1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 21:46:34.53 ID:URyjX1Ym0
幼「今目の前にいるのは誰よ?!」
男「いや、俺だけど」
幼「生きてるじゃない!」
男「幽霊ってやつだろ、多分」
幼「そ、そんなはずは…」
男「いや、俺だけど」
幼「生きてるじゃない!」
男「幽霊ってやつだろ、多分」
幼「そ、そんなはずは…」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 21:51:01.04 ID:URyjX1Ym0
男「まぁ、触ってみろよ、●●●でも」
幼「何ふざけてんのよ!」スカ!
男「な?」
幼「ほ、本当だ…」
「…」
男「さて、どうしようか?」
幼「そんなの私に聞かないでよ…」グス
幼「何ふざけてんのよ!」スカ!
男「な?」
幼「ほ、本当だ…」
「…」
男「さて、どうしようか?」
幼「そんなの私に聞かないでよ…」グス
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 21:53:59.94 ID:URyjX1Ym0
男「泣いてんの?」
幼「だって…」
男「まぁ、落ち着けよ」
幼「…」グスグス
男「とにかく、今日はもう出てくわ 近くの公園にいるから何かあったら言ってくれ」
幼「ちょ、ちょっと待って!」
幼「だって…」
男「まぁ、落ち着けよ」
幼「…」グスグス
男「とにかく、今日はもう出てくわ 近くの公園にいるから何かあったら言ってくれ」
幼「ちょ、ちょっと待って!」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 21:58:02.46 ID:URyjX1Ym0
幼「行っちゃった…」
「…疲れた… もう寝よう」
翌日
幼「…はぁ…」
「もう3年近く会ってなかったのに…」
「久しぶりに会ったら幽霊なんて…」
男「おいーす」
「どうした、そんなに落ち込んで」
幼「だって、男が…」
「って、なんでここにいるのよ!」
男「いや、暇だったんで…」
「…疲れた… もう寝よう」
翌日
幼「…はぁ…」
「もう3年近く会ってなかったのに…」
「久しぶりに会ったら幽霊なんて…」
男「おいーす」
「どうした、そんなに落ち込んで」
幼「だって、男が…」
「って、なんでここにいるのよ!」
男「いや、暇だったんで…」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 22:00:45.12 ID:URyjX1Ym0
男「相変わらず胸がないね」
幼「…どこから見てた?」
男「まぁ、ブラ辺りから」
幼「バカ!」///
男「おいおい、死んでるんだからそれくらい良いだろ…」
幼「…どこから見てた?」
男「まぁ、ブラ辺りから」
幼「バカ!」///
男「おいおい、死んでるんだからそれくらい良いだろ…」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 22:06:50.21 ID:URyjX1Ym0
幼「…何でついてくんのよ」
男「いや、暇だし」
幼「誰かに見られたらどうすんの!?」
男「大丈夫、おじさんにもおばさんにも見えてなかったし」
幼「…」
幼友「幼ー! おはよう!」
幼「あ、友! おはよう」
男「いや、暇だし」
幼「誰かに見られたらどうすんの!?」
男「大丈夫、おじさんにもおばさんにも見えてなかったし」
幼「…」
幼友「幼ー! おはよう!」
幼「あ、友! おはよう」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 22:15:11.61 ID:URyjX1Ym0
友「幼、知ってる?」
幼「何を?」
友「転校生よ!」
幼「転校生?」
男「転校生ね」
「男、女?」
友「そう、男だって!」
幼「何を?」
友「転校生よ!」
幼「転校生?」
男「転校生ね」
「男、女?」
友「そう、男だって!」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 22:19:18.78 ID:URyjX1Ym0
幼「ふーん…」
友「ふーんって…」
「イケメンだったらどうすんの?!」
幼「はは、ないない」
男「どうかな?」
幼(ちょっと、黙ってて)
友「転校してきた男の子と恋に落ちるシチュエーション」
「素敵じゃない?」
男「まぁ、素敵だね」
幼「…」
友「ふーんって…」
「イケメンだったらどうすんの?!」
幼「はは、ないない」
男「どうかな?」
幼(ちょっと、黙ってて)
友「転校してきた男の子と恋に落ちるシチュエーション」
「素敵じゃない?」
男「まぁ、素敵だね」
幼「…」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 22:26:53.41 ID:URyjX1Ym0
幼「…」
友「幼ー?」
「聞いてるの?」
幼「聞いてるよ」
男「へぇ やったじゃん」
幼(うるさい)
男「何だよ、冷たいな…」
友「幼ー?」
「聞いてるの?」
幼「聞いてるよ」
男「へぇ やったじゃん」
幼(うるさい)
男「何だよ、冷たいな…」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 22:37:35.88 ID:URyjX1Ym0
先生「転校生を紹介する」
転校生「どうも、転校生です、よろしくお願いします」
女子1「あ、ちょっとカッコ良くない?」
女子2「うん、カッコ格好いい」
女子3「あたし好みかも」
男「確かにイケメンだ…」
━━━ワイワイ
先生「はいはい、うるさい黙れー」
「席は… 幼の隣で良いか」
幼「…」ボケー
先生「おい、幼聞いてんのか?」
幼「はい! 聞いてます!」
転「よろしくね幼さん」
転校生「どうも、転校生です、よろしくお願いします」
女子1「あ、ちょっとカッコ良くない?」
女子2「うん、カッコ格好いい」
女子3「あたし好みかも」
男「確かにイケメンだ…」
━━━ワイワイ
先生「はいはい、うるさい黙れー」
「席は… 幼の隣で良いか」
幼「…」ボケー
先生「おい、幼聞いてんのか?」
幼「はい! 聞いてます!」
転「よろしくね幼さん」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 22:49:45.59 ID:URyjX1Ym0
幼「はぁ… よろしく」
(あれ、男がいない…)
友「いいなぁ、幼」
転「あ、今日一日教科書見せてもらっても良いですか?」
幼「どうぞ」
(どこ行ったんだろ…)
(あれ、男がいない…)
友「いいなぁ、幼」
転「あ、今日一日教科書見せてもらっても良いですか?」
幼「どうぞ」
(どこ行ったんだろ…)
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 22:55:57.50 ID:URyjX1Ym0
男「ふんふーん、ええと更衣室は、と…」
「お、ここね 御邪魔します!」スイ
幼(男、死んじゃったんだよね… まだ伝えてないことあったのに…)
転「幼さん… 幼さん…!」ボソボソ
幼「…どうして…?」
先生「おい、幼! 話聞け!」
幼「! はい! すみません!」
「お、ここね 御邪魔します!」スイ
幼(男、死んじゃったんだよね… まだ伝えてないことあったのに…)
転「幼さん… 幼さん…!」ボソボソ
幼「…どうして…?」
先生「おい、幼! 話聞け!」
幼「! はい! すみません!」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 23:04:51.13 ID:URyjX1Ym0
転「さっきは大変だったね」ニコ
幼「まぁ、そうだね」
友(ちょっと、幼のやつ、何であんなにあっけらかんとしてんのよ)
(もっと積極的に行かないと!)
