48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 01:00:16.96 ID:uw/VoB7CO
父「うーん……」

父「……これでいってみるか」

父「お母さん、ちょっと」

母「何?」

父「ごにょごにょ……」

……

……

男「妹ー、いつになったら帰ってくるんだ」

男「お兄ちゃんは心配してるぞー」

引用元: 男「今日はお前が夕飯の当番だからな」妹「…」 



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 01:06:32.72 ID:uw/VoB7CO
少女「ふぁぁ……、ねむー」

姉「やっほー、おはよー、元気かな?」

少女「お姉ちゃん」

姉「話があるのだ」

少女「何?」

姉「妹は、大人になったら、働きたいかー?」

少女「働きたくない!」

姉「そうだろう、そうだろう」

姉「ちょっとこのチラシを見るがよい」

少女「え、どうしたの、急に……」ピラ

……

『「妹」になってみませんか?』

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 01:13:23.89 ID:uw/VoB7CO
少女「え」

少女「何これ」

姉「小遣い稼ぎだよ!」

姉「私の年齢じゃ無理なんだよね」

少女「えーっ」

少女「なんでそんなことしなきゃいけないのー?」

少女「一生働きたくないって言ってるのにっ」

姉「ふふふ、まぁ待て」

姉「聞いて驚け、このバイト……」

姉「その給料……っ!」

姉「なんと……破格も破格……っ!」

姉「月給50万……っ!!」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 01:18:30.62 ID:uw/VoB7CO
少女「……」

姉「なぜ……」

姉「なぜ無反応……っ!」

少女「お金のことは、まだあんまり分かりませんので」

姉「そっか」

姉「でも、この仕事だったら、一生食ってけるよ」

姉「続けていったら給料も上がるみたいだし」

姉「あんた、学校にも全然行かないから、ちょうどいいんじゃないかなと思って」

少女「むーっ」

姉「しかも、妹になりませんかって、あんた既に妹だからね!」

姉「妹としての心構えは持ってるでしょ」

少女「わかんない」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 01:23:57.62 ID:uw/VoB7CO
姉「ほんとに雇い主の家族に妹としてとけ込むだけだから、」

姉「実家に帰りたくなったら散歩とかお出掛けとか言っとけばいいし」

姉「今から小遣い稼ぎして、お金ためまくっちゃえば?」

少女「ぅー」

姉「あんた、このままだと絶対ニート化するからね」

姉「丁度いいんだよ」

姉「何よりめちゃくちゃ楽そうだしね」

少女「楽かなぁ?」

姉「楽でしょー!」

姉「だって、そこにいるだけでいいんだから!」

姉「雇い主の家にも、あんたの部屋作ってもらって、」

姉「ゲーム漫画ネットの充実した引きこもりライフ継続できるかも知れないし!」

姉「更にお金もじゃんじゃん入ってくるんだよ!?」

少女「んー……」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 01:27:59.30 ID:uw/VoB7CO
姉「まぁ、ちょっと家族以外の人間と触れあってみるのもいいと思うし、」

姉「もしかしたら、超然美人な姉か、究極のイケメン兄貴が出来るかも知れないんだよ!?」

少女「うーん」

少女「そんなに言うなら、やってみようかなぁ」

姉「うむ、素晴らしい!」ポム

姉「私が代わりに話進めとくから、色々分かったらまたお話しよう!」

少女「うん」

少女「……(妄想が広がるなぁー)」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 01:32:08.64 ID:uw/VoB7CO
……

……

少女(うわ……、ちょっと緊張するよぉっ……)

ピンポーンッ

……

ガチャッ

男「ん?」

少女「あわ、わわっ……」ピャピャピャッ

少女「は、ははは初めましてっ」

男「お帰り」

少女「え?」

男「遅かったな、心配してたんだぞ」

少女「え、えっ?」

男「ほら」ニギ

少女「きゃっ……」ドキッ

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 01:58:06.13 ID:VSXXjpwk0
男「なんだ?随分よそよそしいな。どこか具合でも悪いのか?」

