1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 20:59:37.15 ID:6mSTUy0z0
夕暮れ時

聖「先輩今日はわざわざ買い物に付き合ってくれてありがとう」

パワプロ「いやいや気にしないで ちょうど俺も暇だったから」

聖「でもせっかくのオフだったのに私の相手して疲れなかったか・・・?」

パワプロ「そんなこと全然ないって!俺もすっごい楽しかったし!」

聖「そ、そうか/// それはよかった///」

聖「私も先輩と一緒でたのしかったぞ・・・」ボソッ

パワプロ「ん?なにか言った?」

聖「いや何でもないぞ/// じゃあ先輩また明日!」ダッ

パワプロ「うんバイバイ」

・・・

パワプロ(普通に聞こえてたんだけどな・・・)

引用元: パワプロ「体が3つあったらなぁ・・・」 



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 21:02:34.29 ID:6mSTUy0z0
パワプロ「いやぁ~それにしても聖ちゃんの私服かわいかったなぁ・・・」

パワプロ「あとまさか服を選ばされるとは・・・」

パワプロ「俺のセンス大丈夫だったかなぁ・・・」

パワプロ「ま、いいか さて俺も家に帰りますかっ」

パワプロ「フンフ~ン♪」




5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 21:07:29.28 ID:6mSTUy0z0
家の前

パワプロ「ん?家の前に誰かいる?」

?「あっパワプロくんおかえりっ!」

パワプロ「あれ あおいちゃんじゃないか」

パワプロ「どうしたの?俺に何か用事?」

あおい「うん あのね今日昼間は外出してるって聞いたから帰ってくるのそろそろかなって思って待ってたんだ」

パワプロ「電話してくれればよかったのに」

あおい「いや・・・ その・・・ 用事って聞いてたから電話したら悪いかなって・・・」

パワプロ「そんな事気にしないでいいって! あおいちゃんからの電話ならいつでも歓迎だよ!」

あおい「へっ/// あっうん・・・ ありがとう///」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 21:12:43.64 ID:6mSTUy0z0
あおい「あのね、用事っていうのはこれなんだ」

バッ

パワプロ「ん?クッキー?」

あおい「前にボクが料理の練習してるって話したでしょ?」

あおい「そのときパワプロくんが味見してくれるって言ったからクッキーつくってみたの」

パワプロ「俺のために作ってくれたの?」

あおい「うん/// だから食べてくれるとうれしいな///」

パワプロ「ありがとう えとひとつ聞きたいんだけど・・・」

あおい「ん?なにかな?」

パワプロ「味見とかしたかな~って」

あおい「・・・」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 21:18:56.31 ID:6mSTUy0z0
パワプロ「やっぱしてない?」

あおい「あのねっ 材料が少なくてあんまり多く作れなかったから・・・」

あおい「パワプロくんはいっぱいあったほうが喜ぶかなって思って・・・ でもでもちゃんと出来てるはずだよ!」

パワプロ「そうなんだ ありがとうあおいちゃん」

あおい「あっうん/// それじゃ食べてみてくれる・・・?」

パワプロ「それじゃいただきまーす」

あおい「ドキドキ」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 21:22:46.52 ID:6mSTUy0z0
パワプロ「・・・モグモグ」

パワプロ「・・・」

あおい「あの・・・ どう・・・かな・・・?」

パワプロ「あ、うんえっと」

パワプロ(なんだろう・・・ なんというか・・・ 味がない・・・)

パワプロ(このパターンはなかなかツッコミづらいんだけど・・・)

あおい「もしかしてまずかった・・・?」

パワプロ「いや!まずいってことはないんだけど!」

あおい「けど?」

パワプロ「・・・味がない」

あおい「」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 21:28:24.60 ID:6mSTUy0z0
あおい「そうなんだ・・・」ショボン

パワプロ「いや!味はそうなんだけども!食感は普通にクッキーだし!味以外は大丈夫だから!」

あおい「もういいよ・・・」

パワプロ「あおいちゃん・・・」

あおい「なんてねっ!」

パワプロ「えっ?」

あおい「ごめんね?味見ちゃんとするべきだった」

パワプロ「いや謝んないでよ 俺は気にしてないから」

あおい「だっ!だからね!」

パワプロ「う、うん」

あおい「次は絶対おいしく作るから・・・ また・・・食べてみてくれる・・・かな」

パワプロ「もちろんだよ!あおいちゃんが俺のために作ってくれるものは全部おいしく食べるよ!」

あおい「うん/// ありがとう///」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 21:31:16.84 ID:6mSTUy0z0
あおい「じゃあ帰ってまた練習してくるね!」

パワプロ「うん頑張ってね」

あおい「じゃあまた明日学校でね!」

パワプロ「またね バイバイ」

あおい「うんっ!」タッタッタ
 
・・・

パワプロ(あおいちゃんもだろうなぁ・・・)

パワプロ(てかまだクッキーが・・・ 全部食べるって言っちゃたししょうがないか・・・)

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 21:35:11.06 ID:6mSTUy0z0
パワプロ宅

パワプロ「ふぅ・・・疲れた」

パワプロ「風呂入って寝るかな」

チャラ~ラ~ ラ~ラ~ラ♪

パワプロ「ん?電話か」

ピッ

パワプロ「もしもーし」

?「あっ出た もしもし~」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 21:38:50.02 ID:6mSTUy0z0
パワプロ『あぁもしもしみずきちゃん?』

みずき『やっほー こんばんわー♪』

パワプロ『こんばんわ もうそんな時間だっけ』

みずき『あ、もしかして都合悪かった?』

パワプロ『うん全然 大丈夫だよ』

みずき『あっそう? ならよかった』

パワプロ『じゃあ今日は何話す?』

みずき『えっとね 今日は~』

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 21:46:57.52 ID:6mSTUy0z0
みずき『・・・・・・ってねっ♪』