転「あの、良かったらお昼一緒にどうかな?」
幼「は、はぁ」
転「良かった」
幼(もう… 男、早く戻ってきてよ…)
幼「まぁ、そうだね」
友(ちょっと、幼のやつ、何であんなにあっけらかんとしてんのよ)
(もっと積極的に行かないと!)
転「あの、良かったらお昼一緒にどうかな?」
幼「は、はぁ」
転「良かった」
幼(もう… 男、早く戻ってきてよ…)
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 23:08:58.64 ID:URyjX1Ym0
幼「そう言えば、転君はこの時期にどうして転校?」モグモグ
転「まぁ… 色々あってね」パク
幼「ふーん」
転「少し浮かない顔をしているようだけど、迷惑だったかな…?」
幼「そ、そんなことないよ…!」
「ちょっと考え事を…」
転「もしかして好きな人の事?」
幼「な、そんなわけないよ!」///
転「分かりやすいね、幼さん」
男「そうそう、分かりやすいやつなんだよ昔から」
転「まぁ… 色々あってね」パク
幼「ふーん」
転「少し浮かない顔をしているようだけど、迷惑だったかな…?」
幼「そ、そんなことないよ…!」
「ちょっと考え事を…」
転「もしかして好きな人の事?」
幼「な、そんなわけないよ!」///
転「分かりやすいね、幼さん」
男「そうそう、分かりやすいやつなんだよ昔から」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 23:13:58.14 ID:URyjX1Ym0
幼(! 男、いつの間に…!)
転「ごめん、ごめん、冗談だったんだけど」クスクス
幼「もう、人が悪いなぁ…転君」
友(いいぞ、幼、その調子だ!)
女子1「…何よ幼の奴」
女子2「でも…」
女子3「ちょっとお似合いかも…」
男「良い感じじゃないか」
転「ごめん、ごめん、冗談だったんだけど」クスクス
幼「もう、人が悪いなぁ…転君」
友(いいぞ、幼、その調子だ!)
女子1「…何よ幼の奴」
女子2「でも…」
女子3「ちょっとお似合いかも…」
男「良い感じじゃないか」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 23:18:14.13 ID:URyjX1Ym0
転「幼さんとは気が合うよ」ニコ
幼「そうかな?」
転「僕はそう思う」
男「へぇ…」ニヤニヤ
幼「…」イラ
幼「転君、授業始まるよ!」
転「う、うん」
男「おいおい、転君ビビッちゃってるよ」ゲラゲラ
幼「う、うるさいな」
転「あ、ごめん…」
幼「ち、違うの!」
転「…」
幼「そうかな?」
転「僕はそう思う」
男「へぇ…」ニヤニヤ
幼「…」イラ
幼「転君、授業始まるよ!」
転「う、うん」
男「おいおい、転君ビビッちゃってるよ」ゲラゲラ
幼「う、うるさいな」
転「あ、ごめん…」
幼「ち、違うの!」
転「…」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 23:21:44.97 ID:URyjX1Ym0
下校時刻
転「今日はありがとう、幼さん」
「明日からまたよろしくね」ニコ
幼「う、うん」///
(やだ、ちょっとカッコイイかも)
男「…」ニヤニヤ
転「あ、あの、良かったら…一緒n」
幼「じゃあね! 転君!」
(ほら、帰るよ! 男!)
男「ヘイヘイ…」
転「…」
転「今日はありがとう、幼さん」
「明日からまたよろしくね」ニコ
幼「う、うん」///
(やだ、ちょっとカッコイイかも)
男「…」ニヤニヤ
転「あ、あの、良かったら…一緒n」
幼「じゃあね! 転君!」
(ほら、帰るよ! 男!)
