2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 13:39:13.18 ID:afGf5jI00
森島「というわけで夏なのよ橘君!」

橘「はぁ」

森島「なによ~テンション低いじゃない」

橘「……先輩は3年生でしたよね?」

森島「そうよ」

橘「僕たちが出会ったのは冬ですよね?」

森島「懐かしいわね~」

橘「で、今は夏なんですよね」

森島「もうすぐ終わりだけどね」

橘「なんでまだ輝日東に在籍しているんです?」

森島「こまけぇこたぁいいんだよ!!」

橘「」

引用元: 森島「ひびきちゃんの勝負水着を拝み隊発足よ♪」 



5: ないよーここからはじまりだよー 2011/09/04(日) 13:41:58.98 ID:afGf5jI00
森島「そんなことは実際どうでもいいの!それよりさっきわたしが言った事ちゃんと理解してる?」

橘「えぇっと、塚原先輩の勝負水着を拝みたいとかなんとか……?」

森島「そう!キミも隊員なんだからちゃんと協力するのよ!」

橘「……また塚原先輩にまた怒られるんじゃないですか?」

森島「フッ、甘いわね橘君……」

橘「え?……ま、まさか塚原先輩のお説教を逃れる策があるって言うんですか!?」

森島「お説教に対する恐怖よりひびきちゃんの勝負水着が見たい欲望が勝っただけよ!!」

橘「」

森島「そ・れ・にぃ~そんなことを言って良いのかな~?」

橘「な、なにがですか?」

森島「キミは見たくないのかな?ひびきちゃんの勝負水着を」

橘「そ、それは……」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 13:44:27.99 ID:afGf5jI00
森島「普段はクールビューティーなひびきちゃん……いつもは水泳部で部長としての振る舞いといつも同じ競泳水着
   あ、別に競泳水着を否定するわけじゃないのよ?あれはあれで素晴らしいひびきちゃんの魅力の一つなんだから
   だがしかし!そういった鎧を全て脱ぎ捨てた夏の太陽の下!無邪気に笑って水遊びに興じるひびきちゃん!
   そしてその身体を包むのはいつもの競泳水着ではなくひびきちゃんが自分で選んだ勝負水着!!
   どう!?これをキミは見たくないって言うつもりなの?答えなさい!橘純一!!」

橘「見たいに決まってるじゃないですかああああああああああああああああああ!!」

森島「わお!いいお返事ね♪それじゃあ……」

橘「ええ、やりましょう……」

森島「けど一つ問題があるのよね~」

橘「問題?」

森島「ええ、ひびきちゃんの性格上いいと思った水着があっても結局控えめなのしかチョイスしないだろうなって」

橘「た、確かにそれは由々しき問題ですね……やはり大胆なビキニとか着て欲しいですもんね!」

森島「うっせぇんだよこのド素人が!!」バキャッ

橘「ぶへぇ!?」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 13:46:09.62 ID:afGf5jI00
森島「わたしだって一時期はビキニがいいと思ってたわ……でもそれじゃダメなのよ!
   ひびきちゃんの魅力的なボディーを包むのにふさわしいのはラインがセクシーに映えるワンピース
   異論は認めない、解ったわね!?」

橘「は、はい」

??「塚原先輩の魅力をそこまで理解しているなんて……流石です、森島先輩」

橘「げぇ!?お、お前は……七咲!?」

七咲「はい、こんにちは先輩」

森島「あなた確か水泳部の……」

七咲「はい、1年の七咲逢です。塚原先輩にはいつもお世話になっています」

森島「ああ、ひびきがいつも言ってる期待の1年生ね」

七咲「そ、そんなことないです///」

森島「わお!照れたお顔がとってもキュートね、美也ちゃんといい今年の1年生はホント可愛い子が多いわね~」

橘「本当にそうですよね!」

七咲「せ、先輩までなにを……そ、そんなことよりさっきのお話を!///」

森島「ひびきちゃんのガチ水着を拝み隊?」

七咲「そう、それです!」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 13:48:19.42 ID:afGf5jI00
森島「ふぅん……いいわ!それじゃあテストしてあげる!」

橘「え?僕のときはそんなもの無かったですけど……?」

森島「キミはいいの!最終的な鍵を握ってるんだから」

橘「はぁ……?」

森島「さぁどうするの七咲さん?この勝負受ける?」

七咲「望む所です!」

森島「ふふっ、いい覚悟ね!それじゃ行くわよ!第一問」

橘(え?クイズなの?)

森島「成績優秀なひびきちゃんですが彼女の志望している進路は?理由も併せて答えてちょうだい!」

七咲「医学部へ進学しゆくゆくは小児科医に!動機はお父さんのお仕事に憧れて、です!!」

森島「正解……なかなかやるわね、じゃあ続けていくわよ!」

七咲「はいっ!」

橘(完全に空気になっちゃったよ僕……)




9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 13:49:29.69 ID:afGf5jI00
森島「ここまで全問正解……なかなかやるわね……」ハァハァ

七咲「森島先輩こそ……流石としか言いようの無い問題のチョイスです」ゼェゼェ

橘(最初の一問以外全然わからなかった……塚原先輩マニアなのかこの二人……)

森島「この勝負もそろそろ決着をつけるときが来たようね……それじゃ最後の問題行くわよっ!」

七咲「はいっ!」

森島「全てにおいて魅力的なひびきちゃんですが、彼女の表情で一番魅力的なものは何!?」

橘(えぇ!?それって主観の問題であってクイズとして成立しないんじゃ!?)

七咲「!?」

森島「ふふふ、さぁ答えてみなさい!」

七咲「くっ……」

塚原「……はるか?」

森島「げ、ひびき!?」

七咲・橘「「塚原先輩!?」」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 13:50:49.37 ID:afGf5jI00
塚原「七咲に橘君まで……なかなか珍しい組み合わせだね」

森島「い、いや~奇遇ねどうしたのこんな所で?」

塚原「それはこっちの台詞よはるか、どうしたもこうしたも水泳部の部室の下よここ」

七咲「わ、私はいつもどおり部活に、です!」

塚原「いや、それはわかってるからいいけど……はるかは?」

森島「あ~、わたしは……そう、ひびきちゃんの陣中見舞いに!」

塚原「別に合宿とかやってるわけじゃないんだから……まぁいいけど」

森島「ほっ……」

塚原「……で、橘君は?水泳部の部室の下で何をやっていたのかしら?」ジトッ

橘「うっ……」

塚原「まさか……覗きじゃないでしょうね?」ズイッ

橘「(か、顔が近くに……それにしても塚原先輩はやっぱり……)綺麗だな……」

塚原「へっ!?」

森島「わお!」

七咲「わぁ……」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 13:54:25.82 ID:afGf5jI00
橘「えっ!?(僕は今何を口走った!?)」

塚原「た、たた、橘君!?き、君は一体何を!?///」ボンッ

橘「あああ、すいませんつい口が滑って思ったことをそのまま……」

塚原「そ、そのままって……///き、君って子は……そういう発言には気をつけないとご、誤解を招くよ!///」アセアセ

橘「は、はいっ!スイマセンでした!!(顔を真っ赤にして怒ってる……なにかまずいことやちゃったのかな?)」

森島(これは……面白いことになりそうね♪)

七咲「森島先輩」ヒソッ

森島「ん?」

七咲「さっきの問題の答えなんですが……照れて赤面した表情ですね」ヒソヒソ

森島「せいか~い♪」ヒソッ

塚原「もう……///そ、そろそろ練習の時間だし
着替えないといけないからまたねはるか、橘君」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 13:56:27.85 ID:afGf5jI00
森島「うん、練習頑張ってねひびき♪」ニヨニヨ

橘「はい、以後気をつけます!」

塚原「何でもそまま受け取っちゃうのよ(ボソッ)そ、それじゃ行こうか七咲?」

七咲「はいっ♪」ニヨニヨ

塚原(何故だろう、はるかと七咲の笑顔にイラッとするのは……)

橘「うぅ……」

森島「どうしたの、橘君?」

橘「いや、塚原先輩を怒らせてしまったな、と……」

森島「……」

橘「森島先輩?」

森島「ふ、ふふふ……あっはははは♪」

橘「ちょ、何で笑うんですか!?」

森島「なんでもないなんでもない♪」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 13:57:19.11 ID:afGf5jI00
橘「はぁ……?」