パワプロ『ははは そりゃすごいや』

みずき『でしょー? ってもうこんな時間か』

パワプロ『ん?ああもうだいぶ遅い時間だね』

みずき『うん 今日もありがとねー』

パワプロ『いや俺もいつも楽しいから気にしないで』

みずき『うんでもいつもありがとう』

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 21:47:13.25 ID:6mSTUy0z0
パワプロ『そういえばみずきちゃん』

みずき『うん?』

パワプロ『最初にも聞いたけどなんで俺に頼んだの?』

みずき『えっいやそれは/// パワプロくんなら暇だから付き合ってくれそーだなって///』

パワプロ『なんだやっぱそうか どうせ俺は暇ですよーだ』

みずき『あっ うん・・・ パワプロくんが良かったんだもん・・・』ボソッ

パワプロ『ん?よく聞き取れなかったもう一回いって?』

みずき『いやなんでもないよ/// じゃあまた明日ね!』

パワプロ『うんじゃあね』

ピッ

・・・

パワプロ(・・・バッチリ聞こえてたんだけどね) 

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 21:50:38.63 ID:6mSTUy0z0
翌日放課後

パワプロ「お~い矢部く~ん」

矢部「どうしたでやんすパワプロくん そろそろ練習に行くでやんすよ」

パワプロ「ちょっと相談したい事があるんだ すこしいいかな?」

矢部「しょうがないでやんすね~ 親友のパワプロくんの頼みは断れないでやんす」

パワプロ「ありがとう もうみんな帰ったし教室でいいかな?」

矢部「パワプロくんがいいならいいでやんすよ」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 21:53:59.90 ID:6mSTUy0z0
パワプロ「実は最近気になる事があるんだ」

矢部「なんでやんす?」

パワプロ「聖ちゃんとあおいちゃんとみずきちゃんなんだけど」

矢部「リア充は爆発でやんす!」

パワプロ「えっ」

矢部「リア充は爆発爆発爆発でやんすよっ!」フシュー

パワプロ「ちょ、矢部くん落ち着いて!」


・・・5分後

矢部「すまなかったでやんす つい興奮してしまったでやんす」

パワプロ「うん・・・大丈夫・・・」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 22:03:09.28 ID:6mSTUy0z0
パワプロ「じゃあ気を取り直してさっきの三人の話なんだけど」

矢部「リア充は爆発でやんす」

パワプロ「ちょ、また」

矢部「冗談でやんす」

パワプロ「おどかさないでよ・・・」

矢部「ごめんでやんす・・・」

パワプロ「話を続けるね 最近やたらその3人に話しかけられたり遊びに誘われたりクッキーもらったり毎日電話したりしてるんだけど」

矢部「ふむふむ」

パワプロ「これってやっぱあれかな」

矢部「うらやましい限りでやんす! でもパワプロくんその原因なら心あたりがあるでやんすよ」

パワプロ「えっあるの?」

矢部「コマンドで選手能力をみるでやんす」

パワプロ「うん あっ!」

パワプロ「モテモテついてる・・・」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 22:07:35.57 ID:6mSTUy0z0
矢部「最近なにがあったか思い出してみるでやんす」

パワプロ「そういえば前に新しい靴買ったとき・・・」


・・・

パワプロ「今日は新しい靴はいて町に出てみようかな」

パワプロ「フンフ~ン♪」

女の子「ねぇねぇあの人超かっこよくない?」

女の子2「わっほんとだ 超カッコイイ!」

ギャル「わーマジあの人イケてんすけどー」

パワプロ「おおめっちゃ視線感じるぞ!」

パワプロ「おれってもしかして・・・イケてる!?」

モテモテになりました

・・・

パワプロ「忘れてた・・・」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 22:15:09.55 ID:6mSTUy0z0
矢部「モテモテになってしまったパワプロくんがいけないでやんす」

パワプロ「そんなこといわないでよ矢部くん 俺どうしたらいいんだろう」

矢部「好感度が上がってしまった今モテモテを失くしても時既に遅しでやんすからね」

パワプロ「そ、そんな・・・」

矢部「あとはパワプロくんの選択しだいでやんすよ」

パワプロ「そうか・・・」

矢部「しっかりするでやんす!おいらはいつでもパワプロくんの味方でやんすよ!」

パワプロ「ありがとう矢部くん」

矢部「さぁ色々考える前にまずは体を動かすでやんす! 練習行くでやんすよ!」

パワプロ「そうだね!よし気合いれていこう!」

矢部「その意気でやんす!さぁ行くでやんす!」ドドドドド

パワプロ「うん!」ドドドドド

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 22:50:05.00 ID:6mSTUy0z0
パワプロ「みんな遅くなってごめん」

聖「やっときたかパワプロ先輩」

あおい「パワプロくん以外揃ってるからね みんな待ってたんだよ」

みずき「全員揃った事だし早く始めようよー」

パワプロ「じゃあ今日も張り切ってがんばろう!」

全員「「「おおー!」」」



矢部「遅くなったでやんす! ってあれ?なんでやんすこの空気」

みずき「・・・さあみんなグラウンドいこいこ!」



矢部「この疎外感・・・ひどいでやんす・・・」

田中「分かるぜその気持ち・・・」

矢部「分かってくれるのは田中くんだけでやんす・・・ ありがとうでやんす・・・」

田中「気にすんな おれら友達だろ?」

矢部「田中くん・・・」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 23:00:00.68 ID:6mSTUy0z0
みずき「聖ー 投球練習するから受けてくれるー?」

聖「おおいいぞ 今日も期待してるからな」

みずき「まかせてよ 私は毎日成長してるんだからね♪」

あおい「田中(捕)くん今日もよろしくね」

田中(捕)「へーい んじゃやりますか」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 23:01:35.38 ID:6mSTUy0z0
シュッ バン! シュッ バン! 

パワプロ「あおいちゃんもみずきちゃんも相変わらずすごいなぁ 二人がいれば地区予選突破も夢じゃないぞ」

あおい(パワプロくんがこっち見てる/// 恥ずかしいけどがんばんなきゃ!)

