16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 02:19:40.76 ID:6boc/4a2O
黒子(あの殿方と誰かがくっつけばお姉さまも諦めるでしょう)
黒子(だれとくっつけますの?身近ですと、初春?いえ…初春はお子ちゃますぎますの…)
黒子(佐天さん…?……適任ですわね…)
黒子「善は急げですの!早速計画を!」
黒子(だれとくっつけますの?身近ですと、初春?いえ…初春はお子ちゃますぎますの…)
黒子(佐天さん…?……適任ですわね…)
黒子「善は急げですの!早速計画を!」
引用元: ・佐天「あの…上条さん、寝ちゃいました?」上条「いや…」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 02:31:35.15 ID:6boc/4a2O
ファミレス―
黒子「あ!こっちですのー!」
上条「お…おー」
黒子「わざわざすみませんわね」
上条「一体なんだ?いきなり呼びだして…ってその子は?」
黒子「こちら佐天涙子さんでございますの。…そしてこちらは上条当麻さん、高校生ですわ」
佐天「はじめましてー☆佐天涙子でーす!」
佐天(少しカッコいいかも…)
上条「上条です、よろしく。で何の用なんだ?」
黒子「実は…」
黒子「あ!こっちですのー!」
上条「お…おー」
黒子「わざわざすみませんわね」
上条「一体なんだ?いきなり呼びだして…ってその子は?」
黒子「こちら佐天涙子さんでございますの。…そしてこちらは上条当麻さん、高校生ですわ」
佐天「はじめましてー☆佐天涙子でーす!」
佐天(少しカッコいいかも…)
上条「上条です、よろしく。で何の用なんだ?」
黒子「実は…」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 02:39:11.46 ID:6boc/4a2O
上条「ふーん、レベル0でしか解決できそうにない事件ねぇ…俺じゃないと駄目か?」
黒子「え、ええ!私、常盤台以外ですと知人が少ないんですの。なおかつ男と女それぞれいた方がアイデアにも幅がでそうですし」
佐天「それで…」
上条「俺たちだと…」
黒子「まあ現場に出ていただく訳ではございませんので…お願いできませんか?」
佐天「私はいいですよ」
黒子「え、ええ!私、常盤台以外ですと知人が少ないんですの。なおかつ男と女それぞれいた方がアイデアにも幅がでそうですし」
佐天「それで…」
上条「俺たちだと…」
黒子「まあ現場に出ていただく訳ではございませんので…お願いできませんか?」
佐天「私はいいですよ」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 02:45:36.35 ID:6boc/4a2O
上条「しゃーねーか…!やるよ白井」
黒子「まあ!ありがとうございますわ!それではここだとアレですので…」
佐天「どこか移動するんですか?」
黒子「ええ、ここでは話づらいので、177支部まで移動しますの」
上条「おいおい、完全帰宅時間までもうすぐだぞ?」
黒子「一刻も早く解決したい事件ですの。今日は少しでよろしいので付いてきてもらえませんか?」
上条「引き受けた身だと仕方ねーか」
佐天「そうですね…」
黒子「まあ!ありがとうございますわ!それではここだとアレですので…」
佐天「どこか移動するんですか?」
黒子「ええ、ここでは話づらいので、177支部まで移動しますの」
上条「おいおい、完全帰宅時間までもうすぐだぞ?」
黒子「一刻も早く解決したい事件ですの。今日は少しでよろしいので付いてきてもらえませんか?」
上条「引き受けた身だと仕方ねーか」
佐天「そうですね…」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 02:52:04.27 ID:6boc/4a2O
風紀委員177支部―
黒子「これが資料ですの。2人とも目を通してくださいまし」
上条「おお」
佐天「はい」
上条「んー…上条さんは頭があまりよろしくないので手助けになるか…」
佐天「わたしも…」
黒子「解決の糸口がほしいのでなんとか頑張ってほしいですわ」
上条・佐天「んーー…」
黒子「申し訳ありませんが厠に行ってきますの…」
黒子「これが資料ですの。2人とも目を通してくださいまし」
上条「おお」
佐天「はい」
上条「んー…上条さんは頭があまりよろしくないので手助けになるか…」
佐天「わたしも…」
黒子「解決の糸口がほしいのでなんとか頑張ってほしいですわ」
上条・佐天「んーー…」
黒子「申し訳ありませんが厠に行ってきますの…」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 03:01:05.01 ID:6boc/4a2O
・
・
・
バチン!
