2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 19:40:21.14 ID:C3QaasJA0
ゆり「・・・みんな集まったわね」

日向「今日はいったい何なんだ?」

直井「ったく・・・神は忙しいんだぞ・・・」

ひさ子「ガルデモメンバーまで集めるなんて・・・いやな予感しかしないぜ・・・」

ゆり「今日みんなを招集したのは他でもない・・・」

ゆり「天使を陥れる新しい作戦を考え付いたのよ」

大山「新しい作戦!?」

藤巻「ほー・・・そいつはどんな作戦なんだよ、聞かせてくれよゆりっぺ」

ゆり「・・・スマブラをやる」

音無「は?」

ゆり「作戦名は・・・スマッシュブラザーズSSS(スリーエス)よっ!!」

引用元: ゆり「スマブラをやるわよ」 音無「は?」 



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 19:44:06.09 ID:C3QaasJA0
日向「スマブラって・・・あのスマブラか?」

ゆり「他に何があるのよ」

日向「いやさっぱり意味がわからねぇよ!何でゲームをすることが作戦になるんだよ!」

野田「貴様ゆりっぺに逆らうのか!?」

日向「じゃあお前説明してみろよ!」

野田「そ、それは・・・これからゆりっぺが・・・」

日向「そら見ろ、お前も半信半疑じゃねぇか!」

ゆり「まぁ聞きなさいって」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 19:47:24.77 ID:C3QaasJA0
ユイ「スマブラってあのスマブラっすか!?」

音無「日向と同じ質問だが、テンションが真逆だな・・・」

ゆり「話が進まないじゃない!・・・まぁいいわ・・・ユイ、やったことあるの?」

ユイ「えっ!?あ、いや・・・聞いたことだけはあって・・・ずっとやりたかったといいますか・・・でもやれなかったといいますか・・・」

日向(・・・・・・)

音無「みんな色んな過去を背負ってきてるんだ、知らないヤツもいるだろ・・・特に椎名なんかはゲームなんて縁がなかったんじゃないか?」

椎名「・・・・・・」コクリ

ゆり「大丈夫よ、ちゃんと高松君に資料を用意させてあるわ。まずはこれを見てもらいましょうか・・・」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 19:52:05.48 ID:C3QaasJA0
 
ゆり「・・・だいたいわかったかしら?」

音無「だいたいというか・・・すげー詳しいぞ、これ・・・」

高松「ええ・・・何度もリテイクをくらいましたからね・・・」

椎名「ゲームなんてしたことはないが・・・これは面白そうだ」

日向「! 椎名がしゃべった!?」

大山「それほど面白そうだったってことだよ!」

TK「It's a crazy game・・・!」

松下「うむ、これは楽しそうだ」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 19:57:15.42 ID:C3QaasJA0
関根「にゅっふっふ・・・みゆきち、ゲームでならあたしたちにも下剋上のチャンスが!」

入江「え~・・・でもなんか難しそうだよ?」

関根「も~!みゆきちはどうしていっつもそう消極的なの!ひさ子先輩をボッコボコにしてみたいと思わないの!?」

ひさ子「聞こえてんだよ・・・!」グリグリ

関根「あぎゃっ!す、すみません・・・出来心で・・・でもでも!みゆきちはもっと物事に積極的になった方がいいと思いません!?ねっ、岩沢先輩!」

岩沢「いや・・・あたしもゲームなんて興味ないし・・・それより関根、新曲についてなんだけど・・・今回はベースがさ・・・」ウンタラカンタラ

関根「・・・・・・」

関根(その時、あたしたちは同じことを思った・・・岩沢先輩、やっぱりあなたは・・・)

3人(音楽キチだ・・・)

ひさ子「・・・って落とすなよ!まだ作戦始まってないから!」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 20:01:06.06 ID:C3QaasJA0
日向「・・・さてゆりっぺ、そろそろ説明してくれ・・・みんなで引きこもってゲームをすることが、いったい天使にどんな影響を及ぼすってんだ?」

ゆり「引きこもって?・・・あなたたち、何か勘違いしてない?」

日向「・・・は?」

ゆり「何が悲しくて死んだ世界戦線が暗い部屋の中に閉じこもってテレビゲームなんかしなきゃいけないのよ」

音無「ど、どういうことだ?」

直井「ならいったいどこでやるつもりだ」

ゆり「・・・ここよ」

直井「だから・・・!」

ゆり「ステージは、ここ・・・つまり学校全体。そして戦うキャラクターは・・・あたしたち自身よ」

一同「な、何だって!?」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 20:07:51.44 ID:C3QaasJA0
藤巻「むちゃくちゃだぜゆりっぺ!仲間同士で戦えってのか!?」

松下「しかもスマブラは関係ないのではないか・・・?」

ゆり「話は最後まで聞きなさい。ここからが重要なのよ・・・竹山君、例の物を。・・・竹山君?」

竹山「・・・zzz」

音無「爆睡してるぞ・・・」

ゆり「・・・・・・」ガチャ ドン!

竹山「うわぁ!な、何事ですか!?」

ゆり「竹山君、例の物を」

竹山「あ、あんなに働いた後なんだ・・・!寝かせてくださいよ・・・!それから僕のことはクライスt」

ゆり「・・・例の物を」ギロ

竹山「・・・ハイ」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 20:11:28.81 ID:C3QaasJA0
竹山「・・・・・・」カタカタカタ

音無「何だ?このプログラムは?」

ゆり「以前天使エリアに潜入したときに頂戴したものよ」

音無「おいおい人の物勝手に盗ったのか!?」

ゆり「人聞きが悪いわね・・・『破棄』って書いてあったボックスの中から盗ったのよ」

音無「盗ったんじゃねぇか・・・」

ゆり「最初は厳重にロックがかかってたんだけど、なんとかそれを解除することに成功したの。すると、驚くべきプログラムが内蔵されていたのよ」

高松「それは・・・いったい何だったんです?」

ゆり「スマブラよ」

日向「ただのゲームじゃねぇか!」

ゆり「あたしも最初はそう思ったわ。でもこれは普通のゲームとは違う。あたしたち自身がキャラクター・・・例えばマリオなんかの能力で戦うことができるのよ」

日向「何だと!?」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 20:13:58.97 ID:C3QaasJA0
藤巻「なるほど・・・ゲームのキャラクターの力で天使に対抗するってことだな?」

ゆり「残念ながらそれはできないわ。これを使うと、参加者内でしか攻防できないの。例えば、その辺のNPCに剣で斬りかかっても傷一つ付けられないわ」

日向「じゃあ意味ねぇじゃねぇか」

ゆり「考えてもみなさいよ、あたしたちが炎や電撃を出したり二段ジャンプをかましたりしながら大乱闘を繰り広げていたら、天使はパニックに陥るでしょう?」

日向「まぁ確かに・・・」

音無「でも、そもそもこれはアイツが作ったものなんじゃないのか?」

ゆり「それはないと思うわ。ロックのかけ方が他のプログラムとは全く異なってたし、難解だった。おそらく私たちよりも前にこの世界にいたゲーマーが作ったんじゃないかしら?天使も手に入れたはいいけどロックを外せず、そのまま破棄することにした・・・」

ゆり「・・・っていうか、天使がこんなプログラム作るわけないじゃない。わけがわからないわ」

大山「だよね~!天使がこんな全国の中学二年生の夢を具現化したようなプログラム作るわけないよね!」

音無(・・・・・・)

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 20:17:57.97 ID:C3QaasJA0
遊佐『こちら遊佐です。現在校舎内とその周辺に天使の姿は見受けられません』

ゆり「外に出ているのね・・・好都合だわ。帰ってきたらそれはそれは驚くでしょうね」

直井「確かに前の生徒会のとき、今日は用事があるとか言っていたな・・・」

遊佐『あと、まもなくそちらにチャーさんが到着します』

日向「チャーまで呼んだのかよ!?」

ゆり「人数が多い方が盛り上がるでしょ!」

ゆり『ご苦労様、遊佐さん。あなたも早くこっちに合流してちょうだい』

遊佐『ハイ、失礼しま・・・・・・ゆりっぺさん、今何と?』

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 20:21:34.20 ID:C3QaasJA0
ゆり『あなたも早くこっちに来なさい』