少女「え?今初めて会いましたよね?」

男「なにいってんだよ。俺たち昔から兄妹だっただろ?」

少女「?????」

男父「男ー。ちょっと少女に用があるから先、部屋にいっててくれ。」

男「えー。これから妹と遊ぼうと思ったのにー。」

男父「いいから部屋行ってなさい」

男「わかったよ。妹よ!話が終わったらすぐにお兄ちゃんの部屋にこいよ」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 02:02:08.71 ID:VSXXjpwk0
妹「え、は…はい」

男「じゃあな」
ドタドタドタ

男父「あなたが少女さんですか?」

少女「あ!はい!チラシをみて来ました!よろしくお願いします!」

男父「そんなにかしこまらないでください。まず、こちらへどうぞ。」

少女「おじゃましまーす」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 02:09:43.58 ID:VSXXjpwk0
男父「まず自己紹介しますね。私が男父です」

男母「男母です。」

少女「あ、少女と申します」

男父「仕事内容から説明しますね。一番の仕事はさっき会ったでしょうが、男の妹にらなってもらいます。そして家の家族の一員になってもらいます。」

少女「はい、姉から聞きました。」

男父「条件があります。もう敬語は使わなくていいです。そして男を本当の兄として接して下さい。」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 02:15:35.73 ID:VSXXjpwk0
男父「仕事内容と条件はこんなものです。どうでしょうか。やっていただけますか?」

少女「一つ質問いいですか?どうして妹のバイトなんて募集しているんですか。」

男父「それは…」

男母「これから家族になってもらうんだものちゃんと話しましょう。」

男父「しかし!…いやそうだな。」

男父「実は………………なんです。」

少女「え⁉本当ですか?」



75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 02:19:20.21 ID:VSXXjpwk0
妹(精神異常者の妹かぁ。ちょっとやだなぁ。でもこれ以外平気だって言うしなぁ。まあ、そんなに問題か。)

男父「やっていただけますか?」

少女「はい!やらせてください!」

男父、男母「「ありがとうございます!」」


76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 02:25:56.62 ID:VSXXjpwk0
契約内容、家の案内は省きます

ガチャ
少女「お兄ちゃん!まったー?」

男「妹よ!待ちくたびれたぞ。母さんや父さんと何を話していたんだ?」

少女「お兄ちゃんにはナ・イ・ショ☆」

男「全くも~可愛いなおいー」

少女「ありがとうお兄ちゃん。」

男「では妹よ。なにかしようじゃないか。テレビゲームでもどうだ?」

妹「そうしよっか。お兄ちゃん!」

男「なんだかお兄ちゃんって言われるたび鼻血がでてきそうだな」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 02:30:12.31 ID:VSXXjpwk0
少女と書くところまちがって妹と書いてしまいました。すみません

男「ふぅ。妹は強いなぁー」

少女「お兄ちゃんほどじゃないよー」

男母「男ー、少女ー晩御飯できたわよー。リビングにいらっしゃい。

男、少女「「はーい」」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 02:33:24.22 ID:VSXXjpwk0
少女「お母さん!いつも料理美味しいね。」

男母「少女はいつも嬉しいこといってくれるねぇ。どこの誰かさんもなんか言ってくれればいいのにー。」

男「妹が作った方が美味しい」

男母「あんたって子は。全く。」

ハハハハハ

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 02:39:13.21 ID:VSXXjpwk0
男「じゃあ風呂入ってくるよ。妹も一緒に入るか?www」

男母「あんた、その歳になって…

男「ああ。母さんはうるさいなぁ。冗談だよ冗談!じゃあ先に入ってるよ」

少女「ごゆっくりー」

…………………………………………………

男母「どう?初日の感想は?」

少女「なんかいい感じで…だよ。まだ敬語使っちゃいそうだけと。」

男母「ありがとね。これであの子も…

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 02:43:00.94 ID:VSXXjpwk0
少女「お兄ちゃん。おやすみなさい」