みずき(ちょ/// 見すぎだよ///) 

聖「どうしたーみずきー 球が荒れてるぞー」

みずき「ごっごめん 集中しなおすよ」

聖「ああ 一回落ち着いた方がいいぞ」

聖(・・・・・・・・パワプロ先輩あの二人ばっか見て)





64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 23:13:03.26 ID:6mSTUy0z0
パワプロ「よーしみんな暗くなってきたしそろそろ上がるぞー」

「へーい」「了解」「あーつっかれたぁ」

・・・

部室

あおい「じゃあ先帰るね」

パワプロ「うん暗いから気をつけてね」

あおい「大丈夫だよ じゃあバイバイ」

みずき「聖ー コンビニよってアイス食べようよー」

聖「またか・・・ いいかげんにしないと太るぞ」

みずき「運動してるからいいんだもーん♪」

聖「まったく・・・ じゃ、じゃあパワプロ先輩また明日」

みずき「まったねー♪」

パワプロ「うん 二人とも気をつけて」

矢部「三人ともおいらは無視でやんすか・・・」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 23:16:08.28 ID:6mSTUy0z0

パワプロ「うわっ! 矢部くん居たの!」

矢部「親友のパワプロくんまでひどいでやんす・・・ おいらにはもう田中くんしかいないでやんす・・・」

パワプロ「ごっごめん」

矢部「いいでやんす で、運動してスッキリしたでやんすか?」

パワプロ「そうだね 大分ポジティブに考えられてるよ」

矢部「それはよかったでやんす 家に帰ってじっくり考えるといいでやんす」

パワプロ「うん ほんとありがとう矢部くん」

矢部「いいでやんす さぁそろそろ帰るでやんすよ」

パワプロ「うん 行こうか」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 23:25:28.13 ID:6mSTUy0z0
パワプロ宅

パワプロ「さて風呂でも っとそろそろかな」

ル~ルル ルルルル~ルル♪

ピッ

パワプロ『もしもし』

みずき『もしもしー やっほー』

パワプロ『うん こんばんわ』

みずき『今日もヨロシクー♪』

パワプロ『んじゃ今日はっと・・・』

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 23:28:55.80 ID:6mSTUy0z0
みずき『でねー それがまた・・・』

パワプロ『・・・ははは そりゃいいや』

パワプロ(そういえばいつからだっけ こうして毎日電話するのも)

パワプロ(半年くらいになるのかな いきなりみずきちゃんに呼び出されて・・・)

・・・

パワプロ「どうしたの? 突然呼び出して」

みずき「あははー ごめんね」

パワプロ「いや別にいいんだけど」

みずき「パワプロくんてさー夜とか何してるの?」

パワプロ「夜? んー別に何も テレビ見たりごろごろしたり」

みずき「あのさ・・・ 実はお願いがあるんだ」




70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 23:35:21.20 ID:6mSTUy0z0
パワプロ「うん俺に出来る事なら何でも言ってよ」

みずき「あのね・・・ はっ話し相手になって欲しいの!///」

パワプロ「話し相手?それなら毎日しゃべって・・・」

みずき「えとそういうんじゃなくて・・・ 夜にあたしとしゃべてくんないかなって///」

パワプロ「夜に? 電話ってこと?」

みずき「そっそう!それそれ!」

パワプロ「なんだそんなことなら喜んで」

みずき「ほんとっ!嘘じゃない!?」

パワプロ「嘘じゃないって でもなんで急に?」

みずき「いっいやー 最近夜やる事なくて暇で暇で まっまあ暇つぶしみたいな?」

パワプロ「そういうことかー じゃあ何時くらい?」

みずき「えっとね じゃあ・・・」

75: 忍法帖【Lv=17,xxxPT】 2011/08/20(土) 23:43:30.17 ID:6mSTUy0z0
・・・

パワプロ(最初は驚いたなー でもなんだかんだで楽しいんだけどね)

みずき『・・・ぇ ねぇパワプロくんってば!』

パワプロ『えっごめん ボーっとしてた』

みずき『いやいいんだけど も、もしかしてつまんなかったり・・・した?』

パワプロ『いやいやそんなことないよ!』

みずき『でも・・・ 毎日付きあってもらって悪いし・・・』

パワプロ『別にいいんだって!』

みずき『うん・・・ ごめんきょうはそろそろ寝るね おやすみ』

パワプロ『えっ うんおやすみ』

ブッ ツーッツーッツー

パワプロ(・・・やってしまった)

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 23:46:59.30 ID:6mSTUy0z0
翌日 昼休み

あおい「パワプロくん お昼一緒に食べてもいいかな?」

パワプロ「うん いいよね矢部くん?」

矢部「ごめんでやんす 今日は田中くんと食べる事にしてるので二人で食べて欲しいでやんす」

パワプロ「えっ うんそれならしょうがないね」

矢部「じゃあ行ってくるでやんす」

スタスタスタ

パワプロ「・・・ じゃ、じゃあ食べよっか」

あおい「えっ あっうん///」

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/20(土) 23:54:56.63 ID:6mSTUy0z0
あおい「今日はおべんとう自分で作ってみたんだ」

パワプロ「自分で全部? あおいちゃんえらいなぁ・・・」

あおい「あっありがとう/// すこし食べてみてくれるかな?今回はちゃんと味見したからね!」

パワプロ「うんじゃあその卵焼き一つもらおうかな」

あおい「うんいいよ あの・・・ じゃあ・・・アーン///」

パワプロ「えっ/// じゃあアー・・・ンッ!?」

パワプロ(廊下にみずきちゃんが・・・てかこっち見てる!?)

