1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/25(木) 20:11:17.25 ID:2SdB6PJD0
円香「は?」
シャニP「ねぇ俺かわいいよね?えっへへ。あ、ごめんねぇえっとぉ、ねこちゃんがどうしたの?」
円香「そんなことも分からないんですか?」
シャニP「人の分かんねーことを否定するなんてそりゃあんまりでないんか?あれ?終了?自分の勝ちでいい?」
円香「理屈をこねることばかり達者なんですね…」
シャニP「にっ、にょおん…?むぃぅ?にゃぁ~ぼ。むにゅぅっ、あ!こいとちゃんみーっけた!ほらぁーひぐちさん!こいとちゃんきてるよぉ~むぃ!」
円香はシャニPを殴り、帰宅した。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1593083476
シャニP「ねぇ俺かわいいよね?えっへへ。あ、ごめんねぇえっとぉ、ねこちゃんがどうしたの?」
円香「そんなことも分からないんですか?」
シャニP「人の分かんねーことを否定するなんてそりゃあんまりでないんか?あれ?終了?自分の勝ちでいい?」
円香「理屈をこねることばかり達者なんですね…」
シャニP「にっ、にょおん…?むぃぅ?にゃぁ~ぼ。むにゅぅっ、あ!こいとちゃんみーっけた!ほらぁーひぐちさん!こいとちゃんきてるよぉ~むぃ!」
円香はシャニPを殴り、帰宅した。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1593083476
引用元: ・円香「好奇心は猫を?」シャニP「にゃ~んゆぅ!」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/25(木) 20:27:10.03 ID:2SdB6PJD0
透「そういうわけで次のライブではこういうのを試してみたいんだけど…どうかな?」
シャニP「うん。いいと思うぞ。透のアイデアはなかなか斬新でためになるよな」
透「いやいや…そういうこともあるかな。ふふ」
円香「ちょっと浅倉。そんなやつと話し込んでないでさっさと帰るよ」
透「…樋口。今の言い方はないんじゃない」
円香「だってこいつしょうもないことばっか…」
シャニP「まあまあ、樋口さんもここに来て間もないからけっこう尖った言い方になっちゃうんだろうな。そこは透がフォローしてやれよー?」
円香「は??」
透「もう、しょうがないなあ。ごめんね?この人親しい人以外にはなかなか心開かなくてね」
シャニP「そうなのか?俺にもいつか心開いてくれよ~?」
透「あっはは!」
円香「(不服そうな顔)」
シャニP「…みぇぼ~(小声)」
シャニP「うん。いいと思うぞ。透のアイデアはなかなか斬新でためになるよな」
透「いやいや…そういうこともあるかな。ふふ」
円香「ちょっと浅倉。そんなやつと話し込んでないでさっさと帰るよ」
透「…樋口。今の言い方はないんじゃない」
円香「だってこいつしょうもないことばっか…」
シャニP「まあまあ、樋口さんもここに来て間もないからけっこう尖った言い方になっちゃうんだろうな。そこは透がフォローしてやれよー?」
円香「は??」
透「もう、しょうがないなあ。ごめんね?この人親しい人以外にはなかなか心開かなくてね」
シャニP「そうなのか?俺にもいつか心開いてくれよ~?」
透「あっはは!」
円香「(不服そうな顔)」
シャニP「…みぇぼ~(小声)」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/25(木) 20:44:41.20 ID:2SdB6PJD0
円香「なんで?」
シャニP「どうしたんだ?」
円香「どうして私の前ではふざけた態度をとるわけですか?」
シャニP「俺がいつふざけた態度をとったわけですか」
円香「せめて人間らしい話し方とかできないんですか?」