男「ヘイヘイ…」
転「…」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 23:25:51.18 ID:URyjX1Ym0
幼「ちょっと、昼はどこにいたの!?」
男「いや、裸体を拝みに、女子更衣室に」
幼「な、何それ!?」
「変 犯罪者!」
男「いやいや、死んでるんだから犯罪にはならんだろ」
幼「屁理屈男…」
男「何とでも言ってくれ、痛くも痒くもない」
「死んでるし」
幼「…!」シュン…
男「おいおい、何シュンとしちゃってんの?」ゲラゲラ
幼「バカ…」
男「いや、裸体を拝みに、女子更衣室に」
幼「な、何それ!?」
「変 犯罪者!」
男「いやいや、死んでるんだから犯罪にはならんだろ」
幼「屁理屈男…」
男「何とでも言ってくれ、痛くも痒くもない」
「死んでるし」
幼「…!」シュン…
男「おいおい、何シュンとしちゃってんの?」ゲラゲラ
幼「バカ…」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 23:31:05.43 ID:URyjX1Ym0
男「おい、そんなに落ち込むなよ…」
幼「だって… もう会えないんだよ…?」
男「まぁ今会ってるけど」
幼「うるさい」
男「人はいつか死ぬ、早いか遅いかそれだけだ、って偉い人が言ってたぜ?」
幼「…」グス
男「お、もう家に着いたな、じゃあ」
幼「だって… もう会えないんだよ…?」
男「まぁ今会ってるけど」
幼「うるさい」
男「人はいつか死ぬ、早いか遅いかそれだけだ、って偉い人が言ってたぜ?」
幼「…」グス
男「お、もう家に着いたな、じゃあ」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 23:37:23.21 ID:URyjX1Ym0
幼「待って!」
男「何だ?」
幼「そ、その… 公園は寒いでしょ? う、家に来ても良いよ?」
男「…」
幼「そ、その… あの…」
男「遠慮しとくわ」ケラケラ
「昨日ブラ姿は拝んだし、一人の方が落ち着くしな」ニカ!
幼「そう…」
「…おやすみ」
男「おう、おやすみ、また明日な!」
男「何だ?」
幼「そ、その… 公園は寒いでしょ? う、家に来ても良いよ?」
男「…」
幼「そ、その… あの…」
男「遠慮しとくわ」ケラケラ
「昨日ブラ姿は拝んだし、一人の方が落ち着くしな」ニカ!
幼「そう…」
「…おやすみ」
男「おう、おやすみ、また明日な!」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 23:43:45.71 ID:URyjX1Ym0
男「幼んとこにいたら、積もる話しちゃいそうだしな…」
「引越して3年、死んでから… 何日だろう…」
男「気温に関係なく結構寒いんだよね…この体」
───キィキィ…
男「ブランコか…」
「ガキの頃は幼とよく遊んだっけ…」
幼『わたし、大きくなったら男のおよめさんになるー!』
男『わかった! オレが幼をしあわせにするぜー!』
幼『やくそくだよ?!』
男『あぁ! やくそくだ!』
「引越して3年、死んでから… 何日だろう…」
男「気温に関係なく結構寒いんだよね…この体」
───キィキィ…
男「ブランコか…」
「ガキの頃は幼とよく遊んだっけ…」
幼『わたし、大きくなったら男のおよめさんになるー!』
男『わかった! オレが幼をしあわせにするぜー!』
幼『やくそくだよ?!』
男『あぁ! やくそくだ!』
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 23:54:06.53 ID:URyjX1Ym0
翌日
幼「昔の夢見ちゃった…」
「男… どうしてるだろ…」
男「おいーす!」
幼「おはよう…」
「相変わらず馬鹿面ね…」
男「ちょっと、朝一でそれは無いんじゃない?」
幼「もう、学校行くよ!」
幼「この道覚えてる?」
「中学校の時に一緒にこの道通ったよね」
男「懐かしいな… お前、犬の●●●踏んで大泣きしなかったっけ?」
幼「踏んだのはあんたでしょ」
「それをくっつけようとしたから…」
男「あぁ! そうだった」ゲラゲラ
幼「昔の夢見ちゃった…」
「男… どうしてるだろ…」
男「おいーす!」
幼「おはよう…」
「相変わらず馬鹿面ね…」
男「ちょっと、朝一でそれは無いんじゃない?」
幼「もう、学校行くよ!」
幼「この道覚えてる?」
「中学校の時に一緒にこの道通ったよね」
男「懐かしいな… お前、犬の●●●踏んで大泣きしなかったっけ?」
幼「踏んだのはあんたでしょ」
「それをくっつけようとしたから…」
男「あぁ! そうだった」ゲラゲラ
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 23:56:06.81 ID:URyjX1Ym0
転「幼さーん!」
幼「あ、転君、おはよう」
転「おはよう」
「一緒に行っても良いかな?」
幼「う、うん」チラ
男「俺は気にすんな」
「女子のスカート覗いてくるわ」
幼(もう! 男!)
転「? どうしたの?」
幼「な、何でもないよ?」アセアセ
幼「あ、転君、おはよう」
転「おはよう」
「一緒に行っても良いかな?」
幼「う、うん」チラ
男「俺は気にすんな」
「女子のスカート覗いてくるわ」
幼(もう! 男!)