あおい「ど、どうかな?///」

みずき(・・・・・)ダッダッダ

パワプロ(完全に見られた・・・)

あおい「パワプロくん?」

パワプロ「うんっ!? あ、すごくおいしいよ 甘い卵焼き好きなんだ」

あおい「ホント!?よかったぁ・・・」ホッ

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 00:05:37.55 ID:UdaE47eB0
パワプロ(みずきちゃんになんて言おう・・・)

あおい「パワプロくんよかったら明日おべんとう作ってきてあげようか?」

パワプロ「えっいいの!?こんなおいしい卵焼きが食べれるならぜひ!」

あおい「うんわかったよ 卵焼き多めにいれとくねっ!」

あおい(がんばって練習してよかったぁ・・・///)

キーンコーン

パワプロ「あっ予鈴だ んじゃ席戻ろっか」

あおい「うん そうだね」


・・・


矢部「田中くんこれおいしいでやんす!最高でやんす!」

田中「おうそうかそうか 作った甲斐があるってもんだぜ!」

周り(うわぁ・・・)

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 00:14:49.50 ID:UdaE47eB0
練習後

パワプロ(さて結局なんか避けられてる感じで話す暇がなかったわけだが)

聖「先輩ちょっといいか?」

パワプロ「ん? 聖ちゃんどうしたの?」

聖「みずきのことなんだが先輩何か知らないか?」

パワプロ「み、みずきちゃん!?」

聖「今日の練習中ずっと上の空で球もめちゃくちゃだったんだ 先輩なら何か知ってるかと思ってだな」

パワプロ「ごめん たぶんだけどそれ原因俺なんだ・・・」

聖「先輩が? なにかしたのか?」


96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 00:17:45.06 ID:UdaE47eB0
パワプロ「あのね カクカクシカジカ・・・」

聖「そ、そうなのか・・・」ショボン

パワプロ「えっ聖ちゃんまでどうしたの?」

聖「いや大丈夫だ・・・ じゃあ私は先に帰るな」

バタン

聖(先輩と二人でおべんとう・・・ しかもア・・・アーンか///)

聖(あおい先輩もなかなかやるな・・・ 負けてられん・・・)

・・・

パワプロ(余計ややこしくしちゃった気がする・・・ 言わないほうがよかった・・・)

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 00:25:59.33 ID:UdaE47eB0
パワプロ宅

パワプロ「さてそろそろ時間なわけだが」

パワプロ「流石にかかってこないだろうな」

チャ~ラ~ラ ラ~ララ♪

パワプロ「かかってきた!? な、なんて言おう!?」

ピッ

パワプロ『も、もしもーし」』

みずき『も、もしもし や、やっほー・・・』

パワプロ『こんばんわ・・・』

パワプロ(・・・気まずい)

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 00:35:41.09 ID:UdaE47eB0
みずき『明日あたし弁当作ってくから食べなさいよ!』

パワプロ『へっ?いきなりどうしたの?』

みずき『それだけだから! じゃあね!』

パワプロ『ちょっと待って!なにがなんd』

ブッ ツーッツーッツー

パワプロ(・・・ま、まあいいか 落ち込んでないみたいだし)

115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 00:53:07.21 ID:UdaE47eB0
書きためってやっぱしたほうがいいのかな

っとそろそろ書くわ

--------------------

翌日昼休み

パワプロ「さてこの時間が来てしまったなぁ・・・ あおいちゃんはっと」

あおい「パワプロくーん はいこれおべんとう」

パワプロ「ありがとうあおいちゃん あと一つ聞いて欲しいんだけど」

あおい「うん?何?」

パワプロ「今日みずきちゃんも一緒に食べていいかな?」

あおい「みずき?もちろんいいよ でもなんで急に?」

パワプロ「いや俺もよく・・・ っとそろそろ来るかな」

ガラッ

聖(先輩はっと・・・ どこかな・・・)

パワプロ「って!?聖ちゃん!?」

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 01:00:39.43 ID:UdaE47eB0
聖「おお先輩」

パワプロ「どうしたの?珍しいね昼休みに」

聖「そのだな・・・ できれば今日お昼をご一緒させてもらいたいのだが」

パワプロ「ん?お昼? 俺はいいけど」チラッ

あおい「もちろんいいよ 聖も一緒に食べよっ」

聖「そ、そうか ありがとうあおい先輩」

あおい「いいのいいの みんなで食べた方絶対がおいしいよ」

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 01:04:55.40 ID:UdaE47eB0
パワプロ「さてそろそろみずきちゃんが・・・」

ガラッ

みずき「おーいパワプロくーん って聖じゃん」

聖「みずき? みずきもか?」

みずき「うん たまにはパワプロくんと食べてもいいかなって」

あおい「これでみんな揃ったね さっ食べようよ」

パワプロ「うんそれじゃ」

「「「いただきまーす」」」

129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 01:10:40.77 ID:UdaE47eB0
パワプロ「あおいちゃん今日も卵焼きおいしいよ!」

あおい「ホント?昨日よりうまく出来たからよかったよ」

パワプロ「そういえば昨日のよりも焼き加減がちょうどいい気がする」

聖「つかぬことを聞くが先輩」

パワプロ「うん?何?」

聖「そのおべんとうはもしや・・・」

パワプロ「うんあおいちゃんが作ってくれたんだ」

聖、みずき「「何!?」」ズイッ

あおい「ちょ、二人とも顔近いよ!?」

聖「す、すまなかった」

みずき「ご、ごめんなさい」

132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 01:19:14.69 ID:UdaE47eB0
あおい「前にね?ボクが料理の練習してるって話してそれで・・・」

聖(なんだと・・・!?実は一番積極的なのあおい先輩なんじゃ・・・!?)

