雨の降る卒業式終了後の部室

にこ「今日で部室使うのも最後ね」

希「3年間あっという間やったな」

絵里「私達が卒業した後も穂乃果達はアイドル活動を続けるのよね」

穂乃果「もちろん!μ´sとしての活動は今日で終わりだけど、残った皆でまた新たな活動をするよ!」


雪穂・亜里沙「お姉ちゃん、傘持ってきたよ?」

穂乃果「あっ雪穂!ありがと!」

絵里「亜里沙、ありがとう」

雪穂「もう!あれだけ雨降るから傘持っていってって行ったのに」

穂乃果「ごめんごめん」エヘヘ

希「みんな、ちょっと聞いて欲しいんや!」

絵里「どうしたの?」

希「幸せのサチコさんっておまじない知っとる?」

穂乃果「知らないな?」

凛「どういうものなのかにゃ?」

希「えっと今ここにいるのは11人やから、まずこのプリントアウトしたサチコさんの形代を11等分するんや」チョキチョキ

希「それで、この形代の破片を1人1つずつ持ってな」クバリクバリ

希「目を閉じて人数分、すなわち11回『サチコさんお願いします』って声に出さずに心の中で唱えるんや!」

絵里・亜里沙「ハラショー・・・」

引用元: 穂乃果「新・コープスパーティー」 




19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/18(水) 21:10:16.31 ID:1EtLjR570
 
希「それだけで一生の絆が結べるんや!スピリチュアルやろ?」

穂乃果「面白そうだね!」

真姫「別に私はにこちゃんと一生の絆を結びたいなんて思っていないんだから」カミノケクルクル

にこ「あー、真姫ちゃん顔赤?い」クスクス

真姫「何言ってるのよにこちゃん!」///

凛「凛はかよちんと一生の絆を結びたいにゃ!」

花陽「り、凛ちゃん!」///

海未・ことり「ふふふっ・・・」ジーッ

穂乃果「?」

絵里「卒業式終わった後だし丁度いいおまじないね」

希「それじゃあ、準備オッケーやな?行くで?!」

一同「はい!」

一同「(サチコサンオネガイシマス・・・・・・・サチコサンオネガイシマス)」

ピカッ

穂乃果「えっ!?」

絵里「床が抜けてる!?」ピュー

雪穂「何これ!」

真姫「イミワカンナイ!!」

一同「うわぁ?!!」

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/18(水) 21:17:48.98 ID:1EtLjR570
【海未視点】
海未「・・・・んっ・・・・いたたっ・・・」

床が抜けて落ちてから何時間が経ったのでしょうか?
私は暗い教室の中央に倒れていました。
見渡すとそこは見慣れた音ノ木坂学院の部室ではありませんでした。

海未「な、何ですかここは・・・」

横を見るとことりが倒れていました

海未「こ、ことり!起きて下さい!」ユサユサ

ことり「ん・・・海未ちゃん?」

ことり「あれ?ここは・・・皆は!?」

海未「気がついたらここで倒れていて、ことり以外の皆もいませんでした・・・」

ことり「と、とりあえず皆を捜しに行こう?」

海未「そうですね」

海未「皆!どこにいるのですか!」

私とことりは皆を探しに暗い教室を出ていくことにしました。

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/18(水) 21:22:19.62 ID:1EtLjR570
教室を出ると照明の消えている廊下が真っ直ぐ伸びていました
廊下は今にも床が抜けそうで、歩くたびにミシッ ミシッと不気味な音を立てます

海未「皆さん、どこにいr」ブニョ

皆を探して歩いていると、何かを踏んだ感触がありました
恐る恐る下を向くと・・・


海未「ひ、ひぃっ・・・!」

ことり「きゃああああああ?」

それは死後ある程度時間が経過した人の形をしたものでした
踏んだのはその人の内臓だったみたいで、たちまち辺りに強烈な腐敗臭が漂いました
おまけに頭部がありませんでした

海未「うぷっ!・・・・何ですかこれはっ・・・!」

私はあまりの臭いと気持ち悪さに吐きそうになりました


すると、

ことり「う、海未ちゃん・・・これ・・・」

死体の上にボッと人魂が現れました

海未「ひっ、人魂!?」




22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/18(水) 21:28:49.28 ID:1EtLjR570
人魂「・・・あれ君たちはまだ生きているね」

ことり「しゃ、喋った!」

人魂「お願いだ・・・誰かが僕の頭を盗んでいたんだ・・・僕の頭を探してきてくれないか・・・もし見つけたら君たちに役立つ情報をあげるよ・・・」

海未「どうしましょうか・・・」

ことり「この人も困ってるみたいだし、皆を捜すついでに頭を探してみる?」

海未「役立つ情報というのも気になりますね」

>>25
1・引き受ける
2・断る

25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/18(水) 21:31:53.10 ID:COsu/49nO
1

26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/18(水) 21:40:12.86 ID:1EtLjR570
ことり「困っているみたいだし、私達にできることなら助けてあげたいね」

海未「そうですね、もしかしたら皆の居場所を教えてくれるかもしれません」

人魂「ありがとう・・・君らの損にはならないから・・・」

私達は近くの階段を使って下の階に行くことにしました


28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/18(水) 21:50:29.14 ID:1EtLjR570
階段を下りてしばらく進むと、昇降口が見えてきました

玄関のドアの外に鬱蒼とした林が見えます

ことり「海未ちゃん!ここから脱出できるよ!」

ことりがドアに向かって走り、ドアを開けようとしました
しかし・・・

ことり「あれ?開かないよ?!?」

ドアは空間ごと固定されてしまったようにびくともしません

ことり「何?どうなってるの!?」


ふと横を向くと、下駄箱に何やら赤黒いものが見えました
近づいてみると、人間の頭部が押し込められていました

かなり強引に押し込んだのか、木の枠組みにはこそげおちた肉片や頭皮がへばりついています
頭部自体も顎の骨が砕けています

29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/18(水) 21:58:52.99 ID:1EtLjR570
海未「さっきの人魂が探しているのはこれでしょうか・・・うっ」

ことり「海未ちゃん!大丈夫?」

凄まじい腐敗臭が鼻を突きました

よく見ると、大量のウジが眼球の隙間や口、鼻、耳から出入りして、皮膚の下を這いずり回っています

海未「この臭い・・・ダメです・・・」

ことり「ずいぶん腐敗が進んでるね・・・」

海未「ま、まさかこれを手で持って運ぶのですか?」

ことり「む、ムリムリ!」

海未「何か入れ物があればいいのですが・・・」

>>33
ゾロ目ならバケツ入手
それ以外ならコンマの数だけ精神汚染度上昇

33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/18(水) 22:00:56.59 ID:ssqQRQ810
とりゃ

35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/18(水) 22:14:40.63 ID:1EtLjR570
私達は昇降口の中を探しましたが、入れ物は見つかりませんでした

海未「どうしましょうか・・・」

ことり「もう一度探してみる?」

>>38
1・もう一度探す
2・諦めて手で運ぶ(これを選んだ場合、コンマの数だけ精神汚染度上昇)

38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/18(水) 22:16:24.70 ID:bDx2MpGDo
1

39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/18(水) 22:25:06.97 ID:1EtLjR570
ことり「暗くてよく見えなかったかもしれないから、もう一度探してみようか」

海未「そうですね」

私達は昇降口の中を再び探してみました

すると、暗がりに掃除用のバケツが置いてあるのが見えました

中には何も入っておらず、錆びているものの底は抜けていません

海未「これなら使えそうですね」


ことり「ねえ、海未ちゃん」

バケツを拾ってことりのもとに戻ると、ことりが頭部をじっと見つめていました

海未「どうしたのですか?」

ことり「口の中に何か入ってるよ」

40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/18(水) 22:32:11.60 ID:1EtLjR570
海未「ちょっと見せて下さい」

頭部の口の奥を覗いてみると、確かに何かあるのが見えました

ことり「調べてみる?」

海未「しかし・・・さ、さすがに・・・」

ことり「・・・私が調べてみるね」

グチャッ

ことり「っ・・・ウジが手を這う感触って気持ち悪いよ?・・・」ヌチュッ

ことりが素手で死体の口内を探り、やがてその手を引き抜きました

腐った汁で光る手に何かを握っていました

41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/18(水) 22:38:29.73 ID:1EtLjR570
海未「はい、ことり、ティッシュです」

私はポケットからティッシュを取りだしました

ことり「あ、ありがとう」

海未「これは・・・何かの鍵でしょうか?」

付着したら肉片やウジを取り除くと、それは銅製の古い鍵でした



海未「あっ、そういえば入れ物を見つけました」

私は拾ったバケツをことりに見せました

ことり「もう!それを早く言ってよ?!手を拭いちゃったよ」

海未「す、すみません・・・」

ことり「このバケツなら大丈夫そうだね」

43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/18(水) 22:44:00.31 ID:1EtLjR570
ことり「海未ちゃんはバケツを持っててくれる?」

海未「はい・・・ことり、ありがとうございます」

ことり「いいよ・・・・くっ・・・」

ことりは素手で腐敗した頭部を引き出してバケツに落とし入れました
異変を感じたウジがびっくりするほどのスピードでバケツ内壁を這い上がってきました

海未「はい、ティッシュです」

ことり「ありがとう・・・もう二度と触りたくない・・・」


私達は頭部の入ったバケツを持って人魂のもとに向かいました

46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/18(水) 22:49:54.18 ID:1EtLjR570
海未「も、持ってきました」

ことり「これがあなたの顔だと思う・・・受け取って」

人魂「・・・ああ、僕の頭だ・・・ああ・・・僕の顔、こんなに腐ってしまって・・・」

人魂「なんだこのウジどもは・・・僕の顔、醜い・・・・」

ことり「同情するよ・・・ここにはあなたと同じように亡くなった人がたくさんいるみたいなの」





人魂「貴様・・・・僕を憐れんだな・・・?」

47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/18(水) 22:56:38.95 ID:1EtLjR570
人魂「僕を可哀想な奴だと思ったな?」

ことり「えっ・・・いや、そういう意味じゃ・・・不快に感じたなら謝るね」

人魂「僕が惨めで醜くて不潔だと思っただろう?もう二度と触りたくないと思っただろ・・・!」

ことり「・・・・・!」

海未「こ、ことり・・・何か様子が変ですよ・・・」

ことり「うん・・・一旦ここは・・・」


人魂「自分がまだ生きてるから死人を見下す!傲慢な生者!お前達もこっちにこい!」

49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/18(水) 23:06:32.32 ID:1EtLjR570
ドンッ

海未「きゃあああっ!」

ことり「いやああああっ!」

グチャッ

ことり「ぐあっ!」

人魂「お前達を奴等に渡してやる!奴等はとびきり怖いぞ!」









海未「・・・んっ・・・痛っ・・・」

海未「ここは・・・? ことり?・・・ことり!?どこですか!?」

私は薄暗いどこかの地下通路に倒れていたみたいです
すぐ近くにことりが倒れていました

海未「ことり!しっかりしてください!ことり!」

ことり「・・・」


海未「ことり・・・?」



ことりの目は開いていましたが返事がありません

よく見ると、ことりの首は180度捻れ顔が背中を向いていました



海未「嘘・・・・・・・冗談ですよね・・・?」



63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/19(木) 23:28:25.67 ID:SjFbKyWw0
海未「ことり!ことり!」

ことり「」

いくら呼びかけてもことりは反応しません


その時


ザッザッ

通路の奥から足音が近づいてきました

海未「(誰か来ます・・・どうしましょう・・・)」

>>67
1・ここにとどまる
2・逃げる

67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/19(木) 23:34:47.13 ID:ztwi5VMQO
2

68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/19(木) 23:42:38.91 ID:SjFbKyWw0
海未「(まずいです・・・早く逃げないと!・・・ことり、すみません!)」ダッ


?「・・・あっ、君、待ってくれ!」


海未「(ここは一体どこなのでしょうか・・・?見た感じ防空壕みたいです・・・)」



しばらく歩くと、通路の先に女の子の姿が見えました
私と同じようにこの建物に閉じ込められてしまったのでしょうか?