遊佐『・・・私も参加するんですか?』

ゆり『もちろんよ』

遊佐『しかし私に戦闘は・・・』

ゆり『大丈夫よ。どのキャラクターになるかはランダムだし、キャラによって色んな特殊能力があるから、現在の戦力はあまり関係ないわ』

ゆり『あと、剣で斬りつけたら相手が真っ二つになるとか、血が出るといったこともないわ。ダメージは少し受けるけどね。基本的にゲームの仕様といっしょよ』

遊佐『・・・・・・』

関根「じゃあガルデモメンバーでも幹部のみなさんに勝てるかもしれないんですね!」

ユイ「よっしゃあ!!テメェら覚悟しろやぁ!!」

野田「お、俺も椎名を倒せちまったり・・・!?」

椎名「・・・あさはかなり」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 20:25:19.48 ID:C3QaasJA0
チャー「はっはっは!久々に腕がなるなぁ!!」

遊佐「・・・・・・」

音無「全員で19人か・・・まさしく大乱闘だな・・・」

ゆり「あら、あたしは指揮・監督だから参加しないわよ?」

一同「何ぃいいい!!?」

ゆり「んふふ~・・・これだけの面子で失敗したら・・・どうなるかわかってるわね?」ギロ

高松「悪魔のような人だ・・・」

野田「だが少し興奮するぜ・・・」

日向「うわっお前超Mだな・・・」

ユイ「でもそう言うひなっち先輩もMっ気ありますよね?」

日向「まぁどっちかっつーと俺もM寄り・・・って俺は何言ってんだぁ!?」

ユイ「ふっふっふ~!だったらこの小悪魔ユイにゃんと相性バッチリじゃないですかぁ~!」

日向「はっ・・・そんな貧相な体つきでよく言うぜ・・・」

ユイ「んだとコラァ!!」

ゆり「ハイハイ、そろそろ始めるわよ。パソコンの前に並んで!」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 20:30:33.29 ID:C3QaasJA0
ゆり「開始すると学校のどこかにランダムで飛ばされるわ。ちなみに体力制よ。負けたらここに強制的に戻る仕組みになってる。みんながんばってねっ!」

藤巻「くそ・・・こうなりゃやけだ・・・!この俺様が優勝してやるぜ!」

大山「僕も負けないよ!」

高松「ええ・・・!この筋肉はスマブラをするために鍛え上げてきたんですからぁ!!」

TK「I kiss you! Foooooooooooo!!」

直井「愚民どもめ・・・格の違いを見せつけてやる・・・!・・・もちろん音無さんは僕がお守りいたしますぅ!」

音無「いや戦えよ・・・」

岩沢「帰りたい・・・」

ひさ子「いきなりみんなの士気を下げるようなこと言うなよ!ほら、戦いの中に身を投じればいい歌詞がひらめくかもしれねぇぜ!?」

岩沢「ゆり、早く始めてくれ」

関根「寝返った!?」

入江「流石岩沢先輩ですね・・・」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 20:34:22.97 ID:C3QaasJA0
竹山「どうせ僕は序盤にやられるんだ・・・」

松下「まぁやってみようではないか」

野田(椎名とチャーを倒してみせるぜ・・・!)

椎名「・・・・・・」ギロ

チャー「・・・・・・」ギロ

野田「ひぃっ!!」

ゆり「それじゃぁいくわよ!スマッシュブラザーズSSS!!オペレーション・・・スタート!!」タンッ

カッ

一同「うおおおおおおおお!!?」

遊佐「・・・・・・」グイッ

ゆり「!? ちょっ!?」

一同「うわあああああああぁぁぁぁぁ・・・!!!」

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 20:39:49.46 ID:C3QaasJA0
音無「・・・ハッ・・・!」

音無「ここは・・・一階か・・・?」

音無「! この盾に剣・・・そして緑色の服・・・」

音無「俺はリンクか!」

音無「さて、どうするかな・・・」

???「お~い!音無~!」

音無「日向!」

日向「よぉ!お前はリンクか!けっこう似合ってんじゃん!」

音無「そういうお前はマルスか・・・剣士同士だな」

日向「そうだな!」

音無「さて・・・とりあえず他のみんなを探してみるか?」

日向「・・・・・・」

音無「・・・日向?」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 20:42:44.19 ID:C3QaasJA0
日向「なぁ音無・・・俺はお前のこと好きだぜ・・・」

音無「コレなのか?」

日向「違ぇよ!友情の方の意味でだよ!」

音無「いきなり何なんだよ・・・」

日向「俺たちは親友だ・・・だからこそ、一度本気で戦ってみたくないか?」

音無「!」

日向「めったにないチャンスだぜ・・・それにこのまま駄弁っててもゆりっぺに怒られちまうだろうしな」

音無「それに剣使い同士・・・条件は同じ・・・か」

日向「そーゆーこと!」

音無「・・・わかった。受けて立つ!」

日向「そーこなくっちゃな!」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 20:46:21.04 ID:C3QaasJA0
音無「・・・・・・」ジリッ

日向「・・・・・・」ジリッ

音無(日向は普段はチャランポランなヤツだが、運動神経はいいし、この戦線の古参だ・・・。それだけ戦闘には慣れているということ・・・)

日向(音無は新参だが、初めてのギルド降下作戦では最後まで生き残った。それに努力家だ。陰で銃の特訓をしてるのも俺は知っている・・・)

2人(相手にとって不足は無い!!)

日向「行くぜっ!」

音無「来いっ!」

コロ・・・

日向「・・・ん?何だこれ?」ヒョイ

ボン!

日向「おわっ!?」

音無「日向!?」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 20:50:59.35 ID:C3QaasJA0
音無「大丈夫か!?」

日向「いきなり爆弾投げるなんて卑怯だぜ・・・」

音無「いや、俺はやってないぞ?それにこの煙は俺のと違う・・・」

日向「じゃあいったい・・・?」

音無「! 危ない!」キンッ

日向「うおっ!?この弓矢は・・・?」

音無「爆弾も弓矢もリンクのと似ているが・・・これはトゥーンリンクの物だ!」

音無「そしてさっきから日向ばかりを狙っている・・・」

日向「ということは・・・」

???「おっとなっしさ~~~~~~ん!!!」

2人「な、直井!!」

音無「・・・あれ?なんか小さいな・・・」

日向「ショタになってやがる・・・」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 20:54:21.39 ID:C3QaasJA0
直井「音無さん、お怪我はありませんか?」

音無「あ、ああ・・・」

日向「テメェ・・・俺と音無の真剣勝負に手を出すんじゃねぇ!!」

直井「黙れ愚民が。音無さんに対して剣を抜くなど・・・神であるこの僕が成敗してくれよう」

日向「今はただのガキじゃねぇか!」

直井「フン、体は子どもでも頭脳は神なんだ」

日向「どこの名探偵だよ!・・・もういい!音無、勝負はお預けだ!まずはコイツを倒す!!」

直井「返り討ちにしてやる・・・!音無さん、見ていてください!」

音無「ハァ・・・」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 20:58:27.63 ID:C3QaasJA0
関根「は~・・・やっぱりあたしたちはこういう運命なんだ・・・」

入江「アイスクライマーだっけ・・・カワイイ服だね~」

関根「いやいや!2人で1人ってどういうことさ!しかもそれなのにあたししかダメージ食らわないっておかしいだろ!」

入江「なんか青い方しかダメージ受けないんだってね・・・がんばってねしおりん」

関根「ちくしょー!みんな凍らせてやるぅ!ほら行くぞっ!」

入江「ま、待ってよ~」

???「・・・・・・」ガタ

入江「!? 誰かいるよ!?」

関根「おっしゃぁ!先手必勝!!」ダッ

???「ちょっ・・・お前らこっち来るな・・・!」

入江「あれ・・・この声は・・・」

関根「捕まえた!・・・ってひさ子先輩!?」

入江「どうしたんですかそのカッコ!?」

関根「うわっ●●っ!!」

ひさ子「ゼロスーツサムスだとよ・・・」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:01:21.00 ID:C3QaasJA0
関根「だはははははははは!!!・・・いでっ!」

