒るは別なものだからなぁ」


提督「ある意味理想的な秘書艦と言うべきか、もしくは姉的な存在?」


長門「提督の姉となる艦娘は一体何人いるんだ…?」




妙高「お説教が長いと感じるなら、キッチリと執務をこなしてくださいね?」


那智「まったくだ、大体貴様が仕事を終えないと妙高姉さんに酒を許可して貰えなくてだな…」


羽黒(そ、そこなんだ…)

852: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/30(木) 20:28:19.52 ID:NYmIaunbo

提督「続いて那智さん」


長門「"Nazi"ではなく"Nachi"だ…っていう必要もないか」


提督「ドイツの面々からなんか言及があると思ったけど無かった」


提督「まあそれは置いといて、実際武人めいた女性だな」


長門「というかまさか提督を貴様呼ばわりするとは思わなかった」


提督「貴様は一応敬称だから…貴殿みたいなものだから、うん」


長門「確かに帝国海軍があった頃は貴様は敬称だったしな」


提督「戦場においては勇ましく、巧みな戦いをする艦娘だ」


長門「まさに戦場でこそ輝くタイプだな、脳筋ではないみたいだが」




那智「流石に突撃ばかりしてれば勝てるほど甘くはないからな」


足柄「えっ、撃ちまくってればなんとかならない?」


那智「えっ」

853: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/30(木) 20:28:46.92 ID:NYmIaunbo

提督「そんな那智さんに対する印象と言えば…」


提督「お酒好き、ですかね」


長門「そういえば、出撃後は祝杯をあげているところをよく見るな」


提督「わりと頻繁に飲みに誘われるんだよね、時々付き合ってる」


長門「私も時折一緒に飲むな、大体隼鷹が一緒だが」


提督「まあお酒で隼鷹さんが出てこない訳ないですよね…」


提督「っと、話がそれたか。何が言いたいかというと、初対面でのキツい印象の割に信頼してくれてるなぁということだ」


長門「初対面のキツさは単純に『貴様』のインパクトだけじゃないか?」


提督「だいたい合ってる」




那智「…なあ、そんなに私はキツい印象なのか?」


羽黒「えっ!?ご、ゴメンなさいっ…!」


那智「…………」


足柄「サバサバとしたところがあるから、そう思われやすいんじゃない?」

854: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/30(木) 20:29:29.11 ID:NYmIaunbo

提督「続いては足柄」


長門「飢えた狼」


提督「こう、残念な美人ですよね…うん」


長門「カツ尽くしは流石の私もかなりキツい」


提督「美味かったんだけどね、うん。普通に料理上手なんだろうけどね、うん」


長門「というかカツって胃に悪いから戦闘前は食べない方が良いんだがな」


提督「まあそこら辺はゲン担ぎで士気が上がって…それでもトントンくらいか」


長門「というか足柄の話なのになんでカツの話をしとるんだ」


提督「足柄と言えばカツ、カツと言えば足柄。俺の中ではそうなってる」




足柄「ぐっ、なんか女としては複雑ね…」


妙高「そう思うのなら、もうちょっと身体のことを考えた食事というものを学びなさい」

855: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/30(木) 20:30:14.54 ID:NYmIaunbo

提督「足柄さんの印象ってさっきも言ったけど、(勝利に)飢えた狼ですよね」


長門「何が彼女をあそこまで駆り立てるんだ…」


提督「人間として、友人あるいは同僚としては好ましい部類なんだが…女性としてみるとなると」


提督「おかしいよな、美人だしスタイルも良いのになんか色気を感じない」


長門「…まあそういうタイプの人間だから、な」


提督「あと『うにゃー!』ってアレ素でやってんのかなぁ」


長門「わざとやれるようなキャラじゃないと思うが」


提督「アレはただひたすらに衝撃的だった」


長門「私にとっても衝撃的だった」




足柄「まあ、確かに一番優先するのは勝利なんですけど、そこまで言わなくても良いじゃない…」


羽黒(優先するもので勝利が出てきてしまう時点で…)

856: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/30(木) 20:30:57.40 ID:NYmIaunbo

提督「というわけで羽黒」


長門「健気で気弱な娘だな」


提督「最初のころはよく避けられてたなぁ…最近は慣れたみたいだが」


長門「私も逃げられた、ちょっとショックだった」


提督「でも凄い武勲艦なんですよね…世の中ってわからない」


長門「戦闘中は不安そうにしながら的確に攻撃するから結構凄い」


提督「改二になったら勇ましいことも言うようになったしな、ますますの活躍を期待してる」


長門「最近重巡が強くなりすぎて私の出番がなかなかないんだよなぁ」


提督「長門は切り札、羽黒は主力だ。OK?」




羽黒「その、一生懸命戦えるのは、司令官さんが後ろで頑張ってるからですっ」


妙高「そういう精神、私達も忘れてはいけませんね」

857: ◆ELh1UhR8A6 2014/10/30(木) 20:31:29.65 ID:NYmIaunbo

提督「で、印象だが…改二は完全に新米教師ですね」


長門「もしくは教育実習生」


提督「こう、なんか無茶ぶりして困らせたくなる」


長門「言いたいことは分かるがセクハラはするなよ?」


提督「今の彼女なら多分反撃してきそうだけどな、遠慮も無くなってきてるし」


長門「それでも、だ」


提督「というか目上な羽黒先生を困らせたいんであって、部下の羽黒を困らせたいんじゃないんだよなぁ」


長門「そんな拘りは捨てろ」


提督「羽黒先生に優しく叱られたいです」


長門「だから捨てろ」




羽黒「そのっ、先生って言われてもっ、困ってしまいますっ…!」


那智「私としては砲撃に関しては羽黒に教授して頂きたいがな」


羽黒「えぇっ!?」

879: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/06(木) 19:59:59.06 ID:hMkjoPI+o

提督「そういうわけで、工作艦明石さんだ」


長門「アイテム屋…ドック開放…課金な…?」


提督「昔からの付き合いがある艦娘だ」


長門「というか最古参だな」


提督「でも艦隊に加わったのはいいけど泊地修理ぜんぜん使ってないんだよ」


長門「積極的にバケツをつかっていくスタイル」


提督「最近は改修工廠とかあるから、活躍することも増えたな」


長門「でも練度は1のまま…」


提督「他に鍛えるべき艦が多すぎるという問題があるから…」




明石「いやぁ、最近まで本当に仕事がなかったから、なんかいたたまれなかったんですよね…」


大淀「暇なのは良いことなのか悪いことなのか、ですね」

880: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/06(木) 20:00:31.84 ID:hMkjoPI+o

提督「そんな明石さんの印象は…」


提督「あのスカートは何なんだろう」


長門「袴みたいなものじゃないか?」


提督「というか誘ってるのか、あんなんじゃセクハラされても文句言えないですよ!」


長門「おい」


提督「という話をしたら『提督も修理が必要ですか?』って返された」


長門「頭の修理でもしてもらえ」


提督「ぼくは明石さんの修理がしたいです」


長門「ダメだコイツ」





明石「そ、そういうことは人気のない工廠で、二人きりの時に…」


大鯨「えっ」


明石「あっ」

881: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/06(木) 20:01:13.05 ID:hMkjoPI+o

提督「続いて大淀さん」


長門「任務の人」


提督「実際その通りだなぁ、明石と同じくある意味最古参か」


長門「でも声が変わったような…?」


提督「大人の事情だ、いいね?」


長門「アッハイ」


提督「しかし、毎日艦娘の解体任務を迫ってくるその姿はまさしくヤンデレ」


長門「そんなわけないだろう…」


提督「ただ実際こっちのことをどう思ってるかは気になってたんだよなぁ」




大淀「うーん…印象は、普通の提督でしたね」


武蔵「…コレが普通、なのか…?」

882: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/06(木) 20:01:43.52 ID:hMkjoPI+o

提督「んで、大淀さんは明石と同じくあのスカート履いてるのよね」


長門「またセクハラか」


提督「実際アレ執務中とかは目の毒なのよ…気になってしょうがない」


長門「ちゃんと我慢しろ、あまりそういう目で見るのも失礼だろう?」


提督「とりあえずあんな衣装を用意した大本営が悪いと思う」


長門「それは同意する」


提督「でも黒髪ロング眼鏡っていう一見真面目な大淀が、もし好みであのスカート履いてたらちょっと興奮する」


長門「どうあってもそういう方向に持って行きたいのか」


提督「男だったらこういうのを分かってくれる、たぶん!」




大淀「流石に、自分の意思でこれを履くのは恥ずかしいですね…」


明石「ですよねぇ…」


武蔵「そうか?」

883: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/06(木) 20:02:10.19 ID:hMkjoPI+o