森島「そんなことより我が隊の行動方針が決まったわよ!」

橘「拝聴します」

森島「ズバリ!ひびきちゃんの初デート大・作・戦!!」

橘「なるほど!塚原先輩も男性に誘われてのデートなら、ってことですね」

森島「その通りよ!!」

橘「で、どなたなんですかその幸運な人は?」

森島「それはほら」ユビサシ

橘「はい?……ぼ、僕ですかああああああああ!?」

森島「あら?……まさかわたしのひびきちゃんに不満があるとでも言うんじゃないでしょうね?」ムムム

橘「いや、そうじゃなくてなんと言うか畏れ多いと言うか……」

森島「それなら大丈夫よ、ひびきちゃんアレで異性に対する耐性薄いから」

橘「え、そうなんですか?森島先輩と2年の教室まで謝りに来てくれた時から普通だったと思うんですが……」

森島「それはそうよ、意識もしてないのに態度が変わるわけないじゃない♪」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 13:59:24.01 ID:afGf5jI00
橘「?……はぁ(何が言いたいのかイマイチわからない……)」

森島「ハァ……(橘君って結構鈍感だったのね……)」

森島「とにかく!キミはひびきちゃんをデートに誘うこと、わかった?」

橘「は、はぁ……」

森島「声が小さい!」

橘「わかりました!」

森島「前と後ろにサーを付けなさい!」

橘「サー!イエッサー!!」

森島「よーし!行ってきなさい!!」

橘「サー!イエッサー!!」ダッ







橘「今は練習の邪魔だとプールから追い出されました……」

森島「ん~やっぱりかぁ」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:01:20.38 ID:afGf5jI00
橘「えっ?」

森島「えっ?」

橘「最初からこの結果がわかっていたって事ですか!?」

森島「まあ、割と」

橘「そ、そんなあ……」

森島「でも無駄じゃあないから安心していいわよ
  (ふふふ、これでひびきも橘君を意識しまくりなはず……ホント面白くなってきたわね)」

~プール・水泳部練習中~

塚原「まったく、はるかといいあの子といい……放っておいたら何しでかすか不安ってのは一緒ね……」ハァ…

塚原(そ、それにしてもいきなりプールに乱入してきたと思ったら『一緒にプールに行きませんか?』って……
   その、本気、だったのかな……///だ、だったとしたらなんて返事しよう!?)

七咲「部長」

塚原「ひゃぅ!?な、なに七咲?」

七咲「今のって橘先輩ですよね、何かあったんですか?」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:02:00.89 ID:afGf5jI00
塚原「べっ、別に何もないよ」

七咲「そうなんですか?……塚原先輩が珍しく慌てていたようでしたのでてっきり何かあったのかと」

塚原「大丈夫、練習中は集中の妨げになるから部外者は入ってこないようにって注意しただけだから」

七咲「そうですか、ならいいんです」ニッコリ

塚原「そ、そんなことより!アップは終わったの?」

七咲「はい、それを報告しようと思ったら部長が橘先輩とお話していたので」

塚原「そ、そう……それじゃ各自いつものメニューを消化、17時目標ね
   消化した人から休憩して17時15分からタイムを計ります」

七咲「はい、わかりました」

塚原「それじゃ、始め!」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:04:50.12 ID:afGf5jI00
~テラス~

森島「それじゃ本格的な作戦会議を始めるわよっ!」

橘「はぁ……」

森島「ありゃ、元気ないわね?」

橘「いえ、流石に塚原先輩を怒らせたかな、と……」

森島「あ~それは大丈夫よ問題ない問題ない♪」

橘「いや、でも顔を真っ赤にして怒っていましたし……」

森島「」

橘「え、な、なんですか珍妙なものを見るような目をして……?」

森島「あっはははは!」

橘「今度は急に笑い出した!?」

森島「ふっ、ふふっ……いや~本当にキミは面白い子だねぇ♪」オナカイタイ

橘「は、はぁ……」

森島「それじゃあ改めて……ひびきちゃんの勝負水着を拝み隊作戦会議を再開します!」

橘「はいっ!」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:06:43.31 ID:afGf5jI00
森島「といってもひびきちゃんが部活を終えるまでは待機ね」

橘「え、今日再度行動に移るんですか?」

森島「甘いわね橘君!ひびきちゃん相手に時間を置いてというのは愚策だわ!
   情報を処理しきる前に畳み掛けて有無を言わさずにこちらのペースに引き込むことが大事なのよ!!」

橘「なるほど……森島先輩は常にそれを意識しながら塚原先輩と接しているんですね!流石です!」

森島「ん?何が?」

橘(天然だったのか……うん知ってた)

森島「とにかく!今日、学校帰りにひびきちゃんを誘って水着を買いに行くのよ!」

橘「え、それって僕も行くんですか?」

森島「当然じゃない……ありゃ、ひょっとして何か予定あった?」

橘「いいえ、例えあったとしてもこちらを優先します」キリッ

森島「グーよ!隊員の鑑ねキミは!」

橘「はっはっはっ、何当然のことですよ(やった森島先輩と塚原先輩の水着姿が合法的に拝めるなんて!)」

24: >>20そです 2011/09/04(日) 14:07:38.47 ID:afGf5jI00
森島「それじゃ上手く誘うのよ橘君」

橘「えっ?ぼ、僕がですか!?」

森島「もう君が誘うから意味が出るのよ!
   わたしが誘ったんじゃいつも通りのお買い物にしかならないじゃない」

橘「それで何がいけないんですか?」

森島「馬鹿っ!」バシッ

橘「痛い!何故殴られるのでしょう!?」

森島「……橘君」

橘「は、はい」

森島「この隊の名称を言って御覧なさい」

橘「『ひびきちゃんの勝負水着を拝み隊』ですか?」

森島「そう!大事なのは『勝負水着』ってことなのよわかる!?」

橘「つまり……意中の男性に見せるっていうことですか!?」

森島「その通り!」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:09:45.91 ID:afGf5jI00
橘「なるほど!だから男である僕の意見が必要って訳ですね、わかりました」

森島「ん~……何でそっちにいちゃうのかわかんないけどまぁいっか、そういうことよ」

橘「そういうことなら任せてください、ばっちり決めてみせます!」

森島「うむ、よきにはからいたまえ」

~プール~

塚原「一年生~片付け終わったかしら?」

七咲「はい、全ておわりましたっ」

塚原「はい、それじゃあ今日はここまで!お疲れ様でした」

全部員「「「お疲れ様でした!!」」」



絢辻「更衣室のシーンを期待した変 共、そんなものは有りません。その汚れた心を悔い改めなさい」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:11:46.75 ID:afGf5jI00
塚原「さて、戸締りも終わったし私も帰ろうかな」

七咲「塚原先輩」

塚原「あら、七咲どうしたの?」

七咲「ええ、よろしければ一緒に帰りませんか?」

塚原「そうねたまにはいいかもね……あ、多分はるかも一緒になると思うけどいいかな?」

七咲「はい!(むしろそれは織り込み済みですし)」

森島「お~い!ひびきちゃーん!」

七咲「……森島先輩、と橘先輩ですね」

塚原「全くはるかは……校門で人の名前を大声で呼ぶなって何度言えばわかるのかしらね……」ハァ

橘「お疲れ様です塚原先輩」

塚原「フフッ、キミも一日はるかのお供お疲れ様」

森島「む~、ひびきちゃん酷い!なによそれ!」

橘「あ、あはは……」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:13:09.16 ID:afGf5jI00
七咲「橘先輩?私もいるんですけど?」

橘「な、七咲も!」

七咲「はい、ありがとうございます」

森島「(さ、早く誘うのよ橘君)」コソッ

橘「(わ、わかりました)」コソコソッ

塚原「何?二人して……」

橘「つ、塚原先輩!」

塚原「は、はい」

橘「先ほどプールで話した件なんですが、改めてどうでしょうか!?」

塚原「プールでって……あ!?///」カァァァ

森島「(ん~♪顔を真っ赤にしちゃって~ひびきちゃん可愛い!)」

七咲「(ええ、全くですね素晴らしい可愛らしさです)」

橘「それで、どう……でしょうか?」

塚原「どうって……その、ぁの……///」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:16:00.45 ID:afGf5jI00
森島「ん~?何よ2人して~何のお話?」

七咲「それに塚原先輩が困ってるじゃないですか橘先輩!」

橘(ええ!?ここに来てまさかの裏切り!?)