ひさ子「テメェ・・・!笑いやがったな・・・!」

入江「ま、まぁまぁ・・・」

ひさ子「くそ・・・人前に出られねぇじゃねぇか・・・」

関根「いやいや似合ってますって!」

入江「そうですよ~・・・私なんかじゃたぶん全然似合いませんでしたよ・・・」

関根「まぁもうちょっと胸がないとね~」サワサワ

入江「ひやぁ!?ちょっ・・・やめ・・・///」

ひさ子「お前ら・・・人をおちょくりやがって・・・!」

関根「よ~しみゆきち!●●スーツひさ子を倒すぞ!」

入江「ええ~!?」

ひさ子「上等だぁ!!・・・ん?ま、待て!何か聞こえねぇか?」

関根「あれ・・・ホントだ・・・」

入江「あっちの方です!」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:03:53.75 ID:C3QaasJA0
???「~~♪」

ひさ子「この声は・・・」

関根「何となくわかってましたけど・・・」

入江「岩沢先輩だね・・・」

ひさ子「この教室からだ・・・しかしなんか眠くなってきたな・・・」

関根「ええ・・・教室に近づくにつれてウトウトしてきました・・・」ガタ

入江「しおりん!」

関根「や、やば・・・」

岩沢「誰かいるのか!?」

ひさ子「よ、よぉ・・・」

岩沢「ひさ子!・・・何だその格好は・・・」

ひさ子「ほっといてくれぇ!!」

関根「岩沢先輩にはネコミミみたいなのが・・・」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:05:49.31 ID:C3QaasJA0
岩沢「そんなことより、みんなにちょっとあたしの歌を聞いてもらいたいんだ」

ひさ子「お前はこんなときにまで・・・」

岩沢「違うんだ、今なら・・・今なら最高の歌が歌えそうな気がするんだ!頼む!」

ひさ子「まぁ少しぐらいは・・・」

関根「それが終わったら大乱闘ですからね!」

岩沢「ああ。なんだってかまわない」

岩沢(今のこの最高の状態でなら、きっとみんなの心に届く歌が歌えるはず・・・そしたら・・・あたしは・・・)スッ

入江「ま、マイク!?」

ひさ子「!! ま、まさか・・・!」

関根「どうしたんです?」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:08:28.39 ID:C3QaasJA0
岩沢「泣いてる~♪ 君こそ~♪」

関根「・・・あれ・・・なんだか急に・・・眠・・・く・・・」

入江「あ、あたしも・・・」

ひさ子「やっ・・・ぱり・・・ピンクの・・・耳・・・マイ・・・ク・・・」

岩沢「落とした~♪ 涙が~♪」

ひさ子「岩沢・・・は・・・プ・・・リ・・・・・・ン・・・・・・zzz」

岩沢「ホントの~♪ 僕らを~♪」

岩沢「・・・ありがとう・・・♪」

岩沢「~♪」

岩沢(ああ・・・もう思い残すことは・・・ない・・・)

岩沢(きっとみんなの心に・・・あたしの歌が・・・)チラ

人「・・・zzz・・・zzz」

岩沢「・・・・・・」

岩沢「・・・・・・」イラッ

岩沢「・・・・・・」キュポッ カキカキ

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:10:43.81 ID:C3QaasJA0
ゆり「何で・・・何であたしまで参加してんだああああ!!?」

ゆり「しかもこの服ガノンドルフじゃない!!どういう意味よ!!」ドン

???「やはりゆりっぺさんには悪役がお似合いということですよ」

ゆり「! 遊佐さん・・・!あなたあたしまで巻き込んでどういうつもり・・・って何よそのカッコ!?」

遊佐「何か?」

ゆり「何であたしがガノンドルフであなたがピーチ姫なのよ!!」

遊佐「少々歩きにくいのですが・・・」

ゆり「きぃ~~~!!・・・あ」

遊佐「?」

ゆり「遊佐さん、服を交換しましょう」

遊佐「・・・・・・」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:12:15.36 ID:C3QaasJA0
ゆり「嫌なら力づくでも奪ってやるわ・・・!」

遊佐(ホントに悪役になってる・・・)

ゆり「さぁ!!」

遊佐「・・・お断りします」

ゆり「へぇ・・・そう・・・」

遊佐「ゆりっぺさんは元の戦力はあまり関係ないと言いました」

ゆり「・・・言ったわね」

遊佐「それは私にもゆりっぺさんを倒せるかもしれないということです」

ゆり「おもしろいじゃない・・・」

遊佐「・・・・・・」グッ

ゆり「・・・!」

ドン

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:14:01.27 ID:C3QaasJA0
遊佐「・・・・・・」

ゆり「あら?さっきまでの威勢はどこに行ったのかしら?」

遊佐(流石ゆりっぺさん・・・)

ゆり「リーダーがオペレーターに負けるわけにはいかないでしょっ!」

遊佐「・・・・・・っ」

ゆり「もらっt・・・!!」

???「お?あそこで戦ってるのは誰だ?」

???「遠くて見えないね・・・」

ゆり「!?」ササッ

遊佐「?」

ゆり(マズイ!何だかんだで巻き込まれた上ガノンドロフだってことがばれたら絶対に馬鹿にされる・・・!)

遊佐「あ、あの・・・」

ゆり「隠れて!一時休戦よ!」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:15:56.39 ID:C3QaasJA0
遊佐「藤巻さんと大山さんがどうかしましたか?」

ゆり「あなたこの距離から見えたの!?」

遊佐「視力はいいので・・・」

ゆり「流石オペレーターね・・・」

ゆり「・・・・・・」

ゆり「ねぇ遊佐さん」

遊佐「はい」

ゆり「手を組まない?」

遊佐「・・・・・・」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:19:28.93 ID:C3QaasJA0
 
遊佐「・・・・・・」

藤巻「おっ遊佐じゃねぇか!」

大山「このドレス・・・さっき向こうで戦ってたのは遊佐さんだったんだね」

遊佐「・・・・・・」

藤巻「あー・・・大山とはさっき会ったばかりなんだ!こ、これからちゃんと戦うからよ、ゆりっぺにチクらないでくれよ?」

大山「そうそう、藤巻君がルイージで僕はリュカでさ、お互いちょっと地味なキャラになっちゃったねって嘆いてたんだ」

遊佐「・・・ゆりっぺさんに報告する必要はありません」

藤巻「あ?」

遊佐「なぜなら・・・」

ゆり(・・・魔人拳!!)ドン

藤巻「ぐわはぁ!!?」ズサー

大山「藤巻君!?」

遊佐「あなたたちはここでゲームオーバーだからです」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:23:15.24 ID:C3QaasJA0
遊佐「・・・・・・」

遊佐『手を組む・・・?』

ゆり『そう。あなたが敵を引き付けてあたしがそれを後ろから叩く。そのまま錯乱状態の敵をあたしが倒してしまうってわけ』

ゆり『ああ、もちろん顔は隠すわ。ちょうどフィッシュ斉藤が持ってたマスクがあるの。悪趣味だけどこの際贅沢は言ってられないわ』

遊佐『・・・・・・』

ゆり『隠れるのにも限界があるしね。この方法で少しづつ殲滅していくのよ』

遊佐『・・・・・・』

ゆり『協力なさい。でないとその服引っぺがすわよ』

遊佐『・・・・・・』

ゆり『あーっはっはっは!』

遊佐(ゆりっぺさんを巻き込んだのが間違いでした・・・)

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:25:01.07 ID:C3QaasJA0
大山「う、後ろから!?誰なの!?」

