1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 21:40:49.05 ID:WCoErxvJ0
少女「いらっしゃい 入って」ガチャリ

男「お邪魔します」

少女「あんたが家庭教師として家に来てから、もう半年経つのね」

男「そうだな ていっても君の年上に対する態度はまるっきり変わらないけど」

少女「大きなお世話よ」

男「…そろそろ勉強始めなくちゃ 第一志望、受かりたいんでしょ」

少女「…うん」

引用元: 男「今度結婚する」 少女「…おめでとう」 



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 21:44:38.91 ID:WCoErxvJ0
カリカリ

少女「…ここ分かんない」

男「そこか? どれどれ」ズイ

少女「顔近い」

男「す、すまん」サッ

少女「今度は遠すぎ 教える気あんの?」

男「すまん…」

少女「ほら、早く」

男「お、おう…」


3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 21:46:49.10 ID:WCoErxvJ0
カリカリ

少女「あーもうつかれたんだけどー」

男「…まだ30分しか経ってないよ もう少し頑張ろう」

少女「それ聞き飽きた」

男「知ってる」

少女「…勉強なんかやめてイイことしよっか」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 21:49:50.38 ID:WCoErxvJ0
男「またそんな冗談を」

少女「冗談じゃないし」

男「冗談だし」

少女「そうだし」

男「…あのな お前同級生にもそういうこと言ってるわけ?」

少女「言ってないわけ あんただけだし」

男「…勉強、再開しなくちゃ」

少女「そうだね」

カリカリ

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 21:56:42.39 ID:WCoErxvJ0
カリカリ

少女「好きな人できたんだ」

男「へぇ、どんな人?」

少女「気になる?」チラ

男「? そりゃまぁ…」

少女「えっとねー あんたみたいにかっこ悪くなくて あんたみたいに頭悪くなくて あんたみたいに運動神経も悪くないの」

男「すごい子だな 俺じゃ敵わない」

少女「全部嘘」

男「…手、止まってるんだけど」

少女「知ってる」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 22:00:40.90 ID:WCoErxvJ0
少女「喉かわいたー」

男「麦茶とってこようか」

少女「りんごジュースじゃなきゃやだ」

男「わがまま言うなって」

少女「家に無いなら買ってきてよ」

男「…そしたら誰が勉強教えるんだよ」

少女「一人で出来るし」

男「んじゃ帰るかな」

少女「待って」ガシ

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 22:03:10.46 ID:WCoErxvJ0
男「なんだよ」

少女「あんたが帰ったら誰が勉強教えるのよ」

男「…麦茶とってくる」

少女「氷いっぱい入れてくれなかったら怒る」

男「はいはい」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 22:06:28.73 ID:WCoErxvJ0
ガチャリ

男「持ってきたぞ」

少女「……」スースー

男「寝てるし」

男「おい、起きろ」

男「おーい」ユッサユッサ

男「チューするぞ」

少女「引くわ」パチッ

男「起きてるんなら勉強しようね」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 22:10:52.42 ID:WCoErxvJ0
男&少女「あのさ」

男「…お先にどうぞ」

少女「そういうあんたは好きな人いるの?」

男「!」

少女「いるの?」

男「えっと…」

少女「いるの?」

男「…いる」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 22:17:11.81 ID:WCoErxvJ0
少女「へぇ…どんな人なの?」チラ

男「君と違ってしとやかで、君と違ってかなり器用で、君と違って話の分かる人」

少女「全部嘘」

男「じゃない」

少女「そう…」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 22:26:36.97 ID:WCoErxvJ0
少女「いつから付き合ってるの? どこまでしたの? 最近いつ会った?」

男「……その人とさ」

女「……」

男「今度結婚する」

少女「…おめでとう」

男「うん」

少女「よかったじゃん」

男「うん」

少女「今度紹介してよ」

男「いつかな」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 22:34:53.96 ID:WCoErxvJ0
急に女が出たのはミスです
少女に脳内変換しといてください

男「結婚はもう少し先の話なんだけどさ」

少女「うん」

男「結婚するならもっとまともな職に ってことで向こうの父親から条件出されて」

少女「それって…」

男「うん あと2ヶ月したら家庭教師やめる」

少女「転職先はもう決まってるの?」

男「ちょくちょく探してたから、もうすぐってところ」

少女「そう」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 22:42:14.78 ID:WCoErxvJ0
男「結婚式…来てくれる?」