海未「すみません、ちょっといいですか?」

女の子「・・・・・」

海未「あ、あなた・・・」

その女の子は血に染まったワンピースを着ていました

女の子「お姉ちゃん、誰?」






69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/19(木) 23:47:07.94 ID:SjFbKyWw0
海未「あっ、怖がらないで下さい 私も逃げてきたんです」

海未「それよりその血はどうしたのですか!?」

女の子「分からないの・・・大きいおじさんに友達が3人殺されて・・・、私だけ助かったの」

海未「そうですか・・・酷い目にあったのですね・・・」

海未「私は今お友達を捜しているのですが、よかったら一緒に行きませんか?」

女の子「うん、ありがとう」



70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/19(木) 23:55:07.71 ID:SjFbKyWw0
私は女の子を連れて歩くことにしました


海未「思ったより入り組んでいますね・・・地図があればいいのですが・・・」

女の子「お姉ちゃん、こっちだよ」



女の子「こっち」



女の子「ここ・・・」


私は女の子に言われるがままに歩いていきました
そして、ある部屋の扉の前にやってきました

海未「ずいぶん道に詳しいんですね・・・」

女の子「慣れてるから・・・」

海未「え?・・・そういえば、貴女の名前をまだ・・・」

女の子「篠崎サチコ」

そう言うとサチコは扉を開け、私を部屋の中へと突き飛ばしました

海未「痛いっ・・・な、何するんですか!」

サチコ「さぁ・・・何ヲしようかナ・・・?」

71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/20(金) 00:03:02.52 ID:7/eOva8t0
海未「!?」

私は部屋の中を見回しました

部屋の中はまるで食肉加工場のようで、至るところにどす黒い血痕や肉片がこびりついていて、不快な臭いがこもっていました

海未「な、何ですかこの部屋は・・・?」

部屋の隅を見ると・・・・



海未「う、嘘・・・・あれは・・・・」



食肉加工場というのはあながち間違っていませんでした
ここで解体されたものの残骸が無造作に積み上げられています

そう・・・加工していたのは牛肉や豚肉ではなく、人肉だったのです


海未「嫌・・・いやああああああああっ!!」







72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/20(金) 00:07:37.64 ID:7/eOva8t0
サチコ「そこに知り合いデもいた?一部ですよけレば返しテあげるヨ?」

海未「うぷっ・・・おえっ!!・・・ゲホッ」

サチコ「全部吐いテ楽になっちゃウといいヨ?」

海未「ぐふっ・・・ど、どうして・・・」

サチコ「・・・落ち着いた?」



サチコ「じゃア・・・始めよウか!」

73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/20(金) 00:12:42.25 ID:7/eOva8t0
いつの間にかサチコの横に大男が立っていました

海未「な、何をする気ですか・・・!やめてください!」

サチコ「皆そう言うんダ・・・やめるわけナいのニね?」




サチコ「おいウスノロ、そいつ捕まえテ そうだな・・・吊セ」

大男「う・・・ああああ・・・ぃ」

大男はサチコの命令に忠実なようで、ゆっくりと近づいてきました

逃げないと・・・捕まったら・・・

74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/20(金) 00:21:02.38 ID:7/eOva8t0
大男の動きは決して速くありませんが、狭い室内で逃げ回るには限界があります

私は解剖台のようなテーブルを挟んで大男としばらくにらみ合い、大男が動いた瞬間、思いきってテーブルの上に飛び乗りました

テーブルの表面は血や人の脂でコーティングされていましたが、そのおかげで私は勢いを殺さずに反対側・・・出口前の地面へとたどり着くことができました

足や尻が血や脂でべとべとになりましたが、今はそんなことを気にしている場合ではありません
そのまま、出口へと一直線に走り出しました

海未「このまま行けば・・・!」

逃げ切れる!




>>77
コンマ判定
ゾロ目・逃げ切り成功
それ以外・トラップにかかる

77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/20(金) 00:22:30.35 ID:jjCa5Pquo
こい

79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/20(金) 00:31:15.28 ID:7/eOva8t0
その時



ガチャン

海未「あぅ・・・っ!?」

出口まであと2歩というところで、地面を蹴った瞬間、右足に激痛が走りそのまま転倒しました

海未「痛・・・っ、ぐあっ・・・足っ、・・・足があああああ?」

私の右足には金属の牙が食い付いていました
動物を捕らえるためのトラバサミのトラップです

鮫の歯のような鉄のギザギザを左右に開いて設置して、体重がかかるとハエトリソウの如く一瞬で閉じる・・・
これにかかるとトラやライオンでさえ逃げられないのです

海未「ああああっ・・・ぎっ・・っ、痛い!痛いです!!」

サチコ「アッハァ!バァーカ!何十人ここで●したと思ってル?」


80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/20(金) 00:40:33.96 ID:7/eOva8t0
海未「こ、来ないでください!・・・来るなぁ・・・!」

私は足の痛みをこらえ、倒れ込んだまま必死で地面の土や骨、肉片を手当たり次第に掴んで大男に投げつけました
もうそれしか抵抗する術がなかったのです

グシャッ

海未「・・・!?あああぁっ!!」

大男は私に近づき、土を投げつける左腕を思い切り踏みつけました

左腕はグニャリと曲がり、骨が皮膚を突き破り外に突き出てきました

海未「あぐっ・・・痛い・・・っ!」


大男はそんな私を意に介さず、両腕に鎖を巻き付けました

海未「いや・・・やめっ、・・・痛いっ・・・嫌ああぁ!」

ひん曲がった左腕が乱暴に引っ張られ、激痛で気が遠くなってきました


81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/20(金) 00:47:38.78 ID:7/eOva8t0
ジャラジャラ




どこかで滑車が動く音がして、私は身体が宙に浮き上がるのを感じました
腕に巻かれた鎖で宙吊りにされているみたいです

海未「嫌・・・やめてください・・・私が何をしたと言うのですか・・・・うぅっ・・・」グスッ

サチコ「心配しなくていいンだよ?今からいっぱい痛イ思いして死ぬんだからね」

海未「な、何で私なんですか・・・?私じゃなくてもいいじゃないですか・・・」ポロポロ


サチコ「お姉ちゃん、肌キレイだネ・・・決めた、お姉ちゃんは皮剥ぎの刑!顔の皮を全部剥いたら、体も隅々までキレイに剥いてアげる」

82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/20(金) 00:55:18.22 ID:7/eOva8t0
そう言うと、サチコは割れたガラス瓶の破片を持って私に近づいてきました

嫌、嫌嫌いやいや!!

しかし、吊るされた私には最早抵抗する術はありませんでした




ベリベリベリベリ


サチコ「綺麗なプルプル・・・!これに着けタらあたしも大人になれるかしら・・・フフッ」

顔面に走る激痛に喉から血が吹き出る勢いで叫び続けましたが、悲鳴は誰にも届きませんでした


抵抗する力も失い、されるがままに顔をただ切り刻まれ始めた私は、段々と意識を失っていきました




意識を失う直前に見えたのは、サチコの両手につままれてプルプルと揺れる私の顔面の皮でした

96: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/21(土) 22:36:03.00 ID:JNQ6vMZb0
【真姫視点】
私は薄暗い女子トイレの中で倒れていました

真姫「な、何よここ!イミワカンナイ?」

辺りをキョロキョロと見回したけど、私以外には誰もいないみたいです

真姫「さて、どうすればいいのかしら・・・まぁ、とりあえず皆を捜すのが先ね」


私は皆を捜しにそのままトイレの出口へと向かい、扉を開けました

すると

真姫「ひっ!!」

扉を開けると、目の前の廊下に全身青白い少年がすぐ近くに立っていました

(制限時間付き安価)
この書き込みからコンマ含め「5分以内」に>>103に到達で回避

103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/21(土) 22:40:47.12 ID:H9Lz0gaD0
どうかな

105: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/21(土) 22:45:49.86 ID:JNQ6vMZb0
私はすぐに扉を閉めました

真姫「な、何よ今のは!?」ハァハァ

改めて扉をゆっくり開くと、さっきまで立っていた少年の姿はありませんでした

真姫「あれ?気のせい・・・だったのかしら?」

真姫「きっと疲れてるんだわ・・・」

107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/21(土) 23:35:51.78 ID:JNQ6vMZb0
私はトイレを出て廊下を歩いていきました

しばらく進むと階段が見えてきました
どうやら今私がいる階が最上階のようで、階下にいく階段しかありません

真姫「とりあえず下の階に行きましょう」


>>111
(コンマ判定)
5の倍数・ピアノ線トラップにかかる

111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/21(土) 23:36:57.22 ID:DozDD3Rwo
任せろ!

114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/21(土) 23:49:06.80 ID:JNQ6vMZb0
階段を下りようとした時

目の前にキラリと光る無数の線が見えました

よく見るとそれはピアノ線で、ちょうど私の首の高さに張られていました

真姫「何よこれ?」

私はピアノ線の一本にそっと触れてみました
すると・・・

真姫「・・・痛っ!?」

触れた瞬間、指先が直線的にぱっくりと切れ、血が出てきました

そっと触れただけでここまで切れるほどピアノ線が研いであるのです
もし気づかずに通っていたら・・・


115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/22(日) 00:02:09.42 ID:venv71hj0
私は何者かの悪意を感じて身震いしました

今、この瞬間も誰かが私を見ている?
私がこのトラップにかかって死んだり、酷い目に遭えばよかったのにと誰かが悔しがっている?


真姫「だ、誰か見てるの?」

あまりの恐ろしさと気持ち悪さに、つい言葉が出てしまいました

真姫「いやっ・・・やめなさいよ!・・・酷いこと・・・しないでよ・・・っ!」




近くにピアノ線を切るハサミ等はなく、この状態では階段を下りることはできません
それに、この階はトイレしかないようで、ほかの階段や通路、教室は見当たりません


ふと廊下の隅を見ると、床に穴が開いているのが見えました

私は穴に近づいて下を覗き込んでみましたが、暗くて下の様子がよく見えません
しかし、階段が使えない以上、この穴を使って階下にいくしかないようです

真姫「(できれば階段を使いたいけど・・・)」

124: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/23(月) 21:09:33.92 ID:EZrZuf1B0
真姫「どうすればいいのかしら・・・」

真姫「・・・・・仕方ないわ、>>127」

>>127
1・ハサミを探す
2・穴から下への移動を試みる

127: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/23(月) 21:12:59.67 ID:qdwq3hpS0
待ってたぞ

1

128: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/23(月) 21:19:20.60 ID:EZrZuf1B0
真姫「まずはハサミを探しましょう」

真姫「と言っても探す場所はトイレしかないのよね・・・」

真姫「まずは女子トイレで探しましょう」

私は奥の女子トイレに入りました

>>132
コンマ判定

8の倍数・ハサミ発見
それ以外・コンマの数だけ精神汚染度上昇

132: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/23(月) 21:20:53.82 ID:qdwq3hpS0

134: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/23(月) 21:35:54.64 ID:EZrZuf1B0
トイレに入った瞬間に目に入ったのは、黄色い不気味な粘液が塗りたくられた鏡と赤黒い固形物が付着した洗面器でした

真姫「・・・臭っ!何よこれ!?」

私は我慢してトイレの中を探しましたが、ハサミは見つかりませんでした



真姫「(当たり前だけどトイレにハサミがあるわけないよね)」


そう考えながらトイレから出てきた時



イタイ・・・イタイ・・・イタイヨゥ・・・



真姫「っ!?誰!?」

誰かの声が聴こえてきました
辺りを見回しましたが、誰もいません

真姫「(幻聴?でも確かに・・・)」


>>138
1・男子トイレを捜す
2・穴から下への移動を試みる

【精神汚染度82】

138: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/23(月) 21:44:19.67 ID:XqsBf7P50
2

139: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/23(月) 22:03:33.16 ID:EZrZuf1B0
真姫「この感じだと男子トイレにも無さそうね」

真姫「・・・やはりあの穴から下りるしかないみたいだわ」ジーッ



真姫「下の様子が分からないから、縁に手をかけてぶら下がる感じで下りましょう」

真姫「・・・足がつかないから不安ね・・・一か八か賭けにでるわ」

私は穴の縁を掴んでいた手を話しました
身体が下へと自由落下していきます


>>143
コンマ判定
偶数・着地成功
奇数・着地失敗
(ゾロ目・とんでもないことが起こります)

143: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/23(月) 22:04:59.32 ID:qVCAb5M7o
たのむ

146: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/23(月) 22:16:06.01 ID:EZrZuf1B0
真姫「よっと」スタッ

あまり深くなかったのか、上手く着地することができました

私は周りを見回して見ました
左右に伸びる薄暗い廊下、そしてピアノ線が張られた階段が目に入りました


その時、右手の廊下から人影が近づいてきました
薄暗い廊下なので、私の位置からは相手の顔が見えません

真姫「っ!?誰?」

?「その声は・・・」



にこ「真姫ちゃん!」

149: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/23(月) 23:07:16.87 ID:EZrZuf1B0
なんとやってきたのはにこちゃんでした

にこ「真姫ちゃん、無事だったのね」

真姫「にこちゃんこそ無事でよかったわ」


話を聞くと、にこちゃんはこの廊下で倒れていて、皆を捜していたところ私と偶然会ったとのことです

真姫「にこちゃん、途中で皆と会わなかった?」

にこ「ううん、会ってないわね・・・」

真姫「とりあえず、一緒に皆を捜しましょう」

私はにこちゃんと一緒に行動することにしました


150: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/23(月) 23:09:48.33 ID:EZrZuf1B0
さっきにこちゃんが来た廊下とは逆の、左手の廊下を歩いていきます