みずき(あおい先輩って意外と行動的なのね・・・ どうりで昨日も・・・)

パワプロ「まあそういうわけなんだうん」

みずき「あ、あたしもおかず多めに作ってきたから食べてね!」

パワプロ「う、うんいだだくよ」

聖「先輩実は今日作り過ぎてしまったんだ だからあたしのおかずも食べるといい」

パワプロ「えっうんありがとう」

パワプロ(これは・・・ 半端ない量だ・・・)

134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 01:23:30.05 ID:UdaE47eB0
・・・

パワプロ「ふぅ・・・ ごちそうさま」

みずき「どうだった?」

聖「どうなんだ?」

パワプロ「うんもちろん二人ともおいしかったよ! ありがとう!」

みずき「うん///よかった///」

聖「よ、よければなんだが明日からも一緒に食べてもいいか?///」

みずき「あ、あたしもっ!」

パワプロ「うんもちろんだよ いいよね?あおいちゃん」

あおい「当然だよ!みんなでたべたほうがおいしいからね!」


136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 01:29:58.65 ID:UdaE47eB0
キーンコーン

みずき「あっチャイムなっちゃった じゃあそろそろ戻るねー」

聖「そうだな ではまた練習でなパワプロ先輩あおい先輩」

パワプロ「うんあとでねー」

タッタッタ

パワプロ「じゃ席戻るね」

あおい「うん 分かったよ」

あおい(明日から二人も一緒にか・・・ でもおべんとうは主にボクのだから一歩リード・・・かな///)

・・・


矢部「田中くんのウインナー最高でやんす!超おいしいでやんす!」

田中「お前のウインナーもうまいぜ!最高だ」

矢部、田中「「やっぱり!」」

矢部「シャウエッセンはっ!」田中「日本ハムはっ!」

矢部、田中「「最高だっ!!!」」

周り(・・・なにあの二人)

141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 01:43:11.80 ID:UdaE47eB0
それから数日後

パワプロ「さてそろそろ寝ますか」

チャ~ チャララ~ラチャ~ラ~ラ♪

パワプロ「んメール? 誰からだろう」



143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 01:47:14.80 ID:UdaE47eB0
パワプロ「珍しいな 3件同時か」

パワプロ「差出人はっと・・・!?」

[from:早川あおい]
明日話したい事があります
よかったら朝~時に・・・

[from:橘みずき]
明日放課後ちょっと時間とって欲しいんだ♪
練習前に話したいことがあるから んじゃよろー

[from:六道聖]
先輩に話がある
練習後に少し残ってくれないだろうか

148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 01:55:19.42 ID:UdaE47eB0
翌日夜の帰り道

パワプロ「・・・予想通りって言うと少し嫌な感じがするけどそのとおりだった」

・・・

あおい「あのね・・・ボク・・・パワプロくんのことがっ!」

・・・
放課後
みずき「あ、あたし前からパワプロくんがっ!」

・・・
練習後
聖「先輩もしよかったらなんだが・・・ その・・・私とっ!」

・・・

パワプロ「ついにこの日が来てしまったなぁ・・・」

パワプロ「矢部くんは俺の選択しだいだといってくれたけど・・・」

パワプロ「誰かを選べば誰かが泣く・・・ でもそれはしたくない」

パワプロ「あーあ 体が3つあったらなぁ・・・」

?「その願いミーが叶えてさしあげマース」

パワプロ「えっ!?」

156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 02:03:18.80 ID:UdaE47eB0
パワプロ「あ、あなたは?」

?「ミーですか?ミーはダイジョーブ博士といいマース」

パワプロ「ダイジョーブ博士?」

ダイジョーブ「そうでーす」

パワプロ「でなんで俺に声をかけたんです?」

ダイジョーブ「今ユーは体を増やしたいといいまシタ だからミーがそれをかなえてあげるデース」

パワプロ「確かに言いましたけど・・・ でもそんなことできるわけ・・・」

ダイジョーブ「ゲドーくんこのボーイを研究室に連れて行くのデース」

ゲドー「ギョギョー」

パワプロ「えっちょっと待ってください!俺は!」

ダイジョーブ「えい」

バリバリバリ

パワプロ「うぎゃあああああああ」バタン

166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 02:15:25.64 ID:UdaE47eB0
・・・

パワプロ「う~ん あれ?俺確かへんな科学者的な人に話しかけられてそれで・・・」

ダイジョーブ「オオ 気がついたようデスネ」

パワプロ「うわっ! いたんですかっ! てかいきなり人を気絶させないでください!」

ダイジョーブ「ダイジョーブでーす ちょっとスタンガンでビリッとさせただけデース」

パワプロ「いやいやいや!ビリッじゃなくてバリバリバリでしたから!」

ガチャ

パワプロ「ってあれ?体がうごかない?」

ダイジョーブ「体は既に手術台に固定させてもらいマシタ」

パワプロ「手術台? あとなんで固定するんですか!」

ダイジョーブ「暴れられると困るからデース」

172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 02:25:07.74 ID:UdaE47eB0
ダイジョーブ「それではゲドーくん準備デース」

ゲドー「ギョギョギョー」

パワプロ「ちょっと!準備って何するつもりなんですか!」

ダイジョーブ「あ、サインどうしマスカ? 一応しない方を勧めマスガ」

パワプロ「何がサインですか!はやく離してください!」

ダイジョーブ「おーう サインなしとはなかなかやるやつデース」

パワプロ「人の話をきいて下さい!」

ゲドー「ギョギョギョギョー」

ダイジョーブ「おっと準備が完了したようデース」

176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 02:30:35.19 ID:UdaE47eB0
ギュイイイイン

パワプロ「ちょ!なんですかそのドリル!」

ダイジョーブ「ダイジョーブデース 悪いようにはしないデース」

パワプロ「いやそういう問題じゃなくて!ちょやめてくださいって!」

ダイジョーブ「ゲドーくん押えててくださいデース」

ゲドー「ギョギョギョー」

ダイジョーブ「それではいい夢をデース」

パワプロ「ちょまっ!うわああああああああああああああああ」














178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 02:39:51.60 ID:UdaE47eB0