提督「では続いて大鯨」


長門「現状唯一の潜水母艦だな」


提督「改造で軽空母龍鳳にすることができるが…中部海域で潜水母艦使うからまだ改造しないと思う」


長門「その辺りは艦種が変わる艦娘の運用の悩みどころだな」


提督「まあ潜水艦達が喜んでるからこのままでいいかなぁとも思う」


長門「酷使しすぎた潜水艦の唯一の拠り所に…」


提督「前も言ったけどそこまで酷使してないから…」


提督「しかし、練度上げにはちょっと苦労しそうな艦ではあるな」


長門「よく考えたら潜水母艦の練度って何なんだ…?」


提督「…さあ?」




大鯨「その、航法とかの熟練具合…ですっ!」


雲龍「そうなの?」


大鯨「…たぶんそうですっ!」

884: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/06(木) 20:02:37.42 ID:hMkjoPI+o

提督「で、大鯨の印象だが…」


提督「新妻、ですかね」


長門「どういうことだ…?」


提督「凄く甲斐甲斐しくお世話してくれる」


提督「しかも甘え上手だし、一緒にいたらなんか脳がとろけそう」


長門「…ふーん」


提督「完全に新婚気分を味わえますわ、あの娘は」


長門「…だったら、いちゃこらしてればいいじゃないか」


提督「拗ねるなよ」


長門「ふんっ…」




大鯨「て、提督の奥さんだなんて、困っちゃいます、えへへっ」


武蔵「…むぅ」

885: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/06(木) 20:03:08.23 ID:hMkjoPI+o

提督「お次は雲龍さん」


長門「新しい正規空母だな」


提督「彼女のバストは豊満であった」


長門「言うと思った」


提督「ぶっちゃけ凄く目立つからなぁ、言わずにはいられないというか」


長門「…まあ、確かにかなり目立っているな」


提督「でも本人は無頓着なんだよなぁ」


長門「だからと言ってセクハラは良くないぞ」


提督「でもお触りOK派なんですよね、あの娘」


長門「なんだと!?」




雲龍「提督は気になるみたいだし、触られても別にいいわ」


大淀「無頓着…?でもまんざらでもなさそう…?」

886: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/06(木) 20:03:55.10 ID:hMkjoPI+o

提督「で、印象だが…銀髪ですね」


長門「やはり言及するか」


提督「なんか全体的にモコモコしてるから、もふもふしてみたい」


長門「名は体を表すというが、まさに雲のような感じだな」


提督「あとやっぱ髪をおろした所をみてみたいなぁ」


長門「編んでる髪を解いたら結構長そうだ、印象もかわるだろうな」


提督「髪の話はここまでにしておくとして…優秀な艦載機を渡したら何をしてくれるんですかね…」


長門「見損なったぞ、そんなことを強要するとは」


提督「むしろ本人が言ってきたんだよね」


長門「なんだと!?」


提督(でも烈風六○一より優秀な艦載機って烈風改と震電改しかないんだよなぁ…)




雲龍「別に、装備を融通して貰えたらいろいろお礼するのは当たり前じゃないの?」


明石「そ、それはそうなんだけど…言い方がちょっと…あははは…」


雲龍「…?」

887: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/06(木) 20:04:24.86 ID:hMkjoPI+o

提督「超々弩級戦艦、武蔵か」


長門「大和は?」


提督「アーアーキコエナーイ」


提督「まあアレだ、運用すると旧日本海軍の気持ちが良く分かる艦だな」


長門「演習番長…まあ私も人のことは言えんが」


提督「というか他の艦でなんとかできるし、実際してきたからわりと持て余しちゃうのよね…」


長門「そういう意味では攻略に使われる私はまだマシなのか」


提督「戦力的には最高峰なのは言うまでもないんだが…」


提督「ま、上手く運用できてこそ一流の提督なんだろうな」


長門(大和型の燃費は金剛型とだいたい同じくらいだったらしいんだがなぁ…)




武蔵「…私が大食らいなのは自覚しているが、そろそろ戦闘を任せてくれても良いのではないか?」


大淀「やはり、そのあたりは資源との兼ね合いですから…大型作戦では、多分出番があると思いますけれど」

888: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/06(木) 20:04:52.72 ID:hMkjoPI+o

提督「武蔵の印象は…まあ一言で言えるんだよな」


長門「…そうか?どんな言葉で?」


提督「あざとい」


長門「…あ、あざとい?」


提督「『銀髪』、『ケモミミ』、『褐色』、『さらし』、『巨 』、『露出癖』、『メタ発言』、『武人』、『眼鏡』、『妹』、『高身長』」


長門「なるほど…こうして見ると属性盛りすぎだな」


提督「個人的にはあのケモミミめいた髪の毛を後ろからワシワシしてみたい」


長門「また髪フェチか、ブレないな」


提督「多分一日中飽きずに触り続けられる自信がある」


長門「多分武蔵が飽きるんじゃなかろうか」




武蔵「ふむ…まあ流石に一日は無理だな。一時間程度なら…いいぞ?」


大鯨(わ、私の癖っ毛もさわってくれるかしら…?)

904: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/13(木) 19:59:52.90 ID:Hfg2UPmYo

提督「綾波型より綾波」


長門「最強の駆逐艦と名高い艦だな」


提督「カッコイイよね、『ソロモンの鬼神』って」


長門「本人の性格はおっとりしてるんだがなぁ」


提督「『ソロモンの「鬼神」!貴艦の幸運を祈る!』とか言ってみたい」


長門「私は言われてみたい」


提督「まあ一人に頼らなきゃいけない状態っていうのは戦略的には敗北なんだけどな…」


長門「数を揃えて囲んで警棒で叩く、これだ」


提督「現状でも十二分に頼りになる駆逐艦だし、まともな運用をすれば割りと破格の強さよな」




綾波「司令官のお役に立てているなら、綾波は嬉しいですっ!」


敷波「綾波は強いし、頑張ってるからもっと褒めてあげなきゃだめだぞ?」

905: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/13(木) 20:00:22.86 ID:Hfg2UPmYo

提督「で綾波への印象というか、名前のせいで『レイ』の方を思い出すというのがまず一つ」


長門「私は眼鏡の方を思い出すみたいだな」


提督「で、それは置いといて…屈指の癒やし艦だなぁ」


提督「おっとりしていて、一緒にいると落ち着く感じだ」


長門「武勲艦とは思えないある種の緩さがあるな」


提督「改造する前はほっぺたをつついてリラックスしていたものだ…」


長門「何やってんだ」


提督「アレは極上の触り心地だったからなぁ、流石に残念だ」


長門「…そんなに凄かったのか?」


提督「一日中つついて過ごせるくらいは」




綾波(ちょっとだけ、触られなくなったのは寂しいかも…)


敷波「…どうしたの?」


綾波「うーん?」


敷波「???」

906: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/13(木) 20:00:54.51 ID:Hfg2UPmYo

提督「続いて敷波」


長門「綾波とは打って変わって元気なタイプだな」


提督「そして可愛い」


長門「急にどうした」


提督「こう、MVPの時とかさ、はしゃいだ後に急にどうでも良いとか言っちゃうところとかさ」


提督「あの照れ屋なところがたまらなく可愛いんだよなぁ」


長門「…言いたいことはわかるが顔にしまりが無くなっているぞ」


提督「しょうがないじゃないか、実際可愛いんだから!」


長門「敷波が可愛すぎて提督(の正気)がヤバイ」




敷波「き、急に!可愛いとか!言うなよ!ビックリしちゃったじゃん!」


綾波「でも嬉しそうですね♪」


敷波「そ、そりゃあ…嬉しくないわけ…ないし…」 ゴニョゴニョ

907: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/13(木) 20:01:27.78 ID:Hfg2UPmYo

提督「でまあ敷波の印象だが…」


長門「どうせまた可愛いしか言わないんだろ?」


提督「まあ基本的にはそうなんだけど、敷波って自分を抑圧するところがあるのよね」


長門「ほう?」


提督「敷波って長門の指摘どおり元気な娘なんだけど、秘書艦の時はつとめて落ち着いて仕事してるのよね」


提督「さっき言った照れ屋な所とかまさにそうなのよ」


長門「なる程な、すぐに予防線を張ってしまうのもそういうことか」


提督「別に引いたりとかバカにしたりしないからさ、素のままでいてくれて良いのよ、とは言っておきたい」


長門「どうしてソレをさっき言えなかったんだ…」


提督(因みに話の流れには関係ないが、敷波の放置ボイスは殺人的な可愛さであることをあえて心の中で語っておこう!)