少女「行かない」

男「残念」

少女「もう帰って」

男「君のお母さんに怒られちゃう」

少女「知らない 帰れ」

男「あのなぁ」

少女「帰ってよ!」ドンッ

男「なにイライラしてんの?」

少女「してないし」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 22:45:04.62 ID:WCoErxvJ0
男「イライラしてるだろ どう見ても」

少女「今日はあの日なの! だからだるいの」

男「また適当なこと言って…」

少女「適当じゃないし 見る?」

男「いい」

少女「もう時間だよ」

男「嘘つけ」

少女「うん」

男「うんじゃない」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 22:50:16.93 ID:WCoErxvJ0
男「あと1時間もあるから」

少女「集中できない」

男「なんで?」

少女「確かに なんで?」

男「俺が知るか馬鹿」

少女「馬鹿じゃなきゃあんた雇ってないし」

男「雇ったのは君じゃない」

少女「ぐぬぬ」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 22:52:59.64 ID:WCoErxvJ0
少女「ねぇ」

男「?」

少女「なんでもない」

男「なんでもないことはないだろう」

少女「本当になんでもない」

男「何隠してんの?」

少女「隠してないし!」

少女「もう、ただでさえイライラしてんのに やめてよね」

男「話ふったの誰だよ…」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 22:58:18.78 ID:WCoErxvJ0
少女「あーもう寝ます 寝ますよー」

男「コラ、椅子に戻っ…」スッテンコロリン

ガバッ

少女「なに覆い被さってんの」

男「君の部屋の汚さを物語っているとは思わないか」

少女「何で転んだの」

男「下g… 

バキッ

男「ぐえ」

少女「へんたい」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 23:02:02.93 ID:WCoErxvJ0
ガチャリ

男&少女「!」ビクッ

母「頑張ってる? …あら、少女寝てるの?」

男「少し休憩させるつもりで横にならせたら… すみません」

母「ちょっと… しっかり頼みますよ あと2ヵ月きりなんですから」

男「はい… 頑張ります」

母「それでは 失礼しました」バタン

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 23:06:12.83 ID:WCoErxvJ0
少女「ばか」グスッ

男「少女…」

少女「あと2ヶ月とか まだ受験もしてないし」

男「そうだな」

少女「あんたは寂しくない?」

男「…寂しくない」

少女「嘘でしょ」

男「……」

少女「なんで何も言わないの」

少女「なんで…」グスッ

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 23:09:15.47 ID:WCoErxvJ0
男「あと残り30分だから ラストスパートかけよう」

少女「ノートが滲んで見えるから無理」

男「とりあえず涙拭け」

少女「泣いてないから」

男「滲んでるんじゃないのかよ」

少女「滲んで見えるだけだってば」

男「はいはい 3分間だけ待ってやる」

少女「そこ笑うとこ?」

男「そのはず」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 23:16:27.96 ID:WCoErxvJ0
男「意思のありかを言え」

少女「ラ○タ城」

男「お前の勉強する意思はそんなところにあるんだな」

少女「それじゃ、あと27分も勉強できないね」

男「意地でもさせるからな」

少女「どうやって?」

男「力ずく」

少女「やってみなよ」

男「…いいの?」

少女「えっ」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 23:19:15.77 ID:WCoErxvJ0
男「本気出すよ?」

少女「え ちょ やめ…」

男「ほら、ほら…」ジリジリ…

少女「助けっ」ムグッ

男「大声出すんじゃないぞ…」スッ

少女「ん゛~っ!」ジタバタ

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 23:23:22.95 ID:WCoErxvJ0
少女「ん゛ん゛っ! ん~!」ジタバタ

男「耐えられるかな? ふふふ」

少女「んっ んぁっ! ひぃっ」

男「どうだ、このコチョコチョ」

少女「むぐっ はっ やめっ…てっ…」

男「勉強するか?」

少女「する! するっ から…っ」ゼェゼェ

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 23:28:03.78 ID:WCoErxvJ0
男「こんなことしてたら残り時間が…」