真姫「それにしてもずいぶん暗いわね・・・不気味な廊下だわ」

にこ「あっ、真姫ちゃん怖がってる」プププ

真姫「な、なな何言ってるのよにこちゃん!こ、これくらいでこの真姫ちゃんが怖がるわけないでしょ!」


ただ、怖いのは事実です
なぜにこちゃんは平気でいられるのでしょうか?
いや、にこちゃんも表に出さないだけで本当は怖いのかもしれません・・・

にこちゃんと手を繋ぎますか?
>>155
1・繋ぐ
2・繋がない

155: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/23(月) 23:12:57.10 ID:L3S7PUWho
1

157: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/23(月) 23:18:47.39 ID:EZrZuf1B0
私はさり気なくにこちゃんに手を差し出しました

にこ「ん、どうしたの真姫ちゃん?にこと手を繋ぎたいの?」

真姫「そっ、そんなわけないでしょ!ただ、にこちゃんは小さいから迷子にならないように手を繋いであげるってだけの話よ!」

にこ「失礼ね!なに子供扱いしてんのよ!」


と言いつつも、にこちゃんは私と手を繋いでくれました

真姫「にこちゃん」

にこ「何?」

真姫「あ、ありがとう・・・」//

私達は離れ離れにならないように手をしっかり繋ぎました
にこちゃん・・・絶対この手を離さないでね・・・

161: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/23(月) 23:31:50.48 ID:EZrZuf1B0
【現在の状況】
ことうみ→死亡
にこまき→手繋ぎ中(真姫・精神汚染度82%)

169: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火) 22:32:29.72 ID:yN1n8WPy0
【希視点】

希「・・・あれ?何でウチこんなところに倒れてるんやろ?」

さっきまで部室にいたはずなのに・・・
ここは一体どこなんやろうか


希「皆?、どこにいるん?」

呼びかけても返事はありません




170: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火) 22:38:15.56 ID:yN1n8WPy0
ウチの目の前に保健室と書かれた扉が目に入りました


希「なんやろ・・・ここに入ったら取り返しのつかないことが起こるとカードがウチにそう告げとる・・・」

希「・・・・・・」

ウチはカードのお告げに従うことにしました


多分、他の皆もこのどこかにいるかもしれない
まずは皆を捜すのが先や!

172: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火) 22:43:50.61 ID:yN1n8WPy0
 

皆を捜して廊下を歩いていくと、3-A教室が見えてきました

希「・・・皆はこの教室にいるのかな?」

希「一応、中に入って調べてみよか?>>176」

>>176
1・調べる
2・調べない

176: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火) 22:47:33.48 ID:PtlEcV1Do
1

177: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火) 23:00:46.19 ID:yN1n8WPy0
希「とりあえず入ってみよか」

ガラガラ

教室に明かりはついておらず、当然皆もいません

教室を見回すと、壁際に女の子がもたれ掛かっていました
着ている制服は音乃木坂学院のものとは違いますが、見た感じウチと同じ、高校生のようです


178: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火) 23:08:05.09 ID:yN1n8WPy0
だけど、何か様子が変です




希「ひっ・・・!?」



女の子は死んでいました


希「・・・えっ・・・死ん・・・・・、嘘・・・・本物?」

希「・・うっ、すごい臭いや・・・」

辺りに腐敗臭が漂っています
死んでから一体どのくらい時間がたったんやろ・・・

死体は生前の姿を残してはいますが、内臓の腐敗が進行し、床にはぐじゅぐじゅとした液体が溜まっています



よく見ると、両目の眼球に鉛筆が深々と突き刺さっていました

>>181
コンマの数の半分だけ精神汚染度上昇
端数は切り捨て

181: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火) 23:09:34.11 ID:i5UVhOvAO
ふひひ

185: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火) 23:15:56.45 ID:yN1n8WPy0
【精神汚染度5】

希「う、嘘やろ?・・・ひっ人が・・・死んでるなんて・・・!」

希「け、警察呼ばんと・・!」

ウチは慌ててポケットからスマホを取り出しましたが、画面には圏外と表示されています

希「そんな・・!どないしよ!?」


その時、女の子の隣に青い光が現れました

希「これって・・・人魂!?」

186: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火) 23:20:59.69 ID:yN1n8WPy0
人魂「お願い・・・私の・・・体を・・・隠・・・して」

希「えっ・・・?」

人魂「私の体を・・・隠して・・・」

希「えっと・・・あなたはこの遺体の女の子なん?」

人魂「今の私を・・・人に見られたくない・・・」


希「(どうしよう・・・力になってあげたいけど・・・)」


>>190
1・引き受ける
2・断る

190: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火) 23:23:09.72 ID:PtlEcV1Do
1

192: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火) 23:28:06.60 ID:yN1n8WPy0
希「できれば埋葬してあげたいやけど・・・せめて大きな布でもあれば・・・」

人魂「お願い・・・」

希「何か体を隠せるものを探してくるから、ちょっと待っててな」

ウチは教室を出て大きな布を探すことにしました


>>195
コンマ判定

ゾロ目・大きな布発見
それ以外・コンマの数の半分だけ精神汚染度上昇(端数切り捨て)

198: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火) 23:36:20.36 ID:yN1n8WPy0
【精神汚染度33】

教室を出て探して視ましたが、見つかるのは死体ばかり・・・

希「うぅ・・・一体どうなってるんや・・・」

>>202
1・探すのを諦める
2・引き続き探す(コンマが8の倍数なら布発見、それ以外ならコンマの数の半分だけ精神汚染度上昇)

202: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火) 23:40:38.73 ID:5hmvPmoPo
2

204: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火) 23:44:44.03 ID:yN1n8WPy0
【精神汚染度69】

希「なんやろ・・・さっきから変な声が聴こえる・・・幻聴?」

>>207
1・探すのを諦める
2・引き続き探す(コンマが奇数なら布発見、偶数ならコンマの数の半分だけ精神汚染度上昇)

207: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火) 23:46:52.00 ID:dmwje1yw0
2

212: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火) 23:50:05.79 ID:yN1n8WPy0
【精神汚染度69】

希「諦めたらあかん・・・どこかに絶対あるはず・・・」

>>212
1・探すのを諦める
2・引き続き探す(コンマが奇数なら布発見、偶数ならコンマの数の半分だけ精神汚染度上昇)

217: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火) 23:52:37.29 ID:SlFnNRifO
2

218: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火) 23:59:08.68 ID:yN1n8WPy0
【精神汚染度69】

探しているうちにウチが倒れていた保健室の前にやってきました

よく見ると、入り口のそばに埃で汚れた白い布が置かれていました
恐らく保健室のベッドシーツやろか?

希「(あれ?ウチが最初に見たとき、こんなんあったっけ?・・・まぁ、えっか)」


希「これなら大きさも十分やね」



ウチは埃だらけのシーツを丸めて小脇に抱え、女の子のいる3-A教室へと戻りました

219: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/25(水) 00:05:03.73 ID:jxEjZH/70
教室に戻って女の子の遺体にシーツを被せました

希「キレイな布やないけど・・・ちゃんと隠せたと思うよ」

人魂「ありがとう・・・・」

希「ええんや、女の子なら、その・・・こういう姿を見せたくないって気持ち分かるから」

人魂「その思いやりの気持ち・・・無くさないで・・・」

人魂「ここでは・・・優しさも友情も労りも、気が緩むとすぐ腐ってしまうから・・・・」


そう言って人魂はスゥーッと消えていきました




220: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/25(水) 00:09:35.39 ID:jxEjZH/70
人魂が消えると同時に、床に何か紙切れのようなものが現れました

希「なんやろ・・・?紙で出来たお守りみたいやね」

希「今の女の子がくれたのかな・・・無くさないように学生証に挟んでおこうっと」

最後に女の子に手を合わせて教室を出ました


222: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/25(水) 00:12:10.21 ID:jxEjZH/70
【現在の状況】
ことうみ→死亡
にこまき→手繋ぎ中(真姫・精神汚染度82%)
希→紙のお守り(精神汚染度69%)

230: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/26(木) 23:02:59.08 ID:LdC7S8Qr0
【凛視点】
凛「ここはどこかにゃ?」

目が覚めた時、凛は見知らぬ暗い教室に倒れていたにゃ
ここは音ノ木坂学院の教室ではないみたい・・・

凛「何これ・・・・皆!?どこにいるにゃ!?」

しかもさっきまで一緒にいた皆の姿も見当たりません


凛「と、取り敢えず教室を出てみるにゃ・・・」

凛が廊下に出ようと扉に近づいた時

ボォォッ

凛「にゃっ!」

教室のドアの外に青い人影のような物が見えたの!
凛は慌てて近くの教卓の中に隠れたにゃ

凛「な、何今の!?」

凛は青い人影がいなくなるのを待ち続けたにゃ
しかし、いくら待てども青い人影はドアを開けて教室に入ってこようとはしないみたい

不思議に思い教卓の中からひょっこり顔を出してみると、人影はただずっとドアの前に立っているみたいにゃ

凛「どうするにゃ?>>234」

>>234
1・ドアを開けて教室を出る
2・このまま教卓に隠れ続ける

234: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/26(木) 23:08:25.77 ID:kKfD00k90
1

235: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/26(木) 23:17:56.02 ID:LdC7S8Qr0
凛は扉の前に立ったまま、立ち去ろうとも中に入ろうともしない人影を不思議に思ったにゃ

凛「・・・・何してるんだろう?」

凛は教卓の下から出て、扉のそばへと行ってみることにしました


すると、扉の前にいた人影はまるで溶けるかのようにスゥーッと消えていったんだにゃ!

凛「あれ?消えたにゃ・・・・」


今のは何だったんだろう?
凛は確認のため、恐る恐る扉を開け、首だけ出して廊下を覗いてみました




その時!

238: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/26(木) 23:21:31.53 ID:LdC7S8Qr0
ドーン


凛「に゛ゃっ・・・!」

突然、扉が勢いよく閉まり、廊下に出していた凛の首は扉に挟まれました

凛「(な、何が起きたの!?)」

凛は必死に扉をこじ開けようとしたけど、誰かが力強く押さえ付けているのか、扉は全く動かない・・・
近くを見ても、扉を閉めている人の姿は見当たりません
信じがたい話だけど、透明人間が扉を閉めているみたい

そんなことを考えている間にも、凛の首には扉がめり込んできます


凛「ぐはっ・・・あががが・・・!」


首にかかる力はますます強くなっていきます

凛「がぁあぁあ・・・・も、もう、ムリ・・・にゃ?・・・・ぁ」


そして

240: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/26(木) 23:24:40.94 ID:LdC7S8Qr0
ようやく扉が開いたのか、凛はそのまま廊下へと倒れこみました

ゴロン

凛「痛っ・・・・」

勢い余って1回転し、視線が挟まれていた扉のほうに向きました


凛「えっ・・・・?」

視線の先には、未だ扉に挟まれている凛の体が見えました
しかし、何故か見えている凛の体には首がありません

首の切断面から血が噴水の如く勢いよく噴き出しているのが見えます
あれあれ?変だにゃ?

凛「あれ・・・・なんで・・・凛の・・・・首が・・・」

凛は今起きている状況がよく理解できません
いや、理解したくても何故か頭がボーッとして、考えることができません

それに、だんだんまぶたが下がってきて、眠くなってきたにゃー・・・


凛「いっ・・・たい・・・・何・・・が・・・・起きた・・・にゃ・・・・・?」

241: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/26(木) 23:27:44.36 ID:LdC7S8Qr0
今日は短いですが、これで終了です
明日夜は比較的長めにできると思います


【現在の状況】
ことうみりん→死亡
にこまき→手繋ぎ中(真姫・精神汚染度82%)
希→紙のお守り(精神汚染度69%)

260: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 20:56:22.60 ID:0sIruOvD0
【穂乃果視点】

穂乃果「皆?!どこにいるの!?」

目が覚めた時、私は廊下に倒れていました
確かサチコさんのおまじないをしたら突然気を失って、気づいたら知らない学校の廊下に・・・

おまけに他の皆もいません

私は皆を捜しに廊下をうろうろとしていました

261: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 21:04:42.03 ID:0sIruOvD0
しばらく歩いていくと、扉が開いている教室が見えました
扉の上には「3-A」と書かれています

穂乃果「3年生の教室なのかな・・・取り敢えず入ってみよう」




薄暗い教室の中には誰もいません
教室中央には床が抜けたのか、大きな穴が開いています

穂乃果「・・・ここには誰もいないみたいだけど、何か手がかりはないかな?」

>>265
1・教室を出る
2・もう少し教室を調べる

265: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 21:08:15.53 ID:Tc+jCZq00
2

266: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 21:21:17.85 ID:0sIruOvD0
穂乃果「何か手がかりないかな・・・」

もう少し調べようと教室中央に向かいました
すると

ボッ

穂乃果「ひっ!」

突然、私の目の前に青い光の玉が現れました
え?っと、これって人魂って言うんだっけ?