敷波「…その、仕事なのに子供っぽ過ぎるのも良くないと思ってるだけだし」


綾波「本当にそれだけ?」


敷波「ほ、本当だよっ!」

934: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/20(木) 21:56:07.65 ID:p6L/UROZo

提督「続いて朧」


長門「カニ…?」


提督「まあカニですね」


長門「というか機関部にカニが入ってて大丈夫なのだろうか…」


提督「逆に良い感じに茹だってて美味しいかもしれない」


長門「っていうかなんでカニの話をしてるんだ私達は」


提督「なんか朧=カニというイメージが強くて…何故だ」


長門「いやまあカニを装備してる艦娘も珍しいからじゃないか?」


提督「カニ…決闘者…つまり朧はデュエリストな…?」




朧「…なんでカニって言われてるんだろう?」


漣「そりゃー…ねぇ?」


朧「そこは教えてよ」

935: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/20(木) 21:56:35.02 ID:p6L/UROZo

提督「で、朧の印象だが…けっこう強気なんだよな」


長門「なんというか、負けず嫌いな節はあるか」


提督「とはいえ、改装はちゃんと受けてください、流石に一切改修しないのは無茶です」


長門「私には必要無いのだが…」


提督「長門型と綾波型を同列に語るなよう…」


提督「まあ、さっき指摘してくれた通り負けず嫌いなところがあるから、ちょっと無理しがちだな」


長門「何か負けたくない理由でもあるんだろうか…?」


提督「うちでは補給も改修もちゃんとしてあげられるから、遠慮は逆にしてほしくないなぁ…」


提督「…話は変わるけど、俺のこと嫌いなのか嫌いじゃないのか結局どっちなんだろう?」


長門「おい何をした」




朧「朧たちのことを考えてくれてるのはわかるけど、ちょっとしつこいかも」


曙「っていうかイチイチ干渉しすぎなのよ!」

936: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/20(木) 21:57:01.75 ID:p6L/UROZo

提督「そして曙」


長門「やあクソ提督」


提督「最初の頃は心えぐられたけどなんかもう慣れた」


長門「マゾか」


提督「サディストと態度がキツいのはまったく別だからな?」


提督「というか、一つ疑問なんだが…」


長門「なんだ?」


提督「改装する時って、脱ぐの?」


長門「脱がん、というか艤装に処理を施すんだから脱ぐ必要が無いだろう?」


提督「だよなぁ」




曙「えっ!?」


漣「…まさか随分前にした与太話、まだ信じてたの?」


曙「あ、アンタの嘘はわかりにくいのよっ!」

937: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/20(木) 21:57:42.38 ID:p6L/UROZo

提督「なんだかんだで『クソ提督製造機』というニックネームは秀逸だと思う」


長門「そしてここにクソ提督がまた一人」


提督「普段の態度がキツいことによって柔らかい態度が引き立ってソレが魅力となるのである」


長門「ギャップ萌えか」


提督「実際機嫌が良かったり拗ねたりしてる時の可愛さはかなりの物だ」


長門「…私は見たことが無いなぁ」


提督「うーん、まあ機会自体は少ないけど思ったよりそういう時あるよ」


長門「提督の前でしかしないんじゃないか?」


提督「…もし本当なら、上官としては嬉しいやら、もうちょっと頑張って欲しいやら」


長門「彼女は元々上官にトラウマ的な物を持ってるから、悪くは無いんじゃないか?」




曙「…まあ、ムカつくことも多いけど、クソ提督にしては頑張ってる方なんじゃない?」


潮「あの、そういう言葉遣いじゃ、言いたいことも伝わらないんじゃないかな?」


曙「なっ、なんのことよ…!?」

938: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/20(木) 21:58:14.02 ID:p6L/UROZo

提督「というわけで漣」


長門「なんというか、独特な雰囲気を持つ艦娘だな」


提督「何故かご主人様って呼んでくるしな」


長門「そしてスラングも良く使う」


提督「メシウマの意味は違うんだけどね」


長門「こう、覚えたての言葉を使いたくなる感じ…なのか?」


提督「どうなんだろう…多分違うと思う、タブンネ」


長門「良くも悪くも掴みにくいな…」


提督(しかし、桃色の髪にご主人様呼ばわり、スラングとかの自由すぎる発言ってなんか某良妻狐を思い出すな…)




漣「いやぁ、今のご主人様達ほどスラング使ってないですよ?」


朧「そうなの?」


漣「アナタにはわからないでしょうねぇ!」


潮「???」


漣「ダメだこりゃ」

939: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/20(木) 21:58:50.19 ID:p6L/UROZo

提督「そして印象だが…気楽に話せる存在かなぁ」


長門「スラングを除けば丁寧語だが、砕けた雰囲気はあるからな」


提督「あと固定ファンがいるタイプかな、ある種の客層のハートをがっちり掴んでそう」


長門「メメタァ」


提督「真面目な時と普段の状態ではギャップがあるしな、そこの所は実際可愛い」


長門「普段からもう少し真面目であっても良いと思うのだが」


提督「肝心な時にはちゃんと頑張ってくれてるから大丈夫」


長門「それはわかるんだが…」


提督「ギャップに関連するが、個人的にはデレた時にどんな表情をしてくれるか見たい艦娘ナンバー1だな」


長門「それは私も少し気になるな」




漣「流石にデレを見せるには好感度が足りません、残念でしたね!」


曙「あのねぇ…はぁ、まあ良いけど」

940: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/20(木) 21:59:30.65 ID:p6L/UROZo

提督「そんでもって潮」


長門「非常に気弱な艦娘だ」


提督「目があっただけで悲鳴上げられた時はどうしようかと…」


長門「あながち間違った対応では無いかも知れんな」


提督「勘弁してくれ…まあ最近は慣れてきたのか悲鳴は上げられなくなったな。代わりに何故か陸奥に間違えられたが」


長門「何故だ?」


提督「さぁ…というか俺いろんな艦娘に間違えられすぎじゃないですかね?」


長門「確かに姉妹艦に間違えられたりすることは多いか…?」


提督「提督になれる条件に『他人に間違えられやすい』とかそういうのあったりしないだろうな…?」




潮「えぇっと、背の高さが陸奥さんに近かったので、一瞬間違えてしまいました」


漣「ご主人様が女性である可能性が微粒子レベルで存在する…?」

941: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/20(木) 22:00:17.13 ID:p6L/UROZo

提督「そんでもって印象だが…まあやはり気弱な娘だという印象だな」


長門「芯が弱いタイプでは無いんだがな」


提督「改二になって割りと大丈夫になったみたいで良かった」


提督「ただ…なんか急に垢抜けた感じがする」


長門「潮…色を知る年齢かッ!」


提督「いや、好影響みたいだから別に良いんだけど割りとビックリしたんだ」


長門「まあ私も多少驚いたし、仕方ないのではないか?」


提督「そして彼女のバストは豊満であった」


長門「…そういうことしてるから悲鳴上げられてたんじゃないか?」


提督「思ってただけで口にはしてなかったから、うん」




朧「…提督、流石にその発言はどうかと思う」


潮「その、そんなに大きいのでしょうか…?」


朧「そして聞き返す必要はないよ」

953: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/27(木) 22:00:26.82 ID:oK688mMGo

提督「では高雄型より高雄」


長門「妙高型につづいて主力重巡だな」


提督「彼女のバストは非常に豊満であった」


長門「彼女ばかりは私も同意する」


提督「うん、他にも言いたいことはたくさんあるけどやっぱり最初に言及するとしたらコレなんだよな」


提督「実際彼女に匹敵する大きさは愛宕か雲龍くらいなんじゃなかろうか」


長門「後は千歳と千代田か?」


提督「本当にばるんばるんしよるからなぁ、アレは色んな意味で目に毒ですわ」


長門「女の私でも思わず見てしまうからな…」




高雄「その、そんなに見られてるとなるとちょっと恥ずかしいですね」


摩耶「…まあアタシから見ても凄い質量だしなぁ、でも露骨に見るべきじゃないと思うが」

954: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/27(木) 22:00:52.91 ID:oK688mMGo

提督「で、そんな高雄さんの印象ですが…」


提督「秘書艦としては理想的な女性だなぁ。真面目だし」


長門「提督に割りと好意的な様子だしな」


提督「ああ、そして意外と負けず嫌いなところがあるんだよなぁ」


長門「そういえば『馬鹿め』って言ったりしてるな」


提督(てっきり宇宙戦艦ネタだと思っていたのは内緒だ)


提督「あと、衣装関連で気になる点がある…」


提督「…●●●はいてるの?」


長門「おい」


提督「いや、衣装がいろいろ際どいから履いてるように見えないんだよね」




高雄「えぇっと…ひ、秘密ですっ!」


鳥海「私の記憶では、たしか履いてn──ムググ」


高雄「ひ!み!つ!です!」

955: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/27(木) 22:01:19.21 ID:oK688mMGo

提督「続いて愛宕」


長門「彼女のバストもまた豊満であった」


提督「セリフ取られた、まあいいや」


提督「やはりまず言及するとしたら高雄に負けず劣らずの大きさ」


長門「ええい、高雄型の装甲は化け物か…!」


提督「金髪巨 お姉さんって、考えようによっては結構あざとい組み合わせだよなぁ」


長門「ある意味定番といっては定番だな」


提督「だがソレがいい」


長門「言うと思った」


提督「実際、妙に甘えたくなる感じはある」




愛宕「あらあら、提督ったら♪」


高雄「あの、私にも甘えていいんですよ?」

956: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/27(木) 22:01:50.12 ID:oK688mMGo