転「? どうしたの?」
幼「な、何でもないよ?」アセアセ
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16(金) 23:59:56.07 ID:URyjX1Ym0
幼「友ー、おはよう」
友「おはよう、幼」
「!」
「ちょっと! あんた!」
幼「何?」
友「何で転君と一緒に入ってきたの?」
幼「何でって、途中で一緒に来たからだけど?」
友「ずるい~!」
幼「ずるいって…」ハハ
転「?」
友「おはよう、幼」
「!」
「ちょっと! あんた!」
幼「何?」
友「何で転君と一緒に入ってきたの?」
幼「何でって、途中で一緒に来たからだけど?」
友「ずるい~!」
幼「ずるいって…」ハハ
転「?」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 00:04:47.45 ID:DL4Ekesi0
男「…手が …ちょっとずつ透けてきてるな」
「…これはもうすぐ消えるってことなのか?」
「…」
「……そうだよな」ハハ
「はぁ…」
幼(どこ行ってたの? 男)
男「ちょっと小便に」
幼「下ネタ…」
男「その辺見てきただけだよ、それに下ネタなんてガキの頃たくさん言ってただろ」
幼「中二でぱったり聞けなくなったけどね…」
男「まぁ引っ越したからな」
転「幼さん、ちょっと良いかな?」
「…これはもうすぐ消えるってことなのか?」
「…」
「……そうだよな」ハハ
「はぁ…」
幼(どこ行ってたの? 男)
男「ちょっと小便に」
幼「下ネタ…」
男「その辺見てきただけだよ、それに下ネタなんてガキの頃たくさん言ってただろ」
幼「中二でぱったり聞けなくなったけどね…」
男「まぁ引っ越したからな」
転「幼さん、ちょっと良いかな?」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 00:07:36.81 ID:DL4Ekesi0
幼「何?」
転「この問題なんだけど…」
幼「あ、ここね」
「これは…」
男(上手く行ってんじゃん)ニヤニヤ
幼(何ニヤついてんのよ、男の奴…)
転「…幼さん?」
幼「あ、ごめん」
転「この問題なんだけど…」
幼「あ、ここね」
「これは…」
男(上手く行ってんじゃん)ニヤニヤ
幼(何ニヤついてんのよ、男の奴…)
転「…幼さん?」
幼「あ、ごめん」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 00:10:56.76 ID:DL4Ekesi0
幼「…」ハァ…
(男、またどっか行っちゃった…)
転「幼さん、元気ないね? もしかして疲れてる?」
幼「そ、そんなことないよ?」
(あいつに振り回されてるけど…)
転「何か変わったことがあれば相談してね?」
幼「うん、ありがとう」ニコ
(男、またどっか行っちゃった…)
転「幼さん、元気ないね? もしかして疲れてる?」
幼「そ、そんなことないよ?」
(あいつに振り回されてるけど…)
転「何か変わったことがあれば相談してね?」
幼「うん、ありがとう」ニコ
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 00:15:55.92 ID:DL4Ekesi0
放課後
幼「結局男戻ってこなかったな…」
転「幼さん、良かったら一緒に帰らない?」
幼「んん… どうしようかな…」
男「ほら、せっかく誘ってんだから一緒に帰れよ」
幼「確かに、一緒に帰った方が良いかな…」
「!」
(ちょっと、どこ行ってたの?!)
転「どうしたの?」
幼「ご、ごめん、急用を思い出して…」
男「急用は思い出すもんじゃなくて、出来るもんだろ…」
幼「ごめんね、転君!」
「それじゃあ!」
幼「結局男戻ってこなかったな…」
転「幼さん、良かったら一緒に帰らない?」
幼「んん… どうしようかな…」
男「ほら、せっかく誘ってんだから一緒に帰れよ」
幼「確かに、一緒に帰った方が良いかな…」
「!」
(ちょっと、どこ行ってたの?!)
転「どうしたの?」
幼「ご、ごめん、急用を思い出して…」
男「急用は思い出すもんじゃなくて、出来るもんだろ…」
幼「ごめんね、転君!」
「それじゃあ!」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 00:24:15.08 ID:DL4Ekesi0
幼「もう、どこ行ってたの!?」
男「ちょっと大便に」
幼「あんたトイレ行かないでしょ…」
男「まぁそうだけど…」
幼「…男は…」
男「ん?」
幼「…一緒に居たくないの?」
男「…」
幼「私はもっと一緒に居たいの!」
男「ちょっと大便に」
幼「あんたトイレ行かないでしょ…」
男「まぁそうだけど…」
幼「…男は…」
男「ん?」
幼「…一緒に居たくないの?」
男「…」
幼「私はもっと一緒に居たいの!」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 00:29:20.66 ID:DL4Ekesi0
男「あのな… 俺は死んでるんだ」
「幽霊なわけ、お分かり?」
「アーユーレイディ―?」
幼「意味分かんない...」
男「今の笑ってもらうとこなんだけど…」
「…俺とあんまり長くいると、お前の身体に影響するんだよ…」
「ほら、霊障って聞いたことあるだろ?」
幼「…そんなの関係ないよ…」
男「おいおい…」
「幽霊なわけ、お分かり?」
「アーユーレイディ―?」
幼「意味分かんない...」
男「今の笑ってもらうとこなんだけど…」
「…俺とあんまり長くいると、お前の身体に影響するんだよ…」
「ほら、霊障って聞いたことあるだろ?」
幼「…そんなの関係ないよ…」
男「おいおい…」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 00:33:27.98 ID:DL4Ekesi0
幼「…」グスグス
男「お、おい、泣くなよ…!」アセアセ
幼「…」
男「困ったな…」
「ほら、今はここに居るんだから」スカ
「…触れないけど…」
幼「…きて」
男「?」
幼「今日は家に来て!」
男「おいおい…」
男「お、おい、泣くなよ…!」アセアセ
幼「…」
男「困ったな…」
「ほら、今はここに居るんだから」スカ
「…触れないけど…」
幼「…きて」
男「?」
幼「今日は家に来て!」
男「おいおい…」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 00:36:19.20 ID:DL4Ekesi0
男「…」
幼「男が来ないなら、私が公園に行くから!」
男「…」
(あそこは変 が出るんだぞ…)
「分かったよ、しばらく厄介になるよ」
幼「本当?!」パァ!