男「もう寝るのか?早いな」

少女「なんか今日疲れちゃって。」

男「なんだ!病気か?具合悪いのか?」

少女「違うよ。大丈夫だから。おやすみ」

男「そうか、それなら良かった。おやすみ」

男母「おやすみー」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 02:52:21.97 ID:VSXXjpwk0
プルルルルル プルルルルル プルルルルル
姉「もしも~し。妹~。調子はどうだい」

少女「どうだいって、予想以上に疲れるよ。」

姉「仕事なんだから当たり前!」

少女「そりゃあそうなんだけどさぁー。ちょっと期待し過ぎてたわー。」

姉「どうかした?」

少女「だって男って人、あまりイケメンじゃないし、少し精神に異常があるんだってー。なんかシスコンも混ざってそうだし、逆に怖いわ。」

姉「そんなこと言わないの!シスコンって妹可愛かってくれるいいお兄さんじゃない。良かったわね。めぐまれてて」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 02:57:29.27 ID:VSXXjpwk0
少女「そんなわけな

(男「妹って本当に可愛いな」)ドキッ

くわないけどさぁー」

姉「あれー。一瞬つっかえたー。何かあったんだー」

少女「うるさい!おやすみ!」
プツ

少女「はー。どうしたらいいんだろ。このまま続けててもいいのかな?もしいきなりやめるって言ったら男さんどうなっちゃうのかなぁー」

少女「…あー。考えてても無駄だ!明日のために早く寝よう」


俺も寝たい‼

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 03:05:52.37 ID:VSXXjpwk0

少女「ふあぁ。よく寝た。起きよ」

男「ああ。妹おはよう。」

少女「ぎゃあああああああああああああ!
誰!誰ぇぇぇぇぇ!」

男「誰って、お兄ちゃんだぞ。寝ぼけてるのか?」

少女(あっ!そうだバイトしてたんだっけ。忘れてた。)

少女「あ。ちょっと寝ぼけてた。ってなんでお兄ちゃん私の部屋にいるの?」

男「いや、ちょっと覗いて見たら、お前の寝顔がとても可愛くてな。つい…」

少女「つい…じゃないよー。びっくりするからいきなり入るのはやめてね。」

男「すまんな。次から気をつける。それよりご飯できるから早くリビングにおいで。」

少女「また侵入する気?お兄ちゃん。」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 03:15:03.21 ID:VSXXjpwk0
朝食前リビング

男父「男ー。今日はどうするんだ?。」

男「うーん。今日は妹と買い物にでも行こうかな。」

男父「お前。就職する気はないのか。」

男「えー。めんどくさそうだしー。」

男父「就職しないと妹を養えないぞ?」

男「‼本当か!父さん!」

男父「本当だ。妹を親戚に預けなくちゃいけないかもしれない」

男「…俺、働くよ。頑張って仕事見つけるよ!」

男父「よく言った。がんばれよ!」

男母(少しずつだけど男、変わってきてる。このままいけば)

少女「お父さん、お母さん!おはよー」


95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 03:23:08.18 ID:VSXXjpwk0
男、男父、男母「「おはよー」」

少女「何か話してたの?」

男「今日さ。お前と買い物にいこうと思ってたんだが中止だ…」

少女「え。なんで?」

男「俺、働くことにするんだ。だから仕事につけるまで待っててくれ。ごめん…」

少女「なんで謝るの?とてもいいことじゃない!私も応援するよ。お兄ちゃん!」

男「ありがとう。ありがとう」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 03:32:37.65 ID:VSXXjpwk0
男「よーしこれから就活頑張るぞ。妹にもちかったからな。」