提督「それで印象は…意外と髪質が良いんだよな」


長門「銀髪じゃないのに食いついただと…!?」


提督「なんというか、『ゆるふわ感』と『さらさら感』が同時に出てるのは凄い」


長門「確かに、改めて見ると両方感じられるな」


提督「手櫛で梳いてみたくなる髪だなぁ、アレは」


長門「なるほど…」


提督「髪から離れると…うん、優秀なおねショタ要因」


長門「薄い本の話はやめろと言うに」


提督「つっても愛宕本人の態度がお姉さんタイプだから、割りと切っても切り離せないのよこのタイプの話は」


長門「なんでそんな事を真面目に語っとるんだ」




愛宕「だって、甘えてくる男の人って可愛いじゃないですか♪」


摩耶「…そうかぁ?」


愛宕「好みの問題よ♪」

957: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/27(木) 22:02:22.59 ID:oK688mMGo

提督「お次は摩耶様」


長門「頼もしい『対空番長』だな」


提督「しゃべり方も相まって姐御と呼びたくなるお方」


長門「スケバン…?」


提督「大体合ってるようで割りと間違ってるかな…?」


提督「口は悪いけど、結構気遣いというかそういうことが出来る娘なのよね」


長門「ああ、面倒見が良いタイプか」


提督「割りと艦隊のこと気にかけてるからね」


提督「でも流石に毎回『クソがッ』って言われるのは心折れそう」




摩耶「ああん?愚痴くらい言わせろよ、ったく」


鳥海「まあ姉さんが愚痴を言える相手って司令官さんくらいですからね」


摩耶「そっ、そんなことねーしっ!」

958: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/27(木) 22:02:52.33 ID:oK688mMGo

提督「印象か…比較的豊満な方なのに姉二人が比較対象だからこう…」


長門「ソレは相手が悪い」


提督「だよなぁ…まあそれは置いとくとして」


提督「健康的な印象があるが普段思ってる以上に露出が多い」


長門「私程ではないが、割りと近いかも知れんな」


提督「健康的な脚がまぶしいです」


長門「脚フェチめ…」


提督「あと服の素材がスク水ってどういうことなの…」


長門「それは知らん」


提督「でもスク水着て恥ずかしがってる摩耶は見てみたい」




摩耶「き、着るかバカッ!」


愛宕「えぇ~、着てあげても良いじゃない?」


摩耶「き、着る理由が無いだろっ…!」


高雄(理由があれば着るのね)

959: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/27(木) 22:03:26.83 ID:oK688mMGo

提督「そして鳥海か」


長門「頭脳派重巡だな」


提督「実際奥ゆかしく真面目な娘よな」


長門「メガネも掛けてるしな」


提督「しかし、メガネ掛けてる艦娘は武勲艦だったりスペックが良かったりするという法則でもあるのだろうか?」


長門「…言われてみればメガネ掛けてる艦娘は割りと凄いのが多いな」


提督「メガネってすげぇ」


長門「…鳥海の話じゃなくてメガネの話になってしまっているが」


提督「メガネっ娘って貴重だからねぇ…」




鳥海「メガネと艦娘…これは実際にデータを取ってみる価値があるかも知れませんね!」


摩耶「いや、ないだろ…」

961: ◆ELh1UhR8A6 2014/11/27(木) 22:03:59.65 ID:oK688mMGo

提督「それで、印象の方だが…」


提督「鼠径部と脇が非常にセクシーです」


長門「●●いことしか考えられんのか」


提督「男だからね、仕方ないね…というかよく見るとお腹周りが結構引き締まってるんだ」


長門「うーむ、私もそのあたりは弛まないようにはしてるが」


提督「鍛えあげられた肉体と高い計算力が合わさって最強に見える」


長門「まあ実際に彼女は強い訳だが」


提督「あと中破してるとき凄い痛そう」


長門「あぁ、それは確かに」


提督「見てて結構と心配になるレベルなんだよな…」




鳥海「ダメージはちゃんと生還できる程度に抑えてますから、大丈夫ですよ」


高雄「それでも、無理をしちゃダメよ?私達も心配してるんだから」

993: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/04(木) 22:10:33.70 ID:mPc+wc1Oo

「しれぇ!雪風、ただいま帰還しました!」

少女が私にそう告げる。

ここは海軍の鎮守府と呼ばれる基地、その提督執務室だ。

「約束通り、『英雄』さんのお話を聞かせてください!」

海軍基地などという、ものものしい場所に似つかわぬ場所にいる少女。

彼女は、否彼女達は我々人類の希望たる『艦娘』だ。

「…しれぇ?どうかしたんですか?」

「ああ、済まない。少し考え事をしていたんだ」

そして私は、『艦娘』達を率いる『提督』である。

「それで…どこまで話したか教えてくれないか?」

「はい、次のお話は『石油施設破壊』のお話と聞きました!」

「ああ、あの頃の話か…懐かしいな」

少女にするには血生臭い話だが、彼女は目を輝かせて聞きはじめている。

やはり、彼女達も立派な『戦闘艦』なのだと心の奥底で思う。

994: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/04(木) 22:11:25.89 ID:mPc+wc1Oo

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


20XX年、突如として出現した謎の艦隊。

人類は意思の疎通を図るも『艦隊』側はこれを無視し、人類に対する攻撃を始める。

最初期は、人類は圧倒的な優勢を誇っていた。

装備の質の差だ。

『艦隊』側の装備は60年以上前の物に相当するものであり、単純な頑丈さを除けば人類の装備は『艦隊』の装備を大きく凌駕した。

だが…当初の目論見とは違い、人類側が勝利を収めることは無かった。

理由は単純である。

数の差だ。

『艦隊』と人類の数の比が"100:1"であったとしても、人類は勝利を収めていたであろう。

それ程に装備の差というものは著しい物だ。

だが、もし"1000:1"であったならばどうか?あるいは勝てるかも知れないが、弾薬が持つかどうかわからない。

……『艦隊』との戦闘を開始してから5年、オーシア軍は『艦隊』と人類の戦力比を発表した。

995: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/04(木) 22:11:54.49 ID:mPc+wc1Oo








               20000 : 1








.

996: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/04(木) 22:12:26.19 ID:mPc+wc1Oo

…最早、弾薬がもつ、もたないの話で片付けられる程度の話ではなかった。

局所的には勝利はできる、だが一箇所に戦力を集中させれば他の箇所が蹂躙される。

数の暴威によって海上の制海権、制空権は奪われ、核を使用しても削れるのはごく一部の戦力。

そういう意味では、『陸上への侵略は極めて遅い』という『艦隊』の性質も仇となった。

無論、その性質のおかげで人類は辛うじて全滅の危機を免れているのではあるが…

…人が生きている可能性がある以上、核兵器を利用することは人道に反する。

下手に「生き残れる希望」があるからこそ、それが故に人類は行動を縛られていた。

…このままジリ貧で、後に引けなくなった状態でとなり人類ともども核で『艦隊』を撃滅させることになるのか。

このような終末的閉塞感に苛まれつつある状態において、『ソレ』は某国において突如として現れた。

997: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/04(木) 22:13:03.36 ID:mPc+wc1Oo

すなわち、『ソレ』とは『艦娘』。

かつて某国海軍に所属し、戦い、散っていった艦艇の名を冠する少女達。

装備は、確かに『艦隊』を撃滅するに足りるが、やはり現代の装備に比べれば貧弱である。

しかし、彼女達が希望と揶揄される部分は別のところにある。

一つは運用コストだ。

『艦娘』は、一人ひとりが対応する『艤装』と呼ばれる艦を模した装備を所持している。

『艦娘』が『艤装』展開することによって── 極めてオカルトめいた話ではあるが ──対応する艦艇を『召喚』する。

召喚された艦艇を『艦娘』が一人で操ることによって敵艦と戦う、という戦いかたをする。

戦えば当然燃料は減り、弾薬は消費され、装甲は破れる。

ここからが重要なのであるが、『補給、修繕を艤装の側に行えば、艦艇にも補給や修繕も行われる』という性質がある。

艤装は艦によって差はあるものの、大きくても人間大程度のサイズであり、補給や補修用の資材は数キログラム単位で済むこともある。

これは艦艇の運用コストで見れば破格どころではないものであり、資源が枯渇しがちな人類にとっては正に救世主と呼べる存在である。

998: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/04(木) 22:13:50.30 ID:mPc+wc1Oo

もう一つは、生存性の高さだ。

艦娘(によって召喚された艦艇)は『大破』した状態で戦闘を続行しなければ沈むことが【絶対にない】。

理屈が分からないという問題点があるものの、引き際さえ間違えなければ必ず生還できる兵器。

数の優位を敵に取られた状態において、この性質がどれだけの利益をもたらすことか。

他にも様々な利点があり、それらは装備の貧弱さを補って余りあるものであった。

それが故に『艦娘』という『兵器』は某国から広まり、様々な国や地域に『配備』されることとなる。

── のであるが『生存性の高さ』がまた別の問題を生み出すこととなった。

『兵器』を使う側の人間が足りないのだ。

軍艦とは戦術兵器であり、飽くまで軍艦という兵器である『艦娘』を率いる人間は戦略的視点に明るくなくてはならない。

生存性の高さ故に数は増え、それが故に統率する人間が足りなくなる。

そして──


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

6: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/04(木) 22:01:09.51 ID:mPc+wc1Oo