人魂「ヤァ・・・一人でドウシタの?」

穂乃果「え、えっと・・・他の皆を捜しているんです」

人魂「・・ソウ・・・、でも」

人魂「この学校は幾つもの次元が重なって存在する、多重閉鎖空間ダ」

人魂「同じ校舎にいたとしても、存在スル次元が違えばその人同士が会うことはナイ」


人魂「もっとも、死んで死体や幽霊にでもなれば・・・次元間を行き来できるのかも知れないが」

穂乃果「・・・・・」

人魂「・・・ダカラ、他の皆を捜しに行ったって無駄なことダヨ」




267: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 21:28:50.78 ID:0sIruOvD0
穂乃果「でも、確かに皆と一緒に・・・」

人魂「ああ、あんたの友達ラシき人達もさっきこの学校に連れてこられたみたいだけド、ここでは次元も時間もバラバラだってさっき教えたダロう?」

人魂「例えば、この学校で悲鳴が聞こえても、それが今発せられた声なのか、別の次元で何時間も前にあがった悲鳴なのか、或いは数時間先の悲鳴なのかも分からない・・・」

穂乃果「うぅ・・・・」

人魂「・・・少なからず影響し合ってはいるが、必ずしも並列に動いてはいないンだよ・・・この多重次元は・・・」

穂乃果「でも・・・でも、だからってじっとしてなんていられないよ!」

穂乃果「私は皆を捜しに行く!」


すると、人魂はスゥーッと消えました

268: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 21:45:39.95 ID:0sIruOvD0
穂乃果「早く皆を捜さないと!」

私は教室の扉へと向かい、教室を出ようとしました

すると、目の前で扉が急に閉まり、私は突然突き飛ばされました
まるで扉の前に立っている見えない何かが私を通すまいとしているようです・・・


穂乃果「いたた・・・」

立ち上がろうとしたその時、私の目の前に再び人魂が現れました

ただ、さっきと違う点が1つ
それは今私の前にいるのは、青ではなく赤の人魂だということです

人魂「畜生・・・この、生者が・・・」



269: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 21:57:31.01 ID:0sIruOvD0
ゴゴゴゴ

突然、床が大きく揺れ始めました

穂乃果「じ、地震!?」

揺れはとても大きく立ち上がることすらできません



その時

パリーン

穂乃果「えっ・・・・きゃ・・・・!」

横にあった戸棚のガラスが割れ、さらにその戸棚が倒れてきました

ドシン

穂乃果「ぐふっ!・・・ああっ・・・」

人魂「あんたは自分の保身のことしか頭にない!」

人魂「・・・皆の心配より、自分の事が心配なだけダロ!」

穂乃果「く・・・痛い・・・っ」


コンマ判定
穂乃果の体力・>>273のコンマ数?10
ダメージ・>>274のコンマ数?5

「体力が0」または「この書き込みからコンマ含め5分以内に>>274に到達しなかったら」圧死です

273: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 22:00:31.54 ID:m+PAyWExo
のりこめーっ

274: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 22:00:31.90 ID:Tc+jCZq00
繧?∋縺医h

277: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 22:09:28.71 ID:0sIruOvD0
【体力54×10

278: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 22:10:45.52 ID:0sIruOvD0
【体力54×10で540、ダメージ90×5で450】

【穂乃果の体力540?450で90】


人魂「友達の為に、なんて考える奇特な奴は、一人もいやしない!」

穂乃果「・・ち・・・がう・・・・」

ズブッ

穂乃果「・・・イアッ!あぅ・・っ」


コンマ判定
ダメージ・>>281のコンマ数の半分(端数切り上げ)
制限時間はこの書き込みから4分

281: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 22:11:31.91 ID:QvpsjBrS0

283: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 22:23:19.12 ID:0sIruOvD0
ダメージ46
穂乃果の体力44

人魂「どうせあんたの友達だって、そのうち餓死するか悲観して自[ピーーー]るか・・・僕のように死んだ霊魂になぶり殺されるしか道はないんだ!」

人魂「死ぬときだって、あんたの事なんて思い出しもしないダロうね!」

グググ

穂乃果「痛い・・・っ・・・げふっ・・・っ」


人魂「何か言ってみなよ・・・遺言ヲ」

人魂「あんたの友達を?す時に伝えてあげるから」

穂乃果「う・・・ぐ・・・」


穂乃果「た、助・・・け・・・て・・・」



人魂「・・・!アハハハハハ!」

人魂「・・・ハァ?」

穂乃果「皆を・・・助けて」


ダメージ・>>287のコンマ数(端数切り捨て)
これがラストです
制限時間はこの書き込みから4分

287: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 22:24:49.16 ID:nlTp0vJAO
またか

292: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 22:33:52.08 ID:0sIruOvD0
ダメージ16
穂乃果の体力28

人魂「・・・何だって?」

穂乃果「他の皆は・・・助けて!お願い!」

人魂「・・・親でもないくせに、マダ心配したフリ?」


人魂「・・・ウソつきめ・・・知ってるかイ?ここで死ぬと、死ぬ瞬間の激痛が永遠に続くンだ」

人魂「・・・潰されて死ヌ・・・想像を絶する痛みと苦しみだろうね・・・それがず?っと、永遠に続くんだぞ」

穂乃果「う・・・・うぅ・・・・・」

人魂「・・・『自分を』助けてと正直に言えよ 正直なら助けてやるよ」

穂乃果「・・・>>296」

>>296
1・自分を助けて
2・皆を助けて

296: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 22:37:00.86 ID:9kAmU1rPO
2

297: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 22:42:39.28 ID:0sIruOvD0
穂乃果「皆を酷い目には遭わせないで!」

人魂「・・・チッ・・・強情だな」

グググ

穂乃果「!う・・・ぷっ!」

穂乃果「・・・うぅ・・・」

穂乃果「(痛い・・・多分肋骨が折れてる・・・)」

穂乃果「(何かが凄い力で・・・上から押さえつけてる・・・)」


穂乃果「(意識が・・・・遠くなってきた・・・)」


人魂「・・・ハハハ、苦しいかい?そのまま潰れて死んだら・・・ひきがえるみたいな格好だね」


穂乃果「(み、皆・・・)」





298: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 22:59:07.02 ID:0sIruOvD0



穂乃果「・・・んんっ・・・」

何時間経ったのでしょうか
随分長い間意識を失っていた気がします

見るとさっきまでいた人魂は姿を消していて、凄い力で私を押し付けていた戸棚は軽くなっていました

穂乃果「取り敢えずここから出ないと・・・痛いっ!!」

さっきまでとてつもない力で押さえつけられていた私の肋骨は折れ、戸棚に入っていたガラスビンの破片やナイフが私の背中に突き刺さっているようで、大量の血が流れ出ています

穂乃果「ぐああ・・・痛っ・・・」

私はなんとか戸棚の下から這いずり出ましたが、とてもじゃないけど歩き回る体力はありません

穂乃果「これじゃあ動けないよ・・・誰か来るのを待つしかないのかな・・・」


299: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 23:01:03.21 ID:0sIruOvD0
 
【現在の状況】
ことうみりん→死亡
にこまき→手繋ぎ中(真姫・精神汚染度82%)
希→紙のお守り(精神汚染度69%)
穂乃果→瀕死(行動不能)

307: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/28(土) 22:41:20.24 ID:61rPm9Q10
【雪穂視点】
雪穂「何よここ・・・」

目が覚めた時、私は亜里沙と一緒に廊下に倒れていました

亜里沙「雪穂、ここ音乃木坂じゃないよね・・・」

雪穂「うん・・・」

しかもさっきまで一緒にいた皆が見当たりません

雪穂「お姉ちゃん!どこにいるの!?」

私達は薄暗い廊下を歩いていきました

308: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/28(土) 22:47:14.37 ID:61rPm9Q10
しばらく進むと何やら白い塊のようなものが見えてきました

雪穂「あれ・・・何だろ?」

亜里沙「雪穂、どうしたの?」

雪穂「ほら・・・あの先に何か白い塊がいっぱい見えるでしょ」

亜里沙「本当だ・・・確認してみる?」

雪穂「>>312」

>>312
1・確認する
2・確認しない

312: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/28(土) 22:52:22.89 ID:fwoPdTmd0
1

317: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/28(土) 22:59:45.22 ID:61rPm9Q10
雪穂「何か手がかりがあるかもしれない・・・確認してみよう」

私達はその白い塊へと近づいていきました

近づくにつれ、その白い塊の正体が明らかになりました
それは・・・


雪穂・亜里沙「きゃああー!!」

雪穂「な、何これ・・・ひ、人の・・・骨じゃない・・・!」

亜里沙「ヒィッ・・・し、死んでるの・・・!」


コンマ判定
コンマの数だけ精神汚染度上昇
雪穂・>>321
亜里沙・>>322

321: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/28(土) 23:01:47.08 ID:blsze3QC0
ksk

322: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/28(土) 23:02:27.11 ID:1SiQAnezo
ほい

330: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/28(土) 23:17:33.88 ID:61rPm9Q10
【精神汚染度→雪穂8%・亜里沙11%】

亜里沙「ケホッケホッ・・・」

雪穂「亜里沙、大丈夫?」

亜里沙「平気・・・」

雪穂「そう・・・早く皆を捜さないと・・・」

亜里沙「うん」


しばらく進むと、今度は全身血まみれの亡骸が見えました
大きさ的には中学生くらいでしょうか

白骨化の途中段階のようたで、強烈な腐敗臭が漂っています

衣服は着用しておらず、性別は分かりません



亜里沙「・・・もうイヤ・・・!」

雪穂「亜里沙、落ち着いて・・・ん?」

私の視線は亡骸のそばにあったメモに吸い寄せられていきました


>>334
コンマ判定
偶数・読んだ
奇数・読まなかった

この安価が後のコンマ判定に影響を及ぼすかもしれません

334: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/28(土) 23:20:02.07 ID:HoPNBaZqo

335: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/28(土) 23:29:33.11 ID:61rPm9Q10
私はそのメモから何故かただならぬ狂気を感じ、読まないことにしました

雪穂「(一体何だったんだろう・・・メモに触れようとした瞬間、何か寒気が・・・)」



亜里沙「あれ?これは何?」

雪穂「・・・あっ!それはダメ!」

気づくと亜里沙がメモを手にしていました

>>338
コンマ判定
偶数・読んでしまった
奇数・まだ読んでいない

338: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/28(土) 23:31:29.21 ID:nVXiRz6oo
はい

342: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/28(土) 23:39:15.27 ID:61rPm9Q10
私は慌てて亜里沙の手からメモを取り上げ、床に捨てました

亜里沙「えっ?どうしたの?」

雪穂「これは見ちゃダメ・・・直感だけど、見たら取り返しのつかないことになるかもしれないの」

亜里沙「ハラショー・・・教えてくれてありがとう」

雪穂「ううん、気にしないで」

私達は皆を捜しに廊下を進んでいきました

344: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/28(土) 23:46:56.52 ID:61rPm9Q10
しばらく歩いていくと、教室が見えてきました

扉の上のプレートには4-Aと書かれています

雪穂「取り敢えず入ってみよう」

亜里沙「うん・・・」


扉を開けて中に入ると、信じられない光景が飛び込んできました

教室は奥に細長く続いており、とても教室と言えるような形をしていませんでした

雪穂「何・・・この部屋・・・」

亜里沙「ここ本当に教室なの・・・?」


345: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/28(土) 23:51:21.92 ID:61rPm9Q10
雪穂「不気味だね・・・」

亜里沙「あれ?雪穂、奥に何かあるよ」

亜里沙が指を指した方向を見ると、一番奥の机上に何か光るものが置いてあります

雪穂「何だろ・・・取りに行く?」

亜里沙「うん、でもどっちが取りに行く?」

>>349
1・雪穂
2・亜里沙

349: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/28(土) 23:57:31.62 ID:vtFslYrUo
1

350: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/29(日) 00:07:24.74 ID:kaKpXjbw0
雪穂「私が取りに行くよ」

亜里沙「大丈夫?」

雪穂「大丈夫だよ すぐ取ってくるから亜里沙は教室の外で待ってて」

亜里沙「うん」



雪穂「さて、ちゃっちゃと取って戻ろう」

私は教室の奥にある机へと向かいました



半分くらいまできた時

ボォーッ

雪穂「うわっ!な、何この子!?」

突如壁際に青白い光を放つ少年が現れました
少年は虚ろな目をして体育座りしています


>>354
コンマ判定
偶数・回避
奇数・目が合った


354: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/29(日) 00:10:18.12 ID:2qeW9VyOo
回避

360: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/29(日) 00:17:00.22 ID:kaKpXjbw0
少年を気味悪いと感じた私は目を合わせないように奥の机まで向かいました



机の上には血の付着した鉄の釘抜きが置かれていました

雪穂「何か役に立つかもしれないな」

私は鉄の釘抜きを持って行くことにしました

雪穂「さて、急いで戻ろう」


コンマ判定
>>363
ゾロ目・少年と目が合った
それ以外・回避
>>365
偶数・亜里沙がいない
奇数・亜里沙と合流

363: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/29(日) 00:21:11.82 ID:pM05O/0no
おりゃ

365: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/29(日) 00:22:48.93 ID:eHHMxkyAO
偶数なんてどっかいっちゃえ!