藤巻「いてて・・・」

ゆり「・・・・・・」

藤巻「ガノンの服・・・誰だ!?顔を見せやがれ!」

大山「顔をマスクで隠してる・・・まさかTK!?」

藤巻「いや違うぜ!TKはこんな後ろから不意打ちなんて卑怯な真似はしねぇ!!こんな最低な野郎は戦線のメンバーじゃねぇさ!!NPCか!?」

ゆり「最低・・・?野郎・・・?NPC・・・?」ピク

遊佐(あれ・・・)

ゆり「聞き捨てならないわね・・・それじゃぁあたしを倒してみせなさいよ!!」バッ

藤巻「ゆりっぺぇ!?」

遊佐「・・・・・・」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:26:42.59 ID:C3QaasJA0
藤巻「・・・・・・」

大山「・・・・・・」

ゆり「はい、ゲームオーバー」

遊佐「さ、流石ですね・・・色々な意味で」

ゆり「ありがと。さ、この調子でいくわよ。突如現れたマスクを付けた謎の人物がメンバーを狩っていく・・・燃える展開じゃない?」

遊佐「ハァ・・・」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:28:19.83 ID:C3QaasJA0
関根「う、う~ん・・・」

入江「ふわ~あ・・・」

ひさ子「う・・・眠らされてたみたいだな・・・岩沢のヤツ・・・」

関根「でもその間に倒されなかったのはラッキー・・・ってあはははは!!何ですかその顔!!」

ひさ子「何!?ってお前も顔すごいことになってるぜ!?」

関根「何ですと!?・・・うわ、ホントだ!」

入江「あははは!2人ともおかしい~」

ひさ子「いやお前も・・・」

入江「はえ?う、うそ!?」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:30:07.60 ID:C3QaasJA0
関根「う~岩沢先輩がやったんですかね・・・」ゴシゴシ

ひさ子「だろーな・・・気持ちよく歌ってたのに観客が眠っちまったんだからな・・・」ゴシゴシ

関根「取れない・・・」ゴシゴシ

タッタッタッ

ひさ子「! やばい!誰か来る!ここは逃げだ!!」タッ

関根「え!?ちょっと待ってくださいよ!ホラ、みゆきち早く!」

入江「だ、だって汚れ落ちないんだもん!」ゴシゴシ

関根「そんなの後でいいから!みゆきちが来ないと強さ半減しちゃうんだよ!」

タッタッタッタッタッタッタッ

関根「ち、近づいてくる!!」

タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ

入江「い・・・ひっ・・・」

バッ

???「・・・・・・」ニヤリ

2人「きゃああああああああああああああああ!!?」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:33:49.80 ID:C3QaasJA0
「きゃああああああああああああああああ!!?」

日向「!? この悲鳴・・・関根と入江か!?」

直井「隙あり!!」シュッ

日向「どわっ!!危ねぇな!!」キンッ

音無「けっこう近かったぞ・・・ここにいるとやばくないか?」

直井「大丈夫ですよ音無さん!命に代えても僕があなたを守ってみせます!」

日向「もう死んでるっての!!」ブン

直井「フン、この程度か!」キン

タッタッタッタッタッタッタッ

音無「! 誰か来るぞ!?」

日向「ふんぬぬぬぬ・・・」ギリギリ

直井「ふ・・・ふふふふ・・・」ギリギリ

音無「聞いちゃいねぇ!!」

???「見つけたぞ・・・我がライバル音無!!」ドン

日向「この声は野田・・・ってなんだお前はあああああああああ!!?」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:37:42.32 ID:C3QaasJA0
野田「へへへへへ・・・」

音無「野田が1頭身になってるうううううう!!?」

直井「な、何なんだこの気色悪い塊は!?」

日向「お前それ何のキャラだよ!?」

野田「ふん、そんなことより勝負だ!!オラァ!!」ブン

音無「うわっ!!こ・・・氷!?」

日向「そうか!アイスクライマーだ!!」

直井「バカか!一体しかいないうえ1頭身になってるんだぞ!?」

野田「まだまだぁ!!」ブンブン

日向「うおっ!?し、しかしあの頭についてるのはアイスクライマーの・・・そうか!!」

音無「何かわかったのか!?」

日向「・・・カービィだ!!ヤツは今・・・アイスクライマーの能力をコピーしているんだ!!」

直井「何だと!?」

野田「その通りだ・・・さっき道端にいた入江と関根を食べちゃったのだぁ!!」

日向「いやそれ別の意味に聞こえるからな」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:40:31.64 ID:C3QaasJA0
野田「さて、アイスクライマーにも飽きてきたな・・・」ポン

日向「コピーを解除しやがった・・・」

直井「ま、まさか・・・」

野田「お前らは剣使いか・・・」ニヤリ

音無「に・・・」

野田「コピーさせろぉおおおおおお!!」スゥウウウウウ

音無「逃げろおおおおお!!」ダッ

野田「なぜ逃げるのだぁ!正々堂々戦ええええええ!!」スゥウウウウウ

日向「お前に食われるとかトラウマになるわ!!」

音無「関根と入江もかわいそうに・・・」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:43:24.27 ID:C3QaasJA0
ダダダダダダダダ

野田「待てええええええ!!」スゥウウウウウ

直井「しつこいヤツだ・・・!」

日向「よし、二手に別れよう!」

音無「わ、わかった・・・生き残れよ日向!」

日向「そっちもな・・・それっ!」

音無「よし!」

直井「音無さん!」

野田「二手に別れたか!だが・・・」

野田「待て音無ぃいいいいいいいい!!」

音無「こっちきたああああああああああ!!」

直井「いつまで追いかけて来るんだコイツは!」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:47:04.92 ID:C3QaasJA0
直井「ハァ・・・ハァ・・・」

野田「待てぇええええええ!!」

音無「くそっ・・・もう戦うしかないか・・・!」

直井「! 音無さん!あれ!」

音無「段ボール!?」

直井「何でこんなところに・・・」

段ボール「待たせたな!」ガサ

直井「うわ!?」

音無「チャー!!」

野田「何だと!?」

チャー「かかってこい・・・」チョイチョイ

音無「お前スネーク似合いすぎだろ・・・」

野田「ふ、ふん・・・貴様もコピーしてやる!!」スゥウウウウウ

チャー「そんなに腹が減っているならこいつをくれてやろう」ガチョン

野田「ちょっ・・・飛び道具は卑kぎゃぁはああああああああ!!」ドーン

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:48:45.93 ID:C3QaasJA0
音無「・・・・・・」

直井「・・・・・・」

チャー「・・・・・・」ガチョン ガチョン ガチョン

野田「ぎゃっ・・・おぶうっ・・・ぶるああああああああ!!」

音無「なんかかわいそうになってきた・・・」

野田「・・・くそっ・・・ゆりっぺに・・・いいところを・・・見せたかった・・・」ガクッ

直井「いやその格好ではどっちにしろ無理だったと思うぞ・・・」

チャー「どうやらゲームオーバーのようだな・・・さて、次はお前らだ」

直井「何!?」

音無「ああ・・・これはサバイバルだ・・・結局は戦うことになる・・・勝てるかはわからないがやってやる!!」

チャー「度胸だけはあるようだな・・・」

直井「・・・・・・」スッ

音無「直井!?」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:50:34.30 ID:C3QaasJA0
直井「音無さん、行ってください・・・」

音無「はい!?」

チャー「ほぉ・・・」

直井「ここは僕に任せてください・・・」

音無「え」

直井「音無さんを置いて僕1人逃げ出すわけにはいかない!コイツは僕が倒します!!」

音無「いや何かおかしくないか!?」

チャー「ふっ・・・お前、漢じゃねぇか・・・その瞳・・・愛する女を命に代えても守ろうとする決意が宿ってやがる・・・まるで昔の俺を見ているようだ・・・」

音無「俺守られる側なの!?しかも愛する女って何!?」

チャー「音無!お前はコイツの思いを無駄にするのか!?・・・行け!!」

直井「僕のことなら心配いりません!行ってください!!」

音無「あ、ああ・・・がんばれよ・・・(腑に落ちない・・・)」

チャー「行ったか・・・手加減はしないぞ。漢の意地では負けられないからな」

直井「フン・・・男も女も関係ない。僕は・・・神だ!!」

2人「うおおおおおおおおお!!」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:54:02.81 ID:C3QaasJA0
日向「ハァ・・・ハァ・・・ここまで来れば・・・うわ!」ドン

