3: 響提督 ◆Ew3/imucfM 2014/07/02(水) 21:22:44.10 ID:dFob7Ec50
提督「」イライライライラ

響「…」サラサラ

提督「イライライライラ」

響「イライラうるさいのだけど」

提督「くそ…いくら鎮守府が無いとはいえ俺のところばっかり書類よこしやがって…」

提督「あぁ^~ストレス溜まるんじゃ^~」

提督「癒やしがほしい、癒やしが」

響「ココには女の子()がいっぱいいるじゃないか」

提督「そういう癒やしじゃないんだよな…」

提督「何かこう、小動物的な癒やしを…」

響「?」帽子ピクピク

提督「帽子動いてる…!?」

引用元: 【艦これ】提督「響が猫になった」【響】 



6: 響提督 ◆Ew3/imucfM 2014/07/02(水) 21:34:39.99 ID:dFob7Ec50
 
提督「なぁ響、なんか帽子動いてんだけど」

響「司令官、何を言ってるんだい?」

提督「どうもこうも、そのまんまだが」

響「なにもないよ」ヒョイ


提督「うんなにもな…え?」

提督「なんかついてるけど」

響「え?」サワサワ

響「…」ふさふさ


響「耳…?」

提督「猫耳だーー!!!」

提督「え!?なにこれ可愛い!見して!!触らして!!」

提督「てか本物?うわしっぽもある!!」

響「うるさい」

提督「すいません」



提督「なんで耳がついたんだ…? 体が大きくなるといい、耳が生えるといい…あいつしかいないな」

響「にゃ」

提督「そういうのいいから」

響「そうだね…心当たり…   あまりない…いや、水を飲んだね」

提督「水?」

響「そう、食堂の水を飲んだかな、今日口に入れたのはそれくらいかな」

提督「え、じゃあ風評被害あるんじゃねえの」

響「かもしれないにゃ」

提督「わざとか」

響「いや、わざとではない…口癖のように出る…意識すれば出ない」

提督「ふむ、ついにうちの艦娘も猫耳パラダイスか…悪くない」

響「でもこのしっぽがあるとスカートが…」

提督「いいじゃん」

響「…」

8: 響提督 ◆Ew3/imucfM 2014/07/02(水) 21:45:14.78 ID:dFob7Ec50
提督「まあ誰がやったのかはいわずもがな」

響「そうだね…」

フワンフワン

響「…!」くるくる


提督「さて妖精のとこ…なんで響回ってんの」

響「しっぽが動くから…」ヒョイヒョイ

提督「これほっといたら完全に猫になりそうだな」

提督「ほらいくぞ」ガシ

響「にゃん」ズルズル


提督「ったく…あいつ何言っても治らねぇな…」

妖精 スタスタ

提督「あ、おい妖精!!またお前何かしただろ!!」

妖精「あ、どうも提督!何か有りましたか?」

提督「なにかありましたかじゃねぇよ!響を見ろ!」グイ

響「どうも」

妖精「可愛いですね!」

提督「そうじゃねぇええええええええ」

提督「これお前だろ!?オマエがやったんだろ!!」

妖精「? いえ、今回は違いますよ」

提督「は?」

妖精「だから、私は何もしていません」

提督「お前以外に誰が居るんだよ!!」

妖精「知りませんよ!」

夕張「提督、うるさいんですけど…」

響「あ、夕張さん、すまないにゃん、ちょっと揉め事で…」

夕張「やった、成功してる!」


提督「は?」

妖精「ふぇいほふ、ほっへをはらひへふははい」(提督、ほっぺを離してください)

10: 響提督 ◆Ew3/imucfM 2014/07/02(水) 21:55:40.12 ID:dFob7Ec50
夕張「あ、もしかしてこのことで揉めてたんですか?」

提督「そうだが」

夕張「ごめんなさい、これ、私がやりました」

響「ちっ…今度はメロンか…」

夕張「」

提督「なんでこういうことするかなぁ…」

夕張「実験ですよ、実験 好奇心です」

夕張「ほら、わたしにもしっぽと耳がついてるでしょう」ピコピコ

提督「だからなんだよ」

夕張「響ちゃん、水を飲みましたよね?それに入れたのも私です」

夕張「私、猫好きなんですよ、だから試してみたくなったんです」

提督「妖精と同じようなこと言いやがるな…」

妖精「そろそろ降ろしてもらえませんか」

提督「はぁ…で、これいつまで続くの?」

夕張「そうですね、次は犬でも作ってみます」

提督「そうじゃねぇ!!この猫耳の時間だ!!」

夕張「あー実際のとこわかんないんです、あはは」

提督「まだ妖精のほうが優秀だったか…」

妖精「そんな、褒めないでください//」


12: 響提督 ◆Ew3/imucfM 2014/07/02(水) 22:04:30.43 ID:dFob7Ec50
提督「他にも猫耳になったやつはいるのか?」

夕張「いえ、わからないですね、なにせ水に入れたので」

夕張「あ、そうだ、はい、響ちゃん」
つ(猫じゃらし)