塚原「そ、それは……さっきプールで『一緒にプールへ行こう』って誘われて……///」

森島「わお!それは面白そうね♪」

七咲「学校以外のプールって言うのも新鮮そうだし良いですよね」

塚原「え……えぇ、そうね……」

橘(一瞬にして塚原先輩の退路を断った……だと……?)

森島「そういえばわたしもひびきちゃんとプールに遊びに行ったことはなかったな~一緒に行きたいな~」

七咲「あ、私もご一緒してもいいですか?楽しそうですし」

森島「ええ、もちろん♪」

塚原「えっ?」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:20:14.93 ID:afGf5jI00
森島「そうと決まればさっそく水着を見に行くわよ!」

七咲「はいっ♪」

塚原「……えっ?」

橘「あ、あはは……」

~ショッピングセンター・水着売り場~

森島「ん~色々あって目移りしちゃうわね~」

七咲「そうですね」

塚原(な、なんでこんなことに……)

橘(うぅ……あの時は勢いで返事しちゃったけど正直居辛い……)

森島「ねーねーひびきー、どれがいい?」

塚原「わ、私!?私はいつもの競泳水着でいいよ!///」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:21:01.04 ID:afGf5jI00
森島「ダメよ」

七咲「ダメですね」

塚原「ぅう……///」

橘(塚原先輩が完全アウェーの状況になってる……これはこれで可愛いかも)

森島「そうねぇこれと、これ……あとこっちも良いわね」

塚原「ちょ!?はるか!そんなお腹の部分がまずい位置まで空いてるのなんか着れないわよ!!///」

七咲「あ、これなんてどうです?」

塚原「七咲!流石にそれは布が少なすぎるでしょ!?///」

森島「む~、じゃあひびきちゃんはどんなのがいいの?」

塚原「あ、う……そ、その……」チラッ

橘「(塚原先輩が助けを求めているぞ!なんとかしないと)

橘「あの……塚原先輩も困っt」

森島「なにかな橘君?」ニッコリ

七咲「なんですか先輩?」ニッコリ

橘(目が……笑ってない……)

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:23:12.84 ID:afGf5jI00
橘(目が……笑ってない……)

橘「え、えーと……その……とりあえず試着してみたらどうですかね?(ごめんなさい塚原先輩……)」

塚原「橘君!?」ガーン!

森島「さ♪」ガシッ

七咲「行きましょう塚原先輩」ガシッ

塚原「あぁあぁぁぁぁぁ……」ズルズルズル

橘(塚原先輩が両脇抱えられて連行されていった……)


絢辻「ちなみに塚原先輩の生着替えシーンも当然ありません、
   期待した変 共は『絢辻さんは裏表の無い素敵な人です』と3回言いなさい」

35: >>34ごめなさい今回は終わりまで行くんで 2011/09/04(日) 14:26:28.74 ID:afGf5jI00
森島「それじゃまず一発目いきま~す♪しっかり判定してね橘君」

七咲「負けませんよ、森島先輩!」

塚原「なんでもいいからはやくして……///」

橘(あ……ありのまま今起こったことを話すぜ!
  『塚原先輩の水着を選んでいたかと思ったら
  いつの間にか森島先輩と七咲の見立て勝負になっていた』
  な、何を言っているかry)

森島「じゃーん!どうよ!?このスポーティーでありながら背中などの露出はしっかりと確保!
   脇の辺りに入った白いラインがまたいろんな想像力をかき立てられる一品よっ!!」
   
塚原「は、はるか、そういう解説はやめて……///」

橘(こ、これは……ボディーラインが綺麗な塚原先輩にぴったりだ!……そ、それに)ゴクリッ

森島「ふふ、流石橘君気付いたようね……そう、ちなみにちょっぴりハイレグ気味でもあるわっ!」

七咲「そ、そんな!?塚原先輩が処理をしているかどうかもわからないのにそんなチョイスを!?」

森島「あ、それは大丈夫。ひびきちゃんはちょっとうs塚原「いい加減にしなさいはるか!た、橘君もいるのよ!!///」
   もう、そんなに怒らなくてもいいじゃない」

橘(う……?)

塚原「そこぉっ!深く考えるな!!///」

橘「サー、イエッサー!」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:30:46.27 ID:afGf5jI00
七咲「やりますね、森島先輩……今度はこちらの番ですっ!」

森島「こ、これは!?」

橘「な、なんとぉー!?」

七咲「オレンジチェック柄のワンピース……決め手はたくさんのフリルです!」

森島「くっ、まさかひびきちゃんにそんな幼いイメージの水着を持ってくるなんて……!」

橘(普段の印象からは全く考えられない水着のチョイス……だ が そ れ が い い !!)

七咲「塚原先輩に可愛い系が似合わないなんて偏見……むしろ発想自体ないかもしれません
   だからこそ!あえてそこを攻めることで新たな魅力が開拓できるのですっ!!」

森島「そこに気づくとは……やはり天才か、わたしが認めただけのことはあるわね七咲さん」

塚原「あのね七咲……それでも流石にこれはちょっと……///」

七咲「え~……」

森島「よし、じゃあ今度はわたしのターンね!」

塚原「ま、まだやるの?///」

森島・七咲・橘「「「もちろんですともっ!!」」」

塚原「」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:31:26.15 ID:afGf5jI00
森島「だったら次はこれよっ!」

橘「こ、これは……純白!?」

七咲「胸元全開……更には背中に大きなリボン……ですか……!?」

塚原「ぅう……///」

森島「ひびきちゃんには活動的な感じの水着……そんなイメージを粉砕するほどの破壊力
   それがこの純白リボンコーディネートひびきちゃんよ!!」

橘(か、可愛い……いつもりりしい塚原先輩が可愛いぞ!!)

七咲「はい」ノ

森島「はい七咲さん」

七咲「もって帰って良いですか?」

森島「ダメです♪」

七咲「ちっ」

橘「」ポケ~

塚原「ちょ、ちょっと橘君……そんなに、見ないで……///」

森島「んふふ~、橘君的にはドストライクだったみたいね……この勝負もらったわ!」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:35:31.78 ID:afGf5jI00
七咲「まだです、まだ終わりませんよ!こちらも奥の手を使わせてもらいます」

森島「いいわ、その挑戦受け止めてあげる!かかってきなさい七咲さん!!」

七咲「私の奥の手は……これです!!」

橘「!?」

森島「……!?」

七咲「この真っ赤なワンピース、というにはあまりにも激しい露出……
   ちょっと塚原先輩、しゃがんでないでちゃんと立ってください」

塚原「だ、だってこれ……///」

七咲「良いですか?よく見てください、まずはこのまるっとあいたおへそ周り!そして両サイドの脇腹部分もしっかり露出!」

森島(●●い……●●かっこいいわひびきちゃん……)

橘「も、森島先輩!?鼻血、鼻血出てますよ!」

森島「……なかなかやるわね、でもまだ足りないわ!!(●●さが!!)」ボタボタボタ

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:35:50.81 ID:afGf5jI00
七咲「……ええ、もちろんこれで終わりじゃありません」

橘「なんだって!?」ガバッ

七咲「反応良すぎです橘先輩……さ、塚原先輩後姿を披露して下さい!」

塚原「ぅう……///」クルン

森島「ひびきちゃんのかっこいいお尻が1/3ほど出ちゃうほどの背中の露出ですって!?」

七咲「これぞ塚原先輩ファイナルセクシーバージョン!!」

塚原「も、もういやああああああああああ!!」シャッ

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:37:05.58 ID:afGf5jI00




塚原「ぅう……///」

森島「いや~いい水着があってよかったわね♪(赤面してるひびきちゃんマジ俺の嫁)」ホクホク

七咲「そうですね(塚原先輩可愛いよ塚原先輩)」ホクホク

橘(結局どの水着を買ったのかは教えてもらえなかった……それにしても素晴らしい目の保養だったなあ!!!)