???「きゃっ」ドン

日向「いってて・・・悪いな、急いでてさ・・・ってユイ!!」

ユイ「ひなっち先輩!?」

日向「んだよ謝って損したぜ・・・」

ユイ「きぃ~~!!ここで会ったが百年目じゃ!!このピカにゃんの電撃の餌食になれぇ!!」

日向「ピカにゃん?何だそれ」

ユイ「テメェ目ん玉付いてんのか!?このかわいらしい耳と尻尾が目に入らんのかい!どうだぁ!萌え萌えっしょ!」

日向「ああピカチュウね・・・ってか今時耳とか尻尾ってあざとすぎだろ・・・しかも似合ってねぇし」

ユイ「何だとぉ!?・・・まぁそう言うひなっち先輩こそ全く似合ってませんけどね!!かっこつけすぎなんだよこのナルシスト野郎!!」

日向「テンメェ・・・!!ぶった切ってやらぁ!!」ブン

ユイ「望むところじゃい!!必殺!尻尾真剣白羽取り!!」クルッ フワッ

日向「!!」

キン

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 21:57:06.42 ID:C3QaasJA0
日向「・・・・・・」ギリギリ

ユイ「ふっふっふ・・・どうしました?か弱い女の子1人押し切れないなんて体が鈍ってんじゃないっすかぁ!?」ギリギリ

日向「あ・・・いや・・・」ギリギリ

ユイ「ちょっとどこ見てんすか!!よそ見しないでちゃんと勝負せんかい!!」ギリギリ

日向「い、言いにくいんだけどさ・・・」ギリギリ

ユイ「?」ギリギリ

日向「さっきから・・・その・・・ずっとスカートめくれてるんですけど・・・」

ユイ「!!!!?」バッ

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:00:03.83 ID:C3QaasJA0
ユイ「・・・・・・」

日向「・・・・・・」

ユイ「・・・・・・」

日向「・・・・・・」

日向(な、何この空気・・・何か言えよぉ・・・!)

ユイ「・・・・・・見ました?」

日向「えっ!い、いや・・・モロ見たけど・・・ってうわぁ何言ってんだ俺!!・・・ででででもお前のなんて見ても何とも思わねぇよ!!はは・・・ははははは・・・」

ユイ「・・・・・・」

日向「は・・・(いやここは思いっきり殴りかかってくるところだろ!?どどどどうしたんだよ!?)」

ユイ「・・・・・・」

日向「あ、あの・・・ユイさん?」

ユイ「ひなっち先輩!!」ダキッ

日向「!!!!?」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:02:30.67 ID:C3QaasJA0
ユイ「・・・・・・///」ギュー

日向「あわわわわ・・・」

ユイ「ねぇ・・・先輩・・・?」ギュー

日向「はははいぃ!?」

日向(涙目+上目遣いだと!?コイツどこでこんな高等テクを!?しかもさっきはああ言ったけど耳と尻尾がががががが)ドキドキドキ

ユイ「責任・・・取ってくれる・・・?」ギュー

日向「!!!!?」

日向(それってどどどどどういう・・・!?)ドキドキドキ

ユイ「・・・・・・」ニヤリ

日向「え」

ユイ「カミナリぃいいいいいいいいい!!!」ピシャーン

日向「うぎゃあああああああああああああ!!!」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:04:36.06 ID:C3QaasJA0
ユイ「死んで償えやあああああああ!!」ピシャーン

日向「もう死んでrぎゃああああああああ!!」

ユイ「おらおらおらぁ!!!」ピシャーン ピシャーン ピシャーン

日向「ぐぎゃっ・・・がふっ・・・あぎゃあああああああああ!!」

ユイ「お前はもう・・・死んでいる・・・」キメッ

日向「いや・・・だから・・・そう・・・言っ・・・て・・・」ドサ

ユイ「ふぃ~いい汗かいた!岩沢先輩探しに行こ~っと!」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:07:10.05 ID:C3QaasJA0
???「・・・・・・zzz」

ズズン・・・

???「・・・・・・zzz」

ズドン

???「ん・・・」

???「・・・・・・」

???「・・・・・・」ゴシゴシ

???「・・・・・・」

かなで(いけない・・・いつの間にか眠ってしまっていたわ・・・)

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:10:50.10 ID:C3QaasJA0
かなで「・・・・・・」

かなで「キュートだわ・・・」サスサス

かなで(そう・・・・・・このカブのあまりのかわいらしさについうとうとして・・・)

かなで「・・・・・・」

かなで(何か・・・夢を見ていたような・・・)

かなで「!」

かなで(夢の中でハンドソニックの新バージョンが閃いたんだったわ)

かなで(帰ってさっそくプログラムしよう・・・)ワクワク

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:13:57.51 ID:C3QaasJA0
 
かなで(それにしても・・・地下の温室への秘密の抜け道を作ってしまうなんて・・・)ゴソゴソ

かなで(直井くんにバレたら怒られそうね)ゴソゴソ

かなで(でもちょっと悪な私・・・フフ)ゴソゴソ

かなで(・・・だけど・・・この抜け道狭く作り過ぎたわ・・・)ゴソゴソ

かなで(私くらい小柄じゃないと通れな・・・)ピタ

かなで「・・・・・・」

かなで「小柄・・・」ペタペタ

かなで「・・・・・・」

かなで(・・・早く帰ろう)ゴソゴソ

かなで(そういえば・・・あのゆりって子はスタイルが良かったわね・・・)ゴソゴソ

かなで(今度毎日何を食べてるのか聞いてみよう・・・三食マーボーはマズイのかしら・・・)ゴソゴソ

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:15:50.23 ID:C3QaasJA0
かなで「やっと着いた・・・」

かなで(さっそくパソコンを立ち上げて・・・)ポチ

ズズン

かなで「・・・・・・」

かなで(さっきから校舎の方が騒がしいわね)

かなで(またあの戦線の人たちかしら)

かなで(・・・ちょうどいいわ・・・早く新しいハンドソニックをお披露目しに行きたい・・・)ウズウズ

ブーン・・・

かなで「!」

かなで(パソコンが・・・?)

かなで「・・・・・・」

かなで(これは・・・)

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:17:21.51 ID:C3QaasJA0
高松「・・・・・・」

高松「ハァ・・・せっかくの私の筋肉が・・・平面になってしまうなんて!」

高松「たしか・・・ゲーム&ウォッチと言いましたか・・・無念です・・・!」

???「・・・・・・」ウィーン

高松「せっかくスマブラのために筋肉を鍛え上げて・・・ん?」

???「・・・・・・」ウィーン

高松「何ですか・・・このロボットは・・・」

ロボット「・・・・・・」ウィーン

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:18:15.55 ID:C3QaasJA0
高松「おかしいですね・・・プレイヤーキャラではなさそうです・・・ゆりっぺさんの計らいでしょうか・・・」

ロボット「・・・・・・」ウィーン ガチャ

高松「! その銃は・・・!」

ロボット「・・・・・・」ウィーン ドン

高松「くっ・・・」サッ

高松「そんな正面からの攻撃当たりませんよ!」

ロボット2「・・・・・・」ウィーン ガチャ

高松「な・・・後ろにも・・・!?」

ロボット2「・・・・・・」ウィーン ドン

高松「う・・・うわぁああああああ!!」

ロボット「・・・・・・」ウィーン

ロボット2「・・・・・・」ウィーン

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:21:10.43 ID:C3QaasJA0
ロボット3「・・・・・・」ウィーン
ロボット4「・・・・・・」ウィーン
ロボット5「・・・・・・」ウィーン