シャニP「ごめん。いつの俺か知らないけど、樋口さんにひどい態度をとったなら謝る」
円香「謝って済む問題じゃ…」
シャニP「ちょっとさ…腕力調べていい?」
円香「ちょっ…!?何するんですか!?」
シャニPは円香に近付くと力いっぱい抱き締めた。
0距離になったシャニPからはトイレの芳香剤の匂いがしており、円香はもがいてシャニPを殴打したが、一向に力を緩める気配はなかった。そこには2m110kgの巨体を持つシャニPが虚な目で円香を見下ろしている。
力が強く抜け出せずにいた円香をはづきと社長だけが見ていた。
はづき「あれは…Pさんでしょうか」
社長「きっとそうだ。彼に違いない」
シャニP「どうしたんだ?」
円香「どうして私の前ではふざけた態度をとるわけですか?」
シャニP「俺がいつふざけた態度をとったわけですか」
円香「せめて人間らしい話し方とかできないんですか?」
シャニP「ごめん。いつの俺か知らないけど、樋口さんにひどい態度をとったなら謝る」
円香「謝って済む問題じゃ…」
シャニP「ちょっとさ…腕力調べていい?」
円香「ちょっ…!?何するんですか!?」
シャニPは円香に近付くと力いっぱい抱き締めた。
0距離になったシャニPからはトイレの芳香剤の匂いがしており、円香はもがいてシャニPを殴打したが、一向に力を緩める気配はなかった。そこには2m110kgの巨体を持つシャニPが虚な目で円香を見下ろしている。
力が強く抜け出せずにいた円香をはづきと社長だけが見ていた。
はづき「あれは…Pさんでしょうか」
社長「きっとそうだ。彼に違いない」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/01(水) 20:05:39.88 ID:0tapVj5tO
なに?ここは…
気付いたら私は船の上にいた。網を海に放っているあたり、漁師になっているらしい。
何故か隣に浅倉もいた。
透「今日は不作だね」
困ったように浅倉は言った。
私は今にも雨が降りそうな空を見ながらどういう状況なのだろう?と考えた。
透「雨、降ってきそうだね」
気付いたら私は船の上にいた。網を海に放っているあたり、漁師になっているらしい。
何故か隣に浅倉もいた。
透「今日は不作だね」
困ったように浅倉は言った。
私は今にも雨が降りそうな空を見ながらどういう状況なのだろう?と考えた。
透「雨、降ってきそうだね」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/01(水) 20:12:09.72 ID:l6XRENfhO
円香「うわっ!」
船がすごい勢いで揺れて思わず浅倉に抱きついた。
浅倉は私に目もくれず、何も言わずに無表情で海を見つめている。
それがなんとなく悔しくなって浅倉に手を伸ばした。
透「ちょっと、触らないでよ。なに?」
円香「いや…」
浅倉は夢の中でも冷たいらしい。
船がすごい勢いで揺れて思わず浅倉に抱きついた。
浅倉は私に目もくれず、何も言わずに無表情で海を見つめている。
それがなんとなく悔しくなって浅倉に手を伸ばした。
透「ちょっと、触らないでよ。なに?」
円香「いや…」
浅倉は夢の中でも冷たいらしい。
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/01(水) 20:26:23.12 ID:l6XRENfhO
透「あれは…」
浅倉が見つめる先は海だった。ズン…ズン…と大きく動く音が響いた。
何故かその音を不快に感じた。
⁇「デテイケ…デテイケ…」
8m超ある黒い妖怪のようなものは大嫌いなあの男に似ていた。風貌は似ていないが、雰囲気で感じ取った。こいつはあいつなのだ。
黒い塊はどんどん近づいてきて、船は大きく揺れた。
透「きゃっ…」
円香「浅倉!」
船が揺れた衝撃で浅倉は吹き飛ばされ船から投げ出された。