森島「ちょっとはしゃぎすぎちゃって喉も渇いたしどこか寄っていきましょっか?」

七咲「あ、いいですね」

塚原「……」

森島「ありゃ?どしたのひびき?」

塚原「……覚えてなさいよはるか、七咲……あと橘君も!///」キッ

橘「えぇ!僕もなんですか!?」

塚原「さっき私を見捨てたことは絶対に忘れてあげないから」プイッ

橘「そ、そんなぁ……」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:39:26.42 ID:afGf5jI00
七咲「お茶のお代は橘先輩が持ってくれるんですしそのくらいにしてあげませんか?」

橘「えぇ!?ちょ、ちょっと七咲!?」

森島「当然よね、こ~んな綺麗どころ3人も侍らせてその上ひびきちゃんの水着姿まで鑑賞したんだから♪」

塚原「ふ~ん?まぁ、そういうことなら許してあげることを前向きに善処してあげても良いわね」

橘「先輩たちまで!?」

森島「あ、このファミレスで良いわよね?」

塚原「いいんじゃない?」

七咲「お任せします」

橘「……げっ!?(か、薫のバイト先じゃないか!?)べ、別の所に……」

塚原「却下」

橘「な、なんでですか?」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:41:36.54 ID:afGf5jI00
塚原「フフッ、キミが嫌がっているから、かな?」クスッ

橘「う……(なんて可愛い笑顔なんだ……)」

森島「それじゃ決まりね」

橘「ちょ、まっ……(今日は薫が休みでありますように!!)」

ピロリロリロ

棚町「いらっしゃいませー、何名様ですか……って何やってんのよ純一」

橘「いきなりアウトかよ!?」

棚町「人の顔を見るなりアウトってアンタねぇ……」

塚原「あら、棚町さんじゃない」

棚町「あ、塚原先輩」

森島「あれ?お知り合い?」

塚原「うん、彼女が水泳授業の補習のときに何度かね」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:44:12.89 ID:afGf5jI00
棚町「あ、あはは、その節はお世話になりました~……
   (ちょっとアンタ!なんで塚原先輩と一緒なのよ?しかも森島先輩に1年生まで……
   学校の男全員敵に回したいの?)」コソコソ

橘「(ちょっとやむをえない事情があってだな……後生だから黙っていてくれると助かる)」コソコソ

棚町「(んふふ~仕方ないわねぇ……高くつくわよ?)」

橘「(足元見やがって……)」

棚町「(あら~?あたしはいいのよ~別に)」

橘「(ぐっ……背に腹は変えられんか……頼む……)」

棚町「(て~んきゅ!今月きつかったのよね~)え~っと4名様ですね、お席にご案内します」

塚原「……」ムッ

森島「(お、これはちょっと面白い展開ね)」

七咲「(ですね)」




50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:46:38.04 ID:afGf5jI00
棚町「こちらメニューになります……ご注文が決まりましたらそこのボタンを押して店員をお呼びください
   それでは失礼します」

森島「はーい♪」

塚原「……」

七咲「……で、橘先輩?」

橘「な、何かな?」

七咲「今の方はどなたです?」

橘「た、ただのクラスメイトだよ」

森島「へ~『ただの』クライスメイトねぇ~……その割にはすごく仲が良さそうだったわよ?ね、ひびきちゃん?」

塚原「……そうね」

橘(あ、あれ?塚原先輩がなんだか……怒ってる?)

七咲「もっと追求すれば何か出てくるんじゃないですか?」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:47:55.77 ID:afGf5jI00
橘「いや、本当に気の合う友人というか悪友というか……中学からの腐れ縁なだけで……」

塚原「……」

森島「その友情がゆくゆくは愛情に!っていうのも王道よね♪」

橘「ぶっ!?薫相手にそれはないですよ!」

七咲「ほうほう、あちらも先輩を名前で呼んでいましたし名前で呼び合うほどの仲ですか」

塚原「……」

森島「それにすごい可愛いわよね~性格も明るくてサッパリしてそうだし」

橘「外見は確かにいいですけど……と、とにかく!ただの友人ですってば!」

塚原「……」

森島「まぁこれ位で追求はいいとして(そろそろひびきちゃんがアレだし)何頼もうか?」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:50:59.92 ID:afGf5jI00
七咲「私はグレープフルーツジュースで」

森島「ん~わたしはケーキセットかな?ひびきちゃんは?」

塚原「そうね……私もケーキセット」

橘「はい、じゃあ僕はコーh」

塚原「とプリンパフェと餡蜜で」

橘「……はい?」

塚原「だからケーキセットとプリンパフェと餡蜜……何か、問題でも?」ゴゴゴゴゴ

橘「いえっ問題ないです!!(ひぃっ、明らかに怒ってる!何でだ!?)」

森島「(ん~ジェラってるひびきちゃんも可愛いわね♪)」

七咲「(橘先輩のお陰で新たな一面が見れて最高ですね)」




55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:51:40.38 ID:afGf5jI00
棚町「ご注文は以上でお揃いでしょうか?」

森島「ええっ♪」

七咲「はい」

塚原「……」

橘(塚原先輩がアレから一言も言葉を発していない……)ガクガクブルブル

棚町「それではごゆっくり~」ニヤニヤ

橘「……いいからさっさと行けよ、仕事中だろ」

棚町「も~つれないわねぇ……わかったわよ、それと後で詳しく聞かせてもらうからね」

橘「わかった、わかったから!」グイグイ

塚原「……」ピクッ

棚町「ちょ、押さないでよ……それでは失礼します」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:54:22.65 ID:afGf5jI00

森島「も~ひびきちゃんったら、そんな顔して食べても美味しくないわよ?」

塚原「べ、べつに私は……」

森島「だったら笑って笑って、せっかく橘君の奢りなんだから♪」

塚原「はるか……」

七咲「そうです、折角なんで美味しくいただきましょう」

塚原「それもそうね、ごめんなさい」

七咲「いえ、悪いのは橘先輩ですから」クスッ

橘「ちょ!?七咲!?」

森島「そうよ~反省なさい」

橘「森島先輩まで!?」

塚原「ふふっ、ごめんなさいね橘君」

橘「い、いえ大丈夫です(良かった……よくわからないけど機嫌が直ったみたいだ)」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:56:48.65 ID:afGf5jI00




森島「は~美味しかった~」

七咲「ごちそう様でした先輩」

橘(うぅ、想定外の出費だ……今月のお宝本は諦めるか……)

塚原「ご、ごめんね橘君?やっぱり私の分は……」

橘「いえ、いいんです!塚原先輩に喜んでもらえればそれで」

塚原「でもやっぱり悪いし……」

橘「それに甘いものを美味しそうに食べてる塚原先輩も新鮮で可愛かったですし」

塚原「か、かわっ!?///」

橘「だからそれでおあいこってことで」

塚原「う、うん……///」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 14:57:39.45 ID:afGf5jI00
森島「はいはい2人の世界作ってないの」

七咲「そうですよ、まだ私たちもいるんですから」

塚原「そ、そんなんじゃないわよ!?///」

橘「そ、そうですよ」

森島「わお!息までぴったりね♪」

塚原「もう、はるかっ!///」

橘「あ、そろそろ先輩たちはこっちじゃないですか?」

七咲「露骨に助け舟を出しましたね……」

橘「べ、別にそんなんじゃなくてだな!」

塚原「そ、そうよ七咲!」

60: ここまでが投下済み分です 2011/09/04(日) 14:59:28.65 ID:afGf5jI00
森島「へ~」ニヤニヤ

七咲「ほ~」ニヤニヤ

塚原「っ!?///帰る!」

七咲「あ、待ってください塚原先輩」

塚原「……何?」

七咲「いえ、プールの話がまだ具体的に決まってません」

森島・塚原・橘「「「あ」」」

61: ここからかなりスピードダウンします 2011/09/04(日) 15:01:04.68 ID:afGf5jI00
七咲「といいましても水泳部の休みは明日しかない訳ですが」

森島「じゃあ明日で決まりね♪」

塚原「ちょ、ちょっとはるか、明日は買い物の予定でしょ?」

森島「プール優先です!そもそも目的はひびきの水着選び(で着せ替えファッションショー)がメインだったんだから問題ナッシング♪」

塚原「で、でも橘君の予定も……」

橘「僕から誘ったんですから塚原先輩の予定に合わせますよ?」ニコッ

塚原「う……///」

七咲「(どうでしょう解説の森島先輩、いまの橘選手の攻撃についてですが)」コソコソ

森島「(非常に効果的ですね、対戦相手のひびき選手も普段の防壁が剥がれに剥がれ
   ペースがつかめていません、橘選手ここは一気に畳み掛けて欲しいですね)」コソコソ

橘(この2人のキャラクターがよくわからないどころか何を言っているかわからなくなってきた……)

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 15:05:12.87 ID:afGf5jI00
橘「塚原先輩がどうしても嫌って言うなら諦めます……」

塚原「ち、違うの!別に嫌とかじゃなくてね?」

橘「だったら……!」

塚原「えっとね……その……わ、笑わないでね?///」

橘「僕が塚原先輩のことを笑ったりするはずがないじゃないですか!」

塚原「うん、あの……今までお、男の人とそういうところに行ったことなかったから
   ちょっと、恥ずかしいなって……///」

橘(う……か、可愛い……)