響「!!」バッ

響「…!」ばっ、ばっばっ

提督(かわいい…)

妖精「いいですね、夕張産、私も協力しましょうか!」

提督「次やったら独房ぶち込むからな」

妖精「」

提督「響、ほら行くぞ」

響「ごろごろ」スリスリ

提督「…」

妖精「足に擦り寄ってますねぇ、こりゃ完全に猫です」

提督「おい響」グイグイ

響「にゃー」

提督「響目を覚ませ!!」ガシ、パシパシパシ

響「い…はっ 司令官」

提督「おいこれ割りとヤバくないか そのうち正気取り戻せなくなるんじゃ」

夕張「さぁ…わかんないですね。まだ未完成なので」

提督「なんでお前はなんともないの?」

夕張「私が使ったのは試作の1つ目です 思ったより効果は薄いみたいですけど」

提督「じゃあお前はこんなヤバイの水にぶちまけたのか!?」

夕張「まぁ、そうなっちゃいますね」

提督「そうなっちゃいますねじゃねぇよ!! 早く治す方の薬作れよ」

夕張「いえ…試作の2つめを全部あれに入れたのでまた1から作らないと…材料もないですし」

提督「じゃあ俺は響を数分おきにばしばし叩けと?」

響「にゃー」ゴロゴロ

夕張「ごめんなさい、なるべく努力を尽くします…」

妖精「…」

13: 響提督 ◆Ew3/imucfM 2014/07/02(水) 22:14:50.65 ID:dFob7Ec50
提督「とりあえず食堂の水には張り紙でもしとくか…」スタスタ

提督 ガチャ

鈴谷「あーのどかわいた…」ゴクッ

提督「oh...」

鈴谷「あ、提督じゃん、お!響、どうしたのその耳ー!かわいいー!」

響「夕張さんの薬でこうなったにゃ、その水に薬が入ってるに…入ってるんだ」

鈴谷「え、いま飲んじゃったんだけど…」

提督「まあ被害者が鈴谷と響だけで留められたならいいけど…鈴谷俺のとここい、面倒見てやる」

鈴谷「え…やめてよ」

提督「違う!これ結構猫っぽくなっちゃう薬なんだよ1迷惑掛ける前に面倒見てやるって意味だ!!」

鈴谷「えぇ~ないない、あんまからかうのもやめるにゃ~」

鈴谷「え…?」

提督「早速効き目が出たか…」

鈴谷「じゃ、じゃあ頼む…にゃ」

提督「じゃあ貼るk…」

北上「はぁーもう演習で喉カラッカラ」ごくっ

提督「あああああああ」

北上「何、うっさいんだけど」

鈴谷「あー、もう北上手遅れに…だわ」

北上「え、鈴谷と響のその耳なに、ものすごく怪しいんだけどにゃ」

北上「え…?」

14: 響提督 ◆Ew3/imucfM 2014/07/02(水) 22:33:44.72 ID:dFob7Ec50
提督「まとめて執務室に連れてきたけどめんどくさいことになった」

響「にゃーにゃー」

鈴谷「にゃー」

北上「く…理性が飛びそう…」


バタン!!
妖精「提督!出来ましたよ!ちょっとだけ猫化を抑える薬です!!」

提督「それ何作目?」

妖精「はい!試作にして一作目です!!」

提督「本当に大丈夫なんだろうな…」

提督「響ーおいでー」

響「にゃー」

提督「さあどうだ」グイッ

響「…」

響「はっ、司令官、私は何を」

提督「効いた!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

提督「よくやった妖精、今回だけは褒めてやる」

妖精「うーんっと褒めてね!」

鈴谷「それ私のセリフ…」

提督「でもやっぱ耳は無くならないんだな」

妖精「しょうがないです、完全に治すなら時間をください」

提督「まあそこは任せた」

提督「しかもなんか猫じゃらし預けられたんだけどこれいらねーわな」

響「司令官、それを」

鈴谷「それちょうだい」

北上「ほしい…けど駄目…駄目!私!!」

ドカーン!!
大井「北上さん!!」

提督「おま、ドアぶっ壊すな!!」

大井「北上さん!いた!わぁ、猫耳ですね!私とお話しましょう!!」ガシ

北上「え、ちょ 意味分かんない…提督助けてぇぇぇ」ズル―

提督「…」

18: 響提督 ◆Ew3/imucfM 2014/07/03(木) 16:53:20.42 ID:/ZFq2tiQ0
提督「響、前に私が小動物になったら~みたいなこと言ってたよな」

