1: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:24:40 ID:1Nl

P「そうだ」

小糸「ほ、本当ですか!?」

P「……」

P「そうだ」

小糸「なんですか今の間は!?」

P「なんだ……。出来ないのか?」

小糸「うぅ、だ、だって……恥ずかしいです」

P「浅倉は平気でしてきたぞ」

小糸「ぴゃっ!? ほ、本当ですか!?」

引用元: 【シャニマス】小糸「ほっぺにチューするのが普通ですか!?」 




2: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:25:51 ID:1Nl

P「……」

P「本当だ」

小糸「だからなんですかその間は!?」

P「しかも、xxxxなやつだ」

小糸「ほっぺじゃない!?」

3: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:26:41 ID:1Nl

P「ベロベロにされた」

小糸「ええぇぇ!? べ、べろべろ……」

P「ああ、べろんべろんだった」

小糸「さすがに透ちゃんでも、そんなことしないですよ……」

P「それで、小糸はするのか? 俺とキス」

小糸「ほ、ほっぺにですよね!?」

4: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:27:06 ID:1Nl

P「……」

P「……そうだよ」

小糸「そんながっかりした顔しないでくださいよ」

P「で、するのか? するのが普通だと思うが」

小糸「ほ、ほんとうですか?」

P「ああ」

5: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:27:25 ID:1Nl

小糸「ほんとに、ほんとうですか?」

P「ああ」

小糸「わ、分かりました……。じゃあ、します」

P「はい」

小糸「……」

P「……。どうした、来い」

6: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:28:14 ID:1Nl

小糸「ど、どうしてずっとこっち向いてるんですか!」

P「何かおかしいか?」

小糸「ほっぺにするんですよね……? 正面向かれてたら出来ないですよ」

P「む、そうか」

小糸「そうです。あっち向いてください」

P「そうだな」

7: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:28:31 ID:1Nl

小糸「……、うぅ~~、ちょ、ちょっと待ってくださいね」

P「どうした。出来ないのか?」

小糸「い、いったん深呼吸をします。ふー、ふー」

P「どうした? まだか?」

小糸「焦らさないでくださいっ」

8: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:28:47 ID:1Nl

P「これぐらい、普通のアイドルならできるんだがな……」

小糸「で、できますよ! できます。プロデューサーさん、動かないでくださいね」

P「分かった」

小糸「あ、あと、できれば目を閉じてください」

P「分かった」

小糸「う、動かないでくださいね……」

P「分かった」

9: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:29:08 ID:1Nl

小糸「い、いきますよ……」

P「……」

小糸「……」

P「今なんか言った?」

小糸「ぴゃぁぁあああっ!?」

10: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:29:37 ID:1Nl

P「おお、びっくりした!」

小糸「う、動かないでくださいって言ったじゃないですか!」

P「すまん、小糸が今何か言ったかと思って」

小糸「何も言ってませんよ」

P「そうか。悪かった」

11: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:30:13 ID:1Nl

小糸「ふー。ふー。せっかく心の準備をしたのに……」

P「心の準備が必要なのか?」

小糸「あ、当たり前じゃないですか!」

P「そうなのか。こんなこと小糸には余裕かと思ったが」

小糸「!」

12: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:30:48 ID:1Nl

P「違ったか」

小糸「い、いえ! よゆーです!」

P「そうか。じゃあ証拠を見せてくれ」

小糸「分かりました……」

P「……」

小糸「い、行きますよ……」

P「来ないなら俺から行くぞ」

小糸「いいからじっとしててください!」

13: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:32:44 ID:dyw

P「そうか。分かった」

小糸「動かないでくださいね……」

P「分かった」

小糸「……」

P「……」

14: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:33:23 ID:dyw

小糸「……」

P「……」


小糸「……っ!」

P「……!」


小糸「……」

P「……」

15: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:33:48 ID:dyw

小糸「……」

P「……」

小糸「……あの」

P「……」

小糸「な、何か言ってくださいよ」

P「おお、そうだな。小糸はどうだった」

16: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:34:03 ID:dyw

小糸「ぴぇっ!? す、すっごく……どきどきしてます」

P「俺もだ」

小糸「そ、そうですか……」

P「恥ずかしいな」

小糸「うぅう、恥ずかしいです……」

P「だろうな」

17: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:35:10 ID:dyw

小糸「だろうなって……もう。プロデューサーさんは……その、どうでした?」

P「そうだな……」

小糸「……」

P「思いの外、めちゃめちゃ嬉しい」

小糸「っ! もう……」

P「よし」

小糸「……?」

