3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/29(月) 23:40:06.23 ID:8wYzZW5c0
 
岡部「ラボの経済状況がいよいよヤバい」

岡部「…ラボメンは増えたが、収入源は未だにまゆり頼み…。これじゃ足りなくなるのも当たり前か…」

岡部「というわけで、新しい未来ガジェットを一刻も早く製作して、販売するしか手立てはない」

岡部「…しかし、他のラボメンははっきり言って充てにならん」

岡部「というわけで頼むぞ、@ちゃんねらーず!!」

岡部「…別に一人だから寂しいわけではないぞ」

引用元: 岡部「安価で未来ガジェットをつくる」 



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/29(月) 23:40:06.23 ID:8wYzZW5c0

岡部「ラボの経済状況がいよいよヤバい」

岡部「…ラボメンは増えたが、収入源は未だにまゆり頼み…。これじゃ足りなくなるのも当たり前か…」

岡部「というわけで、新しい未来ガジェットを一刻も早く製作して、販売するしか手立てはない」

岡部「…しかし、他のラボメンははっきり言って充てにならん」

岡部「というわけで頼むぞ、@ちゃんねらーず!!」

岡部「…別に一人だから寂しいわけではないぞ」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/29(月) 23:43:40.05 ID:8wYzZW5c0
岡部「さて・・・開発に関してだが・・・」

岡部「果たして俺一人でできるのか・・・?」

岡部「・・・まあマイナス思考してもいかんな。何事も経験だ」

岡部「ふっ・・・これも運命石の選択か・・・」



岡部「とりあえず、まずは材料集めだ」



>>12

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/29(月) 23:44:47.80 ID:mttkekji0
小惑星イトカワ表面の岩石

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/29(月) 23:50:01.14 ID:8wYzZW5c0
ピッ

岡部「俺だ。緊急任務が降りた。――そう、『機関』にかかわることだ」

岡部「これは最優先機密機構に基づく重要な任務だ・・・失敗は許されない・・・」

岡部「ああ、わかってるさ・・・報酬はのぞみどおりにしよう」

岡部「わかっているさ・・・これも運命石の選択・・・エル・プサイ・コングルゥ」

ピッ


岡部「とまあ、そんなノリでフェイリスに掛け合ってみたら・・・」

岡部「関係者の中にはやぶさの乗組員がいたそうで」


岡部「何とか手に入った」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/29(月) 23:52:44.53 ID:8wYzZW5c0
岡部「しかし・・・予想以上に埃っぽいぞ・・・なんとなしに重いしな・・・」

岡部「まあ人類の遺産的なもので言えば凄まじく価値のあるものなのだろうが・・・・」

岡部「・・・・・」

岡部「これだけでどうしろってんだよ・・・」




岡部「とりあえず、材料が足りんな」

岡部「何かいいのはないか?」

>>26

>>30

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/29(月) 23:53:23.64 ID:hx7chW1J0
けがに

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/29(月) 23:54:00.13 ID:lJbuNUNX0
決して諦めないという強い心

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/29(月) 23:59:35.94 ID:8wYzZW5c0
 

岡部「念願のケガニをスーパーで手に入れたぞ、っと・・・」

岡部「しかし」小惑星の岩石とケガニ・・・これを組み合わせた用途がまったくもって思いつかん・・・」

岡部「くそ・・・ここまでなのか・・・?」

―――・・・しぃは、知ってるよ?

岡部「!?」

――オカリンは、決してあきらめる人じゃないってこと・・・

岡部「・・・!」

岡部「そうか・・・俺は何をやっているんだ・・・」

岡部「こんなところで諦めてられるか!!」

岡部「すべては、運命石の選択である!!」



岡部「さあ!材料は揃った!あとは作るだけだ!」

岡部「まずはどうする!?」

>>41

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 00:00:48.90 ID:r5ElVKhB0
岩石を売る

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 00:06:24.78 ID:dK8iydRU0
ピッ