ゆり「何なのよこのロボットどもは・・・!倒しても倒しても湧いてくる・・・キリがないわ!」

遊佐「ゆりっぺさんが用意したのではないのですか?」

ゆり「知らないわよこんなの!・・・危ない!遊佐さん伏せて!」

ロボット3「・・・・・・」ウィーン ドン

遊佐「・・・!?」サッ

ゆり「あの銃・・・まさか!?」

遊佐「! ゆりっぺさん、外を見てください」

ゆり「!! これは・・・校舎全体が亜空間に呑み込まれてる!?」

遊佐「どういうことでしょう?」

ゆり「・・・本部に戻るわよ・・・!」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:24:02.05 ID:C3QaasJA0
本部

音無「! ゆり!帰ってきたか!・・・いったいどうなってるんだ!?」

ゆり「・・・・・・」ツカツカ

日向「俺たちは早々に負けちまったから実際には見てないが、ロボットがうじゃうじゃ湧いてるって・・・!」

藤巻「それに外がすげぇことになってるぜ・・・!」

大山「これもゆりっぺが仕掛けたんじゃないの!?」

ゆり「・・・・・・」

直井「おい答えろ!」

ひさ子「どうした?パソコンに何かあったのか?」

ゆり「・・・亜空の使者・・・!」

音無「何だって!?」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:28:41.89 ID:C3QaasJA0
ゆり「ゲームモードが亜空間の使者になってる・・・!く・・・プログラムに介入できない・・・!」

日向「つまりどういうことなんだよ!?」

ゆり「いつの間にかあたしたちはアドベンチャーモードの亜空の使者をやっていたってことよ・・・!」

日向「な・・・」

野田「ふん、そんなものすぐにクリアしちまおうぜ」

音無「いや、待て・・・それじゃあロボットが持ってた銃は・・・!!」

ゆり「そうね、あれに当たるとフィギュア化してしまうわね・・・」

ユイ「フィギュア!?」

ひさ子「ちょっと待て・・・万が一あたしたちが全員そのフィギュアとやらにされちまったら・・・」

ゆり「ええ・・・外から介入することはできないから永遠にそのままね・・・!」

一同「・・・・・・!!」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:32:21.33 ID:C3QaasJA0
ゆり「このマップ・・・校舎全体が大迷宮になってる・・・まず各地のボスを倒さないといけないということね・・・」

音無「終盤から始まるのはラッキーだな」

ゆり「でも難易度はゲキむずでみんな残機が1になってる・・・!」

日向「負けたらコンティニューできるんじゃねぇか?」

ゆり「わからないわ・・・こちらからは一切介入できなくなってるのよ?まぁただ残機が無くなるならまだ可能性はあるけど、全員フィギュアになったらアウトね」

一同「・・・・・・」

ゆり「・・・・・・」

ゆり(あたしのせいだ・・・あたしが面白半分で無茶な作戦を決行したから・・・みんなを・・・)

ゆり「・・・・・・」タッ

日向「・・・どこ行くんだよ、ゆりっぺ」

ゆり「あたし1人でケリをつけてくる。みんなは危ないからここにいなさい」

日向「やれやれ・・・」

ゆり「な、何よ」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:34:52.68 ID:C3QaasJA0
日向「水臭いぜゆりっぺ。これまでもみんなで何度も危機を乗り越えてきたじゃねぇか。だから今回もみんないっしょだ」

ゆり「日向くん・・・」

音無「そうさ、お前だけ行かせるわけないだろ。それとも俺たちは足手まといか?」

ゆり「音無くん・・・でも・・・あたしのせいで・・・!」

日向「そういや何でこんなことやってたんだっけ?覚えてるか、音無?」

音無「さぁ?おもしろそうなゲームを見つけたからみんなで遊んでみようって話じゃなかったか?」

ゆり「あなたたち・・・!バカね・・・!」

野田「ゆりっぺが戦うなら俺も戦う。それだけだ」

藤巻「へっ・・・今度こそ功名を立ててやるぜ・・・!」

大山「僕たち見せ場なかったからね!チャンスだよ!」

チャー「俺もやっと調子が出てきたところだ・・・」

直井「ったく・・・出来の悪いリーダーを持つと苦労する・・・」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:37:08.82 ID:C3QaasJA0
ユイ「あたしも今回は戦力になりますよ?」

岩沢「帰って早く新曲の練習がしたいんだ・・・ゆり、さっさと片付けちまおうぜ」

ひさ子「・・・ということらしい。あたしらも行くぜ。あんまりグズグズしてると岩沢がうせぇしな」

関根「ホントに音楽キチですね!」

入江「まぁまぁ・・・」

遊佐「ゆりっぺさん、指示を」

ゆり「みんな・・・」

ゆり「・・・わかったわ・・・力を貸してちょうだい」

日向「おうよ!」

ゆり「・・・まずは一丸となって各地のボスを倒す!今ここにいないメンバーもどこかにいるはず・・・!」

ゆり「そしてマップを見たところ、最終決戦は屋上・・・!そこにいるラスボスを倒すのがクリア条件!!ついてきなさい!!」

一同「おう!!!」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:40:58.40 ID:C3QaasJA0
レックウザ「ゴギャァアアアアアアアアアア!!」ズズン

一同「・・・・・・」

レックウザ「ゴギャァアアアアアアアアアア!!」ズドン

一同「・・・・・・」

ゆり「い、行くわよっ!」

藤巻「お、おい野田、ゆりっぺが行くってよ」

野田「」

ゆり「同時に4人まで戦えるみたいね」

日向「・・・ユイ、岩沢、同じポケモン同士だ、お前ら行けば?」

ユイ「いやいやあんなおっかないのムリですって!」

岩沢「・・・でっかいなぁ」

ひさ子「んな呑気なこと言ってる場合か!」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:42:54.28 ID:C3QaasJA0
ゆり「あなたたちさっきまでのは何だったのよ!!」

音無「お、俺が行く!」

直井「音無さんが行くなら僕も行きます!」

日向「なら俺もだ!」

一同「いやいや俺が・・・私が・・・」ワイワイガヤガヤ

野田「じ、じゃあ俺も・・・」

一同「どーぞどーぞ」

野田「何!?」

ゆり「やってる場合かー!!」

ユイ「アホですね!」

???「やれやれ・・ここは僕に任せてください」スッ

日向「! 竹山!!」

竹山「だからクライストと!!」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:44:13.24 ID:C3QaasJA0
レックウザ「ゴギャァアアアアアアアアアア!!」ブン

大山「ああっ危ない!」

竹山「・・・・・・」

レックウザ「!?」スカッ

音無「!? すり抜けた!?」

日向「そうか!あのカッコは・・・!」

竹山「戦うのは僕じゃない・・・行けっ!」

ゼニガメ「ゼニー!」

ゆり「ポケモントレーナー!!」

竹山「個体値が低いのが難点ですが・・・!」

日向「個体値って何だ?」

音無「さ、さぁ・・・」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:46:12.49 ID:C3QaasJA0
ゆり「・・・ふんっ!!」ドカッ

レックウザ「グルルルル・・・」

竹山「戻れフシギソウ!・・・行けリザードン!岩砕き!」

レックウザ「ギャオオオオオオオ!!」

音無・野田「うぉおおおおおおおお!!」ドン

レックウザ「ゴギャァアアアアアアアァァァ・・・」ズズン

ゆり「なんとか切り抜けたわね・・・」

野田「楽勝だ」

日向「一番ビビってたくせによく言うぜ・・・まぁでも流石だな」

直井「音無さんお疲れ様ですぅ!」

音無「ああ・・・この調子で行こうぜ!」

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:48:27.00 ID:C3QaasJA0
ポーキー「・・・・・・」ガシャン

ゆり「さぁ行くわよ・・・!」

日向「おいおい連戦はつらいだろ、休んどけよ」

直井「足手まといだ。そこで見ていろ」

ゆり「でも・・・!」

???「残機が、もったいなかろう」スッ

日向「松下五段!!」

音無「そのネクタイに頭の毛、ドンキーコングか!」

大山「裸じゃなくてよかったよ・・・」

松下「うぉおおおおおおおおお!!」

藤巻「おい1人でなんて無茶だぜ!行くぜ日向!」

日向「おう!」

直井「僕の邪魔だけはするなよ・・・!」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 22:50:03.75 ID:C3QaasJA0
ポーキー「・・・・・・」ズズン・・・