少女「どやぁ」

男「今回は俺の負け」

少女「そう、負けを認めるのよ」

男「調子に乗るな」

少女「…もう帰る?」

男「そうだな、そろそろ…」

少女「それじゃ、いつものアレして」

男「アレって… 俺結婚するってのに」

少女「いいから早く」

男「もう…」

チュッ

少女「ふふ… おやすみ」

男「あぁ、またな」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 23:33:02.27 ID:WCoErxvJ0
男「それじゃ」バタン

少女「気をつけてね」

少女「ふぅ…」

少女「さて、勉強勉強」

カリカリ

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 23:35:45.20 ID:WCoErxvJ0
少女「できなかったぶんやらなきゃ」カリカリ

少女「第一志望受からなきゃ」カリカリ

少女「結婚…」カリカリカリカリカリ

『しんじゃえしんじゃえしんじゃえしんじゃえしんじゃえしんじゃえしんじゃえ
 しんじゃえしんじゃえしんじゃえしんじゃえしんじゃえしんじゃえしんじゃ…』

少女「しんじゃえ…」ボソ

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 23:44:58.50 ID:WCoErxvJ0
少女「……」ボー

友達A「少女、お昼どうするー?」

少女「…じゃえ」

友達A「? なんて? もっかい!」

少女「ふぇっ? な、なんでもないよ?」

友達B「てか少女、声枯れてない?」

友達C「そうだよ、授業中も窓の外見ながらずっとブツブツ同じこと言ってたし」

友達A「ねぇ、大丈夫なの? なんかあったら相談のるよ…?」

友達B「うちら友達じゃん!」

少女「ありがと… 気持ちだけで嬉しいよ 一応保健室行っとくね」ニコッ


60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 23:53:22.90 ID:WCoErxvJ0
保健室

ガラガラ

少女「失礼しまーす」

保健医「あら少女ちゃんまたサボリ? って何その酷い声」

少女「なんか声が潰れるまで同じこと言ってたみたいで…」

保健医「覚えてないの?」

少女「はい… 無意識というか」

保健医「疲れてるんじゃない? 嫌なことでもあった?」

男『今度結婚する』

少女「…別に なにも」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 23:55:10.74 ID:WCoErxvJ0
保健医「…とりあえず休んでいけば?」

少女「そうします」

保健医「……」

保健医「何があったかは知らないけど 私はいつでも少女ちゃんの味方だからね」

少女「……」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 23:58:53.68 ID:WCoErxvJ0
少女「先生はさ」

保健医「んー?」

少女「彼氏とかいたりする?」

保健医「ぶはっ」

保健医「いきなり何を言い出すかと思えば…」

少女「いるの?」

保健医「あぁもういないわよ! 悪かったわね!」シャァァ

少女「ぷっ」

保健医「何笑ってんのよ」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 00:05:14.06 ID:2+P/eGyD0
少女「先生おもしろいなー」

保健医「中学3年生に面白がられる29歳…」

少女「おばさん」ププッ

保健医「うっさい! 私だって… 私だって…」グス

少女「相談乗ろうか?」

保健医「よろしく…」グスッ ズビッ

少女「(どうしてこうなった)」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 00:16:05.16 ID:2+P/eGyD0
保健医「それでね、私がね…」

少女「(長い…)」

友達A「失礼しまーす 少女いる?」

保健医「Aさん あなたも仮病?」

少女「失礼な」

友達A「いえいえ そろそろ元気かなーって」

少女「ありがとう もうちょっと休んでくよ」

友達A「そう… お大事にね!」タタタッ

保健医「さて… 先生も、ここ空ける用事があるから出ていくけど おとなしくしとくのよ」

少女「はーい」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 00:18:01.80 ID:2+P/eGyD0
少女「結婚…」

少女「はぁ…」

男『今度結婚する』

少女「べっ 別に気になんないし…」ブンブン

少女「けっこんけっこんけっこん…」ブツブツ


72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 00:21:41.85 ID:2+P/eGyD0
放課後

キーンコーンカンコーン


少女「あ゛ー…」

友達A「ちょっと、悪化してない?」

友達B「ほんとだ、もっとひどくなってる」

友達C「本当に大丈夫なの? 風邪とか…」ピト

少女「熱とかないない! 大丈夫だから」

友達C「確かに熱はない… 恋の熱とか? なんちって」

少女「!」

友達B「ちょっと何それー」

キャハハハ

友達A「こら、真面目に…」

少女「いいの、本当に大丈夫だから 気にしないで」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 00:30:17.96 ID:2+P/eGyD0
少女「私は何をしてるんだろうか…」トボトボ