男「ここの給料結構いいじゃないか。面接受けて見よ、あーあとこことここ。」

数日後

少女「お兄ちゃん。最後の面接どうだった?」

男「…落ちたよ。お前みたいなニートはいらないだとよ。」

少女「え。お、お兄ちゃんはニートじゃないよ。平気だから。」

男「所詮俺はニートなんだよ‼人に優しく出来ない。上手く人と喋れない。自分の気持ちも伝えられない。所詮俺はダメ人間なんだよ‼!!」

少女「それは違うよ!お兄ちゃんは、私に優しくしてくれた、おもしろいお話もしてくれた、私を全力で愛してくれた!!お兄ちゃんは世界一のお兄ちゃんだよ!!」

男「妹ぉぉ。悔しいよぉ。」
二人は自分気持ちをぶつけ合ったそして何分も何十分も泣いた

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 03:41:38.02 ID:VSXXjpwk0
男母「男はどうなんでしょうか」

医者「すばらしい回復ですね。まさかここまで完治に近づくとは…奇跡と言ってもよいでしょうね。このままいけば完治も可能だと思います。」

男母「そうなんですか!ありがとうございます。」

医者「いえいえ、あなたの息子さんの頑張りですから。」

自宅
少女「お兄ちゃん。仕事は見つかった?


男「また落ちてしまったよ。でも妹!俺は諦めないぞ。」

少女「そのいきだよ!お兄ちゃん!」

男「でだな、気分転換といっちゃあなんだが、なあ妹遊園地にでもいかないか?」

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 03:48:47.90 ID:VSXXjpwk0
少女「え!遊園地?行きたーい!」

男「そうかそうか。じゃあ明日でも大丈夫か?」

少女「大丈夫だよ!じゃあ準備しなくっちゃ。フンフンフフーン♪」

男(俺は妹を失いたくない。そうだ俺には妹しかいないんだ。絶対守ってやるからな)

少女「お兄ちゃん?なんで見つめてるの?早く準備しないと。」

男「ああ。悪い悪い。つい妹が可愛くて見惚れちまったよ。」

少女「…バカァ~」カァァ

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 03:58:46.82 ID:VSXXjpwk0
少女「うわぁぁぁぁぁー。すご~い。乗り物たくさんあるね。」

男「なにから乗るか迷っちまうな。」

少女「観覧車乗ろうよ観覧車!」

男「えぇー。つまんなくないか?」

少女「いいからいいから!」

ガコンッガラガラ

少女「うわぁぁ、綺麗な眺めだね~。」

男「この景色よりお前の方が綺麗だよ。とかデートだったらいうんだろうなぁ。」

少女「ば、ば、ば、ばバカじゃないの!」ボンッ

男「なんだよ。妹とデートじゃ言わないよ。」

少女(確かに妹とじゃね。って、よく考えたら私、他人じゃない!完璧にデートだわ。まあ相手が知らないからいいけど。)

男「………」

少女「………」

男「………」

少女(しまったぁぁぁぁぁ。変なこと考えたら意識してしまう)

112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 04:09:09.22 ID:VSXXjpwk0
観覧車からおりる

男「次、なに乗ろうか?」

少女「はいぃぃぃ!なんでも大丈夫ですから!」

男「どうしたんだよ。いきなり」

少女(は!冷静になるのよ冷静に!)