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 15:09:34.81 ID:afGf5jI00
森島「むっはー!たまらん!!可愛い!!!ひびきちゃん可愛いいいいいいい!!!!」ダキッ

塚原「きゃっ!は、はるか!?」

七咲「も、森島先輩落ち着いてください!」

橘「ちょっ!七咲鼻血出てるぞ、はいティッシュ」

七咲「あっ……どうも」

塚原「はるか、いい加減離れなさい!ってどこ触ってるの!?」

森島「よいではないかよいではないか~♪」

塚原「あっ、ちょっとやめ……んっ///」

橘「……」ゴクリッ

七咲「先輩、見すぎです」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 15:15:04.27 ID:afGf5jI00
塚原「いいかげんにしなさい!」ペシッ

森島「いたっ!……も~なにするのよひびき~」

塚原「それはこっちの台詞よ!」

森島「ちょっとしたスキンシップじゃないの♪」

塚原「もう、ちょっとしたであんなことまでされちゃ敵わないわよ……た、橘君だっているのに……」ボソッ

橘「?」

森島「むむむ、よし橘君!」

橘「なんですか?」

森島「おうちに帰りなさい!」

橘「ええっ!?そ、そんなあ……」

塚原「そうじゃないでしょはるか……」ハァ

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 15:19:42.45 ID:afGf5jI00
七咲「そうですよ森島先輩」

塚原「まったく1年生にまで言われてるようじゃダメでしょ」

七咲「つぎは私の番です」キリッ

森島「わお!それもそうね♪」

塚原「そっちでもなく、プールの話でしょ!」

森島「え?……わ、わかってるわよ?」

塚原「まったくもう……」

七咲「それで、どうするんですか?」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 15:22:11.85 ID:afGf5jI00
七咲「それで、どうするんですか?」

塚原「はぁ、もう!
   はるかがどれだけ暴走するかわからないし私も一緒に行くわ」

七咲(森島先輩が暴走する理由の95割は塚原先輩なんですがね)

橘「本当ですか!?」

塚原「うん、明日はよろしくね?」

橘「はいっ!」

森島(計算通り……!)ニヤリ




71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 15:25:50.02 ID:afGf5jI00
森島「というわけでプール当日よ♪」

七咲「はあ……それはそうとここは集合場所とは違うみたいですが」

森島「わお!いいところに気付いたわね!折角だから二人っきりにしてあげようと思って
ひびきちゃんにはキャンセルの連絡済よ♪」

七咲「なるほど……2人の様子を遠くから見ながらニヨニヨしよう、という訳ですね」

森島「素晴らしい理解力ね!」

七咲「あ、来たみたいですよ……2人同着ですね」

森島「むむむ、30分前とはなかなか感心ね」

七咲「いえ当然です、もし橘先輩が塚原先輩を待たせるようなことがあれば……ふふっ」

森島(あれ?この娘ひょっとして怖い?)ゾクッ

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 15:30:39.02 ID:afGf5jI00
~集合場所~

橘「おはようございます塚原先輩」

塚原「おはよう橘君、早いんだね」

橘「ええ、楽しみだったんで目が早くに覚めちゃって、ははは」

塚原「そ、そう……」

塚原(言いづらい……はるかは『2人で楽しんできてね♪』って言ってたけど流石にふ、2人っきりは……///)

橘「塚原先輩?」

塚原「え、えっとね、はるか達なんだけど」

橘「ははは、僕達ちょっと早く来すぎちゃったみたいですね」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 15:41:49.02 ID:afGf5jI00
塚原「そうじゃなくてね……その」

橘「はぁ」

塚原「今日は来れないみたい、2人とも体調を崩したって今朝電話があって……」

橘「えぇ!?(な、なんてことだ……それじゃ塚原先輩と2人っきり!?)」

塚原「というわけなんだけど……どうしよっか?」

橘「う~ん、2人がこれないのは残念ですけど折角だし行きませんか?」

塚原「そ、そうだよね私なんかと2人っきりじゃ……やっぱりはるかのほうがいいよね……」

橘「せ、先輩?」

塚原「だからまた2人が体調良くなった頃にね……それじゃ」クルッ

橘「塚原先輩!」グッ

塚原「ひゃわっ!?な、なに?」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 15:48:42.17 ID:afGf5jI00
橘「僕は塚原先輩と一緒にプールに行きたいです!」

塚原「……え?」

橘「もともとそのつもりで誘った訳ですし、一緒に行きましょう」

塚原「あ……うん」ニコッ

橘(あ!?そういえば今勢いで手を握っちゃってるけど……ど、どうしよう)

塚原「橘君?…………ぁ///」

橘(き、気付かれた!?こういうときはどうすれば……)


→●そのまま手を握り続ける

 ●そのまま手を握り続ける

 ●そのまま手を握り続ける


橘(なん……だと……?)

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 15:51:37.67 ID:afGf5jI00
塚原「……」

橘(これは……どうすれば……)

塚原「ん……///」キュッ

橘(塚原先輩が握り返してきた!?)

塚原「そ、それじゃ行こうか?///」

橘「は、はいっ!」ギュッ

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 15:52:52.87 ID:afGf5jI00
~???~

森島「おい調子に乗るなよ橘、お前にそこまで許した覚えはない」

七咲「森島先輩、キャラ崩壊ってレベルじゃないです」

森島「あ、ありゃ///失敗失敗、てへ☆」ペロッ

七咲「どう見ても手遅れです本当にありがとうございます」

森島「わ、わたしのことはいいの!それよりほら2人が移動開始したし
   わたし達も行くわよ七咲さん!」

七咲「了解です(塚原先輩はほぼ毎日この人のお世話してるのか……)」

森島「よーし!それじゃミッション開始よ♪」




80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 15:56:29.51 ID:afGf5jI00
~プール~

橘「それじゃ早速着替えましょうか」

塚原「うん」

橘(あ、そういえばどの水着にしたんだろう?七咲が選んだあの赤いヤツだったら……)

塚原「……」ジトー

橘「……はっ!?な、なんですか?」

塚原「何か変なこと考えてなかった?」

橘「そ、そんなわけないじゃないですか!」

塚原「ふ~ん……それじゃ私こっちだから」

橘「あ、はい更衣室の出口でまた……(ヤバイなんでバレたんだろう)」

塚原(ぅう……恥ずかしいからって何であんな態度を……私の馬鹿……)

森島「(さ、わたし達も行くわよ!)」コソコソ

七咲「(はいっ)」コソコソ

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 16:01:37.67 ID:afGf5jI00
~更衣室~

塚原「……」

塚原「…………うぅっ///」

七咲「(……水着とにらめっこしてますね)」

森島「(いつもの競泳水着なら何てことないけどそれ用に買った水着だから意識しちゃって抵抗があるのね♪)」

塚原「ん~……」

七咲「(鏡の前で体に当ててどんな感じか確認してますね)」

森島「(見たところ昨日買った袋のままだったし家で着たりしなかったみたいね)」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 16:05:18.55 ID:afGf5jI00
塚原「はぁ……」

七咲「(あ、こんどはちょっと凹みましたね)」

森島「(ついつい乗せられて買っちゃったはいいけど私にはやっぱり似合わない……とか考えてるのかしらね?
   全然そんなことないのに~もう、ひびきったら!)」

七咲「(本当ですよね、塚原先輩あんなにスタイル良いんだから逆に似合わないものを探すほうが難しいです)」

塚原「……よしっ!」

森島「(お、ついに覚悟を決めたみたい♪)」

七咲「(はぁ……やっぱりスタイル良いですね塚原先輩。締まるところは締まってて出るところは出てて……)」

森島「(ん~♪やっぱりひびきちゃんの身体は綺麗ね~何度見ても飽きないわ~)」


美也「塚原先輩のお着替えシーン想像してニヤけてるにぃになんて全然ダメダメだよ!
   反省してみゃーにお土産を買ってくるのだ!」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 16:09:34.65 ID:afGf5jI00
橘「う~んやっぱり女の子は着替えに時間がかかるんだなぁ……」

塚原「お、おまたせ///」

橘「いえ、全然待ってない……です……よ」

塚原「そ、そう?よかった……///」ニコッ

橘(森島先輩が選んだ白いやつにしたんだ……やっぱり可愛いなあ!!!
  しかも髪をいつものポニーではなくアップに……うなじチラではなく全開……だと!?
  な、なんてことだ……)