提督「次は夕雲型行くが…まあ例外的に秋雲も含めるか、つまり秋雲から」


長門「絵を描くことが好きなようだな」


提督「(史実みたいに)艦船とかの絵を描いてるんだら良かったんですけどね」


長門「どう考えても薄い本…」


提督(そういう意味では、二次創作において夕張や明石並の便利キャラだよなぁ)


提督「まあおおっぴらにやらなきゃ、別に止めたりはしないが」


長門「だが公序良俗に反するのでは?」


提督「鎮守府内で流出させてないし、まあ良いかなぁ。一応趣味の範囲だし」


長門「そんなものか」




秋雲「ちゃぁんと、管理には気をつけてるから大丈夫だよん♪」


長波「け、けどよぉ…モデルがあたし達っていうのは…ちょとなぁ」

7: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/04(木) 22:01:38.03 ID:mPc+wc1Oo

提督「そして彼女を語る際に欠かせないのがそのドヤ顔である」


長門「印象的だよなぁ、楽しそうで何よりではあるが」


提督「そして中破時は妙に犯罪チック」


長門「確かに暴漢に襲われた後の様な雰囲気が漂っているな」


提督「これは最早、秋雲をモデルにしたそういう内容の薄い本が描かれるべきでは?」


長門「おい」


提督「多分薄い本の資料として『提督』とナニをする薄い本はある筈だし」


長門「何故そんな事を確信しとるんだ…」


提督「え、だって…実際そういうのって王道じゃん?」




秋雲「さ、流石に自分モデルの本は出せないってば」


夕雲「どうしてなの?」


秋雲「い、いや普通そういう物だって」


巻雲「ふーん…??」

8: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/04(木) 22:02:06.97 ID:mPc+wc1Oo

提督「続いて夕雲」


長門「…妙に色気がある駆逐艦だな」


提督「ダメ提督製造機二号の名は伊達ではない」


提督「何しろ第一声が『甘えてくれてもいいんですよ?』だからな」


長門「うーむ、『甘える』か」


提督「そこら辺が雷との差かなぁ、雷は『頼る』、夕雲は『甘える』っていう方向性だし」


提督「…雷は『母』タイプだが、夕雲は『歳の離れた姉』タイプってところか」


長門「良く分からん」


提督「なんというか、夕雲は背伸びしてる感が少ないように思えるんだよなぁ」




夕雲「提督は甘えさせ甲斐があるのよ」


早霜「甘えさせ甲斐…?」


巻雲「夕雲姉さんには甘え甲斐がありますね!」

9: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/04(木) 22:02:35.22 ID:mPc+wc1Oo

提督「んで、夕雲の印象か…」


提督「…ホクロが絶妙だよなぁ」


長門「ああ、言いたいことが分かる」


提督「あの『団地妻感』は凄い」


長門「駆逐艦なのにな」


提督「まあ表情も相まってというのもあるが」


提督「ある意味鳳翔さん並に未亡人が似合うのではなかろうか」


長門「おい…と突っ込みたいところだが、とても良く理解できる」


提督(これでもし背伸びしてキャラ作ってたら俺は脱帽する)




夕雲「…提督は、夕雲を残していなくならないですよね?」


清霜「それってどういう意味…??」


夕雲「うふふ…♪」

10: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/04(木) 22:03:06.82 ID:mPc+wc1Oo

提督「続きまして巻雲」


長門「夕雲にべったりな妹だな」


提督「でもあんまし俺を敵視してなくて助かる」


長門「シスコンという程ではない感じか」


提督「尊敬していてかつ甘えられる姉という感じなんだろうな」


提督「夕雲もそういう巻雲を可愛がってるみたいだし」


長門「なんだか、もの凄く健全な姉妹愛に感じる」


提督「まあシスコン艦の愛はわりと行き過ぎてるところがあるからな…」


提督「そういう意味では夕雲姉妹は癒やしだ」




巻雲「夕雲姉さんは巻雲の自慢の姉さんですから!」


夕雲「ありがと、巻雲さん♪」

11: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/04(木) 22:03:34.89 ID:mPc+wc1Oo

提督「で、巻雲に対する印象だが…」


提督「非常にあざとい」


長門「確かに属性多いよなぁ」


提督「『萌え袖』、『妹』、『姉思い』、『ドジっ娘』、『メガネっ娘』…」


提督「『司令官様』という呼称もこれまた、といった感じだ」


長門「今更ながら提督に対する呼称って結構多いな」


提督「誰がどう呼んでたかは結構迷う時がある」


提督「それは置いとくとして…じいっと見られてると流石に仕事しづらい」


長門「興味があるんじゃないか?」


提督「人に見られてると行動しにくくなるアレはなんなんだろうなぁ…」




巻雲「ふっふっふっ…巻雲は司令官様のどんな小さいミスも見逃しません!」


長波(巻雲は自分がミスするタイプだけどな…)

12: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/04(木) 22:04:05.23 ID:mPc+wc1Oo

提督「長波か」


長門「口調はやや男勝りなところがあるな」


提督「そして田中少将フリーク」


長門「誇りたくもなるだろうな、自分の艦に乗っていたならなおさらだ」


提督「まあ長門が連合艦隊旗艦を誇るのと大体同じか」


長門「そういうことだ」


提督「あとは…何気に流されがちだが(数少ない)島風の友達なんだよな」


長門「なん…だと…?」


提督「っていうか、長波は何気に顔が広いんだよ」


提督(今でこそ天津風がいるが、島風の友達属性はマジ貴重な存在だったんだよなぁ)




長波「ま、あたし以外に友人がいたようで良かったよ。ちょっと心配してたんだ」


清霜「島風ちゃんかー、戦艦とはまた違った強さがあるよねぇ」

13: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/04(木) 22:04:36.60 ID:mPc+wc1Oo

提督「長波の印象か…」


提督「…あの髪って一体どうなってるんだろ?」


長門「表と裏で色が違うアレか」


提督「気になって触ってたら呆れた目で見られたんだよなぁ」


長門「そりゃそうだ」


提督「お詫びにチャーハン作ったら許して貰えた」


長門「それで良いのか長波」


提督「あと極めて個人的な嗜好の話をすると、男勝りな口調が崩れる瞬間が好きです。中破時とか」


提督「そして彼女のバストは豊満であった」


長門「最後にまた言うのか」




長波「ゲッ、見られてたのかよ…」


早霜「…豊満なの?」


長波「な、なんか悪いのかよっ!?」

14: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/04(木) 22:05:12.43 ID:mPc+wc1Oo

提督「続きましては早霜」


長門「物静かな少女という感じか」


提督「ただこう、ちょっと喋り方が独特で…フフ、怖い」


長門「若干扶桑に似ているか?」


提督「あぁ…言われてみれば割りと似てるかも」


提督「そういえば、那智や不知火と仲が良いみたいだな」


長門(その辺りは史実繋がりだろうなぁ)


提督「なんか不知火に牽制してた時があったけどアレはなんだったんだろう」


長門「『提督は危険物だから近づかないように』って感じじゃないか?」


提督「ひでぇ」




早霜「確かに、不知火さんと那智さんとは特に親しくさせて頂いています」


清霜「司令官危険物なのー?」


早霜「ふふ、そういう事ではないですよ」

15: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/04(木) 22:05:52.13 ID:mPc+wc1Oo

提督「早霜に対する印象はというと…」


提督「非常に甲斐甲斐しい」


長門「なるほど?」


提督「そして何気に秘書艦として超有能」


長門「どれくらい?」


提督「俺必要無いんじゃないかっていうくらい」


提督「あとは…照れるとけっこう慌ててしまうようで可愛い」


長門「何をやった」


提督「まあ一応秘密ということで」


長門「…ふーん」


提督(だが…ずっと見ているって言われた時は何故か背筋に冷たいものが走ったな…巻雲と殆ど同じ言葉なのに)




早霜「…ああいうことを誰彼構わず言うのは良くないと思います」


秋雲「それで、なんて言われたの?」


早霜「…秘密ということで」


秋雲「えぇー」

16: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/04(木) 22:06:20.03 ID:mPc+wc1Oo

提督「次は清霜だな」


長門「戦艦LOVE勢」


提督「あの戦艦への飽くなき憧れは一体何なのか…」


長門「私の所にも時々強さの秘訣を聞きに来るな」


提督「なんて答えてるんだ?」


長門「いっぱい食べること」


提督(洒落にならねぇ…)


提督「真面目に考えると、やっぱり皆を守る為の力の象徴として『戦艦』に憧れてるんだろうな」


長門「…戦艦だからといって、なんでも守れる訳ではないんだがな…駆逐艦だからこそ守れるものだって、ある」




清霜「それでも…それでも、力が足りずに後悔はしたくないんだ」


夕雲「大丈夫よ、ちゃんとみんな生きて帰ってきてるでしょう?」

17: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/04(木) 22:06:56.38 ID:mPc+wc1Oo