上条・佐天「え!?」
上条「停電か!?」
佐天「ヤダ…真っ暗…」
プルルル プルルル
佐天「あ、白井さんから……はい!もしもし白井さん!?」
黒子「どうやら停電したみたいですの!申し訳ありませんが、少しお待ちくださいな。あ、ロッカーに懐中電灯がございますので」
佐天「は、はい…わかりました…」ピッ
上条「やっぱり停電か?」
佐天「はい…」
・
・
バチン!
上条・佐天「え!?」
上条「停電か!?」
佐天「ヤダ…真っ暗…」
プルルル プルルル
佐天「あ、白井さんから……はい!もしもし白井さん!?」
黒子「どうやら停電したみたいですの!申し訳ありませんが、少しお待ちくださいな。あ、ロッカーに懐中電灯がございますので」
佐天「は、はい…わかりました…」ピッ
上条「やっぱり停電か?」
佐天「はい…」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 03:11:51.34 ID:6boc/4a2O
上条「っと!ここかぁ…!」ガタッガタッ
上条「あったあった、ポチっと」カチッ
ボウッ…
佐天「キャー!!!」
上条「っわりぃ!…これでいいか?」
佐天「す、すみません…ビックリしました…」
上条「しかし意外だなー風紀委員なのに停電なんかするんだな」
佐天「ええ…」
上条「佐天さん大丈夫か?どっか悪いのか?」
佐天「いえ…暗いところが少し苦手なんです…」
上条「へぇ…じゃあこっち来るか?一緒にいれば紛れるだろ?」
62: 2011/08/23(火) 03:22:23.46 ID:6boc/4a2O
佐天「いえ!だいじょうb」
ガタン
佐天「きゃあ!!」
上条「ほら…横にいてやるから」スッ
佐天「す、すみません…」
上条「気にすんなって」
ピチョン
佐天「ぅひゃあ!!」ガシッ
上条「ははは、ただの水音だって」
上条(●●●●当たってますががが…)
佐天「上条さん…すみません…!」パッ
ガガガ ガガガ ガオガイg
上条「おー白井ー直りそうかー?」
ガタン
佐天「きゃあ!!」
上条「ほら…横にいてやるから」スッ
佐天「す、すみません…」
上条「気にすんなって」
ピチョン
佐天「ぅひゃあ!!」ガシッ
上条「ははは、ただの水音だって」
上条(●●●●当たってますががが…)
佐天「上条さん…すみません…!」パッ
ガガガ ガガガ ガオガイg
上条「おー白井ー直りそうかー?」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 03:33:52.64 ID:6boc/4a2O
黒子「それがどうやらこの辺一帯が停電してるみたいですの」
上条「ってことは復旧まで時間かかりそうだな……とりあえず白井戻ってこいよ」
佐天(上条さんの横顔…)
上条「ええっ!?建物の外に出ちまって戻れない!?ってもう完全帰宅時間すぎてんだぞ!」
上条「おいっ!?もしもし?もしもーし!?」ツーツー
佐天「…白井さん何て言ってました?」
上条「ここまで戻ってこれないって…はは…電波悪いみたいで切れちゃったし…」
佐天「じゃ、じゃあ私たちが下に降りれば…」
ガチャ ガチャ ガチャ
上条「ん?どうした?」
上条「ってことは復旧まで時間かかりそうだな……とりあえず白井戻ってこいよ」
佐天(上条さんの横顔…)
上条「ええっ!?建物の外に出ちまって戻れない!?ってもう完全帰宅時間すぎてんだぞ!」
上条「おいっ!?もしもし?もしもーし!?」ツーツー
佐天「…白井さん何て言ってました?」
上条「ここまで戻ってこれないって…はは…電波悪いみたいで切れちゃったし…」
佐天「じゃ、じゃあ私たちが下に降りれば…」
ガチャ ガチャ ガチャ
上条「ん?どうした?」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 03:47:47.00 ID:6boc/4a2O
佐天「開きません…内側からも電子制御みたいです…」
上条「はぁ~……不幸だ……」
佐天「ふぅ…暑いですね…」
上条「あ…ああ…」
上条(汗ばんでて…いい匂いする…)
佐天「あ!そういえば…!」ガチャン!