男「あぁ、本当だ」
幼「男が来ないなら、私が公園に行くから!」
男「…」
(あそこは変 が出るんだぞ…)
「分かったよ、しばらく厄介になるよ」
幼「本当?!」パァ!
男「あぁ、本当だ」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 00:40:24.32 ID:DL4Ekesi0
幼「ただいまー」
幼母「おかえり、幼」
幼「あ、今日は勉強するから部屋で軽くご飯食べるね」
幼母「あら、珍しい 熱でもあるのかしら?」
幼「もう! 熱なんて無いよ!」
幼母「ごめんごめん」フフ
男「相変わらず、仲良いね」
幼「そうかな?」
幼母「おかえり、幼」
幼「あ、今日は勉強するから部屋で軽くご飯食べるね」
幼母「あら、珍しい 熱でもあるのかしら?」
幼「もう! 熱なんて無いよ!」
幼母「ごめんごめん」フフ
男「相変わらず、仲良いね」
幼「そうかな?」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 00:46:08.60 ID:DL4Ekesi0
幼「さ、男、部屋に行こう」
男「わざわざ無理しなくて良かったんだぞ?」
幼「いいの!」
(だって男が一人で夕飯の様子見ることになっちゃうじゃない...)
男「お、これ学習合宿の写真じゃん 懐かしいな…」
幼「懐かしいでしょ?」
「一緒の班だったよね」
男「そうだったな、一緒の班だったのに、他の男と良く絡んでたからすごく嫌な感じだったな」
幼「そうだっけ?」ケロ
男「そうだよ、俺の気も知らないで……」ハッ!
幼「…」///
男「わざわざ無理しなくて良かったんだぞ?」
幼「いいの!」
(だって男が一人で夕飯の様子見ることになっちゃうじゃない...)
男「お、これ学習合宿の写真じゃん 懐かしいな…」
幼「懐かしいでしょ?」
「一緒の班だったよね」
男「そうだったな、一緒の班だったのに、他の男と良く絡んでたからすごく嫌な感じだったな」
幼「そうだっけ?」ケロ
男「そうだよ、俺の気も知らないで……」ハッ!
幼「…」///
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 00:49:19.48 ID:DL4Ekesi0
幼「今、何て言ったの?」///
男「いや、その…」
幼「もう一回言ってよ!」
男「…嫌だよ」///
幼「お願い! もう一回言って!」
男「う、うるさいな…」///
「俺の気も知らないでって言ったんだよ…」///
幼「嬉しい…」
男「いや、その…」
幼「もう一回言ってよ!」
男「…嫌だよ」///
幼「お願い! もう一回言って!」
男「う、うるさいな…」///
「俺の気も知らないでって言ったんだよ…」///
幼「嬉しい…」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 00:51:44.51 ID:DL4Ekesi0
男「お、おい、もう寝た方が良いんじゃないのか?!」///
幼「んふふ… そうだね」
男「全く、俺は寝るぞ…」
「まぁ、寝れないけどな」
幼「…」
「ねぇ、男?」
男「何だよ?」
幼「んふふ… そうだね」
男「全く、俺は寝るぞ…」
「まぁ、寝れないけどな」
幼「…」
「ねぇ、男?」
男「何だよ?」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 00:59:12.09 ID:DL4Ekesi0
幼「私、ずっと男の事…」
男「…」
「…もう寝ようぜ」
幼「うん…」
「…」
「ねぇ…」
男「今度は何だよ?」
幼「…一緒に寝ない?」
男「な、な、な…!」
幼「か、勘違いしないでよ! 床で寝るのが可哀そうだから!」ゴニョゴニョ…
男「…」
「…もう寝ようぜ」
幼「うん…」
「…」
「ねぇ…」
男「今度は何だよ?」
幼「…一緒に寝ない?」
男「な、な、な…!」
幼「か、勘違いしないでよ! 床で寝るのが可哀そうだから!」ゴニョゴニョ…
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 01:01:31.76 ID:DL4Ekesi0
幼「良いでしょそのくらい! あんたのためなんだから!」
男「いや、さすがに…」
幼「そ、その… あの…」///
男「…しょうがないな、今日だけだぞ?」
幼「うん…」///
男「いや、さすがに…」
幼「そ、その… あの…」///
男「…しょうがないな、今日だけだぞ?」
幼「うん…」///
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 01:04:23.53 ID:DL4Ekesi0
幼「…ドキドキするね…」
男「そ、そうだな…」
幼「男…」スカ…
男「…」
幼「やっぱり、触れないね…」
男「…おやすみ」
幼「うん… おやすみ…」
男「そ、そうだな…」
幼「男…」スカ…
男「…」
幼「やっぱり、触れないね…」
男「…おやすみ」
幼「うん… おやすみ…」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 01:10:13.21 ID:DL4Ekesi0
男「…もう寝たか」
「…眠気もない、食欲もない、体温も、でも確かに今はドキドキしてる…」
「もうすぐ終わるのか…」
「転の奴は幼を大事にしてくれるよな…」
幼「くー…くー…」
男「一緒に寝るのは小一以来…」スカ…
「もうすぐ、こいつの髪を撫でられなくなるのかな… 今も撫でられてないか…」
「…」
幼「男、ずっと一緒だよ…?」
男「ごめんな… その約束は出来そうもない…」
「…眠気もない、食欲もない、体温も、でも確かに今はドキドキしてる…」
「もうすぐ終わるのか…」
「転の奴は幼を大事にしてくれるよな…」
幼「くー…くー…」
男「一緒に寝るのは小一以来…」スカ…
「もうすぐ、こいつの髪を撫でられなくなるのかな… 今も撫でられてないか…」
「…」
幼「男、ずっと一緒だよ…?」