367: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/29(日) 00:29:05.69 ID:kaKpXjbw0
帰りも少年と目を合わせないよう慎重に戻りました

教室の外では亜里沙が心配そうな顔をして待っていました

亜里沙「どうだった?」

私は亜里沙に持ってきた釘抜きを見せました

雪穂「釘抜きみたいだね なんか血が付いてて不気味だけど」

亜里沙「何か役に立つかな・・・」

雪穂「そうだといいんだけどね・・・」

亜里沙と合流した私は再び皆を捜しに廊下を進んでいきました

368: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/29(日) 00:31:15.44 ID:kaKpXjbw0
 
【現在の状況】
ことうみりん→死亡
にこまき→手繋ぎ中(真姫・精神汚染度82%)
希→紙のお守り(精神汚染度69%)
穂乃果→瀕死(行動不能)
ゆきあり→鉄の釘抜き(雪穂・精神汚染度8%、亜里沙・精神汚染度11%)

379: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 21:13:03.53 ID:4guPSFJ+0
 
しばらく歩いていくと、私の後ろを歩いているはずの亜里沙の足音が突然止まりました

雪穂「・・・亜里沙?」

後ろを振り向くと、亜里沙が下を向いて立ち止まっていました

雪穂「亜里沙、どうしたの?」

亜里沙「・・・」

亜里沙「ヴヴヴヴヴヴヴぅ・・・」

雪穂「!?」

突然奇妙な唸り声をあげ始めた亜里沙は、そのまま私を押し退けて猛スピードで走り去っていきます

雪穂「ちょ、ちょっと亜里沙!どこ行くの!?」

亜里沙は私の呼び掛けを無視し、そのまま走り去ってしまいました

雪穂「一体どうしたっていうの・・・って、待って・・・!」

気づいた時には既に遅し、私は亜里沙を見失ってしまいました

380: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 21:19:32.88 ID:4guPSFJ+0
雪穂「(早く亜里沙を捜さないと・・・!)」

亜里沙が走り去って行った廊下を進みます

すると


「ヴヴヴ・・・!」

雪穂「(こ、この声は・・・!)」

すぐ近くで亜里沙の唸り声が聞こえてきました
見ると、私の横に1-A教室がありました

雪穂「(もしかして亜里沙がここにいるの?)」

>>383
1・入る
2・入らない

383: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 21:20:55.89 ID:DWRFid2H0
1

384: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 21:29:25.57 ID:4guPSFJ+0
私は1-A教室に入ってみることにしました


しかし

雪穂「・・・あれ?」

確かにさっきこの教室から亜里沙の声が聞こえたはずですが、教室の中には誰も居ません

雪穂「(私の聞き違いだったのかな・・・)」


教室を出ようとした時、黒板の横に扉があるのに気づきました
近づいて見ると、扉は釘で打ち付けられていて開きません

雪穂「(そういえば、さっき釘抜きを拾ったんだよね)」

釘抜きを使って扉を開けますか?
>>387
1・開ける
2・開けない

387: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 21:31:24.47 ID:b3+V1UGS0
2

389: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 21:43:18.37 ID:4guPSFJ+0
雪穂「(今はまだ開けなくてもいいか・・・)」

釘抜きをポケットにしまい、教室を出ました

雪穂「だけど他に手がかりがないんだよね・・・亜里沙、どこに行っちゃったんだろ」

私は教室を出て再び探し回ることにしました


>>393
コンマ判定
ゾロ目・玄関へ
それ以外・この教室に戻ってくる

393: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 21:44:57.62 ID:JUgIuTDAo
やあっ

395: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 21:51:32.22 ID:4guPSFJ+0
しかし、いくら捜せど亜里沙は見つかりません
気づけば、また1-A教室に戻ってきてしまいました

雪穂「もう・・・何なの・・・」ハァ

私はさっきスルーした釘で打ち付けられている扉の前に立ちました

雪穂「(手がかりが見つからないなら・・・今分かっていることを調べて前進するしかないよね)」

私は釘抜きを使って扉を開けました
扉は開きましたが、脆くなっていたのか釘抜きは折れて使い物にならなくなってしまいました


396: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 22:00:22.36 ID:4guPSFJ+0
中に入ると、そこは小さな隠し部屋のようです

壁にプリントが貼られています
プリントには涙のような後が点々とついていました



知ろうとしない者にこの状況を打開することなど不可能だ
だが、この世には知ってはいけない事実も存在する

君の心を守りたければ、犠牲者の手記は絶対に最後まで読んではいけない




雪穂「(そういえば、さっきの死体のそばにあったメモって犠牲者の手記だったのかな・・・)」



部屋の奥には滑車が置かれていました
滑車には透明な糸が張られています

雪穂「何だろうこれ?」

私はレバーを動かしてみることにしました

ガコッ

キリキリキリ・・・



399: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 22:05:04.50 ID:4guPSFJ+0
私は1-A教室を出ました

雪穂「さて、亜里沙を捜さないと!」

再び廊下を歩き始めました

>>403
コンマ判定

偶数・玄関前
奇数・4-A教室

403: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 22:06:50.36 ID:sou2DmF6o
どうか無事で

404: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 22:14:47.51 ID:4guPSFJ+0
途中階段を下りていくと、少し先に玄関への入口が見えてきました

雪穂「亜里沙?、ここにいるの?」

玄関に入ろうとした瞬間

ビュォッ


雪穂「・・・何?玄関に入れない・・・」

何度入ろうとしても、不思議な力でも働いているのか、入ることが出来ません

雪穂「(希さんの言葉を借りるなら、スピリチュアルなことが起きてる・・・ってこと?)」


私は玄関に入るのを諦め、玄関から伸びる薄暗い廊下を進んでいくことにしました


405: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 22:20:17.27 ID:4guPSFJ+0
そして、私は4-A教室にやってきました
この教室はさっき亜里沙と共に来て、釘抜きを拾ったところです

雪穂「取り敢えず入ってみよう」

教室に入ると、さっき奥に座っていた薄気味悪い少年はいなくなっていました

雪穂「(・・・あれ?)」

教室の奥をよく見てみると、さっき隠し部屋にあった滑車のようなものが置かれていました

雪穂「(最初来たときあんなのなかったはず・・・)」

私は滑車を動かしに教室の奥へと向かいました

406: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 22:29:37.66 ID:4guPSFJ+0
滑車はさっき1-A教室の隠し部屋にあったのと同じもので、透明な糸が張られていました

雪穂「よし、レバーを倒して・・・っと」ガコッ

キリキリキリ・・・

雪穂「それじゃあ、教室を出よう」


409: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 22:37:12.04 ID:4guPSFJ+0
【亜里沙視点】

亜里沙「雪穂!どこにいるの!?」

さっきまで雪穂と一緒に行動していたはずなのに、気付いたら雪穂はいなくなってて、立っていた場所も4-A教室ではなく玄関で・・・

早く雪穂を捜さないと!

玄関を出て廊下を歩いていきます

亜里沙「一人にしないで・・・」




その時

キリキリキリ・・・

ザシュッ

亜里沙「・・・?」

ガコン

・・・ズル・・ッ

亜里沙「(あれ・・・?・・・視界が・・・)」

ポタポタ



ドチャッ

411: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 22:42:10.91 ID:4guPSFJ+0
【雪穂視点】

滑車を動かした後、私は教室を出て玄関の方へと戻って行きました


しばらく歩くと、前方に見覚えのある女の子が倒れていました

近づいてみると・・・








雪穂「こ・・・あ・・・亜里沙!?・・・うわあああ!何で!」

亜里沙「」

倒れていたのはさっきまで一緒に行動していた亜里沙でした
しかも、腹部の辺りで体が上下2つにすっぱり切断されていて、辺りに血や内蔵を派手にぶちまけていました

412: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 22:46:27.87 ID:4guPSFJ+0
雪穂「嘘だあああああああああああぁぁぁ!!!!!嫌ああああああああ!!!」

雪穂「うううううそだあああ・・・」

雪穂「ああああああああああぁぁぁ・・・」


ガコン

キリキリキリ・・・


雪穂「もう・・・・嫌・・・・」

雪穂「何なの・・・・一体何なの・・・!」


雪穂「何でこんな目に遭わなきゃいけないの!」

413: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 22:58:40.45 ID:4guPSFJ+0
雪穂「何で・・・亜里沙の死に顔なんか見なきゃいけないのよ!」

雪穂「ハラショーなスクールアイドルを一緒に目指すんじゃなかったの・・・!」

雪穂「ふざけないでよ!!・・・うぅ・・・亜里沙ぁ・・・」

亜里沙「」

雪穂「亜里沙の・・・そんな姿・・・見るくらいなら・・・」



雪穂「私が代わりに・・・[ピーーー]ば良かったんだ・・・ッ!」





キリキリキリ・・・

ザシュッ


雪穂「・・・ッ・・・!」

414: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 23:02:26.19 ID:4guPSFJ+0
ズルリ


雪穂「・・・」


ポタポタ

ジョロロロ

雪穂「ごぽっ・・・・グフッ」


雪穂「(くっ・・・・・そォ・・・!)」


雪穂「・・かっ・・・」



ドチャッ


415: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 23:04:01.69 ID:4guPSFJ+0
 
【現在の状況】
ことうみりんゆきあり→死亡
にこまき→手繋ぎ中(真姫・精神汚染度82%)
希→紙のお守り(精神汚染度69%)
穂乃果→瀕死(行動不能)

423: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/01(火) 21:50:30.75 ID:ACa7buQS0
【穂乃果視点】

穂乃果「うぅ・・・」

あれから数時間が経過しました
痛みに慣れ、なんとか這って動けるようになりましたが、もう立ち上がる体力はありません

穂乃果「(いや、痛みに慣れたっていうのはかなり危険なんだけどね・・・)」


穂乃果「あれ?」

視界の先、扉の脇に何か黒いのが見えました

力を振り絞って這って行くと、黒い物の正体は拳銃でした

穂乃果「これ・・・拳銃だよ・・・ね?実弾は入っているのかな・・・?」

>>427
コンマ判定

下1桁が0ー3・0発
下1桁が4ー6・1発
下1桁が7ー9・2発

427: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/01(火) 21:53:58.13 ID:Fi3qr6beo
はい

428: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/01(火) 22:00:42.10 ID:ACa7buQS0
中を確認しましたが、実弾は入っていませんでした

穂乃果「まぁ・・・そりゃそうだよね・・・」

穂乃果「でも、拳銃があったってことは、近くに弾薬があるかもしれない・・・」

私は拳銃が落ちていた付近をよく探してみました

>>432
コンマ判定

ゾロ目・弾薬見つからず
それ以外・弾薬1発発見

432: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/01(火) 22:03:25.88 ID:QWb13L/10
はい

435: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/01(火) 22:13:37.90 ID:ACa7buQS0
しかし、弾薬は見つかりませんでした

穂乃果「もう誰かが使っちゃったのかな・・・」

穂乃果「でも、誰かが襲って来たときに威嚇することくらいには使えるかな・・・」

穂乃果「自分の命は自分で守るしかない・・・」

438: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/01(火) 22:23:29.10 ID:ACa7buQS0
その時

廊下から足音が聞こえてきました

穂乃果「(ま、まずい!動けないから隠れられない!)」

足音は教室の扉の前で止まりました

穂乃果「(仕方ない・・・形だけでも拳銃を構えよう)」

扉が開けられ、足音の主が姿を現しました

コンマ判定
>>440
下1桁が0、1・絵里
下1桁が2、3・花陽
下1桁が4ー6・??
下1桁が7ー9・??