佐天「ありました!炭酸豚骨スープ♪」
佐天「あ…でも一本しか…」
上条「佐天さんが飲んでくれよ!俺はいいからさ!」
佐天「そうもいきませんよ。脱水症状で倒れたらいけませんから!お先にどうぞ!」
上条「そうか…じゃあいただきます…」ゴクッ
上条「ぷぅっ…佐天さんも、はい」
佐天「じゃ、じゃあいた…だきます…」チョビッ
佐天(これって…間接キスだよね…??)
上条「はぁ~……不幸だ……」
佐天「ふぅ…暑いですね…」
上条「あ…ああ…」
上条(汗ばんでて…いい匂いする…)
佐天「あ!そういえば…!」ガチャン!
佐天「ありました!炭酸豚骨スープ♪」
佐天「あ…でも一本しか…」
上条「佐天さんが飲んでくれよ!俺はいいからさ!」
佐天「そうもいきませんよ。脱水症状で倒れたらいけませんから!お先にどうぞ!」
上条「そうか…じゃあいただきます…」ゴクッ
上条「ぷぅっ…佐天さんも、はい」
佐天「じゃ、じゃあいた…だきます…」チョビッ
佐天(これって…間接キスだよね…??)
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 04:02:54.82 ID:6boc/4a2O
上条「はー、なかなか復旧しねぇな…」
チカッ チカ ……
佐天「あっ!懐中電灯が…」カチッカチッ
佐天「き…切れちゃった…」
上条「まじかよ…」
佐天「どうしよう……」ブルッ
上条「佐天さん、怖かったらそばにいていいからな」
佐天「はい…あ、ありがとうございます…」ピト
上条「そういえばさ、白井と知り合いならビリb…御坂も知ってるか?」
佐天「はい、友達ですよ?」
上条「あいつさー俺と会う度、理不尽に電撃浴びせてくるんだよな…佐天さんからも止めるように言ってくれよー」
佐天「あはは!御坂さんらしいですねー!分かりました、私からも控えるように言っときます♪」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 04:12:07.20 ID:6boc/4a2O
上条「よろしく頼むよ。でさー御坂って~~~~」
佐天「あはははは!おかしー!そんな御坂さん見たことないですよー…あはは…」
上条「ん?どうした?」
佐天「いや…御坂さんの話ばっかりだな…って…」
上条「あ…別にそんなつもりじゃ…」
佐天「あの……上条さんって…その…好きなヒトとか…いるんですか…?」
上条「すす好きな人!?いない、いないって!」
佐天「そ、そうなんですか!…じゃ…じゃあワタシニモチャンスガ…」
上条「ん?何?」
佐天「い!いえ何でも!」
佐天「あはははは!おかしー!そんな御坂さん見たことないですよー…あはは…」
上条「ん?どうした?」
佐天「いや…御坂さんの話ばっかりだな…って…」
上条「あ…別にそんなつもりじゃ…」
佐天「あの……上条さんって…その…好きなヒトとか…いるんですか…?」
上条「すす好きな人!?いない、いないって!」
佐天「そ、そうなんですか!…じゃ…じゃあワタシニモチャンスガ…」
上条「ん?何?」
佐天「い!いえ何でも!」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 04:28:11.69 ID:6boc/4a2O
佐天「……」
上条「……」
佐天「……あの私の話…聞いてくれますか…?」
上条「あ、ああ……」
佐天「私、レベル0であることにコンプレックスがあるんです……それも、ひどく…」
上条「俺もだから分かるよ…」
佐天「風紀委員の友達が2人いて、その2人が出動して窮地に立ったときいつも思うんです…」
佐天「私にもなにかできないかって……でも私…能力無いから…足を引っ張るから…ただ見てることしかできないんです……」
上条「佐天さん……」