響「言ったね」

提督「まさか俺が可愛いとか言ったからわざと始めたことじゃないよな」

響「そうだと思うかい?」

提督「いや、その様子だとそんなことなさそう」

響「司令官は、その、どうだい?」

提督「は?」

響「いや、その、可愛いかって…」

提督「可愛い」

響「じゃ、じゃあ別に私はこのままでも…」モジモジ

提督「いや、なってて不便は無いだろうけどなんて言うんだ…違和感というか」

提督「その、スカートも●●れるんだろ…」

響「そうだね、しっぽが思ったように動かせない」

鈴谷「提督構ってー」

提督「いや、この感じだったらお前も戻っていいと思うんだけど」

鈴谷「そうかなー…まあいいや、どうせすることないしね~仕事手伝わせられる位なら戻るわ」

提督「はい」


提督「響」

響「なんだい」

提督「その耳もう一回触らせてくれよ」

響「どうして?」

提督「いや、じっくり見たい」

響「…  はい」スタスタ

提督「すげぇな…本物みたいだ」ふさふさ

響「くっ…ふ、司令官、くすぐったい…」

提督「一応感覚はあるんだな」フー

響「ひっ…!」ゾクッ

提督「おおすげぇ、耳としての機能はあるんだな」

響「そろそろ(机に)戻ってもいいかな…」

提督「おう悪いな」

20: 響提督 ◆Ew3/imucfM 2014/07/03(木) 17:57:47.63 ID:/ZFq2tiQ0
提督「…」スラスラ

響「…」スラスラ ピクピク

提督「…」ガリガリ

響「…」スラスラ ピクピクピク

提督「お前の耳が気になってしょうがねぇよ」

響「自然と動くからしょうがないんだよ」

提督「動くものに反応する…ハッ!俺も猫に!?」

響「司令官が猫になっても需要がないね」サラサラ

提督「どういう意味だよそれ」

響「何も言うまい…」


提督「腹減った。食堂いくぞ」

提督「いや、お前はキャットフードにするか?」

響「そうしてほしい」

提督「!?」

響「嘘だよ」

提督「俺が驚いてどうすんだろ…」



提督「ふぅ」ガチャ

響「…」

電「司令官さん、こんにちはなのd…!? 響ちゃんその耳なんなのですか!?」トテトテ

雷「電、どうしたの?騒いじゃダメよ…え!?響!なにそれ!」パタパタ

暁「こんなことではしゃいでるなんて子供ねっ」(さわりたいさわりたいさわりたいさわりたいさわりたい)


鈴谷「やっぱ猫耳生えるだけで見る目が違うというか…」

熊野「とうぜんですわ、あら、あそこに耳の生えた子がいますわよ」

島風「?」

鈴谷「あれ生まれつきだからしょうがない」

島風「!?」

21: 響提督 ◆Ew3/imucfM 2014/07/03(木) 18:07:00.93 ID:/ZFq2tiQ0
響「…」

雷「ねー響1なんでこんなのついたのー?」グイグイ

電「かわいいのです、電もほしいのです」グイグイ

響「あの、食べられないのだけど…」

暁「そうよ、響が困ってるじゃない」ガシッ

響「と言いつつしっぽを掴まないでくれるかな…」

暁「じゃ、邪魔だったから掴んでどけただけよ!」

提督(かわいいなぁ)


北上「…」カチャ

提督「おう、きたか… 北上痩せたか!?」

北上「ぇぇ…?そう…かな…あはは」トボトボ

提督「ありゃ大井に散々相手されたんだろうな」

響「おふぃほほふはへ」(お気の毒だね)