岡部「俺だ。大変な物を手に入れてしまった・・・こいつを手にしたものは、世界の混沌と秩序を掌握できるってくらいヤバイ代物だ・・・」

岡部「・・・ああ、わかってる。こいつは危険だ。野放しにしておけない・・・だから、お前に託すことにした・・・」

岡部「危なくなったら、俺にかまわず逃げろ。・・・何を言ってんだ、お前を失うわけにはいかないさ・・・」

岡部「頼んだぞ・・・すべては運命石の選択・・・エル・プサイ・コングルゥ」

ピッ


岡部「と、こんな感じでダルを仲介にその手の業者に売りつけたわけだが」

岡部「研究機関やらSFマニアやらかなりの買い手がつき、オークションで競売されたわけだが・・・」



最終卸値   5’300’000’000\

岡部「ご覧のありさまだよ」

岡部「・・・何か買うか?」

>>52

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 00:07:19.85 ID:e8KS+Qr40
CERN

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 00:16:29.36 ID:dK8iydRU0

ピッ

岡部「俺だ。ついにこの日がやってきた。・・・ああ、そうだ・・・ラグナログだ・・・」

岡部「この最終決戦を前に、やつらも全力を上げてかかってくるだろう・・・そうしたら、俺も生きては戻ってこられないかもしれないな・・・」

岡部「・・・もし、俺が帰ってこなかったら、両親に伝えてくれ・・・『愛している』、と」

岡部「・・・ッ! バカヤロウ!お前を危険な目に合わせられるか!・・・そうだ、汚れ役は俺だけでいいんだ・・・」

岡部「ああ、わかってる・・・生きて帰ってきたら、一杯奢れよ・・・」

岡部「エル・・・プサイ・・・コングルゥ・・・!」

岡部「などの問答をノリでやったあとに、取りあえず記者である萌郁に『ねぇーSERNって知らないー?』みたいなノリできいてみた」

岡部「・・・まさか萌郁が末端組織とは思わなかったが・・・世間は狭いなぁ」

岡部「まぁ機密保持とか何とかで抵抗してきたけど、何とかなった」


岡部「・・・最終的には唇で黙らせたがな・・・」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 00:22:22.11 ID:dK8iydRU0
岡部「萌郁をちょうky―-ゲフンゲフン――仲間にした俺は、萌郁の上司がMr.ブラウンであることを突き止めた」

岡部「Mr.ブラウンに問い詰め、銃を突きつけられたが・・・撃退した」

岡部「・・・本当は協力しないと小動物の命はないとかあることないこと吹き込んで丸め込んだが・・・」

岡部「そこからは簡単だった。同じように芋ずるでSERNの上司にきょうh―ゲフンゲフン―説得を繰り返し」

岡部「委員会までたどり着いた俺はSERNの指揮権と経営権を53億で買った」

岡部「・・・相手さん、泣いてたな・・・」


岡部「さあ、そろそろいいだろう。未来ガジェットを作るぞ」

まずは何する?

>>76

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 00:23:51.00 ID:aO4yln1fP
SERN売却で資金確保

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 00:25:16.37 ID:dK8iydRU0
岡部「考えてれば資金が底をついてきたな・・・これでは心もとない」

岡部「よしっ!SERNを売却するぞ!」

岡部「どこに売り込めばいい?」

>>85

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 00:26:50.72 ID:1tspnW0K0
アルカイダ

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 00:33:37.93 ID:dK8iydRU0
ピッ

岡部「俺だ。・・・ついに、ラグラログを決した・・・俺たちは、かったんだ・・・」

岡部「・・・いや、まだ終わってない・・・これだけでは、世界は救われない・・・俺には、まだ仕事が残ってる・・・」

岡部「そうだ、この化け物を・・・もう、誰の目にも届かない場所へと、封印する必要があるのだ・・・」

岡部「・・・ああ、最後の儀式は俺に譲ってくれ・・・武運を祈る、エル・プサイ・コングルゥ・・・」

ピッ

岡部「というやり取りを――え?飽きた?知るか。俺はやりたいんだ」

岡部「まぁ、いい。SERNはもう売り払った」

岡部「上野をほっつきあるいていたアラブっぽい連中に、売ってやった」

岡部「俺にはもう必要なかったが、あいつらは『ムハンマド・アスル・アッラー!』とか何とか叫んでたな・・・まあ
喜んでもらえて何よりだ」

岡部「しかし、不法者に売ったせいか、1000円にしかならなかった」

岡部「さすがにケガニと気合ではどうにもならん」

岡部「これで何か買うぞ」



>>100

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 00:35:16.64 ID:aluuz4dS0
ワタリガニ