男「ごめんな… その約束は出来そうもない…」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 01:16:21.25 ID:DL4Ekesi0
幼「おはよう… 男…」ニコ
男「おはよう!」
「お前、寝言多過ぎだろ」ケラケラ
幼「ちょっと聞いてたの!?」
男「まぁ、聞こえますよ、横で寝てるわけだし」
幼「もう! バカ!」///
男「あ、そうだ、ちょっと用事あるから先に行ってるわ~」
幼「また覗きに行くわけじゃないでしょうね…」ジトー
男「そんなわけないだろ!」
「多分」ボソ…
幼「今何て…?」ギロ
男「何でもねーよ、じゃあ、先に行ってるわ!」
幼「あ! ちょっと!」
男「おはよう!」
「お前、寝言多過ぎだろ」ケラケラ
幼「ちょっと聞いてたの!?」
男「まぁ、聞こえますよ、横で寝てるわけだし」
幼「もう! バカ!」///
男「あ、そうだ、ちょっと用事あるから先に行ってるわ~」
幼「また覗きに行くわけじゃないでしょうね…」ジトー
男「そんなわけないだろ!」
「多分」ボソ…
幼「今何て…?」ギロ
男「何でもねーよ、じゃあ、先に行ってるわ!」
幼「あ! ちょっと!」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 01:18:03.95 ID:DL4Ekesi0
幼「今、ちょっとだけ透けてた…?」
「幽霊だから?」
男「…よう、待たせたな…」
「幽霊だから?」
男「…よう、待たせたな…」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 01:21:52.44 ID:DL4Ekesi0
転「やっと来たね…」
男「おまえさ、本当のところいつから見えてたんだ?」
転「? ずっとだけど?」
男「ふーん」
「んで、あとどのくらい持つ?」
転「そうだね… 後12時間ってとこじゃない?」
男「おまえさ、本当のところいつから見えてたんだ?」
転「? ずっとだけど?」
男「ふーん」
「んで、あとどのくらい持つ?」
転「そうだね… 後12時間ってとこじゃない?」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 01:24:38.15 ID:DL4Ekesi0
男「何とかこの世に残る方法は…?」
転「有るにはあるけど… 多分理性を保ってられないんじゃないかな?」
「理性があるうちに行った方がいいよ?」
男「そうか…」
転「なんなら、いますぐ消してあげようか?」
転「有るにはあるけど… 多分理性を保ってられないんじゃないかな?」
「理性があるうちに行った方がいいよ?」
男「そうか…」
転「なんなら、いますぐ消してあげようか?」
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 01:30:54.05 ID:DL4Ekesi0
男「…」ゾク…
「いや、自然消滅と行きたいところだ…」
転「しかし、こんなにハッキリ見えたのは初めてだよ 今は消えかけだけど」
男「そりゃ、どうも」
転「大抵は抵抗してくるんだけどね、濃いのは」クスクス
男「他のに関しては知らねぇな」
「いや、自然消滅と行きたいところだ…」
転「しかし、こんなにハッキリ見えたのは初めてだよ 今は消えかけだけど」
男「そりゃ、どうも」
転「大抵は抵抗してくるんだけどね、濃いのは」クスクス
男「他のに関しては知らねぇな」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 01:34:23.52 ID:DL4Ekesi0
男「まぁ…あんたは嫌な感じはしない、根は良いやつなんだろ」
「今は嫌味な感じだが」
転「そうかい…?」
「霊に褒められるのは初めてだ」
男「それで…」
転「ん?」
男「あんた、幼が好きだろ?」
「今は嫌味な感じだが」
転「そうかい…?」
「霊に褒められるのは初めてだ」
男「それで…」
転「ん?」
男「あんた、幼が好きだろ?」
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 01:37:27.10 ID:DL4Ekesi0
転「まぁ、そうかもね」
男「あいつには誰かが着いていて欲しい」
「頼れるのはあんただけだ」
転「…んん」
男「何とかお願いできないか?」
転「遠慮しておくよ」
男「! 何で!?」
男「あいつには誰かが着いていて欲しい」
「頼れるのはあんただけだ」
転「…んん」
男「何とかお願いできないか?」
転「遠慮しておくよ」
男「! 何で!?」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 01:42:04.62 ID:DL4Ekesi0
転「いや、別に理由は無いけど…?」
男「な…」
「あいつ結構可愛いだろ?! そりゃ生意気な時もあるけど」
転「だから、遠慮しておくって」
「そんなことより、残り時間をどう有意義に使うか考えたらどうだい?」
男「こ、この野郎…」
「前言撤回だ! このクソ野郎!」
転「はいはい、じゃあ、先に教室に行ってるから」
男「な…」
「あいつ結構可愛いだろ?! そりゃ生意気な時もあるけど」
転「だから、遠慮しておくって」
「そんなことより、残り時間をどう有意義に使うか考えたらどうだい?」
男「こ、この野郎…」
「前言撤回だ! このクソ野郎!」
転「はいはい、じゃあ、先に教室に行ってるから」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 01:45:11.08 ID:DL4Ekesi0
男「…」
幼「どこ行ってたの? 男?」
男「いや、ちょっとな…」イライラ
(さてどうする… このくそったれには頼めない…)
(かといって俺が見える奴は他にいない…)
幼「男?」
幼「どこ行ってたの? 男?」
男「いや、ちょっとな…」イライラ
(さてどうする… このくそったれには頼めない…)
(かといって俺が見える奴は他にいない…)
幼「男?」
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 01:47:42.75 ID:DL4Ekesi0