パワプロ「う、うーん ここは・・・」

パワプロ1,2,3「「「俺の家?」」」

パワプロ1,2,3「「「ってうわあああああああああ!!」」」

パワプロ1「おっ俺!?」

パワプロ2「お、同じ顔!?」

パワプロ3「なんで俺が!?」

パワプロ1,2,3「「「増えてんだああああああああ!?」」

181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 02:51:58.36 ID:UdaE47eB0
パワプロ1「待て少し落ち着こう・・・」

パワプロ2「そ、そうだな・・・」

パワプロ3「深呼吸だ・・・」

スゥーハァー スゥーハァー

・・・

パワプロ1「よし落ち着いたな」

パワプロ2「さてなんでこんなことになったんだっけ?」

パワプロ3「う~んよく覚えてないけど気づいたらこうなってた感じだな」

パワプロ2「とりあえず提案があるんだが」

パワプロ1「なんだ?」

パワプロ2「とりあえずお前らの区別が俺には付かない」

パワプロ3「それ俺も思ってたんだ 区別付くように名前付けようぜ」

183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 02:54:59.78 ID:UdaE47eB0
パワプロ1「じゃあ俺が1でどうかな」

パワプロ2「そうだな 誰が1とかで揉めるとめんどくさいから俺2でいいや」

パワプロ3「そんなら俺3でいいぜ」

1「さて名前が決まったところで本題なんだが」

2「ああそうだな お前らも俺だからわかってるよな」

3「ああそういうことだ」

1,2,3「誰が誰と付き合うの!?」

185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 02:58:42.39 ID:UdaE47eB0
1「みんなせーので言わないか?」

2「え?でもお前らも俺だから同じなんじゃ?」

3「いやよく考えろ 不思議と俺は決まってるぜ」

1「そうなんだ実は俺も決まってるんだ」

2「そういえば分かれる前は凄く悩んでたはずなのにいまはすごくスッキリしてる気がするな」

1「じゃあ行くぞ・・・ せーのっ」

1「あおいちゃん!」2「みずきちゃん!」3「聖ちゃん!」

188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 03:01:12.95 ID:UdaE47eB0
1「ほらね?」

2「ほんとだ・・・ すごいなこれ」

3「そりゃ3人とも泣かせないために分かれたんだからあたりめぇだろ」

1「そういやそろそろ学校行かなきゃ とりあえず俺行ってくるね」

2「ああ、よろしくな」3「いてらー」


189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 03:04:41.51 ID:UdaE47eB0
学校

1「あ、あおいちゃん///」

あおい「あ、パワプロくん おっおはよう///」

1「えっと・・・ 教室いこっか」

あおい「うん///」

・・・
昼休み

あおい「でねーそれがまたー」

1「ハハハ おもしろいね!」

みずき(なんだろう・・・ パワプロくんあおい先輩とばっか・・・ やっぱ私ふられるのかな)

聖(先輩・・・ やはり私じゃだめなのか・・・?)

193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 03:19:31.43 ID:UdaE47eB0
放課後

1「そうだ3人にメールして伝えとくか・・・」

1「練習終了後に話があるっ・・・と」

1(これでいいかな?)

2(分かった)

3(うーい了解)

1(元が同じだからかテレパシーとか使えるのは便利だなぁ)

2(記憶も共有できるとか便利だな)

3(性格はなんか違ってるみてぇだけどな)

1「よしそれじゃあ練習行くか!」

199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 03:31:23.52 ID:UdaE47eB0
練習後

・・・

1「あおいちゃん・・・ 俺あおいちゃんが好きだ」

あおい「えっパワプロくん?その・・・嘘じゃない?ホントにボクでいいの?」

1「俺にはあおいちゃんしかいないんだ 俺と付き合って欲しい」

あおい「はぅ/// う、うん よろしくお願いします///」

・・・

2「みずきちゃん俺も君が好きだよ」

みずき「えっ///ほんとに?///私で・・・いいの?」

2「告白されて初めて気づいたんだ俺にはみずきちゃんだけだ」

みずき「あ、ありがとう/// それじゃこれからよろしくね///」

200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 03:39:20.70 ID:UdaE47eB0
・・・

3「聖 お前が好きだ」

聖「へっ!?///先輩が聖って呼び捨てに・・・/// それは本当なのか?///」

3「ああほんとだ 聖が最高に好きなんだ」

聖「あぅ///その・・・よろしくお願いします///」

・・・

1「全員うまくいったな」

3「ちょ、なにこれ最高にうれしいんだけど!?」

2「俺もだよ・・・ 3人に分かれて誰も泣かせなかった上に自分も幸せになれるとは・・・」

1「ほんとにメリットしかないな・・・ ま、いいか」

201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 03:46:07.52 ID:UdaE47eB0
1「とりあえず付き合ってるのはそれぞれ内緒にしとこうか」

2「ああ、それがいいな」

3「ばれたらめんどくせぇしな」

1「じゃ、そういうことで」

2「俺はそろそろみずきちゃんと電話してくるわ」

3「いいねぇ・・・ 聖は電話とかあんましてくんないからな・・・」

1「じゃあ俺は寝るかな」

3「おう 俺も寝るわ」

2「んじゃおやすみ」

1「ああ、おやすみ」3「おやすー」

202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 03:49:06.93 ID:UdaE47eB0
数日後

聖「なぁ最近先輩おかしくないか」

あおい「へっパワプロくんが?」(もしかして付き合ってるのばれたかな・・・)

みずき「な、何がっ!?」(ば、ばれた・・・!?)

聖「なんというか・・・ 少し言葉遣いが荒くなったような・・・」

あおい「言葉遣い?いつもと変わらないよ?」

みずき「荒く?まあ少し理屈っぽくはなったけど」

聖「変わらないどころか理屈っぽくだと?」

あおい「そんなに変わったかなぁ・・・」

聖「よし分かった ちょっと先輩を呼んでみよう」

206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 03:53:59.83 ID:UdaE47eB0
聖「おーい先輩」

1「ん?聖ちゃん?どうしたの?」

あおい「ほら何にも変わってないよ いつものパワプロくんだよ」

みずき「そうだねー あんま変わってないかも」

1「何の話?」

聖「いや最近先輩の口調が変わったような気がしてだな・・・」(二人きりのときだけ荒っぽくなるとか・・・なのか?)