男「それでさー」

少女「あっ、あいつ…の横にいるのは…」

少女「結婚相手…?」ササッ

男「? 今誰かいた?」

女「気のせいじゃない?」

男「そっか んじゃ行こう」

女「うん」

少女「…手なんか繋いじゃって」ギリッ


77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 00:33:39.01 ID:2+P/eGyD0
少女「……」ササッ

少女「後つけたりなんかしちゃって… 私バカみたい…」

男「それじゃ、またね」

少女「ここがあの女の家ね…」

男「ばいばい」

女「うん」

チュッ

少女「…っ!」ギリリッ


80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 00:37:47.60 ID:2+P/eGyD0
少女家

男「ここが、こうなって…」

少女「……」カリカリ

男「今日はやけに素直に勉強してるな」

少女「……」カリカリ

男「あのな」

少女「……」カリカリ

男「褒めてるんだぞ」

少女「……」ピタ

男「心境の変化っていうの? 君にもとうとうやる気が…」

少女「……」ボキッ

男「芯、折れたよ」

少女「……」カチカチ カリカリ

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 00:41:24.67 ID:2+P/eGyD0
男「もう帰る時間だけど…」

男「アレ、する?」

少女「しない」

男「なんで急に…」

少女「しないったらしない!」

男「そうか んじゃ帰るよ」ガチャリ

男「……」

少女「何佇んでんのよ 早く帰りなさいよ」

男「じゃぁな」バタン

少女「あんな女の唇に触れたあんたの唇なんて… もういらないから」

少女「…勉強しよう」

カリカリ

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 00:44:33.59 ID:2+P/eGyD0
学校

キーンコーンカーンコーン

先生「個人面談が今日から始まる 出席番号順でいくから… 少女、お前からだな」

先生「進路をおおかた決める、大事な面談だ 緊張感をもって臨んでくれよ」

生徒「はーい」

先生「それじゃ少女、教室を移るぞ あとは自習だ 静かにするように」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 00:49:12.97 ID:2+P/eGyD0
先生「さて… お前の志望だが B高か」

少女「はい」

先生「最近頑張ってるようだし、その頑張りも成績に表れてる」

先生「先生な、正直言うと もう1ランク上のA高を狙ってみてもいいと思うんだ」

少女「はぁ…」

先生「家庭教師についてもらったり、寝る間も惜しんで頑張ってるんだろ?」

少女「家庭…教師…」

先生「その目の下のクマ 努力の結晶というか お前の頑張りを物語っている」

先生「どうだ 志望校、考え直してみないか?」 

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 00:52:59.32 ID:2+P/eGyD0
少女「嫌です」

先生「え」

少女「私はB高を目指して勉強してきたんです 今更目標を変えるとか…そんなことできません」

先生「だ、だけどな? 学校的にも、レベルの高い高校に行ってもらえると助かるというか…」

少女「私は私のために頑張ってるんです 学校のために頑張るだなんてとんでもない」

少女「きっと、私じゃなくてもそうですよ 先生」スクッ

先生「お、おい少女!」

少女「失礼しました」 ガララ ピシャッ

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 00:56:53.21 ID:2+P/eGyD0
少女「最悪…」

少女「あの人と相談してやっと決まった志望校を…学校のために…」

少女「ありえないから」

スタスタ

友達A「あっ 少女! 志望校どうなった!?」

少女「大丈夫、変わらずB高だよ」ニコッ

友達A「よかった~! 私も変更とかじゃなきゃいいけど…」オドオド

少女「大丈夫、Aちゃんは私より頭いいでしょ?」

友達A「そんなことないよ! 少女ちゃんの方が…」

少女「まぁまぁ 早く行かないと先生に怒られちゃうよ」

友達A「そ、そうだね… じゃ、また後でね!」タタタッ

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 01:04:11.86 ID:2+P/eGyD0
友達A「やったー! 私もB高受けて安心だって!」