少女「なんでもないよぉー。それより次いこう、次」

この後
ジェットコースター
少女「ぎゃああああああ!」
男「もっとおしとやかに[きゃあ]とかにしろよ」
少女「ギャアアアアアア☆♪€+」>々+\$*※≪℃£♯★」
男「だめだこりゃ」

お化け屋敷
少女「怖いよー怖いよー」クワッ
男「お前の顔の方が怖い」
バッ!
男「うわっ!」
少女「……」バタン
男「おいおい、漫画みたいな奴だな」

など様々な乗り物に乗った

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 04:16:28.71 ID:VSXXjpwk0
少女「あー。楽しかった!」

男「俺はお前に疲れたよ」

少女「えー。なんでー。」

男「本人は気づかないものなんだなハァ。まいいさ、俺も楽しめたから。」

少女「楽しむのが今回の目的だからね!」

男「もうなんとでも言うがいい。じゃあもう帰るぞ。っとその前にトイレ行ってくるから、待ってて。」

少女「うん!」

チャラオa「あの子結構可愛くねぇ?」

チャラオb「あー。いける、いける何か●●ぽいしー」

少女(嫌な予感…)

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 04:22:51.19 ID:VSXXjpwk0
ちゃらおa「ねぇねぇそこの君。君だよ君、君だってば。」

少女(なんでこんなベタな展開に巻き込まれんの?最悪)

少女「え?私ですか?」

ちゃらおb「そうそう、でさー、俺たち暇なんだよねぇー、君も一緒に遊ばない?」

少女「いや、ベタすきるんでいいです」

ちゃらおa「いいじゃん、いいじゃん」

少女「ちょっとやめてくださいよ!」

ちゃらおb「きっつー、まあそれもいいんだけどね。」

少女「助けて!誰か!」

男「妹に手を出すな!」

少女(やっぱりベタだ!)

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 04:31:14.11 ID:VSXXjpwk0
ちゃらおa「なにあんた?この子のなにか?」

男「お兄ちゃんだ!」

ちゃらおb「兄貴が何のようだよ」

男「そのうす汚い手をはなせ!」

ちゃらおa「何年前の言葉だしwww」

ちゃらおb「てか、この子も俺たちの体求めてんの、これでおあいこでしょwww」

少女「もとめてま…ムグッ

男「やめてください。返してください!お願いします。」
土下座

ちゃらおa「なに土下座してんのだっさぁー」

ちゃらおb「こんなださださな兄貴もった妹ちゃんがかわい

少女「やめてー!お兄ちゃんはダサくない世界一のお兄ちゃんなんだー!」

ちゃらおa「ってゆーかーこの兄妹顔似てなくね?妹ちゃんめっちゃかわいい。」

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 04:37:11.76 ID:VSXXjpwk0
ちゃらおa「ってゆうことで妹ちゃんはもらっていく…ドン

警備員「ちょっと事情を聞かせてもらえるかな?」

一般の人「この二人です。この女の子に手を出してました。」

ちゃらお「このクソババア!」

一般の人「誰がクソババアじゃこらぁー」

ちゃらお「おめーのことだよばー…


警備員「お二人さん怪我は無いですか?無いなら早く帰った方がいいですよ。」

男「すいません。ありがとうございました。」

少女「ありがとうございました。」

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 04:45:09.48 ID:VSXXjpwk0
ちゃらお「このやろう!…

?「すいません。この子ら僕らの親戚でして。よくしかっておくので、見逃してはいただけませんか?」

警備員「まだ未成年なのでいいでしょう。しっかりと注意してくださいね。」

?「すいませんでした。」

ちゃらおab「助けてくれてありがとう。でも、なんでたすけた?」

?「みんなー上玉もってきたわよぉー」

ちゃらおab「え?」

ホ 「これはこれは開発のしがいがありますね」

ゲイ「あらー可愛い子達ね。」

オカマ「おネーサンとあそばなぁーい?」

ちゃらおab「う、うそだろ…

ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

この二人は何かに目覚めたという…

一方あの兄妹はというと…

128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 04:52:19.55 ID:VSXXjpwk0
男「かっこ悪い姿妹に見られちまったぜ」

少女「なんで私のために土下座なんてしたの?」

男「私なんかってなんだよ。俺はお前だからやったんだ。殴ったりしたら、あいつらもなにするかわからないだろ?お前を守りたくてただそれだけで土下座しちまったよ…もっとかっこよく助けられたら良かったのになぁ。」