18: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:36:01 ID:dyw

P「じゃあ今度は俺からの番だな」

小糸「ぴゃっ!? い、いいです! 結構です……」

P「遠慮するな。ああ、そうか。ほっぺじゃない方がいいのか。どこにキスして欲しい」

小糸「い、だ、大丈夫です……!!」

P「そうか。じゃあ……」

小糸「じゃあ?」

19: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:38:33 ID:dyw

P「もう一回お願いできますでしょうか」

小糸「え、えええ!?」

P「お願いします。明日、頑張れそうなんです。もう一回」

小糸「む、むむ、無理ですよ! 一回しただけでも、心臓飛び出ちゃいそうで……」

P「普通のアイドルは2回目くらい、よゆーなんだけど……」

小糸「ほ、ほんとうですか?」

20: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:39:42 ID:dyw

P「……」

P「本当だ」

P「本当だ」

小糸「どうして2回言ったんですか……」

P「2回目だからな。頼むよ」

小糸「……うぅぅ~……。でも……恥ずかしいですよ」

P「……」

小糸「って、聞いてないし、もう目閉じてるし……」

21: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:40:16 ID:dyw

P「……」

小糸「えぇえ~……えぇ~……」

P「……あ、あと」

小糸「ぴゃぁぁあっ!? な、なんですか!? 動かないでくださいよ!」

P「え、あ、ごめんごめん」

22: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:41:24 ID:dyw

小糸「ふー。びっくりしたぁ……。で、なんですか?」

P「ああ、そうそう。ついでになんだけど。
  愛の言葉も囁きながらして欲しい」

小糸「な、なん、えぇぇ~~!?」

P「どうした」

小糸「そ、そんなのさっき無かったじゃないですか……」

P「そうか。でも、俺は言ってほしい」

23: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:41:51 ID:dyw

小糸「ど、どうやって……」

P「例え小糸が本当に俺のことを好きじゃなくても、好きです、とか」

小糸「えぇぇ~! は、恥ずかしいです……」

P「分かる」

小糸「分かるならやらせようとしないでくださいよ」

P「でも、言ってほしいし……」

小糸「うぅ……」

24: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:42:39 ID:dyw

P「言ってほしいなぁ」

小糸「わ、分かりました。で、でも、目は閉じててくださいね」

P「……」

小糸「なんで分かったって言ってくれないんですか」

P「恥ずかしがってる小糸も見たいなぁ」

小糸「そ、それはだめです!」

P「どうしてもか?」

25: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:43:39 ID:dyw

小糸「どうしてもです……」

P「じゃあまた今度にしておくよ」

小糸「次もあるんですか……」

P「よし、じゃあ……頼むよ」

小糸「ぜ、絶対に目を開けないでくださいね……」

P「分かった」

26: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:44:03 ID:dyw

小糸「こ、これくらい、アイドルとして、よゆーなんですから」

P「……」

小糸「ふー。深呼吸……。ふー。ふー」

P「……」

小糸「……」

P「……」

27: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:44:34 ID:dyw

小糸「……ぷ、プロデューサーさん……いつも、ありがとうございます……」

P「……」

小糸「……だ、だいすきです……」

P「……」



小糸「……ん」

P「……!?」



小糸「……」

P「……」

28: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:44:52 ID:dyw

小糸「うぅ……」

P「小糸、今ほっぺじゃなくて」

小糸「ち、違います! 言わないでください!」

P「え、でも」

小糸「ほ、ほっぺにしました……! し、しましたよね!? ね!?」

P「お、おお。そうか。まあ、その……小糸がそう言うなら……」

小糸「……間違えただけなんです。これは事故なんです」

29: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:45:45 ID:dyw

P「そうかそうか。じゃあ仕方ないよな」

小糸「仕方ないことなんです……」

P「でも顔真っ赤だぞ」

小糸「……うぅぅ、うぅぅ~~」

P「めちゃめちゃ嬉しい」

小糸「うぅぅぅ~~~」

P「めちゃめちゃ嬉しい!」

30: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:46:00 ID:dyw

小糸「に、二度も言わなくて大丈夫ですっ!」

P「小糸はどうだった」

小糸「か、顔から火が出てます……!」

P「出てないから、大丈夫だぞ」

小糸「そ、それくらい恥ずかしいんです……!」

31: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:46:28 ID:dyw

P「そうか。じゃあやっぱり俺からもしないと……」

小糸「うぅぅ~~!だ、大丈夫です!」

P「そうか。残念だ」

小糸「あ、でも……愛の囁きだけなら……」

P「ん?」

小糸「な、ななな、なんでもないです!」

32: ◆BAS9sRqc3g 20/06/27(土)00:46:40 ID:dyw

P「でもやっぱり小糸はさすがだったな。こんなほっぺにチューなんてよゆーだったわけだ」

小糸「あ、当たり前じゃないですか……!」

P「よし、じゃあ次は……」

小糸「きょ、今日はもうこれくらいで……!」

P「あ、おいどこに行くんだ。行ってしまった……」

P「……」

P「よし、楽しく話せたな」


おわり