1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 19:25:46.10 ID:LSnjTcwL0
小鳥「間違いありません!」バンッ!
P「……」
小鳥「……」
小鳥「……なんですか? その、『また始まったよ』みたいな目は」
P「みたいなというか、まさにそう思っていたんですが」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403864745
引用元: ・小鳥「プロデューサーさんの右手は幻想殺しですね!」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:27:14.77 ID:LSnjTcwL0
小鳥「もしかして、信じてませんね? プロデューサーさん」
P「いや、もしかしてもなにも……」
小鳥「プロデューサーさんはその右手で、異能の力を打ち消すことができるんですよっ!」
P「……」
小鳥「……」
P「……あー……はは……そうですねー。うんうん。俺もはやく三期が来ないかなって、楽しみにしてるんですよ」
小鳥「なんで話を流そうとしてるんですかっ! そういうことじゃなくてですね?」
P「そういうことじゃない? あ、そうですね。レールガンの二期がありましたもんね。まだ気が早いか。ははは、失礼しました」
小鳥「真面目に聞いてくださいよ! 私はアニメ談議がしたいんじゃなくて」
P「格闘ゲームにも参戦したんですよね。あのゲーム、結構好きなんですよ。ははは」
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:28:17.93 ID:LSnjTcwL0
小鳥「……」
P「……」
小鳥「……わかりました」
P(おさまったか)
小鳥「なら、一から説明しなければなりませんね」
P(だめだったか)
P「はあ……わかりました、聞きますよ。で? なんで俺は幻想殺しなんですか? なにか理由が無ければ、そう思いませんよね?」
小鳥「ええ、そうです。私がその考えに至った理由……それは……」
P「それは?」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:29:17.32 ID:LSnjTcwL0
小鳥「第一に……あずささんです」
P「……あずささんが、理由? すみません、意味がわからないんですけど」
小鳥「わからなくても無理はありませんよ。……プロデューサーさん。落ち着いて聞いてくださいね?」
P(なんで俺のほうが落ち着けって言われてるんだろう)
小鳥「実はですね……」
P「……」
小鳥「……あずささんも……能力者だったんですよっ!!」バンッ!
P「……」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:30:12.28 ID:LSnjTcwL0
小鳥「……やっぱり信じてませんね?」
P「……いや……だから信じるもなにも……いえ、もういいです。こういうやりとりも面倒なので、小鳥さんの言う通り、あずささんが能力者だったとして話をすすめましょう」
小鳥「ありがとうございます」
P「それなら、あずささんはいったいどんな能力を持っているんですか? 発火能力? 風力使い?」
小鳥「いえ、ちがいます。多分プロデューサーさんも予想がつくと思いますよ」
P「予想がつく? ……って……まさか……」
P「……いつも迷子になってしまうのは、能力のせい……って、ことですか?」
小鳥「はい! その通りです!」
P「」
小鳥「……沈黙。ということは……納得したということで、話をすすめますね!」
P(!?)
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:32:56.18 ID:LSnjTcwL0
小鳥「能力名は……そうですね。仮に、『次元転移(ジャンピングフラッシュ)』とでもしましょうか」
P(どうしよう、名前までつけ始めた)
小鳥「プロデューサーさん、よく迷子になってしまったあずささんを探しに行きますよね?」
P「え? はい。そりゃあ、プロデューサーですし……」
小鳥「では今、あずささんを探しに行ったとしましょう。道の向こうにあずささんを見つけました。……どうします?」
P「どうって……んー……声をかけますね」
小鳥「呼びかけても、あずささんは気がつきません。どうします?」
P「ええ? じゃあ……近づいて……肩でも叩きますかね」
小鳥「それです」
P「は?」
小鳥「その瞬間! 右手であずささんの肩を触ったとき! まさに幻想殺しが発動しているんですよっ!!」
P「しているんですよっ!! って、何言ってんですか!?」
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:33:54.68 ID:LSnjTcwL0
小鳥「……これでも信じてくれませんか」
P「当り前ですよっ!! どこからそんな自信がっ―――」
Prrr
P「ん?」
小鳥「電話ですね」
P「携帯に……誰だろう……」ゴソゴソ
P「……これは、あずささん……なんてタイミングに」ピッ
P「もしもし? あずささん? どうかしましたか?」
『あ、プロデューサーさんですか? おつかれさまです~。実は、その~……お仕事が終わったので、事務所に帰ろうと思ったんですが……』
P「……迷ってしまったと」
『はい~。すみません……』
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:34:41.99 ID:LSnjTcwL0
P「いえ、気にしないでください。今どの辺りです? ……はい……あ、そこだったら事務所の近くですよ。今迎えに行くんで、待っててください。五分もかからないと思います」
『いつもすみません……よろしくお願いしますね?』
ピッ
P「……よし。じゃあちょっと行ってきま―――」
小鳥「プロデューサーさんっ!!」ガタッ!