少女「ううん。とってもかっこよかったやよ。」

男「え?」

少女「私のために身をけずってまで、恥ずかしいおもいをしながら、私を助けようとしてくれたんだもの…」

男「お前は優しいな」

ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

ちゃらおはここでも雰囲気壊します。


131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 05:01:32.52 ID:VSXXjpwk0
数ヶ月後
少女「今日の面接どうだった?」

男「…………」

少女「ねぇ。どうだったの?」

男「………」

少女「ねぇってば!」

男「妹。う、う、う、う、受かったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
少女「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!本当⁉」
男「本当だとも!受かったぞ!受かったぞぉぉぉぉぉ!」
男「母さ~ん、父さ~ん、うかったよぉー」
男父、男母「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」」


男「一段落ついたところで、説明します。まず、就職先が決まりました!」

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男「そして、人に仕事を紹介する職業です。」

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男「みなさんのお陰です。ありがとうございました。」

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133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 05:06:17.30 ID:VSXXjpwk0
少女「お兄ちゃん!初出勤頑張って!」

男「おうよ!妹のために頑張って来るぜ‼




男「ただいま~。」

少女「お兄ちゃんおかえりー。どうだった?初出勤。」

男「なかなかいい雰囲気だったぞ。みんな優しそうで。」

少女「よかったね!」

しかしこの数ヶ月後事件は起こったのであった…

134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 05:12:44.58 ID:VSXXjpwk0
数ヶ月後

男「今日も仕事、頑張るぞぉ!」

男「だんだん慣れてきたから、ある程度わかるようになってきたぞ!」

仕事場先輩「おい!男ぉー。過去資料室片付けて置いてくれー」

男「過去資料室ですかぁー。わかりましたー。」

男「まったく、ここは本当にきたないなぁー」

男「なにこれ[ちゃらおをどかす人募集中]だって変なのー」

男「ん?[「妹」になって見ませんか]だと?」


138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 05:18:50.06 ID:VSXXjpwk0
男「ほうほう、月給50万だと?いいなずいぶんと。」

男「どれどれどこでやっていた…!!!」

男「な、な、な、な、なんで家の住所なんだよ!」

男「意味わかんねぇ!どういうことだよ!」

男「もしかして!…先輩!早退します!」

仕事場先輩「え⁉気をつけろよー」

市役所

男「やっぱりだ…戸籍にのってない…」

139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 05:22:42.40 ID:VSXXjpwk0
男「うそだろ?妹が?妹じゃない?他人?騙されてた?妹に?親に?全員に?」

男「これは夢?事実?なにが本物?なにがうそ?信じていいのはなに?…」

男「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」

役員「ど、どうかなさいましたか?」

男「いえ、大丈夫です。」

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 05:29:50.33 ID:VSXXjpwk0
男「俺は誰を信じればいいんだ。ううっ、
一番信頼していた妹に裏切られるなんて」


少女「あれーお兄ちゃんはやかったね。」

男「お前、もうお兄ちゃんと呼ぶな!」

少女「え⁉…」

男「父さんと話がしたい。全員リビングにあつめろ!」

少女「は、はい!」


リビング
男父「男。いったいどうしたんだ。」

男母「言わないとわからないわよ。」

男「父さん、母さん!なんでいつも俺を裏切るんだよ!」

男父、男母「えっ!…」

149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 05:36:35.74 ID:VSXXjpwk0
男「見たんだよ。チラシ、妹募集中の」

男父「なっ!お前、どこでそれをて…

男「そんなことどうでもいいんだよ。ただこいつは妹じゃない、俺はひとりっ子だっていうのは本当なんだろ」

男父「…ああ。そうだ」

男「じゃあ、出ていけ。」

少女「え⁉」

男母「それはひどすぎるんじゃないの!」

男「お前が出ていかないならおれがででいく!」

男父「ちょっと落ち着きなさい!」

男「これが落ち着いていられっかよ。!みんなに裏切られたんだぞ!」

151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 05:41:12.22 ID:VSXXjpwk0
男「もういい、じゃあな。もう、二度と会わないだろうよ。」