少女「よかったね、Aちゃん」ニコッ

友達A「うん! 一緒に頑張ろうね!」キャッキャッ

友達B「少女ちゃんと一緒になるかもなんて、いいなぁ 私C高だからさー」

友達C「少女ちゃん! 今からでもA高にしない!? 私だけじゃ寂しいよー」ウルウル

少女「あはは… 私はB高って決めてるから ごめんね」アセアセ

友達C「いっいや、そんなの全然! みんなで頑張ろうね!」

少女「(絶対B高しかないんだから…)」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 01:07:40.32 ID:2+P/eGyD0
少年A「おいおい、少女のあの表情やばくね!?」ヒソヒソ

少年B「だな、窓の外見上げてボーッとしてるだけで絵になるってどんだけだよ…」ポー

少年A「おいおい、お前少女のこと好きなんかぁ?」ニヤニヤ

少年B「悪いかよ! よし決めた、今日告る 絶対告る」

少年A「ま、マジかよ! やるぅ!」

ザワザワ

少女「(なんか教室うるさい…)」イライラ

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 01:10:11.64 ID:2+P/eGyD0
放課後

少年B「あの、こんな所に呼び出してごめん… 俺のこと知ってる?」

少女「知ってるよ 少年B君でしょ?」

少年B「え、名前知ってたの!? 嬉しいなぁ」

少女「同じクラスなんだし、当然だよ」ニコッ

少年B「あっ、そうだよね! あはは、あは…」

少女「それで、なんの用なのかな?」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 01:13:03.53 ID:2+P/eGyD0
少年B「そ、そうだ! 実は言いたいことがあって…」

少女「うん」

少年B「俺、少女さんのことがずっと好きだったんだ」

少女「そうなの?」

少年B「うん できれば付き合ってほしい… だめかな?」

少女「うーん…」

少年B「」ゴクリ

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 01:18:00.49 ID:2+P/eGyD0
少女「だめ、かな」

少年B「そっか…」

少女「好きな人がいるんだよね」

少年B「だっ、誰!?」

少女「君には関係ないよ」

少年B「いっ、いいじゃないか それくらい!」

少女「ごめん、これだけは言えないの」

少年B「…てくれよ」

少女「?」

少年B「付き合わなくていいから、一回だけイイことさせてくれよ」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 01:23:12.94 ID:2+P/eGyD0
少女「何言って…」

少年B「な、チューだけでいい…」ハァハァ

少女「こ、こないで…」

少年B「いいだろ…」ジリジリ…

少女「ちょっと… 誰か…」

ガシッ

少女「嫌… 嫌ぁ!」

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 01:25:56.69 ID:2+P/eGyD0
そこで何してる!

少年B「!?」ビクッ

少女「せんせい…?」グスッ

先生「お前何やっとんじゃァ! 少女、大丈夫か?」

少女「は、はい…」

先生「詳しい話は指導室で聞くからな、少年B」

少年B「やめろ! 離せ! 助けて少女さん!」

少女「はぁ…、はぁ…」

少女「最低」ボソッ

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 01:29:32.48 ID:2+P/eGyD0
少女家


男「ここをこうして…」

少女「……」

男「手が止まってるぞ」

少女「うっ…」グスッ

少女「うっ うわああん!」

男「ちょっ どうしたの!?」


117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 01:33:47.26 ID:2+P/eGyD0
男「そう、そんなことが…」

少女「すっごく怖かった… 目が血走ってて、息遣い荒くて…」

少女「ケダモノってあいつのことを言うのよ…」

少女「もうあいつに会いに学校行くの嫌…」

男「ばか」ギュッ

少女「!」ドキッ

男「怖いだろうけど頑張ってみろよ 今までの努力、こんなことで無駄にしちゃいけない」

少女「うっ、うえぇ…」グスッ

男「だからもう泣くなって な?」

少女「…だったら、アレして」

男「…いいのか?」

少女「うん…」

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 01:37:28.07 ID:2+P/eGyD0
少女「ぷはっ、はぁ…はぁ…」

男「大人のキスは初めて?」

少女「いつだって何だって、あんたが初めてに決まってるじゃない…」

男「そうなのか」

少女「だからもっと教えて」

男「おい、俺は家庭教師だぞ… 自分が何言ってるか分かってるのか?」

少女「保健体育の授業、よろしく…」

男「っ!」ドキッ

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 01:40:25.14 ID:2+P/eGyD0
男「じゃ、いくぞ…?」