提督「…シリアスな話をした後でやり辛いが、清霜への印象だ」


提督「うん、やっぱ銀髪とか好きだから」


長門「最早テンプレになってきたな、その言葉」


提督「髪以外だと…ちょっとアホの子っぽいところがある」


長門「改装で戦艦になる…か…まあ、本人が憧れてるんだから何も言うまい」


提督「戦艦になれる可能性を示唆する無知シチュが捗りますなぁ」


長門「おい」


提督「真面目な話をすると、あの純真な目を見ながら『改造しても戦艦になれない』とはっきり言うことはできない」


長門「それは私もわかる」


提督(あと放置ボイスが非常に特徴的だ)




清霜「無知シチュ…?」


秋雲「確かに、清霜の無知シチュはネタとしては王道的だねぃ」


清霜「???戦艦と関係あるの?」


長波「ねーよ」

29: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/11(木) 20:35:30.04 ID:+Q4brICHo

提督「という訳で陽炎型より陽炎だ」


長門「快活な少女だな」


提督「明るくて皆のまとめ役になれるような娘だよな」


提督「駆逐艦隊を率いるリーダーになってもらうことが多い」


長門「明るいといっても落ち着きが無いわけではなく、冷静な判断も下せる…」


提督「……ひょっとしなくても、陽炎って超有能じゃね?」


長門「たしかに」


提督「将来は中間管理職だな!」


長門「いや、むしろ提督を部下として率いるんじゃないか?」


提督「まじか」




陽炎「私は私なりにやってるだけよ、別に上に立とうと思ってるわけじゃないわ」


不知火「姉さんのそういうところ、参考にしたいものです」

30: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/11(木) 20:36:03.35 ID:+Q4brICHo

提督「んで陽炎の印象か…」


提督「幼なじみ、ですかね」


長門「…幼なじみキャラ、ということで良いんだな?」


提督「流石に艦娘と幼なじみ(という設定)ではないです」


長門「そうか…しかし、言われてみればあの距離感の近さは確かに幼なじみっぽいな」


提督「そこなのよね、陽炎の良さって」


提督「遠慮ない物言いをしがちではあるが、その反面一歩踏み込んで心配してくれる」


長門「世話やき女房的でもあるか」


提督「あ、ソレ言い得て妙だな」




陽炎「司令と幼なじみ…うーん、悪いとは言わないけどちょっと大変そうねぇ」


黒潮「司令はんは、すーぐ人の髪さわるからなー」

31: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/11(木) 20:36:34.20 ID:+Q4brICHo

提督「続いて不知火」


長門「戦艦クラスの眼光と声」


提督「フフ…怖い…」


提督「けど仕事は早いから超助かる」


長門「わりと提督に忠実だしな」


提督「朝潮程じゃないが、命じたらけっこう何でもしてくれそう」


長門「流石にセクハラは断られると思うがな」


提督「俺がセクハラしかしてないみたいな風潮」


長門「間違ってはいない」


提督「えぇー…」




不知火「…怖いですか?」


陽炎「普段は別に怖くもなんともないけど、ここぞって時は凄い眼をするわね」


不知火「…そうですか…」


黒潮「戦いの時は、敵さんビビらせるからええと思うけどなぁ」

32: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/11(木) 20:37:07.20 ID:+Q4brICHo

提督「そんなわけで不知火の印象ですが…」


提督「あの娘意外と拗ねる」


長門「拗ねる…?不知火がか?」


提督「手持ち無沙汰な時とかこっちをチラチラ伺いながら声を掛けてくる」


長門「微動だにせず待機してるイメージだったんだが、本当に意外だな」


提督「あとさっき戦艦クラスの眼光って言ったけど、微妙に泣いてるのよね」


提督「『もしかして無理してあのキャラ作ってるんじゃないか』って思うとこう、滾るものがある」


長門「だとしたら不知火の素のキャラは一体…?」


提督「まあ飽くまで推測というか妄想なんだけどな」




不知火(あの時は…そう、ただ時間が勿体無かっただけで、別に司令に構って欲しかったなどということはない…) ブツブツ


陽炎「どうしたの?」


不知火「!!し、不知火に何か落ち度でもっ!?」 ガタッ


陽炎「…本当にどうしたの…?」

33: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/11(木) 20:37:38.40 ID:+Q4brICHo

提督「黒潮か」


長門「(エセ)関西弁少女」


提督「…髪型的にも八神はやt ──」


長門「それ以上はいけない」


提督「アッハイ、一人称がちがいましたね」


提督「仕切りなおすと、のんびりしてマイペースな娘やね」


長門「黒潮自身も、のんびりしよかって言ってるしな」


提督「で、司令はんって一体何なんだろう」


長門「シレイハン?モンゴル人?」




黒潮「せやでー、シレイハンはモンゴルの歴史で唯一海軍専門の将軍なんや」


不知火「嘘か本当かわかりにくい冗談は止めなさい」


黒潮「まあええやん」

34: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/11(木) 20:38:13.54 ID:+Q4brICHo

提督「んで、黒潮の印象と言えば…」


提督「癒し系ですね、やはり」


長門「だろうなぁ、先ほども言ったがペースがゆったりとして独特だし」


提督「何故か、妙に膝枕してもらいたい艦娘なんだよなぁ」


長門「頼めばやってもらえそうな雰囲気はあるが」


提督「暇があれば一度頼んでみようかねぇ」


提督「あと、コレは完全に偏見なんだが料理うまそう」


長門「たこ焼きやお好み焼きとかか?」


提督「まあそうなんだけど、他の料理もできそう」




黒潮「うーん料理かぁ、ウチ適当に作るタイプやし、美味いかどうか分からへんで?」


陽炎「でもあなた、適当に作って上手なタイプじゃない」


黒潮「せやろか」


不知火「せやな」


陽炎「!?」

43: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/18(木) 22:00:35.66 ID:qX9Svwyho

提督「次は雪風か」


長門「初風はどうなりましたか?」 ボソッ


提督「知らない娘ですね…」


提督「まあそれは置いといて…」


提督「比類なき幸運艦、主力駆逐艦の一角だな」


長門「史実はどこの主人公だ、というレベル」


提督「無論、艦長の指揮や乗員の練度も合ったのだろうが…」


長門「ソレだけでは説明できないようなことも起こってるしな」


提督「まあ運も実力のうち、その幸運は期待してるよ」




雪風「はいっ、雪風は沈みませんっ!」


天津風「私も、出来るだけ守るわ」


時津風「当然私もねっ!」

44: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/18(木) 22:01:04.10 ID:qX9Svwyho

提督「で、雪風の印象だが…」


提督「絶対スカート履き忘れてる」


長門「ドイツ駆逐艦とタメをはれるレベルだからな…」


提督「むしろちゃんとスカート履いてるところ見たいんだよなぁ」


長門「そういう物なのか?」


提督「流石に性的対象としてみるには幼いし…」


長門「まあ駆逐艦は全般的にそうなんだがな」


提督「雪風は特に純真ってのもある」


長門「確かに」


提督「ただ、純真故に無邪気にグサっとくること言われそう」




雪風「スカートが無くても、雪風は気にしません!」


時津風「コレに関しては私達は何も言えないね」


天津風「…そうね」

45: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/18(木) 22:01:33.30 ID:qX9Svwyho

提督「続いて天津風」


長門「島風待望の友人」


提督「長波もいたとはいえ、ちょっと浮きがちだった島風に親友が出来たのは非常に喜ばしい」


長門「島風のかけっこに付き合ってくれる、というか付き合える艦だからな…」


提督「そして島風の連装砲ちゃんに似た、連装砲くんを連れている」


長門「コ○ジャナイロボ…」


提督「それ以上はいけない」


長門「連装砲ちゃんとくらべて可愛いかと言われると…」


提督「可愛さに拘る天津風が可愛い」


長門「なるほど」




天津風「ぜ、絶対連装砲くんの方がかわいいわよっ!」


島風「うーん、そうかなぁ?」


時津風「同じような物じゃない?」


天津風「そ、そんな…!」

46: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/18(木) 22:02:21.61 ID:qX9Svwyho

提督「で、天津風の印象か…」


提督「あの髪型かわいい、銀髪だし」


長門「言うと思った」


提督「ただ触ろうとすると吹き流しが取れるって怒られる」


長門「やはり試みていたのか…」


提督「逆に考えれば、髪おろしてる時は触ってもOKなのか?」


長門「割りと好意的な方だからなぁ、もしかしたらあり得るかも知れん」


提督「あと頭の上に出ているアレは…」


長門「うん?アレとはなんだ?」




天津風「その…髪は、丁寧に扱うなら触っても別に良いけれど」


雪風「で、頭の上って何ですか?」


天津風「な、なんでもないから気にしないでっ!」

47: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/18(木) 22:03:00.46 ID:qX9Svwyho

提督「お次は時津風」


長門「親方」


提督「ではないです」


提督「…時津風本人曰く、『私はフツー』とのことだが」


長門「絶対普通ではないな」


提督「普通の艦娘は俺と格闘戦なんかしないですよね」


長門「むしろどうしてそんな事態に陥ったのか」


提督「まあちょっと隠し事をしてな」


長門「どんな?」


提督「言わねーよ」




時津風「あの時の司令はマジしぶとかったなー、結局秘密は見つかんなかったし」


天津風(あの人の秘密か…ど、どんなのかしら…?)