>>441
ゾロ目・拳銃を見て逃げていく

440: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/01(火) 22:24:22.10 ID:cFMOLTduo
はあっ

441: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/01(火) 22:24:42.29 ID:xAAXN29h0
はい

443: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/01(火) 22:33:35.95 ID:ACa7buQS0
絵里「誰かいる・・・?」

穂乃果「動くな!!両手を上げろ!!」チャキッ

絵里「きゃあああああああ!!」

絵里「・・・って、穂乃果!?」

穂乃果「え、絵里ちゃん!」

絵里「もう・・びっくりさせないでよ・・・って、そのケガはどうしたのよ!」

穂乃果「えっ、ああ・・・ちょっとね・・・」

絵里「酷いケガじゃない!大丈夫なの!?」

穂乃果「なんとか・・・だけど、肋骨が折れてて立ち上がれないの・・・」


444: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/01(火) 22:41:09.96 ID:42e84bTK0
絵里「肋骨が折れてるんじゃおんぶはできないわね・・・」

穂乃果「・・・最悪私を置いて絵里ちゃんだけでも逃げれば」

絵里「そんなこと出来ないわ!!穂乃果を置いて逃げるなんて絶対に出来ない!」

穂乃果「で、でも・・・」

絵里「大丈夫、私に任せて >>448するわ」

>>448
穂乃果運搬方法について自由記述


448: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/01(火) 22:47:29.58 ID:6gisJnEvo
抱っこ

449: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/01(火) 22:57:36.32 ID:ACa7buQS0
絵里「抱っこするわ」

穂乃果「絵里ちゃん・・・ありがとう」ウルウル

絵里「これくらい当たり前よ 穂乃果を見捨てるなんて有り得ないわ」

絵里「じゃあ、抱っこするから よいしょ」

穂乃果「・・・っ!痛っ!!」ズキッ

絵里「だ、大丈夫!?」

穂乃果「抱っこだと折れた肋骨が絵里ちゃんの胸に当たって・・・」

絵里「どうしよう・・・取り敢えずまずはこの教室を出ましょう 穂乃果、少し我慢できるかしら?」

穂乃果「うん」

私は奇跡的に合流できた絵里ちゃんに抱っこされて教室を後にしました


コンマ判定
>>452
下1桁の2倍分だけダメージ
現在の穂乃果の体力28

452: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/01(火) 22:59:11.10 ID:vHhoLcXJO

454: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/01(火) 23:04:13.03 ID:ACa7buQS0
 
【現在の状況】
ことうみりんゆきあり→死亡
にこまき→手繋ぎ中(真姫・精神汚染度82%)
希→紙のお守り(精神汚染度69%)
ほのえり→抱っこ・実弾なしの拳銃(穂乃果瀕死)

463: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/04(金) 22:14:08.74 ID:SCKF4MR/0
【花陽視点】

花陽「・・・ん・・・?」


あれ?目の前が真っ暗・・・
目を開けてるはずなのに・・・
しかも身動きがとれません

花陽「(えっ?どうなってるの?)」

顔も含め全身を何かでぐるぐる巻きにされているのか、動くことも自分が今どんな状態なのかも分かりません

花陽「んーんー!(何これ!?声が出ない!)」


>>467
1・暴れる
2・大人しくする

467: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/04(金) 22:16:07.37 ID:Oq/mM7svO
暴れんなよ…暴れんな……

470: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/04(金) 22:27:28.73 ID:SCKF4MR/0
花陽「(今誰かの声が聴こえた・・・もしかしたら助けてくれるのかな・・・)」

何も見えない、聞こえない、声を出せない
普通ならじっとしていられるはずがありません

しかし、今は誰かが助けてくれるような気がしました

花陽「(怖いけど・・・大人しくしてよう・・・)」



すると

私の真っ暗だった視界が明るくなりました

??「見えるか?」

花陽「は、はい・・・」

私の視界に入ってきたのは、見知らぬ男の人と女の人でした

?「すぐ助けてあげるから、もうちょっと待っててね」

花陽「はい・・・」

?「大丈夫、じっとしていれば何も怖くないからね」

?「岸沼君、棚の上の石膏像が落ちないように押さえててくれる?」

岸沼「お、おう」

?「・・・よし!解けたよ!」

473: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/04(金) 22:34:04.97 ID:SCKF4MR/0
?「大丈夫?立てる?」

花陽「はい・・・」

花陽「あ、あの・・・!ありがとうございます!」

?「怖かったよね・・・もう大丈夫」



花陽「わ、私、小泉花陽って言います 音ノ木坂学院の1年生です」

?「私は鈴本繭、よろしくね で、こっちのガラの悪いお兄さんが岸沼良樹君」

良樹「ガラの悪いは余計だ!」

475: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/04(金) 22:44:16.68 ID:SCKF4MR/0
 
花陽「・・・クスッ」

良樹「1年ってことは俺や哲志より1つ下か」

繭「やっぱり持田君達もこの学校のどこかにいるのかな・・・?」

花陽「岸沼さんと鈴本さんも誰かを捜しているんですか?」

繭「うん・・・クラスの友達5人と副担任の先生と、それに友達の妹さん」

繭「まだ私達もどういう状況なのかはっきり分からないんだけど、きっと皆も何処かで私達を捜していると思うの」

花陽「そうなんですか・・・」

鈴本さんの話を聞いて、私は他の皆のことを思いだし、辺りを見回してみましたが、皆はいませんでした

花陽「あれ?あれ!?」キョロキョロ

繭「どうしたの?」

476: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/04(金) 22:52:49.94 ID:SCKF4MR/0
花陽「皆がいない!うう・・・ダレカタスケテー」

繭「他に誰かと一緒に来たの?」

花陽「えっと、部室でサチコさんのおまじないをして、気付いたらあんなことに・・・」

良樹「誰にあんな酷いことされたんだ?」

花陽「分からない・・・です」

花陽「鈴本さんと岸沼さんはこの人達を見ませんでしたか?」

私はラブライブ優勝記念で撮った皆の集合写真を見せました

良樹「鈴本、心当たりはあるか?」

繭「ううん・・・だって、生きている人に会った事自体、岸沼君とあなただけだもん・・・」

良樹「まったく、人魂と言い幽霊のガキと言い、ロクでもねーヤツばっかりしかいねぇな」


477: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/04(金) 22:59:07.30 ID:SCKF4MR/0
花陽「そうですか・・・・・・」


繭「私、この子とプールの方に行ってくるから、岸沼君はここで待っててくれる?」

花陽「えっ?」

繭「行こう 外は雨降ってるからお水あるよ」

花陽「あ・・・はい」

良樹「おいおい何いってんだ、危ねーだろ 喉渇いたんなら俺が雨水汲んできてやるよ」

繭「いいから!ここで!待ってて!」

繭「何かあったらすぐ呼ぶから・・・ね?」

良樹「わ、分かったよ・・・気を付けろよ?」

私は鈴本さんと一緒にプールへと向かいました


478: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/04(金) 23:13:53.30 ID:SCKF4MR/0
繭「ごめんね、岸沼君って鈍感だから」

花陽「いえ・・・こちらこそすみません・・・」

繭「ううん、しょうがないよ あんな怖いことされたら私だって・・・」



繭「そういえば、さっき見せてもらった写真なんだけど」

花陽「あっ、あれは私達がラブライブに出場して優勝したときの写真なんです 私、アイドル研究部に所属していてスクールアイドルやってるんです!」

繭「そうなんだ 私は演劇部に入っているんだ」

花陽「そうなんですか 役者さん・・・ですか?」

繭「役もやるけど、脚本書いたり衣装作ったり、演劇に関すること全部が楽しくて色々やってるんだ」

花陽「凄い・・・何でも出来ちゃうんですね!」

繭「花陽ちゃんも、あっ、花陽ちゃんって呼んでいい?」

花陽「はい、もちろん!」

繭「私のことも繭って呼んでね?花陽ちゃん凄い可愛いから、まさにアイドルって感じだよ!」




479: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/04(金) 23:21:12.12 ID:SCKF4MR/0
花陽「いえ、私なんかよりももっと可愛い子がいるんです!」

花陽「凛ちゃんって言って、私の幼なじみなんですけど、ショートカットが似合う元気いっぱいの子で・・・」

花陽「それから、真姫ちゃんって言う子は、少し流されやすいけど凄い大人びていて!」

繭「じゃあ、そのお友達達も捜して一緒に帰ろ?私と岸沼君も協力するから、花陽ちゃんも私の友達を捜すの手伝ってくれる?」

花陽「はい、繭ちゃん!」

繭「ふふっ、風邪引いちゃうからそろそろ中に戻ろっか?」

480: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/04(金) 23:25:45.21 ID:SCKF4MR/0
繭「お待たせー」

良樹「おう、遅かったから心配したぜ」

繭「女の子の身だしなみは時間がかかるの!ねぇ、岸沼君、繁兄ぃ達を捜しながら花陽ちゃんのお友達も捜してあげてもいい?」

良樹「当たり前だろ さっさと皆を捜して帰ろうぜ」

良樹「そんじゃ、行くか?」

花陽「はい!」

私は繭ちゃんと岸沼君と一緒に皆を捜すことになりました

花陽「(皆、無事だといいな・・・)」

488: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/05(土) 23:04:21.34 ID:tdAA6LNt0
【真姫視点】

真姫「うぅ・・・」

にこ「どうしたの真姫ちゃん?」

真姫「なんかさっきから変な声が聴こえてくるのよ・・・」

イタイ・・・イタイヨウ・・・

真姫「ほら!また聴こえた!」

にこ「気のせいじゃない?聴こえなかったわよ」

真姫「いや、確かに聴こえたのよ!」

イタイ・・・

真姫「ほら!にこちゃんも聴こえたでしょ!」

にこ「・・・聴こえなかったわ」

真姫「でも確かに・・・聴こえたのよ・・・もう一度耳を澄まして聴いてみて・・・」

>>491
コンマ判定
偶数・聴こえた
奇数・やっぱり聴こえない

491: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/05(土) 23:06:01.36 ID:ezAqa7yJO
これどっちの方がいいのかな?

493: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/05(土) 23:11:28.85 ID:tdAA6LNt0
イタイ・・・

にこ「っ!」

イタイヨウ・・・

にこ「何よこれ・・・」

真姫「聴こえたでしょ!」

にこ「ええ・・・・」

真姫「しかも何だか声が大きくなってきているような・・・」

イタイイタイイタイイタイイタイイタイ

真姫「っ!いや・・・何なのよ!」

>>496
コンマの数だけにこの精神汚染度上昇

>>497
コンマの数の半分だけ真姫の精神汚染度上昇(端数切り上げ)

496: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/05(土) 23:13:29.43 ID:IVf8G5nX0

497: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/05(土) 23:13:31.85 ID:4ucw3q5d0

499: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/05(土) 23:20:24.05 ID:tdAA6LNt0
【にこ精神汚染度43%】
【真姫精神汚染度100%】


サッサトシニナ・・・

真姫「あれ・・・急に・・・意識が・・・」

意識を失う寸前に耳に入ったのは、私の名前を呼び続けるにこちゃんの声でした














?「・・・て、起きて・・・」

真姫「(・・・にこちゃん?いや・・・もっと幼いみたい・・・誰?)」

?「お姉ちゃん・・・起きて?」

真姫「う・・・ここは・・・?」

?「おはよう、お姉ちゃん ここはね、私の娯楽室」

500: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/05(土) 23:26:38.92 ID:tdAA6LNt0
目を開けると、鼻がくっつきそうな距離で少女が満面の笑みを浮かべていました

髪が長く、整った顔立ちをした、小学校低学年くらいの少女でしょうか


しかし、少女の顔を見る前にその吐息から顔を背けそうになりました

血生臭い、いや、腐敗臭?
なんか色々な臭いを凝縮したような酷い悪臭です

真姫「誰・・・?」

?「あはっ!うれしくなっちゃう」

?「『なんだこれは!』って訊かないんだね ここに来た人は皆まず驚いて泣き出すのに」

501: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/05(土) 23:35:16.51 ID:tdAA6LNt0
彼女の言う意味は分かっています

室内を一目見た時から、地べたを泥のように浸している夥しい量の血や、バケツに放り込まれた人間の手足、腹を割かれた死体、剥ぎ取られた人間の皮膚や内臓・・・
そういったものには既に気づいていました

私はどうやら壁際の椅子に鎖で縛り付けられているようです

?「私の名前はぁ、篠崎ぃ・・・サチコッ!」

真姫「私を・・・どうするつもり・・・殺・・・すの?」

?「どうしよっかな・・・これから考える 先にこれで遊ぶから」

サチコが「これ」と言って小さな手でピシャリと叩いたのは、女性の太ももでした

>>504
コンマがゾロ目ならにこちゃんの太もも

504: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/05(土) 23:37:16.87 ID:yhZ+Z+JgO
縺医>

507: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/05(土) 23:51:18.35 ID:tdAA6LNt0
その女性は部屋中央付近に設置された台に横たわっていました
既に息絶えているのか、気絶しているのか分かりませんが、ピクリとも動きません


私はその女性の制服を見て愕然としました
女性は仰向けになっていましたが、首が180度回転しているため顔を見ることができません
それでも、見覚えのある髪型と髪の色・・・見間違えるはずがありません


そう・・・彼女は音ノ木坂学院2年生の・・・




真姫「ことり!?」




510: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/06(日) 00:03:39.35 ID:kZxniIcr0
サチコ「よく知ってるね・・・名前はねぇ・・・南ことり、さん もしかして友達?」