P「うわぁっ!? な、なんですかっ!?」
小鳥「チャンスですよ! 私の言ったことが本当かどうか、確かめてきてください!」
P「まだ言ってるんですか……。あとにしてくださいよ、あずささんが待ってるんで……」
小鳥「お願いしますっ! 難しいことは何もないですから!」
P「んー……まあ……いいか。肩に触ってくる……んでしたよね? わかりました。やってきますよ」
小鳥「いえ、それだけでは足りないですね」
P「え?」
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:35:49.05 ID:LSnjTcwL0
小鳥「肩に触っただけだと、その瞬間のみ能力が無効化されるだけですから。一緒に歩いている間に、また能力が発動するかもしれません」
P「? また迷子になってしまうかもってことですか? じゃあ、どうすれば……」
小鳥「決まっています。ずっと幻想殺しを使っていればいいんです。つまり、あずささんと事務所まで手をつないだまま帰ってきてください」
P「……手を、つないで? そうすればあずささんは絶対迷子にならないと?」
小鳥「はい! 突然ふらっと姿を消してしまうこともありません! プロデューサーの右手が本物だっていう証拠にもなりますし!」
P「……わかりました、それで納得するならやってきますよ。いってきます……やれやれ」
小鳥「お願いしますねー♪」
バタン
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:36:26.49 ID:LSnjTcwL0
小鳥「……さて」
小鳥「……さすがに信じてくれないですかねー」
小鳥「……いや。でもプロデューサーさんなら……きっと」
小鳥「さあ、今のうちに隠しカメラの準備を……」ゴソゴソ
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:37:46.56 ID:LSnjTcwL0
――――
ガチャ
小鳥「あ、おかえりなさい。二人とも」
P「戻りました」
あずさ「た、ただいま戻りました~……///」
小鳥「お疲れ様です。大丈夫でしたか、あずささん?」
あずさ「あ、だ、大丈夫です。お騒がせしてすみません……」
小鳥「いえいえ。プロデューサーさんがちゃんと見つけてくれたわけですし。何事もなかったならいいんですよ」
あずさ「え、ええ……そうですね、何事も、なかったというか……むしろあったというか……普段よりも大胆だったというか……///」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:38:29.03 ID:LSnjTcwL0
小鳥「? どういうことです……あら? あずささん、顔が赤いですよ?」
あずさ「えっ!? あっ、えっと、これは……/// ちょっと外が、暑かったのかもしれません……///」
小鳥「そんなに暑かったですか? まあ、確かにだいぶ暖かくなってきましたが」
あずさ「じゃ、じゃあ、風邪でも引いちゃったのかも……」
P「風邪? もしかしてあずささん、熱が……ちょっとおでこを」スッ
あずさ「っ!? い、いえっ、平気です! それ以上触られたら、もっと熱く……///」
P「?」
あずさ「あ。……あ、あらあら、私ったらなにを言って///」
P「……本当に大丈夫ですか?」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:39:04.03 ID:LSnjTcwL0
あずさ「大丈夫ですっ。……じゃ、じゃあレッスン場に向かいますね。レッスンの時間になってしまうので」
P「もうですか? ちょっと早いような……まあいいか。じゃあまた一緒に……」
あずさ「だっ、大丈夫ですからっ! 律子さんと合流する約束なのでっ!!」
P「そ、そうなんですか。なら大丈夫か……」
あずさ「はい。じゃ、じゃあまたいってきますね……///」
バタンッ
P「……」
小鳥「……」
P「……小鳥さん」
小鳥「……なんですか?」
P「小鳥さんに言われた通り、事務所までずっと手をつないできました」
小鳥「そうですか……それで、結果は?」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:39:39.38 ID:LSnjTcwL0
P「……確かに……迷いませんでした。いきなりどこかに消えてしまうこともなかったです」
小鳥「やっぱり。私のにらんだ通りでしたね」
P「はい……それに、事務所に戻ってからも様子が変でした。あれは……」
小鳥「おそらく、何が起こったかわからなかったんでしょうね。いつも使えたテレポート能力が発動しなかったので、慌ててしまったんです」
P「そう……なんでしょうか……」
小鳥「間違いないです」
P「じゃ、じゃあ……俺の右手は、やっぱり……」
小鳥「……」
P「……」