雷「ちょっとだけひげみたいなの生えてるー!」

電「すごいのです!」

提督「お前もな」

響「…」

23: 響提督 ◆Ew3/imucfM 2014/07/03(木) 18:16:23.51 ID:/ZFq2tiQ0
提督「あれ、普段お前魚食ったっけ」

響「なんとなく食べたくなった」

提督「これも猫化の影響か…」


鈴谷「いたっ…!あちゃー…口の中血出たっぽい…」

熊野「魚を普段から食べないからですわ、食べ方も汚いですし…」

鈴谷「くぅぅ…!悔しい! 食べ方めっちゃ綺麗なのが更に悔しい!!」


提督「あっちはあっちで苦労してるみたいだな」

響「…」

提督「どうした、喰わないのか」

響(この期に及んで魚の開き方がわからないなんて言えない…)

提督「ははーん…」

雷「響、食べないの?」

提督「食べないならおれ貰うわー(棒)」

響「わー、司令官酷い(棒)」

提督「うわーコレうまそうだわー(棒)」テキパキ

響「魚まで開いて食べるき満々だね司令官ー(棒)」

雷「司令官、これは響が食べるのよ!ダメよ!」パシ

提督「いいじゃないの~」

雷「なんて、だめよーダメダメなんて言うと思った?司令官」

提督「言うと思った」


響「…」モグモグ

雷「おいしい?」

提督「なんで我が子が自分の料理を食べるのを見るような目なんだ」

響「…おいしい」

雷「よかった!」パァァ

提督「母性溢れてんな…」

 
26: 響提督 ◆Ew3/imucfM 2014/07/03(木) 18:27:11.46 ID:/ZFq2tiQ0
響「ごちそうさま…と」カタ

雷「それだけでよかったの?」

響「なんだか、これ以上食べる気にならなくて」

提督「小食になったな」

雷「じゃあ、私も…」

響「司令官、散歩に行ってくる」

提督「散歩?  あぁ… わかった、行って来い 気をつけろよ」

鈴谷「あ、待って響ー私も行く」

提督「異様な光景すぎる…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
響「私が戻って来たね、おつかれ」

提督「自分で言うんだ…」

響「もう夜中か…司令官、やっぱり私は寝るよ」

提督「おう、おやすみ」

響「…」ドサッ

提督「そこ俺の寝る場所(ソファ)なんだけど」

響「…」モゾモゾ…

提督「丸まってる…何からなにまで猫だな…」

提督「俺どこで寝よう」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

妖精「もう少し…もう少しで…」

妖精2「あれ、主任さん!まだなにかやってるんですか!」

妖精「あ、うん 提督に頼まれ事があって…」

妖精2「主任さんって迷惑かけてますけど、なんだかんだ頼りにしてくれてますよね!」

妖精「ん…そうかな」

妖精2「そうですよ!まあどこまでが冗談かは見極められると思うので、頑張ってください!」

妖精「そーだね、ありがと」

28: 響提督 ◆Ew3/imucfM 2014/07/03(木) 19:05:34.32 ID:/ZFq2tiQ0
提督「おい響ー俺の寝る場所だぞーどけよー」ユサユサ

響「…」

提督「起きろよー」ユサユサ

響「うるさい」ガシュッ

提督「うわあああああひっかかれたああああいってええええ!!」

響「もっとうるさい」ボス

提督「うわああ弱いねこぱんち(?)喰らったああ」

響「寝る場所がないなら起きてるかそこで寝るかすればいいと思うよ」

提督「そんな酷いこというなよ…俺もココで寝るぞ!おら開けろ」グイグイ

響「…」

提督「はぁ…これだけあれば寝られるわ…」

提督「んごごごごご」

響「本当に寝るのが早いね…」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


提督「はっ、朝」

響 すー…

提督「ここで寝てたのか…」

提督「うわ、耳無くなってないよってか、髪サラッサラだわ」

響「……ぁ」

提督「あ、起こしちゃった」

響「司令官…おはよう…あ、耳は…」フサフサ

響「ある…」

30: 響提督 ◆Ew3/imucfM 2014/07/03(木) 19:10:56.91 ID:/ZFq2tiQ0
提督「いや、希望を捨てたらいかん、まだ、まだ…!」

ガチャァン…

妖精「や  り  ま  し  た」


提督「ふっ…まったく…お前は本当にバカなやつだよ…」

妖精「提督の頼みとあらば…」目の下にクマー


提督「本当に、できたんだな…!」


妖精「ええ…あとは、あとは、提督が…最後まで…」バタッ


提督「妖精ーーーーーーッ!!!!」


響「スパシーバ…」







カチャ
響「おはよう」


雷「あ、響…あなた、耳は?」


響「なくなってしまった…よ」


雷「ふふ…」

電「ふぅん…なんなのです…?」

暁「誰ー…?」



この後、暁がとっても落胆していたのをぼくは見かけた



おわり