48: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/18(木) 22:03:35.96 ID:qX9Svwyho

提督「で、時津風の印象だが…」


提督「あの髪マジでどうなってんの」


長門「不思議な…そう、形容するとしたら犬耳」


提督「雪風はハムスター、天津風は狐っぽくはあるが…」


長門「っていうか本当は耳じゃないのかアレ」


提督「触ってみたらちゃんと髪の毛だった、そのあと叩かれたけど」


長門「叩かれただけで済んで良かったじゃないか」


提督「後は…やっぱちゃんとスカート履いてるところ見てみたい、天津風もだけど」


長門「…何故か、スカート履かせようとしたら嫌がって脱ぐ時津風が思い浮かんだ」


提督「…あ、俺も」




時津風「うーん、このままで良くない?」


雪風「特に不足も無いですしねぇ」


天津風「…一回くらいなら履いてみても良いかも知れないけれど、ね」

64: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/26(金) 20:04:25.74 ID:mxGvt1Yko

提督「次は浦風だな」


長門「おだやかな広島弁少女」


提督「方言使ってる娘って可愛いよね」


長門「そういうものなのか?」


提督「理由はわからんけどなんか可愛いと思う、個人的に」


長門「うーむ、良く分からん…」


提督「しかし、この娘は艦隊に加えるのに苦労したなぁ…マジで」


長門「積極的に探していた訳ではないようだが…」


提督「でも手に入らられるところが軒並み高難易度な海域だからな…」




浦風「うちの言葉、そがぁに特徴的じゃろうか?」


谷風「関西弁とかは他にいるんだけど、まあどうしてもねぇ?」

65: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/26(金) 20:04:56.48 ID:mxGvt1Yko

提督「んで、印象といえば…」


提督「ダメ提督製造機だな、うむ」


長門「ダメ提督製造機多いなこの鎮守府」


提督「駆逐艦なのに妙に妙に包容力があるんだよなぁ」


長門「夕雲の時もそういうことを言ってたな」


提督「でも夕雲ともまたタイプが違うんだよな、夕雲は色気があるタイプで浦風は可愛いタイプ」


長門「なるほど」


提督「んで、容姿っていうか服装の話をすると、あの袖まくってるのが良いよね」


長門「提督のフェチがよく分からなくなってきた」


提督「そして彼女のバストは豊満であった」


長門「やっぱり言うのか」




浦風「別に、提督さんのことダメにするつもりゃぁないんじゃが…」


浜風「でも、浦風には頼りたくなりますよね。何故かはわかりませんが…」

66: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/26(金) 20:05:23.91 ID:mxGvt1Yko

提督「続いて磯風」


長門「雪風とはまた違ったタイプの武勲艦だ」


提督「……本土空襲…二隻の戦艦棲姫…尽きる資源…」


長門「……100を下らぬ大破撤退…迫る期限…削りきれない耐久…」


提督「…なんで俺、磯風手に入れられたんだろうな」


長門「…判断ミスを起こさず誰も沈めなかったのは奇跡だな」


提督「…もう思い出すのはやめよう、つーか思い出しただけでストレスでハゲそうになる」


長門「そうだな…」


提督「話を無理やり変えると…声が完全に腹ペコ騎士王だよな」


長門「中の人が同じだからな」


提督「さながら駆逐王…鬼畜王みたいで嫌だなこの二つ名」




磯風「い、一体どのような激戦が繰り広げられたというのだ…!?」


艦娘全員「「「「「 思い出させないで 」」」」」


磯風「アッハイ」

67: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/26(金) 20:05:50.06 ID:mxGvt1Yko

提督「磯風の印象か…」


提督「…凛々しい、という一言に尽きるな」


長門「確かに頼もしい言葉を言うことが多いな」


提督「でも私生活は割りと残念」


長門「…戦闘さえしっかりしてれば良いのではないか?」


提督「でもあの料理の腕は流石に…」


長門「比叡カレーレベルか…」


提督「でも自分の腕について正しい認識をしてるからいずれ改善はするだろうな」


長門「普段は間宮の料理を食べているみたいだし、特に不足もないのだろうな」


提督「というわけで磯風と一緒に料理の特訓をするお話を誰か(書いて)ください」


長門「おい」




磯風「…というか司令は料理が出来るのか?」


秋雲「意外にも上手いよ」


時津風「私も予想外だったなぁ」


磯風「ぬぅ…そうなのか…むぅ…」

68: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/26(金) 20:06:16.80 ID:mxGvt1Yko

提督「谷風か」


長門「当たらなければどうということはない!を地でいく艦だな」


提督「ほぼ全弾回避ってどういうこっちゃねん…」


長門「乗員の腕と判断、そして運なのだろう」


提督「ある意味島風に近いことをやってるよな」


提督「で、艦娘としての谷風は…こう、喋り方が特徴的だな」


長門「江戸っ子というかなんというか…」


提督「どちらかというとオヤジめいた…」


長門「口に出してしまったか」


提督「なんかビール飲みながらテレビ見てる感じ」




谷風「まあ色気が無いのは自覚してっけどさ、オヤジってのは酷くないかい?」


舞風(でも提督の言うこともなんとなく理解できちゃうんだよねぇ)

69: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/26(金) 20:07:31.56 ID:mxGvt1Yko

提督「で、谷風の印象か…」


提督「…中破の時の構図がこう…」


長門「ああ、あの妙な雰囲気は確かに特徴的だな」


提督「羽黒の中破と並んぶ犯罪的な絵なんだよねぇ…」


提督(実装当時は口元にガムテープ貼るコラが…)


長門「取りあえず、あの状態の彼女を提督の前に出してはいけない」


提督「おいおい…と言いたいところだが誰かに見られたら確実に通報されるんだよなぁ」


提督「まあこの話はここまでにするとして、意外と料理が上手みたい」


長門「…地味に女子力高い?」


提督「女子力はともかく、彼女が作った戦闘糧食は美味かった」




谷風「まあいくら谷風さんでも、アレぐらいはね?」


磯風「…………」


谷風「君は戦闘で頑張りゃいいじゃんか」


磯風「…まあそうなのだが」

70: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/26(金) 20:10:09.18 ID:mxGvt1Yko

提督「んでもって、浜風だな」


長門「真面目で、わりと委員長気質なところがあるか」


提督「一つ気になるのは、天津風も言っていた『良い風』とは何なのか」


長門「…『ぴょん』や『ぴゃあ』や『くまりんこ』みたいな物じゃないか?」


提督「なるほど」


提督「で、まず彼女を語る上で必ず言わなければならないことが一つある──」




提督「──彼女のバストは豊満であった」




長門「絶対言うと思った、というか言わなかったらどうしようかと思っていた」


提督「『お前のような駆逐艦がいるか!』とは浜風の為にあるような言葉だな…」




浜風「その…胸部が大きいことが、そんなに変なのですか…?」


磯風「変というよりは、単純に司令の好みの問題だと思うが」


浦風「提督さんも、げに困った人じゃのぉ」

71: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/26(金) 20:10:38.72 ID:mxGvt1Yko

提督「銀髪おかっぱとか超かわいいです」


長門「いきなり飛ばしてるな…」


提督「浜風の前髪を手櫛で梳きたい」


長門「実際やろうとすると余程好感度が無い限り嫌がられるやつだな」


提督「…まあ浜風にやったら訝しげに見られるだろうけど」


長門「彼女のことだから、行動の意図を探ろうとするんじゃないか?」


提督「髪を触りたかったからです!…まあこの話はここまでにしておいて」


提督「着ている服が雪風のと同じだと聞いた時は少しビビった」


長門「スカート履いてるから初見では気づけないな…」


提督「というわけで17駆のみんなが全員雪風の格好をするというのは」


長門「そんなことをすれば通報待ったなしだ」




浜風「髪は朝にちゃんと梳いているので、提督の手を煩わせる必要は無いです」


舞風「違うそうじゃない」

72: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/26(金) 20:11:10.33 ID:mxGvt1Yko

提督「野分…はちょっと飛ばして舞風だ」


長門「暗い雰囲気は苦手と言うだけあって、明るい少女だな」


提督「そして名は体を表す…というのとはちょっと違うが、踊りが好きなようだな」


長門「私も、彼女が踊っているところを良く見かけるな」


提督「よく踊りに誘われるけど、俺全然踊れないのよね」


長門「ダンスとは身体で踊るのではない!魂で踊るのだ!」


提督「なに適当なこと言ってるんすか」


提督「しかし…中破の時に『これじゃ踊ったら見えちゃう』って言ってるけど、あの格好だったら服破けて無くても見えそうな気がする」


長門「確かに、丈が短いスカートだしな。私が言えたことではないが」


提督「まあ普段は一度も見えたことないけどね」




舞風「ふっふーん、見えないように踊っているのです!」


野分「その格好で踊っちゃうこと自体が…まあ、舞風がそう言うのなら良いけれど」

73: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/26(金) 20:11:40.32 ID:mxGvt1Yko