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:40:33.89 ID:LSnjTcwL0
P「……いやっ!! そんなわけがないっ!!」
小鳥(ちっ、まだ足りないか)
小鳥「まだ信じられませんか?」
P「よく考えたら、あずささんがテレポートできるって前提からおかしいんだ! 手をつないだまま歩いてるんだから、途中ではぐれたりしないのは当たり前ですし……」
小鳥「プロデューサーさん」
P「な、なんです?」
小鳥「信じられないというのなら、また試してみるしかありません」
P「また……というと?」
小鳥「……その前にプロデューサーさんに、真実を伝えなければなりません」
P「……?」
小鳥「実は……765プロに所属しているアイドルの子たちは……」
P「……」
小鳥「全員……能力者だったんですよっ!!」
P「……な……なんだって?」
小鳥「……本当のことです」
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:41:36.93 ID:LSnjTcwL0
P「そ、そんなばかな……じゃ、じゃあ……例えば春香は?」
小鳥「転ぶたびにお菓子を生成する能力です」
P「なっ……じゃあ貴音は!?」
小鳥「胃袋の中に宇宙を展開する能力です」
P「律子は!? 美希は!?」
小鳥「律子さんは、メガネを通してアイドル力(ちから)を数値化する能力。美希ちゃんは眠っている間に、物事を学習できる能力です」
P「伊織はっ!?」
小鳥「額から超電磁砲です」
P「真はっ!?」
小鳥「瞬獄殺です」
P「亜美は!? 真美は!?」
小鳥「声帯模写です」
P「響はっ!?」
小鳥「くぃどぅるるる」
P「―――なんてこった」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:42:07.21 ID:LSnjTcwL0
小鳥「驚くのも無理はないです。……そういえば、もうすぐ雪歩ちゃんが事務所に来る時間ですね」
P「雪歩、ですか。ということは……」
小鳥「ええ、そうです。プロデューサーさんがまだ半信半疑だというのなら、もう一度試すべきです。その右手で雪歩ちゃんの能力を打ち消せるのか……!」
P「やるしかないですね……」
P「……ちなみに……雪歩の能力は?」
小鳥「それは……男性からの接触を、全て反射する能力……すなわち『男子禁制(シークレットガーデン)』です!!」
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:42:38.57 ID:LSnjTcwL0
――――――
<オハヨウゴザイマース
小鳥「来ましたね……プロデューサーさん!」
P「わかりました。やってみます!」
小鳥「さっき話した作戦通りお願いしますね! 私は陰から撮え……ゲフンゲフン。見守っているので!!」
P「はいっ!」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:43:45.24 ID:LSnjTcwL0
――――――
雪歩「……あれ? 誰もいない……」
P「雪歩!」
雪歩「ひっ!! プ、プロデューサー……おどかさないでくださいぃ……」
P「あ、悪い。おどかすつもりは無かったんだ」
雪歩「誰もいないかと思いました……」
P「たまたま俺も小鳥さんも席をはずしてただけだよ。律子もレッスンの方に行ってるし」
雪歩「そうだったんですか? びっくりしました……」
P「ははは……」
P「……そうだ、雪歩。今日の予定はわかってるか?」
雪歩「あ、はい! 今日はCMの撮影って……」
P「ああ。準備は大丈夫か?」
雪歩「はいっ! いつでも大丈夫です!」
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:44:26.35 ID:LSnjTcwL0
P「……大丈夫か。本当に? 心の準備も?」
雪歩「……? こ、心の準備、ですか? えっと、どういう」
P「そう。心の準備だ。……黙ってたんだが、実はな……」
雪歩「な、なんですか……?」
P「今日の撮影は雪歩だけじゃないんだ。他にも共演する人もいるんだよ」
雪歩「他にも……じゃあ、二人で撮影だったんですか?」
P「ああ。その共演者は……男性アイドルだ」
雪歩「……え?」
雪歩「―――え、ええぇっ!? きょ、共演者さんって、男の人ですかぁっ!?」
P「悪いとは思ったんだが、最初からそう言ってたら断っただろ?」
雪歩「うぅ……だ、だって……男の人となんて……」
P「……」
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:45:32.30 ID:LSnjTcwL0
P(いつも通りの反応だ……男が苦手だから、こんな反応だと思っていたが……もしかして、能力が発動してしまうのを避けるためだったのか?)