塚原「えっと……橘君?///」

橘「は、はいぃ?(しまった声裏返った!?)」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 16:13:24.48 ID:afGf5jI00
塚原「その……どう、かな?///」

橘「あ…ぅ……、か、可愛い……です///」

塚原「ぅ……ぁ、ありが、とう///」

森島「(もう!なにやってるのよ橘君は、そこはひびきちゃんのあまりにもの愛らしさに思わず抱きついてプロポーズするところでしょ!!)」

七咲「(まったくです、あのヘタレが)」

橘(う……なんだろう悪寒が……)ブルッ

橘「こ、こんなところでじっとしていても仕方ないですし泳ぎに行きましょうか!///」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 16:20:07.58 ID:afGf5jI00
塚原「そ、そうね!///」バサッ

橘「(あ……バスタオル羽織っちゃった……)それじゃまずは流れるプールから行ってみましょうか」

塚原「ええ」

森島「(さあ七咲さん、可愛いひびきちゃんを余すことなく脳内に焼き付けるわよ!)」

七咲「(ええ、もちろんです!)」



92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 16:23:04.16 ID:afGf5jI00
橘「いろんなプールがあって面白かったですね!」

塚原「ふふっ、そうね」

橘「そろそろお昼ですし、ご飯にしましょうか?」

塚原「あ、もうそんな時間なのね……」

橘「売店で何か買ってきますよ、何が良いですか?」

塚原「そうね……橘君のセンスに任せるわ」

橘「……なんだかそれってすごいプレッシャーなんですが」

塚原「そんなことないよ、キミの考えすぎ」

橘「そうですか?それじゃいってきます」

塚原「うん、お願いね」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 16:28:49.65 ID:afGf5jI00
七咲「(今のところつつがなく進行していますね……私の脳内塚原先輩フォルダも充実してます)」ホッコリ

森島「(……まずいわね)」

七咲「(森島先輩……?)」

森島「(橘君が買いに行くということはその間可愛い可愛いひびきちゃんは一人……
    そしてここはプール……頭の軽い変なのが山ほどいるのよ……)」

七咲「(……!?ま、まさか)」

森島「(ええ、そのまさかよ……)」

DQN「ねーねーそこの彼女~一人~?」

塚原「はい?」

森島「(やっぱり……)」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 16:33:45.83 ID:afGf5jI00




橘(最初はお互い慣れないせいかギクシャクしちゃったけどいつも通りの感じに戻ってよかった……
  それにあんなに無邪気に笑う塚原先輩を見たのは初めてだ……可愛かったなぁ
  それはそうと塚原先輩はランチのプレートとホットドッグでよかったかな?)

塚原「だから連れがいますので結構です!」

橘「先輩?」

塚原「あ、橘君」ホッ

DQN「え、何wwwコイツがキミのツレwww?」

塚原「そうです、なのでお引き取りください」シレッ

DQN「こんなヤツより俺と一緒のほうが楽しいってwww」

橘「むっ、塚原先輩が嫌がってるじゃないですか!やめてください!」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 16:37:25.38 ID:afGf5jI00
DQN「へーwww塚原って言うんだwwwねぇねぇ名前はwww?」

塚原「……橘君、場所を変えましょう」

橘「ええ、そうですね!」

DQN「ちっ、んだよwww真面目でお固そうだから声かけたのにwwwビ  かよクソがwww」

塚原「……っ」

橘(こ、コイツ……!!)

??「やかましいっ!この、ド素人がァ!!」ヒュンッ

塚原「えっ!」

橘「な、なんだ!?」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 16:40:45.87 ID:afGf5jI00
DQN「うをwwwワイヤー!?ぅわあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

橘「……なんか吊られていっちゃいましたね」

塚原「え、ええ……(はるかの声だったような、違うような……?)」

??「誰がビ  だ!お前の目は節穴か!?」

ボスッバキッガスッザシュッ

DQN「ちょ、勘弁wwwマジで痛いwwwってか刀はまずいだろwww」

森島「二度と可愛い可愛いひびきちゃんに近づかないでもらえるかしら?」ニッコリ

DQN「あ、あがが……」

七咲(ワイヤーで吊り上げた後有無を言わさずフルボッコ……
   そして今片手でアイアンクローしながら持ち上げてます……
   どんな身体能力してるんですか森島先輩)ガクガクブルブル

103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 16:48:40.53 ID:afGf5jI00
森島「お・へ・ん・じ・は?」ギリギリギリ

DQN「割れる割れる割ーれーるー!スンマセンもう二度としません!」

森島「うむ、よろしい」パッ

DQN「ぐへぁ」ドサッ

七咲「あの、死んでませんよね?それ……まぁ塚原先輩をビ  呼ばわりした時点で万死に値するんですが」

森島「大丈夫だ、問題ない」

七咲(どっちの意味でだろう……)

森島「よし、下衆も殲滅したし橘君たちを追うわよ」

七咲「了解です」

DQN「」ピクピク




106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 16:54:32.35 ID:afGf5jI00
橘「ここまで来ればいいですかね」

塚原「……」

橘「……先輩?」

塚原「えっ……ああ、そうね……」

橘「……すいません」

塚原「……なんで橘君が謝るの?」

橘「僕が……塚原先輩を一人にさせちゃったから……先輩に怖い思いをさせてしまいました」

塚原「っ……」ギュッ

橘「うわっ!?せ、先輩?///」

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 16:58:11.07 ID:afGf5jI00
橘(表面上は平静を装ってたけどやっぱり怖かったんだな
  ……それにしてもとってもいい匂いがするし柔らかいなあ)

塚原「……」

橘「……(うう……こ、ここは抱きしめたりしちゃうべきなのか!?)」

塚原「……ん、ありがとう橘君」スッ

橘「(あ……)い、いえ!どういたしまして!」

塚原「それじゃご飯食べようか?」

橘「はい……あ、こっちが先輩の分です」

塚原「ありがとう……このホットドッグも?」

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 17:02:31.59 ID:afGf5jI00
橘「いや、たくさん泳いだんでおなかが空いてるかなと。もし多いようなら僕が食べますよ」

塚原「あ、そうなの?おなか空いてるし頂くわ」

橘「そうですか、よかった!」

塚原「それじゃ頂きます」

橘「……」ジー

塚原「……橘君?」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 17:08:44.87 ID:afGf5jI00
橘「はい?」

塚原「その、そんなに見られると食べにくいんだけど……」

橘「あっ、す、すいません!」

塚原「……」アーン

橘「……(何故だろう……ホットドッグを食べる塚原先輩から目が離せない)」ゴクリ

塚原「…………んんっ!///橘君?」

橘「は、はいっ!」

塚原「このホットドッグに何かあるの?」

橘「いえ、何もないです!」

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 17:13:05.45 ID:afGf5jI00
塚原「ならいいけど……」

橘「……」ジー

塚原(うぅ……食べづらい……///)

橘(……何かいいものを見ている気がするうん、また機会があれば食べてもらおう)

森島「(……ねえ七咲さん)」

七咲「(はい)」

森島「(橘君こそSEIBAIしなきゃいけない気がするんだけど……)」

七咲「(……ですね)」



119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 17:19:43.29 ID:afGf5jI00
塚原「流石に日が傾いてきて人もまばらになってきたわね」

橘「ええ、少し涼しくなってきましたね」

塚原「もう十分遊んだしそろそろ帰りましょうか?」

橘「そうですね……あ、最後に一勝負しませんか?」

塚原「勝負?」

橘「はい!負けたほうが勝ったほうの言うことを何でも聞くっていう条件で」

塚原「ふぅん……泳ぎで?」

橘「はい……あ……」

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 17:24:15.19 ID:afGf5jI00
塚原「ふふっ、私はいいんだけど?」

橘「しまった……いつも薫とかと来てた時のノリで……」

塚原「……」ピクッ

橘「さ、流石に勝負にならないだろうしやm塚原「やるわよ」えっ?」

塚原「だから、やるわよ」

橘「じゃ、じゃあハンデとかは……」

塚原「あら、『棚町さんと一緒』のときはハンデありだったの?」ジトー

橘「いえ、なかったですが……」

塚原「じゃあなしだね」シレッ

橘「そ、そんなぁ……」

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 17:29:42.04 ID:afGf5jI00
森島「(ひびきちゃんジェラシーモードは可愛いわね~♪)」