男父「待ちなさい!」


少女「お兄ちゃん!」

男「お兄ちゃんってよぶな!」

男「そしてついて来るな!」

少女「お兄ちゃん、私は愛してるよ。」

男「そうかそうか、そんなにお金を愛してるのか。」

少女「なんで、そうなるの!」


154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 05:50:20.38 ID:VSXXjpwk0
男「所詮お前は月給50万につられてきたんだろ」

少女「それは…」

男「ただのお金への愛情だ。だからもう、家に帰れ。お前の顔もみたくない。」

少女「違う!」

男「違くない!」

少女「私は最初はお金目当てだったよ?。でもね、あなたと過ごしている内に、お金よりあなたといる時間が欲しくなったの。
あなたがとてもかっこ良く見えた、とても頼もしく見えた。遊園地のときだって、
普段の生活だって、いつも私を見ていてくれた。いつも支えてくれた。いつも守ってくれた。だから私は貴方が好きになった。お兄ちゃんとしてではなく、…

男「やめろ!!!!…やめてくれよ。もう嫌なんだよ。裏切られるのは。」

157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 06:00:55.27 ID:VSXXjpwk0
男「俺は親に何回裏切られたことか。遊園地連れってと言って「いいよ」と何回も言われ一度も連れて行ってもらえない。誕生日にはちゃんとお祝いしてあげるからね、といって一度もお祝いされてない。授業参観も大会もみな同じだ。
笑っちまうだろ、こんな些細なこと引きずって。でも、俺はとても悲しかったんだよ。人を信じることも本気で出来なくなった。」

男「しかしな、お前がきた。俺はお前を一番信頼していた。お前だけは本物だと信じてた。しかし、また、裏切られた!
俺はよぉー何を信じればいいんだよぉー」

少女「私を、私を信じて。私は裏切らない!あなたが私を信じてくれたように、私は貴方を一生信じ続ける。だから、どこにも行かないで、[お兄ちゃん!]」

160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 06:10:39.70 ID:VSXXjpwk0
雪が今降ってきました。

今年の初雪です。

あれ、向こうが少し暖かいです。

なんだろう。

仲の良さそうな二人組がくっついてあるってます。

それだけであったかいのでしょうか?

近づいてもなかなか暖まりません。

そんなにゆっくり歩かないで早く帰って暖まればいいのに。

でも、なぜだか暖かい。

なぜだろう?

北風にはそんなことわかりません。ただなんとなく気持ちが暖かくなります。
そんな二人組の隣をピューっと流れて行きました。

FIN

168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/19(土) 06:29:36.13 ID:VSXXjpwk0
数年後

男父「あははは、あの時はどうなるかと思ったよなぁ」
男母「だっていきなり飛び出して行ってしまうんですものねぇ」
男父「まあ、あの子をバイトで雇ってよかったなぁ」
男母「一石二鳥でしたねぇ」

男「おい。まだあれは流石に少し怒ってるぞ。」

男父「わっ!。お前くるなら来ると言え!」

男「いいじゃねぇか。細かいこと。」

姉「だめよぉ~男父さんには優しくしてあげないと。心臓弱っちゃうよ。」

男「ああ。悪かった。そういえば男父の介護してくれてるんだって?ありがとな」

姉「介護の仕事が丁度わまってきただけだから気にしないで。」

ちゃらお「男ちーす。やっと掘らせてくれるんですか?」

男「違うわボケ。なんでお前らまで呼ばれてんだよ。」

ちゃらお「一応登場しましたし。」

男「まあ。いいや。いよいよ主役の登場だぜ」

少女「みんなーお待たせー」

?「オギャーオギャーオギャー」