少女「早くしなさいよ、この体制恥ずかしい…」ドキドキ

男「てか、お母さん入ってきたりとか…」

少女「今日同窓会でしょ だからはやくぅ…」

男「どうなっても知らないからな!」グイッ

少女「っつ… 痛ぁ…」

男「ほれみろ言わんこっちゃない」グググ…

129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 01:43:35.73 ID:2+P/eGyD0
少女「んはぁっ! んんっ…」

男「うっ…」ドクン

少女「えっ、ちょっ、えぇっ!?」

男「あぁ… ごめん、俺とんでもないことを…」

少女「いや、びっくりしただけ… それに今日は大丈夫だし」

男「超えてはならない一線を超えてしまった…」

131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 01:46:02.29 ID:2+P/eGyD0
少女「ねぇ」

男「ん?」

少女「こういうことってさ、結婚相手としたことあるでしょ? 私とどっちが…」

男「ない」

少女「え?」

男「いざとなったらビビっちゃって… あの人とは中々できずにいた」

少女「そ、それじゃっ… 私が初めて?」

男「そういうことになるな」

少女「…!」パァァ

133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 01:48:55.52 ID:2+P/eGyD0
少女「うー… まだ痛い…」

男「大丈夫か?」

少女「ぜんぜん大丈夫…じゃない」

男「おい」

少女「こんなに痛いとは思わなかった」

男「だからやめとけばよかったのに…」

少女「そ、それは… もう!」ポカッ

男「う、うわ、やめろって!」

少女「うっさい! しね!」ポカッ

アハハハハ

136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 01:52:19.59 ID:2+P/eGyD0
男「ん、もうこんな時間か」

少女「泊まっていきなよ」

男「それはさすがにまずいって 帰るよ」ガチャリ

少女「そう…」シュン

男「ったく…」

チュッ

少女「!」カァァァ

男「これで我慢してね おやすみ」バタン

少女「えへへ…」

138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 01:55:33.98 ID:2+P/eGyD0
少女「あーもう! 幸せすぎ!」モフッ

少女「このベッドの上で… 今夜…」ドキドキ

少女「きゃー! 大人の階段登っちゃったー!」ジタバタ

少女「……いつまで続くのかな、この幸せも…」

少女「結婚したら…子供だって生まれるだろうし…」

少女「当然生まれるまでの過程ってのもあるわけで…」

少女「てことは、あの人とお相手さんが… 今夜みたいなことを…」


少女「…あの人の子供欲しい なーんて」

144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 02:02:55.62 ID:2+P/eGyD0
学校

少女「……」キョロキョロ

友達A「少女、どうしたの?」

少女「少年Bくんが…見当たらない」

友達B「彼なら転校したよ?」

少女「えっ」

友達C「なんでまたこの時期に…ねぇ?」

友達A「少女、何か知ってるの?」

少女「なっ、なにも知らないよ! やだなぁ…」

友達A「だよねー」

少女「そうだよー もうー」プンスカ

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 02:06:54.08 ID:2+P/eGyD0
少女家

少女「彼なら転校したみたい…」

男「そうなのか やっぱり前の件で…?」

少女「だと思う」

男「ならもう安心だな よかったじゃないか」

少女「そうだけど… もっと安心させてよ」

男「それって…」

少女「そういうこと♪」

148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 02:09:37.54 ID:2+P/eGyD0
少女「はぁ… はぁ…」

男「ふぅ…」

少女「また中だったね…」

男「まずかったか?」

少女「いや、大丈夫だけど」

男「それにしても、慣れてきたんじゃないか?」

少女「痛いもんは痛いよ! ばか! もっと優しくしろ!」

男「…すみません」

154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 02:17:19.73 ID:2+P/eGyD0
男「あと一週間」

少女「?」

男「家庭教師やめるまで」

少女「あっ…」

男「結婚式の日取りももう決まったんだ 転職先が見つかったらすぐにって話だったから」

少女「そ、そうなんだ…」

男「結婚式、来てくれよ」

少女「考えとく…」

男「さて、悪いけど今日は帰らせてもらう」

少女「えっ、勉強は?」

男「すまない、今から女とディナーなんだ…」

少女「そう… なら急がなきゃね! ほらほら、早く出ないと!」グイグイ

男「こ、こら 押すなって」

157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 02:20:21.18 ID:2+P/eGyD0
少女「ばか、ばか、ばかばかばかばか…」ガリガリガリガリガリガリガリガリガリ