七咲「(というかデート中に他の女性と遊びにいったときの話をするとか……馬鹿ですかあの人)」

森島「(よ、容赦ないわね七咲さん……
   それはそうとこれは面白い展開ね……むむむ)」

七咲「(でもこれは橘先輩の勝ち目は0ですね)」

森島「(……武力介入を行う!)」

七咲「(えぇ!?見つかっちゃいますよ!)」

森島「(わたしがラブリーだ!)」

七咲「(……はい?)」

森島「(武力による戦争根絶を目指すのよ!)」

七咲「(さっぱりわかりません)」」

126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 17:36:37.98 ID:afGf5jI00
森島「(つまりばれないように上手くやるのよ!なんとしても橘君に勝ってもらう為に!)」

七咲(森島先輩のキャラがえらいことになってきている気がする……)

森島「(という訳でお願いね?)」

七咲「(わ、私ですか!?)」

森島「(状況から水中でしか仕掛けるタイミングがないのよ、水中でひびきに対抗できる戦力は貴女だけなの!)」

七咲「(う……わかりました)」


絢辻「水中戦なら私の出番、とかちょっとでも考えた人
   ……蹴り上げてやろうかしら、膝で」

130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 17:41:15.03 ID:afGf5jI00
塚原「それじゃ正面の電光時計が16:00になったらスタートね」

橘「わ、わかりました!」

塚原「……」

橘「……」

塚原・橘((今だっ!))

森島「(今よ!)」

七咲「(はいっ!」

ドボーン×3

131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 17:45:49.27 ID:afGf5jI00
橘(うわっ、やっぱり速い!全然追いつけそうにないぞ)

塚原(うう……ついこんな事になっちゃったけど大人気なかったわね
   ……すこしスピードを緩めよう)

橘(あれ?少し追いついてきているような……って誰かが塚原先輩にすごい勢いで近づいてるぞ!
  あれは……な、七咲!?な、なんで……)

塚原(あら、もう追いついてきたの?結構速いのね……)

七咲(よし追いつく!すこしうなじを撫でた後にあとに即離脱すれば……あ)ピッ

塚原(……えっ今のは?って水着の紐が……!?)

※ひびきちゃんの水着は首後ろで結んで止めてるタイプです
 そしてひびきちゃんは今結構な速度で泳いでいますつまり……

塚原(こ、これじゃ水着が下がって……っ!?///)

135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 17:51:24.15 ID:afGf5jI00
塚原「ダメええええええええええっ!///」バシャッ

七咲「わああああああ!こぼれちゃいます、そんな急に立ったらこぼれちゃいますって!!」バシャッ

森島「ちょ、ちょっと見え……な、七咲さんそれはやりすぎでしょ!?」

七咲「すいません……ちょっと手元が狂ってしまって……」

森島「ほら、ひびきちゃんこのバスタオルつかって!」

塚原「あ、ありがとうはるか……///」

森島・七咲・塚原「「「……」」」

塚原「……で?」

森島・七咲「「……ヒィッ!」」ビクッ

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 17:56:13.00 ID:afGf5jI00
塚原「な・ん・で体調の悪いはるかと七咲が、ここにいるのかしらね?」ニッコリ

森島「あ、あのねひびき!これにはとぉ~っても深い訳があってね?」

七咲「そ、そのとおりです!」

塚原「簡潔に」

森島「ハイ……ひびきちゃんの初デートプロデュース&観察にデス」

七咲「わ、私は……えーっと、その助手デス」

塚原「まったくもう、はるかはともかく七咲まで……」

七咲「すいません……」

森島「なにそれ!?ひびきちゃん酷い!」

139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 17:59:52.33 ID:afGf5jI00
塚原「なぁにはるか?」ニコッ

森島「ナンデモナイデスゴメンナサイ」ガクガクブルブル

橘「塚原先輩!」

塚原「あ、橘君」

橘「とっくにゴールしてると思ってたのに全然見当たらないからびっくりしましたよ」

塚原「あ、ごめんね?ちょっとハプニングがあって……」

橘「ってやっぱり七咲!?それに森島先輩まで……」

塚原「ええ、こっそり後をつけてきてたみたい……」ハァ

森島「あ、あははは……」

七咲「ど、どうも……」

140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 18:05:49.00 ID:afGf5jI00
橘「え、じゃあずっと見られてたって事ですか!?」

塚原「どうやらそうみたいなのよ」

森島「うぅ……ごめんねひびき」

七咲「ほんとうにすいませんでした」

橘「まぁまぁ塚原先輩、2人ともこうやって謝っていることですし」

塚原「……それもそうね、今回は橘君に免じてお咎めなしにしておくわ」

森島「ありがと~ひびきちゃんっ」ダキッ

塚原「ちょ、ちょっとはるか!」

橘(おぉ!この2人が水着姿で抱き合うことで視覚的に大変なことに!!)

七咲「だから見すぎですよ先輩」

142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 18:10:04.98 ID:afGf5jI00
橘「べ、べつに僕は2人の間で形を変えている柔らかそうな球体四つなんて見てないぞ!」

七咲「そういうことにしておいてあげます、ふふっ」

橘「ぐ……」

森島「ん?なになに、どうかしたの?」

橘「ぅわっ!?べ、べつになんでもないですよ」

森島「あら?そうなの七咲さん」

七咲「ええ、そういうことにしておきたいみたいです」

橘「ちょ、七咲!?」

144: ごめんね母さん書くの遅くてごめんね 2011/09/04(日) 18:15:16.98 ID:afGf5jI00
森島「む~、なによ~2人だけで楽しんじゃって」

塚原「はいはい、その位にしておきなさいはるか」

森島「は~い」

塚原「とりあえず少し肌寒くなってきたし一度着替えて出ましょうか」

橘「それもそうですね」

森島「え~折角だしひびきちゃんと一緒に遊びた~い」

塚原「だったら最初から普通に一緒に来ればよかったでしょ!」

森島「う~……」

七咲「それじゃ先輩、また後で」

橘「うん、それじゃ着替えてきますね」

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 18:23:07.44 ID:afGf5jI00
~エントランス~

橘「最後のところでドタバタだったけど楽しかったなぁ
  それにしても塚原先輩の水着姿……あれはいいものだった……」

森島「おっ待たせ~♪」

七咲「お待たせしました先輩」

塚原「それじゃ帰りましょうか」

橘「はい」

森島「ちょ~っと待ったぁ!!」

塚原「ど、どうしたのはるか?」

森島「まだ大事な話が一つ決着がついてないわっ!」

148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 18:30:05.35 ID:afGf5jI00
森島「さってと、ここまで話がまとまった訳だし
   そろそろお邪魔虫は退散しましょうか七咲さん」

七咲「そうですね」

橘「え、森島先輩?」

森島「(い~い?ひびきちゃんは奥手な娘なんだからキミがしっかり決めるのよ!)」コソッ

七咲「(頑張ってくださいね橘先輩)」

橘「はぁ……?」

塚原「もう、はるかっ!余計なこと言わないでいいからっ!!///」

167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 19:30:46.08 ID:afGf5jI00
森島「じゃーねー橘君、ひびき♪」

七咲「失礼しますね」

橘「……行っちゃいましたね」

塚原「そ、そうね///」

橘「それじゃ僕達も帰りましょうか」

塚原「うん」




169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 19:36:42.04 ID:afGf5jI00
~帰り道~

橘「といってもどうしましょうね、罰ゲームの件」

塚原「まぁ、あれは私も悪かったし何でも良いよ」

橘(なんでも……だと……?それじゃあんなことや……こんなことまで!?)