幼「…やっぱりちょっと透けてる…」
男「!」
「今日はちょっと調子が悪いな~」ハハハ…
幼「嘘…」
男「いやいや、本当だって風邪気味でさ」
幼「…」
男「…」
男「!」
「今日はちょっと調子が悪いな~」ハハハ…
幼「嘘…」
男「いやいや、本当だって風邪気味でさ」
幼「…」
男「…」
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 01:52:58.87 ID:DL4Ekesi0
幼「男、嘘ついてるでしょ?」
男「…」
幼「本当の事言ってよ…」
男「ごめんな…」ス
幼「!」
(行っちゃった…)
転(ふーん…)
男「…」
幼「本当の事言ってよ…」
男「ごめんな…」ス
幼「!」
(行っちゃった…)
転(ふーん…)
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 01:55:55.20 ID:DL4Ekesi0
転「幼さん、どうしたの?」
「顔色悪いよ?」
幼「え? そうかな?」ハハ…
転「具合悪いなら保健室言った方が良いよ…?」
幼「…」
「う、うん… そうする」
転「うんうん」
「顔色悪いよ?」
幼「え? そうかな?」ハハ…
転「具合悪いなら保健室言った方が良いよ…?」
幼「…」
「う、うん… そうする」
転「うんうん」
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 01:58:27.64 ID:DL4Ekesi0
幼「男、どこに行ったの…?」
「私の家かな…」
幼「公園?」
「まだ学校のどこかに居るの?」
「私の家かな…」
幼「公園?」
「まだ学校のどこかに居るの?」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 02:04:50.25 ID:DL4Ekesi0
男「結局本当の事は言えなかった…」
「あと3時間位か… 大分透けてきたな」
「…体が思うように動かない」
転「幼さん、体は大丈夫?」
幼「う、うん…」
(結局見つからなかった…)
転「今日は帰り送っていくよ… 心配だし…」
幼「あ、ありがとう…」
(男…)
「あと3時間位か… 大分透けてきたな」
「…体が思うように動かない」
転「幼さん、体は大丈夫?」
幼「う、うん…」
(結局見つからなかった…)
転「今日は帰り送っていくよ… 心配だし…」
幼「あ、ありがとう…」
(男…)
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 02:08:37.23 ID:DL4Ekesi0
転「良かったら、どこか寄って行かない?」
幼「え、でも…」
(男を探さないと…)
転「ちょっとコーヒー飲む位何だけどダメかな?」
友「幼、行ってきたら? せっかく誘ってくれてるのに勿体無い…」
幼「う、うん…」
友(くぅ… 私って超良いやつ…)
幼「え、でも…」
(男を探さないと…)
転「ちょっとコーヒー飲む位何だけどダメかな?」
友「幼、行ってきたら? せっかく誘ってくれてるのに勿体無い…」
幼「う、うん…」
友(くぅ… 私って超良いやつ…)
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 02:11:03.67 ID:DL4Ekesi0
幼「…男…」ボソ
転「どうしたの?」
幼「ね、何でもない…」
転「ちょっと裏の方だけど近くの喫茶がお勧めなんだ」
幼「うん…」ボー…
転「どうしたの?」
幼「ね、何でもない…」
転「ちょっと裏の方だけど近くの喫茶がお勧めなんだ」
幼「うん…」ボー…
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 02:13:11.21 ID:DL4Ekesi0
転「…」
幼「…」
転(大分滅入ってるみたいだね…)
「ここなんだけど」
幼「…」
転「聞いてる?」
幼「は、はい!」
「ん?」
幼「…」
転(大分滅入ってるみたいだね…)
「ここなんだけど」
幼「…」
転「聞いてる?」
幼「は、はい!」
「ん?」
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 02:16:15.68 ID:DL4Ekesi0
幼「喫茶って…? 何にもないよね?」
「ビルの裏?」
転「そうゆうこと」
幼「どうゆうこと?」
転「確かに男君が心配するのも分かるな…」ボソ…
「少しは状況を把握したほうが良いよ?」ニヤ
幼「…え?」
「ビルの裏?」
転「そうゆうこと」
幼「どうゆうこと?」
転「確かに男君が心配するのも分かるな…」ボソ…
「少しは状況を把握したほうが良いよ?」ニヤ
幼「…え?」
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 02:20:38.95 ID:DL4Ekesi0
幼「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 02:25:59.12 ID:DL4Ekesi0
転「ほらここに毛虫」
幼「取って! 早く!」
転「はい」
幼「ありがとう…」
「えと、それで何だっけ?」
転「あれ、あのあたり」
幼「ん?」
幼「取って! 早く!」
転「はい」
幼「ありがとう…」
「えと、それで何だっけ?」
転「あれ、あのあたり」
幼「ん?」
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 02:28:10.00 ID:DL4Ekesi0
幼「!」
「男!」
男「……?」
「幼か……」
幼「男、大分薄くなってるよ?!」
男「お前らのつまんないショートコントのせいかもな……」
転(まだ無駄口叩けるんだ)
「男!」
男「……?」
「幼か……」
幼「男、大分薄くなってるよ?!」
男「お前らのつまんないショートコントのせいかもな……」
転(まだ無駄口叩けるんだ)