そして黒い妖怪のバカデカい手の上に乗ると、私から遠ざかっていく。
その表情はどこか晴れやかだった。
円香「なんで…どうしていつも私から奪っていくんだよ…」
その妖怪は私をジッと見ていた。
私は立ちすくんだまま動けない。
浅倉が見つめる先は海だった。ズン…ズン…と大きく動く音が響いた。
何故かその音を不快に感じた。
⁇「デテイケ…デテイケ…」
8m超ある黒い妖怪のようなものは大嫌いなあの男に似ていた。風貌は似ていないが、雰囲気で感じ取った。こいつはあいつなのだ。
黒い塊はどんどん近づいてきて、船は大きく揺れた。
透「きゃっ…」
円香「浅倉!」
船が揺れた衝撃で浅倉は吹き飛ばされ船から投げ出された。
そして黒い妖怪のバカデカい手の上に乗ると、私から遠ざかっていく。
その表情はどこか晴れやかだった。
円香「なんで…どうしていつも私から奪っていくんだよ…」
その妖怪は私をジッと見ていた。
私は立ちすくんだまま動けない。
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/07/01(水) 20:44:38.31 ID:l6XRENfhO
円香「嫌な夢を見たんだ」
透「そっか。大変だったね」
浅倉に背後から近づき抱きすくめると浅倉は夢の中と同じく無表情だった。
それでも拒みはしないので背中をつつーっとなぞると浅倉は本気で嫌がった。
透「やめてよ」
円香「アイツにはそういうこと許してるのに?」
透「あの人のことを悪く言うのも…樋口、どうしちゃったの?」
円香「なんで…私はこんなにいつもあんたのこと考えてるのに」
シャニP「おーどうしたどうした。珍しいな。お前らがケンカなんて」
透「あっ、ううん…なんでもないよ」
あいつが現れる前は浅倉と肩を並べるのは私たちくらいだったのに。
あいつは私から浅倉の全部を奪っていった。そういうキラキラした目を向けてきたのは私だけだった。
ずっと一番話して遊んでいたのは私だけだったのに。
シャニP「どうした?樋口さん…顔色が悪いぞ?」
円香「触るなッ!」
パシッと掴んだシャニPの2m110kgの分厚い手はヌメヌメとして黒光りしていた。
円香が上を見上げると、黒い妖怪がジッと円香を見下ろしていた。
円香「あんた…」
シャニP?「ドウシタ?ドうシタンだ?」
円香「そうか…あんたは昔から…ずっと離れてくれないわけね」
シャニP?「邏?逶エ縺ォ縺ェ繧」
シャニPだったものはそう言い残し、再び違う円香は概念の中に形成されていった。
おわり
透「そっか。大変だったね」
浅倉に背後から近づき抱きすくめると浅倉は夢の中と同じく無表情だった。
それでも拒みはしないので背中をつつーっとなぞると浅倉は本気で嫌がった。
透「やめてよ」
円香「アイツにはそういうこと許してるのに?」
透「あの人のことを悪く言うのも…樋口、どうしちゃったの?」
円香「なんで…私はこんなにいつもあんたのこと考えてるのに」
シャニP「おーどうしたどうした。珍しいな。お前らがケンカなんて」
透「あっ、ううん…なんでもないよ」
あいつが現れる前は浅倉と肩を並べるのは私たちくらいだったのに。
あいつは私から浅倉の全部を奪っていった。そういうキラキラした目を向けてきたのは私だけだった。
ずっと一番話して遊んでいたのは私だけだったのに。
シャニP「どうした?樋口さん…顔色が悪いぞ?」
円香「触るなッ!」
パシッと掴んだシャニPの2m110kgの分厚い手はヌメヌメとして黒光りしていた。
円香が上を見上げると、黒い妖怪がジッと円香を見下ろしていた。
円香「あんた…」
シャニP?「ドウシタ?ドうシタンだ?」
円香「そうか…あんたは昔から…ずっと離れてくれないわけね」
シャニP?「邏?逶エ縺ォ縺ェ繧」
シャニPだったものはそう言い残し、再び違う円香は概念の中に形成されていった。
おわり
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