塚原「あ……あんまり倫理上問題があるのはもちろんダメよ?」ジトッ

橘「も、もちろんですよ!(なぜばれたし)」

塚原「でもキミはそんなこと言ったりしないものね、変な疑い方してごめんなさいね」クスッ

橘(ごめんなさい……本当にゴメンなさい……この罪悪感で死ねそうです)

170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 19:41:51.05 ID:afGf5jI00
塚原「さて、それじゃどうすればいいのかな?」

橘「え、え~と……(しまった何も考えていないぞ!?)」

橘「そ、その前に聞きたいんですが?」

塚原「うん?何かな」

橘「その、今日は楽しんでもらえたかな、って」

塚原「そうね……変な人に絡まれたり、はるか達に尾行されてたり変な一日だったね」

橘「う……」

塚原「でもとっても楽しかったよ、だから今日は誘ってくれてありがとう」ニコッ

171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 19:49:56.03 ID:afGf5jI00

橘「そうですか、塚原先輩に楽しんでもらえたなら良かったです、本当に」

塚原「うん……」

橘「……(よし!)」

橘「決まりました」

塚原「何かな?」

橘「またこうやって遊びに行きませんか?2人で」

塚原「えっ、それでいいの?」

橘「はい……その、塚原先輩がよろしければ、ですが」

塚原「ふふっ何言ってるの橘君、これは罰ゲームなんだから私に拒否権はないんでしょ?」

176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 19:56:10.95 ID:afGf5jI00
橘「うっ、それはそうなんですけど」

塚原「でも、そういうお願いだったら別に……罰ゲームじゃなくてもよかったのに」ボソッ

橘「えっ……今なんて……?」

塚原「な、なんでもないわよ?///」

橘「そ、そうですか///」

塚原「……///」

橘「……///」

178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 20:00:11.82 ID:afGf5jI00
森島「あ~!!!もうじれったい!橘君はもっと積極的に決めるところ決めなさい!!
   ひびきちゃんは奥手だって言っておいたでしょ!?」

七咲「その通りです!あと塚原先輩も塚原先輩です!!
   橘先輩はゾウガメみたいに鈍いんですから言うべきところはちゃんと伝えてください!」

塚原「」

橘「」

森島「まったくもう!薮蚊が酷くて辛いんだからねこっちは!!」

七咲「本当ですよ、こっちの身にもなってください!」

森島「もっとちゃんとイチャイチャキャッキャウフフしてくれないと尾行して隠れてた意味がないじゃない!
   もう帰るからね!」

七咲「もう、もっとしっかりやってくださいね2人とも
   それじゃ失礼しますね」

塚原「」

橘「」

182: >>180マジでごめん… 2011/09/04(日) 20:06:51.67 ID:afGf5jI00
橘「……な、なんだったんでしょうね?」

塚原「……」プルプル

橘「つ、塚原先輩?」

塚原「待ちなさい、はるか!七咲!!」ダッ

森島「わお!まさに鬼の形相ね、橘君にはとても見せられないお顔ね!」

塚原「っ……黙りなさい!今回という今回はもう許さないから!!」

橘「2人とも速っ!?」

七咲「ふぅ、今ので標的はとりあえず森島先輩に絞られたようですね」

橘「また付けて来ていたのか……まったく」

七咲「ふふっ、すいません。どうしても気になったものですから」

184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 20:11:58.13 ID:afGf5jI00
橘「気になったって……別に僕は塚原先輩に変なお願いなんてしないぞ!?」

七咲「誰もそこまで言ってないんですが……考えてたんですか?」ジトッ

橘「そ、そんなわけないだろ!ハハハ、こやつめ!」

七咲「はいはい、そういうことにしておいてあげますね」

橘「ぐぬぬ……」

七咲「あ、そろそろ向こうの決着が付きそうですね」

橘「結局森島先輩の体力切れか」

七咲「それじゃ私は本当にこれで失礼しますね」

橘「え?ああ、うんまたな」

七咲「はい、さようなら」

185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 20:17:28.36 ID:afGf5jI00
塚原「む、七咲は逃げたか……」

橘「あ、あはは……たった今行った所です」

塚原「はぁ、まぁいいわ主犯はどうせはるかだろうし」

橘(森島先輩信用ないなぁ……自業自得か)

橘「ところで森島先輩は?」

塚原「とりあえずあっちの日陰にあるベンチでダウンしてるよ」

橘「あ、あはは……」

塚原「本当に、あの子には困ったものだわ……」ハァ

橘「でも、それだけ気になって見に来ちゃうほど塚原先輩が大事だし大好きなんですよ」

塚原「う……そ、そうなのかな?」

橘「そうですよ!」

189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 20:23:58.77 ID:afGf5jI00
塚原「う……そ、そうなのかな?」

橘「そうですよ!」

塚原「ふふっ、そっか……それじゃあ、キミは?」

橘「えっ!?」

塚原「…………え!///わ、私何言って!?ご、ごめんなさい忘れて!///」

橘「///」

塚原「///」

橘「(な、何か言わないと!)その……」

194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 20:28:58.15 ID:afGf5jI00
塚原「」ビクッ

橘「ぼ、僕も塚原先輩のことは尊敬しています……それに大事だと思ってます
  今日も一緒にプールに行けて嬉しかったですし先輩のいつもと違う一面が見れて嬉しかったです……」

塚原「う、うん……///」

橘「だからこれからも先輩と色々遊びに行けたらなって、思ってます」

塚原「……うん」

橘「でも、塚原先輩は僕から見たらすごく大人で、いつも落ち着いていて
  そんな先輩から見たら僕は子供に見えるかもしれません……けど、僕は先輩が大好きです!」

塚原「た、橘く……///」

橘「だ、だから僕と……付き合ってくださいっ!!」

197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 20:31:58.58 ID:afGf5jI00
塚原「あの……、私はその……はるかみたいに可愛くない、し……顔もこんな強面だし……」

橘「そんなことないです!ちょっと美人過ぎるだけです!!」

塚原「それに料理も下手だから七咲みたいにできないし……」

橘「そんなことはどうでも良いんです、そんな先輩を僕は好きなんです!」

塚原「橘、くん……///」

橘「……だから、返事を聞かせてくれませんか?」

201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 20:35:15.85 ID:afGf5jI00
塚原「……っ!///」ギュッ

橘「うわっ!?///せ、先輩……?」

塚原「嬉しい……わ、私も好きです、橘君が……」

橘「先輩っ!!」ギュッ

塚原「きゃっ!……橘君、その……嬉しいけど、ちょっと恥ずかし……///」

橘「我慢してください♪」

塚原「ぅう……///」

橘「……先輩」スッ

205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 20:37:41.04 ID:afGf5jI00
塚原「っ!?だ、ダメよ!」グイッ

橘「な、なんでですか?」

塚原「い、今はその……泣いちゃってて酷い顔になってると思うから……///」

橘「それなら大丈夫です、先輩はいつだって美人ですから」

塚原「もうっ……ばか……///」

橘「先輩……」

塚原「ん……///」

211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 20:42:00.97 ID:afGf5jI00
~後日・森島家~

塚原「もう、何よはるか……急に呼び出して、しかも橘君も連れて来いなんて」

橘「お、おじゃまします」

パパパパ~ン

塚原「きゃっ!?」

橘「うわっ!?」

森島「ひびきちゃんおっめでと~♪」

七咲「おめでとうございます塚原先輩、橘先輩」

216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 20:45:48.32 ID:afGf5jI00
塚原「え、ちょ!?な、何がよ///」

塚原「(ちょっと、橘君!しばらくはこの2人にも内緒だって言ったじゃない!)」ヒソッ

橘「(えぇ!?僕は何も言ってませんよ!?)」ヒソヒソッ

森島「ちょっと~2人して抱き合っちゃった上に内緒話してないで早く聞かせてよ~」

塚原「な、何を……?」

七咲「あの時の帰りからどうなったのかな、と」

橘「べ、べべ、別に何もないぞ!?」

森島「まったまた~♪」

217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 20:48:39.73 ID:afGf5jI00
七咲「『でも、塚原先輩は僕から見たらすごく大人で、いつも落ち着いていて
  そんな先輩から見たら僕は子供に見えるかもしれません……けど、僕は先輩が大好きです!』」

橘「そ、それは……」

森島「『た、橘く……///』」

塚原「///」パクパクパク

橘「ま、まさか……見てたんですか?」

森島「当然じゃない、ひびきちゃんの初告白シーンを見逃す訳にはいかないわっ!!」

七咲「ええ、もちろんです」

橘「な、なんてことだ……」

塚原「」

森島「でも 体験までは見るわけにはいかないでしょ?」

七咲「流石に自重してキスシーンまで見て帰りましたから」

219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/04(日) 20:50:30.43 ID:afGf5jI00
橘「は、初っ!?そんなことしてませんよっ!!」

森島「あらっ、そうなの?」

橘「そうですっ!」

森島「ちなみに、可愛いひびきちゃんを見るためにまだまだ橘君には協力してもらうから♪」

橘「えぇ!?」

森島「そこは譲れません、絶対に!」

橘「ダメです、絶っ対にダメです!」

七咲「ちょ、ちょっと!森島先輩……あ、あれ……」

塚原「」ブルブルブル

森島「わお!…………鬼がいる」ガクガクブルブル


塚原「いいかげんにしなさい、はるか!!」

おしまい