雪歩「あ、あのぅ……」
P「……ん? ああ、悪い。なんだ雪歩」
雪歩「プロデューサー……どうしても……私じゃなきゃだめですか?」
P「……いやか?」
雪歩「うぅ……ごめんなさい……最近は、だいぶ慣れてきたと思ってたんですけど……。ち、ちなみにどんなCMなんですか?」
P「爽やかな感じのCMだな。えっと、最初に二人で手をつないで―――」
雪歩「無理ですぅっ!」
P「……。無理か」
雪歩「は、はい……うぅ……」
P(この拒否の仕方……やっぱり……)
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:47:33.54 ID:LSnjTcwL0
雪歩「ごめんなさい。やっぱり私、ダメダメで……」
P「ダメじゃないさ。雪歩はがんばってる。前だったら、スタッフに男がいるだけでも警戒してただろ? 成長してるじゃないか」
雪歩「本当ですか? 私、変われてますか? 今だってお仕事いやだって言ってるのに……」
P「それは……」
雪歩「……わ、わたしなんか、穴を掘って……」
P(まずい、雪歩のお家芸がでる……俺の能力が本物だとしたら、今だ!)
雪歩「埋まってま―――」
P「雪歩」ガシッ
雪歩「っ! ぷ、ぷ、プロデューサー!? な、ななんで……手を握ってるんですかっ……///」
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:48:17.98 ID:LSnjTcwL0
P「こうすれば、成長してるって信じてくれると思って。ほら、俺が手を握っても平気だろ? ……嫌だったか?」
雪歩「いっ、嫌じゃないですっ! ない……ですけど……平気ですけど……///」
P「良かった。でもこれで信じてくれるよな。雪歩は変われてるって」
雪歩「こ……これは……その……ぷ、プロデューサー……だから///」
P(小鳥さんの言う通りだった。男性の共演者と手をつなぐと聞いたら、激しく慌てていた。でも、俺の右手で触れば……何も起きない……)
雪歩「……///」
P「……」
雪歩「……プロデューサー……あの……いつまで」
P「……あっ。悪い雪歩」パッ
雪歩「いえっ。平気です……。えへへ♪」
P(? なんだか機嫌が良くなったな。反射が発動しなくて安心したのか? ……っ! そうか! 能力が無効化されて男性とも触れ合うことができるなら……能力が誤って発動するのを防ぐことができる! 俺の右手で雪歩を助けることができるんだ!!)
P「……雪歩、安心しろ! これからも俺は見守ってるからな!」
雪歩「―――! はいっ! よろしくお願いしますっ!」
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:48:43.17 ID:LSnjTcwL0
P「……あ、それとな。さっきの共演者の話は嘘なんだ」
雪歩「……え?」
P「CMの内容。雪歩一人の出演だから、共演者どころか、誰かと手をつなぐシーンなんてまったく無いんだ。ごめんな」
雪歩「ええっ!?」
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:49:20.41 ID:LSnjTcwL0
――――――
小鳥「どうでしたか?」
P「ええ。嘘までついて、雪歩には悪いことをしてしまいましたが、確信は持てました」
小鳥「やっと信じてくれましたね! プロデューサーさん!」
P「はい! 俺の右手は、確かに幻想殺しでした! それと……もうひとつ、気付いたんです」
小鳥「もうひとつ?」
P「はい。それは、俺の能力で雪歩のことを……いやっ! 765プロのアイドルたちを助けられる! 守ってあげられるんだって!!」
小鳥「おお!!」
P「俺、やります! この右手は、アイドルたちのために使います! 俺の右手で、みんなをプロデュースしますから!!」
小鳥(俺の右手でプロデュース……なんだか 的だわ)
P「……小鳥さん?」
小鳥「ピヨッ!? あ、えっと……。そ、そうですね! すばらしい考えだと思います!」
P「そう言ってもらえるとうれしいです!」
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:49:49.27 ID:LSnjTcwL0
小鳥「ぜひ、どんどん実践するべきです! ただ、その時は私も同行させてくださいね? プロデューサーさんは、まだその能力に気付いたばかりです。私のアドバイスが必要な時もあると思うので」
P「本当ですか? 助かります! 何から何まで……」
小鳥「気にしないでください! さあ、そうと決まったら、また他の子にも実践してみましょう! みんなを助けるために!」
P「はいっ! よし、待ってろよみんな……!」
小鳥(ここまで煽っておいてなんだけど……この人、なんでこんなにピュアなんだろう。ちょっと心配になる……)
小鳥(……でも、おもしろいからいいわよね!!)