真姫「そうよ・・・」

サチコ「今からね、このお姉ちゃんにとびっきり痛いことをしようと思うの」

サチコ「だけど、このお姉ちゃん、ここに来た時にはもう死んでたみたいなんだ・・・・惨めったらしい顔や命乞いを見たかったのに・・・つまらナい!」

そういうと、サチコはことりの顔面を無理やり捻って医療用のメスで口元から耳元までをざっくり切り裂きました

ことり「」

真姫「い、いやああああああああ!!何してるのよ!!」

私はサチコを止めようとしましたが、椅子に縛り付けられているせいで全く動くことができません

サチコは私の叫びを無視し、草刈り鎌を手に取りました

そして、土がついて錆び付いた刃先をそのまま制服の上からことりの腹部に降り下ろしました

グサッ グチュッ

ことり「」

真姫「ああああああああぁぁぁ!!!やめてええええ!!」


512: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/06(日) 00:16:48.97 ID:kZxniIcr0
 

サチコは鎌を放り投げ、そのまま両腕をことりの腹部の傷口に突っ込みました

グチャッ グジュッ

ことり「」

まるで雑巾を水洗いするかのように、ことりの内臓がかき混ぜられています
サチコはその中から腸を引きずり出し、まるで綱引きのようにぐいぐい引っ張り出していきました

ズルズル

真姫「ことりいいいいいやあああああぁ・・・!!」

続いて、サチコはことりの胸から動かなくなった心臓を取り出し始めました

真姫「ああ・・ああぁ・・・」


目の前でことりが滅茶苦茶にされていく・・・
最初はことりを壊していくサチコが許せませんでした

なのに・・・なのに・・・

何故か今は酷いとは思えません

真姫「(なんで・・・私が狂っているの・・・?)」

513: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/06(日) 00:25:39.25 ID:kZxniIcr0
ことりは体も心も完全に無抵抗です
それはことりが既に死んでいるから当然のことでしょう

それを私はなんて官能的な・・・いや、美しいとさえ感じました

真姫「(そんな・・・何でこんな風に感じてるの・・・私は壊れちゃったの・・・?このイミワカンナイ空間のせい?さっきの幻聴のせい・・・?)」


ことりの傷口に顔をねじ込んでいたサチコが、ゆっくりと首をもたげました
鼻から下が肉食動物の如く血で真っ赤に染まっています

サチコはくわえていたことりの内臓を噛みちぎり、私の方を見ました
サチコの目は加虐対象のことりではなく、私をじっと見据えています



真姫「・・・・・はっ!」

私はようやく自分の呼吸の荒さに気がつきました

514: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/06(日) 00:30:07.86 ID:kZxniIcr0
動物のように呼吸を荒げ、縛られた体を必死に前に、ことりの方に突き出していました

そして、私は・・・・多分笑っているのでしょう



サチコ「どうだ?お前もヤッてみるかい?」









ふざけないで

私を舐めないで

私の答えは・・・・・・

もう、決まっているわ











515: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/06(日) 00:33:04.76 ID:kZxniIcr0
 
【現在の状況】
ことうみまきりんゆきあり→死亡
にこ→(精神汚染度43%)
希→紙のお守り(精神汚染度69%)
ほのえり→抱っこ・実弾なしの拳銃(穂乃果瀕死)
花陽→繭・良樹と行動

次回はにこ視点から再開予定です

526: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/07(月) 23:17:07.27 ID:HzFGmdkH0
【にこ視点】

にこ「ん・・・うん?」

あれ?にこはさっきまで真姫ちゃんと・・・

にこ「えっ?真姫ちゃん!?どこ!?」

気付いた時には真姫ちゃんはいませんでした
さっきまでしっかりと手を繋いでいたはずです

しかも、今いる場所はさっきまで歩いていた廊下は違うみたいです

にこ「ちょ、ちょっと!にこを一人にしないでよ!冗談はいいから早く出てきなさいよ・・・」

>>530
コンマの数だけ精神汚染度上昇

530: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/07(月) 23:18:19.37 ID:Led36KUxO
ksk

531: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/07(月) 23:29:46.08 ID:HzFGmdkH0
【にこ精神汚染度80%】

にこ「真姫ちゃん!どこにいるのよ!?」

真姫ちゃんの名前を何度呼んでも真姫ちゃんは出てきてくれません

にこ「うぅ・・・一人でどうしろって言うのよ・・・」



その時


にこちゃん、こっちよ・・・


にこ「ま、真姫ちゃん?」

533: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/07(月) 23:37:49.96 ID:HzFGmdkH0
にこは周りをキョロキョロと見回してみましたが、真姫ちゃんの姿はありませんでした


・・・にこちゃん・・・一緒に来て・・・


姿は見えないのですが、声だけは聴こえてきます

にこ「真姫ちゃん!?どこにいるの!」


にこちゃん・・・


にこ「にこはここよ!真姫ちゃん!」


にこちゃん・・・来て・・・


にこ「(姿は見えないのに声は聴こえる・・・幻聴かしら・・・?)」

にこ「真姫ちゃんお願い!出てきて!」

>>537
コンマの数だけ精神汚染度上昇

537: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/07(月) 23:39:05.02 ID:vR4Xf5UAO
生かす気0じゃねえか

542: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/07(月) 23:47:25.34 ID:HzFGmdkH0
【にこ精神汚染度82%】

にこ「真姫ちゃん!どこ!」

にこは真姫ちゃんを捜して廊下を歩き回りました
そのうちに真姫ちゃんの声は床が抜けている廊下の奥の方から聴こえてくることが分かりました
床の穴はとても大きく、飛び越えることはできません


にこ「これじゃ無理じゃない・・・どうすれば真姫ちゃんの方に行けるのよ・・・」


ひとまず穴の向こう側に行く迂回路がないか探してみることにしました
穴から離れようとしたその時



にこちゃん・・・うぅ・・・何で来てくれないの・・・

543: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/07(月) 23:52:42.63 ID:HzFGmdkH0
にこ「真姫ちゃん、今そっちへ行く迂回路を探すから、もうちょっと待ってて」


いや・・・行かないで・・・


にこ「だからすぐに行くから待っててって言ってるじゃない」



絶対離れないって・・・約束したのに・・・



にこ「だから待ってt」


嘘つき


にこ「っ!」


にこはその声に何か不穏な雰囲気を感じ取りました




にこちゃんは私のモノ・・・
ユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ


イマ・・・ツカマエルカラ・・・

547: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/07(月) 23:59:55.06 ID:HzFGmdkH0
にこ「ひっ!」

直感的に危険を感じたにこは一目散にその場から逃げました


しかし、教室の前を通過しようとした時、横の柱の影から何かがものすごいスピードで飛び出してくるのが見えました

>>565までにコンマ数で25又は21が出れは回避

568: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/08(火) 00:11:52.14 ID:hwDhpWlg0
一瞬のことでしたが、スローモーションのようにはっきりと見えました
横から斧のようなものが水平に飛び出してきました

にこ「(まずい!)」

とっさに避けようとしましたが、間に合うはずがありません

>>573
コンマ判定

斧直撃位置
00ー24・首
25ー49・足
50ー74・腹
75ー99・腕

573: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/08(火) 00:14:39.50 ID:iLCtynFAO
腕なら…

577: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/08(火) 00:26:04.63 ID:hwDhpWlg0
無情にも斧はにこの腹部に直撃しました

ブシュッ

にこ「ぐぶっ・・・があああああぁ!」

ボドボド
ビチャヒチャ

モロに直撃を受けたにこの腹部はパックリと大きく開き、血と内臓がボトボトと床に落ちていきます
傷口を手で押さえても、指の隙間、手の隙間をすり抜けて腸がズルズルと出てきます

にこ「があああ・・っ・・ああ!ああぁぁぁ・・・」

そのまま前のめりに倒れました
自分の内臓がグチュッと潰れる音が聞こえた気がしました

にこ「(もう・・・一体、なん・・・なの・・・・・・)」




大男「うぅ・・・」ハァハァ

大男「うおおおおああああぁ!!」

ドスッ

グチャッ

バキッ

にこ「」










にこちゃん・・・ツカマエタ


ズット・・・イッショヨ・・・

579: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/08(火) 00:28:23.46 ID:hwDhpWlg0
本日はここで終了です

【現在の状況】
ことうみにこまきりんゆきあり→死亡
希→紙のお守り(精神汚染度69%)
ほのえり→抱っこ・実弾なしの拳銃(穂乃果瀕死)
花陽→繭・良樹と行動


精神汚染度の高さにより、ルート分岐あります

590: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/08(火) 20:46:55.71 ID:Q/zhs7mx0
【花陽視点】

私達は更衣室を出て廊下を歩いていきました

しばらく進むと、廊下に大きな亀裂がありました

良樹「ちっ・・・俺だけならジャンプして飛び越えることができるんだがな・・・」

繭「とりあえず引き返そっか」

廊下の近くにあった階段を上がり、近くの3-A教室に入りました




591: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/08(火) 20:58:50.30 ID:Q/zhs7mx0
入口の床に大きな血痕が広がっていました
すぐ脇に倒れた戸棚があったので、恐らく戸棚の下敷きになったのでしょうか

花陽「(でも、下敷きになったくらいでこんな血が出るのかな・・・?)」

近くに女子学生用のローファーが片方落ちています



花陽「この靴・・・見覚えある・・・」

良樹「考えすぎだろ こんな靴、どこの家にも一足くらいはあるぜ?」

花陽「うーん・・・でも、やっぱり見覚えがあるんです・・・」

繭「花陽ちゃん、そういう事は考えないでおこう?これだけじゃ何の確証にもならないよ?」

花陽「は、はい・・・」


592: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/08(火) 21:06:05.86 ID:Q/zhs7mx0
良樹「あ!」

繭「岸沼君、いきなりどうしたの?」

良樹「さっき小泉を縛っていた包帯って持ってるか?」

繭「えっ?一応持っているけど・・・」

良樹「ちょっと貸してくれ」

岸沼さんは私を縛っていた包帯を繭ちゃんからもらい、それを三つ編みの要領で1本に束ねていきました

良樹「よし、強度は問題ねぇな」ギシギシ

良樹「さっきの廊下の亀裂でこいつを使えば向こう側に行けるかもしれないぜ」

593: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/08(火) 21:18:51.70 ID:hwDhpWlg0
私達は階段を下りて、さっき引き返してきた廊下の亀裂のところまで戻りました


花陽「あれ?」


ふと亀裂の下を覗き込んでみると、真っ暗な亀裂の下から何か光るものを見つけました

花陽「さっき来た時はなかったような・・・」

繭「花陽ちゃん?どうしたの?」

花陽「えっと、この亀裂の下に何か光るものがあるんです」

繭「どれどれ・・・あっ、本当だ」

良樹「なんだあれは・・・気になるな・・・」

繭「誰が取りに行く?」

良樹「俺はどっちでもいいけど・・・」

花陽「私が取りに行きましょうか?」

繭「うーん、>>597」

>>597
取りに行く人
1・良樹
2・繭
3・花陽


597: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/08(火) 21:21:40.82 ID:ne518PBh0
1だ YOSHIKIならいける

598: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/08(火) 21:38:12.35 ID:Q/zhs7mx0
繭「岸沼君、お願いできる?」

良樹「おう 女1人で行かせるのはあぶねーからな」

繭ちゃんは岸沼さんの腰に包帯を束ねて作った綱を命綱として結びました

繭「うん、これだけ強く結んでおけば解けないよ」

良樹「サンキュー んじゃ、ちょっと降りてくるわ」

良樹「ロープっつーか包帯、頼んだぞ」

繭「了解、気をつけてくださいね?」

花陽「何かあったら包帯を引いて合図してください 私達ですぐに引き上げますから」

良樹「お前らの力じゃ無理だって そんときゃ必死で登るから、何があってもロープだけは絶対離さないでくれよ?」

そう言うと、岸沼さんは亀裂の下へと消えていきました


600: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/08(火) 21:44:35.38 ID:Q/zhs7mx0
岸沼さんに言われた通り、繭ちゃんと包帯をしっかりと握りました




良樹「おっし・・・鈴本!小泉!地面についたぜ!」

下から岸沼さんの声が聞こえてきました

繭「大丈夫ー?どう?何かありそう?」

良樹「暗くてよく分かんねーけど、今から調べてみる」

岸沼さんは足音を残して奥の方に向かったようです


601: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/08(火) 21:51:32.08 ID:Q/zhs7mx0
しばらくすると


良樹「あったぜ!なんか水みてーのが入った瓶だった」

恐らくさっき私が見たのはその水が入った瓶だったのでしょう

花陽「登ってこられますか?」

良樹「ああ、上から見るより高くねぇみてぇだしな」

そして、岸沼さんが登り始めたのか、包帯が強く引っ張られました

私と繭ちゃんで包帯を握り、岸沼さんが上がってくるのを待ちました





その時



603: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/08(火) 22:05:54.74 ID:Q/zhs7mx0
ドゴッ
バシャッ

花陽「えっ?」

突然、横から何か赤い液体が飛んできて、顔面にかかりました

何が飛んできたのか、恐る恐る横を見てみましたが、なぜか繭ちゃんがいません
いや、包帯を掴んでいた繭ちゃんは床に倒れていました


頭部は背後から何かで勢いよく殴られたのか、潰されていて脳漿や血液が至るところに飛び散っていました
そう、さっき私の顔面にかかったのは、繭ちゃんの脳漿や血液だったのです