佐天「…御坂さんみたいに能力があれば手助けもできる……でも私は無能力者…私には何もできない………ヒック…」
上条「そんなことはない!!」
上条「……」
佐天「……あの私の話…聞いてくれますか…?」
上条「あ、ああ……」
佐天「私、レベル0であることにコンプレックスがあるんです……それも、ひどく…」
上条「俺もだから分かるよ…」
佐天「風紀委員の友達が2人いて、その2人が出動して窮地に立ったときいつも思うんです…」
佐天「私にもなにかできないかって……でも私…能力無いから…足を引っ張るから…ただ見てることしかできないんです……」
上条「佐天さん……」
佐天「…御坂さんみたいに能力があれば手助けもできる……でも私は無能力者…私には何もできない………ヒック…」
上条「そんなことはない!!」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 04:38:18.53 ID:6boc/4a2O
佐天 ビクッ!
上条「佐天さんは友達を助けたいと思っているんだろ!?それだけでも十分じゃねぇか!!」
上条「問題は何もできないじゃない!何もしないことなんだ!どんなことでもいい!ただ応援の声をかけるだけでもそれは十分な手助けだ!」
佐天「っぐ…ひぐっ…!」
上条「そんなことが助けにならないと思うなら、俺がその幻想をぶち壊してやる!!」
上条「だから佐天さん!もう無能力者だからとかいうな!」
佐天「…上条…さん……ヒグッ…」
佐天「上条さぁ~ん!!」ダキッ
上条「だから…もう泣くな……」ギュウ…
上条「佐天さんは友達を助けたいと思っているんだろ!?それだけでも十分じゃねぇか!!」
上条「問題は何もできないじゃない!何もしないことなんだ!どんなことでもいい!ただ応援の声をかけるだけでもそれは十分な手助けだ!」
佐天「っぐ…ひぐっ…!」
上条「そんなことが助けにならないと思うなら、俺がその幻想をぶち壊してやる!!」
上条「だから佐天さん!もう無能力者だからとかいうな!」
佐天「…上条…さん……ヒグッ…」
佐天「上条さぁ~ん!!」ダキッ
上条「だから…もう泣くな……」ギュウ…
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 04:45:25.72 ID:6boc/4a2O
黒子(計画通りでやーすのー)ニヤリ
黒子「今日はこのぐらいでよろしいですわね」バチッ
ブゥン チカ チカッ パッ
上条・佐天「?」
上条「電気…着いたな……」
佐天「…はい……」
上条「…じゃあ……帰るか…?」
佐天「……もう少し……このままでも……」ギュ
上条「…そうか……」
…………………
……………
…………
………
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 04:51:34.55 ID:6boc/4a2O
1ヶ月後―
佐天「上条さぁ~ん!!こっちー!」
上条「おー涙子、少し遅くなって悪かったな」
佐天「いつものことじゃない♪」
佐天「ちゃんとシスターさんには言ってきましたー?」
上条「ああ、お土産お土産うるさかったけどな!」
佐天「じゃあいっぱい買わないといけませんね♪」
佐天「じゃあ行きますか!」
上条「おう!」
おしまい!
佐天「上条さぁ~ん!!こっちー!」
上条「おー涙子、少し遅くなって悪かったな」
佐天「いつものことじゃない♪」
佐天「ちゃんとシスターさんには言ってきましたー?」
上条「ああ、お土産お土産うるさかったけどな!」
佐天「じゃあいっぱい買わないといけませんね♪」
佐天「じゃあ行きますか!」
上条「おう!」
おしまい!
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