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:50:49.77 ID:LSnjTcwL0
P「でも何でこんな能力が……春香たちならともかく、俺は学生じゃないのに」
小鳥「えっ!? あ、あー……な、なんででしょうね? まあ深くは考えないようにしましょう! ねっ!!」
P「え? まあ、小鳥さんがそう言うなら……」
小鳥(あ、危い。そんな細かい設定まで考えてなかった)
<オハヨーゴザイマース!!
P「ん? この声は、やよいか。早いな」
小鳥「……プロデューサーさん」
P「……わかってます。まず、やよいの能力を教えてください」
小鳥「はい。やよいちゃんの能力は、いつも元気でいられる能力『戦意高揚(ゲンキトリッパー)』です」
P「……いつも、元気に? なんだ。それなら誤発動して困るってことも無いか」
小鳥「甘いです。プロデューサーさん」
P「?」
30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:51:26.24 ID:LSnjTcwL0
小鳥「いつも元気に。その能力はいつも発動しています。そう、いつも……」
P「いつも……?」
P「……はっ!! つまり、悲しい時でも、つらい事があった時でも発動する……やよいの本当の感情は、誰にもわからない!?」
小鳥「そうです。もう、わかりましたね?」
P「ありがとうございます! くそっ、俺はなんて甘い考えを……待ってろやよい! もうお前はひとりじゃないぞ!!」ダッ!!
小鳥「……」
小鳥「……さあ、カメラカメラ」ゴソゴソ
31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:52:17.69 ID:LSnjTcwL0
――――――
P「やよいっ!」
やよい「あっ、プロデューサー! おはようございまーす!!」
P「あ、ああ。おはよう」
やよい「今日もお仕事、がんばりましょーっ!」
P「……やよいはいつも元気だな。疲れたりしないか?」
やよい「大丈夫です! プロデューサーにそう言ってもらえると、もっと元気が出ちゃいますっ!」
P「そうか。はは……」
P(そう。やよいはいつも元気だ。でも……もしかしたら、これも能力の……)
P(でも大丈夫だ。俺が……この右手で……!)
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:52:59.84 ID:LSnjTcwL0
やよい「プロデューサーもいっしょにがんばりましょうね! あの、いつもの、いいですか?」
P「……あれだな。ああ、いいぞ」
やよい「えへへ、じゃあいきまーす! ハイ、ターッチ!」
P(ここだ……幻想殺しっ!!)
パンッ!
やよい「いぇい!」
P(……)
やよい「ありがとうございましたっ! これで、もーっと元気にがんばれちゃいます! うっうー!」
P(……)
やよい「~♪」
P(……)
P(……あれ?)
33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:53:26.91 ID:LSnjTcwL0
やよい「……? どうかしましたか?」
P「……え? あ、いや……その……。やよい……元気……だよな?」
やよい「? さっきも聞きましたよね?」
P「あ、ああ……そうなんだけどな……」
やよい「?」
P(あれ? なんでだ? 右手でタッチしたのに、なにも変わらないぞ? なんで……もともと元気だったから? いや、それにしたってもっとこう、変化が表れても……)
34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:53:53.55 ID:LSnjTcwL0
コソコソ……
小鳥(……迂闊だったわ。やよいちゃんにはハイタッチがあるんだった。πタッチとかならまだしも、普通のハイタッチでレアなリアクションは望めないわよね)●REC
小鳥(さすがにこうなると、ばれちゃうわよね。もう右手は使っちゃったし。んー……。仕方ない。残念だけど、ネタばらしといきましょうか……)
35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:54:34.46 ID:LSnjTcwL0
P「―――そうか! わかったぞっ!!」
やよい「はわっ!?」ビクッ!!
小鳥(っ!?)