藤巻「いっちょ上がりだぜ!」

日向「ふぃ~立てるか直井?」

直井「こ、これくらい大したことはない・・・!」

日向「素直じゃねぇな・・・」

音無「直井、大丈夫か?」

直井「はい!全然元気ですよ!お気遣いありがとうございますぅ!」

日向「・・・・・・」

松下「さぁ、次に行こうではないか」

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 23:01:43.10 ID:dIzjFiUrO
 

ボスパックン「ルオオオオオオオオ!!」

日向「これまたすげぇ迫力だな」

ゆり「次こそあたしが・・・」

???「It’s my turn・・・」スッ

音無「この声は・・・TK!?」

TK「Noooooooo!! It’s me Mario!! Yahoooooooooo!!」

日向「おおっ!マリオか!コイツははまり役だ!」

藤巻「ルイージの俺がますます目立たなくなっちまうじゃねぇか・・・」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 23:06:49.19 ID:dIzjFiUrO
ボスパックン「ルォオオオオ!!」スカッ

TK「Yeah!!」

日向「華麗なステップ!ボスパックンの攻撃が当たらない!?」

チャー「おらぁ!!」

遊佐「右斜め前からきます」

大山「え、えーい!」

日向「TKが近距離、チャーが遠距離から攻撃、遊佐の的確な指示で相手の攻撃をかわしカウンターをくらわす!!」

TK「I kiss you・・・」ドス

ボスパックン「オ・・・」ズズン

音無「やった!!」

日向「おいおいこの三人がベストメンバーなんじゃねぇか!?」

ゆり「三人ともよくやったわ。次に行きましょ!」

大山「・・・・・・」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 23:11:36.47 ID:dIzjFiUrO
メタリドリー「ピギャアアアアアアァァァ・・・」ズズン

ユイ「どんなもんじゃい!!」

関根「ガルデモメンバーもやればできるじゃん!」

入江「怖かったよぉ・・・」

ゆり「後二、三体かしら?」

竹山「! これを見てください!パソコンのマップが・・・」

ゆり「!! 屋上への道が!?残りのボスは!?」

音無「・・・椎名か!!」

日向「残りを全部1人でやったってのか!?」

藤巻「椎名ならありえるぜ・・・もしかしたら高松もいっしょかもな!」

ユイ「高松先輩といえばさっきこんなフィギュア拾ったんですけど」ヒョイ

ゆり「へー・・・平面になってるけど・・・これ高松くんのフィギュアじゃない。彼はゲーム&ウォッチだったのね・・・って持ってたんなら早く出さんかい!!」ベシ

ユイ「いだっ!!」

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 23:16:46.38 ID:dIzjFiUrO
高松「こ、ここは・・・」

ゆり「目が覚めた?」

高松「! みなさん!大変です、変なロボットが現れて・・・!」

ゆり「もう知ってるわ。後はラスボスだけよ」

音無「ついにここまで来たか・・・」

ゆり「ええ・・・」

ゆり(みんな疲れてるわね・・・あたしがしっかりしないと・・・!)

日向「なぁに、屋上に行けば椎名と合流できるだろ。さくっとクリアしちまおうぜ!!」

ひさ子「だな。別に油断してるわけじゃねぇが、椎名っちがいれば大丈夫だろ」

ゆり「・・・・・・」

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 23:23:38.91 ID:dIzjFiUrO
屋上

日向「おい、見ろ!」

音無「! あのフィギュアは・・・椎名か!?」

ゆり「台座に触れれば元に戻るわ!」

音無「わかった!」スッ

カシーン

椎名「く・・・なんとあさはかなり・・・」

日向「椎名はシークか!・・・ってまんまじゃねぇか・・・」

ゆり「何があったの!?」

椎名「アイツの強さは桁違いだ・・・」

ゆり「・・・!」

タブー「・・・・・・」

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 23:33:18.64 ID:dIzjFiUrO
藤巻「椎名でも敵わないってのかよ・・・!」

タブー「・・・・・・」ズ・・・

椎名「まずい!来るぞ!」

大山「来るって何が!?」

ゆり「OFF波動!?」

日向「おいそれってヤバいんじゃねぇか!?みんなフィギュアにされちまうぞ!?」

ゆり「あたしは椎名さんがソニックで、最後に羽を封じに来ると思ってたのに・・・!」

タブー「・・・・・・」グワッ

ゆり「伏せて!!」

一同「うわぁああああああああ!!」

ザシュ

???「・・・・・・」スタッ

タブー「!?」ボロ・・・

ゆり「! あれは・・・!!」

かなで「・・・ハンドソニック、バージョンX」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 23:42:18.43 ID:dIzjFiUrO
一同「て、天使!?」

音無「かなで・・・どうしてここに!?」

かなで「私も混ぜてもらおうと思って」

野田「羽が生えてるぞ!?ついに正体を表したか!?」

ゆり「違うわ!あの剣は、ピットの・・・!」

日向「マジ天使ってわけか!」

音無「あれ・・・でも今ハンドソニックのバージョンXって・・・」

かなで「今のはここで助けに来るキャラクターのソニックと、さらにスマブラXのXを掛け合わせてみたのだけれど・・・果たして面白かったかしら」

音無「え・・・あ、ああ・・・」

かなで「そう・・・よかった・・・」

115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 23:49:21.91 ID:dIzjFiUrO
ゆり「・・・手を貸してくれるの?」

かなで「・・・・・・」コクリ

ゆり「そう・・・頼むわ・・・」

音無「ゆり・・・」

タブー「・・・・・・」ズズ・・・

ゆり「さぁ・・・最終決戦よ!!」

一同「おお!!」

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 23:52:55.13 ID:dIzjFiUrO
日向「ぐあっ・・・」ドサ

チャー「ちぃ・・・」

椎名「あ、あさはかなり・・・」

TK「Mamma mia・・・」

音無「く・・・」

ゆり「きゃあっ!!」ドサ

野田「ゆ、ゆりっぺ・・・!」

高松「まったく・・・歯が立ちませ・・・ん・・・」

ゆり「みんな・・・」

タブー「・・・・・・」ズアッ

かなで「・・・!」ドサ

音無「かなで・・・!」
藤巻「椎名も天使も敵わないって・・・コイツだけレベルが違うぜ・・・」

ゆり「・・・っ!」

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 23:57:16.22 ID:dIzjFiUrO
ゆり(負けるわけにはいかない・・・!みんなこんなあたしにここまで付いてきてくれたんだから・・・)

ゆり(ううん・・・今回だけじゃない・・・あの日・・・この戦線ができてからずっと・・・!)

ゆり「あ・・・ああああああ・・・!!」

ゆり(動きなさいあたしの体!!みんなを守るの!!)