1「いや変わってないんじゃないかな」(3の口調きついからなぁ・・・ 聖ちゃんは分かるか・・・)

聖「むぅ・・・ ならいい 時間を取らせて悪かったな」

1「いやいいよ気にしないで」

1(だそうだぞ・・・)

3(今更なおんねぇよ・・・)

2(少しぐらい気をつけろ)

3(へーい)

207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 04:02:32.35 ID:UdaE47eB0
練習後

1「さて俺も帰るかな」

聖 コソコソ(先に帰ったフリをして隠れてるわけだが)

聖 コソコソ(少し怪しいな・・・ 先輩が一人になったとこで話しかけてみるか・・・)

あおい「じゃ///じゃあ帰ろうか///」

1「う、うん///」

聖(あ、あおい先輩!?なんで!?)

聖(これは本格的に尾行する必要がありそうだな・・・フフフ)

209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 04:09:42.68 ID:UdaE47eB0
聖(なぜだ・・・ なぜあんなに楽しそうなんだ・・・)

聖(先輩は私と付き合ってるんだぞ・・・)

あおい「じゃあ私こっちだから」

1「うんバイバイ」

あおい「パワプロくんちょっと目つぶってくれる?」

1「目?うん分かった」

チュッ

1「へっ!?///」

あおい「まっまた明日ね!///」タッタッタ

聖(キキキキキ!?キスだと!?まだ私もした事ないのに!?)

聖(これは早急に話し合う必要がありそうだ・・・)

210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 04:10:55.46 ID:UdaE47eB0
聖(そういえば先輩の家もうすぐだったな 前に行こうとしたら凄い止められたんだっけ・・・)

聖(やはり私とは遊びなのか・・・? ま、まあまずは話を おっとそろそろ)

聖「せっせんぱ」

ガチャ

3「おう おけーりー」

1「ただいま」

2「まったく・・・ 遅いぞ あと道端でイチャつくんじゃないうらやましい」

1「だってあおいちゃんが突然さぁ・・・」

バタン

聖(え・・・ 見間違いじゃ・・・ ない・・・よな・・・)

聖(先輩が・・・3人・・・?)

213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 04:23:58.04 ID:UdaE47eB0
翌日

聖「あおい先輩、みずき、少し話がある」

あおい「ん?話?」

みずき「いーよー 何?」

聖「あまり聞かれたくないんだ ちょっと場所を変える」

・・・
空き教室

あおい「それで話って?」

215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 04:35:44.39 ID:UdaE47eB0
聖「私は今パワプロ先輩と付き合っている」

あおい「へっ!?」

みずき「・・・聖なにいってんの? いくら聖でも怒るよ?」

あおい「そうだよ!付き合ってるのはボクだよ!」

みずき「あおい先輩まで何言って・・・ あたしが付き合ってるんですよ!」

聖「やはりそうか・・・」

あおい「えっと・・・ どういうこと?」


218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 04:47:16.73 ID:UdaE47eB0
聖「二人に聞きたいんだが前の練習休みの日どこで何していた?」

あおい「わ、私はパワプロくんとショッピングモールで買い物」

みずき「へっ!?あっ私は遊園地にパワプロくんと・・・」

聖「やはりそうか・・・ あと私はパワプロくんと二人で公園に行っていた」

みずき「まさか私達3股かけられてるの!?」

あおい「ちょっとみずきおちついて!」

聖「ただの3股じゃない なぜ私達は同じ日に別の場所でパワプロ先輩と会っていたんだ?」

あおい「そうだよ!そんなのパワプロくん一人じゃできるはずないよ!」

聖「一人なら・・・な」

みずき「ちょっと聖それってどういう・・・」

聖「二人とも今から私が話すことを落ち着いて聞いて欲しい」

222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 04:58:33.01 ID:UdaE47eB0
聖「パワプロ先輩が3人いる」

みずき「はっ?はぁ!?何それ!?」

あおい「それは流石に・・・」

聖「ああ・・・私も最初は目がおかしくなったのかとおもった でも確かに見たんだ」

みずき「しょっ証拠はっ!?」

聖「すまない 証拠はない だから今日パワプロ先輩の家に行こうと思う」

あおい「わっ、分かったよ」

みずき「これは行くしかないわね・・・ 一発殴らないと気が済まないわ・・・」

聖「では練習後にまた 後をつけて家の前で話を聞くとしよう」

あおい「うん・・・」

みずき「わかった・・・」

223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 05:11:32.76 ID:UdaE47eB0
練習後

1「ふぅそろそろ帰るかな」

タッタッタ

聖、あおい、みずき(コソコソ・・・)

みずき(ちょっと詰めすぎ・・・)

あおい(あっごめんごめん)

聖(二人とも・・・ そろそろ先輩の家に着くぞ)

225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 05:23:38.98 ID:UdaE47eB0
ガチャ

1「ただいまー」

聖(よし行くぞっ!)