やよい「び、びっくりしましたぁ……」
P「あっ……。すまんやよい、ただの独り言だよ。ははは……」
やよい「……?」
P(危ない危ない。つい声が出てしまった……)
P(だが……やっと、わかった)
小鳥(どうしたんだろうプロデューサーさん。わかったって、なにが……)
小鳥(もしかして……これはワンチャンス、あるかも……)
36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:55:17.03 ID:LSnjTcwL0
P「……なあ、やよい」スッ
ポン
やよい「……え? はわっ、わっ、ど、どうしたんですかっ。なんで、いきなり頭をっ///」
P「撫でられるの、いやか?」
やよい「えっ!? あ、あの……いやじゃ、ないですけど……ちょっと、恥ずかしいかなーって……///」
P「いやじゃないんだな。じゃあ恥ずかしいのは我慢してくれ」
やよい「え? は……はい……。うう……///」
P(よし。大人しくなった。思った通りだな。あとはこのまま……)
P「やよい。何か困ってることはないか? つらいこととか、悲しいこととか、我慢してるんじゃないのか?」
やよい「え、え? 困ってること……ですか? うーん……」
P「俺はやよいのプロデューサーだからな。なんでも言ってくれていいんだ。それに、今は俺とやよいだけなんだから、何も気にしなくていいぞ」
やよい「私とプロデューサーだけ……」
37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:56:07.34 ID:LSnjTcwL0
やよい「あ、あの、じゃあ……えっと……お願いが、あるんですけど……」
P「! そうか! なんだ、やよい?」
やよい「あの、困ってることとか、そういうことじゃないんですけど。……少し、甘えちゃってもいい、ですか?」
P「……? 甘える?」
やよい「はい。えっと……もっと、頭、撫でてくれたらうれしいかなーって……えへへ」
P「……! わかった、いいぞ! いくらでも撫でてやるからな!」ナデナデ
やよい「あっ……ありがとうございますっ///」
P(……よし、成功だ!)
P(そうだったのか。やよいは甘えたかったんだな)
P(一番上のお姉さんだもんな。家ではしっかりお姉さんしてるだろうけど、たまには思いきり甘えたいときもあるよな)
P(でも大丈夫。今は俺の右手の力で、何の遠慮もなく甘えることができる。もう無理しなくていいんだぞ……やよい……!)ナデナデ
やよい「……///」
38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:56:33.78 ID:LSnjTcwL0
小鳥(……)●REC
小鳥(……ワンチャンス、あったわね!)グッ
39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:57:13.94 ID:LSnjTcwL0
――――――
P「お疲れ様です!」
小鳥「あ、お疲れ様です! プロデューサーさん! うまくいったようですね!」
P「はい! それに……」
小鳥「なんです?」
P「この右手……だんだん使い方がわかってきたと思います!」
小鳥(おおぅ……すごく得意げだわ。ここまで信じるとは……)
小鳥「よ、良かったですね! これでやよいちゃんも、すごく安心できたと思いますよ」
P「はい! はじめにハイタッチした時、幻想殺しが効かなかったので焦りましたが……やよいの能力は、常時発動しているタイプなんですね! ハイタッチが終わって右手を離したから、また能力が発動してしまったんですよ!」
小鳥「え? あー……そう解釈したんですね……。じゃないっ! さすがプロデューサーさんです! 機転がききますね!」
P「はは、あまり褒めないでくださいよ。……でも、この調子で次のアイドルもいきたいと思います!」
小鳥「……次ですか」
40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:57:52.64 ID:LSnjTcwL0
小鳥(……さて。お宝映像はだいぶ貯まったし。さすがにこれ以上の結果は望めないわね。さっきのやよいちゃんの時だって、ばれてしまいそうだったし)
小鳥(すっかり信じ込んでるようだけれど……頃合いですね。次の子が終わった辺りで、ネタばらしといきましょう)
P「さあ! 次は誰が来る! どんどん殺してやるからな!」
小鳥「ちょ、プロデューサーさん、その言い方はちょっと……」
<オハヨウゴザイマース!
<オハヨウゴザイマス
P「! 来た!」
小鳥「今度は二人ですね! 春香ちゃんと千早ちゃんです!」
P「春香と千早か……」
P「……ん? 春香、だって?」
P「……っ!! まずいっ!!」ダッ!!
小鳥「えっ? ちょっと! プ、プロデューサーさん!?」
41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:58:37.92 ID:LSnjTcwL0
――――――
バッ!!
P「―――止まれっ!!」
春香「わっ!?」ビクッ!!
千早「きゃっ!?」ビクッ!!