『女きえろ女きえろ女きえろ女きえろ女きえろ女きえろ
 女きえろ女きえろ女きえろ女きえろ女きえろ女きえろ…』

少女「みんなきえろ…」スースー

159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 02:24:36.68 ID:2+P/eGyD0
少女家


少女「んんっ…!」ビクン

男「今ビクッてなった」

少女「うっ…さい…」ハァハァ

男「やっぱ慣れてきてるよね」

少女「そりゃまぁ…」

男「変 さんだなぁ」

少女「なっ あんたにだけは言われたくない!」カーッ

少女「…このまま、あんたを私の物にしたい」

男「何言ってるんだ、結婚式はもう明後日なんだぞ」

少女「そ、そうだね… ごめん」

161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 02:28:18.00 ID:2+P/eGyD0
男「今日も、その…彼女に会わないとだから」

少女「あんた、私が落ちてもいいわけ?」

男「君はもうA高余裕レベルまで頑張ってるじゃないか 今更俺が見なくたって」

少女「そんな寂しいこといわないで!」ダン

男「!」

少女「結婚しちゃったら終わりなんてやだ… お別れなんてやだよぉ…」グスッ

男「……」

ギュッ

少女「……」

男「ごめん ごめん…」

少女「もう少しだけ、このまま…」

162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 02:33:13.82 ID:2+P/eGyD0
学校

キーンコーンカーンコーン

友達A「少女、テストどうだった?」

少女「うーん… まぁまぁかな?」

友達B「どれどれ~?」

少女「あ、ちょっと!」

友達B「げぇっ! 80点取っといてまぁまぁはないって!」

友達C「嘘!? 少女~、やっぱA高来なって~」

友達A「ふっふっふ、残念でした 少女は私と一緒にB高へ行くんだから!」

アハハハハハ

164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 02:42:51.07 ID:2+P/eGyD0
少女家

少女「ただいま~」

母「……」

少女「どうしたの…? そんな暗い顔して」

母「家庭教師の先生の婚約者さんが…」

少女「?」

母「交通事故でお亡くなりに…」

少女「えっ…」

169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 02:44:57.74 ID:2+P/eGyD0
少女「嘘…でしょ…」

母「誰がこんな嘘つくってのよ! あぁ、お気の毒に…」

少女「せ、先生は…」

母「予定通り、今日も来るそうよ 大変な時なのに…」

少女「(どうしよう… 私が消えろなんて願うから… そのせいだ…)」

175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 02:47:51.63 ID:2+P/eGyD0
ガチャリ

少女「!」

男「少女ちゃん…」

少女「……」

男「うぅっ… 女さん… 女さん…」

少女「な、泣かないでください… こういうこともありましたけど… 気を落とさずにこれから…」

男「これから!? これからってなんだよ! 女さんがいない世の中にこれからも糞もあるかよ! えぇ!?」

少女「……」

男「くそっ! ふざけやがって!」ガバッ

少女「あっ…!」ドサ

178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 02:51:28.30 ID:2+P/eGyD0
男「うわあああ! 少女! 少女!」ズンズン

少女「あっ いやっ くぅ…」

少女「(こんなに私に夢中…)」

少女「(こんなこと本当は思っちゃいけないのかもしれないけど…)」

少女「(女が死んだことって、実はとても…いやものすごくラッキーだったんじゃ…)」

少女「男さん、気持ちいいですか…?」

男「あぁっ 最高だよ少女! あっ あっ やばい!」

少女「きて…」ニコッ  

182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 02:53:26.24 ID:2+P/eGyD0
少女「(もういない人の名前を呼ぶ…?)」

少女「(目の前にいるのは私なのに… 意味分かんない…)」

男「はぁ… はぁ… もう俺には君しかいない… 君しかいないんだ…」

ギュッ

少女「(いみわかんない…きもちわるい…いみわかんない…きもちわるい…)」

188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 02:57:29.37 ID:2+P/eGyD0
学校