良樹「おい鈴本!小泉!どうしたんだ!」

繭ちゃんが包帯を離してしまったからか、下にいる岸沼さんの声が聞こえてきましたが、今はその声は耳に入りません

607: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/08(火) 22:09:39.89 ID:Q/zhs7mx0
ゆっくりと後ろを振り返ってみると・・・

そこには巨大なハンマーを振りかざした大男がいました


花陽「いやあああああああぁ・・・っ!!」

グシャッ

良樹「な・・・!?おい!こ、小泉・・・!!」

花陽「・・・・・」


608: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/08(火) 22:24:31.16 ID:Q/zhs7mx0
【穂乃果視点】

穂乃果「(絵里ちゃんの体・・・暖かい・・・)」

抱っこされているので、絵里ちゃんの温もりが伝わってきます

絵里「なかなか休めるところがないわね・・・穂乃果、もう少し我慢して」

穂乃果「うん・・・」

ただ、抱っこだと折れた肋骨が絵里ちゃんに当たり激痛が走ります
しかし、絵里ちゃんにこれ以上心配をかけたかくありません
必死で激痛をこらえますが、もう限界かもしれません

穂乃果「(そりゃ・・・あれだけ血が出たんだもん・・・なんかぼーっとしてきたよぉ・・・)」


>>612
コンマの数の半分だけダメージ(端数切り上げ)

612: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/08(火) 22:25:53.41 ID:lyTQJol9o
ほい

616: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/08(火) 22:32:24.32 ID:Q/zhs7mx0
【穂乃果の体力・7】

穂乃果「ねぇ・・・絵里ちゃん?」

絵里「何?」

穂乃果「なんか・・・眠くなってきちゃった・・・」

絵里「っ!ダメ!!絶対寝ちゃダメよ!」

穂乃果「・・・でも・・・もう限界・・・」

絵里「待って!今保健室探すから、もう少しだけ我慢して!」

コンマ判定
>>625までにゾロ目が出れば保健室発見

630: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/08(火) 22:42:39.64 ID:Q/zhs7mx0
穂乃果「(・・・絵里ちゃん・・・ごめんね・・・もう・・・ダメ・・・みたい・・・)」

絵里「穂乃果!もう少し頑張って!」

穂乃果「・・・うん・・・」

保健室を探して必死に走る絵里ちゃん
息遣い、振動、全てがまるで子守唄のように感じます

穂乃果「(絵里ちゃん・・・もう・・・寝るね・・・)」

穂乃果「(寝る前に・・・一言・・・言っておくね)」

閉じる寸前の目を絵里ちゃんに向けます







穂乃果「絵里ちゃん・・・大好きだよ・・・・・」ボソッ

632: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/08(火) 22:44:34.35 ID:Q/zhs7mx0
 

【現在の状況】
ことほのうみにこまきりんぱなゆきあり→死亡
希→紙のお守り(精神汚染度69%)
絵里→弾なしの拳銃

642: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 21:35:07.65 ID:F8etvtpC0
【希視点】

教室を出て廊下をしばらく歩いていきましたが、皆の姿は見えません

希「皆・・・どこにいるんやろ・・・」

その時、廊下の前方に大きな亀裂が見えました

希「・・・ひっ!」

亀裂の縁に夥しい量の血液や肉片がこびりついていました
ウチはその中に混じっているあるものに釘付けになったんよ

それは、血で真っ赤に染まった・・・音乃木坂学院のリボンでした

希「だ、誰かいるん!?」

水色のリボンだったので、真姫ちゃん、凛ちゃん、花陽ちゃんの誰かがここで何かあったということでしょう

希「まずい!早よ助けんと!」

希「血が縁にあるってことは、この亀裂の下に落とされたんかな・・・」

>>646
1・降りる
2・降りない

648: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 21:40:28.85 ID:pnYjVgsy0
文字化け済まぬ
1で

651: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 21:50:57.81 ID:F8etvtpC0
希「今助けに行くで!」

そう言って下に降りようとした時


ビリッ


ポケットの中から何か破れたような音がしました

希「なんやろ?」

ポケットから学生証を取り出してみると、さっき女子生徒からもらった紙のお守りがキレイに2つに裂けていたんよ
まるで、ハサミで切ったかのように・・・

希「なんや・・・降りたらアカンいうことなん?」






フーッフーッ・・・


お守りに気をとられてウチは背後に忍び寄る死神に気付くのが遅れました

希「・・・えっ?」

後ろを振り向くと、そこにはハンマーを持った大男が・・・

ドゴッ

652: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 21:56:17.00 ID:F8etvtpC0







希「・・・・・うぅ・・」

希「・・・あれ?真っ暗・・・?」

希「確か、さっき大男に殴られ・・・痛いっ!」

殴られた頭部の痛みをこらえて立ち上がろうとした時

希「!・・・なんやこの臭い!」

希「何かが腐ってるような・・・んっ!」


バシャッ

希「やん・・・何かが足に掛かってもーた」

654: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 22:02:31.56 ID:F8etvtpC0
思わず反射的に足を手で払います

ブーン

希「うっぷ・・・何や・・・」

息苦しいほど濃厚な、鉄のような臭いが広がりました
これ・・・血・・・? 血の臭いなん・・・?
まさか・・・

希「んんっ」

なぜか太ももが痒い・・・指で掻いてみました

真っ暗でなにも見えないけど、掻いた指の腹にお米のような丸い小さな粒が一杯ついているようです
指で捏ね回してみると、ベタベタしています

希「お米・・・?」

658: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 22:08:22.85 ID:F8etvtpC0
その時



ジジジッ


突然、部屋の電気がつき、明るくなりました

希「あ、明るくな・・・・・・!!」

希「いや・・・!何やこの部屋!」

通りで臭いが強烈なわけです
部屋の四方八方、壁という壁、床という床に血飛沫が大量に付着していました

どれだけ大量の血液が飛び散れば、これだけの広範囲を染めることができるんやろ
しかも、その血はまだ乾ききっていませんでした

661: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 22:16:02.53 ID:F8etvtpC0
希「何かさっきから太ももが痒いな・・・」

ウチは自分の脚を見て全身の血が凍りました

希「ッ!や・・・キャーッ!!」

痒くて無意識に掻いていたウチの脚に、白くて小さな虫がびっしりと付いていました

脚だけでなく、スカート、ニーソックス、靴にも!

希「あ、あああああ!」


慌てて両手で太ももの虫を振り払い、スカートに付いた虫をバサバサと振り落としていきました

662: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 22:20:17.35 ID:F8etvtpC0
その時





ザッザッ





希「!」

廊下から足音が聞こえてきました


希「(誰か来る!?)」

希「(早く隠れへんと!)」

ウチは部屋をぐるっと見渡してみました

希「(隠れられそうなとこは・・・)」

>>666
1・奥の戸棚
2・血塗れの机の下

666: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 22:20:59.10 ID:V0+RbloMO
2

667: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 22:42:45.19 ID:F8etvtpC0
希「(大丈夫やろか・・・でも、他に隠れる場所なんてないし・・!)」

希「(こういう時は直感や!)」

ウチは背の低い机の下に身を潜め、足音が部屋を通りすぎるのを祈りました

希「(・・だけど、考えたらこの部屋の電気をつけたのがこの足音の主なら、この部屋に用があるってことやん)」

悪い方に考えていくと、どんどん頭の中が真っ暗になっていきます

別の生き物のように勝手にカチカチと動く口と、引き付けを起こしたかのように震える肩を必死に掴んで抑えながら、漏れそうになる声を飲み込んでいました

希「(エリチ・・・助けて・・・!)」


668: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 22:47:33.93 ID:F8etvtpC0
【絵里視点】

絵里「ハァハァ・・・ようやく見つけたわ!」

ようやく一休みできそうな空き教室を見つけ、すぐに教室に入り、近くにあった机の上に穂乃果を下ろしました

絵里「穂乃果!着いたわ!」

穂乃果「」

穂乃果は目を閉じて寝ています

絵里「穂乃果、ほら、起きて!」

穂乃果「」

絵里「・・・穂乃果・・・?」

670: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 22:52:05.57 ID:F8etvtpC0
絵里「・・・穂乃果、起きてよ・・・」

穂乃果「」

絵里「ねぇ・・・そんな冗談やめてよ・・・」

絵里「今なら怒らないから・・・目を開けて?」

穂乃果「」

絵里「・・・・・」ポロポロ

穂乃果の顔に1匹のハエがとまりました

絵里「そ・・・そんな・・・・・・あ・・・いや・・・いやあああああああぁ!!」

>>675
コンマの数の2倍だけ精神汚染度上昇

675: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 22:53:39.76 ID:/TGJ4QEbo
こい

679: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 23:06:32.38 ID:F8etvtpC0
【絵里・精神汚染度100%】

絵里「いやあああああああああああああああああああああああ!!」

絵里「穂乃果ああああ!!」

絵里「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁ!!!」

気付いたら私は穂乃果の遺体を背負って教室を飛び出し、奇声をあげながら廊下を全力疾走していました

もう私の意志ではなく本能、いや、まるで誰かに操られているかのようです



そして・・・

私は昇降口から外に飛び出し、学校を取り囲む鬱蒼とした森の中に走っていきました
全身が急速に黒くなり、意識が遠退いていきます

その時、背後から何か聴こえた気がしました












エリ・・・・ホノカヲドコニツレテイクノデスカ・・・・

680: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 23:10:04.75 ID:F8etvtpC0
【希視点】

?「ブファー、ブフゥー・・・」

希「(な、何?)」

?「ゼハァー、ゼハァー」

カラン

その時、床にノミが落ちました
持っていた人の手から落ちたんやろか?

希「(って、これを取りに来たら・・・見つかる!)」


681: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 23:19:17.53 ID:F8etvtpC0
大男「・・・があぁぁァァ!」

希「きゃーーっ!」

希「むぐっ・・・!?」

床に落ちたノミを拾おうとしたのは、さっきウチを殴った大男やったんよ

大男は机の下に隠れていたウチを見つけると、すぐに喉を掴んで引き摺り出しました

大男「ゼハァー、ゼハァー」

希「いやあああ!!放して・・放してや!!」

手足をばたつかせて必死に暴れますが、男の腕力は強く、びくともしません
掴まれた喉も、もし男が力を込めたら即座に握り潰されそうな予感がしました

大男「ウウゥゥ」

希「誰かぁ!エリチ!ウチを助けて!」


682: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 23:29:01.64 ID:F8etvtpC0
大男「・・・ググッ」

希「あ・・・ぐ・・ゥッ」

大男「・・・・ウウゥゥゥゥ!」

希「きゃっ!」

大男は掴んでいたウチの首ごと身体を持ち上げ、乱暴に部屋の中央に投げ出しました

希「ぐほっ・・・げほっ!けほっ・・・ウゥ」

大男「ウウゥゥ!!アアアアァァァ!!」

奇声を上げたかと思うと、大男はそのまま部屋の出口へと走り出しました


そして、通路に飛び出して振り返ると・・・出口の、重い鉄扉に手をかけたのです


希「・・・!待っ・・・」


閉じ込められる!
瞬間的にそう思いました

慌てて出口へ駆け出しました

>>684
コンマ判定
00か50なら脱出成功

684: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/09(水) 23:29:27.13 ID:LyVA5aWl0
いけ

686: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 23:35:19.76 ID:F8etvtpC0
けれど・・・間に合いませんでした


ガチャン

希「あぁっ!」

希「ちょっと・・・!いや!開けて!」

ドンドン

希「開けて!!」

ガチャガチャ




パチン

希「・・・うぅっ・・・」

部屋の電気が消され、再び辺り一面真っ暗になりました

希「・・・ううぅ・・・っ!そんな・・・・」


687: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 23:41:13.76 ID:F8etvtpC0


それから何日が経ったんやろ・・・


血の臭いが充満した真っ暗な部屋に、再び明かりが点くことも、鉄扉が開かれることも・・・ありませんでした



希「(・・・真っ暗じゃ・・・タロットカードも・・・見えへんなぁ・・・)」

もう、臭いも、寒さも、痛みも感じません・・・


希「(・・・お腹すいたわぁ・・・)」


希「(・・・ウチ・・・生きとるんかな・・・死んどるんかな・・・)」









希「(誰か・・・ここから出して・・・)」



693: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 23:49:24.17 ID:F8etvtpC0


・・・・・

天神小学校

数多の学生がおまじないによって迷い込み、命を落としていく・・・

国立音乃木坂学院のスクールアイドルグループのμ'sの9人も例外ではなかった




この校舎の体育館から歌声が聴こえてくるらしい

誰もいない体育館
ここでは今日も皆がアイ活をしているそうだ

ほら、歌声が聴こえてきましたよ?




I say...
Hey!Hey!Hey!Start Dash!




end