春香「びっ、びっくりした……。な、なんですかプロデューサーさん……」
千早「何かあったんですか……?」
P「おはよう、春香。千早。悪いけどちょっと動かないでくれ。今そっちに行くから」
春香「え? 本当にどうしたんですか? というか、わざわざ来なくても、私からそっちに行きますけど……」スタスタ
P「あっ!? だから動くなって!?」
春香「動くなって、いったいさっきから何を……って、うわわっ!?」
P「ああっ!!」
どんがらがっしゃーん
42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:59:26.66 ID:LSnjTcwL0
春香「いたた……」
千早「……もう。大丈夫?」スッ
春香「ご、ごめん千早ちゃん」
千早「いつものことだから気にしてないわ。……でも、今のはプロデューサーも悪かったと思います。さっきからいったい何なんですか?」
P「……ああ。本当にその通りだ。千早の言うとおり、悪いのは……全部俺だ」
千早「え? あ、あの、別に責めているわけでは……そういう意味で言ったのではなく」
P「すまない……くそっ、間に合わなかったなんて……情けない……」
千早「プ、プロデューサー?」
春香(ね、ねえ千早ちゃん。プロデューサーさん、何かおかしくない?)ヒソヒソ
千早(え、ええ。言い過ぎてしまったかしら……)ヒソヒソ
春香(言い過ぎっていうより……最初から様子が変だったような……)ヒソヒソ
P「春香が転んでしまった……。これじゃあ、またお菓子が……」
春香「……へ? お菓子?」
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 19:59:54.23 ID:LSnjTcwL0
P「ああ、お菓子だ。また、お菓子を作ってしまったんだな……」
春香「あ、はい。今日はクッキーを……って、え? 作ってしまったんだなって……作ったら、まずかったですか?」
P「いや、まずくない。まずくないんだ。春香のお菓子はいつもおいしいぞ……」
P「でも……そんなに自分を犠牲にしてまで……俺たちにお菓子を振舞ってくれなくても……いいんだよ……っ!」
春香「いや、大げさ過ぎますよ!? 犠牲って……」
千早「やっぱりなにか変ね……」
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 20:00:36.52 ID:LSnjTcwL0
コソコソ
小鳥(……ふう。よかった、間に合ったわね)●REC
小鳥(でも……んー……春香ちゃんとの絡みは、ちょっとインパクトに欠けたわね。転びそうな春香ちゃんを右手で受け止める! ぐらいならよかったけど)
小鳥(まあ、プロデューサーさんはだいぶ面白いことになってるけど。しっかり覚えてたのね、春香ちゃんの能力……)
小鳥(まあとにかく、今度こそネタばらしね。春香ちゃんのターンは終わっちゃったし、千早ちゃんの能力は、まだ教えてなかったし)
小鳥(では……)
小鳥「プロデューサーさ―――」
P「だがまだだっ!!」
春香・千早「「っ!?」」
小鳥(!?)
小鳥(え? まだって……)
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 20:02:02.25 ID:LSnjTcwL0
P「……」スッ
千早「? プロデューサー、なにを……」
小鳥(右手を構えた……間違いないわ! 千早ちゃんにも、右手を使うつもりね!)
小鳥(でも、千早ちゃんの能力なんて教えてない……ハッ!? こ、これはまさか……)
46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 20:02:38.29 ID:LSnjTcwL0
P『千早の、その絶壁という名の幻想!! 俺がぶち殺……あれ? これ幻想じゃないわー、現実だったわー』
千早『―――ihbf殺wq―――』ゴゴゴゴゴゴ……
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 20:03:12.24 ID:LSnjTcwL0
小鳥(……というオチ!? いや、もしくはやよいちゃんに対して、中身が出てしまうという幻想!? それとも『んあー』的な!? なんにせよ止めないと!! 千早ちゃんが神にも等しい力の片鱗に目覚めてしまう!!)
小鳥(そ……それに……もし今、この場に律子さんが戻ってきたら……しかも私の仕業だってばれてしまったら……)
48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 20:04:04.56 ID:LSnjTcwL0
律子『―――――小ォォォ鳥さァァァァァァァァン!! 愉快にハネ振って、もしかして誘ってるンですかァ!?』
律子『―――さァて問題です……この薄い本をシュレッダーにかけるとどうなってしまうでしょうかァ?』
律子『圧縮圧縮ゥ! HDDも圧縮ゥ!!(物理)』
小鳥『ふ、不幸だぁぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!!』
49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 20:04:37.82 ID:LSnjTcwL0
小鳥(なんて……一方通行な罰を受ける羽目に……! まずいわ! それは避けないと……ああっ、でもここからじゃ……もう間に合わない……っ!!)
P「千早……その幻想を……」スッ
千早「は、はい?」
小鳥(あっ、ああっ)
P「――――――ぶち殺すっ!!」バッ!!