キーンコーンカーンコーン

少女「……」ボー

友達A「もう、ボーッとしてどうしたの?」

友達B「もうすぐクリスマスなんだし、テンションあげていこうよ!」

友達C「そうそう、人生楽しんだもん勝ちよ」ビシ

少女「…そうだね! ごめんね、心配かけちゃって…」

友達A「いいっていいって! そんなことよりクリスマスは暇?」

友達B「彼氏いない組どうし、パーっとしない?」

友達C「そうそう、みんな一緒だったら寂しいわけないからさ」


189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 03:00:39.08 ID:2+P/eGyD0
少女「ご、ごめ~ん… クリスマスは予定が…」アセアセ

友達A「なぬっ! さては彼氏か!」

友達B「ずるいぞ! ずるいぞ!」

友達C「くやしいのう」

少女「こっ、今度紹介するから… ほんとごめんね?」

友達A「いいって いいって 楽しんでこい! うちらはうちらで楽しむから」

友達B「こっちの方がよかったーって思わせるくらいやっちゃうから!」

友達C「ちょくちょく写メ送っちゃうから いい雰囲気邪魔してやる!」

アハハハハハ

190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 03:03:03.06 ID:2+P/eGyD0
少女家

少女「クリスマス、どうするの?」

男「どうしよっか あ~、女がいた時は二人でよく話あって決めたなぁ」

男「懐かしいなぁ… あはは 女…」グスッ

少女「ちょっと… 今の彼女は私でしょ その話しないで…」

男「おっとすまん でもあいつはいい娘だったからさ…」

少女「……」キッ

男「…悪かったって」

191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 03:05:16.57 ID:2+P/eGyD0
少女「…泊まってくんでしょ? 一緒のベッドで…」

男「いいよ床で寝るから おやすみ」

少女「早くない…?」

男「俺は疲れてるの! 彼女ならそんくらい分かれよ! ったく」

男「女の時はそういうのすぐ察して、布団とか敷いてくれたんだけどな」

少女「あっ… ごめんなさい、今すぐ準備するから…」タタタッ

男「ほんと頼むよ~ マジで」イライラ

193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 03:06:48.54 ID:2+P/eGyD0
少女「せっかく大好きだった男さんの彼女になれたのに…」

少女「嬉しいはずなのに…」

少女「何かにつけて女は女はって…」

少女「なんか違うよ… 変だよ…」グス

199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 03:09:50.68 ID:2+P/eGyD0
クリスマス数日前

男「まだ数日前だってのに、街はクリスマス一色だなぁ」

少女「そうね」

男「クリスマスはホテルばっちり予約しといたから 久々に燃えてきたぁ!」

少女「そうね」

男「展望台かぁ 懐かしいなぁ 女とはよくここに来たもんだよ」

男「わりと人が少なくて、チューするには恰好の場所だったんだよなぁ」ウンウン

少女「そうなの」

パラパラ…

男「雪じゃん」

201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 03:11:39.76 ID:2+P/eGyD0
少女「寒い」

ギュッ

男「こうすれば暖いだろ…?」

男「今なら人も、いないし… ここでどう?」

女「そうね」

ブスリ

205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 03:15:47.11 ID:2+P/eGyD0
男「あ、あ、あ…」

男「腹が、熱…い…」

少女「刺してるもの」

男「な、なん…で…」

少女「さぁ? 自分の胸に聞けばいいじゃない」

男「いやだ…死にたく…な…い」

少女「…おめでとう」

男「な…にがケホッ」ビチャ

少女「大好きな大好きな女さんの所へ行けるね 向こうで 末永く お幸せに」

209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 03:18:42.79 ID:2+P/eGyD0
男「うぅ… 女ぁ… 女ぁ…」

少女「最後まで…あの女のこと… 幸せな人」

ピロリロリ♪

少女「メール?」

友達A『クリスマスパーティーの買出し中!  
    そっちは今頃彼氏さんとデート?
    こっちの方が楽しいんだからね!』

少女「ふふふ… 楽しそうで何よりです っと」ピピピ


210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 03:20:41.40 ID:2+P/eGyD0
少女「服が返り血でべっとり…」

少女「お気に入りだったのになぁ」

少女「帰って洗濯しなきゃ」

少女「……」クルッ

少女「さよなら」スタスタ…


214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/31(水) 03:23:25.35 ID:2+P/eGyD0
『それでは次のニュースをお伝えします
 今日夕方、男性の遺体が街の展望台にて発見されました
 その数十分後に少女が家で首を釣って自殺して死亡しています
 警察はこの2件に関連性があるとみて調査を進めているのとのことです』


お わ り