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 02:30:19.92 ID:DL4Ekesi0
男「…あのさ、幼…」
幼「なに…?」
男「多分俺…」
幼「うん…」
男「消えちまうんだ…」
幼「!」
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 02:35:31.61 ID:DL4Ekesi0
男「最期にさ… お前の顔が見れて嬉しかった…」
幼「まって…! まだ消えちゃ駄目!」
「私男のことがずっと好きだったの!」
「だから、幽霊でもいいからずっと一緒にいて!」
男「……俺も……幼の事…」フ…
幼「……男…?」
「…うそ?」
幼「まって…! まだ消えちゃ駄目!」
「私男のことがずっと好きだったの!」
「だから、幽霊でもいいからずっと一緒にいて!」
男「……俺も……幼の事…」フ…
幼「……男…?」
「…うそ?」
140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 02:40:37.65 ID:DL4Ekesi0
幼「嘘…消えちゃった……」ポロ
転「…もう、家に帰った方が良いよ?」
「暗くなってる」
幼「……」グスグス…
転「まぁ、あんまり気にしない方が良いよ?」
「早いか遅いか、出会った人間はいつかは別れることになる」
幼「…」
転「だから、人は人との関わりに価値を見出すわけだし」
幼「……」
転「あら、いっちゃった…」
転「…もう、家に帰った方が良いよ?」
「暗くなってる」
幼「……」グスグス…
転「まぁ、あんまり気にしない方が良いよ?」
「早いか遅いか、出会った人間はいつかは別れることになる」
幼「…」
転「だから、人は人との関わりに価値を見出すわけだし」
幼「……」
転「あら、いっちゃった…」
141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 02:44:53.35 ID:DL4Ekesi0
男「…ここは…」
「視界が大分ぼやけてるな…真っ白な世界だ… 消えたあとってこんな風になってるのか…」
「…死んじまったら無なんてのは嘘だな」
「現に俺は今考えてる…」
男「…」
「さてこれからどうなるのか…?」
「視界が大分ぼやけてるな…真っ白な世界だ… 消えたあとってこんな風になってるのか…」
「…死んじまったら無なんてのは嘘だな」
「現に俺は今考えてる…」
男「…」
「さてこれからどうなるのか…?」
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 02:48:12.60 ID:DL4Ekesi0
幼「ただいま…」ボソ
幼母「あら、幼おかえり」
「どうしたの?」
幼「何でもない…」
幼母「あ、もしかしてもう聞いてたの?」
幼「…?」
幼母「あら、幼おかえり」
「どうしたの?」
幼「何でもない…」
幼母「あ、もしかしてもう聞いてたの?」
幼「…?」
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 02:49:42.86 ID:DL4Ekesi0
幼母「あんた、男君って覚えてる?」
幼「…うん」
幼母「実は男君が事故にあってね」
幼「…死んだんでしょ? 知ってるよ…」
幼「…うん」
幼母「実は男君が事故にあってね」
幼「…死んだんでしょ? 知ってるよ…」
148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 02:52:44.71 ID:DL4Ekesi0
幼母「ちょっと何不吉なこと言ってるの?」
幼「へ?」
幼母「今意識を取り戻したんですって」
「一週間くらい前から意識不明だったみたいなんだけど、ついさっき意識を取り戻したって」
幼「え? え?」
幼母「さっき男君のお母さんから連絡があったのよ?」
幼「うそ!?」
幼「へ?」
幼母「今意識を取り戻したんですって」
「一週間くらい前から意識不明だったみたいなんだけど、ついさっき意識を取り戻したって」
幼「え? え?」
幼母「さっき男君のお母さんから連絡があったのよ?」
幼「うそ!?」
150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 02:54:18.34 ID:DL4Ekesi0
幼母「あんた、男君にお世話になったんだから、お見舞に行きなさいよ?」
幼「…うん!!」
幼「…うん!!」
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 02:58:14.42 ID:DL4Ekesi0
数日後
──トントン
男「どうぞー」
幼「…男」
男「!?」
「幼!」
幼「バカァ!」ガバ!
「カッコつけて、何が消えるよ! ちゃんといるじゃない!」メソメソ
男「お、おい、泣くなよ…」
転「やぁ、元気?」
男「あ、お前は!?」
──トントン
男「どうぞー」
幼「…男」
男「!?」
「幼!」
幼「バカァ!」ガバ!
「カッコつけて、何が消えるよ! ちゃんといるじゃない!」メソメソ
男「お、おい、泣くなよ…」
転「やぁ、元気?」
男「あ、お前は!?」
162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/17(土) 03:02:23.87 ID:DL4Ekesi0
転「だから、大丈夫だって言っただろ?」
男「言ってないだろ」イラ
幼「男…」ギュウ
男「あの、幼さんちょっと痛いです…」
転「邪魔なようだし、僕は退散するね、お幸せに」
幼「もうどこにも行っちゃ駄目だよ?」ジー
男「…分かってるよ」///
終わり
男「言ってないだろ」イラ
幼「男…」ギュウ
男「あの、幼さんちょっと痛いです…」
転「邪魔なようだし、僕は退散するね、お幸せに」
幼「もうどこにも行っちゃ駄目だよ?」ジー
男「…分かってるよ」///
終わり
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