提督「舞風の印象を語るとすると…」


提督「髪型ツインテールだったんですね」


長門「!?」


提督「ぶっちゃけずっとポニテだと思ってました」


長門「伊19のトリプルテールも衝撃的だったが…これも勝るとも劣らないな」


提督「あとは…改造時のダジャレ(を言った後の台詞)が可愛い」


提督「つまり『改造した艦は~~』のあとの『ナンテネ』が可愛い」


提督「アレ聞いてるとめっちゃ癖になる」


長門「そんなにか…?」


提督「俺にとってはな」




舞風「さ、流石にネタが割れてるダジャレを2回言う勇気は無いなぁ…」


野分「じゃあ私にだけでも…」


舞風「だから恥ずかしいってばぁ!」

74: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/26(金) 20:12:14.79 ID:mxGvt1Yko

提督「最後に、うちの鎮守府に加わったばかりの艦娘たちをさらっと触れようか」


提督「まずは大鳳だが…かなりのトレーニング好きだな」


長門「長良や鬼怒あたりと気が合いそうだ」


提督「俺も良く誘われるが…飯の直後は流石に身体動かしたくないんだよな…」


長門「慣れればどうとでもなるがな」


提督「あと一緒にいる時、わりと恥ずかしくなること言ってくるのよね…」


長門「は、恥ずかしくなること…?」


提督「…まあ詳しい内容は内緒で」


長門(気になるな…)


提督「あと、爆発を怖がる大鳳は可愛かった…まあ彼女にとってはトラウマだからあまり話さない方が良いとは思うが」




大鳳「…あの言葉は、提督と私だけの秘密ですから、ね?」


秋月「秘密兵器のこととかですかね?」


朝雲「それは多分違うと思う」

75: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/26(金) 20:12:42.20 ID:mxGvt1Yko

提督「続きましては秋月」


長門「夕張並の大きさを誇る防空駆逐艦だな」


提督「スカートがめっちゃ際どい、長門や陸奥より際どい」


長門「スリットまで入っているからな…」


提督「そして長10cm砲ちゃんという新たな連装砲ちゃん族もいる」


長門「もう一種類いれば戦隊ものができそうだな…」


提督「あとは…うまい飯を食べさせてあげたい艦娘NO.1だな」


提督「戦闘糧食だから普通の食事との質は一概に比べられんが…アレはな…」


長門「いきなり油が多い食事を食べさせると、彼女の消化器官がビックリしそうだな…」


提督「あと月が綺麗ですねって言われたけど『貴方といると』っていう言葉が無かったからなんとか勘違いせずに済んだ」


長門「!?」




秋月「月が綺麗っていうのは、何か別の意味があるのですか?」


オイゲン「さぁ…ビスマルク姉さまと一緒ならどんな月でも綺麗ですけどね!」


野分(ソレもうほとんど答えなんですよね…)

76: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/26(金) 20:13:09.67 ID:mxGvt1Yko

提督「続きまして Prinz Eugen 」


長門「明るく、少々天然が入ったドイツ重巡だな」


提督「そしてプリケツ」


長門「おい」


提督「うん、言っとかなきゃダメだと思ったんだ」


提督「それは置いといて…駄目ビスマルク製造機という印象が強い」


長門「ビスマルクだけを駄目にする重巡か…」


提督「ビス子がいわゆる『でかい暁』になった原因ってこの娘にある気がする」


長門「…まあ、あの娘は人を褒めるのが上手いからな」


提督「…そういえば、長門や酒匂とは『知り合い』だったか」




オイゲン「ビスマルク姉さまは褒められないところが無いですからね!完全無欠です!」


ビスマルク「ふふん♪」 ドヤァ

77: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/26(金) 20:13:37.53 ID:mxGvt1Yko

提督「お次は野分」


長門「真面目…だが堅物というほどではない、でもやはり真面目」


提督「そしてイケメン」


長門「提督よりもな」


提督「知ってた。んでまあ、彼女について欠かせないのが、舞風との関係だな」


長門「非常に仲が良い、お互いに想い合った良い友人関係だな」


提督「渾作戦で皆に頑張って貰った甲斐があったというものだ…」


提督「あとは、何気に衝撃を受けた言葉が一つ」


長門「なんだ?」


提督「『那珂さん』」


長門「」 ブフォ




那珂「できれば『那珂ちゃん』って呼んで欲しいな☆」


野分「えぇっ!?そんな、那珂さんをそのように気安く扱うことはできませんっ!」


舞風「のわっちノリ悪いぞー?」


野分「の、のわっち…?」

78: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/26(金) 20:14:06.55 ID:mxGvt1Yko

提督「最後の最後に、朝雲だな」


長門「割りと提督との距離が近い気がする」


提督「というか陽炎型をライバル視してるところあるけど、わりと陽炎に近いキャラなような気がする」


長門「…言われてみれば確かにそうかも知れないな」


提督「そしていない艦娘の名前を呼ぶ病…思ったらさっき大本営から『山雲』の実装が発表されましたね」


長門「狙いに行かないのか?」


提督「は、初風がまだだから…」


長門「まあ、出来るだけ早く迎えてやれ」


提督「うん…」


提督(あ、なんか語りそびれちゃったけど、朝雲ってちょっとチョロいところがある気がする)




朝雲「山雲はちょっと変わってるけど…私の親友だから、早めにね?」


舞風「だよねぇ、友達は早く来て欲しいよねぇ」

79: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/26(金) 20:15:17.55 ID:mxGvt1Yko









提督「……なんとか全員語り終えたか、なんか随分と長いこと語ってたような気がするな」


長門「まさかの爆弾発言が結構あったが、まあ余興みたいなものだからな、水に流そう」


提督「しかし…こうして見ると俺の好みって何なんだろうな?」


長門「銀髪でふとももで巨 だろう?」


提督「いやそうなんだけど、その要素を合わせれば必ず俺好みになる、という訳じゃないというか…」


提督「…上手く言葉に出来ねぇなぁ」


長門「まあ、好みなんてそんなものじゃないか?」


提督「そんなもんか……流石にしゃべり疲れたな、先に休むわ」


長門「そうか…また明日な」


提督「おう…」


テクテク...

80: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/26(金) 20:15:46.16 ID:mxGvt1Yko





長門「……さて」


艦娘「「「「 !! 」」」」


長門「皆は『偶然にも』提督の我々に対する印象が『耳に入ってしまった』と思う」


長門「そして、提督はちょうどここから去った」


長門「となれば、これからすることは一つ──」

81: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/26(金) 20:16:14.49 ID:mxGvt1Yko








    長門「── 皆の提督に対する印象を語ろうではないか」








.

82: ◆ELh1UhR8A6 2014/12/26(金) 20:19:03.32 ID:mxGvt1Yko

という訳で、このSSはこれにて完結となります。ご愛読ありがとうございました!


「ザッケンナコラー!あの娘書いてないッコラー!書けッオラー!」という艦娘がいたらご報告下さい、持っている艦なら早急に書きます。



※実装されてる艦娘:147(?)人


●書いた 計143人

長門     那珂      扶桑
陸奥     初春      山城
金剛     子日      日向
比叡     若葉      伊勢
榛名     初霜      吹雪
霧島     伊168     白雪
暁       伊58      初雪
響       伊8       深雪
雷       伊19      叢雲
電       まるゆ     磯波
青葉     球磨      利根
衣笠     多摩      筑摩
鳳翔     大井      最上
龍驤     北上      三隈
夕張     木曾      熊野
島風     睦月      鈴谷
あきつ丸   如月      祥鳳
赤城     弥生      瑞鳳
加賀     卯月      飛鷹
飛龍     皐月      隼鷹
蒼龍     文月      千歳
翔鶴     長月      千代田
瑞鶴     菊月      Z1
川内     三日月     Z3
神通     望月      Bismarck


天龍     矢矧      早霜
龍田     酒匂      清霜
朝潮     妙高      陽炎
霞       那智      不知火
霰       足柄      黒潮
荒潮     羽黒      雪風
満潮     明石      天津風
大潮     大淀      時津風
長良     大鯨      浦風
五十鈴    雲龍      磯風
名取     武蔵      谷風
由良     綾波      浜風
鬼怒     敷波      舞風
阿武隈    朧        大鳳
古鷹     曙        秋月
加古     漣        Prinz Eugen
白露     潮        野分
時雨     高雄      朝雲
村雨     愛宕
夕立     摩耶
春雨     鳥海
五月雨    秋雲
涼風     夕雲
阿賀野    巻雲
能代     長波

●持ってない 計4人

初風
大和
伊401
朝雲