千早「――――――っ!?」
小鳥(ああああああーーーーーーっ!!!)
51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 20:05:09.24 ID:LSnjTcwL0
小鳥(あ……)
小鳥(……)
小鳥(……あ、あら?)
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 20:06:58.55 ID:LSnjTcwL0
――――――
律子「……で。こういう結果になった、と」
小鳥「はい。その通りです……」
律子「まったく小鳥さんは……またそうやってくだらないことを」
小鳥「う」
律子「まあ、そんな話を信じ込むプロデューサー殿もどうかと思うけど」
春香「ま、真面目な人なんですよ! プロデューサーさんは!」
律子「真面目ねえ……」チラ
律子「……今のあの姿を見たら、真面目どころか、プロデューサーとしてどうかと思うけど」
春香「あ……あはは……」
54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 20:08:00.06 ID:LSnjTcwL0
律子「でも今回は多めに見ましょうか。千早が本気で嫌がってるわけじゃなさそうだし。千早のためにもなるかもね」
小鳥「ですよね! あんな千早ちゃんが見れるなら―――」
律子「カメラはしまってください」
小鳥「はい……」
小鳥(……プロデューサーさんが千早ちゃんの手を握った時は、どうなることかと思ったけど)
小鳥(まさか手をつないだまま、千早ちゃんの機械音痴を治そうとするなんて……さすがね。予想外だったわ)
小鳥(今だって二人で、同じイヤホンを使いながら、携帯プレーヤーのレクチャーしてるし……)
小鳥(なんとか危機は回避したけれど……でも、ああっ! くやしい! 密着している二人! 赤くなった千早ちゃん! これを映像に残すことができないなんて……っ!!)
55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 20:09:10.54 ID:LSnjTcwL0
千早「こ、こうですか?」
P「いや、そうじゃない。そこはこうやって……」スッ
千早「っ! ///」
P「こう、やって……んー……やっぱり右手が塞がってると操作しづらいな……」
千早「な、ならもっと離れた方が……ちょっと近すぎるかと……///」
P「それじゃあだめだ。きっと千早は、魔術サイドの人間なんだよ。だから機械もあまり得意じゃないんだ。千早の持つ魔術の力が、邪魔しているのかもしれない。千早の手は、終わるまで絶対に離さないからな」
千早「? 何を言って……やっぱり今日のプロデューサーはおかしいです」
P「おかしくて結構。安心しろ千早。俺に全部任せてくれればいいから」スッ
千早「!? だ、だから近いですっ、プロデューサーっ/// ……は、春香っ。見てないで助けて……」
春香「えー? でも千早ちゃん、まんざらでもないって顔してるしー」
律子「そうねー。でもしっかり使い方も覚えなさいよー? イチャイチャするだけじゃなくて」
千早「してないわよっ!!/// ……もう。律子まで……」
56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 20:11:09.15 ID:LSnjTcwL0
律子「ふふ。耳まで真っ赤ね」
春香「本気で照れてる。千早ちゃん可愛いー……あっ、そうだ! プロデューサーさんっ! 今度は私も助けてくださいね! また転ばないように、いっしょに歩いてくれませんか!?」
P「ん? ああ! もちろんだ! その時は春香の手も、しっかり握っておいてやるからな!」
春香「ありがとうございまーすっ! ……えへへ。やったぁ
律子「抜け目ないわね……ほどほどにしておきなさいよ?」
春香「はーい♪」
P「よし。春香も協力的になってくれた。今度こそ春香の能力を無効化してみせるぞ! ……おっと。でも今は千早だな。レッスンまでまだ時間はある。操作方法、全部覚えるまでがんばるぞ! 千早!」ギュッ
千早「もう……好きにしてください……くっ……///」
57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 20:13:35.14 ID:LSnjTcwL0
――――――
千早ちゃんの公開羞恥 は、映像に残せなかったですが。
千早ちゃんより前に撮った映像は、律子さんにはばれませんでした。今回はそれで良しとしましょう。
いや、むしろ充分すぎるでしょうか。
さあ。次はどんな手でお宝映像を集めましょうか?
また協力お願いしますね? プロデューサーさん♪
……あ。ちなみにその後、ちゃんとネタばらししましたよ?
「おでこがビリビリ中学生」とか言いつつ、伊織ちゃんのおでこをペタペタ触ってたら、思いっきり蹴られてましたから。
おわり
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