ゆり(だって・・・あたしは・・・みんなのことが・・・)

かなで「・・・・・・」

ゆり「ああああああ・・・!!」スクッ

音無「ゆり・・・!」

119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/18(土) 00:00:53.66 ID:AermQIneO
野田「ゆりっぺが戦うなら俺もまだ戦うぞ・・・!」

藤巻「ああ・・・なめんじゃねぇぞぉ!!」

日向「おお・・・?体に力が!?」

音無「あ、ああ・・・まだ戦える!」

一同「うおおおおおおおお!!」

ゆり「みんな・・・!」

ひさ子「まさか・・・ゆりが立ち上がったから・・・?」

岩沢「ああ・・・これはいい歌が書けそうだ…」

ユイ「っしゃぁああああああ!!行くぞ野郎どもぉ!!」

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/18(土) 00:10:00.48 ID:AermQIneO
タブー「・・・!」

音無「そらっ!!」ザシュ

日向「このっ!!」ズバッ

タブー「・・・・・・!!」

遊佐「相手の動きが鈍っています。そろそろかと」

高松「ええ・・・みなさんもさっきより動きが良くなってます!」

音無「今だ・・・行け!ゆり、かなで!!」

ゆり「はぁああああああ!!」ドン

天使「・・・・・・」ザシュ

タブー「!!・・・・・・・・・」

ザアッ・・・

音無「消えた・・・」

日向「や・・・」

一同「やったぁああああああああ!!」

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/18(土) 00:13:52.14 ID:AermQIneO
直井「見ろ、学校が元通りになっていくぞ」

関根「あっ!服も元通りに!」

入江「ホントだ~」

高松「私の筋肉も!!」バッ

大山「いきなり脱ぐの!?」

音無「・・・一件落着だな」

日向「ったく・・・ゆりっぺには困ったぜ」

ゆり「む・・・」

日向「冗談だよ!」

藤巻「へっ・・・なかなかスリリングで楽しかったぜ、ゆりっぺ」

野田「流石ゆりっぺだ、イカす作戦だったぜ…」

松下「腹が減ったな・・・」

ひさ子「飯でも食いに行こうぜ」

かなで「・・・・・・」

ゆり「・・・・・・」ススス・・・

126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/18(土) 00:18:14.95 ID:AermQIneO
ゆり「えっと・・・」

かなで「・・・?」

ゆり「あたしのせいでこんなことになったのに・・・悪かったわね・・・その・・・つまり・・・」

かなで「・・・・・・」

ゆり「こ、今回だけは礼を言っておくわっ!・・・ありがと」

日向「おおっ!ゆりっぺがデレた!?」

ゆり「う、うっさいわね!!今回だけよ!!」

野田「照れるゆりっぺ・・・マジ天使だぜ・・・」

かなで「そう・・・」

かなで「・・・そんなに楽しんでくれて・・・私もうれしいわ・・・」

ゆり「・・・・・・」

一同「・・・・・・」

ゆり「・・・は?」

128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/18(土) 00:24:17.19 ID:AermQIneO
音無「ど、どういうことだ?」

かなで「どういうことって・・・どういうこと?」

音無「このゲーム・・・お前が作ったのか?」

かなで「そうよ?」

一同「えええええええええええ!?」

かなで「どうしてそんなに驚くのかしら・・・そもそも私の部屋にあった物でしょ?」

ゆり「だって尋常じゃないプログラミングだったわよ!?特にロックとか・・・!」

かなで「それには深いわけがあるのよ・・・」

音無「深いわけ?」

かなで「あまり話したくないのだけれど・・・」

131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/18(土) 00:29:21.61 ID:AermQIneO
かなで「もうずっと前のことなのだけれど、生徒からゲームを没収したことがあるのよ・・・それがスマブラXだったわ・・・」

かなで「この世界にゲームがあるのに驚いて・・・ホントはよくないのだけれど・・・試しにこっそりプレイしてみたの・・・そうしたら・・・」

音無「・・・ハマってしまったと?」

かなで「ええ・・・衝撃だったわ・・・」

かなで「すっかりのめり込んでしまって・・・特にアイクの技がかっこいいと思って・・・自分もやってみたくなったのよ・・・」

日向「うおお・・・なんか体がムズムズしてきたぜ・・・?」

かなで「あのときは夢中で・・・よく覚えてないのだけれど・・・気づいたらこれが完成してたの」

かなで「それで・・・この先はあまり思い出したくないのだけれど・・・必殺技を出しているところを・・・自分で撮影してみたの・・・」

大山「うわああ・・・聞いてるこっちが恥ずかしくなってきたよ!!」

133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/18(土) 00:33:04.20 ID:AermQIneO
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

かなで「大・天・空!!」ズドン

かなで「・・・・・・」

かなで(決まったわ・・・)ドヤ

かなで(さっそく見てみよう)ワクワク

キュルキュル

かなで『大・天・空!!』ズドン

かなで『・・・・・・』ドヤ

かなで「」

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/18(土) 00:38:01.08 ID:AermQIneO
かなで「その瞬間にビデオは八つ裂きにしたのだけれど、このプログラムはちょっともったいなかったから・・・」

かなで「これもやっぱりよく覚えてないのだけれど、夢中でロックをかけたまくったのよ・・・」

かなで「でもあなたたちがこのゲームの素晴らしさをわかってくれてうれしいわ」

かなで「パソコンを立ち上げて驚いたのだけれど、あなたたちが楽しそうだったから・・・」

かなで「それで、アドベンチャーモードもやってみてほしくて」

ゆり「あなたがやったの!?」

かなで「ええ・・・私もアドベンチャーモードはやらず終いだったからちょうどいいと思って・・・」

日向「じゃあ・・・まったく危険じゃなかったのか?」

かなで「そうね」

ゆり「」

138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/18(土) 00:41:46.41 ID:AermQIneO
ひさ子「じゃあ・・・1回やられてまた立ち上がったのはゆりの闘志が原因じゃなく・・・」

かなで「まったく違うわ。私がコンティニューしたのよ」

ゆり「・・・・・・」

高松「その後みなさんの動きが良くなったのは・・・」

かなで「あなたたちの動きが良くなったんじゃないわ。タブーが強すぎたから難易度を下げたのよ」

ゆり「・・・・・・」



ゆり『動きなさいあたしの体!!みんなを守るの!!』
ゆり『だって・・・あたしは・・・みんなのことが・・・』



ゆり「~~~~っ!?///」

142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/18(土) 00:48:33.86 ID:AermQIneO
ゆり「・・・・・・」

日向「は、ははは・・・ま、まぁみんな無事だったことだし、な、音無!」

音無「お、おお・・・戦線の絆の深さを再確認することもできたしな!は、ははは・・・」

ひさ子「ほ、ほら、五段が腹減ったってよ!岩沢も新曲書きたいっていうし、早く帰ろうぜ!」

岩沢「いや・・・さっきのは没だ。なんか全部勘違いだったらしいからな」

ひさ子「バ、バカ・・・!」

ゆり「・・・・・・」

ゆり「・・・これより一週間・・・死んだ世界戦線は・・・」

日向「お、おい・・・また断食とか言わないよな!?」

ゆり「・・・じゃあその逆よ!!一週間・・・三食激辛麻婆豆腐!!!」

一同「ええええええええええ!!!」

ゆり「一日ごとに二倍の辛さにしていくこと!!!」

一同「えええええええええええええええええ!!!!」

かなで(素晴らしいわ・・・)

144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/18(土) 00:55:38.81 ID:AermQIneO
5日後

ユイ「み、みんなのためにここまでがんばってきたけど・・・流石にあたしも限界・・・だよ・・・く、口の感覚が・・・」

ユイ「・・・・・・」パクッ

ユイ「~~~~~~っ!!!!!?」バタリ

かなで『・・・ガルデモメンバー全滅よ』

ゆり『ぷはー!!別に死にはしないわよぉ・・・って何でアンタが報告してんのよ!』

かなで『遊佐って子も倒れたから・・・』

ゆり『流石16倍辛ね・・・』

かなで(気絶するほどおいしかったのね・・・)

ガチャ

かなで「・・・というわけであなたにも持ってきたわ」

ゆり「はぁ!?」

147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/18(土) 00:58:57.80 ID:AermQIneO
ゆり「こ、こっち来ないで!撃つわよ!?」

かなで「ガードスキル・ディストーション・・・兆弾して危ないわよ」

ゆり「ひっ・・・」

かなで(これでもしかしたらもっと仲良くなれるかもしれない・・・)

かなで「はい、あーん」スッ

ゆり「~~~!!?」パクッ

ゆり「痛ぁああああああああああああああああああ!!!?」

ゆり「・・・・・・」バタリ

シーン

かなで(あれ・・・?)

149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/18(土) 01:03:24.11 ID:AermQIneO
かなで(いっしょに食べようと思ったのに・・・あまりのおいしさにゆりまで気絶してしまったのね・・・)

かなで「・・・・・・」

かなで「・・・・・・」パクッ

かなで「・・・・・・」モグモグ

かなで「・・・・・・」

かなで「・・・うまいわ」

終わり