バッ

3「おうおけーり」

聖「先輩っ!」

1「えっ!? 聖ちゃん!?」

3「ひっ聖!?」

あおい「パ、パワプロくんが・・・」

みずき「二人・・・!?」

2「どうした さわがしいな・・・ ってうわ!? みずきちゃん!?」

聖「さて先輩どういうことか説明してもらおうか・・・?」





226: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 05:29:35.74 ID:UdaE47eB0
パワプロ宅

聖「で?一体なんで3人もいるんだ?」

1「そ、それはよく分からないんだ・・・」

聖「よく分からないだと?」

1「朝気づいたら3人になってて・・・ それ以外は知らない・・・」

みずき「何そのばかげた話!?信じられるわけないじゃん!?」

あおい「そもそも3人いるのすら信じられないんだけど・・・」

聖「そうだ・・・ あと私達全員と付き合ってるそうじゃないか・・・」

2「確かに・・・ でもそれは全員別々だからまったく問題は・・・」

聖「何が別々だっ!」

2「ひっ!?」

228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 05:36:42.02 ID:UdaE47eB0
聖「体が別々だからいいだとっ!? ふざけるなっ! これはれっきとした3股だぞ!」

みずき「そうだよ!3股かけられた私達の気持ち分かる!?分かるわけないよね!」

3「待て!落ち着けおまえら! 俺はお前達のためになぁ」

聖「いつ誰がそんなことを望んだ!」

3「ひっ!?」

あおい「そうだよ・・・ ボクは二人がパワプロくんのこと好きなのは知ってた・・・ だから告白してだめでもしっかりあきらめるつもりだったんだよ?」

みずき「そうよ! あおい先輩や聖ならしょうがないかなって思ってたのよ! なのにっ!」

聖「その通りだ 先輩が3股かけるようなやつとは思ってなかったぞ・・・」

1「でもっこれはみんなが泣かないで幸せになれるはずの方法だったんだ!」

聖「ああそうか なら言ってやる 私は今最高に不幸だ」

みずき「わたしもだね」

あおい「ボクもだよ」

230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 05:40:16.15 ID:UdaE47eB0
聖「帰るぞ二人とも こんなヤツはもう私達の知ってたパワプロ先輩じゃない」

みずき「そうだね・・・ っじゃあね!」

あおい「・・・さよなら」

1「待ってみんな! 行かない・・・で・・・」

バタンッ

・・・

1「みんな泣いてた・・・ なんでだ・・・?」

2「俺達は最高に幸せになれるはずの道を選んだんだぞ・・・?」

3「なのになんであいつらは泣いた・・・?」

1「なんで?」

2「俺達は?」

3「泣いてんだ?」

231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 05:44:25.01 ID:UdaE47eB0
1「やめろっ!おまえらが泣くと俺にも!」

2「ぐっ・・・ 感情が流れてくる・・・ なんだこの絶望感は・・・」

3「やめろやめろやめろぉぉぉぉぉ!」

1,2,3「「「うわあああああああああああああああああああああああ」」」


・・・


1「なんかもう何でもいいや・・・」

2「俺達なんだったんだろうな・・・ 何のために分かれて・・・」

3「もう生きてる意味わかんねぇよ・・・」

1「ジャア シノウカ」

2「アア ソレハイイナ」

3「ソウダナ・・・」

232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 05:45:31.88 ID:UdaE47eB0

・・・














パワプロ「俺はどこで間違えたんだろう・・・」

fin?

234: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 05:53:05.96 ID:UdaE47eB0
・・・

パワプロ「う、うーん あれここは」

ダイジョーブ「気がついたデスか?」

パワプロ「アレ俺確か・・・泣いてて・・・ 凄く悲しくて・・・ 」

ゲドー「ギョギョギョー」

ダイジョーブ「それは君が望んだ願いの結末デース」

パワプロ「3人になって・・・ うまくいったはずなのにだめで・・・ それで・・・」

ダイジョーブ「君がどれほど愚かなことを願ってたか分かりマシタカ?」

パワプロ「さっきのは一体なんだったんですか・・・?」

ダイジョーブ「君の願いのその先を教えてあげたデース」

ダイジョーブ「私が本気を出せばほんとに三つになれたデースケドネ」

パワプロ「俺最低だ・・・ みんなの事泣かせて・・・」

ダイジョーブ「でももうそんな事にはならないんデスヨネ?」

パワプロ「でも・・・」

236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 05:58:02.13 ID:UdaE47eB0
ダイジョーブ「ダイジョーブデース 君はまだ何も始まってないのデース」

パワプロ「始まって・・・ない?」

ダイジョーブ「そうデース 今見てきたのはただの夢デース」

ダイジョーブ「夢と現実は違うデース 今の教訓を生かせば君とっての最高の道が開けるはずデース」

パワプロ「最高の道・・・!?」

ダイジョーブ「さあ少年ヨ!いまこそ行動のときデース!さっさと行くのデース!」

ゲドー「ギョギョー」

パワプロ「えっ!?」

バリバリバリ

パワプロ「うわああああああああああああ!?」ガクッ

237: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 06:00:54.78 ID:UdaE47eB0
ダイジョーブ「さ、ゲドー君くん 彼を家に帰してあげるデース」

ゲドー「ギョギョー?」

ダイジョーブ「え?実験?しないデース」

ゲドー「ギョギョギョ?」

ダイジョーブ「いいんデスヨ 科学の発展に犠牲はつきものデース!」

ゲドー「ギョギョー!」

タタタッ

ダイジョーブ「・・・今いい事言ったデース」

239: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 06:09:01.28 ID:UdaE47eB0
チュンチュン

パワプロ「ん?もう朝か」

パワプロ「フワァー俺いつの間に寝たんだろ・・・」

パワプロ「って時間やばいな 学校行かないと・・・」

パワプロ「今日返事するか・・・ ま、俺の返事は決まってるしね」

パワプロ「よしたまには走ってくか!」

ダッダッダッ

・・・

矢部「パワプロくんおはようでやんす 朝から元気でやんすね」

パワプロ「矢部くんおはよう 矢部くんも一緒に走らない?」

矢部「それはいいでやんす! すごく青春チックでやんす!」

パワプロ「それじゃ行こうか!」

矢部「ガッテンでやんす!」

ダッダッダッ

240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/21(日) 06:12:04.29 ID:UdaE47eB0
放課後 ある空き教室

パワプロ「ごめんね呼び出して」

パワプロ「話って言うのは昨日の事なんだけど」

パワプロ「お、俺も!---ちゃんのこと好きだから!」

パワプロ「だから・・・俺と付き合って欲しい///」




---「はいっ!///」

FIN...