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 00:38:36.46 ID:dK8iydRU0
カタカタカタカタ

岡部「よしっ、通販でワタリガニを購入した!・・・安い外国産のものしか買えなかったが」

岡部「何はともあれ、これで材料は・・・」

岡部「・・・揃った・・・のか?」

岡部「・・・違う」

岡部「ケガニ、ワタリガニ、そして決して諦めないという強い心・・・」

岡部「あとひとつ、何かが足りないんだ・・!」

岡部「そう、最後の、何かが・・・!」

岡部「それは何だ!?」


>>114

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 00:40:02.10 ID:zB4J3TWy0
土鍋

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 00:46:38.10 ID:dK8iydRU0
岡部「勝利の時はきた!」

岡部「この俺は!この俺はあらゆる陰謀に屈せず、己の信念を貫き、ついに最終聖戦を戦い抜いたのだ!」

岡部「この勝利のため、我が手足となって戦ってくれた仲間たちに、感謝を!」

岡部「訪れるのは俺が望んだ世界なり!」

岡部「全ては運命石の扉(シュタインズ・ゲート)の選択である!」

岡部「世界は・・・再構成される!!」

そうして俺は震える手でスイッチを押した・・・


紅莉栖「ハロー・・・って、あら、いい匂いがするわね」

まゆり「トゥットゥルー☆ただいまなのです!まゆしいはジューシーからあげを――あー!オカリンずるいー!一人で蟹鍋食べてるー!」

ダル「ただいまだおー・・・って、あっちぃー・・・うわ、こんなクソ暑い時に鍋とか、オカリン、一
人我慢大会でもしてたん?」

岡部「そんなわけあるか。これは『機関』との戦いの末に勝利して得たもので」

紅莉栖「妄想乙。まぁいいわ。おなか減ったし、貰ってもいいでしょ?」

まゆり「まゆしいも食べたいのです!」

ダル「んー。まぁ夏に鍋ってのも乙だお。僕も貰うお」

岡部「ああ、かまわん、入れ」

ダル「ただいまだおー・・・」

128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 00:53:37.85 ID:dK8iydRU0
ごめん、最後の1行ミスった

紅莉栖「何この鍋・・・。蟹しか入ってないじゃない・・・」

岡部「何だセレセブよ。贅沢極まりない鍋にお前なら感涙極まりないと思ったのだが」

紅莉栖「誰がセレセブだ!こんな鍋、味気なさすぎじゃない!」

まゆり「じゃあ、から揚げとバナナでも入れるー?」

ダル「じゃあ僕は、冷やしパ  でも・・・」

岡部「勝手にやみ鍋にするなそこの二人!」

紅莉栖「はあ・・・しょうがないから、材料買ってくるわよ。行こう、まゆり」

まゆり「うん!ねぇーねぇー紅莉栖ちゃん!まゆしぃ、牛すじ一杯買っていい?」

紅莉栖「いや、蟹と一緒にそれはやめた方がいいと思うわ・・」

ダル「あー、オカリン。どうせならさ、皆も呼ばね?」

岡部「む。そうだな。丁度いい。第78回円卓会議でも始めるとするか」

紅莉栖「設定ワロス。じゃあ、買出しは私とまゆりで行ってくるから、岡部は皆を呼んでて」

133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 00:59:36.05 ID:dK8iydRU0


数十分後

紅莉栖「お待たせ。白菜としらたき買ってきたわ」

まゆり「お肉も増量だよー♪いっぱい食べようね!」

萌郁「・・・ご飯、持ってきた」

ルカ「あ、あの・・・僕は、卵とねぎを」

フェイリス「にゃにゃ!フェイリスは最高級霜降り牛を持ってきたのにゃん!遠慮なく、めしあがれ☆」

鈴羽「ちぃーっす。私はシンプルだけど、うどんだよー。やっぱ〆がないとねー」

こうして俺たちは、平和な鍋大会を開くことになった。

未来ガジェットの材料は、皆の胃袋の中に消えてしまったが・・・

それでも、俺はこうした一時を守り通せたのなら、それは価値のあるものになったのだろう。

経済難はまだ解消されないが、今はただ、この一時を楽しもう。

そう、すべては、運命石(シュタインズ・ゲート)の選択なのだから・・・



おわり